JP2017077111A - モータ及び空気調和機 - Google Patents

モータ及び空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017077111A
JP2017077111A JP2015203792A JP2015203792A JP2017077111A JP 2017077111 A JP2017077111 A JP 2017077111A JP 2015203792 A JP2015203792 A JP 2015203792A JP 2015203792 A JP2015203792 A JP 2015203792A JP 2017077111 A JP2017077111 A JP 2017077111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
rotor
substantially cylindrical
plane
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015203792A
Other languages
English (en)
Inventor
昭 杉山
Akira Sugiyama
昭 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2015203792A priority Critical patent/JP2017077111A/ja
Publication of JP2017077111A publication Critical patent/JP2017077111A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】回転子の破損を防止することができ、振動や騒音の発生を好適に抑制することが可能なモータを提供する。【解決手段】空気調和機1のモータ50は、ロータ70が径方向の内外に分割された外側コア72a及び内側コア72bと、それらの間に形成されて弾性体75を収容する収容部74とを含む。収容部74は直径が異なる略円筒部74a、74bと、外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間で略直方体状の空間を成して隣接する内外の略円筒部74a、74bを連結する連結部74cとを備える。連結部74cは外側の略円筒部74aのロータ軸線方向と直角を成す円形断面における弦Lに沿うように配置されて外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間隔w2が他の領域における外側コア72aの内面と内側コア72bの外面との間隔w3、w4よりも狭い。【選択図】図9

Description

本発明は、モータ及びそのモータを備えた空気調和機に関する。
従来、空気調和機のファン用などのモータとして直流ブラシレスモータが広く利用されている。しかしながら、直流ブラシレスモータを駆動する場合、振動や騒音が発生し易いことが懸念されていた。そこで、振動や騒音の発生の抑制が図られた直流ブラシレスモータに係る技術が提案され、その一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来の直流ブラシレスモータは回転子をその径方向に関して外側コアと内側コアとに分割している。外側コア及び内側コアは互いに略円筒状を成し、それらコアの間にゴムなどから成る緩衝材を介在させている。さらに、この回転子は外側コア、内側コア及び緩衝材の三者相互の空回りを防止するために、外側コア及び内側コアの各々が緩衝材に向かって延びる突起部を備える。そして、その緩衝材を利用してモータの駆動時に発生する振動を吸収し、騒音の発生を抑制するようにしている。
特開平6−105517号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の直流ブラシレスモータは、回転子の外側コアと内側コアとが最も接近する領域において内側コアが弾性体である緩衝材に向かって延びる突起部を備えるので、緩衝材の当該領域に応力集中が発生し易いことに課題があった。特に、径方向に力が加わった場合に緩衝材への負荷が増大する可能性があった。これにより、内側コアの突起部周辺において緩衝材に損傷や破断が発生する虞があることが懸念された。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、回転子の破損を防止することができ、振動や騒音の発生を好適に抑制することが可能なモータ及びそのモータを備えた空気調和機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は固定子と、回転子とを有するモータであって、前記回転子が、外周面に永久磁石が設けられた略円筒状を成す外側コアと、前記外側コアの径方向内側に配置されて軸心部に回転軸が設けられた略円筒状を成す内側コアと、前記外側コアの内周面と前記内側コアの外周面との間に配置された弾性体と、前記外側コアの内周面と前記内側コアの外周面との間に形成されて前記弾性体を収容する収容部と、を含み、前記収容部は、直径が異なる複数の略円筒部と、前記外側コアの平面と前記内側コアの平面との間でそれら平面が対向する略直方体状の空間を成して隣接する内外の前記略円筒部を連結する連結部と、を備えるとともに、前記連結部が外側の前記略円筒部の回転子軸線方向と直角を成す円形断面における弦に沿うように配置されて前記外側コアの平面と前記内側コアの平面との間隔が他の領域における前記外側コアの内面と前記内側コアの外面との間隔よりも狭いことを特徴とする。
この構成によると、回転子の外側コアと内側コアとが最も接近する領域が連結部であって、それらコア各々の平面が連結部で対向する。連結部は外側コアと内側コアとの径方向の相対的なずれ(偏心)をできるだけ小さくする。また、連結部では平面どうしが接近するので、連結部でモータの駆動時に発生する力が分散されて応力集中の発生が抑制される。また、連結部が外側の略円筒部の回転子軸線方向と直角を成す円形断面における弦に沿うように配置されるので、連結部を構成する略直方体状の空間が回転子の径方向や周方向とは異なる方向に延びる。これにより、モータの駆動時にロータの径方向や周方向に力が発生した場合でも、その力を連結部で分散させる作用が高められる。
また、上記構成のモータにおいて、前記収容部の前記連結部は、前記外側コアの平面と前記内側コアの平面との間隔が前記固定子の内周面と前記回転子の外周面との間隔の二倍以下であるようにしても良い。
また本発明は、上記構成のモータを空気調和機に設けても良い。
本発明の構成によれば、回転子の外側コアと内側コアとが最も接近する領域において外側コアと内側コアとの径方向の相対的なずれ(偏心)をできるだけ小さくすることが可能であり、弾性体に応力集中が発生することを抑制することができる。したがって、回転子の破損を防止することができ、振動や騒音の発生を好適に抑制することが可能になる。
本発明の第1実施形態の空気調和機の概略構成図であって、暖房運転時の状態を示すものである。 本発明の第1実施形態の空気調和機の概略構成図であって、冷房運転時の状態を示すものである。 本発明の第1実施形態の空気調和機の室外機の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の空気調和機の室外機の斜視図にして、上部カバーを取り外した状態を示すものである。 本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の斜視図にして、前部カバー及び室内熱交換器等を取り外した状態を示すものである。 本発明の第1実施形態のモータの垂直断面図である。 本発明の第1実施形態のモータの水平断面図である。 本発明の第1実施形態のモータのロータの部分水平断面図である。 本発明の第1実施形態のモータのロータの収容部の部分水平断面図である。 本発明の第2実施形態のモータのロータの水平断面図である。 本発明の第3実施形態のモータのロータの水平断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の空気調和機について、図1〜図6を用いてその構造と動作の概略を説明する。図1及び図2は各々空気調和機の概略構成図であって、暖房運転時及び冷房運転時の状態を示すものである。図3及び図4は空気調和機の室外機の外観斜視図及び上部カバー(一部)を取り外した状態の斜視図である。図5及び図6は空気調和機の室内機の外観斜視図及び前部カバー及び室内熱交換器等を取り外した状態の斜視図である。
空気調和機1は、図1及び図2に示すように室外機10と室内機30とで構成されるセパレート型の空気調和機である。
室外機10は、例えば屋外の床面上に設置されるものであって、合成樹脂部品と板金部品とで構成される矩形箱型の筐体11を備える(図3及び図4参照)。筐体11は上部カバー11a及び底板11bを備える。筐体11の内部には図1、図2、図3及び図4に示す圧縮機12、切替弁13、膨張弁14、室外送風機15、室外熱交換器16などを収納する。
切替弁13は暖房運転時、冷房運転時などの異なる運転モードにおいて冷媒の流通方向を切り替えるための四方弁である。膨張弁14には開度制御の可能なものが用いられる。なお、膨張弁に代えてキャピラリーチューブを用いても良い。
室外送風機15は筐体11の内壁に隣接して設けたプロペラファン15aと、これを回転させるモータ50とを組み合わせたものである。筐体11には空気の吸込口11c及び吹出口11dが設けられる。室外熱交換器16は室外送風機15に近接して配置される。室外送風機15を駆動すると、外部から吸込口11cを通って筐体11内に吸い込まれた外気が室外熱交換器16を通過し、室外熱交換器16とその外気との間で熱交換が行われる。
室外機10は2本の冷媒配管17、18で室内機30に接続される。冷媒配管17には液体冷媒が流れ、冷媒配管18に比較して細い管が用いられる。そのため冷媒配管17は例えば「液管」、「細管」などと称されることがある。冷媒配管18には気体冷媒が流れ、冷媒配管17に比較して太い管が用いられる。そのため冷媒配管18は例えば「ガス管」、「太管」などと称されることがある。冷媒には例えばHFC系のR410AやR32等が用いられる。また、冷媒にR22を用いることもある。
室外機10の内部の冷媒配管19、20に関して、冷媒配管17に接続される冷媒配管19には二方弁21が設けられ、冷媒配管18に接続される冷媒配管20には三方弁22が設けられる。二方弁21と三方弁22は室外機10から冷媒配管17、18が取り外されるときに閉じられ、室外機10から外部に冷媒が漏れることを防ぐ。室外機10から、あるいは空気調和機1全体から、冷媒を回収する必要があるときは三方弁22を通じて回収が行われる。
室内機30は、例えば室内の壁面の天井近くに設置されるものであって水平方向に延びる横長の形態をなし、合成樹脂部品で構成される筐体31を備える(図5及び図6参照)。筐体31は前カバー31a及び後カバー31bを備える。筐体31には図1、図2、図5及び図6に示す室内送風機32、室内熱交換器33、ルーバー34などが設けられる。
室内送風機32は筐体31の形状に沿って水平方向に横長に延びるクロスフローファン32aと、これを回転させるモータ50とを組み合わせたものである。筐体31には空気の吸込口31c及び吹出口31dが設けられる。室内熱交換器33はクロスフローファン32a同様に水平方向に延び、3個(室内熱交換器33A、33B、33C)が組み合わされて構成される。3個の室内熱交換器33は室内送風機32のクロスフローファン32aの上方や前方を覆うように配置される。室内熱交換器33には室外機10から送り出された冷媒が流入する。室内送風機32を駆動すると、吸込口31cを通って筐体31内に吸い込まれた室内空気が室内熱交換器33を通過し、室内熱交換器33とその室内空気との間で熱交換が行われる。
また、室内機30は室外機10を含む空気調和機1全体の動作制御を行うために、筐体31の内部に不図示の主制御部を収容している。主制御部は不図示の演算部や記憶部等を備え、記憶部等に記憶、入力されたプログラム、データに基づき室内温度がユーザによって設定された目標値に達するように制御を行う一連の空気調和運転を実現する。
図1は空気調和機1が暖房運転を実行している状態を示す。このとき、圧縮機12は暖房時循環、すなわち圧縮機12から吐出された冷媒が先に室内熱交換器33に入る循環様式で冷媒を循環させる。冷媒は図1において冷媒配管17〜20等に近接して描画した矢印の方向に循環する。
圧縮機12から吐出された高温高圧気体の冷媒は室内熱交換器33に入り、そこで室内空気との熱交換が行われる。冷媒は室内空気に対し放熱を行い、室内空気は暖められる。放熱し、凝縮して液体となった冷媒は室内熱交換器33から流出し、膨張弁14にて減圧される。減圧後の冷媒は室外熱交換器16に送られ、膨張して低温低圧となり、室外熱交換器16の表面温度を下げる。表面温度の下がった室外熱交換器16は外気から吸熱する。吸熱後、低温気体の冷媒は圧縮機12に戻る。室内送風機32によって生成された気流が室内熱交換器33からの放熱を促進し、室外送風機15によって生成された気流が室外熱交換器16による吸熱を促進する。
図2は空気調和機1が冷房運転あるいは除霜運転を行っている状態を示す。このとき、切替弁(四方弁)13が切り替えられて暖房運転時と冷媒の流れが逆になる。圧縮機12は冷房時循環、すなわち圧縮機12から吐出された冷媒が先に室外熱交換器16に入る循環様式で冷媒を循環させる。冷媒は図2において冷媒配管17〜20等に近接して描画した矢印の方向に循環する。
圧縮機12から吐出された高温高圧気体の冷媒は室外熱交換器16に入り、そこで外気との熱交換が行われる。冷媒は外気に対し放熱を行い、凝縮する。凝縮して液体となった冷媒は室外熱交換器16から流出し、膨張弁14にて減圧される。減圧後の冷媒は室内熱交換器33に送られ、膨張して低温低圧となり、室内熱交換器33の表面温度を下げる。表面温度の下がった室内熱交換器33は室内空気から吸熱し、これにより室内空気は冷やされる。吸熱後、低温気体の冷媒は圧縮機12に戻る。室外送風機15によって生成された気流が室外熱交換器16からの放熱を促進し、室内送風機32によって生成された気流が室内熱交換器33の吸熱を促進する。なお、除霜運転では室内送風機32が動作せず、室内側で気流による熱交換を積極的に実行しない。
次に、室外送風機15及び室内送風機32に用いられるモータ50の構成について、図7〜図10を用いて説明する。図7及び図8はモータ50の垂直断面図及び水平断面図である。図9及び図10はモータ50のロータ及びロータの収容部の部分水平断面図である。
モータ50は、図7及び図8に示すように固定子であるステータ60と、回転子であるロータ70とを備える。
ステータ60は略円筒状を成す磁性材料で構成されたステータコア61を備える。ステータコア61は例えば絶縁性のモールド樹脂60aによって被覆される。
ステータコア61は円筒状を成すステータヨーク62と、そのステータヨーク62の内周部分から径方向内側に突出するように延びるステータティース63とを備える。ステータティース63の径方向内側の先端部、すなわちステータ60の内周面はロータ70の外周面に所定間隔w1の隙間G1を設けて対向している。この隙間G1の所定間隔w1としては、例えば0.5mmが設定される。
ステータティース63はモータ50の周方向に、例えば9個が等角度間隔で並べて一周させて配置される。すなわち、ステータ60には9か所のスロット64が形成される。ステータティース63は、例えば複数枚の鋼板をモータ軸線方向(図7の上下方向、図8の紙面に対して垂直を成す方向)に積層して一体として形成される。
ステータティース63の外周には電気絶縁材料から成るボビンを構成するインシュレータ(不図示)が装着される。さらに、インシュレータの外側であってスロット64の箇所にはモータ軸線方向に沿って電線が巻きつけられたコイル65が形成される。このコイル65にはロータ70を回転駆動するための電流が供給される。
ロータ70は略円柱状を成す磁性材料で構成され、ステータ60の内側に回転可能に配置される。ロータ70は回転軸71と、その回転軸71の周面に対して変位不能に固定されたロータコア72を備える。
回転軸71はその両端部が2個の軸受66を介してステータ60やモータケース67などに回転可能に支持される。なお、ロータ軸線方向はモータ軸線方向と同一であって、図7の上下方向、また図8の紙面に対して垂直を成す方向に延びる。
ロータコア72はその径方向において分割された外側コア72aと内側コア72bをと有する。
外側コア72aは略円筒状を成し、その外周面に永久磁石73が設けられる。永久磁石73はロータ70の周方向に、例えば8個が等角度間隔で並べて一周させて配置される。永久磁石73はN極及びS極の2つの磁極が周方向に沿って全周にわたって交互になるように並置される。永久磁石73はロータ軸線方向と直角を成す断面が円弧状であり、ロータ軸線方向に沿って延びる。
内側コア72bは略円筒状を成し、外側コア72aの径方向内側に配置される。内側コア72bの軸心部に回転軸71が設けられる。
外側コア72aと内側コア72bとの間には収容部74が形成され、その収容部74には例えばゴム等から成る弾性体75が収容されて配置される。弾性体75の収容部74は、図9に示すように直径が異なる2つの略円筒部74a、74bと、それらを連結する連結部74cと、を備える。
2つの略円筒部74a、74bに関して、略円筒部74aは径方向外側に配置され、略円筒部74bは径方向内側に配置される。2つの略円筒部74a、74bはともに、外側コア72aの径方向における内面(内周面)と、内側コア72bの径方向における外面(外周面)との間に設けられる。
連結部74cは、図9及び図10に示すように外側の略円筒部74aのロータ軸線方向と直角を成す円形断面における弦Lに沿うように配置される。連結部74cは、図10に網掛け部として示したように外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間でそれら平面72c、72dが対向する略直方体状の空間を成し、隣接する内外の略円筒部74a、74bを連結する。
内外の略円筒部74a、74bは各々、3つの円弧状を成す領域に区分され、互いの円弧の端部に相当する部分が計6箇所の連結部74cで連結されている(図9参照)。連結部74cにおいて対向する外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間隔w2は他の領域における外側コア72aの内面と内側コア72bの外面との間隔、すなわち外側の略円筒部74aの厚みw3や内側の略円筒部74bの厚みw4といった間隔よりも狭い。
そして、連結部74cは対向し合う外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間隔w2が、ステータ60の内周面とロータ70の外周面との隙間G1の間隔w1の二倍以下であることが好ましい。すなわち、隙間G1の間隔w1が0.5mmである場合、連結部74cの間隔w2は1.0mm以下であることが好ましい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態のモータについて、図11を用いて説明する。図11はモータのロータの水平断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略する場合がある。
第2実施形態のモータ50は、図11に示すロータ70を備える。ロータ70は径方向において外側コア72aと内側コア72bとに分割されたロータコア72を備える。外側コア72aと内側コア72bとの間には弾性体75の収容部74が形成される。収容部74は直径が異なる3つの略円筒部74a、74d、74bと、それらを連結する連結部74c、74eと、を備える。
3つの略円筒部74a、74d、74bに関して、径方向外側から内側に向かって順に略円筒部74a、74d、74bが配置される。3つの略円筒部74a、74d、74bは各々、外側コア72aの径方向における内面(内周面)と、内側コア72bの径方向における外面(外周面)との間に設けられる。
連結部74cは略円筒部74aのロータ軸線方向と直角を成す円形断面における弦L1に沿うように配置される。また、連結部74eは略円筒部74dのロータ軸線方向と直角を成す円形断面における弦L2に沿うように配置される。なお、図11において、1箇所の連結部74cのみに弦L1を描画し、1箇所の連結部74eのみに弦L2を描画しているが、各々他の箇所においても同様の構成を成すものであって、連結部はその径方向外側の略円筒部の弦に沿うように配置される。連結部74cは外側コア72aの平面を成す内面と内側コア72bの平面を成す外面との間でそれら平面が対向する略直方体状の空間を成し、隣接する内外の略円筒部74a、74dを連結する。連結部74eは外側コア72aの平面を成す内面と内側コア72bの平面を成す外面との間でそれら平面が対向する略直方体状の空間を成し、隣接する内外の略円筒部74d、74bを連結する。
略円筒部74a、74bは各々3つの円弧状を成す領域に区分され、略円筒部74dは6つの円弧状を成す領域に区分される。隣接する内外の略円筒部74a、74dは互いの円弧の端部に相当する部分が計6箇所の連結部74cで連結される。隣接する内外の略円筒部74d、74bは互いの円弧の端部に相当する部分が計6箇所の連結部74eで連結される。
連結部74cにおいて対向する外側コア72aの平面と内側コア72bの平面との間隔は他の領域における外側コア72aの内面と内側コア72bの外面との間隔、すなわち連結部74cの径方向外側の略円筒部74aの厚みや径方向内側の略円筒部74dの厚みといった間隔よりも狭い。また、連結部74eにおいて対向する外側コア72aの平面と内側コア72bの平面との間隔は他の領域における外側コア72aの内面と内側コア72bの外面との間隔、すなわち連結部74eの径方向外側の略円筒部74dの厚みや径方向内側の略円筒部74bの厚みといった間隔よりも狭い。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態のモータについて、図12を用いて説明する。図12はモータのロータの水平断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略する場合がある。
第3実施形態のモータ50は、図12に示すロータ70を備える。ロータ70は径方向において外側コア72aと内側コア72bとに分割されたロータコア72を備える。外側コア72aと内側コア72bとの間には弾性体75の収容部74が形成される。収容部74は直径が異なる2つの略円筒部74a、74bと、それらを連結する連結部74cと、を備える。
内外の略円筒部74a、74bは各々、4つの円弧状を成す領域に区分され、互いの円弧の端部に相当する部分が計8箇所の連結部74cで連結される。
上記実施形態のように、ステータ60と、ロータ70とを有するモータ50は、ロータ70が、外周面に永久磁石73が設けられた略円筒状を成す外側コア72aと、外側コア72aの径方向内側に配置されて軸心部に回転軸71が設けられた略円筒状を成す内側コア72bと、外側コア72aの内周面と内側コア72bの外周面との間に配置される弾性体75と、外側コア72aの内周面と内側コア72bの外周面との間に形成されて弾性体75を収容する収容部74と、を含む。収容部74は、直径が異なる2つの略円筒部74a、74bと、外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間でそれら平面72c、72dが対向する略直方体状の空間を成して隣接する内外の略円筒部74a、74bを連結する連結部74cと、を備える。連結部74cは、外側の略円筒部74aのロータ軸線方向と直角を成す円形断面における弦Lに沿うように配置されて外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間隔w2が他の領域における外側コア72aの内面と内側コア72bの外面との間隔w3、w4よりも狭い。
この構成によれば、ロータ70の外側コア72aと内側コア72bとが最も接近する領域が連結部74cであって、それらコア各々の平面72c、72dが連結部74cで対向する。連結部74cは外側コア72aと内側コア72bとの径方向の相対的なずれ(偏心)をできるだけ小さくする。また、連結部74cでは平面どうしが接近するので、連結部74cでモータ50の駆動時に発生する力を分散することができ、応力集中の発生を抑制することが可能である。また、連結部74cが外側の略円筒部74aのロータ軸線方向と直角を成す円形断面における弦Lに沿うように配置されるので、連結部74cを構成する略直方体状の空間がロータ70の径方向や周方向とは異なる方向に延びる。これにより、モータ50の駆動時にロータ70の径方向や周方向に力が発生した場合でも、その力を連結部74cで分散させる作用を高めることができる。このようにして、ロータ70の破損を防止することができ、振動や騒音の発生を好適に抑制することが可能なモータ50を得ることができる。そして、モータ50の長寿命化を図ることができる。
また、収容部74の連結部74cは、外側コア72aの平面72cと内側コア72bの平面72dとの間隔w2がステータ60の内周面とロータ70の外周面との隙間G1の間隔w1の二倍以下であることが好ましい。
この構成よれば、連結部74cでモータ50の駆動時に発生する力を分散させることが可能であることに加えて、ロータ70の構造の高精度化を図ることができる。これにより、振動や騒音の発生をさらに効果的に抑制することが可能になる。
さらに実施形態では、上記構成のモータ50を空気調和機1に設けても良い。
この構成によれば、空気調和機1において、モータ50の破損を防止することができ、振動や騒音の発生を好適に抑制することが可能になる。したがって、室外機10や室内機30の静音化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、ロータ70の収容部74が備える略円筒部は2つまたは3つであることとしたが、略円筒部の数は2つや3つに限定されるわけではなく、4つ以上設けても良い。また、上記実施形態では、2つの略円筒部74a、74bが各々、6箇所の連結部74cで3つの円弧状を成す領域に区分されて連結される、また8箇所の連結部74cで4つの円弧状を成す領域に区分されて連結されることとしたが、連結部74cで連結される円弧状の領域の数は各々3つまたは4つに限定されるわけではなく、5つ以上に区分して連結部74cで連結しても良い。
本発明はモータ及びそのモータを備えた空気調和機において利用可能である。
1 空気調和機
10 室外機
15 室外送風機
15a プロペラファン
30 室内機
32 室内送風機
32a クロスフローファン
50 モータ
60 ステータ(固定子)
70 ロータ(回転子)
71 回転軸
72 ロータコア
72a 外側コア
72b 内側コア
72c、72d 平面
73 永久磁石
74 収容部
74a、74b、74d 略円筒部
74c、74e 連結部
75 弾性体

Claims (3)

  1. 固定子と、回転子とを有するモータであって、
    前記回転子が、
    外周面に永久磁石が設けられた略円筒状を成す外側コアと、
    前記外側コアの径方向内側に配置されて軸心部に回転軸が設けられた略円筒状を成す内側コアと、
    前記外側コアの内周面と前記内側コアの外周面との間に配置された弾性体と、
    前記外側コアの内周面と前記内側コアの外周面との間に形成されて前記弾性体を収容する収容部と、
    を含み、
    前記収容部は、
    直径が異なる複数の略円筒部と、
    前記外側コアの平面と前記内側コアの平面との間でそれら平面が対向する略直方体状の空間を成して隣接する内外の前記略円筒部を連結する連結部と、
    を備えるとともに、
    前記連結部が外側の前記略円筒部の回転子軸線方向と直角を成す円形断面における弦に沿うように配置されて前記外側コアの平面と前記内側コアの平面との間隔が他の領域における前記外側コアの内面と前記内側コアの外面との間隔よりも狭いことを特徴とするモータ。
  2. 前記収容部の前記連結部は、前記外側コアの平面と前記内側コアの平面との間隔が前記固定子の内周面と前記回転子の外周面との間隔の二倍以下であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータを備えることを特徴とする空気調和機。
JP2015203792A 2015-10-15 2015-10-15 モータ及び空気調和機 Pending JP2017077111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015203792A JP2017077111A (ja) 2015-10-15 2015-10-15 モータ及び空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015203792A JP2017077111A (ja) 2015-10-15 2015-10-15 モータ及び空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017077111A true JP2017077111A (ja) 2017-04-20

Family

ID=58551611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015203792A Pending JP2017077111A (ja) 2015-10-15 2015-10-15 モータ及び空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017077111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112271840A (zh) * 2020-11-03 2021-01-26 珠海格力电器股份有限公司 转子铁芯、电机转子及组装方法、电机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686489A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機の回転子
JP2000078787A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機のロータ
JP2009130966A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nidec Shibaura Corp モータ回転子及びモータ
JP2014007802A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Kusatsu Electric Co Ltd モータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686489A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機の回転子
JP2000078787A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機のロータ
JP2009130966A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nidec Shibaura Corp モータ回転子及びモータ
JP2014007802A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Kusatsu Electric Co Ltd モータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112271840A (zh) * 2020-11-03 2021-01-26 珠海格力电器股份有限公司 转子铁芯、电机转子及组装方法、电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1886070B1 (en) Outdoor unit for split type air-conditioner
KR20050099352A (ko) 전면 흡토출 방식의 공기조화기용 실외기
US9702571B2 (en) Air conditioner outdoor unit
JP6918240B2 (ja) 電動機、圧縮機、送風機、及び冷凍空調装置
JP2017077111A (ja) モータ及び空気調和機
KR100778484B1 (ko) 카세트형 공기조화기
US11605992B2 (en) Motor, motor assembly, and air conditioner
JP6180207B2 (ja) 送風機及び空気調和装置
JP7048917B2 (ja) 電動機、圧縮機、送風機、冷凍装置
JP2008089197A (ja) 空調室内機
KR20230045863A (ko) 외전형 모터
JP2005214615A (ja) 空調機の配管構造
JP7410533B2 (ja) ロータ、モータ、圧縮機、冷凍装置
JP2016044868A (ja) 室外機及びこの室外機を備えた空気調和機
JP4273792B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2020129887A (ja) 電動圧縮機及びこれを用いた空気調和機
CN101675303B (zh) 空调
JPWO2019211895A1 (ja) 空気調和機の室外機
JP2018165594A (ja) 空気調和機の室内機
JP6642498B2 (ja) 両吸込型遠心ファン
JP2008261598A (ja) ファンモータ支持部材ならびに空気調和機
KR101961615B1 (ko) 전동모터
JP2010029021A (ja) インナーロータ型電動機
KR20070082298A (ko) 비엘디시 모터
JP2023076591A (ja) コンシクエントポール型ロータ、電動機、ファン、及び空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200303