JP2017124786A - 車両用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車内の乗員の有無をより精度よく検出し、車両のセキュリティレベルの低下を抑制できる車両用電子制御装置を提供する。【解決手段】車両の乗員が車両の外部からのキーを介したドアロック装置に対するロック操作をしたときに、警戒モードに移行し、警戒モードに移行したときに、携帯端末が車両の室内に存在するか否かを探索し、乗員が車両の室内からドアロック装置に対するアンロック操作をしたとき、かつ、探索結果に予め登録された携帯端末である登録済携帯端末を含むとき、警戒モードから警戒抑制モードに移行し、警報の出力を抑制するための制御信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用電子制御装置に関する。
車両用電子制御装置に含まれるスマートエントリーシステムは、運転者が電子キー(スマートキーともいう)を携帯するだけで、メカキーを差し込むことなく、スイッチを操作するだけでドアの解錠や施錠、および、エンジンの始動が可能である。
スマートキーを用いたドアのロックをトリガーに警戒モードに遷移する車両盗難防止装置がある。警戒モード中は手動でドアをアンロックした場合にホーンを鳴らす等して警報する。警戒モードに遷移した後に、車内に乗員が残っていた場合、該乗員がドアをアンロックすると警報が鳴るため、事実上軟禁状態になるため利便性を損なう。
そこで、車内に乗員を検出した場合に自動ドアロック作動禁止とするする技術が開示されている(特許文献1参照)。この技術を適用すれば、車内に乗員を検出した場合は警戒モードに遷移しないので、上記問題は解決できる。
また、着座センサ、シートベルトスイッチ等を用いて、車内の乗員の有無を精度よく検出する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特許第3814912号公報 特開2013−086613号公報
特許文献1では、車内に乗員が残っているとドアをロックできないので、車両のセキュリティレベルが下がってしまう。車内の乗員が内側からドアをロックしたときに警戒モードに移行するようになっていると、該乗員は事実上軟禁状態になる。
特許文献2では、ドアをアンロックして乗車する際に、既に乗員がいてシートベルトを締めていると、該乗員チャイルドシートと誤判定してしまう。また、ドアが開状態となったことを乗員判定の条件に用いたとき、荷物を載せるためにドア開けると、乗員が居るのに居ないと判定してしまう。また、エンジン始動〜エンジン停止の間に乗員が増減したとき、人数の更新ができない。
上記課題を背景として、本発明は、車内の乗員の有無をより精度よく検出し、車両のセキュリティレベルの低下を抑制できる車両用電子制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための車両用電子制御装置は、車両に搭載された車載装置と、車両の乗員が所持するキーおよび携帯端末とを含み、
車載装置は、乗員が、車両のドアロック装置に対して行った操作を取得する操作取得部と、操作取得部が、車両の外部からのキーを介したドアロック装置に対するロック操作を取得したときに、警戒モードに移行するモード制御部と、警戒モードにおいて、操作取得部が、車両の室内からのドアロック装置に対するアンロック操作を取得したとき、警報の出力を許可する制御信号を出力する出力部と、携帯端末が車両の室内に存在するか否かを探索する探索部と、予め登録された携帯端末である登録済携帯端末を記憶する記憶部と、を備え、警戒モードに移行したときに、探索部は探索を行い、記憶部は、その探索結果を記憶し、操作取得部が、車両の室内からのアンロック操作を取得し、かつ、探索結果に登録済携帯端末を含むとき、モード制御部は、警戒モードから警戒抑制モードに移行し、出力部は、警報の出力を抑制するための制御信号を出力する。
上記構成によって、警戒モードに移行した後に、車両の室内に乗員が残っていた場合に、車両の室内からドアをアンロックしても警報を抑制するため、車内の乗員は軟禁状態にならず、利便性を損なうことを低減できる。また、車載装置が携帯端末と通信可能な構成であれば、専用ハードが不要であるため、装置のコストを低減できる。シートベルトあるいは着座センサの状態を用いないので、乗員の有無の判断処理が煩雑にならない。また、車両の室内の携帯端末の有無により乗員の有無を判断しているので、車両の室内に乗員がいない場合には、携帯端末は車内にはなく、セキュリティレベルは低下しない。さらに、乗員すなわち携帯端末が、車内から車外へ移動したことを警報抑制の条件としているので、車両の室内に携帯端末を置き忘れたとき、警報を抑制しないので、セキュリティレベルを低下させない。
車両用電子制御装置の構成を示す図。 警戒制御処理を示すフロー図。 図2に続く、警戒制御処理を示すフロー図。 携帯端末の登録時のシーケンス図。 登録端末テーブルの例を示す図。 探索結果テーブルの例を示す図。 警戒制御処理実行時のシーケンス図。
図1のように、車両用電子制御装置1は、車両に搭載された車両に搭載された車載装置100、ユーザが所持するキー200および携帯端末300を含む。車載装置100は、照合ECU110、および照合ECU110に接続された近距離通信部117を少なくとも含む。
照合ECU110は、本発明のモード制御部および出力部である、周知のCPUおよび周辺回路(いずれも図示せず)を含む制御部111、制御部111に接続された、本発明の記憶部である、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を用いたメモリ112、本発明の操作取得部、出力部、ドア状態取得部である信号入出力回路(以降、「I/O」と略称)113、LF送信部114、RF受信部115を備える。制御部111がメモリ112に記憶された照合制御プログラムを実行することで、照合ECU110の各種機能を実現する。
LF送信部114は、キー200に対し、例えばLF(長波)帯(超長波帯でもよい)の電波を用いて、例えば車両の室内のセンターコンソール下部に取り付けられた室内アンテナ114a、ドア150に含まれるドアアンテナ156等を介して、応答要求信号等の無線信号を送信する。無線信号は、それぞれのアンテナから、予め定められた送信エリア内に対してのみ到達する。
RF受信部115は、受信アンテナ115aを介して、キー200から例えばRF(高周波)帯の電波を用いて送信される応答要求信号に応答するための応答信号等の無線信号を受信する。
照合ECU110には、エンジンSW(スイッチ)116、本発明の探索部である近距離通信部117、DCM118が接続される。
エンジンSW116は、エンジンあるいはモータである原動機を始動する際にユーザが操作するスイッチで、ユーザがエンジンSW116を操作したことを検出したとき、照合ECU110は原動機の始動が許可される状態にあるか否かを判断し、始動が許可される状態にあれば、照合ECU110から原動機制御系の装置へ始動許可信号を出力する。
近距離通信部117は、例えば、Bluetooth(登録商標)、近接型RFIDやNFC(Near Field Communication)などの周知の近距離無線通信技術を用いる。近距離通信部117を用いて、携帯端末300との通信を行う。
DCM118は、車両の外部との通信を行う通信回路である。DCM118を介して、インターネット、公衆電話回線などに接続できる。
また、照合ECU110には、車内LAN190を介して、車両の盗難を防止するためのセキュリティECU140が接続される。セキュリティECU140には、検知部141および警報部142が接続される。
セキュリティECU140は、周知のCPU、メモリ、周辺回路(いずれも図示せず)を含む。検知部141は、不審者の車両への侵入を検知するもので、例えば、赤外線センサ、監視カメラ、振動センサ、超音波センサなどを含む。警報部142は、不審者の侵入を検知したときに警報を出力する。警報は、ホーンあるいはブザーの吹鳴、灯火の点灯あるいは点滅などにより実施する。また、照合ECU110からの制御信号に基づいて、警報の出力/抑制が可能である。
ボデーECU130は、制御部131、制御部131に接続された、メモリ132、I/O133を備える。制御部131、メモリ132、I/O133は、それぞれ、照合ECU110の制御部111、メモリ112、I/O113と同様の構成である。制御部131がメモリ132に記憶されたボデー制御プログラムを実行することで、ボデーECU130の各種機能を実現する。
ボデーECU130には、ドアの開閉状態を検出するカーテシSW(スイッチ)134が接続される。カーテシSW134は、例えば、運転席ドア、助手席ドア、右後席ドア、左後席ドアのような、それぞれのドアについて、開閉状態を検出する。
ドア150、160、170、180は、それぞれ、運転席ドア、助手席ドア、右後席ドア、左後席ドアに相当する。ドア150〜180は、同様の構成であるため、ドア150を例に説明する。
ドア150は、ドアECU151、ドアECU151に接続されたドアノブ152、ドアハンドル153、ドアロック装置154、ドアロックSW155、および、LF送信部114に接続されたドアアンテナ156を備える。
ドアECU151は、周知のCPU、メモリ、周辺回路(いずれも図示せず)を含む。CPUがメモリに記憶されたドア制御プログラムを実行することで、ドアECU151の各種機能を実現する。
ドアノブ152は、車両の室内側に取り付けられる。ドアハンドル153は、車両の外側に取り付けられる。これらドアノブ152およびドアハンドル153を操作して、ドア150の開閉を行う。ドア150は、ヒンジ式ドア(スイング式ドアともいう、バックドアを含む)、スライド式ドアのうちのいずれでもよい。
ドアハンドル153は、ユーザが操作するセンサ153aおよびスイッチ153bを備える。センサ153aは、ドアロック装置154をアンロック状態とするため、スイッチ153bは、ドアロック装置154をロック状態とするために用いる。
ドアロック装置154は、周知のドアロック機構およびドアロック機構を駆動するアクチュエータを含む。ユーザのドアロックSW155の操作に基づき、ドアECU151からの制御指令に基づいて、ドアロック機構を駆動し、ロック状態あるいはアンロック状態に切り替える。該制御指令は、照合ECU110から出力してもよい。
照合ECU110、ボデーECU130、およびドアECUは、車内LAN190で通信可能に接続されている。照合ECU110、ボデーECU130、およびドアECUのうちの少なくとも2つを、1つのECUで構成してもよい。
キー200は、制御部210、制御部210に接続された、メモリ211、LF受信部212、RF送信部213、を少なくとも備える。
制御部210は、周知のCPUおよび信号入出力回路等の周辺回路(いずれも図示せず)を含むコンピュータとして構成される。メモリ211は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体で構成され、キー制御プログラムおよびキー200の照合に用いるIDコードなどの、キー200の動作に必要なデータを記憶する。制御部210がメモリ211に記憶されたキー制御プログラムを実行することで、キー200の各種機能を実現する。
LF受信部212は、照合ECU110からLF帯の電波を用いて送信される応答要求信号等の無線信号を受信する。RF送信部213は、照合ECU110に対し、RF帯の電波を用いて応答信号等の無線信号を送信する。応答信号は、キー200を識別するためのIDコードを含む。
操作部214は、リモートキーレスエントリー(以下、「RKE」と略称)機能を利用するためのプッシュスイッチ群として構成する。ユーザが操作部214を操作したとき、例えば、ドア(トランクを含む)のロック/アンロックあるいは開閉を行うためのRKEコマンドをRF送信部213から送信する。
上述の構成で、ユーザがセンサ153aに触れたとき、ドアECU151は照合ECU110に、センサ153aの検出情報を出力する。照合ECU110は、LF送信部114を介して、ドアアンテナ156から応答要求信号を送信する。応答要求信号を受信したキー200は、IDコードを含む応答信号を照合ECU110へ送信する。
照合ECU110は、RF受信部115を介して、キー200からの応答信号を受信すると、受信したIDコードと、メモリ112に予め記憶されたマスタコードとを照合し、両者が一致して照合が正常に行われたとき、例えば全ドアのアンロックの許可を含む制御信号をドアECU151等に出力する。
同様に、ユーザがスイッチ153bを操作したとき、照合ECU110にて照合が行われ、照合が正常に行われたとき、例えば全ドアのロックの許可を含む制御信号をドアECU151等に出力する。
携帯端末300は、制御部310と、制御部310に接続された、メモリ311、近距離通信部117と同様の近距離通信部312、表示部313、操作部314を少なくとも備える。他に、公衆通信回線を介して、音声あるいはデータの通信を行う通信部、スピーカ、バイブレータを備えてもよい。
制御部310は、周知のCPUおよび周辺回路を含むコンピュータとして構成される。メモリ311は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体で構成され、プログラムおよび、携帯端末を識別するための識別番号等、携帯端末300の動作に必要なデータを記憶する。制御部310がメモリ311に記憶されたキー制御プログラムを実行することで、携帯端末300の各種機能を実現する。
表示部313は、周知のLCDあるいは有機EL表示器であり、各種の情報を表示する。操作部314は、ユーザが操作を行うためのもので、携帯端末300の所定の機能を実行するために用いる。操作部314として、周知のメカニカルスイッチ、あるいは、表示部313の表示画面上に形成されたタッチパネル等を用いる。
携帯端末300として、スマートフォンに代表される、液晶ディスプレイなどの表示部分にタッチパネルを搭載し、指で操作する携帯情報端末であるタブレット型端末を用いてもよい。
図2および図3の、警戒制御処理を説明する。本処理は、照合ECU110の制御部111で実行する。まず、以下のうちの少なくとも一つを用いて、乗員による車外からのロック操作が行われたか否かを判定する。ドアについては、ドア150を例に用いる。
・乗員がスイッチ153bを操作し、照合ECU110にて照合が正常に行われ、全ドアのロックの許可を含む制御信号を出力し、ドアロック装置154がロック状態に変化したとき、該ロック操作が行われたと判定。ドアロック装置154の状態は、車内LAN190を介して、ドアECU151から取得する。
・乗員がキー200の操作部214を操作し、ドアのロックを行うためのRKEコマンドを送信する。RF受信部115が受信したRKEコマンドに基づき、照合ECU110から全ドアのロックの許可を含む制御信号を出力し、ドアロック装置154がロック状態に変化したとき、該ロック操作が行われたと判定。
・乗員がメカニカルキーで全ドアをロックしたとき、すなわち、照合ECU110から全ドアのロックの許可を含む制御信号を出力していない状態で、ドアロック装置154がロック状態に変化したとき、該ロック操作が行われたと判定。
乗員による車外からのロック操作が行われたとき(S11:Yes)、例えば、通常の動作モードのような、現在の動作モードから警戒モードに移行する(S12)。このとき、セキュリティECU140に、警報部142の動作を許可する制御信号を出力する。
次に、近距離通信部117から探索信号を送信し、車両の室内に携帯端末300が存在するか否かを探索する(S13)。探索は、例えば、ドアロックが行われてから10秒後のような、ドアロック検知後から所定時間経過した後に開始してもよい。これは、降車した乗員が所持する携帯端末300を探索しないようにするためである。次に、探索した携帯端末をメモリ112の探索結果テーブルに記憶する(S14)。
探索結果テーブルに記憶する携帯端末は、予め登録されたものに限定してもよい。登録は、携帯端末300の操作部314の操作により行う。照合ECU110に操作部を設け、該操作部の操作により登録してもよい。登録のタイミングは、駐車時、走行時のいずれでもよい(ただし、車両の仕向地の法規に従う)。
図4に、登録シーケンス例を示す。乗員Aが、携帯端末であるスマートフォンAで登録操作を行う(S101)。操作内容は、携帯端末を識別する識別番号(例えば、周知のMACアドレス)とともに、近距離通信部312を介して照合ECU110に送信される。近距離通信部117を介して操作内容を受信した照合ECU110は、スマートフォンAを、メモリ112の登録端末テーブルに記憶する(S102)。同様に、乗員BがスマートフォンBで登録操作を行うと(S103)、照合ECU110は、スマートフォンBを登録端末テーブルに記憶する(S104)。
図5に、登録端末テーブルの例を示す。例えば、登録順を示す登録IDと携帯端末の識別番号とを関連付けて登録する。また、登録内容は、乗員の消去操作がない限り保持される。以降、登録端末テーブルに登録された携帯端末を、登録済携帯端末と称する。
図6に、探索結果テーブルの例を示す。探索結果テーブルは、登録端末テーブルとは別の領域に記憶される。例えば、探索できた携帯端末が、登録端末テーブルを参照した結果、登録済携帯端末であるとき、探索順を示す登録IDと識別番号とを関連付けて記憶する。
図2に戻り、乗員による車両の室内での、ドアロックSW(155)のアンロック操作が行われたか否かを判定する。アンロック操作があったとき(S15:Yes)、探索結果テーブルを参照し、登録済携帯端末が探索されているか否か、すなわち、車両の室内に登録済携帯端末が存在するか否かを判定する。登録済携帯端末が存在しないとき(S16:No)、図3のS24へ進む(B)。
一方、登録済携帯端末が存在するとき(S16:Yes)、警戒モードから警戒抑制モードに移行する(S17)。このとき、セキュリティECU140に、警報部142の動作を抑制する制御信号を出力する。次に、タイマを作動させる(S18)。
図3に移り、ドア(150)が開状態から閉状態に変化したか否か、すなわち、アンロック操作を行った乗員が降車してドアを閉めたか否かを判定する。ドアが開状態から閉状態に変化していないとき、すなわち、ドアが開状態になっていない、あるいは、開状態のままのとき(S19:No)、タイマが例えば30秒のような所定時間を経過(タイムアウト)していないとき(S25:No)、S19へ戻る。一方、タイマがタイムアウトしたとき(S25:Yes)、S21へ進む。
上述の、「警戒抑制モードに移行してから所定時間が経過したことを、警戒抑制解除条件とし、該警戒抑制解除条件が成立したとき、モード制御部は、警戒抑制モードから警戒モードに移行する」構成を有することで、セキュリティレベルが低下する時間(すなわち、警戒抑制モードで動作する時間)を、必要最小限にすることができる。
一方、ドアが開状態から閉状態に変化したとき、すなわち、乗員が降車してドアを閉めたとき(S19:Yes)、タイマを停止する(S20)。タイマをリセットしてもよい。この後、S21へ進む。
上述の、「車両のドアの開閉状態を取得するドア状態取得部を備え、警戒抑制モードにおいて、いずれかのドアが開状態から閉状態に変化したことを、警戒抑制解除条件とし、該警戒抑制解除条件が成立したとき、モード制御部は、動作モードを、警戒抑制モードから警戒モードに移行する」構成を有することで、セキュリティレベルが低下する時間(すなわち、警戒抑制モードで動作する時間)を、必要最小限にすることができる。
上述の警戒抑制解除条件(ドア:開状態→閉状態、タイムアウト)は、少なくとも1つを用いればよい。
S21では、警戒抑制モードから警戒モードに移行する。このとき、セキュリティECU140に、警報部142の動作を許可する制御信号を出力する。
次に、図2のS13と同様に、車両の室内に携帯端末300が存在するか否かを再度探索する(S22)。
上述の、「警戒抑制解除条件が成立したとき、探索部は再度の探索を行う」構成を有することで、車両の室内に乗員(すなわち、S13で探索した登録済携帯端末)が残っているか否かを、的確に判定できる。
S22での探索の結果、S13で作成した探索結果テーブルに含まれる全ての登録済携帯端末が、車両の室内に存在するとき、すなわち、警戒抑制モード中に、いずれの乗員も、登録済携帯端末を所持して降車していないとき(S23:Yes)、セキュリティECU140に、警報部142の動作を指示する制御信号を出力する(S24)。DCM118を介して、先に降車して車両の外側からドアをロックした乗員が所持する携帯端末300に、警報部142の動作を指示した旨のメッセージを送信してもよい。この後、本処理を終了する。
上述の、「再度の探索を行ったとき、記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末の全てが車両の室内に存在する場合、出力部は、警報の出力を許可する制御信号を出力する」構成を有することで、乗員に携帯端末の車両の室内への置き忘れを報知できる。また、この状況では、外部からドアを開けられた可能性が高いので、警報を出力すべきときに出力しないことを回避できる。
一方、探索結果テーブルに含まれる登録済携帯端末のうち、少なくとも1台が、車両の室内に存在しないとき、すなわち、警戒抑制モード中に、少なくとも1名の乗員が、登録済携帯端末を所持して降車したとき(S23:No)、車両の全てのドアが閉状態になっているか否かを調べる。ドアの開閉状態は、車内LAN190を介して、ボデーECU130から取得する。全てのドアが閉状態になっていないとき(S26:No)、スライドドアのような、自動開閉が可能なドアであるときは、ドアECU(151)あるいはボデーECU130に、ドアを閉状態とさせる制御信号を出力する。この後、S26へ戻る。
また、車両の全てのドアが閉状態になっているか否かを調べる際、S13で作成した探索結果テーブルに含まれる登録済携帯端末のうち、S22で探索したときに、車両の室内に存在しなかったものについては、該登録済携帯端末を探索結果テーブルから削除する。この、「再度の探索を行ったとき、記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末が車両の室内に存在しない場合、記憶部は、存在しない登録済携帯端末を探索結果から削除する」構成を有することで、必要もないのに警戒抑制モードに移行したり、警報を出力することを防止できる。
なお、ドアECU(151)あるいはボデーECU130は、ドアを閉状態とするとき、ドアでの挟み込みを防止する等の、乗員に対する安全措置を講ずるものとする。
上述の、車両のドアの開閉状態を取得するドア状態取得部を備え、「再度の探索を行ったとき、記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末のうち、少なくとも1台が車両の室内に存在しない場合、出力部は、車両のドアが開状態であれば、ドアを閉状態とする制御信号を出力する」構成を有することで、降車した乗員がドアを閉状態とする手間を省くことができる。
一方、全てのドアが閉状態になっているとき(S26:Yes)、ドアECU(151)あるいはボデーECU130に、全てのドアをロック状態とさせる制御信号を出力する(S27)。この後、本処理を終了する。
上述の、「車両のドアの開閉状態を取得するドア状態取得部を備え、再度の探索を行ったとき、記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末のうち、少なくとも1台が車両の室内に存在しない場合、出力部は、車両の全てのドアが閉状態であれば、ドアをロック状態とする制御信号を出力する」構成を有することで、降車した乗員がキーを所持していなくてもドアがロックされるので、セキュリティレベルは低下しない。また、キーを所持している他の乗員が来るまで、車両の近傍にいて車両の番をする必要はない。
全てのドアを閉状態するのみで、全てのドアをロック状態としない構成でもよい。
図7の、警戒制御処理実行時のシーケンスを説明する。乗員Aが降車して(S111)、車両の外部からロック操作を行うと(S112)、それぞれのドア(150〜180)のドアECUは、ドアロック装置をロック状態とする(S113)。また、照合ECUは、車両の室内で登録済携帯端末を探索して、その結果を探索結果テーブルに記憶する。さらに、警戒モードに移行する。
次に、車両の室内に残っていた乗員Bが、ドアロックSW155のアンロック操作を行ったとき、照合ECUは、車両の室内に探索結果テーブルに含まれる登録済携帯端末が存在するときは警戒抑制モードに移行してタイマを作動させ、存在しないときは警戒モードのままで警報の出力を指示する(S115)。
次に、乗員Bがドアを開けて(S116)、携帯端末を所持して降車し(S117)、ドアを閉める(S118)。照合ECUは、所定時間が経過後、あるいは、ドアが閉状態になったとき、警戒モードに移行して車両の室内の登録済携帯端末を再度探索する。車両の室内に探索結果テーブルに含まれる登録済携帯端末のうち、少なくとも1台が存在しないときは、全ドアを閉状態とし、全ドアが閉状態のとき、全ドアをロック状態にする。一方、車両の室内に探索結果テーブルに含まれる登録済携帯端末が全て存在しているときは、警報の出力を指示する(S119)。
なお、警戒モード時に、車両の外部からのアンロック操作があったとき、通常の動作モードに移行する。
例えば、車両の運転者が、車両に、登録済携帯端末を所持した2名の乗員を残して降車し、ドアを施錠した状態を想定する。このとき、通常の動作モードから警戒モードに移行する。この状態で、これら車内の乗員のうち1名が、ドアロックSW(155)をアンロック操作すると、警戒抑制モードに移行する。該乗員が登録済携帯端末を所持して降車すると、タイムアウトあるいはドア閉のタイミングで警戒モードに移行する。車両には、乗員(登録済携帯端末)が1名残っているが、登録済携帯端末が1台減少しているので、警報は出力されない。乗員が降車の際に登録済携帯端末を置き忘れたときは、登録済携帯端末が減少していないので、警報は出力される。
以上、実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、上記形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限り、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 車両用電子制御装置
100 車載装置
110 照合ECU(車載装置)
111 制御部(モード制御部、出力部)
112 メモリ(記憶部)
113 信号入出力回路(I/O:操作取得部、出力部、ドア状態取得部)
117 近距離通信部(探索部)
154 ドアロック装置
200 キー
300 携帯端末

Claims (9)

  1. 車両に搭載された車載装置と、前記車両の乗員が所持するキーおよび携帯端末とを含み、
    前記車載装置は、
    前記乗員が、前記車両のドアロック装置に対して行った操作を取得する操作取得部と、
    前記操作取得部が、前記車両の外部からの前記キーを介した前記ドアロック装置に対するロック操作を取得したときに、警戒モードに移行するモード制御部と、
    前記警戒モードにおいて、前記操作取得部が、前記車両の室内からの前記ドアロック装置に対するアンロック操作を取得したとき、警報の出力を許可する制御信号を出力する出力部と、
    前記携帯端末が前記車両の室内に存在するか否かを探索する探索部と、
    予め登録された携帯端末である登録済携帯端末を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記警戒モードに移行したときに、前記探索部は探索を行い、前記記憶部は、その探索結果を記憶し、
    前記操作取得部が、前記車両の室内からのアンロック操作を取得し、かつ、前記探索結果に前記登録済携帯端末を含むとき、
    前記モード制御部は、警戒モードから警戒抑制モードに移行し、
    前記出力部は、前記警報の出力を抑制するための制御信号を出力する車両用電子制御装置。
  2. 予め定められた警戒抑制解除条件が成立したとき、前記モード制御部は、前記警戒抑制モードから前記警戒モードに移行する請求項1に記載の車両用電子制御装置。
  3. 前記警戒抑制モードに移行してから所定時間が経過したことを、前記警戒抑制解除条件とする請求項2に記載の車両用電子制御装置。
  4. 前記車両のドアの開閉状態を取得するドア状態取得部を備え、
    前記警戒抑制モードにおいて、いずれかのドアが開状態から閉状態に変化したことを、前記警戒抑制解除条件とする請求項2または請求項3に記載の車両用電子制御装置。
  5. 前記警戒抑制解除条件が成立したとき、前記探索部は再度の探索を行う請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用電子制御装置。
  6. 前記再度の探索を行ったとき、前記記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末の全てが前記車両の室内に存在する場合、前記出力部は、前記警報の出力を許可する制御信号を出力する請求項5に記載の車両用電子制御装置。
  7. 前記車両のドアの開閉状態を取得するドア状態取得部を備え、
    前記再度の探索を行ったとき、前記記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末のうち、少なくとも1台が前記車両の室内に存在しない場合、前記出力部は、前記車両のドアが開状態であれば、前記ドアを閉状態とする制御信号を出力する請求項5または請求項6に記載の車両用電子制御装置。
  8. 前記車両のドアの開閉状態を取得するドア状態取得部を備え、
    前記再度の探索を行ったとき、前記記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末のうち、少なくとも1台が前記車両の室内に存在しない場合、前記出力部は、前記車両の全てのドアが閉状態であれば、前記ドアをロック状態とする制御信号を出力する請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用電子制御装置。
  9. 前記再度の探索を行ったとき、前記記憶部に記憶された探索結果に含まれる登録済携帯端末が前記車両の室内に存在しない場合、前記記憶部は、前記存在しない登録済携帯端末を前記探索結果から削除する請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用電子制御装置。
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