JP2017087217A - 溶接方法及び溶接部検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波探傷試験に代わる検査方法によって溶接部の検査を可能とする。
【解決手段】チューブ11とヨーク12とを溶接によって接合する。チューブ11とヨーク12との接合面に磁石部材30を設ける。接合面間には、磁石部材30を介在させるための小空間Kが形成されている。そして、これらチューブ11とヨーク12とを溶接する。この際、所望の溶け込み深さHの範囲内に磁石部材30を設け、チューブ11とヨーク12とを磁石部材30を取り込むようにして溶接する。
【選択図】 図3
【解決手段】チューブ11とヨーク12とを溶接によって接合する。チューブ11とヨーク12との接合面に磁石部材30を設ける。接合面間には、磁石部材30を介在させるための小空間Kが形成されている。そして、これらチューブ11とヨーク12とを溶接する。この際、所望の溶け込み深さHの範囲内に磁石部材30を設け、チューブ11とヨーク12とを磁石部材30を取り込むようにして溶接する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、溶接方法及び溶接部検査方法に関する。
二つの金属部材を接合するための技術として溶接が広く用いられている。例えば、自動車等に用いられるプロペラシャフトを製造する際、チューブとヨークとを溶接によって接合して一体化させている。
図5(A)に示すように、チューブ99とヨーク98とを溶接する場合、強度確保の観点から、溶け込み深さHをチューブ99の板厚t以上(H≧t)とすることが必要とされている。これに対して、図5(B)に示すように、溶け込み深さHがチューブ99の板厚t未満である場合(H<t)、十分な強度を確保することができない。そこで、正常溶接と溶接不良との判別を行うために溶接部の検査(非破壊検査)が行われている。
従来、このようなチューブ99とヨーク98との溶接部の検査は、超音波探傷試験により行われている。超音波探傷試験については、例えば特許文献1に開示されている。
超音波探傷試験を実施するためには技能が必要であり、また、その作業者は資格を要する。更に超音波探傷試験を行うためには多くの工数が発生するという課題がある。
そこで、本発明は、超音波探傷試験に代わる検査方法によって溶接部の検査が可能となる溶接方法、及び溶接部の検査方法を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、超音波探傷試験に代わる検査方法によって溶接部の検査が可能となる溶接方法、及び溶接部の検査方法を提供することを目的とする。
本発明は、第一部材と第二部材とを溶接によって接合する方法であって、前記第一部材と前記第二部材との接合面に磁石部材を設け、前記第一部材と前記第二部材とを溶接する。
この溶接方法によれば、第一部材と第二部材との溶接が適切に行われて溶接が十分であると、その溶接(溶接する際の熱)によって磁石部材による磁力はなくなる(低下する)が、溶接が不十分であると、磁石部材による磁力が残る。このため、溶接部の磁性(磁力)を確認することで、溶接の良否判定が可能となる。つまり、超音波探傷試験に代わる検査方法によって溶接部の検査が可能となる。なお、前記磁石部材は、磁化させた金属部材とすることができる。
また、磁石部材を第一部材及び第二部材(母材)の熱影響部に設けてもよいが、所望の溶け込み深さ範囲内に前記磁石部材を設け、前記第一部材と前記第二部材とを前記磁石部材を取り込むようにして溶接するのが好ましい。
この場合、溶着金属と溶融母材(第一部材及び第二部材)とが溶融凝固した溶融金属に磁石部材が取り込まれることで、磁石部材の磁力はなくなる(低下する)。つまり、所望の溶け込み深さまで溶接されていれば、磁石部材による磁力はなくなる(低下する)が、所望の溶け込み深さに到達していない場合(つまり、溶接不良の場合)、磁石部材による磁力が残る。このため、溶接部の磁性を確認することで、溶接不良を検知することが可能となる。
この場合、溶着金属と溶融母材(第一部材及び第二部材)とが溶融凝固した溶融金属に磁石部材が取り込まれることで、磁石部材の磁力はなくなる(低下する)。つまり、所望の溶け込み深さまで溶接されていれば、磁石部材による磁力はなくなる(低下する)が、所望の溶け込み深さに到達していない場合(つまり、溶接不良の場合)、磁石部材による磁力が残る。このため、溶接部の磁性を確認することで、溶接不良を検知することが可能となる。
また、前記第一部材と前記第二部材との接合面間に、前記磁石部材を介在させるための小空間が形成されているのが好ましい。これにより、第一部材及び第二部材を従来とおりの開先形状として、溶接が可能となる。
また、前記接合面の全長にわたって前記磁石部材を設けるのが好ましい。これにより、溶接部の全長検査が可能となる。例えば、第一部材及び第二部材が環状であって、これらの部材の環状の部分同士を接合する場合、磁石部材も環状とすればよく、これにより全周検査が可能となる。
また、前記第一部材は、円筒部材であり、前記第二部材は、前記第一部材の軸端面と突き合わせられる円筒部、及び、前記第一部材と前記円筒部との突き合わせ部の径方向内側又は径方向外側に設けられている環状の裏当て部を有しており、前記磁石部材は、前記第一部材、前記円筒部及び前記裏当て部によって囲まれた領域に設けられるのが好ましい。これにより、裏当て部に到達するまで溶接の溶けこみ深さがあれば、磁力はなくなる(低下する)。これに対して、溶けこみ深さが裏当て部にまで到達していない場合、磁力が残る。このため、溶接部の磁性を確認することで、磁力が(強く)残っている場合、溶け込み深さが不十分であると判定することが可能となる。
また、本発明は、第一部材と第二部材との溶接部の検査を非破壊で行う方法であって、前記溶接方法によって溶接されて得た溶接部の磁性を確認する。
この方法により、超音波探傷試験に代わって溶接部の検査が可能となる。また、溶接部の検査が容易となり、検査時間の短縮化に貢献できる。なお、磁性の確認は、溶接部に磁粉を与えて目視確認してもよく、又は、磁性の弱さ(強さ)を計測器によって計測してもよい。
この方法により、超音波探傷試験に代わって溶接部の検査が可能となる。また、溶接部の検査が容易となり、検査時間の短縮化に貢献できる。なお、磁性の確認は、溶接部に磁粉を与えて目視確認してもよく、又は、磁性の弱さ(強さ)を計測器によって計測してもよい。
本発明によれば、超音波探傷試験に代わる検査方法によって溶接部の検査が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の溶接方法によって接合される第一部材及び第二部材の一部を拡大した断面図である。以下に説明する形態では、第一部材は自動車に用いられるプロペラシャフトのチューブ11であり、第二部材はこのチューブ11と接合されるヨーク12である。
図1は、本発明の溶接方法によって接合される第一部材及び第二部材の一部を拡大した断面図である。以下に説明する形態では、第一部材は自動車に用いられるプロペラシャフトのチューブ11であり、第二部材はこのチューブ11と接合されるヨーク12である。
チューブ11は機械構造用炭素鋼鋼管からなり、ヨーク12は機械構造用炭素鋼材からなる環状の部材である。なお、これらチューブ11及びヨーク12の材質はその他の鋼材であってよい。
チューブ11は、円筒形状の部材(円筒部材)からなる。ヨーク12は、円筒部13及び環状の裏当て部14を有している。円筒部13は、チューブ11の軸端面21と突き合わせられる。裏当て部14は、チューブ11と円筒部13との突き合わせ部10の径方向内側に設けられている。円筒部13と裏当て部14とは、一つの部材(機械構造用炭素鋼材)から成形されたものであり、これらは一体不可分である。つまり、円筒部13の軸22面の径方向内側部から、裏当て部14が軸方向に向かって延びて設けられており、ヨーク12は、段付き形状を有している。そして、図2に示すように、径方向外側からチューブ11とヨーク12とは溶接によって接合される。なお、溶接は半自動溶接や自動溶接等とすることができる。
チューブ11は、円筒形状の部材(円筒部材)からなる。ヨーク12は、円筒部13及び環状の裏当て部14を有している。円筒部13は、チューブ11の軸端面21と突き合わせられる。裏当て部14は、チューブ11と円筒部13との突き合わせ部10の径方向内側に設けられている。円筒部13と裏当て部14とは、一つの部材(機械構造用炭素鋼材)から成形されたものであり、これらは一体不可分である。つまり、円筒部13の軸22面の径方向内側部から、裏当て部14が軸方向に向かって延びて設けられており、ヨーク12は、段付き形状を有している。そして、図2に示すように、径方向外側からチューブ11とヨーク12とは溶接によって接合される。なお、溶接は半自動溶接や自動溶接等とすることができる。
なお、ここで説明する溶接方法(及び溶接部検査方法)は、プロペラシャフトのチューブ11とヨーク12との接合以外においても適用可能である。例えば、第一部材は円筒部材からなり、第二部材は第一部材の軸端面と突き合わせられる円筒部、及び、これら第一部材と円筒部との突き合わせ部の径方向外側に設けられている環状の裏当て部を有しているものであってもよい。この場合、径方向内側から第一部材と第二部材とは溶接によって接合される。
図2及び図3は、チューブ11とヨーク12との溶接方法を説明する断面図である。
チューブ11の軸方向端部15の外周側に開先が形成されている。また、ヨーク12が有する円筒部13の軸方向端部16の外周側に開先が形成されている。チューブ11の軸端面21の内周側に切り欠き部24が形成されている。また、ヨーク12において円筒部13の軸端面22と裏当て部14の外周面23とが交差する部分に切り欠き部25が形成されている。チューブ11側の切り欠き部24とヨーク12側の切り欠き部25とが連続して小空間Kが形成される。この小空間Kに磁石部材30が設けられる。
チューブ11の軸方向端部15の外周側に開先が形成されている。また、ヨーク12が有する円筒部13の軸方向端部16の外周側に開先が形成されている。チューブ11の軸端面21の内周側に切り欠き部24が形成されている。また、ヨーク12において円筒部13の軸端面22と裏当て部14の外周面23とが交差する部分に切り欠き部25が形成されている。チューブ11側の切り欠き部24とヨーク12側の切り欠き部25とが連続して小空間Kが形成される。この小空間Kに磁石部材30が設けられる。
チューブ11の軸方向端部15をヨーク12の裏当て部14の径方向外側に位置させ、かつ、チューブ11の軸端面21と円筒部13の軸端面22とを突き合わせた状態とする。そして、図3に示すように、チューブ11とヨーク12との接合部に対して溶接が行われる。
チューブ11とヨーク12との溶接は、裏当て部14に達するまで行われる。つまり、溶融母材(チューブ11及びヨーク12)と溶着金属とが溶融凝固した溶融金属M(図2参照)が、裏当て部14にまで達している。前記溶着金属は、溶接中に付加される金属材料である溶加材から溶接部に移行した金属である。溶接前に状態で、前記小空間Kは裏当て部14の径方向外側に位置していることから、この小空間Kに設置される磁石部材30は、開先側の表面から所望の(所定の)溶け込み深さH(図3参照)の範囲内に設けられることになる。そして、磁石部材30を取り込むようにしてチューブ11とヨーク12とは溶接される。
磁石部材30は、磁化させた金属部材(主成分を鉄とする金属材料)とすることができ、強磁性体からなる。図3に示すように、溶接されると、溶融金属Mに磁石部材30も溶融して取り込まれることで、磁石部材30の磁力はなくなる(又は低下する)。つまり、所望の溶け込み深さまで溶接されていれば、磁石部材30による磁力はなくなる(又は低下する)。
しかし、図4に示すように、溶融金属Mが所望の溶け込み深さに到達していない場合、溶接しても、磁石部材30による磁力が残る。図4に示す状態は溶接不良の場合を示している。図4では溶融金属Mが裏当て部14にまで達しておらず、溶け込み深さが不足している。
しかし、図4に示すように、溶融金属Mが所望の溶け込み深さに到達していない場合、溶接しても、磁石部材30による磁力が残る。図4に示す状態は溶接不良の場合を示している。図4では溶融金属Mが裏当て部14にまで達しておらず、溶け込み深さが不足している。
チューブ11とヨーク12とを溶接する場合、溶け込み深さHがチューブ11の板厚t以上(H≧t)である場合(図3参照)が正常であり良品となる。これに対して、図4に示すように、溶け込み深さHがチューブ11の板厚t未満である場合(H<t)、溶接不良であって十分な強度を確保することができず、不良品となる。
そこで、前記溶接方法による溶接部Wの検査方法として、チューブ11とヨーク12との溶接部Wの磁性を確認することで、溶接不良を検知することが可能となる。磁性の確認は、溶接部Wの表面に磁粉を与えて目視確認してもよく、又は、磁性の弱さ(強さ)を計測器によって計測してもよい。溶接部Wの表面に対して磁粉を与えて確認する場合、正常溶接されたものとの対比によって行うことができる。つまり、正常溶接された場合と、溶接不良であった場合との磁粉の広がり方の違いを確認することで、検査が可能となる。計測器を用いる場合、計測値と閾値との比較によって良否の判定を行うことができる。
以上のように、チューブ11とヨーク12とを溶接によって接合する方法は、チューブ11とヨーク12との接合面(21,22)に磁石部材30を設け(図2参照)、そして、これらチューブ11とヨーク12とを溶接する(図3参照)。この溶接方法によれば、チューブ11とヨーク12との間の溶接が適切に行われて溶接が十分であると(図3参照)、その溶接(溶接する際の熱)によって磁石部材30による磁力はなくなる(又は低下する)が、溶接が不十分であると(図4参照)、磁石部材30による磁力が残る。このため、溶接後に溶接部Wの磁性(磁力)を確認することで、溶接の良否判定が可能となる。
また、本実施形態の方法では、溶接前に、図2に示すように、磁石部材30が、チューブ11、ヨーク12の円筒部13及び裏当て部14によって囲まれた領域に設けられている。これにより、溶接作業を行って、裏当て部14に到達するまで溶接の溶けこみ深さがあれば(図3参照)、磁力はなくなる(又は低下する)。これに対して、図4に示すように、溶けこみ深さが裏当て部14にまで到達していない場合、磁力が残る。このため、溶接部Wの磁性を確認することで、磁力が(強く)残っている場合、溶け込み深さが不十分であると判定することが可能となる。
また、本実施形態の方法では、図3に示すように、所望の溶け込み深さ範囲内に磁石部材30を設け、この磁石部材30を取り込むようにしてチューブ11とヨーク12とを溶接している。磁石部材30が溶融金属Mに取り込まれることで、磁石部材30の磁力はなくなる(又は低下する)。つまり、所望の溶け込み深さまで溶接されていれば、磁石部材30による磁力はなくなる(又は低下する)。
さらに、チューブ11及びヨーク12は円筒形状を有しており、全周にわたって溶接される。そこで、チューブ11とヨーク12との接合面の間の全長にわたって磁石部材30が設けられている。つまり、磁石部材30は環状となっている。これにより、溶接部Wの全長検査(全周検査)が可能となる。
また、本実施形態では、図2に示すように、チューブ11とヨーク12との接合面間に、磁石部材30を介在させるための小空間Kが形成されている。この小空間Kは、チューブ11及びヨーク12(円筒部)の軸方向端部15,16において、開先が形成されている外周側部よりも径方向内側に形成されている。したがって、チューブ11及びヨーク12を従来とおりの開先形状として、溶接が可能となる。
そして、以上のようなチューブ11とヨーク12との溶接が行われることで得られた溶接部Wの検査を非破壊で行う方法は、前記溶接方法によって溶接されて得たチューブ11とヨーク12との間の溶接部Wの磁性(の弱さ)を確認することによって行われる。磁粉を用いる場合、溶接部Wの外周面に磁粉を与えればよい。この方法によれば溶接部Wの検査が容易となり、検査時間の短縮化に貢献できる。そして、従来の超音波探傷試験に代わって溶接部Wの検査が可能となる。
以上のとおり開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。つまり、本発明の溶接方法及び検査方法は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
例えば、前記実施形態では、溶接の対象をチューブ11とヨーク12としたが、これら以外の金属部材を溶接によって接合する場合においても、前記溶接方法を適用することができる。また、溶接の対象は、筒状の部材以外であってもよく、板状である第一部材と第二部材とを溶接する場合においても、前記溶接方法を適用することができる。更に、溶接方法は、前記のような裏当て部が無い溶接(例えば突合せ溶接や、隅肉溶接)であってもよい。例えば、金属部材の板厚が大きく、これらを突き合わせ溶接する場合、両面に開先が形成されるが、この場合、例えば、一面側の開先と他面側の開先との間の板厚中央部に磁石部材を設けて溶接を行えばよい。
このように突合せ溶接や、隅肉溶接の場合であっても、両部材の接合面に磁石部材を設け、これらを溶接すればよい。そして、この溶接部の磁性を確認することで、溶接部の非破壊検査が可能となる。
例えば、前記実施形態では、溶接の対象をチューブ11とヨーク12としたが、これら以外の金属部材を溶接によって接合する場合においても、前記溶接方法を適用することができる。また、溶接の対象は、筒状の部材以外であってもよく、板状である第一部材と第二部材とを溶接する場合においても、前記溶接方法を適用することができる。更に、溶接方法は、前記のような裏当て部が無い溶接(例えば突合せ溶接や、隅肉溶接)であってもよい。例えば、金属部材の板厚が大きく、これらを突き合わせ溶接する場合、両面に開先が形成されるが、この場合、例えば、一面側の開先と他面側の開先との間の板厚中央部に磁石部材を設けて溶接を行えばよい。
このように突合せ溶接や、隅肉溶接の場合であっても、両部材の接合面に磁石部材を設け、これらを溶接すればよい。そして、この溶接部の磁性を確認することで、溶接部の非破壊検査が可能となる。
10:突き合わせ部 11:チューブ(第一部材) 12:ヨーク(第二部材)
13:円筒部 14:裏当て部 21:軸端面
30:磁石部材 H:溶け込み深さ K:小空間
M:溶融金属 W:溶接部
13:円筒部 14:裏当て部 21:軸端面
30:磁石部材 H:溶け込み深さ K:小空間
M:溶融金属 W:溶接部
Claims (6)
- 第一部材と第二部材とを溶接によって接合する方法であって、前記第一部材と前記第二部材との接合面に磁石部材を設け、前記第一部材と前記第二部材とを溶接する、溶接方法。
- 所望の溶け込み深さ範囲内に前記磁石部材を設け、前記第一部材と前記第二部材とを前記磁石部材を取り込むようにして溶接する、請求項1に記載の溶接方法。
- 前記第一部材と前記第二部材との接合面間に、前記磁石部材を介在させるための小空間が形成されている、請求項1又は2に記載の溶接方法。
- 前記接合面の全長にわたって前記磁石部材を設ける、請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶接方法。
- 前記第一部材は、円筒部材であり、
前記第二部材は、前記第一部材の軸端面と突き合わせられる円筒部、及び、前記第一部材と前記円筒部との突き合わせ部の径方向内側又は径方向外側に設けられている環状の裏当て部を有しており、
前記磁石部材は、前記第一部材、前記円筒部及び前記裏当て部によって囲まれた領域に設けられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の溶接方法。 - 第一部材と第二部材との溶接部の検査を非破壊で行う方法であって、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の溶接方法によって溶接されて得た溶接部の磁性を確認する、溶接部検査方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108918640A (zh) * | 2018-07-10 | 2018-11-30 | 海建平 | 一种用于机翼构件裂纹监测、修装置及用于机翼构件裂纹监测、修复的方法 |
CN118128982A (zh) * | 2024-05-08 | 2024-06-04 | 湖南工程学院 | 一种内衬不锈钢管铸铁管及焊接装置 |
-
2015
- 2015-11-02 JP JP2015215878A patent/JP2017087217A/ja active Pending
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