JP2017098040A - 電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】介在部材を介して交互に複数積層し拘束した未封口の電池を昇温させる昇温工程に掛ける時間を短くできる電池の製造方法を提供すること。【解決手段】電池1の製造方法は、複数の電池1x及び介在部材110の拘束体150を、複数の吸引孔210hが開口した加熱面210aを有するヒータ210上に、電池底面10bが吸引孔210h上に位置し、かつ部材底面113bが加熱面210aに当接する形態に載置する工程と、吸引孔210hを通じて気体ARを吸引し、加熱面210aと部材底面113bとの隙間SKにも気体ARを流通させつつ、加熱面210aを介して介在部材110及び電池1xを昇温させる工程と、昇温した電池1xの内部を減圧し乾燥させる工程とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、介在部材を介して交互に複数積層し拘束した未封口の電池を昇温させ、昇温した各々の電池の内部を減圧して乾燥させる電池の製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池などの電池を製造するにあたり、電解液を注液するのに先だって、電極体の内部に残った水分を除去したいなど、電池の内部を乾燥させたい場合がある。この乾燥は、例えば次のようにして行う。即ち、複数の未封口の電池と複数の介在部材とを交互に積層し積層方向に拘束する。その後、これらをヒータの平面状の加熱面上に、介在部材の平面状の部材底面が加熱面に当接するようにして載置する。その後、加熱面を介してヒータで各々の介在部材の部材底面を加熱し、介在部材及び電池をそれぞれ昇温させる。そして、昇温した各々の電池の内部を減圧して、電池の内部をそれぞれ乾燥させる。例えば特許文献1に、このようにして電池の内部を乾燥させる方法が開示されている。
特開2014−232665号公報
しかしながら、ヒータの加熱面は、熱により変形するので、完全に平坦ではない。加えて、複数の電池及び複数の介在部材を拘束する際に、各々の介在部材の部材底面を同じ高さに揃えることは困難であるため、各々の部材底面の高さ位置にバラツキが生じる。このため、介在部材の部材底面が加熱面に当接するように、拘束した複数の電池及び複数の介在部材を加熱面上に載置しても、加熱面と部材底面との間には、何処かで隙間が生じる。加熱面と部材底面との間に隙間が生じると、熱が加熱面から部材底面に伝わり難くなり、電池毎の昇温速度が不均一になるため、電池の昇温に時間を掛ける必要が生じ、昇温工程の時間が長くなる。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、介在部材を介して交互に複数積層し拘束した未封口の電池を昇温させる昇温工程に掛ける時間を短くできる電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、複数の未封口の電池と複数の介在部材とを交互に積層し積層方向に拘束した拘束体を、複数の吸引孔が開口した平面状の加熱面を有するヒータの上記加熱面上に、各々の上記電池の電池底面が上記吸引孔上にそれぞれ位置し、かつ、上記介在部材の平面状の部材底面が上記加熱面に当接する形態に載置する載置工程と、各々の上記吸引孔を通じて上記加熱面と上記電池底面との間の気体を吸引し、上記加熱面と上記部材底面との間に生じている隙間にも上記気体を流通させつつ、上記加熱面を介して上記ヒータで各々の上記部材底面を加熱し、上記介在部材及び上記電池をそれぞれ昇温させる昇温工程と、昇温した各々の上記電池の内部を減圧して、上記電池の内部をそれぞれ乾燥させる減圧乾燥工程と、を備える電池の製造方法である。
上述の電池の製造方法によれば、加熱面を介してヒータで介在部材の部材底面を加熱し、介在部材及び電池を昇温させるのに際し、加熱面に開口した吸引孔を通じて、加熱面と電池底面との間の大気等の気体を吸引し、加熱面と部材底面との間に生じている隙間にも気体を流通させる。このようにすると、加熱面と部材底面との隙間に気体を流通させない場合に比べて、加熱面から部材底面に熱が伝わり易くなる。よって、電池毎の昇温速度が不均一になるのを抑制できるので、昇温工程に掛ける時間を短くできる。
更に、上記の電池の製造方法であって、前記電池は、前記電池底面とは逆側に位置する電池上面に、電池内外を連通する未封口の連通孔が開口してなり、前記昇温工程は、前記吸引孔を通じて吸引した前記気体を、前記介在部材の前記部材底面のうち、前記積層方向に直交する幅方向の端縁に向けて供給し、上記気体を循環させつつ行う電池の製造方法とするのが好ましい。
上述の電池の製造方法によれば、吸引孔を通じて吸引した気体を、介在部材の部材底面のうち幅方向の端縁に向けて供給し、気体を循環させつつ昇温工程を行う。このため、気体の吸引に伴う気流が電池上面に開口した連通孔付近も通る形で生じるのを抑制し、この気流によって運ばれた埃などの異物が連通孔を通じて電池内部に混入するのを抑制できる。
実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電池を電池厚み方向に直交する(電池横方向及び電池縦方向に沿う)平面で切断した電池の縦断面図である。 実施形態に係り、電池拘束装置で複数の電池を介在部材を介して積層し拘束した拘束体の斜視図である。 実施形態に係り、電池及び電池拘束装置からなる拘束体を内部に収容した電池乾燥装置を、拘束体の幅方向から見た説明図である。 実施形態に係り、電池及び電池拘束装置からなる拘束体を内部に収容した電池乾燥装置を、拘束体の積層方向から見た説明図である。 実施形態に係り、積層された電池及び介在部材をプレートヒータの加熱面上に載置した状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態に係る電池1の斜視図及び縦断面図を示す。なお、以下では、電池1の電池厚み方向BH、電池横方向CH及び電池縦方向DHを、図1及び図2に示す方向と定めて説明する。
この電池1は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池である。電池1は、電池ケース10と、この内部に収容された電極体20と、電池ケース10に支持された正極端子部材50及び負極端子部材60等から構成される。また、電池ケース10内には、電解液17が収容されており、その一部は電極体20内に含浸されている。
このうち電池ケース10は、各々平面状をなす、電池上面10a(図1及び図2中、上方)と、これとは逆側に位置する電池底面10b(図1及び図2中、下方)と、これらの間を結ぶ4つの電池側面(電池横方向CHに延びる一対の第1電池側面10c,10c及び電池厚み方向BHに延びる一対の第2電池側面10d,10d)を有する直方体箱状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。電池ケース10は、上側のみが開口した有底角筒状のケース本体部材11と、このケース本体部材11の開口11hを閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材13とから構成される。ケース蓋部材13には、電池ケース10の内圧が所定圧力に達した際に破断開弁する安全弁14が設けられている。また、このケース蓋部材13には、電池ケース10の内外を連通する注液孔(連通孔)13hが形成され、封止部材15で気密に封止されている。この注液孔13hは、電池1(電池ケース10)の内部に電解液17を注液する際に用いられるほか、電池1の内部を乾燥させる(電池1の内部に残った水分を電池1の外部に放出する)際に用いられる。
また、ケース蓋部材13には、アルミニウムからなる内部端子部材53、外部端子部材54及びボルト55により構成される正極端子部材50が、樹脂からなる内部絶縁部材57及び外部絶縁部材58を介して固設されている。この正極端子部材50の一端は、電池ケース10内において、後述する電極体20のうち正極板21の正極露出部21mに接続し導通しており、正極端子部材50の他端は、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延び、電池1の正極端子を構成している。
また、ケース蓋部材13には、銅からなる内部端子部材63、外部端子部材64及びボルト65により構成される負極端子部材60が、樹脂からなる内部絶縁部材67及び外部絶縁部材68を介して固設されている。この負極端子部材60の一端は、電池ケース10内において、後述する電極体20のうち負極板31の負極露出部31mに接続し導通しており、負極端子部材60の他端は、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延び、電池1の負極端子を構成している。
電極体20は、帯状の正極板21と帯状の負極板31とを、一対の帯状で樹脂製のセパレータ41,41を介して互いに重ね、軸線周りに捲回して扁平状に圧縮したものである。電極体20は、横倒しにした状態で電池ケース10内に収容されている。電極体20の軸線方向の一方側(図2中、左方)には、正極板21のうち、正極集電箔22が厚み方向に露出した正極露出部21mが、渦巻き状をなして突出しており、前述の正極端子部材50がこの正極露出部21mに溶接されている。また、電極体20の軸線方向の一方側(図2中、左方)には、負極板31のうち、負極集電箔32が厚み方向に露出した負極露出部31mが、渦巻き状をなして突出しており、前述の負極端子部材60がこの負極露出部31mに溶接されている。
次いで、上記電池1の製造方法について説明する(図3〜図6参照)。まず、「電極体形成工程」において、正極板21及び負極板31を、一対のセパレータ41,41を介して互いに重ね、巻き芯を用いて軸線周りに捲回する。その後、これを扁平状に圧縮して扁平状捲回型の電極体20を形成する。次に、「電池組立工程」において、ケース蓋部材13、内部端子部材53,63、外部端子部材54,64、ボルト55,65、内部絶縁部材57,67を用いて、ケース蓋部材13に正極端子部材50及び負極端子部材60をそれぞれ固設する(図1及び図2参照)。更に、正極端子部材50及び負極端子部材60を電極体20にそれぞれ溶接する。その後、この電極体20をケース本体部材11内に挿入すると共に、ケース本体部材11の開口11hをケース蓋部材13で塞ぐ。そして、ケース本体部材11とケース蓋部材13とを溶接する。これにより、注液孔13hで内外が連通した未封口の電池1xができる。
次に、「拘束工程」において、この電池1xを複数積層し押圧しつつ拘束する。まず、この拘束工程で用いる電池拘束装置100について説明する(図3及び図6参照)。この電池拘束装置100は、複数の未封口の電池1x同士の間にそれぞれ介在させる複数の介在部材110と、積層した複数の電池1x及び介在部材110をその積層方向EHの外側から押圧して拘束する拘束機構120と、積層した電池1x及び介在部材110の周囲(四方)を囲む矩形枠状の枠部130とを備える。
このうち介在部材110は、アルミニウム合金からなり、横断面が逆T字状の形状を有する。この介在部材110は、高さ方向GHに延びる介在部111と、この介在部111の高さ方向GHの下側に位置する基部113と、介在部111から幅方向FH(積層方向EH及び高さ方向GHに直交する方向)にそれぞれ突出する突出部115,115を有する。このうち介在部111は、積層方向EHに列置した電池1x同士の間に介在させる平板状の部位である。この介在部111は、積層方向EHに直交し(幅方向FH及び高さ方向GHに沿い)、電池1xの第1電池側面10cにそれぞれ当接する平面状の一対の当接面111c,111cを有する。また、基部113は、高さ方向GHの上方を向き、電池1xの電池底面10bに当接する上側当接面113aと、高さ方向GHの下方を向き、後述するプレートヒータ210の加熱面210aに当接する平面状の部材底面113bとを有する。
拘束機構120は、矩形板状の第1エンドプレート121及び第2エンドプレート122と、ストッパボルト123とからなる。このうち第1エンドプレート121は、積層した電池1x及び介在部材110よりも積層方向EHの一方側(図3中、右下側)で、後述する枠部130の第1壁部131よりも積層方向EHの他方側に配置される。一方、第2エンドプレート122は、積層した電池1x及び介在部材110よりも積層方向EHの他方側(図3中、左上側)で、枠部130の第2壁部132よりも積層方向EHの一方側に配置される。また、ストッパボルト123は、周囲に台形ねじが形成され、枠部130の第1壁部131を貫通、螺合する。
ストッパボルト123を正転させると、その先端部123tが積層方向EHの他方側に移動して第1エンドプレート121を積層方向EHの他方側に移動させる。これにより、第1エンドプレート121と第2エンドプレート122との間で、電池1x及び介在部材110を積層方向EHに押圧して拘束できる。更に、この押圧した状態でストッパボルト123の正転を止め、後述する枠部130の第1壁部131にストッパボルト123を固定すると、第1エンドプレート121の積層方向EHの位置を固定でき、第1エンドプレート121及び第2エンドプレート122で、電池1x及び介在部材110を押圧して拘束し続けることができる。
枠部130は、矩形板状の第1壁部131及び第2壁部132と、矩形帯板状の第1連結板部135及び第2連結板部136とからなる。このうち第1壁部131は、前述のように、拘束機構120の第1エンドプレート121よりも積層方向EHの一方側に位置し、第1壁部131の中央には、ストッパボルト123が貫通している。一方、第2壁部132は、拘束機構120の第2エンドプレート122よりも積層方向EHの他方側に位置し、第2エンドプレート122に当接している。また、第1連結板部135及び第2連結板部136は、第1壁部131と第2壁部132との間を結ぶ。これら第1連結板部135及び第2連結板部136には、各々の介在部材110の突出部115が高さ方向GHの上方からそれぞれ係合する。
次に、この電池拘束装置100を用いた「拘束工程」について説明する。まず、複数の電池1xを、電池厚み方向BHに重なるように、電池拘束装置100の枠部130の内側に配置する。また、複数の介在部材110を、電池1x同士の間、電池1xと第1エンドプレート121との間、及び、電池1xと第2エンドプレート122との間にそれぞれ介在させる。その後、拘束機構120を用いて、電池1x及び介在部材110を積層方向EHに押圧しつつ拘束する。
具体的には、ストッパボルト123を正転させて、ストッパボルト123の先端部123tを第1エンドプレート121に当接させ、第1エンドプレート121を積層方向EHの他方側に移動させて、第1エンドプレート121と第2エンドプレート122との間で、電池1x及び介在部材110を積層方向EHに押圧する。そして、この状態でストッパボルト123を第1壁部131に固定する。これにより、各々の電池1xの第1電池側面10c,10cは、それぞれ介在部材110の当接面111c,111cに当接すると共に、電池底面10bは、介在部材110の上側当接面113aに当接する。かくして、複数の電池1xと複数の介在部材110とを交互に積層し積層方向EHに拘束した拘束体150が形成される。
なお、複数の電池1x及び複数の介在部材110を拘束する際に、各々の介在部材110の部材底面113bを同じ高さに揃えることは困難である。このため、図6に示すように、各々の部材底面113bの高さ位置にバラツキが生じる。
次に、この複数の電池1x及び電池拘束装置100からなる拘束体150について、「載置工程」、「昇温工程」及び「減圧乾燥工程」を行い、各々の電池1xの内部を乾燥させる。まず、これらの工程で用いる電池乾燥装置200について説明する(図4〜図6参照)。この電池乾燥装置200は、プレートヒータ(ヒータ)210、減圧室220、真空ポンプ230、送風機240等から構成される。
このうちプレートヒータ210は、矩形平板状であり、拘束体150を載置する平面状の加熱面210aを有する。プレートヒータ210の内部には、図4及び図5において破線で示すように、通電により発熱する矩形平板状の電熱体211が配置されており、この電熱体211からは図示しない電源に接続するリード線213が延出している。また、このプレートヒータ210には、加熱面210aと、加熱面210aの逆側に位置する裏面210bとの間を貫通する吸引孔210hが複数設けられている。これらの吸引孔210hは、後述するように、拘束体150を加熱面210a上の所定位置に載置した状態で、各々の電池1xの電池底面10bの下方にそれぞれ位置する。
減圧室220は、プレートヒータ210及びこの上に載置した拘束体150を内部に収容する。この減圧室220は、上壁部220a(図4中、上方)と、これに対向する底壁部220b(図4及び図5中、下方)と、これらの間を結ぶ4つの側壁部(一対の第1側壁部220c,220c及び一対の第2側壁部220d,220d)を有する直方体箱状をなす。拘束体150を内部に収容した状態で、第1側壁部220c,220cは、拘束体150の積層方向EHと平行に位置し、第2側壁部220d,220dは、拘束体150の幅方向FHと平行に位置する。
底壁部220bには、この底壁部220bを貫通する底部貫通孔220hが複数設けられている。これらの底部貫通孔220hは、減圧室220内の所定位置にプレートヒータ210を設置した状態で、プレートヒータ210に設けられた複数の吸引孔210hとそれぞれ連通する。また、第1側壁部220c,220cには、それぞれ、第1側壁部220cを貫通する側部貫通孔220kが複数設けられている(図5参照)。これらの側部貫通孔220kは、減圧室220内の所定位置に拘束体150を収容した状態で、電池1xの高さ方向GHの中央よりも低い位置で、かつ、斜め下向きに所定角度でそれぞれ形成されている。
真空ポンプ230は、排気管231を通じて減圧室220内の空気(気体)ARを減圧室220の外部へ排出し、減圧室220内を減圧する。
送風機240は、吸引管241及び供給管243をそれぞれ介して減圧室220に接続されている。吸引管241は、減圧室220に設けられた複数の底部貫通孔220hにそれぞれ繋がり、供給管243は、減圧室220に設けられた複数の側部貫通孔220kにそれぞれ繋がっている。送風機240を作動させると、減圧室220内の空気ARがプレートヒータ210の各々の吸引孔210hから吸引され、減圧室220の各々の底部貫通孔220h及び吸引管241を通じて、図4及び図5中に矢印で示すように、送風機240に送風される。一方、送風機240から排出された空気ARは、供給管243及び減圧室220の各々の側部貫通孔220kを通じて、減圧室220内に戻される。側部貫通孔220kは、前述のように、所定角度で斜め下向きに形成されているため、側部貫通孔220kから供給された空気ARは、図5中に破線の矢印で示すように、介在部材110の部材底面113bのうち幅方向FHの端縁113bfに向けて供給される。
次に、「載置工程」について説明する。この工程では、複数の電池1x及び電池拘束装置100からなる拘束体150を、電池乾燥装置200の減圧室220内に入れて、プレートヒータ210の加熱面210a上の所定位置に載置する。具体的には、各々の電池1xの電池底面10bがプレートヒータ210の吸引孔210h上にそれぞれ位置し、かつ、介在部材110の部材底面113bが加熱面210aに当接するように、拘束体150を加熱面210a上に載置する。このとき、前述のように、拘束体150を構成する各々の介在部材110の部材底面113bには、高さ位置にバラツキが生じているので、図6に示すように、加熱面210aと部材底面113bとの間に隙間SKが生じる。また、次述する昇温工程でプレートヒータ210に通電すると、加熱面210aは熱により変形する。この変形によっても、加熱面210aと部材底面113bとの間に隙間SKが生じ得る。
次に、「昇温工程」を行う。即ち、加熱面210aを介してプレートヒータ210で各々の介在部材110の部材底面113bを加熱し、介在部材110及び電池1xをそれぞれ昇温させる。具体的には、リード線213を通じて電熱体211に通電し発熱させて、加熱面210aを介して介在部材110及び電池1xを、各々の電池1xが目標温度に到達するまで昇温させる。熱は、加熱面210aから部材底面113bを通じて介在部材110に伝わる。更にこの熱は、介在部材110の基部113の上側当接面113aが当接する電池底面10bを通じて電池1xに伝わるほか、介在部111の当接面111c,111cが圧接する第1電池側面10c,10cを通じても電池1xに伝わる。このようにして、電池1xが加熱される。
この昇温工程では、プレートヒータ210によって加熱を行うと共に、送風機240を作動させて、各々の吸引孔210hを通じて加熱面210aと各々の電池1xの電池底面10bとの間の空気ARを吸引し、加熱面210aと介在部材110の部材底面113bとの間に生じている隙間SKにも空気ARを流通させる。加熱面210aと部材底面113bとの隙間SKに空気ARを流通させると、隙間SKに空気ARを流通させない場合に比べて、加熱面210aから部材底面113bに熱が伝わり易くなる。よって、電池1x毎の昇温速度が不均一になるのを抑制できるので、この昇温工程に掛ける時間を短くできる。
一方で、各々の吸引孔210hから吸引した空気ARを、減圧室220の複数の底部貫通孔220h、吸引管241、送風機240、供給管243、及び、減圧室220の各々の側部貫通孔220kを通じて、減圧室220内に戻す。前述のように、側部貫通孔220kは、所定角度で斜め下向きに形成されているため、側部貫通孔220kから減圧室220内に供給された空気ARは、各々の介在部材110の部材底面113bのうち幅方向FHの端縁113bfに向けて供給される。更にこの空気ARは、加熱面210aと部材底面113bとの間に生じている隙間SKを通じて、加熱面210aと電池1xの電池底面10bとの間に供給され、再び吸引孔210hを通じて吸引される。吸引した空気ARがこのように循環することで、空気ARの吸引に伴う気流が電池上面10aに開口した注液孔13h付近も通る形で生じるのを抑制できるので、この気流によって運ばれた埃などの異物が注液孔13hを通じて電池1xの内部に混入するのを抑制できる。
次に、「減圧乾燥工程」を行う。即ち、昇温した各々の電池1xの内部を減圧して、電池1xの内部をそれぞれ乾燥させる。具体的には、真空ポンプ230を用いて、減圧室220内を真空状態(具体的には、室内の気圧が1kPa以下の状態)に減圧し、昇温した電池1x内の水分を注液孔13hを通じて外部に排出させ、電池1xの内部を乾燥させる。
次に、「注液工程」において、電解液17を注液孔13hから電池ケース10内に注液して電極体20内に含浸させる。その後、「封止工程」において、封止部材15で注液孔13hを封止する。その後は、この電池について初充電や各種検査を行う。かくして、電池1が完成する。
以上で説明したように、本実施形態の電池1の製造方法では、加熱面210aを介してヒータ210で介在部材110の部材底面113bを加熱し、介在部材110及び電池1xを昇温させる昇温工程において、加熱面210aに開口した吸引孔210hを通じて、加熱面210aと電池1xの電池底面10bとの間の空気ARを吸引し、加熱面210aと部材底面113bとの間に生じている隙間SKにも空気ARを流通させる。このようにすると、加熱面210aと部材底面113bとの隙間SKに空気ARを流通させない場合に比べて、加熱面210aから部材底面113bに熱が伝わり易くなる。よって、電池1x毎の昇温速度が不均一になるのを抑制できるので、昇温工程に掛ける時間を短くできる。
更に本実施形態では、吸引孔210hを通じて吸引した空気ARを、各々の介在部材110の部材底面113bのうち幅方向FHの端縁113bfに向けて供給し、空気ARを循環させつつ行う。このため、空気ARの吸引に伴う気流が電池上面10aに開口した注液孔13h付近も通る形で生じるのを抑制し、この気流によって運ばれた埃などの異物が注液孔13hを通じて電池1xの内部に混入するのを抑制できる。よって、吸引した空気ARに異物が混ざっている場合でも、この異物が注液孔13hを通じて電池1xの内部に侵入するのを抑制できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
1 電池
1x (未封口の)電池
10 電池ケース
10a 電池上面
10b 電池底面
13h 注液孔(連通孔)
20 電極体
50 正極端子部材
60 負極端子部材
100 電池拘束装置
110 介在部材
113 基部
113b 部材底面
113bf (幅方向の)端縁
120 拘束機構
130 枠部
150 拘束体
200 電池乾燥装置
210 プレートヒータ(ヒータ)
210a 加熱面
210h 吸引孔
220 減圧室
230 真空ポンプ
240 送風機
EH 積層方向
FH 幅方向
GH 高さ方向
AR 空気(気体)

Claims (1)

  1. 複数の未封口の電池と複数の介在部材とを交互に積層し積層方向に拘束した拘束体を、
    複数の吸引孔が開口した平面状の加熱面を有するヒータの上記加熱面上に、
    各々の上記電池の電池底面が上記吸引孔上にそれぞれ位置し、かつ、上記介在部材の平面状の部材底面が上記加熱面に当接する形態に載置する
    載置工程と、
    各々の上記吸引孔を通じて上記加熱面と上記電池底面との間の気体を吸引し、上記加熱面と上記部材底面との間に生じている隙間にも上記気体を流通させつつ、
    上記加熱面を介して上記ヒータで各々の上記部材底面を加熱し、上記介在部材及び上記電池をそれぞれ昇温させる
    昇温工程と、
    昇温した各々の上記電池の内部を減圧して、上記電池の内部をそれぞれ乾燥させる減圧乾燥工程と、を備える
    電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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