JP2017078547A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2017078547A
JP2017078547A JP2015206824A JP2015206824A JP2017078547A JP 2017078547 A JP2017078547 A JP 2017078547A JP 2015206824 A JP2015206824 A JP 2015206824A JP 2015206824 A JP2015206824 A JP 2015206824A JP 2017078547 A JP2017078547 A JP 2017078547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
vertical partition
door
partition
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015206824A
Other languages
English (en)
Inventor
道雄 福田
Michio Fukuda
道雄 福田
匡彦 渡邉
Masahiko Watanabe
匡彦 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2015206824A priority Critical patent/JP2017078547A/ja
Priority to PCT/JP2016/004613 priority patent/WO2017068776A1/ja
Priority to CN201680055513.XA priority patent/CN108027196B/zh
Publication of JP2017078547A publication Critical patent/JP2017078547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

【課題】製氷室とフリーザ室あるいは切替室のように複数の貯蔵室を左右に仕切る構成を利用して冷蔵庫本体の剛性を高めた冷蔵庫の提供。
【解決手段】冷蔵庫本体は貯蔵室の一つを縦仕切体24によって左右二室に区分けし、前記左右二室に区分けされた貯蔵室の上・下仕切板21、22を前記縦仕切体24によって連結した構成としてある。これにより、左右複数の貯蔵室を形成する上・下仕切板は縦仕切体による連結によってねじれ力に対し互いに補強し合う形となるとともに、その左右方向の横幅の途中が縦仕切体による連結によって細分化される形となって強度メンバーとしての作用は向上しその剛性が大きく向上する。従って、扉開閉等において冷蔵庫本体にひねり力等が加わってもこれに抗することができるとともに、ガラス扉化した扉の大重量にも抗することができ、冷蔵庫本体の変形を強力に抑制することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫本体の剛性を向上させる構成に関するものである。
一般に冷蔵庫は、冷蔵庫本体を仕切板によって複数の貯蔵室、例えば冷蔵室、冷凍室、野菜室等に仕切り、扉によって開閉自在としてある。そして、このような冷蔵庫の中には、更に上記冷蔵室と冷凍室との間の貯蔵室を左右二室に区分けして、その一方を製氷室、他方をフリーザ室あるいは温度帯を切り替え可能な切替室としたものが見られる(例えば、特許文献1参照)。
図10は上記特許文献1に記載の冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は冷蔵庫本体101内に冷蔵室102、冷凍室103、野菜室104を設け、前記冷蔵室102と冷凍室103との間を左右二室に区分けして製氷室105とフリーザ室もしくは切替室106が設けてある。そして、上記製氷室105とフリーザ室もしくは切替室106との区分けは、上側仕切板108から垂設した縦仕切体上109aと下側仕切板110から上向きに突設した縦仕切体下109bの端面同士を突合せ接触させ、その前方に装飾カバー(図示せず)を配置し、その後方に隔壁板(図示せず)を設置することによって行っている。
以上のように構成された冷蔵庫は、冷蔵室102、冷凍室103、野菜室104のほかにフリーザ室もしくは切替室106が設けてあるから、肉や魚等を半凍結状態に保存等することができ、使い勝手が良いという利点がある。
しかも、前記フリーザ室もしくは切替室が冷蔵庫本体101の上下略中央部に位置するから、フリーザ室もしくは切替室等を区画形成する上下の仕切板が長細い冷蔵庫本体101の開口略中央部を補強する強度メンバーとなって冷蔵庫本体の剛性を高めるという利点もある。
特開2014−55767号公報
しかしながら、最近の冷蔵庫は、生活環境の変化等によって冷蔵庫本体の大型化が進行しており、しかも高品位化の観点から扉がガラス扉化して大重量化しつつあるため、冷蔵庫本体は一段高いレベルでの剛性が求められつつあり、この剛性向上が大きな課題となってきつつある。
特に、上記冷蔵庫本体の大型化は使用者の背丈の関係から上下方向ではなく横方向に大きくなってきているため、冷蔵庫本体の強度メンバーともなる上・下仕切板はその横長寸法が大きくなってその板厚を現状レベルのままとすると強度メンバーとしての働きが十分発揮できなくなりつつあり、この点からも冷蔵庫本体の剛性向上は大きな課題となってきている。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、前記製氷室とフリーザ室あるいは切替室のように複数の貯蔵室を左右に仕切る構成を利用して冷蔵庫本体の剛性を高めることを目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するため、左右複数の貯蔵室に区分けする縦仕切体によって上下の仕切板を連結した構成としてある。
これにより、左右複数の貯蔵室を形成する上・下仕切板は縦仕切体による連結によってねじれ力に対し互いに補強し合う形となるとともに、その左右横幅寸法が大きくても当該左右方向の横幅は縦仕切体によって二分化されて連結した形となり、強度メンバーとしての機能が向上して横幅寸法が大きくてもその剛性が大きく向上する。従って、扉開閉等において冷蔵庫本体にひねり力等が加わってもこれに抗することができるとともに、ガラス扉化した扉の大重量にも抗することができ、冷蔵庫本体の変形を強力に抑制することができる。また、前記冷蔵庫本体が横幅方向に大型化して上・下仕切板の左右横幅寸法が大きなものとなっても、この上・下仕切板の横幅方向の途中を縦仕切体によっても連結しているので上・下仕切板が太鼓腹状に変形するのを防止でき、平面度を高めて寸法精度の高い高品質な冷蔵庫とすることができる。
本発明は、上記構成により冷蔵庫本体の剛性を高めることができると同時に寸法精度も高めることができ、大型で高品質な冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図 同冷蔵庫の概略縦断面図 同冷蔵庫の冷蔵庫本体を示す正面図 同冷蔵庫の冷蔵庫本体内部を示す斜視図 同冷蔵庫の冷蔵庫本体内部を示す斜視図 同冷蔵庫の上・下仕切板を示す分解斜視図 同冷蔵庫の上・下仕切板に一体形成した縦仕切体部分の分解斜視図 同冷蔵庫の冷蔵庫本体における縦仕切体部分の拡大斜視図 (a)同冷蔵庫の冷蔵庫本体における縦仕切体を正面から見た断面図、(b)同側面から見た断面図 従来の冷蔵庫における冷蔵庫本体の外観と縦仕切体部分を示す斜視図
第1の発明は、冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内を複数の貯蔵室に仕切る仕切板と、前記貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は前記貯蔵室の一つを縦仕切体によって左右に区分けし、前記左右に区分けされた貯蔵室の上・下仕切板を前記縦仕切体によって連結した構成としてある。
これにより、左右複数の貯蔵室を形成する上・下仕切板は縦仕切体による連結によってねじれ力に対し互いに補強し合う形となるとともに、その左右横幅寸法が大きくても当該左右方向の横幅は縦仕切体によって二分化されて連結した形となり、強度メンバーとしての機能が向上して横幅幅寸法が大きくてもその剛性が大きく向上する。従って、扉開閉等において冷蔵庫本体にひねり力等が加わってもこれに抗することができるとともに、ガラス扉化した扉の大重量にも抗することができ、冷蔵庫本体の変形を強力に抑制することができる。また、前記冷蔵庫本体が横幅方向に大型化して上・下仕切板の左右横幅寸法が大きなものとなっても、この上・下仕切板の横幅方向途中を縦仕切体によって連結しているので、上・下仕切板が太鼓腹状に変形するのを防止でき、平面度を高めて寸法精度の高い高品質な冷蔵庫とすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記縦仕切体は少なくとも上下いずれか一方の仕切板に一体形成するとともに、前記縦仕切体による上・下仕切板の連結は嵌め合い方式の係合部と被係合部とした構成としてある。
これにより、上・下仕切板の連結は係合部と被係合部とを嵌め合わせるだけで行うことができ、ビス止め等する場合に比べ簡単かつ迅速に連結作業を行うことができる。しかも縦仕切体は上・下仕切板の少なくともいずれか一方に一体形成しているので部品点数を削減でき、前記作業業時間の短縮とも合わさって安価に提供することが可能となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記縦仕切体は、上仕切板に下向き一体形成した縦仕切体上と、下仕切板に上向き一体形成した縦仕切体下とで構成し、前記縦仕切体上と縦仕切体下の突合せ接合端面の一方にフック部を設けるとともに他方には前記フック部を嵌め込む凹部を形成した構成としてある。
これにより、上・下仕切板は縦仕切体上・下のいずれか一方に設けたフックを他方に設けた凹部に嵌め込むだけで連結することができ、ビス止め等する場合に比べ簡単かつ迅速に連結作業を行うことができる。また、縦仕切体上・下はそれぞれ上・下仕切板に一体形成しているから、部品点数を削減でき、前記作業業時間の短縮とも合わさって安価に提供することが可能となる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、前記上・下仕切板によって形成した左右それぞれの貯蔵室は一方は大きく他方は小さく形成し、かつ、前記大きく形成して間口が広い貯蔵室側の側壁は小さく形成した貯蔵室の側壁よりも厚くした構成としてある。
これにより、左右二室に区分けした貯蔵室のうち、開口が大きくて強度が弱くなりがちな大きな貯蔵室の剛性を厚くした側壁によって高めることができ、冷蔵庫本体の剛性を更に高いものとすることができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記左右に区分けした貯蔵室の上部貯蔵室は観音開き式扉を備え、この観音開き式扉は一方は大きく他方は小さな扉として前記大きな扉を軸支する側の前記左右に区分けした貯蔵室は大きな貯蔵室としてその側壁を厚くした構成としてある。
これにより、大きな貯蔵室は開口が大きくて強度が弱くなりがちであってもその剛性を高めることができると同時に、大きな扉の片持ちモーメント荷重が直接加わる部分の強度を高めることもでき、扉がガラス扉化して大重量化しても冷蔵庫本体の変形等を効果的に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図、図2は同冷蔵庫の概略縦断面図、図3〜図10は同冷蔵庫の冷蔵庫本体の剛性向上構成を説明するための図である。
図1、図2において、この実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体1は、前方に開口する金属製の外箱2と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱3と、これら外箱2と内箱3との間に発泡充填した硬質の発泡ウレタン等の発泡断熱材4からなる。
上記冷蔵庫本体1はその左右横幅方向の寸法を大きくして大型化してあり、その内部に、冷蔵室5と、冷蔵室5の下に位置する切替室6及びこれに並設した製氷室7と、切替室6及び製氷室7の下部に位置する冷凍室8と、冷凍室8の下部に位置する野菜室9等の複数の貯蔵室を有する。
また、前記複数の貯蔵室のうち冷蔵室5の前面は、観音開き式の扉10(10a,10b)により開閉自在とし、切替室6及び製氷室7と冷凍室8と野菜室9の前面部は引き出し式の扉11,12,13,14によって開閉自在としてある。
上記各扉10〜14は冷蔵庫本体1と同様硬質のウレタンを発泡充填して断熱性を持たせてあり、更に意匠性を向上させるべくその前面はガラス板を装着して構成したガラス扉としてある。そして、前記冷蔵室5の前面の観音開き式の扉10(10a,10b)はその一側端上下部分を冷蔵庫本体1の左右側板部1aに装着したヒンジ部材15によって軸支してあり、その一方の扉は他方の扉よりも大きく構成されている。
一方、冷蔵庫本体1の背面には冷却室16があり、冷気を生成する冷却器17と、冷気を各室に供給する送風ファン18とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体天面奥部には圧縮機19が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ20と、キャピラリーチューブ20aと、前記した冷却器17とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
ここで上記冷蔵庫本体1は、仕切板21、22、23により本体内を仕切ることによって前記した冷蔵室5、切替室6及びこれに並設した製氷室7、冷凍室8、野菜室9を形成している。
そして、上記切替室6及びこれに並設した製氷室7は、その前面間口近傍に設けた縦仕切体24とその後方に設置した隔壁板(図示せず)によって左右に区分けしてある。
上記縦仕切体24は、図6、図7に示すように、切替室6及びこれに並設した製氷室7の上方を仕切る上仕切板21に下向き一体形成した縦仕切体上24aと、切替室6及びこれに並設した製氷室7の下方を仕切る下仕切板22に上向き一体形成した縦仕切体下24bとによって構成してある。そして上記縦仕切体上・下24a、24bの突合せ端面には、係合部となるフック部25およびこのフック部25を嵌め込む被係合部となる凹部26、この例では縦仕切体下24bの端面にフック部25を、縦仕切体上24aの端面に凹部26が形成してあり、上記フック部25を凹部26に嵌め合わせて一体に連結してある。
上記縦仕切体上・下24a、24b同士の連結は次のようにして行なっている。まずこの冷蔵庫は、あらかじめ図6に示す上仕切板21の下板21aと上板21bとを組み合わせて上仕切板21を構成し、この上仕切板21を冷蔵庫本体1の内箱3に前方から挿入して組み込み、その後、冷蔵庫本体1の上仕切板21下方に下仕切板22を内箱3に前方から挿入して組み込むと、図8の矢印で示すように、下仕切板22に一体形成した縦仕切体下24bのフック部25が前記上仕切板21に設けた縦仕切体上24aの凹部26に嵌り込んでいって連結することになる(図9参照)。
この上仕切板21と下仕切板22を冷蔵庫本体1に組み込んだ状態で冷蔵庫本体1の内外箱間に発泡断熱材を充填する。これにより発泡断熱材が冷蔵庫本体1の内外箱間とともに前記上仕切板21の上板21aと下板21b間、及び下仕切板22の内部にも充填していって上仕切板21及び下仕切板22が冷蔵庫本体1に一体形成される。

なお、図8中、27は前記連結した縦仕切体上・下24a、24bの前面を覆う装飾カバーで、上・下仕切板21、22の前面にビス止め固定してある。
また、図6中、28は上仕切板21の前面に装着する霜取りヒータ装着用板、29はその霜取りヒータ装着用板28の前面を覆う上仕切板補強兼装飾カバーで、その左右両端に前記したヒンジ部材15を補強金具30とともにビス止め固定し、上仕切板21上方に形成される冷蔵室の扉10(10a,10b)を軸支するようになっている。そして31、32は冷気通路形成用のダクト部材、33はダンパ部材である。
さらにまた、前記冷蔵庫本体1は、縦仕切体24による上・下仕切板21、22の連結に加え、更に前記上・下仕切板21、22によって形成した切替室6は、図3に示すように他方の製氷室7よりも大きく形成し、かつ、前記大きく形成して間口が広くなっている切替室6側の側壁は製氷室7側の側壁より厚くした厚壁部分34としてある。
そしてさらに、前記製氷室7及び切替室6上部の冷蔵室5を開閉する扉10は前記間口の広い切替室6の上部に位置する扉10aを製氷室7上部の扉10bよりも大きな扉とし、この大きな扉10aの方の側壁が前記厚壁部分34となるように設定してある。
なお、本実施の形態の上記冷蔵庫本体1はこれを構成する外箱2と内箱3との間に真空断熱材35(図2参照)を設置して、当該真空断熱材35の併設により発泡断熱材4のみの場合に比べその壁厚を全体的に薄くすることによっても大容量化してある。
その上で更にこの冷蔵庫本体1は、図3に示すように、前記冷蔵室5よりも下方に位置する切替室6及びこれに並設した製氷室7、冷凍室8、野菜室9の壁厚T2、T3、T4、T5を、冷蔵室5の壁厚T1よりも厚く設定してある。なお、冷蔵室5の壁厚T1よりも厚くした下方の壁厚のうち、強力な断熱性を必要とする冷却温度帯の低い切替室6及びこれに並設した製氷室7と冷凍室8の壁厚T2、T3、T4は、冷却温度帯の高い野菜室の壁厚T5よりも厚く設定してある。
以上から、この冷蔵庫本体1の壁厚は、T2>T3=T4>T5>T1という形になっている。
加えて、この冷蔵庫本体1は、上記冷蔵庫本体1の最下部の貯蔵室となる野菜室9の両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xの壁厚は、図3に示すように前記両側板部1a及び底板部1bのコーナ部双方とも当該コーナ部以外の平坦部分よりも厚い厚壁部36とした構成としてある。
以上のように構成した冷蔵庫について、以下その動作、作用について説明すると、この冷蔵庫は、冷蔵庫本体1の冷蔵室5と冷凍室8との間であって上下略中央部分に位置することになる左右二室に区分けされた製氷室7と切替室6を形成する上・下仕切板21,22が縦仕切体24によって連結してあるから、当該上・下仕切板21,22は縦仕切体24による連結によってねじれ力に対し互いに補強し合う形となる。しかも、冷蔵庫本体1の左右横幅方向を大きくして上・下仕切板21,22の左右横幅寸法が大きくなっていても、当該左右方向横幅が縦仕切体24によって細分化されて連結した形となるので、強度メンバーとしての働きが向上する。その結果、冷蔵庫本体1の剛性は大きく向上する。
従って、扉10特に大きな扉10aの開閉等において冷蔵庫本体1にひねり力等が加わってもこれに抗することができるとともに、ガラス扉化した扉10(10a,10b)の大重量にも抗することができ、冷蔵庫本体1の変形を強力に抑制することができる。
また、前記冷蔵庫本体1が横幅方向に大型化して上・下仕切板21,22の左右横幅寸法が大きなものとなっていても、この上・下仕切板21,22の横幅方向途中は縦仕切体24によって連結しているので、上・下仕切板21,22が太鼓腹状に変形するのを防止でき、平面度を高めて寸法精度の高い高品質な冷蔵庫とすることができる。
特に、上記上・下仕切板21,22は樹脂成型時に撓み変形しやすく、例えば上仕切板21が上向きに、下仕切板22が下向きに、それぞれ変形して、上・下仕切板21,22が太鼓腹状になることがあるが、このように太鼓腹状になる上・下仕切板21,22は前記縦仕切体上24aと縦仕切体下24bとの連結によってその変形が矯正されて平面度が上がり、寸法精度が高まるのである。
また、上記上・下仕切板21,22の連結は、縦仕切体上24aに設けた凹部26に縦仕切体下24bのフック部25を嵌め込むことによって行っているので、縦仕切体上・下24a、24bをビス止め連結する場合に比べ簡単かつ迅速に連結作業を行うことができ、生産性を上げることができる。
しかも縦仕切体24を構成する縦仕切体上24aは上仕切板21に、縦仕切体下24bは下仕切板22にそれぞれ一体形成しているので、部品点数を削減でき、前記作業業時間短縮による生産性の向上とも合わさって安価に提供することが可能となる。
更に前記縦仕切体24を縦仕切体上24aと縦仕切体下24bに分割形成しているので、各縦仕切体の上下寸法を短くすることができ、縦仕切体24を上仕切板21及び下仕切板22に一体形成する際に生じがちな上仕切板21及び下仕切板22自体の撓み等の変形を防止もしくは最小限に抑制できる。したがって、上・下仕切板21、22の平面度を更に上げて寸法精度を高めることができる。
また、上記縦仕切体上24aと縦仕切体下24bとの嵌め合わせ連結は、図8から明らかなように縦仕切体上24aに設けた凹部26の前面側を開口状態とした形としているので、縦仕切体下24bに設けたフック部25を前方から後方へと押し込むだけで簡単に行うことができ、しかもこのフック部25の凹部26への押し込みは下仕切板22を装着することによって同時に行うことができ、組立性を向上させてコストダウンを図ることができる。
一方、前記上・下仕切板21、22によって形成した左右それぞれの貯蔵室、すなわち切替室6と製氷室7は、その一方の切替室6は大きく他方の製氷室7は小さく形成し、かつ、前記大きく形成して間口が広くなった切替室6側の側壁を厚壁部分34としてあるから、開口が大きくて強度が弱くなりがちな大きな切替室6の剛性を高めることができ、冷蔵庫本体1の剛性を更に高いものとすることができる。
加えて、上記左右二室に区分けした切替室6と製氷室7の上部に位置する冷蔵室5の観音開き式扉のうちの大きな扉10aは、前記切替室6の厚壁部分34で軸支する構成としてあるから、大きな扉10aの片持ちモーメント荷重が直接加わる部分の強度を高めることもでき、扉10aがガラス扉化して大重量化しても冷蔵庫本体1の変形等を効果的に抑制することができる。
また、この実施の形態では、その冷蔵庫本体1は冷蔵室5よりも下部の側板部分の壁厚を厚く(T2、T3、T4、T5>T1)設定してあるので、冷蔵庫本体1及び扉10の荷重を受ける割合が高くなる冷蔵庫本体1下部の剛性が高まり、大型化並びにガラス扉化して大重量化した冷蔵庫本体1の変形を最小限に抑制することができる。
特に上記冷蔵庫本体1最下部の野菜室9の両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xの壁厚を、前記両側板部1a及び底板部1bのコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚くして厚壁部36を形成しているので、その剛性は大きく向上し、冷蔵庫本体1及び扉10の全荷重を長期間支持し続けても変形するのを効果的に防止することができる。
しかも上記剛性を高めるための厚壁部36は冷蔵庫本体1下部の両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xのみに形成しているので、冷蔵庫本体1最下部の野菜室9の容量を大きく減少させることなく変形防止を実現することができる。
特に、この冷蔵庫本体1では側板部1aのみならず底板部1b側にも壁厚部36bを設けているので、この壁厚部36bが扉10を開閉するときに冷蔵庫本体1の側板部1aと底板部1bとの連結コーナ部に加わるひねり方向のモーメント荷重に対する強度メンバーとして作用するようになり、側板部1aのみに壁厚部36aを設けた場合に比べ冷蔵庫本体1及び扉10の全荷重に対する抗力が向上し、より長期間に亘って本体変形を防止することができる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、縦仕切体24を縦仕切体上・下24a、24bに分割したものを例示したが、これは上下いずれか一方、すなわち一つの縦仕切体としてこれを上・下仕切板21,22の一方に一体形成、もしくは別体形成して上・下仕切板21、22に係合させる構成としてもよいものである。
また、上・下仕切板21、22の間に縦仕切体24によって左右二室に区分けして設けた製氷室7と切替室6はこれに限られるものではなく、フリーザ室や冷凍室等他の機能を有する貯蔵室としてもよいものであり、また二室以上に区分けしてもよいものある。
以上のように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上のように本発明は、冷蔵庫本体の剛性を高めることができると同時に寸法精度も高めることができ、大型で高品質の冷蔵庫を提供することができる。よって、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫やワインクーラーにも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
1a 側板部
1b 底板部
2 外箱
3 内箱
4 発泡断熱材
5 冷蔵室
6 切替室
7 製氷室
8 冷凍室
9 野菜室
10、10a、10b、11、12、13、14 扉
15 ヒンジ部材
16 冷却室
17 冷却器
18 送風ファン
19 圧縮機
20 放熱パイプ
20a キャピラリーチューブ
21 仕切板(上仕切板)
22 仕切板(下仕切板)
24 縦仕切体
24a 縦仕切体上
24b 縦仕切体下
25 フック部(係合部)
26 凹部(被係合部)
27 装飾カバー
28 霜取りヒータ装着用板
29 上仕切板補強兼装飾カバー
30 補強金具
31、32 ダクト部材
33 ダンパ部材
34 厚壁部分
35 真空断熱材
36 厚壁部

Claims (5)

  1. 冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内を複数の貯蔵室に仕切る仕切板と、前記貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は前記貯蔵室の一つを縦仕切体によって左右に区分けし、前記左右に区分けされた貯蔵室の上・下仕切板を前記縦仕切体によって連結した冷蔵庫。
  2. 縦仕切体は少なくとも上下いずれか一方の仕切板に一体形成するとともに、前記縦仕切体による上・下仕切板の連結は嵌め合い方式の係合部と被係合部とした請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 縦仕切体は、上仕切板に下向き一体形成した縦仕切体上と、下仕切板に上向き一体形成した縦仕切体下とで構成し、前記縦仕切体上と縦仕切体下の突合せ接合端面の一方にフック部を設けるとともに他方には前記フック部を嵌め込む凹部を形成した請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 上・下仕切板によって形成した左右それぞれの貯蔵室は一方は大きく他方は小さく形成し、かつ、前記大きく形成して間口が広い貯蔵室側の側壁は小さく形成した貯蔵室の側壁よりも厚くした請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. 左右に区分けした貯蔵室の上部貯蔵室は観音開き式扉を備え、この観音開き式扉は一方は大きく他方は小さな扉として前記大きな扉を軸支する側の前記左右に区分けした貯蔵室は大きな貯蔵室としてその側壁を厚くした請求項4記載の冷蔵庫。
JP2015206824A 2015-10-21 2015-10-21 冷蔵庫 Pending JP2017078547A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015206824A JP2017078547A (ja) 2015-10-21 2015-10-21 冷蔵庫
PCT/JP2016/004613 WO2017068776A1 (ja) 2015-10-21 2016-10-18 冷蔵庫
CN201680055513.XA CN108027196B (zh) 2015-10-21 2016-10-18 冷藏库

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015206824A JP2017078547A (ja) 2015-10-21 2015-10-21 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017078547A true JP2017078547A (ja) 2017-04-27

Family

ID=58665287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015206824A Pending JP2017078547A (ja) 2015-10-21 2015-10-21 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017078547A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9696083B2 (en) Refrigerator
KR101622008B1 (ko) 냉장고용 중앙 격벽 밀착구조 및 이를 구비한 냉장고
JP5788232B2 (ja) 冷蔵庫
CN103673453B (zh) 制冷器具
JP5812833B2 (ja) 冷蔵庫
JP2011202854A (ja) 冷蔵庫
JP2015052398A (ja) 冷蔵庫
JP2013002656A (ja) 冷蔵庫
JP2017083046A (ja) 冷蔵庫
CN108027196B (zh) 冷藏库
JP2011202853A (ja) 冷蔵庫
JP2017078547A (ja) 冷蔵庫
JP2016118313A (ja) 冷蔵庫
KR101668707B1 (ko) 냉장고 도어
WO2013084582A1 (ja) 冷蔵庫
JP6838019B2 (ja) 冷蔵庫
JP6688952B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013057472A (ja) 冷蔵庫
JP2014052107A (ja) 冷蔵庫
KR101902247B1 (ko) 분리바 어셈블리가 구비된 냉장고 도어구조 및 이를 구비한 냉장고
JP5603556B2 (ja) 断熱箱体
JP4254670B2 (ja) 冷蔵庫
JP5960447B2 (ja) 冷蔵庫
WO2015015884A1 (ja) 冷蔵庫
JP2007132565A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160525

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181002

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200428

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200626

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201027