JP2017114195A - 車両制御装置 - Google Patents

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純一 森村
Junichi Morimura
純一 森村
智行 栗山
Tomoyuki Kuriyama
智行 栗山
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Abstract

【課題】衝突回避制御を行う場合であっても、走行制御の干渉が生じることを避ける。【解決手段】車両制御装置100は、障害物を認識する障害物認識部11と、障害物の認識結果に基づいて、予め設定された衝突回避条件が成立したか否かを判定する衝突回避判定部14と、車両と障害物との衝突を回避する走行制御である衝突回避制御、又は衝突回避制御以外の他の走行制御を実行する走行制御部15と、を備える。走行制御部15は、衝突回避制御以外の他の走行制御の実行中に衝突回避条件が成立した場合、他の走行制御を停止して衝突回避制御を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置に関する。
従来、車両の走行を制御する装置に関する技術文献として特許文献1が知られている。この特許文献1には、車両の走行制御として、先行車両に追従して走行するように車両の速度を制御する車速制御と、先行車両との衝突を回避する衝突回避制御とを実行可能な車両制御装置が記載されている。
特許第4558754号公報
ところで、車両の走行制御として、上述した車速制御及び衝突回避制御以外にも、車両の走行する走行車線に沿って車両を走行させる車線維持制御や、前方のカーブ半径に基づいて車両を加減速させるスピードマネジメント制御等の種々の走行制御が知られている。しかしながら、同じ車両に複数の走行制御の機能を搭載した場合、衝突回避制御の開始条件となる衝突回避条件が成立したときに、衝突回避制御に加えて他の走行制御も重複して実行されると制御の干渉が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、衝突回避制御を行う場合に、走行制御の干渉が生じることを避けることができる車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の走行を制御する車両制御装置であって、車両の周囲の障害物を認識する障害物認識部と、障害物認識部による障害物の認識結果に基づいて、予め設定された衝突回避条件が成立したか否かを判定する衝突回避判定部と、車両と障害物との衝突を回避する走行制御である第1制御、又は第1制御とは異なる走行制御である第2制御を実行する走行制御部と、を備え、第2制御は、車両を予め設定された速度で走行させる又は先行車両に追従して車両を走行させる第1車速制御、車両の前方のカーブ半径に基づいて車両の速度を制御する第2車速制御、車両の走行する走行車線に沿って車両を走行させる車線維持制御、及び走行車線から隣接車線へ車両を車線変更させる車線変更制御のうち少なくともいずれかを含み、走行制御部は、第2制御の実行中に、衝突回避判定部により衝突回避条件が成立したと判定された場合、第2制御を停止して第1制御を実行する。
この車両制御装置は、障害物との衝突を回避する第1制御とは異なる第2制御が実行中であったとしても、衝突回避条件が成立した場合には、第2制御を停止して第1制御を実行する。これにより、障害物との衝突を回避するための第1制御(衝突回避制御)を行う場合に、走行制御の干渉が生じることを避けることができる。
本発明の一側面によれば、衝突回避制御を行う場合であっても、走行制御の干渉が生じることを避けることができる。
実施形態に係る車両制御装置の概略構成を示す図である。 車両制御装置が実行する各種の走行制御の状態遷移図である。 クルーズ制御を開始する処理の流れを示すフローチャートである。 スピードマネジメント制御を開始する処理の流れを示すフローチャートである。 車線維持制御及び車線変更制御を開始する処理の流れを示すフローチャートである。 衝突回避制御を開始する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示す車両制御装置100は、乗用車等の車両Mに搭載されている。車両制御装置100は、車両Mの種々の走行制御を実行することができる。図1に示すように、車両制御装置100は、外部センサ1、内部センサ2、GPS[Global Positioning System]受信部3、地図データベース4、方向指示器センサ5、ECU[Electronic Control Unit]6、アクチュエータ7、及びHMI8を備えている。
外部センサ1は、車両Mの周辺の状況を検出する検出機器である。外部センサ1は、単眼カメラ、及びレーダー[Radar]を含んでいる。
単眼カメラは、車両Mの外部状況を撮像する撮像機器である。単眼カメラは、車両Mのフロントガラスの裏側に設けられている。単眼カメラは、車両Mの前方の道路を撮像する。単眼カメラは、撮像した撮像情報をECU6へ送信する。
レーダーは、電波(例えばミリ波)を利用して車両Mの外部の障害物を検出する。レーダーは、電波を車両Mの周囲に送信し、障害物で反射された電波を受信することで障害物を検出する。レーダーは、前方レーダー、右側の前側方レーダー、左側の前側方レーダー、右側の後側方レーダー、及び左側の後側方レーダーを含んでいる。前方レーダーは、車両Mの前方に電波を送信する。右側の前側方レーダーは、車両Mの右側の前側方に電波を送信する。左側の前側方レーダーは、車両Mの左側の前側方に電波を送信する。右側の後側方レーダーは、車両Mの右側の後側方に電波を送信する。左側の後側方レーダーは、車両Mの左側の後側方に電波を送信する。レーダーは、検出した障害物情報をECU6へ送信する。
内部センサ2は、車両Mの走行状態を検出する検出機器である。内部センサ2は、車速センサを含んでいる。
車速センサは、車両Mの速度を検出する検出器である。車速センサとしては、車両Mの車輪又は車輪と一体に回転するドライブシャフト等に対して設けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。車速センサは、検出した車速情報をECU6に送信する。
GPS受信部3は、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、車両Mの位置(例えば車両Mの緯度及び経度)を測定する。GPS受信部3は、測定した車両Mの位置情報をECU6へ送信する。
地図データベース4は、地図情報を備えたデータベースである。地図データベースは、車両に搭載された記憶部内に形成されている。地図情報には、道路の位置情報、道路形状の情報(例えばカーブ、直線部の種別、カーブ半径等)、交差点及び分岐点の位置情報、及び建物の位置情報等が含まれる。なお、地図データベースは、車両Mと通信可能な情報処理センター等の施設のコンピュータに記憶されていてもよい。
方向指示器センサ5は、例えば、車両Mのウインカレバーに対して設けられ、運転者によるウインカレバーの操作を検出する。方向指示器センサ5は、運転者によるウインカレバーの操作が右ウインカーの操作であるか左ウインカーの操作であるか検出する。方向指示器センサ5は、検出した方向指示器操作情報をECU6へ送信する。
アクチュエータ7は、車両Mの走行制御を実行する装置である。アクチュエータ7は、エンジンアクチュエータ、ブレーキアクチュエータ、及び操舵アクチュエータを少なくとも含む。エンジンアクチュエータは、ECU6からの制御信号に応じてエンジンに対する空気の供給量を変更(例えばスロットル開度を変更)することで、車両Mの駆動力を制御する。なお、エンジンアクチュエータは、車両Mがハイブリッド車又は電気自動車である場合には、動力源としてのモータの駆動力を制御する。
ブレーキアクチュエータは、ECU6からの制御信号に応じてブレーキシステムを制御し、車両Mの車輪へ付与する制動力を制御する。ブレーキシステムとしては、例えば、液圧ブレーキシステムを用いることができる。操舵アクチュエータは、電動パワーステアリングシステムのうち操舵トルクを制御するアシストモータの駆動を、ECU6からの制御信号に応じて制御する。これにより、操舵アクチュエータは、車両の操舵トルクを制御する。
HMI8は、運転者と車両制御装置100との間で情報の出力及び入力をするためのインターフェイスである。HMI8は、例えば、運転者等に画像情報を表示するためのディスプレイ、音声出力のためのスピーカ、及び運転者が入力操作を行うための操作ボタン又はタッチパネル等を備えている。HMI8には、運転者が各種の走行制御の開始又は終了を指示するためのボタンが設けられている。
次に、ECU6について説明する。ECU6は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]等を有する電子制御ユニットである。ECU6は、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。ECU6は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
ECU6は、機能的には、障害物認識部11、車両横位置認識部12、車線維持変更判定部13、衝突回避判定部14、及び走行制御部15を有している。
障害物認識部11は、外部センサ1のレーダーが検出した障害物情報に基づいて、車両Mの周囲の障害物を認識する。障害物には、車両M以外の他車両、自転車、歩行者、及び、ガードレール等の構造物がある。障害物認識部11は、周知の手法により、車両Mの周囲の障害物の位置、車両Mに対する障害物の相対的な移動方向、車両Mに対する障害物の相対的な移動速度等を認識する。なお、障害物認識部11は、外部センサ1の単眼カメラが撮像した撮像情報に基づいて、車両Mの周囲の障害物を認識しても良い。
車両横位置認識部12は、外部センサ1の単眼カメラの撮像情報に基づいて、走行車線における車両Mの横位置を認識する。車両横位置認識部12は、単眼カメラにより撮像された車両Mの前方の撮像画像(白線の画像)に基づいて、周知の画像処理手法により、車両Mの横位置を認識してもよい。例えば、外部センサ1の単眼カメラは、車両Mにおける搭載位置が決まっており、この搭載位置から当該単眼カメラが撮像する範囲も決まっている。また、単眼カメラの搭載位置と車両Mの中心位置との位置関係(平面視における位置関係)は決まっている。このため、車両横位置認識部12は、単眼カメラの撮像画像上における左右二本の白線の位置から、車線幅方向における車両Mの中心位置を車両Mの横位置として求めることができる。
車線維持変更判定部13は、車線維持制御を実行するための車線維持制御の作動条件が成立したか否かを判定する。車線維持制御の作動条件は、車線維持制御の実行の可否を判定するために予め設定された条件である。車線維持制御の作動条件は、例えば、外部センサ1の単眼カメラによって車両Mの走行車線の白線が検出され、且つ、内部センサ2の車速センサによって車両Mの速度が一定値以上であることが検出された場合に成立する。
また、車線維持変更判定部13は、車線変更制御を実行するための車線変更制御の作動条件が成立したか否かを判定する。車線変更制御の作動条件は、車線変更制御の実行の可否を判定するために予め設定された条件である。車線変更制御の作動条件は、例えば、外部センサ1の単眼カメラによって走行車線に隣接する隣接車線が検出され、且つ、車両Mの周囲に他車両が存在しない場合に成立する。車線維持変更判定部13は、外部センサ1の単眼カメラによって検出された走行車線と車線変更先の隣接車線の車線境界線が黄色線である場合、車線変更制御の作動条件が成立しないと判定してもよい。
衝突回避判定部14は、障害物認識部11による障害物の認識結果に基づいて、衝突回避制御を実行するための衝突回避条件が成立したか否かを判定する。衝突回避条件は、衝突回避制御の実行の要否を判定するために予め設定された条件である。衝突回避判定部14は、例えば、車両Mに接近する障害物と車両Mとの衝突余裕時間(TTC:Time To Collision)が一定時間以下になった場合に、衝突回避条件が成立したと判定する。
走行制御部15は、アクチュエータ7に制御信号を送信することにより、車両Mの各種の走行制御を実行する。本実施形態において車両制御装置100は、走行制御として、衝突回避制御(第1制御)と、衝突回避制御以外の他の走行制御(第2制御)とを実行する。走行制御部15は、衝突回避制御以外の他の走行制御として、クルーズ制御(第1車速制御)、スピードマネジメント制御(第2車速制御)、車線維持制御、及び車線変更制御を実行する。
クルーズ制御とは、車両Mを予め設定された速度で走行させる、又は先行車両に追従して車両Mを走行させる走行制御である。走行制御部15は、運転者によってクルーズ制御の実行の指示がされた場合に、クルーズ制御の実行を開始する。運転者によるクルーズ制御の実行の指示は、例えば、HMI8に設けられたスイッチを通じて行うことができる。走行制御部15は、内部センサ2の車速センサによる車両Mの速度、障害物認識部11による先行車両の認識結果等に基づいて、周知の手法により、クルーズ制御を実行する。また、走行制御部15は、先行車両を検出するために用いられる外部センサ1の前方レーダーが正常に作動していない場合には、クルーズ制御を実行しない。
スピードマネジメント制御とは、車両Mの前方のカーブ半径に基づいて車両Mを減速させる走行制御、及び車両Mの周囲の他車両の状況に応じて加減速を行う走行制御である。走行制御部15は、クルーズ制御が実行されている状態で、車両Mの前方にカーブが存在する場合、前方のカーブのカーブ半径に応じて設定された速度でカーブを通過するように車両Mを減速させる。すなわち、走行制御部15は、クルーズ制御よりも、スピードマネジメント制御を優先して実行する。走行制御部15は、車両Mの前方のカーブの有無、及びカーブ半径を、GPS受信部3で測定された車両Mの位置、及び地図データベース4に記憶された地図情報に基づいて取得することができる。
また、走行制御部15は、車線変更制御が実行されているときに、障害物認識部11の認識結果に基づいて、周知の手法により、車両Mの周囲の他車両の状況(他車両の位置、他車両との相対速度等)に応じて車両Mを加減速させる。
車線維持制御とは、車両Mを走行車線に沿って走行させる走行制御である。走行制御部15は、車線維持変更判定部13によって車線維持制御の作動条件が成立したと判定された状態で、運転者によって車線維持制御の実行の指示がされた場合に、車線維持制御の実行を開始する。運転者による車線維持制御の実行の指示は、例えば、HMI8に設けられたスイッチを通じて行うことができる。走行制御部15は、車両横位置認識部12による車両Mの横位置の認識結果に基づいて、車両Mが走行車線の中央を走行するように、周知の手法により、車線維持制御を実行する。
車線変更制御とは、車両Mの走行する走行車線から隣接車線へ車両Mを車線変更させる走行制御である。走行制御部15は、車線維持変更判定部13により車線変更制御の作動条件が成立したと判定された状態で、運転者によってウインカレバーが操作されることによって車線変更制御の実行が指示された場合に、車線変更制御の実行を開始する。走行制御部15は、方向指示器センサ5の検出結果に基づいてウインカレバーの操作の有無を判定することができる。走行制御部15は、車両横位置認識部12による車両Mの横位置の認識結果、及び外部センサ1の単眼カメラによって検出された車線等に基づいて、周知の手法により、車線変更制御を実行する。
衝突回避制御とは、車両Mと障害物との衝突を回避するように車両Mを走行させる走行制御である。走行制御部15は、衝突回避判定部14により衝突回避条件が成立したと判定された場合、衝突回避制御を実行する。走行制御部15は、障害物認識部11による障害物の認識結果に基づいて、アクチュエータ7のブレーキアクチュエータ等を制御することによって、周知の手法により、衝突回避制御を実行する。また、走行制御部15は、衝突回避制御の実行時に使用するアクチュエータ7が正常に作動していない場合には、衝突回避制御を実行しない。
ここで、図2は、車両制御装置100による車両Mの制御状態の遷移図である。図2に示すように、車両Mの制御状態には、上述したように、クルーズ制御、スピードマネジメント制御、車線維持制御、車線変更制御、及び衝突回避制御がある。
走行制御部15は、クルーズ制御及びスピードマネジメント制御のいずれかが実行されている状態で、車線維持制御又は車線変更制御を実行する。走行制御部15は、車線維持制御が実行されている状態で車線変更制御の作動条件が成立し、且つ運転者によってウインカレバーが操作されることによって車線変更制御の実行が指示されたときに車線変更制御の実行を開始する。
走行制御部15は、衝突回避制御以外の走行制御の実行中に衝突回避判定部14により衝突回避条件が成立したと判定された場合、これらの走行制御を停止して、衝突回避制御を実行する。
次に、走行制御部15が各走行制御を開始する処理の流れについて説明する。まず、クルーズ制御を開始する処理の流れについて図3を用いて説明する。なお、図3に示す処理は、所定時間毎に繰り返し行われる。図3に示すように、走行制御部15は、運転者によってクルーズ制御の実行の指示がされたか否かを判定する(S101)。クルーズ制御の実行の指示がされた場合(S101:YES)、走行制御部15は、外部センサ1の前方レーダーが正常に作動しているか否かを判定する(S102)。前方レーダーが正常に作動している場合(S102:YES)、走行制御部15は、クルーズ制御の実行を開始すると判定する(S103)。この開始の判定に基づいて走行制御部15は、クルーズ制御の実行を開始する。
なお、図3に示す処理を繰り返し行う際に、クルーズ制御の実行中にS103においてクルーズ制御の実行を開始すると判定された場合、走行制御部15は、クルーズ制御の実行状態を維持する。
運転者によってクルーズ制御の実行の指示がされていない場合(S101:NO)、又は前方レーダーが正常に作動していない場合(S102:NO)、走行制御部15は、クルーズ制御の実行を開始すると判定しない。
なお、走行制御部15は、クルーズ制御の実行中に、例えば、運転者によってクルーズ制御の終了の指示がされた場合、又は前方レーダーが正常に作動していない場合、クルーズ制御を終了すると判定する。この終了の判定に基づいて走行制御部15は、クルーズ制御の実行を終了する。
次に、スピードマネジメント制御を開始する処理の流れについて図4を用いて説明する。なお、図4に示す処理は、所定時間毎に繰り返し行われる。図4に示すように、走行制御部15は、クルーズ制御が実行中であるか否かを判定する(S201)。クルーズ制御が実行中である場合(S201:YES)、走行制御部15は、スピードマネジメント制御の作動条件が成立したか否かを判定する(S202)。ここでは、走行制御部15は、車両Mの前方にカーブが存在し、車両Mの速度を減速する必要がある場合に、スピードマネジメント制御の作動条件が成立したと判定する。また、走行制御部15は、車線変更制御が実行されている状態で、車両Mの周囲の他車両の状況に応じて車両Mを加減速させる必要がある場合に、スピードマネジメント制御の作動条件が成立したと判定する。スピードマネジメント制御の作動条件が成立した場合(S202:YES)、走行制御部15は、スピードマネジメント制御の実行を開始すると判定する(S203)。この開始の判定に基づいて走行制御部15は、スピードマネジメント制御の実行を開始する。
なお、図4に示す処理を繰り返し行う際に、スピードマネジメント制御の実行中にS203においてスピードマネジメント制御の実行を開始すると判定された場合、走行制御部15は、スピードマネジメント制御の実行状態を維持する。
クルーズ制御が実行中でない場合(S201:NO)、又はスピードマネジメント制御の作動条件が成立していない場合(S202:NO)、走行制御部15は、スピードマネジメント制御の実行を開始すると判定しない。
なお、走行制御部15は、スピードマネジメント制御の実行中に、例えば、運転者によってクルーズ制御の終了の指示がされた場合、又はスピードマネジメント制御の作動条件が成立しなくなった場合、スピードマネジメント制御を終了すると判定する。この終了の判定に基づいて走行制御部15は、スピードマネジメント制御の実行を終了する。
次に、車線維持制御及び車線変更制御を開始する処理の流れについて図5を用いて説明する。なお、図5に示す処理は、所定時間毎に繰り返し行われる。図5に示すように、走行制御部15は、車線維持制御の作動条件が成立しているか否かを判定する(S301)。車線維持制御の作動条件が成立している場合(S301:YES)、走行制御部15は、車線維持制御を実行中であるか否かを判定する(S302)。車線維持制御を実行中でない場合(S302:NO)、走行制御部15は、運転者によって車線維持制御の実行の指示がされているか否かを判定する(S303)。運転者によって車線維持制御の実行の指示がされている場合(S303:YES)、走行制御部15は、車線維持制御の実行を開始すると判定する(S304)。この開始の判定に基づいて走行制御部15は、車線維持制御の実行を開始する。
車線維持制御の作動条件が成立していない場合(S301:NO)、又は運転者によって車線維持制御の実行の指示がされていない場合(S303:NO)、走行制御部15は、車線維持制御の実行を開始すると判定しない。
S302の処理において、車線維持制御が実行中であると判定された場合(S302:YES)、走行制御部15は、車線変更制御の作動条件が成立しているか否かを判定する(305)。車線変更制御の作動条件が成立している場合(S305:YES)、走行制御部15は、車線変更制御が実行中であるか否かを判定する(S306)。車線変更制御が実行中でない場合(S306:NO)、走行制御部15は、運転者によって車線変更制御の実行の指示がされているか否かを判定する(S307)。運転者によって車線変更制御の実行の指示がされている場合(S307:YES)、走行制御部15は、車線変更制御の実行を開始すると判定する(S308)。この開始の判定に基づいて走行制御部15は、車線維持制御に代えて車線変更制御の実行を開始する。
S305の処理において変更の作動条件が成立していないと判定された場合(S305:NO)、S306の処理において車線変更制御が実行中であると判定された場合(S306:YES)、又は、S307の処理において運転者によって車線変更制御の実行の指示がされていない場合(S307:NO)、走行制御部15は、車線変更制御の実行を開始すると判定しない。
なお、走行制御部15は、車線維持制御又は車線変更制御の実行中に、例えば、車線維持制御の作動条件が成立しなくなった場合、又は運転者によって車線維持制御の終了の指示がされた場合、車線維持制御及び車線変更制御を終了すると判定する。この終了の判定に基づいて、走行制御部15は、車線維持制御及び車線変更制御の実行を終了する。また、走行制御部15は、車線変更制御の実行中に、例えば、車線変更制御の作動条件が成立しなくなった場合、運転者によって車線変更制御の終了が支持された場合、又は車線変更が完了した場合、車線変更制御を終了すると判定する。この終了の判定に基づいて、走行制御部15は、車線変更制御の実行を終了する。
次に、衝突回避制御を開始する処理の流れについて図6を用いて説明する。なお、図6に示す処理は、所定時間毎に繰り返し行われる。図6に示すように、走行制御部15は、衝突回避制御の実行時に使用するアクチュエータ7が正常に作動しているか否かを判定する(S401)。アクチュエータ7が正常に作動している場合(S401:YES)、走行制御部15は、衝突回避判定部14の判定結果に基づいて、衝突回避条件が成立しているか否かを判定する(S402)。衝突回避条件が成立している場合(S402:YES)、走行制御部15は、衝突回避制御以外の他の走行制御が実行中であるか否かを判定する(S403)。他の走行制御が実行中である場合(S403:YES)、走行制御部15は、衝突回避制御以外の他の走行制御の実行を停止する(S404)。他の走行制御の停止処理(S404)の後、又は他の走行制御が実行中でない場合(S403:NO)、走行制御部15は、衝突回避制御の実行を開始すると判定する(S405)。この開始の判定に基づいて、走行制御部15は、衝突回避制御の実行を開始する。
なお、図6に示す処理を繰り返し行う際に、衝突回避制御の実行中にS405において衝突回避制御の実行を開始すると判定された場合、走行制御部15は、衝突回避制御の実行状態を維持する。
衝突回避制御の実行時に使用するアクチュエータ7が正常に作動していない場合(S401:NO)、又は衝突回避条件が成立していない場合(S402:NO)、走行制御部15は、衝突回避制御の実行を開始すると判定しない。
なお、走行制御部15は、衝突回避制御を実行中に、例えば、衝突回避条件が成立しなくなった場合、又は、衝突回避制御の実行時に使用するアクチュエータ7が正常に作動しなくなった場合、衝突回避制御を終了すると判定する。この終了の判定に基づいて走行制御部15は、衝突回避制御の実行を終了する。
本実施形態は以上のように構成され、衝突回避制御以外の他の走行制御が実行中であったとしても、衝突回避判定部14によって衝突回避条件が成立したと判定された場合、走行制御部15は、衝突回避制御以外の他の走行制御を停止して衝突回避制御を実行する。これにより、障害物との衝突を回避するための衝突回避制御を行う場合に、走行制御の干渉が生じることを避けることができる。従って、障害物との衝突を回避する必要がある場合に、衝突回避制御を確実に実行できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、走行制御部15は、衝突回避制御以外の他の走行制御として、クルーズ制御、スピードマネジメント制御、車線維持制御、及び車線変更制御の4つの走行制御を実行したが、これらの4つの走行制御の全てを実行しなくてもよい。この場合、走行制御部15は、これらの4つの走行制御のうち少なくともいずれかの走行制御と、衝突回避制御とを実行可能な態様であってもよい。
外部センサ1は、レーダーに代えてライダー[LIDAR:Laser Imaging Detection and Ranging]を備えていてもよい。ライダーは、光を利用して車両Mの外部の障害物を検出する。ライダーは、検出した障害物情報をECU6へ送信する。また、外部センサ1は、ステレオカメラを備えていてもよい。ステレオカメラは、両眼視差を再現するように配置された二つの撮像部を有している。ステレオカメラの撮像情報には、奥行き方向の情報も含まれている。障害物認識部11は、ステレオカメラの撮像情報に基づいて、周知の画像処理を行うことによって、車両Mの周囲の障害物を検出してもよい。
11…障害物認識部、14…衝突回避判定部、15…走行制御部、100…車両制御装置、M…車両。

Claims (1)

  1. 車両の走行を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の周囲の障害物を認識する障害物認識部と、
    前記障害物認識部による前記障害物の認識結果に基づいて、予め設定された衝突回避条件が成立したか否かを判定する衝突回避判定部と、
    前記車両と前記障害物との衝突を回避する走行制御である第1制御、又は前記第1制御とは異なる走行制御である第2制御を実行する走行制御部と、
    を備え、
    前記第2制御は、前記車両を予め設定された速度で走行させる又は先行車両に追従して前記車両を走行させる第1車速制御、前記車両の前方のカーブ半径に基づいて前記車両の速度を制御する第2車速制御、前記車両の走行する走行車線に沿って前記車両を走行させる車線維持制御、及び前記走行車線から隣接車線へ前記車両を車線変更させる車線変更制御のうち少なくともいずれかを含み、
    前記走行制御部は、前記第2制御の実行中に、前記衝突回避判定部により前記衝突回避条件が成立したと判定された場合、前記第2制御を停止して前記第1制御を実行する、車両制御装置。
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