JP2017107411A - ドライビングレコーダ、ドライビングレコーダ用プログラム、及び走行管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
このことは、ドライビングレコーダのみならず、車両の走行データを管理する走行管理システムに関してもいえることである。
これにより、運転前や運転後におけるドライバの身体に関わる情報(例えば健康状態など)の観点から、運転時に得られた走行データを分析することができ、ひいては、事故の原因がドライバの健康状態などであることを事後分析できるようになる。
このような構成であれば、ドライバの健康状態などに起因して生じ得る事故を未然に防ぐことができる。
具体的にこのものは、図2に示すように、走行データサンプリング部30や情報処理手段C等と、これらを保持する単一のケーシングとを具備する。
また、走行データとしては、前記ジャイロセンサによりセンシングされた車両Vの角加速度を示す角加速度データ、前記撮像手段により撮像された車内や車外の動画像データ、車両Vの車速センサから送信される速度データ等が挙げられる。
そして、上述した情報処理手段Cは、図2に示すように、身体データ取得部14、運転期間判断部15、運転可否判断部16、報知部17としての機能をさらに発揮するように構成されている。
以下、各部について説明する。
一方、ドライバが車両Vを運転している場合には、ドライバ自身がほとんど動かないため、前記加速度センサによって車両Vの加速度がセンシングされる。もちろん、運転時には、ドライバは必ずしもドライビングレコーダ10を携帯しておく必要はなく、車内に載置しても構わない。
例えば、位置センサにより得られた位置データに基づいてドライバの移動速度や移動範囲を活動量としてセンシングしても良いし、加速度センサを用いた場合と同様にジャイロセンサによってドライバの活動量をセンシングするようにしても良い。さらに、撮像手段によって撮像されたドライバの映像又は画像をドライバの健康状態を示す身体データとしても利用しても良い。
また、身体データとしては、上述した活動量データの他、前記血圧計によりセンシングされた血圧値などを示す血圧データ、前記脈拍センサによりセンシングされた脈拍数を示す脈拍データ、前記アルコール濃度センサによりセンシングされた血中アルコール濃度を示す血中アルコール濃度データなどが挙げられる。
上記の身体データサンプリング部40は、ドライビングレコーダ10とは別にドライバの例えば手首などに装着されることから、本実施形態の身体データ取得部14は、例えば無線通信などにより、これらの身体データサンプリング部40から種々の身体データを取得できるように構成されている。なお、身体データ取得部14は、ドライバが入力手段を用いて入力した身体データを取得しても良い。
より具体的に説明すると、運転中とそれ以外とでは、例えば単位時間当たりの歩数、単位時間当たりの消費カロリー、又は運動強度(動きの俊敏さ)に差が生じるところ、前記運転期間判断部15は、上述した活動量データの示す活動量と予め設定された閾値とを比較することで、ドライバが運転しているか否かを判断するようにしている。
なお、上述した活動量は、運転時にはドライバが座っているので個人差が生じくいものの、それ以外の例えば歩行時などには個人差が生じやすいことから、上述した閾値は、各ドライバが運転時とそれ以外とを比較して予め適切な値に設定しておくことが望ましい。
ここで、本実施形態のデータ管理部12は、前記運転期間判断部15により判断された運転期間中及びその運転前に取得された身体データと、その運転により得られた走行データとを関連付けて前記データ記憶部13に記憶させる。
より具体的に説明すると、図3に示すように、ドライバが運転を終了してからその次に運転を終了するまでに取得された身体データと、その間の運転時に取得された走行データとを統括して、統括データとしてデータ記憶部13に記憶させる。
より具体的にこの運転可否判断部16は、上述した各身体データのうち少なくとも1つ又は全ての身体データの示す値と、その身体データに対応して予め設定された基準値とを比較することで、ドライバが運転に適した状態にあるか否かを判断するようにしている。
なお、上述した血圧値や脈拍数など個人差がある身体データに関しては、上述した基準値を各ドライバが予め適切な値に設定しておくことが望ましい。
より具体的にこのものは、例えばケーシングの表面に露出させた発光体であるLEDや、ケーシングに内蔵したブザーやスピーカ等の音声出力体(図示しない)等からなる報知手段に報知信号を送信して、前記LEDを発光させたり、前記音声出力体から音声を出力させて、ドライバが運転に適した状態にないことを報知する。
つまり、走行管理システム100としては、走行データを取得する走行データ取得部11及び身体データを取得する身体データ取得部14を有するドライビングレコーダ10と、前記走行データ及び前記身体データを関連付けて記憶する走行管理装置20とを具備する構成が挙げられる。
つまり、統括データは、ドライバが運転している時間に取得された走行データと身体データとを統括したものであっても良いし、ドライバが運転している時間に取得された走行データとその運転前に取得された身体データとを統括したものであっても良い。
また、運転期間判断部は、ドライバ又は車両の加速度、速度、又は上下方向の変動量に基づいて、ドライバが運転しているか否かを判断しても良い。
また、前記実施形態の活動量計は、加速度センサを利用したものであったが、角速度センサたるジャイロセンサを利用したものであっても良い。
また、運転可否判断部は、ドライバの歩数や速度や加速度などに基づいて、これらが所定の閾値以下である場合に、ドライバは活動量が低く運転に適した状態にないと判断するようにしても良い。
10 ・・・ドライビングレコーダ
11 ・・・走行データ取得部
12 ・・・データ管理部
13 ・・・データ記憶部
14 ・・・身体データ取得部
Claims (8)
- 車両の走行データを取得する走行データ取得部を有したドライビングレコーダであって、
ドライバの身体に関わる情報である身体データを取得する身体データ取得部と、
前記走行データ又は前記身体データに基づいて、ドライバが運転しているか否かを判断する運転期間判断部と、
前記運転期間判断部により判断された運転期間の前又は後に取得された身体データと、その運転期間中により得られた走行データとを関連付けて記憶するデータ管理部とをさらに有することを特徴とするドライビングレコーダ。 - 前記データ管理部が、運転期間中に取得された身体データと、その運転期間中により得られた走行データとを関連付けて記憶することを特徴とする請求項1記載のドライビングレコーダ。
- 持ち運び可能なものであることを特徴とする請求項1又は2記載のドライビングレコーダ。
- 前記身体データに基づいて、ドライバが運転に適した状態にあるか否かを判断する運転可否判断部と、
ドライバが運転に適した状態にない場合に、そのことを報知する報知部とをさらに具備することを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載のドライビングレコーダ。 - 前記身体データ取得部が、歩数、消費カロリー、運動強度、血圧、又は脈拍のうち少なくとも1つを取得することを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項に記載のドライビングレコーダ。
- ドライビングレコーダに搭載されるプログラムであり、
車両の走行データを取得する走行データ取得部と、
ドライバの身体に関わる情報である身体データを取得する身体データ取得部と、
前記身体データに基づいて、ドライバが運転しているか否かを判断する運転期間判断部と、
前記運転期間判断部により判断された運転期間の前又は後に取得された身体データと、その運転期間中により得られた走行データとを関連付けて記憶するデータ管理部としての機能を発揮させることを特徴とするドライビングレコーダ用プログラム。 - ドライビングレコーダから車両の走行データを受信する走行管理装置であって、
前記走行データと、ドライバの身体に関わる情報である身体データとを関連付けて記憶するデータ管理部を具備することを特徴とする走行管理装置。 - 車両の走行データを取得して管理する走行管理システムであって、
前記走行データを取得する走行データ取得部及びドライバの身体に関わる情報である身体データを取得する身体データ取得部を有するドライビングレコーダと、
前記走行データと前記身体データとを関連付けて記憶する走行管理装置とを具備することを特徴とする走行管理システム。
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