JP2017106415A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気音、サージ音、気流音、レゾネータからの放射音を低減する。
【解決手段】内燃機関の制御装置は、過給機のコンプレッサをバイパスするバイパス通路を開閉する第1バルブと、バイパス通路と吸気通路とに連通したチャンバを画定するレゾネータの他端に設けられ、チャンバを開閉する第2バルブと、レゾネータの一端に設けられ、チャンバを開閉する第3バルブと、レゾネータと吸気通路とを連通する連通路を開閉する第4バルブと、過給圧が第1閾値以上で内燃機関の回転数が第2閾値未満の場合、第3及び第4バルブを閉状態、第2バルブを開状態とし、過給圧が第1閾値以上で内燃機関の回転数が第2閾値以上の場合、第2及び第3バルブを閉状態、第4バルブを開状態とし、スロットルバルブが閉状態で第1バルブが開状態の場合、第2及び第4バルブを閉状態、第3バルブを開状態とする制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
過給機付の内燃機関において低減が要請される騒音には、吸気音、サージ音、及び気流音(ため息音)の3種類の騒音が含まれる。これらの吸気音、サージ音、及び気流音は、それぞれ発生条件及びその周波数が異なる。
吸気音は、スロットルを全開にした状態(WOT:Wide Open Throttle)において、過給機のコンプレッサ上流側で発生する低周波騒音である。吸気音を低減するために、特許文献1では、吸気通路に接続されるレゾネータの容量を、過給機のブースト圧に応じて変化させるレゾネータ装置が提案されている。
サージ音は、次のように発生する。過給機付の内燃機関では、過給機が作動しているときに、スロットルバルブが開弁状態から急速に閉弁されると、スロットルバルブの上流側の吸気通路の圧力が急激に上昇するサージングが発生する場合がある。サージングの発生により、吸気通路内の高圧の吸気がコンプレッサに逆流し、コンプレッサの上流及び下流において高周波のサージ音が発生する。
サージ音の発生を抑制するために、従来から、コンプレッサの下流側の吸気通路と上流側の吸気通路とを連通するバイパス通路を設け、当該バイパス通路をエアバイパスバルブにより開閉することが提案されている。具体的には、サージングが発生する状況になった場合、エアバイパスバルブを開状態とし、コンプレッサの下流側の吸気通路と上流側の吸気通路とを連通させることで、高圧となっているコンプレッサ下流側の吸入空気をコンプレッサ上流側へ戻し、コンプレッサの過給圧の上昇を防止する。これにより、サージ音の発生が抑制される。
気流音は、上記のようなバイパス通路を設けた場合に発生し得る。具体的には、コンプレッサの下流側の高圧である吸入空気を、バイパス通路を介してコンプレッサ上流側へ戻すときに、高周波の気流音が発生してしまう。このような気流音の発生を抑制するために、特許文献2では、バイパス通路上にチャンバを有したレゾネータを設け、このレゾネータをエアバイパスバルブが開いているときには拡張型のマフラとして機能させることが開示されている。
特許第3588525号公報 特許第3063119号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、吸気音、サージ音、及び気流音を低減するためには、吸気音、サージ音、及び気流音が発生するそれぞれの場所にレゾネータを配置する必要がある。すなわち、複数のレゾネータの設置が必要となるため、エンジンコンパートメント内でのスペースの確保が難しく、また、コスト的にも不利となる可能性がある。
また、特許文献2の技術では、レゾネータをバイパス通路に配置するため、採用できるレゾネータの種類がホルムヘルツ型とサイドブランチとに限定される。一般に、ホルムヘルツ型は、500Hz以下の低周波騒音に効果があり、サイドブランチは500Hz以上の高周波騒音に効果がある。したがって、特許文献2の技術では、低減可能な騒音が限定されてしまう。
さらに、特許文献1及び2の何れの技術も、レゾネータ内に吸入空気が常時出入りする構造であるため、吸入空気の圧力脈動に起因するレゾネータからの放射音が大きくなる可能性がある。
そこで、本明細書開示の内燃機関の制御装置は、複数のレゾネータを設けることなく、過給機付の内燃機関において異なる条件下で発生し得る吸気音、サージ音、気流音、及びレゾネータの放射音を低減することを課題とする。
かかる課題を解決するために、本明細書に開示された内燃機関の制御装置は、スロットルバルブよりも上流側の吸気通路内に過給機のコンプレッサが配置された内燃機関の制御装置であって、一端が前記コンプレッサの上流側で前記吸気通路と接続し、他端が前記コンプレッサの下流側で前記吸気通路と接続して、前記コンプレッサをバイパスするバイパス通路と、前記バイパス通路に設けられ、前記パイパス通路を開閉する第1バルブと、一端が前記バイパス通路と接続し、他端が前記コンプレッサの下流側であり前記バイパス通路の前記他端よりも上流側で前記吸気通路と接続して、前記バイパス通路と前記吸気通路とに連通したチャンバを画定するレゾネータと、一端が前記レゾネータと接続し、他端が前記コンプレッサの上流側であり前記バイパス通路の前記一端よりも下流側で前記吸気通路と接続した連通路と、前記レゾネータの前記他端に設けられ、前記チャンバを開閉する第2バルブと、前記レゾネータの前記一端に設けられ、前記チャンバを開閉する第3バルブと、前記連通路に設けられ、前記連通路を開閉する第4バルブと、前記過給機の過給圧を検出する圧力センサと、前記内燃機関のクランク角を検出するクランク角センサと、前記クランク角センサの検出値から前記内燃機関の回転数を算出する算出部と、前記過給圧が第1閾値未満の場合、前記第2、第3、及び第4バルブを閉状態とし、前記過給圧が前記第1閾値以上であり前記内燃機関の回転数が第2閾値未満の場合、前記第3及び第4バルブを閉状態とし前記第2バルブを開状態とし、前記過給圧が前記第1閾値以上であり前記内燃機関の回転数が前記第2閾値以上の場合、前記第2及び第3バルブを閉状態とし前記第4バルブを開状態とし、前記スロットルバルブが閉状態であり前記第1バルブが閉状態の場合、前記第2、第3、及び第4バルブを閉状態とし、前記スロットルバルブが閉状態であり前記第1バルブが開状態の場合、前記第2及び第4バルブを閉状態とし前記第3バルブを開状態とする制御部と、を備える内燃機関の制御装置である。
本明細書開示の内燃機関の制御装置によれば、複数のレゾネータを設けることなく、過給機付の内燃機関において異なる条件下で発生し得る吸気音、サージ音、気流音、及びレゾネータの放射音を低減することができる。
図1(a)は、一実施形態に係る内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの構成を示す概略図であり、図1(b)は、図1(a)において点線で囲まれた領域の拡大図である。 図2は、ECUが実行する騒音低減処理の一例を示すフローチャートである。 図3(a)〜図3(d)は、第1〜第4バルブの開閉状態を示す図である。 過給圧及びエンジン回転数と発生する騒音との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。
まず、図1(a)及び図1(b)を参照し、一実施形態に係る内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムについて説明する。図1(a)は、一実施形態に係る内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステム10の構成を示す概略図であり、図1(b)は、図1(a)において点線で囲まれた領域の拡大図である。
図1(a)に示すように、エンジンシステム10は、エアクリーナ11と、吸気通路13と、バイパス通路15と、レゾネータ17と、連通路18と、過給機19と、スロットルバルブ21と、サージタンク23と、内燃機関としてのエンジン25と、排気通路27と、算出部及び制御部としてのECU(Electronic Control Unit)100と、を備える。
エアクリーナ11は、外部から取得された空気(吸気)をろ過して、吸気通路13に供給する。スロットルバルブ21より上流側の吸気通路13中には、過給機19のコンプレッサ19aが配設されており、吸気はコンプレッサ19aの回転によって圧縮される(過給される)。
バイパス通路15は、図1(b)に示すように、一端15aがコンプレッサ19aの上流側で吸気通路13と接続し、他端15bがコンプレッサ19aの下流側で吸気通路13と接続して、コンプレッサ19aをバイパスする。このバイパス通路15を開閉するために、第1バルブ31が設けられている。第1バルブ31は、例えば、任意の開度を実現するアクティブ制御対応の電動式のエアバイパスバルブ(ABV)とすることができる。
レゾネータ17は、図1(b)に示すように、一端17aがバイパス通路15に接続し、他端17bがコンプレッサ19aの下流側でありバイパス通路15の他端15bよりも上流側で吸気通路13に接続して、バイパス通路15と吸気通路13とに連通したチャンバ17cを画定する。
レゾネータ17の他端17bには、チャンバ17cを開閉する第2バルブ33が設けられている。また、レゾネータの一端17aには、チャンバ17cを開閉する第3バルブ35が設けられている。第2バルブ33及び第3バルブ35は、例えば、電磁切替式の開閉弁である。
連通路18は、一端18aがレゾネータ17に接続され、他端18bがコンプレッサ19aの上流側でありバイパス通路15の一端15aよりも下流側で吸気通路13に接続する。
連通路18には、連通路18を開閉する第4バルブ37が設けられている。第4バルブ37は、例えば、電磁切替式の開閉弁である。
吸気通路13中には更に、エンジン25に供給する吸気量を調整するスロットルバルブ21が設けられている。
スロットルバルブ21を通過した吸気は、吸気通路13上に形成されたサージタンク23内に一旦貯蔵された後、エンジン25が有する複数の気筒(不図示)内に流入する。サージタンク23には、吸気管圧力(過給圧)を検出するための圧力センサ41が設けられている。
エンジン25は、供給された吸気と燃料とを混合した混合気を気筒内で燃焼することによって動力を発生する。エンジン25内における燃焼により発生した排出ガスは、排気通路27に排出される。エンジン25には、エンジン25のクランク角を検出するクランク角センサ50が設けられている。エンジン25は、ECU100から供給される制御信号によって、点火時期の制御や、燃料噴射量の制御や、燃料の噴射時期の制御などが行われる。
エンジン25より排出された排出ガスは、排気通路27に設けられた過給機19のタービン19bを回転させる。このようなタービン19bの回転トルクが、過給機19内のコンプレッサ19aに伝達されて回転することによって、過給機19を通過する吸気が圧縮される(過給される)。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び記憶装置等を備える。ECU100は、ROMや記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより各種制御を行う。
ECU100の出力側には、前述の第1バルブ31、第2バルブ33、第3バルブ35、第4バルブ37、スロットルバルブ21の他、点火プラグ(図示せず)等の種々のアクチュエータが接続されている。また、ECU100には、前述した圧力センサ41、クランク角センサ50の他、アクセル開度センサ等の各種のセンサから、エンジンの運転状態や運転条件に関する様々な情報や信号が入力される。ECU100は、上述した情報や信号に基づいて、スロットルバルブ21等の各種のアクチュエータを制御する。また、ECU100は、クランク角センサ50の検出値からエンジン25の回転数(エンジン回転数)を算出する。さらに、ECU100は、圧力センサ41から入力される過給圧、算出したエンジン回転数、及びスロットルバルブ21の開閉状態に基づいて、第1バルブ31〜第4バルブ37の開閉状態を制御する。
(騒音低減処理)
次に、ECU100が実行する騒音低減処理について、図2のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ説明する。図2は、ECU100が実行する騒音低減処理の一例を示すフローチャートである。
ECU100は、まず、スロットルバルブ21が閉状態であるか否か判断する(ステップS101)。スロットルバルブ21が閉状態の場合(ステップS101/YES)、ECU100は、第1バルブ31の開要求フラグがONであるか否かを判断する(ステップS103)。
上述したように、スロットルバルブ21が開状態から閉状態とされ、サージングが発生する可能性がある場合には、第1バルブ31を開状態として、サージングの発生を防止する。しかしながら、このとき、バイパス通路15において気流音が発生する。
したがって、スロットルバルブ21が閉状態であって(ステップS101/YES)、第1バルブ31の開要求フラグがONである場合(ステップS103/YES)、ECU100は、第3バルブ35を開状態とし、第2バルブ33及び第4バルブ37を閉状態とする(ステップS105)。これにより、図3(a)に示すように、チャンバ17cがバイパス通路15に開放されるので、レゾネータ17はバイパス通路15で発生する気流音を低減することができる。
一方、第1バルブ31の開要求がOFFである場合(ステップS103/NO)、すなわち、第1バルブ31が閉状態にある場合、ECU100は、第2バルブ33、第3バルブ35、及び第4バルブ37を閉状態とする(ステップS107)。これにより、図3(b)に示すように、チャンバ17cは、吸気通路13及びバイパス通路15のいずれに対しても閉じられた状態となる。このため、吸入空気がレゾネータ17に出入りせず、吸入空気の圧力脈動に起因するレゾネータ17からの放射音の発生を抑制することができる。
ところで、スロットルバルブ21が開状態の場合(ステップS101/NO)、ECU100は、過給圧が第1閾値以上であるか否かを判断する(ステップS109)。
ここで、図4は、過給圧及びエンジン回転数と発生する騒音との関係を示す図である。図4に示すように、過給圧が破線で示す第1閾値以上にある場合、サージ音または吸入音が目立つ。したがって、ECU100は、第1閾値を用いて、サージ音または吸気音の低減が必要か否かを判断する。すなわち、第1閾値は、サージ音または吸気音の低減処理を実行するか否かを決定するための値である。
図2に戻り、過給圧が第1閾値未満である場合(ステップS109/NO)、ECU100は、サージ音又は吸気音の低減が不要であると判断し、第2バルブ33、第3バルブ35、及び第4バルブ37を閉状態とし(ステップS117)、ステップS101に戻る。これにより、図3(b)に示すように、チャンバ17cは、吸気通路13及びバイパス通路15のいずれに対しても閉じられた状態となる。このため、吸入空気がレゾネータ17に出入りせず、吸入空気の圧力脈動に起因するレゾネータ17からの放射音の発生を抑制することができる。
一方、過給圧が第1閾値以上である場合(ステップS109/YES)、ECU100は、エンジン回転数が第2閾値以上であるか否かを判断する(ステップS111)。第2閾値は、例えば、3000rpmとすることができる。
図4に示すように、過給圧が第1閾値以上でありエンジン回転数が一点鎖線で示す第2閾値以上となると、吸気口からの音、すなわち、吸気音が目立ってくる。吸気音は、エンジン回転数が大きくなるほど、大きくなる。一方、図4に示すように、過給圧が第1閾値以上でありエンジン回転数が第2閾値未満となると、サージ音が目立つようになる。したがって、ECU100は、第2閾値を用いて、低減対象となる騒音(サージ音または吸気音)を決定する。すなわち、第2閾値は、低減対象となる騒音(サージ音または吸気音)を決定するための値である。
図2に戻り、エンジン回転数が第2閾値以上である場合(ステップS111/YES)、吸気音が目立つため、ECU100は、第4バルブ37を開状態とし、第2バルブ33及び第3バルブ35を閉状態とする(ステップS113)。これにより、図3(c)に示すように、チャンバ17cがコンプレッサ19aの上流側の吸気通路13に開放されるので、レゾネータ17はコンプレッサ19aの上流側の吸気通路13で発生する吸気音を低減することができる。
一方、エンジン回転数が第2閾値未満である場合(ステップS111/NO)、サージ音が目立つため、ECU100は、第2バルブ33を開状態とし、第3バルブ35及び第4バルブ37を閉状態とする(ステップS115)。これにより、図3(d)に示すように、チャンバ17cがコンプレッサ19aの下流側の吸気通路13に開放されるので、レゾネータ17はコンプレッサ19aの下流側の吸気通路13で発生するサージ音を低減することができる。
ステップS105、S107、S113、及びS115の後は、処理はリターンとなる。
上述の説明から明らかなように、ECU100は、過給圧が第1閾値未満の場合、第2バルブ33、第3バルブ35、及び第4バルブ37を閉状態とし、レゾネータ17に吸入空気が入りこまないようにする。これにより、吸入空気の圧力脈動に起因するレゾネータ17からの放射音の発生を抑制できる。また、ECU100は、過給圧が第1閾値以上でありエンジン回転数が第2閾値未満の場合、第3バルブ35及び第4バルブ37を閉状態とし第2バルブ33を開状態とし、レゾネータ17のチャンバ17cをコンプレッサ19aの下流側の吸気通路13に開放する。これにより、レゾネータ17は、コンプレッサ19aの下流側の吸気通路13で発生するサージ音を低減することができる。また、ECU100は、過給圧が第1閾値以上でありエンジン回転数が第2閾値以上の場合、第2バルブ33及び第3バルブ35を閉状態とし第4バルブ37を開状態とし、レゾネータのチャンバ17cをコンプレッサ19aの上流側の吸気通路13に開放する。これにより、レゾネータ17は、コンプレッサ19aの上流側の吸気通路13で発生する吸気音を低減することができる。また、ECU100は、スロットルバルブ21が閉状態であり第1バルブ31が閉状態の場合、第2バルブ33、第3バルブ35、及び第4バルブ37を閉状態とし、レゾネータ17に吸入空気が入りこまないようにする。これにより、吸入空気の圧力脈動に起因するレゾネータ17からの放射音の発生を抑制できる。さらに、ECU100は、スロットルバルブ21が閉状態であり第1バルブ31が開状態の場合、第2バルブ33及び第4バルブ37を閉状態とし第3バルブ35を開状態とし、レゾネータ17のチャンバ17cをバイパス通路15に開放する。これにより、レゾネータ17はバイパス通路15で発生する気流音を低減することができる。上述したように、エンジンシステム10によれば、複数のレゾネータを配置することなく、1つのレゾネータ17により、異なる条件下で発生し得る吸気音、サージ音、気流音、およびレゾネータ17からの放射音を低減することができる。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
10 エンジンシステム(内燃機関の制御装置)
13 吸気通路
15 バイパス通路
15a バイパス通路の一端
15b バイパス通路の他端
17 レゾネータ
17a レゾネータの一端
17b レゾネータの他端
17c チャンバ
18 連通路
18a 連通路の一端
18b 連通路の他端
19 過給機
19a コンプレッサ
21 スロットルバルブ
25 エンジン
31 第1バルブ
33 第2バルブ
35 第3バルブ
37 第4バルブ
41 圧力センサ
50 クランク角センサ
100 ECU(算出部,制御部)

Claims (1)

  1. スロットルバルブよりも上流側の吸気通路内に過給機のコンプレッサが配置された内燃機関の制御装置であって、
    一端が前記コンプレッサの上流側で前記吸気通路と接続し、他端が前記コンプレッサの下流側で前記吸気通路と接続して、前記コンプレッサをバイパスするバイパス通路と、
    前記バイパス通路に設けられ、前記パイパス通路を開閉する第1バルブと、
    一端が前記バイパス通路と接続し、他端が前記コンプレッサの下流側であり前記バイパス通路の前記他端よりも上流側で前記吸気通路と接続して、前記バイパス通路と前記吸気通路とに連通したチャンバを画定するレゾネータと、
    一端が前記レゾネータと接続し、他端が前記コンプレッサの上流側であり前記バイパス通路の前記一端よりも下流側で前記吸気通路と接続した連通路と、
    前記レゾネータの前記他端に設けられ、前記チャンバを開閉する第2バルブと、
    前記レゾネータの前記一端に設けられ、前記チャンバを開閉する第3バルブと、
    前記連通路に設けられ、前記連通路を開閉する第4バルブと、
    前記過給機の過給圧を検出する圧力センサと、
    前記内燃機関のクランク角を検出するクランク角センサと、
    前記クランク角センサの検出値から前記内燃機関の回転数を算出する算出部と、
    前記過給圧が第1閾値未満の場合、前記第2、第3、及び第4バルブを閉状態とし、前記過給圧が前記第1閾値以上であり前記内燃機関の回転数が第2閾値未満の場合、前記第3及び第4バルブを閉状態とし前記第2バルブを開状態とし、前記過給圧が前記第1閾値以上であり前記内燃機関の回転数が前記第2閾値以上の場合、前記第2及び第3バルブを閉状態とし前記第4バルブを開状態とし、前記スロットルバルブが閉状態であり前記第1バルブが閉状態の場合、前記第2、第3、及び第4バルブを閉状態とし、前記スロットルバルブが閉状態であり前記第1バルブが開状態の場合、前記第2及び第4バルブを閉状態とし前記第3バルブを開状態とする制御部と、
    を備える内燃機関の制御装置。
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