JP2017111511A - 特典管理システム、特典管理方法、特典管理装置及び特典管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】公営競技の投票券の購入者に特典を付与する特典管理システム、特典管理方法、特典管理装置及び特典管理プログラムを提供する。【解決手段】ポイント管理システム1は、公営競技の投票券の発券を行う投票券発券装置100と、投票券の購入者に対して特典を付与する処理を行うポイント管理装置200とを含む。投票券発券装置100は、投票券の購入者から当該購入者の生体情報を取得する生体情報取得部143を有する。ポイント管理装置200は、投票券発券装置100によって取得された生体情報を用いて、購入者に対する認証処理を行う認証処理部243と、認証処理部243によって認証された購入者に対して特典を付与する算出部242とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、特典管理システム、特典管理方法、特典管理装置及び特典管理プログラムに関する。
スーパーマーケット等の店舗において、商品の購入者に、購入金額に応じたポイントを付与することが一般的に行われている。例えば、店舗は購入者に対してポイントカードを発行し、購入者が商品購入の際にポイントカードを提示することで、購入者に対してポイントを付与する技術が知られている。
特開2008−191811号公報 特開2013−105297号公報
ところで、競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技においても、ポイントカードを用いて、投票券の購入者に特典(例えばポイント等)を付与することが考えられるが、ポイントカードの忘れや紛失等により、ポイントが正しく付与できない可能性が高い。例えば、公営競技における投票券の購入場所は多岐にわたり、また投票券を購入するタイミングも多様である。この場合において、購入者が投票券の購入の都度ポイントカードを用意するのは、購入者の負担が大きく、忘れや紛失の可能性も高くなる。このようなことから、購入者が的確にポイントの付与を受けることができないことが考えられる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、公営競技の投票券の購入者に特典を付与できる特典管理システム、特典管理方法、特典管理装置及び特典管理プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する特典管理システムは、公営競技の投票券の発券を行う投票券発券装置と、投票券の購入者に対して特典を付与する処理を行う特典管理装置とを含む。投票券発券装置は、投票券の購入者から当該購入者の生体情報を取得する取得部を有する。特典管理装置は、投票券発券装置によって取得された生体情報を用いて、購入者に対する認証処理を行う認証処理部と、認証処理部によって認証された購入者に対して特典を付与する付与部とを有する。
一つの態様によれば、公営競技の投票券の購入者に特典を付与できる。
図1は、ポイント管理システムにおける発券処理の流れの一例を示す図である。 図2は、投票券発券装置の一例を示す図である。 図3は、ポイント管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 図4は、ポイントDBの一例を示す図である。 図5は、生体情報DBの一例を示す図である。 図6は、算出条件DBの一例を示す図である。 図7は、購入履歴DBの一例を示す図である。 図8は、進行状況DBの一例を示す図である。 図9Aは、オッズ確定前のオッズDBの一例を示す図である。 図9Bは、オッズ確定後のオッズDBの一例を示す図である。 図10は、配当金DBの一例を示す図である。 図11は、ユーザ登録処理の一例を示すシーケンス図である。 図12は、投票券発券装置におけるユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、投票処理の一例を示すシーケンス図である。 図14は、投票券発券装置における投票処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、ポイント管理装置における投票時のポイント付与処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、ポイント管理装置における早期購入ポイント算出処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、ポイント管理装置における第一投票者ポイント算出処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、ポイント管理装置における払戻金確定時のポイント付与処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、ポイント還元処理の一例を示すシーケンス図である。 図20は、投票券発券装置におけるポイント還元処理の一例を示すフローチャートである。 図21は、ポイント管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
[実施例1]
以下に、本願に係る特典管理システム、特典管理方法、特典管理装置及び特典管理プログラムを実施するための形態(以下、「第1の実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、第1の実施形態により本願に係る特典管理システム、特典管理方法、特典管理装置及び特典管理プログラムが限定されるものではない。また、以下の第1の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。なお、以下では、競馬用の投票券の購入者を対象としたポイント管理システムである場合を例に説明するが、ポイント管理システムは他の公営競技(例えば競輪、競艇、オートレース等)用の投票券の購入者を対象としてポイントを付与するシステムであってもよい。また、第1の実施形態においては、購入した投票券に応じたポイントを付与する例を示すが、これに限られず、投票券の購入者に景品や店舗の割引券や引換券、抽選に参加する権利等をプレゼントするような構成であってもよい。
公営競技において、購入者は、特定の発売場及びレース番号について、競技者に対する投票の方法である「賭式」と、投票の対象となる「組番」との組み合わせを指定して投票券を購入する。発売場は、例えば競馬場等の競技場を示す。レース番号は、開催されるレースの番号を示し、最初に開催されるレースから順に第1レース、第2レースとなる。
例えば、競馬における賭式としては、一着になる馬を1頭選ぶ「単勝式」、二着又は三着までに入る馬を1頭選ぶ「複勝式」、一着になる馬と二着になる馬とを順不同で選ぶ「馬連(普通馬番号二連勝複式勝馬投票法)」等がある。競馬における他の賭式として、例えば、一着になる馬と二着になる馬と三着になる馬とを順番に選ぶ「3連単(馬番号三連勝単式勝馬投票法)」等もある。
また、「組番」は、例えば、競技者の番号、又は競技者の番号の組み合わせで表される。例えば、競馬においては、単勝式の組番としては「1」、馬連の組番としては「1−2」、3連単の組番としては「3−2−1」等がある。なお、購入者は、投票券を購入する際に、1つの組番だけを含む投票券に限らず、複数の組番を含む投票券を購入することもできる。また、以下の説明においては、投票券の物理的な枚数ではなく、組番にかかる購入金額を「組番の購入枚数」と表現する場合がある。
<システム全体の処理の流れ>
第1の実施形態におけるポイント管理システムにおける発券処理の流れについて、図1を用いて説明する。図1は、ポイント管理システムにおける発券処理の流れの一例を示す図である。図1に示すように、ポイント管理システム1は、投票券発券装置100、ポイント管理装置200および投票サーバ300を有する。これらの各部は専用線やVPN(Virtual Private Network)等のネットワークNを介して、互いが通信可能に接続される。なお、図1においては、据置型の投票券発券装置を含む例を示しているが、これに限られず、携帯可能な投票券発券装置を含むような構成であってもよい。また、図1においては投票券発券装置100を1台のみ図示しているが、これに限られず、複数の投票券発券装置を含むような構成であってもよい。
投票券発券装置100は、ポイント管理装置200及び投票サーバ300とネットワークNを介して通信を行い、購入者による指示に基づいて投票券を発券し、また的中した投票券に対する払戻を行う装置である。なお、第1の実施形態における投票券発券装置100は、購入者の静脈パターンを読み取る装置を含む。ポイント管理装置200は、投票券発券装置100及び投票サーバ300とネットワークNを介して通信を行い、投票券の購入者の静脈認証処理を行うとともに、認証された購入者に付与するポイントを算出する装置である。投票サーバ300は、投票券発券装置100及びポイント管理装置200とネットワークNを介して通信を行い、投票券発券装置100が行う投票券の発券及び投票券の払戻を管理し、オッズの計算、配当金の計算等を行う装置である。
第1の実施形態において、例えば、ポイント管理システム1は、購入者に対して、投票券の購入時に付与される基本ポイントと、購入した組番や購入のタイミング等に応じて付与される追加ポイントとの2種類のポイントを付与する。なお、基本ポイントは、投票券1枚ごとに一律に付与される形であってもよく、投票券の購入金額や投票券に含まれる組番の数に比例して付与される形であってもよい。
投票券発券装置100について、図2を用いて説明する。図2は、投票券発券装置の一例を示す図である。投票券発券装置100は、図2に示すように、紙幣及び硬貨の投入排出口3001、投票カード投入排出口3003、投票券排出口3007、投票券投入口3009、タッチパネル3011及び静脈認証装置3021を備える。なお、投票券発券装置100は、例えば既存のトータリゼータシステムの投票端末に、静脈認証装置3021の機能を持たせることにより実現できる。
紙幣及び硬貨の投入排出口3001は、紙幣及び硬貨の投入口であり、また、払戻のための紙幣及び硬貨、又は返却し若しくは釣札とする紙幣及び硬貨の排出口でもある。なお、図2に示す例においては、紙幣の投入排出口と、硬貨の投入排出口とが別体構成となっているが、これに限られず、紙幣の投入排出口と、硬貨の投入排出口とを一体構成としてもよい。また、紙幣の投入口と排出口、硬貨の投入口と排出口とを別体構成としてもよい。
投票カード投入排出口3003は、投票申し込みマークカード(以降、投票カードと記載する場合がある。)の投入口であり、また、返却する投票カードの排出口でもある。投票カードは、投票券の購入者が、購入を希望する発売場及びレース番号、賭式及び組番、購入金額等を選択するマークカードである。
投票券排出口3007は、発券された投票券の排出口である。投票券投入口3009は、払戻をする投票券の投入口である。なお、投票券排出口3007が、後に説明するサービス券を発券するような構成であってもよい。また、投票券発券装置100において、投票券投入口3009と投票券排出口3007とを一体構成としてもよい。
タッチパネル3011は、操作案内、レース案内、投票カードの投票内容等の情報を購入者に対して表示するとともに、購入者から操作を受け付ける。タッチパネル3011は、例えば液晶ディスプレイであり、操作部と表示部とが一体となっている装置である。なお、操作部と表示部とが、それぞれ別々の装置により実現されるような構成であってもよい。
静脈認証装置3021は、例えば購入者の手のひらの静脈パターンを取得する装置である。静脈認証装置3021は、例えば近赤外線等を照射する機能を有する撮影装置であり、購入者の手のひらを設置するためのガイド等を有する。
なお、投票カード投入排出口3003を、投票カード投入口と投票カード排出口のように、別体構成としてもよい。また、紙幣及び硬貨の投入排出口3001を、紙幣及び硬貨の投入口と紙幣及び硬貨の排出口のように、別体構成としてもよい。
図1の説明に戻って、投票券発券装置100は、投票券発券処理を開始するに際し、静脈認証装置3021において、購入者の静脈パターンを取得し、取得された静脈パターンに関する情報をポイント管理装置200に送信する。次に、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200から静脈認証処理の結果を受信すると、投票カード投入排出口3003において投票カードの投入を受け付け、紙幣及び硬貨の投入排出口3001において投票券の購入金額の投入を受け付ける。
次に、投票券発券装置100は、投票カードにおいて選択された発売場及びレース番号、賭式及び組番、購入金額等を読み取って投票サーバ300に送信する。投票券発券装置100は、投票サーバ300から発券指示を受信すると、投票券排出口3007において投票券を発券する。また、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200に投票券に関する情報を送信する。そして、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200において算出されたポイントを受信すると、タッチパネル3011において、算出されたポイントを購入者に表示する。
<投票券発券装置>
次に、各装置の機能について、図3を用いて説明する。図3は、ポイント管理システムのシステム構成の一例を示す図である。図3に示すように、投票券発券装置100は、図2において図示した各装置に加えて、記憶部130と、制御部140とを有する。
記憶部130は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置によって実現される。記憶部130は、制御部140が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部130は、制御部140がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。
制御部140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、投票券発券装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部140は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。制御部140は、送受信部141と、入出力制御部142と、生体情報取得部143と、投票カード読取部144と、投票券処理部145と、入出金制御部146と、発券処理部147とを有する。
送受信部141は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ポイント管理装置200及び投票サーバ300との間で情報を送受信する処理部であり、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。例えば、送受信部141は、投票カードの情報を投票サーバ300に送信し、投票サーバ300から発券指示を受信する。また、送受信部141は、ポイント管理装置200との間で、ユーザ登録に用いられるデータ、投票券の情報、静脈認証に用いられるデータ、静脈認証の結果、及び購入者に付与されるポイント等に関する情報の送受信を行う。
入出力制御部142は、情報の入出力に関する処理を制御する処理部である。入出力制御部142は、例えば、投票券に関する情報やポイントに関する情報をポイント管理装置200から取得すると、タッチパネル3011において表示させる。また、例えば、入出力制御部142は、タッチパネル3011における購入者による投票券の購入指示やユーザ登録、ポイント還元依頼等の操作を受け付ける。入出力制御部142は、表示制御部の一例である。
生体情報取得部143は、静脈パターンから特徴情報を取得する処理部である。例えば、生体情報取得部143は、静脈認証装置3021を通じて静脈パターンを取得し、静脈パターンの特徴情報を抽出する。また、生体情報取得部143は、抽出された特徴情報を、送受信部141を通じてポイント管理装置200に送信する。なお、生体情報取得部143が、抽出した特徴情報のハッシュ値等を算出し、当該ハッシュ値等を送受信部141を通じてポイント管理装置200に送信するような構成であってもよい。生体情報取得部143は、取得部の一例である。
投票カード読取部144は、投票カードにおいて選択された発売場及びレース番号、賭式及び組番、購入金額等の情報を読み取る処理部である。例えば、投票カード読取部144は、投票カード投入排出口3003に投入された投票カードを読み取り、読み取った投票カードの情報を、送受信部141を通じて投票サーバ300に送信する。
投票券処理部145は、投票券の発券及び読み取りを行う処理部である。例えば、投票券処理部145は、送受信部141を通じて投票サーバ300から発券指示を受信した場合に、投票券を印字し、投票券排出口3007から排出させる。また、投票券処理部145は、例えば、投票券投入口3009から投票券の投入を受け付けた場合に、投票券を読み取り、投票サーバ300に投票券に関する情報を送信する。
入出金制御部146は、投票券の購入及び払戻に関する金銭の取り扱いを制御する処理部である。例えば、入出金制御部146は、投票券の購入の際、紙幣及び硬貨の投入排出口3001において投入された貨幣が、投票券の購入金額を満たすかを判定する。また、入出金制御部146は、例えば、投票券の払戻を受け付けた場合に、送受信部141を通じて投票サーバ300から受信した払戻金額に関する情報に基づいて、払戻金を計数し、紙幣及び硬貨の投入排出口3001を通じて排出させる。
発券処理部147は、ポイント還元の際に発行されるサービス券に関する制御を行う処理部である。例えば、発券処理部は、タッチパネル3011を通じてポイント還元の指示を受けた場合に、購入者に付与されたポイントに関する情報に基づいて発行されるサービス券を印字し、投票券排出口3007を通じてサービス券を発券させる。サービス券は、例えば競馬場内の飲食店等で現金の代わりに利用できる券であるが、これに限られない。また、サービス券に代えて、景品等他の方法によりポイントを還元するような構成であってもよい。発券処理部147は、還元部の一例である。
<ポイント管理装置>
次に、ポイント管理装置200の機能ブロックについて説明する。図3に示すように、ポイント管理装置200は、記憶部230と、制御部240とを有する。なお、ポイント管理装置200は、図3に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
記憶部230は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置によって実現される。記憶部230は、制御部240が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部230は、制御部240がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。記憶部230は、ポイントDB231と、生体情報DB232と、算出条件DB233と、購入履歴DB234と、進行状況DB235とを有する。
ポイントDB231は、購入者に関する情報と、各購入者に付与されたポイントとを対応付けて記憶する。図4は、ポイントDBの一例を示す図である。図4に示すように、ポイントDB231は、「購入者ID」に対応付けて、「ニックネーム」と「ポイント」とを記憶する。「購入者ID」は、投票券の購入者を一意に識別する情報であり、例えば購入者がユーザ登録を行った際に付与される。「ニックネーム」の欄は、当該購入者に付与されるニックネームを記憶する。「ニックネーム」は、例えば、購入者がユーザ登録を行う際に、購入者により入力される。「ポイント」の欄は、当該購入者に付与されたポイントを記憶する。図4の例においては、購入者ID「000001」の購入者は、「ABC」というニックネームであり、「50」ポイントが付与されていることを示す。
生体情報DB232は、各購入者の認証処理に用いる生体情報を記憶する。図5は、生体情報DBの一例を示す図である。図5に示すように、生体情報DB232は、「購入者ID」に対応付けて「生体情報データ」を記憶する。生体情報データは、例えば投票券発券装置100から受信したデータであり、撮像された静脈パターンから抽出した特徴データ又は特徴データのハッシュ値等である。
算出条件DB233は、購入者に付与される追加ポイントを算出する条件を記憶する。図6は、算出条件DBの一例を示す図である。図6に示すように、算出条件DB233は、「項目」と、「データ内容」と、「ポイント」と、「付与タイミング」とを対応付けて記憶する。
図6において、「項目」の欄は、追加ポイントを算出する条件の項目を示す。「データ内容」の欄は、追加ポイントが付与される具体的な条件を示し、「ポイント」の欄は付与される追加ポイント数、「付与タイミング」の欄はポイントが付与されるタイミングを示す。
<早期購入に関するポイント付与>
例えば、「早期購入」の項目は、購入者が所定のタイミングより早いタイミングで投票券を購入した場合に、購入した組番の如何にかかわらず、また当該組番の的中の有無にかかわらず、追加ポイントが付与されることを示す。かかるポイントは、投票券の早期購入を促すことで、投票券の発売所の混雑を抑制することを目的として付与される。
一般的に、公営競技においては、本番レースのスタート前に、競技者による予備的な走行又は航走が行われることが多い。例えば、競馬においては、入場した競走馬が出走前にコースを走行する、いわゆる返し馬と呼ばれる予備的な走行が行われる。同様の予備的な走行又は航走として、競輪における脚見せ、競艇における展示、オートレースにおける試走等の例がある。投票券の購入者は、こうした予備的な走行又は航走における競技者の状態やタイム等を参考にして投票券を購入することが多い。このため、例えば、競馬において返し馬が行われた後、又はオートレースにおいて試走のタイムが発表された後等に、投票券の発売所が混雑することが多い。
第1の実施形態においては、図6のデータ内容の欄に示すように、「返し馬開始前」又は「返し馬終了前」に投票券を購入した購入者にポイントを付与することで、混雑の分散を図る。なお、図6のポイントの欄に示すように、「返し馬開始前」等、より早いタイミングで投票券を購入した購入者に対して、より多くの追加ポイントを付与するような構成であってもよい。また、「付与タイミング」の欄に示すように、早期購入によるポイントは「発券時」に付与されるが、これに限られず、後に説明するように競技結果が確定したときに付与されるような構成であってもよい。
<高配当オッズに関するポイント付与>
次に、図6における「高配当オッズ」の項目は、高配当オッズの組番、例えばオッズが1000倍以上である組番の購入者に対して、購入した組番の的中の有無にかかわらず、所定の追加ポイントが付与されることを示す。かかるポイントは、高配当オッズの組番の購入を促し、購入者の購買意欲を高めることを目的として付与される。図6のデータ内容の欄に示すように、高配当オッズによる追加ポイントは、例えばオッズが「1000倍以上」の組番を購入した購入者に対して付与される。また、「付与タイミング」の欄に示すように、高配当オッズによるポイントは、例えば、競技結果が確定したときに付与される。なお、「高配当オッズ」の条件はこれに限られず、任意の倍率を設定してもよい。
<無投票組番に関するポイント付与>
次に、図6における「無投票組番」による追加ポイントは、一枚も購入されていない組番の購入者に対して、購入した組番の的中の有無にかかわらず、所定の追加ポイントが付与されることを示す。
一般的に、公営競技においては、的中した組番が1枚も購入されていない、いわゆる「無投票組番」に該当した場合、当該の組番を含む賭式の組番を購入した購入者全員に対して払戻が行われる。例えば、3連単の的中組番「1−2−5」がいわゆる「無投票組番」に該当した場合、当該レースにおいて3連単の賭式の組番を購入した購入者全員に対して払戻が行われる。しかし、払戻に要するコストが大きく、払戻の発表がされる前に既に投票券を廃棄してしまう購入者もいるためにトラブルが生じる場合もある。このため、第1の実施形態においては、図6のデータ内容の欄に示すように、1枚も購入されていない組番を最初に購入した購入者にポイントを付与することで、無投票組番の発生を抑制するとともに、組番の早期購入を促す。なお、図6のポイントの欄に示すように、競技結果確定時において、当該組番の購入者が一人だけであった場合、発券時に付与した追加ポイントに加えて、さらに追加ポイントを付与するような構成であってもよい。かかる構成については後に説明する。
<ピタリ賞に関するポイント付与>
次に、図6における「ピタリ賞」による追加ポイントは、例えば、組番の払戻金額が「1000円」、「10000円」等の切りのいい金額であった場合、当該投票券の購入者に対して付与される。これにより、投票券のゲーム性を高め、購入者の購買意欲を高めることができる。
なお、所定の組番の払戻金に限られず、例えば、一つの投票券において複数の組番を購入した場合において、当該投票券に表示された複数の組番の払戻金額の合計が切りのいい金額であったときにピタリ賞ポイントを付与するような構成であってもよい。「付与タイミング」の欄に示すように、ピタリ賞によるポイントは、例えば、競技結果が確定したときに付与される。なお、「ピタリ賞」の条件は上に示したような切りのいい金額に限られず、任意の金額を設定してもよい。ピタリ賞に該当する例については、後に説明する。
図3の説明に戻って、購入履歴DB234は、投票券の購入履歴を記憶する。図7は、購入履歴DBの一例を示す図である。図7に示すように、購入履歴DB234は、「購入者ID」に対応付けて、「発売場コード」と、「レース番号」と、「賭式」と、「組番」と、「購入枚数」とを記憶する。図7の例において、購入履歴DB234は、例えば、購入者ID「000001」の購入者が、発売場コード「10001」の発売場において、「第2レース」の「単勝」「1番」を「10枚」購入したことを記憶する。また、購入履歴DB234は、例えば、購入者ID「000001」の購入者が、同レースの「3連単」「1−2−3」を「2枚」購入したことを記憶する。なお、図7の例において、購入履歴DB234は、複数の発売場及びレースにおける購入履歴を一つのテーブルに記憶するが、これに限られず、一つのレースにおける購入履歴を一つのテーブルに記憶するような構成であってもよい。
進行状況DB235は、レースの進行状況に関する情報を記憶する。図8は、進行状況DBの一例を示す図である。図8に示すように、進行状況DB235は、「発売場コード」と「レース番号」と、「発売状況」と、「進行状況」とを対応付けて記憶する。「発売状況」の欄は、当該レースにおける投票券が発売前であるか、発売中であるか、又は発売終了したかを示す。
図8において、「進行状況」の欄は、当該レースにおける返し馬の進行状況を示す。例えば、符号1001に示すように、進行状況が「返し馬開始前」となっている場合、図6に示す早期購入にかかる追加ポイントが「5」ポイント付与される。また、例えば、符号1011に示すように、進行状況が「返し馬終了前」となっている場合、図6に示す早期購入にかかる追加ポイントが「3」ポイント付与される。一方、例えば、符号1021に示すように、進行状況が「返し馬終了」となっている場合、図6に示す早期購入にかかる追加ポイントは付与されない。
図3の説明に戻って、制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、投票券発券装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。制御部240は、送受信部241と、算出部242と、認証処理部243と、取得部244とを有する。
送受信部241は、ネットワークNと有線または無線で接続され、投票券発券装置100及び投票サーバ300との間で情報を送受信する処理部であり、例えば、NIC等によって実現される。送受信部241は、例えば、投票券発券装置100から静脈認証処理に用いるデータを受信すると、認証処理部243に情報を出力し、認証処理部243から入力されたデータを投票券発券装置100に送信する。また、送受信部241は、投票券発券装置100から投票券に関する情報を受信すると、算出部242に出力し、算出部242から受信したポイントに関する情報を投票券発券装置100に送信する。さらに、送受信部241は、投票サーバ300からレースの進行状況やオッズ、配当金等の情報を受信し、取得部244に出力する。さらに、送受信部241は、例えば、投票券発券装置100から、購入者のユーザ登録に関する情報を受信すると、取得部244に出力する。
算出部242は、投票券の購入者に付与されるポイントを算出する処理部である。算出部242は、送受信部241から投票券の購入に関する情報の入力を受けると、算出条件DB233、購入履歴DB234及び進行情報DB235を参照して、購入者に付与するポイントを算出する。また、算出部242は、取得部244からオッズに関する情報及び配当金に関する情報の入力を受けると、算出条件DB233及び購入履歴DB234を参照して、購入者に付与するポイントを算出する。また、算出部242は、当該算出されたポイントをポイントDB231に記憶するとともに、送受信部241に出力する。尚、算出部242は、得点を付与する付与部の一例である。
認証処理部243は、投票券の購入者の静脈パターンを用いて認証処理を行う処理部である。認証処理部243は、例えば、購入者のユーザ登録時において、送受信部241から静脈パターンに関するデータの入力を受けると、静脈パターンに関するデータを生体情報DB232に記憶する。また、認証処理部243は、例えば、送受信部241から、購入者の静脈パターンに関するデータを含む認証要求の入力を受けると、生体認証処理を行い、認証結果を送受信部241に出力する。
認証処理部243は、例えば、入力されたデータと、生体情報DB232に記憶されたデータとを照合することにより、生体認証処理を行う。例えば、認証処理部243は、「XXXXXXXXXX」というデータの入力を受けた場合、生体情報DB232を参照し、入力を受けたデータが、購入者ID「000001」の購入者の生体情報と一致すると判断する。この場合、認証処理部243は、購入者が、購入者ID「000001」と認証されたことを示す情報を、送受信部241を通じて投票券発券装置100に送信する。
一方、例えば、認証処理部243が入力を受け付けたデータが「XXXXXYYYYY
」であった場合、認証処理部243は、入力を受け付けたデータが、生体情報DB232に登録されたいずれの購入者IDの生体情報とも一致しないと判断する。この場合、認証処理部243は、購入者に対する静脈認証処理が失敗したことを示す情報を、送受信部241を通じて投票券発券装置100に送信する。
取得部244は、投票券発券装置100及び投票サーバ300から各種の情報を取得する処理部である。取得部244は、例えば、送受信部241から、組番の購入枚数に関する情報の入力を受け、購入履歴DB234に記憶する。また、取得部244は、例えば、送受信部241から、レースの進行状況に関する情報の入力を受けると、進行状況DB235を更新する。また、取得部244は、例えば、送受信部241から、オッズに関する情報及び配当金に関する情報の入力を受けると、算出部242に出力する。さらに、取得部244は、例えば、送受信部241から、購入者のユーザ登録に関する情報の入力を受けると、ユーザ登録に関する情報をポイントDB231に記憶する。
<投票サーバ>
次に、投票サーバ300の機能ブロックについて説明する。図3に示すように、投票サーバ300は、記憶部330と、制御部340とを有する。なお、投票サーバ300は、図3に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。また、投票サーバ300は、例えば既存のトータリゼータシステムのホストシステムを流用することができる。
記憶部330は、RAM、ROM、HDD等の記憶装置によって実現される。記憶部330は、制御部340が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部330は、制御部340がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。記憶部330は、オッズDB331と、配当金DB332とを有する。
オッズDB331は、各レースのオッズを記憶する。なお、オッズは組番の購入枚数に応じて変化するため、オッズDB331は、最終的なオッズが確定するまで都度更新される。図9Aは、オッズ確定前のオッズDBの一例を示す図である。図9Aに示すように、オッズDB331は、「発売場コード」と、「レース番号」と、「賭式」と、「オッズ情報」とを含む。第1の実施形態において、例えば、オッズDB331は、図9Aに示すように、発売場のレースの一つの賭式について、一つのテーブルに記憶するが、これに限られず、複数の賭式又は複数のレースのオッズを一つのテーブルに記憶するような構成であってもよい。
図9Aの符号2001において示される組番「1−2−5」及び符号2011において示される組番「1−2−8」は、購入枚数が「0」であり、オッズが「0.0」となっている、いわゆる「無投票組番」に該当する。かかる場合において、組番「1−2−5」又は「1−2−8」を最初に購入した購入者には、図6のデータ内容の欄に示す「第一投票者」の追加ポイントが付与される。また、図9Aの符号2021において示される組番「18−17−16」は、オッズが「1234.5」倍と、1000倍を超えており、図6の項目に示す「高配当オッズ」に該当する。
次に、オッズ確定後のオッズDB331について、図9Bを用いて説明する。図9Bは、オッズ確定後のオッズDBの一例を示す図である。図9Bにおける各項目は、図9Aにおいて示される各項目と同様であるため、詳細な説明は省略する。図9Bの符号2101及び2111に示すように、図9Aにおいていわゆる「無投票組番」に該当していた組番「1−2−5」及び組番「1−2−8」が購入され、いわゆる「無投票組番」に該当しなくなった。なお、組番「1−2−5」の購入者には、図6のデータ内容の欄に示す「第一投票者」の追加ポイントに加えて、さらに「単独投票者」の追加ポイントも付与される。また、図9Bの符号2101、2111及び2121において示される組番は、いずれもオッズが1000倍を超えており、図6の項目に示す「高配当オッズ」に該当する。
図3の説明に戻って、配当金DB332は、的中した組番の購入者に対する払戻金を記憶する。図10は、配当金DBの一例を示す図である。図10に示すように、配当金DB332は、「発売場コード」と、「レース番号」と、「払戻金情報」とを含む。第1の実施形態において、例えば、払戻金DB332は、図10に示すように、発売場のレースの全ての賭式の払戻金を一つのテーブルに記憶するが、これに限られず、複数の賭式又は複数のレースの払戻金を一つのテーブルに記憶するような構成であってもよい。また、払戻金DB332が、一つのレースの一つの賭式の払戻金を一つのテーブルに記憶するような構成であってもよい。
図10において、例えば、符号3001で示す、賭式「ワイド」の組番「2−3」の払戻金は「1000円」ちょうどであり、また符号3002で示す、賭式「3連単」の組番「1−2−3」の払戻金は「10000円」ちょうどである。第1の実施形態においては、かかる組番を購入した購入者に対して、図6の項目に示す「ピタリ賞」の追加ポイントが付与される。
図3の説明に戻って、制御部340は、例えば、CPUやMPU等によって、投票サーバ300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部340は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。制御部340は、送受信部341と、算出部342とを有する。
送受信部341は、ネットワークNと有線または無線で接続され、投票券発券装置100及びポイント管理装置200との間で情報を送受信する処理部であり、例えば、NIC等によって実現される。例えば、送受信部341は、投票カードの情報を投票券発券装置100から受信し、発券指示を投票券発券装置100に送信する。また、送受信部341は、例えば、レースの進行状況やオッズ、配当金等の情報を、ポイント管理装置200に送信する。
算出部342は、オッズ、配当金等のデータを算出する処理部である。算出部342は、投票券発券装置100から受信した投票カードの情報、及びレース結果に基づいて、オッズや配当金を算出し、オッズDB331及び配当金DB332に記憶する。
<ユーザ登録処理の流れ>
まず、図11を用いて、第1の実施形態に係る購入者がユーザ登録をする処理の手順について説明する。図11は、ユーザ登録処理の一例を示すシーケンス図である。図11に示すように、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200に、ユーザ情報と、認証情報とを送信する(ステップS1001)。ユーザ情報は、例えばニックネームであるが、住所や氏名等の個人情報をユーザ情報として登録するような構成であってもよい。
ポイント管理装置200は、ユーザ情報と認証情報とを受信すると、ユーザ登録処理を行い(ステップS1005)、完了通知を投票券発券装置100に送信する(ステップS1011)。
次に、投票券発券装置100における処理の流れについて、図12を用いて説明する。図12は、投票券発券装置におけるユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。まず、投票券発券装置100は、購入者からユーザ登録依頼があるまで待機する(ステップS1:No)。購入者からユーザ登録依頼を受け付けると(ステップS1:Yes)、入出力制御部142は、購入者からニックネーム等のユーザ情報の入力を受け付ける(ステップS11)。
次に、生体情報取得部143は、静脈認証装置3021を通じて、静脈パターンに関する情報を取得する(ステップS13)。次に、送受信部141は、入力を受け付けたユーザ情報及び取得した静脈パターンに関する静脈認証データを、ポイント管理装置200に送信する(ステップS15)。その後、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200から処理結果を受信するまで待機する(ステップS17:No)。
送受信部141は、ポイント管理装置200から処理結果を受信すると(ステップS17:Yes)、処理結果がユーザ登録成功を示すものであるかを確認する(ステップS21)。処理結果がユーザ登録成功を示すものであった場合(ステップS21:Yes)、入出力制御部142は、タッチパネル3011に登録完了メッセージを表示させ、処理を終了する(ステップS23)。一方、処理結果がユーザ登録失敗を示すものであった場合(ステップS21:No)、入出力制御部142は、タッチパネル3011にエラーメッセージを表示させ(ステップS25)、処理を終了する。
<投票券発券処理の流れ>
次に、購入者が投票券を購入する際における、ポイントの付与処理について、図13乃至図17を用いて説明する。なお、以下の説明においては、組番の購入時点においてポイントを付与する構成について説明するが、これに限られず、例えば、競技の結果が確定した時点においてポイントを付与するような構成であってもよい。また、例えば、投票券の購入時点において仮のポイントを算出し、競技の結果が確定した時点において、算出された仮のポイントを正式なポイントとして付与するような構成であってもよい。例えば、購入された組番に係る競走馬が出走中止になるような場合にはポイントを付与しないようにする場合、競技の結果が確定した時点において正式にポイントを付与するような構成にすることで、付与済みのポイントを抹消することなく対応できる。
図13は、投票処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以下の投票処理は、各レース単位で行われる。まず、投票サーバ300は、投票券発券装置100及びポイント管理装置200に、投票券の発売開始の通知を送信する(ステップS2001、S2003)。その後、ポイント管理装置200は投票サーバ300にオッズを要求し、投票サーバ300から応答を受信する(ステップS2005)。なお、ステップS2005は、発売終了まで、所定の間隔で又は任意のタイミングで繰り返し実行される。また、投票サーバ300がポイント管理装置200からの要求を受けることなく、所定の間隔で又は任意のタイミングでオッズをポイント管理装置200に送信するような構成であってもよい。
次に、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200に、認証要求を送信する(ステップS2011)。ポイント管理装置200は、認証処理を行い(ステップS2015)、認証結果を投票券発券装置100に応答する(ステップS2017)。認証結果が成功であった場合、投票券発券装置100は、投票カードの情報を含む投票要求を、投票サーバ300に送信し(ステップS2021)、投票サーバ300から発券指示を受信する(ステップS2023)。その後、投票券発券装置100は、発券処理を行う(ステップS2025)。
次に、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200に、ポイント要求を送信する(ステップS2031)。ポイント管理装置200は、ポイント要求を受信すると、ポイント算出処理を行い(ステップS2035)、算出したポイントを投票券発券装置100に送信する(ステップS2037)。なお、ステップS2031乃至S2037のポイント算出に関する処理は、ステップS2021乃至S2025の投票券発券に関する処理と同時に実行してもよく、また順番を入れ替えて実行してもよい。
また、投票サーバ300は、返し馬の開始、終了等の進行状況を、ポイント管理装置200に送信する(ステップS2045)。なお、図13においては、ステップS2045は、ステップS2011乃至S2037の各処理の後に実行されるが、これに限られず、繰り返し実行されるステップS2011乃至S2037と並行して実行される。その後、投票サーバ300は、投票券の発売終了の通知を投票券発券装置100及びポイント管理装置200に送信する(ステップS2051、S2053)。
次に、投票券発券装置100における処理の流れについて説明する。図14は、投票券発券装置における投票処理の一例を示すフローチャートである。まず、投票券発券装置100は、購入者から投票依頼があるまで待機する(ステップS101:No)。購入者から投票依頼を受け付けると(ステップS101:Yes)、生体情報取得部143は、静脈認証装置3021を通じて、静脈パターンに関する情報を取得し、送受信部141を通じてポイント管理装置200に送信する(ステップS103)。ポイント管理装置200から認証失敗を示す認証結果を受信した場合(ステップS105:No)、エラーメッセージを表示し(ステップS131)、ポイント算出処理を行うことなく、処理を終了する。なお、静脈認証処理が失敗であった場合においても、通常の投票券購入処理を実行するような構成であってもよい。
ポイント管理装置200から認証成功を示す認証結果を受信した場合(ステップS105:Yes)、入出力制御部142は、タッチパネル3011に受信したユーザ情報を表示させる(ステップS107)。その後、投票券発券装置100は、投票カードと購入金額の投入を受け付けるまで待機する(ステップS111:No)。
投票カードと購入金額の投入を受け付けた場合(ステップS111:Yes)、投票カード読取部144は、投票カードの情報を読み取り、送受信部141を通じて、投票サーバ300に投票カードの情報を含む発券要求を送信する(ステップS113)。その後、投票サーバ300から発券指示を受信するまで待機する(ステップS115:No)。
投票サーバ300から発券指示を受信した場合(ステップS115:Yes)、投票券処理部145は、投票券を印字し、投票券排出口3007を通じて発券する(ステップS117)。次に、入出力制御部142は、送受信部141を通じて、ポイント管理装置200に、ポイント要求を送信し(ステップS121)、ポイント情報を受信するまで待機する(ステップS123:No)。
ポイント情報を受信した場合(ステップS123:Yes)、入出力制御部142は、タッチパネル3011を通じて、ポイント情報を表示させ(ステップS127)、処理を終了する。
次に、ポイント管理装置200における処理の流れについて説明する。図15は、ポイント管理装置における投票時のポイント付与処理の一例を示すフローチャートである。まず、ポイント管理装置200は、投票券発券装置100から静脈パターンに関するデータを受信するまで待機する(ステップS201:No)。静脈パターンに関するデータを受信した場合(ステップS201:Yes)、認証処理部243は、受信したデータを用いて静脈認証処理を行う(ステップS203)。静脈認証処理が失敗であった場合(ステップS205:No)、認証処理部243は、送受信部241を通じて、投票券発券装置100にエラーメッセージを送信する(ステップS231)。
静脈認証処理が成功であった場合(ステップS205:Yes)、認証処理部243は、送受信部241を通じて、投票券発券装置100に、ユーザ情報を送信する(ステップS207)。その後、投票券発券装置100からポイント要求を受信するまで待機する(ステップS211:No)。
投票券発券装置100からポイント要求を受信した場合(ステップS211:Yes)、算出部242は、早期購入ポイント算出処理と、第一投票者ポイント算出処理とを実行する(ステップS213、S215)。なお、ステップS213とS215とは、順番を入れ替えて実行してもよく、並行して実行してもよい。
早期購入ポイント算出処理について、図16を用いて説明する。図16は、ポイント管理装置における早期購入ポイント算出処理の一例を示すフローチャートである。まず、算出部242は、進行状況DB235を参照し(ステップS251)、対象レースについて、返し馬終了前であるか否かを確認する(ステップS253)。
対象レースについて、返し馬終了前であることが進行状況DB235に記憶されている場合(ステップS253:Yes)、算出部242は、算出条件DB233を参照して、購入者に付与する追加ポイントを算出する。また、算出部242は、算出された追加ポイントを、ポイントDB231に記憶する(ステップS255)。一方、対象レースについて、返し馬が既に終了していることが進行状況DB235に記憶されている場合(ステップS253:No)、処理を終了する。
次に、第一投票者ポイント算出処理について、図17を用いて説明する。図17は、ポイント管理装置における無投票組番ポイント算出処理の一例を示すフローチャートである。まず、算出部242は、購入履歴DB234を参照し(ステップS261)、投票カードの情報が、無投票組番を含むか否かを確認する(ステップS263)。例えば、算出部242は、投票カードの情報に含まれる組番が、購入履歴DB234に記憶されているか否かを確認する。
無投票組番を含む場合(ステップS263:Yes)、算出部242は、算出条件DB233を参照して、購入者に付与する追加ポイントを算出し、ポイントDB231に記憶する(ステップS265)。一方、無投票組番を含まない場合(ステップS263:No)、処理を終了する。
図15の説明に戻って、算出部242は、送受信部241を通じて、投票券発券装置100に、算出されたポイント情報を送信する(ステップS221)。その後、算出部242は、ポイントDB231を更新し(ステップS223)、処理を終了する。
上で述べたように、追加ポイントは、投票券発券時に加えて、払戻金確定時にも算出される。図18は、ポイント管理装置における払戻金確定時のポイント付与処理の一例を示すフローチャートである。なお、図18に示す処理は、例えば払戻金確定時に実行されるが、これに限られず、購入者による投票券の払戻依頼があったときに実行されるような構成であってもよい。
まず、ポイント管理装置200は、投票サーバ300から払戻金データを受信するまで待機する(ステップS301:No)。投票サーバ300から払戻金データを受信した場合(ステップS301:Yes)、算出部242は、購入履歴DB234から購入された組番に関する情報を読み出す(ステップS303)。
次に、算出部242は、購入された組番が高配当オッズに該当するか否かを判定する(ステップS311)。例えば、算出部242は、当該組番のオッズが1000倍以上であるか否かを判定する。購入された組番が高配当オッズに該当する場合(ステップS311:Yes)、算出部242は、算出条件DB233を参照して、当該組番を購入した購入者に対して、高配当オッズに関する追加ポイントを付与する(ステップS313)。購入された組番が高配当オッズに該当しない場合(ステップS311:No)、ステップS321に移行する。
次に、算出部242は、購入された組番が単独投票組番に該当するか否かを判定する(ステップS321)。例えば、算出部242は、当該組番を含むレコードが、当該レコード以外に存在するか否かを判定する。購入された組番が単独投票組番に該当する場合(ステップS321:Yes)、算出部242は、算出条件DB233を参照して、当該組番を購入した購入者に対して、単独投票組番に関する追加ポイントを付与する(ステップS323)。購入された組番が単独投票組番に該当しない場合(ステップS321:No)、ステップS331に移行する。
次に、算出部242は、購入された組番に対する払戻金がピタリ賞に該当するか否かを判定する(ステップS331)。例えば、算出部242は、当該組番に対する払戻金が「1000円」、「10000円」等、算出条件DB233に記憶された金額であるか否かを判定する。購入された組番に対する払戻金がピタリ賞に該当する場合(ステップS331:Yes)、算出部242は、算出条件DB233を参照して、当該組番を購入した購入者に対して、ピタリ賞に関する追加ポイントを付与する(ステップS333)。購入された組番に対する払戻金がピタリ賞に該当しない場合(ステップS331:No)、ステップS341に移行する。なお、ステップS331乃至S333におけるピタリ賞ポイント算出に関する処理が、例えば、払戻金確定時ではなく、的中した投票券の払戻処理の際に実行されるような構成であってもよい。
次に、算出部242は、購入履歴DB234に記憶された、当該レースに関する全ての購入履歴についてステップS311乃至S333の処理が行われたか否かを確認する(ステップS341)。全ての購入履歴について処理が行われた場合(ステップS341:Yes)、処理を終了し、未処理の購入履歴がある場合(ステップS341:No)、ステップS303に戻って処理を繰り返す。
<ポイント還元処理の流れ>
次に、投票券発券装置100及びポイント管理装置200における、ポイント還元処理について、図19及び図20を用いて説明する。なお、ポイント還元処理は、払戻金確定前の段階において実施してもよい。また、以下においては、ポイント還元処理を単独で行う例について説明するが、的中した投票券の払戻処理の際に合わせてポイント還元処理を行ってもよい。
図19は、ポイント還元処理の一例を示すシーケンス図である。まず、投票券発券装置100は、ポイント管理装置200に、静脈パターンに関するデータを含む認証要求を送信する(ステップS3001)。認証要求を受信したポイント管理装置200は、認証処理を実行し(ステップS3005)、認証結果が成功であった場合に、ポイント情報を投票券発券装置100に送信する(ステップS3011)。
次に、投票券発券装置100は、発券要求をポイント管理装置200に送信する(ステップS3021)。投票券発券装置100は、ポイント管理装置200から発券情報を受信すると(ステップS3023)、発券処理を実行する(ステップS3025)。
次に、投票券発券装置100におけるポイント還元処理について、図20を用いて説明する。図20は、投票券発券装置におけるポイント還元処理の一例を示すフローチャートである。まず、投票券発券装置100は、購入者からポイント還元の依頼があるまで待機する(ステップS401:No)。購入者からポイント還元の依頼があった場合(ステップS401:Yes)、生体情報取得部143は、静脈パターンに関する情報を取得し、送受信部141を通じてポイント管理装置200に送信する(ステップS403)。ポイント管理装置200から認証失敗を示す情報を受信した場合(ステップS411:No)、エラーメッセージを表示して(ステップS451)、処理を終了する。
ポイント管理装置200から認証成功を示す情報を受信した場合(ステップS411:Yes)、入出力制御部142は、送受信部141を通じて、ポイント管理装置200からポイント情報を含むユーザ情報を取得する。また、入出力制御部142は、取得したユーザ情報を、タッチパネル3011を通じて表示する(ステップS423)。その後、購入者からポイント還元の指示があるまで待機する(ステップS431:No)。
購入者からポイント還元の指示を受け付けた場合(ステップS431:Yes)、入出力制御部142は、ポイント管理装置200に、ポイント還元指示を送信する(ステップS433)。その後、入出力制御部142は、ポイント管理装置200から応答を受信するまで待機する(ステップS441:No)。
ポイント管理装置200から応答を受信した場合(ステップS441:Yes)、発券処理部147は、受信した応答に基づいてサービス券を印字し、投票券排出口3007を通じて発券し(ステップS443)、処理を終了する。
上述してきたように、第1の実施形態によれば、投票券の購入者は、ポイントカード等を持ち歩くことなく、ポイントの付与を受けることができる。例えば、公営競技においては、購入者が投票券を大量に保持する場合があり、また競技終了後に投票券をまとめて廃棄する場合がある。この場合、購入者がポイントカードを使用すると、ポイントカードが投票券に紛れ込んでしまい、投票券を廃棄する際に、ポイントカードも合わせて廃棄してしまう可能性が大きい。第1の実施形態によれば、購入者が、ポイントカードを忘れたり紛失したりしてポイントの還元を受けられなくなる可能性を小さくすることができる。
また、ポイントカードによりポイントの付与を管理する場合、ポイントの提供者は、ポイントカードを作成するコストが求められることに加え、購入者にポイントカードを悪用されるおそれがある。第1の実施形態によれば、ポイント付与の対象者を認証する際に、ポイントカード等ではなく生体認証を用いることにより、ポイントカード作成のコストを削減し、またポイントカードの悪用の可能性を小さくすることができる。
[実施例2]
上述した第1の実施形態に係るポイント管理装置200は、上記第1の実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。例えば、ポイント管理装置200が、購入者により入力されたパスワード等のその他の認証情報を合わせて保持するような構成であってもよい。この場合、例えば、ポイント管理装置200が、図20に示すポイント還元処理において、生体情報を用いた認証処理に加えて、パスワード等を用いた認証処理をさらに行うような構成であってもよい。これにより、生体情報を用いた認証処理のみを行う場合と比べて、より強固な認証処理を行うことができ、例えば生体情報の偶然の一致による誤認証等を防ぐことができる。
また、第1の実施形態においては、生体情報を用いた認証処理として、静脈認証を行う例について開示したが、この例に限られない。例えば、投票券発券装置100が、静脈認証装置3021に代えて、網膜パターン、虹彩パターン、指紋、掌紋、声紋等のその他の生体情報を取得する装置を有し、ポイント管理装置200が取得されたその他の生体情報を用いて認証処理を行う構成であってもよい。
また、上記第1の実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。例えば、進行状況DB235に記憶された進行状況を更新する処理は、自動的に限らず、手動的に行われてもよい。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、上記のポイントDB231に記憶される情報は、「購入者ID」、「ニックネーム」、「ポイント」といったデータ項目に限らず、「氏名」、「住所」等、購入者に関するその他の情報を含んでもよい。また、図14に示すフローチャートにおいて、ステップS113乃至S117の投票券発券に関する一連の処理と、ステップS121乃至S127のポイント情報表示に関する一連の処理は、それぞれ同時に実行してもよく、また順番を入れ替えて実施してもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、ポイント管理装置200の取得部244は、払戻倍率や発売枚数等の取得する情報の種類に応じて分散して構成してもよい。また、投票券発券装置100において、発券処理部147を、投票券処理部145と統合してもよい。
<ポイント管理装置のハードウェア構成>
ポイント管理装置200は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図21は、ポイント管理装置のハードウェア構成例を示す図である。図21に示すように、ポイント管理装置200は、ハードウェアの構成要素として、プロセッサ25aと、メモリ25bと、HDD25cと、ネットワークインタフェースモジュール25dとを有する。プロセッサ25aの一例として、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA等が挙げられる。また、ポイント管理装置200は、プロセッサ25aと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有しても良い。メモリ25bの一例として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。送受信部241は、ネットワークインタフェースモジュール25dによって実現される。算出部242と、認証処理部243と、取得部244とは、プロセッサ25aによって実現される。ポイントDB231と、生体情報DB232と、算出条件DB233と、購入履歴DB234と、進行状況DB235とは、メモリ25bまたはHDD25cによって実現される。
また、ポイント管理装置200での上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをポイント管理装置200のプロセッサ25aに実行させることによって実現してもよい。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリ25bまたはHDD25cに記憶され、プログラムがプロセッサ25aによってメモリ25bまたはHDD25cから読み出されて実行されてもよい。
1 ポイント管理システム
100 投票券発券装置
200 ポイント管理装置
300 投票サーバ

Claims (10)

  1. 公営競技の投票券の発券を行う投票券発券装置と、投票券の購入者に対して特典を付与する処理を行う特典管理装置とを含む特典管理システムにおいて、
    前記投票券発券装置は、
    前記投票券の購入者から当該購入者の生体情報を取得する取得部を有し、
    前記特典管理装置は、
    前記投票券発券装置によって取得された前記生体情報を用いて、前記購入者に対する認証処理を行う認証処理部と、
    前記認証処理部によって認証された購入者に対して特典を付与する付与部と
    を有する特典管理システム。
  2. 前記特典管理装置の前記付与部は、前記投票券の購入金額に応じたポイントを算出して、前記購入者に付与することを特徴とする請求項1に記載の特典管理システム。
  3. 前記特典管理装置の前記付与部は、前記公営競技における本番レース前の試走、展示、脚見せ、又は返し馬が行われる前に、前記投票券を購入した前記購入者に対して、所定の追加特典をさらに付与することを特徴とする請求項1又は2に記載の特典管理システム。
  4. 前記特典管理装置の前記付与部は、前記購入者が前記投票券を購入した時点、前記投票券の発売終了時点、及び前記公営競技の競技結果が確定した時点の少なくともいずれかにおいて、前記購入者が前記投票券で購入した組番の発売数が所定数以下である場合に、前記組番を購入した購入者に対して、所定の追加特典をさらに付与することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の特典管理システム。
  5. 前記特典管理装置の前記付与部は、前記購入者が前記投票券で購入した組番の払戻倍率が所定の倍率以上である場合に、前記組番を購入した購入者に対して、所定の追加特典をさらに付与することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の特典管理システム。
  6. 前記特典管理装置の前記付与部は、前記購入者が購入した前記投票券の払戻金が予め定めた所定の金額と一致する場合に、前記投票券を購入した前記購入者に対して、所定の追加特典をさらに付与することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の特典管理システム。
  7. 前記投票券発券装置は、前記購入者の生体情報を読み取った場合に、当該生体情報に対応付けられる累計特典を前記特典管理装置から取得して、所定の表示部に表示する表示制御部と、
    前記累計特典の範囲内で前記購入者が指定した特典分のサービス券を発券する還元部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の特典管理システム。
  8. 公営競技の投票券の発券を行う投票券発券装置と、投票券の購入者に対して特典を付与する処理を行う特典管理装置とにより実行される特典管理方法において、
    前記投票券発券装置が、
    前記投票券の購入者から当該購入者の生体情報を取得し、
    前記特典管理装置が、
    前記投票券発券装置によって取得された前記生体情報を用いて、前記購入者に対する認証処理を行い、
    前記認証処理において認証された購入者に対して特典を付与する
    処理を実行することを特徴とする特典管理方法。
  9. 公営競技の投票券発券装置によって投票券の購入者から取得された生体情報を用いて、前記購入者に対する認証処理を行う認証処理部と、
    前記認証処理部によって認証された購入者に対して特典を付与する付与部と
    を有する特典管理装置。
  10. コンピュータに、
    公営競技の投票券発券装置によって投票券の購入者から取得された生体情報を用いて、前記購入者に対する認証処理を行い、
    前記認証処理において認証された購入者に対して特典を付与する
    処理を実行させることを特徴とする特典管理プログラム。
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