JP2017059199A - 流量制御器の出力流量を求める方法 - Google Patents

流量制御器の出力流量を求める方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガス供給系に既存の要素を用いて流量制御器の出力流量を求める。【解決手段】一実施形態では、処理容器内の上流にあるガス供給系の第3のバルブが開かれた状態で、複数の流量制御器のうち測定対象の流量制御器によって流量が調整されたガスの処理容器内への供給が開始される。次いで、処理容器内へのガスの供給が継続している状態で、複数の流量制御器のうち圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値が安定した後に、第3のバルブが閉じられる。第3のバルブが閉じられた後に、測定対象の流量制御器を介して供給されるガスが溜められるガス供給系の既知の容積、及び、圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率から、測定対象の流量制御器の出力流量が算出される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、流量制御器の出力流量を求める方法に関するものである。
半導体デバイスといった電子デバイスの製造においては、基板処理装置が用いられる。基板処理装置の処理容器には、基板を処理するためのガスがガス供給系から供給される。ガス供給系は、一般的に、複数種のガスから選択される一以上のガスを基板処理装置の処理容器に供給するように構成されている。また、ガス供給系は、複数種のガスの流量を個別に調整するために、複数種のガスそれぞれに専用の複数の流量制御器を有している。
流量制御器としては、圧力制御式の流量制御器が知られている。このタイプの流量制御器は、目標値である設定流量と、当該流量制御器の圧力計の測定圧力値から求められる算出流量との誤差を減少させるように動作する。しかしながら、流量制御器の算出流量は、その使用時間の経過につれて、流量制御器の実際の出力流量に対して大きな誤差を有する流量となる。したがって、流量制御器の出力流量を求める必要がある。流量制御器の出力流量を求める手法としては、ビルドアップ手法と呼ばれる手法が知られている。ビルドアップ手法については、特許文献1に記載されている。
ビルドアップ手法では、基板処理装置の処理容器内に測定対象の流量制御器を介してガスが供給され、処理容器の内部の圧力、処理容器の内部の温度、及び、処理容器の内部の既知の容積から、測定対象の流量制御器の出力流量が算出される。
特許第5286430号明細書
しかしながら、処理容器の内部の容積は非常に大きいので、上述した従来のビルドアップ手法には、誤差要因が含まれる。例えば、従来のビルドアップ手法は、処理容器の内部の温度差、及び/又は、処理容器の経時変化等の影響を受ける。処理容器を利用せず、ガス供給系内に流量測定器を設けて流量制御器の出力流量を求める策が考えられるが、かかる策はガス供給系のコストアップをもたらす。
したがって、ガス供給系に既存の要素を用いて流量制御器の出力流量を求めることが望まれている。
一態様では、基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法が提供される。ガス供給系は、複数の第1の配管、複数の第1のバルブ、複数の流量制御器、複数の第2の配管、複数の第2のバルブ、第3の配管、及び、第3のバルブを備える。複数の第1の配管は、複数のガスソースにそれぞれ接続される配管である。複数の第1のバルブは、複数の第1の配管に設けられている。複数の流量制御器は、圧力制御式の流量制御器であり、複数の第1の配管の下流に設けられている。複数の第2の配管は、複数の流量制御器の下流に設けられている。複数の第2のバルブは、複数の第2の配管に設けられている。第3の配管は、複数の第2の配管の下流に設けられている。第3のバルブは、第3の配管に設けられている。この方法は、(a)第3のバルブが開かれた状態で、複数の流量制御器のうち測定対象の流量制御器によって流量が調整されたガスの前記処理容器内への供給を開始する第1工程と、(b)処理容器内へのガスの供給が継続している状態で、複数の流量制御器のうち圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値が安定した後に、第3のバルブを閉じる第2工程と、(c)第2工程において第3のバルブが閉じられた後に、測定対象の流量制御器を介して供給されるガスが溜められるガス供給系の既知の容積、及び、圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率から、測定対象の流量制御器の出力流量を算出する第3工程と、を含む。
一態様に係る方法では、ガス供給系に既存の複数の流量制御器のうち一つの流量制御器が圧力測定用の流量制御器として用いられ、当該圧力測定用の流量制御器によって測定される測定圧力値の時間に対する上昇率、及び、ガス供給系内の既知の容積から流量制御器の出力流量が求められる。したがって、この方法によれば、ガス供給系に既存の要素を用いて流量制御器の出力流量を求めることが可能となる。
一実施形態では、測定対象の流量制御器及び圧力測定用の流量制御器は、複数の流量制御器のうち一つの流量制御器であってもよい。当該一つの流量制御器は、オリフィス、オリフィスの上流側にあるコントロールバルブ、コントロールバルブとオリフィスの間のガスラインの圧力を測定する第1の圧力計、及び、オリフィスの下流にある第2の圧力計を有する。この実施形態の第1工程では、複数の第1のバルブ一つの流量制御器の上流にある第1のバルブのみが開かれ、複数の第2のバルブ一つの流量制御器の下流にある第2のバルブのみが開かれた状態が形成される。第2工程では、当該一つの流量制御器の第2の圧力計によって測定される測定圧力値が安定した後に、第3のバルブが閉じられる。第3工程では、圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率として、第2の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率が用いられる。
別の実施形態では、測定対象の流量制御器は、複数の流量制御器のうち第1の流量制御器であり、圧力測定用の流量制御器は、複数の流量制御器のうち第1の流量制御器とは別の第2の流量制御器であってもよい。第1の流量制御器及び第2の流量制御器の各々は、オリフィス、オリフィスの上流側にあるコントロールバルブ、及び、該コントロールバルブと該オリフィスの間のガスラインの圧力を測定する圧力計を有する。この実施形態の第1工程では、複数の第1のバルブのうち第1の流量制御器の上流にある第1のバルブのみが開かれ、複数の第2のバルブのうち第1の流量制御器の下流にある第2のバルブ及び第2の流量制御器の下流にある第2のバルブのみが開かれた状態が形成される。また、この実施形態の方法は、(d)第1工程の実行後、且つ、第2工程の実行前に、処理容器内へのガスの供給が継続している状態で第2の流量制御器の圧力計の測定圧力値が安定したときの当該測定圧力値を第1の測定圧力値として取得する工程と、(e)第2工程の実行後、第3工程の実行前、且つ、第1の測定圧力値が取得された時点から所定時間が経過したときに、第1の流量制御器の下流にある第2のバルブを閉じる工程と、を更に含む。第2工程では、第1の測定圧力値の取得直後に第3のバルブが閉じられる。第3工程では、測定圧力値の時間に対する上昇率として、第2の流量制御器の圧力計の測定圧力値が安定したときの該測定圧力値である第2の測定圧力値と第1の測定圧力値との差を上記所定時間で除した値が用いられる。
別の態様においても、基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法が提供される。ガス供給系は、複数の第1の配管、複数の第1のバルブ、複数の流量制御器、複数の第2の配管、複数の第2のバルブ、第3の配管、及び、第3のバルブを備える。複数の第1の配管は、複数のガスソースにそれぞれ接続される配管である。複数の第1のバルブは、複数の第1の配管に設けられている。複数の流量制御器は、圧力制御式の流量制御器であり、複数の第1の配管の下流に設けられている。複数の第2の配管は、複数の流量制御器の下流に設けられている。複数の第2のバルブは、複数の第2の配管に設けられている。第3の配管は、複数の第2の配管の下流に設けられている。第3のバルブは、第3の配管に設けられている。複数の流量制御器のうちの一つの流量制御器は、オリフィス、該オリフィスの上流側にあるコントロールバルブ、該コントロールバルブと該オリフィスの間のガスラインの圧力を測定する第1の圧力計、及び、前記オリフィスの下流にある第2の圧力計を有する。この態様の方法は、(a)複数の第1のバルブのうち上記一つの流量制御器の上流にある第1のバルブ、複数の第2のバルブのうち当該一つの流量制御器の下流にある第2のバルブ、及び、第3のバルブが開かれた状態で、当該一つの流量制御器によって流量が調整されたガスの処理容器内への供給を開始する第1工程と、(b)処理容器内へのガスの供給が継続している状態で上記一つの流量制御器の第2の圧力計の測定圧力値が安定した後に、当該一つの流量制御器の下流にある第2のバルブを閉じる第2工程と、(c)第2工程において上記一つの流量制御器の下流にある第2のバルブが閉じられた後に、当該一つの流量制御器を介して供給されるガスが溜められるガス供給系の既知の容積、及び、当該一つの流量制御器の第2の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率から、当該一つの流量制御器の出力流量を算出する第3工程と、を含む。この態様の方法においては、一つの流量制御器の下流にある第2のバルブの上流側の既知の容積が利用されて、当該一つの流量制御器の出力流量が求められる。
以上説明したように、ガス供給系に既存の要素を用いて流量制御器の出力流量を求めることが可能となる。
基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の一実施形態を示す流れ図である。 ガス供給系を例示する図である。 工程ST2の実行後のガス供給系のバルブの状態を示す図である。 基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の別の実施形態を示す流れ図である。 工程ST23の実行後のガス供給系のバルブの状態を示す図である。 基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の更に別の実施形態を示す流れ図である。 工程ST32の実行後のガス供給系のバルブの状態を示す図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の一実施形態を示す流れ図である。図1に示す方法MT1は、例えば、図2に示すガス供給系に適用可能である。
図2に示すガス供給系GPは、複数の第1の配管L1、複数の第1のバルブV1、複数の流量制御器FC、複数の第2の配管L2、複数の第2のバルブV2、第3の配管L3、及び、第3のバルブV3を備えている。
複数の第1の配管L1の一端は、複数のガスソースGSにそれぞれ接続されている。複数のガスソースGSは、基板処理装置SPにおいて基板の処理に利用されるガスのソースである。複数の第1の配管L1には、複数の第1のバルブV1がそれぞれ設けられている。
複数の第1の配管L1の下流、且つ、複数の第1のバルブV1の下流には、複数の流量制御器FCが設けられている。複数の流量制御器FCは、複数の第1の配管L1の下流側の他端にそれぞれ接続されている。複数の流量制御器FCの下流には複数の第2の配管L2が設けられている。これらの第2の配管L2の一端は、複数の流量制御器FCにそれぞれ接続されている。複数の第2の配管L2には、複数の第2のバルブV2がそれぞれ設けられている。
複数の第2の配管L2の下流、且つ、複数の第2のバルブV2の下流には、第3の配管L3が設けられている。第3の配管L3には、複数の第2の配管L2の他端が接続されている。第3のバルブV3は、第3の配管L3に設けられている。第3の配管L3の他端、即ち第3のバルブV3の下流の第3の配管L3の端部は、基板処理装置SPの処理容器PCに接続されている。処理容器PCの下流には、圧力調整弁APCを介して排気装置EAが設けられている。
また、ガス供給系GPは、配管LP1、バルブVP1、配管LP2、バルブVP2、複数の配管LP4、及び、複数のバルブVP4を更に備えている。配管LP1の一端は、Nガスといったパージガスのソースに接続されている。配管LP1には、バルブVP1が設けられている。配管LP1は、バルブVP1の下流において、配管LP2と配管LP3に接続されている。配管LP2の一端は、バルブVP1の下流において配管LP1に接続されており、配管LP2の他端は、第3の配管L3に接続されている。配管LP2にはバルブVP2が設けられている。配管LP3の一端は、バルブVP1の下流において配管LP1に接続されている。配管LP3には、複数の配管LP4の一端が接続されている。複数の配管LP4の他端は、複数の第1のバルブV1の下流において複数の第1の配管L1に接続されている。これらの配管LP4には、複数のバルブVP4がそれぞれ設けられている。
複数の流量制御器FCは、圧力制御式の流量制御器である。複数の流量制御器FCの各々は、コントロールバルブCV、オリフィスOF、及び、圧力計P1を有している。また、複数の流量制御器FCの各々は、オリフィスOFの上流側のガスラインGL1、及び、オリフィスOFの下流側のガスラインGL2を提供している。ガスラインGL1は、対応の第1の配管L1に接続されており、ガスラインGL2は、対応の第2の配管L2に接続されている。
コントロールバルブCVは、オリフィスOFの上流側のガスラインGL1に設けられている。コントロールバルブCVとオリフィスOFの間において、ガスラインGL1には、当該ガスラインGL1の圧力を計測する圧力計P1が接続されている。
一実施形態では、複数の流量制御器FCは流量制御器FC1及び流量制御器FC2を含んでいる。流量制御器FC1は、圧力計P2を更に有している。一方、複数の流量制御器FCのうち流量制御器FC2は、圧力計P2を有していない。圧力計P2は、ガスラインGL2の圧力を計測するために、ガスラインGL2に接続されている。
流量制御器FC2は、ガスラインGL1の圧力がガスラインGL2の圧力の2倍以上である条件下で、当該流量制御器FC2を流れるガスの流量を制御する。具体的に、流量制御器FC2は、圧力計P1の測定圧力値から求められる算出流量と設定流量との差を減少させるよう、コントロールバルブCVを制御する。なお、設定流量は、例えば、後述の制御部Cntから設定される。
流量制御器FC1は、ガスラインGL1の圧力がガスラインGL2の圧力の2倍以上である条件下では、流量制御器FC2と同様にコントロールバルブCVを制御する。また、流量制御器FC1は、ガスラインGL1の圧力がガスラインGL2の圧力の2倍よりも小さい条件下では、圧力計P1の測定圧力値と圧力計P2の測定圧力値との間の差圧から求められる算出流量と設定流量との差を減少させるよう、コントロールバルブCVを制御する。
また、図2に示すように、ガス供給系GPは、制御部Cntを更に備え得る。制御部Cntは、基板処理装置SPの制御部でもあり、例えば、コンピュータ装置等から構成される。この制御部Cntは、基板処理装置SPにおける基板処理のために記憶装置に記憶されたレシピに従って、基板処理装置SPの各部及びガス供給系GPの各部を制御する。また、制御部Cntは、流量制御器の出力流量を求める方法の種々の実施形態においても、ガス供給系GPのバルブの制御を行う。また、制御部Cntは、当該方法の種々の実施形態において、圧力計P1の測定圧力値又は圧力計P2の測定圧力値を受けて、流量制御器の出力流量を算出する。
以下、再び図1を参照する。図1に示すように、方法MT1では、流量制御器FC1の圧力計P2の測定圧力値を用いて、当該流量制御器FC1の出力流量を求める方法である。即ち、方法MT1では、一つの流量制御器FC1が、測定対象の流量制御器であり、また、圧力測定用の流量制御器でもある。この方法MT1は、工程ST1で開始する。
工程ST1では、流量制御器FC1によって流量が調整されたガスの処理容器PCへの供給が開始される。この工程ST1では、流量制御器FC1の上流にある第1のバルブV1、及び、流量制御器FC1の下流にある第2のバルブV2が開かれ、その他の第1のバルブV1、その他の第2のバルブV2、バルブVP1、バルブVP2、及び、複数のバルブVP4は閉じられた状態が形成される。また、工程ST1では、第3のバルブV3が開かれる。これにより、流量制御器FC1の上流のガスソースGSからのガスが、第1の配管L1、流量制御器FC1、第2の配管L2、及び、第3の配管L3を介して、処理容器PC内に供給される。この工程ST1では、排気装置EAが作動され、圧力調整弁APCが開かれる。なお、工程ST1におけるガス供給系GPのバルブ、流量制御器FC1、圧力調整弁APC等の制御は、制御部Cntによって実行されてもよい。
続く工程ST2では、工程ST1において開始された処理容器PC内へのガスの供給が継続している状態で、圧力計P2の測定圧力値が監視される。そして、圧力計P2の測定圧力値が安定した後に、第3のバルブV3が閉じられる。なお、例えば、所定時間内における圧力計P2の測定圧力値の最小値と最大値との差が所定値以下であれば、圧力計P2の測定圧力値が安定したものと判定することができる。この工程ST2では、測定圧力値が制御部Cntに送られて、当該測定圧力値の監視が制御部Cntによって行われてもよく、また、第3のバルブV3の制御が制御部Cntによって実行されてもよい。
工程ST2において、第3のバルブV3が閉じられると、ガス供給系GPの各バルブの状態は図3に示す状態となる。図3において、バルブを示す図形のうち黒塗りされている図形は閉じられているバルブを示しており、バルブを示す図形のうち白抜きされている図形は開かれているバルブを示している。
工程ST2の実行後には、図3において太線で示す流路内に、流量制御器FC1を経由して供給されるガスが溜められる。具体的に、流量制御器FC1のガスラインGL2、当該ガスラインGL2の下流の第2の配管L2の内部、第3のバルブV3の上流の第3の配管L3の内部、及び、流量制御器FC1以外の流量制御器FCの下流、且つ、第2のバルブV2の下流の第2の配管L2の内部にガスが溜められる。工程ST2の実行後にガスが溜められるガス供給系GP内の流路の容積は、方法MT1の実行前に予め測定された容積であり、既知の容積Vkである。
続く工程ST3では、工程ST2の実行後の複数の時点における圧力計P2の測定圧力値から圧力上昇率(dP/dt)が求められる。例えば、複数の測定圧力値とそれら複数の測定圧力値が取得された時点との関係を近似する直線の傾きが、圧力上昇率として求められる。そして、工程ST3では、下記の式(1)の演算により、流量制御器FC1の出力流量Qが算出される。

Q=(dP/dt)×Vk÷T×C …(1)

なお、式(1)において、Tは温度であり、上述したガスが溜められる流路の測定温度であってもよく、所定の温度であってもよい。また、Cは定数であり、22.4(リットル)/Rで特定される値を有する。なお、Rは、気体定数である。
この工程ST3では、圧力計P2の測定圧力値が制御部Cntに送られて、圧力上昇率の算出、及び、出力流量Qの算出が、制御部Cntによって行われてもよい。また、全ての流量制御器FCが、流量制御器FC1と同様の構造を有する場合には、方法MT1が全ての流量制御器FCに対して順に実行されてもよい。
以下、基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の別の実施形態について説明する。図4は、基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の別の実施形態を示す流れ図である。図4に示す方法MT2は、図1に示したガス供給系GPに適用可能な方法である。この方法MT2では、一つの流量制御器FCが、測定対象の流量制御器であり、また、別の流量制御器FCが圧力測定用の流量制御器である。測定対象の流量制御器及び圧力測定用の流量制御器の各々は、流量制御器FC1の構造又は流量制御器FC2の構造の何れの構造を有していてもよい。以下では、流量制御器FC1が測定対象の流量制御器であり、流量制御器FC2が圧力測定用の流量制御器である場合を例にとって、方法MT2の説明を行う。
図4に示すように、方法MT2は、工程ST21で開始する。工程ST21では、流量制御器FC1によって流量が調整されたガスの処理容器PCへの供給が開始される。この工程ST21では、流量制御器FC1の上流の第1のバルブV1、流量制御器FC1の下流の第2のバルブV2、及び、流量制御器FC2の下流の第2のバルブV2が開かれ、その他の第1のバルブV1、その他の第2のバルブV2、バルブVP1、バルブVP2、及び、複数のバルブVP4は閉じられた状態が形成される。また、工程ST21では、第3のバルブV3が開かれる。これにより、流量制御器FC1の上流のガスソースGSからのガスが、第1の配管L1、流量制御器FC1、第2の配管L2、及び、第3の配管L3を介して、処理容器PC内に供給される。この工程ST21では、排気装置EAが作動され、圧力調整弁APCが開かれる。なお、工程ST21におけるガス供給系GPのバルブ、流量制御器FC1、圧力調整弁APC等の制御は、制御部Cntによって実行されてもよい。
続く工程ST22では、工程ST21において開始された処理容器PC内へのガスの供給が継続している状態で、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値が監視される。そして、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値が安定したときの当該測定圧力値が測定圧力値Pm1として取得される。なお、工程ST22では、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値が制御部Cntに送られて、当該測定圧力値の監視及び測定圧力値Pm1の取得が制御部Cntによって実行されてもよい。
続く工程ST23では、工程ST22の測定圧力値Pm1の取得直後に第3のバルブV3が閉じられる。この工程ST23における第3のバルブV3の制御は、制御部Cntによって実行されてもよい。
工程ST23において第3のバルブV3が閉じられると、ガス供給系GPの各バルブの状態は図5に示す状態となる。図5において、バルブを示す図形のうち黒塗りされている図形は閉じられているバルブを示しており、バルブを示す図形のうち白抜きされている図形は開かれているバルブを示している。なお、図5に示す状態では、流量制御器FC2のコントロールバルブCVは開かれている。
工程ST23の実行後には、図5において太線で示す流路内に、流量制御器FC1を経由して供給されるガスが溜められる。具体的に、流量制御器FC1のガスラインGL2、当該ガスラインGL2の下流の第2の配管L2の内部、第3のバルブV3の上流の第3の配管L3の内部、流量制御器FC2の上流且つ対応の第1のバルブV1の下流の第1の配管L1の内部、流量制御器FC2の上流且つ対応のバルブVP4の下流の配管LP4の内部、流量制御器FC2のガスラインGL1及びガスラインGL2、流量制御器FC2の下流の第2の配管L2の内部、並びに、流量制御器FC1及び流量制御器FC2以外の流量制御器FCの下流、且つ、第2のバルブV2の下流の第2の配管L2の内部にガスが溜められる。このように工程ST23の実行後にガスが溜められるガス供給系GP内の流路の容積は、方法MT2の実行前に予め測定された容積であり、既知の容積Vk2である。
なお、図5に示す状態では、流量制御器FC2のコントロールバルブCVが開かれているが、流量制御器FC2のコントロールバルブCVは閉じられていてもよい。流量制御器FC2のコントロールバルブCVが閉じられている場合には、既知の容積Vk2は、図5に太線で示した流路の容積よりも、流量制御器FC2の上流且つ対応の第1のバルブV1の下流の第1の配管L1の内部、及び、流量制御器FC2の上流且つ対応のバルブVP4の下流の配管LP4の内部の分だけ、小さい容積となる。
続く工程ST24では、工程ST23の実行後、且つ、測定圧力値Pm1の取得時点から所定時間が経過した時点で、流量制御器FC1の下流の第2のバルブV2が閉じられる。この工程ST23における第2のバルブV2の制御は、制御部Cntによって実行されてもよい。
続く工程ST25では、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値が監視される。そして、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値が安定したときの当該測定圧力値が、測定圧力値Pm2として取得される。なお、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値の所定時間内での最小値と最大値との差が所定値以下であれば、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値が安定したものと判定することができる。しかる後に、工程ST25では、圧力上昇率(dP/dt)が求められる。圧力上昇率は、(Pm2−Pm1)/Δtの演算により求められる。なお、Δtは、測定圧力値Pm1が取得された時点と工程ST24において第2のバルブV2が閉じられた時点との間の時間差である。
工程ST25では、次いで、下記の式(2)の演算により、流量制御器FC1の出力流量Qが算出される。

Q=(dP/dt)×Vk2÷T×C …(2)

なお、式(2)において、Tは温度であり、上述したガスが溜められる流路の測定温度であってもよく、所定の温度であってもよい。また、Cは定数であり、22.4(リットル)/Rで特定される値を有する。なお、Rは、気体定数である。
工程ST25では、流量制御器FC2の圧力計P1の測定圧力値が制御部Cntに送られて、当該測定圧力値の監視、圧力上昇率の算出、及び、出力流量Qの算出が制御部Cntによって行われてもよい。また、方法MT2が全ての流量制御器FCに対して順に実行されてもよい。
以下、基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の更に別の実施形態について説明する。図6は、基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法の更に別の実施形態を示す流れ図である。図6に示す方法MT3は、図1に示したガス供給系GPに適用可能な方法である。この方法MT3は、方法MT1の変形例である。
方法MT3は、工程ST31で開始する。工程ST31は工程ST1と同様の工程である。方法MT3では、次いで、工程ST32が実行される。工程ST32では、工程ST31において開始された処理容器PC内へのガスの供給が継続している状態で、流量制御器FC1の圧力計P2の測定圧力値が監視される。そして、圧力計P2の測定圧力値が安定した後に、流量制御器FC1の下流の第2のバルブV2が閉じられる。なお、例えば、所定時間内における圧力計P2の測定圧力値の最小値と最大値との差が所定値以下であれば、圧力計P2の測定圧力値が安定したものと判定することができる。この工程ST32では、測定圧力値が制御部Cntに送られて、当該測定圧力値の監視が制御部Cntによって行われてもよく、また、流量制御器FC1の下流の第2のバルブV2の制御が制御部Cntによって実行されてもよい。
工程ST32において、流量制御器FC1の下流の第2のバルブV2が閉じられると、ガス供給系GPの各バルブの状態は図7に示す状態となる。図7において、バルブを示す図形のうち黒塗りされている図形は閉じられているバルブを示しており、バルブを示す図形のうち白抜きされている図形は開かれているバルブを示している。
工程ST32の実行後には、図7において太線で示す流路内に、流量制御器FC1を経由して供給されるガスが溜められる。具体的に、流量制御器FC1のガスラインGL2、及び、当該ガスラインGL2の下流の第2の配管L2の内部のうち第2のバルブV2の上流側の部分にガスが溜められる。工程ST32の実行後にガスが溜められるガス供給系GP内の流路の容積は、方法MT3の実行前に予め測定された容積であり、既知の容積Vk3である。
続く工程ST33では、工程ST32の実行後の複数の時点における圧力計P2の測定圧力値から圧力上昇率(dP/dt)が求められる。例えば、複数の測定圧力値とそれら複数の測定圧力値が取得された時点との関係を近似する直線の傾きが、圧力上昇率として求められる。そして、工程ST33では、下記の式(3)の演算により、流量制御器FC1の出力流量Qが算出される。

Q=(dP/dt)×Vk3÷T×C …(3)

なお、式(3)において、Tは温度であり、上述したガスが溜められる流路の測定温度であってもよく、所定の温度であってもよい。また、Cは定数である。
この工程ST33では、圧力計P2の測定圧力値が制御部Cntに送られて、圧力上昇率の算出、及び、出力流量Qの算出が、制御部Cntによって行われてもよい。また、全ての流量制御器FCが、流量制御器FC1と同様の構造を有する場合には、方法MT3が全ての流量制御器FCに対して順に実行されてもよい。
上述の実施形態の何れの方法においても、ガス供給系の既存の圧力制御式の流量制御器の圧力計の測定圧力値を用いて、当該ガス供給系の流量制御器の出力流量を求めることが可能である。また、上述の既知の容積は、ガス供給系GP内の既存の流路の容積であり、当該容積は、処理容器PCの内部の容積よりも小さい。また、当該流路の温度差は処理容器PC内の温度差よりも小さく、当該流路の温度は安定している。したがって、上述の実施形態の何れの方法においても、流量制御器の出力流量を高精度に求めることが可能である。
GP…ガス供給系、GS…ガスソース、L1…第1の配管、L2…第2の配管、L3…第3の配管、V1…第1のバルブ、V2…第2のバルブ、V3…第3のバルブ、FC,FC1,FC2…流量制御器、CV…コントロールバルブ、OF…オリフィス、P1…圧力計、P2…圧力計、SP…基板処理装置、PC…処理容器、APC…圧力調整弁、EA…排気装置、Cnt…制御部。

Claims (4)

  1. 基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法であって、
    前記ガス供給系は、
    複数のガスソースにそれぞれ接続される複数の第1の配管と、
    前記複数の第1の配管に設けられた複数の第1のバルブと、
    前記複数の第1の配管の下流に設けられた圧力制御式の複数の流量制御器と、
    前記複数の流量制御器の下流に設けられた複数の第2の配管と、
    前記複数の第2の配管に設けられた複数の第2のバルブと、
    前記複数の第2の配管の下流に設けれており前記基板処理装置の処理容器に接続する第3の配管と、
    前記第3の配管に設けられた第3のバルブと、
    を備え、
    該方法は、
    前記第3のバルブが開かれた状態で、前記複数の流量制御器のうち測定対象の流量制御器によって流量が調整されたガスの前記処理容器内への供給を開始する第1工程と、
    前記処理容器内への前記ガスの供給が継続している状態で前記複数の流量制御器のうち圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値が安定した後に、前記第3のバルブを閉じる第2工程と、
    前記第2工程において前記第3のバルブが閉じられた後に、前記測定対象の流量制御器を介して供給されるガスが溜められる該ガス供給系の既知の容積、及び、前記圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率から、前記測定対象の流量制御器の出力流量を算出する第3工程と、
    を含む方法。
  2. 前記測定対象の流量制御器及び前記圧力測定用の流量制御器は、前記複数の流量制御器のうち一つの流量制御器であり、
    前記一つの流量制御器は、オリフィス、該オリフィスの上流側にあるコントロールバルブ、該コントロールバルブと該オリフィスの間のガスラインの圧力を測定する第1の圧力計、及び、前記オリフィスの下流にある第2の圧力計を有し、
    前記第1工程では、前記複数の第1のバルブのうち前記一つの流量制御器の上流にある第1のバルブのみが開かれ、前記複数の第2のバルブのうち前記一つの流量制御器の下流にある第2のバルブのみが開かれた状態が形成され、
    前記第2工程では、前記一つの流量制御器の前記第2の圧力計によって測定される測定圧力値が安定した後に、前記第3のバルブが閉じられ、
    前記第3工程では、前記圧力測定用の流量制御器内の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率として、前記第2の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率が用いられる、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記測定対象の流量制御器は、前記複数の流量制御器のうち第1の流量制御器であり、
    前記圧力測定用の流量制御器は、前記複数の流量制御器のうち前記第1の流量制御器とは別の第2の流量制御器であり、
    前記第1の流量制御器及び前記第2の流量制御器の各々は、オリフィス、該オリフィスの上流側にあるコントロールバルブ、及び、該コントロールバルブと該オリフィスの間のガスラインの圧力を測定する圧力計を有し、
    前記第1工程では、前記複数の第1のバルブのうち前記第1の流量制御器の上流にある第1のバルブのみが開かれ、前記複数の第2のバルブのうち前記第1の流量制御器の下流にある第2のバルブ及び前記第2の流量制御器の下流にある第2のバルブのみが開かれた状態が形成され、
    該方法は、
    前記第1工程の実行後、且つ、前記第2工程の実行前に、前記処理容器内への前記ガスの供給が継続している状態で前記第2の流量制御器の前記圧力計の測定圧力値が安定したときの該測定圧力値を第1の測定圧力値として取得する工程と、
    前記第2工程の実行後、前記第3工程の実行前、且つ、前記第1の測定圧力値が取得された時点から所定時間が経過したときに、前記第1の流量制御器の下流にある前記第2のバルブを閉じる工程と、
    を更に含み、
    前記第2工程では、前記第1の測定圧力値の取得直後に前記第3のバルブが閉じられ、
    前記第3工程では、前記測定圧力値の時間に対する上昇率として、前記第2の流量制御器の前記圧力計の測定圧力値が安定したときの該測定圧力値である第2の測定圧力値と前記第1の測定圧力値との差を前記所定時間で除した値が用いられる、
    請求項1に記載の方法。
  4. 基板処理装置の処理容器内にガスを供給するためのガス供給系の流量制御器の出力流量を求める方法であって、
    前記ガス供給系は、
    複数のガスソースにそれぞれ接続される複数の第1の配管と、
    前記複数の第1の配管に設けられた複数の第1のバルブと、
    前記複数の第1の配管の下流に設けられた圧力制御式の複数の流量制御器と、
    前記複数の流量制御器の下流に設けられた複数の第2の配管と、
    前記複数の第2の配管に設けられた複数の第2のバルブと、
    前記複数の第2の配管の下流に設けれており前記基板処理装置の処理容器に接続する第3の配管と、
    前記第3の配管に設けられた第3のバルブと、
    を備え、
    前記複数の流量制御器のうちの一つの流量制御器は、オリフィス、該オリフィスの上流側にあるコントロールバルブ、該コントロールバルブと該オリフィスの間のガスラインの圧力を測定する第1の圧力計、及び、前記オリフィスの下流にある第2の圧力計を有し、
    該方法は、
    前記複数の第1のバルブのうち前記一つの流量制御器の上流にある第1のバルブ、前記複数の第2のバルブのうち前記一つの流量制御器の下流にある第2のバルブ、及び、前記第3のバルブが開かれた状態で、前記一つの流量制御器によって流量が調整されたガスの前記処理容器内への供給を開始する第1工程と、
    前記処理容器内への前記ガスの供給が継続している状態で前記一つの流量制御器の前記第2の圧力計の測定圧力値が安定した後に、前記一つの流量制御器の下流にある前記第2のバルブを閉じる第2工程と、
    前記第2工程において前記一つの流量制御器の下流にある前記第2のバルブが閉じられた後に、前記一つの流量制御器を介して供給されるガスが溜められる該ガス供給系の既知の容積、及び、前記一つの流量制御器の前記第2の圧力計の測定圧力値の時間に対する上昇率から、前記一つの流量制御器の出力流量を算出する第3工程と、
    を含む方法。
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