JP2017076491A - 二次電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】端子に作用する応力を緩和して、二次電池モジュールの信頼性を向上させる。【解決手段】複数の二次電池と、該二次電池の電圧を検出する電圧検出基板20と、該電圧検出基板20と対向して前記二次電池の外部端子に接続される導電部材30と、該導電部材30と電圧検出基板20とを接続する接続端子40とを備えた二次電池モジュールである。接続端子40は、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸し、それぞれ導電部材30に接合される分岐部41を有する。【選択図】図4A

Description

本発明は、例えば車載用途に使用される二次電池モジュールに関する。
従来から複数の電池セルを備える二次電池モジュールが知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された二次電池モジュールは、モジュール筐体の筐体壁部に開口する冷媒流通路とセルブロックに開口する冷媒流通口とを連通部材で連通して、連通部材の外側でかつ筐体壁部とセルブロックとの間に形成された空間領域に配線を通す構造を有する。
上記二次電池モジュールは、連通部材の外側でかつ筐体壁部とセルブロックとの間に形成された空間領域にハーネスやセンサ線などの配線を纏めることができる。これにより、冷媒の流れを阻害することなく配線でき、かつ、小型化を図ることができる二次電池モジュールを提供するという目的を達成している。
上記セルブロックには、導電部材と電圧検出基板が取り付けられている。導電部材は、保持ケース内に保持された各電池セルを電気的に直列に接続して組電池とするものであり、保持ケースの両側の縦壁面部にそれぞれ取り付けられる。さらに、導電部材は、一端が下層の各電池セルの端部に電気的に接続され、他端が上層の各電池セル端部に電気的に接続される。導電部材の略中央位置には、導電部材を電圧検出基板の電圧検出端子に電気的に接続するための接続端子が設けられている。
上記電圧検出基板は、各導電部材が取り付けられた後、これらの導電部材の上に重ね合わせるように、保持ケースの両側の縦壁面部に沿ってそれぞれ取り付けられる。電圧検出基板は、各電池セルの電圧を検出する電圧検出回路を有している。電圧検出基板には、縦壁面部に取り付けられた状態で各導電部材の略中央部分に対向する部位に開口部がそれぞれ形成されている。各開口部には、導電部材の接続端子に電気的に接続される電圧検出端子が突出して設けられている(下記特許文献1、段落0097−0100及び図8、12−13等を参照)。
国際公開第2012/140791号
上記特許文献1に記載された二次電池モジュールにおいて、上記導電部材に設けられた接続端子及び上記電圧検出基板に設けられた電圧検出端子は、比較的寸法が小さく、高い剛性を有している。このように高い剛性を有する端子同士を接続することで、導電部材と電圧検出基板との接続強度を向上させることができる反面、外部から二次電池モジュールに振動、衝撃等が加わった場合に、端子に応力が集中する虞がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、端子に作用する応力を緩和して、二次電池モジュールの信頼性を向上させることを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明の二次電池モジュールは、複数の二次電池と、該二次電池の電圧を検出する電圧検出基板と、該電圧検出基板と対向して前記二次電池の外部端子に接続される導電部材と、該導電部材と前記電圧検出基板とを接続する接続端子とを備えた二次電池モジュールであって、前記接続端子は、二股に分岐して前記電圧検出基板に沿って延伸し、それぞれ前記導電部材に接合される分岐部を有することを特徴とする。
本発明の二次電池モジュールによれば、外部から振動、衝撃等が加わった場合でも、接続端子に作用する応力を緩和して、信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る二次電池モジュールの斜視図。 図1に示す二次電池モジュールの分解斜視図。 図2に示す二次電池モジュールの電圧検出基板と接続端子を示す斜視図。 図2に示す接続端子と導電部材との接合部を示す拡大平面図。 図2に示す接続端子と導電部材との接合部を示す拡大側面図。 本発明の実施形態2に係る二次電池モジュールの接合部を示す拡大平面図。 本発明の実施形態3に係る二次電池モジュールの接合部を示す拡大平面図。 本発明の実施形態4に係る二次電池モジュールの接合部を示す拡大平面図。
以下、本発明の二次電池モジュールの実施形態について図面を参照して説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る二次電池モジュール100の斜視図である。図2は、図1に示す二次電池モジュール100の分解斜視図である。
本実施形態の二次電池モジュール100は、例えば電気自動車やハイブリッドカー等の車両に搭載される車載用の二次電池モジュールである。二次電池モジュール100は、複数の二次電池10と、該二次電池10の電圧を検出する電圧検出基板20と、該電圧検出基板20と対向して二次電池10の外部端子11,12に接続される導電部材30と、該導電部材30と電圧検出基板20とを接続する接続端子40とを備えている。詳細については後述するが、本実施形態の二次電池モジュール100は、接続端子40が、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸し、それぞれ導電部材30に接合される分岐部41を有することを特徴としている(図3参照)。
二次電池10は、例えば円筒形のリチウムイオン二次電池であり、非水電解液及び蓄電要素を収容する円筒形の電池容器を有している。蓄電要素は、例えば、帯状の正負の電極の間に帯状のセパレータを介在させて円筒形に捲回した捲回電極群である。二次電池10は、電池容器の一方の端面に蓄電要素の正極電極に接続された正極外部端子11を有し、電池容器の他方の端面に、蓄電要素の負極電極に接続された負極外部端子12を有している。二次電池10は、外部装置から供給された電力を、外部端子11,12を介して蓄電要素に蓄積し、蓄電要素に蓄積した電力を、外部端子11,12を介して外部装置へ供給する。
二次電池モジュール100は、さらに、複数の二次電池10を収容するケース50と、二次電池10の温度を検出する温度検出素子60と、電圧検出基板20を覆うカバー70と、ケース50上に配置される緩衝材80と、ケース50の図示を省略する通気口を閉塞するシール部材90と、を備えている。
ケース50は、円筒形の二次電池10の中心軸方向において二分割され、ボルトB1によって締結されるフロントケース51とリアケース52とを有している。ケース50は、内側に複数の二次電池10を二列に並べて収容する収容部53を有している。収容部53は、一方の列の二次電池10の間に他方の列の二次電池10が配置されるように、各列の二次電池10を、各列の隣接する二次電池10の間隔の半分だけ配列方向にずらして収容するように形成されている。
ケース50の素材は、例えば、ポリブチレンテレフタレートやポリプロピレン等の樹脂材料である。ケース50は、フロントケース51とリアケース52に、それぞれ二次電池10の外部端子11,12を露出させる概ね円形の開口部54を有している。ケース50の下面には、図示を省略する矩形の通気口が設けられている。
温度検出素子60は、例えばサーミスタ等の温度検出部と、温度検出部に接続された温度検出回路と、温度検出回路に接続された信号出力部とを有する。温度検出素子60は、例えば接着剤によってケース50の開口部54に露出した二次電池10の電池容器に温度検出部が接合され、温度検出回路によって二次電池10の温度を検出し、検出した温度の信号を信号出力部からECU等へ出力する。
シール部材90は、ケース50の通気口に対応する矩形の形状を有し、ケース50の通気口を閉塞した状態で、例えば粘着テープによってケース50に固定される。緩衝材80は、例えばゴム等の弾力性を有する素材によって製作され、例えば粘着テープによってケース50の上面に固定され、ケース50に対する衝撃を緩和する。ケース50に収容された複数の二次電池10は、外部端子11,12に接続される複数の導電部材30によって、例えば直列に接続される。
導電部材30は、例えば、銅又は銅合金、或いは、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性を有する金属製の板状の部材である。導電部材30は、両端部に設けられた電池接合部31と、これら一対の電池接合部31を接続する橋梁部32とを有している。電池接合部31は、概ね円形の形状を有し、電圧検出基板20に概ね平行に対向して配置され、例えばTIG溶接によって二次電池10の外部端子11,12に接合されている。配列の端部の二次電池10に接続される導電部材30には、二次電池モジュール100の外部端子100P,100Nが設けられている。
導電部材30の一対の電池接合部31のうち、一方の電池接合部31は、二次電池10の外部端子11に接続され、他方の電池接合部31は、隣接する二次電池10の極性の異なる外部端子12に接続される。橋梁部32は、一対の電池接合部31に接続され、電圧検出基板20に向けて曲折された一対の脚部32aと、一対の脚部32aの間で電圧検出基板20と概ね平行に延伸する平坦部32bとを有している(図4B参照)。
図3は、図2に示す二次電池モジュール100の電圧検出基板20と接続端子40とを示す斜視図である。
電圧検出基板20は、基板21と、基板21の表面に形成された図示を省略する電圧検出回路と、該電圧検出回路に接続されたヒューズ部22及びコネクタ部23とを有している。基板21の素材は、例えば、紙フェノールやガラス・エポキシ等である。電圧検出基板20は、基板21の一部に切欠き部24又は開口部25を有している。切欠き部24又は開口部25は、導電部材30によって接続される二次電池10の外部端子11,12に対応する位置に形成されている。電圧検出基板20は、切欠き部24又は開口部25に隣接する基板21の表面に、電圧検出回路の端子部26を有している(図4A参照)。この電圧検出回路の端子部26に、接続端子40の基端部42が接続される。
図4A及び図4Bは、それぞれ、図2に示す接続端子40と導電部材30との接合部Cを示す拡大平面図及び拡大側面図である。
接続端子40は、例えば、導電部材30と同様の導電性を有する金属製の薄板状の部材である。接続端子40の弾力性を向上させる観点から、接続端子40の厚さを導電部材30よりも薄くすることができる。また、接続端子40の素材として、比較的高い弾性係数を有するリン青銅等を用いてもよい。接続端子40の基端部42は、電圧検出基板20に概ね垂直な方向に延伸し、電圧検出基板20に接続されている。より具体的には、接続端子40の基端部42は、三又に分岐され、それぞれ末端に係合爪部42aを有している。
係合爪部42aは、接続端子40の基端部42の末端を鉤状に屈曲させた部分であり、電圧検出基板20の裏面側から電圧検出基板20の貫通孔27に挿通されて電圧検出基板20の表面側に係合している。接続端子40の三又に分岐された基端部42のうち、中央の係合爪部42aは、その両側の係合爪部42aと逆方向に屈曲され、接続端子40の基端部42を電圧検出基板20の貫通孔27に挿通して仮止めできるようになっている。
電圧検出基板20の貫通孔27は、電圧検出回路の端子部26に対応する位置に形成されている。接続端子40の基端部42は、電圧検出基板20の貫通孔27に挿通され、電圧検出基板20の表面側に係合した係合爪部42aを、電圧検出基板20の表面の電圧検出回路の端子部26に、例えば、はんだ付けされる。これにより、接続端子40の基端部42と電圧検出基板20の電圧検出回路との間にはんだ接合部が形成され、接続端子40が電圧検出回路に接続される。
接続端子40は、基端部42と反対側の先端部において、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸し、それぞれ導電部材30に接合される分岐部41を有している。分岐部41は、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸する第1部分41aと第2部分41bとを有している。本実施形態の二次電池モジュール100において、分岐部41の第1部分41aと第2部分41bは、それぞれ、先端部で折り返されて逆方向に延伸する折返し部43を有し、折返し部43において導電部材30に接合される。
分岐部41の第1部分41aと第2部分41bは、分岐部41の延伸方向に沿う中心線CLに対称な形状を有し、当該中心線CLを挟んで互いに対向している。より詳細には、分岐部41の第1部分41aと第2部分41bは、それぞれ、電圧検出基板20に沿って延伸する延伸部44と、この延伸部44の先端部から反対方向に延伸する折返し部43と、延伸部44の先端部と折返し部43の基端部とを接続する接続部45と、を有している。
分岐部41の延伸部44は、分岐部41の延伸方向に沿う中心線CL上に中心を有する円環の一部である部分円環状に形成されている。分岐部41の折返し部43は、延伸部44の円弧と同心で径が小さい円弧と、分岐部41の延伸方向に沿う中心線CLに概ね平行な弦と、を有する部分円板状に形成されている。また、第1部分41aの折返し部43と、第2部分41bの折返し部43は、部分円板形状の弦の部分が互いに平行であり、分岐部41の延伸方向に沿う中心線CLに垂直な方向に間隔を開けて対向している。分岐部41の接続部45は、延伸部44の先端部から折返し部43の基端部へ、延伸部44の円弧の径方向内側へ向けて延伸している。
分岐部41の第1部分41aは、第1接合部C1を介して導電部材30に固定され、分岐部41の第2部分41bは、第2接合部C2を介して導電部材30に固定される。より詳細には、分岐部41の第1部分41aは、折返し部43の基端部と先端部の間に第1接合部C1が形成され、分岐部41の第2部分41bは、折返し部43の基端部と先端部の間に第2接合部C2が形成されている。分岐部41の第1接合部C1と第2接合部C2は、例えば、分岐部41の延伸方向に沿う中心線CLに対称に配置することができる。
なお、第1接合部C1と第2接合部C2の少なくとも一方は、冶金的接合部であってもよい。冶金的接合部とは、冶金的に接合された接合部であり、例えば、溶接された溶接接合部、はんだ付けされたはんだ接合部、ろう付けされたろう付け接合部等を含む。また、第1接合部C1と前記第2接合部C2の少なくとも一方は、機械的接合部であってもよい。機械的接合部とは、機械的に接合された接合部であり、例えば、リベット接合されたリベット接合部、ねじ接合されたねじ接合部、圧入によって接合された圧入接合部等を含む。
本実施形態の二次電池モジュール100では、図4Bに示すように、導電部材30の橋梁部32の平坦部32bに、電圧検出基板20に向けて突出する突起部33が形成され、この突起部33に分岐部41の折返し部43がプロジェクション溶接されることで、第1接合部C1及び第2接合部C2が形成されている。すなわち、本実施形態の二次電池モジュール100において、接続端子40の分岐部41の第1接合部C1及び第2接合部C2は、冶金的接合部に含まれる溶接接合部である。
また、接続端子40は、基端部42と分岐部41との間に屈曲部46を有している。屈曲部46は、接続端子40が少なくとも一箇所で電圧検出基板20に交差する方向に屈曲されている部分である。より具体的には、本実施形態の二次電池モジュール100において、接続端子40は、電圧検出基板20に固定された基端部42から、電圧検出基板20と垂直に二次電池10を収容するケース50に向けて延伸している。接続端子40は、さらに、概ね直角に曲折され、電圧検出基板20に沿って導電部材30の橋梁部32の脚部32aへ向けて延伸している。
接続端子40は、さらに、電圧検出基板20へ向けて、電圧検出基板20に交差する方向に屈曲され、電圧検出基板20の近傍で再び概ね直角に曲折され、電圧検出基板20の切欠き部24又は開口部25に向けて延伸している。接続端子40は、さらに、電圧検出基板20の切欠き部24又は開口部25の縁に対向する位置で再び概ね直角に曲折され、電圧検出基板20に交差する方向に、電圧検出基板20から遠ざかるように延伸している。接続端子40は、さらに、導電部材30の橋梁部32の平坦部32bの一端に対向する位置で、再び概ね直角に曲折され、導電部材30の橋梁部32の平坦部32bに沿って電圧検出基板20と概ね平行に延伸している。
このように、接続端子40の屈曲部46は、電圧検出基板20に沿って延伸する部分と電圧検出基板20に交差する方向に屈曲された部分とを含んでいる。本実施形態の二次電池モジュール100において、屈曲部46は、概ね90°の角度で曲折された曲折部47を4箇所有している。しかし、屈曲部46が有する曲折部47の角度は90°には限定されず、曲折部47の数は、1箇所でもよいし、2箇所、3箇所、又は、5箇所以上であってもよい。
図1及び図2に示すように、電圧検出基板20は、ボルトB2によってケース50に締結され、カバー70によって覆われている。カバー70の素材は、ケース50と同様に、例えば、ポリブチレンテレフタレートやポリプロピレン等の樹脂材料である。カバー70は、ボルトB3によってケース50に固定されている。
以下、本実施形態の二次電池モジュール100の作用について説明する。
本実施形態の二次電池モジュール100は、例えば電気自動車やハイブリッドカー等の車両に搭載され、外部端子100P,100Nを介して、例えば車両に搭載された発電機から電力の供給を受け、複数の二次電池10に電力を蓄積する。また、二次電池モジュール100は、複数の二次電池10に蓄積した電力を、外部端子100P,100Nを介して、例えば車両のモータ等に供給する。
二次電池モジュール100は、温度検出素子60の温度検出部及び温度検出回路によって、二次電池10の温度を測定し、測定した温度の信号を温度検出素子60の信号出力部からECUへ出力する。また、二次電池モジュール100は、導電部材30及び接続端子40を介して二次電池10に接続された電圧検出基板20の電圧検出回路によって、二次電池10の電圧を測定し、測定した電圧の信号をコネクタ23からECUに出力する。
例えば、車両の走行中の路面の凹凸、急停止、急発進、衝突事故などによって、二次電池モジュール100に振動、衝撃等が加わることがある。前記従来の二次電池モジュールでは、二次電池に接続された導電部材と電圧検出基板とを接続する接続端子及び電圧検出端子の剛性が高いため、振動、衝撃に対する強度を向上させることができる。しかし、端子に応力が集中して疲労破壊が生じたり、端子周辺の部材を損傷させたりする虞がある。
これに対し、本実施形態の二次電池モジュール100は、前述のように、複数の二次電池10と、該二次電池10の電圧を検出する電圧検出基板20と、該電圧検出基板20と対向して二次電池10の外部端子11,12に接続される導電部材30と、該導電部材30と電圧検出基板20とを接続する接続端子40とを備えている。そして、接続端子40は、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸し、それぞれ導電部材30に接合される分岐部41を有している。
これにより、導電部材30に接合される接続端子40の分岐部41の剛性を低下させ、弾性を向上させることができる。すなわち、接続端子40を二股に分岐させて分岐部41を形成することで、導電部材30と電圧検出基板20とを接続する接続端子40を弾性的に撓みやすくすることができる。そのため、二次電池モジュール100に振動、衝撃等が加わって接続端子40に応力が作用しても、分岐部41が弾性的に撓むことで、接続端子40の損傷や疲労破壊が防止される。
また、接続端子40の分岐部41が容易に弾性変形することによって、接続端子40の基端部42と電圧検出基板20との接合部C3、又は、分岐部41と導電部材30との接合部Cに作用する応力を緩和して、接合部C1,C2,C3の損傷を防止することができる。また、振動、衝撃等によって電圧検出基板20と導電部材30とが、電圧検出基板20に垂直な回転軸を中心として相対的に回転すると、二股に分岐した分岐部41の一方に延伸方向に沿う圧縮力が作用し、他方に延伸方向に沿う引張力が作用する。これにより、分岐部41が弾性変形して、接続端子40の基端部42や電圧検出基板20との接合部Cに作用するトルクを緩和することができる。
したがって、本実施形態の二次電池モジュール100によれば、外部から振動、衝撃等が加わった場合でも、接続端子40に作用する応力を緩和して信頼性を向上させることができる。また、接続端子40の分岐部41をそれぞれ導電部材30に接合することで、例えば、抵抗溶接による接合を容易にすることができる。
また、本実施形態の二次電池モジュール100において、接続端子40は、電圧検出基板20に接続される基端部42と分岐部41との間に屈曲部46を有している。そのため、屈曲部46において接続端子40がより弾性変形しやすくなり、接続端子40の基端部42や分岐部41と導電部材30との接合部C1,C2,C3に作用する応力をより効果的に緩和して、二次電池モジュール100の信頼性をより向上させることができる。
また、本実施形態の二次電池モジュール100において、接続端子40の屈曲部46は、電圧検出基板20に交差する方向に屈曲されている。そのため、屈曲部46は、電圧検出基板20に沿う方向に弾性変形しやすくなる。一方、電圧検出基板20に沿って延伸する接続端子40の分岐部41は、電圧検出基板20に交差する方向に容易に弾性変形する。これにより、接続端子40がより弾性変形しやすくなり、接続端子40の基端部42や分岐部41と導電部材30との接合部Cに作用する応力をより効果的に緩和して、二次電池モジュール100の信頼性をより向上させることができる。
また、本実施形態の二次電池モジュール100において、接続端子40の分岐部41は、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸する第1部分41aと第2部分41bとを有している。そして、第1部分41aと第2部分41bの双方が、先端部で折り返されて逆方向に延伸する折返し部43を有し、該折返し部43において導電部材30に接合されている。
これにより、接続端子40の弾性変形のしやすさに寄与する、分岐部41の電圧検出基板20に沿って延伸する長さを長くすることができる。したがって、分岐部41を、電圧検出基板20に交差する方向及び分岐部41の延伸方向に、より弾性変形しやすくすることができる。さらに、接続端子40の基端部42から分岐部41と導電部材30との接合部Cまでの伝熱経路が長くなるため、例えば、接合部Cを溶接によって形成する場合に、溶接の熱が電圧検出基板20に伝わり難くなる。
また、本実施形態の二次電池モジュール100において、分岐部41の第1部分41aは、第1接合部C1を介して導電部材30に固定され、分岐部41の第2部分41bは、第2接合部C2を介して導電部材30に固定される。このように、分岐部41の第1部分41aと第2部分41bにそれぞれ接合部C1,C2を設けることで、二次電池10と接続端子40との相対的な回転を防止することができるだけでなく、第1部分41a及び第2部分41bと導電部材30とを確実に接合することができる。
また、本実施形態の二次電池モジュール100において、分岐部41の第1部分41aの第1接合部C1と第2部分41bの第2接合部C2は、分岐部41の延伸方向に沿う中心線CLに対称に配置されている。そのため、分岐部41の第1部分41aと第2部分41bによって、接続端子40に作用した応力を均等に緩和することができ、接続端子40の基端部42や第1接合部C1及び第2接合部C2に作用するトルクを効果的に緩和することができる。
また、第1接合部C1と第2接合部C2の少なくとも一方が冶金的接合部である場合には、接続端子40と導電部材30との接合に機械部品を用いる必要がなく、部品点数を削減し、生産性を向上することができる。また、第1接合部C1と第2接合部C2の少なくとも一方が機械的接合部である場合には、接続端子40と導電部材30との接合時に熱を加える必要がなく、接合時の熱による周辺の部材への影響をなくすことができる。
以上説明したように、本実施形態の二次電池モジュール100によれば、外部から振動、衝撃等が加わった場合でも、接続端子に作用する応力を緩和して、信頼性を向上させることができる。
[実施形態2]
次に、本発明の二次電池モジュールの実施形態2について、図1から図3及び図4Bを援用し、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態2に係る二次電池モジュールの接続端子40Aと導電部材30との接合部Cを示す拡大平面図である。
本実施形態の二次電池モジュールは、接続端子40Aの分岐部41の第1部分41aと第2部分41bの一方が一方向に延伸している点で、前述の実施形態1で説明した二次電池モジュールと異なっている。本実施形態の二次電池モジュールのその他の点は、前述の実施形態1の二次電池モジュールと同一であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の二次電池モジュールは、接続端子40Aの分岐部41が、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸する第1部分41aと第2部分41bとを有しているが、第1部分41aと第2部分41bの一方、具体的には、第2部分41bが、折返し部43を有しない一方向に延伸する直線状に形成されている。本実施形態の二次電池モジュールによれば、第1実施形態の二次電池モジュール100と同様の効果を得られるだけでなく、接続端子40Aの製造を容易にすることができる。
[実施形態3]
次に、本発明の二次電池モジュールの実施形態3について、図1から図3及び図4Bを援用し、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態3に係る二次電池モジュールの接続端子40Bと導電部材30との接合部Cを示す拡大平面図である。
本実施形態の二次電池モジュールは、接続端子40Bの分岐部41の第1部分41aと第2部分41bの双方が一方向に延伸している点で、前述の実施形態1で説明した二次電池モジュールと異なっている。本実施形態の二次電池モジュールのその他の点は、前述の実施形態1の二次電池モジュールと同一であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の二次電池モジュールは、接続端子40Bの分岐部41が、二股に分岐して電圧検出基板20に沿って延伸する第1部分41aと第2部分41bとを有しているが、第1部分41aと第2部分41bの双方が折返し部43を有さず、一方向に延伸する直線状に形成されている。本実施形態の二次電池モジュールによれば、第1実施形態の二次電池モジュール100と同様の効果を得られるだけでなく、接続端子40Bの製造をより容易にすることができる。
[実施形態4]
次に、本発明の二次電池モジュールの実施形態4について、図1から図3及び図4Bを援用し、図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態4に係る二次電池モジュールの接続端子40Cと導電部材30との接合部Cを示す拡大平面図である。
本実施形態の二次電池モジュールは、接続端子40Cの分岐部41の第1部分41aに形成される第1接合部C1と第2部分41bに形成される第2接合部C2が、分岐部41の延伸方向に沿う中心線CLに非対称に配置されている点で、前述の実施形態1で説明した二次電池モジュールと異なっている。本実施形態の二次電池モジュールのその他の点は、前述の実施形態1の二次電池モジュールと同一であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の二次電池モジュールによれば、接続端子40Cの分岐部41の第1部分41aと第2部分41bの弾性変形のしやすさを異ならせることができる。これにより、二次電池モジュールに振動、衝撃等が作用したときに、分岐部41の延在方向に沿う中心線CLに対して非対称な応力がしても、その応力に対応して分岐部41の第1部分41aと第2部分41bの弾性変形のしやすさを調節することができる。したがって、接続端子40Cに作用する応力に対応して応力緩和効果を最大限発揮させることができる。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。例えば、前述の実施形態では、接続端子が屈曲部を有する構成について説明したが、接続端子は屈曲部を有しなくてもよい。
10 二次電池
11 外部端子(正極外部端子)
12 外部端子(負極外部端子)
20 電圧検出基板
30 導電部材
40 接続端子
41 分岐部
41a 第1部分
41b 第2部分
42 基端部
43 折返し部
46 屈曲部
100 二次電池モジュール
C1 第1接合部
C2 第2接合部
CL 中心線

Claims (10)

  1. 複数の二次電池と、該二次電池の電圧を検出する電圧検出基板と、該電圧検出基板と対向して前記二次電池の外部端子に接続される導電部材と、該導電部材と前記電圧検出基板とを接続する接続端子とを備えた二次電池モジュールであって、
    前記接続端子は、二股に分岐して前記電圧検出基板に沿って延伸し、それぞれ前記導電部材に接合される分岐部を有することを特徴とする二次電池モジュール。
  2. 前記接続端子は、前記電圧検出基板に接続される基端部と前記分岐部との間に屈曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の二次電池モジュール。
  3. 前記屈曲部は、前記電圧検出基板に交差する方向に屈曲されていることを特徴とする請求項2に記載の二次電池モジュール。
  4. 前記分岐部は、二股に分岐して前記電圧検出基板に沿って延伸する第1部分と第2部分とを有し、
    前記第1部分と前記第2部分の少なくとも一方が、先端部で折り返されて逆方向に延伸する折返し部を有し、該折返し部において前記導電部材に接合されることを特徴とする請求項1に記載の二次電池モジュール。
  5. 前記分岐部は、二股に分岐して前記電圧検出基板に沿って延伸する第1部分と第2部分とを有し、
    前記第1部分と前記第2部分の少なくとも一方が、一方向に延伸することを特徴とする請求項1に記載の二次電池モジュール。
  6. 前記第1部分は、第1接合部を介して前記導電部材に固定され、前記第2部分は、第2接合部を介して前記導電部材に固定されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の二次電池モジュール。
  7. 前記第1接合部と前記第2接合部は、前記分岐部の延伸方向に沿う中心線に対称に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の二次電池モジュール。
  8. 前記第1接合部と前記第2接合部は、前記分岐部の延伸方向に沿う中心線に非対称に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の二次電池モジュール。
  9. 前記第1接合部と前記第2接合部の少なくとも一方は、冶金的接合部であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の二次電池モジュール。
  10. 前記第1接合部と前記第2接合部の少なくとも一方は、機械的接合部であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の二次電池モジュール。
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