JP2017118300A - 周波数特性補正回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】帰還信号を用いてアナログ回路の周波数特性を推定し、その周波数特性を補正する周波数特性補正回路を提供すること
【解決手段】本発明の周波数特性補正回路は、設定精度の範囲内で振幅または位相の少なくとも一方が等しいマルチトーン信号を出力する信号源3と、マルチトーン信号及び入力信号が入力されるアナログ回路6と、アナログ回路の出力信号をフーリエ変換し、周波数スペクトラムを算出するフーリエ変換部8と、フーリエ変換部が算出した周波数スペクトラムから1つの信号を基準信号として抽出し、基準信号で周波数スペクトラムを規格化し、周波数スペクトラムの周波数偏差を求める周波数偏差計算回路9と、周波数偏差計算回路が算出した周波数偏差の逆特性を算出する補正特性計算回路10と、入力信号に補正特性計算回路が算出した逆特性を与える周波数偏差補正回路13とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線送受信機における周波数特性を補正する回路に関する。
一般に、無線送受信機を構成するアナログ回路は、周波数特性を有する。周波数特性とは、アナログ回路における通過振幅または通過位相の周波数依存性であり、一定ではない。送信信号の信号帯域において、アナログ回路の通過利得または通過位相の周波数偏差が大きい場合、送信信号の品質が劣化する。そこで、アナログ回路の周波数特性をディジタル信号処理により補正する手法がある。
例えば、特許文献1には、マルチキャリア信号源を用いてアナログ回路の周波数特性を推定し、推定後の周波数特性から補正特性を算出する周波数特性補正送信機が述べられている。
特許文献1の周波数特性補正送信機では、マルチキャリア信号源が出力した信号を2つに分け、一方の信号を発振信号として周波数軸変換部に入力し、他方の信号をアナログ回路に入力する。アナログ回路を通過して戻ってきた信号を帰還信号とする。発振信号及び帰還信号をFFT(Fast Fourier Transform)処理し、それぞれの周波数スペクトラムを求める。そして、発振信号の周波数スペクトラムと帰還信号の周波数スペクトラムとを比較することにより、アナログ回路の周波数特性を求めている。
特開2012−244294号公報
しかしながら、特許文献1の周波数特性補正送信機は、発振信号及び帰還信号に対してFFT処理を行い、両信号を比較することにより周波数特性を推定している。そのため、FFT処理を行う回路が2つ必要であり、ディジタル回路の回路規模が大きくなる課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、帰還信号を用いてアナログ回路の周波数特性を推定し、その周波数特性を補正する周波数特性補正回路を提供することを目的とする。
本発明の周波数特性補正回路は、設定精度の範囲内で振幅または位相の少なくとも一方が等しいマルチトーン信号を出力する信号源と、マルチトーン信号及び入力信号が入力されるアナログ回路と、アナログ回路の出力信号をフーリエ変換し、周波数スペクトラムを算出するフーリエ変換部と、フーリエ変換部が算出した周波数スペクトラムから1つの信号を基準信号として抽出し、基準信号で周波数スペクトラムを規格化し、周波数スペクトラムの周波数偏差を求める周波数偏差計算回路と、周波数偏差計算回路が算出した周波数偏差の逆特性を算出する補正特性計算回路と、入力信号に補正特性計算回路が算出した逆特性を与える周波数偏差補正回路とを備える。
本発明によれば、帰還信号を用いてアナログ回路の周波数特性を推定することができるため、発振信号に対してFFT処理を行う回路を不要にできる効果がある。
この発明の実施の形態1に係る周波数特性補正回路の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るマルチトーン信号の周波数スペクトラムを示す周波数特性図である。 この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の出力信号の周波数スペクトラムを示す周波数特性図である。 この発明の実施の形態1に係る周波数偏差計算回路の動作手順の一例を表すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るΔGの周波数特性を示す周波数特性図である。 この発明の実施の形態1に係る補正特性計算回路の計算手順の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る補正特性Cn_comp,nを示す周波数特性図である。 この発明の実施の形態1に係る周波数偏差補正回路の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る周波数特性補正回路の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る周波数特性補正回路の他の構成例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る周波数特性補正回路の一構成例を示す構成図である。
本周波数特性補正回路は、入力端子1、出力端子2、マルチトーン信号源3、スイッチ4、D/A(Digital to Analog Converter)変換器5、高周波増幅器6、A/D(Analog to Digital Converter)変換器7、FFT回路8(フーリエ変換部の一例)、周波数偏差計算回路9、補正特性計算回路10、タップ係数計算回路11、及び周波数偏差補正回路12を備える。本実施の形態では、アナログ回路として高周波増幅器6を用いている。また、高周波増幅器6以外の回路は、理想的な周波数特性を持ち、振幅及び位相の周波数偏差はないものとする。
入力端子1は、変調信号(送信信号)が入力される端子である。入力端子1は、周波数偏差補正回路12に接続される。
出力端子2は、高周波増幅器6の周波数特性を補正した変調信号が出力される出力端子である。出力端子2は、高周波増幅器6に接続される。
マルチトーン信号源3は、周波数の異なる複数の正弦波(マルチトーン信号)を出力するマルチトーン信号源である。マルチトーン信号源3は、スイッチ4接続される。マルチトーン信号源3は、スイッチ4に、周波数の異なる複数の正弦波をスイッチ4に出力する。マルチトーン信号源3は、周波数偏差計算回路9に接続され、マルチトーン信号の振幅値及び位相値を周波数偏差計算回路9に出力するようにしても良い。
スイッチ4は、D/A変換器5の接続先を周波数偏差補正回路12またはマルチトーン信号源3に切り替えるスイッチである。スイッチ4は、周波数偏差補正回路12、マルチトーン信号源3、及びD/A変換器5に接続される。スイッチ4は、D/A変換器5の接続先を周波数偏差補正回路12にした場合、周波数偏差補正回路12を通過した変調信号をD/A変換器5に出力し、D/A変換器5の接続先をマルチトーン信号源3にした場合、マルチトーン信号をD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5は、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器である。D/A変換器5は、スイッチ4及び高周波増幅器6に接続される。D/A変換器5は、周波数偏差補正回路12が出力したディジタル信号、またはマルチトーン信号源3がマルチトーンのディジタル信号をアナログ信号に変換し、高周波増幅器6に出力する。
高周波増幅器6は、変調信号またはマルチトーン信号を増幅する高周波増幅器である。高周波増幅器6は、D/A変換器及び出力端子2に接続される。高周波増幅器6は、D/A変換器5が出力する変調信号またはマルチトーン信号を増幅し、増幅した信号を出力端子2及びA/D変換器7に出力する。
A/D変換器7は、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。A/D変換器7は、高周波増幅器6及び出力端子2に接続される。A/D変換器7は、高周波増幅器6を通過したマルチトーン信号をディジタル信号に変換し、FFT回路8に出力する。
FFT回路8は、入力信号をFFT処理するFFT回路である。FFT回路8は、A/D変換器7及び周波数偏差計算回路9に接続される。FFT回路8は、入力されたディジタル信号を高速フーリエ変換し、入力信号の周波数スペクトラムを算出し、算出した周波数スペクトラムを周波数偏差計算回路9に出力する。
周波数偏差計算回路9は、高周波増幅器6を通過した信号の周波数偏差を算出する周波数偏差計算回路である。周波数偏差計算回路9は、FFT回路8及び補正特性計算回路10に接続される。周波数偏差計算回路9は、FFT回路8が出力した周波数スペクトラムから、高周波増幅器6の周波数偏差を算出し、算出した周波数偏差を補正特性計算回路10に出力する。なお、周波数偏差計算回路9は、マルチトーン信号源3が出力するマルチトーン信号の振幅値及び位相値を記憶したメモリを有し、記憶した振幅値及び位相値と、FFT回路8が出力した周波数スペクトラムとを比較し、高周波増幅器6を通過した信号の周波数偏差を算出するようにしても良い。
補正特性計算回路10は、周波数偏差計算回路9が算出した高周波増幅器6の周波数偏差を補正する補正特性を算出する補正特性計算回路である。補正特性計算回路10は、周波数偏差計算回路9及びタップ係数計算回路11に接続される。補正特性計算回路10は、周波数偏差計算回路9が算出した高周波増幅器6の周波数偏差の逆特性を算出し、算出した逆特性をタップ係数計算回路11に出力する。
タップ係数計算回路11は、補正特性計算回路10が算出した高周波増幅器6の逆特性からデジタルフィルタのタップ係数を算出するタップ係数計算回路である。タップ係数計算回路11は、補正特性計算回路10及び周波数偏差補正回路12に接続される。タップ係数計算回路11は、補正特性計算回路10が算出した高周波増幅器6の逆特性から、デジタルフィルタでその逆特性再現するのに用いられるタップ係数を算出し、算出したタップ係数を周波数偏差補正回路12に出力する。
周波数偏差補正回路12は、タップ係数計算回路11が算出したタップ係数を用いて、高周波増幅器6の周波数偏差を補正する周波数偏差を送信信号に与える周波数偏差補正回路である。周波数偏差補正回路12は、入力端子1、スイッチ4、及びタップ係数計算回路11に接続される。周波数偏差補正回路12は、タップ係数計算回路11が算出したタップ係数を用いて、高周波増幅器6と逆の周波数偏差を入力端子1から入力される変調信号に与えて、高周波増幅器6の周波数偏差を補正する。周波数偏差補正回路12は、高周波増幅器6と逆の周波数偏差を与えた変調信号をスイッチ4に出力する。例えば、周波数偏差補正回路12は、トランスバーサル型FIR(Finite Impulse Response)フィルタなどのデジタルフィルタで構成される。
マルチトーン信号源3、FFT回路8、周波数偏差計算回路9、補正特性計算回路10、タップ係数計算回路11、及び周波数偏差補正回路12は、例えばFPGA(Field programmable gate array)内のメモリ及び論理回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイコン(マイクロコンピュータ)などで構成される。
次に、この発明に実施の形態1に係る周波数特性補正回路の動作について説明する。
まず、スイッチ4は、マルチトーン信号源3とD/A変換器5とを接続する。マルチトーン信号源3は、設定精度の範囲内で同振幅かつ同位相の周波数の異なる16本の正弦波を出力する。具体的には、マルチトーン信号源3は、次式で表すマルチトーン信号をD/A変換器5に出力する。ここで、設定精度は、D/A変換器の有効ビット数により決まる。例えば、有効ビット数が10である場合、マルチトーン信号の振幅は、0.1%の範囲で一致する。また、マルチトーン信号を構成する各信号の振幅差が±0.1dBの範囲であれば、一般的な無線機において周波数特性の影響は十分無視できるため、設定精度内で同振幅とみなせる。
Figure 2017118300
図2は、この発明の実施の形態1に係るマルチトーン信号の周波数スペクトラムを示す周波数特性図である。
図2の縦軸は、振幅または位相であり、横軸は周波数である。マルチトーン信号を構成する各周波数の信号は、同一の振幅値かつ同一の位相値である。以下、振幅を例に説明するが、位相であっても原理は同じである。
D/A変換器5は、マルチトーン信号sをアナログ信号に変換し、変換した信号を高周波増幅器6に出力する。
高周波増幅器6は、マルチトーン信号を増幅するが、高周波増幅器6が有する周波数特性により、マルチトーン信号の振幅及び位相の周波数特性は、図2に示すもとのマルチトーン信号の周波数特性から変化する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器6の出力信号の周波数スペクトラムを示す周波数特性図である。
縦軸は、振幅であり、横軸は周波数である。マルチトーン信号源3が出力するマルチトーン信号は、周波数に対して同一の振幅値かつ同一の位相値であるが、高周波増幅器6は、周波数特性を有するため、高周波増幅器6が増幅したマルチトーン信号は、図3に示すような周波数特性を持つ。高周波増幅器6は、増幅したマルチトーン信号を出力端子2及びA/D変換器7に出力する。
A/D変換器7は、高周波増幅器6の出力信号をディジタル信号に変換し、変換したディジタル信号をFFT回路8に出力する。
FFT回路8は、A/D変換器7が出力したディジタル信号を高速フーリエ変換し、高速フーリエ変換して得られた周波数スペクトラム信号を周波数偏差計算回路9に出力する。ここで、FFT回路8が出力する周波数スペクトラム信号は、下記で示すように、複素数の値を持つ。また、周波数スペクトラム信号は、マルチトーン信号源3が出力するマルチトーン信号と同じ周波数成分を有する。ここでは、FFT回路8は、マルチトーン信号源3が出力する16本の正弦波の周波数と同じ周波数成分を持つように、A/D変換器7が出力したディジタル信号を高速フーリエ変換する。
図4は、この発明の実施の形態1に係る周波数偏差計算回路9の動作手順の一例を表すフローチャートである。
まず、ステップS101において、周波数偏差計算回路9は、入力された周波数スペクトラム信号から基準となる信号を1つ抽出する。例えば、基準となる信号として、中心周波数の信号または各トーン信号の振幅の平均値に最も近い振幅をもつ信号を選択する。ここでは、周波数fの信号を基準信号とする。抽出する基準信号は、fでなくても良いが、マルチトーン信号源3が生成した信号の周波数(f〜f16)に対応するものから選ぶ必要がある。
次に、ステップS102において、周波数偏差計算回路9は、抽出した基準信号で他の信号を規格化することで、周波数偏差特性を求める。そして、周波数偏差計算回路9は、求めた周波数偏差特性を補正特性計算回路10に出力し、処理を終了する。以下、周波数偏差を求める具体的な手順を説明する。各周波数に対する信号は、振幅をA、位相をΦとすると、以下の式で表される。nは、マルチトーン信号の周波数に対応する番号である。
Figure 2017118300
に対応する信号は、以下の式で表される。
Figure 2017118300
に対応する信号は、以下の式で表される。
Figure 2017118300
の信号と他の信号との偏差は、以下の式で表される。周波数偏差計算回路9は、基準信号(C)で他の信号(C)を除算し、除算した結果の振幅と位相から入力信号の周波数偏差を計算する。
Figure 2017118300
Figure 2017118300
Figure 2017118300
ΔGは、振幅の偏差である。Δφは、位相の偏差であり、fの信号の位相と他の信号の位相との差分である。
図5は、この発明の実施の形態1に係るΔGの周波数特性を示す周波数特性図である。
図5の縦軸は、ΔGであり、横軸は周波数である。図5に示すように、周波数偏差計算回路9は、fの信号で全ての信号を規格化し、高周波増幅器6の周波数偏差を求める。このように、ある1つの信号に対して全ての信号を規格化することで、周波数偏差は1付近の値なる。これにより、周波数偏差の逆特性に対応するタップ係数を求める際、その値が1に近い値となるため、例えばFIRフィルタをFPGA等で実現した場合、丸め誤差を小さくすることができる。FPGAでは、一般的に固定小数点で計算を行うため、周波数偏差が、小数点が置かれる桁に対して大きな値であったり、小さな値であったりすると、演算の際に丸め誤差が大きくなるからである。
ここで、周波数偏差計算回路9は、マルチトーン信号源3が同振幅かつ同位相の複数の正弦波を出力することを前提に、基準信号で各周波数の信号を除算し、入力信号の周波数偏差を求めた。しかし、周波数偏差計算回路9とマルチトーン信号源3とが接続されており、マルチトーン信号の振幅値及び位相値がマルチトーン信号源3から周波数偏差計算回路9に送信され、送信された振幅値及び位相値に基づいて周波数偏差計算回路9は、マルチトーン信号の周波数スペクトラムを生成し、生成した周波数スペクトラムとFFT回路8が算出した周波数スペクトラムとを比較することで高周波増幅器6の周波数偏差を求めても良い。
補正特性計算回路10は、周波数偏差計算回路9が算出した周波数偏差Cn,7を用いて、以下のように補正特性を計算し、その計算結果をタップ係数計算回路11に出力する。
図6は、この発明の実施の形態1に係る補正特性計算回路10の計算手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、補正特性計算回路10は、式(8)から高周波増幅器6の群遅延τgdを求める。なお、ここでは、群遅延τgdを求める際に、Cn+1、C、fn+1、f(n=7)を用いたが、nは1〜15のどの値でも良い。また、Cn−1、C、fn−1、fからτgdを求めても良く、その場合、n=2〜16のどの値でも良い。
次に、ステップS202において、補正特性計算回路10は、周波数偏差補正回路12により高周波増幅器6の周波数特性を補正した後の信号に対する群遅延特性を仮定する。具体的には、式(9)から、周波数偏差補正回路12の群遅延と高周波増幅器6の群遅延とを合わせた群遅延τgd_compを求める。式(9)において、(N−1)/(2F)は、後述するが、周波数偏差補正回路12を構成するトランスバーサル型FIRフィルタの群遅延であり、τgdは高周波増幅器6の群遅延である。Nは、FIRフィルタのタップ数であり、Fは、FIRフィルタのサンプリング周波数である。
次に、ステップS203において、補正特性計算回路10は、補正後の信号特性、つまり周波数偏差のない理想的な信号特性を求める。具体的には、式(10)からLを求める。Lは、周波数偏差のない理想的な信号である。そして、補正特性計算回路10は、理想的な信号特性Lを高周波増幅器6の周波数特性を表すCn,7で除算することにより、高周波増幅器6の周波数特性を補正する逆特性を求める。具体的には、式(11)から補正特性Cn_comp,nを計算する。補正特性計算回路10は、Cn_comp,nをタップ係数計算回路11に出力し、処理を終了する。
このように、補正特性計算回路10は、高周波増幅器6の群遅延及びFIRフィルタの群遅延を考慮して周波数偏差のない理想的な信号特性を仮定し、それを高周波増幅器6の周波数特性で除算し、補正特性を求める。これにより、FIRフィルタで設定可能な補正特性を算出できる。高周波増幅器6の群遅延及びFIRフィルタの群遅延を考慮しない場合、つまり式(9)の右辺が0である場合、FIRフィルタは、負の群遅延を有する周波数偏差を設定しなければならず、補正特性の設定ができない。
Figure 2017118300
Figure 2017118300
Figure 2017118300
Figure 2017118300
図7は、この発明の実施の形態1に係る補正特性Cn_comp,nを示す周波数特性図である。
図7の縦軸は、Cn_comp,nであり、横軸は、周波数である。図6の周波数特性は、高周波増幅器6に対する補正特性、つまり高周波増幅器6の周波数特性に対する逆特性となっている。図5に示した周波数特性と図6に示した周波数特性とを乗算すると、振幅偏差または位相偏差のない周波数特性が得られる。
なお、ここでは、式(8)、式(9)、式(10)、及び式(11)により補正特性Cn_comp,nを求めたが、入力信号Cn,7を直接IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理した後、循環推移など適用することで補正特性を得ても良い。
タップ係数計算回路11は、補正特性計算回路10から入力された信号(Cn_comp,n)に対し、まず逆フーリエ変換処理を行う。逆フーリエ変換処理の結果に対して、窓関数として、例えば式(12)で表されるハン窓を適用する。なお、窓関数はハン窓である必要はなく、ハミング窓やブラックマン窓など他の窓関数を適用しても良い。
Figure 2017118300
タップ係数計算回路11は、式(13)に示すように、式(11)に示す16個の数列の要素と式(12)に示す16個の数列の要素との乗算を行うことでタップ係数を算出し、算出したタップ係数を周波数偏差補正回路12に出力する。ここで、IFFT[Cn_comp,n]は、Cn_comp,nを逆フーリエ変換した関数である。
Figure 2017118300
図8は、この発明の実施の形態1に係る周波数偏差補正回路12の一構成例を示す構成図である。
周波数偏差補正回路12は、タップ数Nのトランスバーサル型FIRフィルタで構成されている。 周波数偏差補正回路12は、入力端子120、遅延器121a〜121o、乗算器122a〜122n、加算器123、出力端子124を備える。
入力端子120は、遅延器121aおよび乗算器122aに接続され、遅延器121aの出力端子は、遅延器121b及び乗算器122bに接続される。遅延器121aと同様に、遅延器121bの出力端子は、遅延器121c及び乗算器122cに接続される。遅延器121c以下についても、遅延器121a及び遅延器121bと同様に、次の遅延器及び乗算器に接続される。以上のように、周波数偏差補正回路12は、はしご形の回路構成となっており、乗算器122a〜122nの出力端子は、加算器123に接続される。乗算器122への入力係数TAPはタップ係数と呼ばれる重み付け係数であり、このタップ係数によりFIRフィルタの周波数特性が一意に定まる。
周波数偏差補正回路12は、タップ係数計算回路11が出力した信号をトランスバーサル型FIRフィルタのタップ係数(TAP〜TAP16)に設定する。入力端子120に送信信号が入力されると、それぞれの遅延器は、時刻(n−1)Tsに入力された信号を、時刻nTsに出力する。乗算器122a〜122nは、遅延器121a〜121oが遅延を加えたそれぞれの送信信号に対して、タップ係数により重み付を行い、加算器123は重みづけされた信号の加算を行う。これにより、周波数偏差補正回路12は、送信信号に対してFIRフィルタのもつ周波数特性を付加することができる。以上のように動作することにより、周波数偏差補正回路12は、高周波増幅器6の周波数特性の逆特性を有するフィルタとして動作する。
次に、スイッチ4は、マルチトーン信号源3から周波数偏差補正回路12に信号経路を切り替え、周波数偏差補正回路12の出力信号がD/A変換器5へ出力されるようにする。
送信信号は、入力端子1を介して周波数偏差補正回路12に入力される。ここで、周波数偏差補正回路12は、高周波増幅器6の逆特性を表すフィルタ特性を有しているので、送信信号に高周波増幅器6の周波数特性を補正する成分を付加する。
周波数偏差補正回路12の出力信号は、スイッチ4及びD/A変換器5を通過して高周波増幅器6に入力される。
高周波増幅器6は、自身の周波数特性により入力信号の周波数特性を変化させるが、周波数偏差補正回路12により入力信号は高周波増幅器6と逆の周波数特性を有するため、高周波増幅器の持つ周波数特性は相殺される。したがって、高周波増幅器6の出力信号は、入力端子1から入力される送信信号と同じ周波数特性を持つ。
以上のように、実施の形態1によれば、高周波増幅器6を通過したマルチトーン信号である帰還信号のなかから、一つの信号を基準信号として抽出し、基準信号で帰還信号を規格化し、高周波増幅器6の周波数特性を求めるので、発振信号をFFT処理する必要がなく、一つのFFT処理回路で高周波増幅器6の周波数特性を補正することができる。これにより、ディジタル回路の小形化を図ることができる。
なお、ここでは、アナログ回路の例として高周波増幅器6を用いたが、フィルタ、可変増幅器、移相器等であっても、その周波数特性を補正することが可能である。また、生成するマルチトーン信号を周波数の異なる16の正弦波を用いて表したが、本実施の形態はこれに限られるものではなく、任意の数の正弦波を用いることが可能である。
また、本実施の形態においてD/A変換器5と高周波増幅器6との間に周波数変換器が付加され、D/A変換器5の出力信号を周波数変換した信号を高周波増幅器6に入力する場合でも、周波数変換器で周波数変換された信号をA/D変換器7でアンダーサンプリング技術等を用いて量子化することにより、新たに付加された周波数変換器および高周波増幅器6の周波数特性を補正できる。
実施の形態2.
実施の形態2は、D/A変換器5及びA/D変換器7が周波数特性を有していても、高周波増幅器6の周波数特性を求めることができる構成についての実施の形態である。
図9は、この発明の実施の形態2に係る周波数特性補正回路の一構成例を示す構成図である。
図9において図1と同一の符号は、同一または相当の部分を示している。実施の形態2では、D/A変換器5の後段にスイッチ13を設け、A/D変換器7の前段にスイッチ14を設けている点が実施の形態1と異なる。
スイッチ13は、D/A変換器5の接続先を高周波増幅器6またはスイッチ14に切り替えるスイッチである。スイッチ13は、例えば、SPDT(Single Pole Double Throw)スイッチであり、入力端子がD/A変換器5に接続され、一方の出力端子が高周波増幅器6に接続され、他方の出力端子(切り替え端子)がスイッチ14に接続される。スイッチ13は、D/A変換器5の出力信号の出力先を高周波増幅器6またはスイッチ14に切り替える。
スイッチ14は、A/D変換器7の接続先を高周波増幅器6またはスイッチ13に切り替えるスイッチである。スイッチ14は、例えば、SPDT(Single Pole Double Throw)スイッチであり、一方の入力端子が高周波増幅器6に接続され、他方の出力端子がスイッチ13に接続され、出力端子がA/D変換器7に接続される。スイッチ13は、D/A変換器5の出力信号の入力先を高周波増幅器6またはスイッチ13に切り替える。
次に、この発明の実施の形態2に係る周波数特性補正回路の動作について説明する。
本実施の形態では、D/A変換器5、A/D変換器7、及び高周波増幅器6が周波数偏差を有し、その他の素子は、理想的な周波数特性を有し、周波数偏差はないものとする。
高周波増幅器6の周波数特性の算出方法及び補正方法は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。ここでは、D/A変換器5とA/D変換器7とを合わせた周波数特性を補正する方法について説明する。
D/A変換器5の周波数特性をHDA(f)=HDA、A/D変換器7の周波数特性をHAD(f)=HAD、高周波増幅器6の周波数特性をHAMP(f)=HAMPとする。fは、マルチトーン信号のうちの一つの周波数である。
まず、スイッチ13及びスイッチ14の接続先を切り替え、D/A変換器5の出力信号が高周波増幅器6に入力され、高周波増幅器6の出力信号がA/D変換器7に出力されるようにする。
この場合、周波数偏差計算回路9は、A/D変換器7を介して得られた入力信号から式(14)で与えられる周波数特性Hを計算する。ここで、H=CH1,n,7(n=1・・・16)であり、CH1,n,7は、Hの各周波数要素を意味し、式(5)のCn,7に対応する。
Figure 2017118300
補正特性計算回路10及びタップ係数計算回路11の動作は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
周波数偏差補正回路12は、式(14)の周波数特性を補正するために、送信信号に対して、式(15)に示す周波数特性Hcomp1を付加する。式(15)は、式(14)の逆特性(逆周波数特性)である。HDA −1は、D/A変換器5の逆特性であり、HAMP −1は、高周波増幅器6の逆特性であり、HAD −1は、A/D変換器7の逆特性である。
Figure 2017118300
周波数偏差補正回路12が補正した送信信号は、D/A変換器5及び高周波増幅器6を介して、出力端子2から出力されるため、D/A変換器5及び高周波増幅器6の周波数特性(HDA+HAMP)は相殺される。しかし、この場合、D/A変換器5、高周波増幅器6、及びA/D変換器7を合わせた周波数特性を知ることはできるが、高周波増幅器6の周波数特性を知ることはできない。また、上記の補正では、A/D変換器7の逆特性(HAD −1)を補正できないため、HAD −1が大きい場合、送信信号に偏差が生じ、信号精度が劣化する。
次に、スイッチ13及びスイッチ14は、信号経路を切り替え、D/A変換器5が出力したマルチトーン信号がA/D変換器7に出力されるようにする。この場合、周波数偏差計算回路9は、式(16)で与えられる周波数特性Hを計算する。 ここで、H=CH2,n,7(n=1・・・16)であり、CH2,n,7は、Hの各周波数要素を意味し、式(5)のCn,7に対応する。
Figure 2017118300
Figure 2017118300
ここで、式(17)に示すように、HとHとの除算をとることで、HAMPを計算することができる。具体的には、HおよびHの各要素同士を除算する。つまり、HAMP=CH1,n,7/CH2,n,7(n=1・・・16)を計算する。周波数偏差補正回路12は、HAMPに対して実施の形態1と同様の手順で周波数特性の補正を行い、送信信号に対してHAMP −1を付加する。補正された送信信号は、D/A変換器5及び高周波増幅器6を介して出力端子2から出力されるので、高周波増幅器の周波数特性は、相殺される。出力端子2から出力される送信信号は、HDAが付加されるが、HAMPに比べてHDAが小さい場合、本構成は有効である。また、この構成では、HAMPを算出できるので、高周波増幅器6、D/A変換器5、及びA/D変換器7を合わせた周波数偏差が大きい場合に、高周波増幅器6の周波数偏差が大きいのか、D/A変換器5及びA/D変換器7の周波数偏差が大きいのかを切り分けることができる。
以上のように、実施の形態2によれば、スイッチ13及びスイッチ14によりD/A変換器5とA/D変換器7とを接続する信号経路を構成できるので、D/A変換器5及びA/D変換器7が周波数特性を有していても、高周波増幅器6の周波数特性を求めることができる。
なお、本実施の形態においてD/A変換器5と高周波増幅器6との間に周波数変換器が付加された場合でも、周波数変換器で周波数変換された信号をA/D変換器7でアンダーサンプリング技術等を用いて量子化することにより、新たに付加された周波数変換器および高周波増幅器6の周波数特性を補正できる。
図10は、この発明の実施の形態2に係る周波数特性補正回路の他の構成例を示す構成図である。スイッチ13と高周波増幅器6との間に発振器15及び混合器16からなるアップコンバージョン回路を設けている点、スイッチ13とスイッチ14との間にスイッチ20を設けている点、及び高周波増幅器6の出力端子にスイッチ17を設けており、スイッチ17とスイッチ20とが接続され、スイッチ17とスイッチ14との間に発振器18及び混合器19からなるダウンコンバージョン回路を設けている点が図9と異なる。
混合器16は、発振器15のローカル信号を用いて、D/A変換器5の出力信号をアップコンバージョンして、高周波増幅器6に出力する。この場合、高周波増幅器6に加えて混合器16の周波数特性が送信信号に付加される。しかし、スイッチ13、スイッチ14、スイッチ17、及びスイッチ20が信号経路を切り替えることにより、高周波増幅器6の出力信号がA/D変換器7に出力されるようにできるので、本周波数特性補正回路は、高周波増幅器6及び混合器16の周波数特性を算出できる。
また、スイッチ13、スイッチ14、及びスイッチ20が信号経路を切り替えることにより、D/A変換器5の出力信号がA/D変換器7の入力信号とすることができるので、本周波数特性補正回路は、D/A変換器5及びA/D変換器7を合わせた周波数特性を算出できる。
さらに、スイッチ13、スイッチ14、スイッチ17、及びスイッチ20の信号経路を切り替えることにより、高周波増幅器6の出力信号をダウンコンバージョンして、A/D変換器7に出力するような構成も実現でき、A/D変換器7をアンダーサンプリング動作させなくてもアナログ信号をディジタル信号に変換することが可能である。
1 入力端子、2 出力端子、3 マルチトーン信号源、4 スイッチ、5 D/A変換器、6 高周波増幅器、7 A/D変換器、8 FFT回路、9 周波数偏差計算回路、10 補正特性計算回路、11 タップ係数計算回路、12 周波数偏差補正回路、13 スイッチ、14 スイッチ、15 発振器、16 混合器、17 スイッチ、18 発振器、19 混合器、120 入力端子、121a〜121o 遅延器、122a〜122n 乗算器、123 加算器、124 出力端子。

Claims (4)

  1. 設定精度の範囲内で振幅または位相の少なくとも一方が等しいマルチトーン信号を出力する信号源と、
    前記マルチトーン信号及び入力信号が入力されるアナログ回路と、
    前記アナログ回路の出力信号をフーリエ変換し、周波数スペクトラムを算出するフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換部が算出した前記周波数スペクトラムから1つの信号を基準信号として抽出し、前記基準信号で前記周波数スペクトラムを規格化し、前記周波数スペクトラムの周波数偏差を求める周波数偏差計算回路と、
    前記周波数偏差計算回路が算出した前記周波数偏差の逆特性を算出する補正特性計算回路と、
    前記入力信号に前記補正特性計算回路が算出した前記逆特性を与える周波数偏差補正回路と、
    を備えたことを特徴とする周波数特性補正回路。
  2. 前記補正特性計算回路が算出した前記逆特性は、前記周波数偏差補正回路の群遅延を有することを特徴とする請求項1に記載の周波数特性補正回路。
  3. 前記マルチトーン信号はディジタル信号であって、
    前記マルチトーン信号をアナログ信号に変換し、前記アナログ回路に出力するデジタルアナログ変換器と、
    前記アナログ回路が出力した前記マルチトーン信号をディジタル信号に変換し、前記フーリエ変換部に出力するアナログデジタル変換器と、
    前記デジタルアナログ変換器の出力端子と前記アナログ回路の入力端子との間に設けられ、切り替え端子を有し、前記アナログデジタル変換器の接続先を前記アナログ回路または前記切り替え端子に切り替える第1のスイッチと、
    前記アナログ回路の出力端子と前記アナログデジタル変換器の入力端子との間に設けられ、前記アナログデジタル変換器の接続先を前記第1のスイッチの前記切り替え端子または前記アナログ回路に切り替える第2のスイッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数特性補正回路。
  4. 前記補正特性計算回路が算出した逆特性を用いて、デジタルフィルタのタップ係数を算出するタップ係数計算回路と
    を備え
    前記周波数偏差補正回路は、デジタルフィルタであって、前記タップ係数計算回路が算出した前記タップ係数を用いて前記入力信号に前記補正特性計算回路が算出した逆特性を与えることを特徴とする請求項2に記載の周波数特性補正回路。
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