JP2017123917A - 医用画像表示装置 - Google Patents

医用画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017123917A
JP2017123917A JP2016003677A JP2016003677A JP2017123917A JP 2017123917 A JP2017123917 A JP 2017123917A JP 2016003677 A JP2016003677 A JP 2016003677A JP 2016003677 A JP2016003677 A JP 2016003677A JP 2017123917 A JP2017123917 A JP 2017123917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical image
display
medical
image
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016003677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6780935B2 (ja
Inventor
大静 森島
Hiroshizu Morishima
大静 森島
大貴 小松
Hirotaka Komatsu
大貴 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Medical Systems Corp
Priority to JP2016003677A priority Critical patent/JP6780935B2/ja
Publication of JP2017123917A publication Critical patent/JP2017123917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780935B2 publication Critical patent/JP6780935B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】効率的な読影を実現すること。【解決手段】実施形態に係る医用画像表示装置は、被検体の所定方向に連なる複数の連続した医用画像を切替えて表示するものであり、調整部と、表示部とを備える。調整部は、前記医用画像のうち関心領域が設定された第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を前記関心領域の境界全体が含まれるように調整し、前記第1の医用画像以外の医用画像の拡大率を、前記第1の医用画像の拡大率より小さく、かつ、前記第1の医用画像から遠ざかるにつれて、次第に減少するように調整し、前記第1の医用画像の表示中心が元の表示中心と異なる場合、前記第1の医用画像以外の医用画像の表示中心を、前記第1の医用画像から遠ざかるにつれて、前記元の表示中心に次第に近づくように調整する処理を行う。表示部は、前記複数の連続した医用画像を前記所定方向に沿って順番に表示する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、医用画像表示装置に関する。
読影医は、画面に表示する医用画像を次々と切り替えながら読影することがある。また、読影医は、医用画像を読影する際、必要に応じて画面に表示されている医用画像の画面内表示位置や拡大率を変更する。このように画面に表示されている医用画像の表示位置や拡大率が変更されると、表示位置や拡大率が変更された医用画像が例えばシリーズ等の複数の医用画像からなる一連の画像群に属するものである場合には、変更された表示位置や拡大率が同じ画像群に含まれる他の医用画像の表示制御にそのまま引き継がれ、その後に表示される医用画像も変更された表示位置、拡大率で表示される。しかしながら、例え同じ画像群に属する一連の医用画像同士であっても、直前に表示していた医用画像の表示位置や拡大率であっても、続けて次に表示する医用画像を読影する際に適切なものであるとは限らない。このため、読影医は、医用画像が表示される度に、その表示位置や拡大率を適宜変更し直す必要があった。なお、表示位置や拡大率の変更を当該医用画像のみに適用し、それ以外の医用画像には適用しないような表示制御であったとしても、同様に医用画像が表示される度に、その表示位置や拡大率を適宜変更し直さなければならず、読影の効率を落としたり、見落としを招く恐れがある。
特開2006−051152号公報 特開平9−135815号公報
本発明が解決しようとする課題は、効率的な読影を実現することができる医用画像表示装置を提供することである。
実施形態に係る医用画像表示装置は、被検体の所定方向に連なる複数の連続した医用画像を切替えて表示するものであり、調整部と、表示部とを備える。調整部は、前記医用画像のうち関心領域が設定された第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を前記関心領域の境界全体が含まれるように調整し、前記第1の医用画像以外の医用画像の拡大率を、前記第1の医用画像の拡大率より小さく、かつ、前記第1の医用画像から遠ざかるにつれて、次第に減少するように調整し、前記第1の医用画像の表示中心が元の表示中心と異なる場合、前記第1の医用画像以外の医用画像の表示中心を、前記第1の医用画像から遠ざかるにつれて、前記元の表示中心に次第に近づくように調整する処理を行う。表示部は、前記複数の連続した医用画像を前記所定方向に沿って順番に表示する。
図1は、第1の実施形態に係る医用画像診断システムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置の初期表示画像の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置が設定した関心領域、実施形態に係る医用画像表示装置が調整した各医用画像の表示中心及び拡大率を示す図である。 図5は、医用画像へ描画する操作を説明するための図である。 図6は、医用画像の表示中心を調整する操作を説明するための図である。 図7は、医用画像の拡大率を調整する操作を説明するための図である。 図8は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置が表示する参照画像の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係る医用画像表示装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施形態に係る医用画像表示装置の初期表示画像の一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係る医用画像表示装置が表示する参照画像の一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態及び第2の実施形態以外の実施形態に係る医用画像表示装置が表示する参照画像の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態に係る医用画像表示装置を説明する。なお、以下の実施形態では、重複する説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1を参照しながら、実施形態に係る医用画像診断システム1の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る医用画像診断システムの構成例を示す図である。医用画像診断システム1は、図1に示すように、医用画像診断装置2と、医用画像保管装置3と、医用画像表示装置4と、ネットワーク5とを備える。また、医用画像診断システム1が備える医用画像診断装置2の種類及び数は、特に限定されない。なお、医用画像診断システム1の構成は、下記の構成に限定されない。
医用画像診断装置2は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像を生成する。医用画像は、例えば、形態画像、機能画像、合成画像である。なお、ここで言う所定方向は、直線的な方向のみを意味するものではない。ここで言う所定方向は、任意の曲線や折線に沿った方向でもよい。
形態画像とは、被検体の形態的な情報を示す画像である。被検体の形態的な情報とは、被検体の構造的な情報である。すなわち、被検体の形態的な情報とは、被検体の解剖学的な情報である。形態画像を生成する装置は、例えば、X線CT(Computed Tomography)装置、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置、超音波診断装置である。
機能画像とは、被検体の機能的な情報を示す画像である。機能的な情報とは、例えば、注目する部位の活動を示すパラメータや血流に関係するパラメータである。注目する部位の活動を示すパラメータとしては、例えば、心筋壁運動量や駆出率が挙げられる。血流に関係するパラメータとしては、例えば、血流量、血液量、平均通過時間、ウォッシュアウトレート(Washout Rate)が挙げられる。機能画像を生成する装置は、例えば、核医学イメージング装置である。核医学イメージング装置は、例えば、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置である。
合成画像とは、画像診断の目的に応じて形態画像と機能画像とを組み合わせた画像である。合成画像を生成する装置は、形態画像を生成する装置と、機能画像を生成する装置とを組み合わせた装置である。すなわち、合成画像を生成する装置は、例えば、PET−CT装置、SPECT−CT装置、PET−MR装置、SPECT−MR装置である。
医用画像保管装置3は、上述した形態画像、機能画像及び合成画像を記憶する。医用画像保管装置3は、例えば、サーバである。
医用画像表示装置4は、入力回路41と、ディスプレイ42と、記憶回路43と、処理回路44とを備える。
入力回路41は、指示や設定を入力する読影医により使用される。入力回路41は、例えば、マウス、キーボードに含まれる。入力回路41は、読影医が入力した指示や設定を処理回路44に転送する。入力回路41は、例えば、プロセッサにより実現される。
ディスプレイ42は、複数の医用画像を所定方向に沿って順番に表示する。ディスプレイ42は、読影医が参照するモニタである。ディスプレイ42は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイである。ディスプレイ42は、例えば、形態画像、機能画像、合成画像、読影医が指示や設定を入力する際に使用するGUI(Graphical User Interface)を表示する旨の指示を処理回路44から受ける。ディスプレイ42は、この指示に基づいて、例えば、形態画像、機能画像、合成画像、GUIを表示する。
記憶回路43は、処理回路44が後述する機能それぞれを実現するためのプログラムを記憶する。記憶回路43は、記憶されている情報をコンピュータにより読み出すことができる記憶媒体を有する。記憶媒体は、例えば、ハードディスクである。
処理回路44は、設定機能441、調整機能442及び制御機能443を有する。設定機能441は、関心領域を設定する。調整機能442は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する処理を行う。具体的には、調整機能442は、次のような処理を行う。
調整機能442は、被検体の所定方向に連なる複数の連続した医用画像のうち関心領域が設定された第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を関心領域の境界全体が含まれるように調整する。また、調整機能442は、第1の医用画像以外の医用画像の拡大率を、第1の医用画像の拡大率より小さく、かつ、第1の医用画像から遠ざかるにつれて、次第に減少するように調整する。さらに、調整機能442は、第1の医用画像の表示中心が元の表示中心と異なる場合、第1の医用画像以外の医用画像の表示中心を、第1の医用画像から遠ざかるにつれて、元の表示中心に次第に近づくように調整する。制御機能443は、医用画像診断システム1の各構成要素を目的に応じて適切なタイミングで動作させる機能及びその他の機能を有する。これらの機能の詳細は、後述する。なお、処理回路44は、例えば、プロセッサにより実現される。
ネットワーク5は、医用画像診断装置2と、医用画像保管装置3と、医用画像表示装置4とを互いに通信可能に接続する。ネットワーク5は、例えば、院内LAN、インターネットである。
図2から図8を参照しながら、第1の実施形態に係る医用画像表示装置4が行う処理の一例について説明する。図2は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。図3は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置の初期表示画像の一例を示す図である。図4は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置が設定した関心領域、実施形態に係る医用画像表示装置が調整した各医用画像の表示中心及び拡大率を示す図である。図5は、医用画像へ描画する操作を説明するための図である。図6は、医用画像の表示中心を調整する操作を説明するための図である。図7は、医用画像の拡大率を調整する操作を説明するための図である。図8は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置が表示する参照画像の一例を示す図である。
ディスプレイ42は、図2に示すように、複数の医用画像と、参照画像とを表示する(ステップS11)。ディスプレイ42は、例えば、図3に示した初期表示画像B1を表示する。初期表示画像B1は、医用画像表示領域IR1と、参照画像表示領域PR1とを含む。
医用画像表示領域IR1は、例えば、図3に示すように、医用画像Im1を表示する。医用画像Im1は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像のうちの一枚である。医用画像表示領域IR1は、例えば、入力回路41が読影医から受け付けた指示、事前に設定された条件に基づいて、複数の医用画像を所定方向に沿って順番に表示する。なお、このような表示方法は、スタック表示と呼ばれる。また、初期表示画像B1は、複数の医用画像をスタック表示する複数の医用画像表示領域を含んでいてもよい。
参照画像表示領域PR1は、例えば、図3に示すように、参照画像P1及びポインタA1を表示する。参照画像P1は、関心領域及び各医用画像の拡大率を示す。参照画像P1の実線の線分は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す各医用画像を表している。図3に示した実線の線分のうち灰色で示された部分は、各医用画像のうち医用画像表示領域IR1に表示される医用画像を表している。なお、ステップS11では、各医用画像の拡大率は、調整されていない。このため、各医用画像を表している線分は、全て灰色で示されている。また、ステップS11では、関心領域は、設定されていない。このため、参照画像P1は、関心領域を表す画像を含んでいない。ポインタA1は、医用画像表示領域IR1に表示されている医用画像を示す。
処理回路44は、記憶回路43から設定機能441に相当するプログラムを読み出して実行することにより、関心領域の設定が完了したか否かを判定する(ステップS12)。関心領域の設定が完了した場合(ステップS12肯定)、処理回路44は、処理をステップS13へ進める。関心領域の設定が完了していない場合(ステップS12否定)、処理回路44は、関心領域の設定が完了するまで待機する。医用画像表示装置4は、ステップS12において、読影医に関心領域を設定させつつ、表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する前における複数の医用画像を読影させる。また、医用画像表示装置4は、表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する前における複数の医用画像を繰り返し順番に表示してもよい。なお、関心領域は、例えば、次のように設定される。
図4に示した医用画像M1、M2、M3、…、M13は、表示中心及び拡大率の少なくとも一方が調整される前に、医用画像表示領域IR1に表示される。すなわち、医用画像M1、M2、M3、…、M13は、ステップS11で医用画像表示領域IR1に表示される。医用画像M1、M2、M3、…、M13は、図4において、面積が最大の平行四辺形で表されている。医用画像M1、M2、M3、…、M13は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示している。
なお、以下、図4の説明においては、次のように定義されたX方向及びY方向を使用する。図4に示した医用画像M1、M2、M3、…、M13の長辺と平行な方向をX方向と定義する。図4に示した医用画像M1、M2、M3、…、M13の短辺と平行な方向をY方向と定義する。
処理回路44は、例えば、医用画像M5に病変が写っている場合、この病変を含む領域に関心領域R21を設定する。関心領域R21は、医用画像M5に設定された長方形の領域である。また、処理回路44は、例えば、医用画像M13に病変が写っている場合、この病変を含む領域に関心領域R22を設定する。関心領域R22は、医用画像M13に設定された長方形の領域である。
関心領域を設定する操作は、例えば、クリック、描画、計測である。これらの操作は、主に読影医が行う。
クリックとは、医用画像上の点を選択し、選択された点を含む領域を関心領域として設定する操作である。この場合、選択された点を含む領域は、例えば、この点を中心とする円や長方形である。或いは、選択された点を含む領域は、この点を起点として、領域拡張法により導かれる領域である。また、クリックにより設定される関心領域の形状及び面積又は体積は、事前に設定されているものである。或いは、クリックにより設定される関心領域の形状及び面積又は体積は、例えば、病名、病気の進行具合、検査の目的、医用画像の撮影を行った部位に基づいて設定されているものである。なお、クリックは、単なるクリックだけでなく、単なるクリックに準ずる操作を含む。単なるクリックに準ずる操作とは、例えば、ダブルクリックである。また、クリックは、描画や計測よりも迅速に関心領域を設定することができる。
描画とは、医用画像上に図形を描く操作である。描画とは、例えば、図5に示すように、医用画像Im10上に閉曲線Jを描く操作である。閉曲線Jは、例えば、医用画像に写っている病変を囲むように描かれる。また、閉曲線Jは、関心領域の境界となる。或いは、描画とは、医用画像のうち関心領域を設定したい部分を塗りつぶすことにより、関心領域を設定する操作である。計測とは、医用画像上で線分や閉曲線を描くことにより、医用画像のうち着目している部分の長さや形状を調べる操作である。
処理回路44は、記憶回路43から調整機能442に相当するプログラムを読み出して実行することにより、複数の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する処理を行う(ステップS13)。処理回路44は、ステップS12において関心領域の設定が完了した旨を受け付けた後に、この処理を行う。この処理は、例えば、次のようなものである。
処理回路44は、ステップS12で関心領域が設定された医用画像を第1の医用画像と定義する。例えば、処理回路44は、図4に示した医用画像M5及び医用画像M13を第1の医用画像と定義する。また、処理回路44は、第1の医用画像以外の医用画像のうち第1の医用画像から所定の枚数未満離れている医用画像を第2の医用画像と定義する。例えば、処理回路44は、図4に示した医用画像M2、M3、M4、M6、M7、M8、M10、M11、M12を第2の医用画像と定義する。さらに、処理回路44は、第1の医用画像から所定の枚数以上離れている医用画像を第3の医用画像と定義する。例えば、処理回路44は、図4に示した医用画像M1及び医用画像M9を第3の医用画像と定義する。
上述した所定の枚数は、例えば、事前に決定された枚数である。また、上述した所定の枚数は、医学的なデータに基づいて決定されてもよい。上述した所定の枚数は、例えば、病名、病気の進行具合、検査の目的、医用画像の撮影を行った部位に基づいて決定される。なお、上述した所定の枚数は、図4に示した例の場合、四枚である。
処理回路44は、第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を関心領域の境界全体が含まれるように調整する。ここで、表示中心の調整及び拡大率の調整とは、次のような操作である。
表示中心の調整とは、医用画像表示領域の中心と一致する医用画像上の点を調整する操作である。ここで、医用画像表示領域とは、ディスプレイにおいて医用画像が表示される領域である。表示中心が調整される前に医用画像表示領域に表示される医用画像は、例えば、図6に示した医用画像Im10である。この場合、表示中心は、医用画像Im10上の点K10である。ここで、図6の左図に示すように、表示中心が医用画像Im10上の点K10から点K20へ調整されたと仮定する。すると、医用画像表示領域に表示される医用画像は、例えば、図6に示した医用画像Im20となる。この場合、表示中心は、医用画像Im10上の点K20である。医用画像Im20は、図6に示した長方形F20に囲まれた医用画像である。
拡大率の調整とは、表示中心を固定した状態で、ディスプレイに表示される医用画像の倍率を調整する操作である。拡大率が調整される前に医用画像表示領域に表示される医用画像は、例えば、図7に示した医用画像Im10である。この場合、表示中心は、医用画像Im10上の点K10である。ここで、図7の左図に示すように、拡大率が長方形F30に囲まれた医用画像を表示するように調整されたと仮定する。すると、医用画像表示領域に表示される医用画像は、例えば、図7に示した医用画像Im30となる。図7の右図に示すように、表示中心は、点K10のままとなっている。医用画像Im30は、図7に示した長方形F30に囲まれた医用画像である。
処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G5が表示されるように医用画像M5の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G5は、関心領域R21の境界全体を含んでいる。また、医用画像G5の表示中心は、点C5となっている。また、処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G13が表示されるように医用画像M13の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G13は、関心領域R22の境界全体を含んでいる。また、医用画像G13の表示中心は、点C13となっている。
なお、処理回路44は、第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を事前に決定された表示中心及び拡大率に調整してもよい。また、処理回路44は、第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を医学的なデータに基づいて調整してもよい。この場合、第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方は、例えば、病名、病気の進行具合、検査の目的、医用画像の撮影を行った部位に基づいて決定される。例えば、腎臓に直径5cmの球状の腫瘍が存在する場合、処理回路44は、第1の医用画像が、この腫瘍全体を含む一辺が8cmの立方体を含むように、第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する。或いは、肺に直径3cmの球状の腫瘍が存在する場合、処理回路44は、第1の医用画像が、この腫瘍全体を含む直径5cmの球を含むように、第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する。
処理回路44は、第2の医用画像の拡大率を、第1の医用画像の拡大率より小さく、かつ、第1の医用画像から第3の医用画像へ向かうにつれて、次第に減少するように調整する。また、処理回路44は、第1の医用画像の表示中心が第3の医用画像の表示中心と異なる場合、第2の医用画像の表示中心を、第1の医用画像から第3の医用画像へ向かうにつれて、第3の医用画像の表示中心に次第に近づくように調整する。なお、処理回路44は、第2の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を医学的なデータに基づいて調整してもよい。或いは、処理回路44は、第2の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を事前に決定された表示中心及び拡大率に調整してもよい。
処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G2が表示されるように医用画像M2の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G2の表示中心は、点C2となっている。処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G3が表示されるように医用画像M3の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G3の表示中心は、点C3となっている。処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G4が表示されるように医用画像M4の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G4の表示中心は、点C4となっている。これにより、医用画像G3の拡大率は、医用画像G2の拡大率より大きく、医用画像G4の拡大率より小さくなる。また、医用画像G3の表示中心は、医用画像G2の表示中心より医用画像G1の表示中心から遠く、医用画像G4の表示中心より医用画像G1の表示中心に近くなっている。
処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G6が表示されるように医用画像M6の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G6の表示中心は、点C6となっている。処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G7が表示されるように医用画像M7の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G7の表示中心は、点C7となっている。処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G8が表示されるように医用画像M8の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G8の表示中心は、点C8となっている。これにより、医用画像G7の拡大率は、医用画像G8の拡大率より大きく、医用画像G6の拡大率より小さくなる。また、医用画像G7の表示中心は、医用画像G8の表示中心より医用画像G9の表示中心から遠く、医用画像G7の表示中心より医用画像G9の表示中心に近くなっている。
処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G10が表示されるように医用画像M10の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G10の表示中心は、点C10となっている。処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G11が表示されるように医用画像M11の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G11の表示中心は、点C11となっている。処理回路44は、例えば、図4に示すように、医用画像表示領域IR1に医用画像G12が表示されるように医用画像M12の表示中心及び拡大率を調整する。医用画像G12の表示中心は、点C12となっている。これにより、医用画像G11の拡大率は、医用画像G10の拡大率より大きく、医用画像G12の拡大率より小さくなる。また、医用画像G11の表示中心は、医用画像G10の表示中心より医用画像G9の表示中心から遠く、医用画像G12の表示中心より医用画像G9の表示中心に近くなっている。
なお、第3の医用画像の表示中心及び拡大率は、ステップS11で表示された第3の医用画像の表示中心及び拡大率と同様である。すなわち、第3の医用画像の表示中心及び拡大率は、処理回路44により調整されない。図4に示すように、医用画像G1の表示中心は、点C1である。医用画像G1の拡大率は、調整されていない。医用画像G9の表示中心は、点C9である。医用画像G9の拡大率は、調整されていない。また、処理回路44は、ステップS13で行った処理の結果を記憶回路43に格納する。
ディスプレイ42は、複数の医用画像と、参照画像とを表示する(ステップS14)。具体的には、ディスプレイ42は、第1の医用画像、第2の医用画像及び第3の医用画像を所定方向に沿って順番に表示する。また、ディスプレイ42は、第1の医用画像、第2の医用画像及び第3の医用画像を所定方向に沿って順番に繰り返し表示してもよい。なお、各医用画像の表示を切り替える速度は、任意である。ただし、各医用画像の表示を切り替える速度は、ある程度速い方が効率的な読影が可能になる。また、各医用画像の表示を切り替える速度が速い場合、関心領域をクリックにより設定すると、効率的な読影が可能になる。
ディスプレイ42は、例えば、図4に示した医用画像G1、G2、G3、…、G13を表示する。医用画像G1、G2、G3、…、G13は、例えば、スタック表示又はフィルム表示される。ここで、フィルム表示とは、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像を順番に並べて同時に表示する方法である。
医用画像G1、G2、G3、…、G13の表示中心は、医用画像G1から医用画像G5へ向かうにつれて元の表示中心から次第に遠ざかり、医用画像G5から医用画像G9へ向かうにつれて元の表示中心に次第に近づき、医用画像G9から医用画像G13へ向かうにつれて元の表示中心から次第に遠ざかっている。
具体的には、医用画像G1、G2、…、G5の表示中心は、医用画像G1から医用画像G5へ向かうにつれて、元の表示中心から−X方向へ移動し、かつ、元の表示中心から−Y方向へ移動している。医用画像G5、G6、…、G9の表示中心は、医用画像G5から医用画像G9へ向かうにつれて、−X方向から元の表示中心へ移動し、かつ、−Y方向から元の表示中心へ移動している。医用画像G9、G10、…、G13の表示中心は、医用画像G9から医用画像G13へ向かうにつれて、元の表示中心から+X方向へ移動し、かつ、元の表示中心から+Y方向へ移動している。
医用画像G1、G2、G3、…、G13の拡大率は、医用画像G1から医用画像G5へ向かうにつれて次第に大きくなり、医用画像G5から医用画像G9へ向かうにつれて次第に小さくなり、医用画像G9から医用画像G13へ向かうにつれて次第に大きくなっている。
ディスプレイ42は、例えば、図8に示した参照画像P2を表示する。参照画像P2は、関心領域及び複数の医用画像の拡大率を二次元的に示している。参照画像P2の実線の線分は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す各医用画像を表している。図8に示した実線の線分のうち灰色で示された部分は、医用画像G1、G2、G3、…、G13を表している。また、参照画像P2は、図8に示すように、アイコンD21及びアイコンD22を含む。アイコンD21は、関心領域R21を示している。アイコンD22は、関心領域R22を示している。さらに、ディスプレイ42は、図8に示すように、ポインタA2を表示する。ポインタA2は、医用画像表示領域IR1に表示されている医用画像を示す。
処理回路44は、記憶回路43から制御機能443に相当するプログラムを読み出して実行することにより、ステップS14で表示された全ての医用画像の読影が完了した旨を受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。医用画像表示装置4は、ステップS15において、読影医に表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整した後における複数の医用画像を読影させる。ステップS14で表示された全ての医用画像の読影が完了した旨を受け付けた場合(ステップS15肯定)、処理回路44は、処理を終了する。ステップS14で表示された全ての医用画像の読影が完了した旨を受け付けていない場合(ステップS15否定)、処理回路44は、処理をステップS12へ戻す。医用画像表示装置4は、例えば、読影医から更に関心領域を設定すべき旨を受け付けた場合、ステップS14で表示された全ての医用画像の読影が完了していないと判定する。
以上、第1の実施形態に係る医用画像表示装置4について説明した。上述したように、処理回路44は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像のうち関心領域が設定された第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を関心領域の境界全体が含まれるように調整する。また、処理回路44は、第1の医用画像以外の医用画像の拡大率を、第1の医用画像の拡大率より小さく、かつ、第1の医用画像から遠ざかるにつれて、次第に減少するように調整する。さらに、処理回路44は、第1の医用画像の表示中心が元の表示中心と異なる場合、第1の医用画像以外の医用画像の表示中心を、第1の医用画像から遠ざかるにつれて、元の表示中心に次第に近づくように調整する。
このため、医用画像表示装置4は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像のうちの一枚に対して行われた表示中心及び拡大率の少なくとも一方の変更を他の全ての医用画像に適用する医用画像表示装置に比べ、読影医が各医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する労力を低減させることができる。
また、医用画像表示装置4は、各医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方が滑らかに変化するように調整している。このため、医用画像表示装置4は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像のうちの一枚に対して行われた表示中心及び拡大率の少なくとも一方の変更を、当該変更が施された医用画像を含む所定の枚数の範囲内の医用画像に対してのみ適用する医用画像表示装置に比べ、読影医の思考が途切れることを抑制することができる。
医用画像表示装置4は、参照画像を表示する。このため、医用画像表示装置4は、複数の医用画像における、医用画像表示領域IR1に表示されている医用画像が示す領域の位置及び範囲を読影医に把握させることができる。
医用画像表示装置4は、ステップS12において、表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する前に、読影医に関心領域を設定させつつ、複数の医用画像を読影させる。このため、医用画像表示装置4は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す複数の医用画像のうちの一枚に対して行われた表示中心及び拡大率の少なくとも一方の変更を他の全ての医用画像に適用する医用画像表示装置に比べ、読影医が読影すべき対象を見落とすことを抑制することができる。
医用画像表示装置4は、ステップS13で行った処理の結果を記憶回路43に格納する。このため、医用画像表示装置4は、他の読影医にステップS13で行った処理の結果を表示することにより、どのような思考の下で読影が行われたかを確認させることができる。ここで、他の読影医とは、例えば、放射線科に医用画像の撮影を依頼した診療科の医師、放射線科を統括している医師である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態に係る医用画像表示装置4は、関心領域の設定が完了した旨を受け付けた後、複数の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する処理を行った。しかし、第2の実施形態に係る医用画像表示装置4は、関心領域が設定される度に、複数の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する処理を行う。図9は、第2の実施形態に係る医用画像表示装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。図10は、第2の実施形態に係る医用画像表示装置の初期表示画像の一例を示す図である。図11は、第2の実施形態に係る医用画像表示装置が表示する参照画像の一例を示す図である。なお、第1の実施形態と重複する内容については、同一の符号を使用し、詳細な説明を省略する。
ディスプレイ42は、図9に示すように、複数の医用画像と、参照画像とを表示する(ステップS21)。ディスプレイ42は、例えば、図10に示した初期表示画像B3を表示する。初期表示画像B3は、スキャノグラム表示領域SR3と、医用画像表示領域IR3と、参照画像表示領域PR3とを含む。
スキャノグラム表示領域SR3は、例えば、図10に示すように、スキャノグラムS3を表示する。スキャノグラムS3は、被検体の横断面と交差する平面内の情報を示す二次元画像の一例である。
医用画像表示領域IR3は、例えば、図10に示すように、医用画像Im3を表示する。医用画像Im3は、スタック表示された複数の医用画像の一枚である。
参照画像表示領域PR3は、例えば、図10に示すように、参照画像P3及びポインタA3を表示する。参照画像P3は、関心領域及び各医用画像の拡大率を示す。参照画像P3の実線の線分は、所定方向に沿って被検体に関する情報を示す各医用画像を表している。なお、ステップS21では、各医用画像の拡大率は、調整されていない。また、ステップS21では、関心領域は、設定されていない。
処理回路44は、記憶回路43から設定機能441に相当するプログラムを読み出して実行することにより、関心領域を設定する(ステップS22)。関心領域を設定する操作は、ステップS11で述べた方法と同様である。医用画像表示装置4は、ステップS12において、読影医に関心領域を設定させつつ、複数の医用画像を読影させる。
処理回路44は、記憶回路43から調整機能442に相当するプログラムを読み出して実行することにより、複数の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する処理を行う(ステップS23)。処理回路44は、ステップS22において関心領域が設定される度に、この処理を行う。この処理は、ステップS13で述べた処理と同様である。
ディスプレイ42は、表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整した複数の医用画像と、参照画像とを表示する(ステップS24)。具体的には、ディスプレイ42は、第1の医用画像、第2の医用画像及び第3の医用画像を所定方向に沿って順番に表示する。また、ディスプレイ42は、第1の医用画像、第2の医用画像及び第3の医用画像を所定方向に沿って順番に繰り返し表示してもよい。なお、各医用画像の表示を切り替える速度は、任意である。
ディスプレイ42は、例えば、図11に示した参照画像P4を表示する。参照画像P4は、関心領域及び複数の医用画像の拡大率を二次元的に示している。図11に示した実線の線分のうち灰色で示された部分は、医用画像表示領域IR3に表示される医用画像を表している。また、参照画像P4は、例えば、図11に示すように、アイコンD41及びアイコンD42を含む。アイコンD41及びアイコンD42は、関心領域を示している。さらに、ディスプレイ42は、図11に示すように、ポインタA4を表示する。また、参照画像P4は、曲線SL4を含む。曲線SL4は、複数の医用画像の表示中心を示している。また、曲線SL4は、関心領域の中心を示している。なお、医用画像表示領域IR3に表示される医用画像の表示中心及び関心領域の中心を示す方法は、曲線SL4に限定されない。
処理回路44は、記憶回路43から設定機能441に相当するプログラムを読み出して実行することにより、ステップS22で設定した関心領域以外に設定すべき関心領域があるか否かを判定する(ステップS25)。ステップS22で設定した関心領域以外に設定すべき関心領域がある場合(ステップS25肯定)、処理回路44は、処理をステップS22へ戻す。ステップS22で設定した関心領域以外に設定すべき関心領域がない場合(ステップS25否定)、処理回路44は、処理をステップS26へ進める。
処理回路44は、記憶回路43から制御機能443に相当するプログラムを読み出して実行することにより、ステップS24で表示された全ての医用画像の読影が完了した旨を受け付けたか否かを判定する(ステップS26)。ステップS24で表示された全ての医用画像の読影が完了した旨を受け付けた場合(ステップS26肯定)、処理回路44は、処理を終了する。ステップS24で表示された全ての医用画像の読影が完了した旨を受け付けていない場合(ステップS26否定)、処理回路44は、処理をステップS22へ戻す。
以上、第2の実施形態に係る医用画像表示装置4について説明した。第2の実施形態に係る医用画像表示装置4は、第1の実施形態に係る医用画像表示装置4が、ステップS12において、表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する前に、読影医に関心領域を設定させつつ、複数の医用画像を読影させることにより奏する効果以外の効果を奏する。
第2の実施形態に係る医用画像表示装置4は、ステップS22において関心領域が設定される度に、複数の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整する処理を行う。このため、医用画像表示装置4は、読影の進行具合に合わせて表示中心及び拡大率の少なくとも一方を調整した複数の医用画像を読影医に逐一提供することができる。これにより、読影医は、効率的に読影を行うことができる。
ディスプレイ42は、例えば、図12に示した参照画像P5を表示する。図12は、第1の実施形態及び第2の実施形態以外の実施形態に係る医用画像表示装置が表示する参照画像の一例を示す図である。ディスプレイ42は、参照画像P5をスキャノグラムS5の上に重ねて表示している。スキャノグラムS5は、被検体の横断面と交差する平面内の情報を示す二次元画像の一例である。参照画像P5の実線の線分のうち灰色で示された部分は、医用画像表示領域に表示される医用画像を表している。また、参照画像P5は、例えば、図12に示すように、アイコンD5を含む。アイコンD5は、関心領域を示している。さらに、ディスプレイ42は、図12に示すように、ポインタA5を表示する。これにより、読影医は、被検体のどの部分を読影しているかを容易に把握することができる。
ディスプレイ42は、関心領域及び複数の医用画像の拡大率を二次元的に示す参照画像を複数表示してもよい。例えば、ディスプレイ42は、複数の医用画像を長辺側から見た場合を表示する参照画像と、複数の医用画像を短辺側から見た場合を表示する参照画像とを表示してもよい。
ディスプレイ42は、関心領域及び複数の医用画像の拡大率を三次元的に示す参照画像を表示してもよい。また、この参照画像は、関心領域及び複数の医用画像の拡大率に加え、複数の医用画像の表示中心を示してもよい。さらに、ディスプレイ42は、被検体の三次元画像を更に表示し、この参照画像を三次元画像に重ねて表示してもよい。
ディスプレイ42は、ステップS14及びステップS24において、第3の医用画像を表示しなくてもよい。すなわち、ディスプレイ42は、ステップS14及びステップS24において、第1の医用画像及び第2の医用画像を所定方向に沿って順番に表示してもよい。例えば、ディスプレイ42は、図4に示した医用画像G2、G3、G4、…、G8を所定方向に沿って順番に表示してもよい。或いは、ディスプレイ42は、図4に示した医用画像G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8、G10、G11、G12、G13を所定方向に沿って順番に表示してもよい。なお、各医用画像の表示を切り替える速度は、任意である。
また、ディスプレイ42は、第1の医用画像及び第2の医用画像を所定方向に沿って順番に繰り返し表示してもよい。例えば、ディスプレイ42は、図4に示した医用画像G2、G3、G4、…、G8を所定方向に沿って順番に繰り返し表示してもよい。或いは、ディスプレイ42は、図4に示した医用画像G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8、G10、G11、G12、G13を所定方向に沿って順番に繰り返し表示してもよい。なお、各医用画像の表示を切り替える速度は、任意である。
ディスプレイ42が表示する参照画像は、医用画像表示領域が表示している医用画像を含む所定の枚数の範囲以内の医用画像の拡大率を示してもよい。或いは、ディスプレイ42が表示する参照画像は、医用画像表示領域が表示している医用画像を含む所定の枚数の範囲以内の医用画像の表示中心及び拡大率を示してもよい。
上述したプロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device:PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)である。また、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device:PLD)は、例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)である。
上述した実施形態では、処理回路44は、記憶回路43に保存されたプログラムを読み出して実行することにより、その機能を実現したが、これに限定されない。記憶回路43にプログラムを保存する代わりに、処理回路44にプログラムを直接組み込んでもよい。この場合、処理回路44は、直接組み込まれたプログラムを読み出して実行することにより、その機能を実現する。
図1に示した処理回路44は、適宜分散又は統合されてもよい。例えば、処理回路44は、設定機能441、調整機能442及び制御機能443それぞれの機能を実行する回路に分散されてもよい。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、効率的な読影を実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
42 ディスプレイ
442 調整機能

Claims (6)

  1. 被検体の所定方向に連なる複数の連続した医用画像を切替えて表示する医用画像表示装置において、
    前記医用画像のうち関心領域が設定された第1の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を前記関心領域の境界全体が含まれるように調整し、前記第1の医用画像以外の医用画像の拡大率を、前記第1の医用画像の拡大率より小さく、かつ、前記第1の医用画像から遠ざかるにつれて、次第に減少するように調整し、前記第1の医用画像の表示中心が元の表示中心と異なる場合、前記第1の医用画像以外の医用画像の表示中心を、前記第1の医用画像から遠ざかるにつれて、前記元の表示中心に次第に近づくように調整する処理を行う調整部と、
    前記複数の連続した医用画像を前記所定方向に沿って順番に表示する表示部と、
    を備える、医用画像表示装置。
  2. 前記調整部は、前記第1の医用画像以外の医用画像のうち前記第1の医用画像から所定の枚数未満離れている医用画像を第2の医用画像と定義し、前記第1の医用画像から前記所定の枚数以上離れている医用画像を第3の医用画像と定義し、前記第2の医用画像の拡大率を、前記第1の医用画像の拡大率より小さく、かつ、前記第1の医用画像から前記第3の医用画像へ向かうにつれて、次第に減少するように調整し、前記第1の医用画像の表示中心が前記第3の医用画像の表示中心と異なる場合、前記第2の医用画像の表示中心を、前記第1の医用画像から前記第3の医用画像へ向かうにつれて、前記第3の医用画像の表示中心に次第に近づくように調整する、請求項1に記載の医用画像表示装置。
  3. 前記表示部は、前記関心領域及び前記複数の連続した医用画像の拡大率を二次元的に示す参照画像を更に表示する、請求項1又は請求項2に記載の医用画像表示装置。
  4. 前記表示部は、前記被検体の横断面と交差する平面内の情報を示す二次元画像を更に表示し、前記参照画像を前記二次元画像に重ねて表示する、請求項3に記載の医用画像表示装置。
  5. 前記参照画像は、前記表示部が表示している医用画像を含む所定の枚数の範囲以内の医用画像の拡大率を示し、又は前記表示部が表示している医用画像を含む所定の枚数の範囲以内の医用画像の表示中心及び拡大率の少なくとも一方を示す、請求項3又は請求項4に記載の医用画像表示装置。
  6. 前記調整部は、前記所定の枚数、前記複数の連続した医用画像の表示中心及び前記複数の連続した医用画像の拡大率の少なくとも一つを医学的なデータに基づいて調整する、請求項2から請求項5のいずれか一つに記載の医用画像表示装置。
JP2016003677A 2016-01-12 2016-01-12 医用画像表示装置 Active JP6780935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016003677A JP6780935B2 (ja) 2016-01-12 2016-01-12 医用画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016003677A JP6780935B2 (ja) 2016-01-12 2016-01-12 医用画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017123917A true JP2017123917A (ja) 2017-07-20
JP6780935B2 JP6780935B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=59364632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016003677A Active JP6780935B2 (ja) 2016-01-12 2016-01-12 医用画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6780935B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051152A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2011514198A (ja) * 2008-03-06 2011-05-06 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 管系を解析する方法
US20120163536A1 (en) * 2010-12-28 2012-06-28 Antony Kalugumalai Neethimanickam Method of displaying image
JP2013128585A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Toshiba Corp X線診断装置
JP2015150206A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 株式会社日立メディコ X線撮像装置
CN104869906A (zh) * 2012-12-13 2015-08-26 株式会社东芝 医用图像诊断装置以及医用图像处理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051152A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2011514198A (ja) * 2008-03-06 2011-05-06 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 管系を解析する方法
US20120163536A1 (en) * 2010-12-28 2012-06-28 Antony Kalugumalai Neethimanickam Method of displaying image
JP2013128585A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Toshiba Corp X線診断装置
CN104869906A (zh) * 2012-12-13 2015-08-26 株式会社东芝 医用图像诊断装置以及医用图像处理装置
JP2015150206A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 株式会社日立メディコ X線撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6780935B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6616306B2 (ja) 高度グラフィカルユーザインターフェースを有する放射線治療システム
JP5177993B2 (ja) 3次元モニタ及び2次元モニタを医用診断撮像ワークステーションと統合するための方法及び装置
US9176655B2 (en) Medical image observation apparatus
JP5551955B2 (ja) 投影画像生成装置、方法、及びプログラム
JP5976003B2 (ja) ボリュームデータセットを可視化する方法及びシステム
JP5992819B2 (ja) 画像処理装置、医用画像診断装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
EP2017789B1 (en) Projection image generation apparatus and program
US7408528B2 (en) Image processing apparatus and method using evacuated reference images
US20090313585A1 (en) Method and computerized user interface for presentation of multiple image data sets
JP6173783B2 (ja) 医用画像処理装置、磁気共鳴イメージング装置及び医用画像処理プログラム
US9679377B2 (en) Medical image processing apparatus and a medical image processing method
JP2006142021A (ja) ボリューム・レンダリング表示プロトコルのための方法及び装置
JP2011092687A (ja) 診断支援システム、診断支援プログラムおよび診断支援方法
JP2013192940A (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理方法
US20160364837A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing system
WO2018182015A1 (ja) 医用情報処理装置及び医用情報処理方法
JP5002344B2 (ja) 医用画像診断装置及び医用画像表示装置
US20110176711A1 (en) Methods, apparatuses & computer program products for facilitating progressive display of multi-planar reconstructions
JP6780935B2 (ja) 医用画像表示装置
US10548570B2 (en) Medical image navigation system
JP2012016488A (ja) 医用画像表示装置
JP2014050465A (ja) 画像処理装置及び関心領域設定方法
US10796433B2 (en) Interpretation support apparatus, operation method thereof, and non-transitory computer readable medium
JP2017086562A (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理システム
JP6645904B2 (ja) 医用画像表示装置及び表示プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160513

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6780935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150