JP2017125651A - Air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は空気調和機に関する。 The present invention relates to an air conditioner.
特許文献1に開示されるように、電気集塵装置は一般に知られる。電気集塵装置は帯電電極を備える。帯電電極は線電極および平面電極で構成される。線電極から平面電極に向かって放電が実施される。気流は平面電極同士の間で放電に曝される。こうして気流中の粉塵は帯電する。帯電微粒子(帯電電極の放電で帯電した微粒子)は反発電極で跳ね返されて集塵電極に付着する。こうして集塵効率は高められる。 As disclosed in Patent Document 1, an electrostatic precipitator is generally known. The electrostatic precipitator includes a charging electrode. The charging electrode is composed of a line electrode and a planar electrode. Discharge is performed from the line electrode toward the planar electrode. The airflow is exposed to discharge between the planar electrodes. Thus, the dust in the airflow is charged. Charged fine particles (fine particles charged by discharge of the charged electrode) are bounced off by the repelling electrode and adhere to the dust collecting electrode. Thus, the dust collection efficiency is increased.
特許文献1では集塵電極および反発電極は繊維フィルタおよび導電性コーティングの積層体で構成される。気流は繊維フィルタに直交する方向から直線経路に沿って流入する。直線経路中に気流に平行に平面電極が並べられる。図示されないものの、直線経路の上流端には吸込口が区画されると考えられる。吸込口と積層体とは直線経路で結ばれることから、どの位置に平面電極が設置されても、気流は確実に放電に曝されることができる。 In Patent Document 1, the dust collection electrode and the repulsion electrode are composed of a laminate of a fiber filter and a conductive coating. The airflow flows along a straight path from a direction orthogonal to the fiber filter. Planar electrodes are arranged in parallel to the air flow in the straight path. Although not shown, it is considered that a suction port is defined at the upstream end of the straight path. Since the suction port and the laminated body are connected by a straight path, the airflow can be reliably exposed to the discharge regardless of the position of the planar electrode.
その一方で、空気調和機では、ファンが作動すると、吸込口から筐体内に空気が流れ込む。筐体内から吹出口に向かって空気は吹き出される。空気はフィルタの全域を満遍なく通過する。したがって、流通する空気全体の微粒子を帯電させることができれば、フィルタは全域で効率的に帯電微粒子を捕獲することができる。しかしながら、こうして帯電微粒子が筐体内に充満すると、筐体内の部品や内壁面に帯電微粒子が付着し、汚れの原因となることが懸念される。 On the other hand, in the air conditioner, when the fan operates, air flows into the housing from the suction port. Air is blown out from the inside of the housing toward the outlet. Air passes through the entire filter. Therefore, if the fine particles in the entire circulating air can be charged, the filter can efficiently capture the charged fine particles in the entire area. However, if the charged fine particles fill the casing in this way, there is a concern that the charged fine particles may adhere to the components and the inner wall surface in the casing and cause contamination.
本発明は、筐体内の部品や内壁面への汚れの付着を防止することができる空気調和機を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the air conditioner which can prevent the adhesion of the stain | pollution | contamination to the components in a housing | casing, or an inner wall surface.
本発明の一形態は、吸込口および吹出口を有する筐体と、前記筐体に収容されて、前記吸込口と前記吹出口の間に配置される熱交換器と、前記筐体に収容されて、前記熱交換器と前記吹出口の間に配置されるファンと、前記吸込口と前記熱交換器の間に配置される誘電体からなるフィルタと、前記フィルタと前記熱交換器の間に配置されて、導電性の平滑面で前記フィルタに向き合わせられ、前記平滑面に穿たれて前記流通方向に貫通する複数の開口を有するグラウンド電極と、前記吸込口と前記フィルタの間に配置され、前記平滑面に向き合わせられて電圧の印加に応じて前記平滑面に向かって放電する複数の針電極とを備える空気調和機に関する。 One embodiment of the present invention includes a housing having an inlet and an outlet, a heat exchanger accommodated in the housing and disposed between the inlet and the outlet, and accommodated in the housing. A fan disposed between the heat exchanger and the air outlet, a filter made of a dielectric disposed between the suction port and the heat exchanger, and between the filter and the heat exchanger. And a ground electrode having a plurality of openings that face the filter with a conductive smooth surface, penetrate the smooth surface and penetrate in the flow direction, and are disposed between the suction port and the filter. And an air conditioner including a plurality of needle electrodes that face each other and discharge toward the smooth surface in response to voltage application.
ファンが作動すると、吸込口から筐体内に空気が流れ込む。針電極からグラウンド電極に向かって放電が実施されると、空気中の塵埃等の微粒子は特定の極性に帯電する。気流はフィルタを通過する。気流中の帯電微粒子(帯電した微粒子)はフィルタに付着する。このとき、針電極と一体化された風向板によって、帯電微粒子が気流によってフィルタに向かって方向づけられるようにしてもよい。帯電微粒子はフィルタ以外の範囲に散らばらないので、針電極およびグラウンド電極の上流で筐体内に帯電微粒子が充満することはない。筐体内の部品や内壁面に対して汚れの付着は防止されることができる。 When the fan operates, air flows into the housing from the suction port. When discharge is performed from the needle electrode toward the ground electrode, fine particles such as dust in the air are charged to a specific polarity. The airflow passes through the filter. Charged fine particles (charged fine particles) in the airflow adhere to the filter. At this time, the charged fine particles may be directed toward the filter by the airflow by a wind direction plate integrated with the needle electrode. Since the charged fine particles are not scattered in a range other than the filter, the charged fine particles are not filled in the casing upstream of the needle electrode and the ground electrode. Dirt can be prevented from adhering to the components and the inner wall surface in the housing.
前記針電極は、前記平滑面に向き合わせられる平坦な下流側端面と、前記下流側端面から前記平滑面に向かって突き出て頂点に向かって先細り、電極として機能する山形片とを有する金属板から形成されてもよい。針電極は金属板から打ち抜かれて形成されることができる。山形片の頂点から放電は実現される。 The needle electrode is a metal plate having a flat downstream end face facing the smooth surface, a chevron protruding from the downstream end face toward the smooth surface and tapering toward the apex, and functioning as an electrode. It may be formed. The needle electrode can be formed by punching from a metal plate. Discharge is realized from the top of the chevron.
前記針電極は、前記フィルタを保持する保持ユニットに組み込まれて前記筐体内に収容されてもよい。こうして針電極は保持ユニットの1構成要素として取り扱われる。保持ユニットごと筐体に装着されたり筐体から取り外されたりする。空気調和機の組み立てにあたって作業性は向上する。 The needle electrode may be incorporated in a holding unit that holds the filter and housed in the housing. The needle electrode is thus handled as one component of the holding unit. The holding unit is attached to or removed from the casing. Workability is improved when assembling the air conditioner.
以上のように、筐体内の部品や内壁面に対して汚れの付着を防止することができる空気調和機は提供される。 As described above, an air conditioner that can prevent dirt from adhering to the components and the inner wall surface of the housing is provided.
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
(1)空気調和機の構成
図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機11の構成を概略的に示す。空気調和機11は室内機12および室外機13を備える。室内機12は例えば建物内の室内空間に設置される。その他、室内機12は室内空間に相当する空間に設置されればよい。室内機12には室内熱交換器14が組み込まれる。室外機13には圧縮機15、室外熱交換器16、膨張弁17および四方弁18が組み込まれる。室内熱交換器14、圧縮機15、室外熱交換器16、膨張弁17および四方弁18は冷凍回路19を形成する。
(1) Configuration of Air Conditioner FIG. 1 schematically shows a configuration of an air conditioner 11 according to an embodiment of the present invention. The air conditioner 11 includes an
冷凍回路19は第1循環経路21を備える。第1循環経路21は四方弁18の第1口18aおよび第2口18bを相互に結ぶ。第1循環経路21には、圧縮機15が設けられている。圧縮機15の吸入管15aは四方弁18の第1口18aに冷媒配管を介して接続される。第1口18aからガス冷媒は圧縮機15の吸入管15aに供給される。圧縮機15は低圧のガス冷媒を所定の圧力まで圧縮する。圧縮機15の吐出管15bは四方弁18の第2口18bに冷媒配管を介して接続される。圧縮機15の吐出管15bからガス冷媒は四方弁18の第2口18bに供給される。冷媒配管は例えば銅管であればよい。
The
冷凍回路19は第2循環経路22をさらに備える。第2循環経路22は四方弁18の第3口18cおよび第4口18dを相互に結ぶ。第2循環経路22には、第3口18c側から順番に室外熱交換器16、膨張弁17および室内熱交換器14が組み込まれる。室外熱交換器16は、通過する冷媒と周囲の空気との間で熱エネルギーを交換する。室内熱交換器14は、通過する冷媒と周囲の空気との間で熱エネルギーを交換する。第2循環経路22は例えば銅管などの冷媒配管で形成されればよい。
The
室外機13には送風ファン23が組み込まれる。送風ファン23は室外熱交換器16に通風する。送風ファン23は例えば羽根車の回転に応じて気流を生成する。気流は室外熱交換器16を通り抜ける。通り抜ける気流の流量は羽根車の回転数に応じて調整される。
A
室内機12には送風ファン24が組み込まれる。送風ファン24は室内熱交換器14に通風する。送風ファン24は羽根車の回転に応じて気流を生成する。送風ファン24の働きで室内機12には室内空気が吸い込まれる。室内空気は室内熱交換器14を通り抜け冷媒と熱交換する。熱交換された冷気または暖気の気流は室内機12から吹き出される。通り抜ける気流の流量は羽根車の回転数に応じて調整される。
A
冷凍回路19で冷房運転が実施される場合には、四方弁18は第2口18bおよび第3口18cを相互に接続し第1口18aおよび第4口18dを相互に接続する。したがって、圧縮機15の吐出管15bから高温高圧の冷媒が室外熱交換器16に供給される。冷媒は室外熱交換器16、膨張弁17および室内熱交換器14を順番に流通する。室外熱交換器16では冷媒から外気に放熱する。膨張弁17で冷媒は低圧まで減圧される。減圧された冷媒は室内熱交換器14で周囲の空気から吸熱する。冷気が生成される。冷気は送風ファン24の働きで室内空間に吹き出される。
When the cooling operation is performed in the
冷凍回路19で暖房運転が実施される場合には、四方弁18は第2口18bおよび第4口18dを相互に接続し第1口18aおよび第3口18cを相互に接続する。圧縮機15から高温高圧の冷媒が室内熱交換器14に供給される。冷媒は室内熱交換器14、膨張弁17および室外熱交換器16を順番に流通する。室内熱交換器14では冷媒から周囲の空気に放熱する。暖気が生成される。暖気は送風ファン24の働きで室内空間に吹き出される。膨張弁17で冷媒は低圧まで減圧される。減圧された冷媒は室外熱交換器16で周囲の空気から吸熱する。その後、冷媒は圧縮機15に戻る。
(2)室内機の構成
図2は一実施形態に係る室内機12の外観を概略的に示す。室内機12の本体(筐体)26にはアウターパネル27が覆い被さる。本体26の下面には吹出口28が形成される。こうして本体26は吹出口28を有する。吹出口28は室内に向けて開口する。本体26は例えば室内の壁面に固定されることができる。室内熱交換器14で冷気または暖気が生成され、冷気または暖気の気流は吹出口28から吹き出す。
When the heating operation is performed in the
(2) Configuration of Indoor Unit FIG. 2 schematically shows the appearance of the
吹出口28には前後1対の上下風向板31a、31bが配置される。上下風向板31a、31bはそれぞれ本体の長手方向と平行な水平軸線32a、32b回りに回転することができる。回転に応じて上下風向板31a、31bは吹出口28を開閉する。上下風向板31a、31bの角度に応じて、吹き出される気流の方向は変えられる。
A pair of front and rear
図3に示されるように、本体26には吸込口33が形成される。吸込口33は本体26の正面および上面で開口する。こうして本体26は吸込口33を有する。アウターパネル27は本体26の正面で吸込口33に覆い被さることができる。室内の空気は吸込口33から本体26内に取り込まれ、室内熱交換器14に向けて供給される。このように、室内熱交換器14は、本体26に収容されて、吸込口33および吹出口28の間に配置される。
As shown in FIG. 3, a
吸込口33には水平軸線32a、32bに平行な方向にエアフィルタアセンブリ34が並べられる。エアフィルタアセンブリ34はエアフィルタ35およびダストボックス36を備える。エアフィルタ35はダストボックス36に保持される。ダストボックス36は本体26に着脱自在に取り付けられる。ダストボックス36が本体26にセットされると、エアフィルタ35は吸込口33の全面にわたって配置される。こうしてエアフィルタ35は本体26内で吸込口33および室内熱交換器14の間に配置される。
An
ダストボックス36には前側のフィルタレール38が形成される。本体26には前側のフィルタレール38の延長線上に対応して後側のフィルタレール39が形成される。フィルタレール38、39は水平軸線32a、32bに直交する垂直面に沿って延びる。エアフィルタ35の左右両端はスライド自在にフィルタレール38、39に保持される。フィルタレール38、39はエアフィルタ35の前後移動を案内する。
A
図4に示されるように、本体26には送風ファン24が回転自在に支持される。送風ファン24には例えばクロスフローファンが用いられる。送風ファン24は水平軸線32a、32bに平行な回転軸41回りで回転する。送風ファン24の回転軸41は本体26の設置時の水平方向に延びる。送風ファン24は吹出口28に平行に配置される。送風ファン24には駆動源(図示されず)から回転軸41回りの駆動力が伝達される。駆動源は本体26に支持される。送風ファン24の回転に応じて気流は室内熱交換器14を通過する。その結果、冷気または暖気の気流が生成される。冷気または暖気の気流は吹出口28から吹き出される。このように、送風ファン24は、本体26に収容されて、室内熱交換器14および吹出口28の間に配置される。
As shown in FIG. 4, the
室内熱交換器14は前側体14aおよび後側体14bを備える。前側体14aは送風ファン24の前側から送風ファン24に向き合わせられる。後側体14bは送風ファン24の後側から送風ファン24に向き合わせられる。前側体14aおよび後側体14bは上端で相互に連結される。前側体14aおよび後側体14bは冷媒管42aを有する。すなわち、冷媒管42aは、水平軸線32a、32bに平行に延び、本体26の正面視左右端で折り返され、再び水平軸線32a、32bに平行に延び、再び本体26の正面視左右端で折り返され、これらが繰り返される。冷媒管42aは第2循環経路22の一部を構成する。冷媒管42aには複数の放熱フィン42bが結合される。放熱フィン42bは水平軸線32a、32bに直交しつつ相互に平行に広がる。冷媒管42aおよび放熱フィン42bは例えば銅やアルミニウムといった金属材料から形成されることができる。冷媒管42aおよび放熱フィン42bを通じて冷媒と空気との間で熱交換が実現される。
The
図4に示されるように、エアフィルタアセンブリ34はフィルタ清掃ユニット43を備える。ダストボックス36はフィルタ清掃ユニット43の1構成要素を担う。ダストボックス36は上ダストボックス45および下ダストボックス46を備える。上ダストボックス45はエアフィルタ35の前面側に配置される。上ダストボックス45はカバー47を有する。カバー47はボックス本体48の貯留空間49を開閉する。下ダストボックス46はエアフィルタ35の後面側に配置される。上ダストボックス45および下ダストボックス46はエアフィルタ35挟み込む。エアフィルタ35の清掃時、概ねエアフィルタ35の前面の塵埃は上ダストボックス45のボックス本体48に回収され、エアフィルタ35の後面の塵埃は下ダストボックス46に回収される。
As shown in FIG. 4, the
フィルタ清掃ユニット43は第1従動ギア51および第2従動ギア52を備える。第1従動ギア51は上ダストボックス45に支持される。第1従動ギア51は水平軸53回りで回転する。第1従動ギア51の歯は上ダストボックス45の外面から部分的に露出する。同様に、第2従動ギア52は下ダストボックス46に支持される。第2従動ギア52は水平軸54回りで回転する。第2従動ギア52は、下ダストボックス46の両端でエアフィルタ35を駆動する。第2従動ギア52の歯は下ダストボックス46の外面から部分的に露出する。エアフィルタアセンブリ34が本体26にセットされると、第1従動ギア51は本体26に搭載の第1駆動ギア(図示されず)に噛み合い、同様に第2従動ギア52は本体26に搭載の第2駆動ギア(図示されず)に噛み合う。個々の駆動ギアには個別に電動モータといった駆動源(図示されず)が連結される。個々の駆動源から供給される駆動力に応じて第1従動ギア51および第2従動ギア52は個別に回転する。
The
図5に示されるように、エアフィルタ35はフレーム61および誘電体からなるメッシュシート62を備える。メッシュシート62は例えばポリエチレンテレフタラートの繊維(樹脂繊維)を格子状に組み合わせて構成される。メッシュシート62はフレーム61に支持される。フレーム61はメッシュシート62の形状を保持する機能を有する。フレーム61は樹脂材料(例えばポリプロピレン)から成形される。フレーム61およびメッシュシート62は絶縁体63を構成する。メッシュシート62のメッシュは気流に対して交差し通気路を区画する。
As shown in FIG. 5, the
エアフィルタ35のフレーム61にはラック64が形成される。ラック64は、フレーム61の左右両側に配置される。ラック64は、下ダストボックス46に収納されるピニオン(図示されず)に噛み合う。ピニオンは第2従動ギア52に連結される。第2従動ギア52の回転はピニオンに伝達される。こうして第2従動ギア52の回転に応じて、エアフィルタ35はフィルタレール38、39に沿って前後に移動する。上ダストボックス45および下ダストボックス46に対してエアフィルタ35は相対的に移動する。
A
図6に示されるように、フィルタ清掃ユニット43は清掃ブラシ66を備える。清掃ブラシ66は上ダストボックス45内に収納される。清掃ブラシ66はブラシ台座67を備える。ブラシ台座67は第1従動ギア51からの駆動力により水平軸68回りに回転することができる。ブラシ毛69はブラシ台座67の筒面上に所定の中心角範囲にわたって配置される。ブラシ毛69の植毛範囲はブラシ台座67の軸方向にエアフィルタ35を横切る広がりを有する。清掃ブラシ66は所定の回転位置でブラシ毛69をエアフィルタ35に接触させ当該回転位置以外ではブラシ毛69をエアフィルタ35から離脱させる。ブラシ毛69がエアフィルタ35に接触する状態で水平軸線32a、32bに直交する垂直面に沿った方向にエアフィルタ35が移動すると、エアフィルタ35の前面に付着した塵埃はブラシ毛69に絡め取られることができる。
As shown in FIG. 6, the
フィルタ清掃ユニット43はブラシ受け71を備える。ブラシ受け71は下ダストボックス46内に収納される。ブラシ受け71は受け面72を有する。受け面72は清掃ブラシ66に向き合わせられる。ブラシ毛69がエアフィルタ35に接触する際に受け面72はブラシ毛69との間にエアフィルタ35を挟み込む。その他、受け面72にはブラシ毛が植毛されてもよい。
The
エアフィルタアセンブリ34はイオナイザ73を備える。イオナイザ73は、本体26内でエアフィルタ35と室内熱交換器14の間に配置されて、導電性の平滑面75でエアフィルタ35の背面に向き合わせられるグラウンド電極76を有する。グラウンド電極76の平滑面75はフィルタレール38を含む仮想平面に平行に広がる。したがって、平滑面75はエアフィルタ35の背面に等間隔に向き合わせられる。
The
イオナイザ73は、本体26内で吸込口33とエアフィルタ35の間に配置されて、エアフィルタ35に気流を向かせる風向板77と、風向板77で方向づけられた気流内に点在し、グラウンド電極76の平滑面75に向き合わせられて電圧の印加に応じて平滑面75に向かって放電する複数の針電極78とを有する。放電によってイオンが生成される。ここでは、針電極78は風向板77に一体化される。針電極78の先端は等間隔で平滑面75に向き合わせられる。風向板77はエアフィルタアセンブリ34に組み込まれて本体26内に収容される。
The ionizers 73 are disposed in the
図7に示されるように、グラウンド電極76は、平滑面75に穿たれて気流の流通方向に貫通する複数の開口79を有する。ここでは、グラウンド電極76には、平滑面75側から打ち抜かれたシート状のパンチングメタル(パンチングメタルシート)が用いられる。パンチングメタルシートは例えばステンレス鋼といった金属板から形成されればよい。グラウンド電極76では単位面積当たりの開口率は例えば40%以上60%以下に設定されればよい。開口率が40%を下回ると、電気的な障壁の効果は高まるものの気流の流通が妨げられる。その一方で、開口率が60%を上回ると、気流の流通抵抗は低下するものの電気的な障壁の形成にあたって大きな電流が要求されてしまう。その他、グラウンド電極76には、パンチングメタルシートに代えて導電性樹脂シートが用いられてもよい。導電性樹脂シートは、金属材料や炭素その他の導電材フィラーの働きで導電性を有し、自ら形状を維持する所定の剛性を備えればよい。導電性は金属めっき膜で付与されてもよい。
As shown in FIG. 7, the
図8に示されるように、イオナイザ73は、風向板77および針電極78を支持する絶縁性の枠体81を備える。枠体81は、例えば本体26に固定される上ダストボックス45に固定される。枠体81は例えば上ダストボックス45に着脱自在に取り付けられればよい。こうして風向板77はエアフィルタアセンブリ34に組み込まれて本体26内に収容される。
As shown in FIG. 8, the ionizer 73 includes an insulating
風向板77は、平滑面75に向き合わせられる平坦な下流側端面82と、下流側端面から平滑面75に向かって突き出て頂点に向かって先細り、針電極78として機能する複数の山形片83を有する金属板から形成される。個々の風向板77は送風ファン24の回転軸41に平行に広がる。風向板77同士は相互に平行に並べられる。こうして複数の風向板77はルーバーの態様を形成する。
The
個々の風向板77は本体26に搭載の高電圧電源84に接続される。配線を通じて風向板77には高電圧が供給される。高電圧の供給を受けて針電極78から平滑面75に向かって放電が行われる。放電によって空気中にイオンが放出される。風向板77と高電圧電源84との間で配線には着脱可能な電気接点(図示されず)が形成される。エアフィルタアセンブリ34の取り付けおよび取り外しの際には電気接点の働きで配線の結合および分断が実現される。
Each
(3)室内機の動作
送風ファン24が動作すると、吸込口33から本体26内に気流は吸い込まれる。本体26内では吸込口33から吹出口28に向かって気流が生成される。気流はエアフィルタ35を通過して室内熱交換器14を通過する。冷房運転時には空気は室内熱交換器14で冷却されて吹出口28から吹き出される。暖房運転時には空気は室内熱交換器14で暖められて吹出口28から吹き出される。気流がエアフィルタ35を通過する際にメッシュシート62のメッシュの大きさよりも大きい塵埃はメッシュを通過することができない。大きい塵埃はエアフィルタ35の前面に捕獲される。メッシュの大きさよりも小さい塵埃などの微粒子は、後述する分極の働きで絶縁体のエアフィルタ35に付着する。こうして室内熱交換器14に向かって流れる気流から塵埃などは除去される。室内熱交換器14には清浄な気流が流れ込む。吹出口28から清浄な空気の冷気または暖気は吹き出される。
(3) Operation of indoor unit When the
エアフィルタ35の清掃が行われる際のフィルタ清掃ユニット43の動作について説明する。ブラシ台座67の回転動作に応じて清掃ブラシ66のブラシ毛69はエアフィルタ35の前面に接触する。このとき、エアフィルタ35の後面はブラシ受け71の受け面72に受け止められる。エアフィルタ35はブラシ毛69と受け面72との間に挟まれる。第2従動ギア52が駆動されると、エアフィルタ35がフィルタレール38、39に沿って前後に移動する。エアフィルタ35の移動に応じてブラシ毛69はエアフィルタ35の前面をなぞる。こうしてブラシ毛69はエアフィルタ35の前面から大きな塵埃を絡め捕る。絡め捕られた塵埃は上ダストボックス45に回収される。エアフィルタ35の後面では、受け面72とエアフィルタ35が接触することで微粒子はエアフィルタ35から落下する。落下した微粒子は下ダストボックス46に回収される。
The operation of the
本体26内に流れ込んだ空気は風向板77の働きでエアフィルタ35に向かって方向づけられる。針電極78からグラウンド電極76に向かって放電が実施されると、気流中の塵埃等の微粒子は特定の極性に帯電する。気流はエアフィルタ35を通過する。
The air flowing into the
針電極78に電圧がかけられると、誘電体であるエアフィルタ35は、針電極78に対向する側が針電極78の極性とは逆の極性となるように分極する。そのため、気流中の帯電微粒子(帯電した微粒子)は、帯電微粒子とは逆の極性であるエアフィルタ35の針電極78側に付着し易くなる。さらに、気流中の帯電微粒子はエアフィルタ35に向かって方向づけられる。したがって、帯電微粒子はエアフィルタ35以外の範囲に散らばらないので、針電極78およびグラウンド電極76の上流で本体26内に帯電微粒子が充満することはない。本体26内の部品や内壁面に対して汚れの付着は防止されることができる。
When a voltage is applied to the
前述のように針電極78は風向板77に一体化される。風向板77の配置に応じて針電極78は確実に気流中に配置される。したがって、空気調和機11の組み立てにあたって作業性は向上する。
As described above, the
風向板77は、平滑面75に向き合わせられる平坦な下流側端面82と、下流側端面82から平滑面75に向かって突き出て頂点に向かって先細り、針電極78として機能する山形片83とを有する金属板から形成される。したがって、風向板77は金属板から打ち抜かれて形成されることができる。山形片83の頂点から放電は実現される。
The
針電極78は等間隔で平滑面75に向き合わせられる。局所的な電界集中は抑えられ、広範囲で電界は形成されることができる。
The
風向板77は、エアフィルタ35を保持するエアフィルタアセンブリ34に組み込まれて本体26内に収容される。こうして風向板77はエアフィルタアセンブリ34の1構成要素として取り扱われる。エアフィルタアセンブリ34ごと本体26に装着されたり本体26から取り外されたりする。空気調和機11の組み立てにあたって作業性は向上する。
The
針電極78に高電圧電源84から電圧が印加されると、針電極78の先端からグラウンド電極76の平滑面75に向かって放電が実施される。このとき、針電極78は平滑面75に向き合わせられる。グラウンド電極76が導電性の樹脂繊維を編み込むことで形成されるフィルタで構成されている場合は、繊維同士が重なった箇所に突部が形成され、針電極78と局所的に接近してしまう。こうした局所的な接近はスパーク放電を引き起こす。グラウンド電極76が平滑面75を有することで、針電極78とグラウンド電極76との間で局所的な接近は回避される。
When a voltage is applied to the
なお、以上の実施形態ではイオナイザ73から正のイオンを放出する例が示される。こうした正のイオンに代えて負のイオンを放出するイオナイザが用いられてもよい。 In the above embodiment, an example in which positive ions are released from the ionizer 73 is shown. Instead of such positive ions, an ionizer that emits negative ions may be used.
11 空気調和機、14 熱交換器(室内熱交換器)、24 ファン(送風ファン)、26 筐体(本体)、28 吹出口、33 吸込口、35 フィルタ(エアフィルタ)、75 平滑面、76 グラウンド電極、77 風向板、78 針電極、82 下流側端面、83 山形片。 11 Air Conditioner, 14 Heat Exchanger (Indoor Heat Exchanger), 24 Fan (Blower Fan), 26 Housing (Main Body), 28 Air Outlet, 33 Suction Port, 35 Filter (Air Filter), 75 Smooth Surface, 76 Ground electrode, 77 wind direction plate, 78 needle electrode, 82 downstream end face, 83 chevron pieces.
Claims (3)
前記筐体に収容されて、前記吸込口と前記吹出口の間に配置される熱交換器と、
前記筐体に収容されて、前記熱交換器と前記吹出口の間に配置されるファンと、
前記吸込口と前記熱交換器の間に配置される誘電体からなるフィルタと、
前記フィルタと前記熱交換器の間に配置されて、導電性の平滑面で前記フィルタに向き合わせられ、前記平滑面に穿たれて前記流通方向に貫通する複数の開口を有するグラウンド電極と、
前記吸込口と前記フィルタの間に配置され、前記平滑面に向き合わせられて電圧の印加に応じて前記平滑面に向かって放電する複数の針電極と、
を備えることを特徴とする空気調和機。 A housing having an inlet and an outlet;
A heat exchanger housed in the housing and disposed between the inlet and the outlet;
A fan housed in the housing and disposed between the heat exchanger and the outlet;
A filter made of a dielectric disposed between the suction port and the heat exchanger;
A ground electrode disposed between the filter and the heat exchanger, facing the filter with a conductive smooth surface, and having a plurality of openings penetrating the smooth surface and penetrating in the flow direction;
A plurality of needle electrodes that are disposed between the suction port and the filter and face the smooth surface and discharge toward the smooth surface in response to application of a voltage;
An air conditioner comprising:
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