JP2017061744A - 電解処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構成でワークに確実に電流を流すことが可能な電解処理装置を提供する。【解決手段】 電解処理装置1は、搬送部材10、給液部20、第1電極31および第2電極32を備える。搬送部材10は、複数のワーク7を所定の方向に並べて搬送する。給液部20は、搬送部材10により搬送される複数のワーク7に電解液21を供給する。第1電極31は、電源30の正極に電気的に接続し、ワーク7に非接触の状態でワーク7とともに電解液21に浸漬する。第2電極32は、搬送部材10によりワーク7が搬送される方向に延びてワーク2に摺接しつつ、電源30の負極に電気的に接続し、ワーク7に電流を流すことが可能である。これにより、搬送部材10がワーク7を搬送する際、ワーク7の搬送方向に延びる第2電極32とワーク7とが確実に摺接する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電解液に浸漬したワークに電流を流し、ワーク表面を処理する電解処理装置に関する。
従来、電解液に浸漬したワークに電流を流し、ワーク表面に電解洗浄処理またはめっき処理等を行う電解処理装置が知られている。
特許文献1に記載された電解処理装置は、ワークを治具で保持した状態で電解液に浸し、給電レールに摺接する集電子からリード線および治具を通じてワークに電流を供給することにより、ワークをめっき処理している。
特開2003−13296号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電解処理装置は、ワークの数に応じた集電子、リード線および治具を必要とするので部品点数が多くなり、ワークへ給電するための構成が複雑なものとなっている。そのため、給電レールと集電子との接続箇所、リード線の接続箇所、または、治具とワークとの接続箇所などで電流の流れが遮断されると、ワークに所定の電流が流れないおそれがある。また、この電解処理装置は、個々のワークを治具に取り付ける工程により、サイクルタイムが長くなることが懸念される。なお、特許文献1には、個々のワークに所定の電流が確実に流れたことを保証する方法について記載されていない。即ち、個々のワークに電流が確実に流れたことについて保証されていないおそれがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、簡素な構成でワークに確実に電流を流すことが可能な電解処理装置を提供することを目的とする。
本発明の電解処理装置は、搬送部材、給液部、第1電極および第2電極を備える。搬送部材は、複数のワークを所定の方向に並べて搬送する。給液部は、搬送部材により搬送される複数のワークに電解液を供給する。第1電極は、電源の正極または負極の一方に電気的に接続し、ワークに非接触の状態でワークとともに電解液に浸漬する。第2電極は、搬送部材によりワークが搬送される方向に延びてワークに摺接しつつ、電源の正極または負極の他方に電気的に接続し、ワークに電流を流すことが可能である。
これにより、搬送部材がワークを搬送する際、ワークの搬送方向に延びる第2電極とワークとが確実に摺接する。したがって、電解処理装置は、簡素な構成で、第2電極から個々のワークに確実に電流を流すことが可能である。
本発明の第1実施形態による電解処理装置の模式図である。 図1のII方向の矢視図である。 図1および図2のIII方向において給液部を省略した矢視図である。 図3のIV−IV線の断面図である。 ワークの数と電流値との関係を示すグラフである。 本発明の第1実施形態による電解処理装置における品質保証処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態による電解処理装置の模式図である。 本発明の第2実施形態による電解処理装置における品質保証処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態の品質保証処理の際に作成される表の一例である。 本発明の第3実施形態による電解処理装置の模式図である。 本発明の第4実施形態による電解処理装置の模式図である。 本発明の第5実施形態による電解処理装置の模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。また、図面に関し、1枚の図に実質的に同一の構成が複数箇所に記載されている場合、その一部のみに符号を付すものとする。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1から図6に示す。第1実施形態の電解処理装置1は、電気めっきを行う前処理として、ワーク7の酸化被膜を除去するための電解酸洗浄処理を行うものである。電解酸洗浄処理が行われた後のワーク7は、水洗いされた後、電気めっき処理が行われる。なお、本実施形態では、ワーク7として、鉄から形成されたエンジン部品などが例示される。
図1から図3に示すように、電解処理装置1は、搬送部材10、給液部20、第1電極31、第2電極32、検出器40,41、電流センサ50および制御装置60などを備えている。なお、図1および図2では、2個の第1電極31のうち紙面手前に配置される第1電極31および処理槽22の一部の図示を省略している。また、図3では、給液部20の図示を省略している。
搬送部材10は、例えば樹脂などの絶縁材から形成され、軸部11、および、その軸部11の外周に螺旋状に連続して形成された螺旋壁12を有する。搬送部材10は、径方向から見たとき、螺旋壁12と螺旋壁12との間にワーク7を1ずつ入れることの可能な空間を有する。なお、この空間は、螺旋壁12に沿って螺旋状に連続して形成されるものである。これにより、搬送部材10は、複数のワーク7をそれぞれ螺旋壁12で仕切り、搬送部材10の軸方向に並べて配置することが可能である。
搬送部材10の軸方向の一方には、駆動部としてのサーボモータ13が設けられている。サーボモータ13は、搬送部材10の軸部11と共に螺旋壁12を軸周りに回転することが可能である。螺旋壁12が軸周りに回転すると、複数のワーク7は搬送部材10の軸方向に並んだ状態で、搬送方向後方の螺旋壁12により押圧され、搬送部材10の軸方向に搬送される。本実施形態では、図1から図3に矢印Aで示した搬送部材10の入口部からワーク7が供給され、矢印Bで示した搬送部材10の出口部からワーク7が排出される。
給液部20は、搬送部材10の重力方向上側に設けられる。給液部20には、ポンプ15によって貯留槽16に貯留されている電解液が供給される。給液部20は、図1、図2および図4の実線矢印L1に示すように、搬送部材10により搬送される複数のワーク7に対し、重力方向上側から電解液21(図4参照)を供給する。本実施形態では、電解液21として、硫酸(H2SO4)が例示される。この電解液21により、ワーク7の酸化被膜が溶解する。なお、給液部20から供給された電解液21は、処理槽22に貯留される。
第1電極31は、例えばチタン(Ti)等の導電体により2枚の板状に形成される。第1電極31は、搬送部材10に並べられた複数のワーク7の搬送方向に沿って複数のワーク7の両側に、ワーク7に対し非接触の状態で設けられる。本実施形態の第1電極31は陽極であり、電源30の正極に電気的に接続している。また、本実施形態の電源30は、定電圧直流電源である。
給液部20から供給される電解液21は、2枚の第1電極31の間を流れる。これにより、第1電極31は、ワーク7に非接触の状態で電解液21に浸漬する。
第2電極32は、導電体により2本の棒状に形成される。第2電極32は、搬送部材10に並べられた複数のワーク7の両側に設けられ、搬送部材10によるワーク7の搬送方向に延び、複数のワーク7に摺接可能である。これにより、第2電極32は、搬送部材10の回転方向へのワーク7の移動を規制すると共に、搬送部材10の軸方向へワーク7を案内することができる。また、本実施形態の第2電極32は陰極であり、電源30の負極に電気的に接続している。これにより、第2電極32は、ワーク7に電流を流すことが可能である。
電源30から第1電極31、電解液21、ワーク7および第2電極32に電流が流れると、第2電極32で水素ガスが発生し、その化学的作用によりワーク7から溶解した酸化被膜(例えば、Fe23、Fe34など)が剥離する。また、ワーク7に所定の電圧が印加されることで、ワーク7を形成する母材としての鉄(Fe)が安定領域に近づくので、母材の電解液21への溶出が抑制される。
図2および図3に示すように、検出器40,41は、非接触型のセンサであり、搬送部材10の入口部および出口部にそれぞれ設けられる。入口部に設けられた検出器40は、搬送部材10の入口部にワーク7が供給されたとき、そのことを示す信号を制御装置60に伝送する。出口部に設けられた検出器41は、搬送部材10の出口部からワーク7が排出されたとき、そのことを示す信号を制御装置60に伝送する。
制御装置60は、CPU、RAMおよびROM等を有するマイクロコンピュータである。制御装置60は、入口部および出口部に設けられた検出器40,41から伝送された信号に基づき、搬送部材10により搬送されているワーク7の数を検出するカウント処理を行うことが可能である。なお、このカウント処理を行う制御装置60および検出器40,41は、特許請求の範囲に記載の「カウント手段」の一例に相当する。
電流センサ50は、第2電極32に電気的に接続され、第2電極32に流れる電流を検出する。電流センサ50は、検出した電流値を制御装置60に伝送する。
ここで、図5に示すように、搬送部材10により搬送されているワーク7の数が増加すると、それに伴い第2電極32に流れる電流値が増加する。これは、本実施形態の電源30が定電圧直流電源であり、ワーク7の数の増加に伴い、その複数のワーク7が電解液21に浸漬する全体としての表面積が増加することによるものである。
制御装置60は、検出器40,41および電流センサ50から伝送された信号に基づき、搬送部材10により搬送されているワーク7の数に対応する電流が第2電極32に流れているか否かを判定する品質保証処理を行う。なお、この品質保証処理を行う制御装置60は、特許請求の範囲に記載の「判定部」の一例に相当する。
制御装置60による品質保証処理の一例について、図6フローチャートを参照して説明する。なお、図6では、「ステップ」を「S」と表している。
ステップ(以下、単に「S」という)1で制御装置60は、入口部に設けられた検出器40から入力された信号により、搬送部材10に供給されたワーク7の数をカウントする。また、制御装置60は、出口部に設けられた検出器41から入力された信号により、搬送部材10から排出されたワーク7の数をカウントする。制御装置60は、搬送部材10に供給されたワーク7の数と、搬送部材10から排出されたワーク7の数との差から、搬送部材10により搬送されているワーク7の数を検出する。
S2で制御装置60は、電流センサ50から入力された電流値を検出する。
S3からS6で制御装置60は、S1で検出したワーク7の数が、1からnのうち何れであるか判定する。なお、nは、搬送部材10がワーク7を搬送可能な最大数とする。
S7からS10で制御装置60は、ワーク7の数に対応する電流が第2電極32に流れているか否かを判定する。例えばS7では、電流値が(I1−α)と(I1+β)との間にあるか否かを判定する。例えばS10では、電流値が(In−α)と(In+β)との間にあるか否かを判定する。なお、I1、I2・・・Inは、ワーク7の数に応じて第2電極32に流れる電流値であり、実験などにより求められる。また、α,βは所定の許容範囲を設定するための値である。
続くS11,13,15,17で制御装置60は、ワーク7の数に対応する電流が第2電極32に流れている場合、良判定とする。
これに対し、S12,14,16,18で制御装置60は、ワーク7の数に対応する電流が第2電極32に流れていない場合、搬送部材10が搬送している複数のワーク7を不良品として判定する。
この品質保証処理により、電解処理装置1は、電解酸洗浄処理の際、ワーク7に所定の電流が確実に流れたことを保証することが可能である。
第1実施形態の電解処理装置1は、次の作用効果を奏する。
(A)第1実施形態では、第2電極32は、搬送部材10によりワーク7が搬送される方向に延びてワーク7に摺接しつつ、電源30の負極に電気的に接続し、ワーク7に電流を流すことが可能である。
これにより、搬送部材10がワーク7を搬送する際、第2電極32とワーク7とが確実に摺接する。したがって、電解処理装置1は、簡素な構成で、第2電極32から個々のワーク7に確実に電流を流すことが可能である。
(B)第1実施形態では、搬送部材10は、螺旋状に形成された螺旋壁12により個々のワーク7を仕切り、且つ、螺旋壁12を軸回りに回転することによりワーク7を搬送する。
これにより、複数のワーク7を連続して高速で搬送することが可能である。したがって、電解処理装置1は、サイクルタイムを短くし、生産量を増やすことができる。
(C)第1実施形態では、第2電極32は、搬送部材10の回転方向へのワーク7の移動を規制し、搬送部材10の軸方向へワーク7を案内する。
これにより、第2電極32がワーク7を案内する機能を兼ねることで、電解処理装置1の部品点数を減らし、構成を簡素にすることが可能である。
(D)第1実施形態では、制御装置60は、検出器40,41および電流センサ50から出力された信号に基づき、搬送部材10が搬送しているワーク7の数に対応する電流が第2電極32に流れているか否かを判定する。
これにより、電解処理装置1は、電解酸洗浄処理がされたワーク7に所定の電流が確実に流れたことを保証することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図7から図9に示す。第2実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態による電解処理装置2は、搬送部材10、給液部20、第1電極31、第2電極42、検出器40,41、電流センサ50および制御装置60などを備えている。
第2電極42は、複数の導体部43、および、複数の絶縁部44を有する。複数の導体部43は、搬送部材10に複数のワーク7が配置される間隔で断続的に設けられる。複数の導体部43は、いずれもワーク7に摺接可能である。複数の絶縁部44は、隣り合う導体部43の間に設けられ、複数の導体部43を互いに絶縁している。
第2実施形態では、複数の導体部43は、いずれも電源30の負極に電気的に接続している。これにより、複数の導体部43は、それぞれの導体部43に摺接するワーク7に電流を流すことが可能である。
第2実施形態の検出器40は、搬送部材10の入口部のみに設けられる。この検出器40は、搬送部材10の入口部にワーク7が供給されたとき、そのことを示す信号を制御装置60に伝送する。制御装置60は、搬送部材10を回転駆動するサーボモータ13の回転角を制御可能である。本実施形態では、サーボモータ13が所定角回転すると、ワーク7は、所定の導体部43に摺接する位置から、ワーク7が搬送方向にワーク1個分進んだ位置にある別の導体部43に摺接する位置に移動する。そのため、制御装置60は、入口部に設けられた検出器40から伝送される信号と、サーボモータ13の回転角とに基づき、複数の導体部43のうち所定のワーク7が摺接している所定の導体部43の位置を検出することが可能である。なお、所定のワーク7が摺接している所定の導体部43の位置検出処理を行う制御装置60は、特許請求の範囲に記載の「位置検出手段」の一例に相当する。
電流センサ50は、複数の導体部43に流れる電流を個別に検出する。電流センサ50は、検出した電流値を制御装置60に伝送する。ここで、搬送部材10により搬送されているワーク7と導体部43とが確実に接触していると、その位置の導体部43に流れる電流値は一定の範囲の値となる。なお、第2実施形態では、その一定の範囲の電流値を電流値I1とする。なお、第1実施形態の図5の説明と同様に、第2実施形態においても、電流値I1とは、1個のワーク7に対応して導体部43に流れる一定の範囲の電流値である。これに対し、搬送部材10により搬送されているワーク7と導体部43とが非接触またはそれに近い状態になると、その位置の導体部43に流れる電流値は、その一定の範囲の電流値I1よりも低いものとなる。なお、第2実施形態では、電流値I1よりも低い電流値をIXとする。
制御装置60は、所定のワーク7が摺接している導体部43の位置、および電流センサ50により検出された電流値に基づき、個々の導体部43に所定のワーク7に対応する電流値I1の電流が流れているか否かを判定する品質保証処理を行う。なお、この品質保証処理を行う制御装置60は、特許請求の範囲に記載の「個別判定部」の一例に相当する。
制御装置60による品質保証処理の一例について、図8のフローチャートおよび図9の表を参照して説明する。
S10で制御装置60は、検出器40から入力された信号により、搬送部材10に新たに供給されたワーク7を特定する。図9の表では、上段から順にW1,W2,W3・・・Wnというようにワーク7が特定されている。
S11で制御装置60は、サーボモータ13の回転角に基づき、W1,W2,W3・・・Wnのワーク7がそれぞれ摺接している導体部43の位置を検出する。なお、搬送部材10の回転により、W1,W2,W3・・・Wnのワーク7はいずれも、入口部から出口部へ向かって移動する際に複数の導体部43に摺接する。図9の表では、入口部に近い導体部43の位置から出口部に近い導体部43の位置までをP1,P2,P3・・・Pnと表示している。
S12で制御装置60は、特定のワーク7が入口部から出口部へ移動する際に複数の導体部43に摺接したときの電流値を、電流センサ50の出力に基づいて検出する。図9の表では、W1、W2およびWnのワーク7を流れる電流値は、P1の位置からPnの位置までいずれも電流値I1である。但し、W3のワーク7を流れる電流値は、P1、P2,Pnの位置でI1であるが、P3の位置で電流値IXである。すなわち、図9により、W3のワーク7は、P3の位置において、導体部43に非接触またはそれに近い状態であったことが検出されている。
S13で制御装置60は、S10で特定したワーク7に関し、S12で検出した電流値が、P1の位置からPnの位置までいずれも、1個のワーク7に対応して導体部43に流れる電流値I1の範囲内のものであるか否かを判定する。図9の表によれば、W1、W2およびWnのワーク7で検出された電流値I1は、P1の位置からPnの位置までいずれも、1個のワーク7に対応して導体部43に流れる電流値I1の範囲内である。この場合、処理はS14に移行し、制御装置60は、W1、W2およびWnのワーク7を良判定とする。
これに対し、図9の表によれば、W3のワーク7は、P3の位置において、1個のワーク7に対応して導体部43に流れる一定の範囲の電流値I1よりも低い電流値IXである。この場合、処理はS15に移行し、制御装置60は、W3のワーク7を不良品として判定する。
この品質保証処理により、電解処理装置2は、電解酸洗浄処理の際、個々のワーク7に対し所定の電流が流れたことを保証することが可能である。また、電解処理装置2は、電解酸洗浄処理の際に所定の電流が流れていなかったワーク7を特定することが可能である。
第2実施形態による電解処理装置2は、第1実施形態の効果(A)〜(D)に加え、次の作用効果を奏する。
(E)第2実施形態では、第2電極42は、搬送部材10に複数のワーク7が配置される間隔で断続的に設けられる複数の導体部43、および、隣り合う導体部43の間に設けられる絶縁部44を有する。
これにより、電解処理装置2は、複数の導体部43に流れる電流を個別に検出し、電解酸洗浄処理がされたワーク7に所定の電流値I1の電流が確実に流れたことを保証することができる。
(F)第2実施形態では、制御装置60は、所定のワーク7が摺接する複数の導体部43のそれぞれの位置において、所定のワーク7に対応する電流値I1の電流が流れているか否かを判定する。
これにより、電解処理装置2は、電解酸洗浄処理がされた複数のワーク7のうち、所定の電流値I1の電流が流れていなかったワーク7を特定することが可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図10に示す。第3実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態による電解処理装置3は、搬送部材10、給液部25、第1電極31、第2電極32、検出器40,41、電流センサ50および制御装置60などを備えている。
給液部25は、搬送部材10の重力方向上側に設けられる。給液部25には、ポンプ15によって貯留槽16に貯留されている電解液が供給される。給液部25は、第1貯留室26、第2貯留室27、および、第1貯留室26と第2貯留室27とを連通する連通路28を有する。
第1貯留室26には、ポンプ15が圧送する電解液が重力方向上方から流入する。第1貯留室26に流入した電解液は、給液部25の重力方向上側の部位に形成されている連通路28を通って第2貯留室27に流入する(図10の実線矢印L26)。これにより、第2貯留室27には、第1貯留室26に流入した電解液に比べ流速が遅い状態の電解液が流入する。
第2貯留室27には、「気泡捕集部材」としての多孔質部材271および分散板272が設けられている。第2貯留室27の電解液が図10の実線矢印L27のように流れるとき、多孔質の材料から形成されている多孔質部材271が電解液に含まれる気泡を捕集する。多孔質部材271によって捕集された気泡は、多孔質部材271上において合体し大きな気泡となる。大きな気泡になると、自身の浮力によって多孔質部材271から離れ、給液部25の重力方向上側の開口250から給液部25の外部に排出される(図10の点線矢印L25)。気泡が除去された電解液は、分散板272を通って図10の実線矢印L3に示すように、搬送部材10により搬送される複数のワーク7に対し供給される。
第3実施形態による電解処理装置3は、第1実施形態の効果(A)〜(D)に加え、次の作用効果を奏する。
(G)第3実施形態では、給液部25の第2貯留室27に設けられている多孔質部材271によって、電解液に含まれる気泡を除去する。
ポンプ15の圧送などによって電解液に含まれる気泡は、ワーク7と第1電極31との間の通電において導電性を低下させる原因となる。電解処理装置3では、電解液に含まれる気泡を多孔質部材271によって除去し、ワーク7と第1電極31との間に気泡が含まれない電解液を供給する。これにより、ワーク7と第1電極31との間の導電性を確保し、ワーク7に確実に所定の電流を流すことができる。したがって、電解酸洗浄処理の処理効率を向上することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図11に示す。第4実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第4実施形態による電解処理装置4は、搬送部材10、給液部65、第1電極31、第2電極32、検出器40,41、電流センサ50および制御装置60などを備えている。
給液部65は、搬送部材10の重力方向上側に設けられる。給液部65には、ポンプ15によって貯留槽16に貯留されている電解液が供給される。給液部65は、図11に示すように、搬送部材10により搬送される複数のワーク7に対し、重力方向上側から電解液21の複数の液滴dp5を供給する。このとき、給液部65は、第1電極31とワーク7との間において第1電極31とワーク7との両方に付着する液膜fm5(図11参照)を形成可能な程度の液滴dp5をワーク7に供給する。
第4実施形態による電解処理装置4では、第1実施形態の効果(A)〜(D)に加え、次の作用効果を奏する。
(H)第4実施形態では、給液部65が供給する電解液21の液滴dp5によって第1電極31とワーク7との両方に付着する液膜fm5を形成される。これにより、第1電極31とワーク7との間の導通が確保されるため、ワーク7に確実に所定の電流を流すことができる。したがって、電解液21で処理槽22を充填する第1実施形態に比べ、電解液21の消費量を低減することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図12に示す。第5実施形態において、上述した第4実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第5実施形態による電解処理装置5は、搬送部材10、給液部65、第1電極31、液滴捕集部材35、第2電極32、検出器40,41、電流センサ50および制御装置60などを備えている。電解処理装置5では、図12に示すように、ワーク7は、ワーク7の中心軸CA7が重力方向に対して傾くよう設けられている。
電解処理装置5で電解酸洗浄処理が行われるワーク7は、例えば、ねじであって、複数のねじ山とねじ溝を有する。
液滴捕集部材35は、第1電極31の重力方向上側の「給液部側の端部」としての端部310に設けられている。液滴捕集部材35は、第1電極31の端部310からワーク7の中心軸CA7から離れる方向に延びるよう形成されている。液滴捕集部材35の給液部65側の面である捕集面351は、給液部65が滴下する電解液21の液滴dp5を捕集可能となっている。また、捕集面351は、第1電極31のワーク7に対向する端面311と接続している。すなわち、捕集面351は、端面311と同一面となるよう形成されている。
捕集面351で捕集された電解液21の液滴dp5は、図12に示すように、捕集面351および端面311に沿って流れ第1電極31とワーク7との間に移動する(図12の実線矢印L51)。第1電極31とワーク7との間に移動した液滴dp5は、第1電極31とワーク7との両方に付着する液膜fm5を形成する。
第5実施形態による電解処理装置5では、第1実施形態の効果(A)〜(D)および第4実施形態の効果(H)に加え、次の作用効果を奏する。
(I)第5実施形態による電解処理装置5は、ワーク7のねじ溝における電解酸洗浄処理を行うため、中心軸CA7が傾いた状態のワーク7に対して電解液21の液滴dp5を滴下することによってねじ溝に電解液21が確実に付着させる。しかしながら、図12に示すように、第1電極31との位置関係によっては、ワーク7において重力方向下側に位置する部位に比べ重力方向上側に位置する部位(図12に示す二点鎖線Ar12の領域)に電解液21が付着しないおそれがある。
電解処理装置5は、第1電極31の端部310からワーク7の中心軸CA7から離れる方向に延びるよう形成されている液滴捕集部材35を備える。液滴捕集部材35の捕集面351は、第1電極31のワーク7に対向する端面311と同一面となっており、捕集面351で捕集された液滴dp5は、捕集面351および端面311に沿って第1電極31とワーク7との間に移動する。第1電極31とワーク7との間に移動した液滴dp5は、二点鎖線Ar12の領域において液膜fm5を形成する。これにより、第1電極31とワーク7との間の導通が確保されるため、ワーク7に確実に所定の電流を流すことができる。したがって、ねじ溝のような凹んだ部位を有するワークに対しても確実に電解酸洗浄処理を行うことができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、電解酸洗浄処理を行う電解処理装置について説明した。これに対し、他の実施形態では、電解処理装置は、電解アルカリ洗浄処理または電気めっき処理等の電解処理を行うものとしてもよい。
上述した実施形態では、第1電極を陽極とし、第2電極を陰極として陰極電解法を行う電解処理装置について説明した。これに対し、他の実施形態では、電解処理装置は、第1電極を陰極とし、第2電極を陽極として、陽極電解法を行うものとしてもよい。
上述の実施形態では、ワークを搬送する搬送部材として、螺旋壁を有する回転可能なものであるとした。しかしながら、搬送部材の構成はこれに限定されない。第2電極に当接しているワークを第2電極が延びている方向に移動させることが可能な構成あればよい。
また、他の実施形態として、ワーク、電解液または電極等の材料については、上述した実施形態のものに限らず、種々のものを選択することが可能である。
第2実施形態の構成を第3〜5実施形態に適用してもよい。
第5実施形態では、傾けたワークと第1電極との間に液膜が形成されるよう液滴を捕集する液滴捕集部材を設けるとした。しかしながら、ワークが傾いていない場合でも液滴捕集部材を設けてもよい。この場合、さらに電解液の消費量を低減することができる。
上述の実施形態では、入口部または出口部にワークが供給されたことを示す信号を伝送する検出器は、非接触型のセンサであるとした。しかしながら、接触型のセンサであってもよい。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、複数の実施形態を組み合わせることに加え、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1,2,3,4,5・・・電解処理装置
10・・・搬送部材
20,25,65・・・給液部
21・・・電解液
30・・・電源
31・・・第1電極
32,42・・・第2電極

Claims (10)

  1. 複数のワーク(7)を所定の方向に並べて搬送する搬送部材(10)と、
    前記搬送部材により搬送される複数の前記ワークに電解液(21)を供給する給液部(20,25,60)と、
    電源(30)の正極または負極の一方に電気的に接続し、前記ワークに非接触の状態で前記ワークとともに電解液に浸漬する第1電極(31)と、
    前記搬送部材により前記ワークが搬送される方向に延びて前記ワークに摺接しつつ、前記電源の正極または負極の他方に電気的に接続し、前記ワークに電流を流すことの可能な第2電極(32,42)と、
    を備えた電解処理装置。
  2. 前記搬送部材は、螺旋状に形成された螺旋壁(12)により個々の前記ワークを仕切り、且つ、前記螺旋壁を軸回りに回転することにより前記ワークを搬送する請求項1に記載の電解処理装置。
  3. 前記第2電極は、前記搬送部材の回転方向への前記ワークの移動を規制し、前記搬送部材の軸方向へ前記ワークを案内する請求項1または2に記載の電解処理装置。
  4. 前記給液部は、前記電解液が有する気泡を捕集可能な気泡捕集部材(271)を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の電解処理装置。
  5. 前記給液部は、前記電解液の液滴(dp5)を複数の前記ワークに滴下可能な請求項1〜4のいずれか一項に記載の電解処理装置。
  6. 前記第1電極の前記給液部側の端部(310)に設けられ、前記第1電極の前記ワークに対向する端面(311)と同一面となるよう形成され前記給液部が滴下する前記電解液の液滴(dp5)を捕集可能な捕集面(351)を有する液滴捕集部材(35)をさらに備える請求項5に記載の電解処理装置。
  7. 前記搬送部材は、前記ワークの中心軸(CA7)が重力方向に対して傾くよう設けられている請求項6に記載の電解処理装置。
  8. 前記搬送部材により搬送されている前記ワークの数を検出するカウント手段(40,41,60)と、
    前記第2電極に流れる電流を検出する電流センサ(50)と、
    前記カウント手段および前記電流センサから出力された信号に基づき、前記カウント手段により検出された前記ワークの数に対応する電流が前記第2電極に流れているか否かを判定する判定部(60)と、
    をさらに備える請求項1〜7のいずれか一項に記載の電解処理装置。
  9. 前記第2電極は、前記搬送部材に複数の前記ワークが配置される間隔で断続的に設けられる複数の導体部(33)、および、隣り合う前記導体部の間に設けられる絶縁部(34)を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の電解処理装置。
  10. 複数の前記導体部のうち所定の前記ワークが摺接している前記導体部の位置を検出する位置検出手段(60)と、
    複数の前記導体部に流れる電流を個別に検出する電流センサ(50)と、
    前記位置検出手段および前記電流センサから出力された信号に基づき、所定の前記ワークが摺接する複数の前記導体部のそれぞれの位置において、所定の前記ワークに対応する電流が流れているか否かを判定する個別判定部(60)と、
    をさらに備える請求項9に記載の電解処理装置。
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