JP2017085489A - コールスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】高い防水性能を備えたコールスイッチ、を提供する。【解決手段】コールスイッチは、無線によりデータを通信可能な無線部と、内部空間を形成し、内部空間に無線部を収容する内側ケース21と、内側ケース21に設けられ、ユーザによる操作時に無線部56を動作させる押しボタン26と、内側ケース21に設けられ、内部空間57の密閉性を高めるシール部材と、内側ケース21を収容する外側ケース31とを備える。【選択図】図7

Description

この発明は、コールスイッチに関する。
従来のコールスイッチに関して、たとえば、特開2008−119200号公報には、握り押しボタン式子機の胴部を掌で握ることなく操作することを目的とした、握り押しボタン用アタッチメントが開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された握り押しボタン用アタッチメントは、握り押しボタン式子機に装着され、患者が握り押しボタン式子機の押しボタンを操作することを介助するためのものである。握り押しボタン用アタッチメントは、握り押しボタン式子機の胴部を支持する支持部と、患者が掌や拳により力を加えた場合に折り曲げられた状態となり、握り押しボタン式子機の押しボタンを押圧する操作部とを有する。
また、特開2015−15402号公報には、防水性能を十分に確保することを目的とした、操作端末が開示されている(特許文献2)。
特許文献2に開示された操作端末は、互いに組み合わされる第1筐体および第2筐体を有する外装筐体と、外装筐体の内部に収納される回路基板とを備える。第1筐体は、外装筐体内部に向けて窪む第1凹部を有し、第2筐体に組み合わされる第1筐体本体と、第1凹部に嵌合する蓋体とを備える。
特開2008−119200号公報 特開2015−15402号公報
上述の特許文献1に開示されるように、病院や介護施設等に設置され、病人や老人のアクシデントや患者の緊急コールを、看護師や介護者に通達するためのコールスイッチが知られている。このようなコールスイッチは、場所や時間を問わずにコールを看護師や介護者に通達する必要があるため、病室や居室以外に、浴室や脱衣室、トイレなどにも設置される。
しかしながら、コールスイッチが、たとえば浴室に設置される場合、シャワーや浴槽の水または湯がコールスイッチにかかったり、シャワーを使用してコールスイッチを清掃したりする場合がある。また、コールスイッチが病室や居室に設置される場合であっても、飲み物や薬品等が誤ってコールスイッチにかかる場合がある。このため、コールスイッチには高い防水性能が求められる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、高い防水性能を備えたコールスイッチを提供することである。
この発明に従ったコールスイッチは、無線によりデータを通信可能な無線部と、内部空間を形成し、内部空間に無線部を収容する第1筐体と、第1筐体に設けられ、ユーザによる操作時に無線部を動作させる第1操作部と、第1筐体に設けられ、内部空間の密閉性を高めるシール部材と、第1筐体を収容する第2筐体とを備える。
このように構成されたコールスイッチによれば、シール部材により内部空間の密閉性が高められた第1筐体と、その第1筐体を収容する第2筐体とによって、水等の液体が無線部を収容する第1筐体内に侵入することをより確実に防止できる。これにより、コールスイッチの防水性能を向上させることができる。
また好ましくは、第1筐体は、第1部分と、第1部分と組み合わされ、第1部分とともに筐体形状をなす第2部分とを含む。第2筐体は、第3部分と、第3部分と組み合わされ、第3部分とともに筐体形状をなす第4部分とを含む。第3部分と第4部分との境界部は、第1部分と第2部分との境界部に対向しない位置に設けられる。
このように構成されたコールスイッチによれば、水等の液体の侵入経路として想定される部位を第1筐体および第2筐体の間でずらすことによって、水等の液体が第1筐体内に侵入することをさらに確実に防止できる。
また好ましくは、コールスイッチは、第2筐体に設けられ、ユーザにより操作されることによって、第1操作部を操作させる第2操作部をさらに備える。第1筐体には、第1操作部が配置される第1配置孔が形成される。第2筐体には、第2操作部が配置される第2配置孔が形成される。第2操作部と第2配置孔の開口縁との境界は、第1操作部と第1配置孔の開口縁との境界に対向しない位置に設けられる。
このように構成されたコールスイッチによれば、水等の液体の侵入経路として想定される部位を第1筐体および第2筐体の間でずらすことによって、水等の液体が第1筐体内に侵入することをさらに確実に防止できる。
また好ましくは、第2筐体は、第3部分と、第3部分と組み合わされ、第3部分とともに筐体形状をなす第4部分とを含む。第3部分と第4部分との境界部は、第2筐体の外表面および内表面の間で非直線状に延びる断面形状を有する。
このように構成されたコールスイッチによれば、水等の液体が、第3部分と第4部分との境界部を通じて第2筐体内に侵入することをより確実に防止できる。
また好ましくは、第2筐体には、外部空間と、第1筐体を収容する空間との間を連通させる貫通孔が形成される。
このように構成されたコールスイッチによれば、仮に第2筐体内に水等の液体が侵入することがあっても、その液体を貫通孔を通じて外部空間に排出することができる。これにより、水等の液体が第1筐体内に侵入することをさらに確実に防止できる。
また好ましくは、第1筐体は、第1部分と、第1部分に組み合わされ、第1部分とともに筐体形状をなす第2部分とを含む。貫通孔は、第1部分と第2部分との境界部と対向しない位置に設けられる。
このように構成されたコールスイッチによれば、貫通孔を通じて第2筐体内から水等の液体を外部空間に排出する際に、第2筐体内で液体が第1部分と第2部分との境界部の周りに集まることを抑制できる。
また好ましくは、第2筐体には、複数の貫通孔が形成される。
このように構成されたコールスイッチによれば、水等の液体の侵入に伴って第2筐体内の圧力が高くなることを抑制できる。これにより、コールスイッチの防水性能をさらに向上させることができる。
また好ましくは、コールスイッチは、第2筐体に設けられ、ユーザにより操作されることによって、第1操作部を操作させる第2操作部をさらに備える。第2操作部の操作方向に沿った方向から見た場合に、複数の貫通孔は、第2操作部を挟んだ一方の側と他方の側とに位置して、第2筐体の周縁部に形成される。
このように構成されたコールスイッチによれば、コールスイッチが設置される姿勢にかかわらず、水等の液体を外部空間に排出することができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、高い防水性能を備えたコールスイッチを提供することができる。
この発明の実施の形態におけるコールスイッチの外観を示す正面図である。 図1中の矢印IIに示す方向から見たコールスイッチを示す側面図である。 図1中のコールスイッチの外部スイッチを部分的に取り除いた状態を示す正面図である。 図1中のコールスイッチの内部スイッチを示す正面図である。 図4中の矢印Vに示す方向から見た内部スイッチを示す側面図である。 図4中のVI−VI線上に沿った内部スイッチを示す断面図である。 図1中のコールスイッチの内部構造を示すための透視図である。 図2中のVIII−VIII線上に沿った外側ケースを示す断面図である。 図8中に示す外側ケースの変形例を示す断面図である。 図2中の矢印Xに示す方向から見た外側ケースを示す背面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態におけるコールスイッチの外観を示す正面図である。図2は、図1中の矢印IIに示す方向から見たコールスイッチを示す側面図である。図3は、図1中のコールスイッチの外部スイッチを部分的に取り除いた状態を示す正面図である。
図1から図3を参照して、この発明の実施の形態におけるコールスイッチ10は、病院や介護施設等に設置され、病人や老人のアクシデントや患者の緊急コールを、看護師や介護者に通達するためのものである。
コールスイッチ10は、内部スイッチ20および外装スイッチ30から構成されている。内部スイッチ20は、無線でデータを送受信可能な無線部56(図6を参照のこと)を内蔵し、押しボタン26が押下されることによって、所定の通信を行なう。なお、無線部56は、データ送信のみ可能なものであってもよい。
内部スイッチ20は、外装スイッチ30に収容されている。外装スイッチ30は、コールスイッチ10の外観をなしている。外装スイッチ30は、たとえば、浴室やトイレ等の緊急性の高い場所に、ネジ止めまたは両面テープなどによって固定される。
図4は、図1中のコールスイッチの内部スイッチを示す正面図である。図5は、図4中の矢印Vに示す方向から見た内部スイッチを示す側面図である。図6は、図4中のVI−VI線上に沿った内部スイッチを示す断面図である。
図4から図6を参照して、コールスイッチ10(内部スイッチ20)は、第1筐体としての内側ケース21と、基板51と、無線部56と、発光部としてのLED28と、第1操作部としての押しボタン26とを有する。
内側ケース21は、筐体形状を有し、その内側に内部空間57を形成している。内側ケース21は、図4中に示す平面視において略矩形形状を有する。内側ケース21は、厚み方向(図5中の矢印103に示す方向)の長さがその平面視における矩形形状の2辺の長さよりも小さい薄板形状を有する。
内側ケース21は、第1部分としての上ケース22と、第2部分としての下ケース23とを有する。上ケース22および下ケース23は、受け皿形状を有する。上ケース22および下ケース23は、内側ケース21を厚み方向において2分割した形状を有する。上ケース22および下ケース23は、互いに組み合わされることによって筐体形状をなしている。
下ケース23は、係止爪71を有する。係止爪71は、爪形状を有し、下ケース23の周縁部に設けられている。図6中の断面には表れていないが、下ケース23には、複数の係止爪71が設けられている。上ケース22には、引っ掛け孔72が形成されている。引っ掛け孔72は、係止爪71に対応する位置に形成されている。係止爪71が引っ掛け孔72に係止されることによって、上ケース22および下ケース23が組み合わされた状態が保持されている。
係止爪71および引っ掛け孔72は、上ケース22および下ケース23が組み合わされた状態を保持する保持機構部として設けられている。なお、下ケース23に引っ掛け孔72が形成され、上ケース22に係止爪71が設けられてもよい。
基板51および無線部56は、内側ケース21に収容されている。基板51は、内側ケース21の内部で、内側ケース21の厚み方向に直交する平面内で延在するように支持されている。無線部56は、基板51に実装されている。基板51には、無線部56の他に、コールスイッチ10の駆動用バッテリーや、無線部56による通信時に発光するLED28等が実装されている。
押しボタン26は、内側ケース21に設けられている。押しボタン26は、一方向(図5中の矢印102に示す方向)から押下されることによって無線部56を動作させる。内側ケース21(より具体的には、上ケース22)には、第1配置孔としてのボタン配置孔27が形成されている。ボタン配置孔27は、内側ケース21をその板厚方向に貫通するように設けられている。押しボタン26は、ボタン配置孔27に配置されている。押しボタン26は、その押下方向に沿ってスライド可能なようにボタン配置孔27に配置されている。
内側ケース21(より具体的には、上ケース22)には、LED配置孔29が形成されている。LED配置孔29は、内側ケース21をその板厚方向に貫通するように設けられている。LED28は、LED配置孔29に配置されている。LED28は、LED配置孔29を通じて内側ケース21の外部に露出している。
コールスイッチ10(内部スイッチ20)は、シール部材53と、シール部材52と、シール部材54とをさらに有する。シール部材53、シール部材52およびシール部材54は、内側ケース21に設けられている。シール部材53、シール部材52およびシール部材54によって、内部空間57の密閉性が高められている。内部空間57は、シール部材53、シール部材52およびシール部材54によって、略密閉された空間とされている。
より具体的には、シール部材53は、互いに組み合わされた上ケース22および下ケース23の間を封止している。シール部材53は、環状パッキンである。シール部材53は、内側ケース21の外周縁に沿って設けられ、上ケース22および下ケース23の間に介挿されている。
シール部材52は、押しボタン26が配置されるボタン配置孔27を封止している。シール部材52は、内側ケース21の内部で押しボタン26を取り囲むように設けられている。シール部材52は、内側ケース21(上ケース22)の内表面と、基板51との間に介挿されている。
シール部材54は、LED28が配置されるLED配置孔29を封止している。シール部材54は、内側ケース21の内部でLED28を取り囲むように設けられている。シール部材54は、内側ケース21(上ケース22)の内表面と、基板51との間に介挿されている。
上ケース22および下ケース23が組み合わされるのに伴って、シール部材53、シール部材52およびシール部材54は、内側ケース21の厚み方向に圧縮変形される。これにより、シール部材53、シール部材52およびシール部材54による内部空間57の気密性が高められている。
図7は、図1中のコールスイッチの内部構造を示すための透視図である。図1から図7を参照して、コールスイッチ10(外装スイッチ30)は、第2筐体としての外側ケース31と、第2操作部としての押しボタン36と、導光部としての光路棒38とを有する。
外側ケース31は、筐体形状を有し、その内側に内部スイッチ20を収容している。外側ケース31は、図1中に示す平面視において略矩形形状を有する。外側ケース31は、厚み方向(図2中の矢印104に示す方向)の長さがその平面視における矩形形状の2辺の長さよりも小さい薄板形状を有する。外側ケース31の厚み方向と、内側ケース21の厚み方向とは、一致する。
外側ケース31は、第3部分としての上ケース32と、第4部分としての下ケース33とを有する。上ケース32および下ケース33は、受け皿形状を有する。上ケース32および下ケース33は、外側ケース31を厚み方向において2分割した形状を有する。上ケース32および下ケース33は、互いに組み合わされることによって筐体形状をなしている。
外側ケース31内には、内部スイッチ20の支持機構部としての支持ベース41および支持柱42,43が設けられている。支持ベース41は、平板形状を有し、下ケース33の底面に設けられている。支持柱42,43は、下ケース33の底面から上ケース32に向けて棒状に延出している。内部スイッチ20は、支持ベース41に載置され、さらに支持柱42および支持柱43の間に挟持されることによって、外側ケース31内の所定位置に支持されている。
押しボタン36は、外側ケース31に設けられている。押しボタン36は、押しボタン26の直上に設けられている。押しボタン36は、一方向(図2中の矢印105に示す方向)から押下されることによって、押しボタン26を押下する。すなわち、コールスイッチ10のユーザは、押しボタン36の操作を通じて、外側ケース31内の押しボタン26を押下し、無線部56を動作させることができる。
外側ケース31(より具体的には、上ケース32)には、第2配置孔としてのボタン配置孔37が形成されている。ボタン配置孔37は、外側ケース31をその板厚方向に貫通するように設けられている。押しボタン36は、ボタン配置孔37に配置されている。押しボタン36は、その押下方向に沿ってスライド可能なようにボタン配置孔37に配置されている。
光路棒38は、外側ケース31に設けられている。光路棒38は、外側ケース31をその板厚方向に貫通するように設けられている。本実施の形態では、光路棒38が、外側ケース31に対して熱溶着されている。光路棒38は、LED28の直上に設けられている。LED28で発せられた光は、光路棒38を通じて外側ケース31の外部に導かれる。
最も一般的な設置方法として、外装スイッチ30は、下ケース33が浴室やトレイ等の壁面に固定され、上ケース32に設けられた押しボタン36および光路棒38が正面を向くように設置される。なお、本実施の形態では、内側ケース21および外側ケース31が、略矩形形状の平面視を有する筐体である場合を説明したが、このような構成に限られず、たとえば、円形や長円、多角形等の平面視を有する筐体であってもよい。
以下、浴室やトレイ等の壁面に固定される外側ケース31(下ケース33)の表面を「背面」といい、押しボタン36および光路棒38が設けられる外側ケース31(上ケース32)の表面を「正面」といい、正面および背面の周縁部に沿った外側ケース31の4つの面を「側面」という。また、外側ケース31の「背面」、「正面」および「側面」と同じ方向を向く内側ケース21の表面も、それぞれ、「背面」、「正面」および「側面」という。
たとえば、コールスイッチ10が浴室に設置される場合を想定すると、この場合、入浴時にコールスイッチ10にシャワーや浴槽の湯がかかったり、清掃時にシャワーの水がかけられることがある。これに対して、本実施の形態では、コールスイッチ10が、シール部材53、シール部材52およびシール部材54により内部空間57が略密閉空間とされた内側ケース21と、内側ケース21を収容する外側ケース31とからなる2重の筐体構造を有するため、湯や水が無線部56を収容する内側ケース21内に侵入することを防止できる。これにより、コールスイッチ10の防水性能を高めることができる。
図7を参照して、内側ケース21の外表面には、上ケース22および下ケース23の境界部61が現れ、外側ケース31の外表面には、上ケース32および下ケース33の境界部62が現れている。境界部61は、内側ケース21の側面に設けられている。境界部61は、内側ケース21の側面を一直線上に延び、周回している。境界部62は、外側ケース31の側面に設けられている。境界部62は、外側ケース31の側面を一直線上に延び、周回している。
境界部62は、境界部61と対向しない位置に設けられている。境界部62は、境界部61から内側ケース21および外側ケース31の厚み方向にずれた位置に設けられている。境界部62は、境界部61から、内側ケース21および外側ケース31の厚み方向において外側ケース31の正面側にずれた位置に設けられている。境界部62は、境界部61と平行に延びている。
図3を参照して、内側ケース21の外表面には、押しボタン26およびボタン配置孔27の開口縁の境界部67が現れ、外側ケース31の外表面には、押しボタン36およびボタン配置孔37の開口縁の境界部66が現れている。内側ケース21の外表面には、さらに、LED28およびLED配置孔29の開口縁の境界部68が現れている。境界部67および境界部68は、内側ケース21の正面に設けられている。境界部67および境界部68は、円形状を有する。境界部66は、外側ケース31の正面に設けられている。境界部66は、円形状を有する。
境界部66は、境界部67と対向しない位置に設けられている。円形状を有する境界部66の内側に、境界部67が配置されている。境界部66は、境界部68と対向しない位置に設けられている。円形状を有する境界部66の外側に、境界部68が配置されている。
図3および図7を参照して、外側ケース31の外表面に現れる境界部62および境界部66は、内側ケース21の外表面に現れる境界部61、境界部67および境界部68のいずれにも対向しない位置に設けられている。
本実施の形態では、内側ケース21および外側ケース31の間で、入水ラインとして想定される各種境界部をずらして配置することにより、外側ケース31内に侵入した水や湯が、直接内側ケース21の入水ラインに当たることを防止できる。これにより、コールスイッチ10の防水性能をさらに高めることができる。
なお、本実施の形態では、光路棒38が外側ケース31に対して熱溶着されているため、この部位は、外側ケース31における入水ラインとなり得ない。
図8は、図2中のVIII−VIII線上に沿った外側ケースを示す断面図である。図8を参照して、外側ケース31の上ケース32と下ケース33との境界部62は、外側ケース31の外表面31mおよび内表面31nの間で非直線状に延びる断面形状を有する。より具体的には、境界部62は、外側ケース31の外表面31mおよび内表面31nの間でクランク状に曲がって延びる断面形状を有する。
境界部62は、図8中に示すクランク状に限られず、たとえば、ジグザグ状に折れ曲がって延びる断面形状やミアンダ形状をなす断面形状、湾曲して延びる断面形状を有してもよい。
図9は、図8中に示す外側ケースの変形例を示す断面図である。図9を参照して、本変形例では、境界部62が、外側ケース31の外表面31mおよび内表面31nの間で、外表面31mおよび内表面31nに対して斜め方向に交わるように延びる断面形状を有する。
図8および図9中に示す上ケース32および下ケース33の組み合わせ構造によれば、外側ケース31の外表面31mに当たる水や湯が境界部62を通じて外側ケース31内に侵入し難くなる。このため、コールスイッチ10の防水性能をさらに高めることができる。
図10は、図2中の矢印Xに示す方向から見た外側ケースを示す背面図である。図10を参照して、外側ケース31には、貫通孔91〜100が形成されている。貫通孔91〜100は、外部空間と、内部スイッチ20を収容する外側ケース31内の空間との間を連通させるように設けられている。貫通孔91〜100は、外側ケース31をその板厚方向に貫通するように設けられている。
このような構成によれば、外側ケース31内に侵入した湯や水が貫通孔91〜100を通じて外部に排出されるため、コールスイッチ10の防水性能をさらに高めることができる。この際、排水用の孔が複数準備されているため、湯や水の侵入に伴って外側ケース31内の圧力が高まることを抑制できる。これにより、内部スイッチ20内への湯や水の侵入をより確実に防ぐことができる。
押しボタン36の押圧方向に沿った方向から見て(図10中では、外側ケース31の背面側から見て)、貫通孔91〜100は、押しボタン36を挟んだ一方の側と他方の側とに位置して、外側ケース31の周縁部81に形成されている。
より具体的に説明すると、外側ケース31(下ケース33)は、その背面側から見た周縁部81に、端辺81p、端辺81q、端辺81rおよび端辺81sを有する。端辺81pおよび端辺81rは、互いに対向し、端辺81qおよび端辺81sは、互いに対向する。
貫通孔91は、端辺81pから、端辺81pと端辺81sとの角部に渡って設けられている。貫通孔92は、端辺81pから、端辺81pと端辺81qとの角部に渡って設けられている。貫通孔97は、端辺81rに設けられている。貫通孔96は、端辺81rと端辺81qとの角部に設けられている。貫通孔98は、端辺81rと端辺81sとの角部に設けられている。
貫通孔91および貫通孔92は、押しボタン36を挟んで一方の側に位置し、貫通孔96、貫通孔97および貫通孔98は、押しボタン36を挟んで他方の側に位置する。貫通孔91および貫通孔96は、外側ケース31の周縁部81の対角の位置に設けられている。貫通孔92および貫通孔98は、外側ケース31の周縁部81の対角の位置に設けられている。
貫通孔93、貫通孔94および貫通孔95は、端辺81qに設けられている。貫通孔99および貫通孔100は、端辺81sに設けられている。
貫通孔93、貫通孔94および貫通孔95は、押しボタン36を挟んで一方の側に位置し、貫通孔99および貫通孔100は、押しボタン36を挟んで他方の側に位置する。
コールスイッチ10は、既に設置されている手すりや他のスイッチ等との関係性から、必ずしも意図された姿勢で設置されるわけではない。本実施の形態では、貫通孔91〜100を外側ケース31の周縁部81に沿って設けることにより、コールスイッチ10の設置姿勢にかかわらず、外側ケース31内に侵入した湯や水を外部に速やかに排出することが可能となる。
以上に説明した、この発明の実施の形態におけるコールスイッチ10の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態におけるコールスイッチ10は、無線によりデータを通信可能な無線部56と、内部空間57を形成し、内部空間57に無線部56を収容する第1筐体としての内側ケース21と、内側ケース21に設けられ、ユーザによる操作時に無線部56を動作させる第1操作部としての押しボタン26と、内側ケース21に設けられ、内部空間57の密閉性を高めるシール部材52,53,54と、内側ケース21を収容する第2筐体としての外側ケース31とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるコールスイッチ10によれば、コールスイッチ10の防水性能を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、無線部を動作させるための操作部が押しボタンである場合を説明したが、このような構成に限られず、たとえば、引きボタンや揺動式のレバー等であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、主に、病院や介護施設等に設置されるコールスイッチに適用される。
10 コールスイッチ、20 内部スイッチ、21 内側ケース、22,32 上ケース、23,33 下ケース、31 外側ケース、26,36 押しボタン、27,37 ボタン配置孔、29 LED配置孔、30 外装スイッチ、31m 外表面、31n 内表面、38 光路棒、41 支持ベース、42,43 支持柱、51 基板、52,53,54 シール部材、56 無線部、57 内部空間、61,62,66,67,68 境界部、71 係止爪、72 引っ掛け孔、81 周縁部、81p,81q,81r,81s 端辺、91,92,93,94,95,96,97,98,99,100 貫通孔。

Claims (8)

  1. 無線によりデータを通信可能な無線部と、
    内部空間を形成し、前記内部空間に前記無線部を収容する第1筐体と、
    前記第1筐体に設けられ、ユーザによる操作時に前記無線部を動作させる第1操作部と、
    前記第1筐体に設けられ、前記内部空間の密閉性を高めるシール部材と、
    前記第1筐体を収容する第2筐体とを備える、コールスイッチ。
  2. 前記第1筐体は、第1部分と、前記第1部分と組み合わされ、前記第1部分とともに筐体形状をなす第2部分とを含み、
    前記第2筐体は、第3部分と、前記第3部分と組み合わされ、前記第3部分とともに筐体形状をなす第4部分とを含み、
    前記第3部分と前記第4部分との境界部は、前記第1部分と前記第2部分との境界部に対向しない位置に設けられる、請求項1に記載のコールスイッチ。
  3. 前記第2筐体に設けられ、ユーザにより操作されることによって、前記第1操作部を操作させる第2操作部をさらに備え、
    前記第1筐体には、前記第1操作部が配置される第1配置孔が形成され、
    前記第2筐体には、前記第2操作部が配置される第2配置孔が形成され、
    前記第2操作部と前記第2配置孔の開口縁との境界は、前記第1操作部と前記第1配置孔の開口縁との境界に対向しない位置に設けられる、請求項1または2に記載のコールスイッチ。
  4. 前記第2筐体は、第3部分と、前記第3部分と組み合わされ、前記第3部分とともに筐体形状をなす第4部分とを含み、
    前記第3部分と前記第4部分との境界部は、前記第2筐体の外表面および内表面の間で非直線状に延びる断面形状を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載のコールスイッチ。
  5. 前記第2筐体には、外部空間と、前記第1筐体を収容する空間との間を連通させる貫通孔が形成される、請求項1から4のいずれか1項に記載のコールスイッチ。
  6. 前記第1筐体は、第1部分と、前記第1部分に組み合わされ、前記第1部分とともに筐体形状をなす第2部分とを含み、
    前記貫通孔は、前記第1部分と前記第2部分との境界部と対向しない位置に設けられる、請求項5に記載のコールスイッチ。
  7. 前記第2筐体には、複数の前記貫通孔が形成される、請求項5または6に記載のコールスイッチ。
  8. 前記第2筐体に設けられ、ユーザにより操作されることによって、前記第1操作部を操作させる第2操作部をさらに備え、
    前記第2操作部の操作方向に沿った方向から見た場合に、複数の前記貫通孔は、前記第2操作部を挟んだ一方の側と他方の側とに位置して、前記第2筐体の周縁部に形成される、請求項7に記載のコールスイッチ。
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