JP2017064388A - 放射線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域に対応する検出素子の出力データの収集に係る部材のみを動作させることができる放射線診断装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係る放射線診断装置は、X線管から照射されたX線を検出する複数の放射線検出素子と、複数の放射線検出素子の出力信号を受けて、少なくともAD変換処理を施す動作および処理後の信号を出力する動作を行う複数の信号処理基板と、被検体の撮像条件に含まれる撮像領域の情報に基づいて、撮像領域以外の領域に対応する放射線検出素子である非注目素子または当該注目素子に対応する信号処理基板である非注目基板を特定する特定部と、前記撮像条件による撮像の際、前記非注目素子または前記非注目基板の動作を制御する制御部と、を備える。【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、放射線診断装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置やX線アンギオ装置、X線診断装置などの放射線診断装置は、X線源から照射されて被検体を透過したX線を検出する放射線検出器を備える。放射線検出器には、一般に複数の放射線検出素子が配置される。複数の放射線検出素子が配置された放射線検出器によれば、同時に広範囲のX線を検出することができ、大変便利である。
特開2012−147949号公報
複数の放射線検出素子を有する放射線検出器を備えた放射線診断装置は、被検体のX線撮像にあたり、放射線検出器を構成する全ての検出素子の出力データを収集するようになっている。しかし、撮影条件において撮像対象ではない領域である非注目領域(non-observing region)に位置する検出素子の出力データは、これらの検出素子のデータを必要とされる一部の場合、たとえばポストプロセッシングで利用される場合などを除けば、無用なデータである。
このため、非注目領域に対応する検出素子の出力データを収集することは、これらの検出素子のデータを必要とされる場合でなければ、消費電力を浪費していることになってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域に対応する検出素子の出力データの収集に係る部材のみを動作させることができる放射線診断装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る放射線診断装置は、上述した課題を解決するために、X線管と、前記X線管から照射されたX線を検出する複数の放射線検出素子と、前記複数の放射線検出素子の出力信号を受けて、少なくともアナログデジタル変換処理を施す動作および処理後の信号を出力する動作を行う複数の信号処理基板と、前記被検体の撮像条件に含まれる撮像領域の情報に基づいて、前記撮像領域以外の領域に対応する放射線検出素子である非注目素子または当該非注目素子に対応する信号処理基板である非注目基板を特定する特定部と、前記撮像条件による撮像の際、前記非注目素子または前記非注目基板の動作を制御する制御部と、を備えたものである。
本発明の一実施形態に係るX線CT装置の一例を示すブロック図。 X線検出器と撮像領域との関係の一例を示す説明図。 X線検出器およびDASを収容する筐体の一例を示す説明図。 DASの内部構成例を示すブロック図。 X線検出器、変換基板群および処理回路の接続関係例を示す説明図。 撮像領域と非注目基板の関係の一例を示す説明図。 撮像領域と非注目基板の関係の他の例を示す説明図。 処理回路により実現される機能の一例を示すブロック図。 DASの処理回路により、少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう非注目基板の動作を制限することでX線CT装置の消費電力を低減する際の手順の一例を示すフローチャート。 X線検出器およびDASを収容する筐体が、さらに複数のファンを収容する場合の一例を示す説明図。 DASの内部構成の変形例を示すブロック図。
本発明に係る放射線診断装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る放射線診断装置は、撮像領域以外の領域である非注目領域に対応する放射線検出素子(以下、非注目素子という)の出力データの収集を制限することで放射線診断装置の消費電力を低減する。非注目素子の出力データの収集制限は、たとえば非注目素子の後段に設けられた信号処理回路の動作を制限することにより行う。
以下の説明では、本発明に係る放射線診断装置として、X線CT装置を用いる場合の一例について示す。
図1は、本発明の一実施形態に係るX線CT装置10の一例を示すブロック図である。
なお図1には、本発明の一実施形態に係るX線CT装置10が、X線管とX線検出器とが一体として被検体の周囲を回転するいわゆる第3世代CT装置であるR/R(ROTATE/ROTATE)タイプの装置である場合の例を示したがこれに限られない。たとえば、X線CT装置10は、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転するいわゆる第4世代CT装置であるS/R(STATIONARY/ROTATE)タイプやN/R(NUTATE/ROTATE)タイプの装置であってもよい。
また、近年では、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線CT装置の製品化が進み、その周辺技術の開発が進んでいる。本実施形態に係るX線CT装置10は、一管球型であっても、多管球型であっても適用可能である。ここでは、X線CT装置10が一管球型の場合の例について説明する。
図1に示すように、X線CT装置10は、架台11、寝台装置12およびコンソール13を有する。
架台11は、固定架台21および回転架台22を有する。固定架台21は、床面などの設置面に固定され、架台制御回路26およびデータ伝送装置27を有する。回転架台22は、X線管31、絞り32、X線検出器33、およびDAS(Data Acquisition System)34を一体として保持し、中央部分の開口部の周りに回転する。なお、本実施形態では、回転架台22の回転中心軸と平行な方向をz軸方向、設置面の法線方向をy軸方向、設置面に平行な方向をx軸方向と定義する(図1参照)。
X線管31は、架台制御回路26により制御されて、固定架台21の図示しない高圧電源が発生した高電圧を、たとえばスリップリングを介して供給される。なお、高圧電源は回転架台22に設けられてもよい。
X線管31が発生するX線は、ファンビームX線やコーンビームX線として被検体Oに向かって照射される。
絞り32は、たとえばウェッジフィルタにより構成され、架台制御回路26により制御されて、X線管31から照射されるX線のスライス方向(z方向、列方向)およびチャネル方向の少なくとも一方の照射範囲を調整する。
X線検出器33は、複数のX線検出素子(電荷蓄積素子)により構成される。このX線検出素子(放射線検出素子)は、X線管31から照射されて被検体Oを透過したX線を検出する。X線管31およびX線検出器33は、寝台装置12に載置された被検体Oを挟んで対向する位置となるよう回転架台22に支持される。
このX線検出器33としては、たとえばスライス方向(z方向)に1列、スライス方向に直交するチャネル方向に複数個のX線検出素子を有するいわゆる1次元アレイ型(シングルスライス型)のものを用いることができる。また、スライス方向に複数列、チャネル方向に複数個のX線検出素子を有するいわゆる2次元アレイ型(マルチスライス型)のものを用いてもよい。マルチスライス型の場合、チャネル方向に複数チャネルを有するX線検出素子の列をスライス方向(z方向)に複数配列したものを用いることができる。
また、2次元アレイ型の場合、X線検出器33は、スライス方向(z方向)とチャネル方向の両方向に関して稠密に分布して配置される複数のX線検出素子により構成することができる。以下の説明では、X線検出器33が、スライス方向軸(第1軸)およびチャネル方向軸(第2軸)の2次元に稠密に配列された複数のX線検出素子により構成される場合の例について示す。
DAS34は、X線検出器33を構成する複数のX線検出素子が出力したアナログ信号を受け、この信号に対して電流電圧変換、増幅、アナログデジタル変換(AD変換)などの処理を施す。そして、DAS34は、これらの処理後の信号を用いて送信データを生成し、データ伝送装置27を介してコンソール13に送信する。コンソール13は、送信データに含まれる投影データに基づいて再構成処理を行い、再構成画像を生成する。
回転架台22は、X線管31、絞り32、X線検出器33、およびDAS34を一体として保持するとともに、固定架台21に支持される。回転架台22が架台制御回路26に制御されて回転することにより、X線管31、絞り32、X線検出器33、およびDAS34は一体として回転架台22の中央部分の開口部の周りに回転し、被検体Oの周りを回転する。また、回転架台22は、固定架台21に対してチルト可能に構成されてもよい。回転架台22の現在の回転速度の情報、チルト動作および現在のチルト角度の情報は、架台制御回路26を介してコンソール13に与えられる。
寝台装置12は、床面などの設置面に設置された基台36と、基台36に支持された天板37と、天板駆動装置38とを備える。
天板37は、被検体Oを載置可能に構成される。天板駆動装置38は、架台制御回路26に制御されて、天板37をy軸方向(鉛直方向)に昇降動させる。また、天板駆動装置38は、架台制御回路26に制御されて、回転架台22の中央部分の開口部のX線照射場へ天板37をz軸方向(天板37の長手方向)に沿って移送する。また、天板駆動装置38は、架台制御回路26に制御されて、天板37をx軸方向(天板37の横手方向)に移送する。また、天板駆動装置38は、架台制御回路26に制御されて、天板37をxyz軸の各軸を中心に回転(スリュー)させることができる。天板37の移動に関する情報(移動速度および移動方向)および現在の位置の情報は、天板駆動装置38および架台制御回路26を介してコンソール13に与えられる。
架台制御回路26は、プロセッサおよび記憶回路を少なくとも有する。架台制御回路26は、コンソール13により制御されて、記憶回路に記憶されたプログラムに従って架台11を制御することにより被検体OのX線撮像を実行する。
なお、図1には架台制御回路26とコンソール13とが有線接続される場合の例について示したが、架台制御回路26とコンソール13とはネットワークを介してデータ送受信可能に接続されてもよい。
データ伝送装置27は、DAS34から出力された送信データに対してパラレル/シリアル変換、電気/光/電気変換およびシリアル/パラレル変換を行なう。データ伝送装置27は、たとえば図示しないパラレル/シリアル変換器、電気/光/電気変換器およびシリアル/パラレル変換器を有する。DAS34から出力された複数チャネルの送信データは、回転架台22に設けられたパラレル/シリアル変換器において時系列的な1チャネルのデータに変換され、電気/光/電気変換器を用いた光通信等により固定架台21に設けられたシリアル/パラレル変換器に供給される。
続いて、上述のシリアル/パラレル変換器によって1チャネルの送信データは複数チャネルの送信データに戻される。時系列的に得られる複数チャネルの投影データは、チャネル方向における放射線検出素子の配列位置情報および回転角度情報、スライス方向における投影データの位置情報(撮影位置)を付帯情報としてコンソール13に保存される。
なお、データ伝送装置27によるデータ伝送方法は、回転架台22に設けられたDAS34と固定架台21に設けられた架台制御回路26の間のデータ伝送が可能であれば他の方法でもよい。たとえば、データ伝送装置27によるデータ伝送にはスリップリング等のデバイスを使用してもよいし、非接触で伝送する方法を用いてもよい。
一方、X線CT装置10のコンソール13は、たとえば一般的なパーソナルコンピュータやワークステーションなどにより構成され、入力回路41、ディスプレイ42、記憶回路43、および統括回路44を有する。なお、コンソール13は独立して設けられずともよく、コンソール13の構成31−34の一部が架台11に分散して設けられてもよい。
入力回路41は、たとえばトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、テンキーなどの一般的な入力装置により構成され、ユーザの操作に対応した操作入力信号を統括回路44に出力する。たとえば、ユーザは、入力回路41を介してスキャン計画(撮影条件)を設定することができる。本実施形態では、撮像条件には、チャネル方向およびスライス方向の撮像領域(FOV:Field Of View)の情報が含まれるものとする。撮像条件は、入力回路41を介して設定されてもよいし、ネットワークを介して取得してもよい。
ディスプレイ42は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、統括回路44の制御に従って再構成画像などを表示する。
記憶回路43は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、プロセッサにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有する。これら記録媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介した通信によりダウンロードされるように構成してもよい。記憶回路43は、たとえばDAS34から送信された投影データや、統括回路44により生成された再構成画像などを記憶する。
統括回路44は、記憶回路43に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、架台制御回路26を介して架台11を制御する処理や、投影データに基づいて再構成画像を生成する処理を実行するプロセッサである。たとえば、ユーザにより入力回路41を介して撮像条件が設定されると、統括回路44はこの撮像条件に基づいて架台制御回路26を介して架台11を制御することにより、被検体OのX線撮像を実行する。
図2は、X線検出器33と撮像領域51との関係の一例を示す説明図である。
撮像条件によっては、撮像領域51は、X線検出器33の全てのX線検出素子の設置領域よりも狭い場合がある。この場合、撮像領域51以外の領域(以下、非注目領域という)52に対応するX線検出素子(非注目素子)の出力データは、これらの非注目素子のデータを必要とされる一部の場合、たとえばポストプロセッシングで利用される場合などを除けば、無用なデータである。この場合、撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域に対応するX線検出素子33aの出力データの収集に係る部材(X線検出素子33aおよびAD変換基板)のみを動作させるとともに非注目素子または非注目基板の動作を制限することにより、非注目素子の出力データの収集に係る電力消費を削減することができれば、X線CT装置10の低消費電力化を図ることができると考えられる。
図3は、X線検出器33およびDAS34を収容する筐体60の一例を示す説明図である。また、図4は、DAS34の内部構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、X線検出器33およびDAS34は、たとえば1つの筐体60に収容される。DAS34は、X線検出素子33aからデータを受けるIV変換器やAD変換器などの信号処理回路を備えた信号処理基板(以下、本実施形態ではAD変換基板という)ADC1、ADC2、・・・、ADCn(ただしnは正整数)により構成された変換基板群71と、DASコントロール基板72を有する。なお、筐体60は、DASコントロール基板72を保持するための突出部を有してもよい(図3参照)。
図4に示すように、DASコントロール基板72は、処理回路76および記憶回路77を有する。
処理回路76は、記憶回路77に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、少なくとも撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域51に対応するX線検出素子33aの出力データの収集に係る部材(X線検出素子33aおよびAD変換基板)のみを動作させるための処理を実行するプロセッサである。
記憶回路77は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、プロセッサにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有する。これら記録媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介した通信によりダウンロードされるように構成してもよい。処理回路76の構成の詳細については図8を用いて後述する。
図4に示すように、処理回路76は、変換基板群71と通信する。変換基板群71の各AD変換基板(各信号処理基板)ADC1、ADC2、・・・、ADCnは、それぞれ複数のX線検出素子33aの出力を受ける。
変換基板群71の各AD変換基板ADC1、ADC2、・・・、ADCnは、X線検出器33を構成する複数のX線検出素子33aの出力信号を受けて、少なくともアナログデジタル変換(AD変換)処理を施す動作、および処理後の信号を出力する動作を行う。各AD変換基板ADC1、ADC2、・・・、ADCnは、さらにX線検出素子33aの出力信号に対して電流電圧変換、増幅などの処理を施す動作を行ってもよい。
なお、別の基板をさらに設け、X線検出素子33aの出力信号に対して電流電圧変換、増幅などの処理を施す動作を別の基板で行なってもよい。この場合は、本実施形態において説明するAD変換基板(信号処理基板)は、別の基板とAD変換を行なう基板との両者を含む総称を意味する。
変換基板群71の各AD変換基板ADC1、ADC2、・・・、ADCnは、通常の起動状態、待機状態、停止状態のいずれかの動作状態で動作するよう、これらの状態間遷移を処理回路76に制御される。通常の起動状態は、X線検出素子33aの出力信号にアナログデジタル変換(AD変換)動作を施す動作および処理後の信号を出力する動作などをおこなう状態である。待機状態は、少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止する状態である。休止状態は、給電が停止されて全ての動作が停止する状態である。待機状態および休止状態は、いずれも処理後の信号を出力する動作を停止した状態である。以下の説明では、待機状態および休止状態を適宜、動作制限状態と総称する。
本実施形態に係る処理回路76は、設定された撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域51に対応するX線検出素子33aの出力データの収集に係る部材(X線検出素子33aおよびAD変換基板)のみを動作させるとともに非注目素子の出力データの収集を制限する。このため、処理回路76は、撮像の際に全てのX線検出素子33aを動作させる場合に比べ、消費電力を低減することができる。
具体的には、処理回路76は、設定された撮像条件による撮像の際に、撮像領域51に対応するX線検出素子33aおよびAD変換基板については、処理後の信号を出力可能な通常の起動状態であるように撮像領域51に対応するX線検出素子33aおよびAD変換基板を制御する。このとき、処理回路76は、設定された撮像条件による撮像の際に、非注目素子または非注目基板については、非注目素子の出力データの収集動作を制限するように、非注目基板が動作制限状態であるまたは非注目素子が動作停止状態であるように、非注目素子または非注目基板の動作を制御する。
ここで、AD変換基板の駆動方法には、大きく、全てのAD変換基板が原則として通常の起動状態にある駆動方法(以下、原則ONという)と、全てのAD変換基板が原則として動作制限状態(たとえば休止状態)にある駆動方法(以下、原則OFFという)と、の2つの方法がある。
AD変換基板が原則ONである場合は、処理回路76は、少なくとも設定された撮像条件による撮像の際に、非注目領域52に対応するX線検出素子33a出力データの収集動作を制限することで、X線CT装置10の消費電力を低減するための処理を実行する。
非注目素子の出力データの収集制限は、具体的には、非注目素子の動作を停止させることにより、または、変換基板群71の各AD変換基板ADC1、ADC2、・・・、ADCnのうち、非注目素子の出力信号を受けるAD変換基板(以下、非注目基板という)の動作を制限することにより行う。より具体的には、処理回路76は、たとえば非注目基板の動作状態を動作制限状態(待機状態および休止状態のいずれかの状態)に移行させることにより、少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう非注目基板の動作を制限する。待機状態および休止状態のいずれの動作状態であっても、通常の起動状態に比べてX線CT装置10の消費電力は低減する。
一方、AD変換基板が原則OFFである場合は、少なくとも設定された撮像条件による撮像の際に、撮像領域51に対応するAD変換基板を通常の起動状態に移行させてX線検出素子33aの出力データを収集させる。このとき、原則OFFでは非注目基板は動作制限状態であるため、当然に、非注目素子の出力データの収集は制限されている。
いずれの駆動方法であっても、処理回路76は、撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域に対応するX線検出素子33aの出力データの収集に係る部材を動作させるとともに非注目素子の出力データの収集を制限することにより、撮像の際に全てのX線検出素子33aを動作させる場合に比べ、X線CT装置10の消費電力を低減することができる。
記憶回路77は、被検体Oの撮像条件にて設定される撮像領域51と複数のX線検出素子33aとの対応関係(以下、領域素子対応関係という)をあらかじめ記憶しておく。また、記憶回路77は、複数のX線検出素子33aと複数のAD変換基板との対応関係(以下、素子基板対応関係という)をあらかじめ記憶しておく。これらの対応関係は、たとえばテーブル形式で記憶回路77に記憶される。また、記憶回路77は、これらの対応関係にかえて、またはこれらの対応関係とともに、撮像領域51と複数のAD変換基板との対応関係(以下、領域基板対応関係という)をあらかじめ記憶しておく。処理回路76は、たとえばこれらの対応関係の情報を用いて非注目領域52に対応する非注目基板を抽出することができる。
なお、記憶回路77に記憶されるこれらの対応関係の情報は、記憶回路77以外の記憶回路、たとえば架台制御回路26の記憶回路やコンソール13の記憶回路43などに記憶されて適宜架台制御回路26を介してDAS34に与えられてもよい。
図5は、X線検出器33、変換基板群71および処理回路76の接続関係例を示す説明図である。図5には、X線検出素子33aが素子33a1と素子33a1より微小なサイズの素子33a2とにより構成され、スライス方向の中心部において8個の微小な素子33a2がたとえば0.5mm間隔で配置されるとともに、そのスライス方向の両端には、素子a1が4個ずつ1mm間隔でそれぞれ配置される場合の例を示した。
図5に示すように、変換基板群71の各AD変換基板ADC1、ADC2、・・・、ADCnは、X線検出器33を構成する複数のX線検出素子33aを複数のグループGP1、GP2、・・・、GPnに分けたグループごとに、1つのAD変換基板が対応するように、X線検出素子33aのそれぞれと接続される。なお、グループはあくまでも本実施形態の説明の便宜上用いている概念的な括りであって、複数のX線検出素子33aは、別基板であるなどして物理的にグループに分かれていなくても構わない。
また、変換基板群71の各ADC1、ADC2、・・・、ADCnは、それぞれデータラインおよびシグナルラインにより処理回路76と接続される。データラインは、AD変換基板が出力データを処理回路76に与える通信を行うための通信線である。シグナルラインは、AD変換基板が非注目基板であった場合に、処理回路が当該AD変換基板に対して動作を制限するよう指示する信号を送信するための信号線である。
図6は、撮像領域51と非注目基板の関係の一例を示す説明図である。図6には、複数のX線検出素子33a(図6の点線参照)がチャネル方向に沿って8つのグループGP1、GP2、・・・、GP8(図6の実線の矩形参照)に分けられる場合の例について示した。この場合、変換基板群71は、各グループに対応する8つのAD変換基板ADC1、ADC2、・・・ADC8により構成される。
図6に示す例では、グループGP1およびGP8は、グループに属する全てのX線検出素子33aが非注目素子のグループである(図6のハッチング参照)。この場合、処理回路76は、これらのグループに対応するAD変換基板ADC1およびADC8を、非注目基板として抽出する。図6に示す例では、チャネル方向に沿った非注目領域52に対応する非注目基板が抽出される。
なお、図6には、グループに属する全てのX線検出素子33aが非注目素子であるグループについて、対応するAD変換基板を非注目基板として抽出する方法の例を示したが、グループに属する複数のX線検出素子33aの全てではなく、一部が非注目素子であるグループに対応するAD変換基板を非注目基板として抽出してもよい。この場合、図6に示す例ではグループGP1、2、7、8に対応するAD変換基板ADC1、2、7、8が非注目基板として抽出される。
前者の方法は、撮像領域51の全てを撮像することができ、かつX線CT装置10の消費電力を削減することができる。また、後者の方法は、撮像領域(FOV)の外周付近の一部が撮像されないことがあるが、前者の場合に比べてよりX線CT装置10の消費電力を削減することができる。FOVの輪郭部分には関心領域(ROI)が存在しない場合もあり、この場合は後者の方法を採用しても読影に悪影響を与えない。これらいずれの方法を利用するかは、たとえばユーザにより入力回路41を介して設定されてもよい。また、この設定はそれぞれの撮像条件の一部に含まれてもよい。また、グループに属する複数のX線検出素子33aの一部が非注目素子であるグループに対応するAD変換基板を非注目基板として抽出する場合、グループに属する非注目素子の割合が所定の閾値以上である場合にのみ、グループに対応するAD変換基板を非注目基板として抽出してもよい。
図7は、撮像領域51と非注目基板の関係の他の例を示す説明図である。図7には、複数のX線検出素子33a(図7の点線参照)がスライス方向にもグループ分けされ、チャネル方向に沿って8つ、チャネル方向に沿って4つ計32のグループ(図7の実線の矩形参照)に分けられる場合の例について示した。この場合、変換基板群71は、各グループに対応する32個のAD変換基板により構成される。
複数のX線検出素子33aがチャネル方向およびスライス方向の両方向にグループ分けされる場合、チャネル方向のみならず、スライス方向に沿った非注目領域52に対応する非注目基板も抽出される。図7に示す例では、グループに属する全てのX線検出素子33aが非注目素子のグループが計20グループある(図6のハッチング参照)。この場合、処理回路76は、これらのグループに対応するAD変換基板を非注目基板として抽出する。図7に示す例では、全32グループ中20グループ(62.5%)が抽出対象となる。このため、全8グループ中2グループ(25%)が抽出される図6に示す例に比べ、さらに消費電力を削減することができる。
なお、図7に示す例でも、グループに属する複数のX線検出素子33aの一部が非注目素子であるグループに対応するAD変換基板を非注目基板として抽出してもよい。
次に、処理回路76の構成の詳細について説明する。
図8は、処理回路76により実現される機能の一例を示すブロック図である。処理回路76は、少なくとも撮像領域取得機能81、対応関係取得機能82、抽出機能83、動作制限機能84、処理信号取得機能85および送信データ生成機能86を実現する。これらの各機能81−86は、それぞれプログラムの形態で記憶回路77に記憶されている。
処理回路76は、これらの機能81−86により、少なくとも撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域51に対応するX線検出素子33aの出力データの収集に係る部材のみを動作させることでX線CT装置10の消費電力を低減するための処理を実行する。具体的には、処理回路76は、少なくとも撮像条件による撮像の際に、非注目素子または非注目基板の動作を制御すればよい。
たとえば、AD変換基板が原則ONである場合は、処理回路76は、少なくとも撮像条件による撮像の際に、非注目領域52に対応するX線検出素子33a出力データの収集動作を制限する。非注目素子の出力データの収集制限は、たとえば非注目素子の後段に設けられたAD変換基板の動作を制限することにより行うことができる。また、たとえばX線検出素子33aのそれぞれがTFT駆動で動作する場合など、X線検出素子33aの動作に電力を消費する構成である場合は、処理回路76は、非注目素子に対する給電を停止して非注目素子の動作を停止するようX線検出器33を制御してもよい。非注目素子の出力データの収集制限は、たとえばAD変換基板の動作制限処理および非注目素子の動作停止処理の少なくとも一方の処理により行われる。本実施形態では、非注目素子の後段に設けられたAD変換基板の動作を制限することにより、非注目素子の出力データの収集制限を行なう場合の例について説明する。
撮像領域取得機能81は、コンソール13から架台制御回路26を介して、撮像条件に含まれる撮像領域51の情報を取得し、この情報を抽出機能83に与える機能である。撮像条件には、チャネル方向およびスライス方向の撮像領域51(FOV)の情報が含まれている。
なお、撮像領域取得機能81は、撮像条件の設定中であって撮像領域51の設定前であっても、撮像部位の情報が設定されていれば、この設定された撮像部位の情報にもとづいて撮像領域51を推定し、推定した撮像領域51の情報を抽出機能83に与えてもよい。たとえば、撮像領域51が大(Large)、中(Medium)、小(Small)のいずれかから選ばれる場合であれば、撮像領域取得機能81は、撮像部位として「頭部」が設定されれば撮像領域51は「中」であると推定し、「胴体」が設定されれば撮像領域51は「大」と推定するなど、撮像部位に応じて撮像領域51を推定するとよい。また、この場合、記憶回路77は、撮像部位と撮像領域51との対応関係をあらかじめ記憶しておくとよい。
撮像条件の設定中であって撮像領域51の設定前であっても撮像部位の情報にもとづいて撮像領域51を推定する場合、AD変換基板が原則ONであるときは、全ての撮像条件が設定されるよりも前に非注目基板の動作制限を開始することができることにより、より大きく消費電力を低減することができる。また、AD変換基板が原則OFFである場合は、全ての撮像条件が設定されるよりも前に撮像領域51に対応するAD変換基板を通常の起動状態に移行させてウォームアップさせることができるため、全ての撮像条件が決定した際にはすみやかに撮像を開始することができる。
対応関係取得機能82は、記憶回路77から領域素子対応関係および素子基板対応関係を取得する機能である。また、記憶回路77に領域基板対応関係が記憶されている場合は、対応関係取得機能82は記憶回路77から領域基板対応関係を取得する機能を有する。
抽出機能83は、コンソール13から撮像領域取得機能81を介して受けた撮像領域51の情報に基づいて、非注目領域52に対応する非注目素子または当該非注目素子に対応する非注目基板を抽出する機能である。このとき、抽出機能83は、たとえば対応関係取得機能82から受けた領域基板対応関係の情報を用いるとよい。また、抽出機能83は、対応関係取得機能82から領域素子対応関係および素子基板対応関係を受けた場合は、これらの対応関係に基づいて領域基板対応関係を求めるとよい。
動作制限機能84は、少なくとも撮像条件による撮像の際、非注目素子または非注目基板の動作を制御する。動作制限機能84は、少なくとも撮像条件による撮像の際、非注目基板が少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう、非注目基板の動作を制御する。非注目基板の動作制限は、非注目基板が少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう、非注目基板の動作状態を制御することにより行われる。また、動作制限機能84は、少なくとも撮像条件による撮像の際、たとえば非注目素子が停止するよう非注目素子を制御してもよい。
より具体的には、処理回路76は、AD変換基板が原則ONである場合は、動作制限機能84により、少なくとも撮像条件による撮像の際、たとえば非注目基板とシグナルラインを介して通信し、非注目基板からの処理後の信号の出力動作を停止させるよう非注目基板を待機状態にさせるか、非注目基板に対する給電を停止することでAD変換基板を休止状態にさせるか、のいずれかの状態に非注目基板の動作状態を移行させることにより、少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう非注目基板の動作を制限する。なお、非注目基板が複数ある場合は、非注目基板の一部を待機状態に移行させるとともに残りの非注目基板を休止状態に移行させてもよい。
また、処理回路76は、AD変換基板が原則OFFである場合は、動作制限機能84により、少なくとも撮像条件による撮像の際に、たとえば撮像領域51に対応するAD変換基板とシグナルラインを介して通信し、撮像領域51に対応するAD変換基板を通常の起動状態に移行させてX線検出素子33aの出力データを収集させる。
処理信号取得機能85は、変換基板群71とデータラインを介して通信し、非注目基板以外のAD変換基板から処理後の信号を受けて送信データ生成機能86に与える機能である。
また、処理信号取得機能85は、非注目基板として抽出されたAD変換基板とのデータラインを介した通信についてはエラーマスクを行う機能を有する。非注目基板として抽出されたAD変換基板からは、データラインを介して何らの信号も受信できない。非注目基板は、動作制限機能84により少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止されているためである。何らの信号も送信されてこないデータラインがあると、処理回路76は、通信断絶のエラーが生じたものと誤解してしまうおそれがある。そこで、処理信号取得機能85は、データラインのうち、非注目基板とのデータラインを介した通信についてはエラーマスクを行い、通信断絶と判断してしまう弊害を未然に防ぐとよい。
送信データ生成機能86は、変換基板群71から出力された処理後の信号を用いて送信データを生成するとともに、データ伝送装置27を介してコンソール13に送信する機能である。
コンソール13は、たとえば撮像領域51に対応するAD変換基板の投影データしか使わないこと、および他のAD変換基板のデータについてはダミーデータを付すべきことを架台制御回路26およびDAS34に指示してもよい。この時、送信データ生成機能86は、送信データの構造のうち、動作制限機能84により動作が制限された非注目基板に対応する処理後の信号を配置すべき位置には、ダミーデータを付加する。ダミーデータとしては、たとえば、DASコントロール基板72の処理回路76とコンソール13との間の通信接続の確立確認用に用いられるテストパターン(ランダムデータなど)を用いることができる。コンソール13は、送信データに含まれる投影データに基づいて再構成処理を行い、再構成画像を生成することができる。
次に、本実施形態に係るX線CT装置10の動作の一例について説明する。
図9は、DAS34の処理回路76により、少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう非注目基板の動作を制限することでX線CT装置10の消費電力を低減する際の手順の一例を示すフローチャートである。図9において、Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。図9には、AD変換基板が原則ONであり、撮像条件による撮像の際に、少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう非注目基板の動作を制限する場合の例について示した。
この手順は、コンソール13が、ユーザにより入力回路41を介して、チャネル方向およびスライス方向の撮像領域(FOV)の情報を含む撮像条件の設定を受け付けてスタートとなる。
まず、ステップS1において、処理回路76は、撮像領域取得機能81により、コンソール13から架台制御回路26を介して、撮像条件に含まれる撮像領域51の情報を取得する。
次に、ステップS2において、処理回路76は、対応関係取得機能82により、記憶回路77から領域素子対応関係および素子基板対応関係を取得する。
次に、ステップS3において、処理回路76は、抽出機能83により、領域素子対応関係および撮像領域51の情報に基づいて非注目素子を抽出する。
次に、ステップS4において、処理回路76は、抽出機能83により、素子基板対応関係および非注目素子に基づいて非注目基板を抽出する。なお、領域基板対応関係が利用できる場合は、処理回路76は、ステップS3とS4にかえて、抽出機能83により、撮像領域51の情報および領域基板対応関係に基づいて直接に非注目基板を抽出してもよい。
次に、ステップS5において、処理回路76は、動作制限機能84により、非注目基板とシグナルラインを介して通信し、非注目基板が少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう、非注目基板の動作状態を待機状態および休止状態のいずれかに移行させる。
次に、ステップS6において、処理回路76は、処理信号取得機能85により、非注目基板と接続されたデータラインについて、データラインを介した通信に対してエラーマスクを行う。
次に、ステップS7において、処理回路76は、処理信号取得機能85により、変換基板群71とデータラインを介して通信し、非注目基板以外のAD変換基板から処理後の信号を受ける。
次に、ステップS8において、処理回路76は、送信データ生成機能86により、変換基板群71から出力された処理後の信号を用いて送信データを生成し、データ伝送装置27を介してコンソール13に送信する。この時、処理回路76は、送信データの構造のうち、動作制限機能84により動作が制限された非注目基板に対応する処理後の信号を配置すべき位置には、ダミーデータを付加する。
以上の手順により、少なくとも処理後の信号を出力する動作を停止するよう非注目基板の動作を制限することにより、X線CT装置10の消費電力を低減することができる。
図10は、X線検出器33およびDAS34を収容する筐体60が、さらに複数のファン90を収容する場合の一例を示す説明図である。
図10に示すように、変換基板群71の近傍に、各AD変換基板が生成する熱を筐体60の外部に排出するための複数のファン90が設けられてもよい。ファン90は、ファン90の近傍にあるAD変換基板が生成する熱を、筐体60の図示しない排気口から排出することができる。
X線CT装置10がこの複数のファン90を有する場合、処理回路76は、図9のステップS5において、動作制限機能84により非注目基板に対応するファン90の動作を停止させることで、さらに消費電力を削減することができる。
また、変換基板群71を複数のグループに分けて、複数のファン90のそれぞれのファンが各基板グループに対応してもよい。この場合、1つのファンが、担当する基板グループに属する複数のAD変換基板の冷却を担当することになる。この場合、動作制限機能84は、複数のファン90のうち、担当する基板グループに属する全てのAD変換基板が非注目基板であるファンの動作を停止させることにより消費電力を削減するとよい。また、動作制限機能84は、複数のファン90のうち、担当する基板グループに属する全てのAD変換基板が撮像領域51に対応する基板であるファンは通常通り動作させる。
また、動作制限機能84は、担当する基板グループに属するAD変換基板に1つでも撮像領域51に対応するものがある場合には、当該基板グループを担当するファンを動作させるとよい。なお、担当する基板グループに属するAD変換基板が撮像領域51に対応する基板と非注目基板とで構成されているときは、動作制限機能84は、当該基板グループを担当するファンを間歇的に動作させてもよい。この間歇的な動作は、所定の周期で行われてもよいし、基板温度に応じて行われてもよい。所定の周期は、撮像領域51に対応する基板が多いほどファンの動作時間が長くなるように設定されるとよい。
図11は、DAS34の内部構成の変形例を示すブロック図である。
X線CT装置10は、さらに、温度センサTS1、TS2、・・・、TSnを備えてもよい。温度センサTS1、TS2、・・・、TSnは、変換基板群71の各AD変換基板ADC1、ADC2、・・・、ADCnの温度をそれぞれ測定し、動作制限機能84に測定結果を与える。
温度センサTS1、TS2、・・・、TSnを備える場合、動作制限機能84は、各AD変換基板の温度に応じてファンの動作を制御するとよい。たとえば、担当する基板グループに属するAD変換基板が撮像領域51に対応するAD変換基板と非注目基板とで構成されているときは、動作制限機能84は、当該基板グループに属するAD変換基板のうち撮像領域51に対応するAD変換基板の温度を監視する。そして、動作制限機能84は、第1の所定の温度以上のAD変換器版があるとファンを動作させる一方、基板グループに属する撮像領域51に対応するAD変換基板の全てが第1の所定の温度より低いと動作を停止させることにより、ファンを間歇的に動作させるとよい。このとき、当該基板グループに属する非注目基板の温度については監視対象から除外してもよい。
また、温度センサTS1、TS2、・・・、TSnを備える場合、動作制限機能84は、AD変換基板の温度が下がり過ぎないように、各AD変換基板の温度に応じてAD変換基板の動作状態を制御するとよい。X線検出素子33aの温度は、X線検出に適した温度範囲内であることが好ましい。しかし、AD変換基板が動作制限状態(休止状態または待機状態)にあって基板温度が低下すると、熱伝導により、このAD変換基板に接続されたX線検出素子33aの温度も低下する場合がある。
たとえば1つのシーケンス内で撮像領域51が異なる複数のプロトコルが設定されている場合など、非注目領域が短時間で撮像領域51に変化する場合には、非注目素子が短時間で注目素子に変化することになる。この場合、非注目素子であった当該素子の温度が低下してしまっていると、当該素子に対応するAD変換基板が通常の起動状態に移行して熱を帯び、その熱が当該素子に伝わってX線検出に適した温度範囲まで上昇するまでは、撮像が再開できない場合がある。
また、X線CT装置10は、X線検出素子33aの温度をX線検出に適した温度範囲内に維持するためのヒータを備えてもよい。しかし、この場合も、たとえば1つのヒータでX線検出器33の全ての温度制御を行なうと、X線検出器33を構成するX線検出素子33aどうしに温度ムラができてしまう。たとえば、非注目素子の温度低下によりX線検出器33の温度が部分的に低下すると、1つのヒータがこの温度低下領域の温度を維持しようと試みてX線検出器33全体の温度を底上げしてしまうため、撮像領域51に対応するX線検出素子33aの温度が上昇しすぎてしまう。
そこで、動作制限機能84は、変換基板群71のうち、動作制限状態にあるAD変換基板について、間歇的に供給電力を上げるとよい。具体的には、たとえば動作制限状態にあるAD変換基板の温度が第2の所定の温度より低いと、当該AD変換基板を通常の起動状態へ移行させる一方、当該AD変換基板の温度が第2の所定の温度より高い第3の所定の温度より高いと、ふたたび動作制限状態へ移行させるとよい。このように間歇的に給電制御することにより、X線検出素子33aの温度をX線検出に適した温度範囲内に維持するように、AD変換基板の温度を所定の温度範囲内で維持することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、撮像条件による撮像の際に、撮像条件に含まれる撮像領域に対応する検出素子の出力データの収集に係る部材のみを動作させることができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
たとえば、本実施形態に係る放射線診断装置は、複数の放射線検出素子を備え、これらの検出素子からデータを受けるIV変換器やAD変換器などの本実施形態の制御対象となるデータ処理回路(信号処理基板)を複数備え、かつこれらのデータ処理回路からの出力データをまとめる制御系を備えたものであればよい。本実施形態では、放射線診断装置として、スライス方向およびチャネル方向の2次元に配置された複数のX線検出素子33aを有するX線CT装置用のX線検出器33を備えたX線CT装置10を用いる場合の例について説明したが、本実施形態に係る放射線診断装置はX線CT装置に限られない。たとえば、複数の検出素子で構成されたFPD(Flat Panel Detector)を有するX線アンギオ装置やX線診断装置などであって、FPDの後段にデータ処理回路を複数備え、かつこれらのデータ処理回路からの出力データをまとめる制御系を備えたものは、本実施形態に係る放射線診断装置として用いることができる。
また、本実施形態における処理回路76の抽出機能83、動作制限機能84、処理信号取得機能85および送信データ生成機能86は、特許請求の範囲における特定部、制御部、処理信号取得部および送信データ生成部にそれぞれ対応する。
また、本実施形態における架台制御回路26、統括回路44および処理回路76に係る「プロセッサ」という文言は、たとえば、専用または汎用のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(たとえば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは、記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現する。
なお、記憶回路にプログラムを保存するかわりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成してもよい。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで各種機能を実現する。また、図4には単一の処理回路76が各機能を実現する場合の例について示したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路76を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能を実現してもよい。また、プロセッサが複数設けられる場合、プログラムを記憶する記憶媒体は、プロセッサごとに個別に設けられてもよいし、図4の記憶回路77が全てのプロセッサの機能に対応するプログラムを一括して記憶してもよい。
10 X線CT装置
13 コンソール
31 X線管
33 X線検出器
33a 検出素子
51 撮像領域
76 処理回路
77 記憶回路
83 抽出機能
84 動作制限機能
85 処理信号取得機能
86 送信データ生成機能
90 ファン

Claims (17)

  1. X線管と、
    前記X線管から照射されたX線を検出する複数の放射線検出素子と、
    前記複数の放射線検出素子の出力信号を受けて、少なくともアナログデジタル変換処理を施す動作および処理後の信号を出力する動作を行う複数の信号処理基板と、
    被検体の撮像条件に含まれる撮像領域の情報に基づいて、前記撮像領域以外の領域に対応する放射線検出素子である非注目素子または当該非注目素子に対応する信号処理基板である非注目基板を特定する特定部と、
    前記撮像条件による撮像の際、前記非注目素子または前記非注目基板の動作を制御する制御部と、
    を備えた放射線診断装置。
  2. 前記制御部は、
    前記撮像条件による撮像の際、前記撮像領域に対応する放射線検出素子および信号処理基板については、前記処理後の信号を出力可能な通常起動状態であるように前記撮像領域に対応する放射線検出素子および信号処理基板を制御するとともに、前記撮像条件による撮像の際、前記非注目素子または前記非注目基板については、前記非注目素子の出力データの収集動作を制限するように、前記非注目基板が前記処理後の信号を出力する動作を停止した動作制限状態であるまたは前記非注目素子が動作停止状態であるように前記非注目素子または前記非注目基板の動作を制御する、
    請求項1記載の放射線診断装置。
  3. 前記制御部は、
    前記複数の信号処理基板の全てが前記撮像条件の設定前において通常起動状態にあると、前記撮像条件による撮像の際に、前記非注目素子の出力データの収集動作を制限するように、前記非注目基板を前記動作制限状態に移行させ、または前記非注目素子が前記動作停止状態に移行させるように、前記非注目素子または前記非注目基板の動作を制御する、
    請求項2記載の放射線診断装置。
  4. 前記制御部は、
    前記複数の信号処理基板の全てが前記撮像条件の設定前において前記動作制限状態にあると、前記撮像条件による撮像の際に、前記撮像領域に対応する信号処理基板を通常起動状態に移行させるとともに、前記非注目素子の出力データの収集動作を制限するように、前記非注目基板が少なくとも前記処理後の信号を出力する動作を停止した前記動作制限状態であるまたは前記非注目素子が前記動作停止状態であるように前記非注目素子または前記非注目基板の動作を制御する、
    請求項2または3に記載の放射線診断装置。
  5. 前記非注目基板の前記動作制限状態は、
    前記非注目基板が全ての動作が停止される休止状態であるとともに前記非注目基板への給電が停止された状態である、
    請求項2ないし4のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  6. 前記非注目基板の前記動作制限状態は、
    前記非注目基板が少なくとも前記処理後の信号を出力する動作が停止される待機状態である、
    請求項2ないし5のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  7. 前記複数の信号処理基板から出力された前記処理後の信号に基づいて送信データを生成する送信データ生成部と、
    前記複数の信号処理基板と通信し、前記複数の信号処理基板から前記処理後の信号を受けて前記送信データ生成部に与えるとともに、前記制御部により前記動作制限状態とされた前記非注目基板との通信についてはエラーマスクを行う処理信号取得部と、
    をさらに備えた請求項2ないし6のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  8. 前記複数の信号処理基板から出力された前記処理後の信号に基づいて送信データを生成する送信データ生成部と、
    前記撮像条件の設定情報を前記特定部に与えるとともに、前記送信データ生成部が生成した前記送信データを受信するコンソールと、
    をさらに備え、
    前記送信データ生成部は、
    前記制御部により前記動作制限状態とされた前記非注目基板に対応する処理後の信号についてはダミーデータを付加して前記送信データを生成し、前記コンソールへ送信する、
    請求項2ないし7のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  9. 前記複数の信号処理基板は、
    前記複数の放射線検出素子を複数のグループに分けたグループごとに1つの信号処理基板が対応するよう、前記複数の放射線検出素子のそれぞれと接続され、
    前記特定部は、
    前記グループに属する全ての放射線検出素子が前記撮像領域以外の領域に位置すると、当該グループに対応する信号処理基板を前記非注目基板として特定する、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  10. 前記複数の放射線検出素子は、
    第1軸および第2軸の2次元に配置され、
    前記特定部は、
    前記第1軸および前記第2軸の少なくとも一方の軸に沿った方向における、前記撮像領域の範囲以外の領域に対応する前記非注目基板を特定する、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  11. 前記複数の放射線検出素子は、X線CT装置用のX線検出器を構成し、
    前記第1軸はチャネル方向軸およびスライス方向軸の一方であり、前記第2軸は前記チャネル方向軸および前記スライス方向軸の他方であり、
    前記特定部は、
    少なくとも前記チャネル方向軸に沿った方向における、前記撮像領域の範囲以外の領域に対応する前記非注目基板を特定する、
    請求項10記載の放射線診断装置。
  12. 前記撮像条件にて設定される前記撮像領域と前記複数の信号処理基板との対応関係をあらかじめ記憶した記憶回路、
    をさらに備えた請求項1ないし9のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  13. 前記複数の信号処理基板が生成する熱を排出する複数のファン、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記複数のファンのうち、前記非注目基板に対応するファンの動作を停止させる、
    請求項1ないし12のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  14. 前記複数のファンのそれぞれのファンは、
    前記複数の信号処理基板を複数のグループに分けた各グループに対応し、
    前記制御部は、
    前記複数のファンのうち、グループに属する全ての信号処理基板が前記非注目基板であるファンの動作を停止させる、
    請求項13記載の放射線診断装置。
  15. 前記複数の信号処理基板のそれぞれの温度を測定し、前記制御部に測定結果を与える温度センサ、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記複数のファンのうち、複数の信号処理基板が前記撮像領域に対応する信号処理基板と前記非注目基板とで構成されたグループに対応するファンについて、当該撮像領域に対応する信号処理基板の温度が所定の温度以上であると動作させる一方、温度が所定の温度より低いと動作を停止させる、
    請求項14記載の放射線診断装置。
  16. 前記複数の信号処理基板のそれぞれの温度を測定し、前記制御部に測定結果を与える温度センサ、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記複数の信号処理基板のうち動作制限状態にある信号処理基板について、温度が所定の温度より低いと通常起動状態へ移行させる、
    請求項2ないし15のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
  17. 前記特定部は、
    前記撮像条件のうち撮像部位が設定されると、この設定された撮像部位から前記撮像領域を推定して、前記非注目素子または前記非注目基板を特定する、
    請求項1ないし16のいずれか1項に記載の放射線診断装置。
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