JP2017107778A - 照明装置、及び、浴室 - Google Patents

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Kentaro Yamauchi
健太郎 山内
高宣 近藤
Takanobu Kondo
高宣 近藤
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Abstract

【課題】鮮明な光が得られる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置10は、透光性を有し、天井に設けられた開口部に配置される板状部材20と、天井50の上方に配置され、板状部材20を介して室内に光を投射する光源部30と、板状部材20の曇りを抑制する曇り抑制部とを備える。曇り抑制部は、例えば、板状部材20に設けられた曇り止めコート層40である。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室などで用いられる照明装置に関する。
従来、住宅において使用される様々な機器が提案されている。特許文献1には、ミラー機能と情報表示機能とが得られる住宅用鏡装置が開示されている。住宅用鏡装置は、例えば、浴室に設置される。
特開2003−61797号公報
ところで、浴室などの湿度の高いところで照明装置が使用されるときには、光の出射部が曇ることにより、鮮明な光が得られない場合がある。
そこで、本発明は、鮮明な光が得られる照明装置、及び、当該照明装置を備える浴室を提供する。
本発明の一態様に係る照明装置は、透光性を有し、天井に設けられた開口部に配置される板状部材と、前記天井の上方に配置され、前記板状部材を介して室内に光を投射する光源部と、前記板状部材の曇りを抑制する曇り抑制部とを備える。
本発明の一態様に係る浴室は、前記照明装置と、前記天井とを備える。
本発明の照明装置及び浴室によれば、鮮明な光が得られる。
図1は、実施の形態1に係る浴室の外観図である。 図2は、実施の形態1に係る浴室が備える照明装置の概略構成を示す図である。 図3は、光源部の具体的な構成を示す図である。 図4は、実施の形態2に係る照明装置の概略構成を示す図である。 図5は、実施の形態3に係る照明装置の概略構成を示す図である。 図6は、実施の形態4に係る照明装置の概略構成を示す図である。 図7は、実施の形態4に係る板状部材の光の散乱特性を説明するための図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[概略構成]
まず、実施の形態1に係る照明装置、及び、当該照明装置を備える浴室の概略構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る浴室の外観図である。図2は、実施の形態1に係る浴室が備える照明装置の概略構成を示す図である。
図1及び図2に示されるように、実施の形態1に係る浴室100は、照明装置10と、天井50とを備える。照明装置10は、光源部30と、板状部材20とを備える。
光源部30は、天井50に設けられた開口部にはめ込まれた板状部材20を介して浴室100内に光を投射する。光源部30は、具体的には、浴室100の壁面に光を投射する。なお、天井50に設けられた開口部として、既存の点検口などが利用されてもよい。
ここで、光源部30が投射する光は、照明として用いられてもよいし、照射パターン25を有してもよい。例えば、光源部30は、照射パターン25として動画像を浴室100の壁面に投射する。これにより、浴室100を利用するユーザは、浴室100内で動画像を楽しむことができる。なお、照射パターン25は、静止画であってもよい。照射パターン25は、撮影された画像(動画像または静止画像)であってもよいし、撮影された画像ではない人工的に作られたパターン(模様)であってもよい。照射パターン25は、木漏れ日を模したパターンなど、撮影された画像に基づいて作成されたパターンであってもよい。
ここで、照射パターン25には、文字情報26が含まれてもよい。図1の例では、照射パターン25には、浴槽内の湯の温度を示す文字情報26が含まれる。これにより、ユーザは、文字情報26に応じて浴槽内の湯の温度の情報を得ることができる。
なお、文字情報26は、浴室100を利用するユーザのバイタルセンシング情報であってもよい。バイタルセンシング情報は、例えば、ユーザの体温、心拍数、及び、血圧などである。また、文字情報26は、正しい入浴方法など、ユーザを案内するためのガイド情報であってもよい。文字情報26は、日付情報または時刻情報であってもよい。
以上説明したように、特に、光源部30が投射する光が照射パターン25を有するときには、板状部材20が曇ると、照射パターン25が不鮮明になってしまう。
そこで、照明装置10は、板状部材20の表面に、曇り止めコート層40を備える。これにより、浴室100を利用するユーザは、鮮明な照射パターン25を得ることができる。つまり、浴室100を利用するユーザは、鮮明な光を得ることができる。
以下、照明装置10を構成する各構成要素について、引き続き図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。
[板状部材]
板状部材20は、天井50に設けられた開口部に配置される、透光性を有する平板状の部材である。板状部材20は、具体的には、天井50に設けられた開口部に対応する形状及び大きさであって、当該開口部にはめ込まれる。なお、板状部材20は、天井50に設けられた開口部よりも大きく、当該開口部を塞ぐように配置されてもよい。このとき、板状部材20は、天井50の室内側に配置されて上記開口部を塞いでもよいし、天井裏側に配置されて上記開口部を塞いでもよい。
板状部材20の平面視形状は、矩形であるが、円形など、その他の形状であってもよい。図1及び図2に示されるように、板状部材20が天井50に設けられた開口部にはめ込まれるときには、板状部材20は、当該開口部に応じた形状であればよい。
板状部材20は、具体的には、透明のアクリル板であるが、ガラス板であってもよい。板状部材20は、透光性を有するのであればどのような材料により形成されてもよい。なお、板状部材20は、ハーフミラー層を含んでもよい。これにより、光源部30が光を発していないときには、板状部材20は、浴室100内からは鏡のように見えるため、天井裏が透けて見えてしまうことが抑制される。つまり、浴室100内の雰囲気を損なうことが抑制される。
板状部材20の下面には、曇り止めコート層40が設けられる。曇り止めコート層40は、曇り抑制部の一例であって、板状部材20の下面(室内側の面)が曇ることを抑制する。曇り止めコート層40は、具体的には、紫外線及び赤外線の少なくとも一方を吸収して発熱するコート層である。このようなコート層は、例えば、基材である樹脂に、紫外線吸収材及び赤外線吸収材の少なくとも一方が加えられることにより形成される。赤外線吸収材および紫外線吸収材は、例えば、金属酸化物の微粒子である。
このような曇り止めコート層40が採用される場合、光源部30が発する光には、赤外線及び紫外線の少なくとも一方が含まれるとよい。これにより、照明装置10は、光源部30が発する光を利用して板状部材20の曇り止めを行うことができる。
なお、曇り止めコート層40は、紫外線及び赤外線の少なくとも一方を吸収して発熱する構成に限定されず、板状部材20の曇りを抑制できるのであれば、撥水性を有するコート層など、その他のコート層が用いられてもよい。
曇り止めコート層40は、塗料の塗布により形成されてもよいし、シートの貼り付けによって形成されてもよい。また、曇り止めコート層40は、板状部材20の下面だけでなく、板状部材20の上面にも設けられてもよいし、板状部材20の全面を覆ってもよい。
このような曇り止めコート層40が形成されることにより、浴室100を利用するユーザは、鮮明な照射パターン25を得ることができる。
[光源部]
光源部30は、天井50の上方に配置され、板状部材20を介して浴室100内に光を投射する。図2の例では、光源部30は、天井裏の空間を構成する上側の構造体に設けられているが、天井50に載置されていてもよい。
図2に示されるように、光源部30が発する光の光軸Jの、板状部材20への入射角は、鋭角であるとよい。これにより、ユーザが浴室100内から板状部材20を見上げたときに光源部30が直接見えにくいため、まぶしさを低減することができる。
光源部30は、経時的に変化する照射パターン25を有する光(例えば、画像)を投射することができる。以下、光源部30の具体的な構成について説明する。図3は、光源部30の具体的な構成を示す図である。
図3に示されるように、光源部30は、白色光源31と、コリメートレンズ32aと、インテグレータレンズ33と、偏光ビームスプリッタ34と、集光レンズ35と、コリメートレンズ32bとを備える。また、光源部30は、入射側偏光素子36aと、映像素子37と、出射側偏光素子36bと、投射レンズ38とを備える。また、光源部30は、取得部39aと、制御部39bとを備える。
白色光源31は、白色の光を発する光源である。白色光源31は、例えば、白熱ランプ、放電ランプ(蛍光ランプを含む)、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー、有機EL(Electro Luminescence)、または無機EL等の固体発光素子を用いた光源である。
白色光源が発した光は、コリメートレンズ32aにおいて平行化され、インテグレータレンズ33によって、照度分布が均一化される。そして、照度分布が均一化された光は、偏光ビームスプリッタ34によって直線偏光の光に変換される。ここでは、照度分布が均一化された光は、一例として、P偏光の光に変換されるものとする。
P偏光に変換された光は、集光レンズ35に入射し、さらにコリメートレンズ32bによって平行化されて入射側偏光素子36aに入射する。
入射側偏光素子36aは、映像素子37に向かって入射する光を偏光させる偏光板(偏光制御素子)である。また、出射側偏光素子36bは、映像素子37から出射する光を偏光させる偏光板である。
入射側偏光素子36aに入射した光は、当該入射側偏光素子36aがP偏光の光を透過するため映像素子37に入射し、映像素子37に表示された映像に応じて光変調されて出射される。
映像素子37は、入射した光を映像信号に応じた光に変換して出力する略平面状の素子である。映像素子37は、具体的には、透過型液晶パネルであり、入射した光を映像信号に応じたS偏光の光に変換して出力する。
出射側偏光素子36bは、入射側偏光素子36aとは異なり、S偏光の光のみを透過する。したがって、光変調されたS偏光の光は、出射側偏光素子36bを通過し、投射レンズ38に入射する。この結果、投射レンズ38によって映像に応じて変調された光、つまり、照射パターン25が投射される。投射レンズ38は、光を対象物に投射するためのレンズであり、言い換えれば、光を対象物に結像させるために用いられるレンズである。
取得部39aは、映像信号を取得する。映像信号は、例えば、パーソナルコンピュータ、クラウドサーバ、または、映像信号が記録された記録媒体などから取得される。
また、取得部39aは、浴槽の温度情報、浴室100を利用するユーザのバイタルセンシング情報など、文字情報26の基礎となる情報を取得する。浴槽の温度情報は、例えば、浴槽に設けられた温度センサから取得される。バイタルセンシング情報は、例えば、ユーザの体に装着されたウェアラブル端末などから取得される。
取得部39aは、具体的には、通信インターフェースまたは通信回路であり、取得部39aの情報の取得には、有線または無線の通信が用いられる。なお、通信に用いられる通信プロトコルは、特に限定されない。
制御部39bは、白色光源31及び映像素子37を制御する制御装置である。制御部39bは、例えば、白色光源31の点灯、消灯、及び明るさを制御する。また、制御部39bは、取得部39aによって取得された映像信号及び文字情報26の基礎となる情報に基づいて映像素子37の光の変調を制御する。これにより、図1に示されるように浴室100の壁面に画像(照射パターン25)が投射される。
なお、制御部39bは、映像素子37を制御することにより、単色光を投射することもできる。つまり、照射パターン25を有しない照明光(白色光)を照射することもできる。
制御部39bは、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または、専用回路などにより実現される。
なお、光源部30には、いわゆる単板式の光学系が採用されているが、3板式の光学系が用いられてもよい。また、光源部30には、カラーホイールを含む光学系が用いられてもよい。また、光源部30には、映像素子37として透過型の映像素子が用いられているが、反射型の映像素子が用いられてもよい。反射型の映像素子は、例えば、マイクロミラーアレイまたは反射型液晶パネル(LCOS:Liquid Crystal On Silicon)である。
[効果等]
以上説明したように、照明装置10は、透光性を有し、天井50に設けられた開口部に配置される板状部材20と、天井50の上方に配置され、板状部材20して室内に光を投射する光源部30と、板状部材20の曇りを抑制する曇り止めコート層40とを備える。曇り止めコート層40は、曇り抑制部として機能する、板状部材20の表面に設けられたコート層の一例である。
これにより、板状部材20の曇りが抑制されるため、照明装置10を利用するユーザは、鮮明な光を得ることができる。
また、曇り止めコート層40は、紫外線及び赤外線の少なくとも一方を吸収して発熱するコート層であってもよい。
これにより、曇り止めコート層40は、紫外線及び赤外線を吸収することで、板状部材20の曇りを抑制することができる。
また、光源部30が発する光には、紫外線及び赤外線の少なくとも一方が含まれ、曇り止めコート層40は、光源部30が発する光に含まれる、紫外線及び赤外線の少なくとも一方を吸収して発熱してもよい。
これにより、曇り止めコート層40は、光源部30が発する光を利用して板状部材20の曇りを抑制することができる。
また、板状部材20は、ハーフミラー層を含んでもよい。
これにより、光源部30が光を発していないときには、板状部材20は、浴室100内からは鏡のように見えるため、天井裏が透けて見えてしまうことが抑制される。つまり、浴室100内の雰囲気を損なうことが抑制される。
また、光源部30が発する光の光軸の、板状部材20への入射角は、鋭角であってもよい。
これにより、ユーザが浴室100内から板状部材20を見上げたときに光源部30が直接見えにくいため、まぶしさを低減することができる。
また、光源部30は、経時的に変化する照射パターン25を有する光を投射してもよい。
これにより、浴室100を利用するユーザは、浴室100内で経時的に変化する照射パターン25を楽しむことができる。経時的に変化する照射パターン25は、例えば、動画である。
また、光源部30は、文字情報26を含む照射パターン25を有する光を投射してもよい。
これにより、ユーザは、文字情報26に応じた情報を得ることができる。
また、浴室100(ユニットバス)は、照明装置10と、天井50とを備える。
これにより、板状部材20の曇りが抑制されるため、浴室100を利用するユーザは、鮮明な光を得ることができる。
(実施の形態2)
曇り抑制部は、板状部材20の曇りを抑制するための部材または構造であればよく、曇り止めコート層40に限定されない。例えば、曇り抑制部は、光源部30が発する熱によって板状部材20を温めることにより、板状部材20の曇りを抑制してもよい。
具体的には、曇り抑制部は、光源部30を収容する筐体であってもよい。以下、筐体を備える、実施の形態2に係る照明装置について説明する。図4は、実施の形態2に係る照明装置の概略構成を示す図である。なお、以下の実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明が行われ、実施の形態1で既に説明された事項については詳細な説明が省略される場合がある。
図4に示されるように、照明装置10aは、光源部30と、ミラー70と、板状部材20と、筐体60とを備える。
光源部30は、筐体60に収容されている点を除いて、実施の形態1と同様の構成である。
ミラー70は、光源部30が発する光を板状部材20に向けて反射する光学部材である。なお、ミラー70は、必要に応じて設けられればよく、必須ではない。
板状部材20は、実施の形態2では、筐体60に設けられた開口部に取り付けられ、天井50に設けられた開口部50aに配置されている。言い換えれば、筐体60に設けられた開口部に取り付けられた板状部材20は、天井50に設けられた開口部50aを塞いでいる。実施の形態2では、板状部材20に曇り止めコート層40は設けられていないが、設けられてもよい。
筐体60は、板状部材20が取り付けられる開口部を有し、かつ、光源部30を収容する。筐体60は、略直方体状であるが、その他の形状であってもよい。また、筐体60は、アルミニウムなどの金属材料により形成されてもよいし、樹脂材料により形成されてもよい。
このように、筐体60内に光源部30が収容されると、光源部30が動作中に発する熱は、筐体60内にこもる。つまり、筐体60内の空気が筐体60の外の空気の温度よりも高くなる。そうすると、筐体60の開口部を塞いでいる板状部材20は、光源部30が発する熱により温められるため、板状部材20の曇りが抑制される。
以上のように、曇り抑制部は、光源部30が発する熱によって板状部材20を温めることにより、板状部材20の曇りを抑制してもよい。
これにより、光源部30が発する熱を利用して、板状部材20の曇りを抑制することができる。
具体的には、曇り抑制部は、板状部材20が取り付けられる開口部を有し、かつ、光源部30を収容する筐体60であってもよい。
これにより、光源部30が発する熱によって板状部材20の曇りが抑制されるため、照明装置10aを利用するユーザは、鮮明な光を得ることができる。
(実施の形態3)
曇り抑制部は、光源部30から板状部材20に向かう風を発生させる送風装置であってもよい。以下、送風装置を備える、実施の形態3に係る照明装置について説明する。図5は、実施の形態3に係る照明装置の概略構成を示す図である。なお、以下の実施の形態3では、実施の形態1との相違点を中心に説明が行われ、実施の形態1で既に説明された事項については詳細な説明が省略される場合がある。
図5に示されるように、照明装置10bは、光源部30と、板状部材20と、送風装置80とを備える。
光源部30及び板状部材20は、実施の形態1と同様の構成である。なお、実施の形態3では、板状部材20には、曇り止めコート層40は設けられていないが、設けられてもよい。また、実施の形態2のように、照明装置10bは、板状部材20が取り付けられる開口部を有し、かつ、光源部30及び送風装置80を収容する筐体をさらに備えてもよい。
送風装置80は、光源部30から板状部材20に向かう風を発生させる。これにより、光源部30が動作中に発する熱が強制的に板状部材20に向かい、板状部材20が温められるため、板状部材20の曇りが抑制される。
送風装置80は、送風ファン、当該送風ファンを回転させるモータ、及び、当該モータの駆動装置などを備える。なお、送風装置80は、光源部30に内蔵されてもよい。この場合、送風装置80は、光源部30の白色光源31から板状部材に向かう風を発生させるとよい。
以上のように、曇り抑制部は、光源部30から板状部材20に向かう風を発生させる送風装置80であってもよい。
これにより、光源部30が発する熱によって板状部材20の曇りが抑制されるため、照明装置10bを利用するユーザは、鮮明な光を得ることができる。
(実施の形態4)
上述のように、光源部30は、照射パターン25を有しない照明光を発することも可能である。なお、照明光としては、白色光が好ましいが、その他の色の光であってもよい。
このとき、板状部材20は、光源部30からの光を散乱及び透過してもよい。具体的には、板状部材20が光源部30からの光の少なくとも一部をレイリー散乱(レイリー散乱に近い態様の散乱を含む)させてもよい。これにより、天井50の開口部に配置された板状部材20が青空のような青色に見えるため、浴室100のユーザは、浴室100内に居ながら青空の心地良さを体感することができる。
以下、このような実施の形態4に係る照明装置について説明する。図6は、実施の形態4に係る照明装置の概略構成を示す図である。なお、以下の実施の形態4では、実施の形態2との相違点を中心に説明が行われ、実施の形態2で既に説明された事項については詳細な説明が省略される場合がある。
図5に示されるように、照明装置10cは、光源部30と、ミラー70と、板状部材20cと、筐体60とを備える。
光源部30、ミラー70、及び筐体60は、実施の形態2と同様の構成である。なお、実施の形態4では、光源部30が照明光を照射した場合であっても、板状部材20cが青空のように見えることで、室外から日光が差し込むような印象を与えることができる。したがって、図3で説明した映像素子37などは必須ではないが、映像素子37などが併用されてもよい。
板状部材20cは、例えば、アクリルなどの透光性を有する基材中に、数nm〜数十nmの大きさの粒子が分散されたものを板状に成形することにより作製される。この粒子は、例えば、金属酸化物であり、具体的には、ZrO(ジルコニア)及びTiO(チタニア)などのチタン族の酸化物である。また、ZnO及びNbなどの金属酸化物が上記の粒子として用いられてもよい。
なお、板状部材20cは、アクリルで形成された板材に、上記の粒子が分散された塗料が塗布されることにより作製されてもよい。板状部材20cは、アクリルで形成された板材に上記の粒子が分散されたフィルムが張り付けられることにより作製されてもよい。
以上のように作製された板状部材20cは、図7に示されるような光の散乱特性を有する。図7は、板状部材20cの光の散乱特性を説明するための図である。
図7に示されるように、板状部材20cは、波長が短くなるほど、当該波長の光に対する散乱率が高くなる特性を有する。図7に示される散乱率は、入射光量に対する、散乱されて出射される光量(直進透過しない光量)の割合を意味する。例えば、450nm付近の青色の光に対する光の散乱率は、650nm付近の赤色の光に対する光の散乱率よりも高い。450nm付近の青色の光に対する光の散乱率は、650nm付近の赤色の光に対する光の散乱率の2倍程度になる。
この結果、板状部材20cにおける光の散乱によって得られる光の色温度は、板状部材20cを透過する光の色温度よりも高くなり、ユーザにとっては、板状部材20cが青空のような青色に見える。
以上のように、光源部30は、照明光を発してもよい。板状部材20cは、光源部30が発する照明光を透過及び散乱し、散乱により得られる光の色温度は、透過により得られる光の色温度よりも高くてもよい。
これにより、天井50の開口部に配置された板状部材20が青空のような青色に見える。このため、浴室100のユーザは、浴室100内に居ながら青空の心地良さを体感することができる。
また、照明装置10cにおいて筐体60などの曇り抑制部が設けられることにより、ユーザは、鮮明な青色を得ることができる。
なお、実施の形態4では、板状部材20cは、筐体60の開口部に取り付けられているが、実施の形態1のように、天井50の開口部に取り付けられてもよい。このとき、板状部材20cは、天井50の開口部に着脱可能(着脱自在)に取り付けられてもよい。
板状部材20cは、具体的には、天井50の開口部に着脱可能な構造を有してもよい。このような構造は、例えば、板状部材20cに設けられた、取り付けねじが挿通されるねじ穴等であるが、特に限定されない。また、板状部材20cは、当該板状部材20cを天井50の開口部に着脱するための部材を有してもよい。このような部材は、例えば、マグネット、及び、板状部材20cと開口部の隙間において弾性変形するパッキンなどの弾性体などであるが、特に限定されない。
これにより、板状部材20cを板状部材20に交換することができる。ユーザは、板状部材20及び板状部材20cを選択的に使用することにより、画像の視聴と青空のような青色の照明とを変更できる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態(実施の形態1〜4)に係る照明装置及び浴室について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、照明装置は、浴室において使用されたが、浴室以外の質室内で使用されてもよい。例えば、建物のエントランスなど、板状部材の曇りが発生しやすい場所などで使用されてもよい。
また、本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
10、10a、10b、10c 照明装置
20、20c 板状部材
25 照射パターン
26 文字情報
30 光源部
40 曇り止めコート層(コート層)
50 天井
50a 開口部
60 筐体
80 送風装置
100 浴室

Claims (14)

  1. 透光性を有し、天井に設けられた開口部に配置される板状部材と、
    前記天井の上方に配置され、前記板状部材を介して室内に光を投射する光源部と、
    前記板状部材の曇りを抑制する曇り抑制部とを備える
    照明装置。
  2. 前記曇り抑制部は、前記板状部材の表面に設けられたコート層である
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記コート層は、紫外線及び赤外線の少なくとも一方を吸収して発熱する
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記光源部が発する光には、紫外線及び赤外線の少なくとも一方が含まれ、
    前記コート層は、前記光源部が発する光に含まれる、紫外線及び赤外線の少なくとも一方を吸収して発熱する
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記曇り抑制部は、前記光源部が発する熱によって前記板状部材を温めることにより、前記板状部材の曇りを抑制する
    請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記曇り抑制部は、前記板状部材が取り付けられる開口部を有し、かつ、前記光源部を収容する筐体である
    請求項4に記載の照明装置。
  7. 前記曇り抑制部は、前記光源部から前記板状部材に向かう風を発生させる送風装置である
    請求項4に記載の照明装置。
  8. 前記板状部材は、ハーフミラー層を含む
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記光源部が発する光の光軸の、前記板状部材への入射角は、鋭角である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記光源部は、照明光を発し、
    前記板状部材は、前記光源部が発する照明光を透過及び散乱し、
    前記散乱により得られる光の色温度は、前記透過により得られる光の色温度よりも高い
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 前記光源部は、経時的に変化する照射パターンを有する光を投射する
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明装置。
  12. 前記光源部は、文字情報を含む照射パターンを有する光を投射する
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明装置。
  13. 前記板状部材は、前記天井に設けられた前記開口部に着脱可能に取り付けられる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記天井とを備える
    浴室。
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