JP2017088057A - 自転車 - Google Patents

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Katsuyuki Kumano
活行 熊野
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Abstract

【課題】筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行も可能とする自転車を提供する。
【解決手段】自転車本体2と、サドル3と、自転車本体2の後輪17にチェーン21を介して前進回転力を伝達する回転駆動輪36を備え、両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダル32a、32bと、左右のペダル32a、32bに交互に作用する踏み下げ力に応じて連続的な前進回転力を回転駆動輪36に作用させる直線・回転動力変換機構部と、一方のペダル32a又は32bの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダル32b又は32aを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段31を有する構成としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車に関し、詳しくは、運転者の体重を最大限に利用して左右の足の交互の直動的な踏み下げ動作の繰り返しにより前進回転力を得て自転車自体を前進走行可能とした斬新構造の自転車に関するものである。
従来から一般的に使用されている自転車は、左右のペダルに対して左右の足の土踏まず部分を密着させ回転運動を行って左右のペダルを漕ぎ、これにより自転車を前進走行させる構成のものが殆どである。
このような従来の自転車においては、走行速度を上げて前進走行させるためには、運転者の大腿部の筋肉に大きな負担がかかるため、筋肉疲労が生じてしまうことから大腿部の筋肉を強化しないと走行速度を上げての前進走行が困難であった。
また、大腿部の筋肉が衰えている高齢者等においては走行速度を上げての前進走行が不可能であった。
特許文献1には、伝動ベルトの端に、スプリングパーツがフレームに牽引されて取り付けられることで、駆動ユニットのクランク及びペダルが上に跳ね上がり。このペダルを下に踏むと、伝動ベルトによってメイン回転軸フリーホイールが動かされ、メイン回転軸フリーホイールと同軸のチェーンホイールが同時に回転し、メイン伝動ベルトが後輪軸フリーホイール及び後輪を動かして回転する構成の上下往復ペダル式レジャー自転車が開示されている。
特許文献2には、車体の骨組を構成するフレームから左右両側に配設した一対の上下動リンクと、後輪を駆動するための駆動部とを備え、前記一対の上下動リンクは前端側をフレーム側に軸着し、後端側をペダルに連結してあり、前記駆動部は左右方向の駆動軸の両側に180°対称に配置したクランクアームを有し、左右一対のペダルを交互に上下方向に揺動するように踏み込む力を上下動リンクを介してクランクアームに伝達する構成の自転車が開示されている。
しかし、特許文献1、特許文献2の考案、発明の技術内容は、いずれも左右一対のペダルに対する運転者の左右の足の踏み込み力をクランク機構を介して回転軸、チェーンホイールの回転運動に変換する機構を採用しており、煩雑構成のクランク機構を必須とするものであるとともに、運転者が腰かけるサドルを有するものではなく、このため、通常の道路を走行する自転車に適用し、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とするような用途には不向きである。
登録実用新案第3126888号公報 国際公開第2014/065163号
本発明が解決しようとする問題点は、簡略構成の基に運転者の体重を最大限に利用した左右の足の交互の直動的な踏み下げ動作の繰り返しにより前進回転力を容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とするような自転車が存在しない点である。
本発明は、自転車本体と、自転車本体のサドルの下方に配置され、自転車本体の車輪にチェーンを介して前進回転力を伝達する回転駆動輪を備える自転車であって、前記回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて連続的な前進回転力を回転駆動輪に作用させる直線・回転動力変換機構部と、前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有することを最も主要な特徴とする
請求項1記載の発明によれば、自転車本体の回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて連続的な前進回転力を回転駆動輪に作用させる直線・回転動力変換機構部と、前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有する簡略構成の基に、運転者の体重を最大限に利用して左右の足の交互の左右のペダルに対する直動的な踏み下げ動作の繰り返しにより、自転車本体の前進回転力を容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能な自転車を実現し、提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、自転車本体の回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて、左右のペダルに各々取り付けたラックと、前記回転駆動輪両側に取り付けた一方向回転力伝達構造のピニオンとの各ギヤ結合により、前記回転駆動輪に連続的な前進回転力を作用させる直線・回転動力変換機構部と、前記左右のペダルのうち、前記一方ラックに連動する一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを対応するラックと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有する簡略構成の基に、運転者の体重を最大限に利用して左右の足の交互の左右のペダルに対する直動的な踏み下げ動作の繰り返しをラック、ピニオン機構による直線・回転動力変換機構部により回転運動に変換して、自転車本体の前進回転力を容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能な自転車を実現し、提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、自転車本体の回転駆動輪両側にこの回転駆動輪の軸体と同軸配置に取り付けた一方向回転力伝達構造の左右のピニオンと、前記回転駆動輪両側において前記各ピニオンに各々噛合させるとともに自転車本体により前記左右のペダルとともに各々垂直上下動可能に支持した左右のラックと、を具備し、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて各ピニオンと各ラックとのギヤ結合により、前記回転駆動輪に連続的な前進回転力を作用させる直線・回転動力変換機構部と、前記回転駆動輪の下方で自転車本体により固定支持されたU状管体と、このU状管体に貫通状態で、かつ、両側に突出する状態で挿通されるとともに、一端側を前記左のペダルに連結し、他端側を前記右のペダルに連結して、前記左右のペダルのうち、一方のラックに連動する一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力に応じてU状管体内を移動し、他方のペダルを対応するラックと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ押し上げる可撓性・剛性を有する踏み下げ力伝達体と、を具備するペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有する簡略構成の基に、運転者の体重を最大限に利用して左右の足の交互の左右のペダルに対する直動的な踏み下げ動作の繰り返しをラック、ピニオン機構による直線・回転動力変換機構部により回転運動に変換し、また、U状管体、踏み下げ力伝達体を用いたペダル位置連動機構部により左右のペダルの位置移動を円滑に実行して、自転車本体の前進回転力を容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能な自転車を実現し、提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の自転車において、前記踏み下げ力伝達体を、U状管体に挿通されたコイルばね又は可撓性・剛性を有する棒状体等から選定する構成として、左右のペダルの位置移動を円滑に実行することができる自転車を実現し、提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の自転車において、記直線・回転動力変換機構部を構成するラック、ピニオンの外周領域を覆うカバー体を備えることにより、運転者の足の防御や着衣の汚れ、傷付きを防止することもできる自転車を実現し、提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、自転車本体の回転駆動輪両側にこの回転駆動輪の軸体と同軸配置に取り付けた一方向回転力伝達構造の左右のピニオンと、前記回転駆動輪両側において前記各ピニオンに各々噛合させるとともに自転車本体により前記左右のペダルを各々連結するとともに自転車本体のメインステーに沿う斜め方向に上下動可能に支持した左右のラックと、を具備し、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて各ピニオンと各ラックとのギヤ結合により、前記回転駆動輪に連続的な前進回転力を作用させる直線・回転動力変換機構部と、前記回転駆動輪の上方で自転車本体により左右のラックと同方向に固定支持された逆U状管体と、この逆U状管体に貫通状態で、かつ、両側に突出する状態で挿通されるとともに、一端側を前記一方のラックの上端に連結し、他端側を前記他方のラックの上端に連結して、前記一方のラックに連動する一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力に応じた一方のラックの移動とともに逆U状管体内を摺動し、他方のペダルを対応するラックと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ引き上げる踏み下げ力摺動伝達体と、を具備するペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有する簡略構成の基に、運転者の体重を最大限に利用して左右の足の交互の左右のペダルに対する直動的な踏み下げ動作の繰り返しをラック、ピニオン機構による直線・回転動力変換機構部により回転運動に変換し、また、逆U状管体、踏み下げ力摺動伝達体を用いたペダル位置連動機構部により左右のペダルの位置移動を円滑に実行して、自転車本体の前進回転力を容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能な自転車を実現し、提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の自転車において、前記踏み下げ力摺動伝達体は、金属製又は合成樹脂製のロープ状体により形成する構成として、左右のペダルの位置移動を円滑に実行することができる自転車を実現し、提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項6又は7記載の自転車において、前記逆U状管体における前記踏み下げ力摺動伝達体の摺動領域に臨ませて列設したローラ群又はベアリング群等からなる摺動摩擦低減機構部を更に設けているので、逆U状管体における踏み下げ力摺動伝達体の摺動を円滑に行い、左右のペダルの位置移動を円滑に実行することができる自転車を実現し、提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の自転車において、前記直線・回転動力変換機構部を構成するラック、ピニオンの外周領域を覆うカバー体を更に備えているので、運転者の足の防御や着衣の汚れ、傷付きを防止することもできる自転車を実現し、提供することができる。
図1は本発明の実施例1に係る自転車の概略側面図である。 図2は本実施例1に係る自転車の前輪前方側から見た概略斜視図である。 図3は本実施例1に係る自転車の後輪後方側から見た概略斜視図である。 図4は本実施例1に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段を示す概略拡大斜視図である。 図5は本実施例1に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段を構成するペダル位置連動機構部における左右のペダルの踏み下げ状態を示す概略説明図である。 図6は本実施例1に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段を構成するペダル位置連動機構部における踏み下げ力伝達体の部分拡大説明図である。 図7は本発明の実施例2に係る自転車の右ペダル下状態の概略側面図である。 図8は本実施例2に係る自転車の左ペダル下状態の概略側面図である。 図9は本実施例2に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段を示す概略斜視図である。 図10は本実施例2に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段において回転軸体を除去した状態を示す概略斜視図である。 図11は本実施例2に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段を示す概略分解斜視図である。 図12は本実施例2に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段を構成する回転軸体の概略分解斜視図である。 図13は本実施例2に係る自転車の踏み下げ式前進走行駆動手段のペダル位置連動機構部を構成する逆U状管体、ロープ状体、摺動摩擦低減機構部を示す概略部分拡大斜視図である。
本発明は、簡略構成の基に運転者の体重を最大限に利用して左右の足の交互の直動的な踏み下げ動作の繰り返しにより前進回転力を容易に得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とするような自転車を提供するという目的を、自転車本体と、自転車本体のサドルの下方に配置され、自転車本体の車輪にチェーンを介して前進回転力を伝達する回転駆動輪を備える自転車であって、前記回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて、左右のペダルに各々取り付けたラックと、前記回転駆動輪両側に取り付けた一方向回転力伝達構造のピニオンとの各ギヤ結合により、前記回転駆動輪に連続的な前進回転力を作用させる直線・回転動力変換機構部と、前記左右のペダルのうち、前記一方ラックに連動する一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを対応するラックと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有する構成により実現した。
以下、図面を参照して本発明の実施例に係る自転車について詳細に説明する。
(実施例1)
図1乃至図6を参照して本発明の実施例1に係る自転車1について説明する。
本実施例1に係る自転車1は、自転車本体2のボトムに踏み下げ式前進走行駆動手段31を配置し、運転者の左右の***互の直動的踏み下げ力により前記自転車本体2を前進走行するようにしたことが特徴である。
前記自転車本体2の全体構成について概説すると、この自転車本体2は、トップステー5、メインステー6、ダウンステー7からなる枠組み部に対して、前記メインステー6の上部に運転者が腰かけるサドル3、サドルピラー4を取り付け、前記トップステー5、ダウンステー7の連結部の上部側にハンドルステム8を介してハンドル9を取り付け、また、前記トップステー5、ダウンステー7の連結部の下部側にフロントフォーク10を配置し、このフロントフォーク10の端部に設けた前輪軸及びハブ11により前輪12を回転可能に支持している。
なお、図中ではサスペンション機構付きのフロントフォーク10を用いているが、サスペンション機構の有無は問わない。
前記ハンドル9から自転車本体2の所要の部位にわたって、詳細構造は省略するがブレーキユニット13を設けている。
また、前記メインステー6の上部から後方に斜め傾斜配置にシートステー14を設け、前記メインステー6のボトム側から後方にチェーンステー15を設けて、これらの後端部の連結部分に後輪軸16を配置し、この後輪軸16により後輪17を回転可能に支持している。
前記後輪軸16には、同軸配置にフリーハブ18、カセットスプロケット19を連結している。
なお、後輪のハブ機構は、上記形態に限定されるものではなく、普通ハブとフリーホイールの組み合わせや、変速機を組み込んだハブギア等を用いたものでもよい。
そして、前記メインステー6のボトムには、本実施例の主要な構成要素である踏み下げ式前進走行駆動手段31を配置し、この踏み下げ式前進走行駆動手段31と前記カセットスプロケット19との間に増減速機20を介在させつつチェーン21を掛け回して、踏み下げ式前進走行駆動手段31により生成する前進回転力を前記チェーン21を介してフリーハブ18に伝達し、後輪17を前進方向に回転させ、自転車本体2を前進走行させるように構成している。
次に、前記踏み下げ式前進走行駆動手段31について、図4乃至図6をも参照して詳述する。
前記踏み下げ式前進走行駆動手段31は、運転者の左右の足(主に踵部分)により交互に直動式に踏み下げられる左右のペダル32a、32bと、ペダル32a、32bに作用する直動式で,かつ、交互の踏み下げ力を連続的な回転力に変換する直線・回転動力変換機構部33と、前記踏み下げ力に応じて左右のペダル32a、32bを交互に踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置へ移動させるペダル位置連動機構部34と、を有している。
前記直線・回転動力変換機構部33は、前記メインステー6のボトムに前記後輪軸16と同方向に配置した軸体35と、この軸体35により回転可能に支持した回転駆動輪(チェーンホイール)36と、軸体35に対して前記回転駆動輪36の両側に位置して同軸配置に取り付けた一方向回転力伝達構造(ラック38a、38bの各下降時にのみ回転力を軸体に伝達し、ラック38a、38bの各上昇時には空転する例えば一方向クラッチ内蔵構造)の左右のピニオン37a、37bと、前記回転駆動輪36の両側において前記各ピニオン37a、37bに歯部を各々噛合させるとともに各々下端部に左右のペダル32a、32bを固着し、自転車本体2によりボトム部において前記左右のペダル32a、32bとともに各々垂直上下動可能に支持した左右のラック38a、38bと、を具備している。
そして、前記左右のペダル32a、32bに交互に作用する運転者の左右の足の踏み下げ力に応じて各ラック38a、38bを交互に下降させ、前記各ピニオン37a、37bと各ラック38a、38bとのギヤ結合により、各ピニオン37a、37bを回転させて、前記回転駆動輪36に連続的な前進回転力を作用させるように構成している。
前記直線・回転動力変換機構部33としては、図4に想像線で示すように、前記左右のピニオン37a、37b、左右のラック38a、38bの外周領域を覆い運転者の足の防御や着衣の汚れ、傷付きを防止するためのカバー体39を付加するようにすることもできる。
前記ペダル位置連動機構部34は、図5、図6に拡大して示すように、前記回転駆動輪36の下方で自転車本体2により固定支持されたU状管体41と、このU状管体41に貫通状態で、かつ、両側に突出する状態で挿通される可撓性・剛性を有する踏み下げ力伝達体42と、を具備している。
なお、図5上段は左のペダル32aが踏み下げ開始位置に、右のペダル32bが踏み下げ終了位置にある状態を示し、図5下段は左のペダル32aが踏み下げ終了位置に、右のペダル32bが踏み下げ開始位置にある状態を各々示している。
前記踏み下げ力伝達体42は、一端側を前記左のペダル32aに連結し、他端側を前記右のペダル32bに連結して、前記左右のペダル32a、32bのうち、例えば左のラック38aに連動する左のペダル32aの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力に応じてU状管体41内を移動し、このとき、右のペダル32bを右のラック38bと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ押し上げ、逆に、例えば右のラック38bに連動する右のペダル32bの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力に応じてU状管体41内を移動し、このとき、左のペダル32aを左のラック38aと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ押し上げるように構成している。
前記踏み下げ力伝達体42としては、例えば図6に示すように、U状管体41内を滑動する例えば合成樹脂製の円形中空管43と、この円形中空管43の両端内部に各々装着した例えば丸棒状で剛性を有する一対の塊状体44と、円形中空管43内に配置され、その両端を前記一対の塊状体44の内底部に当接させた所定の弾性力を有し、かつ、ペダル32a、32bに作用する踏み下げ力に耐え得る剛性を備え、更に円形中空管43内を曲がり状態で移動し得る可撓性を有するコイルバネ45と、前記一対の塊状体44を内蔵した両端部を前記左右のペダル32a、32bに取り付けるための一対の取り付け具46とを具備している。
前記踏み下げ力伝達体42としては、この他、ペダル32a、32bに作用する踏み下げ力に耐え得る剛性を備え、更に円形中空管43内を曲がり状態で移動し得る可撓性を有する金属棒等の棒状体を用いて構成することもできる。
次に、本実施例1に係る自転車1の作用、効果を、前記踏み下げ式前進走行駆動手段31の動作を主にして説明する。
本実施例1に係る自転車1において、運転者が前記サドル3に腰かけ、左右の足の踵部分を左右のペダル32a、32bに載せる。
そして、運転者は、自己の体重を最大限に利用して左の足の踵部分にかけるようにして、例えば図5上段に示す左のペダル32aが踏み下げ開始位置にある状態から図5下段に示す左のペダル32aが踏み下げ終了位置に至るように左のペダル32aを踏み下げる。
このとき、左のペダル32aに連動する左のラック38aも左のピニオン37aを回転させつつ踏み下げ終了位置まで下降する。
これにより、前記回転駆動輪36も左のピニオン37aとともに前進回転する。
また、左のペダル32aの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への下降に伴い、前記ペダル位置連動機構部34における前記踏み下げ力伝達体42は、左のペダル32aによる踏み下げ力に応じてU状管体41内を移動し、右のペダル32bを右のラック38bと連動させ、また、ピニオン37bを空転させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ押し上げる。この状態を図5下段に示している。
次に、運転者が、上述した場合とは逆に、自己の体重を最大限に利用して右の足の踵部分にかけるようにして、右のペダル32bが踏み下げ開始位置にある状態から右のペダル32bが踏み下げ終了位置に至るように右のペダル32bを踏み下げる。
このとき、右のペダル32bに連動する右のラック38bも右のピニオン37bを回転させつつ踏み下げ終了位置まで下降する。
これにより、前記回転駆動輪36も右のピニオン37bとともに前進回転する。
また、右のペダル32bの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への下降に伴い、前記ペダル位置連動機構部34における前記踏み下げ力伝達体42は、右のペダル32bによる踏み下げ力に応じてU状管体41内を移動し、左のペダル32aを左のラック38aと連動させ、また、また、ピニオン37aを空転させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ押し上げる。
このような運転者の左右の足の踏み下げ運動を交互に繰り返すことによって、前記回転駆動輪36には、左のピニオン37a、右のピニオン37bによる各前進回転力が作用することになり、この前進回転力はチェーン21からカセットスプロケット19及びフリーハブ18に伝達され、後輪17が運転者の左右の足の踏み下げ運動に応じて前進回転し所望の前進走行力を得て自転車本体2を前進走行させる。
以上説明した本実施例1に係る自転車1においては、簡略構成の踏み下げ式前進走行駆動手段31を採用した構成の基に、運転者の左右の足の踵部分を左右のペダル32a、32bに載せ、その体重を最大限に利用してそのまま左右の足を介して左右のペダル32a、32bにかけるようにして、左右の***互の直動的な踏み下げ動作の繰り返すことにより、運転者の体重を最大限に利用して所望の前進回転力を得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、大腿部の筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができる。
この場合、従来式の自転車の場合には、運転者の体重はその60%〜70%程度しか有効利用できなかったが、本実施例1に係る自転車1においては、その体重の100%を有効利用することが可能となり、大腿部の筋肉疲労を少なくしつつ所望の走行速度を得ることが可能である。
(実施例2)
図7乃至図13を参照して本発明の実施例2に係る自転車1Aについて説明する。
なお、本実施例2に係る自転車1Aにおいて、実施例1に係る自転車1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
本実施例2に係る自転車1Aは、基本的構成は実施例1に係る自転車1の場合と略同様であるが、自転車本体2のボトムに実施例1の場合と異なる構成の踏み下げ式前進走行駆動手段51を配置し、運転者の左右の***互の直動的踏み下げ力により前記自転車本体2を前進走行するようにしたことが特徴である。
そこで、本実施例2においては、前記踏み下げ式前進走行駆動手段51の構成を主にして説明する。
前記踏み下げ式前進走行駆動手段51は、運転者の左右の足(主に踵部分)により交互に直動式に踏み下げられる左右のペダル32a、32bと、
前記ペダル32a、32bに作用する直動式で、かつ、交互の踏み下げ力を連続的な回転力に変換する直線・回転動力変換機構部52と、
前記踏み下げ力に応じて左右のペダル32a、32bを交互に踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置へ移動させるペダル位置連動機構部53と、
前記直線・回転動力変換機構部52における自転車本体2の前方側を占める外周領域を覆うとともに、自転車本体2により固定支持された図9乃至図11に示すようなカバー体54と、を有している。
なお、図7、図8においてはカバー体54の図示を省略している。
また、本実施例2に係る自転車1Aは、チェーンカバー91を備えることから、図7、図8においてチェーンカバー91により覆われる要素は図示省略する。
前記直線・回転動力変換機構部52は、自転車本体2の前記回転駆動輪36と同様な回転駆動輪71の両側にこの回転駆動輪71の軸体72と同軸配置に取り付けた一方向回転力伝達構造(ラック56a、56bの各下降時にのみ回転力を軸体62に伝達し、後述するラック56a、56bの各上昇時には空転する例えば一方向クラッチ内蔵構造)の左右のピニオン55a、55bと、前記回転駆動輪両側において前記各ピニオンに各々噛合させるとともに自転車本体により前記左右のペダル32a、32bとともに自転車本体のメインステー6に沿う斜め方向に上下動可能に支持した左右のラック56a、56bと、を具備し、前記左右のペダル32a、32bに交互に作用する踏み下げ力に応じて左右のラック56a、56bを交互に下降させ、各ピニオン55a、55bと各ラック56a、56bとのギヤ結合により各ピニオン55a、55bを回転させ、前記回転駆動輪71に連続的な前進回転力を作用させるように構成している。
前記ペダル32a、32bは、各々取り付け具58により左右のラック56a、56bの下端部に固着している。
前記カバー体54は、図9乃至図11に示すように、例えば合成樹脂板製で、自転車本体2の前方側を占め前記左右のラック56a、56bの前方領域を覆う前方板59と、この前方板59の両側部に一体形成した左右の側方板60a、60bとを具備している。
前記前方板59にはその中央部に、前記トップステー5、メインステー6に接触しないように形成した下向きU状の凹部59aを設けている。
また、左右の側方板60a、60bは、前方板59の両側部から自転車本体2の後方に向けて屈曲形成され、これら左右の側方板60a、60bにより前記左右のピニオン55a、55bの側方領域を覆うように構成している。
これにより、前記左右のピニオン55a、55b、左右のラック56a、56bの外周領域を覆い運転者の足の防御や着衣の汚れ、傷付きを防止するようにしている。
また、前記カバー体54の前方板59の内面には、前記左右のラック56a、56bに対応する配置でラック移動補助体61a、61bを各々固定ねじ62を用いて固着している。
前記ラック移動補助体61a、61bは、前記左右のラック56a、56b側が開口した断面コ状で直方体状の左右の基体63a、63bを各々固定ねじ62を用いて前記カバー体54の前方板59の内面に取り付けるとともに、各基体63a、63bの開口部分に各々多数のローラ64を回転可能に列設し、これら各ローラ64を前記左右のラック56a、56bの背面側(歯を設けていない面)に摺接するように配置して、前記左右のラック56a、56bの下降、上昇動作の円滑化を図るようにしている。
前記回転駆動輪71の軸体72について図12を参照して説明する。
前記軸体72は、回転駆動輪71の中心部に配置する軸本体73と、軸本体73に設けた角筒状突部73aに嵌着する角穴74a及びピニオン55a又はピニオン55bを取りけるラッチ用突部74bを有する左右一対の連結体74、74とを具備している。
次に、前記ペダル位置連動機構部53について、図9乃至図11、図13を参照して説明する。
前記ペダル位置連動機構部53は、前記回転駆動輪71の上方で自転車本体2により左右のラック56a、56bと同方向に固定支持された逆U状管体(下向きU状管体)81と、この逆U状管体81に貫通状態で、かつ、両側に突出する状態で挿通されるとともに、一端側を端部連結体83を介して前記左のラック56aの上端に連結し、他端側を端部連結体83を介して前記右のラック56bの上端に連結して、前記左のラック56aに連動する左のペダル32aの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力に応じた右のラック56bの移動とともに逆U状管体81内を摺動し、右のペダル32bを対応する右のラック56bと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ引き上げる踏み下げ力摺動伝達体82と、を具備している。
前記踏み下げ力摺動伝達体82は、例えば金属製、合成樹脂製、布製等のロープ状体(ワイヤーローブ、合成樹脂製ロープ、布製ロープ等)により構成している。
なお、図9乃至図11において、84は前記逆U状管体81の開口部に配置した端部受環である。
前記逆U状管体81は、更に、前記踏み下げ力摺動伝達体の摺動領域に臨ませて列設したローラ群86からなる摺動摩擦低減機構部85を備えている。
すなわち、前記逆U状管体81における逆U状湾曲部における下側の肉厚部は一定範囲にわたって逆U状を呈するように切欠され、この切欠部分に図9乃至図11、図13に示すように、一対の逆U状ローラ取り付け板87を平行配置に取り付けている。
そして、一対の逆U状ローラ取り付け板87間に、多数のローラ86aを、一定間隔をもって、かつ、平行配置で全体として逆U状配列となるように各々回転可能に軸支している。
このような摺動摩擦低減機構部85の構成により、左右のペダル32a、32bの交互の踏み下げ動作に応じて前記踏み下げ力摺動伝達体82が逆U状管体81内を往復して摺動するとき、前記踏み下げ力摺動伝達体82の外周部が多数のローラ86aの外周に接触することになり、踏み下げ力摺動伝達体82が逆U状管体81内を直接摺動する場合に比べ、踏み下げ力摺動伝達体82の摺動摩擦力が低減し、左右のペダル32a、32bの交互の踏み下げ操作の円滑化を図ることができる。
前記摺動摩擦低減機構部85としては、多数のローラ86aを用いて構成する場合の他、多数のベアリングを逆U状配置を呈するように列設した構成を採用してもよい。
次に、本実施例2に係る自転車1Aの作用、効果を、前記踏み下げ式前進走行駆動手段51の動作を主にして説明する。
本実施例2に係る自転車1Aにおいて、運転者が前記サドル3に腰かけ、左右の足の踵部分を左右のペダル32a、32bに載せる。
そして、運転者は、自己の体重を最大限に利用して左の足の踵部分にかけるようにして、左のペダル32aが踏み下げ開始位置にある状態から、左のペダル32aが踏み下げ終了位置に至るように左のペダル32aを踏み下げる。
このとき、左のペダル32aに連動する左のラック56aも左のピニオン55aを回転させつつ踏み下げ終了位置まで下降する。
これにより、左のピニオン55aが回転し前記回転駆動輪71も左のピニオン55aとともに前進回転する。
また、左のペダル32aの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への下降に伴い、前記ペダル位置連動機構部53における踏み下げ力摺動伝達体82は、逆U状管体81内を摺動し、右のペダル32bを対応する右のラック56bと連動させ、また、右のピニオン55bを空転させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ引き上げる。
この場合、摺動摩擦低減機構部85における前記踏み下げ力摺動伝達体82が逆U状管体81内を摺動するとき、前記踏み下げ力摺動伝達体82の外周部が多数のローラ86aの外周に接触するので摺動摩擦力が低減し、左のペダル32aの踏み下げ操作の円滑化を図ることができる。
また、前記ラック移動補助体61a、61bより、前記左のラック56aの下降動作、右のラック56bの上昇動作の円滑化を図ることもできる。
次に、運転者が、上述した場合とは逆に、自己の体重を最大限に利用して右の足の踵部分にかけるようにして、右のペダル32bが踏み下げ開始位置にある状態から右のペダル32bが踏み下げ終了位置に至るように右のペダル32bを踏み下げる。
このとき、右のペダル32bに連動する右のラック38bも右のピニオン37bを回転させつつ踏み下げ終了位置まで下降する。
これにより、右のピニオン55bが回転し前記回転駆動輪71も右のピニオン55bとともに前進回転する。
また、右のペダル32bの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への下降に伴い、前記ペダル位置連動機構部53における踏み下げ力摺動伝達体82は、逆U状管体81内を摺動し、左のペダル32aを対応する左のラック56aと連動させ、また、左のピニオン55aを空転させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ引き上げる。
この場合、摺動摩擦低減機構部85における前記踏み下げ力摺動伝達体82が逆U状管体81内を摺動するとき、前記踏み下げ力摺動伝達体82の外周部が多数のローラ86aの外周に接触するので摺動摩擦力が低減し、右のペダル32bの踏み下げ操作の円滑化を図ることができる。
また、前記ラック移動補助体61a、61bより、前記右のラック56bの下降動作、左のラック56aの上昇動作の円滑化を図ることもできる。
このような運転者の左右の足の踏み下げ運動を交互に繰り返すことによって、前記回転駆動輪71には、左のピニオン55a、右のピニオン55bによる各前進回転力が作用することになり、この前進回転力はチェーン21から後輪のフリーホイール92に伝達され、後輪17が運転者の左右の足の踏み下げ運動に応じて前進回転し所望の前進走行力を得て自転車本体2を前進走行させる。
以上説明した本実施例2に係る自転車1Aにおいては、簡略構成の踏み下げ式前進走行駆動手段51を採用した構成の基に、運転者の左右の足の踵部分を左右のペダル32a、32bに載せ、その体重を最大限に利用してそのまま左右の足を介して左右のペダル32a、32bにかけるようにして、左右の***互の直動的な踏み下げ動作の繰り返すことにより、実施例1の場合と同様、運転者の体重を最大限に利用して所望の前進回転力を得ることができ、大腿部の筋肉が衰えている運転者の場合においても、大腿部の筋肉疲労を少なくしつつ自転車自体の低速走行はもとより高速走行をも可能とすることができる。
本実施例2に係る自転車1Aにおいても、運転者がその体重の100%を有効利用することが可能となり、大腿部の筋肉疲労を少なくしつつ所望の走行速度を得ることが可能であることは実施例1の場合と同様である。
本発明の自転車における踏み下げ式前進走行駆動手段の構成は、スポーツジム等における足筋肉鍛練用自転車用、側部にサイドカーを連結したサイドカー方式自転車用、レジャー用自転車用、リハビリ用自転車用等として広範に適用可能である。
1 自転車
1A 自転車
2 自転車本体
3 サドル
4 サドルピラー
5 トップステー
6 メインステー
7 ダウンステー
8 ハンドルステム
9 ハンドル
10 フロントフォーク
11 ハブ
12 前輪
13 ブレーキユニット
14 シートステー
15 チェーンステー
16 後輪軸
17 後輪
18 フリーハブ
19 カセットスプロケット
20 増減速機
21 チェーン
31 踏み下げ式前進走行駆動手段
32a ペダル
32b ペダル
33 直線・回転動力変換機構部
34 ペダル位置連動機構部
35 軸体
36 回転駆動輪
37a ピニオン
37b ピニオン
38a ラック
38b ラック
39 カバー体
41 U状管体
42 踏み下げ力伝達体
43 円形中空管
44 塊状体
45 コイルバネ
46 取り付け具
51 踏み下げ式前進走行駆動手段
52 直線・回転動力変換機構部
53 ペダル位置連動機構部
54 カバー体
55a ピニオン
55b ピニオン
56a ラック
56b ラック
58 取り付け具
59 前方板
59a 凹部
60a 側方板
60b 側方板
61a ラック移動補助体
61b ラック移動補助体
62 固定ねじ
62 軸体
63a 基体
63b 基体
64 ローラ
71 回転駆動輪
72 軸体
73 軸本体
73a 角筒状突部
74 連結体
74a 角穴
74b ラッチ用突部
81 逆U状管体
82 踏み下げ力摺動伝達体
83 端部連結体
84 端部受環
85 摺動摩擦低減機構部
86 ローラ群
86a ローラ
87 ローラ取り付け板
91 チェーンカバー
92 フリーホイール

Claims (9)

  1. 自転車本体と、自転車本体のサドルの下方に配置され、自転車本体の車輪にチェーンを介して前進回転力を伝達する回転駆動輪を備える自転車であって、
    前記回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、
    前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて連続的な前進回転力を回転駆動輪に作用させる直線・回転動力変換機構部と、
    前記左右のペダルのうち、一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、
    を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有することを特徴とする自転車。
  2. 自転車本体と、自転車本体のサドルの下方に配置され、自転車本体の車輪にチェーンを介して前進回転力を伝達する回転駆動輪を備える自転車であって、
    前記回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、
    前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて、左右のペダルに各々取り付けたラックと、前記回転駆動輪両側に取り付けた一方向回転力伝達構造のピニオンとの各ギヤ結合により、前記回転駆動輪に連続的な前進回転力を作用させる直線・回転動力変換機構部と、
    前記左右のペダルのうち、前記一方ラックに連動する一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力を利用して他方のペダルを対応するラックと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ復帰させるペダル位置連動機構部と、
    を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有することを特徴とする自転車。
  3. 自転車本体と、自転車本体のサドルの下方に配置され、自転車本体の車輪にチェーンを介して前進回転力を伝達する回転駆動輪を備える自転車であって、
    前記回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、
    前記回転駆動輪両側にこの回転駆動輪の軸体と同軸配置に取り付けた一方向回転力伝達構造の左右のピニオンと、前記回転駆動輪両側において前記各ピニオンに各々噛合させるとともに自転車本体により前記左右のペダルとともに各々垂直上下動可能に支持した左右のラックと、を具備し、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて各ピニオンと各ラックとのギヤ結合により、前記回転駆動輪に連続的な前進回転力を作用させる直線・回転動力変換機構部と、
    前記回転駆動輪の下方で自転車本体により固定支持されたU状管体と、このU状管体に貫通状態で、かつ、両側に突出する状態で挿通されるとともに、一端側を前記左のペダルに連結し、他端側を前記右のペダルに連結して、前記左右のペダルのうち、前記一方のラックに連動する一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力に応じてU状管体内を移動し、他方のペダルを対応するラックと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ押し上げる可撓性・剛性を有する踏み下げ力伝達体と、を具備するペダル位置連動機構部と、
    を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有することを特徴とする自転車。
  4. 前記踏み下げ力伝達体は、U状管体に挿通されたコイルばね又は可撓性・剛性を有する棒状体等からなることを特徴とする請求項3記載の自転車。
  5. 前記直線・回転動力変換機構部を構成するラック、ピニオンの外周領域を覆うカバー体を備えることを特徴とする請求項3又は4記載の自転車。
  6. 自転車本体と、自転車本体のサドルの下方に配置され、自転車本体の車輪にチェーンを介して前進回転力を伝達する回転駆動輪を備える自転車であって、
    前記回転駆動輪の左右両側に配置され、運転者の両足による踏み下げ力を交互に受ける左右のペダルと、
    前記回転駆動輪両側にこの回転駆動輪の軸体と同軸配置に取り付けた一方向回転力伝達構造の左右のピニオンと、前記回転駆動輪両側において前記各ピニオンに各々噛合させるとともに自転車本体により前記左右のペダルを各々連結するとともに自転車本体のメインステーに沿う斜め方向に上下動可能に支持した左右のラックと、を具備し、前記左右のペダルに交互に作用する踏み下げ力に応じて各ピニオンと各ラックとのギヤ結合により、前記回転駆動輪に連続的な前進回転力を作用させる直線・回転動力変換機構部と、
    前記回転駆動輪の上方で自転車本体により左右のラックと同方向に固定支持された逆U状管体と、この逆U状管体に貫通状態で、かつ、両側に突出する状態で挿通されるとともに、一端側を前記一方のラックの上端に連結し、他端側を前記他方のラック上端に連結して、前記一方のラックに連動する一方のペダルの踏み下げ開始位置から踏み下げ終了位置への変位時の踏み下げ力に応じた一方のラックの移動とともに逆U状管体内を摺動し、他方のペダルを対応するラックと連動させつつ踏み下げ終了位置から踏み下げ開始位置へ引き上げる踏み下げ力摺動伝達体と、を具備するペダル位置連動機構部と、
    を備える踏み下げ式前進走行駆動手段を有することを特徴とする自転車。
  7. 前記踏み下げ力摺動伝達体は、金属製又は合成樹脂製のロープ状体により形成していることを特徴とする請求項6記載の自転車。
  8. 前記逆U状管体における前記踏み下げ力摺動伝達体の摺動領域に臨ませて列設したローラ群又はベアリング群等からなる摺動摩擦低減機構部を設けていることを特徴とする請求項6又は7記載の自転車。
  9. 前記直線・回転動力変換機構部を構成するラック、ピニオンの外周領域を覆うカバー体を備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の自転車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111994198A (zh) * 2020-09-14 2020-11-27 李兴凯 一种新型自行车驱动结构
WO2022077078A1 (pt) * 2020-10-15 2022-04-21 Carneiro Mendes Jose Marcio Sistema inteligente de pedalar

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