以下、添付図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例によるコンテンツ提供システムの構成を概略的に示すブロック図である。図1に示すように、コンテンツ提供システム100はアプリケーションサーバ110を備える。
アプリケーションサーバ110は、複数のアプリケーションを提供する。アプリケーションサーバ110は、複数のアプリケーションをデータベース化して格納するためのアプリケーションデータベース(図示せず)を備える。一実施例において、アプリケーションは移動端末にコンテンツを出力させるためのアプリケーションを含む。アプリケーションサーバ110は、ポータルサーバ(例えば、モバイルポータル、アップストア、プレイストア等)を含むことができる。しかし、アプリケーションサーバ110は、必ずしもこれに限定されるものではない。
コンテンツ提供システム100は、コンテンツサーバ120を備えることができる。コンテンツサーバ120は、複数のコンテンツと複数のコンテンツそれぞれに対応するコンテンツ識別情報及びコンテンツ分析情報とを含むコンテンツ情報を提供し、コンテンツの視聴による褒賞処理を行う。一実施例において、コンテンツは、静止画像または動画の広告を含む。一実施例において、コンテンツ識別情報は、コンテンツに割り当てられたID(identification)情報を意味する。コンテンツ分析情報は、加入者(すなわち、移動端末130のユーザ)の呼着信情報及びメッセージ内容(受信及び発信内容)情報を含む。加入者の呼着信情報は、加入者が電話を受信する回数、主に受信する着信時間帯、発信電話番号などを含むものであって、受信回数及び時間帯は設定条件以上に受信される回数及び時間帯に限定することができる。メッセージ内容情報は、発信者の電話番号、メッセージの主なキーワードなどを含むことができる。一例として、メッセージの主なキーワードは、加入者(すなわち、移動端末130のユーザ)によって予め定められることができる 。
コンテンツサーバ120は、図1に示すように、複数のコンテンツを含むコンテンツ情報を格納するための第1コンテンツデータベース121、複数のコンテンツと、複数のコンテンツそれぞれに対応するコンテンツ識別情報及びコンテンツ分析情報とを含むコンテンツ情報を格納するための第2コンテンツデータベース122、発信者の識別情報(例えば、電話番号)、加入者(ユーザ)の識別情報(例えば、電話番号)及び少なくとも1つのコンテンツをマッピングさせた指定番号コンテンツ情報を格納するための指定番号コンテンツデータベース123、インターネット検索語と少なくとも1つのコンテンツとをマッピングさせた検索語コンテンツ情報を格納するための検索語コンテンツデータベース124、及び加入者情報、好みのコンテンツ情報、加入者褒賞情報などをデータベース化して格納するための加入者データベース125を含む。加入者情報、好みのコンテンツ情報及び加入者褒賞情報は以下に詳細に説明する。
一実施例において、第1コンテンツデータベース121は、複数のコンテンツ及び複数のコンテンツそれぞれに対応するコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ情報を格納することができる。
一実施例において、コンテンツ会社(広告会社)の発信者は、発信者の識別情報、加入者(ユーザ)の識別情報及び少なくとも1つのコンテンツをマッピングさせた指定番号コンテンツ情報をコンテンツサーバ120(即ち、コンテンツサーバ120の指定番号コンテンツデータベース124)に予め登録させることができる。
一実施例において、インターネット検索語は、インターネットポータルサイトの検索窓に入力される検索語である。また、ユーザは、デスクトップ、携帯型端末などを用いてインターネット検索語と少なくとも1つのコンテンツとをマッピングさせた検索語コンテンツ情報をコンテンツサーバ120(即ち、コンテンツサーバ120の検索語コンテンツデータベース124)に予め登録させることができる。
コンテンツ提供システム100は、移動端末130を備えることができる。移動端末130は、携帯可能な端末であって、PDA(personal digital assistant)、スマートフォン、タブレットPCなどの携帯型通信端末を含むことができる。移動端末130は、アプリケーションサーバ110からアプリケーションのダウンロード及び設置、コンテンツサーバ120とコンテンツ情報の同期化などを行う。
移動端末130は、図1に示すように、コンテンツエージェント132を備える。また、移動端末130は、ユーザから入力情報を受信するように動作する入力手段(図示せず)、種々の情報またはデータ、インターフェース画面、コンテンツなどを出力するように動作する出力手段(図示せず)、通信手段(図示せず)などを備えることができる。
コンテンツエージェント132は、通話連結までの待機中(受信待機時)及び通話終了後の少なくともいずれかにおいてまたはメッセージの受信時にコンテンツを移動端末130の出力手段に出力する。コンテンツエージェント132は、移動端末130のモバイルプラットホーム、ウィンドーモバイル、アンドロイド、アップルのようなオペレーションシステム(operation system;OS)上で動作するアプリケーションである。すなわち、コンテンツエージェント132は、アプリケーションサーバ110からダウンロードして設置することができる。
上述した実施例では、コンテンツエージェント132がアプリケーションサーバ110からダウンロードして移動端末130に設置されると説明したが、必ずしもこれに限定さ れるものではない。例えば、他の実施例では、コンテンツエージェント132は移動端末130の製造時に設置することもできる。
好ましくは、コンテンツエージェント132は、移動端末130の出力手段に表示中の通話受信待機画面において発信者の電話番号が隠れないように、通話受信待機画面内の一定の領域、例えば、発信者の電話番号の表示画面の下端または上端にコンテンツを出力させることができる。
また好ましくは、コンテンツエージェント132は、移動端末130内の他のエージェント(例えば、通話受信待機画面または通話終了画面)の作動中にも作動が可能であり、通話連結までの待機中(受信待機時)及び通話終了後の少なくともいずれかにおいてまたはメッセージの受信時に出力手段の画面内にコンテンツを出力させるコンテンツプレーヤーを備えることができる。
一実施例において、コンテンツエージェント132は、移動端末130の呼着信またはメッセージ(ショートメッセージまたはマルチメディアメッセージ(MMS))の受信を監視して、監視途中で呼が着信されたりメッセージが受信されれば、コンテンツプレーヤーを出力手段の画面内に出力させ、コンテンツプレーヤーを通じてコンテンツを出力させる。
一実施例において、コンテンツエージェント132は、移動端末130の通話終了を監視して、監視途中で通話終了が行われればコンテンツプレーヤーを出力手段の画面内に出力させ、コンテンツプレーヤーを通じてコンテンツを出力させる。
より好ましくは、コンテンツエージェント132は、コンテンツプレーヤーを移動端末130のモバイルオペレーションシステム(mobile operation system)内に最上位レイヤ(layer)として出力させる。
一実施例において、コンテンツプレーヤーは、モバイルオペレーションシステムで互換できるソフトウェアプログラムとしてレイヤ方法により具現され得る。
一実施例において、コンテンツプレーヤーは、静止画像または動画のコンテンツを表示する機能と、コンテンツに格納されているサウンドを送出する機能とを含むことができる。
一実施例において、コンテンツプレーヤーは、移動端末130のユーザにより設定された出力基準値または複数のコンテンツそれぞれに設定された出力基準値に基づいてコンテンツを出力させることができる。ここで、出力基準値は、コンテンツのディスプレイオプション(例えば、コンテンツを表示する画面の大きさ等)、コンテンツのサウンドオプション(例えば、サウンドの大きさ等)などを含むことができる。
選択的に、コンテンツエージェント132は、移動端末130を異機種機器(図示せず)に接続させて異機種機器にコンテンツを出力させることができる。異機種機器は、スマートTV、タブレットPC、PDAなどを含むことができる。
一実施例において、コンテンツエージェント132は、インターネット共有IP(internet protocol)分配器を通じて仮想のIPアドレスを異機種機器と共有することにより、移動端末130を異機種機器に接続させる。コンテンツエージェント132は、通話連結待機中及び通話終了後のいずれかにおいて、または単純メッセージの受信時にコンテンツを異機種機器に伝送する。従って、異機種機器は、移動端末130から提供されるコンテンツを異機種機器の出力手段(図示せず)に出力させる。
一実施例において、コンテンツエージェント132は、移動端末130のイヤホン端子(図示せず)の周波数を発生させる振動板(図示せず)を介して移動端末130を異機種機器に接続させる。コンテンツエージェント132は、振動板を介してコンテンツの電気的固有信号(電気的固有振動数(frequency response))を元の信号周波数に発生して異機種機器に伝送する。従って、異機種機器は、異機種機器自体のセンサ(図示せず)またはスピーカー(図示せず)の振動板を用いて周波数振動音圧を感知してコンテンツに該当する電気的固有振動数を音圧レベル/感度(sensitivity)に合う電気的信号に変換して異機種機器の出力手段に出力させる。
一実施例において、コンテンツエージェント132は、データ遅延方法により異機種機器にコンテンツを提供することができる。データ遅延方法は、移動端末130からデータ(コンテンツ)を異機種機器に伝送するとき、異機種機器の受信状態が円滑でない場合、データの伝送を待機し、異機種機器の受信状態が円滑になればデータを再伝送する方法である。ここで、コンテンツエージェント132は、異機種機器の受信状態が円滑でないため、移動端末130からデータが伝送されないことを示すデータ非正常ログと、異機種機器の受信状態が円滑であって、移動端末130からデータが伝送されることを示すデータ正常ログとを移動端末130のRAM(random access memory)(図示せず)に格納することができる。すなわち、データ遅延方法は、移動端末130においてPINGプロトコルを用いて異機種機器の受信状態を確認した後、移動端末130からデータを異機種機器に伝送する方法である。
図2は、本発明の実施例におけるコンテンツエージェントの構成を概略的に示すブロック図である。図2に示すように、コンテンツエージェント132は、格納部210を備える。格納部210は、コンテンツサーバ120(すなわち、第1コンテンツベース121)と同期化された、複数のコンテンツ及び複数のコンテンツそれぞれに対応するコンテンツ識別情報を含むコンテンツ情報を格納する。一実施例において、格納部210は、コンテンツ情報を暗号化して格納することができる。また、格納部201は、コンテンツサーバ120(すなわち、第2コンテンツデータベース122)と同期化された、複数のコンテンツと複数のコンテンツそれぞれに対応するコンテンツ識別情報及びコンテンツ分析情報とを含むコンテンツ情報を格納する。また、格納部210は、コンテンツサーバ120(すなわち、指定番号コンテンツデータベース123)と同期化された、発信者の識別情報、加入者の識別情報及び少なくとも1つのコンテンツをマッピングさせた指定番号コンテンツ情報を格納する。また、格納部210は、コンテンツサーバ120(すなわち、検索語コンテンツデータベース124)と同期化された、インターネット検索語と少なくとも1つのコンテンツとをマッピングさせた検索語コンテンツ情報を格納する。また、格納部210は、加入者情報、好みのコンテンツ情報及びコンテンツログ情報を格納する。
コンテンツエージェント132は、コンテンツ同期化部220をさらに備える。コンテンツ同期化部220は、格納部210に格納されたコンテンツ情報とコンテンツサーバ120の第1コンテンツデータベース121に格納されたコンテンツ情報との間の同期化を行う。一実施例において、コンテンツ同期化部220は、コンテンツサーバ120からコンテンツ情報をダウンロードし、ダウンロードされたコンテンツ情報を格納部210に格納してコンテンツ情報の同期化を行う。また、コンテンツ同期化部220は、格納部210に格納されたコンテンツ情報とコンテンツサーバ120の第2コンテンツデータベース122に格納されたコンテンツ情報との間の同期化を行なう。一実施例において、コンテンツ同期化部220は、コンテンツサーバ120からコンテンツ情報をダウンロードし、ダウンロードされたコンテンツ情報を格納部210に格納してコンテンツ情報の同期化を行なう。また、コンテンツ同期化部220は、格納部210に格納された指定番号コンテンツ情報とコンテンツサーバ120の指定番号コンテンツデータベース123に格納された指定番号コンテンツ情報との間の同期化を行う。一実施例において、コンテンツ同期化部220は、コンテンツサーバ120から指定番号コンテンツ情報をダウンロードし、ダウンロードされた指定番号コンテンツ情報を格納部210に格納して指定番号コンテンツ情報の同期化を行う。さらに、コンテンツ同期化部220は、格納部210に格納された検索語コンテンツ情報とコンテンツサーバ120の検索語コンテンツデータベース124に格納された検索語コンテンツ情報との間の同期化を行う。一実施例において、コンテンツ同期化部220は、コンテンツサーバ120から検索語コンテンツ情報をダウンロードし、ダウンロードされた検索語コンテンツ情報を格納部210に格納して検索語コンテンツ情報の同期化を行う。
コンテンツエージェント132は、コンテンツ出力部230をさらに備える。コンテンツ出力部230は、格納部210からコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを移動端末130の出力手段に出力させる。
一実施例において、コンテンツ出力部230は、移動端末130の出力手段に表示中の通話受信待機画面において発信者の電話番号が隠れないように、通話受信待機画面内の一定の領域、例えば、発信者の電話番号の表示画面の下端または上端にコンテンツを出力させることができる。
一実施例において、コンテンツ出力部230は、移動端末130内の他のエージェント(例えば、通話受信待機画面または通話終了画面)の作動中にも作動が可能であり、通話連結までの待機中(受信待機時)及び通話終了後の少なくともいずれかにおいてまたはメッセージの受信時に出力手段の画面内にコンテンツを出力させるコンテンツプレーヤーを通じて移動端末130の出力手段にコンテンツを出力させることができる。
コンテンツエージェント132は、制御部240をさらに備える。制御部240は、移動端末130の呼着信、通話終了、メッセージの受信などの監視を行う。また、制御部240は、通話連結までの待機中(受信通話待機時)及び通話終了後の少なくともいずれかにおいてまたはメッセージの受信時にコンテンツの出力を制御する。また、制御部240は、コンテンツ情報の同期化を制御する。さらに、制御部240は、コンテンツエージェント132の各構成要素の動作を制御する。
また図1に示すように、コンテンツ提供システム100は、ネットワーク140を備えることができる。ネットワーク140は、アプリケーションサーバ110、コンテンツサーバ120及び移動端末130間に互いに接続が行なわれるようにする。
一実施例において、ネットワーク140は、回線交換網(図示せず)、パケット交換網(図示せず)及び無線接続網(図示せず)のうち少なくとも1つを含むことができる。回線交換網は、交換機(mobile swiching center;MSC)、ホーム位置登録機、インテリジェントネットワーク、メッセージセンター(SMSC、MMSC)などを含むネットワークであって、音声呼の発信と着信、ショートメッセージやマルチメディアメッセージの送受信、そして映像呼の発信と着信サービスを提供するように動作する。パケット交換網は、パケット交換支援ノード(serving GPRS support node;SGSN)及びパケット交換ゲートウェイ(gateway GPRS support node;GGSN)などを含むネットワークであって、IP基盤のデータサービスを提供するように動作する。無線接続網は、移動端末130と回線交換網及びパケット交換網の間のインターフェースを提供するネットワークであって、基地局(NodeB)と無線網制御器(radio network controller;RNC)、そして無線LANアクセスポイントを含む。
上述した実施例では、ネットワーク140が回線交換網、パケット交換網及び無線接続網のうち少なくとも1つを含むものとして説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。
図3は、本発明の実施例によって、移動端末130にアプリケーションを設置する手順を示すフローチャートである。図3では、移動端末130にアプリケーション(すなわち、コンテンツエージェント132)が設置されていないことと仮定する。
図3に示すように、移動端末130は、ユーザからアプリケーションサーバ110の接続を要請する入力情報(以下、第1入力情報という)を受信する(S302)。すなわち、ユーザは、移動端末130の入力手段を通じてアプリケーションサーバ110の接続を要請する第1入力情報を入力することができる。移動端末130は、第1入力情報に基づいてネットワーク140を通じてアプリケーションサーバ110に接続する(S304)。
移動端末130は、ユーザからアプリケーション(すなわち、コンテンツエージェント132)を選択し、選択されたアプリケーションのダウンロードを要請する入力情報(以下、第2入力情報という)を受信する(S306)。すなわち、ユーザは、移動端末130の入力手段を通じてアプリケーションを選択し、選択されたアプリケーションのダウンロードを要請する第2入力情報を入力することができる。移動端末130は、第2入力情報に基づいてアプリケーションのダウンロードをアプリケーションサーバ110に要請する(S308)。
アプリケーションサーバ110は、移動端末130からアプリケーションのダウンロードが要請されれば、アプリケーションを移動端末130に伝送する(S310)。移動端末130は、アプリケーションサーバ110からアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードされたアプリケーションを設置する(S312)。従って、移動端末130には図2に示すようなコンテンツエージェント132が設置され得る。
図4は、本発明の実施例によって、会員加入を行う手順を示すフローチャートである。図4に示すように、移動端末130は、アプリケーションの実行を要請する入力情報(以下、第3入力情報という)を受信する(S402)。すなわち、ユーザは、移動端末130の入力手段を通じてアプリケーションの実行を要請する第3入力情報を入力する。移動端末130は、第3入力情報に基づいてアプリケーションを実行させる(S404)。
実行されたアプリケーション、すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザから会員加入を要請する入力情報(以下、第4入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S406)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて会員加入を要請する第4入力情報を入力するかどうかを判断する。第4入力情報が受信されれば(S406:はい)、コンテンツエージェント132は、会員加入のための加入者情報を入力することができる会員加入画面を移動端末130の出力手段に出力させる(S408)。
コンテンツエージェント132は、ユーザから加入者情報を受信する(S410)。すなわち、ユーザは、移動端末130の入力手段を通じて加入者情報を入力する。一実施例において、加入者情報は、加入者の識別情報、例えば、ユーザの電話番号及びメールアドレスを含む。一実施例において、加入者情報は、ユーザの好みのコンテンツを指定する好みのコンテンツ情報をさらに含むことができる。コンテンツエージェント132は、受信された加入者情報を含む会員加入要請をネットワーク140を通じてコンテンツサーバ120に伝送する(S412)。選択的に、コンテンツエージェント132は、加入者情報をコンテンツエージェント132の格納部210に格納することができる。
コンテンツサーバ120は、移動端末130から会員加入要請が受信されれば、受信された会員加入要請に基づいて加入者データベース125を照会して(S414)、新規会員であるか、すなわち、受信された会員加入要請に該当する加入者情報が加入者データベース125に格納されていないかを判断する(S416)。新規会員であれば(S416:はい)、コンテンツサーバ120は、受信された会員加入要請の加入者情報を加入者データベース125にデータベース化して格納し(S418)、会員加入が完了したことを知らせる会員加入完了情報をネットワーク140を通じて移動端末130に伝送する(S420)。
コンテンツエージェント132は、コンテンツサーバ120から会員加入完了情報が受信されると、移動端末130の出力手段に会員加入完了情報を出力(表示)させる(S422)。
図5は、本発明の実施例によって、コンテンツ情報を同期化する手順を示すフローチャートである。図5に示すように、コンテンツエージェント132は、移動端末130のネットワークの接続状態を監視して(S502)、移動端末130がWi−Fi網に接続されているかまたはデータ網(3GまたはLTE網)に接続されているかを判断する(S504)。
移動端末130がWi−Fi網に接続されていれば(S504:はい)、コンテンツエージェント132は、移動端末130をネットワーク140、すなわち、Wi−Fi網を通じてコンテンツサーバ120に接続させ(S506)、コンテンツサーバ120の第1コンテンツデータベース121に格納されたコンテンツ情報と移動端末130の格納部210に格納されたコンテンツ情報とを同期化させ(S508)、同期化されたコンテンツ情報を格納部210に格納する(S510)。一実施例において、コンテンツエージェント132は、コンテンツサーバ120の第1コンテンツデータベース121に格納されたコンテンツ情報をダウンロードし、ダウンロードされたコンテンツ情報を格納部210に格納してコンテンツ情報の同期化を行う。
一方、移動端末130がデータ網に接続されていれば(S504:いいえ)、コンテンツエージェント132は、ネットワーク140、すなわち、データ網を通じてコンテンツ情報の同期化を行うかどうかを確認する同期化確認画面を移動端末130の出力手段に出力させる(S512)。コンテンツエージェント132は、ユーザからコンテンツ情報の同期化をデータ網を通じて行うことを要請する入力情報(以下、第5入力情報という)が受信されるかを判断する(S514)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて、コンテンツ情報の同期化をデータ網を通じて行うことを要請する第5入力情報を入力するかを判断する。
第5入力情報が受信されれば(S514:はい)、コンテンツエージェント132は、移動端末130をネットワーク140、すなわち、データ網を通じてコンテンツサーバ120に接続させ(S506)、コンテンツサーバ120の第1コンテンツデータベース121に格納されたコンテンツ情報と移動端末130の格納部210に格納されたコンテンツ情報とを同期化させ(S508)、同期化されたコンテンツ情報を移動端末130の格納部210に格納する(S510)。
一方、第5入力情報が受信されなければ(S514:いいえ)、コンテンツエージェント132は、予め定められた時間の間、コンテンツ情報の同期化を待機し(S516)、予め定められた時間が経過すれば、移動端末130をネットワーク140、すなわち、データ網を通じてコンテンツサーバ120に接続させ(S506)、コンテンツサーバ120の第1コンテンツデータベース121に格納されたコンテンツ情報と移動端末130の格納部210に格納されたコンテンツ情報とを同期化させ(S508)、同期化されたコンテンツ情報を移動端末130の格納部210に格納する(S510)。
上述した実施例では、移動端末130、すなわち、コンテンツエージェント132がコンテンツ情報の同期化をコンテンツサーバ120に要請してコンテンツ情報の同期化を行うことを説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、他の実施例では、コンテンツサーバ120が予め定められた時間ごとにコンテンツ情報の同期化を移動端末130に要請してコンテンツ情報の同期化を行うことができる。
また、上述した実施例では、コンテンツエージェント132が移動端末130のネットワーク接続状態を監視してコンテンツ情報の同期化を行うことを説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、他の実施例では、コンテンツエージェント132がユーザからコンテンツ情報の同期化を要請する入力情報が受信されるかどうかを判断し、コンテンツ情報の同期化を要請する入力情報が受信されれば、コンテンツ情報の同期化をコンテンツサーバ120に要請してコンテンツ情報の同期化を行うことができる。
また、上述した実施例では、コンテンツサーバ120の第1コンテンツデータベース121に格納されたコンテンツ情報とコンテンツエージェント132の格納部210に格納されたコンテンツ情報とを同期化することを説明したが、コンテンツサーバ120の第2コンテンツデータベース122に格納されたコンテンツ情報とコンテンツエージェント132の格納部210に格納されたコンテンツ情報、コンテンツサーバ120の指定番号コンテンツデータベース123に格納された指定番号コンテンツ情報とコンテンツエージェント132の格納部210に格納された指定番号コンテンツ情報、及びコンテンツサーバ120の検索語コンテンツデータベース124に格納された検索語コンテンツ情報とコンテンツエージェント132の格納部210に格納された検索語コンテンツ情報も上述した実施例と同様に同期化させることができる。
図6は、本発明の一実施例によって、受信待機中に(すなわち、通話連結までの待機中に)コンテンツを出力する手順を示すフローチャートである。図6に示すように、コンテンツエージェント132は、リアルタイムで移動端末130に着信される呼を監視する(S602)。
監視途中で移動端末130に呼が着信されれば(S604:はい)、コンテンツエージェント132は、ユーザから受信拒絶を要請する入力情報(以下、第6入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S606)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信拒絶を要請する第6入力情報を入力するかどうかを判断する。第6入力情報が受信されれば(S606:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を行なわず、移動端末130は、着呼に対する通話拒絶を行う。
一方、第6入力情報が入力されなければ(S606:いいえ)、コンテンツエージェント132は、格納部210を照会して、格納部210に格納されたコンテンツ情報、すなわち、複数のコンテンツから少なくとも1つのコンテンツを予め定められた条件により抽出する(S608)。
一例として、コンテンツエージェント132は、移動端末130の呼着信時間を検出し、上記検出された呼着信時間に対応する呼着信情報及び呼着信情報に対応する少なくとも1つのコンテンツを格納部210から抽出する。
他の例として、コンテンツエージェント132は、格納部210に格納されたコンテンツログ情報に基づいて、格納部210から最近まで出力されていないコンテンツを抽出する。ここで、コンテンツログ情報は、最近までに移動端末130の出力手段を通じて出力されたコンテンツの識別情報を含む。コンテンツエージェント132は、抽出されたコンテンツから好みのコンテンツ情報に該当する少なくとも1つのコンテンツを優先して抽出する。
さらに他の例として、コンテンツエージェント132は、格納部210に格納されたコンテンツログ情報に基づいて、格納部210から最近まで出力されていないコンテンツを抽出する。コンテンツエージェント132は、抽出されたコンテンツから少なくとも1つのコンテンツをランダムに抽出する。
コンテンツエージェント132は、抽出されたコンテンツを移動端末130の出力手段に出力させる(S610)。一例として、コンテンツエージェント132は、抽出されたコンテンツを出力させるコンテンツプレーヤーを含むコンテンツ出力画面を移動端末130の出力手段に出力させる。
コンテンツエージェント132は、ユーザから受信通話を要請する入力情報(以下、第7入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S612)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信通話を要請する第7入力情報を入力するかどうかを判断する。
第7入力情報が入力されなければ(S612:いいえ)、コンテンツエージェント132は、引き続きコンテンツの出力を行う(S612)。一方、第7入力情報が受信されれば(S612:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を終了させる(S614)。その後、移動端末130は、着呼に対する受信通話を行う。
上述した実施例では、通話連結までの待機中にコンテンツを出力させることを説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他の実施例では、コンテンツエージェント132が移動端末130にメッセージ(ショートメッセージまたはマルチメディアメッセージ)の受信を監視し、監視途中でメッセージが受信されれば、受信されたメッセージのキーワードを検出し、検出されたメッセージのキーワードに対応するメッセージ内容情報及びメッセージ内容情報に対応する少なくとも1つのコンテンツを抽出して出力させることができる。
図7は、本発明の他の実施例によって、受信待機時に及び通話終了後にコンテンツを出力する手順を示すフローチャートである。図7に示すように、コンテンツエージェント132は、リアルタイムで移動端末130に着信される呼を監視する(S702)。
監視途中で移動端末130に呼が着信されれば(S704:はい)、コンテンツエージェント132は、ユーザから受信拒絶を要請する第6入力情報が受信されるかどうかを判断する(S706)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信拒絶を要請する第6入力情報を入力するかどうかを判断する。第6入力情報が受信されれば(S706:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を行なわず、移動端末130は着呼に対する通話拒絶を行う。
一方、第6入力情報が入力されなければ(S706:いいえ)、コンテンツエージェント132は、格納部210を照会して、格納部210に格納されているコンテンツ情報、すなわち、複数のコンテンツから少なくとも1つのコンテンツを抽出する(S708)。本実施例における段階S708は、図6における段階S608と同一であるため、本実施例では詳細に説明しない。
コンテンツエージェント132は、抽出されたコンテンツ及び「通話後コンテンツ視聴ボタン」を移動端末130の出力手段に出力させる(S710)。ここで、「通話後コンテンツ視聴ボタン」は、受信待機中に出力されたコンテンツを通話終了後にも引き続き見る(視聴する)ことを要請するボタンである。
コンテンツエージェント132は、ユーザから受信通話を要請する第7入力情報が受信されるかどうかを判断する(S712)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信通話を要請する第7入力情報を入力するかどうかを判断する。
第7入力情報が受信されれば(S712:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を終了させる(S714)。その後、移動端末130は、着呼に対する受信通話を行う。一方、第7入力情報が入力されなければ(S712:いいえ)、コンテンツエージェント132は、ユーザから通話終了後にコンテンツを見ることを要請する入力情報(以下、第8入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S716)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて「通話後コンテンツ視聴ボタン」を押す第8入力情報を入力するかどうかを判断する。
第8入力情報が入力されなければ(S716:いいえ)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を終了させる(S714)。その後、移動端末130は、着呼に対する受信通話を行う。一方、第8入力情報が受信されれば(S716:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を一時停止し(S718)、コンテンツを出力しているコンテンツプレーヤーを含むコンテンツ出力画面を移動端末130の出力手段から除去する(S720)。その後、移動端末130は、着呼に対する受信通話を行う。
コンテンツエージェント132は、受信通話中の移動端末130の通話終了を監視して(S722)、通話終了が行われたかどうかを判断する(S724)。通話終了が行なわれなければ(S724:いいえ)、コンテンツエージェント132は、引き続き移動端末130の通話終了を監視する(S722)。一方、通話終了が行われれば(S724:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツプレーヤーを含むコンテンツ出力画面を移動端末130の出力手段に再度出力させ(S726)、一時停止させたコンテンツの出力を再開する(S728)。
コンテンツエージェント132は、ユーザからコンテンツの再視聴を要請する入力情報(以下、第9入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S730)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じてコンテンツの再視聴を要請する第9入力情報を入力するかどうかを判断する。第9入力情報が受信されれば(S730:はい)、コンテンツエージェント132は、該当コンテンツをコンテンツプレーヤーを通じて移動端末130の出力手段に再度出力する(S716)。
図8は、本発明のさらに他の実施例によって、通話終了後にコンテンツを出力する手順を示すフローチャートである。図8に示すように、本実施例では、ユーザの設定により、受信待機中にコンテンツを出力せず、通話終了後にコンテンツを出力することと仮定する。図8に示すように、コンテンツエージェント132は、リアルタイムで移動端末130に着信される呼を監視する(S802)。
監視途中で移動端末130に呼が着信されれば(S804:はい)、コンテンツエージェント132は、ユーザから受信拒絶を要請する第6入力情報が受信されるかどうかを判断する(S806)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信拒絶を要請する第6入力情報を入力するかどうかを判断する。第6入力情報が受信されれば(S806:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を行わず、移動端末130は、着呼に対する通話拒絶を行う。
一方、第6入力情報が受信されなければ(S806:いいえ)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を行なわず、受信通話中の移動端末130の通話終了を監視して(S808)、通話終了が行われたかどうかを判断する(S810)。通話終了が行なわれなければ(S810:いいえ)、コンテンツエージェント132は、引き続き移動端末130の通話終了を監視する(S808)。
一方、通話終了が行われれば(S810:はい)、コンテンツエージェント132は、格納部210を照会して、格納部210に格納されたコンテンツ情報、すなわち、複数のコンテンツから少なくとも1つのコンテンツを抽出する(S812)。本実施例における段階S812は、図6における段階S608と同一であるため、本実施例では詳細に説明しない。
コンテンツエージェント132は、抽出されたコンテンツをコンテンツプレーヤーを通じて移動端末130の出力手段に出力させる(S814)。コンテンツエージェント132は、ユーザからコンテンツ出力の終了を要請する入力情報(以下、第10入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S814)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じてコンテンツ出力の終了を要請する第10入力情報を入力するかどうかを判断する。第10入力情報が受信されなければ(S814:いいえ)、コンテンツエージェント132は、該当コンテンツを移動端末130の出力手段に複数回出力する。一例として、コンテンツの出力回数は、予め定められた回数またはユーザにより設定される回数である。
図9は、本発明のさらに他の実施例によって、通話終了後にコンテンツを出力する場合にイベント処理を行う手順を示すフローチャートである。図9に示すように、コンテンツエージェント132は、受信通話中の移動端末130の通話終了を監視して(S902)、通話終了が行われたかどうかを判断する(S904)。
通話終了が行なわれなければ(S904:いいえ)、コンテンツエージェント132は、引き続き移動端末130の通話終了を監視する(S902)。一方、通話終了が行われれば(S904:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツ及び「イベント実行ボタン」を移動端末130の出力手段に出力する(S906)。ここで、コンテンツは、図7に示すように一時停止されたコンテンツまたは図8に示すように抽出されたコンテンツである。また、イベントは、出力されるコンテンツに対する加入者の参加を意味するものであって、例えば、アンケート調査イベント、コンテンツ詳細照会イベント、提携営業参加イベントなどを含むことができる。
コンテンツエージェント132は、ユーザからイベントを要請する入力情報(以下、第11入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S908)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて「イベント実行ボタン」を押す第11入力情報を入力したかどうかを判断する。
第11入力情報が受信されなければ(S908:いいえ)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を行う(S910)。一方、第11入力情報が受信されれば(S908:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を終了させ(S912)、イベント画面を移動端末130の出力手段に出力させる(S914)。一例として、コンテンツエージェント132は、アンケート調査画面、コンテンツ詳細照会画面、提携営業参加画面などのようなイベント画面を移動端末130の出力手段に出力させる。
上述した実施例では、コンテンツと共に、「イベント実行ボタン」を移動端末130の出力手段に出力させることを説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、他の実施例では、コンテンツ出力画面のタッチを通じてイベント画面を移動端末130の出力手段に出力させることができる。
図10は、本発明のさらに他の実施例によって、ショートメッセージを用いてコンテンツを出力する手順を示すフローチャートである。図10に示すように、コンテンツサーバ120は、加入者データベース125に格納された加入者情報に基づいて、ショートメッセージを移動端末130に伝送する(S1002)。本実施例におけるショートメッセージは、発信者のテキスト情報、コンテンツの識別情報及びコンテンツの出力回数情報を含むことができる。
コンテンツエージェント132は、ショートメッセージの受信を監視して(S1002)、ショートメッセージが受信されなければ(S1006:いいえ)、引き続きショートメッセージの受信を監視する。一方、ショートメッセージが受信されれば(S1006:はい)、コンテンツエージェント132は、受信されたショートメッセージを分析して(S1008)、ショートメッセージにコンテンツの識別情報が含まれているかどうかを判断する(S1010)。
ショートメッセージにコンテンツの識別情報が含まれていれば(S1010:はい)、コンテンツエージェント132は、格納部210を照会して、ショートメッセージに含まれているコンテンツの識別情報に該当する少なくとも1つのコンテンツを格納部210から抽出し(S1012)、抽出されたコンテンツを移動端末130の出力手段に出力させる(S1014)。
コンテンツエージェント132は、ユーザからイベントを要請する第11入力情報が受信されるかどうかを判断する(S1016)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて「イベント実行ボタン」を押す第11入力情報を入力したかどうかを判断する。
第11入力情報が受信されれば(S1016:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を終了させ(S910)、イベント処理を行う(S1018)。本実施例におけるイベント処理は、図9における段階S912に対応するため、本実施例では詳細に説明しない。
一方、第11入力情報が入力されなければ(S1016:いいえ)、コンテンツエージェント132は、ショートメッセージのコンテンツの出力回数情報に基づいてコンテンツを出力回数だけ出力したかどうかを判断する(S1020)。コンテンツを出力回数だけ出力しなければ(S1020:いいえ)、コンテンツエージェント132は、引き続きコンテンツを移動端末130の出力手段に出力させる。一方、コンテンツを出力回数だけ出力すれば(S1020:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力完了を表示する出力完了画面を移動端末130の出力手段に出力させる(S1022)。本実施例において、出力完了画面は、コンテンツに対する関連情報URL(uniform resource locator)を含むことができる。
本実施例によれば、ショートメッセージを用いてコンテンツを提供することができるので、コンテンツを加入者の状態によって差別化して提供することができ、マルチメディアメッセージ(MMS)を用いてコンテンツを提供するよりも費用を節減することができる。
また、本実施例によれば、ショートメッセージの受信と同時に静止画像または動画のコンテンツを出力させることにより、ショートメッセージの内容に対する理解度及び顧客(ユーザ)の効率的な判断の役割を可能にし、ショートメッセージの確認後、データ接続を行う場合、ユーザのネットワーク上のデータ使用費用を節減することができる。
図11は、本発明のさらに他の実施例によって、発信者の識別情報に基づいてコンテンツを出力する手順を示すフローチャートである。図11に示すように、コンテンツエージェント132は、リアルタイムで移動端末130に着信される呼及び移動端末130に受信されるメッセージ(ショートメッセージまたはマルチメディアメッセージ)を監視する(S1102)。
監視途中で移動端末130に呼が着信されるか、または、メッセージが受信されれば(S1104:はい)、コンテンツエージェント132は、着呼またはショートメッセージに対応する発信者の識別情報を検出する(S1106)。コンテンツエージェント132は、格納部210を照会して、検出された発信者の識別情報が格納部210の指定番号コンテンツ情報に存在するかどうかを判断する(S1108)。
検出された発信者の識別情報が存在しなければ(S1108:いいえ)、コンテンツエージェント132は、図6〜図8に示すコンテンツの出力処理を行う(S1110)。一方、検出された発信者の識別情報が存在すれば(S1108:はい)、コンテンツエージェント132は、格納部210から発信者の識別情報に対応するコンテンツを抽出し(S1112)、抽出されたコンテンツを移動端末130の出力手段に出力させる(S1114)。このとき、コンテンツエージェント132は、コンテンツと共に、「イベント実行ボタン」を移動端末130の出力手段に出力させることができる。
コンテンツエージェント132は、ユーザからイベントを要請する第11入力情報が受信されるかどうかを判断する(S1116)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて「イベント実行ボタン」を押す第11入力情報を入力したかどうかを判断する。
第11入力情報が受信されれば(S1116:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を終了させ(S1118)、イベント画面を移動端末130の出力手段に出力させる(S1120)。
図12は、本発明のさらに他の実施例によって、インターネット検索語に対応するコンテンツを出力する手順を示すフローチャートである。図12に示すように、コンテンツエージェント132は、リアルタイムで移動端末130に着信する呼を監視する(S1202)。
監視途中で移動端末130に呼が着信すれば(S1204:はい)、コンテンツエージェント132は、ユーザから受信拒絶を要請する第6入力情報が受信されるかどうかを判断する(S1206)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信拒絶を要請する第6入力情報を入力するかどうかを判断する。第6入力情報が受信されれば(S1206:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を行なわず、移動端末130は、着呼に対する通話拒絶を行う。
一方、第6入力情報が受信されなければ(S1206:いいえ)、コンテンツエージェント132は、移動端末130がインターネットポータルサイトに接続されているかどうかを判断する(S1208)。
移動端末130がインターネットポータルサイトに接続されている場合(S1208:はい)、コンテンツエージェント132は、インターネットポータルサイトからインターネット検索語を抽出する(S1210)。一例として、コンテンツエージェント132は、インターネットポータルサイトの検索窓からユーザにより入力されたインターネット検索語を抽出する。
コンテンツエージェント132は格納部210を照会して、抽出されたインターネット検索に対応する少なくとも1つのコンテンツを格納部210に格納された検索語コンテンツ情報から抽出する(S1212)。
コンテンツエージェント132は、抽出されたコンテンツを移動端末130の出力手段に出力させる(S1214)。コンテンツエージェント132は、ユーザから受信通話を要請する第7入力情報が受信されるかどうかを判断する(S1216)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信通話を要請する第7入力情報を入力するかどうかを判断する。
第7入力情報が受信されなければ(S1216:いいえ)、コンテンツエージェント132は、引き続きコンテンツの出力を行う(S1214)。一方、第7入力情報が受信されれば(S1216:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力を終了させる(S1218)。その後、移動端末130は着信呼に対する受信通話を行う。
上述した実施例では、通話連結までの待機中にコンテンツを出力させることを説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図6〜図9に示すように、通話連結までの待機中及び通話終了後のいずれかにおいてコンテンツを出力させることができる。
図13は、本発明の実施例によって、コンテンツ視聴による褒賞処理を行う手順を示すフローチャートである。図13に示すように、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力方式が受信待機時にコンテンツを出力する方式であるかどうかを判断する(S1302)。
コンテンツの出力方式が受信待機時にコンテンツを出力する方式であれば(S1302:はい)、コンテンツエージェント132は、移動端末130の出力手段に出力されているコンテンツの出力時間をカウントする(S1304)。
コンテンツエージェント132は、ユーザから受信通話を要請する第7入力情報が受信されるかどうかを判断する(S1306)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて受信通話を要請する第7入力情報を入力するかどうかを判断する。
第7入力情報が入力されなければ(S1306:いいえ)、コンテンツエージェント132は、引き続き移動端末130の出力手段に出力されているコンテンツの出力時間をカウントする。一方、第7入力情報が受信されれば(S1306:はい)、コンテンツエージェント132は、ユーザから通話終了後にコンテンツを見る(視聴する)ことを要請する第8入力情報が受信されるかどうかを判断する(S1308)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて「通話後コンテンツ視聴ボタン」を押す第8入力情報を入力するかどうかを判断する。
第8入力情報が入力されなければ(S1308:いいえ)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの出力時間、コンテンツの識別情報及び加入者の識別情報を含むコンテンツ出力時間情報を形成し(S1310)、形成されたコンテンツ出力時間情報を移動端末130の通信手段を通じてコンテンツサーバ120に伝送する(S1312)。
一方、コンテンツの出力方式が通話終了後にコンテンツを出力する方式(S1202:いいえ)、または第8入力情報が入力(S1308:はい)されれば、コンテンツエージェント132は、コンテンツの識別情報及び加入者の識別情報を含むコンテンツ出力情報を形成し(S1314)、形成されたコンテンツ出力情報を移動端末130の通信手段を通じてコンテンツサーバ120に伝送する(S1316)。
コンテンツサーバ120は、移動端末130からコンテンツ出力時間情報またはコンテンツ出力情報が受信されると、予め定められた褒賞基準情報に基づいて加入者の褒賞金額を算出して、算出された褒賞金額を含む加入者褒賞情報を形成し(S1318)、形成された加入者褒賞情報を加入者データベース125に格納する(S1320)。褒賞金額の算出は、公知となった様々な方法が用いられ得るので、本実施例では詳細に説明しない。
図14は、本発明の実施例によって、褒賞金額を支払う手順を示すフローチャートである。図14に示すように、コンテンツエージェント132は、ユーザからコンテンツ視聴による褒賞金額の支払いを要請する入力情報(以下、第12入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S1402)。
第12入力情報が受信されれば(S1402:はい)、コンテンツエージェント132は、加入者の褒賞金額が予め定められた支払い可能条件を満たすかどうかを判断する(S1404)。一実施例において、コンテンツエージェント132は、加入者褒賞情報をコンテンツサーバ120に要請し、コンテンツサーバ120から提供される加入者褒賞情報の褒賞金額と予め定められた支払い可能条件とを比較して加入者の褒賞金額が予め定められた支払い可能条件を満たすかどうかを判断する。
加入者の褒賞金額が予め定められた支払い可能条件を満たせば(S1404:はい)、コンテンツエージェント132は、褒賞金額の支払い方法を選択する支払い方法選択画面を移動端末130の出力手段に出力させる(S1406)。一実施例において、褒賞金額の支払い方法は、電話料金への振替方法、利用可能な電子マネー(ポイント、マイレージ等)への振替方法、(本人または他人への)指定されたアイテムによる支払い方法、現金支払い方法、商品割引クーポン、商品券などを含むことができる。
コンテンツエージェント132は、ユーザから褒賞金額の支払い方法を選択する入力情報(以下、第13入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S1408)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて褒賞金額の支払い方法を選択する第13入力情報を入力するかどうかを判断する。
第13入力情報が受信されれば(S1408:はい)、コンテンツエージェント132は、褒賞金額の支払いを要請する支払い要請情報を形成する(S1410)。一実施例において、支払い要請情報は、加入者の識別情報及び第13入力情報を含む。コンテンツエージェント132は、支払い要請情報を移動端末130の通信手段を通じてコンテンツサーバ120に伝送する(S1412)。
コンテンツサーバ120は、移動端末130から支払い要請情報が受信されれば、受信された支払い要請情報に基づいて、加入者に対する褒賞金額の支払い処理を行う(S1414)。一実施例において、コンテンツサーバ120は、予め定められた期日(例えば、支払い指定期日)に加入者に対する褒賞金額の支払い処理を行う。例えば、褒賞金額の支払い処理は、交通カード(電子マネー)へのチャージ、ゲームマネーへのチャージ、移動端末130の保険料(移動端末130の液晶補償などのための保険料)の支払い、通信費割引などを含むことができる。しかし、褒賞金額の支払い処理は、必ずしもこれに限定されないことに留意されたい。
図15は、本発明の実施例によって、決済手順を示すフローチャートである。図15に示すように、コンテンツエージェント132は、コンテンツと共に、「決済ボタン」を移動端末130の出力手段に出力させる(S1502)。このとき、コンテンツは通話終了後にコンテンツを出力する方法またはショートメッセージを受信した場合にコンテンツを出力する方法で出力され得る。
コンテンツエージェント132は、ユーザから決済を要請する入力情報(以下、第14入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S1504)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて「決済ボタン」を押す第14入力情報を入力したかどうかを判断する。
第14入力情報が受信されれば(S1504:はい)、コンテンツエージェント132は、ユーザから褒賞金額で決済することを要請する入力情報(以下、第15入力情報という)が受信されるかどうかを判断する(S1506)。すなわち、コンテンツエージェント132は、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて決済方法として褒賞金額で決済することを要請する第15入力情報を入力するかどうかを判断する。
第15入力情報が受信されれば(S1506:はい)、コンテンツエージェント132は、コンテンツの識別情報及び加入者の識別情報を含む決済要請情報を形成し(S1508)、形成された決済要請情報を移動端末130の通信手段を通じてコンテンツサーバ120に伝送する(S1510)。
コンテンツサーバ120は、移動端末130から決済要請情報が受信されれば、受信された決済要請情報と加入者データベース125に格納された加入者褒賞情報に基づいて決済処理を行う(S1512)。
一方、第15入力情報が受信されなければ(S1506:いいえ)、コンテンツエージェント132は、決済手段を選択する決済手段選択画面を移動端末130の出力手段に出力させる(S1514)。一実施例において、決済手段は、プリペイドカード(prepaid card)、クレジットカード(credit card)、モバイル(mobile)、口座振替などを含むことができ、決済金額が識別できるバーコード、QR(quick response)コードを利用して決済することができる。
ユーザから決済手段を選択する入力情報(以下、決済手段選択情報という)が受信されれば、すなわち、ユーザが移動端末130の入力手段を通じて決済手段を選択する決済手段選択情報を入力すれば(S1416)、コンテンツエージェント132は、決済手段選択情報に基づいて決済処理を行う(S1418)。
上述したような本発明の方法は、プログラムで具現されてコンピュータで読み出すことができる形態で記録媒体(CD−ROM、RAM、ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等)に格納されることができる。
本明細書は多くの特徴を含んでいるが、これらの特徴は本発明の範囲または特許請求の範囲を制限するものと解釈されてはならない。また、本明細書で個別の実施例で説明された特徴は、単一の実施例に結合されて具現され得る。これと反対に、本明細書で単一の実施例で説明された様々な特徴は、個別に様々な実施例で具現されたり、適切な副結合(subcombination)により具現され得る。
図面において、それぞれの動作は特定の順序で説明されたが、これらの動作が図示のような特定の順序で行われるものと理解されてはならず、または一連の連続した順序、または所望の結果を得るために全ての説明された動作が行われるものと理解されてはならない。ある環境では、マルチタスキング及び並列プロセッシングが有利となり得る。また、上述した実施例における様々なシステム構成要素の区分は、全ての実施例でそのような区分を要求するものではないと理解されなければならない。上述したプログラム構成要素及びシステムは、一般に単一のソフトウェア製品またはマルチプルソフトウェア製品にパッケージとして具現され得る。
本発明は、望ましい実施例によって説明および例示をしたが、当業者であれば添付した特許請求の範囲の事項および範疇を逸脱することなく、様々な変形および変更が可能である。