JP2017092307A - 基板処理装置、半導体装置の製造方法および搬送装置のティーチング方法 - Google Patents

基板処理装置、半導体装置の製造方法および搬送装置のティーチング方法 Download PDF

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田中 慎也
Shinya Tanaka
慎也 田中
渡辺 明人
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Abstract

【課題】ティーチング作業を精度良く行う。
【解決手段】 基板を収納した収納容器を格納する格納棚と、収納容器を保持する保持部と、保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に駆動させる駆動部と、保持部に設置された1対のセンサ部が、格納棚に形成された識別部および格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の駆動部のエンコーダ値を取得し、エンコーダ値に基づき、収納容器を保持部から格納棚へ格納する際の保持部の左右方向、前後方向および垂直方向の座標位置を演算し、該演算した結果に基づき収納容器を格納棚へ格納するように駆動部およびセンサ部を制御するよう構成された制御部と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板処理装置、半導体装置の製造方法および搬送装置のティーチング方法に関する。
半導体製造装置は、複数枚の基板が収納された収納容器(FOUP、ポッド)を装置内外に搬入出するロードポートや、ポッドを一時的に格納する格納棚や、収納容器内外に基板を搬入出するポッドオープナや、ロードポート、格納棚およびポッドオープナの間でポッドを搬送する搬送機構を備えている。半導体製造装置の立ち上げ時やメンテナンス時には、作業者が搬送機構の搬送位置の教示作業(ティーチング作業)を行い、搬送機構の座標位置の設定を行っている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、作業者の熟練度や作業環境によって、搬送機構の座標位置の設定にばらつきが生じる恐れがあった。
特開平9−199571号公報
本発明の目的は、ティーチング作業を精度良く行うことが可能な技術を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
基板を収納した収納容器を格納する格納棚と、
前記収納容器を保持する保持部と、
前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に駆動させる駆動部と、
前記保持部に設置された1対のセンサ部が、前記格納棚に形成された識別部および前記格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値を取得し、前記エンコーダ値に基づき、前記収納容器を前記保持部から前記格納棚へ格納する際の前記保持部の左右方向、前後方向および垂直方向の座標位置を演算し、該演算した結果に基づき前記収納容器を前記格納棚へ格納するように前記駆動部および前記センサ部を制御するよう構成された制御部と、
を有する技術が提供される。
本発明によれば、ティーチング作業を精度良く行うことが可能となる。
本発明の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の斜透視図である。 本発明の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の縦断面図である。 本発明の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉の縦断面図である。 本発明の実施形態で好適に用いられる基板処理装置のオペレーションユニットの概略構成図であり、オペレーションユニットの制御系をブロック図で示す図である。 本発明の実施形態で好適に用いられる格納棚および搬送装置の斜視図である。 (a)は本発明の実施形態で好適に用いられる棚板の斜視図であり、(b)は切欠き部の拡大図である。 本発明の実施形態で好適に用いられるセンサの出力帯を示す概念図である。 本発明の実施形態で好適に用いられるセンサ治具の斜視図である。 (a)は本発明の実施形態で好適に用いられるターゲット治具の斜視図であり、(b)はターゲット部の上面図であり、(c)はターゲット部の正面図であり、(d)はターゲット部の右側面図である。 本発明の格納棚のティーチング処理手順のフローを示すフローチャート図である。 本発明のポッドオープナのティーチング処理手順のフローを示すフローチャート図である。
<一実施形態>
以下、本発明の一実施形態について図1〜5を参照しながら説明する。本実施形態における前後方向(CX方向)、左右方向(CS方向)、上下(垂直)方向(CZ方向)および回転方向(CR方向)は、図5に示す通りとする。
(1)基板処理装置の構成
図1および図2に示すように、基板処理装置1は筐体2を備え、筐体2の正面壁3の下部にはメンテナンス可能な様に設けられた開口部としての正面メンテナンス口4が開設されている。正面メンテナンス口4は正面メンテナンス扉5によって開閉される。
筐体2の正面壁3にはポッド搬入搬出口6が筐体2の内外を連通するように開設されている。ポッド搬入搬出口6はフロントシャッタ(搬入出口開閉機構)7によって開閉され、ポッド搬入搬出口6の正面前方側にはロードポート(ポッド受渡し台)8が設置されている。ロードポート8は載置されたポッド9を位置合せするように構成されている。
ポッド9は密閉式の基板搬送容器であり、図示しない工程内搬送装置によってロードポート8上に搬入され、又、ロードポート8上から搬出される様になっている。
筐体2内の前後方向の略中央部に於ける上部には、回転式ポッド棚(格納棚)11が設置されている。格納棚11は複数個のポッド9を格納するように構成されている。
格納棚11は垂直に立設され、支柱12と、支柱12に上中下段の各位置に於いて放射状に支持された複数段の棚板13と、支柱12を間欠回転させるように駆動させる支柱回転機構12Aとを備えている。図5に示すように、支柱回転機構12Aは、支柱12を回転駆動させるCR駆動部としてのCR軸モータ12Bを備える。CR軸モータ12Bには、CR軸モータの回転方向、回転位置、回転速度を検出するセンサとしてのCR軸エンコーダ(エンコーダ)12Cが接続されている。棚板13は、平面視において、4本の鉤形が組み合わされた卍形状に形成されている。棚板13の鉤形の先端側にはそれぞれ載置部13Aが形成され、一枚の棚板13には4カ所の載置部13Aが形成される。それぞれの鉤形はA列、B列、C列、D列として各段間において相対的に位置決めされている。
棚板13における4カ所の載置部13Aの上面には突起部としてのピン部13Bが3カ所に突設されている。ポッド9の凹部と載置部13Aのピン部13Bとが係合することにより、ポッド9が所定の位置に位置決めされる。保持部15Aから棚板13上へポッド9を受け渡す際には、保持部15Aを棚板13より若干高所から、保持部15Aを下降移動させて載置部13Aにポッド9を載せるようにする。
図6(a)に示すように、棚板13の最前面の端部には、端部の一部を切り取ってできた穴であり、識別部としての切欠き部13Cがそれぞれに形成されている。図6(b)に示すように、切欠き部13Cは長方形状に形成されている。切欠き部13Cの短辺の一部は、外側に向けて抉られるように奥まっている。切欠き部13Cの長辺は、少なくとも短辺の延長線(図中上向き矢印)と交わる部分が水平となるように構成されている。このような形状とすることにより、後述するセンサ60による切欠き部13Cの検知を精度良く行うことができる。
図2に示すように、格納棚11の下方には、ポッドオープナ(ポッド開閉機構)14が一対、垂直方向に上下2段に並べて設けられている。ポッドオープナ14はポッド9を載置し、又、ポッド9の蓋を開閉可能な構成を有している。
ロードポート8と格納棚11、ポッドオープナ14との間には、ポッド9を搬送する搬送機構としてのポッド搬送装置15(搬送装置15)が設置されている。搬送装置15は、保持部15Aを左右方向に駆動させるCS駆動部としてのCS軸モータ15E、前後方向に駆動させるCX駆動部としてのCX軸モータ15Fおよび垂直方向に駆動させるCZ駆動部としてのCZ軸モータ15Dを備える。各軸モータ15D〜Fには、それぞれのモータの回転方向、回転位置、回転速度を検出するセンサとしてのCSエンコーダ(エンコーダ)15H、CXエンコーダ(エンコーダ)15I、CZエンコーダ(エンコーダ)15Gがそれぞれ接続されている。このような構成により、ポッド9を保持部15Aに保持した状態で、垂直方向に昇降可能、水平方向(左右方向および前後方向)に進退可能となっており、ロードポート8、格納棚11、ポッドオープナ14との間でポッド9を搬送することができる。保持部15A上面には、ポッド9の凹部と係合する突起部としてのピン部が形成されており、ポッド9の凹部と保持部15Aのピン部とが係合することにより、ポッド9が保持部9上の所定の位置に位置決めされる。
図2に示すように、筐体2内の前後方向の略中央部に於ける下部には、サブ筐体16が後端に亘って設けられている。サブ筐体16の正面壁17にはウェハ(基板)18をサブ筐体16内に対して搬入搬出する為のウェハ搬入搬出口19が一対、垂直方向に上下2段に並べられて開設されている。上下段のウェハ搬入搬出口19,19に対して前記ポッドオープナ14がそれぞれ設けられている。
ポッドオープナ14はポッド9を載置する載置台21と、ポッド9の蓋を開閉する開閉機構22とを備えている。ポッドオープナ14は載置台21に載置されたポッド9の蓋を開閉機構22によって開閉することにより、ポッド9のウェハ出入口を開閉するように構成されている。
サブ筐体16は、ポッド搬送装置15や格納棚11が配設されている空間(搬送空間)から気密に隔絶された移載室23を構成している。移載室23の前側領域にはウェハを移載する移載機構(移載機)24が設置されている。移載機24は、ウェハ18を載置する所要枚数(図示では5枚)のウェハ載置プレート25を具備する。ウェハ載置プレート25は水平方向に直動可能、水平方向に回転可能、又、昇降可能となっている。ウェハ移載機構24は後述する基板保持具(ボート)26に対してウェハ18を装填及び払出しするように構成されている。
移載室23はボート26を収容して待機させるよう構成され、移載室23の上方には処理炉28が設けられている。図3に示すように、処理炉28は加熱機構(温度調節部)としてのヒータ37を備える。ヒータ37の内側には、ヒータ37と同心円状に反応管38が配設されている。反応管38は内部に処理室29を形成し、処理室29の下端部は炉口部を有する。炉口部は炉口シャッタ(炉口開閉機構)により開閉されるようになっている。
図2に示すように、筐体2の右側端部とサブ筐体16の移載室23の右側端部との間にはボート26を昇降させる昇降機構(昇降装置)としてのボートエレベータ32が設置されている。ボートエレベータ32の昇降台に連結されたアーム33には蓋体としてのシールキャップ34が水平に取付けられており、シールキャップ34はボート26を垂直に支持し、ボート26を処理室29に装入した状態で炉口部を気密に閉塞可能となっている。
図3に示すように、シールキャップ34の処理室29と反対側には、後述するボート26を回転させる回転機構39が設置されている。回転機構39の回転軸39Aは、シールキャップ34を貫通してボート26に接続されている。回転機構39は、ボート26を回転させることでウェハ18を回転させるように構成されている。
ボート26は、複数枚(例えば、25枚〜125枚程度)のウェハ18をその中心に揃えて水平姿勢で多段に保持するように構成されている。
反応管38内には、処理室29内に処理ガスを供給するノズル41、42が反応管38の下部より上部に沿って、ウェハ200の積載方向上方に向かって立ち上がるように設けられている。ノズルには、ガス供給管43aが接続されている。ノズル42には、ガス供給管43bが接続されている。
ガス供給管43a,43bには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)45a,45bおよび開閉弁であるバルブ47a,47bがそれぞれ設けられている。ガス供給管43aからは処理ガスがMFC45a,バルブ47a,ノズル41を介して処理室29内へ供給される。ガス供給管43bからは反応ガスがMFC45b,バルブ47b,ノズル42を介して処理室29内へ供給される。
反応管38には、処理室29内の雰囲気を排気する排気管49が設けられている。排気管49には、処理室29内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ51および圧力調整器(圧力調整部)としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ53を介して、真空排気装置としての真空ポンプ55が接続されている。APCバルブ53は、真空ポンプ55を作動させた状態で弁を開閉することで、処理室29内の真空排気および真空排気停止を行うことができ、更に、真空ポンプ55を作動させた状態で、圧力センサ51により検出された圧力情報に基づいて弁開度を調節することで、処理室29内の圧力を調整することができるように構成されているバルブである。
反応管38内には、温度検出器としての温度センサ57が設置されている。温度センサ57により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電具合を調整することで、処理室29内の温度が所望の温度分布となる。温度センサ57は、ノズル41a,41bと同様にL字型に構成されており、反応管38の内壁に沿って設けられている。
図3に示すように、制御部(制御手段)であるオペレーションユニット121は、CPU(Central Processing Unit)121a、RAM(Random Access Memory)121b、記憶装置121c、ハブ121dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM121b、記憶装置121c、ハブ121dは、内部バス121eを介して、CPU121aとデータ交換可能なように構成されている。オペレーションユニット121には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置122が接続されている。
ハブ121dには、搬送系の駆動を制御する搬送制御部(搬送制御手段)である搬送コントローラ131と、成膜プロセスを制御するプロセス制御部(プロセス制御手段)であるプロセスコントローラ141とが接続されている。搬送コントローラ131は、CPU131a、RAM131b、記憶装置131cを備えたコンピュータとして構成されている。搬送コントローラ131は、支柱回転機構12A、搬送装置15、回転機構39、ボートエレベータ32等に接続されている。ティーチング作業時には、後述するセンサ60に接続される。
プロセスコントローラ141は、CPU141a、RAM141b、記憶装置141c、I/Oポート141dを備えたコンピュータとして構成されている。I/Oポート141dは、上述のMFC45a,45b、バルブ47a,47b、圧力センサ51、APCバルブ53、真空ポンプ55、温度センサ57、ヒータ37等に接続されている。
記憶装置121c,131c,141cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置121c,131c,141c内には、基板処理装置のティーチング作業や動作を制御する制御プログラムや、後述する成膜処理の手順や条件等が記載されたプロセスレシピ等が、読み出し可能に格納されている。プロセスレシピは、後述する成膜処理における各手順をプロセスコントローラ141に実行させ、所定の結果を得ることが出来るように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、プロセスレシピや制御プログラム等を総称して、単に、プログラムともいう。また、プロセスレシピを、単に、レシピともいう。本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、レシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。RAM121b,131b,141bは、CPU121a,131a,141aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
CPU121aは、記憶装置121cから制御プログラムを読み出して装置コントローラ131およびプロセスコントローラ141に実行させると共に、入出力装置122からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置121cからレシピを読み出すように構成されている。CPU121aは、読み出した制御プログラムやレシピの内容に沿うように、装置コントローラ131およびプロセスコントローラ141に動作を指令し、MFC45a,45bによる各種ガスの流量調整動作、バルブ47a,47bの開閉動作、APCバルブ53の開閉動作および圧力センサ51に基づくAPCバルブ53による圧力調整動作、真空ポンプ55の起動および停止、温度センサ57に基づくヒータ37の温度調整動作、回転機構39によるボート26の回転および回転速度調節動作、ボートエレベータ32によるボート26の昇降動作、ティーチング作業等を制御するように構成されている。
オペレーションユニット121は、外部記憶装置(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)123に格納された上述のプログラムを、コンピュータにインストールすることにより構成することができる。記憶装置121cや外部記憶装置123は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成されている。以下、これらを総称して、単に、記録媒体ともいう。本明細書において記録媒体という言葉を用いた場合は、記憶装置121c単体のみを含む場合、外部記憶装置123単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。なお、コンピュータへのプログラムの提供は、外部記憶装置123を用いず、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。
(2)成膜処理
上述の基板処理装置を用い、半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、基板上に膜を形成する例について説明する。以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はオペレーションユニット121により制御される。
まず、ウェハチャージングステップにおいて、ウェハ18はボート26に装填(チャージング)される。ボート26におけるチャージング状態において、ウェハ18は、その中心を揃えられて互いに平行かつ水平、多段に積層され、整列されている。
次に、ボートローディングステップにおいて、複数枚のウェハ18を積層、保持したボート26は、大気圧状態の処理室29に搬入(ボートローディング)される。具体的には、ウェハ18を装填されたボート26は、ボートエレベータ32により垂直方向に上昇され、反応管38内の処理室29に搬入される。
次に、成膜ステップにおいて、ボート26が回転されつつ、処理ガスおよび反応ガスが処理室29に導入される。すなわち、バルブ47aが開かれることで、所定の処理ガスが、ノズル41に供給され、ノズル41から処理室29内に導入される。また、バルブ47bが開かれることで、所定の反応ガスが、ノズル42に供給され、ノズル42から処理室29内に導入される。
例えば、ウェハ18上にシリコン酸化膜(SiO膜、以下、単にSiO膜とも称する)を形成する場合においては、処理室29内のウェハ18に対して処理ガスとしてのジクロロシランガス(DCSガス)と反応ガスとしての酸素ガス(Oガス)との交互供給を行う。すなわち、処理室29内のウェハ18に対して処理ガスとしてDCSガスを供給する工程と、処理室29内のウェハ18に対して反応ガスとしてOガスを供給する工程とを、間に処理室29内のガスを排気する工程を挟んで、交互に所定回数行う。より具体的には、処理ガス(DCSガス)供給工程→パージ工程→反応ガス(Oガス)供給工程→パージ工程を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数行う。
このときの処理条件としては、以下が例示される。
ウェハ18の温度:250〜700℃
処理室内圧力:1〜4000Pa
DCSガス供給流量:1〜2000sccm
ガス供給流量:100〜10000sccm
ガス供給流量:100〜10000sccm
上述の処理手順、処理条件にてウェハ18に対して処理を行うことで、ウェハ18上に所定膜厚のSiO膜が形成される。
(3)ティーチング治具の構成
次に、本実施形態におけるティーチング作業で用いる治具について、図5〜7を参照して説明する。本実施形態では、保持部15Aに設置したセンサ治具59と、格納棚11の最下段の棚板13に設置したターゲット治具69、棚板13および識別部としての切欠き部13Cとを用いてティーチング作業を行う。なお、以下の説明では、前述の構成と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、センサ治具59は、検知手段としての光学センサであるセンサ60A,60Bと、センサ60A,60Bを固定し、搬送装置15の保持部15A上に取り付ける取付け部64とで構成される。センサ60A,60Bは、取付け部64上に一対、左右に所定距離離して設置され、取付け部64を介して保持部15A上に取付けられる。本明細書において、単にセンサ60と称する場合には、右側のセンサ60A,左側のセンサ60Bのそれぞれを称する場合や、それらの両方を称する場合を含む。
センサ60は、前面(棚板13側)にレーザ光線の投光および受光を行う投光受光部62を有し、レーザ光線を対象物(後述するターゲット部70、棚板13および切欠き部13C)に投光して、対象物から反射された反射光を受光し、この受光光に応じた出力値から対象物の存否および対象物との距離を検出するものである。本明細書において、対象物と称する場合は、ターゲット部70、棚板13および切欠き部13Cのそれぞれを称する場合や、それらの全てを称する場合を含む。
センサ60は、投光受光部62を保持部15Aの先端の縁に臨ませるように保持部15A上に取り付けられている。センサ60は平面視において、センサ60Aの投光受光部62と保持部15Aの右端からの距離と、センサ60Bの投光受光部62と保持部15Aの左端からの距離とが同じとなるよう、保持部15Aに設置される。左側のセンサ60Bを用いて水平方向であるCS方向およびCX方向、右側のセンサ60Aを用いて垂直方向であるCZ方向の座標位置を検出する。また、左右のセンサ60A,60Bを同時に用いて、回転方向であるCR方向の座標位置を検出する。
座標位置の検出は、センサ60が対象物を検知した時のセンサ60の出力値の変化に応じて、搬送装置15のCS軸、CX軸およびCZ軸と、支柱12のCR軸の各軸を駆動するモータ15D〜F、12Bに夫々設けられたエンコーダ15G〜I、12Cのパルス値(パルス数、以下、エンコーダ値とも言う)を取得することにより行われる。図7に示すように、センサ60は、センサ60と対象物との距離によって出力値が異なる。例えば、センサ60と対象物との距離の基準位置を0とすると、基準位置から2mm(−2)近づいた時、センサ出力値がPASSからLOWに変化する。このように、センサ60と対象物との距離に応じたセンサ出力値の変化を利用して、ティーチング作業を実施する。
センサ60には検知しやすい測定方向があるため、ティーチング作業時の保持部13の移動方向とセンサ60の測定方向とを一致させるように、センサ60を設置することが好ましい。例えば、センサ60の検知しやすい測定方向が、センサ60立設時の垂直方向であるとする。この場合、垂直方向(CZ方向)を検知するセンサ60Aは立設し、水平方向(CX方向、CS方向)を検知するセンサ60Bは横設するのが好ましい。その際、センサ60Aとセンサ60Bのレーザ光の高さ位置が同じ高さとなるように、センサ60Bの高さを嵩上げして設置することが好ましい。
上記の取付け部64は保持部15Aにネジ止め等で取り付けられて着脱容易であり、既存の搬送装置15に対してもセンサ60を容易に正確な位置決めを行って取付け固定することができる。
ターゲット治具69は、ターゲット部70A,70Bと、ターゲット部70A,70Bを固定し、棚板13の載置部13A上に取り付けるための取付け部72とで構成される。ターゲット部70A,70Bはセンサ60A,60Bにそれぞれ対面するように取付け部72上に一対、左右に所定距離離して固定され、取付け部72を介して載置部13A上に設置される。本明細書において、単にターゲット部70と称する場合には、右側のターゲット部70A、左側のターゲット部70Bのそれぞれを称する場合や、それらの両方を称する場合を含む。ターゲット部70は、基部70Cの角部が角張った長方形状に形成されている。このような形状とすることにより、ターゲット部70を垂直に立設させることができ、センサ60による検知精度を向上させることができる。特に、CZ方向の座標位置の検知精度を向上させることができる。
図9に示すように、ターゲット部70には、基部70Cと、基部70Cから突出した凸部70Dとが形成されている。図9(b)に示すように、凸部70Dは基部70Cよりも表面積が狭くなっている。また、基部70Cと凸部70Cの左側面および下面は平らに連続した形状に形成されている。このような構成により、図9(b)(d)に示すように、凸部70Dの上部および右側部に、凸部70Dの厚さ分の高さを有する段差が形成される。この段差をセンサ60にて検知することにより、ティーチング作業が実施される。
図9(b)〜(d)に示すように、凸部70Cの上部および右側部の角部には、傾斜面Sが形成されている。すなわち、凸部70Cの一部の角部がテーパ状に形成されている。このような形状とすることにより、センサ60からの投光を安定して投光受光部62へ反射させることができるため、センサ60の検知精度を向上させることができ、ティーチング作業の精度を向上させることができる。
ターゲット部70は同一方向を向けて設置されることが好ましい。言い換えれば、段差を同一方向に向けるように設置されることが好ましい。このように設置することにより、ティーチング作業時の保持部13の駆動範囲を狭くすることができ、ティーチング作業の時間を短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
(4)ティーチング処理
本実施形態におけるティーチング処理手順について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
ティーチング作業は、オペレーションユニット121及び装置コントローラ13による制御の下に行われ、格納棚の最下段→2段目→…→n段目というように、各段に処理がなされる。
(ステップS110)
保持部15Aを1段目A列のターゲット治具69が設置された棚板13の載置部13A前に移動させる。
(ステップS120)
CR軸方向での平行座標位置検出(平行度調整)を行う。センサ60のレーザ光をターゲット70に照射させ、左右のセンサ60A,60Bの出力値が同じ値となるように、CR軸モータ12Bを駆動して格納棚11の支柱12を回転させる。例えば、右のセンサ60Bの出力値がLOW→PASSである場合、右回りに回転させる。また、左のセンサ60Aの出力値がLOW→PASSである場合、左回りに回転させる。左右のセンサ60A,60Bの出力値が同じ値となった時、CR軸の座標位置としてCR軸のモータのエンコーダ値を取得する。
(ステップS130)
次に、CX軸の座標位置検出を行う。搬送装置15のCX軸モータ15Fを駆動し、保持部15Aを後方向(CX方向)に駆動させる。左のセンサ60Aが、左のターゲット部70Aに近づき、出力値がPASS→HIGHになった時、CX軸の座標位置としてCX軸のモータのエンコーダ値を取得する。
(ステップS140)
次に、CS軸の座標位置検出を行う。CS軸モータ15Eを駆動し、保持部15Aを左方向(CS方向)に駆動させる。左のセンサ60Aが、左のターゲット部70Aの右側部の段差を検知し、出力値がHIGHまたはPASS→LOWとなった時、CS軸のモータのエンコーダ値を取得する。そして、CS軸の座標位置として、取得したエンコーダ値から所定の値Aを引いた値を算出する。ここで、所定の値Aとは、ターゲット部70の凸部70Dの横幅寸法をエンコーダ値に換算した値である。
(ステップS150)
次に、CZ軸の座標位置検出を行う。CZ軸モータ15Dを駆動し、保持部15Aを上方向(CZ方向)に駆動させる。右のセンサ60Bが、右のターゲット部70Bの上部の段差を検知し、出力値がHIGHまたはPASS→LOWとなった時、CZ軸のモータのエンコーダ値を取得する。そして、CZ軸の座標位置として、取得したエンコーダ値から所定の値Aを引いた値を算出する。ここで、所定の値Aとは、ターゲット部70の凸部70Dの縦幅寸法をエンコーダ値に換算した値である。
(ステップS160)
次に、各軸のモータ15D〜15Fを駆動させ、保持部15Aを1段目A列の棚板13端面まで移動させる。
(ステップS170)
搬送装置15のCS軸ずれの検出(走り出し補正)を行う。左のセンサ60Aのレーザ光を棚板13の端面に照射させ、CS軸モータ15Eを駆動し、保持部15Aを左右方向(CS方向)に駆動させる。左のセンサ60Aのレーザ光が切欠き部13Cを検知し、出力値が変化した時、CS軸のモータのエンコーダ値を取得する。
(ステップS180)
各軸の座標位置およびCS軸のずれ値を基に、1段目B〜D列の各載置部の座標位置を算出する。
(ステップS190)
1段目の各載置部の座標位置を基に、2〜4段目の各載置部(A〜D列)の理論座標位置を算出する。
(ステップS200)
n段目(n=2以上)A列の理論座標位置に保持部15Aを移動させる。
(ステップS210)
n段目A列の棚板13の端面でCR軸方向での平行座標位置検出(平行度調整)を行う。センサ60のレーザ光を棚板13の端面に照射させ、左右のセンサ60A,60Bの出力値が同じ値となるように、CR軸モータ12Bを駆動して格納棚11の支柱12を回転させる。左右のセンサ60A,60Bの出力値が同じ値となった時、CR軸の座標位置として、CR軸のモータのエンコーダ値を取得する。そして、n段目A列のCR軸の座標位置を基に、n段目B〜D列のCR軸の座標位置を算出する。
(ステップS220)
n段目A列のCX軸の座標位置検出を行う。搬送装置15のCX軸モータ15Fを駆動し、保持部15Aを後方向(CX方向)に駆動させる。左のセンサ60Aが、プレート端面に近づき、出力値がPASS→HIGHになった時、CX軸の座標位置としてCX軸のモータのエンコーダ値を取得する。次に、n段目A列のCS軸の座標位置検出を行う。搬送装置15のCS軸モータ15Eを駆動し、保持部15Aを左方向(CS方向)に駆動させる。左のセンサ60Aが切欠き部13Cを検知し、出力値が変化した時、CS軸の座標位置として、CS軸のモータのエンコーダ値を取得する。
(ステップS230)
(ステップS220)と同様に、n段目B−D列のそれぞれのCX軸の座標位置を検出する。
(ステップS240)
格納棚11の全ての段と列について、(ステップS200)〜(ステップS230)が完了したかを判断する。すべての段と列への処理が終了するまで、(ステップS200)〜(ステップS230)の処理を各段各列に対して繰り返し実行する。
(ステップS250)
格納棚11の全ての段と列について処理が完了したら、検出動作を終了する。すなわち、各軸のモータ15D〜15I、12Bを駆動し、HOME位置へ駆動させる。
(ステップS260)
(ステップS120)〜(ステップS230)にて検出および算出された座標位置をメモリ121cに格納する。
上記のティーチング処理によって、搬送装置15が、格納棚11に対してポッド9移載動作を行う際の保持部15Aの座標位置が得られる。実稼動時には、メモリ121cに格納された座標位置に基づいて、上記の各軸のモータを駆動させることにより、ティーチングされたと同一な動作によってポッド9を移載することができる。
上述では格納棚11のティーチング処理について説明したが、ポッドオープナ14上下段にもターゲット治具69を設置し、格納棚11のティーチング処理とポッドオープナ14のティーチング処理とを連続して自動で行っても良い。
例えば、図11に示すポッドオープナ14のティーチング処理を、上述の(ステップS110)の前に行う。
(ステップS10)
保持部15Aをポッドオープナ14の上段前に移動させる。
(ステップS20)
(ステップS130)〜(ステップS150)と同様の手順にて、CX軸、CS軸、CZ軸の座標位置を算出する。
(ステップS30)
保持部15Aをポッドオープナ14の下段前に移動させる。
(ステップS40)
(ステップS20)と同様の手順にて、CX軸、CS軸の座標位置を算出する。(ステップS30)で算出したポッドオープナ14上段のCZ軸の座標位置を基に、CZ軸の座標位置を算出する。
(ステップS50)
検出動作を終了する。すなわち、各軸のモータを駆動し、HOME位置へ駆動させる。
(ステップS60)
(ステップS20)、(ステップS40)にて検出および算出された座標位置をメモリ121cに格納する。
(ステップS60)が完了すると、連続して(ステップS110)を実行する。このように、ポッドオープナ14と格納棚11とのティーチング処理を連続して自動で行うことにより、ティーチング作業の時間を短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
(5)本実施形態による効果
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果が得られる。
(a)ティーチング作業を自動で行うことにより、作業者によって作業時間やティーチング精度等の、工数や品質のばらつきを抑制することができる。これにより、作業者によらず一定の時間や精度でティーチング作業を実施することができる。また、ティーチング作業を自動化することにより、作業者がティーチング作業と並行して他の箇所のメンテナンス作業を実施できるため、作業効率を向上させることができ、基板処理装置のダウンタイムを削減することができる。
(b)格納棚の端面に切欠き部を形成することにより、ターゲット治具を格納棚の各段や各列にそれぞれ設置せずとも精度よくティーチング作業を実施することができる。ターゲット治具は格納棚の最下段の任意の列に1台設置すれば良く、これにより、ティーチング作業に際し、危険を伴う高所作業を省略することができるため、作業者の安全を確保することができる。
(c)センサを2つ離間して設置することにより、対象物との距離を2カ所で検出することができるため、保持部と対象物との平行度(平行具合)を検出することができる。これにより、平行度を検出するために新たな治具を準備する必要がなく、ティーチング作業を効率的に実施することができる。また、センサの検出方向に合わせてセンサの設置方向を変えることにより、水平方向および前後方向の検出を左右のセンサに振り分けて検出させることができ、ティーチング作業時の保持部の駆動距離を適切な距離とすることができるため、ティーチング作業の精度を向上させることが出来る。
(d)切欠き部を棚板の端面に形成することにより、切欠き部を検知する際の保持部の駆動距離を、切欠き部を棚板の端面以外に形成する場合に比べて短くすることができ、ティーチング作業を効率的に行うことができる。
(6)変形例
本実施形態は、上述の態様に限定されず、以下に示す変形例のように変更することができる。以下に示す変形例においても、上述の態様と同様の効果を奏する。
(変形例1)
ターゲット部70に凸部70Dを形成せず、ターゲット部70の周囲にレーザ光を反射しない非反射部を備える構成としても良い。また、ターゲット部70の周囲に溝を形成するようにしても良い。さらに、ターゲット部70を左右に一対設置するのではなく、一枚板として形成しても良い。このような構成とすることにより、ターゲット治具59を安価に製造することができる。
(変形例2)
格納棚11として回転棚ではなく、固定棚を用いても良い。この場合、格納棚は回転しないため、図10における(ステップS120)、(ステップS210)といったCR軸の座標位置検出ステップが省略される。固定棚の場合は、固定棚の最下段の任意の列にターゲット治具69を設置する。また、回転棚と同様に、固定棚の各載置部の棚板の端面に切欠き部を形成するのが好ましい。
(変形例3)
ティーチング作業のプログラムを外部ツールに記憶させ、ティーチング作業時に外部ツールを各軸モータおよびセンサに接続して作業を実施するようにしても良い。搬送系を基板処理装置1の制御系から切り離した状態で、独立してティーチング作業を実施することができるため、メンテナンス効率を向上させることができる。外部ツールにて検出された座標位置は、例えば、外部記憶装置に記憶し、オペレーションユニット121に読み込ませるようにするのが好ましい。
上述の実施形態や変形例等は、適宜組み合わせて用いることができる。このときの処理手順、処理条件は、例えば、上述の実施形態の処理手順、処理条件と同様とすることができる。また、センサは上述の光学センサとは異なる形式の光学的センサ、棚板を画像として検知して位置を検出するセンサ、超音波を対象物に発射してその反射波が戻ってくるまでの時間から対象物の存否及び距離を検出する超音波センサ等を用いることも可能である。また、格納棚の段数は4段に限らず、何段であっても上述のティーチング処理を適用可能である。
<本発明の好ましい態様>
以下、本発明の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、
基板を収納した収納容器を格納する格納棚と、
前記収納容器を保持する保持部と、
前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に駆動させる駆動部と、
前記保持部に設置された1対のセンサ部が、前記格納棚に形成された識別部および前記格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値を取得し、前記エンコーダ値に基づき、前記収納容器を前記保持部から前記格納棚へ格納する際の前記保持部の左右方向、前後方向および垂直方向の座標位置を演算し、該演算した結果に基づき前記収納容器を前記格納棚へ格納するように前記駆動部および前記センサ部を制御するよう構成された制御部と、
を有する基板処理装置が提供される。
(付記2)
付記1に記載の装置であって、好ましくは、
前記センサ部は、
前記保持部の左右方向および前後方向の座標位置設定に用いる第1センサと、
前記保持部の垂直方向の座標位置設定に用いる第2センサと、を備える。
(付記3)
付記2に記載の装置であって、好ましくは、
前記第1センサおよび前記第2センサによって、前記載置部に対する前記保持部の平行度を設定する。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の装置であって、好ましくは、
前記識別部は前記保持部に対面する前記格納棚の端部に形成される。
(付記5)
付記4に記載の装置であって、好ましくは、
前記格納棚は複数段設けられ、前記ターゲット部は前記格納棚の最下段に設置される。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の装置であって、好ましくは、
前記ターゲット部は、
基部と、
前記基部から突出した凸部とで構成される。
(付記7)
付記6に記載の装置であって、好ましくは、
前記凸部は前記基部よりも表面積が狭く、前記ターゲット部は、前記基部と前記凸部との側面および下面が平らに連続した形状に形成される。
(付記8)
付記6または7に記載の装置であって、好ましくは、
前記凸部の一部の角部がテーパ状に形成される。
(付記9)
付記1乃至8のいずれかに記載の装置であって、好ましくは、
前記格納棚を回転駆動させる回転駆動部をさらに備え、
前記制御部は、前記保持部に設置された1対のセンサ部が、前記格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値および前記回転駆動部のエンコーダ値を取得し、前記エンコーダ値に基づき、前記収納容器を前記保持部から前記格納棚へ格納する際の前記保持部の左右方向、前後方向、垂直方向および回転方向の座標位置を演算し、該座標位置に基づき前記収納容器を前記格納棚へ格納するように前記駆動部、前記センサ部および前記回転駆動部を制御するよう構成される。
(付記10)
本発明の他の態様によれば、
基板を収納する収納容器を保持する保持部と前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に移動させる駆動部とを備える搬送装置によって前記収納容器を格納棚に搬送する工程と、
前記収納容器内の前記基板を処理室に搬送する工程と、
前記基板を前記処理室内で処理する工程と、を有し、
前記収納容器を搬送する工程では、前記保持部に設置された1対のセンサ部が、前記格納棚に形成された識別部および前記格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値に基づいて演算された、前記収納容器を前記保持部から前記格納棚へ格納する際の前記保持部の左右方向、前後方向および垂直方向の座標位置に基づいて前記収納容器を前記格納棚へ格納する半導体装置の製造方法、および、基板処理方法が提供される。
(付記11)
本発明のさらに他の態様によれば、
基板を収納する収納容器を保持する保持部と前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に移動させる駆動部とを備える搬送装置によって前記収納容器を格納棚に搬送する手順と、
前記収納容器を前記格納棚から搬出し、前記収納容器内の前記基板を基板保持具に移載する手順と、
前記基板を処理室内で処理する手順と、をコンピュータに実行させ、
前記収納容器を搬送する工程では、前記保持部に設置された1対のセンサ部が、前記格納棚に形成された識別部および前記格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値に基づいて演算された、前記収納容器を前記保持部から前記格納棚へ格納する際の前記保持部の左右方向、前後方向および垂直方向の座標位置に基づいて前記収納容器を前記格納棚へ格納するようコンピュータに実行させるプログラム、または、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
(付記12)
本発明のさらに他の態様によれば、
基板を収納する収納容器を保持する保持部と前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に移動させる駆動部とを備える搬送装置と、前記収納容器を載置する格納棚と、を有する基板処理装置に用いられる搬送装置のティーチング方法であって、
一対のセンサ部が設置された前記保持部をターゲット部が設置された前記格納棚の前に移動させる工程と、
前記保持部を左右方向および前後方向に駆動させるとともに一方の前記センサ部によって前記ターゲット部を検知し、前記ターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値を取得して左右方向および前後方向の座標位置を算出する工程と、
前記保持部を垂直方向に駆動させるとともに他方の前記センサ部によって前記ターゲット部を検知し、前記ターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値を取得して垂直方向の座標位置を算出する工程と、
を有する搬送装置のティーチング方法が提供される。
9 ポッド
11 格納棚
15 搬送装置
60 センサ
70 ターゲット部
121 オペレーションユニット
131 装置コントローラ


Claims (3)

  1. 基板を収納した収納容器を格納する格納棚と、
    前記収納容器を保持する保持部と、
    前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に駆動させる駆動部と、
    前記保持部に設置された1対のセンサ部が、前記格納棚に形成された識別部および前記格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値を取得し、前記エンコーダ値に基づき、前記収納容器を前記保持部から前記格納棚へ格納する際の前記保持部の左右方向、前後方向および垂直方向の座標位置を演算し、該演算した結果に基づき前記収納容器を前記格納棚へ格納するように前記駆動部および前記センサ部を制御するよう構成された制御部と、
    を有する基板処理装置。
  2. 基板を収納する収納容器を保持する保持部と前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に移動させる駆動部とを備える搬送装置によって前記収納容器を格納棚に搬送する工程と、
    前記収納容器内の前記基板を処理室に搬送する工程と、
    前記基板を前記処理室内で処理する工程と、を有し、
    前記収納容器を搬送する工程では、前記保持部に設置された1対のセンサ部が、前記格納棚に形成された識別部および前記格納棚に設置されたターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値に基づいて演算された、前記収納容器を前記保持部から前記格納棚へ格納する際の前記保持部の左右方向、前後方向および垂直方向の座標位置に基づいて前記収納容器を前記格納棚へ格納する半導体装置の製造方法。
  3. 基板を収納する収納容器を保持する保持部と前記保持部を左右方向、前後方向および垂直方向に移動させる駆動部とを備える搬送装置と、前記収納容器を載置する格納棚と、を有する基板処理装置に用いられる搬送装置のティーチング方法であって、
    一対のセンサ部が設置された前記保持部をターゲット部が設置された前記格納棚の前に移動させる工程と、
    前記保持部を左右方向および前後方向に駆動させるとともに一方の前記センサ部によって前記ターゲット部を検知し、前記ターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値を取得して左右方向および前後方向の座標位置を算出する工程と、
    前記保持部を垂直方向に駆動させるとともに他方の前記センサ部によって前記ターゲット部を検知し、前記ターゲット部を検知した時の前記駆動部のエンコーダ値を取得して垂直方向の座標位置を算出する工程と、
    を有する搬送装置のティーチング方法。
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