JP2017055494A - 電力変換装置 - Google Patents

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【課題】Zソース昇圧回路を有する電力変換装置において、ダイオードの逆回復動作を防止する。【解決手段】制御部40は、スイッチング素子21,31の基本ゲート信号を生成する基本ゲート信号生成部42と、短絡ゲート信号を出力するゲート信号出力部58と、リアクトル電流ILが0以下であることを検知する極性判別部49と、ILが0以下時に単安定マルチバイブレータ信号Gmbを出力する単安定マルチバイブレータ50と、開始ゲート信号Gsを出力する開始ゲート出力部51と、Gs及びGmbの論理和の充電ゲート信号を生成する論理和部52と、コンデンサ電圧指令及びコンデンサ電圧を比較しコンデンサ電圧比較信号を出力する比較部53と、最終短絡ゲート信号Gzを生成するゲート信号選択部55と、Gzを論理反転した信号をスイッチング素子21に出力する論理反転部57と、基本ゲート信号及びGzを論理和した信号を出力する論理和部56とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、Zソース昇圧回路を有する電力変換装置に関するものである。
従来、Zソース昇圧回路を有する電力変換装置が知られている(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。図5は従来のZソース昇圧回路を有する電力変換装置の構成例を示す図である。図5に示す例では、電力変換装置2は、直流電源10と、Zソース昇圧回路20と、インバータ回路30と、電流センサ61と、電圧センサ62と、制御部70とを備え、モータ60に電力を供給する。
Zソース昇圧回路20は、スイッチング素子21と、スイッチング素子21に逆並列接続されるダイオード22と、リアクトル23及び24と、コンデンサ25及び26とを備える。
インバータ回路30は、スイッチング素子31−1〜31−6と、それぞれのスイッチング素子31−1〜31−6に逆並列接続されるフリーホイールダイオード32−1〜32−6とを備え、各相の位相が互いに120度ずつずれるようにスイッチング素子31−1〜31−6をオン・オフ制御することにより、インバータ回路30の出力に接続されたモータ60を駆動する。
Zソース昇圧回路20は、インバータ回路30のU相、V相、及びW相のいずれかの相の上下スイッチング素子が同時にオンし短絡動作になると、コンデンサ25及び26の放電と、リアクトル23及び24の充電が行われる。つぎに、同時にオンしたスイッチング素子の一方がオフすると、リアクトル23及び24の放電と、コンデンサ25及び26の充電が行われる。この結果、直流電源10の電圧が昇圧され、昇圧された電圧Vdcがインバータ回路30に出力される。また、インバータ回路30のスイッチング素子31−1〜31−6が短絡動作ではない時に、Zソース昇圧回路20のスイッチング素子21をオンすることにより、電力回生が可能である。
図6は電力変換装置2における制御部70の構成例を示す図である。スイッチング素子31−1〜31−6の短絡動作をさせるための短絡ゲート信号Gzは、コンデンサ25に印加される電圧Vcと、リアクトル23に流れる電流ILと、コンデンサ電圧指令Vc *を元に、例えばPI制御により短絡指令を生成し、キャリア信号aとの比較をすることで生成される。
図6に示す例では、コンデンサ25の電圧を直流電源電圧から所定のVc *まで昇圧する場合、過電流保護の観点から、電源電圧から即座に昇圧するのではなく、いわゆるジャーク制御(ソフトスタート制御ともいう)を用い、なめらかに昇圧している。
特開2011−142738号公報
Haiping Xu, "Analysis and Design of BIDirectional Z-source Inverter for Electrical Vehicles", Applied Power Electronics Conference and Exposition, 2008. APEC 2008.
図7は従来の電力変換装置における昇圧動作時の主要な信号のタイムチャートを示す図である。短絡ゲート信号Gzをオン・オフ制御することにより、コンデンサ電圧Vcが電源電圧から昇圧される。コンデンサ25及び26の充電時において、リアクトル電流ILが正(図5において電流センサ61に付された矢印の向き)の時にインバータ回路30の短絡スイッチング動作を行うと、すなわち短絡ゲート信号Gzをオンにすると、Zソース昇圧回路20のダイオード22に逆電圧が印加される。ダイオード22に正のダイオード電流IDが流れている状態で逆電圧が印加されると、ダイオード22の逆回復動作が発生し、スイッチング素子21の動作にも関係なく、電流が直流電源10の方向に多く流れてしまい、昇圧が正しく行われないという問題があった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、Zソース昇圧回路のダイオードの逆回復動作を防止することが可能な電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る電力変換装置は、直流電源の正極側にアノード側が接続されたダイオードと、前記ダイオードのカソード側に接続された第1のリアクトルと、前記直流電源の負極側に接続された第2のリアクトルと、前記第1のリアクトルの入力側及び前記第2のリアクトルの出力側の間に接続された第1のコンデンサと、前記第1のリアクトルの出力側及び前記第2のリアクトルの入力側の間に接続された第2のコンデンサと、を有するZソース昇圧回路と、複数のスイッチング素子を有し、前記Zソース昇圧回路の出力に接続されたインバータ回路と、前記第1のコンデンサ又は前記第2のコンデンサに印加されるコンデンサ電圧、及び前記第1のリアクトル又は前記第2のリアクトルに流れるリアクトル電流に基づき、前記複数のスイッチング素子を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数のスイッチング素子に接続された負荷に印加する電圧の指令、及びキャリア信号に基づき、前記スイッチング素子の基本ゲート信号を生成する基本ゲート信号生成部と、短絡ゲート信号を出力するゲート信号出力部と、前記リアクトル電流が0以下であることを検知する極性判別部と、前記極性判別部により前記リアクトル電流が0以下であることが検知された時に、任意の時間オンとする単安定マルチバイブレータ信号を出力する単安定マルチバイブレータと、動作開始時にのみ任意の時間オンとする開始ゲート信号を出力する開始ゲート出力部と、前記開始ゲート信号及び前記単安定マルチバイブレータ信号の論理和である充電ゲート信号を生成する第1の論理和部と、コンデンサ電圧指令及び前記コンデンサ電圧を比較する比較部と、最終短絡ゲート信号を、前記コンデンサ電圧指令が前記コンデンサ電圧よりも大きい場合には前記充電ゲート信号とし、前記コンデンサ電圧指令が前記コンデンサ電圧以下である場合には前記短絡ゲート信号とするゲート信号選択部と、前記基本ゲート信号及び前記最終短絡ゲート信号を論理和した信号を前記スイッチング素子に出力する第2の論理和部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る電力変換装置において、前記単安定マルチバイブレータは、前記単安定マルチバイブレータ信号がオンである時間を変化させることにより、前記コンデンサ電圧が前記コンデンサ電圧指令に到達するまでの時間を変化させることを特徴とする。
さらに、本発明に係る電力変換装置において、前記ゲート信号出力部は、コンデンサ電圧指令に基づきジャーク付コンデンサ電圧指令を生成するジャーク制御部と、前記ジャーク付コンデンサ電圧指令と、前記コンデンサ電圧との差分電圧を演算する差分電圧演算部と、前記差分電圧に基づきリアクトル電流指令を生成するリアクトル電流指令生成部と、前記リアクトル電流指令と前記リアクトル電流との差分電流を演算する差分電流演算部と、前記差分電流に基づき短絡指令を生成する短絡指令生成部と、前記短絡指令と前記キャリア信号とに基づき前記ゲート信号を生成するゲート信号生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、Zソース昇圧回路を有する電力変換装置において、インバータ回路の短絡動作による、Zソース昇圧回路のダイオードの逆回復動作を防ぐことができるようになる。
本発明の一実施形態に係る電力変換装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力変換装置における制御部の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力変換装置の主要な信号のタイムチャートを示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力変換装置における単安定マルチバイブレータで設定するパルス持続時間を変化させた場合のタイムチャートを示す図である。 従来のZソース昇圧回路を有する電力変換装置の構成例を示す図である。 従来のZソース昇圧回路を有する電力変換装置における制御部の構成例を示す図である。 従来のZソース昇圧回路を有する電力変換装置の主要な信号のタイムチャートを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。図1に示す例では、電力変換装置1は、直流電源10と、Zソース昇圧回路20と、インバータ回路30と、電流センサ61と、電圧センサ62と、制御部40とを備え、モータ60(負荷)に電力を供給する。本発明に係る電力変換装置1は、従来の電力変換装置2と比較して制御部40の処理が相違する。
Zソース昇圧回路20は、直流電源10の正極側にアノード側が接続されたダイオード22と、ダイオード22に並列に逆接続されたスイッチング素子(例えば、IGBT又はMOSFET)21と、ダイオード22のカソード側に接続されたリアクトル(第1のリアクトル)23と、直流電源10の負極側に接続されたリアクトル(第2のリアクトル)24と、リアクトル23の入力側及びリアクトル24の出力側の間に接続されたコンデンサ(第1のコンデンサ)25と、リアクトル23の出力側及びリアクトル24の入力側の間に接続されたコンデンサ(第2のコンデンサ)26とを有する。Zソース昇圧回路20は、出力に直流リンク部を介してインバータ回路30に接続される。
インバータ回路30は、複数のスイッチング素子(例えば、IGBT又はMOSFET)31−1〜31−6と、それぞれのスイッチング素子31−1〜31−6に逆並列接続されたフリーホイールダイオード32−1〜32−6とを有する。スイッチング素子31−1及び31−2は直列接続され、インバータ回路30のU相アームを構成する。スイッチング素子31−3及び31−4は直列接続され、インバータ回路30のV相アームを構成する。スイッチング素子31−5及び31−6は直列接続され、インバータ回路30のW相アームを構成する。インバータ回路30は、各相の位相が互いに120度ずつずれるように、制御部40によりスイッチング素子31−1〜31−6がオン・オフ制御されることにより、インバータ回路30の出力に接続されたモータ60を駆動する。なお、本実施形態のインバータ回路30は三相としているが、三相でなくてもよい。
Zソース昇圧回路20は、インバータ回路30のU相、V相、及びW相のいずれかの相の上下スイッチング素子が同時にオンし短絡動作になると、コンデンサ25及び26の放電と、リアクトル23及び24の充電が行われる。つぎに、同時にオンしたスイッチング素子の一方がオフすると、リアクトル23及び24の放電と、コンデンサ25及び26の充電が行われる。この結果、直流電源10の電圧が昇圧され、昇圧された電圧Vdcがインバータ回路30に出力される。
また、インバータ回路30のスイッチング素子31−1〜31−6が短絡動作ではない時に、Zソース昇圧回路20のスイッチング素子21をオンすることにより、電力回生が可能である。
電流センサ61は、リアクトル23又は24に流れるリアクトル電流ILを検出する。図1に示す例では、リアクトル23に流れるリアクトル電流ILを検出する。
電圧センサ62は、コンデンサ25又は26に印加されているコンデンサ電圧Vcを検出する。図1に示す例では、コンデンサ25に印加されているコンデンサ電圧Vcを検出する。
制御部40は、電流センサ61及び電圧センサ62からの検出値と、モータトルク指令やモータ回転数指令を入力し、インバータ回路30のスイッチング素子31−1〜31−6に対してゲート信号Gup,Gun,Gvp,Gvn,Gwp及びGwnを出力して制御し、Zソース昇圧回路20のスイッチング素子21に対して回生ゲート信号Grを出力して制御する。
図2は制御部40の構成例を示す図である。図2に示す例では、制御部40は、3相電圧指令演算部41と、基本ゲート信号生成部42と、ゲート信号出力部58と、極性判別部49と、単安定マルチバイブレータ50と、開始ゲート出力部51と、第1の論理和部52と、比較部53と、出力保持部54と、ゲート信号選択部55と、第2の論理和部56と、論理反転部57とを備える。
3相電圧指令演算部41は、外部から入力されるモータトルク指令やモータ回転数指令に基づき、モータ60に印加する3相電圧の指令値である3相電圧指令Vu *,Vv *及びVw *を演算し、基本ゲート信号生成部42に出力する。
基本ゲート信号生成部42は、3相電圧指令Vu *,Vv *及びVw *と、キャリア信号aとに基づき、基本ゲート信号Gup0,Gun0,Gvp0,Gvn0,Gwp0及びGwn0を生成し、第2の論理和部56に出力する。例えば、キャリア信号aを三角波とし、キャリア信号aと3相電圧指令Vu *,Vv *及びVw *とを比較する三角波比較方式を使用する。
ゲート信号出力部58は、短絡ゲート信号Gz0を生成し、ゲート信号選択部55に出力する。具体的には、ゲート信号出力部58は、ジャーク制御部43と、差分電圧演算部44と、リアクトル電流指令生成部(PI制御部)45と、差分電流演算部46と、短絡指令生成部(PI制御部)47と、ゲート信号生成部48とを備える。
ジャーク制御部43は、コンデンサ電圧指令Vc *がステップで入力されても、任意の傾きで変化させたジャーク付コンデンサ電圧指令Vcj *を生成し、差分電圧演算部44に出力する。
差分電圧演算部44は、ジャーク付コンデンサ電圧指令Vcj *からコンデンサ電圧Vcを減算し、差分電圧ΔVcをPI制御部45に出力する。
PI制御部45は、差分電圧ΔVcが0になるようなリアクトル電流指令IL *をPI制御により演算し、差分電流演算部46に出力する。なお、PI制御に代えてP制御やPID制御を行ってもよい。
差分電流演算部46は、リアクトル電流指令IL *からリアクトル電流ILを減算し、差分電流ΔILをPI制御部47に出力する。
PI制御部47は、差分電流ΔILが0になるような短絡指令N*をPI制御により演算し、ゲート信号生成部48に出力する。なお、PI制御に代えてP制御やPID制御を行ってもよい。
ゲート信号生成部48は、短絡指令N*及びキャリア信号aに基づき、短絡ゲート信号Gz0を生成し、ゲート信号選択部55に出力する。例えば、キャリア信号aを三角波とし、短絡指令N*とキャリア信号aとを比較する三角波比較方式を使用する。
極性判別部49は、リアクトル電流ILが0以下であるか否かを判別し、リアクトル電流ILが0以下になるとオンとする負検知信号IL_cmpを単安定マルチバイブレータ50に出力する。
単安定マルチバイブレータ50は、極性判別部49によりリアクトル電流ILが0以下であることが検知された時に、すなわち負検知信号IL_cmpが立ち上がった時に、任意の時間オンとする単安定マルチバイブレータ信号Gmbを第1の論理和部52に出力する。
開始ゲート出力部51は、制御部40の動作開始時にのみ任意の時間オンとする開始ゲート信号Gsを生成し、第1の論理和部52に出力する。開始ゲート信号Gsがオンとなるのは動作開始時の1回だけである。
第1の論理和部52は、開始ゲート信号Gsと単安定マルチバイブレータ信号Gmbを論理和した充電ゲート信号Gchgを生成し、ゲート信号選択部55に出力する。
比較部53は、コンデンサ電圧指令Vc *とコンデンサ電圧Vcとを比較し、コンデンサ電圧指令Vc *≦コンデンサ電圧Vcが成立した時にコンデンサ電圧比較信号Vc_cmpを出力保持部54に出力する。
出力保持部54は、コンデンサ電圧比較信号Vc_cmpを保持し、コンデンサ電圧比較保持信号Vc_cmp_holdとしてゲート信号選択部55に出力する。
ゲート信号選択部55は、コンデンサ電圧比較保持信号Vc_cmp_holdに基づき、コンデンサ電圧比較保持信号Vc_cmp_holdが出力されていない場合には、充電ゲート信号Gchgを最終短絡ゲート信号Gzとして出力し、コンデンサ電圧比較保持信号Vc_cmp_holdが出力されている場合には、短絡ゲート信号Gz0を最終短絡ゲート信号Gzとして出力する。
第2の論理和部56は、基本ゲート信号Gup0,Gun0,Gvp0,Gvn0,Gwp0及びGwn0と、最終短絡ゲート信号Gzとをスイッチング素子ごとに論理和してゲート信号Gup,Gun,Gvp,Gvn,Gwp及びGwnを生成し、インバータ回路30のスイッチング素子31〜36に出力する。これにより、スイッチング素子31〜36はオン・オフ制御される。
論理反転部57は、最終短絡ゲート信号Gzを論理反転した回生ゲート信号Grを生成し、Zソース昇圧回路20のスイッチング素子21に出力する。これにより、スイッチング素子21はオン・オフ制御される。
つぎに、コンデンサ電圧Vcを昇圧する際における制御部40の動作について、図3を参照して説明する。図3は、コンデンサ電圧Vcを昇圧する際における制御部40のタイムチャートを示す図である。
開始ゲート出力部51から開始ゲート信号Gsが出力されると、Zソース昇圧回路20のリアクトル23及び24と、ダイオード22に電流が流れ出す。開始ゲート信号Gsがオフするとリアクトル電流IL及びダイオード電流IDが減少を始める。同時にZソース昇圧回路20のコンデンサ25及び26は充電され、コンデンサ電圧Vcは増加する。
リアクトル電流ILが0以下になると、極性判別部49は負検知信号IL_cmpをオンとする。リアクトル電流ILが0以下になった時、ダイオード電流IDは既に0になっている。単安定マルチバイブレータ50は、負検知信号IL_cmpがオンになると、単安定マルチバイブレータ信号Gmbを所定時間オンとする。すると、充電ゲート信号Gchg及び最終短絡ゲート信号Gzもオンとなる。コンデンサ電圧Vcを昇圧する際は電圧指令Vc *>コンデンサ電圧Vcであるため、ゲート信号選択部55は充電ゲート信号Gchgを最終短絡ゲート信号Gzとして選択する。
最終短絡ゲート信号Gzがオンになると、再びリアクトル電流IL及びダイオード電流IDが流れ出す。コンデンサ電圧Vcがコンデンサ電圧指令Vc *以上になるまで、この動作を繰り返す。これにより、ダイオード電流IDが0以下の時に、最終短絡ゲート信号Gzをオンすることができる。
つぎに、単安定マルチバイブレータ50で単安定マルチバイブレータ信号Gmbがオンであるパルス持続時間(パルス幅)を変化させた場合の動作について、図4を参照して説明する。図4は、単安定マルチバイブレータ50で単安定マルチバイブレータ信号Gmbのパルス持続時間を変化させた場合のタイムチャートを示す図である。
ゲート信号選択部55により充電ゲート信号Gchgが最終短絡ゲート信号Gzとして選択されている場合、単安定マルチバイブレータ50が単安定マルチバイブレータ信号Gmbのパルス持続時間を変化させると、それに応じて充電ゲート信号Gchg及び最終短絡ゲート信号Gzのパルス持続時間が変化する。つまり、図4に示すように、単安定マルチバイブレータ信号Gmbのパルス持続時間を小さくすると、最終短絡ゲート信号Gzのパルス持続時間も小さくなり、単安定マルチバイブレータ信号Gmbのパルス持続時間を大きくすると、最終短絡ゲート信号Gzのパルス持続時間も大きくなる。なお、1つ目のパルスは開始ゲート信号Gsにより生成されるものであるため、パルス持続時間は同一である。
最終短絡ゲート信号Gzのパルス持続時間が小さい場合には、最終短絡ゲート信号Gzがオンの際に流れるリアクトル電流IL及びダイオード電流IDは小さくなり、その結果コンデンサ電圧Vcの上昇率は小さくなる。逆に、最終短絡ゲート信号Gzのパルス持続時間が大きい場合には、最終短絡ゲート信号Gzがオンの際に流れるリアクトル電流IL及びダイオード電流IDは大きくなり、その結果コンデンサ電圧Vcの上昇率は大きくなる。
上述したように、電力変換装置1の制御部40は、コンデンサ25及び26の充電時には、リアクトル電流ILが0以下になってからインバータ回路30のスイッチング素子31−1〜31−6の短絡動作を行うように制御する。そのため、本発明によれば、Zソース昇圧回路20のダイオード22の逆回復動作を防ぐことができるようになる。
また、単安定マルチバイブレータ50は、出力する単安定マルチバイブレータ信号Gmbのパルス幅を変化させることにより、コンデンサ電圧Vcがコンデンサ電圧指令Vc *に到達する時間を変えることができる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
本発明は、Zソース昇圧回路のダイオードにおける逆回復動作を防ぐことができるため、Zソース昇圧回路を用いて電力を変換する任意の用途に有用である。
1 電力変換装置
10 直流電源
20 Zソース昇圧回路
21 スイッチング素子
22 ダイオード
23,24 リアクトル
25,26 コンデンサ
30 インバータ回路
31−1〜31−6 スイッチング素子
32−1〜32−6 フリーホイールダイオード
40 制御部
41 3相電圧指令演算部
42 基本ゲート信号生成部
43 ジャーク制御部
44 差分電圧演算部
45 リアクトル電流指令生成部
46 差分電流演算部
47 短絡指令生成部
48 ゲート信号生成部
49 極性判別部
50 単安定マルチバイブレータ
51 開始ゲート出力部
52 第1の論理和部
53 比較部
54 出力保持部
55 ゲート信号選択部
56 第2の論理和部
57 論理反転部
58 ゲート信号出力部
60 モータ
61 電流センサ
62 電圧センサ

Claims (3)

  1. 直流電源の正極側にアノード側が接続されたダイオードと、前記ダイオードに並列に逆接続された第1のスイッチング素子と、前記ダイオードのカソード側に接続された第1のリアクトルと、前記直流電源の負極側に接続された第2のリアクトルと、前記第1のリアクトルの入力側及び前記第2のリアクトルの出力側の間に接続された第1のコンデンサと、前記第1のリアクトルの出力側及び前記第2のリアクトルの入力側の間に接続された第2のコンデンサと、を有するZソース昇圧回路と、
    複数の第2のスイッチング素子を有し、前記Zソース昇圧回路の出力に接続されたインバータ回路と、
    前記第1のコンデンサ又は前記第2のコンデンサに印加されるコンデンサ電圧、及び前記第1のリアクトル又は前記第2のリアクトルに流れるリアクトル電流に基づき、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の第1のスイッチング素子に接続された負荷に印加する電圧の指令、及びキャリア信号に基づき、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の基本ゲート信号を生成する基本ゲート信号生成部と、
    短絡ゲート信号を出力するゲート信号出力部と、
    前記リアクトル電流が0以下であることを検知する極性判別部と、
    前記極性判別部により前記リアクトル電流が0以下であることが検知された時に、任意の時間オンとする単安定マルチバイブレータ信号を出力する単安定マルチバイブレータと、
    動作開始時にのみ任意の時間オンとする開始ゲート信号を出力する開始ゲート出力部と、
    前記開始ゲート信号及び前記単安定マルチバイブレータ信号の論理和である充電ゲート信号を生成する第1の論理和部と、
    コンデンサ電圧指令及び前記コンデンサ電圧を比較する比較部と、
    最終短絡ゲート信号を、前記コンデンサ電圧指令が前記コンデンサ電圧よりも大きい場合には前記充電ゲート信号とし、前記コンデンサ電圧指令が前記コンデンサ電圧以下である場合には前記短絡ゲート信号とするゲート信号選択部と、
    前記最終短絡ゲート信号を論理反転した信号を前記第1のスイッチング素子に出力する論理反転部と、
    前記基本ゲート信号及び前記最終短絡ゲート信号を論理和した信号を前記第2のスイッチング素子に出力する第2の論理和部と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記単安定マルチバイブレータは、前記単安定マルチバイブレータ信号がオンである時間を変化させることにより、前記コンデンサ電圧が前記コンデンサ電圧指令に到達するまでの時間を変化させることを特徴とする、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記ゲート信号出力部は、
    コンデンサ電圧指令に基づきジャーク付コンデンサ電圧指令を生成するジャーク制御部と、
    前記ジャーク付コンデンサ電圧指令と、前記コンデンサ電圧との差分電圧を演算する差分電圧演算部と、
    前記差分電圧に基づきリアクトル電流指令を生成するリアクトル電流指令生成部と、
    前記リアクトル電流指令と前記リアクトル電流との差分電流を演算する差分電流演算部と、
    前記差分電流に基づき短絡指令を生成する短絡指令生成部と、
    前記短絡指令と前記キャリア信号とに基づき前記ゲート信号を生成するゲート信号生成部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
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