JP2017083704A - 画像形成装置及び管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用される記録材の紙種に応じて回転搬送手段の性能の低下の度合いを精度よく見積もること。【解決手段】記録材Pを載置する給紙カセット15と、給紙カセット15の記録材Pを搬送する加熱回転体21bと、記録材Pの紙種情報を入力するためのコントロールパネル35と、給紙カセット15に載置された記録材Pについての情報を給紙カセット15に対応付けて記憶し、コントロールパネル35より入力された記録材Pの紙種情報と、給紙カセット15に対応付けて記憶された記録材Pの紙種情報と、を比較し、比較結果に基づいた記録材Pの紙種情報に応じて、加熱回転体21bの劣化度合いを演算する制御演算部10と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置と、その管理システムに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等に適用されている。これらの画像形成装置では、ユーザが設定した記録材の種別情報を利用したり、画像形成装置に厚みセンサを設けたり(例えば、特許文献1参照)、画像形成装置内で剛度検知を行ったり(例えば、特許文献2参照)等して、記録材の特性を取得している。取得された記録材の特性は、画像形成条件の決定に用いられ、様々な記録材に対して所定の品質の画像を形成することができる。
また、電子写真方式の画像形成装置には、トナー補給容器等の消耗品、又は感光ドラム、現像装置、定着装置、転写装置等の部材が装着されている。これらの部材の中で、画像形成装置本体について保証された動作時間(以下、寿命という)に比べ寿命が短い部材は、それぞれがユニット化されている。これらのユニットが寿命に達すると、ユニット単位で新品のユニットに交換される。これにより、画像形成装置の継続的な使用に対応している。ところが近年では、このような画像形成装置の管理コストを削減したいというニーズが強まっている。上述したユニットに対しても、ユニットの寿命を精度よく検知又は予測して報知し、ユニットを寿命に達するまで長く使用することで、ユニットの交換の頻度を低下させ、管理コストを低減させることが望まれている。
交換可能なユニットの寿命の報知を正確に行うためには、それぞれのユニットの性能の低下の度合い(以下、劣化度合いという)を精度よく見積もる必要がある。このようなユニットについて、記録材の搬送に関わる回転搬送手段の劣化度合いを精度よく見積もる方法としては、記録材が搬送された枚数や回転搬送手段の回転数をモニターする方法が一般的で容易である。この方法では、搬送された記録材が所定の枚数又は回転搬送手段が所定の回転数を超えたタイミングで、ユニットの寿命の予告や寿命に到達したこと等のメッセージが、画像形成装置本体や接続されているパーソナルコンピュータ(以下、PC)側に示される。ユニットの劣化度合いを精度よく見積もる手法として、次のような手法がある。例えば、画像形成装置が有するモードの違い(例えば、普通紙とOHTを区別する)や、連続して搬送される記録材の枚数の違いに応じて、演算結果に重み付け係数を乗算する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。また、画像形成装置により検知された記録材の平滑度やユーザにより入力された記録材の坪量に応じて、劣化度合いの見積もり精度を向上させる手法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2000−284549号公報 特開2012−226138号公報 特開2000−131978号公報 特開2014−178344号公報
ユーザが使用する記録材に応じてユニットの劣化度合いを見積もる際に、記録材の平滑度や坪量を考慮することで、ある程度の見積もり精度の向上は図れる。しかし、本発明者らの検討によれば、同程度の平滑度と坪量の記録材を用いて同じような条件で画像形成装置を動作させているにも関わらず、回転搬送手段の劣化度合いに違いが生じる場合があることが判明した。
また、ユーザは、印刷の仕上がり具合を所望の仕上がり具合に近づけるために、使用する記録材を変更していないにも関わらず、記録材の種類を実際の記録材とは異なる紙種情報に設定する場合がある。そのような場合には、実際の記録材の紙種とは異なる特性値に基づいて回転搬送手段の劣化度合いを見積もることとなり、実際の劣化度合いの見積もりの精度を下げてしまうことになる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、使用される記録材の紙種に応じて回転搬送手段の性能の低下の度合いを精度よく見積もることを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材を載置する載置部と、前記載置部の記録材を搬送する搬送手段と、前記載置部に載置された記録材についての情報を前記載置部に対応付けて記憶する記憶手段と、記録材の紙種情報を入力するための入力手段と、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
(2)記録材を載置する載置部と、前記載置部の記録材を搬送する搬送手段と、前記載置部に載置された記録材についての情報を前記載置部に対応付けて記憶する記憶手段と、前記搬送手段により搬送される記録材の紙種を検知する検知手段と、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
(3)複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置とネットワーク回線を介して接続された管理装置と、を備える管理システムであって、前記画像形成装置は、記録材を載置する複数の載置部と、前記複数の載置部の記録材を搬送する搬送手段と、前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を前記複数の載置部の各々に対応付けて記憶する記憶手段と、記録材の紙種情報を入力するための入力手段と、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、を有し、前記管理装置は、前記複数の画像形成装置の前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を、前記複数の載置部の各々に対して設定することが可能な設定手段を有することを特徴とする管理システム。
(4)複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置とネットワーク回線を介して接続された管理装置と、を備える管理システムであって、前記画像形成装置は、記録材を載置する複数の載置部と、前記複数の載置部の記録材を搬送する搬送手段と、前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を前記複数の載置部の各々に対応付けて記憶する記憶手段と、前記搬送手段により搬送される記録材の紙種を検知する検知手段と、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、を有し、前記管理装置は、前記複数の画像形成装置の前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を、前記複数の載置部の各々に対して設定することが可能な設定手段を有することを特徴とする管理システム。
本発明によれば、使用される記録材の紙種に応じて回転搬送手段の性能の低下の度合いを精度よく見積もることができる。
実施例1の画像形成装置の概略断面図 実施例1、2の定着部の概略構成図 実施例1の画像形成装置の制御演算部の構成を示すブロック図 実施例1、2の記録材の種別と特性値との対応を示す図 実施例1、2の補正係数マトリクスの説明図 実施例1の画像形成装置の動作を説明する図 実施例2の画像形成装置の概略断面図 実施例2の画像形成装置の制御演算部の構成を示すブロック図 実施例2の画像形成装置の動作を説明する図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。なお、画像形成装置本体や各ユニットについて保証された動作時間を、以下、寿命といい、各ユニットの性能の低下の度合いを、以下、劣化度合いという。
実施例1では、記録材の紙種に応じて、画像形成装置を構成する回転搬送手段の寿命の演算を行う。図1は、本実施例の画像形成装置の概略断面図である。本実施例では、画像形成装置の一例として中間転写ベルトを採用したカラー画像形成装置を用いるが、他の構成の画像形成装置であってもよい。
[画像形成装置の構成]
本実施例の画像形成装置は、4ドラムフルカラー方式のプリンタである。画像形成部は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色ステーションに設けられた像担持体としての感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを備えている。なお、色を表すY、M、C、Kは、必要な場合を除き、以降省略する。また、画像形成部は、帯電手段としての帯電ローラ2、スキャナ部11、現像手段としての現像器8、トナー補給手段としてのトナー容器7、ドラムクリーナ16、回転体である中間転写ベルト24、二次転写ローラ25を備えている。また、画像形成部は、中間転写ベルト24を駆動しつつ、二次転写ローラ25の対向ローラとして機能する駆動ローラ26、張架ローラ13、補助ローラ23、一次転写ローラ4、定着手段としての定着部21を備えている。更に、画像形成部は、これらを制御して動作させる、演算手段である制御演算部10を備えている。
制御演算部10は、図1の画像形成装置のシステム制御を行っており、画像形成装置のシステム制御を行うCPU10a、制御プログラムが書き込まれたROM10b、制御に用いるデータや画像データを保存するRAM10cを有している。なお、記憶手段であるRAM10cは、画像形成装置への電源供給が停止しても保存された値を保持可能な不揮発性メモリである。
感光ドラム1は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成され、不図示の駆動モータの駆動力が伝達されて回転する。駆動モータは、感光ドラム1を画像形成動作に応じて図中矢印方向(時計回り方向)に回転させる。
制御演算部10が画像信号を受信すると、記録材Pは、記録材Pが載置された載置部である給紙カセット15からピックアップローラ14、給紙ローラ17、18によって画像形成装置内に送り出される。記録材Pは、後述する画像形成動作と記録材Pの搬送との同期をとるためのローラ状同期回転体、即ち、レジストレーションローラ対19a、19bに一旦挟持され、停止して待機する。なお、図1では、画像形成装置は、1つの給紙カセット15を備えている構成となっているが、複数の給紙カセットを備える構成でもよい。
一方、制御演算部10は、帯電ローラ2により一定電位に帯電された感光ドラム1の表面に、受信した画像信号に応じた静電潜像をスキャナ部11によって形成する。現像器8は静電潜像を可視化する手段であり、ステーション毎にYMCK各色の現像を行う。現像器8には、現像ローラ5が設けられており、静電潜像を可視化するための現像電圧が印加されている。このように、感光ドラム1の表面に形成された静電潜像は、現像器8により単色のトナー像として現像される。
中間転写ベルト24は、感光ドラム1に接触しており、カラー画像形成時に、図中矢印方向(反時計回り方向)に感光ドラム1の回転と同期して回転する。現像された単色のトナー像は、一次転写ローラ4に印加された一次転写電圧により順次、重畳して転写され、中間転写ベルト24上で多色のトナー像となる。ここで、中間転写ベルト24上に転写されずに感光ドラム1上に残留したトナーは、感光ドラム1に当接して設置されたドラムクリーナ16により回収される。ドラムクリーナ16は、クリーナブレード161とトナー回収容器162を有している。
中間転写ベルト24上に形成された多色のトナー像は、中間転写ベルト24と二次転写ローラ25とで形成される二次転写ニップ部に搬送される。中間転写ベルト24上のトナー像が二次転写ニップ部に搬送されるタイミングに合わせて、レジストレーションローラ対19a、19bに挟持された状態で待機していた記録材Pの搬送が再開される。記録材Pは、レジストレーションローラ対19a、19bにより中間転写ベルト24上の多色のトナー像の搬送と同期を取りながら二次転写ニップ部に搬送される。二次転写ニップ部に搬送された記録材Pには、二次転写ローラ25に印加された二次転写電圧により多色のトナー像が一括転写される。定着部21は大別して、弾性層を有し回転する加圧ローラ21aと、加圧ローラ21aに圧接し定着ニップ部Nを形成し、定着ニップ部Nを加熱する加熱手段であるヒータ等を有した加熱回転体21bから構成される。
[定着部の構成]
図2に、定着部21の概略構成図を示す。加熱回転体21bを構成する耐熱性を有する円筒状の加熱フィルム211は、加熱フィルム211を円筒状に保持する支持ホルダー212と、支持ホルダー212を保持する金属製の定着ステー213の外周に緩やかに嵌合されている。支持ホルダー212の長手方向には、板状発熱体214が保持され、不図示の加圧手段により、板状発熱体214は、加熱フィルム211を介して加圧ローラ21aと加圧力Fで定着ニップ部Nを形成している。加圧ローラ21aと板状発熱体214に挟持された加熱フィルム211は、加圧ローラ21aに対して支持ホルダー212及び定着ステー213の周りを従動回転する。加熱フィルム211の内面には温度検知手段である温度センサ215が当接され、加熱フィルム211の内面温度が検知され、検知された温度に基づいて制御演算部10により、加熱フィルム211の温度が所定の値となるように制御される。本実施例の加熱フィルム211は、厚さ35μmのステンレス材を基層としたフィルム211Bを有している。このフィルム211Bに、熱伝導性を付与したシリコーンゴムからなる厚さ300μmの弾性層211R、及びPFA材料からなる厚さ25μmの離型性層211Sを順次形成している。
多色のトナー像を保持した記録材Pは、加圧ローラ21aにより搬送されるとともに、定着ニップ部Nにて熱及び圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。図1に戻り、トナー像の定着後の記録材Pは、排出ローラ20a、20bによって排紙トレイ30に排出され、画像形成動作を終了する。
ベルトクリーナ28は、記録材Pへの転写後に中間転写ベルト24上に残ったトナーをクリーナブレード281によってクリーニングするものであり、ここで回収されたトナーはクリーナ容器282に蓄えられる。
以上説明したような一連の画像形成動作は、制御演算部10によって制御動作される。制御演算部10は、入力手段であるコントロールパネル35に接続され、更にネットワーク回線43を介して、入力手段であるホストコンピュータ41、及び管理装置である管理用ホストコンピュータ42に接続されている。そして、制御演算部10は、ホストコンピュータ41及び管理用ホストコンピュータ42から入力されたコマンドや設定情報に応じて画像形成装置を制御する。また、制御演算部10は、画像形成装置や各ユニットの状態をアラート音及びメッセージ表示でユーザに伝える通知手段や、後述する画像形成装置の回転搬送手段の寿命を演算する演算手段としても機能する。更に、制御演算部10は、回転搬送手段の寿命を演算する演算手段に必要な各種パラメータを記憶保持する記憶手段としても機能する。
ホストコンピュータ41は、後述する「一般ユーザ」が画像形成装置に画像形成を実行させる際にプリント要求を行うコンピュータであり、ホストコンピュータ41は、プリント要求と共に、プリントすべき画像データを画像形成装置に送信する。また、ホストコンピュータ41は、「一般ユーザ」からの入力に応じて、画像形成条件の設定を行う。管理用ホストコンピュータ42は、画像形成装置のデータ設定の管理、動作状況の監視をしたり、記録材Pの剛度及び填料の配合量のデータを送信したりする。
[制御演算部の構成]
次に、図3を用いて、制御演算部10の本実施例に特徴的な構成について説明する。図3は、本実施例の画像形成装置の制御演算部10の構成を示す機能ブロック図である。入出力処理部50は、コントロールパネル35、ネットワーク回線43に接続されたホストコンピュータ41及び管理用ホストコンピュータ42と制御部51との通信を制御するインタフェース部である。入出力処理部50は、制御部51からの情報をコントロールパネル35に表示するために送信したり、コントロールパネル35から入力された情報を制御部51に送信したりする。また、入出力処理部50は、制御部51からの情報をホストコンピュータ41や管理用ホストコンピュータ42に送信したり、ホストコンピュータ41や管理用ホストコンピュータ42から受信した情報を、制御部51へ送信したりする。
制御部51は、入出力処理部50を介して、コントロールパネル35、ホストコンピュータ41、管理用ホストコンピュータ42から受信した情報に基づいて画像形成装置を動作させる。更に、制御部51は、画像形成装置や各ユニットの状態等の情報を入出力処理部50へ送信することにより、コントロールパネル35に情報が表示されたり、ホストコンピュータ41及び管理用ホストコンピュータ42に情報が送信されたりする。
用紙種入力部52は、一般ユーザがコントロールパネル35に表示されたメニューから選択した、印刷に使用する記録材Pの種類の情報を、入出力処理部50を介して受け取り、入力用紙種記憶部53へ格納する。ここで、「一般ユーザ」とは、画像形成装置を利用し、所望の記録材Pに画像形成(印刷)を実行させるユーザである。また、記録材の種類とは、普通紙、薄紙、厚紙など一般的な記録材の分類(紙種)を示す。画像形成条件決定部54は、入力用紙種記憶部53に格納された記録材の種類の情報に基づいて、画像形成条件を決定する。ここでいう「画像形成条件」は、記録材Pの搬送速度、定着部21の記録材Pに応じた制御温度(定着温度)、記録材Pに応じた現像電圧、一次転写電圧、二次転写電圧の電圧値などである。搬送制御部55は、画像形成条件決定部54が決定した記録材Pの搬送速度に基づいて定着部21の加圧ローラ21aを含む各搬送ローラを駆動し、給紙カセット15から給紙された記録材Pを搬送する。搬送履歴記録部56には、搬送制御部55が動作した結果に基づいて、記録材Pの搬送履歴が記録される。搬送履歴記録部56に搬送履歴として記録される情報は、搬送された記録材Pの枚数、及び加熱フィルム211の回転数である。
用紙特性入力部61は、コントロールパネル35、又は管理用ホストコンピュータ42に表示されるメニューから、管理ユーザが入力した記録材Pの特性値情報を、入力用紙特性値記憶部62へ格納する。ここで、「管理ユーザ」とは、画像形成装置の保守や管理などを行うユーザである。また、記録材Pの特性値とは、記録材Pの厚さ、剛度及び填料の配合量を示す情報である。本実施例では、記録材Pの厚さの情報としては、JIS P8118の厚さ及び密度の試験方法により求められる値を用いており、剛度の情報としては、JIS P8143記載のクラークこわさ試験機法により求められる値を用いている。更に、本実施例では、記録材Pの填料の配合量としては、JIS P8251記載の灰分量試験方法によって求められる値を用いている。記録材Pの各特性値の値としては、例えば、厚さの情報は0.100(mm)、剛度の情報は116.4(cm/100)、填料の配合量としては19.6(%)などと入力される。
用紙種判別部57は、入力用紙特性値記憶部62に格納された記録材Pの特性値情報のうち、記録材Pの厚さの情報から記録材Pの種類を判別し、判別用紙種記憶部58に格納する。図4(a)は、記録材Pの種類(紙種)毎の記録材Pの厚さの最小値、及び最大値を対応付けた表の一例である。図4(a)において、左側の欄は、記録材の種類を示し、中央の欄は記録材Pの厚さの最小値(単位:mm(ミリメートル))、右側の欄は記録材Pの厚さの最大値(単位:mm)を示している。図4(a)では、記録材の種類として、普通紙、薄紙、厚紙があり、普通紙の厚さは、0.099mm〜0.107mm、薄紙の厚さは0.075mm〜0.098mm、厚紙の厚さは0.108mm〜0.23mmと定義されている。用紙種判別部57は、図4(a)に示す記録材Pの種類に対する厚さ最小値及び厚さ最大値の対応表に基づいて、入力用紙特性値記憶部62に格納された記録材Pの特性値のうち、厚さの情報を用いて記録材Pの種類を判別し、判別用紙種記憶部58に格納する。具体的には、用紙種判別部57は、特性値の中の記録材Pの厚さの値が、表4(a)に示された厚さの最小値と厚さの最大値の間に位置する記録材Pの種類を選択する。なお、本実施例では、用紙の厚さを入力して記録材Pの種類を判別しているが、例えば坪量を入力して記録材Pの種類を判別したり、又は記録材Pの種類を直接入力したりしてもよい。
用紙種比較部59は、判別用紙種記憶部58に記憶された記録材Pの種類と、入力用紙種記憶部53に記憶された記録材Pの種類を比較する。用紙種比較部59が記録材Pの種類を比較した結果、この2つの種類が一致しなかった場合としては2つの場合が考えられる。1つは一般ユーザが実際に使用される記録材Pを異なる種類の記録材Pに変更した場合であり、もう1つは一般ユーザが用紙種のデータ設定だけを変更した場合である。用紙種のデータ設定だけを変更した場合とは、実際に使用される記録材Pの種類は変更していないにも関わらず、一般ユーザが印刷の仕上がり具合を変更するために意図的に異なる種類の記録材Pにデータを変更した場合である。例えば、実際には普通紙に対して印刷をするにも関わらず、印刷された画像のグロス(光沢)を出すために厚紙モードで印刷するようにデータを変更した場合である。
したがって、用紙種比較部59は、比較結果に基づいて、記録材Pの種類が一致しなかった場合には、警告報知部60により、記録材Pの特性値を確認させるため、管理用ホストコンピュータ42に特性値確認のための報知メッセージを送信させる。そして、管理用ホストコンピュータ42は、特性値確認のためのメッセージを受信すると、管理ユーザに報知するため、特性値確認メッセージを例えば表示部に表示する。管理ユーザは、メッセージが報知されると、実際に使用される記録材Pの種類を確認する。その結果、実際に使用される記録材Pの種類が異なる種類の記録材Pに変更されている場合は、管理ユーザによって新たな特性値が入力される。そして、用紙特性入力部61から新たな記録材Pの特性値が入力され、入力用紙特性値記憶部62が保持する記録材の特性値が更新される。なお、実際に使用される記録材Pの種類は変更されておらず、データ設定だけが変更されている場合には、管理ユーザによって再度同じ特性値が入力される。特性値が入力されたことに応じて、用紙種比較部59は、警告報知部60を介して、管理用ホストコンピュータ42に表示した記録材の特性値を確認する必要が生じたことを示すメッセージを消去する。
寿命演算部63は、後述するように、搬送履歴記録部56が記憶する搬送履歴の情報、及び入力用紙特性値記憶部62が記憶する記録材の特性値を用いて、定着部21の寿命を演算する。そして、寿命演算部63は、演算結果を入出力処理部50を介して、コントロールパネル35に表示させるとともに、ホストコンピュータ41や管理用ホストコンピュータ42に演算結果を送信する。
以上説明した制御部51は、前述した制御演算部10のCPU10aであり、図3の制御部51中に示す制御ブロックは、ROM10bに格納されたプログラムに基づいてCPU10aが実行する機能(処理)や、データ(情報)を記憶するRAM10cを示す。即ち、用紙種入力部52、画像形成条件決定部54、搬送制御部55、用紙種判別部57、用紙種比較部59、警告報知部60、用紙特性入力部61、寿命演算部63は、CPU10aが実行する機能(処理)を示している。また、入力用紙種記憶部53、搬送履歴記録部56、判別用紙種記憶部58、入力用紙特性値記憶部62は、RAM10cを示している。なお、以下では、CPU10aが実行する各処理については、図3に示す機能ブロックの名称を用いて説明する。
[寿命の演算方法]
次に、寿命演算部63が行う定着部21の寿命演算方法について説明する。寿命演算部63は、定着部21の劣化度合いを予測演算し、演算して得られた値に基づき、定着部21の寿命演算を行う。定着部21の寿命演算では、回転手段である加熱フィルム211における離型性層211Sの摩耗量を用いて、定着部21の劣化度合いを予測演算する。本実施例では、寿命演算部63は、2つの摩耗量を用いて、定着部21の劣化度合いを予測演算する。1つは、記録材Pを印刷した際の摩耗量であり、記録材Pを1ページ印刷した場合に、離型性層211Sは0.84×10−4μm摩耗するとして摩耗量を計算する。もう1つは、加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量である。記録材Pを印刷したか否かにかかわらず、加熱フィルム211を回転させると離型性層211Sが摩耗するため、加熱フィルム211が1回転する毎に0.17×10−5μm摩耗するとして摩耗量を計算する。
寿命演算部63では、記録材Pを印刷した際の摩耗量を積算した値を第一の摩耗量である積算摩耗量1として、加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を積算した値を第二の摩耗量である積算摩耗量2としてそれぞれ搬送履歴記録部56に保持する。積算摩耗量1、及び積算摩耗量2はいずれも予測演算の積算値であり、加熱フィルム211の摩耗量を過少に見積もってしまうと、演算した寿命よりも早く実際の寿命に到達してしまい、画像不良を発生させてしまうおそれがある。そのため、寿命演算部63は、積算摩耗量1、積算摩耗量2のうち、積算摩耗量が大きい方の値を、加熱フィルム211の積算摩耗量として寿命演算に用いる。なお、寿命演算の結果は、積算された摩耗量が、予め定められた定着部21の寿命値にどれだけ近づいたかを百分率で示す。
本実施例に用いた定着部21の離型性層211Sの厚みの初期値は25μmである。しかし、離型性層211Sの摩耗が進行して厚みが極端に薄くなると、離型性層211Sに微小な亀裂が発生し、離型性能の効果が充分に発揮されず、画像の品質が低下してしまうおそれがある。したがって、本実施例では、寿命演算部63は、離型性層211Sの積算された摩耗量の寿命値を23μmとし、以下の式(1)によって寿命演算を行う。
下記の式(1)では、定着部21の残りの寿命(以下、残寿命という)を求める。ここで、寿命値とは、離型性層211Sの摩耗量の積算値をいい、本実施例では、離型性層211Sの摩耗量の積算値が23μmとなったとき、定着部21が寿命に達したものとする。言い換えれば、離型性層211Sの厚みが2μm(=25μm−23μm)となったときを、定着部21の寿命とする。離型性層211Sの摩耗量の積算値が23μmとなったとき、定着部21を交換するタイミングとなる。
残寿命(%)=(1−(積算摩耗量(μm)/23))×100 式(1)
式(1)の残寿命(%)の演算結果は、入出力処理部50を介して、コントロールパネル35に送信され、コントロールパネル35では残寿命を表示して、ユーザに通知する。
ところで、離型性層211Sの摩耗量は、記録材Pの剛度や填料配合量によって差が生じることが知られている。本実施例では、寿命演算部63は、劣化度合いの予測演算値として、加熱フィルム211における離型性層211Sの摩耗量を演算し、記録材の剛度及び填料の配合量に応じて補正する。寿命演算部63は、記録材Pの剛度と填料の配合量に応じて、図5に示すマトリクスから補正係数を求め、演算した摩耗量を補正する。
ここで、図5は、横軸にクラーク剛度、縦軸に填料の配合量(%)を示し、所定のクラーク剛度、填料の配合量に対する補正係数を示している。補正係数は、0.5から1.6の範囲となっている。補正係数は、剛度が小さいほど小さい値が設定され、填料の配合量が少ないほど小さい値が設定される。例えば、管理用ホストコンピュータ42から設定された記録材Pのクラーク剛度が120以上で125未満であり、填料の配合量が14以上で15未満である場合、補正係数は0.9となる。この結果、記録材Pのページ数、加熱フィルム211の回転数のいずれの積算方式においても、離型性層211Sの摩耗量を更に精度よく予測することができる。寿命演算部63は、図5に示すマトリクスを保持しており、入力用紙特性値記憶部62が保持している記録材Pの剛度と填料配合量に基づいて、摩耗量の補正係数として取得する。そして、寿命演算部63は、積算摩耗量1及び積算摩耗量2を計算する際に、1ページ当たりの摩耗量及び加熱フィルム211の1回転あたりの摩耗量に対して、取得した摩耗量の補正係数を乗じた値を積算する。
[定着部の寿命演算処理]
図6は、制御演算部10にて行われる定着部21の寿命演算の処理シーケンスを示すフローチャートである。図6の処理は、一般ユーザが記録材Pのプリントジョブを実行する場合に起動され、制御演算部10のCPU10aにより実行される。なお、ここでは、前述したように、図3の制御部51に示す制御ブロックの名称を用いて、図6の処理を説明する。
ステップ(以下、Sとする)801では、用紙種入力部52は、コントロールパネル35、又はホストコンピュータ41から入力された記録材Pの用紙の種類(紙種)を入力用紙種記憶部53に格納する。S802では、用紙種比較部59は、入力用紙種記憶部53に格納された記録材Pの用紙の種類(入力された用紙種)と判別用紙種記憶部58に格納された記録材Pの用紙の種類(特性値から判別された用紙種)を読み出し、同じ用紙種かどうかを判断する。前述したように、判別用紙種記憶部58に格納された用紙の種類は、管理用ホストコンピュータ42から入力され、用紙特性入力部61により、入力用紙特性値記憶部62に格納された記録材Pの特性値情報に基づいて、用紙種判別部57が設定する。用紙種比較部59は、入力された用紙種と特性値から判別された用紙種が同じ用紙種と判断した場合には、処理をS804に進め、入力された用紙種と特性値から判別された用紙種が同じ用紙種ではないと判断した場合には、処理をS803に進める。S803では、警告報知部60は、管理用ホストコンピュータ42に入出力処理部50を介して、記録材Pの特性値の確認を促す特性値確認メッセージを送信する。管理用ホストコンピュータ42は、特性値確認メッセージを受信すると、管理ユーザに報知するため、特性値確認メッセージを表示する。
S804では、画像形成条件決定部54は、入力用紙種記憶部53に格納された用紙の種類に基づいて、記録材Pに印刷する際の画像形成条件を決定する。なお、画像形成条件決定部54は、S802の処理において、入力された用紙種と特性値から判別された用紙種が同じ用紙種か否かに関係なく、入力用紙種記憶部53に格納された用紙の種類に基づいて画像形成条件を決定する。
S805では、搬送制御部55は、画像形成条件決定部54が決定した画像形成条件の一つである記録材Pの搬送速度に基づいて、定着部21の加圧ローラ21aを含む各搬送ローラを駆動し、給紙カセット15から給紙された記録材Pを搬送する。記録材Pには、画像形成部により形成されたトナー像が転写され、定着部21により加熱・加圧処理が行われ、トナー像は記録材Pに定着され、排紙トレイ30に排出される。そして、搬送制御部55は、搬送された記録材Pの枚数、及び加熱フィルム211の回転数を、搬送履歴記録部56に今回の画像形成動作に伴う搬送履歴として格納する。次に、寿命演算部63は、搬送履歴記録部56に今回の画像形成動作に伴う搬送履歴として格納された記録材Pの枚数、及び加熱フィルム211の回転数を読み出す。そして、寿命演算部63は、今回の画像形成動作に伴う記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を算出する。
続いて、寿命演算部63は、入力用紙特性値記憶部62に格納された記録材Pの特性値である剛度と填料の配合量を読み出し、剛度と填料の配合量に応じて、図5に示すマトリクスから補正係数を求める。次に、寿命演算部63は、求めた補正係数を用いて、今回の画像形成動作に伴って算出した記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を補正する。そして、寿命演算部63は、補正した記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を、それぞれ積算摩耗量1、積算摩耗量2に加算し、積算摩耗量1、積算摩耗量2を更新する。寿命演算部63は、積算摩耗量1、積算摩耗量2のうち、積算摩耗量が大きい方の値を加熱フィルム211の積算摩耗量として用いて、前述した式(1)により寿命演算を行い、処理を終了する。
なお、S805では、寿命演算部63は、入力された用紙種と特性値から判別された用紙種が同じ用紙種ではない場合でも、入力用紙特性値記憶部62に格納された記録材Pの特性値である剛度と填料の配合量に基づいて、摩耗量の算出を行っている。例えば、入力された用紙種と特性値から判別された用紙種が同じ用紙種ではない場合には、管理ユーザがS804の特性値確認メッセージに対応して更新した、記録材Pの特性値である剛度と填料の配合量を用いて、摩耗量の算出を行うようにしてもよい。これにより、より精度の高い摩耗量を算出することができ、その結果、精度の高い寿命演算を行うことができる。
以上説明したように、一般ユーザが画像形成装置に記録材Pの種類(用紙種)を入力した場合、画像形成装置は、実際に使用される記録材Pを異なる種類の記録材Pに変更したのか、用紙種のデータ設定だけを変更したのかを判断することはできない。実際に使用する記録材Pの種類を変更した場合には、管理ユーザが予め入力した記録材の特性値を使用して定着部21の寿命を計算し続けると、離型性層211Sの実際の摩耗量と、予測演算の摩耗量により算出した寿命が一致しなくなるおそれがある。そこで、上述した構成とすることで、一般ユーザが記録材Pの種類を画像形成装置に入力した場合に、画像形成装置は、入力された記録材Pの種類に応じて、管理ユーザに対して記録材Pの特性値の再入力を促すことができる。その結果、管理ユーザが実際に使用されている記録材Pの種類を確認し、適切な特性値を入力することで、実際に使用している記録材Pに応じて、精度よく定着部21の寿命を演算することが可能となる。一方、実際には使用する記録材Pの種類を変更せず、記録材Pの種類のデータだけを変更した場合でも、画像形成装置が管理ユーザに記録材Pの用紙種の確認を促すことで、寿命演算の精度を維持することができる。
また、本実施例では、寿命の演算は、摩耗量の寿命値にどの程度近づいたかを百分率で示すこととしたが、これ以外にも例えば寿命に到達するまでに印刷できる記録材の残り枚数で示してもよい。更に、それまでの使用状況を加味して日数ベースで示す等、任意の方法を用いることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、使用される記録材の紙種に応じて回転搬送手段の性能の低下の度合いを精度よく見積もることができる。
実施例1では、一般ユーザは、画像形成装置のコントロールパネルに表示されたメニューから印刷に使用する記録材Pの種類の情報を設定する。実施例2では、印刷に使用する記録材Pの種類の情報を、搬送される用紙の厚さを検知するセンサの検知結果に基づいて自動設定する例について説明する。
[用紙厚さセンサの構成]
図7は、本実施例の画像形成装置の概略断面図である。図7では、実施例1の図1に比べて、用紙厚さセンサ70が追加されている点が異なるが、その他の構成は実施例1の図1の構成と同様であり、同じ構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
検知手段である用紙厚さセンサ70は、レジストレーションローラ対19a、19bと二次転写ローラ25との間の記録材Pの搬送経路に設けられている。そして、用紙厚さセンサ70は、発光ダイオード70a及びフォトダイオード70bを有し、発光ダイオード70a及びフォトダイオード70bは、記録材Pの搬送経路を挟んで対向するように構成されている。フォトダイオード70bは、発光ダイオード70aから搬送される記録材Pに対して照射される照射光を、記録材Pを介して受光するが、フォトダイオード70bが受光する光量は、記録材Pの用紙の厚さによって変化する。用紙厚さセンサ70は、制御演算部10にフォトダイオード70bが受光した光量に応じた出力(電圧出力)を行う。
[制御演算部の構成]
図8は、本実施例の画像形成装置の制御演算部10の構成を示す機能ブロック図である。なお、図8では、実施例1の図3と示す構成と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
用紙種別検知部80には、用紙厚さセンサ70から、記録材Pを介してフォトダイオード70bが発光ダイオード70aから受光した光量に基づいた信号(電圧信号)が入力される。用紙種別検知部80は、用紙厚さセンサ70から入力される信号の電圧値と、記録材Pの厚さに基づく用紙の種類(用紙種)とを対応付けた情報テーブルを有している。
用紙種別検知部80は、情報テーブルと、用紙厚さセンサ70からの電圧信号に基づいて、検知された記録材Pの種別を薄紙、普通紙、厚紙の3種類のいずれかに分類し、分類結果である記録材Pの用紙種を検知用紙種記憶部81に格納する。なお、用紙厚さセンサ70は、搬送される全ての記録材Pの厚さ検知を行い、用紙種別検知部80に検知結果を出力する。また、用紙種別検知部80は、記録材Pの種類の情報が後述する「自動検知」であるかどうかに関係なく、用紙厚さセンサ70から入力される電圧信号に基づいて、検知された記録材Pの種別(用紙種)を検知用紙種記憶部81に格納する。
用紙種入力部87は、実施例1の用紙種入力部52と同様に、一般ユーザがコントロールパネル35に表示されたメニューから選択した、印刷に使用する記録材Pの種類の情報を、入出力処理部50を介して受け取り、入力用紙種記憶部53へ格納する。なお、本実施例では、印刷に使用する記録材Pの種類の情報として、「自動検知」が追加されており、選択可能である。画像形成条件決定部82は、実施例1の画像形成条件決定部54と同様に、入力用紙種記憶部53に格納された記録材の種類に基づいて画像形成条件を決定する。画像形成条件決定部82は、入力用紙種記憶部53に格納された記録材の用紙種が「自動検知」の場合には、用紙厚さセンサ70により検知された記録材Pの種類に基づいて検知用紙種記憶部81に格納された記録材の種類に基づいて画像形成条件を決定する。
用紙特性値算出部83は、図4(b)に示す記録材Pの種類と、剛度及び填料配合量とを対応付けた情報テーブルを有している。図4(b)に示す表は、左側の欄は、記録材Pの種類を示す情報であり、ここでは、記録材Pの種類として、普通紙、薄紙、厚紙が設定されている。中央の欄は、記録材Pの剛度(単位:cm/100)を示しており、記録材Pが普通紙、薄紙、厚紙の場合には、それぞれの剛度は120cm/100、100cm/100、160cm/100となっている。右側の欄は、記録材Pの填料配合量(単位:%)を示しており、填料配合量は、記録材Pが普通紙、薄紙、厚紙に関係なく、18.5%となっている。用紙特性値算出部83は、図4(b)に示す情報テーブルと、検知用紙種記憶部81に格納された記録材の種類に基づき、記録材Pの特性値(剛度、填料配合量)を検知用紙特性値記憶部84に格納する。
用紙種比較部85は、判別用紙種記憶部58に記憶された記録材Pの種類と、検知用紙種記憶部81に記憶された記録材Pの種類を比較する。そして、用紙種比較部85は、記録材Pの種類が一致しなかった場合には、警告報知部60により、記録材Pの特性値を確認させるため、管理用ホストコンピュータ42に特性値確認のためのメッセージを送信させる。なお、本実施例では、用紙種比較部85は、実施例1のように用紙種を比較する際に入力用紙種記憶部53に記憶された記録材Pの種類ではなく、検知用紙種記憶部81に記憶された記録材Pの種類を用いて、用紙種の比較を行っている点が実施例1とは異なる。
寿命演算部86は、実施例1の寿命演算部63と同様に、入力用紙特性値記憶部62が保持する記録材の特性値(剛度及び填料配合量)に基づいた摩耗量の補正を行い、定着部21の寿命演算を行う。ところが、用紙種比較部85にて、検知用紙種記憶部81と判別用紙種記憶部58に格納された記録材Pの用紙種が一致しない場合には、寿命演算部86は、検知用紙特性値記憶部84の記録材の特性値に基づいて摩耗量を補正し、定着部21の寿命演算を行う。
[定着部の寿命演算処理]
図9は、制御演算部10にて行われる定着部21の寿命演算の処理シーケンスを示すフローチャートである。図9の処理は、一般ユーザが記録材Pのプリントジョブを実行する場合に起動され、制御演算部10のCPU10aにより実行される。なお、ここでは、前述したように、図8の制御部51に示す制御ブロックの名称を用いて、図9の処理を説明する。
S901では、用紙種入力部87は、コントロールパネル35、又はホストコンピュータ41から入力された記録材Pの用紙の種類(紙種)(「自動検知」を含む)を入力用紙種記憶部53に格納する。また、用紙種別検知部80は、用紙厚さセンサ70にて検知した記録材Pの検知結果に基づいて、検知された記録材Pの種別を薄紙、普通紙、厚紙のいずれかに分類し、分類された記録材Pの用紙種を検知用紙種記憶部81に格納する。
S902では、画像形成条件決定部82は、入力用紙種記憶部53に格納された用紙の種類を読み出し、入力された用紙種が「自動検知」であるか否かを判断する。画像形成条件決定部82は、入力された用紙種が「自動検知」であると判断した場合には、処理をS903に進め、入力された用紙種が「自動検知」ではないと判断した場合には、処理をS904に進める。S903では、画像形成条件決定部82は、検知用紙種記憶部81に格納された用紙の種類(用紙種)に基づいて、記録材Pに印刷する際の画像形成条件を決定する。S904では、画像形成条件決定部82は、入力用紙種記憶部53に格納された用紙の種類(用紙種)に基づいて、記録材Pに印刷する際の画像形成条件を決定する。
S905では、用紙種比較部85は、検知用紙種記憶部81に格納された記録材Pの種類の情報(検知された用紙種)と、判別用紙種記憶部58に格納された記録材Pの用紙の種類(特性値から判別された用紙種)が同じ用紙種かどうかを判断する。判別用紙種記憶部58に格納された用紙の種類は、管理用ホストコンピュータ42から入力され、用紙特性入力部61により、入力用紙特性値記憶部62に格納された記録材Pの特性値情報に基づいて、用紙種判別部57が設定する。用紙種比較部85は、検知された用紙種と特性値から判別された用紙種が同じ用紙種である判断した場合には、処理をS906に進め、検知された用紙種と特性値から判別された用紙種が同じ用紙種ではないと判断した場合には、処理をS907に進める。
S906では、搬送制御部55は、搬送された記録材Pの枚数、及び加熱フィルム211の回転数を、搬送履歴記録部56に今回の画像形成動作に伴う搬送履歴として格納する。寿命演算部86は、搬送履歴記録部56に今回の画像形成動作に伴う搬送履歴として格納された記録材Pの枚数、及び加熱フィルム211の回転数を読み出す。そして、寿命演算部86は、今回の画像形成動作に伴う記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を算出する。続いて、寿命演算部86は、入力用紙特性値記憶部62に格納された記録材Pの特性値である剛度と填料の配合量を読み出し、剛度と填料の配合量に応じて、図5に示すマトリクスから補正係数を求める。次に、寿命演算部86は、求めた補正係数を用いて、今回の画像形成動作に伴って算出した記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を補正する。そして、寿命演算部86は、補正した記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を、それぞれ積算摩耗量1、積算摩耗量2に加算し、積算摩耗量1、積算摩耗量2を更新する。寿命演算部86は、積算摩耗量1、積算摩耗量2のうち、積算摩耗量が大きい方の値を加熱フィルム211の積算摩耗量として用いて、前述した式(1)により寿命演算を行い、処理を終了する。
S907では、警告報知部60は、管理用ホストコンピュータ42に入出力処理部50を介して、記録材Pの特性値の確認を促す特性値確認メッセージを送信する。管理用ホストコンピュータ42は、特性値確認メッセージを受信すると、管理ユーザに報知するため、特性値確認メッセージを表示する。
S908では、搬送制御部55は、搬送された記録材Pの枚数、及び加熱フィルム211の回転数を、搬送履歴記録部56に今回の画像形成動作に伴う搬送履歴として格納する。寿命演算部86は、搬送履歴記録部56に今回の画像形成動作に伴う搬送履歴として格納された記録材Pの枚数、及び加熱フィルム211の回転数を読み出す。そして、寿命演算部86は、今回の画像形成動作に伴う記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を算出する。続いて、寿命演算部86は、検知用紙特性値記憶部84に格納された記録材Pの特性値である剛度と填料の配合量を読み出し、剛度と填料の配合量に応じて、図5に示すマトリクスから補正係数を求める。次に、寿命演算部86は、求めた補正係数を用いて、今回の画像形成動作に伴って算出した記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を補正する。そして、寿命演算部86は、補正した記録材Pを印刷した際の摩耗量、及び加熱フィルム211を回転させた際の摩耗量を、それぞれ積算摩耗量1、積算摩耗量2に加算し、積算摩耗量1、積算摩耗量2を更新する。寿命演算部86は、積算摩耗量1、積算摩耗量2のうち、積算摩耗量が大きい方の値を加熱フィルム211の積算摩耗量として用いて、前述した式(1)により寿命演算を行い、処理を終了する。
以上説明したように、上述した構成とすることで、一般ユーザが使用する記録材Pの種類を実際に変更した場合にも、画像形成装置は、用紙厚さセンサ70により検知された記録材Pの種類に基づいて、定着部21の寿命演算を行うことが可能となる。これにより、定着部21の寿命演算の精度が低下することを抑制することができる。また、記録材Pの種類を確認することを促された管理ユーザは、実際に使用されている記録材Pの種類を確認し、適切な記録材の特性値を再入力することで、定着部21の寿命演算の精度を維持することが可能となる。
上述した各実施例では、劣化度合いの予測演算を行う対象として加熱フィルム211を用いたが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば加熱フィルム211以外に、定着部21を構成する部品である加圧ローラ21aに適用してもよい。また、定着部21の寿命演算には加熱フィルム211の摩耗量の予測演算値のみを用いたが、上述した定着部21を構成する他の部品の劣化度合いなどを総合的に考慮して寿命演算を行うようにしてもよい。また、定着部21以外にも、例えば、二次転写ローラ25や給紙ローラ17、18等、記録材Pの表面に当接して記録材Pの搬送に寄与する回転搬送手段全般に適用することが可能である。
また、上述した実施例の画像形成装置は、給紙カセットを1つだけ備えているが、複数の給紙カセットを備えた画像形成装置についても、上述した実施例を適用することができる。複数の給紙カセットを備えた画像形成装置では、例えばコントロールパネル35に表示されるメニュー画面から、記録材Pの用紙の種類の紙種情報を、画像形成装置が備える複数の給紙カセットに対して各々設定することができるようにする。また、ホストコンピュータ41でも、例えばメニュー画面にて、記録材Pの用紙の種類の紙種情報を、画像形成装置が備える複数の給紙カセットに対して個別に設定することができるようにする。更に、管理用ホストコンピュータ42からも、記録材Pの厚さ、剛度及び填料の配合量のデータを、画像形成装置が備える複数の給紙カセットに対して各々、個別に設定することができるようにする。これにより、画像形成装置の複数の給紙カセットに対して、記録材Pについての情報を設定することができ、その結果、上述した実施例と同様の効果を奏することができる。
更に、上述した実施例では、管理用ホストコンピュータ42は、ネットワーク回線43を介して、1台の画像形成装置の運用を管理する管理システムとして説明している。管理用ホストコンピュータ42は、1台の画像形成装置だけでなく、ネットワーク回線43に接続された複数の画像形成装置の、記録材Pの厚さ、剛度や填料配合量等のデータ設定管理を行うことができる。管理ユーザが複数の画像形成装置及び使用する記録材Pを管理している場合には、個々の画像形成装置に対して、同じ記録材Pのパラメータ情報(厚さ、剛度、填料配合量等)の設定を、何度も繰り返すこととなる。そこで、このような情報設定作業を、管理用ホストコンピュータ42によりネットワーク回線43を介して一括して設定することができると、管理ユーザの作業効率を向上させることが可能になる。
ネットワーク回線43に接続された画像形成装置の個体識別情報には、予め画像形成装置に対して登録されているIPアドレスを用いる等により、管理用ホストコンピュータ42は、公知の方法で個体識別を行うことが可能となる。このようにして管理用ホストコンピュータ42から選択された複数台の画像形成装置に対して、管理用ホストコンピュータ42は記録材Pの厚さ、剛度及び填料の配合量のデータを、給紙カセット15毎に一括送信することができる。その結果、ネットワーク回線43を経由して入力された記録材Pの厚さ、剛度及び填料の配合量のデータを用いて、各画像形成装置の制御演算部10は、定着部21の寿命演算を精度よく行うことができる。また、各画像形成装置で行われた寿命演算の結果は、ネットワーク回線43を経由して管理用ホストコンピュータ42に送信される。これにより、管理用ホストコンピュータ42は、各画像形成装置の定着部21の寿命演算結果を保守管理情報の一つとして保持することができるので、管理ユーザの管理負荷を軽減することもできる。
以上説明したように、本実施例によれば、使用される記録材の紙種に応じて回転搬送手段の性能の低下の度合いを精度よく見積もることができる。
10 制御演算部
15 給紙カセット
21b 加熱回転体
35 コントロールパネル

Claims (34)

  1. 記録材を載置する載置部と、
    前記載置部の記録材を搬送する搬送手段と、
    前記載置部に載置された記録材についての情報を前記載置部に対応付けて記憶する記憶手段と、
    記録材の紙種情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段より入力された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置
  2. 前記比較手段は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報とが異なる場合には、報知メッセージを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記演算手段は、前記報知メッセージが出力された後に、更新された前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記演算手段は、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 記録材に画像形成を行う画像形成部を備え、
    前記画像形成部は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報に基づいて決定された画像形成条件により、記録材に画像形成を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 記録材を載置する載置部と、
    前記載置部の記録材を搬送する搬送手段と、
    前記載置部に載置された記録材についての情報を前記載置部に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録材の紙種を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置
  7. 前記比較手段は、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、が異なる場合には、報知メッセージを出力することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記演算手段は、前記報知メッセージが出力された後に、更新された前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記演算手段は、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記演算手段は、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、が同じ場合には、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  11. 記録材の紙種情報を入力するための入力手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成部と、
    を備え、
    前記画像形成部は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報に基づいて決定された画像形成条件により、記録材に画像形成を行うことを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成部は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報が自動検知の場合には、前記検知手段により検知された記録材の紙種に基づいて決定された画像形成条件により、記録材に画像形成を行うことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記演算手段は、前記劣化度合いを演算する際に基づく前記記録材の紙種に応じた記録材の剛度及び記録材に含まれる填料の配合量に基づいて求められた係数を用いて、前記劣化度合いを演算することを特徴とする請求項3、請求項4、請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記演算手段は、前記搬送手段により記録材を搬送する際の1ページあたりの摩耗量に前記係数を乗じて積算した第一の摩耗量と、前記搬送手段により記録材を搬送する際の1回転あたりの摩耗量に前記係数を乗じて積算した第二の摩耗量を、前記劣化度合いとして求めることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記演算手段は、前記剛度が小さいほど、且つ、前記填料の配合量が少ないほど、前記係数を小さい値に設定することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記演算手段は、前記第一の摩耗量及び前記第二の摩耗量のうち、積算した摩耗量が大きい方の摩耗量に基づいて、前記搬送手段の寿命演算を行うことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 複数の前記載置部を備え、
    前記記憶手段は、前記複数の載置部の各々に載置された記録材の情報を、前記複数の載置部の各々に対応付けて記憶することを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置とネットワーク回線を介して接続された管理装置と、を備える管理システムであって、
    前記画像形成装置は、
    記録材を載置する複数の載置部と、
    前記複数の載置部の記録材を搬送する搬送手段と、
    前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を前記複数の載置部の各々に対応付けて記憶する記憶手段と、
    記録材の紙種情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段より入力された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記複数の画像形成装置の前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を、前記複数の載置部の各々に対して設定することが可能な設定手段を有することを特徴とする管理システム。
  19. 前記比較手段は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報とが異なる場合には、前記管理装置に報知メッセージを送信することを特徴とする請求項18に記載の管理システム。
  20. 前記演算手段は、前記報知メッセージが送信された後に、前記設定手段により更新された前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項19に記載の管理システム。
  21. 前記演算手段は、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の管理システム。
  22. 前記画像形成装置は、記録材に画像形成を行う画像形成部を備え、
    前記画像形成部は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報に基づいて決定された画像形成条件により、記録材に画像形成を行うことを特徴とする請求項21に記載の管理システム。
  23. 複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置とネットワーク回線を介して接続された管理装置と、を備える管理システムであって、
    前記画像形成装置は、
    記録材を載置する複数の載置部と、
    前記複数の載置部の記録材を搬送する搬送手段と、
    前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を前記複数の載置部の各々に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録材の紙種を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいた記録材の紙種情報に応じて、前記搬送手段の劣化度合いを演算する演算手段と、
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記複数の画像形成装置の前記複数の載置部の各々に載置された記録材についての情報を、前記複数の載置部の各々に対して設定することが可能な設定手段を有することを特徴とする管理システム。
  24. 前記比較手段は、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、が異なる場合には、前記管理装置に報知メッセージを送信することを特徴とする請求項23に記載の管理システム。
  25. 前記演算手段は、前記報知メッセージが送信された後に、前記設定手段により更新された前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項24に記載の管理システム。
  26. 前記演算手段は、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項24に記載の管理システム。
  27. 前記演算手段は、前記検知手段により検知された記録材の紙種情報と、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報と、が同じ場合には、前記記憶手段に記憶された記録材の紙種情報に基づいて、前記搬送手段の劣化度合いを演算することを特徴とする請求項23に記載の管理システム。
  28. 前記画像形成装置は、
    記録材の紙種情報を入力するための入力手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成部と、
    を有し、
    前記画像形成部は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報に基づいて決定された画像形成条件により、記録材に画像形成を行うことを特徴とする請求項23から請求項27のいずれか1項に記載の管理システム。
  29. 前記画像形成部は、前記入力手段より入力された記録材の紙種情報が自動検知の場合には、前記検知手段により検知された記録材の紙種に基づいて決定された画像形成条件により、記録材に画像形成を行うことを特徴とする請求項28に記載の管理システム。
  30. 前記演算手段は、前記劣化度合いを演算する際に基づく前記記録材の紙種に応じた記録材の剛度及び記録材に含まれる填料の配合量に基づいて求められた係数を用いて、前記劣化度合いを演算することを特徴とする請求項20、請求項21、請求項25から請求項27のいずれか1項に記載の管理システム。
  31. 前記演算手段は、前記搬送手段により記録材を搬送する際の1ページあたりの摩耗量に前記係数を乗じて積算した第一の摩耗量と、前記搬送手段により記録材を搬送する際の1回転あたりの摩耗量に前記係数を乗じて積算した第二の摩耗量を、前記劣化度合いとして求めることを特徴とする請求項30に記載の管理システム。
  32. 前記演算手段は、前記剛度が小さいほど、且つ、前記填料の配合量が少ないほど、前記係数を小さい値に設定することを特徴とする請求項31に記載の管理システム。
  33. 前記演算手段は、前記第一の摩耗量及び前記第二の摩耗量のうち、積算した摩耗量が大きい方の摩耗量に基づいて、前記搬送手段の寿命演算を行うことを特徴とする請求項31又は請求項32に記載の管理システム。
  34. 前記管理装置は、前記演算手段により寿命演算が行われた結果を、前記複数の画像形成装置の各々に対応付けて管理することを特徴とする請求項18から請求項33のいずれか1項に記載の管理システム。
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