JP2017073023A - 交通事象情報提供システム、中央装置、無人飛行体および交通事象情報提供プログラム - Google Patents

交通事象情報提供システム、中央装置、無人飛行体および交通事象情報提供プログラム Download PDF

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Yasushi Nagashima
靖 長島
勝之 鈴木
Katsuyuki Suzuki
勝之 鈴木
松本 洋
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洋 松本
茂樹 梅原
Shigeki Umehara
茂樹 梅原
西村 茂樹
Shigeki Nishimura
茂樹 西村
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Abstract

【課題】事象に関する情報をより迅速に提供することが可能な交通事象情報提供システム、中央装置、無人飛行体および交通事象情報提供プログラムを提供する。【解決手段】交通事象情報提供システムは、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する無人飛行体と、前記無人飛行体によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、交通事象情報提供システム、中央装置、無人飛行体および交通事象情報提供プログラムに関し、特に、無人飛行体を用いる交通事象情報提供システム、中央装置、当該無人飛行体および交通事象情報提供プログラムに関する。
高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems、ITS)の一例として、道路交通情報通信システム(Vehicle Information and Communication System、VICS(登録商標))がある。
たとえば、非特許文献1(”ウィキペディア”、[online]、[平成27年8月11日検索]、インターネット〈URL:http://ja.wikipedia(登録商標).org/wiki/道路交通情報通信システム〉)には、VICSについて記載されている。
VICSは、道路交通情報通信システムセンターが収集、処理および編集した道路交通情報を通信・放送メディアによって送信し、カーナビゲーション等の車載装置に文字または地図等の図形として表示させる国内向けのシステムである。
VICSによって提供される情報としては、渋滞情報、所要時間情報、事故情報、故障車情報、工事情報、速度規制情報、車線規制情報、駐車場の位置情報、ならびに駐車場、サービスエリアまたはパーキングエリアの満車情報および空車情報等がある。これらの情報は日本道路交通情報センター(JARTIC(登録商標))が都道府県警察または道路管理者から収集したものである。
"ウィキペディア"、[online]、[平成27年8月11日検索]、インターネット〈URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/道路交通情報通信システム〉 "道路政策の質の向上に資する技術研究開発成果報告レポートNo.22−1"、[online]、[平成27年9月13日検索]、インターネット〈URL:http://www.mlit.go.jp/road/tech/jigo/h22/pdf/report22−1.pdf〉 "緊急通報システム(HELP)"、[online]、[平成27年9月13日検索]、インターネット〈URL:http://www.utms.or.jp/japanese/system/help.html〉 "奈良国道ITSだより"、[online]、[平成27年9月13日検索]、インターネット〈URL:https://www.kkr.mlit.go.jp/nara/its/03/naraITS3−1.htm〉
たとえば、交通事故が発生した場合、通報を受けた都道府県警察は警察官を事故現場に派遣する。事故現場に派遣された警察官は、事故の状況を確認し、確認した内容を派遣元の都道府県警察へ報告する。
ここで、交通量の多い道路において事故が発生した場合、事故に関わった車両が道路を塞いでしまうことにより当該道路において渋滞が発生することがある。この場合、発生した渋滞によって警察官の事故現場への到着が遅れてしまうため、当該警察官による確認内容の都道府県警察への報告も遅れてしまう。
このような状況が発生すると、都道府県警察からVICSへの情報提供が遅れてしまうため、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができないのでそのまま事故現場に向かってしまい、渋滞がさらに悪化してしまう。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、事象に関する情報をより迅速に提供することが可能な交通事象情報提供システム、中央装置、無人飛行体および交通事象情報提供プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる交通事象情報提供システムは、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する無人飛行体と、前記無人飛行体によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える。
(5)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる中央装置は、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影するための無人飛行体、によって撮影された画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える。
(6)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる無人飛行体は、事象の発生地点の位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行するための制御を行う制御部と、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える。
(7)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる交通事象情報提供プログラムは、中央装置において用いられる交通事象情報提供プログラムであって、コンピュータを、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影するための無人飛行体、によって撮影された画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部と、として機能させるためのプログラムである。
(8)上記課題を解決するために、この発明の他の局面に係わる交通事象情報提供プログラムは、無人飛行体において用いられる交通事象情報提供プログラムであって、コンピュータを、事象の発生地点の位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行するための制御を行う制御部と、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部と、として機能させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える交通事象情報提供システムとして実現できるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現することができる。また、交通事象情報提供システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える中央装置として実現できるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現することができる。また、中央装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える無人飛行体として実現できるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現することができる。また、無人飛行体の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明によれば、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける中央装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける無人飛行体の構成を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおいて交通事象情報の提供処理が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムの構成を示す図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける無人飛行体の構成を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける中央装置の構成を示す図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおいて交通事象情報の提供処理が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る交通事象情報提供システムは、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する無人飛行体と、前記無人飛行体によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能な無人飛行体が、事象の発生地点へ迅速に到達することができるので、事象の発生地点を含むエリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
(2)好ましくは、中央装置をさらに備え、前記中央装置は、前記無人飛行体によって撮影された前記画像を取得し、前記中央装置は、前記提供部として、取得した前記画像を用いて行われた前記判断の結果に基づいて前記事象情報を提供する。
このような構成により、画像を用いた事象に関する判断において、たとえば人間による判断も加味することができるので、より適切な判断を行うことができる。これにより、より適切な事象情報を提供することができる。
(3)好ましくは、前記無人飛行体は、撮影した前記画像を用いて前記判断を行い、前記事象情報を作成する。
このような構成により、無人飛行体において、事象情報の作成までの処理を完結することができるので、たとえば事象情報を効率よく作成することができる。
(4)より好ましくは、前記無人飛行体は、作成した前記事象情報を含む無線信号を車両における装置へ送信する。
このような構成により、たとえば、路側装置またはFM多重放送を行う放送局等の道路交通情報を提供するための設備が整っていないエリアにおいても、無人飛行体が路側装置または放送局として機能することで、車両は事象情報を受信することができる。
(5)本発明の実施の形態に係る中央装置は、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影するための無人飛行体、によって撮影された画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、中央装置は、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能で、事象の発生地点へ迅速に到達することができる無人飛行体から事象の発生地点を含むエリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
(6)本発明の実施の形態に係る無人飛行体は、事象の発生地点の位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行するための制御を行う制御部と、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能な無人飛行体が、事象の発生地点へ迅速に到達することができるので、事象の発生地点を含むエリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
(7)本発明の実施の形態に係る交通事象情報提供プログラムは、中央装置において用いられる交通事象情報提供プログラムであって、コンピュータを、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影するための無人飛行体、によって撮影された画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部と、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、中央装置は、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能で、事象の発生地点へ迅速に到達することができる無人飛行体から事象の発生地点を含むエリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
(8)本発明の実施の形態に係る交通事象情報提供プログラムは、無人飛行体において用いられる交通事象情報提供プログラムであって、コンピュータを、事象の発生地点の位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行するための制御を行う制御部と、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部と、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能な無人飛行体が、事象の発生地点へ迅速に到達することができるので、事象の発生地点を含むエリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[交通事象情報提供システムの構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムの構成を示す図である。
図1を参照して、交通事象情報提供システム301は、車両11と、中央装置101と、光ビーコン131と、電波ビーコン132と、ITS(Intelligent Transport Systems)スポット133と、交通情報板134と、ITS無線機135と、放送局141と、無人飛行体151と、基地局161とを備える。
図1では、1つの、車両11、光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135、放送局141および基地局161を代表的に示しているが、それぞれ、さらに多数の、車両11、光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135、放送局141および基地局161が設けられてもよい。
中央装置101は、たとえば、交通管制センターに設けられ、VICSの一部として機能することが可能である。
具体的には、中央装置101は、たとえば道路交通情報を作成し、作成した道路交通情報を車両11へ配信する。
より詳細には、たとえば、中央装置101は、道路交通情報を光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135および放送局141へ送信する。
光ビーコン131は、たとえば、道路Rdの近傍に設置される路側装置であり、中央装置101から道路交通情報を受信する。そして、光ビーコン131は、たとえば、赤外線を用いて、受信した道路交通情報を道路Rdへ送信する。道路Rdを走行する車両11は、光ビーコン131の近傍を通過する際、当該光ビーコン131から道路交通情報を受信する。
また、光ビーコン131は、たとえば、車両感知器としても機能し、道路Rdを走行する車両11の検知結果を中央装置101へ送信する。
電波ビーコン132は、たとえば、道路Rdの近傍に設置される路側装置であり、中央装置101から道路交通情報を受信する。そして、電波ビーコン132は、たとえば、5.8GHz帯または2.4GHz帯の電波を用いて、受信した道路交通情報を道路Rdへ送信する。道路Rdを走行する車両11は、電波ビーコン132の近傍を通過する際、当該電波ビーコン132から道路交通情報を受信する。
ITSスポット133は、たとえば、道路Rdの近傍に設置される路側装置であり、中央装置101から道路交通情報を受信する。そして、ITSスポット133は、たとえば、5.8GHz帯の電波を用いて、受信した道路交通情報を道路Rdへ送信する。道路Rdを走行する車両11は、ITSスポット133の近傍を通過する際、当該ITSスポット133から道路交通情報を受信する。
交通情報板134は、たとえば、道路Rdの近傍に設置される路側装置であり、電光掲示板を含む。交通情報板134は、たとえば、中央装置101から道路交通情報を受信し、受信した道路交通情報の内容を電光掲示板に表示することで、車両11に乗車する人間に対して当該道路交通情報の内容を伝達する。
ITS無線機135は、たとえば、道路Rdの近傍に設置される路側装置であり、中央装置101から道路交通情報を受信する。そして、ITS無線機135は、たとえば、760MHz帯の電波を用いて、受信した道路交通情報を道路Rdへ送信する。道路Rdを走行する車両11は、ITS無線機135の近傍を通過する際、当該ITS無線機135から道路交通情報を受信する。
放送局141は、たとえば、FM多重放送を行うことが可能であり、中央装置101から道路交通情報を受信する。放送局141は、たとえば、中央装置101から受信した道路交通情報を、道路Rdの一部を含む所定エリアA1へ放送する。道路Rdを走行する車両11は、放送局141が形成する所定エリアA1を通過する際、当該放送局141から道路交通情報を受信する。
道路Rdを走行する車両11では、たとえば、図示しない車載装置は、光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、ITS無線機135または放送局141から受信する道路交通情報の内容を含む画像を表示する。当該車両11に乗車する人間は、車載装置に表示された画像、または交通情報板134の電光掲示板に表示された内容から道路Rdの交通状況を認識することができる。
基地局161は、たとえば通信事業者が管理および運営を行う基地局である。基地局161は、たとえば、インターネット10経由で中央装置101と通信を行うことにより、中央装置101と情報の送受信を行う。
無人飛行体151は、たとえば、撮影部としてのカメラを搭載したマルチコプターである。また、無人飛行体151は、たとえば、LTE(Long Term Evolution)の通信規格に従って基地局161と無線通信を行うことにより、基地局161と情報の送受信を行う。
無人飛行体151は、たとえば、基地局161およびインターネット10を介して中央装置101と情報の送受信を行う。たとえば、無人飛行体151は、非稼働時では基地において待機している。無人飛行体151は、たとえば、事象の発生地点への飛行命令を中央装置101から受信すると、当該基地から事象の発生地点まで自律飛行を行うことが可能である。
ここで、事象は、たとえば、交通事故、渋滞、落下物、または道路Rdにおける車両11の避走、停止もしくは低速走行等である。
また、無人飛行体151は、たとえば、飛行を制御するための制御情報を中央装置101から受信して、受信した制御情報の内容に従って飛行を行うことが可能である。ここで、制御情報は、たとえば、姿勢、速度および移動方向を調整するための情報である。
[中央装置および無人飛行体の構成および基本動作]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける中央装置の構成を示す図である。
図2を参照して、中央装置101は、位置情報取得部21と、処理部22と、通信部(取得部)23と、操作受付部24と、表示部25と、提供部26とを備える。
表示部25は、たとえば、ディスプレイであり、処理部22による制御に従って画像を表示する。
通信部23は、たとえば、インターネット10および基地局161を介して無人飛行体151と通信を行うことにより情報の送受信を行う。
操作受付部24は、たとえば、交通管制センターにおける職員による入力操作を受け付ける機能を有している。
位置情報取得部21は、たとえば、事象が発生した位置を示す位置情報を取得する。より詳細には、職員は、たとえば、事象が発生した旨の通報を通報者から受けると、受けた通報の内容に基づいて、事象が発生した位置である発生位置の座標を認識する。ここで、座標は、たとえば緯度および経度により定まる。
また、職員は、たとえば、通報者が使用するスマートホン等の無線端末装置におけるGPS(Global Positioning System)機能により取得された通報者の座標を利用することが可能である場合、当該無線端末装置から送信された座標を発生位置として認識する。
職員は、たとえば、認識した発生位置の座標を入力するための操作を操作受付部24に対して行う。
操作受付部24は、たとえば、職員の操作を受け付けると、受け付けた操作内容を位置情報取得部21へ出力する。
位置情報取得部21は、たとえば、操作受付部24から受ける操作内容に基づいて、発生地の座標を示す位置情報を取得し、取得した位置情報を処理部22へ出力する。
また、位置情報取得部21は、たとえば、光ビーコン131による車両11の検知結果を当該光ビーコン131から受信し、受信した検知結果に基づいて、事象が発生した座標を求めることで位置情報を取得する。
この際、位置情報取得部21は、たとえば、非特許文献2(”道路政策の質の向上に資する技術研究開発成果報告レポートNo.22−1”、[online]、[平成27年9月13日検索]、インターネット〈URL:http://www.mlit.go.jp/road/tech/jigo/h22/pdf/report22−1.pdf〉)に記載された方法を用いて、高速道路等における事象の発生を検出する。
なお、位置情報取得部21は、車両11の検知結果を光ビーコン131から受信する構成に限らず、超音波式車両感知器またはループ式車両感知器等の他の車両感知器から車両11の検知結果を受信してもよい。
また、位置情報取得部21は、たとえば、非特許文献3(”緊急通報システム(HELP)”、[online]、[平成27年9月13日検索]、インターネット〈URL:http://www.utms.or.jp/japanese/system/help.html〉)に記載された緊急通報システム(HELP)を運用する緊急通報システム事業者から位置情報を取得してもよい。
処理部22は、たとえば、位置情報取得部21から位置情報を受けると、受けた位置情報、および当該位置情報の示す座標への飛行命令を通信部23経由で無人飛行体151へ送信する。
なお、職員は、発生位置の座標を入力するための操作を操作受付部24に対して行う代わりに、無人飛行体151の基地に設けられた、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータまたはスマートホン等の端末装置を操作することにより、位置情報および飛行命令を有線通信または無線通信により無人飛行体151へLAN(Local Area Network)経由でまたは直接送信してもよい。また、職員は、フラッシュメモリ、光ディスクまたは磁気ディスク等の記録メディアを用いて、位置情報および飛行命令を無人飛行体151へ送信してもよい。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける無人飛行体の構成を示す図である。
図3を参照して、無人飛行体151は、通信部(取得部)41と、処理部42と、飛行制御部43と、撮影部44とを備える。
通信部41は、事象の発生地点の位置情報を取得する。具体的には、通信部41は、たとえば、無線通信または有線通信を行うことにより情報の送受信を行うことが可能である。この例では、通信部41は、たとえば、基地局161と無線通信を行うことにより、当該基地局161およびインターネット10経由で中央装置101と情報の送受信を行う。
通信部41は、たとえば、中央装置101からインターネット10および基地局161経由で位置情報および飛行命令を受信すると、受信した位置情報および飛行命令を処理部42へ出力する。
なお、通信部41は、中央装置101から無線通信により位置情報および飛行命令を受信する構成に限らず、上述したように、有線通信または無線通信により、無人飛行体151の基地に設けられた端末装置から位置情報および飛行命令を受信してもよいし、位置情報および飛行命令が記録された記録メディアから位置情報および飛行命令を受けてもよい。
処理部42は、通信部41から位置情報および飛行命令を受けると、受けた位置情報の示す座標へ自己の無人飛行体151を自律飛行させるための制御命令を飛行制御部43へ出力する。
飛行制御部43は、通信部41によって取得された位置情報に基づいて、事象の発生地点へ飛行するための制御を行う。
具体的には、飛行制御部43は、たとえば、処理部42から制御命令を受けると、受けた制御命令に従って、自己の無人飛行体151の各ローター等を制御することにより当該無人飛行体151を位置情報の示す座標へ自律飛行させる。
飛行制御部43は、たとえば、事象の発生地点の上空に到達すると、事象の発生地点の上空に到達したことを処理部42に通知するとともに、当該発生地点を含む撮影エリアを設定する。
飛行制御部43は、たとえば、設定した撮影エリアの上空において、カメラの撮影方向が当該撮影エリアに向くように、高度を変えたり、姿勢を変えたりしながら旋回するような制御を自己の無人飛行体151に対して行う。
処理部42は、たとえば、自己の無人飛行体151が事象の発生地点の上空に到達した旨の通知を飛行制御部43から受けると、撮影部44へ撮影命令を出力する。
撮影部44は、事象の発生地点を含む撮影エリアの画像を撮影する。具体的には、撮影部44は、たとえば、処理部42から撮影命令を受けると、受けた撮影命令に従って、撮影エリアの画像を撮影する。
そして、撮影部44は、たとえば、撮影した画像、撮影時刻、撮影を行った位置を示す座標、撮影方向、および撮影時の焦点距離等を含む画像情報を作成して処理部42へ出力する。
処理部42は、撮影部44から画像情報を受けると、受けた画像情報を通信部41へ出力する。
通信部41は、処理部42から画像情報を受けると、受けた画像情報を基地局161およびインターネット10経由で中央装置101へ送信する。
再び図2を参照して、中央装置101における通信部23は、無人飛行体151によって撮影された画像を取得する。具体的には、通信部23は、たとえば、無人飛行体151から画像情報を受信すると、受信した画像情報を処理部22へ出力する。
処理部22は、たとえば、通信部23から画像情報を受けると、受けた画像情報の内容を表示部25に表示させる制御を行う。
たとえば、職員は、表示部25に表示された内容に基づいて、事象に関する判断を行う。ここで、事象に関する判断は、たとえば事象が発生したか否かである。
この際、職員は、たとえば、表示部25に表示された内容に基づいて、無人飛行体151の位置および姿勢の微調整を行うことが可能である。より詳細には、職員は、たとえば、無人飛行体151の位置および姿勢の微調整を行うための操作を操作受付部24に対して行う。操作受付部24は、たとえば、職員による操作を受け付けると、受け付けた操作内容を処理部22へ出力する。処理部22は、たとえば、操作受付部24から受ける操作内容に応じた制御情報を作成し、作成した制御情報を通信部23経由で無人飛行体151へ送信する。
職員は、たとえば、事象が発生したと判断した場合、判断結果、当該事象の種類および当該事象の内容を入力するための操作を操作受付部24に対して行う。
ここで、事象の種類が交通事故である場合、事象の内容は、たとえば、交通事故の発生した位置、および交通事故の規模等である。
また、事象の種類が渋滞である場合、事象の内容は、たとえば、渋滞の長さ、および渋滞の先頭位置等である。
また、事象の種類が落下物である場合、事象内容は、たとえば、落下物の大きさ、落下物の種類、および落下物の位置である。
また、事象の種類が道路Rdにおける車両11の避走、停止もしくは低速走行である場合、事象内容は、たとえば、当該車両11に避走、停止もしくは低速走行をさせている原因物体、および当該原因物体の位置である。
操作受付部24は、たとえば、職員による操作を受け付けると、受け付けた操作内容を提供部26へ出力する。
提供部26は、通信部23によって取得された画像を用いた事象に関する判断の結果に基づいて、事象に関する事象情報を提供する。
具体的には、提供部26は、たとえば、操作受付部24から受ける操作内容において、判断結果が事象の発生を示す場合、当該操作内容に基づいて、当該事象の種類および当該事象の内容を含む交通事象情報を作成する。
また、提供部26は、たとえば、通信部23からの画像情報に含まれる画像を処理部22から取得し、取得した画像を交通事象情報にさらに含める。
そして、提供部26は、作成した交通事象情報をたとえば光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135および放送局141へ送信するとともに、交通事象情報の提供が完了した旨を処理部22へ通知する。
光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133およびITS無線機135は、たとえば、中央装置101から交通事象情報を受信すると、受信した交通事象情報を道路Rdへ送信する。
交通情報板134は、たとえば、中央装置101から交通事象情報を受信すると、受信した交通事象情報の内容を電光掲示板に表示する。
放送局141は、たとえば、中央装置101から交通事象情報を受信すると、受信した交通事象情報を含む放送波を所定エリアA1へ送信する。
なお、提供部26は、車両11に乗車する人間が携帯するスマートホン等の無線端末装置へ交通事象情報を送信してもよい。
一方、職員は、たとえば、事象が発生していないと判断した場合、または発生した事象が解消したと判断した場合、無人飛行体151を帰還させるための操作を操作受付部24に対して行う。
操作受付部24は、たとえば、職員による操作を受け付けると、受け付けた操作内容を処理部22へ出力する。
処理部22は、交通事象情報の提供が完了した旨の通知を提供部26から受ける場合、または無人飛行体151を帰還させるための操作内容を操作受付部24から受ける場合、基地への帰還命令を通信部23経由で無人飛行体151へ送信する。
また、職員は、表示部25に表示された内容が不十分であるため、当該内容から事象に関する判断を行うことが困難である場合、撮影エリアを拡大するための操作を操作受付部24に対して行う。
操作受付部24は、たとえば、職員による操作を受け付けると、受け付けた操作内容を処理部22へ出力する。
処理部22は、たとえば、操作受付部24から受ける操作内容に基づいて、撮影エリアを拡大させるためのエリア拡大命令を作成し、作成したエリア拡大命令を通信部23経由で無人飛行体151へ送信する。
再び図3を参照して、無人飛行体151における通信部41は、たとえば、中央装置101からインターネット10および基地局161経由で帰還命令を受信すると、受信した帰還命令を処理部42へ出力する。
処理部42は、通信部41から帰還命令を受けると、自己の無人飛行体151を基地へ自律飛行させるための制御命令を飛行制御部43へ出力する。
飛行制御部43は、たとえば、処理部42から制御命令を受けると、受けた制御命令に従って、自己の無人飛行体151の各ローター等を制御することにより当該無人飛行体151を基地へ自律飛行させる。
また、通信部41は、たとえば、中央装置101からインターネット10および基地局161経由でエリア拡大命令を受信すると、受信したエリア拡大命令を処理部42へ出力する。
処理部42は、通信部41からエリア拡大命令を受けると、受けたエリア拡大命令を飛行制御部43へ出力するとともに、撮影部44へ撮影命令を出力する。
飛行制御部43は、処理部42からエリア拡大命令を受けると、受けたエリア拡大命令に従って撮影エリアを拡大する。そして、飛行制御部43は、拡大した撮影エリアの上空において、カメラの撮影方向が拡大した撮影エリアに向くように、高度を変えたり、姿勢を変えたりしながら旋回するような制御を自己の無人飛行体151に対して行う。
[動作]
交通事象情報提供システムにおける各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンス図またはフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリからそれぞれ読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおいて交通事象情報の提供処理が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。
まず、中央装置101は、たとえば道路Rdにおいて事象が発生した場合、当該事象の発生地点を示す位置情報を取得する(ステップS102)。
次に、中央装置101は、取得した位置情報、および飛行命令をインターネット10および基地局161経由で無人飛行体151へ送信する(ステップS104)。
次に、無人飛行体151は、中央装置101から位置情報および飛行命令を受信すると、受信した位置情報の示す座標へ自律的に飛行する(ステップS106)。
次に、無人飛行体151は、事象の発生地点の上空に到達すると、当該発生地点の上空において、カメラの撮影方向が撮影エリアに向くように、高度を変えたり、機体の傾きを変えたりしながら旋回する(ステップS108)。
次に、無人飛行体151は、撮影エリアの画像を撮影し、撮影した画像に基づいて画像情報を作成する。そして、無人飛行体151は、作成した画像情報を基地局161およびインターネット10経由で中央装置101へ送信する(ステップS110)。
次に、中央装置101は、無人飛行体151から画像情報を受信すると、受信した画像情報の内容を表示する(ステップS112)。
次に、中央装置101は、事象に関する判断を行った職員による操作を受け付ける(ステップS114)。
次に、中央装置101は、受け付けた操作内容が事象の発生を示す場合(ステップS116でYES)、当該操作内容に基づいて、当該事象の種類および当該事象の内容を含む交通事象情報を作成し、作成した交通事象情報を提供する。具体的には、中央装置101は、交通事象情報を光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135および放送局141へ送信する(ステップS118)。
次に、中央装置101は、帰還命令をインターネット10および基地局161経由で無人飛行体151へ送信する(ステップS120)。
一方、中央装置101は、受け付けた操作内容が無人飛行体151を帰還させるべき旨を示し、事象の発生を示していない場合(ステップS116でNO)、帰還命令をインターネット10および基地局161経由で無人飛行体151へ送信する(ステップS120)。
次に、無人飛行体151は、中央装置101から帰還命令を受信すると、受信した帰還命令に従って基地まで自律的に飛行する(ステップS122)。
なお、中央装置101は、上記ステップS114において、職員の目視による事象に関する判断を得る構成に限らず、無人飛行体151から受信した画像についての画像処理を行うことにより事象に関する判断を行ってもよい。この際、中央装置101は、たとえば、非特許文献3(”奈良国道ITSだより”、[online]、[平成27年9月13日検索]、インターネット〈URL:https://www.kkr.mlit.go.jp/nara/its/03/naraITS3−1.htm〉)に記載された画像処理方法を用いる。
また、無人飛行体151は、上記ステップS120において中央装置101から帰還命令を受信すると、受信した帰還命令に従って基地まで自律的に飛行したが(ステップS122)、自己の判断に基づいて基地まで帰還してもよい。具体的には、無人飛行体151は、たとえば、バッテリの残量に基づいて、基地へ帰還すべきか否かの判断を行ってもよい。
また、無人飛行体151は、事象の発生地点へ自律飛行する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、中央装置101が事象の発生地点へ飛行するための制御情報を無人飛行体151へ送信し、無人飛行体151が、中央装置101から受信する制御情報の内容に従って事象の発生地点へ飛行する構成であってもよい。
ところで、たとえば、交通事故が発生した場合、通報を受けた都道府県警察は警察官を事故現場に派遣する。事故現場に派遣された警察官は、事故の状況を確認し、確認した内容を派遣元の都道府県警察へ報告する。
ここで、交通量の多い道路において事故が発生した場合、事故に関わった車両が道路を塞いでしまうことにより当該道路において渋滞が発生することがある。この場合、発生した渋滞によって警察官の事故現場への到着が遅れてしまうため、当該警察官による確認内容の都道府県警察への報告も遅れてしまう。
このような状況が発生すると、都道府県警察からVICSへの情報提供が遅れてしまうため、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができないのでそのまま事故現場に向かってしまい、渋滞がさらに悪化してしまう。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムでは、無人飛行体151は、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて発生地点へ飛行し、発生地点を含む撮影エリアの画像を撮影する。そして、提供部26は、無人飛行体151によって撮影された画像を用いた事象に関する判断の結果に基づいて、事象に関する事象情報を提供する。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能な無人飛行体151が、事象の発生地点へ迅速に到達することができるので、撮影エリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムでは、中央装置101は、無人飛行体151によって撮影された画像を取得する。そして、中央装置101は、提供部として、取得した画像を用いて行われた判断の結果に基づいて事象情報を提供する。
このような構成により、画像を用いた事象に関する判断において、たとえば人間による判断も加味することができるので、より適切な判断を行うことができる。これにより、より適切な事象情報を提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る中央装置では、通信部23は、事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて発生地点へ飛行し、発生地点を含む撮影エリアの画像を撮影するための無人飛行体151、によって撮影された画像を取得する。そして、提供部26は、通信部23によって取得された画像を用いた事象に関する判断の結果に基づいて、事象に関する事象情報を提供する。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、中央装置101は、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能で、事象の発生地点へ迅速に到達することができる無人飛行体151から撮影エリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムと比べて、無人飛行体において事象に関する判断が行われる交通事象情報提供システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムと同様である。
[交通事象情報提供システムの構成および基本動作]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムの構成を示す図である。
図5を参照して、交通事象情報提供システム302は、車両11と、中央装置102と、光ビーコン131と、電波ビーコン132と、ITSスポット133と、交通情報板134と、ITS無線機135と、放送局141と、無人飛行体152と、基地局161とを備える。
交通事象情報提供システム302における車両11、光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135、放送局141および基地局161の動作は、図1に示す交通事象情報提供システム301における車両11、光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135、放送局141および基地局161とそれぞれ同様である。
図5では、1つの、車両11、光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135、放送局141および基地局161を代表的に示しているが、それぞれ、さらに多数の、車両11、光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135、放送局141および基地局161が設けられてもよい。
[無人飛行体および中央装置の構成および基本動作]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける無人飛行体の構成を示す図である。
図6を参照して、無人飛行体152は、図3に示す無人飛行体151と比べて、さらに、判断部45と、提供部46と、放送部47とを備える。
無人飛行体152における通信部41、処理部42、飛行制御部43および撮影部44の動作は、図3に示す無人飛行体151における通信部41、処理部42、飛行制御部43および撮影部44とそれぞれ同様である。
たとえば、処理部42は、撮影部44から画像情報を受けると、受けた画像情報を判断部45へ出力する。
判断部45は、たとえば、撮影部44によって撮影された画像を用いて事象に関する判断を行う。
具体的には、判断部45は、たとえば、処理部42から画像情報を受けると、受けた画像に基づいて事象の有無を判断する。
より詳細には、判断部45は、たとえば、画像情報に含まれる画像について、当該画像情報に含まれる撮影時刻、撮影を行った位置を示す座標、撮影方向、および撮影時の焦点距離を加味しながら画像処理を行い、当該画像処理の結果に基づいて事象の有無を判断する。
判断部45は、たとえば、事象が発生したと判断した場合、当該座標、当該撮影方向および当該焦点距離に基づいて、事象の発生した位置APを算出する。この際、判断部45は、位置APとしてたとえば座標を算出する。なお、判断部45は、たとえば、地図のデータベースを保持しておき、算出した位置APおよび当該データベースの比較を行うことにより、位置APとして道路上での位置を算出してもよい。具体的には、たとえば、判断部45は、A交差点からB通り方向にCメートルと算出する。
判断部45は、たとえば、画像処理の結果、算出した位置APおよび処理部42からの画像情報を提供部46へ出力する。
一方、判断部45は、たとえば、事象が発生していないと判断した場合、または発生した事象が解消したと判断した場合、判断結果を処理部42へ通知する。
また、判断部45は、たとえば、画像情報の内容が不十分であるため、当該内容から事象に関する判断を行うことが困難であると判断した場合、画像情報の内容が不十分である旨を処理部42へ通知する。
処理部42は、たとえば、画像情報の内容が不十分である旨の通知を判断部45から受けると、エリア拡大命令を飛行制御部43へ出力するとともに、撮影部44へ撮影命令を出力する。
提供部46は、撮影部44によって撮影された画像を用いた事象に関する判断の結果に基づいて、事象に関する事象情報を提供する。
具体的には、提供部46は、たとえば、判断部45から画像処理の結果、位置APおよび画像情報を受けると、受けた画像処理の結果、位置APおよび画像情報に基づいて当該事象の種類および当該事象の内容を特定する。
そして、提供部46は、たとえば、特定した当該事象の種類および当該事象の内容、ならびに画像情報に含まれる画像を含む交通事象情報を作成し、作成した交通事象情報を通信部41および放送部47へ出力する。
通信部41は、たとえば、提供部46から交通事象情報を受けると、受けた交通事象情報を基地局161およびインターネット10経由で中央装置102へ送信する。また、通信部41は、たとえば、LTEの通信規格に従って、交通事象情報の内容を有する電子メールを含む無線信号を、車両11に乗車する人間が携帯するスマートホン等の無線端末装置へ送信する。
放送部47は、たとえば、作成した事象情報を含む無線信号を車両11における装置へ送信する。
具体的には、放送部47は、たとえば、提供部46から交通事象情報を受けると、760MHz帯の無線信号を用いて、受けた交通事象情報を道路Rdへ送信する。また、放送部47は、たとえば、eMBMS(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service:LTEブロードキャスト)の通信規格に従って、交通事象情報を含む無線信号を道路Rdへ送信する。
車両11に乗車する人間が携帯する無線端末装置は、たとえば、LTEの通信規格に従う無線信号を無人飛行体152から受信すると、受信した無線信号に含まれる電子メールの内容すなわち交通事象情報の内容を含む画像を表示する。また、無人飛行体152の近傍を走行する車両11における車載装置は、たとえば、760MHz帯の無線信号、またはLTEブロードキャストの通信規格に従う無線信号を無人飛行体152から受信すると、受信した無線信号に含まれる交通事象情報の内容を含む画像を表示する。これにより、当該車両11に乗車する人間は、これらの画像の少なくともいずれか1つに基づいて事象の詳細を認識することができる。
処理部42は、たとえば、事象が発生していない、または発生した事象が解消した旨の通知を判断部45から受けると、自己の無人飛行体152を基地へ自律飛行させるための制御命令を飛行制御部43へ出力する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおける中央装置の構成を示す図である。
図7を参照して、中央装置102は、図2に示す中央装置101と比べて、提供部26の代わりに、送信部27を備える。
中央装置102における位置情報取得部21、処理部22、通信部23、操作受付部24および表示部25の動作は、図2に示す中央装置101における位置情報取得部21、処理部22、通信部23、操作受付部24および表示部25とそれぞれ同様である。
中央装置102における通信部23は、無人飛行体152から交通事象情報を受信すると、受信した交通事象情報を処理部22へ出力する。
処理部22は、たとえば、通信部23から交通事象情報を受けると、受けた交通事象情報を送信部27へ出力する。
送信部27は、たとえば、処理部22から交通事象情報を受けると、受けた交通事象情報を光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135および放送局141へ送信する。
[動作]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムにおいて交通事象情報の提供処理が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。
ステップS202〜S208の動作は、図4に示すステップS102〜S108の動作と同様である。
次に、無人飛行体152は、撮影エリアの画像を撮影し、撮影した画像に基づいて画像情報を作成する(ステップS210)。
次に、無人飛行体152は、画像情報に含まれる画像について画像処理を行い、当該画像処理の結果に基づいて事象の有無を判断する(ステップS212)。
次に、無人飛行体152は、事象が発生したと判断した場合(ステップS214でYES)、画像処理の結果および画像情報に基づいて当該事象の種類および当該事象の内容を特定し、特定した当該事象の種類および当該事象の内容、ならびに画像情報に含まれる画像を含む交通事象情報を作成する(ステップS216)。
次に、無人飛行体152は、作成した交通事象情報を基地局161およびインターネット10経由で中央装置102へ送信する(ステップS218)。
次に、無人飛行体152は、作成した交通事象情報を含む無線信号を車両11における車載装置へ放送する(ステップS220)。
また、中央装置102は、無人飛行体152から交通事象情報を受信すると、受信した交通事象情報を光ビーコン131、電波ビーコン132、ITSスポット133、交通情報板134、ITS無線機135および放送局141へ送信する(ステップS222)。
次に、無人飛行体152は、基地まで自律的に飛行して帰還する(ステップS224)。
また、無人飛行体152は、事象が発生していない、または事象が解消したと判断した場合(ステップS214でNO)、基地まで自律的に飛行して帰還する(ステップS224)。
なお、上記ステップS218およびS220の順番は、上記に限らず、順番を入れ替えてもよい。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムでは、無人飛行体152は、撮影した画像を用いて事象に関する判断を行い、事象情報を作成する。
このような構成により、無人飛行体152において、事象情報の作成までの処理を完結することができるので、たとえば事象情報を効率よく作成することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る交通事象情報提供システムでは、無人飛行体152は、作成した事象情報を含む無線信号を車両11における装置へ送信する。
このような構成により、たとえば、路側装置またはFM多重放送を行う放送局等の道路交通情報を提供するための設備が整っていないエリアにおいても、無人飛行体152が路側装置または放送局として機能することで、車両11は事象情報を受信することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る無人飛行体では、通信部41は、事象の発生地点の位置情報を取得する。飛行制御部43は、通信部41によって取得された位置情報に基づいて発生地点へ飛行するための制御を行う。撮影部44は、発生地点を含む撮影エリアの画像を撮影する。そして、提供部46は、撮影部44によって撮影された画像を用いた事象に関する判断の結果に基づいて、事象に関する事象情報を提供する。
このような構成により、たとえば、事象の発生した道路が渋滞している場合においても、渋滞の無い上空を直線的に飛行可能な無人飛行体152が、事象の発生地点へ迅速に到達することができるので、撮影エリアの画像を迅速に取得することができる。これにより、事象情報をたとえばVICSに対して速やかに提供することができるので、事故発生現場に向かっているドライバは、VICSから事故情報を迅速に受けることができ、経路の変更等の渋滞を回避するための行動に移ることができる。したがって、事象に関する情報をより迅速に提供することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る交通事象情報提供システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る各装置の構成要素および動作のうち、一部または全部を適宜組み合わせることも可能である。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する無人飛行体と、
前記無人飛行体によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備え、
前記事象は、交通事故、渋滞、落下物、または道路における車両の避走、停止もしくは低速走行であり、
前記判断は、前記事象が発生したか否か、または前記事象の解消についての判断であり、
前記事象情報は、前記事象の種類および前記事象の内容を含み、
前記事象の種類が交通事故である場合、前記事象の内容は、前記交通事故の発生した位置、および前記交通事故の規模であり、
前記事象の種類が渋滞である場合、前記事象の内容は、前記渋滞の長さ、および前記渋滞の先頭位置であり、
前記事象の種類が落下物である場合、前記事象の内容は、前記落下物の大きさ、前記落下物の種類および前記落下物の位置であり、
前記事象の種類が前記道路における前記車両の避走、停止もしくは低速走行であるである場合、前記事象の内容は、前記車両に避走、停止もしくは低速走行をさせている原因物体、および前記原因物体の位置である、交通事象情報提供システム。
[付記2]
事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影するための無人飛行体、によって撮影された画像を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備え、
前記事象は、交通事故、渋滞、落下物、または道路における車両の避走、停止もしくは低速走行であり、
前記判断は、前記事象が発生したか否か、または前記事象の解消についての判断であり、
前記事象情報は、前記事象の種類および前記事象の内容を含み、
前記事象の種類が交通事故である場合、前記事象の内容は、前記交通事故の発生した位置、および前記交通事故の規模であり、
前記事象の種類が渋滞である場合、前記事象の内容は、前記渋滞の長さ、および前記渋滞の先頭位置であり、
前記事象の種類が落下物である場合、前記事象の内容は、前記落下物の大きさ、前記落下物の種類および前記落下物の位置であり、
前記事象の種類が前記道路における前記車両の避走、停止もしくは低速走行であるである場合、前記事象の内容は、前記車両に避走、停止もしくは低速走行をさせている原因物体、および前記原因物体の位置である、中央装置。
[付記3]
事象の発生地点の位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行するための制御を行う制御部と、
前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備え、
前記事象は、交通事故、渋滞、落下物、または道路における車両の避走、停止もしくは低速走行であり、
前記判断は、前記事象が発生したか否か、または前記事象の解消についての判断であり、
前記事象情報は、前記事象の種類および前記事象の内容を含み、
前記事象の種類が交通事故である場合、前記事象の内容は、前記交通事故の発生した位置、および前記交通事故の規模であり、
前記事象の種類が渋滞である場合、前記事象の内容は、前記渋滞の長さ、および前記渋滞の先頭位置であり、
前記事象の種類が落下物である場合、前記事象の内容は、前記落下物の大きさ、前記落下物の種類および前記落下物の位置であり、
前記事象の種類が前記道路における前記車両の避走、停止もしくは低速走行であるである場合、前記事象の内容は、前記車両に避走、停止もしくは低速走行をさせている原因物体、および前記原因物体の位置である、無人飛行体。
11 車両
21 位置情報取得部
22 処理部
23 通信部(取得部)
24 操作受付部
25 表示部
26 提供部
27 送信部
41 通信部(取得部)
42 処理部
43 飛行制御部
44 撮影部
45 判断部
46 提供部
47 放送部
101,102 中央装置
131 光ビーコン
132 電波ビーコン
133 ITSスポット
134 交通情報板
135 ITS無線機
141 放送局
151,152 無人飛行体
161 基地局
301,302 交通事象情報提供システム

Claims (8)

  1. 事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する無人飛行体と、
    前記無人飛行体によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える、交通事象情報提供システム。
  2. 中央装置をさらに備え、
    前記中央装置は、前記無人飛行体によって撮影された前記画像を取得し、
    前記中央装置は、前記提供部として、取得した前記画像を用いて行われた前記判断の結果に基づいて前記事象情報を提供する、請求項1に記載の交通事象情報提供システム。
  3. 前記無人飛行体は、撮影した前記画像を用いて前記判断を行い、前記事象情報を作成する、請求項1に記載の交通事象情報提供システム。
  4. 前記無人飛行体は、作成した前記事象情報を含む無線信号を車両における装置へ送信する、請求項3に記載の交通事象情報提供システム。
  5. 事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影するための無人飛行体、によって撮影された画像を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える、中央装置。
  6. 事象の発生地点の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行するための制御を行う制御部と、
    前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部とを備える、無人飛行体。
  7. 中央装置において用いられる交通事象情報提供プログラムであって、
    コンピュータを、
    事象の発生地点の位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行し、前記発生地点を含むエリアの画像を撮影するための無人飛行体、によって撮影された画像を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部と、
    として機能させるための、交通事象情報提供プログラム。
  8. 無人飛行体において用いられる交通事象情報提供プログラムであって、
    コンピュータを、
    事象の発生地点の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて前記発生地点へ飛行するための制御を行う制御部と、
    前記発生地点を含むエリアの画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された前記画像を用いた前記事象に関する判断の結果に基づいて、前記事象に関する事象情報を提供する提供部と、
    として機能させるための、交通事象情報提供プログラム。
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