JP2017111551A - 情報処理装置、プログラム、情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、プログラム、情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】情報端末で動作するソフトウェアによって利用可能となる機能をユーザに提示できる情報処理装置を提供すること。【解決手段】本発明は、情報端末から第1のソフトウェアのバージョン情報を受信する受信手段43aと、受信手段が受信した前記第1のソフトウェアのバージョン情報よりも新しいバージョン情報の前記第1のソフトウェアが存在する場合、前記第1のソフトウェア及び前記第2のソフトウェアのそれぞれのバージョン情報に利用可能な機能が対応付けられた機能情報を参照して、バージョンアップ後の前記第1のソフトウェアで利用可能な第1の機能、現在のバージョン情報の前記第2のソフトウェアで利用可能な第2の機能を取得し、前記第1の機能と前記第2の機能に共通な利用可能機能を特定する機能特定手段47と、前記機能特定手段が特定した前記利用可能機能を前記情報端末に送信する送信手段43bと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理システムに関する。
大型のフラットパネルディスプレイにタッチパネルが搭載された電子黒板が知られている。電子黒板は黒板の役割をする画面を表示し、タッチパネルを介して電子ペンや指などの軌跡を取り込んで、軌跡を手書き内容として画面に描画する。したがって、ユーザは画面を黒板のように使用することができる。
また、パソコンと接続することができる電子黒板では、パソコンから画像データを取得して同じ画面を表示すること、及び、この画面に手書き内容を重畳して描画することができる。また、電子黒板はタッチパネルに表示された画面をパソコンに送信してパソコンに電子黒板と同じ画面を表示させたり、タッチパネルから入力された情報にしたがってパソコンを操作したりすることもできる。このような電子黒板とパソコンが連携することを画像共有と称し、連携するための機能を画像共有機能と称することにする。
パソコンが電子黒板と画像共有するためには、電子黒板と画像共有等を行うためのソフトウェアがパソコンにインストールされている必要がある場合がある。このため、パソコンにソフトウェアがインストールされていない場合やインストールされているソフトウェアのバージョンが古い場合、パソコンのユーザはパソコンにソフトウェアをインストールする。しかし、ユーザとしてはインストールの際に、パソコンにソフトウェアをインストールすることでどのような機能を利用できるかを把握したいという要請がある。
このような要請に対しプログラムの機能をユーザに提供する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、クライアントコンピュータが、サーバからダウンロードできるアプリケーションのリストと、ホスト・プログラムにより提供される機能のリストとを求めるリクエストを送ると、サーバが機能をサポートするアプリケーションのリストを送ってクライアントが表示する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、電子黒板にインストールされているソフトウェアのバージョンが考慮されていないという問題がある。パソコンが電子黒板と画像共有等を行うためには、電子黒板にも画像共有のためのソフトウェアがインストールされている必要がある。電子黒板とパソコンのソフトウェア同士が通信するため双方のソフトウェアのバージョンの組みあわせによって、パソコンで利用可能な機能が制限される場合がある。例えば、パソコンのソフトウェアのバージョンが最新でも、電子黒板のソフトウェアのバージョンが古い場合、パソコンでは最新のバージョンのソフトウェアで利用可能な機能を利用できないおそれがある。
このように、クライアントにインストールされるソフトウェアのバージョンや機能が分かっていても、パソコンが画像共有する相手である電子黒板のソフトウェアのバージョンによって、パソコンで利用可能な機能が変わりうる。このため、上記のように、電子黒板にインストールされているソフトウェアのバージョンが考慮されないと、パソコンで利用可能な機能をユーザに提示できない場合があるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、情報端末で動作するソフトウェアによって利用可能となる機能をユーザに提示できる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、 第1のソフトウェアと通信可能な第2のソフトウェアを実行して、前記第1のソフトウェアを実行する情報端末と通信する情報処理装置であって、前記情報端末から前記第1のソフトウェアのバージョン情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記第1のソフトウェアのバージョン情報よりも新しいバージョン情報の前記第1のソフトウェアが存在する場合、前記第1のソフトウェア及び前記第2のソフトウェアのそれぞれのバージョン情報に利用可能な機能が対応付けられた機能情報を参照して、バージョンアップ後の前記第1のソフトウェアで利用可能な第1の機能、現在のバージョン情報の前記第2のソフトウェアで利用可能な第2の機能を取得し、前記第1の機能と前記第2の機能に共通な利用可能機能を特定する機能特定手段と、前記機能特定手段が特定した前記利用可能機能を前記情報端末に送信する送信手段と、を有する。
情報端末で動作するソフトウェアによって利用可能となる機能をユーザに提示できる情報処理装置を提供することができる。
本実施形態の画像処理システムの概略的な特徴を説明する図の一例である。 本実施形態の画像処理システムの全体構成図である。 電子黒板のハードウェア構成図の一例である。 クライアントPCのハードウェア構成図の一例である。 画像処理システムに含まれるクライアントPCと電子黒板の機能の概略を説明する図の一例である。 電子黒板とクライアントPCの詳細な機能ブロック図の一例である。 電子黒板によるクライアントソフトのバージョンが適切かどうかの確認を説明する図の一例である。 クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに対応しているかどうかの確認について説明する図の一例である。 クライアントPCが電子黒板と通信を開始する手順を示すシーケンス図の一例である。 ユーザが利用可能な機能が電子黒板のバージョンとクライアントPCのバージョンの組み合わせにより変化することを説明する図の一例である。 クライアントソフトのバージョンアップにより利用可能になる機能の提供方法を説明する図の一例である。 機能一覧の作成手順を示すフローチャート図の一例である。 バージョンアップ後に利用可能になる機能一覧の提示例について説明する図の一例である。 電子黒板がクライアントソフトの最新バージョンを取得する方法を説明する図の一例である。 クライアントPCが電子黒板と通信した際に機能一覧を表示する手順を示すシーケンス図の一例である。 最新バージョンで利用可能になる機能一覧に加えて、現在のバージョンのクライアントソフトで利用可能な機能一覧を提示するフローチャートについて説明する図である。 クライアントPCが表示する機能一覧を説明する図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の画像処理システム1の概略的な特徴を説明する図の一例である。図1(a)では、クライアントPC8にバージョン1.3のソフトウェア(以下、クライアントソフトという)をユーザがインストールすることを検討している。また、電子黒板2ではバージョン4.2のソフトウェア(以下、電子黒板ソフトという)が動作している。バージョン1.3のクライアントソフトは機能A〜Eを有し、バージョン4.2の電子黒板ソフトは機能A〜Cを有している。
この場合、クライアントPC8は、クライアントソフトの機能A〜Eと電子黒板ソフトの機能A〜Cの共通の機能A〜Cをユーザに提供する(クライアントPC8の表示装置に表示する)。
図1(b)では、クライアントPC8にバージョン1.3のクライアントソフトをインストールすることをユーザが検討している。電子黒板ではバージョン4.3の電子黒板ソフトが動作している。バージョン1.3のクライアントソフトは機能A〜Eを有し、バージョン4.3の電子黒板ソフトは機能A〜Eを有している。
この場合、クライアントPC8は、クライアントソフトの機能A〜Eと電子黒板ソフトの機能A〜Eの共通の機能A〜Eをユーザに提供する(クライアントPC8の表示装置に表示する)。
したがって、本実施形態の画像処理システム1では、クライアントソフトで利用可能な機能だけでなく、電子黒板ソフトが備える機能を考慮した上で、新しくインストールされるクライアントソフトで利用可能な機能を表示できる。
<用語について>
クライアントPC8ではクライアントソフトが動作しており、電子黒板2では電子黒板ソフトが動作している。クライアントソフトと電子黒板ソフトは画像の共有が可能なように作成されている。
画像共有とは、クライアントPC8と電子黒板2が画像を共有することをいう。また、画像共有には画像共有に付随する機能が含まれる。具体的には、クライアントPC8が画面に表示している画像データを電子黒板が受信してディスプレイに表示することが挙げられる。また、電子黒板がディスプレイに表示された画面の画像データをクライアントPC8が受信して表示装置に表示することが挙げられる。また、電子黒板に対するユーザの操作をクライアントPC8に送信し、クライアントPC8が操作されることが挙げられる。ただし、画像共有の機能はこれらに限られない。
ソフトウェアとはコンピュータの運用に関する手順や処理する情報をいう。プログラムはソフトウェアと称されるものの1つである。ソフトウェアとプログラムは厳密に区別しなくてもよい。ソフトウェアは、電子黒板2又はクライアントPC8が実現すべき機能をコンピュータが解読できる言語で指示する情報であり、機能指示記述情報ということができる。具体的には、アプリケーションプログラムやファームウェア、OS(Operating System)等と呼ばれる場合があるが、これらには限られない。
また、バージョン(又はバージョン情報)とは、ソフトウェアの機能が向上されたり不具合が修正された同じソフトウェアの異なる版をいう。
<システムの概要>
図2は、本実施形態の画像処理システム1の全体構成図である。なお、図2では、説明を簡略化するために、2台の電子黒板2a,2b及びこれに付随する電子ペン4a,4b等を示しているだけであって、3台以上の電子黒板2や電子ペン等を利用してもよい。
図2に示されているように、画像処理システム1は、複数の電子黒板2a,2b、複数の電子ペン4a,4b、USBメモリ5a,5b、ノートPC(Personal Computer)6a,6b、テレビ(ビデオ)会議端末7a,7b、及びクライアントPC8を有する。また、電子黒板2a,2b、及びクライアントPC8は、通信ネットワーク9を介して通信可能に接続されている。更に、複数の電子黒板2a,2bには、それぞれディスプレイ3a,3bが設けられている。
また、電子黒板2aには、電子ペン4aによって生じたイベント(ディスプレイ3aに電子ペン4aのペン先、又は、電子ペン4aのペン尻のタッチ)による描画された画像を、ディスプレイ3aに表示させることができる。なお、電子ペン4aだけでなく、ユーザの手Ha等によって生じたイベント(拡大、縮小、ページめくり等のジェスチャ)に基づいて、ディスプレイ3a上に表示されている画像を変更させることもできる。
また、電子黒板2aには、USBメモリ5aが接続可能であり、電子黒板2aはUSBメモリ5aからPDF等の電子ファイルを読み出したり、電子黒板2aはUSBメモリ5aに電子ファイルを記録したりすることができる。また、電子黒板2aには、DisplayPort(登録商標)、DVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標。High-Definition Multimedia Interface)及びVGA(Video Graphics Array)等の規格による通信が可能なケーブル10a1を介して、ノートPC6aが接続されている。そして、電子黒板2aは、ディスプレイ3aに対する接触によってイベントを発生させ、このイベントを示すイベント情報を、マウスやキーボード等の入力装置からのイベントと同様に、ノートPC6aに送信する。同じく、電子黒板2aには、上記規格による通信が可能なケーブル10a2を介して、テレビ(ビデオ)会議端末7aが接続されている。なお、ノートPC6a、及びテレビ会議端末7aは、Bluetooth(登録商標)等の各種無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、電子黒板2aと通信してもよい。
一方、電子黒板2bが設置されている他の拠点では、上記と同様に、ディスプレイ3bを備えた電子黒板2b、電子ペン4b、USBメモリ5b、ノートPC6b、テレビ会議端末7b、ケーブル10b1、ケーブル10b2が利用される。更に、ユーザの手Hb等によって生じたイベントに基づいて、ディスプレイ3b上に表示されている画像を変更させることもできる。
これにより、一の拠点で電子黒板2aのディスプレイ3a上に描画された画像は、他の拠点で電子黒板2bのディスプレイ3b上にも表示され、逆に他の拠点で電子黒板2bのディスプレイ3b上に描画された画像は、一の拠点で電子黒板2aのディスプレイ3a上に表示される。このように、画像処理システム1では、遠隔地において同じ画像を共有する遠隔共有処理を行うことができるため、遠隔地での会議等に用いると、非常に便利である。
なお、以下では、複数の電子黒板のうち任意の電子黒板を示す場合には「電子黒板2」と示す。複数のディスプレイのうち任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ3」と示す。複数の電子ペンのうち任意の電子ペンを示す場合には「電子ペン4」と示す。複数のUSBメモリのうち任意のUSBメモリを示す場合には「USBメモリ5」と示す。複数のノートPCのうち任意のノートPCを示す場合には「ノートPC6」と示す。複数のテレビ会議端末のうち任意のテレビ会議端末を示す場合には「テレビ会議端末7」と示す。また、複数のユーザの手のうち任意の手を示す場合には「手H」と示す。複数のケーブルのうち任意のケーブルを示す場合には「ケーブル10」と示す。
また、本実施形態では、画像処理装置の一例として、電子黒板を説明するが、これに限るものではなく、画像処理装置の他の例として、電子看板(デジタルサイネージ)、スポーツや天気予報等で利用されるテレストレータ、又は、遠隔画像(映像)診断装置等であってもよい。また、情報処理端末の一例として、ノートPC6を説明するが、これに限るものではなく、情報処理端末の他の例として、デスクトップ型PCやタブレット型PC、PDA、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ゲーム機等の画像フレームを供給可能な端末であってもよい。更に、通信ネットワークには、インターネット、LAN(Local Area Network)、携帯電話通信網等が含まれる。また、本実施形態では、記録媒体の一例として、USBメモリを説明するが、これに限るものではなく、記録媒体の他の例として、SDカード等の各種記録メディアであってもよい。
クライアントPC8は、電子黒板2と画像共有を行う情報処理端末である。クライアントPC8は、上記のクライアントソフトがインストールされている種々の情報端末が相当する。あるいは、ブラウザソフトウェアをインストールされている情報端末であってもよい。ブラウザソフトウェアが動作するクライアントPC8の場合、HTML等の規格にしたがって画像を表示するのでバージョンが制約となることは少ないため、実施形態としてはクライアントソフトが好適であるが、本実施形態をブラウザソフトウェアに適用できないわけではない。
また、クライアントPC8としてプロジェクターやテレビ(ビデオ)会議端末7が挙げられる。これらは、クライアントソフトと同等のソフトウェア(又はファームウェア)がインストールされている。
クライアントソフトがインストールされている情報端末としては、例えばタブレット端末、スマートフォン、PC、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC、ゲーム機、携帯電話、カーナビゲーションシステム、などが挙げられる。しかし、これらに限られるものではない。
<電子黒板のハードウェア構成>
続いて、図3を用いて、本実施形態の電子黒板2のハードウェア構成を説明する。なお、図3は、電子黒板2のハードウェア構成図である。
図3に示されているように、電子黒板2は、電子黒板2全体の動作を制御するCPU101、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、電子黒板2用のプログラム(電子黒板ソフト)等の各種データを記憶するSSD104、通信ネットワーク9との通信を制御するネットワークコントローラ105、及び、USBメモリ5との通信を制御する外部記憶コントローラ106を備えている。
また、電子黒板2は、ノートPC6のディスプレイが表示する映像情報を静止画又は動画として取り込むキャプチャデバイス111、グラフィクスを専門に扱うGPU(Graphics Processing Unit)112、及び、GPUからの出力画像をディスプレイ3やテレビ会議端末7へ出力するために画面表示の制御及び管理を行うディスプレイコントローラ113を備えている。
更に、電子黒板2は、接触センサ115の処理を制御するセンサコントローラ114、ディスプレイ3上に電子ペン4やユーザの手H等が接触したことを検知する接触センサ115を備えている。この接触センサ115は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ3の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ3に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ3の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ115は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のID(Identification)をセンサコントローラ114に出力し、センサコントローラ114が、物体の接触位置である座標位置を特定する。なお、以下に示す全ての各IDは、識別情報の一例である。
また、接触センサ115としては、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2の抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部31に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。
また、電子黒板2は、電子ペンコントローラ116を備えている。この電子ペンコントローラ116は、電子ペン4と通信することで、ディスプレイ3へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判定する。なお、電子ペンコントローラ116が、電子ペン4のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン4のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判定するようにしてもよい。
更に、電子黒板2は、CPU101、ROM102、RAM103、SSD104、ネットワークコントローラ105、外部記憶コントローラ106、キャプチャデバイス111、GPU112、センサコントローラ114、及び電子ペンコントローラ116を、図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン120を備えている。
なお、電子黒板ソフトは、CD−ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
<<クライアント端末のハードウェア構成>>
図4は、クライアントPC8のハードウェア構成図の一例である。図示するようにクライアントPC8は情報処理装置の機能を有している。クライアントPC8は、CPU201、RAM202、入力装置203、外部I/F204、カメラ205、SSD(Solid State Drive)206、ROM207、表示装置208、無線通信装置209、NFC通信装置210、BLモジュール211及び携帯電話通信装置212などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
CPU201は、ROM207やSSD206などの記憶装置からプログラムやデータをRAM202上に読み出し、処理を実行することで、クライアントPC8全体の制御や機能を実現する演算装置である。RAM202は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
入力装置203は、例えばキーボードやタッチパネルであり、クライアントPC8に各操作信号を入力するのに用いられる。なお、入力装置203はマウスポインタや音声入力装置が含まれていてもよい。
外部I/F204は、外部装置とのインタフェースである。外部装置の一例として、記録媒体204aなどがある。記録媒体204aには、本実施形態の機能を実現するためのクライアントソフトを格納することができる。クライアントPC8は外部I/F204を介して、記録媒体204aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
記録媒体204aは、例えば、SDメモリカード(SD Memory card)などの記録媒体である。記録媒体204aは、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disk)、フレキシブルディスクなどの記録媒体であってもよい。
カメラ205は、像を結像させるレンズ、絞り、CMOSやCCDなどの撮像素子などを備えた撮像部である。静止画だけでなく動画を撮像できる。
SSD206は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、例えばクライアントPC8全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、OS上において各種機能を提供するクライアントソフトなどがある。なお、クライアントPC8は、SSD206の代わりに又はSSD206と併せて、HDD(Hard Disk Drive)等を備えていてもよい。
ROM207は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM207には、クライアントPC8の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。
表示装置208は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELなどのフラットパネルディスプレイであり、クライアントPC8による処理結果を表示する。表示装置208はタッチパネルを備えることが好ましい。
無線通信装置209は、無線通信を行うためのインタフェースであり、例えば無線LANなどの通信規格で電子黒板2と通信する。なお、無線LANの通信規格として、Wi−Fi Direct、アドホックモード、インフラストラクチャー・モードなどがあるが、いずれの通信規格で通信してもよい。
NFC通信装置210は、例えば、NFCやTransferJet(登録商標)などのICチップを用いた通信規格にしたがって通信する。すなわち、RFタグのリーダ/ライタである。
BLモジュール211は、Bluetooth(登録商標)の通信規格にしたがって通信する通信装置である。携帯電話通信装置212は、LTE(Long Term Evolution)や3Gなどの遠距離の無線通信が可能な通信装置であり、携帯電話網に接続することができる。
<画像処理システムの機能>
図5は、画像処理システム1に含まれるクライアントPC8と電子黒板2の機能の概略を説明する図の一例である。
図2に示したように、電子黒板2とクライアントPC8が通信ネットワーク9を介して通信することができる。通信ネットワーク9は、会議の秘匿性を考慮してセキュリティが確保されたイントラネットが好ましいが、上記のようにインターネットでもよい。また、電子黒板2とクライアントPC8は、1対1で通信してもよい。具体的にはUSBケーブルやHDMI(登録商標)ケーブルなどで接続されてもよいし、アドホックモードなどの無線LANで通信してもよい。
電子黒板2では、ホワイトボードアプリケーション20と映像配信サービス40が動作する。ホワイトボードアプリケーション20と映像配信サービス40のうち少なくとも一方が電子黒板ソフトである。電子黒板ソフトは上記のようにバージョンが定められている。クライアントソフトも上記のようにバージョンが定められている。
電子黒板2とクライアントPC8は、電子黒板ソフトとクライアントソフトのバージョンが適切な関係である場合にのみ画像共有機能を利用できる。画像共有機能を利用できる場合でも、電子黒板ソフトとクライアントソフトのバージョンによって機能が制限される場合がある。
電子黒板2の映像配信サービス40は、電子黒板2のディスプレイ3に表示された画像(以下、ホワイトボード画像22という)を圧縮して圧縮映像23として、クライアントPC8に送信する。電子黒板2のホワイトボードアプリケーション20は電子黒板2としての機能を提供するものであり、ストロークを描画したり操作を受け付けたりする。
クライアントPC8は、電子黒板2から圧縮映像23を受信し、リアルタイムで表示装置208に表示する。また、ストロークなどの操作情報91や、クライアントPC8が表示する画像データ92を電子黒板2に送信できる。以上の仕組みにより、円滑な画像共有と、端末間のインタラクションを実現している。
なお、図5の構成は一例であり、クライアントPC8が複数台存在してもよいし、電子黒板2が複数台存在してもよい。
図6は、電子黒板2とクライアントPC8の詳細な機能ブロック図の一例である。まず、電子黒板2の機能について説明する。
<<電子黒板>>
電子黒板2が有するホワイトボードアプリケーション20及び映像配信サービス40は、SSD104に格納されている電子黒板ソフトをCPU101が実行して図3に示した各構成要素のいずれかを制御することで実現される機能又は手段である。なお、これら各機能部の一部又は全体がハードウェア(IC回路等)により実現されてもよい。
また、電子黒板2は、図3に示したSSD104、RAM103及びROM102等により実現される記憶部400を有している。記憶部400には、バージョン判定条件記憶部401と機能リスト記憶部402を有している。まず、記憶部400に記憶されている情報について説明する。
Figure 2017111551
表1は、バージョン判定条件記憶部401に記憶されているバージョン判定条件を模式的に示す図の一例である。バージョン判定条件では、クライアントソフトのバージョンと電子黒板ソフトのバージョンに対応付けて、クライアントソフトが電子黒板ソフトに対応しているか否かが登録されている。「○」は対応していることを示し、「△」は一部対応していることを示し、「×」は対応していないことを示している。表1の作成方法は後述される。
「対応している」という用語について説明する。あるバージョンのソフトAがあるバージョンのソフトBに対応しているとは、ソフトAがソフトBに対し正常に動作することを言う。例えば、アプリケーションがOSに対応しているかどうかがバージョンで論じられることがある。アプリケーションのバージョンがOSのバージョンに対応していない場合、アプリケーションはOS上で正常に動作しない。したがって、ソフトAがソフトBに対応しているかどうかは、換言すれば、ソフトAがソフトBに適合しているかどうかということができる。
なお、バージョン判定条件は、後述するプログラム配信サーバ60などから電子黒板2が自動的に取得する。あるいは、電子黒板2の管理者等が電子黒板2に設定してもよい。
Figure 2017111551
表2は、機能リスト記憶部402に記憶されている機能リストを模式的に示す図の一例である。機能リストには、クライアントソフトの各バージョンと電子黒板ソフトの各バージョンに対応付けて、クライアントソフトと電子黒板ソフトが有する機能が登録されている。
機能リストに登録されているクライアントソフトのうち、最も新しいバージョン(数値が大きいバージョン)が最新バージョンである。これにより、電子黒板2はクライアントソフトの最新バージョンを特定できる(表2ではVer1.3が最新バージョン)。
機能リストは、後述するプログラム配信サーバ60などから電子黒板2が自動的に取得する。あるいは、電子黒板2の管理者等が電子黒板2に設定してもよい。
機能A〜Fは画像共有ための機能であり具体的な内容は様々であるが、例えば、クライアントPC8が画面に表示している画像データを電子黒板が受信してディスプレイに表示する機能である。また、電子黒板2がディスプレイ3に表示した画面の画像データをクライアントPC8が受信して表示装置に表示する機能がある。また、電子黒板2に対するユーザの操作をクライアントPC8に送信し、クライアントPC8が操作される機能がある。また、UI(ユーザインタフェース)の変更に基づいて追加された機能がある。また、通信手順の変更に基づいて追加された機能がある。また、互いに送信するコマンドの変更に基づいて追加された機能がある。
(各機能)
まず、ホワイトボードアプリケーション20は、表示部31、機能実行部32、アプリ入出力部33、ページ生成部34、操作受付部35及びストローク描画部36を有している。
表示部31は、図3に示したCPU101、GPU112及びディスプレイコントローラ113等により実現され、ホワイトボード画像22をディスプレイ3に表示する。すなわち、ユーザが手書きしたストローク、クライアントPC8が送信した画像データ92、メニューなどのUI画像等を合成してそれをホワイトボード画像22としてディスプレイ3に表示する。
機能実行部32は、図3に示したCPU101等により実現され、各種の機能を実行する。例えば、OCR処理などの各種の画像処理、電子黒板2の設定管理、メッセージガイダンスの表示などを行う。
アプリ入出力部33は、図3に示したCPU101等により実現され、映像配信サービス40との通信を行う。これにより、クライアントPC8が送信した操作情報91や画像データ92を取得できる。
ページ生成部34は、図3に示したCPU101等により実現され、ディスプレイ3に表示される1つの画面を1ページとして、ページに関する管理を行う。例えば、ユーザの操作に応じて、新しいページを表示すると共にストロークが描画されたページを保存する。また、ユーザの操作に応じて保存されたページを再度表示したりする。
操作受付部35は、図3に示したCPU101、接触センサ115、及び、電子ペンコントローラ116等により実現され、ユーザによる各種の操作を受け付ける。
ストローク描画部36は、図3に示したCPU101及び接触センサ115等により実現され、ユーザが手H又は電子ペン4で入力した座標の履歴を取得し、座標の履歴をストロークとして形成する。このストロークは表示部31により描画される。
次に、映像配信サービス40は、配信サービス入出力部41、配信モジュール42、送受信部43、キャプチャ部44、コーデックモジュール45、バージョンチェック部46、及び、機能比較部47を有している。
配信サービス入出力部41は、図3のCPU101等により実現され、ホワイトボードアプリケーション20との通信を行う。これにより、クライアントPC8が送信した操作情報91や画像データ92をホワイトボードアプリケーション20に通知する。ストローク描画部36は操作情報91に基づきストロークを描画し、表示部31がディスプレイ3に表示させる。クライアントPC8から受信した画像データ92も同様に、ホワイトボードアプリケーション20のページ生成部34によりページ生成部34が生成した新規ページの背景として画像データ92を表示する。
配信モジュール42は、図3のCPU101等により実現され、ホワイトボードアプリケーション20の表示部31がディスプレイ3に表示したホワイトボード画像22を他の電子黒板2及びクライアントPC8に配信する。配信は、ディスプレイ3に表示されるホワイトボード画像22が更新される毎に行われる。
送受信部43は、図3のCPU101及びネットワークコントローラ105等により実現される。送受信部43は受信部43aと送信部43bを有している。受信部43aは、クライアントPC8からストロークなどの操作情報91及び画像データ92を受信する。送信部43bは圧縮映像23をクライアントPC8に送信する。
キャプチャ部44は、図3のCPU101及びキャプチャデバイス111等により実現され、ノートPC6が送信する画面を取り込んで画像データ92を生成する(キャプチャする)。
コーデックモジュール45は、図3のCPU101等により実現され、配信モジュール42が配信するホワイトボード画像22を圧縮する。これにより、電子黒板2とクライアントPC8の通信負荷を低減できる。
バージョンチェック部46は、図3のCPU101等により実現され、クライアントPC8から接続要求があった場合、表1に基づいて、電子黒板ソフトとクライアントソフトのバージョンを確認し、画像共有が可能かどうかを判定する。
機能比較部47は、図3のCPU101等により実現され、クライアントソフトのバージョンアップにより利用可能になる機能をリスト化する。
以上の構成によって、クライアントPC8から電子黒板2への情報の入力と、リアルタイムでの映像配信が可能になる。
<<クライアント端末>>
クライアントPC8は、GUI部81、映像デコーダー部82、及び、通信制御部83を有している。
通信制御部83は、図4のCPU201と無線通信装置209等により実現され、電子黒板2との通信を行う。電子黒板2のIPアドレスなどはクライアントソフトに予め登録されているか、又は、ユーザが設定できる。通信を開始した通信制御部83は、クライアントソフトのバージョンを電子黒板2に送信する。
GUI部81は、図4のCPU201、表示装置208に形成されたタッチパネル及び入力装置203等により実現され、クライアントPC8に対する操作を受け付ける。これによりストロークなどの操作情報91を取得する。通信制御部83は操作情報91を電子黒板2に送信する。また、GUI部81は会議資料などを表示装置208に表示させる。表示された会議資料は電子黒板2に送信される画像データ92となる。ユーザが所定の操作を行うと又は自動的に、通信制御部83は画像データ92を電子黒板2に送信する。
映像デコーダー部82は、図4のCPU201等により実現され、電子黒板2から通信制御部83が受信した圧縮映像23をデコードする(伸張する)。GUI部81はデコードされたホワイトボード画像22を表示装置208に表示する。
以上の構成によって、クライアントPC8からの情報送信と画像共有がリアルタイムに可能である。
<バージョンチェック>
クライアントPC8が電子黒板2に接続すると、ソフトウェアのバージョンに基づいて、電子黒板2はクライアントソフトと画像共有できるかどうかを判定する。
図7は、電子黒板2によるクライアントソフトのバージョンが適切かどうかの確認を説明する図の一例である。図7(a)に示すように、クライアントPC8のクライアントソフトのバージョンが、電子黒板2の電子黒板ソフトのバージョンに対応している場合、電子黒板2が接続可301をクライアントPC8に送信する。つまり、クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに適合するため画像共有が可能になる。
図7(b)に示すように、クライアントPC8のクライアントソフトのバージョンが、電子黒板2の電子黒板ソフトのバージョンに対応していない場合、電子黒板2が接続不可302をクライアントPC8に送信する。接続不可302が受信されると、クライアントPC8のGUI部81はアップデート通知を表示装置208に表示する。アップデート通知とは、ソフトウェアのバージョンアップ(アップデート)をユーザに促す通知であり、具体的には以下のようなメッセージをいう。アップデート通知として、例えば「アップデートしてください」などのメッセージを表示装置208に表示する。これにより、ユーザは画像共有のためにはクライアントソフトのバージョンアップが必要であることを把握できる。
なお、一部対応の場合(表1で「△」の場合)、接続可301又は接続不可302のどちらが送信されてもよい。一部対応の場合に接続可301が送信されれば、ユーザはインストールすることなく電子黒板2と画像共有することができる。一部対応の場合に接続不可302が送信されれば、ユーザはバージョンアップが必要であること及びバージョンアップにより利用可能な機能を把握できる。
<<バージョンが対応しているかどうかの確認方法>>
図8は、クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに対応しているかどうかの確認について説明する図の一例である。図8では、ソフトウェアのバージョンが、UI(ユーザインタフェース)、コマンドバージョン及び通信規格のバージョンで決定される場合を例にして説明する。UIの変更有無、コマンドのバージョンAと通信規格のバージョンBを(UI有/無、A,B)で表す。なお、UIとは画面のデザインをいう。コマンドとは操作内容を名称や所定のビット配列でクライアントソフトと電子黒板ソフトが互いに知らせるための情報である。通信規格とは、クライアントソフトと電子黒板ソフトが情報を適切に送受信するために、情報の送受信の流れが通信手順として定められたものである。
(UI無,1,1)→クライアントソフトのバージョン1.1
電子黒板ソフトのバージョン4.1
(UI有,1,1)→クライアントソフトのバージョン1.2
電子黒板ソフトのバージョン4.2
(UI無,2,1)→クライアントソフトのバージョン1.3
電子黒板ソフトのバージョン4.3
(UI無,2,2)→クライアントソフトのバージョン1.4
電子黒板ソフトのバージョン4.4
クライアントソフトのバージョンと電子黒板ソフトのバージョンが対応しているかどうかの考え方は以下のように説明される。また、この考え方によって表1のバージョン判定条件が作成される。
UI変更はシステムのロジックに変更がないので、電子黒板2とクライアントPC8の画像共有には影響を与えないか与える可能性が極めて小さい。このため、UI変更はクライアントソフトのバージョンと電子黒板ソフトのバージョンが対応しているかどうかの判定に影響しない。
通信規格のバージョンが異なる場合、クライアントPC8と電子黒板2とが通信できない状況が生じやすいので、クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに対応していないと判定される。
コマンドはクライアントPC8が電子黒板2に操作情報91を伝えるための情報となるので、コマンドバージョンが異なる場合、ユーザによる操作内容を電子黒板2に通知できない場合が生じうる。しかし、クライアントソフトのコマンドバージョンの方が、電子黒板ソフトのコマンドバージョンよりも新しい場合、クライアントソフトは少なくとも一部のコマンドを電子黒板2に通知できる。このため、コマンドバージョンが異なっていても、クライアントソフトのコマンドバージョンの方が、電子黒板ソフトのコマンドバージョンよりも新しい場合は例外的に、クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに対応していると判定される。このような対応状況を「一部対応」と称する。
このような判定によって、例えば、電子黒板2のコマンドバージョンの方がクライアントPC8より古い場合であっても、電子黒板2がバージョンアップすることなく、ユーザが画像共有を利用可能になる。
例えば、表2の機能リストに示すように、クライアントソフトのバージョン1.3は、コマンドバージョンが増えることでバージョン1.2に対し機能Eが増えた。また、クライアントソフトのバージョン1.2は、UIの変更によりバージョン1.1に対し機能Dが増えた。また、クライアントソフトのバージョン1.3は、電子黒板ソフトのバージョン4.2よりも機能D,Eが多いが、違いがUIとコマンドのバージョンであるため、バージョン1.3のクライアントソフトは、バージョン4.2の電子黒板ソフトと通信できる。また、機能Cが例えば、UIとコマンドのバージョンに関するものであるため、バージョン1.3のクライアントソフトは、バージョン4.1の電子黒板ソフトと通信できる。
図8では、実線で結ばれたソフトウェアのバージョン同士は、クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに対応していることを示す。点線で結ばれたソフトウェアのバージョン同士は、クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに一部対応していることを示す。
このように、対応するソフトウェアのバージョンは1対1の対応(Ver1.4とVer4.4)だけではなく、1対多に対応することが可能である(Ver1.3とVer4.1、4.2、4.3)。
<バージョンの確認手順>
図9は、クライアントPC8が電子黒板2と通信を開始する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:ユーザはクライアントPC8を操作して電子黒板2への接続を選択する。クライアントPC8のGUI部81は、接続の選択を受け付ける。クライアントPC8から電子黒板2に接続を開始する際、電子黒板2はバージョンの対応確認を行う。
S2:接続の選択を受け付けると、クライアントPC8のGUI部81は接続要求を通信制御部83に通知する。
S3:クライアントPC8の通信制御部83はクライアントソフトのバージョンを電子黒板2に送信する。
S4:電子黒板2の受信部43aはクライアントソフトのバージョンを受信し、バージョンチェック部46に通知する。
S5:電子黒板2のバージョンチェック部46は、クライアントソフトのバージョンが電子黒板ソフトのバージョンに対応しているかどうかを確認する。すなわち、表1のバージョン判定条件を読み出して、「○、△、×」のいずれであるかを確認する。
S6:電子黒板2のバージョンチェック部46は確認結果を送受信部43に通知する。
S7:電子黒板2の送信部43bは、クライアントPC8に確認結果を送信する。
S8:クライアントPC8の通信制御部83は確認結果を受信して、GUI部81に通知する。
S9:GUI部81は確認結果が「×」の場合、表示装置にアップデート通知を表示する。確認結果が「○」の場合、通信制御部83が圧縮映像23などの受信を開始する。確認結果が「△」の場合、表示装置208にアップデート通知を表示すると共に通信制御部83が圧縮映像23などの受信を開始する。一部対応の場合のアップデート通知として、例えば「一部の機能が制限されますが、画像共有が可能です」などのメッセージをGUI部81は表示する。これにより、ユーザはバージョンアップすることもできるし、機能が制限されてもよければバージョンアップすることなく画像共有することができる。確認結果が「×」の場合、図8のように、例えば「アップデートしてください」などのメッセージをGUI部81が表示装置208に表示する。
なお、電子黒板2の方がバージョンが古いためにクライアントPC8と画像共有できない場合、電子黒板2がバージョンアップしてもよいし、その旨を表示してもよい。
<クライアントソフトと電子黒板ソフトのバージョンの組み合わせ>
すでに説明したように、あるバージョンのクライアントソフトは、異なるバージョンの電子黒板ソフトと通信可能である。一方、電子黒板2にない機能をクライアントソフトが利用することはできないので、ユーザが利用可能な機能は、電子黒板2のバージョンとクライアントPC8のバージョンの組み合わせにより変化する。
例えば、クライアントソフトのバージョンがVer1.3の場合を説明する。機能リスト記憶部402の機能リストによれば、クライアントソフトは機能A,B,C、D、Eを利用できる。しかし、電子黒板ソフトのバージョンがVer4.2である場合、電子黒板ソフトは機能A,B,Cしか利用できない。したがって、クライアントソフトも機能A,B,Cしか利用できないことになる。
図10(a)は、クライアントソフトのバージョンがVer1.3、電子黒板ソフトのバージョンがVer4.2の場合に、クライアントソフトが利用可能な機能を示す。
一方、電子黒板ソフトのバージョンがVer4.3である場合、電子黒板ソフトは機能A,B,C、D,Eを利用できる。したがって、クライアントソフトも機能A,B,C、D,Eを利用できることになる。
図10(b)は、クライアントソフトのバージョンがVer1.3、電子黒板ソフトのバージョンがVer4.3の場合に、クライアントソフトが利用可能な機能を示す。
このように、電子黒板2とクライアントPC8いずれか片方のバージョンだけでは、利用可能な機能は確定しない。図10のように、クライアントソフトのバージョンがV1.3であっても、接続する電子黒板ソフトのバージョンが異なると、利用可能な機能に違い生じる場合がある。
したがって、クライアントソフトのバージョンアップによって利用可能になる機能が一意に定まらないため、ユーザはバージョンアップすべきかどうかを判定しにくいという問題があった。
<バージョンアップ後に利用可能となる機能一覧の表示>
そこで、本実施形態の画像処理システム1では、クライアントソフトのバージョンアップ時に、利用可能になる機能一覧をユーザに提供する。
図11は、クライアントソフトのバージョンアップにより利用可能になる機能の提供方法を説明する図の一例である。電子黒板2の機能比較部47は、電子黒板ソフトのバージョンと、クライアントPC8の最新バージョンの機能を比較し、利用可能になる機能一覧を作成する。
機能一覧の作成手順は、図11の(1)〜(3)に示すようになる。また、フローチャート図では図12に示すようになる。図12は、機能一覧の作成手順を示すフローチャート図の一例である。なお、電子黒板ソフトのバージョンは4.2,クライアントソフトの最新バージョンは1.3である。
(1)機能比較部47は、電子黒板ソフトの現在のバージョンで利用可能な機能をリスト化する(S10)。機能リスト記憶部402の機能リストを読み出すと、電子黒板ソフトのバージョン4.2で利用可能な機能は機能A、B、Cとなる。
(2)クライアントソフトの最新バージョンで利用可能な機能を取得してリスト化する(S20)。機能リスト記憶部402の機能リストを読み出すと、クライアントソフトの最新バージョン1.3で利用可能な機能は機能A、B、C、D、Eとなる。ここでは、機能リスト記憶部402の機能リストにおいてクライアントソフトの最も新しいバージョンを最新バージョンとした。
(3)機能比較部47は2つのリストを比較し、双方のバージョンにて対応している機能のみをリスト化する(S30)。したがって、機能A,B,Cがリスト化される。これが、クライアントソフトのバージョンアップ時に利用可能な機能一覧となる(利用可能機能の一例)。
(4)クライアントPC8のGUI部81はクライアントソフトのバージョンアップ時に利用可能な機能一覧を表示する。
図13は、バージョンアップ後に利用可能になる機能一覧の提示例について説明する図の一例である。電子黒板2の機能比較部47が、利用可能になる機能一覧をクライアントPC8に送信することによって、クライアントPC8のGUI部81はバージョンアップによって利用可能になる機能一覧を表示装置208に表示する。これにより、ユーザは、最新バージョンの存在に加えて利用可能になる機能一覧を知ることが可能になる。
<<クライアントソフトの最新バージョンの取得方法>>
クライアントソフトの最新バージョンは、機能リスト記憶部402に登録されていると説明したが、以下のようにして電子黒板2がクライアントソフトの最新バージョンを適宜、確認してもよい。
図14は、電子黒板2がクライアントソフトの最新バージョンを取得する方法を説明する図の一例である。電子黒板2が通信ネットワーク9を介してプログラム配信サーバ60と接続されている。プログラム配信サーバ60は、クライアントPC8及び電子黒板2に対しプログラムを配信するサーバであり、最新バージョンのクライアントソフト及び電子黒板ソフトを記憶している。
電子黒板2にはプログラム配信サーバ60のIPアドレス等が登録されており、クライアントソフトの最新バージョンやその機能を問い合わせたり、最新バージョンのクライアントソフトをダウンロードしたりする(電子黒板2からクライアントPC8にクライアントソフトを提供するため)。したがって、電子黒板2はクライアントソフトの最新バージョンとその機能を任意に取得可能である。電子黒板2は取得した情報を機能リスト記憶部402に登録することができる。
機能比較部47は、プログラム配信サーバ60に問い合わせるか、機能リストから最新バージョンのクライアントソフトの機能を読み出すことで、クライアントソフトの最新バージョンで利用可能な機能を取得してリスト化できる。
<機能一覧の表示手順>
図15は、クライアントPC8が電子黒板2と通信した際に機能一覧を表示する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、ステップS1〜S5の処理と同様なので、図15では図9との相違を主に説明する。
S5:電子黒板2のバージョンチェック部46がバージョンを確認する。確認方法は図9と同じである。バージョンチェック部46は本ステップでクライアントソフトのバージョンが最新バージョンか否かを判定する。すでに最新バージョンである場合、バージョンアップする必要がないためである。クライアントソフトのバージョンが既に最新であった場合には、図15のステップS6以降は実行されず、図9のステップS6以降が実行される。この場合、図9のステップS9で確認結果がクライアントPC8に通知されるか、又は、通信制御部83が圧縮映像23などの受信を開始する。
S6:最新バージョンが存在した場合、バージョンチェック部46は機能比較部47に機能一覧を要求する。
S7:電子黒板2の機能比較部47は、バージョンアップ後に利用可能になる機能一覧を作成する。図11にて説明したように、電子黒板ソフトの現バージョンと、クライアントソフトの最新バージョンの機能が比較され、利用可能な機能一覧が作成される。
S8:機能比較部47は利用可能になる機能一覧をバージョンチェック部46に通知する。
S9:バージョンチェック部46は、確認結果、及び利用可能になる機能一覧を送受信部43に通知する。
S10:電子黒板2の送信部43bは確認結果、及び利用可能になる機能一覧をクライアントPC8に送信する。
S11:クライアントPC8の通信制御部83は確認結果、及び利用可能になる機能一覧を受信し、確認結果、及び利用可能になる機能一覧をクライアントPC8のGUI部81に通知する。
S12:これにより、クライアントPC8のGUI部81は、利用可能になる機能一覧と共にアップデート通知を表示する。
なお、確認結果が対応していない又は一部対応している場合だけでなく、確認結果が対応している場合でも、最新バージョンのクライアントソフトがあればユーザはバージョンアップ可能である。したがって、利用可能になる機能一覧は、最新バージョンのクライアントソフトがあるか否かによって表示されるかどうかが決定され、確認結果に関係なく表示可能である。
また、ステップS5では最新バージョンのクライアントソフトの有無でなく、クライアントPC8にインストールされているクライアントソフトの現在のバージョンよりも新しいバージョンのクライアントソフトの有無が判定されてもよい。ユーザは少しでも新しいバージョンのクライアントソフトにバージョンアップしたい場合があるためである。
以上のように、本実施形態の画像処理システム1は、バージョンの確認時に、最新バージョンで利用可能になる機能一覧を表示するので、ユーザがバージョンアップすべきか否かを判定しやすくなる。
<現在のバージョンで利用可能な機能>
クライアントPC8が最新のソフトウェアにバージョンアップした場合にどの機能が新しく利用可能になるかは、クライアントPC8にすでにインストールされているソフトウェアのバージョンにも依存する。そこで、最新バージョンで利用できる機能に加えて、現在のバージョンのクライアントソフトで使える機能をクライアントPC8が表示してもよい。
図16は、最新バージョンで利用可能になる機能一覧に加えて、現在のバージョンのクライアントソフトで利用可能な機能一覧を提示するフローチャートについて説明する図である。図16の処理は、図15のステップS7に代替して実行される。
機能比較部47は、クライアントソフトの現バージョンを取得する(S10)。
次に、機能比較部47は、クライアントソフトの最新バージョンを取得する(S20)。
そして、最新バージョンで利用可能な機能一覧を取得する前に、クライアントソフトの現バージョンで電子黒板2と画像共有が可能であるか否かを判定する(S30)。
ステップS30の判定がNoの場合、画像共有できないので利用可能な機能もなく、機能比較部47は、図15のシーケンス同様、バージョンアップ後に利用可能な機能一覧のみを作成する(S50)。
ステップS30の判定がYesの場合、機能比較部47は、バージョンアップ後に利用可能な機能一覧だけでなく、現在のバージョンで利用可能な機能一覧も作成する(S40)。現在のバージョンで利用可能な機能一覧は、図11又は図12に示した方法で作成される。すなわち、以下のようになる。
(1)機能比較部47は、電子黒板ソフトの現在のバージョンで利用可能な機能をリスト化する。
(2)クライアントソフトの現在のバージョンで利用可能な機能を取得してリスト化する。
(3)機能比較部47は2つのリストを比較し、双方のバージョンにて対応している機能のみをリスト化する。
したがって、現在のクライアントソフトのバージョンでも接続が可能な場合、ユーザに、バージョンアップ前後で、どのような機能の違いがあるかを提示することが可能になる。ユーザはバージョンアップするかどうかを判断しやすくなる。
図17(a)は、図16のS40でクライアントPC8が表示する機能一覧を説明する図の一例である。図17(a)では、クライアントソフトのバージョンが1.2、最新バージョンが1.3であるとする。現在のバージョンと利用可能な機能一覧、及び、最新バージョンと利用可能な機能一覧が表示されている。ユーザは、現在のバージョンで利用可能な機能一覧を見て(第2の利用可能機能の一例)、所望の機能を利用可能であればバージョンアップしないという判断も可能になる。また、ユーザは、最新バージョンで利用可能な機能一覧を見て、使用したい機能があればバージョンアップするという判断も可能になる。
したがって、バージョンアップ前後で、どのような機能の違いがあるかをクライアントPC8がユーザに提示することで、バージョンアップするかどうかユーザが選択することが可能になる。
図17(a)の現在のバージョンと利用可能な機能一覧、及び、最新バージョンと利用可能な機能一覧を表示する際は、図14の機能一覧と共に表示してよい。
また、バージョンアップ前後で利用可能な機能を更に比較して、追加機能だけを表示してもよい。図17(b)はクライアントPC8の表示装置208に表示された追加機能を説明する図の一例である。機能比較部47は、現在のバージョンで利用可能な機能一覧と、最新バージョンで利用可能な機能一覧の差分の機能を作成する。
図17(b)ではバージョンアップ前後で追加される差分の機能として機能D、Eが表示されている。これにより、ユーザは最新バージョンへのバージョンアップで追加される機能を一目で把握できる。
なお、図17(b)では、追加機能の機能D、Eだけを表示してもよいし、図17(a)に示された現在のバージョンと利用可能な機能一覧及び最新バージョンと利用可能な機能一覧と共に表示してもよい。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、バージョンチェックをクライアントPC8が行ってもよい。この場合、クライアントPC8はバージョン判定条件記憶部を有し、電子黒板2から電子黒板ソフトのバージョンを取得する。
また、機能一覧をクライアントPC8が作成してもよい。この場合、電子黒板2は機能リスト記憶部を有し、電子黒板2から電子黒板ソフトのバージョンを取得する。
本実施形態では、電子黒板2とクライアントPCを例にしてソフトウェアのバージョンが対応しているかどうかを説明したが、クライアントPCは電子黒板2以外の装置と通信してもよい。例えば、プロジェクター、画像形成装置(複写機、プリンター、スキャナ装置、MFP(Multi-Function Peripherals))、テレビ会議端末などとの通信にも適用できる。
また、本実施形態ではソフトウェアのバージョンについて説明したが、ソフトウェアのバージョンの他に機能が関係する情報のバージョンについても適用可能である。例えば、電子黒板2とクライアントPC8に対する設定情報のバージョンが考慮されてよい。設定情報とは、電子黒板2の動作に関する設定をいう。例えば、電子黒板2が適切に動作するための設定、電子黒板2の動作を許可又は制限するための設定、各機能のオン/オフの設定、ネットワークを介してインターネットや他の機器と通信するための設定、などを含む。設定情報のバージョンによって利用可能な機能が異なるものとすれば、電子黒板2とクライアントPC8における設定情報のバージョンを考慮することで、設定情報のバージョンアップによりクライアントPC8が利用可能となる機能を提示できる。
また、図6などの構成例は、電子黒板2とクライアントPC8による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。電子黒板2とクライアントPC8の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、図6の記憶部400に図示される各記憶部の1つ以上はネットワーク上に存在していてもよい。
なお、クライアントソフトは第1のソフトウェアの一例であり、電子黒板ソフトは第2のソフトウェアの一例であり、受信部43aは受信手段の一例であり、機能リストは機能情報の一例であり、クライアントソフトの最新バージョンが対応している機能リストは第1の機能の一例であり、電子黒板ソフトの現在のバージョンが対応している機能リストは第2の機能の一例であり、機能比較部47は機能特定手段の一例であり、送信部43bは送信手段の一例である。
バージョン判定条件は適合情報の一例であり、バージョンチェック部46は判定手段の一例であり、アップデート通知はバージョンアップを促す旨の情報の一例である。クライアントソフトの現在のバージョンで利用可能な機能は第3の機能の一例である。通信制御部83は取得手段の一例であり、GUI部81は表示手段の一例である。画像処理システム1は情報処理システムの一例である。
1 画像処理システム
2 電子黒板
6 ノートPC
8 クライアントPC
20 ホワイトボードアプリケーション
31 表示部
35 操作受付部
40 映像配信サービス
43 送受信部
46 バージョンチェック部
47 機能比較部
81 GUI部
83 通信制御部
401 バージョン判定条件記憶部
402 機能リスト記憶部
特開2015−528943号公報

Claims (10)

  1. 第1のソフトウェアと通信可能な第2のソフトウェアを実行して、前記第1のソフトウェアを実行する情報端末と通信する情報処理装置であって、
    前記情報端末から前記第1のソフトウェアのバージョン情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記第1のソフトウェアのバージョン情報よりも新しいバージョン情報の前記第1のソフトウェアが存在する場合、
    前記第1のソフトウェア及び前記第2のソフトウェアのそれぞれのバージョン情報に利用可能な機能が対応付けられた機能情報を参照して、バージョンアップ後の前記第1のソフトウェアで利用可能な第1の機能、現在のバージョン情報の前記第2のソフトウェアで利用可能な第2の機能を取得し、前記第1の機能と前記第2の機能に共通な利用可能機能を特定する機能特定手段と、
    前記機能特定手段が特定した前記利用可能機能を前記情報端末に送信する送信手段と、を有する情報処理装置。
  2. 前記機能特定手段は、前記機能情報を参照して前記第1のソフトウェアの現在のバージョンで利用可能な第3の機能を取得し、前記第3の機能と前記第2の機能に共通な第2の利用可能機能を特定し、
    前記送信手段は、前記第2の利用可能機能を前記情報端末に送信する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記機能特定手段は、前記第1の機能と前記第3の機能の差分の機能を特定し、
    前記送信手段は、前記差分の機能を前記情報端末に送信する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記機能情報において前記第1のソフトウェアの最も新しいバージョン情報が、前記第1のソフトウェアのバージョンアップ後のバージョン情報であり、
    前記機能特定手段は、前記機能情報を参照して、最も新しいバージョン情報にバージョンアップ後の前記第1のソフトウェアで利用可能な前記第1の機能を特定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記受信手段が前記第1のソフトウェアのバージョン情報を受信した際、
    前記第1のソフトウェアのバージョン情報及び前記第2のソフトウェアのバージョン情報の組み合わせに対し前記第1のソフトウェアが前記第2のソフトウェアに適合するか否かが登録された適合情報を参照し、
    前記受信手段が受信した前記第1のソフトウェアのバージョン情報と前記情報処理装置の前記第2のソフトウェアの現在のバージョン情報に基づき、前記第1のソフトウェアが前記第2のソフトウェアに適合するかどうかを判定する判定手段を有し、
    前記判定手段が適合しないと判定した場合、前記送信手段は前記第1のソフトウェアのバージョンアップを促す旨の情報を前記情報端末に送信する請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記適合情報には、前記第1のソフトウェアの機能の方が前記第2のソフトウェアの機能よりも多い場合、前記第1のソフトウェアのバージョン情報及び前記第2のソフトウェアのバージョン情報の組み合わせに対し適合すると登録されており、
    前記判定手段が適合すると判定することで、前記情報端末との画像の共有に関する処理を開始する請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のソフトウェアの方が前記第2のソフトウェアよりも多い機能とは、前記情報端末の操作内容を前記情報処理装置に、又は、前記情報処理装置の操作内容を前記情報端末に通知するコマンドに関する機能である請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 第1のソフトウェアと通信可能な第2のソフトウェアを実行して、前記第1のソフトウェアを実行する情報端末と通信する情報処理装置を、
    前記情報端末から前記第1のソフトウェアのバージョン情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記第1のソフトウェアのバージョン情報よりも新しいバージョン情報の前記第1のソフトウェアが存在する場合、
    前記第1のソフトウェア及び前記第2のソフトウェアのそれぞれのバージョン情報に利用可能な機能が対応付けられた機能情報を参照して、バージョンアップ後の前記第1のソフトウェアで利用可能な第1の機能、現在のバージョン情報の前記第2のソフトウェアで利用可能な第2の機能を取得し、前記第1の機能と前記第2の機能に共通な利用可能機能を特定する機能特定手段と、
    前記機能特定手段が特定した前記利用可能機能を前記情報端末に送信する送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. 情報端末から前記情報端末が実行するプログラムのバージョン情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記プログラムのバージョン情報よりも新しいバージョン情報の前記プログラムが存在する場合、
    前記プログラム及び第2のソフトウェアのそれぞれのバージョン情報に利用可能な機能が対応付けられた機能情報を参照して、バージョンアップ後の前記プログラムで利用可能な第1の機能、現在のバージョン情報の前記第2のソフトウェアで利用可能な第2の機能を取得し、前記第1の機能と前記第2の機能に共通な利用可能機能を特定する機能特定手段と、
    前記機能特定手段が特定した前記利用可能機能を前記情報端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記第2のソフトウェアを実行する情報処理装置と、ネットワークを介して通信する前記情報端末が実行するプログラムであって、
    前記情報端末を、
    前記利用可能機能を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記利用可能機能を表示装置に表示させる表示手段、として機能させるプログラム。
  10. 第1のソフトウェアを実行する情報端末と、前記第1のソフトウェアと通信可能な第2のソフトウェアを実行して前記情報端末と通信する情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記情報端末から前記第1のソフトウェアのバージョン情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記第1のソフトウェアのバージョン情報よりも新しいバージョン情報の前記第1のソフトウェアが存在する場合、
    前記第1のソフトウェア及び前記第2のソフトウェアのそれぞれのバージョン情報に利用可能な機能が対応付けられた機能情報を参照して、バージョンアップ後の前記第1のソフトウェアで利用可能な第1の機能、現在のバージョン情報の前記第2のソフトウェアで利用可能な第2の機能を取得し、前記第1の機能と前記第2の機能に共通な利用可能機能を特定する機能特定手段と、
    前記機能特定手段が特定した前記利用可能機能を前記情報端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記情報端末は、前記利用可能機能を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記利用可能機能を表示装置に表示させる表示手段と、を有する情報処理システム。
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