JP2017087987A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2017087987A
JP2017087987A JP2015221109A JP2015221109A JP2017087987A JP 2017087987 A JP2017087987 A JP 2017087987A JP 2015221109 A JP2015221109 A JP 2015221109A JP 2015221109 A JP2015221109 A JP 2015221109A JP 2017087987 A JP2017087987 A JP 2017087987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
groove
shallow groove
circumferential
pneumatic tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015221109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6587910B2 (ja
Inventor
大橋 稔之
Toshiyuki Ohashi
稔之 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2015221109A priority Critical patent/JP6587910B2/ja
Publication of JP2017087987A publication Critical patent/JP2017087987A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6587910B2 publication Critical patent/JP6587910B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】 使用初期時でのさらなる性能向上を図ることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って延びる複数の周溝を備える空気入りタイヤであって、周溝で区画される陸部を備え、陸部は、深さ寸法が幅寸法以下である浅溝を備え、浅溝は、少なくとも一つの周溝と接続され、浅溝の幅寸法は、接続される周溝に向けて大きくなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、深さ寸法が幅寸法よりも小さい浅溝を備える空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤとして、サイプと、サイプよりも浅い小溝とを備える空気入りタイヤが、知られている(例えば、特許文献1及び2)。斯かる空気入りタイヤは、使用初期時(例えば、タイヤ新品時)に、小溝によるエッジ効果(路面の走行時にエッジが路面を引っ掻くことにより、路面に対するグリップ力を生じさせる効果)を有する。ところで、空気入りタイヤにおいて、使用初期時での性能をさらに向上させるためには、エッジ効果だけでなく、除水効果を有することが必要となる。
特開2001−191741号公報 特開2006−151233号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、使用初期時でのさらなる性能向上を図ることができる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って延びる複数の周溝を備える空気入りタイヤであって、前記周溝で区画される陸部を備え、前記陸部は、深さ寸法が幅寸法以下である浅溝を備え、前記浅溝は、少なくとも一つの前記周溝と接続され、前記浅溝の幅寸法は、接続される前記周溝に向けて大きくなる。
また、空気入りタイヤにおいては、前記浅溝の深さ寸法は、接続される前記周溝に向けて大きくなる、という構成でもよい。
また、空気入りタイヤにおいては、前記浅溝は、一つの前記周溝とのみ接続され、前記陸部の少なくともタイヤ幅方向の中央まで延びる、という構成でもよい。
また、空気入りタイヤにおいては、前記浅溝は、前記陸部を区画する一対の前記周溝のうち、一方の周溝のみに接続される第1浅溝と、他方の周溝のみに接続される第2浅溝とを備え、前記第1浅溝と前記第2浅溝とは、タイヤ周方向で重なるように、配置される、という構成でもよい。
また、空気入りタイヤにおいては、前記陸部は、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプを備え、前記陸部において、前記浅溝の体積の総和は、前記サイプの体積の総和よりも小さい、という構成でもよい。
また、空気入りタイヤにおいては、前記陸部は、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプを備え、前記浅溝の体積は、タイヤ周方向で隣接される前記サイプの体積よりも小さい、という構成でもよい。
以上の如く、空気入りタイヤは、使用初期時でのさらなる性能向上を図ることができる、という優れた効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ子午面における要部断面図である。 図2は、同実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド面の要部展開図である。 図3は、同実施形態に係るトレッド面の要部拡大展開図である。 図4は、同実施形態に係るトレッド面の要部拡大斜視図である。 図5は、他の実施形態に係るトレッド面の要部拡大展開図である。 図6は、さらに他の実施形態に係るトレッド面の要部拡大展開図である。 図7は、さらに他の実施形態に係るトレッド面の要部拡大展開図である。 図8は、比較例に係るトレッド面の要部拡大展開図である。 図9は、実施例と比較例との評価表である。
以下、空気入りタイヤにおける一実施形態について、図1〜図4を参酌して説明する。なお、各図(図5〜図8も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ともいう)1は、ビード2aを有する一対のビード部2と、各ビード部2からタイヤ径方向D2の外側に延びるサイドウォール部3と、一対のサイドウォール部3のタイヤ径方向D2の外端部に連接され、トレッド面4aを構成するトレッド部4とを備えている。そして、タイヤ1は、内部に空気が入れられる空気入りタイヤであって、リム100に装着される。
図1において、タイヤ幅方向D1は、左右方向である。また、タイヤ径方向D2は、タイヤ1の直径方向であり、タイヤ周方向D3(図1において図示していない)は、タイヤ回転軸周りの方向である。なお、図1において、タイヤ径方向D2のうち、紙面と平行であるタイヤ径方向D2は、上下方向である。また、タイヤ赤道面S1は、タイヤ回転軸に直交する面で且つタイヤ幅方向D1の中心に位置する面であり、タイヤ子午面は、タイヤ回転軸を含む面で且つタイヤ赤道面S1と直交する面である。
タイヤ1は、一対のビード2a,2aの間に架け渡されるカーカス層5と、カーカス層5の内側に配置され、空気圧を保持するために、気体の透過を阻止する機能に優れるインナーライナー6とを備えている。カーカス層5及びインナーライナー6は、ビード部2、サイドウォール部3、及びトレッド部4に亘って、タイヤ内周に沿って配置されている。
カーカス層5は、本実施形態においては、1つのカーカスプライ5aで構成されている。該カーカスプライ5aは、ビード2aを巻き込むようにビード2aの周りで折り返されている。また、ビード部2は、外表面を構成すべく、カーカスプライ5aのタイヤ幅方向D1の外側に配置されるリムストリップゴム2bを備えている。そして、サイドウォール部3は、外表面を構成すべく、カーカス層5のタイヤ幅方向D1の外側に配置されるサイドウォールゴム3aを備えている。
トレッド部4は、地面と接するトレッド面(接地面)4aを構成すべく、カーカス層5の外周側に配置されるトレッドゴム7と、カーカス層5の外周側で且つトレッドゴム7の内周側に配置されるベルト層8とを備えている。本実施形態においては、ベルト層8は、二層のベルトプライ8a,8bを備えている。
トレッドゴム7は、タイヤ周方向D3に沿って延びる複数の周溝9を備えている。本実施形態においては、周溝9は、四つ備えられている。なお、複数の周溝9においては、タイヤ幅方向D1の最外側に配置される周溝9は、ショルダー周溝9sといい、一対のショルダー周溝9s,9sの間に配置される周溝9は、センター周溝9cという。
また、図2に示すように、トレッド部4は、複数の周溝9により、複数の領域10に区画されている。トレッド部4のうち、ショルダー周溝9sよりもタイヤ幅方向D1の外側の領域10は、ショルダー領域10sといい、ショルダー周溝9sとセンター周溝9cとの間の領域10は、メディエイト領域10mといい、一対のセンター周溝9c,9cの間に配置される領域10は、センター領域10cという。
各領域10は、凸状に形成されて接地する陸部11と、タイヤ周方向D3と交差するように凹状に延びる複数の横溝12とから成る。なお、センター領域10cにおいては、横溝12がタイヤ幅方向D1の全長に亘って配置されているため、陸部11は、タイヤ周方向D3に並列するように分割されているブロック形状である。また、メディエイト領域10m及びショルダー領域10sにおいては、横溝12がタイヤ幅方向D1の一部に配置されているため、陸部11は、タイヤ周方向D3に連続しているリブ形状である。
なお、本実施形態においては、周溝9は、タイヤ周方向D3と平行となるように、直線状に形成されている。しかしながら、周溝9は、斯かる構成に限られず、例えば、ジグザグ状に形成されていてもよい。
図2〜図4に示すように、陸部11は、深さ寸法が幅寸法よりも大きい凹状のサイプ13を複数備えている。また、陸部11は、深さ寸法が幅寸法以下である凹状の浅溝14を複数備えている。
本実施形態においては、横溝12は、幅寸法が3mmよりも大きい凹状部をいう。そして、サイプ13は、幅寸法が3mm以下(好ましくは2.5mm以下、より好ましくは2mm以下)であり、深さ寸法が幅寸法よりも大きい凹状部をいい、浅溝14は、幅寸法が3mm以下(好ましくは2.5mm以下、より好ましくは2.0mm以下)であり、深さ寸法が幅寸法よりも小さい凹状部をいう。
サイプ13は、陸部11のタイヤ幅方向D1の全長に亘って配置されている。即ち、サイプ13は、一対の周溝9,9(又は、周溝9及び横溝12)にそれぞれ接続されている。そして、サイプ13は、タイヤ幅方向D1に沿って配置されている。具体的には、サイプ13は、トレッド面4aにおいて、直線状に形成され、タイヤ幅方向D1と平行となるように配置されている。なお、サイプ13は、タイヤ幅方向D1に対して傾斜して配置されていてもよく、また、トレッド面4aにおいて、曲線状に形成されていてもよい。
浅溝14は、一つの周溝9と接続され、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央に向けて延びている。そして、浅溝14は、周溝9から、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央を越える位置まで延びている。即ち、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法は、陸部11のタイヤ幅方向D1の寸法の50%以上である。なお、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法が小さい場合、浅溝14による除水効果が発揮し難く、また、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法が大きい場合、陸部11の剛性が低下する。
したがって、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法は、陸部11のタイヤ幅方向D1の寸法の40%〜90%であることが好ましく、50%〜80%であることがより好ましく、60%〜70%であることがさらに好ましい。本実施形態においては、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法は、陸部11のタイヤ幅方向D1の寸法の70%としている。
浅溝14の幅寸法は、接続される周溝9に向けて、即ち、陸部11の中央側の先端141から周溝9側の基端142に向けて、大きくなっている。例えば、浅溝14による除水効果が発揮するように、基端142の幅寸法は、先端141の幅寸法の1.2倍〜10倍であることが好ましく、1.3倍〜3.0倍であることがより好ましく、1.5倍〜2.5倍であることがさらに好ましい。本実施形態においては、基端142の幅寸法は、先端141の幅寸法の2倍としている。
また、浅溝14による除水効果が発揮し、且つ、陸部11の剛性が低下することを抑制するように、先端141の幅寸法は、0.1mm〜1.0mmであることが好ましく、基端142の幅寸法は、0.5mm〜2.0mmであることが好ましい。本実施形態においては、先端141の幅寸法は、1.0mmとし、基端142の幅寸法は、2.0mmとしている。
浅溝14の深さ寸法は、接続される周溝9に向けて、即ち、先端141から基端142に向けて、大きくなっている。例えば、浅溝14による除水効果が発揮するように、基端142の深さ寸法は、先端141の深さ寸法の1.2倍〜10倍であることが好ましく、1.3倍〜3.0倍であることがより好ましく、1.5倍〜2.5倍であることがさらに好ましい。本実施形態においては、基端142の幅寸法は、先端141の幅寸法の2倍としている。
また、浅溝14による除水効果が発揮し、且つ、陸部11の剛性が低下することを抑制するように、先端141の深さ寸法は、0.1mm〜1.0mmであることが好ましく、基端142の深さ寸法は、0.3mm〜1.5mmであることが好ましい。本実施形態においては、先端141の深さ寸法は、0.5mmとし、基端142の深さ寸法は、1.0mmとしている。
ところで、浅溝14は、サイプ13,13の間(又は、サイプ13と横溝12との間)に一つ配置されている。即ち、サイプ13と浅溝14とは、タイヤ周方向D3において、交互に並列されている。これにより、浅溝14がタイヤ周方向D3で均等に配置されているため、陸部11は、タイヤ周方向D3に亘って、除水効果を有し、さらに、良好な接地性を有する。
そして、浅溝14は、サイプ13に沿って配置されている。具体的には、浅溝14は、トレッド面4aにおいて、直線状に形成されており、サイプ13と平行となるように、配置されている。また、浅溝14は、サイプ13とタイヤ周方向D3で離間しており、また隣接する浅溝14ともタイヤ周方向D3で離間している。
また、浅溝14は、陸部11を区画する一対の周溝9,9のうち、一方の周溝9のみに接続される第1浅溝14aと、他方の周溝9のみに接続される第2浅溝14bとを備えている。そして、陸部11がタイヤ幅方向D1に亘って除水効果を有するように、第1浅溝14aと第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重なるように、配置されている。
また、浅溝14の体積(空体積)が大きい場合、陸部11の剛性が低下する。そこで、浅溝14の体積は、タイヤ周方向D3で隣接されるサイプ13の体積よりも小さくなっている。但し、浅溝14の体積が小さい場合、浅溝14による除水効果が低下するため、浅溝14の体積は、タイヤ周方向D3で隣接されるサイプ13の体積の30%〜90%であることが好ましく、40%〜80%であることがより好ましく、50%〜70%であることがさらに好ましい。
そして、陸部11において、浅溝14の体積の総和は、サイプ13の体積の総和よりも小さい。ところで、浅溝14の体積の総和が大きい場合、陸部11の剛性が低下し、浅溝14の体積の総和が小さい場合、浅溝14による除水効果が低下する。したがって、陸部11において、浅溝14の体積の総和は、サイプ13の体積の総和の30%〜90%であることが好ましく、40%〜80%であることがより好ましく、50%〜70%であることがさらに好ましい。
以上より、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向D3に沿って延びる複数の周溝9を備える空気入りタイヤ1であって、前記周溝9で区画される陸部11を備え、前記陸部11は、深さ寸法が幅寸法以下である浅溝14を備え、前記浅溝14は、少なくとも一つの前記周溝9と接続され、前記浅溝14の幅寸法は、接続される前記周溝9に向けて大きくなる。
斯かる構成によれば、陸部11は、タイヤ周方向D3に沿って延びる複数の周溝9で区画されている。そして、陸部11は、深さ寸法が幅寸法以下である浅溝14を備えている。これにより、タイヤ1は、使用初期時に、浅溝14のエッジが路面を引っ掻くことにより、浅溝14によるエッジ効果を有している。
そして、浅溝14は、少なくとも一つの周溝9と接続されており、さらに、浅溝14の幅寸法は、接続される周溝9に向けて大きくなっている。これにより、使用初期時に、浅溝14内の水分が周溝9に向けて移動するため、浅溝14による除水効果が発揮される。これにより、エッジ効果だけでなく、除水効果も発揮されるため、使用初期時でのさらなる性能向上を図ることができる。例えば、アイス制動性能やウエット制動性能を向上させることができる。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、前記浅溝14の深さ寸法は、接続される前記周溝9に向けて大きくなる、という構成である。
斯かる構成によれば、浅溝14の深さ寸法が、接続される周溝9に向けて大きくなるため、使用初期時に、浅溝14内の水分が周溝9に向けて移動し易くなる。これにより、浅溝14による除水効果を効果的に発揮させることができる。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、前記浅溝14は、一つの前記周溝9とのみ接続され、前記陸部11の少なくともタイヤ幅方向D1の中央まで延びる、という構成である。
斯かる構成によれば、浅溝14が一つの周溝9とのみ接続されているため、陸部11の剛性が低下することを抑制することができる。これにより、例えば、ドライ操縦安定性能が低下することを抑制することができる。そして、浅溝14が陸部11の少なくともタイヤ幅方向D1の中央まで延びているため、除水が難しい陸部11のタイヤ幅方向D1の中央の部分についても、浅溝14による除水効果を効果的に発揮することができる。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、前記浅溝14は、前記陸部11を区画する一対の前記周溝9,9のうち、一方の周溝9のみに接続される第1浅溝14aと、他方の周溝9のみに接続される第2浅溝14bとを備え、前記第1浅溝14aと前記第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重なるように、配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、第1浅溝14aは、陸部11を区画する一対の周溝9,9のうち、一方の周溝9のみに接続され、第2浅溝14bは、他方の周溝9のみに接続されている。そして、第1浅溝14aと第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重なるように、配置されている。これにより、陸部11のタイヤ幅方向D1に亘って、浅溝14による除水効果を発揮することができる。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、前記陸部11は、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプ13を備え、前記陸部11において、前記浅溝14の体積の総和は、前記サイプ13の体積の総和よりも小さい、という構成である。
斯かる構成によれば、陸部11は、浅溝14だけでなく、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプ13も備えている。これにより、例えば、アイス制動性能を向上させることができる。そして、陸部11において、浅溝14の体積の総和が、サイプ13の体積の総和よりも小さいため、陸部11の剛性が低下することを抑制することができる。これにより、例えば、ドライ操縦安定性能が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、前記陸部11は、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプ13を備え、前記浅溝14の体積は、タイヤ周方向D3で隣接される前記サイプ13の体積よりも小さい、という構成である。
斯かる構成によれば、陸部11は、浅溝14だけでなく、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプ13も備えている。これにより、例えば、アイス制動性能を向上させることができる。そして、浅溝14の体積が、タイヤ周方向D3で隣接されるサイプ13の体積よりも小さいため、陸部11の剛性が低下することを抑制することができる。これにより、例えば、ドライ操縦安定性能が低下することを抑制することができる。
なお、空気入りタイヤは、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、空気入りタイヤは、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、サイプ13と浅溝14とは、タイヤ周方向D3において、交互に並列されている、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、空気入りタイヤにおいては、図5に示すように、浅溝14は、タイヤ周方向D3において、サイプ13,13の間に複数(図5においては2つ)備えられている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、浅溝14は、周溝9から、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央を越える位置まで延びている、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、空気入りタイヤにおいては、図6に示すように、浅溝14は、周溝9から、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央の手前の位置まで延びる、という構成でもよい。なお、図6においては、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法は、陸部11のタイヤ幅方向D1の寸法の45%としている。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、一方の周溝9のみに接続される第1浅溝14aと、他方の周溝9のみに接続される第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重なるように、配置されている、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。
例えば、空気入りタイヤにおいては、図6に示すように、第1浅溝14aと第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重ならないように、配置されている、という構成でもよい。なお、浅溝14による除水効果を効果的に発揮させるために、第1浅溝14aと第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重なるように、配置されている、という構成が好ましい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法は、同じである、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、空気入りタイヤにおいては、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法は、それぞれ異なる、という構成でもよい。
また、ブロックである陸部11において、タイヤ周方向D3の中央で且つタイヤ幅方向D1の中央の部分は、除水し難く、また、接地性も悪い。そこで、図7に示すように、ブロックである陸部11において、タイヤ周方向D3の中央に位置するほど、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法が大きい、という構成でもよい。斯かる構成によれば、ブロックである陸部11において、タイヤ周方向D3の中央で且つタイヤ幅方向D1の中央の部分も、除水でき、しかも、接地性を向上させることができる。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、浅溝14は、一つ周溝9と接続されている、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。
例えば、空気入りタイヤにおいては、浅溝14は、備えられる陸部11を区画する二つの周溝9,9と接続されている、という構成でもよい。斯かる構成の場合、浅溝14の幅寸法は、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央から各周溝9に向けてそれぞれ大きくなる。なお、陸部11の剛性が低下することを抑制するために、浅溝14は、一つの周溝9と接続されている、という構成が好ましい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、浅溝14の深さ寸法は、接続される周溝9に向けて大きくなる、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。
例えば、空気入りタイヤにおいては、浅溝14の深さ寸法は、接続される周溝9に向けて小さくなる、という構成でもよく、また例えば、浅溝14の深さ寸法は、一定である、という構成でもよい。なお、浅溝14の除水効果を効果的に発揮させるために、浅溝14の深さ寸法は、接続される周溝9に向けて大きくなる、という構成が好ましい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、浅溝14の体積は、タイヤ周方向D3で隣接されるサイプ13の体積よりも小さい、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。
例えば、空気入りタイヤにおいては、浅溝14の体積は、タイヤ周方向D3で隣接されるサイプ13の体積と同じ、という構成でもよく、また例えば、浅溝14の体積は、タイヤ周方向D3で隣接されるサイプ13の体積よりも大きい、という構成でもよい。なお、陸部11の剛性が低下することを抑制するために、浅溝14の体積は、タイヤ周方向D3で隣接されるサイプ13の体積よりも小さい、という構成が好ましい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、陸部11において、浅溝14の体積の総和は、サイプ13の体積の総和よりも小さい、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。
例えば、空気入りタイヤにおいては、陸部11において、浅溝14の体積の総和は、サイプ13の体積の総和と同じ、という構成でもよく、また例えば、陸部11において、浅溝14の体積の総和は、サイプ13の体積の総和よりも大きい、という構成でもよい。なお、陸部11の剛性が低下することを抑制するために、浅溝14の体積は、陸部11において、浅溝14の体積の総和は、サイプ13の体積の総和よりも小さい、という構成が好ましい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、陸部11は、サイプ13を備えている、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、空気入りタイヤにおいては、陸部11は、サイプ13を備えていない、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、浅溝14は、トレッド面4aにおいて、直線状に形成されている、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、空気入りタイヤにおいては、浅溝14は、トレッド面4aにおいて、湾曲状に形成されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る空気入りタイヤ1においては、浅溝14は、タイヤ幅方向D1に平行に配置されている、という構成である。しかしながら、空気入りタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、空気入りタイヤにおいては、浅溝14は、タイヤ幅方向D1に対して傾斜して配置されている、という構成でもよい。
ここで、空気入りタイヤ1の構成と効果を具体的に示すため、空気入りタイヤ1の実施例とその比較例とについて、図2〜図6及び図8〜図9を参酌して、以下に説明する。
<アイス制動性能>
車両に各タイヤを装着させて、時速40キロメートルでアイス路面を走行させた状態からABSを作動させた際の、制動距離を測定し、その測定値の逆数を算出した。比較例の結果を100とする指数で評価し、指数が大きいほど、アイス制動性能が優れていることを示す。
<ウエット制動性能>
車両に各タイヤを装着させて、時速100キロメートルで水深1mmの路面を走行させた状態からABSを作動させた際の、制動距離を測定し、その測定値の逆数を算出した。比較例の結果を100とする指数で評価し、指数が大きいほど、ウエット制動性能が優れていることを示す。
<ドライ操縦安定性能>
車両に各タイヤを装着させて、ドライ路面を、加速・制動・旋回・レーンチェンジをする走行を実施した。そして、ドライバーによる官能試験により、操縦安定性能を評価した。比較例1の結果を100とする指数で評価し、指数が大きいほど、ドライ操縦安定性能が優れていることを示す。
<実施例1〜3>
実施例1は、図2〜図4に係る上記実施形態に係るタイヤである。
実施例2は、図5に示すように、サイプ13,13の間に二つの浅溝14を備えるタイヤである。
実施例3は、図6に示すように、浅溝14のタイヤ幅方向D1の寸法が陸部11のタイヤ幅方向D1の寸法の50%未満であるタイヤである。
<比較例>
比較例は、図8に示すように、陸部11が浅溝14を備えておらずサイプ13のみ備えるタイヤである。
<評価結果>
実施例1〜3は、比較例に対して、ドライ操縦安定性能を維持しつつ、アイス制動性能及びウエット制動性能を向上できている。このように、実施例1〜3は、浅溝14による除水効果が発揮されているため、アイス制動性能及びウエット制動性能を向上できている。
また、タイヤのより好ましい実施例について、以下に説明する。
まず、実施例1及び2に係るタイヤにおいては、浅溝14は、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央を超える位置まで延びている、という構成である。それに対して、実施例3に係るタイヤにおいては、浅溝14は、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央の手前の位置まで延びている、という構成である。
そして、実施例3に係るタイヤにおいては、アイス制動性能及びウエット制動性能を向上させることができているのに対して、実施例1及び2に係るタイヤにおいては、アイス制動性能及びウエット制動性能を非常に効果的に向上させることができている。これにより、タイヤにおいては、浅溝14は、陸部11のタイヤ幅方向D1の中央を超える位置まで延びる、という構成が好ましい。
また、実施例1及び2に係るタイヤにおいては、一方の周溝9のみに接続される第1浅溝14aと、他方の周溝9のみに接続される第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重なるように、配置される、という構成である。それに対して、実施例3に係るタイヤにおいては、一方の周溝9のみに接続される第1浅溝14aと、他方の周溝9のみに接続される第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重ならないように、配置される、という構成である。
そして、実施例3に係るタイヤにおいては、アイス制動性能及びウエット制動性能を向上させることができているのに対して、実施例1及び2に係るタイヤにおいては、アイス制動性能及びウエット制動性能を非常に効果的に向上させることができている。これにより、タイヤにおいては、一方の周溝9のみに接続される第1浅溝14aと、他方の周溝9のみに接続される第2浅溝14bとは、タイヤ周方向D3で重なるように、配置される、という構成が好ましい。
1…空気入りタイヤ、2…ビード部、2a…ビード、2b…リムストリップゴム、3…サイドウォール部、3a…サイドウォールゴム、4…トレッド部、4a…トレッド面、5…カーカス層、5a…カーカスプライ、6…インナーライナー、7…トレッドゴム、8…ベルト層、8a…ベルトプライ、8b…ベルトプライ、9…周溝、9c…センター周溝、9s…ショルダー周溝、10…領域、10c…センター領域、10m…メディエイト領域、10s…ショルダー領域、11…陸部、12…横溝、13…サイプ、14…浅溝、14a…第1浅溝、14b…第2浅溝、100…リム、141…先端、142…基端、D1…タイヤ幅方向、D2…タイヤ径方向、D3…タイヤ周方向、S1…タイヤ赤道面

Claims (6)

  1. タイヤ周方向に沿って延びる複数の周溝を備える空気入りタイヤであって、
    前記周溝で区画される陸部を備え、
    前記陸部は、深さ寸法が幅寸法以下である浅溝を備え、
    前記浅溝は、少なくとも一つの前記周溝と接続され、
    前記浅溝の幅寸法は、接続される前記周溝に向けて大きくなる、空気入りタイヤ。
  2. 前記浅溝の深さ寸法は、接続される前記周溝に向けて大きくなる、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記浅溝は、一つの前記周溝とのみ接続され、前記陸部の少なくともタイヤ幅方向の中央まで延びる、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記浅溝は、前記陸部を区画する一対の前記周溝のうち、一方の周溝のみに接続される第1浅溝と、他方の周溝のみに接続される第2浅溝とを備え、
    前記第1浅溝と前記第2浅溝とは、タイヤ周方向で重なるように、配置される、請求項1〜3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記陸部は、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプを備え、
    前記陸部において、前記浅溝の体積の総和は、前記サイプの体積の総和よりも小さい、請求項1〜4の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記陸部は、深さ寸法が幅寸法よりも大きいサイプを備え、
    前記浅溝の体積は、タイヤ周方向で隣接される前記サイプの体積よりも小さい、請求項1〜5の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
JP2015221109A 2015-11-11 2015-11-11 空気入りタイヤ Active JP6587910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221109A JP6587910B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221109A JP6587910B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017087987A true JP2017087987A (ja) 2017-05-25
JP6587910B2 JP6587910B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=58770172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015221109A Active JP6587910B2 (ja) 2015-11-11 2015-11-11 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6587910B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109910520A (zh) * 2017-12-13 2019-06-21 东洋橡胶工业株式会社 充气轮胎
JP2020066278A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
US11731464B2 (en) * 2019-12-10 2023-08-22 Apollo Tyres Global R&D B.V. Tyre tread

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001191741A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2006076556A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2006151233A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2008296769A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2010173346A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
WO2015004913A1 (ja) * 2013-07-12 2015-01-15 株式会社ブリヂストン タイヤ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001191741A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2006076556A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2006151233A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2008296769A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2010173346A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
WO2015004913A1 (ja) * 2013-07-12 2015-01-15 株式会社ブリヂストン タイヤ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109910520A (zh) * 2017-12-13 2019-06-21 东洋橡胶工业株式会社 充气轮胎
JP2020066278A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
JP7144279B2 (ja) 2018-10-22 2022-09-29 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
US11731464B2 (en) * 2019-12-10 2023-08-22 Apollo Tyres Global R&D B.V. Tyre tread

Also Published As

Publication number Publication date
JP6587910B2 (ja) 2019-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6786794B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6231974B2 (ja) 空気入りタイヤ
US9340071B2 (en) Pneumatic tire
JP6607041B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6259339B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6055521B1 (ja) 空気入りタイヤ
JP6097238B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2016159892A (ja) 空気入りタイヤ
US10173475B2 (en) Pneumatic tire
JP6031055B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2016035660A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2019111838A (ja) タイヤ
JP2018012437A (ja) タイヤ
JP2013052872A (ja) 空気入りタイヤ
JP6646407B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6587910B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006193088A (ja) 空気入りタイヤ
JP5841558B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5779164B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6002182B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7163136B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6143341B2 (ja) タイヤ
JP2019130929A (ja) タイヤ
JP2012091564A (ja) タイヤ
JP6585472B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6587910

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250