JP2017120553A - 通報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】匿名性を確保しつつ通報を行うことを可能とする技術を提供する。【解決手段】生徒が有する携帯電話P1からの通報を受けて、匿名性を維持しながら先生が有する先生端末Tに通報の内容を送信するための通報管理装置が提供される。通報管理装置であるサーバSには、通報受信者を識別するための通報受信者識別情報と、先生端末に通報の内容を送信するための通信情報と、クラスの情報とが入力される。サーバSは、クラスを識別するための登録番号を乱数により生成し、先生端末Tに表示させる。生徒携帯P1から正しい登録番号がサーバSに入力された場合、サーバSは、生徒のIDと登録番号とを関連付けて登録する。サーバSは、生徒端末Pからの通報時に、生徒のIDが正しく入力された場合、生徒のIDに関連付けられた登録番号から通信情報を求め、先生端末Tに通報内容を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、匿名で通報を行う技術に関し、例えば教育現場における通報技術に関する。
従来、匿名性を確保した上で、所定の団体内のある人物からの通報を可能とすることが求められている。
例えば、学校において生徒Aが生徒Bにいじめられていることを生徒Cが知った場合、生徒Cは、先生に対していじめの存在を知らせることが望ましい。
しかしながら、先生に対していじめの存在を知らせた人物が生徒Cであることが生徒Bに知られた場合、逆恨みにより今度は生徒Cがいじめの対象になるおそれがある。
特に、近年はスマートホンや携帯電話等を用いたソーシャルネットワークシステム(以下、SNSと記載する)を通じて多数の生徒に一斉に情報を伝えることが容易になっている。従って、生徒Cが教員室などに直接訪問していじめの存在を先生に知らせた場合、その生徒Cの行動が他の生徒に目撃され、SNSを通じて生徒Bを含む他の生徒に一斉に伝わる可能性が高い。
このような状況下において、ある人物による通報が他の人物に知られることがないように、匿名性を確保することが重要となっている。
匿名性を確保して通報を行う技術として、特許文献1には、ネットワークを介して内部通報を行う内部通報方法において暗号、署名技術を応用して通報者の匿名性を確保すると共に悪戯或いは偽通報を阻止する内部通報方法が開示されている。
また、特許文献2は、インターネット上で匿名による通報を受け付けて、通報者からの通報内容の程度に応じてシステム管理者が容易に対応を判定するシステムを開示している。
特開2006−72630号公報 特開2015−22543号公報
匿名性を確保して通報を行う場合、いたずらなどによる偽の通報と真正な通報とを区別することは難しい。また、特に学校などにおいては生徒が容易に通報を行うことが求められるので、通報には生徒が所持する携帯電話やスマートホン等が用いられることになる。低年齢層を対象とした通報システムでは、スマートホン等に事前に特定のソフトウェアをインストールする手法は採用しにくい。更に、通報者に対しては、通報を行ったことを他人に知られることによる不利益を被らないように、匿名性を非常に高くすることが求められる場合がある。
特許文献1に記載された内部通報方法は、共通鍵と公開鍵とを用い、一定数以上の機関が協力しない限り個人は特定することができない電子署名を用いて匿名性を確保している。しかし、このような特殊な電子署名を用いるには、通報者が用いる端末で公開鍵の保持及び暗号化を行う必要がある。従って、特許文献1に記載された技術では、このような暗号化等に対応したソフトウェアが必要になる。
特許文献2に記載された通報システムは、管理者と通報者間で双方向の情報のやりとりを可能とし、さらに通報者からの通報内容の程度に応じてシステム管理者が容易に対応度を判定するものである。従って、学校におけるいじめ通報システムのように非常に高い匿名性が求められる場合には、特許文献2の通報システムは適しているとはいいがたい。
従って、共通鍵を用いた暗号化方法等の特殊な処理を必要とすることなく、匿名性を確保しつつ通報を行うことを可能とする技術が求められている。
上記課題を解決するために、本発明に係る通報管理装置は、学校内のグループに所属する生徒が有する第1端末からの通報を受けて、匿名性を維持しながら通報受信者が有する第2端末に前記通報の内容を送信する。この通報管理装置は、前記通報受信者を識別するための通報受信者識別情報と、前記第2端末に前記通報の内容を送信するための通信情報と、前記グループの情報との入力を受け付ける受け付け手段と、記憶手段と、前記グループに対して固有のグループ識別情報を生成するとともに、生成されたグループ識別情報を前記第2端末に表示させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記生成されたグループ識別情報、前記通信情報、前記グループの情報、及び前記通報受信者識別情報を関連付けて前記記憶手段に記憶させる。前記制御手段は、前記第1端末からの登録要求を受けると、前記グループ識別情報の入力を促し、前記グループ識別情報が正しく入力されたときには、前記生徒の個人情報を含まない生徒識別情報と前記グループ識別情報とを関連付けて前記記憶手段に記憶させて前記生徒の登録処理を行い、かつ、前記制御手段は、前記通報を行うための前記第1端末からの通報要求を受けたときには、前記生徒識別情報の入力を促し、正しく入力された場合には、前記生徒識別情報に関連付けられた前記グループ識別情報を求め、当該グループ識別情報に関連付けられた前記通信情報を参照して、前記第1端末から入力された前記通報の内容を前記第2端末に送信し、かつ、前記生徒識別情報は前記第2端末には送信しないことを特徴とする。
本発明によれば、匿名性を確保しつつ通報を行うことが可能となる。
サーバSを含んだ通報管理システムの全体構成図。 サーバSの機能ブロック図。 登録情報をサーバSに記憶する処理を表すフローチャート。 (a)〜(d)は、生徒端末Pに示される画面の説明図。 サーバSを利用するために必要な情報を記憶する処理のフローチャート。 (a)〜(d)は、通報用ウェブサイトにアクセスした場合に生徒端末Pに表示される画面の説明図。
以下、本発明にかかる、所定の団体内のグループに所属する構成員の特定の行為に対する通報管理装置を用いて匿名性を維持しながら通報を行う実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態では、所定の団体を小学校、グループを小学校のクラス、構成員をクラス内の小学生として、クラスにおけるいじめの通報管理を行う。なお、団体としては小学校に限られるわけではなく、中学や高校等任意の団体に適用できる。また、この例では、団体内のグループをクラス(学級)としているが、これに限定する必要はなく、サッカー部等の部活動や生徒会等をグループとすることもできる。また、通報の対象となる特定の行為は、いじめに限られるわけではなく、匿名での通報が求められる行為であれば任意の行為を通報対象とすることができる。
図1に、通報管理装置として用いられるサーバSを含んだ通報管理システムの全体構成図を示す。サーバSには、ネットワークNを介して、通報受信者である先生が有する端末である先生端末T、通報者となる生徒が使用する構成員端末である生徒端末P1、P2及びP3が接続される。この例では通報受信者を先生としたが、通報受信者は先生に限られるわけではなく、学校職員やPTA役員等を通報受信者としてもよい。
生徒が使用する端末の例として、図1においては、生徒端末P1として携帯電話、生徒端末P2としてスマートホン、及び生徒端末P3としてPCが示されている。しかし、生徒端末P1〜P3はこれらに限定されるものではなく、サーバSに接続できる任意のタイプの端末を用いることができる。以下、端末の種類を区別する必要がない場合は、生徒端末P1、P2及びP3を単に生徒端末Pと記載する。
また、この実施形態では、ネットワークとしてインターネットを用い、生徒端末Pは、インターネットブラウザによりサーバSに接続する。現在普及している携帯電話、スマートホン及びPCの殆どには予めインターネットブラウザがインストールされていることから、生徒自身はサーバに接続するための特定のソフトウェアをインストールする必要はない。
図2に、サーバSの機能ブロック図を示す。サーバSは、制御部21、ROM22、RAM23、記憶手段としてのデータベースであるDB24、認証部25及び通信部26を有する。制御部21は、ROM22に記録された制御プログラムをRAM23に展開して制御プログラムを実行し、画面表示処理、通信部26を通じた通信処理、認証部25を通じた認証処理等の各種処理を実行する。DB24には、後述するID、パスワード等の情報が記録される。認証部25は、制御部21の制御により、生徒端末からサーバSに入力されるID及びパスワードと、DB24に記録されたID及びパスワードとを照合して認証処理を行う。通信部26は、制御部21の制御のもとに、サーバSと生徒端末P及び先生端末Tとの通信を制御する。乱数発生部27は、後述する登録番号のための乱数を発生する。
以下、生徒数30人の小学校内のグループ(この例では5年5組)において本発明に係る通報管理装置を適用した例を説明する。この例では、インターネット上の所定のアドレスにウェブサイトを開設し、通報受信者としての先生と、クラスの構成員であり通報者となる生徒がインターネットブラウザを通じてそれぞれサーバSにアクセスすることが可能となっている。
図3に、サーバSを利用するために必要な情報である登録情報をサーバSに記憶する処理を表すフローチャートを示す。なお、以下の各フローチャートにおいて、特に断りのない限り、各処理はサーバSの制御部21が実行する。
この実施形態では、先生用の登録画面を表示するウェブサイトのアドレス(登録用アドレス)を非公開とし、そのアドレスを知るものだけがアクセスできるようにすることで、不正なアクセスを防ぐようにしている。このため、通報受信者である先生には、サーバの運営者から予めサーバSに設定された登録用ウェブサイトのアドレスが書面等により通知される。
通報受信者である5年5組の先生は、登録用アドレスを先生端末Tのブラウザに入力して登録画面にアクセスする。サーバSは、先生端末Tからのアクセスを受けて、先生端末Tに先生用登録画面を表示し(S301)、登録情報の入力を促す。先生が先生用登録用画面を通じて登録情報を入力することで、サーバSに登録情報が記憶される(S302)。
この例において入力が促される登録情報には、クラスの情報(クラス、学校名、学年など、クラスを識別するための固有の情報)、通報受信者情報(先生の名前)、通報者数(いじめ通報を行う生徒の人数)、通報受信者識別情報(先生を識別するための情報であるID、パスワード)が含まれる。また、登録情報には、サーバSから通報内容を送信するための先生端末の通信情報(先生端末Tのメールアドレス)、及びサーバSの管理者からの連絡を受けるための連絡先(連絡用のメールアドレス及び/又は電話番号)も含まれる。
先生端末のメールアドレスと連絡用のメールアドレスは同一であってもよい。また、通報内容受信用メールアドレスとしては、先生端末Tで受信可能なメールアドレスを入力する。
登録情報が入力されると、サーバSは、入力された先生端末Tのメールアドレスに対して疎通確認用のメールを送信する。疎通確認用のメールには、サーバSで受信確認が可能な、サーバSの疎通用メールアドレスが記載される。先生は、先生端末Tで疎通確認用のメールを受信した後に、受信確認のためのメールを疎通用メールアドレスに送信する。これにより、メールの疎通が確認される(S303)。
先生端末Tからの疎通用メールを受信した後に、制御部21は、乱数発生部27を通じて、学校内のグループを識別するためのグループ識別情報、つまり、クラス(5年5組)を識別するためのクラス識別情報を生成する。この実施形態では、クラス識別情報として、乱数で生成された登録番号を用いる(S304)。生成された登録番号は、先生端末Tに表示されるとともに、登録情報と関連付けられてDB24に記憶される(S305)。
この実施形態では、先生は、S302において、通報者数として5年5組の生徒数である「30」を登録する。なお、この通報者数は、生徒の転入及び転出等に応じて修正可能なものとする。
更に、生徒の転入及び転出が予定されている場合には、それに応じて、期日を指定して通報者数を変更可能とする。例えば、転入予定の生徒が1人いる場合には、転入日を入力する。サーバSでは、指定された転入日以降は通報者数を1人増やして31人とする。これにより、転入、転出及びクラスの統合や分割に応じて期日を指定することで、先生が改めて人数変更のための入力を行うことなく、予め通報者数を自動的に変更するよう設定することができる。
特に、本実施形態においては、後述するように、1日の通報回数を1回に制限し、かつ、通報者数を指定することで、いたずらやなりすましによる不正なアクセスや通報を防いでいる。従って、通報者数を厳密に設定することで、いたずらやなりすましによる不正なアクセスや通報を防ぐことが可能となっている。
好ましくは、先生は登録番号を定期的(例えば1ヶ月ごと)に変更して変更後の登録番号を生徒に通知し、生徒は変更後の登録番号に対して新規に登録を行うようにする。登録番号を長期間変更せずに使用している場合、登録番号の漏洩の可能性も時間と共に増大するので、定期的に登録番号を変更することで、漏洩によるなりすましや不正なアクセスを防ぐことができる。
その後、サーバSは、生徒のID登録及びいじめの通報を行う際に生徒がアクセスすべき生徒用アドレスを先生端末Tに表示し(S306)、処理を終了する。
次に、生徒がサーバSにID及びパスワードを登録する処理を説明する。サーバSは、生徒用アドレスにアクセスした通報者端末、つまり生徒端末Pに、生徒がID及びパスワード登録を行うための生徒用登録画面を表示する。生徒からのID及びパスワードの登録において、通報者数の人数だけ登録を受け付け、それ以上の登録は受け付けない。この例では、先生端末Tからは生徒数が30人と入力されているので、登録可能な人数は30人である。
サーバSは、登録された人数が登録可能な人数に達したときに、先生端末Tに対して、全生徒の登録が完了したことを通知するメールを送信する。これにより、先生は、全生徒が登録を行ったか否かを即時に把握することができる。なお、同一の登録番号に対して30人のID登録を行った後に更にID登録を受け付けた場合には、1人の生徒による二重登録か、又は、第三者による不正な登録の可能性がある。従って、この場合、サーバSは、登録を受け付けず、かつ、先生端末Tに対して、通報者数である30人を超えてIDの登録が要求されたことを通知する。
なお、この実施形態では、通報受信者として二人以上の先生を登録することができるようにした。先生を二人以上登録する場合、一人の先生が自分及び他の先生の情報をすべて入力してもよい。あるいは、各先生が個々に登録用ウェブサイトのアドレスにアクセスしてそれぞれ登録を行うようにしてもよい。この場合、二人目以降の先生は、最初に登録した先生から登録番号及び登録用アドレスを書面等により予め取得する。そして、登録用ウェブサイトにアクセスして登録番号を入力したうえで、先生の名前やID、パスワード等の登録を行う。
なお、生徒の登録数を随時修正可能とすることもできる。例えば、先生の登録用画面に「通報者数変更」の画面を用意し、先生が変更後の通報者数を入力することで通報者数を変更可能とする。これにより、生徒の転入や転出が発生した場合や、生徒が後述するID及びパスワードを忘れた場合に、手動で通報者数を変更することが可能となる。
サーバSへの登録を終えた後、先生は、5年5組の生徒全員に対し、登録番号と、生徒がアクセスすべき生徒用ウェブサイトのアドレスとを伝える。そのために、好ましくは、先生は登録番号を先生端末Tに記録する。なお、匿名性を確保するために、サーバSには生徒端末Pの情報は保存しない。従って、生徒用ウェブサイトのアドレスは、サーバSを経由しない任意の手法で先生から生徒へと通知される。例えば、登録番号及び生徒用ウェブサイトのアドレスは、先生が紙媒体に印刷して配るか、または、先生端末から各生徒端末のメールアドレス等に送信する等の手法で通知される。
一方、5年5組の生徒は、先生から通知された生徒用ウェブサイトにアクセスし、ID及びパスワードの登録やいじめの通報を行う。
生徒が生徒端末Pを用いて、サーバSへの登録要求のためにサーバSの生徒用ウェブサイトにアクセスすると、サーバSは、生徒用登録画面を表示する
生徒端末Pに示される画面を図4(a)、(b)、(c)及び(d)に示す。また、図5に、サーバSを利用するために必要な情報を記憶する処理のフローチャートを示す。
生徒が生徒用アドレスにアクセスすると、サーバSは生徒を登録する。そのために、サーバSは、図4(a)に示されるように、登録番号と、クラスの情報としてクラス(学年及び組)、学校名及び先生の名前との入力を促す生徒用登録画面を生徒端末Pに表示する(S501)。生徒は、予め先生から伝えられた登録番号とクラスの情報とを生徒用登録画面を通じて入力し、これにより、登録番号及び学校情報の受付が行われる(S502)。なお、生徒は必ずしもクラスの情報を入力する必要はなく、登録番号だけを入力するようにしてもよい。しかし、この実施形態では、登録番号に加えてクラスの情報も入力することで、よりセキュリティ性を高めている。制御部21は、入力された登録番号及びクラスの情報がDB24に記録された登録番号及びクラスの情報と一致するか否かを判定する(S503)。一致しない場合(S503:N)には、登録番号が一致しない旨を表示した後に、再度、登録番号の入力を促す画面を表示する。
一致する場合(S503:Y)には、図4(b)に示されるように、生徒識別情報として生徒IDとパスワードの入力を促すための画面を表示する(S504)。図示されるように、生徒端末Pからは、生徒ID及びパスワードのみが入力され、生徒自身の名前やメールアドレス等の個人情報は入力されない。また、好ましくは、パスワード入力を促すための画面を表示する前に、「名前や性別などの個人情報はIDとパスワードには使わないで下さい」との警告文を表示する。制御部21は、入力された生徒IDが既に他の生徒から入力された生徒IDと重複するか否かを判定し(S505)、重複する場合(S505:Y)には、その旨を画面に表示して再度IDとパスワードの入力を促すための画面を表示する。
IDに重複がない場合(S505:N)には、図4(c)に示される登録確認画面を表示し、表示されたID及びパスワードで登録を行うか修正を行うかを確認する画面を表示する。生徒から修正が入力された場合には、再度図4(b)の画面を表示し、ID及びパスワードの入力を促す。生徒からの確認入力がなされた場合には、生徒ID及びパスワードを、登録番号及びクラスの情報と関連付けてDB24に記録し(S506)、図4(d)に示される登録完了画面を表示する。
図4(d)の画面に示されるボタン401には、「登録が完了しました。IDとパスワードは他の人に聞かれても、教えずに秘密にしましょう。下のボタンをおして、スマートホンのホーム画面に登録して下さい」との説明文が表示されている。
このように、登録完了画面では、生徒に対して、ID及びパスワードの漏洩を防ぐための説明が表示される。更に、登録完了画面では、生徒端末Pのホーム画面、つまり生徒端末Pを起動したときの初期画面に通報用ウェブサイトへのリンクを作成する。いじめの通報時には、生徒の心理負担を軽くすることが望ましい。この実施形態のように、生徒端末Pのホーム画面に通報用ウェブサイトアドレスへのリンクを作成することで、生徒は、いじめの通報時に容易に通報用ウェブサイトにアクセスすることができ、いじめの通報にともなう心理的負担が軽減される。
また、サーバSには、生徒のID及びパスワードのみが記憶されるので、サーバSに不正アクセス等がなされても、生徒IDからそのIDに対応する生徒を識別することは不可能である。なお、生徒のID及びパスワードはクラスの情報と関連付けられて記憶されるので、仮にこの関連づけが第3者に知られても、生徒のID及びパスワードからは、その生徒の学校とクラスまでしか知ることができない。従って、この実施形態によれば、高い匿名性を確保できる。
その後、制御部21は、ボタン401がクリックされたことに応答して、いじめの通報を行うためのアドレス情報を生徒端末Pに通知して、生徒端末Pの画面にアドレス情報を表示させる(S507)。この実施形態では、アドレス情報として、通報画面を表示する通報用ウェブサイトのアドレス(通報アドレス)を用いた。
通報アドレスは、クラス毎に異なるものとし、それぞれのクラスに対して個別の画面を表示するものとした。このように、クラスごとに異なる通報アドレスを用いることで、個々の通報アドレスを知る人物は、情報の漏洩等がない限りは、1つのクラスの生徒及び先生にのみに限られる。従って、第3者によるなりすましや不正なアクセスを一層確実に防ぐことができる。
なお、生徒端末PからサーバSへのアクセスログはインターネットプロバイダや携帯電話のキャリア等に残るが、このアクセスログは通常の手段では入手することができない。たとえば、サーバSへの侵入者、あるいはサーバSの管理者であっても、警察等の公的機関の介入がなければアクセスログを入手することはできない。従って、この実施形態では通報の匿名性が非常に高くなっている。
先生から配布される登録番号に対して登録可能なID数は生徒数と一致している。仮に登録番号及び生徒用登録画面のアドレスが漏洩して、5年5組の生徒以外の者がID登録を行う場合、登録者数が生徒数を超過することになる。しかし、上述したように、登録可能なID数を超えて登録を行うことは禁止されているので、生徒へのなりすましを防止することができる。特に、先生が生徒に生徒用登録画面のアドレスを通知する際に、生徒全員が生徒用登録画面を通じて登録を行ったことを確認することで、第3者が生徒用登録画面から登録を行うことを防ぐことができる。
また、登録された生徒数が登録可能な生徒数に達した後に、更に生徒から登録要求を受けた場合、サーバSは、登録を拒否し、先生の通報用メールアドレスに登録数を超えた登録要求がなされたことを通知する。これにより、先生は、生徒へのなりすまし、あるいは生徒による二重登録等を迅速に防止することができる。
生徒がいじめの通報を行う場合、いじめを知ってからIDとパスワードの登録を行うことが生徒にとって心理的負担になる場合がある。従って、この実施形態では、先生が生徒に対して書面を配布するか、あるいは、黒板にアドレスを書くなどして生徒用登録画面のアドレスを通知した後に、速やかに生徒にIDとパスワードの登録処理を行わせる。
好ましくは、通報アドレスが生徒端末Pに記憶されたことを確認するために、制御部21は、S505でID等を記憶した後に、ブラウザを閉じる指示を生徒端末Pに表示する。その後、制御部21は、ブラウザが閉じられてアクセスが切断された後に、再度同じ生徒端末Pから通報アドレスに対して所定時間内にアクセスが行われたか否かを判定する。所定時間内(例えば5分以内)にアクセスが行われた場合には、登録処理を完了し、アクセスが行われなかった場合には先生の通報アドレスにその旨を通知する。これにより、生徒による登録処理が正常に完了しなかったことを先生に迅速に通知することができる。
制御部21は、生徒からの登録の受付が完了する毎に、設定された通報者数と、ID及びパスワードの登録数とが一致するかを確認する。一致した場合には、先生の通報用メールアドレスにその旨を通知する。これにより、先生は、5年5組の生徒全員がIDとパスワードを登録したことを確認することができる。従って、先生は、生徒用ウェブサイトを生徒に通知して生徒にIDとパスワードの登録を行わせ、生徒全員の登録が済んだか否かをその場で確認することができる。
次に、生徒は、クラスの誰かがいじめられていることを知った場合には、生徒端末Pから登録された通報アドレスをブラウザに入力して通報用ウェブサイトに接続する。生徒端末Pは生徒自身が所有していることから、生徒は任意のタイミングでいじめの通報を行うことができる。例えば、自分がいじめを通報したことが他の生徒に知られることがないように、帰宅してから自宅で通報を行うことができる。
生徒が生徒端末Pを用いて通報用ウェブサイトにアクセスして通報要求を行った場合に生徒端末Pに表示される画面の例を図6(a)、(b)、(c)及び(d)に示す。図6(a)に示されるように、通報用ウェブサイトの画面には、生徒のIDとパスワードの入力を促す画面が表示される。生徒は、ID及びパスワードを入力してログインボタン601をクリックすることで、サーバSにログインする。
なお、ID及びパスワードの両方又はいずれかを忘れた生徒のために、いじめレポートボタン602を通じて、「ID及びパスワードを忘れた場合はここをクリックして下さい」との説明が表示されている。生徒は、ID及びパスワードの両方またはいずれか一方を忘れた場合、ログインボタン601をクリックする。この場合、サーバSは、後述するID及びパスワードの再登録処理を行う。
ここで、生徒に対して正しいID及びパスワードを教えるには、ID及びパスワードを忘れた生徒を識別し、識別された生徒に対応するID及びパスワードを通知する必要がある。しかしながら、本実施形態では、情報漏洩を防ぐために、上述のように生徒とそのID及びパスワードとを関連付ける情報は一切記録しないので、正しいID及びパスワードを教えることはできない。従って、ボタン601がクリックされた場合、制御部21は、以下のように処理を行う。
1)生徒に対して登録番号の入力を促す画面を生徒端末Pに表示させる。入力された登録番号が、DB24に記憶された登録番号に一致する場合には、その生徒はなりすましではないと判定し、入力された登録番号に関連付けられた先生の通報用メールアドレスに対し、登録可能人数を増加させるように通知を行う。
2)この通知を受けた先生は、先生用登録画面にアクセスし、通報者数を1増加させる。これにより、ID及びパスワードを忘れた生徒は、新規にID及びパスワードを登録することが可能となる。ID及びパスワードを忘れた生徒が複数いる場合には、その人数分、通報者数を増加させる。
3)先生が登録可能人数を増加させた後に、パスワードを忘れた生徒は、図4(a)に示される生徒用登録画面にアクセスし、図5に示される処理を通じて、ID及びパスワードを新規に登録することが可能となる。
なお、先生は、上述したように登録番号を定期的に変更する場合は、登録番号変更時に、通報者数を元の数に戻す。
制御部21は、登録されたID及びパスワードと生徒から入力されたID及びパスワードとが一致しない場合には、再度図6(a)の画面を表示して、ID及びパスワードの入力を求める。
一方、両者が一致した場合には、図6(b)に示されるように、「いじめレポートは、だれが送ったか、先生には分からないようになっています。きんきゅうの時は、けいさつと協力して、いじめについてしらべます。」という画面表示を行う。この画面表示は、通報を行う生徒の心理的負担を軽減するためのものである。
この実施形態では、いたずらによる通報を防ぐために、所定期間内における通報回数を通報者数に制限する。より詳細には、通報回数は生徒1人につき1日1回までに制限する。いじめの通報回数を制限することで、いたずらによるいじめレポートが先生に対して多数送信され、結果としていじめレポートの信頼性が損なわれることを防ぐ。
特に、この実施形態では、通報を行った生徒が誰であるかを識別することはできないので、いたずらによるレポートの多数送信が発生した場合、どの生徒がいたずらをしているのか特定することは非常に困難である。従って、一日における通報回数を制限することで、いたずらによる通報を抑制することができる。
また、サーバSから先生に通報を送信するタイミングは任意に決定できる。例えば、生徒からサーバSになされた通報内容をまとめて1日に1回ごとに先生に送信してもよい。あるいは、通報が行われるごとにすぐに通報内容を先生に送信してもよい。
図6(b)に示される画面には、いじめレポートボタン602が表示される。生徒がいじめレポートボタン602をクリックすると、制御部21は、1日の通報回数が通報者数を超えているか否かを判定し、超えている場合には、図6(c)に示されるように、「いじめレポートは、1日1回までとなっています。」、「緊急の場合は、先生か家族の人に。」という説明を表示する。これにより、いたずらによる通報を防ぐとともに、緊急時には先生や家族の人に直接通報することで、いじめへの対応を行うようにする。
一方、1日の通報回数が通報者数を超えていない場合には、図6(d)に示される画面を表示する。これにより、生徒に対して、「あなたは?」という質問に対して「いじめている」、「いじめをみた」、「いじめられている」という選択肢が示される。また、いじめの深刻さについては、「しんこくさ」という項目に対して「命が危ない」、「とても危険」、「危険」、「要注意」という段階的な選択肢が示される。これにより、通報者である生徒は、容易にいじめの内容や通報相手を指定することができ、いじめの通報にともなう心理的負担を小さくすることができる。
この実施形態では、生徒がいじめの内容を直接テキスト入力することができるテキスト入力画面をも表示することで、詳細ないじめの内容を伝えることができるようにしている。
また、先生によっては生徒からの信頼度が異なる場合もあるので、この実施形態では、先生が複数登録されている場合には、各先生の名前を画面に表示し、いじめを通報する先生を選択することを可能としている。図6(d)の例では、いじめを「おしえたい」相手として「山田一郎先生」、「高橋二郎先生」及び「鈴木三郎先生」が示されており、そのうちの1人又は複数人に対していじめの通報を行うことができるようにしている。
次に、図4(a)〜(d)に示したいじめの通報を受けてから先生に通報内容を送信する処理を説明する。
生徒からのいじめの通報を受けた後、サーバSは、生徒に指定された先生に対し、以下のようにして登録されたメールアドレスに生徒からのいじめレポート内容を送信する。
1)いじめレポートの内容をメール送信するためのフォーマットに変換する。
2)選択された先生に対して、登録されたメールアドレスに対して、フォーマット変換されたいじめレポートの内容が記載されたメールを送信する。
この際、いじめを報告した生徒のIDやアクセスしてきたIPアドレス等の、通報した生徒に関する情報は一切先生には送信しない。
3)メールを送信後、いじめの報告をした生徒に関するアクセス履歴やいじめの内容等、いじめのレポートにまつわる情報を、キャッシュ等も含めてすべて消去する。また、先生への通信に関する情報もすべて消去する。
例えば、いじめの報告をした生徒の生徒端末PのアクセスログやIDアドレス等がサーバのメモリに残っていれば、その内容を消去する。また、いじめレポートによるいじめの内容も消去する。先生に送信したいじめの内容や、先生へのメール送信記録なども消去する。
そのために、この実施形態では、RAM23の特定領域内で、いじめの報告の受け付け及び記録処理、いじめレポートの作成処理及び送信処理、受信した内容の記録及びこれらに関連する処理等を実行する。更に、先生へのいじめレポートの送信処理及び関連する処理を、すべてRAM23の特定領域を用いて行う。
その後、RAM23の特定領域内にあるデータをすべて消去する。好ましくは、特定領域内をダミーデータですべて上書きする。この処理により、生徒からのいじめレポートに関連する情報及び先生への送信に関連する情報は完全に削除される。なお、DB24が読み書き可能である場合には、DB24をランダムアクセスメモリとして用いることができる。従って、RAM23の特定領域で実行される処理の全部又は一部を、DB24の特定領域で実行するようにしてもよい。
以上のように処理を行うことで、サーバSには、いじめレポートに関するすべての情報が削除される。従って、悪意の第3者がサーバSに侵入した場合でも、いじめレポートに関する内容はすべて消去されているので、データの漏洩が起きる心配はない。勿論、携帯電話のキャリアやインターネットプロバイダ等には生徒端末PからサーバSへのアクセスの記録や、サーバSから先生端末Tへのアクセスの記録は残るものの、上述したように、これらの情報は、警察等の介入がない限り、サーバSの管理者であっても取得することはできない。従って、非常に高い匿名性が確保できる。
なお、本実施形態では、以上のように生徒からのいじめレポートに関する情報及び先生へのメールによるいじめ内容の送信に関する情報をすべて削除するものとした。しかし、どの情報を残しどの情報を消去するかは、任意に設定することができる。
また、サーバSには、生徒のID及びパスワードはDB24に記録されるものの、生徒からのいじめ通報及び先生へのいじめレポートの送信情報はすべて削除される。従って、生徒のID及びパスワードが他人に知られたとしても、その生徒がいじめの通報を行った否か、いじめの通報内容等は、いじめレポートを受け取った先生も含めて誰にも知られることはない。従って、生徒のID及びパスワードを生徒端末Pに記録しても、情報漏洩等のおそれはない。
以上のように、この実施形態によれば、乱数により発生させた登録番号を先生に通知し、先生が生徒に対して登録番号を通知することで、サーバSには生徒の個人情報を一切蓄積することなくいじめ通報管理装置を実現することができる。

Claims (9)

  1. 学校内のグループに所属する生徒が有する第1端末からの通報を受けて、匿名性を維持しながら通報受信者が有する第2端末に前記通報の内容を送信するための通報管理装置であって、
    前記通報受信者を識別するための通報受信者識別情報と、前記第2端末に前記通報の内容を送信するための通信情報と、前記グループの情報の入力を受け付ける受け付け手段と、
    記憶手段と、
    前記グループに対して固有のグループ識別情報を生成するとともに、生成されたグループ識別情報を前記第2端末に表示させる制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記生成されたグループ識別情報、前記通信情報、前記グループの情報、及び前記通報受信者識別情報を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記制御手段は、前記第1端末からの登録要求を受けると、前記グループ識別情報の入力を促し、前記グループ識別情報が正しく入力されたときには、前記生徒の個人情報を含まない生徒識別情報と前記グループ識別情報とを関連付けて前記記憶手段に記憶させて前記生徒の登録処理を行い、
    かつ、前記制御手段は、前記通報を行うための前記第1端末からの通報要求を受けたときには、前記生徒識別情報の入力を促し、正しく入力された場合には、前記生徒識別情報に関連付けられた前記グループ識別情報を求め、当該グループ識別情報に関連付けられた前記通信情報を参照して、前記第1端末から入力された前記通報の内容を前記第2端末に送信し、かつ、前記生徒識別情報は前記第2端末には送信しないことを特徴とする、
    通報管理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1端末からの登録要求を受けた後に、前記グループ識別情報が正しく入力されたときには、前記通報を行うためのアドレス情報を前記生徒の第1端末に通知することを特徴とする、
    請求項1に記載の通報管理装置。
  3. 前記グループ識別情報を乱数により生成することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の通報管理装置。
  4. 前記制御手段は、前記受け付け手段を通じて入力される、通報を行う生徒数を前記記憶手段に記憶し、
    前記登録された生徒数が前記通報を行う生徒数に達したことに応答して、前記第2端末に、登録された生徒数が前記通報を行う生徒数に達したことを通知することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通報管理装置。
  5. 前記制御手段は、前記受け付け手段を通じて入力される、通報を行う生徒数を前記記憶手段に記憶し、
    前記登録された生徒数が前記通報を行う生徒数に達した後に、更に前記登録要求を受けた場合には、登録を拒否するとともに、通報を行う生徒数を超えた登録要求がなされたことを、記通信情報を参照して前記第1端末に通知する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通報管理装置。
  6. 前記制御手段は、前記受け付け手段を通じて入力される、通報を行う生徒数を前記記憶手段に記憶し、
    所定期間内の通報回数が前記通報を行う生徒数を超えた場合には、通報を拒否するとともに、通報を行う生徒数を超えた通報要求がなされたことを、前記通信情報を参照して前記第1端末に通知する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通報管理装置。
  7. 読み書き可能な記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記生徒識別情報の入力の受け付け、前記通報の内容の受け付け処理及び前記通報の容を前記第2端末に送信する処理を前記読み書き可能な記憶手段の特定領域内で実行し、前記通報の内容を前記第2端末に送信した後に、前記特定領域内のデータをすべて削除することを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の通報管理装置。
  8. 前記通報受信者識別情報には、通報受信者の名前が含まれ、
    前記受け付け手段を通じて入力された、複数の通報受信者についての前記通報受信者識別情報と通信情報とが前記記憶手段に記憶され、
    前記制御手段は、前記第1端末からの前記通報要求を受けたときには、前記複数の通報受信者のそれぞれの通報受信者の名前を前記第1端末に表示させ、前記生徒から指定された通報受信者について、前記通報の内容を前記第2端末に送信することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の通報管理装置。
  9. 団体内のグループに所属する、グループ構成員が有する第1端末からの通報を受けて、匿名性を維持しながら通報受信者が有する第2端末に前記通報の内容を送信するための通報管理装置であって、
    前記通報受信者を識別するための通報受信者識別情報と、前記第2端末に前記通報の内容を送信するための通信情報と、前記グループの情報との入力を受け付ける受け付け手段と、
    記憶手段と、
    前記グループに対して固有のグループ識別情報を生成するとともに、生成されたグループ識別情報を前記第2端末に表示させる制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記生成された団体識別情報、前記通信情報、前記グループの情報、及び前記通報受信者識別情報を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記制御手段は、前記第1端末からの登録要求を受けると、前記グループ識別情報の入力を促し、前記団体識別情報が正しく入力されたときには、前記構成員の個人情報を含まない構成員識別情報と、前記グループ識別情報とを関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
    かつ、前記制御手段は、前記第1端末から前記通報を行うための通報要求を受けたときには、前記グループ識別情報の入力を促し、正しく入力された場合には、前記グループ識別情報に関連付けられた前記通信情報を参照して、前記第1端末から入力された前記通報の内容を前記第2端末に送信し、かつ、前記構成員識別情報は前記第2端末には送信しないことを特徴とする、前記通報の内容を前記第2端末に送信することを特徴とする、
    通報管理装置。
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