JP2017108338A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、モバイル端末、モバイル端末の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】MFPからメールを送信するシーンにおいて、メールの返信先にモバイル端末に登録されているメールアドレスを設定したい場合、ユーザはモバイル端末に表示されるメールアドレスを見ながら、MFPの操作部を介して返信先の設定を行う必要がない情報処理装置、情報処理装置の制御方法を提供する。【解決手段】MFPで実行されるメール送信処理の送信設定を示す送信設定情報をモバイル端末から受信する処理において、送信設定として返信先のメールアドレスを含む情報をMFPが受信する。そして、MFPは、送信設定に含まれる返信先のメールアドレスを、メール送信処理の返信先に設定する。【選択図】図7
Description
本発明は、情報処理装置とモバイル端末とを連携させる技術に関する。
近年、BYOD(Bring your own device)制度を導入する、もしくはMDM(Mobile Device Management)環境を整えるなど、モバイル端末をビジネスの場で利用しようとする企業が増えている。これは、モバイル端末の高機能化が進んでいることや、普段から使い慣れたモバイル端末をビジネスで利用することで業務効率を向上させる効果が期待できることに起因している。
この動きに伴い、MFP(Multifunction Peripheral)とモバイル端末とを連携させる機能が登場している。例えば、特許文献1では、次の技術が開示されている。すなわち、MFPに対してモバイル端末に記憶されているアクセス情報(例えばメールアドレスなど)が送信されると、MFPはアクセス情報をMFPのジョブの通信先(例えばEメール送信の送信先)として用いて通信を開始する技術が開示されている。
しかしながら、例えばMFPからEメール(以下、単にメールと呼ぶ)を送信するシーンにおいては特許文献1の技術では不便である。なぜならば、MFPとモバイル端末とを連携させる場合、ユーザは普段から使い慣れたモバイル端末にMFPから送信したメールの返信して欲しいと希望する場合がある。特許文献1の技術では、MFPからメールを送信するシーンにおいては、MFPのメールの送信先はモバイル端末から送信されたメールアドレスで設定することができるが、返信先のメールアドレスは設定できない。そのため、ユーザはモバイル端末に表示されるメールアドレスを見ながら、MFPの操作部を介して返信先の設定を行う必要がある。これではユーザの操作負担が大きく、使い勝手が良くない。
本発明にかかる情報処理装置は、モバイル端末と連携する情報処理装置であって、返信先のメールアドレスを含む、前記情報処理装置で実行されるメール送信処理の送信設定を示す送信設定情報を前記モバイル端末から受信する受信手段と、前記送信設定に含まれる前記返信先のメールアドレスを、前記メール送信処理の返信先に設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、MFPにおいてメール送信処理を行なう際の返信先のメールアドレスを、モバイル端末から設定することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態において適用されるシステム構成の一例を示す図である。本実施形態におけるシステムは、モバイル端末101、MFP102、およびアクセスポイント103を有する。モバイル端末101、MFP102、およびアクセスポイント103はそれぞれ対応する通信媒体を通じて通信ができる。もちろん、図1に示した構成は一般的な構成の一例を示したに過ぎない。そのため、一般ユーザが使用するモバイル端末は、その他の情報機器であってもよい。また、MFPは、装置の有する機能によって得たデータをメール送信するメール送信機能を有する情報処理装置であればよい。なお、メール送信機能とは、例えば原稿を読み取ることで得られた原稿画像をメールに添付して送信する機能である。以下では、メール送信機能を用いてメールを送信するジョブのことをメール送信ジョブと呼ぶ。
図1は本実施形態において適用されるシステム構成の一例を示す図である。本実施形態におけるシステムは、モバイル端末101、MFP102、およびアクセスポイント103を有する。モバイル端末101、MFP102、およびアクセスポイント103はそれぞれ対応する通信媒体を通じて通信ができる。もちろん、図1に示した構成は一般的な構成の一例を示したに過ぎない。そのため、一般ユーザが使用するモバイル端末は、その他の情報機器であってもよい。また、MFPは、装置の有する機能によって得たデータをメール送信するメール送信機能を有する情報処理装置であればよい。なお、メール送信機能とは、例えば原稿を読み取ることで得られた原稿画像をメールに添付して送信する機能である。以下では、メール送信機能を用いてメールを送信するジョブのことをメール送信ジョブと呼ぶ。
図2は、本実施形態におけるMFP102の内部構成の一例を示した図である。MFP102は、ROM202あるいは例えばハードディスク213に記憶されたソフトウェアを実行するCPU201を備え、CPU201はシステムバス216に接続される各デバイスを総括的に制御する。なお、HDD213は、場合によっては画像の一時記憶場所としても使われることがある。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。操作部コントローラー208は、MFPに備えられた各種ボタンあるいは操作パネル209、ディスプレイ211等のユーザインターフェイスを制御する。ディスクコントローラ212は、HDD213を制御する。
ネットワークI/F207は、ネットワーク220を介して、他のネットワーク機器あるいはファイルサーバ等と双方向にデータをやりとりする。
無線通信モジュール206は、インフラモードで動作する場合は、アクセスポイント103を介して、ネットワーク220に接続し、モバイル端末101などの他のネットワーク機器あるいはファイルサーバ等と双方向にデータをやりとりする。ソフトAP(アクセスポイント)モードで動作する場合は、MFPはアクセスポイントとして動作し、モバイル端末とWi−Fiダイレクト接続をすることができる構成でもよい。
プリンター214は、電子写真方式で実現される紙への印字部である。印字方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式でもよいし、その他いずれの方式であってもよい。
スキャナ215は、紙に印字された画像を読み込むための画像読み取り部である。多くの場合、スキャナ215にはオプションとしてADF(オートドキュメントフィーダ)(不図示)が装着されており、複数枚の原稿を自動的に読み込むことができる。
MFP102はまた、NFCリーダライタ204や、Bluetooth(登録商標)I/F205を介してモバイル端末101を含む各種周辺機器とデータの授受を行うことができる。
次に図3を用いて、モバイル端末101のハードウェア構成を説明する。なお、本実施形態のモバイル端末101はスマートフォンやタブレットPC等の端末装置を想定しているが、これに限られるものではなく、他の装置と通信する機能を有する情報処理装置であればいずれの形態であってもよい。
CPU307はROM308が記憶している制御プログラムを読み出して、モバイル端末101の動作を制御するための様々な処理を実行する。ROM308は、制御プログラムを記憶している。RAM309は、CPU307の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD310は、写真や電子文書等の様々なデータを記憶する。
操作パネル301は、ユーザのタッチ操作を検出可能なタッチパネル機能を備え、OSやメール送信アプリケーションが提供する各種画面を表示するユーザインターフェイスである。ユーザは操作パネル301にタッチ操作を入力することで、モバイル端末101に所望の操作指示を入力することができる。なお、モバイル端末101は不図示のハードウェアキーを備えていてもよく、ユーザはこのハードウェアキーを用いてモバイル端末101に操作指示を入力してもよい。
スピーカー302とマイク303は、ユーザが他のモバイル端末や固定電話と電話をする際に使用される。カメラ304はユーザの撮像指示に応じて撮像する。カメラ304で撮像された写真は、HDD310の所定の領域に記憶される。
モバイル端末101はNFC通信I/F305、Bluetooth(登録商標)I/F306、無線LAN通信I/F311を介してMFP102を含む各種周辺機器とデータの授受を行うことができる。
次に、モバイル端末101とMFP102との連携について説明する。本実施形態においてモバイル端末101は、MFP102との間で無線通信を行なうことで情報のやり取りを行なう。すなわち、モバイル端末101は、MFP102に対して無線通信を用いてメールの送信設定を示す送信設定情報を送信する。モバイル端末101が通信相手となるMFP102を無線ネットワーク上で特定することを、以下ではペアリングを呼ぶ。ペアリングを行なうためには、モバイル端末101は所望のMFP102のWi−Fi接続情報を取得する必要がある場合がある。Wi−Fi接続情報とは、例えばWi−Fiダイレクト接続の場合には、MFP102がソフトアクセスポイントとして動作しているSSIDと、そのSSIDで特定されるネットワークに接続するためのKEYとの情報が必要となる。インフラモード接続の場合には、モバイル端末101とMFP102とは同じアクセスポイント内のネットワークに接続しているので、例えばMFP102のIPアドレスが必要となる。このようなペアリングを行なう際に必要な情報を、モバイル端末101がMFP102から取得する際の取得方法は複数ある。例えば、例えばMFP102に表示された二次元コードからモバイル端末101がWi−Fi接続情報を取得してもよいし、MFP102のNFCI/F305にモバイル端末101をタッチさせ、NFC通信によりWi−Fi接続情報を取得してもよい。あるいは、モバイル端末101はMFP102のBluetooth I/FとBLE(Bluetooth Low Energy)通信を行いWi−Fi接続情報を取得してもよい。さらに、既にモバイル端末101がWi−Fi接続済みでペアリングがされているMFP102に対しては、二次元コード等の操作を行わず,そのまま宛先等のデータ送信を行うこともできる。
モバイル端末101は、このようにペアリングがされた、あるいはこれからペアリングがされるMFP102に対してメール送信の宛先、返信先などを含む送信設定を登録することができる。すなわち、モバイル端末101から送信設定を示す送信設定情報をMFP102に無線通信を介して送信し、これを受けたMFP102は、受信した情報を用いてメール送信ジョブで用いる宛先、返信先などに送信設定を反映する処理を行なう。
次に図4を用いて、モバイル端末101で行なう、MFP102のメール送信ジョブの送信設定に用いられるメール送信の設定項目に関して説明する。図4は、モバイル端末のUI画面の一例を示す図である。
ユーザは、モバイル端末101のメール送信の設定画面406を用いて、MFP102で実行されるメール送信処理に必要な情報を入力する。ユーザは、メールアドレスフィールド401と返信先メールアドレスフィールド407に、モバイル端末101に保存されているアドレス帳の中のアドレスを選択して入力する事ができる。またメールアドレスフィールド401、件名フィールド402、本文フィールド403、ファイル名フィールド404、返信先メールアドレスフィールド407は、モバイル端末のソフトキーボードで、ユーザが任意の文字列を入力可能である。これらフィールドはソフトキーボードだけでなく、音声認識等での入力であってもよい。また、返信先メールアドレスフィールド407には、モバイル端末101に設定してあるユーザのメールアドレスをデフォルトで表示するようになっていても良い。また、複数のメールアドレスがモバイル端末101に設定されている場合、いずれかを選択できるようになっていても良い。また、返信先のメールアドレスは必ずしもモバイル端末101で設定されているユーザのメールアドレスである必要はなく、任意の返信先のメールアドレスを設定することができる。
完了ボタン405を押下すると、各項目が決定されてメール送信設定が完了し、モバイル端末101からMFP102にメールの送信設定を示す設定情報が送信される。なお、モバイル端末101からMFP102に送信されるタイミングは、完了ボタン405の押下を操作パネル301が検知して直ちに送信される場合もある。あるいは、前述のように、MFP102とのペアリングを行なってから送信設定が送信される場合もある。なお、押下とは物理的なボタンを押下することのほかに、タッチパネル画面に対するタッチも含むものである。以下、本明細書において同様とする。
次にMFP102の画面に関して、図5を用いて説明する。図5は、MFP102のUI画面の一例を示す図である。MPFは複数の機能を実行することが可能である。ここでは、前述のメール送信ジョブを実行する際に用いられる送信画面501を示している。前述のようにメール送信ジョブは、スキャナで読み取った原稿の原稿画像をメールで所望の宛先にMFP102が送信するジョブである。図5の送信画面501は、ユーザによって宛先の設定とスキャンの設定などが行われる画面である。
宛先リスト502は、送信先に設定された宛先をリストで表示する。宛先は、Eメール、FAX、サーバ等のアドレスである。図5で示す宛先リスト502は、送信先が未設定の状態を示す。スキャン設定ボタン503は、スキャン設定を変更する事ができる。詳細情報ボタン505を押下すると、選択中の宛先の詳細情報を表示する画面に遷移する。宛先削除ボタン506を押下すると、選択中の宛先を削除するボタンである。その他の設定ボタン507を押下すると、送信の内容変更のメニュー一覧の画面(不図示)を表示する。例えば、メール本文などの編集もその他の設定ボタン507を押下した画面で行なうことができる。また、返信先のメールアドレスもその他の設定ボタン507を押下した画面でMFP102の操作パネル209を介して行うことも可能である。
宛先の指定ボタン509を押下すると、MFP102のアドレス帳などから宛先を設定することが可能である。なお、MFP102は共用される形態が多く、アドレス帳には他のユーザが使用するアドレスも含まれており、MFP102のアドレス帳から宛先を設定することは手間になる場合がある。また、MFP102のディスプレイ211は通常小さい画面であり操作パネル209の操作性もPCなどに比べて使いにくい場合があり、MFP102に直接宛先のメールアドレスを入力するのも手間になる場合がある。そこで、本実施形態ではMFP102とモバイル端末101とを連携させ、モバイル端末101からの送信設定をMFP102に適用する。モバイルから宛先指定ボタン508を押下すると、メール送信設定情報の受信画面に遷移し、モバイル端末とペアリングを行なうための待機状態になる(不図示)。この待機状態においてモバイル端末とペアリングを行い、モバイル端末からメールの送信設定を受信すると、受信した送信設定がメール送信ジョブに反映されることになる。例えば、宛先、件名、本文、添付ファイルのファイル名、返信先などの送信設定がMFP102のメール送信ジョブに反映される。従って、上記の宛先リスト502やその他の設定ボタン507を押下して表示されるメール本文などは送信設定を受信すると、受信した内容が反映されることになる。
次にMFP102の送信画面において、返信先が設定された画面に関して、図6を用いて説明する。返信先設定画面611は、ユーザがMFP102の操作パネル209を介して、メール送信ジョブの返信先(Reply−To)を設定する画面である。返信先設定画面611は、前述のように図5におけるその他の機能ボタン507を押下した際に表示される送信の内容変更のメニュー一覧の画面に存在する返信先の設定内容変更ボタンを押下することで、MFP102の操作パネル209に表示される。
OKボタン612を押下すると、返信先入力フィールド614に設定した返信先メールアドレスがメール送信ジョブの返信先として設定される。設定取消ボタン613が押下されると、返信先入力フィールド614にメールアドレスが設定されていてもメール送信ジョブの返信先に何も設定しない。
返信先入力フィールド614を押下すると、MFP102に登録されているアドレス帳が開き、メールアドレスの設定が可能になる。また、MFP102の操作パネル209に表示されるソフトキーボードにより、アドレス帳に登録されていないメールアドレスも設定可能である。
モバイル端末101より返信先を含む送信設定を受信した場合、返信先設定画面611内の返信先入力フィールド614にモバイル端末101で設定したメールアドレスが反映される。なお、ユーザは、モバイル端末101から返信先の設定を送信した後であっても、再度モバイル端末101から返信先の設定を送信し直すことや、MFP102の操作パネル209から返信先の設定を修正することが可能である。
次に、本実施形態におけるユーザから見たユースケースの一例を説明する。ユーザはMFP102とモバイル端末101とを両方とも利用可能なエリアに位置している。なお、モバイル端末101とMFP102とは無線通信を確立していない状態(ペアリングができていない状態)であるものとする。
まず、ユーザは、MFP102のメール送信ジョブを設定する操作画面を表示し、必要な設定を適宜行なう。そして、ユーザは、モバイルから宛先指定ボタン508を押下する。MFP102は、モバイルかた宛先指定ボタン508の押下に応じて、モバイル端末101とペアリングを行なうための準備をする。例えば、NFCを用いてペアリングを行なう場合、MFP102は、モバイルから宛先指定ボタン508の押下に応じてMFP102との無線通信に必要な情報をNFCタグに書き込む。
一方、ユーザはモバイル端末101のMFP102のメール送信ジョブに対応するアプリケーションをモバイル端末101上で起動する。そして、図4に示すようなデータの入力が完了すると完了ボタン405を押下する。その後、ユーザはモバイル端末101のNFCI/F305をMFP102のリーダライタ204にタッチすることで、MFP102のNFCタグに書き込まれた無線通信に必要な情報がモバイル端末101で取得されることになる。モバイル端末101は取得した情報を用いてMFP102との無線通信を確立して、図4に示すようなユーザによって入力された送信設定をMFP102に送信する。これを受けて、MFP102は送信設定を反映する処理を行なう。
なお、上記の例では、ユーザはMFP102を先に操作する例を説明したが、これに限られず、ユーザはモバイル端末101の入力を先に行なった後で、MFP102の操作をしてもよい。また、ペアリングの例はこれに限られるものではない。さらには、MFP102とモバイル端末101とがアクセスポイント103を介したインフラモードで接続されており、通信相手のMFP102をネットワーク上で特定できているような場合もある。このような場合には、上記のNEC通信を行うことなく、送信設定がモバイル端末101からMFP102に送信される形態であってもよい。
図7は、モバイル端末101においてMFP102で実行されるメール送信ジョブで用いられる送信設定の入力と、入力した送信設定をMFP102に無線通信を用いて送信する処理の流れについて説明するフローチャートである。図7の動作は、モバイル端末101内部のCPU307が制御プログラムを実行することによって実現される。図7の例では、ペアリングに必要な情報をモバイル端末101がMFP102から取得する形態を示している。
図7の処理は、図4に示すモバイル端末101の操作画面406が表示されている場合の処理を示す。ステップ701においてモバイル端末101のCPU307は、操作画面406においてユーザからの送信設定の入力を受け付ける。ユーザは、アドレス帳から宛先を選択したり、ソフトウェアキーボードを用いて本文を入力するなどを行なう。また、ユーザは、ソフトウェアキーボードなどを用いて返信先のメールアドレスを入力したり、あるいはモバイル端末101に設定されている自身のメールアドレスがデフォルトで返信先として入力されているものを確認したりする。ステップS701は、このようなユーザからの送信設定の各項目の入力を受け付ける処理である。
ステップS702においてCPU307は、ユーザからの完了ボタン505を押下を受け付ける。すると、モバイル端末101は近距離無線通信待機状態になる。本実施形態においては、モバイル端末101はMFP102と無線通信を行なうために必要な情報をNFCを用いた通信で取得する。なお、ここで、MFP102はアクセスポイントモードで動作するものとし、前述のように無線通信に必要な情報、具体的には、ネットワーク名(SSID)とパスワードとをMFP102のNFCタグに用意しているとする。
ステップS703でCPU307は、ユーザによるNFCI/F305におけるNFCのタッチを検出する。すなわちユーザがモバイル端末101をMFP102のNFCリーダライタ204にタッチすると、モバイル端末101はMFP102と近距離無線通信を行う。
ステップS704においてCPU307はNFCI/F305を介してMFP102のNFCタグに格納されている情報を読み取る。そして、読み取った情報を用いてMFP102と無線通信を開始する。具体的には、CPU307は、MFP102のNFCタグから、MFP102との無線通信に用いるSSIDとパスワードとを取得する。そして、CPU307は、取得したSSIDとパスワードとを用いてMFP102との無線通信を確立する。
次に、ステップS705においてCPU307は、ステップS701で入力を受け付けた送信設定を示す送信設定情報をMFP102に送信する。
ステップS706においてCPU307は、NFCから読み取った接続情報をステップS704で通信したMFP102に紐付けてROM308に保存する。なお、近距離無線通信を開始するためのトリガーは、NFCのほかに、2次元コード、BlueToothなどもあり、またこれらに限らない。
次に、MFP102側の処理を図8を用いて説明する。図8は、MFP102においてメール送信機能を実現するアプリケーションを実行して、図5に示すような画面が表示されている状態における処理を示す図である。図8の動作は、MFP102内部のCPU201がメール送信機能を実現するアプリケーションの制御プログラムを実行することによって実現される。
ステップS801においてCPU201は、ユーザがモバイルから宛先指定ボタン508を押下したことを検知する。次に、ステップS801においてCPU201は、MFP102のNFCリーダライタ204を起動してMFPのNFCタグにMFP102と無線通信するために必要な情報を書き込む。その後、ステップS803においてCPU201は、モバイル端末101との無線通信を確立してモバイル端末101から送信設定を受信する。ステップS804においてCPU201は、ステップS803で受信した送信設定をメール送信ジョブに反映する。
以上の説明の通り、本実施形態によれば、モバイル端末からメールの送信設定をMFPのメール送信ジョブの設定としてMFPに流し込むシーンにおいて、MFPから送信されるメールの返信先をモバイル端末から設定することができる。この結果、例えば、モバイル端末のメールアドレスを簡単に設定可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (15)
- モバイル端末と連携する情報処理装置であって、
返信先のメールアドレスを含む、前記情報処理装置で実行されるメール送信処理の送信設定を示す送信設定情報を前記モバイル端末から受信する受信手段と、
前記送信設定に含まれる前記返信先のメールアドレスを、前記メール送信処理の返信先に設定する設定手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記送信設定は、前記返信先のメールアドレスのほかに、宛先のメールアドレス、メールの本文、メールの件名、添付ファイルのファイル名の少なくとも1つの項目を含み、
前記設定手段は、前記送信設定に含まれる項目を前記メール送信処理で用いる項目として設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、原稿を読み取る読み取り手段をさらに有し、
前記メール送信処理は、前記原稿を前記読み取り手段で読み取ることで得られた原稿画像をメールに添付して送信する処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - メールの送信設定の各項目の入力をUI画面を通じて行なうインターフェイス手段をさらに有し、
前記設定手段は、前記インターフェイス手段において返信先のメールアドレスの項目に入力がされた場合、前記設定手段で設定された前記返信先のメールアドレスを前記インターフェイス手段で入力されたメールアドレスに変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - メールの送信設定の各項目の入力をUI画面を通じて行なうインターフェイス手段をさらに有し、
前記設定手段は、前記インターフェイス手段において返信先のメールアドレスの項目に入力がされた後に前記受信手段で前記送信設定情報を受信した場合、前記インターフェイス手段で入力された返信先のメールアドレスを、前記送信設定に含まれる返信先のメールアドレスに変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記受信手段は、無線通信によって前記メールの送信設定を前記モバイル端末から受信し、
前記情報処理装置は、前記モバイル端末との無線通信に必要な情報を提供する提供手段をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置で実行されるメール送信処理の送信設定を示す送信設定情報を送信するモバイル端末であって、
前記情報処理装置で実行されるメール送信処理において返信先として用いられるメールアドレスを決定する決定手段と、
前記決定手段で決定されたメールアドレスを返信先として用いられるメールアドレスとして前記送信設定情報に含めて送信する送信手段と
を有することを特徴とするモバイル端末。 - 前記送信手段は、前記返信先のメールアドレスのほかに、宛先のメールアドレス、メールの本文、メールの件名、添付ファイルのファイル名の少なくとも1つの項目を含む送信設定情報を送信することを特徴とする請求項7に記載のモバイル端末。
- 前記決定手段は、前記モバイル端末に登録されているユーザのメールアドレスを、前記返信先として用いられるメールアドレスとして決定することを特徴とする請求項7または8に記載のモバイル端末。
- UI画面を通じて前記送信設定の入力を受け付けるインターフェイス手段をさらに有し、
前記決定手段は、前記インターフェイス手段で入力を受け付けたメールアドレスを、前記返信先として用いられるメールアドレスとして決定することを特徴とする請求項7または8に記載のモバイル端末。 - 前記送信手段は、前記インターフェイス手段で入力の完了の指示を受け付けた場合、前記モバイル端末と無線通信を確立し、無線通信を通じて前記送信設定情報を送信することを特徴とする請求項10に記載のモバイル端末。
- モバイル端末と連携する情報処理装置における制御方法であって、
返信先のメールアドレスを含む、前記情報処理装置で実行されるメール送信処理の送信設定を示す送信設定情報を前記モバイル端末から受信する受信ステップと、
前記送信設定に含まれる前記返信先のメールアドレスを、前記メール送信処理の返信先に設定する設定ステップと、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 情報処理装置で実行されるメール送信処理の送信設定を示す送信設定情報を送信するモバイル端末における制御方法であって、
前記情報処理装置で実行されるメール送信処理において返信先として用いられるメールアドレスを決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定されたメールアドレスを返信先として用いられるメールアドレスとして前記送信設定情報に含めて送信する送信ステップと
を有することを特徴とするモバイル端末の制御方法。 - コンピュータを、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項7から11のいずれか一項に記載のモバイル端末の各手段として機能させるためのプログラム。
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