JP2017070043A - 構造物用架台およびそれを用いた太陽電池装置 - Google Patents

構造物用架台およびそれを用いた太陽電池装置 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池モジュール等の構造物の破損を低減できる構造物用架台および太陽電池装置を提供する。【解決手段】構造物用架台は、設置面において構造物を支持する構造物用架台であって、設置面上に配置されるとともに、前記構造物側に位置する第1端面22aおよび設置面側に位置する第2端面を有する管状部材22と、前記構造物が配置された梁部材と、管状部材22の第1端面22a側の端部が挿入された孔部および梁部材に固定する固定具24dを有するクランプ部材24と、を備える。構造物用架台において、梁部材は、前記構造物の下方に位置し、第1端面22aを覆う第1板状部23Aaおよび該第1板状部23Aaに接続されるとともに固定具24dで固定される第2板状部23Abを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、構造物用架台およびそれを用いた太陽電池装置に関する。
近年の環境保護の機運の高まりに伴い、環境負荷の少ない太陽電池装置の普及が進んでいる。このような太陽電池装置では、複数のパイプをパイプクランプで結着されて構成された架台を用いている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−48655号公報
特許文献1に開示された太陽電池装置では、複数のパイプ同士をパイプクランプで締め付けて接続していることから、熱膨張・収縮によってパイプクランプでの締め付けが緩む場合がある。このような場合、太陽電池モジュールの下方のパイプがずれて太陽電池モジュールの背面に衝突することによって、太陽電池モジュールが出力の低下を生じるおそれがある。
本発明の1つの目的は、太陽電池モジュール等の構造物の破損を低減できる構造物用架台および太陽電池装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る構造物用架台は、設置面において構造物を支持する構造物用架台であって、前記設置面上に配置されるとともに、前記構造物側に位置する第1端面および前記設置面側に位置する第2端面を有する管状部材と、前記構造物が配置された梁部材と、前記管状部材の前記第1端面側の端部が挿入された孔部および前記梁部材に固定する固定具を有するクランプ部材と、を備えている。本実施形態において、前記梁部材は、前記構造物の下方に位置し、前記第1端面を覆う第1板状部および該第1板状部に接続されるとともに前記固定具で固定される第2板状部を有する。
また、本発明の一実施形態に係る太陽電池装置は、複数の太陽電池モジュールと、前記複数の太陽電池モジュールを設置面上で支持する構造物用架台と、を備える。本実施形態において、前記架台は、前記設置面に配置されるとともに、前記設置面側に位置する第1端面および前記複数の太陽電池モジュール側に位置する第2端面を有する管状部材と、前記複数の太陽電池モジュールが配置された梁部材と、前記管状部材の前記第1端面側の端部が挿入された孔部および前記梁部材に固定する固定具を有するクランプ部材とを有している。さらに、本実施形態において、前記梁部材は、前記複数の太陽電池モジュールの下方に位置し、前記第1端面を覆う第1板状部および該第1板状部に接続されるとともに前記固定具で固定される第2板状部を有する。
本発明の実施形態に係る構造物用架台および太陽電池装置によれば、支持する構造物の破損を低減できる。
図1は本発明に係る太陽電池装置の一実施形態を示す図面であり、図1(a)は斜視図を示し、図1(b)は図1(a)をX方向から見た側面図である。 図2は、本発明に係る太陽電池装置の一実施形態を示す図面であり、図2(a)は図1(b)におけるB部の拡大斜視図(太陽電池モジュールは不図示)であり、図2(b)は図2(a)に示す太陽電池装置の一部を分解して示す分解斜視図である。 図3は、図2に示す太陽電池装置を構成するクランプ部材を示す図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は側面図である。 図4は、本発明に係る太陽電池装置の一実施形態を構成する太陽電池モジュールの一例を示す図であり、図4(a)は太陽電池モジュールを受光面側から見た平面図、図4(b)は図4(a)のA−A’線における端面図である。 図5は、本発明の太陽電池装置の実施形態を示す図であり、施工の順序を示す側面図である。 図6は、本発明の他の実施形態を示す図であり、図6(a)は図2(a)に相当する部位を示す斜視図であり、図6(b)は図6(a)の一部の部材を切り取って示す斜視図である。 図7は、本発明の他の実施形態を示す図であり、図2(a)に相当する部位を示す斜視図である。 図8は、本発明の他の実施形態を示す図であり、図2(b)に相当する部位を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る太陽電池装置PAについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、太陽電池装置PAを構成する同一名称の部材については同一符号を付すものとし、重複した説明は省略する。
≪第1実施形態≫
図1に示すように太陽電池装置PAは、構造物に相当する太陽電池モジュール1と、設置面P上に立てられた構造物用架台2とを備えている。構造物用架台2は設置面P上において太陽電池モジュール1を支持している。構造物用架台2は、基礎21、管状部材22梁部材23およびクランプ部材24を備える。また、梁部材23は、第1梁部材23Aおよび第2梁部材23Bを含んで構成されている。
以下の説明では、太陽電池装置PAを設置する設置面Pは、水平な地盤であるものとする。設置面Pに対して平行で太陽電池装置PAを構成する第2梁部材23Bに平行な座標軸をX軸とし、X軸に沿う方向をX方向とする。また設置面Pに対して平行でX軸に垂直な座標軸をY軸とし、Y軸に沿う方向をY方向する。鉛直方向に平行な座標軸をZ軸とし、Z軸に沿う方向をZ方向とする。また、以下の説明では重力に逆らう方向を上とし、重力に従う方向を下と称する。
次に、太陽電池装置PAの各部材について説明する。
<基礎>
基礎21は、太陽電池装置PAの土台としての機能を有している。このような基礎21としては、摩擦杭の一種であるスクリュー杭を用いるとよい。このようなスクリュー杭の材質は、例えばステンレスであればよい。また、スクリュー杭は、例えば円形断面の杭体の外周に螺旋状の翼状部を有する。これにより、周面摩擦および引抜抵抗が向上する。このような摩擦杭を基礎21に用いることによって、施工および撤去作業がしやすい。そのため、このような基礎21は、一時転用許可の条件がある土地(例えば農地)において利用しやすい。また、スクリュー杭は、翼状部によって太陽電池装置PAに対して吹き上げ方向の風圧力が加わった時の引抜抵抗が高まる。その結果、太陽電池装置PAの強度を高
めることができる。
<管状部材>
管状部材22は、長手方向が設置面Pに対して垂直となるように、設置面P上に配置される柱体である。図1に示すように、複数の管状部材22が基礎21上に立てられて、後述の梁部材23を支持している。管状部材22は、太陽電池モジュール1側に位置する第1端面22aと、設置面P側に位置する第2端面22bとを有する。第1端面22aは、太陽電池モジュール1の下方に位置し、太陽電池モジュール1の裏面に対向するように配置される。管状部材22は、例えば、太陽電池モジュール1の下方で農業用機械を用いることができるように、約5m程度の間隔を開けて配置される。このとき、梁部材23を3m以上の高さに配置できるように管状部材22の上端までの高さは3m以上にするとよい。管状部材22は、溶融亜鉛メッキを施した外径が40〜80mm、厚みが2〜6mmの棒状の鋼管である。なお、太陽電池装置PAの設置後に、また、管状部材22は、設置面P側の部分に防蝕用の塗料を塗装して耐食性を高めてもよい。これにより、土壌に含まれる有機物の付着による腐食等を低減できる。
<梁部材>
梁部材23の上には、太陽電池モジュール1が配置される。換言すれば、梁部材23は、太陽電池モジュール1を直接または間接的に支持している。梁部材23は第1梁部材23Aおよび第2梁部材23Bを有する。
第1梁部材23Aは、Y方向に立ち並ぶ管状部材22の上に、Y方向を長手方向として渡される長尺状の部材である。第1梁部材23Aは、太陽電池モジュール1の下方に位置し、管状部材22の第1端面22aの上側を覆う第1板状部23Aaを有する。さらに、第1梁部材23Aは、第1板状部23Aaに接続されるとともに、クランプ部材24の固定具24dに固定される第2板状部23Abを有する。具体的に、第1梁部材23Aは、図2に示すように、第1板状部23Aaと第2板状部23Abとが直交するように接続されたL字型の断面を有する部材である。なお、第1梁部材23Aは、第1板状部23Aaと第2板状部23Abとが直交する構造でなくてもよい。例えば、第1板状部23Aaと第2板状部23Abとが鈍角や鋭角を成して交差する構造であってもよい。また、第1板状部23Aaと第2板状部23Abとが端部同士で接続される構造でなくてもよい。例えば、第2板状部23Abの端部が第1板状部23Aaの中央部に接続される構造であってもよい。
第1板状部23Aaは、複数の管状部材22の第1端面22aを覆うように位置していればよい。なお、本実施形態における第1板状部23Aaは、構造物を支持することが可能であれば平板状に限られず、例えば部分的に湾曲した形状であってもよい。さらに、第1板状部23Aaの太陽電池モジュール1側の表面および設置面P側の表面は、XY平面よりも若干傾斜していてもよい。
第2板状部23Abは、第1板状部23Aaの一部(図3では第1板状部23Aaの端部)と接続し、設置面Pに向かって延びている。また、第2板状部23Abは、第1板状部23Aaと同様の形状であってもよい。第2板状部23Abは、後述のクランプ部材24の固定具24dを挿通するための貫通孔23Acを有する。
第1梁部材23Aは、例えば押出成型により形成されたL字型の断面の鉄鋼に溶融亜鉛メッキを施すことで形成することができる。他の材質として表面にメッキを施した鋼板を曲げ成形によって形成してもよい。
<第2梁部材>
第2梁部材23Bは、X方向に並ぶ複数の第1梁部材23Aの上に、X方向を長手方向として渡される長尺状の部材である。複数の第2梁部材23Bは、互いに間隔をあけて複数の第1梁部材23A上に、第1梁部材23Aの長手方向と直交するように配置される。より詳細に説明すると、第2梁部材23Bは、第1梁部材23Aの第1板状部23Aa上にU字型の固定部材などによって固定される。また、太陽電池モジュール1は、Y方向に隣り合う一対の第2梁部材23Bの上に配置されて支持される。第2梁部材23Bは、管状部材22と同様に鋼管に溶融亜鉛メッキを施すことで形成することができる。
<クランプ部材>
クランプ部材24は、管状部材22の第1端面22a側の端部を挿入して把持するための部材である。図3に示すように、クランプ部材24は、本体部24aと、本体部24aに蝶番部24bを介して接続される掴み部24cと、固定具24dとを有する。
蝶番部24bは、本体部24aと掴み部24cとの間を繋ぎ止めつつ開閉する機能を有する。固定具24dは、ボルト等の軸部を有する部材である。固定具24dは、本体部24aと掴み部24cとを、第1梁部材23Aの第2板状部23Abに設けられた貫通孔23Acに固定するとともに、本体部24aと掴み部24cとの間で管状部材22を締め付けて把持する機能を有する。
クランプ部材24は、固定具24dを緩めると、本体部24aと掴み部24cとの間が開き、管状部材22を挿入することが可能となる。これにより、本体部24aと掴み部24cに囲まれた孔部に管状部材22の第1端面22a側の端部が挿入されることで、クランプ部材24が管状部材22に固定される。また、クランプ部材24は固定具24dの軸部を中心に第2板状部23Abの面に対して平行に回動することができる。これにより、クランプ部材24の位置調整が可能となる。
管状部材22は、クランプ部材24の固定具24dを締めることで、本体部24aと掴み部24cとの間で締め付けられて固定される。管状部材22は、クランプ部材24が所定の方向に向いた状態で第1梁部材23Aに固定される。クランプ部材24は上述の構造を備えることで、固定具24dによる第1梁部材23Aへの固定と管状部材22の固定との2つの機能を有するため、固定構造を簡素化することができる。このようなクランプ部材24は、溶融亜鉛メッキを施した鋼材などによって形成される。
管状部材22は、図2に示すように、第1梁部材23Aの第2板状部23Abに固定具24dで取り付けられたクランプ部材24に取り付けられている。また、上方向から平面視して、管状部材22の第1端面22aは、第1梁部材23Aの第1板状部23Aaで覆われている。また、管状部材22の第1端面22aは、第1板状部23Aaに接するようにしてもよい。これにより、管状部材22内に雨水等が入りにくくなり管状部材22の腐食等を低減できる。一方、管状部材22の第1端面22aは、第1板状部23Aaと離れていてもよい。
<太陽電池モジュール>
太陽電池モジュール1は、図4に示すように、太陽電池パネル10を有する。太陽電池パネル10は、受光面10a(表面)および該受光面10aの裏面10bを有する。また、太陽電池パネル10は矩形状である。また、太陽電池パネル10は、図1に示すように、傾斜して構造物用架台2上に配置される。
太陽電池パネル10は、透光性基板11と、この透光性基板11に対して所定位置に配置され、互いに電気的に接続された複数の太陽電池素子12と、これら太陽電池素子12の周囲を保護する充填材13と、裏面保護部材14とが積層されてなる。
透光性基板11は、太陽電池素子12等を受光面10a側から保護する機能を有している。透光性基板11としては、例えば、強化ガラスまたは白板ガラス等が挙げられる。
太陽電池素子12は、入射された光を電気に変換する機能を有している。このような太陽電池素子12は、例えば、単結晶シリコンまたは多結晶シリコン等からなる半導体基板と、この半導体基板の表面(上面)および裏面(下面)に設けられた電極とを有している。単結晶シリコン基板または多結晶シリコン基板を有する太陽電池素子12は、例えば、平面視で四角形状をしている。このとき、太陽電池素子12の一辺の大きさは、例えば、100〜200mmである。
なお、太陽電池素子12の種類は、特に制限されない。上記の他に例えば、太陽電池素子における光電変換部分がアモルファスシリコン系、CIGS等のカルコパイライト系またはCdTe系などの材料から成る薄膜型の太陽電池素子が採用されてもよい。上述した薄膜型の太陽電池素子は、例えば、ガラス基板上に、アモルファスシリコン系、CIGS系またはCdTe系などからなる光電変換層および透明電極などを適宜積層させたものが利用できる。このような薄膜型の太陽電池素子は、ガラス基板上で光電変換層および透明電極にパターニングを施して集積化することによって得られる。そのため、薄膜型の太陽電池素子では、複数の光電変換層同士を接続する配線材16を不要にできる。さらに、太陽電池素子12は、単結晶または多結晶シリコン基板上にアモルファスシリコンの薄膜を形成したタイプであってもよい。
充填材13は、太陽電池素子12の両主面側に設けられる。これにより、充填材13は、太陽電池素子12を封止する機能を有している。このような充填材13としては、例えば、透明のエチレンビニルアセチレートの共重合体などの熱硬化性樹脂が挙げられる。
裏面保護部材14は、太陽電池素子12等を裏面側から保護する機能を有している。このような裏面保護部材14は、太陽電池パネル10の裏面側に位置する充填材13と接着している。このような裏面保護部材14としては、例えば、PVF(ポリビニルフルオライド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、またはこれらを適宜選択して積層したものを用いることができる。
なお、裏面保護部材14は着色されたものに限られるものではなくガラスや透明の樹脂材料を用いても良い。透明の裏面保護部材14を用いることで、隣り合う太陽電池素子12の間への入射光を太陽電池パネル10の裏面10b側へ透過させることができる。これにより太陽電池素子12以外の場所への入射光を、設置面Pへと透過させて、農作物の育成に利用することができる。
さらに、太陽電池パネル10の外周には、フレーム15が取り付けられている。フレーム15は、太陽電池モジュール1の耐荷重を向上させて、衝撃から保護する機能を有している。このようなフレーム15は、例えば、アルミニウム合金等の金属を押出成形したものを用いることができる。
また、太陽電池パネル10において、隣接する太陽電池素子12同士は配線材16によって電気的に接続されている。具体的に、配線材16は、一方の太陽電池素子12の表面に位置する電極と、他方の太陽電池素子12の裏面に位置する電極とを電気的に接続している。これにより、複数の太陽電池素子12が直列接続されるように配列される。このような配線材16としては、例えば、半田が被覆された銅箔などが挙げられる。
本実施形態に係る構造用架台2および太陽電池装置PAでは、第1梁部材23Aの第1
板状部23Aaが、管状部材22の第1端面22aの上側を覆うように配置されている。これにより、熱膨張・熱収縮で管状部材22に固定されたクランプ部材24が緩み、第1梁部材23A、第2梁部材23Bおよび太陽電池モジュール1とともにクランプ部材24が設置面P側に移動しても第1板状部23Aaが管状部材22の第1端面22aに接触するため、クランプ部材24が必要以上に移動しにくくなる。その結果、管状部材22の第1端面22aが太陽電池モジュール1の裏面10bと衝突しにくくなる。それゆえ、本実施形態では、この衝突による太陽電池素子12の割れなどに起因する太陽電池モジュール1の出力低下を低減できる。さらに、本実施形態では、構造部用架台2が、過度に変形することで生じ得る太陽電池モジュール1の脱落や変形を低減できる。
通常、構造物用架台2を施工する際、第1梁部材23Aの両端を一度に持ち上げて、クランプ部材24でその両端をY方向に隣り合う管状部材22に接続することは労力がかかる。本実施形態では、固定具24dが第1梁部材23Aの貫通孔23Acを挿通する軸部を有しているため、固定具24dを緩く締めて第1梁部材23Aにクランプ部材24を取り付けることができる。このとき、クランプ部材24は第1梁部材23Aに対して回動可能であるため、施工性を高めることができる。具体的には、図5(a)に示すように第1梁部材23Aの一端を、Y方向に隣り合う一方の管状部材22の第1端面22a側において、固定具24dを緩く締めて第1梁部材23Aを管状部材22に対して回動可能にしてクランプ部材24で接続する。次に、図5(b)に示すように、第1梁部材23Aの他端を第1梁部材23Aの一端に取り付けられたクランプ部材24を回動させつつ設置面Pから持ち上げる。次いで、第1梁部材23Aの他端に取り付けられたクランプ部材24をY方向に隣り合う他方の管状部材22に第1端面22a側の部位に接続する。次に、第1梁部材23Aの両端のクランプ部材24の固定具24dをさらに締めて緊結する。
以上より、本実施形態では、第1梁部材23Aの端部を一方ずつ持ち上げて施工できることから、一人の作業者で施工することができ、施工性を高めることができる。
さらに、クランプ部材24は軸部を有する固定具24dで固定されていることから、固定具24dを緩めることで角度を自由に調整できる。また、クランプ部材24は、第1板状部23Aaと管状部材22の第1端面22a側との間に隙間が設けられていてもよいため、管状部材22のZ方向の厳密な位置合わせをしなくてよい。これにより、施工性を高めることができる。
≪第2実施形態≫
本実施形態は、図6に示すように、第1梁部材23Aが第3板状部23Adを有する点で第1実施形態と相違する。具体的に、第1梁部材23Aは第1板状部23Aaに接続されるとともに第2板状部23Abに対向して位置するように下方に向かって延びる第3板状部23Adを有している。また、第2板状部23Abおよび第3板状部23Adは、管状部材22の第1端面22a側の端部の側面22cを覆うように位置している。これにより、第3板状部23Adが管状部材22の内側への雨水の吹き込みを遮りやすくなるとともに、吹き込んだ雨水の貯留を防ぎやすくなる。その結果、雨水等によって生じる管状部材22の腐食を低減できる。
なお、第3板状部23AdのZ方向の幅は、第2板状部23AbのZ方向の幅よりも小さくてもよい。さらに、第3板状部23AdのZ方向の下端はクランプ部材24の固定具24dのZ方向の位置よりも上方に位置するようにしてもよい。これにより、第2板状部23Abに固定具4を工具を用いて取り付ける際に、第3板状部23Adで固定部位が隠れにくくできるため、第1梁部材23Aにクランプ部材24を取付けやすくなり、作業性が向上する。
≪第3実施形態≫
第3実施形態は、図7(a)に示すように第1梁部材23Aの貫通孔23Acが長穴である点で第1実施形態および第2実施形態と相違する。具体的に第1梁部材23Aの長手方向は管状部材22の長手方向と交差するようにY方向に沿って設けられており、貫通孔23Acは第1梁部材23Aの第2板状部23Abに設けられるY方向に沿って長い穴である。
これにより、クランプ部材24はY方向に沿って位置を調整して取り付けることができるため、施工時にY方向に隣り合う管状部材22の間隔が設計値からずれた場合であっても、クランプ部材24を管状部材22に取り付けることができる。これにより、構造物用架台2の施工性を高められる。さらに、図7(b)に示すように、Y方向に長い貫通孔23Acの内周に複数の第1凹凸部23Ac1を設け、第1凹凸部23Ac1と係合する第2凹凸部25aを有するワッシャー部材25を用いてもよい。具体的にはワッシャー部材25は、板部25bと板部25bの外周に配置される第2凹凸部25aと板部25bに設けられる孔25cとを有する。これにより、構造物用架台2の施工後の寒暖差に伴う部材の熱膨張・熱収縮により、クランプ部材24が第1梁部材23Aの貫通孔23Acに沿って移動して、構造物用架台2が変形することで生じる破損を低減できる。
また、図8に示すように、第1梁部材23Aは、管状部材22の長手方向と交差するようにY方向に沿って配置するとともに、貫通孔23Acに代えて溝部23Aeを設けてもよい。具体的に、溝部23Aeは、第1梁部材23Aの第2板状部23Abに設けられており、Y方向に延びるとともにクランプ部材24に対向する第2板状部23Abの表面に設けられる。この溝部23Aeには、固定具24dが挿入されて固定される。溝部23Aeは、開口側よりも奥側でZ方向の幅を広く設けられており、固定具24dを構成するボルトの頭またはナットを係合できる形状にするとよい。これにより、クランプ部材24を第1梁部材23Aの長手方向に沿って自由な位置に配置できることから、構造物用架台2がより高い施工性を得られる。
なお、上述の実施形態では、構造物用架台2で支持する構造物として太陽電池モジュールを一例として示したが、これに限られない。例えば、構造物用架台2は、カーポート等の屋根材用の架台等に用いることができる。
PA:太陽電池装置
1:太陽電池モジュール(構造物)
10:太陽電池パネル
10a:受光面
10b:裏面
11:透光性基板
12:太陽電池素子
13:充填材
14:裏面保護部材
15:フレーム
16:配線材
2:構造物用架台
21:基礎
22:管状部材
22a:第1端面
22b:第2端面
22c:側面
23:梁部材
23A:第1梁部材
23Aa:第1板状部
23Ab:第2板状部
23Ac:貫通孔
23Ac1:第1凹凸部
23Ad:第3板状部
23Ae:溝部
23B:第2梁部材
24:クランプ部材
24a:本体部
24b:蝶番部
24c:掴み部
24d:固定具
25:ワッシャー部材
25a:第2凹凸部
25b:板部
25c:孔
P:設置面

Claims (5)

  1. 設置面において構造物を支持する構造物用架台であって、
    前記設置面上に配置されるとともに、前記構造物側に位置する第1端面および前記設置面側に位置する第2端面を有する管状部材と、
    前記構造物が配置された梁部材と、
    前記管状部材の前記第1端面側の端部が挿入された孔部および前記梁部材に固定する固定具を有するクランプ部材と、を備え、
    前記梁部材は、前記構造物の下方に位置し、前記第1端面を覆う第1板状部および該第1板状部に接続されるとともに前記固定具で固定される第2板状部を有する、構造物用架台。
  2. 前記梁部材は、前記第1板状部に接続されるとともに前記第2板状部に対向して位置する第3板状部をさらに有しており、
    前記第2板状部および前記第3板状部は、前記第1端面側の端部の側面を覆うように位置している、請求項1に記載の構造物用架台。
  3. 前記梁部材は、前記管状部材に交差する一方向に沿って設けられており、
    前記第2板状部は、前記固定具が挿入される、前記一方向に延びる長穴を有する、請求項1または請求項2に記載の構造用架台。
  4. 前記梁部材は、前記管状部材に交差する一方向に沿って設けられており、
    前記第2板状部は、前記一方向に延びるとともに前記クランプ部材に対向する表面に前記固定具を挿入して固定される溝部を有する、請求項1または請求項2に記載の構造用架台。
  5. 複数の太陽電池モジュールと、
    前記複数の太陽電池モジュールを設置面上で支持する構造物用架台と、を備え、
    前記架台は、
    前記設置面に配置されるとともに、前記設置面側に位置する第1端面および前記複数の太陽電池モジュール側に位置する第2端面を有する管状部材と、
    前記複数の太陽電池モジュールが配置された梁部材と、
    前記管状部材の前記第1端面側の端部が挿入された孔部および前記梁部材に固定する固定具を有するクランプ部材とを有しており、
    前記梁部材は、前記複数の太陽電池モジュールの下方に位置し、前記第1端面を覆う第1板状部および該第1板状部に接続されるとともに前記固定具で固定される第2板状部を有する、太陽電池装置。
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