JP2017093297A - 燃焼型喫煙物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】たばこシートを燃焼させて喫煙する際、フィルター材料が溶けたり、立ち消えが生じない喫煙型喫煙物品を提供する。【解決手段】燃焼型喫煙物品は、先端側に着火端が形成されたロッド状の燃焼部と、燃焼部の基端側に接続されたフィルター部と、を備え、燃焼部は、着火端から基端側にかけて長手方向に沿うように成形されたたばこシートと、たばこシートの少なくとも一部を覆うように配置された巻紙と、を含み、フィルター部のうち、少なくとも燃焼部と接続される接続端側に耐熱性を有する耐熱フィルターが配設されている。【選択図】図1
Description
本発明は、燃焼型喫煙物品に関する。
たばこを燃焼させることなく、たばこを加熱してニコチンを含む蒸気成分を吸引する非燃焼タイプ香味吸引物品が知られている。この種の非燃焼タイプ香味吸引物品において、円筒状に巻いたたばこシートを含む巻を中空円筒構造とし、同じく中空円筒構造をなすヒータの中空部に巻を挿入して加熱することで香味を吸引可能とする非燃焼型香味吸引物品も提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
たばこシートは、例えば、たばこ原料(ラミナ、中骨など)を主原料とし、これに繊維質、助剤などを加えてシート状にした後、乾燥することによって製造される。
たばこシートを備えた非燃焼タイプ香味吸引物品においては、たばこシートを燃焼させることなく加熱するためのヒータ等が必要であるため、吸引物品が大掛かりになり、製造コストの増大を招き易い。そこで、たばこシートを燃焼させて喫煙する燃焼型喫煙物品への適用を試みた場合、単にたばこシートを喫煙しようとすると、高熱の煙がフィルター部に流入し、フィルター材料が煙の熱によって溶ける虞がある。また、たばこシート単体では燃焼持続性に乏しく、所謂立ち消えを招く虞がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、たばこシートを燃焼させて喫煙する際、フィルター材料が溶けたり、立ち消えが生じない燃焼型喫煙物品を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために以下の手段を採用する。すなわち、本発明に係る燃焼型喫煙物品は、先端側に着火端が形成されたロッド状の燃焼部と、前記燃焼部の基端側に接続されたフィルター部と、を備え、前記燃焼部は、前記着火端から前記基端側にかけて長手方向に沿うように成形されたたばこシートと、前記たばこシートの少なくとも一部を覆うように配置された巻紙と、を含み、前記フィルター部のうち、少なくとも前記燃焼部と接続される接続端側に耐熱性を有する耐熱フィルターが配設されていることを特徴とする。本発明において、たばこシートは種々の形状に成形することができる。例えば、たばこシートは中空円筒状に成形されていてもよい。また、たばこシートが蛇腹状に折り込まれており、その蛇腹状に折り込まれたたばこシートの周囲を覆うように巻紙を配置してもよい。
本発明においては、たばこシートの少なくとも一部が巻紙によって覆われているため、喫煙時において燃焼部の燃焼安定性を向上させることができる。その結果、たばこシートの立ち消えを抑制できる。更に、本発明においては、フィルター部の接続端側に耐熱性を有する耐熱フィルターが配設されている。そのため、たばこシートの燃焼によって発生し
た煙が高温に維持された状態でフィルター部に流入しても、フィルター部の接続端側には上記の様に耐熱フィルターが配置されているため、フィルター部が溶ける虞がない。
た煙が高温に維持された状態でフィルター部に流入しても、フィルター部の接続端側には上記の様に耐熱フィルターが配置されているため、フィルター部が溶ける虞がない。
また、本発明に係る燃焼型喫煙物品において、前記耐熱フィルターがペーパーフィルターによって構成されていてもよい。
また、前記フィルター部は、前記燃焼部と接続される接続端側の第1セクションと当該第1セクションよりも吸い口端に位置する第2セクションとを含み、前記第1セクションに耐熱フィルターが配設され、前記第2セクションにアセテートフィルターが配設されていてもよい。このように、耐熱フィルターの後段にアセテートフィルターを配設することで、燃焼型喫煙物品の品質を向上しつつ製造コストを低減することができ、しかも設計容易性を向上することができる。
また、前記フィルター部及び前記燃焼部は、チップペーパーによって一体に巻き取られており、且つ、前記チップペーパーは2重以上に重ねられていてもよい。このようにすることで、フィルター部を把持する喫煙者の指に、熱を伝えにくくすることができる。
また、前記フィルター部及び前記燃焼部は、チップペーパーによって一体に巻き取られており、且つ、前記チップペーパーには、前記フィルター部を把持する指に熱を伝えにくくする凹凸加工が施されていてもよい。このようにすることで、フィルター部を把持する喫煙者の指に、熱を伝えにくくすることができる。
また、前記フィルター部には、加熱されることで香味を放出する香味放出材が配設されていてもよい。このようにすることで、たばこシート側からフィルター部に流入する高温の煙の熱を利用して、香味放出材から香味を放出させることができる。これによれば、特別な所作を喫煙者に要求することなく香味を香味放出材から放出させることができるため、使い勝手のよい喫煙物品を提供することができる。
また、前記フィルター部は、前記燃焼部と接続される接続端側の第1セクションと当該第1セクションよりも吸い口端に位置する第2セクションとを含み、前記香味放出材が前記第1セクションに配設されていてもよい。このように、香味放出材を配置する位置を燃焼部に対して近づけることで、フィルター部に流入する煙の熱を利用した香味の放出を促進させることができる。その結果、煙の香味付けを一段と効率よく行うことができる。
この場合、例えば、熱破砕性を有するカプセルに香味放出材を収容し、そのカプセルを第1セクションに配設されている耐熱フィルターに内包させてもよい。また、これに代えて、第1セクションに配設されている耐熱フィルターに直接、香味放出材としての香料を添加、又は含浸させてもよい。なお、本発明の香味放出材は、通常のたばこフィルターに配置するよりも高い温度に晒される。そのため、高い温度に晒されることではじめて香味が放出されるような香味放出材を選択し、使用することができる。また、このように香味の放出を開始する温度が高い香味放出材を選択した場合は、夏場においても保管中に香味が放出され難くすることができるというメリットがある。また、フィルター部は、前記燃焼部と接続される接続端側の第1セクションと、前記第1セクションの後段に空洞部を挟んで配置される第2セクションとを含み、前記香味放出材が前記空洞部に配設されていてもよい。このような空洞部に香味放出材を配置した場合においても、たばこシート側からフィルター部に流入する高温の煙の熱を利用して、香味放出材から香味を放出させることができる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、たばこシートを燃焼させて喫煙する際、フィルター材料が溶けたり、立ち消えが生じない燃焼型喫煙物品を提供することができる。
ここで、本発明に係る燃焼型喫煙物品の実施形態について、図面に基づいて説明する。また、本実施形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る燃焼型喫煙物品1の外観図である。図2は、実施形態1に係る燃焼型喫煙物品1の内部構造を示す図である。燃焼型喫煙物品1は、ロッド状の燃焼部2およびフィルター部3を有している。燃焼部2は、中空円筒構造を有しており、先端側が着火端として形成され、基端側がフィルター部3とチップペーパー(チップ紙)4を介して接続されている。
図1は、実施形態1に係る燃焼型喫煙物品1の外観図である。図2は、実施形態1に係る燃焼型喫煙物品1の内部構造を示す図である。燃焼型喫煙物品1は、ロッド状の燃焼部2およびフィルター部3を有している。燃焼部2は、中空円筒構造を有しており、先端側が着火端として形成され、基端側がフィルター部3とチップペーパー(チップ紙)4を介して接続されている。
燃焼部2は、中空円筒形状に成形されたたばこシート(以下、「円筒状たばこシート」という)21と、この円筒状たばこシート21の外周を覆うように配置された巻紙22とを含んで構成されている。円筒状たばこシート21および巻紙22は、燃焼部2の着火端から基端側にかけて長手方向に沿って延伸している。円筒状たばこシート21に用いるたばこシート(丸める前のシート状のたばこシート)は、公知の方法で製造することができる。たばこシートの製造方法の一例を説明すると、乾燥させた葉たばこ原料を粗砕した後、水を加えて撹拌し、水抽出物と不溶性たばこ残渣とに分離する。水抽出物を減圧乾燥して濃縮する。不溶性たばこ残渣にパルプを加え、リファイナで繊維化した後、抄紙する。抄紙したシートに水抽出物の濃縮液を添加して乾燥し、たばこシートを作製する。
上記のように作製したたばこシートは、丸められて中空円筒形状に成形される。シート状のたばこシートを丸めた際に、たばこシートの端部を接着してもよい。また、たばこシートの巻数は特に限定されない。1重巻であってもよいし、2重以上に巻かれていてもよい。中空円筒状に成形する前のたばこシートの形状は略正方形もしくは略長方形が好ましく、長手方向に対して平行に丸めて中空円筒状にすることが好ましい。
巻紙22は、円筒状たばこシート21の外面側を包囲している。巻紙22は、円筒状たばこシート21の燃焼安定性を向上させる機能を有しており、円筒状たばこシート21を燃焼させた際に高い燃焼温度を保ち、煤の発生や、円筒状たばこシート21の立ち消えが
起こることを抑制することに寄与する。巻紙22における通気度は特定のものに限定されないが、10〜60コレスタユニット(CU:CORESTA Unit)であると好ま
しく、30〜40コレスタユニットであると特に好ましい。なお、本明細書において、通気度は、巻紙の上面と下面との差圧が100mmH2Oの時に、1分間に巻紙1cm2を通過する空気の流量([CU] = [ml / min])である。また、本実施形態において、巻紙22の先
端位置と円筒状たばこシート21の先端位置とは揃えられているが、どちらかが長くてもよい。例えば、巻紙22の方が円筒状たばこシート21よりも燃焼性が優れることから、巻紙22の方が円筒状たばこシート21よりも長い場合には、着火が安定することが期待できる。また、円筒状たばこシート21が長い場合には、着火時から円筒状たばこシート21が燃焼することから、喫煙者は1回目のパフからたばこ香味を味わうことが期待できる。
起こることを抑制することに寄与する。巻紙22における通気度は特定のものに限定されないが、10〜60コレスタユニット(CU:CORESTA Unit)であると好ま
しく、30〜40コレスタユニットであると特に好ましい。なお、本明細書において、通気度は、巻紙の上面と下面との差圧が100mmH2Oの時に、1分間に巻紙1cm2を通過する空気の流量([CU] = [ml / min])である。また、本実施形態において、巻紙22の先
端位置と円筒状たばこシート21の先端位置とは揃えられているが、どちらかが長くてもよい。例えば、巻紙22の方が円筒状たばこシート21よりも燃焼性が優れることから、巻紙22の方が円筒状たばこシート21よりも長い場合には、着火が安定することが期待できる。また、円筒状たばこシート21が長い場合には、着火時から円筒状たばこシート21が燃焼することから、喫煙者は1回目のパフからたばこ香味を味わうことが期待できる。
巻紙22は、円筒状たばこシート21の少なくとも一部を覆うように配置されていればよい。また、円筒状たばこシート21と、この円筒状たばこシート21の外側に巻かれる巻紙22とは、互いに一部または全部が接着されていてもよいし、接着されていなくてもよい。特に、フィルター側のみを接着させると、接着剤による喫味影響を抑制しつつ、たばこシート巻の抜け落ちを喫煙後半まで抑制できる。なお、巻紙22は、通常のシガレット用に市販されているものを好適に使用することができる。また、符号23は、たばこシート21の内側に形成される「中空部」を示している。中空部23は、燃焼部2の長手方向に沿って伸びている。なお、本実施形態においては、巻紙22を円筒状たばこシート21の外側に巻き付けているが、円筒状たばこシート21の内面を覆うように配置してもよい。
次に、実施形態に係るフィルター部3について詳しく説明する。フィルター部3のうち、燃焼部2と接続される方の端部を「接続端部3a」と呼び、「接続端部3a」とは反対側の端部を「吸い口端部3b」と呼ぶ。フィルター部3の吸い口端部3bは、喫煙時に喫煙者によって咥えられる方の端部である。
フィルター部3は、接続端部3a側に位置する第1セクション31と、第1セクション31よりも吸い口端部3b側に位置する第2セクション32とを含んでいる。第1セクション31には、ペーパーフィルター5が配置されている。
ここで、ペーパーフィルター5は、例えば木材パルプを抄紙してフィルターチップに成形したフィルターであり、耐熱性に優れた耐熱フィルターである。一方、フィルター部3における第2セクション32には、アセテートフィルター6が配設されている。アセテートフィルター6は、セルロースアセテートを円柱状に成形した繊維束を巻取紙で巻き取った濾材(濾過材)である。アセテートフィルター6は、ペーパーフィルター5に比べて融点が低い。以上のように、フィルター部3は、先端側に位置する接続端部3a側から吸い口端部3b側に向けて、ペーパーフィルター5(耐熱フィルター)、アセテートフィルター6が直列に配置されている。
また、ペーパーフィルター5には、加熱されることで香味を放出(リリース)する香味放出材としての香料が添加又は含浸されている。ペーパーフィルター5に添加又は含浸させる香料としては、例えば、アルファルファエキストラクト、カラメル、ペルーバルサムレジノイド、リンゴ濃縮エッセンス、ミツロウアブソリュート、キャロブエキストラクト(ガム、パウダー)、セルロース、クラリーセージエキストラクト、ラウリン酸エチル、オクタデカン酸エチル、オレイン酸エチル、10-ウンデカン酸エチル、エチルバニリング
ルコシド、フェヌグリークエキストラクト、グリセリン、グァバエキストラクト、ハチミツ(エキストラクト)、4-ヒドロキシウンデカン酸ナトリウム、ジャスミンエキストラクト、カンゾウエキストラクト(ペースト、パウダー)、マテエキストラクト、トウミツ(
ディスティレート、エッセンス、エキストラクト、ティンクチャー)、ミリスチン酸、オクタデカン酸、オリバナムエキストラクト、パルミチン酸、プラムエキストラクト(果汁)、プロピレングリコール、プルーンエキストラクト(果汁)、レーズンエキストラクト(果汁)、ラム酒(エキストラクト)、ソルビトール、ステアリン酸、ショ糖酢酸イソ酪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、コーンシロップ(液糖)、果糖、ブドウ糖、コーンシロップ(高果糖液糖)、転化糖、ショ糖、ティーエキストラクト(パウダー)、トコフェロール、トマトエキストラクト、クエン酸トリエチル等を挙げることができる。
ルコシド、フェヌグリークエキストラクト、グリセリン、グァバエキストラクト、ハチミツ(エキストラクト)、4-ヒドロキシウンデカン酸ナトリウム、ジャスミンエキストラクト、カンゾウエキストラクト(ペースト、パウダー)、マテエキストラクト、トウミツ(
ディスティレート、エッセンス、エキストラクト、ティンクチャー)、ミリスチン酸、オクタデカン酸、オリバナムエキストラクト、パルミチン酸、プラムエキストラクト(果汁)、プロピレングリコール、プルーンエキストラクト(果汁)、レーズンエキストラクト(果汁)、ラム酒(エキストラクト)、ソルビトール、ステアリン酸、ショ糖酢酸イソ酪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、コーンシロップ(液糖)、果糖、ブドウ糖、コーンシロップ(高果糖液糖)、転化糖、ショ糖、ティーエキストラクト(パウダー)、トコフェロール、トマトエキストラクト、クエン酸トリエチル等を挙げることができる。
次に、チップペーパー4について説明する。チップペーパー4は、燃焼部2における端部領域とフィルター部3とに跨ってこれらを一体に巻き取ることで接続している。本実施形態においては、チップペーパー4が2重以上に重ねられている。チップペーパー4は、2重巻としてもよいし、3重以上に巻いてもよい。
以上のように構成される燃焼型喫煙物品1において、円筒状たばこシート21がたばこ原料の抄造シートによって形成されているため、例えば、圧延シート、スラリーシート等に比べて強度を高めることができ、巻いたときに手に汚れが付着しにくく、且つ、破損しにくいというメリットがある。但し、円筒状たばこシート21をたばこ原料の圧延シートやスラリーシートによって形成してもよい。また、円筒状たばこシート21は、抽出液を操作することができるため、成分コントロールが容易であり、品質のばらつきを抑えることが容易となる。たとえば抽出液の操作として抽出溶媒に糖を添加し加熱・加圧処理を行うことによる香料感を増強させる手法や、着色酸性水溶性高分子物質を減少させ辛み・刺激を低減させる手法(例えば、国際公開2006/046517号を参照)等がある。また、香料を添加できる容量が大きいため、通常のたばこ刻よりも水溶性もしくは脂溶性の香料の添加自由度が高い。
また、円筒状たばこシート21は、原料の組成比を精度よくコントロールすることができるため、品質の安定性が高いというメリットがある。また、円筒状たばこシート21によれば、チップペーパー4に形成する通気孔から外気をフィルター部3内に導入せずとも、低タールの喫煙物品を容易に製造することができる。また、燃焼部2に配置する円筒状たばこシート21の使用量を自由に設定することができるため、通常のシガレットではたばこ刻の量を減らすと先落ちが起こり易くなるが、円筒状たばこシート21であればこのような先落ちが起こりにくくなる。また、燃焼部2に配置する円筒状たばこシート21の使用量を調整することで、タール量や喫煙時間(パフ回数)を自由にコントロールすることができる。使用量の調整は、円筒状たばこシート21の巻回数や円筒状たばこシート21の坪量を変更することで達成できる。また、円筒状たばこシート21に用いるたばこシートは原料配合のばらつきも少なく、製造時に粉塵汚れが少ないというメリットもある。
本実施形態の燃焼型喫煙物品1は、上述した円筒状たばこシート21のメリットを享受しつつ、燃焼させた際の問題点を下記のように解決している。すなわち、燃焼型喫煙物品1は、円筒状たばこシート21の外側を包囲するように巻紙22が配設されているため、円筒状たばこシート21の燃焼安定性を向上させることができる。つまり、円筒状たばこシート21と共に巻紙22を燃焼させることによって、高い燃焼温度を保ち、喫煙時における煤の発生や、立ち消えを抑制することができる。
また、燃焼部2(円筒状たばこシート21)を中空円筒構造としているため、中空部23を通じて高温の煙が、フィルター部3に流入することになる。これに対して、フィルター部3の接続端部3a側に位置する第1セクション31に配置するフィルターとして耐熱性を有するペーパーフィルター5を用いているため、ペーパーフィルター5が溶損する虞がない。ここで、ペーパーフィルター5は耐熱フィルターの一例であり、例えば、ガラス繊維、チャコール・炭酸カルシウム等といった耐熱性を有する材料を用いた成形体を含ん
でいてもよい。
でいてもよい。
なお、フィルター部3の長手方向の長さは、27mm以上とすると好適である。フィルター部3の長さを27mm程度確保することで、喫煙者が吸い口端部3bから煙を吸引するまでに煙の温度を十分に下げることができる。また、フィルター部3の長さの上限について特段の制限はないが、例えば50mm程度を上限とするのが現実的である。
更に、燃焼型喫煙物品1は、チップペーパー4を2重以上に重ねて巻くようにしたため、フィルター部3を把持する喫煙者の指に、熱を伝えにくくすることができる。なお、チップペーパー4の巻数を複数にすることに代えて、或いは併用して、チップペーパー4をエンボス等による凹凸加工を施すと好適である。また、チップペーパー4を断熱材料によって形成してもよい。これにより、フィルター部3を把持する指に熱を伝えにくくすることができる。
更に、フィルター部3における第2セクション32には、設計が容易で安価、且つ、煙成分の吸着性能に優れるアセテートフィルター8を配置することで、燃焼型喫煙物品1全体の品質を向上しつつ製造コストを低減することができ、しかも設計容易性を確保することができる。
また、フィルター部3における第1セクション31に配設されるペーパーフィルター5には、加熱されることで香味を放出する香料(香味放出材)が添加又は含浸されているため、燃焼部2の中空部23を通じて供給される煙の熱を利用して、香料から香味を放出させることができる。これによれば、特別な所作を喫煙者に要求することなく香味を香料から放出させることができるため、使い勝手のよい喫煙物品を提供することができる。特に、本実施形態においては、フィルター部3の第1セクション31に配置されているペーパーフィルター5に添加又は含浸することで、燃焼部2の比較的近い位置に香味放出材としての香料を配置することができる。よって、フィルター部3に流入する煙の熱を利用した香味の放出を促進させることができる。その結果、煙の香味付けを一段と効率よく行うことができる。
なお、ペーパーフィルター5に添加又は含浸する香料は、素材自体には強い香気はないが、加熱により特徴的な香気を発するものを用いることが好ましい。また、本実施形態において、ペーパーフィルター5に添加又は含浸させる香料は、通常のたばこフィルターに配置するよりも高い温度に晒されることになるため、高温に晒されることで初めて香味が放出されるような香料を選択し、使用することができる。このように、香味の放出を開始する温度が高い香料を選択した場合は、夏場においても保管中に香味が放出され難くすることができるという利点がある。
ここで、燃焼部2に配置する円筒状たばこシート21の使用量の調整は、円筒状たばこシート21を丸める際の巻数を変えることで容易に行うことができる。円筒状たばこシート21の巻数を増やすほど、燃焼部2(円筒状たばこシート21)の燃焼速度が遅くなる傾向がある。このように、円筒状たばこシート21の巻数を調節することで、円筒状たばこシート21の燃焼速度をコントロールすることができる。但し、円筒状たばこシート21の巻数を過度に多くすると、喫煙時に立ち消えが起こるリスクが高まるため、その点を考慮して円筒状たばこシート21の巻数を決定するとよい。
<実施例>
本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
実施例において、坪量60g/m2、塗工比(塗工比=[可溶性成分/可溶性成分塗工後のシート重量]×100[%](可溶性成分は、たばこ葉から水で抽出。シート重量には、可溶性成分、抽出後たばこ葉の残渣、パルプの重量が含まれる))40±2%、60×65mmのたばこシートを丸めて中空円筒形状に成形し、成形した円筒状たばこシートの外側に巻紙を巻きつけて燃焼部を作製した。燃焼部の長さは全長57mm、直径7.8mmとした。また、円筒状たばこシートと巻紙とは密着させ、糊付けはしなかった。そして、チップペーパーを介して、上記の燃焼部を別途用意したフィルター部に接続することで燃焼型喫煙物品を作製した。フィルター部は、燃焼部との接続端部側から5mmの範囲にペーパーフィルターを配置し、ペーパーフィルターの後段に長さ22mmのアセテートフィルターを配置した。
比較例1は、通常の葉たばこ刻を巻紙によって巻き取ることで燃焼部を作製し、この燃焼部をペーパーフィルターによってフィルター部と接続した燃焼型喫煙物品である。比較例1は、フィルター部の全長(27mm)に亘ってアセテートフィルターを配置した。比較例2は、上述した実施例のフィルター部の全長に亘ってアセテートフィルターを配置することで作製した。
このようにして作製した各燃焼型喫煙物品(実施例、比較例1、比較例2)を、室温22℃、相対湿度60%、風速0.2m/秒の環境下で自動喫煙器(SERULEAN社製 SM410
)にセットし、ISOの標準喫煙条件(燃焼型喫煙物品1本につき、空パフ1回で2秒間35mL吸煙する動作を58秒間隔で繰り返し)に準じて喫煙させた。そして、フィルタ
ー部における先端(接続端部)から内側に3mmの位置(以下、「燃焼部側測定位置」という)と、吸い口端から内側に3mmの位置(以下、「吸い口側測定位置」という)において、それぞれフィルター横断面中心部に熱電対(福音特殊金属株式会社製 SF30-K 熱電対 φ0.25×100mm)を差し込み、各パフ回数での内部温度の最大値を測定機器(GRAPHTEC社製 midi LOGGGER type GL200)にて測定した。
)にセットし、ISOの標準喫煙条件(燃焼型喫煙物品1本につき、空パフ1回で2秒間35mL吸煙する動作を58秒間隔で繰り返し)に準じて喫煙させた。そして、フィルタ
ー部における先端(接続端部)から内側に3mmの位置(以下、「燃焼部側測定位置」という)と、吸い口端から内側に3mmの位置(以下、「吸い口側測定位置」という)において、それぞれフィルター横断面中心部に熱電対(福音特殊金属株式会社製 SF30-K 熱電対 φ0.25×100mm)を差し込み、各パフ回数での内部温度の最大値を測定機器(GRAPHTEC社製 midi LOGGGER type GL200)にて測定した。
図3〜図5に、比較例1、比較例2、実施例に係る燃焼型喫煙物品の喫煙時におけるフィルター部の温度測定結果を示すグラフである。比較例1は、燃焼部に葉たばこ刻が充填されているため、図3に示すように、4パフ目までは、燃焼部側測定位置と吸い口側測定位置とにおいて内部温度が同等という結果であった。5パフ目および6パフ目においては、火種の部分がフィルター部に接近することもあり、吸い口側測定位置に比べて燃焼部側測定位置の内部温度の方が高くなった。一方、燃焼部に円筒状たばこシートを配置し、フィルター部の全体をアセテートフィルターとした比較例2は、図4に示すように、吸い口側測定位置における内部温度は約50℃以下に維持されたが、燃焼部側測定位置の内部温度は最大で約130℃まで上昇した。比較例1に比べて比較例2の方が燃焼部側測定位置の内部温度が高いのは、比較例2は中空円筒形状に成形した円筒状たばこシートを燃焼部に配置することで、中空部を通じて直接高温の煙がフィルター部に流入するからである。比較例2においては、フィルター部の全長に亘ってアセテートフィルターが配置されているため、内部温度がゆうに100℃を超す燃焼部側測定位置においてはアセテートフィルターが溶融し、香喫味に悪影響を及ぼす虞がある。
一方、図5に示す実施例と図4に示す比較例2を対比すると、吸い口側測定位置における内部温度は、実施例と比較例2とにおいて概ね同等であった。一方、燃焼部側測定位置における内部温度は、比較例2に比べて実施例の方が低温に維持された。実施例のフィルター部は、耐熱性を有するペーパーフィルターが燃焼部側測定位置に配置されており、このペーパーフィルターは一般にアセテートフィルターに比べて熱伝導率が低い。比較例2よりも実施例の方が吸い口側測定位置の温度が低くなったのは、ペーパーフィルターとアセテートフィルターの熱伝導率の違いによるものと考えられる。
<実施形態2>
図6は、実施形態2に係る燃焼型喫煙物品1Aの内部構造を示す図である。ここでは、実施形態1との相違点を中心に説明する。燃焼型喫煙物品1Aは、フィルター部3Aの構造が、実施形態1に係るフィルター部3と相違する。具体的には、フィルター部3Aにおいて、接続端部3a側に位置する第1セクション31に配設されるペーパーフィルター5に、加熱されることで香味を放出する香味放出材7が内包されている。この香味放出材7は、熱破砕性カプセルに香料を封入したものである。この熱破砕性カプセルは、例えば、シームレスカプセルであってもよい。
図6は、実施形態2に係る燃焼型喫煙物品1Aの内部構造を示す図である。ここでは、実施形態1との相違点を中心に説明する。燃焼型喫煙物品1Aは、フィルター部3Aの構造が、実施形態1に係るフィルター部3と相違する。具体的には、フィルター部3Aにおいて、接続端部3a側に位置する第1セクション31に配設されるペーパーフィルター5に、加熱されることで香味を放出する香味放出材7が内包されている。この香味放出材7は、熱破砕性カプセルに香料を封入したものである。この熱破砕性カプセルは、例えば、シームレスカプセルであってもよい。
熱破砕性カプセルに香料を封入しておくことで、燃焼部2側からフィルター部4Aに導入される高温の煙の熱を利用して、カプセルを潰す所作を行うことなく、喫煙時に香味放出材7から香味を放出することができる。特に、香味放出材7は、フィルター部4Aの接続端部3a側に位置する第1セクション31に設けられているため、香味放出材7からの香味の放出を促進させることができ、煙の香味付けを一段と効率よく行うことができる。
また、カプセルの物性として、従来は、カプセルの強度を指の力で簡単に割れる程度の強度に抑える必要があったのに対して、本実施形態における香味放出材7は上記のように煙の熱を利用して破砕することができるため、従来よりも高強度(硬度が高い)カプセルを香味放出材7に使用することも可能となる。これによれば、製造時や輸送時等にカプセルが破砕されてしまうリスクを低減できる。なお、本実施形態においては、熱破砕性を有するマイクロカプセルや包接剤等に香料を封入することで香味放出材7を構成してもよい。
また、香味放出材7は、所定温度以上に加熱された際に香味を放出するように香味放出開始温度が調整されていてもよい。例えば、香味放出材7における熱破砕性カプセルは、60℃程度の熱に晒された場合に破砕するようにその物性が調整されていてもよい。香味放出開始温度は、喫煙時に燃焼部2の中空部23を通じてフィルター部3Aに流入する煙の温度に応じて設定するとよい。
なお、熱破砕性を有するカプセルに封入する香料としては、例えば、アセトアニソール、2-アセチル-3-メチルピラジン、アセチルピラジン、2-アセチルチアゾール、アミルア
ルコール、酪酸アミル、トランス-アネトール、スターアニス油、ペルーバルサム油、カ
ルダモン油、ベンズアルデヒド、ベンゾインレジノイド、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、2-ブタノール、4-(2-ブテニリデン-3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、酪酸ブチル、酪酸、キャロブアブソリュート(オレオレジン)、L-カルボン、β-カリオフィレン、カシア樹皮油(オレオレジン)、シダーウッド油
、セロリーシード油、カモミル油(アブソリュート)、シンナムアルデヒド、ケイ皮酸、ケイ皮酸シンナミル、酢酸シトロネリル、ココア(ディスティレート、エキストラクト、ニブティンクチャー、パウダー、シェル)、コーヒー(エキストラクト、オレオレジン)、コニャック油、コリアンダー油、クミンアルデヒド、ダバナ油、δ-デカラクトン、γ-デカラクトン、デカン酸、4,5-ジメチル-3-ヒドロキシ-2,5-ジヒドロフラン-2-オン、3,7-ジメチル-6-オクテン酸、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2-メチル酪酸エチル、酢酸エチル、酪酸エチル、ヘキサン酸エチル、イソ吉草酸エチル、乳酸エチル、レブリン酸エチル、エチルマルトール、オクタン酸エチル、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸エチル、エチルバニリン、2-エチル-3,(5または6)-ジメチルピラジン、5-エチル-3-ヒドロキシ-4-メチル2(5H)-フラノン、2-エチル-3-メチルピラジン、ユーカリプトール
、フェヌグリークアブソリュート、ジェネアブソリュート、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、グアヤコール、γ-ヘプタラクトン、γ-ヘキサラクトン、ヘキサン酸、シス-3-ヘキセ
ン-1-オール、酢酸ヘキシル、4-ヒドロキシ-4-(3-ヒドロキシ-1-ブテニル)-3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、4-(パラ-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、ヒドロキシ
プロピルセルロース、インモルテルアブソリュート、β-イオノン、酢酸イソアミル、酪
酸イソアミル、ヘキサン酸イソアミル、フェニル酢酸イソアミル、プロピオン酸イソアミル、酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソブチル、ジャスミンアブソリュート、コーラナッツティンクチャー、ラブダナム油(アブソリュート、エキストラクト、オレオレジン、レジノイド)、レモンテルペンレス油、ライム油(テルペンレス油)、リナロール、酢酸リナリル、ロベージ油(エキストラクト)、マルトール、中鎖脂肪酸トリグリセリド、メントール、メントン、酢酸L-メンチル、パラメトキシベンズアルデヒド、メチル 2-ピロリ
ルケトン、アントラニル酸メチル、フェニル酢酸メチル、サリチル酸メチル、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、4'-メチルアセトフェノン、メチルシクロペンテノロン、3-メチル吉
草酸、ミモザアブソリュート、ネロリドール、γ-ノナラクトン、ナツメグ油、δ-オクタラクトン、オクタナール、オクタン酸、オレンジフラワー油、オレンジ油、オリス根油、ω-ペンタデカラクトン、ペパーミント油(アブソリュート)、プチグレインパラグアイ
油、フェネチルアルコール、フェニル酢酸フェネチル、フェニル酢酸、ピペロナール、プロペニルグアエトール、酢酸プロピル、ローズ油(アブソリュート、エキストラクト)、ラム酒(エキストラクト)、セージ油、スペアミント油(テルペンレス油)、スチラックスアブソリュート、ティーディスティレート(レジノイド)、α-テルピネオール、酢酸
テルピニル、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、1,5,5,9-テトラメチル-13-オキサシクロ(8.3.0.0(4.9))トリデカン、2,6,10,10-テトラメチル-1-オキサスピロ[4,5]デカ-2,6-
ジエン-8-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2-トリデカノン、4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセニル)-2-ブテン-4-オン、2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1,4-ジオン、4-(2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエニル)-2-ブテン-4-オン、2,3,5-トリメ
チルピラジン、γ-ウンデカラクトン、γ-バレロラクトン、バニラエキストラクト(オレオレジン)、バニリン、ベラトルアルデヒド、ベチバー油、バイオレットリーフアブソリュート等を挙げることができる。
ルコール、酪酸アミル、トランス-アネトール、スターアニス油、ペルーバルサム油、カ
ルダモン油、ベンズアルデヒド、ベンゾインレジノイド、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、2-ブタノール、4-(2-ブテニリデン-3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、酪酸ブチル、酪酸、キャロブアブソリュート(オレオレジン)、L-カルボン、β-カリオフィレン、カシア樹皮油(オレオレジン)、シダーウッド油
、セロリーシード油、カモミル油(アブソリュート)、シンナムアルデヒド、ケイ皮酸、ケイ皮酸シンナミル、酢酸シトロネリル、ココア(ディスティレート、エキストラクト、ニブティンクチャー、パウダー、シェル)、コーヒー(エキストラクト、オレオレジン)、コニャック油、コリアンダー油、クミンアルデヒド、ダバナ油、δ-デカラクトン、γ-デカラクトン、デカン酸、4,5-ジメチル-3-ヒドロキシ-2,5-ジヒドロフラン-2-オン、3,7-ジメチル-6-オクテン酸、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2-メチル酪酸エチル、酢酸エチル、酪酸エチル、ヘキサン酸エチル、イソ吉草酸エチル、乳酸エチル、レブリン酸エチル、エチルマルトール、オクタン酸エチル、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸エチル、エチルバニリン、2-エチル-3,(5または6)-ジメチルピラジン、5-エチル-3-ヒドロキシ-4-メチル2(5H)-フラノン、2-エチル-3-メチルピラジン、ユーカリプトール
、フェヌグリークアブソリュート、ジェネアブソリュート、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、グアヤコール、γ-ヘプタラクトン、γ-ヘキサラクトン、ヘキサン酸、シス-3-ヘキセ
ン-1-オール、酢酸ヘキシル、4-ヒドロキシ-4-(3-ヒドロキシ-1-ブテニル)-3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、4-(パラ-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、ヒドロキシ
プロピルセルロース、インモルテルアブソリュート、β-イオノン、酢酸イソアミル、酪
酸イソアミル、ヘキサン酸イソアミル、フェニル酢酸イソアミル、プロピオン酸イソアミル、酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソブチル、ジャスミンアブソリュート、コーラナッツティンクチャー、ラブダナム油(アブソリュート、エキストラクト、オレオレジン、レジノイド)、レモンテルペンレス油、ライム油(テルペンレス油)、リナロール、酢酸リナリル、ロベージ油(エキストラクト)、マルトール、中鎖脂肪酸トリグリセリド、メントール、メントン、酢酸L-メンチル、パラメトキシベンズアルデヒド、メチル 2-ピロリ
ルケトン、アントラニル酸メチル、フェニル酢酸メチル、サリチル酸メチル、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、4'-メチルアセトフェノン、メチルシクロペンテノロン、3-メチル吉
草酸、ミモザアブソリュート、ネロリドール、γ-ノナラクトン、ナツメグ油、δ-オクタラクトン、オクタナール、オクタン酸、オレンジフラワー油、オレンジ油、オリス根油、ω-ペンタデカラクトン、ペパーミント油(アブソリュート)、プチグレインパラグアイ
油、フェネチルアルコール、フェニル酢酸フェネチル、フェニル酢酸、ピペロナール、プロペニルグアエトール、酢酸プロピル、ローズ油(アブソリュート、エキストラクト)、ラム酒(エキストラクト)、セージ油、スペアミント油(テルペンレス油)、スチラックスアブソリュート、ティーディスティレート(レジノイド)、α-テルピネオール、酢酸
テルピニル、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、1,5,5,9-テトラメチル-13-オキサシクロ(8.3.0.0(4.9))トリデカン、2,6,10,10-テトラメチル-1-オキサスピロ[4,5]デカ-2,6-
ジエン-8-オン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、2-トリデカノン、4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセニル)-2-ブテン-4-オン、2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1,4-ジオン、4-(2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエニル)-2-ブテン-4-オン、2,3,5-トリメ
チルピラジン、γ-ウンデカラクトン、γ-バレロラクトン、バニラエキストラクト(オレオレジン)、バニリン、ベラトルアルデヒド、ベチバー油、バイオレットリーフアブソリュート等を挙げることができる。
本実施形態においては、香料をカプセルに封入するようにしたので、素材自体が強い香気を持ち、あるいは揮発して喫煙物品を収容するパッケージ内の各部位に移行してしまう虞がある香料においても、存置期間中に香気が外部に漏れだすことを抑制できる。
<実施形態3>
図7は、実施形態3に係る燃焼型喫煙物品1Bの内部構造を示す図である。ここでは、実施形態2との相違点を中心に説明する。燃焼型喫煙物品1Bは、フィルター部3Bの構造が、実施形態2と相違する。フィルター部3Bは、接続端部3a側に位置する第1セクション31と、吸い口端部3b側に位置する第2セクション32との間にキャビティ部(空洞部)8が形成されている。そして、このキャビティ部8に、加熱されることで香味を放出する香味放出材7が配設されている。香味放出材7は、実施形態2において説明した通りであり、例えば、熱破砕性カプセルに香料液を封入したものである。このように、第1セクション31の後段に形成されるキャビティ部8に香味放出材7を配置することによっても、燃焼部2側からフィルター部3B内に流入する高温の煙の熱を利用して、香味放出材7からの香味のリリースを促進させることができる。
図7は、実施形態3に係る燃焼型喫煙物品1Bの内部構造を示す図である。ここでは、実施形態2との相違点を中心に説明する。燃焼型喫煙物品1Bは、フィルター部3Bの構造が、実施形態2と相違する。フィルター部3Bは、接続端部3a側に位置する第1セクション31と、吸い口端部3b側に位置する第2セクション32との間にキャビティ部(空洞部)8が形成されている。そして、このキャビティ部8に、加熱されることで香味を放出する香味放出材7が配設されている。香味放出材7は、実施形態2において説明した通りであり、例えば、熱破砕性カプセルに香料液を封入したものである。このように、第1セクション31の後段に形成されるキャビティ部8に香味放出材7を配置することによっても、燃焼部2側からフィルター部3B内に流入する高温の煙の熱を利用して、香味放出材7からの香味のリリースを促進させることができる。
<変形例>
上述までの各実施形態においては、中空円筒形状に成形したたばこシートの外周を巻紙22によって巻き取ることで燃焼型喫煙物品の燃焼部2を構成していたが、燃焼部2におけるたばこシートの形状は中空円筒形状に限られない。例えば、図8に示すように、たばこシートを蛇腹状に折り込み、このように折り込まれた状態のたばこシートの外周を巻紙22によって巻き取ることで燃焼部2を構成してもよい。また、蛇腹状に限らず、たばこシートを他の形状に折り込むようにしてもよい。
上述までの各実施形態においては、中空円筒形状に成形したたばこシートの外周を巻紙22によって巻き取ることで燃焼型喫煙物品の燃焼部2を構成していたが、燃焼部2におけるたばこシートの形状は中空円筒形状に限られない。例えば、図8に示すように、たばこシートを蛇腹状に折り込み、このように折り込まれた状態のたばこシートの外周を巻紙22によって巻き取ることで燃焼部2を構成してもよい。また、蛇腹状に限らず、たばこシートを他の形状に折り込むようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係る燃焼型喫煙物品は、種々の
変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者にとって自明である。
変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者にとって自明である。
1・・・燃焼型喫煙物品
2・・・燃焼部
3・・・フィルター部
4・・・チップペーパー
5・・・ペーパーフィルター
6・・・キャビティ部
7・・・香味放出材
8・・・アセテートフィルター
21・・・たばこシート
22・・・巻紙
23・・・中空部
31・・・第1セクション
32・・・第2セクション
2・・・燃焼部
3・・・フィルター部
4・・・チップペーパー
5・・・ペーパーフィルター
6・・・キャビティ部
7・・・香味放出材
8・・・アセテートフィルター
21・・・たばこシート
22・・・巻紙
23・・・中空部
31・・・第1セクション
32・・・第2セクション
Claims (8)
- 先端側に着火端が形成されたロッド状の燃焼部と、
前記燃焼部の基端側に接続されたフィルター部と、
を備え、
前記燃焼部は、前記着火端から前記基端側にかけて長手方向に沿うように成形されたたばこシートと、前記たばこシートの少なくとも一部を覆うように配置された巻紙と、を含み、
前記フィルター部のうち、少なくとも前記燃焼部と接続される接続端側に耐熱性を有する耐熱フィルターが配設されている、
燃焼型喫煙物品。 - 前記耐熱フィルターがペーパーフィルターによって構成されている、請求項1に記載の燃焼型喫煙物品。
- 前記フィルター部は、前記燃焼部と接続される接続端側の第1セクションと当該第1セクションよりも吸い口端に位置する第2セクションとを含み、
前記第1セクションに耐熱フィルターが配設され、前記第2セクションにアセテートフィルターが配設されている、
請求項1又は2に記載の燃焼型喫煙物品。 - 前記フィルター部及び前記燃焼部は、チップペーパーによって一体に巻き取られており、且つ、前記チップペーパーは2重以上に重ねられている、
請求項1から3の何れか一項に記載の燃焼型喫煙物品。 - 前記フィルター部及び前記燃焼部は、チップペーパーによって一体に巻き取られており、且つ、前記チップペーパーには、前記フィルター部を把持する指に熱を伝えにくくする凹凸加工が施されている、
請求項1から4の何れか一項に記載の燃焼型喫煙物品。 - 前記フィルター部には、加熱されることで香味を放出する香味放出材が配設されている、
請求項1から5の何れか一項に記載の燃焼型喫煙物品。 - 前記フィルター部は、前記燃焼部と接続される接続端側の第1セクションと当該第1セクションよりも吸い口端に位置する第2セクションとを含み、
前記香味放出材が前記第1セクションに配設されている、
請求項6に記載の燃焼型喫煙物品。 - 前記フィルター部は、前記燃焼部と接続される接続端側の第1セクションと、前記第1セクションの後段に空洞部を挟んで配置される第2セクションとを含み、
前記香味放出材が前記空洞部に配設されている、
請求項6に記載の燃焼型喫煙物品。
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- 2014-03-25 JP JP2014062302A patent/JP2017093297A/ja active Pending
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2015
- 2015-03-11 WO PCT/JP2015/057108 patent/WO2015146583A1/ja active Application Filing
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