JP2017077087A - 電気機器 - Google Patents

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野田  聡
秀晃 立花
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Abstract

【課題】小型化でき、バスバーを端子台に容易に締結できる電気機器を提供すること。【解決手段】バスバー2と端子台3とを備える。端子台3には、ボルト4とナット5とがインサートされている。ボルト4の軸方向(Z方向)とナット5の開口方向とは互いに平行である。ボルト4とナット5とは、Z方向から見たときに互いに異なる位置に配されている。ボルト4とナット5は、Z方向において互いに異なる位置に設けられている。バスバー2は、端子台3の側面30に配される主板部20と、該主板部20から突出したボルト締結板部21及びナット締結板部22を備える。端子台3は、側面30から突出した底部33と、該底部からZ方向におけるボルト4側に突出した壁部34とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、バスバーと、該バスバーを締結する端子台とを備える電気機器に関する。
金属板からなるバスバーと、該バスバーを締結する端子台とを備える電気機器が知られている(下記特許文献1参照)。端子台には、ボルトやナット等の締結部材をインサートした締結面が形成されている。この締結面に、ヒューズ等の電子部品を搭載し、上記締結部材を用いて、電子部品とバスバーとを締結してある。
バスバーには、締結される部位(締結板部)が2個形成されている。個々の締結板部には、締結用の貫通孔が形成されている。これら2個の締結板部のうち一方の締結板部を、上記締結部材を用いて、電子部品と共に締結してある。これにより、バスバーと電子部品とを電気接続している。また、他方の締結板部は、別の部材に載置され、リード線等と共に締結される。
しかしながら、上記電気機器は、バスバーの一方の締結板部を端子台に締結し、他方の締結板部を別の部材に締結しているため、部品点数が多くなり、電気機器が大型化しやすい。そのため、近年、1個の端子台にバスバーを2箇所、締結することが検討されている。例えば、端子台に互いに平行な2つの締結面を形成する。すなわち、端子台の表側と裏側にそれぞれ締結面を形成する。そして、各締結面に設けられた合計2個の締結部材を用いて、バスバーを端子台に2箇所、締結することが検討されている。
このようにすると、上記他方の締結板部を締結するための専用の部材が不要になるため、部品点数を低減できる。また、端子台の表側と裏側に締結面を形成しているため、端子台の表面を有効活用でき、端子台を小型化できる。そのため、電気機器を小型化できる。
特開2013−70536号公報
しかしながら、上記構成にすると、バスバーを締結する作業を行いにくいという問題がある。すなわち、例えば端子台の2つの締結面に両方ともナットを設けた場合、バスバーをナットに締結する作業を行う際に、作業者がバスバーから手を離すと、バスバーが落下しやすい。そのため、バスバーを締結する作業を行いにくい。また、2つの締結面に両方ともボルトを設けた場合、バスバーの2個の貫通孔にそれぞれボルトを挿入することは困難である。
また、端子台の一方の締結面にボルトを設け、他方の締結面にナットを設けた場合も、締結作業を行いにくい。すなわち、この場合、作業者がバスバーの一方の貫通孔にボルトを挿入し、手を離すと、バスバーの自重によってバスバーが大きく傾いてしまう(図27参照)。そのため、ボルトに雌螺子を螺合する作業を行いにくい。また、他方の貫通孔がナットから大きく離れてしまうため、ナットに雄螺子を螺合する作業を行いにくい。そのため、作業者は、バスバーを手で持ち続けるか、又は治具を用いて保持しなければ、バスバーの締結作業を行うことができない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、小型化でき、バスバーを端子台に容易に締結できる電気機器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、バスバー(2)と、該バスバーを少なくとも2箇所において締結する端子台(3)とを備える電気機器(1)であって、
上記端子台にはボルト(4)とナット(5)とがインサートされており、上記ボルトの軸方向と上記ナットの開口方向とは互いに平行であり、上記ボルトと上記ナットとは、上記軸方向から見たときに互いに異なる位置に配され、上記端子台の表面のうち上記軸方向における一方側に位置する第1締結面(31)から上記ボルトが突出し、上記軸方向における他方側に位置する第2締結面(32)から上記ナットが露出し、
上記バスバーは、上記端子台の表面のうち上記軸方向において上記第1締結面と上記第2締結面との間に位置し上記軸方向に平行な側面(30)に配される主板部(20)と、該主板部から突出し上記ボルトに締結されるボルト締結板部(21)と、上記主板部から突出し上記ナットに締結されるナット締結板部(22)とを備え、上記ボルト締結板部と上記ナット締結板部とには、締結用の貫通孔(29)がそれぞれ形成され、
上記端子台は、上記側面から突出した底部(33)と、該底部から上記軸方向における上記第1締結面側に立設した壁部(34)とを備え、該壁部と上記側面との間に上記バスバーの上記主板部が介在している、電気機器にある。
上記電気機器においては、端子台に2つの締結面を形成してある。そして、これら2つの締結面のうち一方の締結面(第1締結面)にボルトを設け、他方の締結面(第2締結面)にナットを設けてある。また、端子台に、上記底部と上記壁部とを形成してある。
そのため、バスバーを端子台に締結する作業を容易に行うことが可能になる。すなわち、上記構成を採用すると、作業者は、バスバーを端子台に締結する際に、まず上記ナット締結板部をナットに位置合わせし、その後、上記ボルト締結板部の貫通孔にボルトを挿入させつつ、上記底部及び上記壁部によってバスバーを保持することができる。そのため、ボルト締結板部の貫通孔にボルトを挿入させた状態で手を放しても、バスバーが自重によって大きく傾斜しなくなる。したがって、バスバーをボルト及びナットに締結する作業を容易に行うことが可能になる。
また、上記構成にすると、1個の端子台にバスバーを2箇所、締結することができるため、部品点数を低減できる。また、端子台の表側と裏側にそれぞれ締結面を形成してあるため、端子台の表面を有効活用でき、端子台を小型化できる。そのため、電気機器を小型化できる。
以上のごとく、上記態様によれば、小型化でき、バスバーを端子台に容易に締結できる電気機器を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電気機器の断面図であって、図2のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 実施形態1における、端子台の斜視図。 実施形態1における、端子台の平面図であって、図5のIV矢視図。 図4のV矢視図。 実施形態1における、バスバーの斜視図。 実施形態1における、バスバーを取り付けた端子台の斜視図。 図1の要部拡大図。 雌螺子が落下したときの、電気機器の要部拡大断面図。 図8のX-X断面図。 図1のXI-XI断面図。 図11のXII矢視図。 図1のXIII矢視図。 図1のXIV-XIV断面図。 実施形態1における、電気機器の製造工程説明図。 図15に続く図。 図16に続く図。 図17に続く図。 図18に続く図。 図19に続く図。 実施形態1における、電気機器の回路図。 実施形態2における、端子台3の斜視図。 実施形態2における、バスバーの斜視図。 実施形態2における、電気機器の製造工程説明図。 図24に続く図。 図25に続く図。 参考形態における、バスバーを取り付けた端子台の側面図。
上記電気機器は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置とすることができる。特には、ハイブリッド車や電気自動車に搭載するための車載用電力変換装置とすることができる。
(実施形態1)
上記電気機器に係る実施形態について、図1〜図21を参照して説明する。図1、図7に示すごとく、本形態の電気機器1は、バスバー2と、該バスバー2を2箇所において締結する端子台3とを備える。
図4、図5に示すごとく、端子台3にはボルト4とナット5とがインサートされている。ボルト4の軸方向(Z方向)とナット5の開口方向とは互いに平行である。ボルト4とナット5とは、Z方向から見たときに互いに異なる位置に配されている。端子台3の表面のうちZ方向における一方側に位置する第1締結面31からボルト4が突出している。また、Z方向における他方側に位置する第2締結面32からナット5が露出している。
図6、図7に示すごとく、バスバー2は、主板部20と、ボルト締結板部21と、ナット締結板部22とを備える。主板部20は、端子台3の側面30に配される。側面30は、Z方向において第1締結面31と第2締結面32との間に位置しており、Z方向に平行である。ボルト締結板部21は、主板部20から突出しており、ボルト4に締結される。また、ナット締結板部22は、主板部20から突出しており、ナット5に締結される。ボルト締結板部21とナット締結板部22とには、締結用の貫通孔29がそれぞれ形成されている。
図4、図5、図7に示すごとく、端子台3は、側面30から突出した底部33と、該底部33からZ方向における第1締結面31側に立設した壁部34とを有する。これら底部33と壁部34とによって、製造時にバスバー2を保持するバスバー保持部35が構成されている。壁部34と側面30との間に、バスバー2の主板部20が介在している。
本形態の電気機器は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行うための、電力変換装置である。より詳しくは、本形態の電気機器は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。
図2、図10に示すごとく、端子台3の第1締結面31には、電子部品10(ヒューズ10f)が搭載されている。電子部品10(ヒューズ10f)は、バスバー2と共に、ボルト4に締結されている。
図2に示すごとく、端子台3には、第1バスバー2aと第2バスバー2bとの、2個のバスバー2が締結されている。これら2個のバスバー2a,2bは、同一の形状に形成されている。端子台3は、第1バスバー2aを保持する第1バスバー保持部35aと、第2バスバー2bを保持する第2バスバー保持部35bとの、2個のバスバー保持部35(35a,35b)を備える。
また、端子台3は、ボルト4(4a,4b)とナット5(5a,5b)をそれぞれ2個備える。第1ボルト4aと第1ナット5aとによって、第1バスバー2aを締結してある。また、第2ボルト4bと第2ナット5bとによって、第2バスバー2bを締結してある。
図10に示すごとく、電子部品10(ヒューズ10f)は、接続用の2個の孔部101,102を備える。一方の孔部101に第1ボルト4aを挿入し、他方の孔部102に第2ボルト4bを挿入してある。また、これらのボルト4(4a,4b)に雌螺子12を螺合してある。これにより、電子部品10(ヒューズ10f)とバスバー2(2a,2b)とを締結してある。
図2に示すごとく、端子台3は、ケース11に収容されている。ケース11には、第1導電板15aと第2導電板15bとの、2枚の導電板15が収容されている。また、ケース11内に、第1リード線16aと第2リード線16bとの2本のリード線16が収容されている。第1導電板15aは第1バスバー2aに接続している。第1リード線16aは、第2バスバー2bと共に、第2ナット5bに締結されている。第2導電板15b及び第2リード線16bは、端子台3に設けられた補助ナット39に締結されている。
上記導電板15a,15bと、バスバー2a,2bと、電子部品10(ヒューズ10f)と、リード線16a,16bとによって、後述する直流電源8(図21参照)から供給される直流電力を分岐して外部機器82に供給するための電力分岐部100が形成されている。本形態の外部機器82は、車載エアコンである。バスバー2に過電流が流れると、電子部品10(ヒューズ10f)が溶断する。これにより、外部機器82を過電流から保護している。
図1、図10に示すごとく、ケース11には、電子部品10(ヒューズ10f)を交換するための交換用開口部111が形成されている。交換用開口部111には、ヒューズカバー14が取り付けられている。電子部品10(ヒューズ10f)が溶断した場合は、ヒューズカバー14を取り外し、電子部品10(ヒューズ10f)を交換するよう構成されている。
図3、図10に示すごとく、端子台3には、該端子台3をケース11に固定するための固定用貫通部36が形成されている。また、ケース11には、ボス114が形成されている。ケース11は、端子台3をケース11に収容するための収容用開口部110を有する。雄螺子13を、Z方向における収容用開口部110側から固定用貫通部36に挿入し、ボス114に螺合してある。これにより、端子台3をケース11に固定してある。同様に、雄螺子13を用いて、バスバー2のナット締結板部22をナット5に締結すると共に、第2導電板15b及び第2リード線16bを補助ナット39に締結してある。
図8に示すごとく、ケース11には、交換用開口部111からケース内側に突出する落下防止壁115が形成されている。この落下防止壁115と壁部34との間に、隙間Sが存在している。この隙間Sは、電子部品10(ヒューズ10f)を締結する雌螺子12よりも狭い。これにより、図9に示すごとく、電子部品10(ヒューズ10f)を交換する際に雌螺子12を落としてしまっても、壁部34と落下防止壁115との間に雌螺子12が引っかかり、雌螺子12がケース11内に落下しないようにしてある。
図6、図7に示すごとく、バスバー2の主板部20は、第1部分201と第2部分202とを備える。第2部分202は、第1部分201から、該第1部分201の厚さ方向(X方向)に突出している。第1部分201は、X方向とZ方向との双方に直交する幅方向(Y方向)に延びている。ボルト締結板部21は、Z方向における第1部分201のボルト4側の端部208から、X方向に突出している。また、ナット締結板部22は、Z方向における第2部分202のナット5側の端部から、Y方向に突出している。
一方、図21に示すごとく、本形態の電気機器1は、複数の半導体モジュール6と、平滑用のコンデンサ7と、半導体モジュール6に接続した制御回路基板69とを備える。半導体モジュール6は、半導体素子60(IGBT素子)を内蔵している。制御回路基板69は、半導体モジュール6のスイッチング動作を制御している。これにより、直流電源8から供給される直流電力を交流電力に変換している。そして、得られた交流電力によって三相交流モータ81を駆動し、上記車両を走行させている。また、上述したように本形態では、直流電源8から供給される直流電力の一部を電力分岐部100によって分岐し、外部機器82に供給している。
図11に示すごとく、本形態では、複数の半導体モジュール6と、該半導体モジュール6を冷却する複数の冷却管64とを積層して積層体600を形成してある。X方向に隣り合う2個の冷却管64は、Y方向における両端にて、連結管68によって連結されている。また、複数の冷却管64のうち、X方向における一端に位置する端部冷却管64aに、冷媒68を導入するための導入管66と、冷媒68を導出するための導出管67とが接続している。導入管66から冷媒68を導入すると、冷媒68は連結管68を通って全ての冷却管64を流れ、導出管67から導出する。これにより、半導体モジュール6を冷却している。
また、図1、図11に示すごとく、半導体モジュール6は、半導体素子60(図21参照)を内蔵した本体部61と、該本体部61から突出したパワー端子62と、制御回路基板69に接続した制御端子63とを備える。パワー端子62には、直流電圧が加わる正極端子62p及び負極端子62nと、交流電力を出力する交流端子62cとがある。正極端子62p及び負極端子62nは、図示しない導電部材によって、コンデンサ7のコンデンサ出力端子76に接続されている。また、交流端子62cには、金属板83が接続している。金属板83の端部は、三相交流モータ81に接続するための出力端子830となっている。
図1に示すごとく、コンデンサ7は、コンデンサ素子71と、該コンデンサ素子71を収容するコンデンサケース72と、コンデンサ素子71を封止する封止部材73と、コンデンサ素子71に接続した一対の電極板74とを備える。この電極板74から、コンデンサ入力端子75(図11参照)及びコンデンサ出力端子76が延出している。
図11に示すごとく、コンデンサ入力端子75には、コンデンサ接続板77が接続している。このコンデンサ接続板77は、電力分岐部100(図1参照)の導電板15に接続している。
コンデンサ入力端子75及び出力端子830には、図示しないコネクタが接続する。このコネクタを介して、コンデンサ入力端子75を直流電源8に電気接続すると共に、出力端子830を三相交流モータ81に電気接続している。
図1に示すごとく、コンデンサ7と積層体600と制御回路基板69とは、筐体17に収容されている。筐体17には、筐体開口部170が形成されている。この筐体開口部170に、上記ケース11を取り付けてある。ケース11内には、上述したように、端子台3、電子部品10(ヒューズ10f)等からなる電力分岐部100が収容されている。また、筐体17には、Z方向における筐体開口部170とは反対側に、補助開口部171が形成されている。補助開口部171には、カバー18が取り付けられている。
図12、図13に示すごとく、ケース11には、上記ヒューズカバー14と、分岐コネクタ112と、信号コネクタ113とが形成されている。分岐コネクタ112には、外部機器82(図21参照)のケーブルが接続する。信号コネクタ113は、信号線690(図14参照)を介して、制御回路基板69に接続している。信号コネクタ113は、図21に示すごとく、ECU等の外部制御装置119に接続される。
次に、電気機器1の製造方法について説明する。まず、図15に示すごとく、2個のバスバー2のうち一方のバスバー2(例えば第1バスバー2a)を端子台3に取り付ける工程を行う。この際、作業者は、バスバー2を手で持ち、ナット締結板部22をナット5に位置合わせする。その後、ボルト締結板部21の貫通孔29にボルト4を挿入しつつ、バスバー2を手から離す。このようにすると、底部33及び壁部34によってバスバー2を保持することができる。この状態では、バスバー2は若干傾斜するが、保持されているため、大きく傾かない。
次いで、図17に示すごとく、同様の手順で、別のバスバー2(第2バスバー2b)を端子台3に取り付ける。この後、図18に示すごとく、電子部品10(ヒューズ10f)を端子台3に取り付ける。すなわち、電子部品10(ヒューズ10f)の孔部101,102にボルト4を挿入する。このようにすると、電子部品10(ヒューズ10f)の重量がボルト締結板部21に加わり、ボルト締結板部21がボルト4の軸に対して略直角になる。また、この際、バスバー2がボルト4を中心に回転することを壁部34によって防止できるため、ナット締結板部22の貫通孔29とナット5の開口部の位置を一致させることができる。この後、雌螺子12をボルト4に螺合して、電子部品10(ヒューズ10f)及びボルト締結板部21を締結する。この際、ボルト締結板部21はボルト4に対して大きく傾斜していないため、雌螺子12を螺合する作業を容易に行うことができる。
その後、図19に示すごとく、端子台3をケース11に固定する作業を行う。この作業では、まず、収容用開口部110から端子台3をケース11に収容する。その後、雄螺子13を、Z方向における収容用開口部110側から固定用貫通部36に挿入し、ボス114に螺合する。これにより、端子台3をケース11に締結する。
その後、第1導電板15a及び第1リード線16aをナット5a,5bに重ね合せる。そして、Z方向における収容用開口部110側から雄螺子13を挿入し、第1バスバー2aのナット締結板部22aと第1導電板15aとを第1ナット5aに締結する。また、第2バスバー2bのナット締結板部22bと第1リード線16aとを第2ナット5bに締結する。この際、上述したように、ナット締結板部22の貫通孔29とナット5の開口部の位置が一致しているため、締結作業を容易に行うことができる。次いで、第2導電板15bと第2リード線16bとを補助ナット39に締結する。
次に、筐体17に積層体600及びコンデンサ7を収容する。また、筐体17の補助開口部171から制御回路基板69を収容し、半導体モジュール6の制御端子63に接続する。次いで、筐体17の筐体開口部170にケース11を取り付ける。そして、補助開口部171から分岐用締結部材19を挿入し、コンデンサ接続板77と導電板15とを締結する。その後、カバー18(図1参照)を取り付けて補助開口部171を塞ぐ。以上の工程を行うことにより、電気機器1を製造する。
次に、本形態の作用効果について説明する。図5に示すごとく、本形態では、端子台3に2つの締結面31,32を形成してある。これら2個の締結面31,32のうち一方の締結面(第1締結面31)にボルト4を設け、他方の締結面(第2締結面32)にナット5を設けてある。そして、端子台3に、底部33と壁部34とを形成してある。
そのため、バスバー2を端子台3に締結する作業を容易に行うことが可能になる。すなわち、図15、図16に示すごとく、作業者は、バスバー2を端子台3に締結する際に、まずナット締結板部22をナット5に位置合わせし、その後、ボルト締結板部21の貫通孔29にボルト4を挿入させつつ、底部33及び壁部34によってバスバー2を保持することができる。そのため、図16に示すごとく、ボルト締結板部21の貫通孔29にボルト4を挿入させた状態で手を放しても、バスバー2が自重によって大きく傾斜しなくなる。したがって、ボルト締結板部21がボルト4に対して大きく傾斜しなくなり、雌螺子12をボルト4に螺合して、ボルト締結板部21を締結する作業を容易に行うことが可能になる。
すなわち、図27に示すごとく、仮に、端子台3に底部33及び壁部34を形成しなかったとすると、バスバー締結板部21の貫通孔29にボルト4を挿入した後、作業者が手を離すと、バスバー2が自重によって大きく傾いてしまう。そのため、ボルト締結板部21がボルト4に対して大きく傾斜してしまう。したがって、この後、電子部品10(ヒューズ10f)を載置し、電子部品10(ヒューズ10f)の重量をボルト締結板部21に加えても、ボルト締結板部21がボルト4に対して直角にならない。そのため、雌螺子12をボルト4に螺合して、ボルト締結板部21を締結する作業を行いにくい。これに対して、図16に示すごとく、本形態のように底部33及び壁部34を形成すれば、作業者がバスバー2から手を放しても、バスバー2を保持できるため、ボルト締結板部21がボルト4に対して大きく傾斜しない。そのため、雌螺子12をボルト4に螺合する作業を行いやすい。
また、本形態においては、底部33及び壁部34、すなわちバスバー保持部35を、ナット5よりもボルト4に近い位置に形成してある。本形態において、バスバー保持部35をナット5に近い位置に形成すると、バスバー2を端子台3に組み付ける際にバスバー保持部35が邪魔になる可能性があるが、バスバー保持部35をボルト4に近い位置に形成すれば、バスバー2を端子台3にスムーズに組み付けることができる。すなわち、ナット締結板部22をナット5に位置合わせし、バスバー2を傾けて、ボルト締結板部21の貫通孔29にボルト4を挿入させつつ、主板部20をバスバー保持部35に保持させる作業を、スムーズに行うことができる。
また、本形態では、1個の端子台3にバスバー2を2箇所、締結している。そのため、バスバー2の2個の締結板部21,22をそれぞれ別の端子台3に締結する場合と比べて、部品点数を低減できる。また、本形態では、端子台3の表側と裏側にそれぞれ締結面31,32を形成してあるため、端子台3の表面を有効活用でき、端子台3を小型化できる。そのため、電気機器1を小型化できる。
また、図10に示すごとく、本形態では、雄螺子13によって、Z方向における収容用開口部110側から、端子台3をケース11に締結してあると共に、ナット締結板部22をナット5に締結してある。
そのため、端子台3をケース11に締結する作業と、ナット締結板部22をナット5に締結する作業とを同時に行うことができる。したがって、電気機器1の製造時間を短縮化することができる。
また、図10に示すごとく、本形態では、端子台3の第1締結面31に電子部品10(ヒューズ10f)が搭載されている。ケース11には、Z方向における、収容用開口部110を形成した側とは反対側に、電子部品10を交換するための交換用開口部111が形成されている。
そのため、電子部品10が故障したときに、電子部品10を交換する作業を容易に行うことができる。
また、本形態では、電子部品10をボルト4に締結してある。つまり、電子部品10に孔部101,102を形成してあり、この孔部101,102にボルト4を挿入してある。
そのため、電子部品10を交換する際に、孔部101,102にボルト4を挿入するだけで、電子部品10を位置決めすることができる。そのため、電子部品10の交換作業を行いやすい。
また、図10に示すごとく、ボルト4には雌螺子12が螺合している。図9に示すごとく、交換用開口部111におけるケース11と壁部34との間隔Sは、雌螺子12よりも狭く形成されている。
そのため、電子部品10の交換作業を行う際に、雌螺子12を落としても、雌螺子12がケース11と壁部34との間に引っかかり、ケース11の内部に落下することを抑制できる。
また、上記電子部品10はヒューズ10fである。
ヒューズ10fは、交換作業を行う可能性が特に高い。そのため、本形態のように、ケース11に交換用開口部111を形成したり、ヒューズ10fをボルト4に締結したり、ケース11と壁部34との間隔Sを雌螺子12より狭くしたりすることにより、交換作業を容易にしたときの効果を、発揮しやすい。
以上のごとく、本形態によれば、小型化でき、バスバーを端子台に容易に締結できる電気機器を提供することができる。
なお、本形態では、ボルト4に電子部品10(ヒューズ10f)を接続したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、ボルト4にリード線や金属板等を締結してもよい。
(実施形態2)
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に記さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
本形態は、端子台3、バスバー2の形態、及びバスバー保持部35の位置を変更した例である。本形態では、図22に示すごとく、端子台3を直方体形状に形成してある。そして、バスバー保持部35を、ボルト4よりもナット5に近い位置に形成してある。また、本形態のバスバー2は、図23に示すごとく、実施形態1と異なり、主板部20を折り曲げていない。
締結作業を行う際には、作業者は図24、図25に示すごとく、まず、バスバー2のナット締結板部22をナット5に位置合わせする。そして、図25、図26に示すごとく、バスバー2を傾け、ボルト締結板部21の貫通孔29にボルト4を挿入させつつ、壁部34と側面30との間に主板部20を保持させる。このようにした後は、作業者は、バスバー2から手を離すことができる。
本形態では、バスバー保持部35をボルト4よりもナット5に近い位置に形成してあるため、バスバー2から手を離した状態で、バスバー2を略水平にすることができる。すなわち、ボルト締結板部21をボルト4に対して略直角にすることができる。そのため、雌螺子12をボルト4に螺合してボルト締結板部21を締結する作業を、より容易に行うことができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
なお、本形態において、バスバー保持部35をナット5よりもボルト4に近い位置に形成してもよい。
1 電気機器
2 バスバー
20 主板部
21 ボルト締結板部
22 ナット締結板部
3 端子台
30 側面
4 ボルト
5 ナット

Claims (5)

  1. バスバー(2)と、該バスバーを少なくとも2箇所において締結する端子台(3)とを備える電気機器(1)であって、
    上記端子台にはボルト(4)とナット(5)とがインサートされており、上記ボルトの軸方向と上記ナットの開口方向とは互いに平行であり、上記ボルトと上記ナットとは、上記軸方向から見たときに互いに異なる位置に配され、上記端子台の表面のうち上記軸方向における一方側に位置する第1締結面(31)から上記ボルトが突出し、上記軸方向における他方側に位置する第2締結面(32)から上記ナットが露出し、
    上記バスバーは、上記端子台の表面のうち上記軸方向において上記第1締結面と上記第2締結面との間に位置し上記軸方向に平行な側面(30)に配される主板部(20)と、該主板部から突出し上記ボルトに締結されるボルト締結板部(21)と、上記主板部から突出し上記ナットに締結されるナット締結板部(22)とを備え、上記ボルト締結板部と上記ナット締結板部とには、締結用の貫通孔(29)がそれぞれ形成され、
    上記端子台は、上記側面から突出した底部(33)と、該底部から上記軸方向における上記第1締結面側に立設した壁部(34)とを備え、該壁部と上記側面との間に上記バスバーの上記主板部が介在している、電気機器。
  2. 上記端子台を収容するケース(11)を備え、該ケースは、上記軸方向における上記ナット側に、ケース外からケース内に上記端子台を収容するための収容用開口部(110)を有し、雄螺子(13)によって、上記軸方向における上記収容用開口部側から、上記端子台を上記ケースに締結してあると共に、上記ナット締結板部を上記ナットに締結してある、請求項1に記載の電気機器。
  3. 上記第1締結面に電子部品(10)が搭載され、該電子部品は上記ボルト締結板部と共に上記ボルトに締結されており、上記ケースには、上記軸方向において上記収容用開口部を設けた側とは反対側に、上記電子部品を交換するための交換用開口部(111)が形成されている、請求項2に記載の電気機器。
  4. 上記ボルトには雌螺子(12)が螺合しており、上記交換用開口部における上記ケースと上記壁部との間隔は上記雌螺子よりも狭い、請求項3に記載の電気機器。
  5. 上記電子部品はヒューズ(10f)である、請求項3又は請求項4に記載の電気機器。
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