JP2017066837A - ふとん篭用金網パネル及びふとん篭 - Google Patents

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Tsunehiko Shirai
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Abstract

【課題】ふとん篭を形成する金網パネルの外周枠に改良を施すことにより、該外周枠及び金網パネルの形状を安定化させると共に、該金網パネルを使用してふとん篭を形成する際に、該金網パネルを隙間なく整然としかも安定的に配置して連結することができるようにする。
【解決手段】ふとん篭を形成する金網パネル2−7が、矩形の金網板10の外周に針金からなる矩形の外周枠11を取り付けることにより形成され、前記外周枠11は、針金をコ字形に折曲した一対の枠半体13,14からなっていて、該枠半体は、縦枠線部13a,14aと、該縦枠線部13a,14aの両端から直角且つ相互に平行をなすように延出する左右の横枠線部13b,14bとを有し、一方の枠半体13における前記左右の横枠線部13bの先端と、他方の枠半体14における前記左右の横枠線部14bの先端とを相互に連結することにより、前記外周枠11が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ふとん篭を形成するための金網パネルと、この金網パネルで形成されたふとん篭とに関するものである。
例えば、海岸、河岸、湖岸等の岸辺に護岸壁を構築したり、傾斜地の法面に補強壁を構築したりする場合に、図7に示すようなふとん篭30が使用される。このふとん篭30は、菱形金網からなる矩形の金網パネル31a−31fを底面、前面、後面、左面、右面、上面に配置することにより直方体状に形成したもので、上面の金網パネル31fを取り外した状態で内部に栗石等の石材を充填したあと、前記上面の金網パネル31fを取り付けることにより、石詰めされたふとん篭即ち石詰篭を形成し、それを現場に運搬して前後、左右、あるいは上下に並べて設置することにより、前記護岸壁や補強壁が形成される。
前記ふとん篭30は、通常、図9又は図10に展開図として示すような構成を有している。このうち、図9に示すふとん篭30Aでは、前記金網パネル31a−31fが個別に形成されていて、各金網パネル31a−31fの外周に、針金からなる外周枠32が取り付けられている。この外周枠32は、底面の金網パネル31aと前面の金網パネル31bと左面の金網パネル31dとで代表的に示すように、矩形の金網板33の四つの辺にそれぞれ枠線32a−32dを個別に取り付け、隣接する枠線の端部同士を金網パネル31a−31fのコーナー部即ち四隅で連結することにより、矩形枠状に形成されている。前記枠線32a−32d同士の連結は、該枠線32a−32dの端部を環状又は鉤状に折り曲げて相互に絡ませることにより行われる。図中の符号35は、補強用の骨線である。
そして、前記六面の金網パネル31a−31fを直方体状に配置し、隣接する金網パネル31a−31fの外周枠32の相対する枠線32a−32d同士をコイル状の連結金具34を巻き付けて連結することにより、前記ふとん篭30が形成される。
一方、図10に示すふとん篭30Bでは、底面と前面と後面とに配置される金網パネル31a−31cが、一枚の菱形金網33Aにより一続きに形成され、その他の左面、右面、及び上面の金網パネル31d−31fは、個別に形成されている。また、各金網パネル31a−31fの外周に取り付けられた矩形の外周枠32は、矩形の金網板33の四つの辺に個別に取り付けられた枠線32a−32dを相互に連結することにより形成されているが、前記底面の金網パネル31aの外周枠32と、前記前面及び後面の金網パネル31b,31cの外周枠32とは、それらの境界に挿通された一本の枠線32ab,32abを共有している。
そして、前記前面及び後面の金網パネル31b,31cを前記共有する枠線32ab,32abの位置で折り曲げて起立させたあと、左面及び右面の金網パネル31d,31eを連結金具34で連結することにより容体部分を組み立て、この容体部分に石材を充填したあと上面の金網パネル31fを取り付けることにより、前記石詰篭30が形成される。
このような構成を有する従来のふとん篭30においては、各金網パネル31a−31fの外周枠32が、四本の枠線32a−32dの端部同士を該金網パネルの四隅で連結することにより形成されているため、該金網パネル31a−31fを連結してふとん篭30を組み立てる際に、図7及び図8から明らかなように、該ふとん篭30の各稜角部に、該稜角部を取り囲む三つの面の金網パネルの前記枠線の連結部が集中することになる。この連結部は、隣接する二本の枠線の端部を環状又は鉤状に折り曲げて相互に絡ませているため、かなり嵩張った状態になっており、このような嵩張った連結部がふとん篭30の稜角部に集中すると、それらが互いに接触し合うことによって外側にふくれ、コンパクトにまとまりにくい。このため、隣接する金網パネル31a−31fを隙間なく整然としかも安定的に配置して連結することが困難になり易い。
しかも、前記外周枠を形成する四本の枠線32a−32dは、前述のように、端部を環状又は鉤状に折り曲げることによって連結されているため、それらの連結状態は比較的緩く、枠線の変位や位置ずれ等によって外周枠が変形し易いだけでなく、この外周枠の変形に合わせて菱形金網の列線も弛むため、金網パネル全体の形状も安定しにくいという問題もあった。
本発明の技術的課題は、ふとん篭を形成する金網パネルの外周枠に改良を施すことにより、該外周枠及び金網パネルの形状を安定化させると共に、該金網パネルを使用してふとん篭を形成する際に、該金網パネルを隙間なく整然としかも安定的に配置して連結することができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明に係るふとん篭用金網パネルは、矩形の金網板の外周に針金からなる矩形の外周枠を取り付けることにより形成され、前記外周枠は、針金をコ字形に折曲した一対の枠半体からなっていて、該枠半体は、縦枠線部と、該縦枠線部の両端から直角且つ互いに平行をなすように延出する左右の横枠線部とを有し、一方の枠半体における左右の横枠線部の先端と、他方の枠半体における左右の横枠線部の先端とを相互に連結することにより、前記外周枠が形成されている。
本発明において、前記金網パネルは長手方向と短手方向とを有し、前記外周枠は、前記金網パネルの長手方向一半部側の第1の枠半体と、他半部側の第2の枠半体とからなり、該第1の枠半体と第2の枠半体とは、前記金網パネルの長手方向の中央部で相互に連結され、該金網パネルの中央部には、補強用の骨線が該金網パネルを短手方向に横断するように配設され、該骨線の両端が、前記第1の枠半体と第2の枠半体とが連結された連結部の位置で前記外周枠に結着されていることが望ましい。
また、本発明においては、前記骨線が、前記第1の枠半体と第2の枠半体とを連結するための連結金具を兼ねていても良い。
この場合、前記第1の枠半体における左右の横枠線部の先端と、前記第2の枠半体における左右の横枠線部の先端とに、それぞれ環が形成され、前記第1の枠半体の横枠線部に形成された環と前記第2の枠半体の横枠線部に形成された環とを前記骨線で相互に連結することにより、前記第1の枠半体と第2の枠半体とが相互に連結される。
また、本発明によれば、前記金網パネルを用いた直方体状のふとん篭が提供される。該ふとん篭は、底面、前面、後面、左面、右面、上面の六面に配置された矩形の金網パネルのうち、少なくとも前面及び後面の金網パネルが、請求項1から4の何れかに記載された金網パネルである。
この場合、前記六面の金網パネルがそれぞれ個別に形成されていて、該六面の金網パネルのうち底面、前面、後面及び上面の金網パネルが前記請求項1から4の何れかに記載された金網パネルであっても良く、あるいは、前記六面の金網パネルのうち、底面、前面及び後面の金網パネルが一連の菱形金網よって一体に形成されていても良い。
本発明によれば、金網パネルの外周枠を、コ字形をした一対の枠半体で形成したことにより、前記外周枠が四本の枠線を連結することにより形成されている従来の金網パネルに比べ、枠線の変位や位置ずれ等による外周枠の変形や金網パネル全体の変形等が生じにくく、また、前記従来の金網パネルのように四本の枠線を該金網パネルの四隅で連結した構成ではないため、該金網パネルを使用してふとん篭を形成する際に、隣接する金網パネルにおける枠線の連結部がふとん篭の稜角部に集中することがなく、このため、各金網パネルを隙間なく整然としかも安定的に配置して連結することができる。
本発明に係るふとん篭の第1実施形態を示す斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図1のふとん篭の展開図である。 一部の金網パネルの拡大平面図である。 本発明に係るふとん篭の第2実施形態を示す斜視図である。 図4のふとん篭の展開図である。 従来のふとん篭の斜視図である。 図7の要部拡大図である。 従来のふとん篭の一つの構成例を示す展開図である。 従来のふとん篭の他の構成例を示す展開図である。
図1には本発明に係るふとん篭の第1実施形態が示されている。このふとん篭1Aは、菱形金網によって直方体状に形成されたもので、長さL方向と幅W方向と高さH方向とを有し、内部に栗石等の石材を充填することにより石詰篭として設置現場に搬送し、前後、左右、上下に並べて設置することにより、海岸、河岸、湖岸等の岸辺に護岸壁を構築したり、傾斜地の法面に補強壁を構築したりするものである。
前記ふとん篭1Aの長さLと幅Wと高さHとの寸法関係は、通常L>W>Hであり、具体的な数値の一例は、L=2000mm、W=1000mm、H=500mmであるが、それ以外の数値ももちろん存在する。
前記ふとん篭1Aは、図3の展開図からも明らかなように、底面の金網パネル2と、前面の金網パネル3と、後面の金網パネル4と、左面の金網パネル5と、右面の金網パネル6と、上面の金網パネル7との、六面の金網パネルによって形成されている。これらの金網パネル2−7は、菱形金網からなる矩形の金網板10の外周に、針金からなる矩形の外周枠11を取り付けることにより直方体状に形成されたもので、長手方向と短手方向とを有し、六面の金網パネル2−7が全て別々に形成されている。
前記六面の金網パネル2−7のうち、底面、前面、後面及び上面の金網パネル2,3,4,7と、左面及び右面の金網パネル5,6とでは、金網板10に対する外周枠11の取り付け方が互いに異なっている。しかし、前記底面、前面、後面及び上面の金網パネル2,3,4,7同士、及び、前記左面及び右面の金網パネル5,6同士では、金網板10に対する外周枠11の取り付け方が互いに同じである。
そこで、先ず、前記底面、前面、後面及び上面の金網パネル2,3,4,7の、金網板10に対する外周枠11の取り付け方について、図4により、底面の金網パネル2を代表例にして説明する。
前記底面の金網パネル2において、菱形金網からなる前記金網板10は、偏平螺旋状に折曲した列線12の折曲部12a同士を順次連繋させることにより形成されていて、前記列線12は、前記金網パネル2の長手方向(ふとん篭1Aの長さL方向)に延在するように配列されている。
一方、前記外周枠11は、針金をコ字形に折曲して形成した一対の枠半体13,14を、相互に連結することにより形成されたもので、前記金網板10の長手方向の一半部側に一方の第1の枠半体13が取り付けられ、該金網板10の長手方向の他半部側に他方の第2の枠半体14が取り付けられている。
前記枠半体13,14は、縦枠線部13a,14aと、該縦枠線部13a,14aの両端から直角且つ互いに平行に延出する左右の横枠線部13b,14bとを有し、一対の枠半体13,14は、実質的に互いに同じ形状及び同じ大きさを有している。
前記一対の枠半体13,14は、前記金網板10に次のようにして装着され、且つ相互に連結されている。
即ち、前記第1の枠半体13は、前記金網板10の長手方向の一端側から、左右の横枠線部13bを、該金網板10の短手方向の両端に位置する列線12の内部にそれぞれ挿通して該列線12の折曲部12aに係止させることにより、該金網板10の長手方向の一半部側に装着され、前記第2の枠半体14は、前記金網板10の長手方向の他端側から、左右の横枠線部14bを、前記金網板10の短手方向の両端に位置する列線12の内部にそれぞれ挿通して該列線12の折曲部12aに係止させることにより、該金網板10の長手方向の他半部側に装着される。
次に、前記第1の枠半体13の左右の横枠線部13bの先端に形成された連結用の環15と、前記第2の枠半体14の左右の横枠線部14bの先端に形成された連結用の環16とを相互に重ね合わせ、前記金網板10を短手方向に横断するように配設された骨線17の一端と他端とを、前記重ね合わせた環15,16内にそれぞれ挿通し、折り曲げて前記環15,16同士を相互に結着、固定することにより、前記第1の枠半体13と第2の枠半体14とが相互に連結されて、前記外周枠11が形成される。
従って、前記外周枠11の長辺である横枠辺11bは、相互に連結された前記第1の枠半体13の横枠線部13bと第2の枠半体14の横枠線部14bとによって形成され、前記外周枠11の短辺である縦枠辺11aは、前記第1の枠半体13の縦枠線部13aと、第2の枠半体14の縦枠線部14aとによってそれぞれ形成される。
なお、前記第1の枠半体13の横枠線部13bと第2の枠半体14の横枠線部14bとの前記環15,16による連結部の位置は、前記横枠辺11bの中央部に位置している。
前記骨線17は、前記外周枠11を形成する針金と同様の針金により形成され、前記金網パネル2の長手方向の中央部に列線12を縫うように配置されて該列線12に係止することにより、前記金網パネル2の中間部を補強する補強線としての役目を果たすものであり、この実施形態においては、前記一対の枠半体13,14を相互に連結するための連結部材も兼ねている。
なお、図示した例では、前記骨線17が、隣接する列線12の折曲部12aが係止する連繋部12bの位置から外れた位置に挿通されているが、前記連繋部12bの位置に挿通することもできる。
そして、前記第1の枠半体13の縦枠線部13aと第2の枠半体14の縦枠線部14aとに、前記列線12の一端12cと他端12dとをそれぞれ巻き付けて連結することにより、前記底面の金網パネル2が形成される。
なお、前述した場合とは違い、前記一対の枠半体13,14を前記金網板10の長手方向の一半部側と他半部側とに装着したあと、該一対の枠半体13,14の縦枠線部13a,14aにそれぞれ前記列線12の両端を連結する作業を先に行い、そのあとに、前記一対の枠半体13,14の横枠線部13b,14b同士を相互に連結する作業を行っても良い。
完成した前記金網パネル2において、その四隅は、針金が単に直角に折り曲げられた状態になっていて、図7−図10に示す従来の金網パネルのように隣接する2本の枠線の端部同士が連結された状態になっていないため、該四隅における枠線相互の変位や位置ずれ等による外周枠11の弛みや変形等が生じにくく、これに起因する金網パネル全体の弛みや変形等も生じにくい。
この点は、前記前面、後面及び上面の金網パネル3,4,7も前記底面の金網パネル2と同様の構成を有しているため、同じである。
一方、前記左面及び右面の金網パネル5,6においては、図3に示すように、矩形の金網板10の四つの辺にそれぞれ枠線18a,18b,18c,18dが個別に取り付けられ、前記金網パネル5,6のコーナー部即ち四隅において、隣接する枠線の端部同士を環状又は鉤状に折り曲げて相互に絡ませ、連結することにより、前記外周枠11が形成されている。
前記構成を有する金網パネル2−7でふとん篭1Aを形成するときは、六面の前記金網パネル2−7を直方体状に配置し、図1に示すように、隣接する金網パネル2−7の外周枠11の相対する枠辺同士をコイル状の連結金具19を巻き付けて連結することにより、前記ふとん篭1Aが形成される。
このとき、図3から明らかなように、前記左面及び右面の金網パネル5,6の外周枠11は、四本の枠線18a−18dが該金網パネル5,6の四隅で連結されているが、図3及び図4から明らかなように、前記底面、前面、後面及び上面の金網パネル2,3,4,7の外周枠11は、コ字形をした一対の枠半体13,14により形成されているので、図2に図1の一部の稜角部にCについて示すように、ふとん篭1Aの該稜角部に枠線18a−18dの連結部が来るのは、前記左面又は右面の金網パネル5又は6の分だけであり、図8に示す従来のふとん篭のように稜角部を取り囲む三つの金網パネルのコーナー部の枠線の連結部が全て該稜角部に集中することがないため、各金網パネル2−7を隙間なく整然としかも安定的に配置して連結することが可能である。
前記ふとん篭1Aは、上面の金網パネル7を開いた状態で内部に栗石等の石材を充填した後、前記上面の金網パネル7を閉じることにより、石詰めされたふとん篭1A即ち石詰篭を形成し、それを設置現場に輸送して前後、左右、上下に並べて設置することにより、海岸、河岸、湖岸等の岸辺に護岸壁を構築したり、傾斜地の法面に補強壁を構築したりする。このとき、前記護岸壁や補強壁の強度を高める必要があるときは、隣接する石詰篭同士を相互に連結する。
前記石詰篭即ちふとん篭1A同士の連結は、通常、左右に隣接するふとん篭1Aの前面の金網パネル3又は後面の金網パネル4の外周枠11の縦枠辺11a同士を、一緒に結束されている左面の金網パネル5又は右面の金網パネル6の外周枠11の縦枠辺18aと共に、針金で結着することにより行われるが、前記前面及び後面の金網パネル3,4の外周枠11は、一対の枠半体13,14により形成されていて長手方向にも短手方向にも緩みにくいため、前記外周枠11による連結強度は大きくなる。
また、前記前面の金網パネル3又は後面の金網パネル4の外周枠11の縦枠辺11a同士を連結する代わりに、あるいはそれに加えて、上面の金網パネル7の外周枠11の縦枠辺11a同士を、一緒に結束されている左面の金網パネル5又は右面の金網パネル6の外周枠11の縦枠辺18cと共に針金で結着するようにしても、同様の強度が得られる。
さらには、前後に隣接するふとん篭1Aの上面の金網パネル7の外周枠11の横枠辺11b同士を、一緒に結束されている前面の金網パネル3又は後面の金網パネル4の外周枠11の横枠辺11bと共に、針金で結着することもできるが、この場合にも同様の強度が得られることになる。
前記実施形態では、前記底面、前面、後面及び上面の金網パネル2,3,4,7の外周枠11を形成する一対の枠半体13,14の連結を、左右の横枠線部13b,14bの先端に形成された環15,16同士を前記骨線17で結着、固定することにより行っているが、前記環15,16同士を骨線17以外の針金で結着、固定し、前記骨線17は、前記環15,16による連結部の位置とは別の位置に取り付けることもできる。
あるいは、前記一対の枠半体13,14同士の連結を、前述したように横枠線部13b,14bの先端に予め形成した環15,16同士を骨線17や針金等で結着するのではなく、第1の枠半体13の横枠線部13bの先端と第2の枠半体14の横枠線部14bの先端とを、直接係止させることによって連結しても良く、この場合、前記骨線17は、前記横枠線部13b,14bの先端同士が係止し合う連結部の位置に、両横枠線部13b,14bに係止するように取り付けても、該連結部とは無関係の位置に取り付けても良い。
また、前記一対の枠半体13,14の大きさは互いに異なっていても良く、その場合、横枠線部13b,14b同士を連結する連結部の位置は、前記外周枠11の長手方向の中央より何れか一端側に偏奇した位置を占めることになる。このとき、前記骨線17は、前記連結部の位置とは無関係に金網パネル2,3,4,7の中央に配設されるが、前記連結部が該金網パネル2,3,4,7の中央に比較的近い位置にあるときは、該連結部の位置に配設することもできる。
更に、前記実施形態では、前記底面、前面、後面及び上面の金網パネル2,3,4,7の外周枠11が一対の枠半体13,14によって形成されているが、少なくとも前面及び後面の金網パネル3,4の外周枠11が一対の枠半体13,14によって形成されていれば良く、前記底面及び上面の金網パネル2,7の外周枠11は、左面及び右面の金網パネ5,6の外周枠11と同様に、四本の枠線18a,18b,18c,18dにより形成されていても構わない。
ふとん篭1Aをこのように構成した場合、その稜角部には、底面の金網パネル2と左面又は右面の金網パネル5又は6、あるいは上面の金網パネル7と左面又は右面の金網パネル5又は6と言ったように、二面の金網パネルのコーナー部の枠線18a,18b,18c,18dの連結部が集まることになるが、従来のふとん篭1Aのように三面全ての金網パネルのコーナー部の枠線の連結部が集中することはないため、従来品に比べてふとん篭1Aの形成は容易であり、また、現場に設置したふとん篭1A同士の連結を、前記前面又は後面の金網パネル3又は4の外周枠11によって行うことでその連結強度を高めることができるため、本発明の目的を達成することができる。
図5には、本発明に係るふとん篭の第2実施形態が示されている。この第2実施形態のふとん篭1Bは、図6の展開図から明らかなように、底面、前面、後面、左面、右面及び上面の六面の金網パネル2−7のうち、底面、前面及び後面の三面の金網パネル2,3,4が一連の菱形金網よって一体に形成されている点で、前記第1実施形態のふとん篭1Aと相違している。
即ち、前記底面、前面及び後面の金網パネル2,3,4の金網板10は、列線12を各金網パネル2,3,4の長さ方向(ふとん篭1Aの長さL方向)に延在させた一枚の菱形金網10Aにより形成されていて、各金網パネル2,3,4にそれぞれ外周枠11が取り付けられている。
このうち、前記前面及び後面の金網パネル3,4の外周枠11は、前記第1実施形態における前面及び後面の金網パネル3,4の外周枠11と同様に、一対の枠半体13,14により形成されていて、該一対の枠半体13,14が、左右の横枠線部13b,14bの先端に形成された環15,16同士を骨線17で結着、固定することにより、相互に連結されている。
一方、前記底面の金網パネル2の外周枠11においては、縦枠辺11a及び左右の横枠辺11bのうち、左右の横枠辺11bが、前記前面及び後面の金網パネル3,4の外周枠11の横枠辺11bによって兼用されている。
即ち、前記底面の金網パネル2の短手方向一端側の横枠辺11bは、前記前面の金網パネル3の外周枠11の二つの横枠辺11bのうちの、該底面の金網パネル2との境界に配設された横枠辺11bによって兼用され、前記金網パネルの短手方向他端側の横枠辺11bは、前記後面の金網パネル4の外周枠11の二つの横枠辺11bのうちの、該底面の金網パネル2との境界に配設された横枠辺11bによって兼用されている。
これに対して、前記底面の金網パネル2の長手方向の一端及び他端に位置する縦枠辺11aは、それぞれ独立する枠線により形成されていて、該枠線の両端が、前記横枠辺11bの端部にそれぞれ結着されている。
そして、前記底面の金網パネル2の長手方向の中間位置には、補強用の骨線17が配設され、該骨線17の両端が、前記横枠辺11bにおける横枠線部13b,14bの環15,16による連結部に結着されている。
また、前記上面の金網パネル7は、前記第1実施形態のふとん篭1Aにおける上面の金網パネル7と同じ構成を有し、左面及び右面の金網パネル5,6も、前記第1実施形態のふとん篭1Aにおける左面及び右面の金網パネル6と同じ構成を有している。
この第2実施形態のふとん篭1Bを図6の状態から組み立てるときは、図5に示すように、前記前面及び後面の金網パネル3,4を前記横枠辺11bの位置で折り曲げて起立させたあと、左面及び右面の金網パネル5,6を連結金具19で底面、前面及び後面の金網パネル2,3,4に連結することにより容体部分を組み立てる。そして、この容体部分に石材を充填したあと上面の金網パネル7を取り付けることにより、前記ふとん篭1Bが形成される。
なお、前記第2実施形態においても、前記第1実施形態の場合と同様に、前記底面、前面、後面及び上面の金網パネル2,3,4,7の外周枠11の一対の枠半体13,14は、環15,16同士を骨線17とは別の針金で結着、固定し、前記骨線17は、前記環15,16による連結部の位置とは別の位置に取り付けることもでき、また、前記一対の枠半体13,14同士の連結を、一方の枠半体の横枠線部13bの先端と他方の枠半体の横枠線部14bの先端とを、直接係止させることによって連結することもできる。
さらに、前記各実施形態において、前記左面及び右面の金網パネル5,6の外周枠11は、他の金網パネル2,3,4,7の外周枠11と同様に、コ字形をした一対の枠半体を連結することより形成しても良く、あるいは、1本の針金を、金網板10の全周を取り囲むように取り付けることにより形成することもできる。また、該左面及び右面の金網パネル5,6は、その長さが短いため、中央部に補強用の骨線を設ける必要はないが、他の金網パネル2,3,4,7と同様に骨線を取り付けても構わない。
1A,1B ふとん篭
2,3,4,5,6,7 金網パネル
10 金網板
11 外周枠
11a 縦枠辺
11b 横枠辺
13,14 枠半体
13a,14a 縦枠線部
13b,14b 横枠線部
15,16 環
17 骨線

Claims (7)

  1. 直方体状をしたふとん篭を形成するための矩形の金網パネルであって、該金網パネルは、矩形の金網板の外周に針金からなる矩形の外周枠を取り付けることにより形成され、
    前記外周枠は、針金をコ字形に折曲した一対の枠半体からなっていて、該枠半体は、縦枠線部と、該縦枠線部の両端から直角且つ互いに平行に延出する左右の横枠線部とを有し、一方の枠半体における左右の横枠線部の先端と、他方の枠半体における左右の横枠線部の先端とを相互に連結することにより、前記外周枠が形成されている、
    ことを特徴とするふとん篭用金網パネル。
  2. 前記金網パネルは長手方向と短手方向とを有し、前記外周枠は、前記金網パネルの長手方向一半部側の第1の枠半体と、他半部側の第2の枠半体とからなり、該第1の枠半体と第2の枠半体とは、前記金網パネルの長手方向の中央部で相互に連結され、該金網パネルの中央部には、補強用の骨線が該金網パネルを短手方向に横断するように配設され、該骨線の両端が、前記第1の枠半体と第2の枠半体とが連結された連結部の位置で前記外周枠に結着されていることを特徴とする請求項1に記載の金網パネル。
  3. 前記骨線は、前記第1の枠半体と第2の枠半体とを連結するための連結金具を兼ねていることを特徴とする請求項2に記載の金網パネル。
  4. 前記第1の枠半体における左右の横枠線部の先端と、前記第2の枠半体における左右の横枠線部の先端とに、それぞれ環が形成され、前記第1の枠半体の横枠線部に形成された環と前記第2の枠半体の横枠線部に形成された環とを前記骨線で相互に連結することにより、前記第1の枠半体と第2の枠半体とが相互に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の金網パネル。
  5. 内部に石材が充填される直方体状のふとん篭であって、該ふとん篭は、底面、前面、後面、左面、右面、上面の六面に配置された矩形の金網パネルを有し、前記六面の金網パネルのうち少なくとも前面及び後面の金網パネルが請求項1から4の何れかに記載された金網パネルであることを特徴とするふとん篭。
  6. 前記六面の金網パネルはそれぞれ個別に形成され、該六面の金網パネルのうち底面、前面、後面及び上面の金網パネルが請求項1から4の何れかに記載された金網パネルであることを特徴とする請求項5に記載のふとん篭。
  7. 前記六面の金網パネルのうち、底面、前面及び後面の金網パネルは一連の菱形金網よって一体に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のふとん篭。
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