JP2017090281A - 構造物変位モニタリングシステム - Google Patents

構造物変位モニタリングシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2017090281A
JP2017090281A JP2015221513A JP2015221513A JP2017090281A JP 2017090281 A JP2017090281 A JP 2017090281A JP 2015221513 A JP2015221513 A JP 2015221513A JP 2015221513 A JP2015221513 A JP 2015221513A JP 2017090281 A JP2017090281 A JP 2017090281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deformation amount
monitoring system
unit
image
displacement monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015221513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6610938B2 (ja
Inventor
尚大 鵜山
Naohiro Uyama
尚大 鵜山
雄史 森井
Takeshi Morii
雄史 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2015221513A priority Critical patent/JP6610938B2/ja
Publication of JP2017090281A publication Critical patent/JP2017090281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6610938B2 publication Critical patent/JP6610938B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】簡素で安価な構造物変位モニタリングシステムを提供する。【解決手段】構造物12を構成する部材3C等に固定された既知形状の1個または複数個の標識18A等を含む領域を撮影して、撮影した画像を取得する撮像手段14A等と、撮像手段14A等により取得した画像を画像解析処理して画像中に含まれる標識の位置および形状を求める画像解析手段26と、画像解析手段26により求めた標識18A等の位置および形状に基づいて部材3C等の変形量を計測する変形量計測手段28とを備えるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理を用いて構造物の層間変位をモニタリングするのに好適な構造物変位モニタリングシステムに関するものである。
従来、地震で被災した建物の安全性を検証するには、被災建屋の形状変化を迅速に計測する必要がある。特に、層状構造の高層ビル等は各層の歪みの累積により、荷重が変化し倒壊の危険性が増すため、精度よく迅速に変形を知る必要がある。層状構造の歪み等の層間変位を計測する従来の技術としては、加速度センサを用いた積分型による方法(例えば、特許文献1〜3を参照)、構造体の歪みの直接計測を利用した方法(例えば、特許文献4を参照)、レーザ光を用いた方法(例えば、特許文献5を参照)などが知られている。
特開2015−117987号公報 特開2014−134436号公報 特開2012−18069号公報 特許第4849558号公報 特許第5610427号公報
しかしながら、加速度センサを用いた積分型による方法は、変位量の直接計測ができないため累積誤差が生じるといった問題がある。また、レーザ光を用いた計測方法は、レーザシステム自体が高価であり、導入コストが大きいといった問題がある。
このため、累積誤差の心配がなく、高価なレーザシステムなどを必要としない簡素で安価な層間変位計測技術の開発が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡素で安価な構造物変位モニタリングシステムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る構造物変位モニタリングシステムは、構造物を構成する部材に固定された既知形状の1個または複数個の標識を含む領域を撮影して、撮影した画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得した画像を画像解析処理して前記画像中に含まれる前記標識の位置および形状を求める画像解析手段と、前記画像解析手段により求めた前記標識の位置および形状に基づいて前記部材の変形量を計測する変形量計測手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムは、上述した発明において、前記標識は、前記部材の外観デザインに含まれる既知形状を利用したものであることを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムは、上述した発明において、前記標識は二次元形状であり、前記変形量計測手段は、前記標識の位置および形状に基づいて前記標識の変位量と回転角度を求め、求めた変位量と回転角度に基づいて前記部材の変形量を計測することを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムは、上述した発明において、前記撮像手段は、前記画像解析手段および前記変形量計測手段が格納されたサーバとネットワーク接続されており、前記変形量計測手段による計測結果は、前記サーバに接続された出力手段から出力されるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムは、上述した発明において、前記撮像手段は、前記画像解析手段、前記変形量計測手段、前記変形量計測手段による計測結果を格納する格納手段と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムは、上述した発明において、前記撮像手段は、前記変形量計測手段による計測結果を出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る構造物変位モニタリングシステムによれば、構造物を構成する部材に固定された既知形状の1個または複数個の標識を含む領域を撮影して、撮影した画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得した画像を画像解析処理して前記画像中に含まれる前記標識の位置および形状を求める画像解析手段と、前記画像解析手段により求めた前記標識の位置および形状に基づいて前記部材の変形量を計測する変形量計測手段とを備えるので、簡素で安価な構造物変位モニタリングシステムを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記標識は、前記部材の外観デザインに含まれる既知形状を利用したものであるので、従来のように高価なレーザシステムや、構造体への計測器の取り付けなどの大掛かりな作業を必要としない簡素で安価な構造物変位モニタリングシステムを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記標識は二次元形状であり、前記変形量計測手段は、前記標識の位置および形状に基づいて前記標識の変位量と回転角度を求め、求めた変位量と回転角度に基づいて前記部材の変形量を計測するので、部材の変形量を簡易かつ迅速に計測することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記撮像手段は、前記画像解析手段および前記変形量計測手段が格納されたサーバとネットワーク接続されており、前記変形量計測手段による計測結果は、前記サーバに接続された出力手段から出力されるように構成されているので、人間が計測やデータ集計をする手間を省くことができ、迅速に変形量を把握可能であるため、構造物の安全性をリアルタイムで判定することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記撮像手段は、前記画像解析手段、前記変形量計測手段、前記変形量計測手段による計測結果を格納する格納手段と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段とを備えるので、地震等でシステム用の電源が失われたり、システム間のデータを送受信する通信ネットワークの機能が失われたとしても、電源供給手段を電源として変形量を計測し、その結果を格納手段に記録することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記撮像手段は、前記変形量計測手段による計測結果を出力する出力手段をさらに備えるので、撮像手段に備わる出力手段から変形量を把握することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る構造物変位モニタリングシステムの実施の形態1を示す図である。 図2は、本発明に係る構造物変位モニタリングシステムの実施の形態1を示す画像処理概念図である。 図3は、本発明に係る構造物変位モニタリングシステムの実施の形態2を示す図である。
以下に、本発明に係る構造物変位モニタリングシステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明に係る実施の形態1の構造物変位モニタリングシステムについて説明する。本実施の形態1は、撮像手段が、画像解析手段および変形量計測手段を格納するサーバとネットワーク接続されている場合のものである。
図1に示すように、本実施の形態1に係る構造物変位モニタリングシステム10は、ビルのような層状建物12(構造物)に適用されるものである。以下では、層状建物12が階層1〜3からなる3階建ての場合を例にとり説明するが、これ以外の階層数の建物であってもよい。この構造物変位モニタリングシステム10は、撮像手段としての複数のカメラ14A〜14Dを備える。
カメラ14Aは階層3の天井3Aに、カメラ14Bは階層2の天井2Aと側壁2Bの交差部に、カメラ14Cは階層1の床1Cと側壁1Bの交差部に、カメラ14Dは層状建物12の外部に立てられた柱16の上部にそれぞれ固定される。
一方、各カメラ14A〜14Dの撮影画角に収まる場所の層状建物12の構成部材(天井、床、側壁等)には、既知形状の1個または複数個からなる標識18A〜18Dが固定される。標識18A〜18Dとしては、二次元平面に描画可能な二次元形状で構成することができ、例えば、マーカーや星形などの形状特徴物を有する図形や模様で構成してもよい。標識18Aはカメラ14Aの真下の床3Cに、標識18Bはカメラ14Bの斜め下方の床2Cに、標識18Cは天井1Aの図示しない梁側面などに、標識18Dは層状建物12の階層1の外壁部分に固定される。
各カメラ14A〜14Dは、床等の構成部材に固定された標識18A〜18Dを含む領域を所定のサンプリング周期で撮影して、画像を取得する。なお、各カメラ14A〜14Dの向きは固定されている。したがって、カメラの画角すなわち撮影範囲は固定され、同じ領域の画像が常に取得される。カメラとしては、数十〜百万画素程度の安価なカメラを用いて構成することができる。また、このカメラとして、監視カメラ等で身近に存在するものを流用してもよい。こうすることで導入コストを下げることが可能となる。
カメラ14A、14Cは、層状建物12内に配線された有線ネットワーク20により、階層2に設置されたサーバ22に接続される。一方、カメラ14B、14Dは、無線ネットワークによりアンテナ24を介してサーバ22に接続される。各カメラ14A〜14Dで撮影された画像は、これらのネットワークを介してリアルタイムでサーバ22に送られるようになっている。
サーバ22は、画像解析手段26と、変形量計測手段28と、出力手段30と、格納手段32とを有している。
画像解析手段26は、カメラ14A〜14Dにより取得した画像を画像解析処理して画像中に含まれる既知形状の標識18A〜18Dの三次元位置および形状をそれぞれ求めるものである。この画像解析手段26としては、こうした画像処理が可能な市販の画像解析ソフトを用いて構成することができる。また、画像中の既知形状の標識18A〜18Dの位置および形状を求める画像解析手法としては、例えば、格納手段32などのデータベース中に予め登録された既知形状およびその変形形状と照合して、画像中の相関度の高いドットの組み合わせを抽出するなどの周知の手法を利用することが可能である。
変形量計測手段28は、画像解析手段26により求めた標識18A〜18Dの位置および形状に基づいて計測対象箇所である天井、側壁、床等の構成部材の変形量を計測するものである。
次に、上記の画像解析手段26および変形量計測手段28による画像処理の概念について、図2を参照しながら説明する。便宜上、各標識18A〜18Dは二次元平面に描かれた二次元の星形状の標識18で代表されるものとする。図2はあるカメラ14で取得した画像の一例である。この図に示すように、取得した画像中における層状建物12の変形前の標識位置は、点線で示される標識18のようになっている。これに対し、変形後に取得した画像中における標識位置は、例えば実線で示される標識18のように変化する。このとき、星形状の重心位置は矢印の方向に変位するとともに、星形状は重心位置の周りに反時計方向に回転する。
したがって、まず、画像解析手段26がこれら変形前後の標識18の位置および形状を求める。次に、求めた標識18の位置および形状から、変形量計測手段28が標識18の変形量(変位量と回転角度)を求める。ここで、標識18の変形量はそれが固定されている箇所の構成部材(天井、側壁、床等)の変形量と強い相関があり、構成部材の変形量を代表すると考えられる。そこで、例えば、求めた標識18の変形量と標識18が固定されている構成部材の変形量が等価であるとして、構成部材の変形量を計測することができる。
出力手段30は、変形量計測手段28により計測された構成部材の変形量などを出力するためのものであり、例えば計測結果を印刷出力するプリンタや表示出力するモニタなどにより構成することができる。
格納手段32は、カメラ14A〜14Dによる標識18A〜18Dの画像データ、標識18A〜18Dの既知形状データ、画像解析結果データ、計測結果データなどを格納するものであり、例えばハードディスクやメモリなどにより構成することができる。
上記構成の動作および作用について説明する。
カメラ14A〜14Dで標識18A〜18Dを所定のサンプリング間隔で撮影し、有線または無線ネットワークを介してサーバ22に画像データを送信する。画像データは画像解析手段26で画像解析処理され、画像中の標識18A〜18Dの位置および形状が求められる。変形量計測手段28は、求められた標識18A〜18Dの位置および形状に基づいて、構成部材の変形量を計測する。計測された変形量は出力手段30により出力され、利用者に提供されることとなる。これにより、地震で被災した層状建物12の全体の形状変化を簡易かつ迅速に計測することができる。
また、本実施の形態によれば、安価なカメラと標識のみで各計測対象箇所の変形量を計測することができる。また、変形量の要求精度に応じて、取得画像中の標識を認識可能な範囲内で、標識の形状や大きさ、配置位置や個数を自由に選定することができる。
例えば、上記の標識18A〜18Dは、天井、床、側壁等の構成部材に新規に描画したものを用いてもよいし、あるいは構成部材の外観デザインに既に含まれる既知形状や模様を利用したものであってもよい。また、標識18A〜18Dは、同一の既知形状ではなく互いに異なる形状を用いてもよい。このように、本発明に用いられる標識は、デザインの自由度が高く、環境中のデザインの一部として組み込むことが可能であるので、従来のように高価なレーザシステムや、構造体への計測器の取り付けなどの大掛かりな作業を必要としない簡素で安価な構造物変位モニタリングシステムを提供することができる。
さらに、本実施の形態によれば、画像解析処理による変形量の直接計測が可能であるため、従来の加速度センサを用いた積分型計測手法で問題となる累積誤差は生じない。また、従来の高価なレーザシステムや、梁、ブレース等の構造体への計測器の取り付けなどの大掛かり作業を必要とせず、カメラと標識、既存のネットワークやサーバのみの安価なモニタリングシステムが構築可能である。さらに、カメラが直接ネットワークへ接続することで、人間が計測やデータ集計をする手間を省くことができ、迅速に全体の変形量を演算可能であるため、建物の安全性をリアルタイムで判定することも可能である。
上記の実施の形態において、カメラ(撮像手段)と標識の組数が4組である場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、これ以外の組数でもよい。このようにしても上記と同様の作用効果を奏することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る実施の形態2の構造物変位モニタリングシステムについて説明する。本実施の形態2は、上記の実施の形態1における各カメラ14A〜14Dが、画像解析手段26、変形量計測手段28、格納手段32、出力手段30、バッテリ(電源供給手段)34を備える場合のものである。
図2に示すように、本実施の形態2に係る構造物変位モニタリングシステム100は、撮像手段としての各カメラ14A〜14Dを備えている。各カメラ14A〜14Dにはそれぞれ、画像解析手段26A〜26D、変形量計測手段28A〜28D、出力手段30A〜30D、格納手段32A〜32D、バッテリ(電源供給手段)34A〜34Dが備わっている。
一方、各カメラ14A〜14Dは、層状建物12内に配線された有線ネットワーク20または無線ネットワークにより、階層2に設置されたサーバ22にも接続されている。このサーバ22も出力手段30と、格納手段32とを有している。
上記構成の動作および作用について説明する。
カメラ14A〜14Dで標識18A〜18Dを所定のサンプリング間隔で撮影すると、画像データは各カメラ14A〜14Dに備わる画像解析手段26A〜26Dでそれぞれ画像解析処理され、変形量計測手段28A〜28Dで変形量がそれぞれ計測される。計測された変形量は各カメラ14A〜14Dに備わる格納手段32A〜32Dにそれぞれ記録され、出力手段30A〜30Dによりそれぞれ出力され、利用者に提供されることとなる。
一方、この計測された変形量は、有線ネットワーク20または無線ネットワークを介してサーバ22の格納手段32にも記録され、出力手段30によっても出力される。
ここで、地震等でシステム用の電源が失われたり、システム間のデータを送受信する有線ネットワーク20または無線ネットワークの機能が失われたとしても、各カメラ14A〜14Dにはバッテリ34A〜34Dが備わっているので、各バッテリを電源として継続して撮影を行うことができる。また、各カメラ14A〜14Dに備わる画像解析手段26A〜26D、変形量計測手段28A〜28Dを使って変形量を継続して計測し、その結果を自身の格納手段32A〜32Dに記録し、さらに自身の出力手段30A〜30Dで出力することができる。したがって、地震等でシステム用の電源やネットワーク機能が失われた場合でも、地震で被災した層状建物12の全体の形状変化を確実に計測することができる。
以上説明したように、本発明に係る構造物変位モニタリングシステムによれば、構造物を構成する部材に固定された既知形状の1個または複数個の標識を含む領域を撮影して、撮影した画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得した画像を画像解析処理して前記画像中に含まれる前記標識の位置および形状を求める画像解析手段と、前記画像解析手段により求めた前記標識の位置および形状に基づいて前記部材の変形量を計測する変形量計測手段とを備えるので、簡素で安価な構造物変位モニタリングシステムを提供することができる。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記標識は、前記部材の外観デザインに含まれる既知形状を利用したものであるので、従来のように高価なレーザシステムや、構造体への計測器の取り付けなどの大掛かりな作業を必要としない簡素で安価な構造物変位モニタリングシステムを提供することができる。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記標識は二次元形状であり、前記変形量計測手段は、前記標識の位置および形状に基づいて前記標識の変位量と回転角度を求め、求めた変位量と回転角度に基づいて前記部材の変形量を計測するので、部材の変形量を簡易かつ迅速に計測することができる。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記撮像手段は、前記画像解析手段および前記変形量計測手段が格納されたサーバとネットワーク接続されており、前記変形量計測手段による計測結果は、前記サーバに接続された出力手段から出力されるように構成されているので、人間が計測やデータ集計をする手間を省くことができ、迅速に変形量を把握可能であるため、構造物の安全性をリアルタイムで判定することが可能になる。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記撮像手段は、前記画像解析手段、前記変形量計測手段、前記変形量計測手段による計測結果を格納する格納手段と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段とを備えるので、地震等でシステム用の電源が失われたり、システム間のデータを送受信する通信ネットワークの機能が失われたとしても、電源供給手段を電源として変形量を計測し、その結果を格納手段に記録することができる。
また、本発明に係る他の構造物変位モニタリングシステムによれば、前記撮像手段は、前記変形量計測手段による計測結果を出力する出力手段をさらに備えるので、撮像手段に備わる出力手段から変形量を把握することができる。
以上のように、本発明に係る構造物変位モニタリングシステムは、構造物の層間変位をモニタリングするのに有用であり、特に、簡素で安価なモニタリングシステムを提供するのに適している。
1〜3 階層
1A〜3A 天井(部材)
1B〜3B 側壁(部材)
1C〜3C 床(部材)
10,100 構造物変位モニタリングシステム
12 層状建物(構造物)
14A〜14D カメラ(撮像手段)
16 柱
18A〜18D,18 標識
20 有線ネットワーク
22 サーバ
24 アンテナ
26A〜26D,26 画像解析手段
28A〜28D,28 変形量計測手段
30A〜30D,30 出力手段
32A〜32D,32 格納手段
34A〜34D バッテリ(電源供給手段)

Claims (6)

  1. 構造物を構成する部材に固定された既知形状の1個または複数個の標識を含む領域を撮影して、撮影した画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得した画像を画像解析処理して前記画像中に含まれる前記標識の位置および形状を求める画像解析手段と、前記画像解析手段により求めた前記標識の位置および形状に基づいて前記部材の変形量を計測する変形量計測手段とを備えることを特徴とする構造物変位モニタリングシステム。
  2. 前記標識は、前記部材の外観デザインに含まれる既知形状を利用したものであることを特徴とする請求項1に記載の構造物変位モニタリングシステム。
  3. 前記標識は二次元形状であり、前記変形量計測手段は、前記標識の位置および形状に基づいて前記標識の変位量と回転角度を求め、求めた変位量と回転角度に基づいて前記部材の変形量を計測することを特徴とする請求項1または2に記載の構造物変位モニタリングシステム。
  4. 前記撮像手段は、前記画像解析手段および前記変形量計測手段が格納されたサーバとネットワーク接続されており、前記変形量計測手段による計測結果は、前記サーバに接続された出力手段から出力されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の構造物変位モニタリングシステム。
  5. 前記撮像手段は、前記画像解析手段、前記変形量計測手段、前記変形量計測手段による計測結果を格納する格納手段と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の構造物変位モニタリングシステム。
  6. 前記撮像手段は、前記変形量計測手段による計測結果を出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の構造物変位モニタリングシステム。
JP2015221513A 2015-11-11 2015-11-11 構造物変形量モニタリングシステム Active JP6610938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221513A JP6610938B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 構造物変形量モニタリングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221513A JP6610938B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 構造物変形量モニタリングシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017090281A true JP2017090281A (ja) 2017-05-25
JP6610938B2 JP6610938B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=58770389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015221513A Active JP6610938B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 構造物変形量モニタリングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6610938B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018189578A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 清水建設株式会社 建物の健全性評価システム
JP2019020340A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 株式会社リアス 床変位監視システム、及び床変位監視方法
WO2019151151A1 (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 株式会社ブリヂストン 免震装置、免震モニタリングシステムおよび免震モニタリング方法
JP2020003290A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 株式会社フジタ 構造物の変位計測システムおよび構造物の変位計測方法
CN112129239A (zh) * 2020-09-23 2020-12-25 北京城建集团有限责任公司 一种建筑模板支撑***的监测方法及装置
JP2021169983A (ja) * 2020-04-16 2021-10-28 大成建設株式会社 層間変位計測システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257519A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Yazaki Corp 歪検出装置
JP2008281435A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Toshiba Corp 地震損傷計測システムおよび地震損傷計測方法
JP2015141151A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 国立大学法人 和歌山大学 計測装置及び橋梁検査方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257519A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Yazaki Corp 歪検出装置
JP2008281435A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Toshiba Corp 地震損傷計測システムおよび地震損傷計測方法
JP2015141151A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 国立大学法人 和歌山大学 計測装置及び橋梁検査方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018189578A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 清水建設株式会社 建物の健全性評価システム
JP2019020340A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 株式会社リアス 床変位監視システム、及び床変位監視方法
WO2019151151A1 (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 株式会社ブリヂストン 免震装置、免震モニタリングシステムおよび免震モニタリング方法
TWI712725B (zh) * 2018-01-31 2020-12-11 日商普利司通股份有限公司 防震裝置、防震偵測系統及防震偵測方法
JPWO2019151151A1 (ja) * 2018-01-31 2021-02-04 株式会社ブリヂストン 免震装置、免震モニタリングシステムおよび免震モニタリング方法
JP7252907B2 (ja) 2018-01-31 2023-04-05 株式会社ブリヂストン 免震装置、免震モニタリングシステムおよび免震モニタリング方法
JP2020003290A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 株式会社フジタ 構造物の変位計測システムおよび構造物の変位計測方法
JP7105630B2 (ja) 2018-06-27 2022-07-25 株式会社フジタ 構造物の変位計測システムおよび構造物の変位計測方法
JP2021169983A (ja) * 2020-04-16 2021-10-28 大成建設株式会社 層間変位計測システム
CN112129239A (zh) * 2020-09-23 2020-12-25 北京城建集团有限责任公司 一种建筑模板支撑***的监测方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6610938B2 (ja) 2019-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6610938B2 (ja) 構造物変形量モニタリングシステム
JP6687204B2 (ja) 投影イメージ生成方法およびその装置、イメージピクセルと深度値との間のマッピング方法
JP6486069B2 (ja) 画像処理装置、検査装置、検査方法及び画像処理プログラム
JP2011123008A (ja) 計測方法および計測プログラムならびに計測装置
WO2017119202A1 (ja) 構造物の部材特定装置及び方法
CN102538761A (zh) 球面全景相机摄影测量方法
JP6960764B2 (ja) 建物の健全性評価システム
Lee et al. 3-D measurement of structural vibration using digital close-range photogrammetry
JP5804892B2 (ja) カメラ姿勢算出装置
WO2008098411A1 (fr) Procédé photogrammétrique à transfert de tracé optique à ligne brisée pour mesure tridimensionnelle de la position et de la disposition d'une cible invisible
WO2019216257A1 (ja) 検査システム
JP5108392B2 (ja) 軌道変位測定システム
JP2011169658A (ja) 撮影位置特定装置および撮影位置特定方法
JP2004271292A (ja) 校正器及びステレオカメラ位置姿勢校正装置
CN108387184A (zh) 一种桥梁挠度的测量方法及***
CN205300519U (zh) 铁塔变形测量装置
JP2019219852A (ja) 消防指令補助装置、方法、およびプログラム
JP2010219822A (ja) 個体識別用撮影装置及びコンピュータプログラム
CN106382891A (zh) 一种基于球面全景相机的物体高度测量方法
CN113240754A (zh) 确定ptz摄像装置的内参的方法、装置、设备及存储介质
JP6252830B2 (ja) 遠隔計測システム
JP2021169983A (ja) 層間変位計測システム
JP2010107224A (ja) 位置特定装置及び異動建物検出装置
KR20210112551A (ko) 휴대용 단말기를 이용한 건설 분야 시공 관리 시스템 및 방법
JP2020003290A (ja) 構造物の変位計測システムおよび構造物の変位計測方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6610938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150