JP2017068351A - 道路標識認識装置および道路標識認識方法 - Google Patents

道路標識認識装置および道路標識認識方法 Download PDF

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Abstract

【課題】状況に応じて道路標識が変更する場合であっても認識処理に要する期間の長期化を抑制する技術を提供する。【解決手段】第1取得部12は、車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得する。記憶部16は、参照画像を複数記憶する。第2取得部14は、車両の周辺の気象情報を取得する。認識部18は、記憶部16において記憶した複数の参照画像の1つを順番に選択していきながら、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する。ここで、認識部18は、取得した気象情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、道路標識認識技術に関し、特に画像に撮像されている道路標識を認識する道路標識認識装置および道路標識認識方法に関する。
車両に搭載されたカメラによって車両の走行方向の前方を撮像するとともに、撮像した画像から、道路に設置された道路標識を認識することによって、認識した内容を運転者に通知する技術が知られている。道路標識を認識するために、予め道路標識の画像をテンプレート画像として登録しておき、撮像した画像とテンプレート画像とを照合することが一般的になされている。しかしながら、認識対象の道路標識の種類が多いと、撮像した画像と照合すべきテンプレート画像の数が多くなってしまうので、一致するまでの認識処理に要する期間が長くなる。そのため、運転者への通知が遅くなってしまう。そのため、地図情報を搭載することによって、地図情報により道路の形状や交差点の有無などの道路状況を判定し、道路状況に応じて存在する可能性の高い道路標識が優先して認識される。そのため、一致するまでの認識処理にかかる期間が短縮される(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−305042号公報
一方、存在する可能性の高い道路標識が状況に応じて変更される場合がある。例えば、雨天のような場合と、それ以外(以下、「通常時」ということもある)において、道路標識が変更される場合である。また、このような状況は、工事等により速度規制がなされている場合でも生じる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、状況に応じて道路標識が変更する場合であっても認識処理に要する期間の長期化を抑制する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の道路標識認識装置は、車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得する第1取得部と、第1取得部において取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶する記憶部と、記憶部において記憶した複数の参照画像の1つを順番に選択していきながら、選択した参照画像と、第1取得部において取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する認識部と、車両の周辺の気象情報を取得する第2取得部とを備える。認識部は、第2取得部において取得した気象情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
本発明の別の態様もまた、道路標識認識装置である。この装置は、車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得する第1取得部と、第1取得部において取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶する記憶部と、記憶部において記憶した複数の参照画像の1つを順番に選択していきながら、選択した参照画像と、第1取得部において取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する認識部と、車両が走行している道路における速度規制情報を取得する第2取得部とを備える。認識部は、第2取得部において取得した速度規制情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
本発明のさらに別の態様もまた、道路標識認識装置である。この装置は、車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得する第1取得部と、第1取得部において取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶する記憶部と、記憶部において記憶した複数の参照画像の1つを順番に選択していきながら、選択した参照画像と、第1取得部において取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する認識部と、車両の走行速度情報を取得する第2取得部とを備える。認識部は、第2取得部において取得した走行速度情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
本発明のさらに別の態様は、道路標識認識方法である。この方法は、車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得するステップと、取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶したメモリから1つの参照画像を順番に選択していきながら、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識するステップと、車両の周辺の気象情報を取得するステップとを備える。認識するステップは、取得した気象情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
本発明のさらに別の態様もまた、道路標識認識方法である。この方法は、車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得するステップと、取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶したメモリから1つの参照画像を順番に選択していきながら、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識するステップと、車両が走行している道路における速度規制情報を取得するステップとを備える。認識するステップは、取得した速度規制情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
本発明のさらに別の態様もまた、道路標識認識方法である。この方法は、車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得するステップと、取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶したメモリから1つの参照画像を順番に選択していきながら、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識するステップと、車両の走行速度情報を取得するステップとを備える。認識するステップは、取得した走行速度情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、状況に応じて道路標識が変更する場合であっても認識処理に要する期間の長期化を抑制できる。
本発明の実施例1に係る道路標識認識装置の構成を示す図である。 図1の第2取得部における処理の概要を示す図である。 図1の記憶部に記憶したデータベースのデータ構造を示す図である。 図1の道路標識認識装置による認識手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る道路標識認識装置の構成を示す図である。 図5の記憶部に記憶したデータベースのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例3に係る道路標識認識装置の構成を示す図である。 図7の記憶部に記憶したデータベースのデータ構造を示す図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず前提を説明する。本発明の実施例1は、車両に搭載された撮像部において撮像した画像をもとに、道路に設置された道路標識を認識する道路標識認識装置に関する。道路標識の認識は、これまでと同様に、各種の道路標識の画像を予め登録しておき、予め登録した道路標識の画像(以下、「参照画像」という)と、撮像した画像とを比較することによってなされる。ここで、比較は、複数の参照画像から、1つの参照画像を選択し、選択した参照画像と、撮像した画像との間でなされる。撮像した画像に、選択した参照画像が撮像されていなければ、別の参照画像が選択されて、同様の処理が繰り返される。そのため、認識処理の初期の段階で選択した参照画像が、撮像した画像に撮像されていれば、認識処理の期間が短縮される。一方、認識処理の後期の段階で選択した参照画像が、撮像した画像に撮像されていれば、認識処理の期間が長期化される。
道路標識認識装置は、認識した道路標識に関する情報を運転者に通知するので、認識処理の期間の長期化を抑制することが望まれる。これに対応するために、道路標識認識装置は、参照画像に対して優先順位を設け、優先順位にしたがって参照画像を選択する。この優先順位は、道路に設置されている可能性の高い順序に応じて設定される。一方、前述のごとく、存在する可能性の高い道路標識が状況に応じて変更される場合、例えば、通常時と雨天時で変更される場合がある。このような状況においても、認識処理の期間の長期化を抑制するために、本実施例に係る道路標識認識装置は、通常時における参照画像の順序と、雨天時における参照画像の順序とを規定している。また、道路標識認識装置は、雨天であるか否かを判定し、判定結果に応じて順序を選択する。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明する。かかる実施例に示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例1に係る道路標識認識装置100の構成を示す。道路標識認識装置100は、第1取得部12、第2取得部14、記憶部16、認識部18を含む。道路標識認識装置100には、撮像部10、通知部20が接続される。
撮像部10は、道路標識認識装置100を搭載する車両(図示せず)の前方部分、例えば、ルームミラー等に搭載されており、車両の周辺、例えば、前方を撮像する。撮像部10によって撮像された画像は、動画像であってもよく、静止画像であってもよい。撮像部10は、撮像した画像をデジタルデータ(以下、これもまた「画像」という)を第1取得部12に出力する。第1取得部12は、撮像部10からの画像を取得する。第1取得部12は、取得した画像を第2取得部14、認識部18に出力する。
第2取得部14は、第1取得部12からの画像を入力する。第2取得部14は、入力した画像をもとに、車両の周辺の気象情報を取得する。具体的に説明すると、第2取得部14は、画像において、車両のワイパーが動作している場合に、気象情報が雨天であることを特定する。一方、第2取得部14は、車両のワイパーが動作していない場合に、気象情報が雨天でないことを特定する。
図2は、第2取得部14における処理の概要を示す。図示のごとく、ワイパー40が動作した場合、車内からフロントウインドウに向かって設置してある撮像部10によって撮像した画像には、おおきな黒い影としてワイパー40が映る。第2取得部14は、公知の画像認識処理を実行することによって、ワイパー40の有無を判定する。第2取得部14は、ワイパー40があれば、ワイパー40が動作していると判定し、ワイパー40がなければ、ワイパー40が動作していないと判定する。図1に戻る。
記憶部16は、デジタルデータを記憶可能なメモリユニットである。記憶部16は、複数の参照画像を記憶する。前述のごとく、参照画像は、画像に撮像されうる道路標識のテンプレート画像である。また、記憶部16は、認識順序情報も記憶する。認識順序情報とは、認識順序のリストであり、画像に対して参照画像を比較する場合の順序を記載したリストである。これは、複数の状況に対応するように、複数のパターンの順序が予め定められている。ここでは、複数の状況が「通常時」、「雨天時」であるとする。
図3は、記憶部16に記憶したデータベースのデータ構造を示す。前述のごとく、通常時と雨天時のパターンの認識順序情報が示される。高速道路等では、雨天時に速度規制がなされ、通常よりも低い制限速度となることがある。例えば、通常時の制限速度が80キロであっても、雨天時の制限速度が50キロなどに変更される。そのため、通常時よりも雨天時に、50キロの速度標識の優先順位を上げることによって、50キロの速度標識がより早く比較に使用される。図1に戻る。
認識部18は、起動時に、記憶部16に記憶した複数の参照画像と認識順序情報を作業領域に保存して、認識処理のための初期設定を実行する。認識部18は、第2取得部14において取得した気象情報をもとに、認識順序情報における状況を選択する。これは、気象情報に応じて、参照画像の選択順序を変更することに相当する。気象情報が雨天でない場合、認識部18は、雨天時の認識順序を選択していれば、晴天カウンタをインクリメントする。一方、気象情報が雨天である場合、認識部18は、晴天カウンタをリセットし、雨天時の認識順序を選択する。晴天カウンタは、雨天時の認識順序に変更された後、車両が雨天エリアを抜けた場合に通常時の認識順序に戻すためのカウンタである。雨天時の認識順序が選択されている場合に、晴天カウンタが規定値以上になれば、認識部18は、通常時の認識順序に変更し、晴天カウンタをリセットする。なお、認識部18は、起動時に、通常時の認識順序を選択する。
認識部18は、選択した認識順序にしたがって、複数の参照画像の1つを順番に選択する。認識部18は、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する。その際、認識部18は、参照画像を画像の中の位置を変えながら比較を実行し、一致した場合に、道路標識を認識する。なお、比較の評価値には、画素の輝度値の差の二乗の合計値が使用されており、認識部18は、評価値が予め決めておいた規定値よりも小さければ一致したと判定する。認識部18は、道路標識を認識した場合、参照画像に対応するアイコン画像を、通知部20におけるディスプレイに表示する。また、認識部18は、通知部20におけるスピーカからビープ音を出力する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による道路標識認識装置100の動作を説明する。図4は、道路標識認識装置100による認識手順を示すフローチャートである。第1取得部12は、画像を取得する(S10)。第2取得部14が雨天と判定しない場合(S12のN)、認識部18は、雨天時順序を選択していなければ、晴天カウンタをインクリメントする(S14)。第2取得部14が雨天と判定した場合(S12のY)、認識部18は、雨天時順序に変更し、晴天カウンタをリセットする(S16)。晴天カウンタが規定値以上であれば(S18のY)、認識部18は、通常時順序に変更し、晴天カウンタをリセットする(S20)。晴天カウンタが規定値以上でなければ(S18のN)、ステップ20はスキップされる。
認識部18は、参照画像を選択する(S22)。参照画像と画像とが一致しない場合(S24のN)、次の参照画像があれば(S30のY)、ステップ22に戻る。次の参照画像がなければ(S30のN)、ステップ32に進む。参照画像と画像とが一致した場合(S24のY)、通知部20は、ディスプレイにアイコン画像を表示し(S26)、スピーカからビープ音を出力して(S28)から、ステップ32に進む。画像があれば(S32のY)、ステップ10に戻る。画像がなければ(S32のN)、処理は終了される。
本実施例によれば、気象情報に応じて参照画像の選択順序を変更するので、気象情報に応じて道路標識が変更する場合であっても、一致する可能性の高い参照画像を優先的に比較に使用できる。また、一致する可能性の高い参照画像が優先的に比較に使用されるので、認識処理に要する期間の長期化を抑制できる。また、画像をもとに気象情報を特定するので、気象情報を特定するための構成の追加を不要にできる。また、ワイパーが動作している場合に気象情報が雨天であることを特定するので、特定精度を向上できる。また、雨天か否かによって、参照画像を比較に使用する順序を変更するので、通知までにかかる処理時間を短縮できる。また、雨天時には雨天時用の順序で道路標識の認識を行って認識次第通知するので、運転者に通知するまでの時間を短縮できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、車両に搭載された撮像部において撮像した画像をもとに、道路に設置された道路標識を認識する道路標識認識装置に関する。実施例1に係る道路標識認識装置は、気象情報が雨天であるか、雨天でないかに応じて、認識順序を変更する。一方、実施例2に係る道路標識認識装置は、道路の規制情報に応じて認識順序を変更する。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図5は、本発明の実施例2に係る道路標識認識装置100の構成を示す。道路標識認識装置100は、図1と同様に構成されており、道路標識認識装置100には、撮像部10、通知部20、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)受信部30、GPS(Global Positioning System)受信部32が接続される。
VICS受信部30は、VICSに対応した受信機能を有し、FM多重放送や道路上の発信機からの交通情報を受信する。交通情報では、大半の高速道路と都市圏の一般道路を対象に、渋滞・工事等の情報が提供される。VICS受信部30は、交通情報に含まれた速度規制情報を第2取得部14に出力する。
GPS受信部32は、GPS衛星からの信号を受信することによって、車両が存在している位置を測位する。車両が存在している位置の情報(以下、「位置情報」という)は、緯度、経度、高度によって示される。GPS受信部32は、位置情報を第2取得部14に出力する。第2取得部14は、VICS受信部30から速度規制情報を取得し、GPS受信部32から位置情報を取得する。第2取得部14は、速度規制情報と位置情報とを認識部18に出力する。
記憶部16は、複数の参照画像を記憶するとともに、認識順序情報を記憶する。なお、認識順序情報の内容は、実施例1と異なる。また、記憶部16は、地図データも記憶する。図6は、記憶部16に記憶したデータベースのデータ構造を示す。認識順序のパターンとして、「高速自動車国道」、「高速自動車国道−規制中」、「都市高速道路」、「都市高速道路−規制中」、「一般国道」、「主要地方道」、「その他の道路」のそれぞれに対するパターンが規定されている。道路標識自体の重要度とそれぞれの道路走行中での遭遇頻度の高さを考慮して認識順序が決められており、規制中のリストでは制限速度50キロ標識など規制速度の標識の優先順位が高くされる。また、主要地方道での最高速度80キロ標識など、設置されている可能性が低い道路標識はリストから除外される。図5に戻る。
認識部18は、第1取得部12から画像を入力し、第2取得部14から位置情報、速度規制情報を取得する。認識部18は、位置情報をもとに、記憶部16に記憶した地図データから現在走行中の道路およびその種別を特定する。また、認識部18は、特定した道路に対する規制が道路規制情報に含まれているかを確認する。認識部18は、特定した道路種別と、規制中であるか否かに応じて、記憶部16に記憶した認識順序情報における認識順序を選択する。例えば、認識部18は、高速自動車国道を走行中には「高速自動車国道」用の認識順序を選択するが、走行中の道路が速度規制中である場合、「高速自動車国道−規制中」用の認識順序を選択する。これにつづく、参照画像の選択、参照画像と画像との比較は、前述と同様であるので、ここでは説明を省略する。つまり、認識部18は、位置情報、速度規制情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
本実施例によれば、速度規制情報に応じて、参照画像の選択順序を変更するので、速度規制情報に応じて道路標識が変更する場合であっても、一致する可能性の高い参照画像を優先的に比較に使用できる。また、一致する可能性の高い参照画像が優先的に比較に使用されるので、認識処理に要する期間の長期化を抑制できる。また、速度規制情報などから参照画像を比較に使用する順序を変更するので、通知までの時間を短縮できる。また、道路種別と速度規制情報により認識順序を変更するので、運転者への通知を迅速にできる。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、車両に搭載された撮像部において撮像した画像をもとに、道路に設置された道路標識を認識する道路標識認識装置に関する。実施例1に係る道路標識認識装置は、気象情報が雨天であるか、雨天でないかに応じて、認識順序を変更する。一方、実施例3に係る道路標識認識装置は、車両の速度に応じて認識順序を変更する。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図7は、本発明の実施例3に係る道路標識認識装置100の構成を示す。道路標識認識装置100は、図1と同様に構成されており、道路標識認識装置100には、撮像部10、通知部20、制御部34が接続される。
制御部34は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)であり、車両の走行速度情報を取得する。制御部34は、走行速度情報を第2取得部14に出力する。第2取得部14は、制御部34から、走行速度情報を取得し、走行速度情報を認識部18に出力する。
記憶部16は、複数の参照画像を記憶するとともに、認識順序情報を記憶する。なお、認識順序情報の内容は、実施例1、2と異なる。図8は、記憶部16に記憶したデータベースのデータ構造を示す。認識順序パターンとして、「100キロ」走行中、「80キロ」走行中、「60キロ」走行中、「40キロ」のそれぞれに対するパターンが規定されている。それぞれ、道路標識の重要度とその走行速度においての遭遇頻度の高さを考慮して認識順序が決められている。図7に戻る。
認識部18は、第1取得部12から画像を入力し、第2取得部14から走行速度情報を取得する。認識部18は、走行速度情報をもとに、記憶部16に記憶した認識順序情報における認識順序を選択する。例えば、認識部18は、走行速度が、90キロ以上なら「100キロ」走行中のパターンの認識順序を選択し、70キロ以上90キロ未満なら「80キロ」走行中のパターンの認識順序を選択する。また、認識部18は、走行速度が、50キロ以上70キロ未満なら「60」キロ走行中のパターンの認識順序を選択し、「50キロ」未満なら「40キロ」走行中のパターンの認識順序を選択する。これにつづく、参照画像の選択、参照画像と画像との比較は、前述と同様であるので、ここでは説明を省略する。つまり、認識部18は、走行速度情報に応じて、参照画像の選択順序を変更する。
本実施例によれば、走行速度情報に応じて、参照画像の選択順序を変更するので、一致する可能性の高い参照画像を優先的に比較に使用できる。また、一致する可能性の高い参照画像が優先的に比較に使用されるので、認識処理に要する期間の長期化を抑制できる。また、走行速度情報から参照画像を比較に使用する順序を変更するので、通知までの時間を短縮できる。また、走行速度情報を使用するので、地図データがなくても、認識期間を短縮できる。また、走行速度情報により認識順序を変更するので、運転者への通知を迅速にできる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例1乃至3において、認識部18は、1回の照合一致で認識したとしている。しかしながらこれに限らず例えば、認識部18は、複数回の一致で認識したと判定してもよい。本変形例によれば、認識精度を向上できる。
本実施例1乃至3において、認識部18は、参照画像を使用して認証処理を実行している。しかしながらこれに限らず例えば、認識部18は、画像の特徴点を検出した特徴点データをもとに認証処理を実行してもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
本実施例1において、第2取得部14は、画像をもとに気象情報を特定している。しかしながらこれに限らず例えば、降雨センサを車両に搭載し、第2取得部14は、降雨センサでの検出結果をもとに気象情報を特定してもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
本実施例1において、第2取得部14は、画像にワイパー40が1度の写り込むことによって、雨天と判定している。しかしながらこれに限らず例えば、第2取得部14は、複数回で判定してもよい。また、第2取得部14は、ワイパー40の映り込みでなく、フロントウインドウに付く水滴などを検出して判定してもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
本実施例2において、認識部18は、速度規制情報をもとに、参照画像の順序を変更している。しかしながらこれに限らず例えば、認識部18は、工事実施区間などの規制情報をもとに、参照画像の順序を変更してもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
10 撮像部、 12 第1取得部、 14 第2取得部、 16 記憶部、 18 認識部、 20 通知部、 100 道路標識認識装置。

Claims (8)

  1. 車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部において取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶する記憶部と、
    前記記憶部において記憶した複数の参照画像の1つを順番に選択していきながら、選択した参照画像と、前記第1取得部において取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する認識部と、
    前記車両の周辺の気象情報を取得する第2取得部とを備え、
    前記認識部は、前記第2取得部において取得した気象情報に応じて、参照画像の選択順序を変更することを特徴とする道路標識認識装置。
  2. 前記第2取得部は、前記撮像部から取得した画像をもとに、気象情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の道路標識認識装置。
  3. 前記第2取得部は、前記撮像部から取得した画像において、ワイパーが動作している場合に、気象情報が雨天であることを取得することを特徴とする請求項2に記載の道路標識認識装置。
  4. 車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部において取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶する記憶部と、
    前記記憶部において記憶した複数の参照画像の1つを順番に選択していきながら、選択した参照画像と、前記第1取得部において取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する認識部と、
    前記車両が走行している道路における速度規制情報を取得する第2取得部とを備え、
    前記認識部は、前記第2取得部において取得した速度規制情報に応じて、参照画像の選択順序を変更することを特徴とする道路標識認識装置。
  5. 車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部において取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶する記憶部と、
    前記記憶部において記憶した複数の参照画像の1つを順番に選択していきながら、選択した参照画像と、前記第1取得部において取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識する認識部と、
    前記車両の走行速度情報を取得する第2取得部とを備え、
    前記認識部は、前記第2取得部において取得した走行速度情報に応じて、参照画像の選択順序を変更することを特徴とする道路標識認識装置。
  6. 車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得するステップと、
    取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶したメモリから1つの参照画像を順番に選択していきながら、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識するステップと、
    車両の周辺の気象情報を取得するステップとを備え、
    前記認識するステップは、取得した気象情報に応じて、参照画像の選択順序を変更することを特徴とする道路標識認識方法。
  7. 車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得するステップと、
    取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶したメモリから1つの参照画像を順番に選択していきながら、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識するステップと、
    前記車両が走行している道路における速度規制情報を取得するステップとを備え、
    前記認識するステップは、取得した速度規制情報に応じて、参照画像の選択順序を変更することを特徴とする道路標識認識方法。
  8. 車両の周辺を撮像する撮像部からの画像を取得するステップと、
    取得した画像に撮像されうる道路標識に対して、参照画像を複数記憶したメモリから1つの参照画像を順番に選択していきながら、選択した参照画像と、取得した画像とを比較することによって、画像に撮像された道路標識を認識するステップと、
    前記車両の走行速度情報を取得するステップとを備え、
    前記認識するステップは、取得した走行速度情報に応じて、参照画像の選択順序を変更することを特徴とする道路標識認識方法。
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