JP2017077837A - キャスタの操作装置 - Google Patents

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八木 剛
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剛 八木
保之 棚橋
Yasuyuki Tanahashi
保之 棚橋
和展 福田
Kazunori Fukuda
和展 福田
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Abstract

【課題】床頭台の安全性を向上させるキャスタの操作装置を提供する。【解決手段】家具には、キャスタ5のロック機構40が設けられ、キャスタの操作装置2は、このロック機構40に連結された操作部材11を変位させてロックのオンオフ操作を行うようになっている。このキャスタの操作装置2には、操作部材11を、常時ロック位置に保持してその変位を規制し、使用者の操作により規制に抗して操作部材11を変位させるとロック解除位置への変位を許容し、使用者の操作力が失われると操作部材11をロック位置へ復帰させるフェールセーフ機構50を設けた。操作部材11はストッパによりロック解除位置で保持され、ロック解除位置からの変位が規制される。【選択図】図2

Description

本発明は、家具や寝具、床頭台などに設けられたキャスタをロックしたりロックを解除するキャスタの操作装置に関するものである。
一般に、病院のベッド近傍に配置される床頭台では、底部の四隅部に設けられたキャスタをロック状態とロック解除状態とに選択的に操作するキャスタの操作装置を備えている。キャスタの操作装置は、キャスタのロック機構とワイヤ等の操作伝達部材を介して接続され、床頭台の操作しやすく見やすい場所に設けられる。
このような従来のキャスタの操作装置では、床頭台の側板の上縁に枠体を設け、この枠体にハンドル部を上方に引き上げ可能に取り付け、車輪の回転ロックを解除する際には、ハンドル部を上方に引き上げて突出させ、このハンドル部に解除維持機構のロック部材をばねにより係止させてロック解除状態を維持し、このロック部材によりロック解除ボタンを上方に突出させるようにしている。そして、車輪の回転をロックする際には、ロック解除ボタンを下方に押し下げてハンドル部のロックを解除し、ハンドル部を押し下げて枠体内に収容し、ハンドル部を押さえたまま、操作部カバーをスライドさせて押し下げられたハンドル部とロック解除ボタンを覆うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−88490号公報
しかしながら、特許文献1に示されたキャスタの操作装置では、キャスタのロックを解除する際には、まず、操作部カバーをスライドさせてハンドル部とロック解除ボタンを露出させ、ハンドル部を外力により引き上げ、このハンドル部に解除維持機構のロック部材が係止されるとロック解除状態が維持される。このため、解除時は、操作部カバーのスライドとハンドル部の引き上げという2つの操作が必要になり、操作が煩雑になるという問題がある。また、車輪ロック時にはハンドル部が隠れているので、初めて操作する際は、解除するにはどのように操作してよいか戸惑うという問題がある。さらに、ハンドル部は車輪のロック解除位置でロックされ変位が規制されているので、この状態から車輪のロック状態にしない限り、床頭台は常時車輪ロックが解除されたままとなり、使用者が気がつかないで床頭台に手をついた場合など、突然、床頭台が動き出してしまうおそれがあり、安全上の問題がある。また、車輪のロック解除時、ハンドル部が上方に突出しているので、床頭台にテレビや日用品を置いた際、邪魔になるという問題がある。
本発明は上記課題を解消するためなされたもので、安全性が高く操作性が良好で、しかも使用空間を妨げることなく有効に利用することができるキャスタの操作装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るキャスタの操作装置は、被取付体に設けられたキャスタのロック機構に連結され操作部材を変位させてロックのオンオフ操作を行うキャスタの操作装置であって、操作部材を、常時ロック位置に保持してその変位を規制し、外力により規制に抗して操作部材を変位させるとロック解除位置への変位を許容し、外力が失われると操作部材をロック位置へ復帰させるフェールセーフ手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、操作部材を使用者が手でロック解除位置に変位させたときだけ、キャスタのロックが解除され、使用者が操作部材から手を離すと、直ちにロック位置に復帰するので、常時、車輪を安全なロック状態に保持することができる。このため、操作し忘れによりロック解除状態となることがない。
本発明の請求項2に係るキャスタの操作装置は、フェールセーフ手段は、ロック機構に変位可能に設けられキャスタを上下いずれか一方のロック位置でロックし、他方のロック解除位置でロックを解除するロック動作部材と、このロック動作部材をロック位置に弾発付勢する第1のばねと、被取付体に設けられ内部に操作部材を上下動可能に収容した枠体と、下端がロック機構のロック動作部材に、上端が操作部材にそれぞれ接続された操作伝達部材とを備えて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、操作部材は操作伝達部材を介してロック動作部材に接続され、しかも、ロック動作部材は常時、第1のばねによりロック位置に弾発付勢されているので、操作部材は、第1のばねの弾発力に抗する外力を受けない限りロック位置に留まり規制される。操作部材は枠体内部で上下動可能に収容されているので、枠体から上方に突出することがない。
本発明の請求項3に係るキャスタの操作装置は、操作部材がロック解除位置に達すると、外力により操作部材の変位を規制し、外力によりロック解除位置での操作部材の規制を解除すると、操作部材の変位を許容する操作部材規制手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、操作部材を使用者が手でキャスタのロック解除位置に変位させた際、使用者は操作部材規制手段を手で操作すると操作部材をロック解除位置で変位を規制することができ、ロック解除状態を保持できる。ロック状態に戻す際には、使用者は操作部材規制手段を手で操作して操作部材の変位の規制を解除すると、操作部材はロック位置に復帰し、ロック状態となる。このため、使用者は任意にロック解除状態とすることができる。
本発明の請求項4に係るキャスタの操作装置は、操作部材規制手段は、操作部材の上部に先端が横方向に突出して形成された係止部と、枠体上部に上下を貫通して横方向に摺動自在に設けられ、枠体上面に露出する摘み部と枠体上部の内側に係止部を受け入れ可能な受け入れ部とが形成されたストッパとを備えて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、使用者が操作部材を上方のロック解除位置に押し上げて、ストッパの摘み部を係止部側に摺動させると、ストッパの受け入れ部が係止部に係止され、操作部材は下方への変位が規制され、ロック解除状態が保持される。使用者がストッパの摘み部を戻すと、操作部材の規制が解除されてロック位置に復帰し、ロック状態となる。このため、操作部材をロック解除位置に変位させた際、ストッパの操作の有無によりロック解除状態に保持したままにしたり、一時的にロック解除状態とすることができる。
本発明の請求項5に係るキャスタの操作装置は、操作部材規制手段は、操作部材が外力により第1のばねの弾発力に抗して下方のロック位置から上方のロック解除位置に変位されると、ロック解除位置で操作部材の変位を規制することを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、使用者が操作部材を第1のばねの弾発力に抗して上方のロック解除位置に押し上げるだけで、その位置で操作部材は変位が規制され、キャスタのロック解除状態が維持される。ロック解除状態にあるとき、使用者は操作部材規制手段を操作して外力を加えると、ロック解除位置で操作部材の変位の規制が解除され、操作部材はロック位置に復帰し、ロック状態となる。
本発明の請求項6に係るキャスタの操作装置は、ストッパの受け入れ部を係止部を載置可能な段部により構成し、この段部下側面には、傾斜され係止部の突出端を摺接させて段部に導く傾斜部を設けるとともに、ストッパと枠体との間に、ストッパを横方向に付勢する第2のばねを設けて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、使用者が操作部材を上方のロック解除位置に押し上げると、係止部は傾斜部を摺動して段部に導かれ操作部材は下方への変位が規制される。使用者が第2のばねの付勢力に抗してストッパを戻すと、係止部は段部から離脱し、操作部材はロック位置に復帰しロック状態となる。
本発明の請求項7に係るキャスタの操作装置は、段部を係止部を受け入れ可能な断面弧状の凹陥部により構成し、この凹陥部下側面には、凹陥部に連続して湾曲し係止部の突出端を摺接させて凹陥部に導く湾曲部を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、使用者が操作部材を上方のロック解除位置に押し上げると、係止部は湾曲部を摺動して凹陥部に導かれ操作部材は下方への変位が規制される。使用者が第2のばねの付勢力に抗してストッパを戻すか、または、操作部材を第2のばねの付勢力に抗して引き下げると、係止部は凹陥部から離脱し、操作部材はロック位置に復帰しロック状態となる。
本発明の請求項8に係るキャスタの操作装置は、第1のばねは、ロック機構または枠体と操作部材との間とのうち少なくともいずれか一方に設けられることを特徴とするものである。
本発明の請求項8に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、第1のばねの配置空間の自由度が増大するので、設計の自由度が増す。
本発明の請求項9に係るキャスタの操作装置は、枠体には、開口部が形成され、操作部材の操作部を、開口部から外部に露出させた凹部または突部により構成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項9に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、操作部材を枠体から突出させることなく操作することができ、載置物との干渉を避けることができる。
本発明の請求項10に係るキャスタの操作装置は、操作部材の操作部の上下側には少なくともいずれか一方に、ロック状態またはロック解除状態を示す表示部が設けられ、操作部材のロック位置とロック解除位置とでいずれか一方が表示されることを特徴とするものである。
本発明の請求項10係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、使用者は一目でロック状態かロック解除状態かを知ることができ、安全に使用することができる。
本発明の請求項11に係るキャスタの操作装置は、枠体を、断面L字状に形成されたフレーム本体と、このフレーム本体内側に開口部の左右両側に互いに向き合って設けられ案内溝が形成された案内側壁とを備えて構成し、操作部材の両側部にはそれぞれ、案内側壁の案内溝に嵌入可能な突部を設け、操作部材を案内側壁間に上下動自在に装着したことを特徴とするものである。
本発明の請求項11に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、操作部材を収容する枠体の薄肉化を図ることができ、コンパクト化が図れる。
本発明の請求項12に係るキャスタの操作装置は、枠体が被取付体の一部を凹陥して形成された収容部に取り付けられることを特徴とするものである。
本発明の請求項12に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、枠体は被取付体に一体的に取り付けられるのでコンパクト化が図れる。
本発明の請求項13に係るキャスタの操作装置は、キャスタのロック機構は、被取付体に取り付けられた複数のキャスタをロックする複数キャスタのロック機構であって、被取付体底面の隅部に配置され、キャスタを被取付体に旋回自在に取り付ける取付部材と、車輪が回転可能に支持されるキャスタ本体に制動ロッドを上下動自在に収容し、上端を外部に突出させ、この制動ロッドを変位させてロック部材を揺動させキャスタの旋回または車輪の回転とのうち少なくともいずれか一方をロックまたはロック解除するキャスタロック手段と、前後にそれぞれ配置される取付部材に軸芯同一で回動自在に設けられ一方向に付勢されとともに一方にロック動作部材の一端が取り付けられる各軸と、一端が各軸に取り付けられ揺動端が制動ロッドに当接して制動ロッドを動作させる作動アームと、異なる軸間を連結し一方の軸の回動を他方の軸に同一方向で伝達する伝達リンクとを備え、軸に与えられる回動力を作動アームを介して制動ロッドに伝達する連動手段とを備えて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項13に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、同時に全てのキャスタのロックとロック解除を行うことができる。このため、ロック時には、確実にロックが行われる。
本発明の請求項14に係るキャスタの操作装置は、被取付体に設けられたキャスタのロック機構に連結され操作部材を変位させてロックのオンオフ操作を行うキャスタの操作装置であって、操作部材を、常時ロック解除位置に保持してその変位を規制し、外力により規制に抗して操作部材を変位させるとロック位置への変位を許容し、外力が失われると操作部材をロック解除位置へ復帰させる臨時ロック手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項14に係るキャスタの操作装置では、上記構成としたことにより、被取付体の用途に応じて、常時、ロック解除状態が求められ、必要なときのみ一時的にロック状態に保持することができるので、汎用性が向上する。
本発明に係るキャスタの操作装置は、被取付体に設けられたキャスタのロック機構に連結され操作部材を変位させてロックのオンオフ操作を行うキャスタの操作装置であって、操作部材を、常時ロック位置に保持してその変位を規制し、外力により規制に抗して操作部材を変位させるとロック解除位置への変位を許容し、外力が失われると操作部材をロック位置へ復帰させるフェールセーフ手段を設けたので、操作し忘れによりロック解除状態となることがなく、安全性が向上する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るキャスタの操作装置が設けられた床頭台を示す全体斜視図である。 図2は、図1のキャスタの操作装置とキャスタのロック機構との接続を示す説明図である。 図3の(A)、(B)はそれぞれ、ロック解除時とロック時のキャスタのロック機構を示す断面図である。 図4は、キャスタの操作装置のロック動作部材を示す側面図である。 図5は、床頭台にキャスタの操作装置を取り付ける状態を示す説明図である。 図6は、キャスタの操作装置を裏面側から見た説明図である。 図7は、操作部材の接続部を示す斜視図である。 図8の(A)、(B)はそれぞれ、キャスタの操作装置の枠体の表面側と裏面側とを示す斜視図である。 図9の(A)、(B)はそれぞれ、キャスタの操作装置の操作部材の表面側と裏面側とを示す斜視図である。 図10の(A)、(B)はそれぞれ、ストッパの摘み部を示す斜視図である。 図11の(A)、(B)はそれぞれ、ストッパ本体を示す斜視図である。 図12は、キャスタの操作装置の枠体と操作部材を裏面側から見た斜視図である。 図13の(A)ないし(C)はそれぞれ、キャスタの操作装置の操作部材がキャスタのロック位置に規制されているときの状態を示す斜視図、操作部材がキャスタのロック解除位置に外力により保持され、操作部材がストッパによりロックされていないときの状態を示す斜視図および操作部材がキャスタのロック解除位置にあって、ストッパにより操作部材がロックされてキャスタのロック解除位置で変位を規制されているときの状態を示す斜視図である。 図14は、ロック動作部材が設けられた取付部材を下方から見た説明図である。 図15は、本発明の第2の実施形態に係るキャスタの操作装置の要部を示す斜視図である。 図16は、本発明の第3の実施形態に係るキャスタの操作装置の要部を示す断面図である。 図17の(A)、(B)はそれぞれ、本発明の第4の実施形態に係るキャスタの操作装置の要部を示す断面である。
床頭台の安全性を向上させるという目的を、被取付体に設けられたキャスタのロック機構に連結され操作部材を変位させてロックのオンオフ操作を行うキャスタの操作装置であって、操作部材を、常時ロック位置に保持してその変位を規制し、外力により規制に抗して操作部材を変位させるとロック解除位置への変位を許容し、外力が失われると操作部材をロック位置へ復帰させるフェールセーフ機構を設けたことにより実現した。
以下、本発明の第1の実施形態に係るキャスタの操作装置2を図1ないし図14に基づいて説明する。
本発明の第1の実施形態に係るキャスタの操作装置2は、図1および図2に示すように、病院や施設等で使用される台車や床頭台などの家具(被取付体)3に設けられる。家具3の底部4の四隅には、取付部材6(6FR、6FL、6RR、6RL、図2参照)を介してキャスタ5(5A〜5D)が内側に後退して旋回自在に取り付けられる。取付部材6は、底部4の進行方向前後側にそれぞれ対で取り付けられる。前後に対で配置された取付部材6FR、6FLおよび6RR、6RLはそれぞれ、左右および前後で互いに向き合って配置されるようになっている。
キャスタ5は、図3の(A)、(B)および図4に示すように、車輪ロックのロックとロック解除を行うキャスタのロック機構(ロック機構)40を備えている。キャスタの操作装置2は、操作伝達ロッド(操作伝達部材)7を介してキャスタのロック機構40のロック動作部材21に連結され、使用者がキャスタの操作装置2を操作してロックを解除する操作を行うと、その操作による力(外力)を操作伝達ロッド7とロック動作部材21を通じてキャスタのロック機構40に伝達するようになっている。ロック機構40は、常時、後述するロック用ばね(第1のばね)22によりキャスタをロック状態に保持し、ロック動作部材21はそのロック位置で付勢された状態となっている。そして、ロック動作部材21は、ロック用ばね22の付勢力に抗した外力により強制的に変位されると、揺動端が上方へ変位しロック解除位置に保持されるようになっている。
キャスタの操作装置2は、図5ないし図8に示すように、家具3の側板3Aに凹陥して形成された凹陥部(収容部)3Bに取り付けられる枠体10と、この枠体10内に上下動自在に収容され、操作伝達ロッド7の上端に接続される操作部材11とを備えている。合成樹脂製の枠体10は、図8の(A)、(B)に示すように、断面逆L字状に形成され開口部13が形成されたフレーム本体12と、このフレーム本体12内側で開口部13の左右両側に互いに向き合って設けられ上下方向の案内溝14A、14Bが形成された案内側壁15A、15Bとを備えて構成される。案内溝14A、14Bはそれぞれ、上下に2箇所設けられる。開口部13は、フレーム本体12の側壁部12Aの中央に矩形状に形成される。フレーム本体12の上部12Bには、長手方向に上下を貫通するスリット16が形成される。
このスリット16には、図6に示すように、操作部材規制手段としてのストッパ30が摺動自在に取り付けられる。ストッパ30は、スリット16の上方から摘み部31の足32(図10の(A)、(B)参照)が挿入されて、フレーム本体上部12Bの下側でこの足32にストッパ本体33がねじで連結されるようになっている。ストッパ本体33は、図11の(A)、(B)に示すように、操作部材11側(中央側)に段部(受け入れ部)34が形成される。ストッパ30はフレーム本体12の上部12Bで摘み部31がスリット16に沿って横方向(左右方向)に摺動されるとストッパ本体33が一体に移動し、ストッパ本体33は中央側に移動すると、操作部材11の折曲部23が段部34に当たり、使用者が操作部材11から手を離すと、折曲部23が段部34に載置され操作部材11が下方に変位するのを規制するようになっている。すなわち、ストッパ30は、操作部材11が使用者により上方のロック解除位置に引き上げられた際、操作部材11をロック解除位置に保持したまま、片方の手で摘み部31を中央側に摺動させてストッパ本体33を操作部材11に係止させると、操作部材11の下方への変位を規制し、下方のロック位置に戻さないようにしている。そして、キャスタをロック解除状態からロック状態に復帰させる際は、摘み部31を元の位置に復帰させ、操作部材11とストッパ本体33との係止を解くと、操作部材11はロック用ばね22によりロック位置に復帰するようになっている。
フレーム本体上部12Bには、摘み部31によりストッパ30が中央側に移動し、操作部材11と係止された状態となったとき、摘み部31の位置がロック解除状態が維持されたままであることを示す表示「ロック解除保持」が中央側に記されている。他方、上部12Bには、摘み部31によりストッパ30が外側(左右方向端部側)に移動し、操作部材11との係合が解かれた状態となり、操作部材11がロック位置に復帰したとき、摘み部31の位置がロック状態に復帰したことを示す表示「ロックに戻る」が外側に記されている。
このように、本実施形態に係るキャスタの操作装置2では、フェールセーフ機構(フェールセーフ手段)50を備えている。このフェールセーフ機構50は、ロック機構40を常時ロック状態に保持するようロック動作部材21を常時ロック位置に付勢するロック用ばね22と、操作部材11からの操作力をロック動作部材21に伝達可能に操作部材11とロック動作部材21との間を上下に接続し、ロック用ばね22により操作部材11を常時下方のロック位置に保持する操作伝達ロッド7と、使用者によりロック用ばね22の付勢力に抗して上方に引き上げられると下方のロック位置から離脱し、使用者による引き上げ力が付与され続ける限りロック解除状態を維持し、使用者が手を離すかストッパ30との係合が解かれると、元の下方ロック位置に復帰してロック用ばね22により変位が規制される操作部材11とにより構成される。
操作部材11は、図9の(A)、(B)に示すように、合成樹脂製の箱状本体から構成され、この箱状本体の表面側には左右方向に凹陥し指を差し入れ可能な操作部17が形成される。操作部17の上側には、表示部18が形成され、ロック解除を意味する「解除」の文字と上を指し示す矢印の記号が表示される(上側表示部18A参照)。
なお、図13の(A)ないし(C)に示すように、操作部材11が、ストッパ30により係止され、上方のロック解除位置で変位が規制される場合、表示部18を、操作部17の上下両側に形成し、上側表示部18Aaにロック解除を意味する「解除」の文字と上を指し示す矢印の記号を、下側表示部18Baにロック解除状態を意味する「解除中」の文字をそれぞれ表示するようにしてもよい。ここで、図13の(A)は、操作部材11が下方のロック位置にある状態を、図13の(B)は、操作部材11が上方のロック解除位置にあり、ストッパ30にまだ係止されていない状態を、図13の(C)は、操作部材11が上方のロック解除位置にあり、ストッパ30に係止されている状態をそれぞれ示している。
箱状本体の裏面側には、上下方向に沿って一対のリブ21A、21Bが形成される。一方のリブ21Bの上端には、対向する一方の側壁部19B側に向かって横方向に折曲された折曲部(係止部)23が形成される。この折曲部23は、ストッパ30の段部34に係止されるようになっている。他方のリブ21Aの上端は他方の側壁部19Aの上端と接続される。
操作部材11の他方のリブ21Aの下部には、図6および図7に示すように、操作伝達ロッド7と接続される接続部24が形成される。接続部24は、他方のリブ21Aの下部に突出部25が形成される。この突出部25には、操作伝達ロッド7上端に穿設された円孔7Aが嵌め入れられるようになっている。箱状本体には、この突出部25の左右に横リブ21Cが、この横リブ21Cの下方には、底部26がそれぞれ形成される。底部26は、両側壁部19A、19Bの下端と一方のリブ21Bの下端とを結んで接続される。これら一方のリブ21A、横リブ21Cおよび底部26には、突出部25に操作伝達ロッド7の円孔7Aを差し入れた際、操作伝達ロッド7の上端部7Bを収める空隙Sが形成される。底部26の下部には、空隙Sに収められた操作伝達ロッド7の上端部7Bを掴持する掴持部27が設けられる。掴持部27は、底部26の下方に形成され操作伝達ロッド7の両側を掴んで支持する一対の爪部28A、28Bと、爪部28A、28Bを囲んで形成され、操作伝達ロッド7の横方向の変位を所定の許容範囲で規制する規制アーム29とを備えて構成される。操作伝達ロッド7は空隙S内で円孔7Aが突出部25に嵌入され爪部28A、28Bにより掴持されると、爪部28A、28Bは操作伝達ロッド7の横方向の変位に応じて弾性変位するものの、規制アーム29により横方向の変位が所定範囲内で規制され、脱落が防止される。また、掴持部27はこのように構成されているため、操作伝達ロッド7は、キャスタの操作装置2の配置された高さに応じて長さを変更したロッドを用いることができるようになっている。
箱状本体の左右両側には、図6および図9の(A)、(B)に示すように、枠体10の案内側壁15A、15Bにそれぞれ臨む側壁部19A、19Bが形成される。各側壁部19A、19Bの外面には、案内突部20A、20Bがそれぞれ設けられ、案内側壁15A、15Bの上下の各案内溝14A、14Bに嵌入されるようになっている。操作部材11は、各案内溝14A、14Bに案内突部20A、20Bがそれぞれ嵌入されてフレーム本体12に装着されると、フレーム本体12の開口部13から操作部17と表示部18の上下いずれか一方の表示部18A、18Bとが露出するようになっている(図5参照)。
つまり、ロック機構40がロック状態で、操作部材11が下方のロック位置にあるときには、この開口部13の下側に凹陥した操作部17が、上側に上側表示部18Aの「解除」の文字と上を指し示す矢印の記号が表れるようになっている(図13の(A)参照)。そして、使用者が操作部17に指を差し入れて操作部材11をロック用ばね22の付勢力に抗して上方に押し上げると、上側表示部18Aの表示は開口部13から隠れるようになっている(図13の(B)参照)。このとき、ストッパ30をスライドさせて段部34を操作部材11の折曲部23に衝止させ、使用者が操作部17から指を離すと、折曲部23は段部34に載置される。すると、操作部材11は下方への変位が規制され、ロック解除位置に保持される(図13の(C)参照)。このため、操作伝達ロッド7と連動するロック動作部材21が付勢されたロック位置から上方のロック解除位置に押し上げられ、ロック機構40はキャスタのロックを解除した状態となる。操作部材11が上方のロック解除位置で保持されると、開口部13の上側には、操作部17が、下側には、下側表示部18B(18Ba)が表れるようになっている。このため、使用者は、開口部13の表示を見るだけでキャスタがロック状態にあるか、ロック解除状態にあるか判別することができる。
なお、本実施形態では、ストッパ30を用いて操作部材11をロック解除位置に保持するようにし、操作部材11の操作部17の上下側にそれぞれ表示部18A、18Bを形成しているが、これに限られるものではなく、ストッパ30を用いないで、使用者がロック用ばね22による規制に抗して操作部材11を上方に引き上げて変位させると、上方のロック解除位置への変位を許容し、使用者が操作部材11から手を離して操作部材11に対して外力が失われると操作部材11をロック用ばね22によりロック位置へ復帰させるようにすることもできる。この場合、ロック解除を示す上側表示部18Aのみ形成するようにしてもよい。また、本実施形態では、操作部材11は、操作部17を指を差し入れ可能に凹陥させて形成しているがこれに限られるものではなく、操作部を突出させて形成し、指で摘んで開口部13内で操作するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るキャスタの操作装置2のキャスタのロック機構40について説明する。キャスタのロック機構40は、各キャスタ5(5A〜5D)毎に設けられた制動機構60とこれら制動機構60に操作部材11からの外力を伝達する制動力伝達機構70とを備えて構成される。
キャスタ5は、双輪タイプのキャスタであって、図3および図4に示すように、キャスタ本体41の左右両側に一対の車輪42、42が車軸43を介して回転可能に支持されて構成される。キャスタ本体41には、車軸43から進行方向前方側に偏心した位置に上下を貫通する貫通穴44が形成され、この貫通穴44内に旋回軸45が回動自在に嵌合される。旋回軸45の上部には、ねじ部45Aが形成され、その下側にはこの旋回軸45を回転操作するフランジ部46が設けられる。旋回軸45の下端はキャスタ本体41の貫通穴44の下部開口から突出し、旋回軸45の小径部45Bにピン47が圧入され、キャスタ本体41からの抜け止めがなされている。左右の車輪42、42は内側の面が環状に凹陥して形成され、この環状凹陥部の外側周面に沿って凹凸部48が形成される。
この旋回軸45は、取付部材6に取り付けられる。取付部材6は、図2ないし図4、図14に示すように、底部6Aとこの底部6Aの左右から立ち上がる左右両壁6B、6Cとを有する断面コ字状本体と、各壁6B、6C上端を外側に折曲して形成され家具3の底部4への取付穴6Dが穿設された折曲部6Eとを備えて構成される。取付部材6は、ねじにより折曲部6Eが家具3の底部4に取り付けられる。取付部材6の底部6Aには、円孔6Hが形成され、旋回軸45のねじ部45Aが螺合されるようになっている。左右両壁6B、6Cには、互いに向き合って貫通される貫通孔6G、6Gが円孔6Hより進行方向後方側にそれぞれ形成される。取付部材6には、旋回軸45のねじ部45Aが円孔6Hに螺合されキャスタ5が取り付けられるようになっている。このため、取付部材6が家具3の底部4に取り付けられると、キャスタ5は取付部材6に対して旋回するようなっている。こうして、キャスタ5は、家具3の底部4の四隅に取付部材6FR、6FL、6RR、6RLを介して取り付けられる。
キャスタのロック機構40を構成する制動機構60は、図3の(A)、(B)に示すように、旋回軸45にこの軸と同一軸芯上で上下に貫通される断面円形の縦孔が形成され、この縦孔には、制動ロッド51が上下動自在に挿通される。この制動ロッド51の上部は、縦孔の上端開口から突出して露出し、上端近傍には、円板状の第1の当接部材52が取り付けられる。この第1の当接部材52の下方には、作動アーム53の揺動端が貫通孔54を介して制動ロッド51に遊嵌される。作動アーム53の他端は前方側軸61に取り付けられ、この軸61には、ロック動作部材21の他端も取り付けられるようになっている。このため、作動アーム53は、ロック動作部材21の揺動に応じて一体に連動するようになっている。すなわち、ロック動作部材21の揺動端が操作伝達ロッド7により上方に引き上げられ揺動すると、前方側軸61が回動し、前方軸61の回動に伴って作動アーム53の揺動端が上方に変位すると、第1の当接部材52の下面に当接して制動ロッド51を持ち上げるようになっている(図3の(A)参照)。
制動ロッド51の下部は、旋回軸45の縦孔下端開口から突出し、突出端には、円板状の第2の当接部材55が設けられる。ロック用ばね(第1のばね)22は、この第2の当接部材55とキャスタ本体41との間に配設され、制動ロッド51を常時下方に付勢している(図3の(B)参照)。
キャスタ本体41には、車輪ロック部材(ロック部材)56が設けられる。車輪ロック部材56は、一端がキャスタ本体41の後部にピン57により揺動可能に枢着され、前方側の揺動端56Aが第2の当接部材55の下方に延びるとともに、キャスタ本体41と揺動端56との間に配設された、ロック用ばね22よりも付勢力の弱い車輪ロック部材動作用ばね58により常時上方に付勢されるようになっている。車輪ロック部材56の下側には、車輪42、42の周方向凹凸部48に係脱自在に係合する回転止め係合部59が設けられる。回転止め係合部59は、左右両輪42、42の周方向凹凸部48に係合するようアーム状の車輪ロック部材56の下側に直角に取り付けられる。このように制動機構60は、制動ロッド51、ロック用ばね22、第2の当接部材55、車輪ロック部材56、車輪ロック部材動作用ばね58、凹凸部48および係合部59を備えて構成される。
制動機構60は、各キャスタ5毎に設けられ、制動ロッド51がロック用ばね22の弾発力により下方へ押し下げられ、第2の当接部材55が、車輪ロック部材56の揺動端56Aをばね58の付勢力に打ち勝って下方へ押し下げると、回転止め係合部59が車輪の周方向凹凸部48に係合して車輪42、42の回転がロックされるようになっている。そして、制動ロッド51が外力によりロック用ばね22の付勢力に抗して上方に引き上げられると、車輪ロック部材56はばね58の弾発力により押し上げられて回転止め係合部59は車輪の周方向凹凸部48との係合が解かれて上方に離脱し、車輪の回転ロックは解除されるようになっている。
キャスタのロック機構40を構成する制動力伝達機構70は、図2に示すように、前方側軸61が、前方側の左右の両取付部材6FL、6FRにこれら両取付部材6FL、6FR間を連結し、図示しない摺動材を介して貫通孔6Gに回動自在に支持される。また、底部4の後方側に取り付けられた左右の両取付部材6RL、6RRのうち、右側の取付部材6RRには、軸62Aが、左側の取付部材6RLには、軸62Bがそれぞれ設けられ、図示しない摺動材を介して貫通孔6Gに回動自在に支持されるようになっている。これら後方側の両軸62A、62Bは互いに軸芯を合致させて配置される。
これら後方側の軸62A、62Bの内側端部62Aa、62Baはそれぞれ、取付部材6RL、6RRから内側に突出するようになっている。前方側の軸61と後方側の軸62A、62Bとはそれぞれ、軸芯を左右方向に向けて配置される。すなわち、前方側の軸61に対し、後方側の軸芯同一の両軸62A、62Bは平行に配置される。また、これら軸61、62A、62Bは、貫通孔6Gに回動自在に配設されているので、取付部材6FL、6FR、6RL、6RRに形成された円孔6Hより後方側に配置される。すなわち、キャスタ本体41の旋回軸45から上方に突出する制動ロッド51が、各軸61、62A、62Bに対して前方側に配置されるようになっている。軸61、62A、62Bは、所定の強度を確保できるものであれば、断面円形の丸棒状であってもよいし断面角形の角棒状であってもよい。
前後側の軸61および62A、62Bには、前方側軸61と後側の右方軸62A間を連結する右側伝達リンク63が、また、前方側軸61と後側の左方軸62B間を連結する左側伝達リンク64がそれぞれ設けられる。左右の伝達リンク63、64はそれぞれ、前方側の軸61にそれぞれ取り付けられた支持部材63A、64Aと後方側の軸62A、62Bにそれぞれ取り付けられた支持部材63B、64Bとの間を連結してピンで結合され、操作部材11の操作により操作伝達ロッド7とロック動作部材21とを通じて付与された前方側軸61の回動力を後方側の軸62A、62Bに同一方向で伝達するようになっている。ロック動作部材21は一端が、図2に示すように、前方側左方取付部材6FLの外側に突出して延長された前方側軸61の突出端61Aに取り付けられる。このように、制動力伝達機構70は、ロック動作部材21、前方側軸61、取付部材6(6FL〜6RR)、作動アーム53、伝達リンク63、64、支持部材63A、63B、64A、64Bおよび後方側軸62A、62Bを備えて構成される。
次に、本実施形態に係るキャスタの操作装置2の動作に基づいてキャスタの操作装置2の作用について説明する。本実施形態に係るキャスタの操作装置2では、常時、ロック用ばね22により制動ロッド51が下方に押し下げられて、制動機構60は車輪をロックした状態となっている。このとき、枠体10に収容された操作部材11には、ロック用ばね22の付勢力が第1の当接部材52、作動アーム53、前方軸61、ロック動作部材21および操作伝達ロッド7を通じて伝わり、操作部材11は下方のロック位置に保持される(図13の(A)、図3の(B)参照)。操作部材11には、ロック用ばね22の付勢力が働いているので、変位が規制されている。使用者は、フレーム本体12の開口部13から露出した操作部材11を見ると、上側表示部18Aにロック解除を意味する「解除」の文字と、ロック解除には上への操作が必要であることを示唆する矢印の記号を認めることができ、開口部13下側には指を差し入れる操作部17が配されている。このため、使用者は、一目見るだけで、家具3のキャスタ5がロック状態であることを知ることができる。しかも、操作部材11はフレーム本体12内に収容されているばかりでなく、ロック用ばね22により変位が規制されているので、操作部17に使用者が指を差し入れて引き上げない限り、外部から力を受けたり、何かに当たって操作部材11が上方に変位することはない。このため、常時、ロック状態が維持され、例え、人が家具3に接触したり当たったりしても動き出すおそれがないので、安全が確保される。
使用者が、キャスタのロックを解除して家具3を移動させる場合であって、しかも短時間で短い距離を移動させる場合など、操作部17に使用者が指を差し入れて操作部材11を引き上げると、キャスタ5はロック解除状態となる。操作部材11の上方への引き上げにより、操作伝達ロッド7が引き上げられ、ロック動作部材21の揺動端が上方に変位して前方側軸61がロック解除方向に回転すると、伝達リンク63、64を介して後方側の軸62A、62Bにも操作の力が伝達され、各キャスタ5A〜5Dの作動アーム53の揺動端が上方に揺動して制動ロッド51を上方に引き上げ、車輪ロック部材56がばね58により上方へ付勢され回転止め係合部59が凹凸部48から離脱し、車輪42、42のロックが解除される(図3の(A)参照)。このとき、摘み部31を操作せず、フレーム本体上部12B外側の「ロックに戻る」表示位置にある状態のままにすると(図13の(B)参照)、使用者が操作部材11の操作部17から手を離した途端、操作部材11はロック用ばね22により下方のロック位置に復帰する。このため、家具3の移動完了後、使用者が手を離すと同時にキャスタ5はロックされるので、使用者はロック状態を維持する操作を行う必要がなく、しかも、例え、人が家具3に接触したり当たったりしても動き出すおそれがない。
使用者が、キャスタのロックを解除して家具3を移動させる場合であって、長時間または長い距離を移動させる場合など、ロック機構40をロック解除状態のままで維持することが好ましい。このような場合、操作部17に使用者が指を差し入れて操作部材11を引き上げてロック解除状態とした上で、使用者が、摘み部31を中央側の「ロック解除保持」表示側に摺動させ、ストッパ30を操作部材11に係止させると、操作部材11は下方への変位が規制されロック解除位置のまま保持される(図13の(C)参照)。使用者は、この状態で家具3を移動させることができる。このとき、フレーム本体12の開口部13から露出した操作部材11を見ると、開口部13の上側には操作部17が配され、その下側には、表示部18Baにロックが解除中であることを意味する「解除中」の表示を認めることができる。このため、使用者は、一目見るだけで、家具3のキャスタ5がロック解除状態であることを知ることができる。移動完了後、摘み部31を外側の「ロックに戻る」表示の側に戻すと、ストッパ30と操作部材11との係合が解かれ、操作部材11は下方のロック位置に復帰する。このように、ストッパ30を用いることにより、ロック解除状態のままで維持することもできる。このように、本実施形態に係るキャスタの操作装置2では、操作し忘れによりロック解除状態となることがなく、安全性が向上する効果がある。上述のように、ストッパ30は、家具3を移動させる際の使い方によって任意に用いることができるようになっている
次に、本発明の第2の実施形態に係るキャスタの操作装置102(図15参照)について説明する。本発明の第2の実施形態に係るキャスタの操作装置102は、前記第1の実施形態に係るキャスタの操作装置2では、ストッパ30を設けているのに対し、ストッパ30を備えていない点が異なっている。つまり、本実施形態に係るキャスタの操作装置102は、ストッパ30を除いて前記第1の実施形態に係るキャスタの操作装置2とほぼ同一の構成を備えている。このキャスタの操作装置102は、図15に示すように、家具3に取り付けられる枠体110と、この枠体110内に上下動自在に収容され、操作伝達ロッド7の上端に接続される操作部材11とを備えている。枠体110は、フレーム本体112が断面逆L字状に形成され、このフレーム本体112の縦壁部112Aと連続する上部112Bには、第1実施形態のキャスタの操作装置2のようなスリットが設けられておらず、素の面に形成され、ストッパ30に相当する部材が設けられていない。キャスタの操作装置102のフェールセーフ機構(フェールセーフ手段)150は、ロック機構40を常時ロック状態に保持するようロック動作部材21を常時ロック位置に付勢するロック用ばね22と、操作部材11からの操作力をロック動作部材21に伝達し、ロック用ばね22により操作部材11を常時下方のロック位置に保持する操作伝達ロッド7と、使用者によりロック用ばね22の付勢力に抗して上方に引き上げられると下方のロック位置から離脱し、使用者による引き上げ力が付与され続ける限りロック解除状態を維持し、使用者が手を離すと、元の下方ロック位置に復帰してロック用ばね22により変位が規制される操作部材11とにより構成される。このため、使用者が操作部材11の操作部17から手を離すと直ちに操作部材11はロック用ばね22により下方のロック位置に復帰する。このため、家具3の移動完了後、使用者が手を離すと同時にキャスタ5はロックされるので、使用者はロック状態を維持する操作を行う必要がなく、しかも、例え、人が家具3に接触したり当たったりしても動き出すおそれがない。従って、安全に使用することができる。このように構成した場合、表示部18を上側表示部18Aaのみとし、下側表示部18Bbを空白とするか、下側表示部を設けないようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態に係るキャスタの操作装置202(図16参照)について説明する。本発明の第3の実施形態に係るキャスタの操作装置202は、前記第1の実施形態に係るキャスタの操作装置2では、操作部材11を上方のロック解除位置で保持する際、操作部材11を片方の手で持ち上げたまま、他方の手でストッパ30をスライドさせて操作部材11に係止するようにしているのに対し、ストッパ230のストッパ本体233と枠体10の案内側壁15Bとの間にストッパ用ばね(第2のばね)240を設け、操作部材11を上方のロック解除方向に引き上げると、自動的にストッパ230により係止し、ストッパ230を外側にスライドさせると操作部材11を元のロック位置に復帰させるようにした点が異なっている外は、第1の実施形態のキャスタの操作装置2とほぼ同一の構成を備えている。
本実施形態に係るキャスタの操作装置202は、図16に示すように、フレーム本体上部12Bのスリット16には、ストッパ(操作部材規制手段)230が摺動自在に取り付けられる。ストッパ230は、上部12Bの上面に摘み部231が露出し、上部12Bの下側にはストッパ本体233が配置される。ストッパ230の案内側壁15B側(左右方向外側)には突部235が形成され、この突部235と案内側壁15Bとの間にストッパ用ばね240が装着され、ストッパ230を中央側に付勢している。ストッパ230の中央側端面には、傾斜案内部(受け入れ部、傾斜部)236が底部230Aから立ち上がり中央側に傾斜して形成されるとともに、段部(受け入れ部)234がこの傾斜案内部236に連続して形成される。段部234は、平坦な矩形状載置面とこの載置面の一端から立ち上がる壁面とを有して構成される。すなわち、キャスタの操作装置202は、折曲部23を載置可能な段部234とこの段部234の下側面が傾斜され折曲部23の突出端を摺接させて段部234に導く傾斜案内部236とを備えて構成される。
本実施形態に係るキャスタの操作装置202では、操作部材11が下方のロック位置から使用者により上方のロック解除位置に向かって引き上げられ、折曲部23の端縁が傾斜案内部236に当たってストッパ用ばね240の付勢力に抗して摺接すると、ストッパ230は案内側壁15B側に退動し、折曲部23の端縁が段部234上に達すると、ばね240の弾発力によりストッパ230は中央側に弾発変位し、段部234と傾斜案内部236との接続部237が一方のリブ21Bに弾接され、折曲部23が段部に載置される。このため、操作部材11は上方のロック解除位置で保持される。このため、操作部材11を引き上げ操作するだけで、ロック解除状態とすることができる。ロック状態にするには、摘み部231を外側に向かってスライドさせる、すなわち、ばね240を圧縮する方向にスライドさせると、段部234と折曲部23の係合が解かれ、操作部材11は元のロック位置に復帰する。このため、摘み部231をワンタッチ操作するだけで、ロック状態にすることができる。このように、本実施形態に係るキャスタの操作装置202では、ロック解除もロックもワンタッチ操作で行うことができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るキャスタの操作装置302(図17参照)について説明する。本発明の第4の実施形態に係るキャスタの操作装置302は、前記第3の実施形態に係るキャスタの操作装置202では、操作部材11を上方のロック解除位置で保持する際、ストッパ230が所定のロック解除位置で操作部材11を自動的に係止して保持し、保持部材11をロック位置に復帰させる際には、摘み部231をスライド操作するようにしているのに対し、ロック位置への復帰動作を摘み部331だけでなく操作部材11を押し下げ操作してもロック位置への復帰を果たすことができるようになっている点が異なっている。
すなわち、第4の実施形態に係るキャスタの操作装置302は、図17の(A)、(B)に示すように、フレーム本体上部12Bのスリット16には、ストッパ(操作部材規制手段)330が摺動自在に取り付けられ、上部12Bの上面に摘み部331が露出し、上部12Bの下側にはストッパ本体333が配置される。ストッパ330の案内側壁15B側には突部335が形成され、この突部335と案内側壁15Bとの間にストッパ用ばね240が装着され、ストッパ330を中央側に付勢している。
この実施形態に係るキャスタの操作装置302は、上記第3の実施形態に係るキャスタの操作装置202の中央側面が、底部230Aから中央側に傾斜して形成される傾斜案内部236と、この傾斜案内部236に連続し平坦な載置面と壁面とを有する段部234とを備えて構成されているのに対し、このキャスタの操作装置302の中央側面は、底部330Aから連続し中央側に湾曲して膨出する湾曲案内部(湾曲部)336と、この湾曲案内部336に連続し折曲部23を受け入れ可能な断面弧状凹陥部334とを備えて構成される。すなわち、キャスタの操作装置302は、折曲部23を受け入れ可能な断面弧状凹陥部334とこの凹陥部334の下側面を凹陥部334に連続して湾曲し折曲部23の突出端を摺接させて凹陥部334に導く湾曲案内部とを備えている。
本実施形態に係るキャスタの操作装置302では、操作部材11が下方のロック位置から使用者により上方のロック解除位置に向かって引き上げられ、折曲部23の端縁が湾曲案内部336に当たってストッパ用ばね240の付勢力に抗して摺接すると、ストッパ330は案内側壁15B側に退動し、折曲部23の端縁が凹陥部334に達すると、ばね240の弾発力によりストッパ330は中央側に弾発変位し、折曲部23の端縁が断面弧状凹陥部334に圧接される。このため、操作部材11は上方のロック解除位置で保持される。このため、操作部材11を引き上げ操作するだけで、ロック解除状態とすることができる。ロック状態にするには、摘み部231を外側に向かってスライドさせる、すなわち、ばね240を圧縮する方向にスライドさせるか、または、操作部材11をストッパ用ばね240の弾発力に抗して押し下げると、凹陥部334と折曲部23の係合が解かれ、操作部材11は元のロック位置に復帰する。このため、摘み部331をワンタッチ操作するか、または、操作部材11を押し下げると、ロック状態にすることができる。このように、本実施形態に係るキャスタの操作装置302では、ロック解除もロックもワンタッチ操作で行うことができるとともに、ロックの復帰操作を、摘み部331または操作部材11のうちいずれか1を通じて行うことができるので、操作性が向上する。
なお、上記実施形態に係るキャスタの操作装置では、キャスタのロックを車輪のロックのみとしているがこれに限られるものではなく、車輪ロックと旋回ロックを同時に行うようにしてもよい。その場合、車輪ロック部材56の揺動端上面に突部を形成し、制動ロッド51下端の第2の当接部材55この突部に係合する溝部を形成すればよい。また、旋回ロックのみとしてもよい。さらに、ロック用ばね(第1のばね)22をキャスタ本体41に設けているがこれに限られるものではなく、フレーム本体12と操作部材11との間に設けてもよいし、これら両方に設けてもよい。
また、上記各実施形態に係るキャスタの操作装置2,102、202、302では、常時、操作部材11をロック用ばね(第1のばね)22によりキャスタをロック状態に保持してその変位を規制するようにし、使用者の操作によりばね22に打ち勝つ外力が与えられてロックを解除するようにしているが、これに限られるものではなく、例えば、常時、ロック解除状態が求められ、必要なときのみ一時的にロック状態に保持することが求められる家具(被取付体)の場合には、逆の機構として臨時ロック機構(臨時ロック手段)を設け、操作部材11を、常時ロック解除位置に保持してその変位を規制し、外力により規制に抗して操作部材11を変位させるとロック位置への変位を許容し、外力が失われると操作部材11をロック解除位置へ復帰させるようにしてもよい。この臨時ロック機構に、上記第1、第3および第4の実施形態に示すように、ストッパを設け、操作部材11をロック位置に保持して操作部材11の変位を規制する構成としてもよい。さらに、上記各実施形態に係るキャスタの操作装置2,102、202、302では、家具や寝具、床頭台や台車などの被取付体に取り付けられるようにしているが、被取付体は、これらに限られるものではなく、オーバーベッドテーブル、ワゴン等の走行体であればよいことはいうまでもない。
2 キャスタの操作装置
3 家具(被取付体)
5 キャスタ
11 操作部材
40 ロック機構
50 フェールセーフ機構(フェールセーフ手段)

Claims (14)

  1. 被取付体に設けられたキャスタのロック機構に連結され操作部材を変位させてロックのオンオフ操作を行うキャスタの操作装置であって、
    操作部材を、常時ロック位置に保持してその変位を規制し、外力により規制に抗して操作部材を変位させるとロック解除位置への変位を許容し、外力が失われると操作部材をロック位置へ復帰させるフェールセーフ手段を設けたことを特徴とするキャスタの操作装置。
  2. フェールセーフ手段は、ロック機構に変位可能に設けられキャスタを上下いずれか一方のロック位置でロックし、他方のロック解除位置でロックを解除するロック動作部材と、このロック動作部材をロック位置に弾発付勢する第1のばねと、被取付体に設けられ内部に操作部材を上下動可能に収容した枠体と、下端がロック機構のロック動作部材に、上端が操作部材にそれぞれ接続された操作伝達部材とを備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載のキャスタの操作装置。
  3. 操作部材がロック解除位置に達すると、外力により操作部材の変位を規制し、外力によりロック解除位置での操作部材の規制を解除すると、操作部材の変位を許容する操作部材規制手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のキャスタの操作装置。
  4. 操作部材規制手段は、操作部材の上部に先端が横方向に突出して形成された係止部と、枠体上部に上下を貫通して横方向に摺動自在に設けられ、枠体上面に露出する摘み部と枠体上部の内側に係止部を受け入れ可能な受け入れ部とが形成されたストッパとを備えて構成されることを特徴とする請求項3に記載のキャスタの操作装置。
  5. 操作部材規制手段は、操作部材が外力により第1のばねの弾発力に抗して下方のロック位置から上方のロック解除位置に変位されると、ロック解除位置で操作部材の変位を規制することを特徴とする請求項3に記載のキャスタの操作装置。
  6. ストッパの受け入れ部を係止部を載置可能な段部により構成し、この段部下側面には、傾斜され係止部の突出端を摺接させて段部に導く傾斜部を設けるとともに、ストッパと枠体との間に、ストッパを横方向に付勢する第2のばねを設けて構成されることを特徴とする請求項5に記載のキャスタの操作装置。
  7. 段部を係止部を受け入れ可能な断面弧状の凹陥部により構成し、この凹陥部下側面には、凹陥部に連続して湾曲し係止部の突出端を摺接させて凹陥部に導く湾曲部を設けたことを特徴とする請求項6に記載のキャスタの操作装置。
  8. 第1のばねは、ロック機構または枠体と操作部材との間とのうち少なくともいずれか一方に設けられることを特徴とする請求項2ないし7のうちいずれか1に記載のキャスタの操作装置。
  9. 枠体には、開口部が形成され、操作部材の操作部を、開口部から外部に露出させた凹部または突部により構成したことを特徴とする請求項2ないし8のうちいずれか1に記載のキャスタの操作装置。
  10. 操作部材の操作部の上下側には少なくともいずれか一方に、ロック状態またはロック解除状態を示す表示部が設けられ、操作部材のロック位置とロック解除位置とでいずれか一方が表示されることを特徴とする請求項9に記載のキャスタの操作装置。
  11. 枠体を、断面L字状に形成されたフレーム本体と、このフレーム本体内側に開口部の左右両側に互いに向き合って設けられ案内溝が形成された案内側壁とを備えて構成し、
    操作部材の両側部にはそれぞれ、案内側壁の案内溝に嵌入可能な突部を設け、
    操作部材を案内側壁間に上下動自在に装着したことを特徴とする請求項9または10に記載のキャスタの操作装置。
  12. 枠体が被取付体の一部を凹陥して形成された収容部に取り付けられることを特徴とする2ないし11のうちいずれか1に記載のキャスタの操作装置。
  13. キャスタのロック機構は、被取付体に取り付けられた複数のキャスタをロックする複数キャスタのロック機構であって、
    被取付体底面の隅部に配置され、キャスタを被取付体に旋回自在に取り付ける取付部材と、
    車輪が回転可能に支持されるキャスタ本体に制動ロッドを上下動自在に収容し、上端を外部に突出させ、この制動ロッドを変位させてロック部材を揺動させキャスタの旋回または車輪の回転とのうち少なくともいずれか一方をロックまたはロック解除するキャスタロック手段と、
    前後にそれぞれ配置される取付部材に軸芯同一で回動自在に設けられ一方向に付勢されとともに一方にロック動作部材の一端が取り付けられる各軸と、一端が各軸に取り付けられ揺動端が制動ロッドに当接して制動ロッドを動作させる作動アームと、異なる軸間を連結し一方の軸の回動を他方の軸に同一方向で伝達する伝達リンクとを備え、軸に与えられる回動力を作動アームを介して制動ロッドに伝達する連動手段とを備えて構成されることを特徴とする請求項2ないし12のうちいずれか1に記載のキャスタの操作装置。
  14. 被取付体に設けられたキャスタのロック機構に連結され操作部材を変位させてロックのオンオフ操作を行うキャスタの操作装置であって、
    操作部材を、常時ロック解除位置に保持してその変位を規制し、外力により規制に抗して操作部材を変位させるとロック位置への変位を許容し、外力が失われると操作部材をロック解除位置へ復帰させる臨時ロック手段を設けたことを特徴とするキャスタの操作装置。
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