JP2017053952A - 投射型表示装置 - Google Patents

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直邦 前野
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Abstract

【課題】縦置き投射時の光源の劣化を低減することが可能であるとともに、より小型な投射型表示装置を提供する。【解決手段】プロジェクタが、発光管を備える光源ユニット1と、ランプ冷却ファンと、光源冷却ダクトA17と、光源冷却ダクトC19を備える。さらに、光源冷却ダクトA17の開口と対向することが可能な開口を有する光源冷却ダクトB18と、光源冷却ダクトC19の開口と対向することが可能な開口を有する光源冷却ダクトD20を備える。そして、光源ユニット1は、プロジェクタに対して着脱可能な構成であり、光源冷却ダクトB18と、光源冷却ダクトD20は光源ユニット1に対して着脱可能な構成である。さらに、プロジェクタは、光源ユニット1が取り外されるのに伴って、各ダクトの開口が対向している状態が解除されるように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、投射型表示装置に関する。
近年、プロジェクタは机などに置く据え置きや、専用の固定具を使って天井から吊るす天吊り以外にも様々な姿勢で使用されている。例えば、イベント会場では天井や床に投影する上向き投射、下向き投射といった投影方法が求められている。また、広告の分野では縦置き投射(ポートレート投射)により、人やタワーなどをより大きく表示するために投射画面を縦長にする投影方法なども求められている。
一方、プロジェクタの光源として主に用いられる高圧水銀ランプは発光管が光とともに熱を発するため、発光管を冷却する必要があるが、発光管の表面のうち高温となる箇所は重力方向と関係しており、プロジェクタの姿勢毎に変化する。具体的には、発光管内には高温の蒸気が滞留しており、発光管が水平でなくなるとより高い位置に高温の蒸気が集まって高温となる。その結果、2つの電極のうち高温になった箇所に近い片方が他方よりも早く劣化してしまうため、好ましくない。
このような問題を解決する技術として、特許文献1および特許文献2に記載の技術が知られている。特許文献1には、重力方向に従って受け部に入る遮風球を用いることで、据え置き、天吊り、上下向き投射時に発光管の表面のうち高い位置になる箇所に冷却風を導く構成を開示している。また、特許文献2には、縦置き投射時にランプおよびランプ用の冷却システムを回転させて縦置き投射時にも発光管を水平に保つ構成を開示している。
特開2011−253156号公報 特開2011−203590号公報
仮に、特許文献1に示す構成で縦置き投射を行おうとすると、遮風球が発光管への冷却風を遮ってしまい、発光管を充分に冷却できないおそれがある。また、特許文献2に示す構成のようにランプおよび冷却システムを回転させる構成では、その回転動作を許容するためのスペースが必要となり、プロジェクタ全体が大型化してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、縦置き投射時の光源の劣化を低減することが可能であるとともに、より小型な投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の投射型表示装置は、
発光管を備える光源ユニットと、
送風手段と、
前記送風手段からの流体を前記光源ユニットの方向へ導く第1のダクトと、
前記送風手段からの流体を前記光源ユニットの方向へ導く第2のダクトと、
前記第1のダクトの前記光源ユニット側の開口と対向することが可能な開口を有し、前記第1のダクトからの流体を前記発光管に導く第3のダクトと、
前記第2のダクトの前記光源ユニット側の開口と対向することが可能な開口を有し、前記第2のダクトからの流体を前記発光管に導く第4のダクトと、を備える投射型表示装置であって、
前記光源ユニットは、前記投射型表示装置に対して着脱可能な構成であり、
前記第3のダクトおよび前記第4のダクトは、前記光源ユニットに対して着脱可能な構成であり、
前記光源ユニットが前記投射型表示装置から取り外されるのに伴って、前記第1のダクトの前記光源ユニット側の開口と前記第3のダクトの前記第1のダクト側の開口が対向している状態と、前記第2のダクトの前記光源ユニット側の開口と前記第4のダクトの前記第2のダクト側の開口が対向している状態が解除されるように構成されている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、縦置き投射時の光源の劣化を低減することが可能であるとともに、より小型な投射型表示装置を提供することができる。
投射型表示装置の略図 ランプ冷却構成図の斜視図 据置時のランプ冷却構成の断面図(リフレクタ光軸方向視) 上向き時のランプ冷却構成の断面図(リフレクタ光軸方向視) 天吊時のランプ冷却構成の断面図(リフレクタ光軸方向視) 下向き時のランプ冷却構成の断面図(リフレクタ光軸方向視) 据置時のランプ冷却構成の断面図(リフレクタ光軸直交方向視) 縦置き時のランプ冷却構成の断面図(リフレクタ光軸直交方向視) ランプ冷却構成の好ましい条件の説明図 他の実施形態におけるランプ冷却構成の断面図(リフレクタ光軸直交方向視)
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、本発明は後述の実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。
(投射型表示装置の構成)
まず、図1を用いて本発明の実施形態におけるプロジェクタ(投射型表示装置)の構成について説明する。
図1において、αは後述の光源ユニット1からの光を受光する照明光学系であり、第1フライアイレンズ、第2フライアイレンズ、偏光変換素子、コンデンサーレンズを備えている。βは照明光学系αからの光を不図示のRGBの各色用の液晶パネルに導く色分離合成光学系であり、ダイクロイックミラー、G用偏光ビームスプリッター、RB用偏光ビームスプリッター、色合成プリズムを備えている。
25は照明光学系αからの光を反射して色分離合成光学系βに導くミラーであり、ミラー25によって色分離合成光学系βの光軸は照明光学系αの光軸に対して直角となり、プロジェクタ全体が横長になってしまうことを抑制できる。
1は光源ユニットであり、発光管26と発光管26からの光を反射する放物面リフレクタ(リフレクタ)27を備えている。なお、放物面リフレクタ27の代わりに楕円リフレクタと負レンズとを用いても良い。2は色分離合成光学系βからの出射光をスクリーン(被投射面)SCに導く投射レンズユニットである。
3は外気を吸入する際に筐体内に塵埃が入ることを抑制する不図示のエアフィルタを含んだ吸気口であり、4は吸気口3から吸入した外気を用いて光源ユニット1を冷却するためのランプ冷却ファン(送風手段)である。
5は吸気口3から吸入した外気を用いて照明光学系αを冷却する照明光学系冷却ファンである。そして、6は吸気口3から吸入した外気を用いて色分離合成光学系βを冷却する色分離合成光学系冷却ファンである。
7は筺体内の高温となった空気を筺体外に排気する排気ファンであり、8は光源ユニット1に電力を供給する電源部であり、9は光源ユニット1に供給される電力量を制御する光源電力変更手段である。光源電力変更手段9によってプロジェクタはノーマルモードとエコモードを取ることができる。
10はプロジェクタの周辺の温度を検知する温度検出センサであり、具体的には、温度センサ10は温度に比例した電圧を出力するICであり、後述する外装キャビネット13の周辺温度を適切に検出する位置に設けている。本発明の実施形態においては、吸気口3の近傍に温度センサ10を設けている。
11はプロジェクタの姿勢を検知する姿勢検出センサ(姿勢検出手段)であり、姿勢検出センサ10とは回転運動を検知し、電気信号へと変換して出力するICである。姿勢検出センサ11は、プロジェクタが据え置き、天吊り、上下投射、縦置きのうち、どの姿勢になっているかを検出値と所定の閾値とを比較して判断する。
12は制御装置であり、CPUやROM等で構成され、制御装置12内に格納されたプログラムに従って、ユーザーにより入力されたプロジェクタの投射モード(ノーマルモードあるいはエコモード)を検出して光源電力変更手段9の制御を行う。なお、制御装置12は予め各姿勢および各投射モードを識別するために少なくとも2つ以上の閾値を有する。13は前述した1〜12を収納する為の外装キャビネットである。31は前述の姿勢検出センサ11からの情報に基づいて、ランプ冷却ファン4を制御する風量制御手段である。
(ランプ冷却構成)
ランプ冷却構成について図2を用いて説明する。
図2において、14は前述の光源ユニット1を保持する光源保持部であり、15は高温となるランプ1の熱が筺体内で悪影響を与えないための光源保持カバーである。なお、発光管26、リフレクタ27、光源保持部14、光源保持カバー15をまとめて光源ユニット1と称する。16はランプ破裂時に筺体内部にガラス片が飛散しないための防爆ガラスである。
17は不図示の光学素子を保持する光学エンジンに固定された光源冷却ダクトA(第1のダクト)であり、18は光源保持部14に固定された光源冷却ダクトB(第3のダクト)である。なお、光源冷却ダクトA17と光源冷却ダクトB18とを合わせて第1のダクト構造と称する。また、詳細は後述の通りであるが、光源冷却ダクトB18は図8に示す縦置き用光源冷却ダクトB23と交換可能である。また、光源冷却ダクトA17と光源冷却ダクトB18は締結されておらず、分割が可能である。
19は不図示の光学素子を保持する光学エンジンに固定された光源冷却ダクトC(第2のダクト)であり、20は光源保持部14に固定された光源冷却ダクトD(第4のダクト)である。なお、光源冷却ダクトC19と光源冷却ダクトD20とを合わせて第2のダクト構造と称する。また、詳細は後述の通りであるが、光源冷却ダクトD20は図8に示す縦置き用光源冷却ダクトD24と交換可能である。また、光源冷却ダクトC19と光源冷却ダクトD20は締結されておらず、分割が可能である。
21は光源冷却ダクトA17に流体を導くシロッコファン(第1のファン)であり、据置時、上向き時、縦置き時に主に使用する。22は光源冷却ダクトC19に流体を導くシロッコファン(第2のファン)であり、天吊時、下向き時、縦置き時に主に使用する。前述の送風手段としてのランプ冷却ファン4はシロッコファン21およびシロッコファン22とを備えている。
次に、据え置き投射、天吊り投射、上下向き投射、縦置き投射といった各姿勢における光源ユニット1の冷却方法について説明する。
(据え置き投射)
図3は据え置き投射時の光源ユニット1の冷却の様子を示す図であり、机などにプロジェクタを設置して紙面左方向に投射する場合を想定している。
図3において、gは重力方向であり、dは投射方向(投射レンズの光軸方向)であり、S1はプロジェクタの底面であり、S2はプロジェクタの天板であり、hs1は発光管26表面で高温となる高温部の位置である。
前述のように、発光管26内には高温の蒸気が滞留しており、この蒸気が上方向(重力方向と逆の方向)に向かうため、据え置き投射時には高温部の位置は発光管26の表面のうち高い位置にあるhs1となり、位置hs1を充分に冷却する必要がある。本発明の実施形態において、据え置き投射時にはシロッコファン21が主に光源ユニット1の冷却に寄与し、図3中の矢印で示すように、主に光源冷却ダクトB18からの流体によって発光管26の高温部を冷却することが可能となる。
(上向き投射)
図4は上向き投射時の光源ユニット1の冷却の様子を示す図であり、机などにプロジェクタを設置して紙面上方向にある天井に投射する場合を想定している。前述の据え置き投射時と比較して、発光管26内の高温の蒸気によって発光管26の表面のうち高い位置に高温部が位置する点は共通だが、上向き投射時には高温部は位置hs1ではなく位置hs2に位置する点は異なる。本発明の実施形態において、上向き投射時にはシロッコファン21が主に光源ユニット1の冷却に寄与し、図4中の矢印で示すように、主に光源冷却ダクトB18からの流体によって発光管26の高温部を冷却することが可能となる。
(天吊り投射)
図5は天吊り投射時の光源ユニット1の冷却の様子を示す図であり、専用の固定具によってプロジェクタを天井から吊るして紙面右方向に投射する場合を想定している。図5に示すように、前述の据え置き投射時と比較して、高温部が光源冷却ダクトD20側のhs3に位置する。このため、本発明の実施形態において、天吊り投射時にはシロッコファン22が主に光源ユニット1の冷却に寄与し、図5中の矢印で示すように、主に光源冷却ダクトD20からの流体によって発光管26の高温部を冷却することが可能となる。
(下向き投射)
図6は下向き投射時の光源ユニット1の冷却の様子を示す図であり、専用の固定具によってプロジェクタを天井から吊るして地面に投射する場合を想定している。前述の上向き投射時と比較して、高温部が光源冷却ダクトD20側のhs4に位置する。このため、本発明の実施形態において、天吊り投射時にはシロッコファン22が主に光源ユニット1の冷却に寄与し、図6中の矢印で示すように、主に光源冷却ダクトD20からの流体によって発光管26の高温部を冷却することが可能となる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、据え置き投射、天吊り投射、上下向き投射時に、各姿勢によって異なる高温部の位置にシロッコファン21およびシロッコファン22からの流体を導くことが可能となる。
(縦置き投射)
次に、図7および図8を用いて縦置き投射時の光源ユニット1の冷却について述べる。
図7は図3と同様に据え置き投射時の冷却の様子を示す図であるが、前述の図3がリフレクタ27の光軸方向視の図であったのに対して、図7はリフレクタ27の光軸と直交する方向視の図である。前述のように、据え置き投射時には発光管26が備える管球部32表面の高温部はhs1に位置する。このため、シロッコファン21からの流体が位置hs1に導かれるように、光源冷却ダクトB18は方向d1にシロッコファン21からの流体を導くように構成されている。同様に、光源冷却ダクトD20は方向d2にシロッコファン22からの流体を導くように構成されている。
一方、図8に示す縦置き投射時には、管球部32表面の高温部は位置hs1とは異なるhs5に位置しているため、光源冷却ダクトB18および光源冷却ダクトD20では縦置き投射時の高温部を充分に冷却することができないおそれがある。そこで、本発明の実施形態においては、縦置き投射時には、光源冷却ダクトB18を光源冷却ダクトB23(第5のダクト)に交換し、光源冷却ダクトD20を光源冷却ダクトD24(第6のダクト)に交換する。
光源冷却ダクトB23はシロッコファン21からの流体を方向d3に導くことが可能なように構成されており、方向d3は前述の方向d1よりも防爆ガラス16側へ傾いている。そして、光源冷却ダクトD24はシロッコファン22からの流体を方向d4に導くことが可能なように構成されており、方向d4は前述の方向d2よりも防爆ガラス16側へ傾いている。このような構成の光源冷却ダクトB23および光源冷却ダクトD24を用いることで、縦置き投射時の高温部を充分に冷却することが可能となる。
つまり、プロジェクタは、送風手段としてのランプ冷却ファン4からの流体を光源ユニット1の方向へ導く第1のダクトとしての光源冷却ダクトA17と、第2のダクトとしての光源冷却ダクトC19とを備える。さらに、プロジェクタは、光源冷却ダクトA17の光源ユニット1側の開口と対向することが可能な開口を有し、光源冷却ダクトA17からの流体を発光管26に導く第3のダクトとしての光源冷却ダクトB18を備える。さらに、プロジェクタは、光源冷却ダクトC19の光源ユニット1側の開口と対向することが可能な開口を有し、光源冷却ダクトC19からの流体を発光管26に導く第4のダクトとしての光源冷却ダクトD20を備える。
そして、光源ユニット1は、プロジェクタに対して着脱可能な構成であり、光源冷却ダクトB18および光源冷却ダクトD20は、光源ユニット1に対して着脱可能な構成である。さらに、プロジェクタは、光源ユニット1がプロジェクタから取り外されるのに伴って、光源冷却ダクトA17の光源ユニット1側の開口と光源冷却ダクトB18の光源冷却ダクトA17側の開口とが対向している状態が解除されるように構成されている。さらに、プロジェクタは、光源ユニット1がプロジェクタから取り外されるのに伴って、光源冷却ダクトC19の光源ユニット1側の開口と光源冷却ダクトD20の光源冷却ダクトC19側の開口とが対向している状態が解除されるように構成されている。
ここでいう、光源ユニット側の開口とダクト側の開口とが対向しているとは、光源冷却ダクトA17の光源ユニット1側の開口(第1の開口)と、光源冷却ダクトB18の光源冷却ダクトA17側の開口(第2の開口)とが接している、と言い換えても良い。さらには、流体の方向視において第1の開口と第2の開口の全体あるいは一部が重なっている、と言い換えても良い。第1の開口と第2の開口が対向している状態が解除されるとは、上記のような第1の開口と第2の開口の位置関係が変化することであり、流体の方向視において第1の開口と第2の開口とが重ならなくなることと言い換えても良い。
以上のような構成により、光源ユニット1を筺体外に取り外し、光源ユニット1に締結された光源冷却ダクトB18を縦置き用光学冷却ダクトB23と交換し、光源冷却ダクトD20を縦置き用光学冷却ダクト24と交換することが可能となる。さらに、ダクト構造の先端部の短い部分である光源冷却ダクトB18および光源冷却ダクトD20を光源ユニット1に取り付けて光源ユニット1と一緒にプロジェクタから取り外せるようにしているため、ダクトの交換を容易に行うことができるようになる。
これにより、据え置きおよび天吊り投射、上下向き投射、縦置き投射といった各姿勢で位置が変わるランプの高温部に冷却風を当てることができるため、光源の劣化を低減することが可能となる。また、前述の特許文献2に記載のような回転機構を設ける必要がないため、より小型なプロジェクタを実現することが可能となる。
(より好ましい構成)
以下、より好ましい構成について説明する。図9は、図3〜図6に示した据え置き投射、天吊り投射、上下向き投射時の高温部の位置hs1〜hs4をまとめて示した図である。図9に示すように、リフレクタ27の光軸方向視において、据え置き投射、天吊り投射、上下向き投射時の高温部は、管球部32表面の同心円上に位置する。このため、光源冷却ダクトB18と光源冷却ダクトD20とを、リフレクタ27の光軸方向から見て、光軸を中心に対称となる位置になるように位相をずらして配置している。これにより、同じダクト構造であっても据え置き投射、天吊り投射、上下向き投射の各姿勢で異なる高温部の位置hs1〜hs4を充分に冷却することが可能となる。
言い換えれば、光源ユニット1は、発光管26からの光を反射するリフレクタ27を備える。そして、プロジェクタは、リフレクタ27の光軸方向視において、光源冷却ダクトB18の光源ユニット1側の開口と、光源冷却ダクトD20の光源ユニット1側の開口とが対向するように構成されている。
また、リフレクタ27の光軸方向視において、光源冷却ダクトB18の光源ユニット1側の端面とプロジェクタの底面S1との成す角度をθ1とし、光源冷却ダクトD20の光源ユニット1側の端面とプロジェクタの底面S1との成す角度をθ2とするとき、
35≦θ1≦55°
35≦θ2≦55°
を満足すると好ましい。
さらに、
40≦θ1≦50°
40≦θ2≦50°
を満足するとより好ましい。言い換えると、リフレクタ27の光軸方向視において、プロジェクタの底面あるいは設置面に対して略45°傾いた対向する2つの方向から流体を発光管26へ導くことが好ましい。これにより、前述のように、同じダクト構造であっても各姿勢で異なる高温部の位置hs1〜hs4を充分に冷却することが可能となる。
また、プロジェクタは、前述の光源ユニット1の姿勢を検出する姿勢検出センサ11に加えて、姿勢検出センサ11からの情報に基づいて、ランプ冷却ファン4を制御する風量制御手段31も備えていることが好ましい。
さらには、ランプ冷却ファン4は、光源冷却ダクトA17に流体を導くシロッコファン21(第1のファン)と、光源冷却ダクトC19に流体を導くシロッコファン22(第2のファン)を備えていることが好ましい。さらに、風量制御手段31は、シロッコファン21とシロッコファン22のうちより高い位置にある一方の単位時間当たりの回転数が他方の単位時間当たりの回転数よりも大きくなるように、両ファンを制御することが好ましい。ここでいう高い位置とは、重力方向の反対方向により離れている位置をいう。また、風量制御手段31は、前述の温度検出センサ10によってプロジェクタ内が所定の温度以上であると判断された場合に両ファンの回転数を上げても良い。
このような構成とすることで、シロッコファン21およびシロッコファン22の双方を同じ回転数で可動させる場合と比較して、各姿勢で異なる高温部を冷却可能であるとともに、騒音や消費電力を低減することが可能となる。また、ランプ冷却ファン4としてシロッコファンを用いることで、流体の指向性を高め、所望の位置により多くの流体を吹き付けることが可能となるため、好ましい。
あるいは、姿勢検出センサ11が、プロジェクタが据え置き投射あるいは上向き投射の姿勢になっていると判断した場合にはシロッコファン21のみを稼働させてもよい。そして、プロジェクタが天吊り投射あるいは下向き投射の姿勢になっていると判断した場合にはシロッコファン22のみを稼働させてもよい。もちろん、本発明の実施形態のように、投射姿勢に関わらずシロッコファン21およびシロッコファン22の双方を稼働させてもよい。
(他の実施形態)
前述した実施形態では、縦置き投射を行う際にはダクトを専用のものに交換する構成を開示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、導風手段28と、導風手段28を制御する風向制御手段29を備えた構成であってもよい。
図10において、導風手段28は、第1のダクト構造がランプ冷却ファン4からの流体を光源ユニット1に導く方向と、第2のダクト構造がランプ冷却ファン4からの流体を光源ユニット1に導く方向とを変更可能であり、回動可能な複数のフィンである。そして、風向制御手段29は、姿勢検出センサ11からの情報に基づいて導風手段28を制御する。なお、ここでいう第1のダクト構造とは前述の光源冷却ダクトA17および光源冷却ダクトB18のことであり、第2のダクト構造とは前述の光源冷却ダクトC19および光源冷却ダクトD20のことである。
図10に示す構成が、以下に示す構成であるとより好ましい。すなわち、光源ユニット1が所定の姿勢であるときに、第1のダクト構造からの流体が光源ユニット1に導かれる方向を第1の方向と、第2のダクト構造からの流体が光源ユニット1に導かれる方向を第2の方向とする。そして、姿勢検出センサ11が、光源ユニット1が所定の姿勢よりもリフレクタ27の光軸とプロジェクタの設置面との成す角度が大きくなるような姿勢であると判断したとする。ここでいう所定の姿勢とは据え置き投射時の光源ユニット1の姿勢であり、この所定の姿勢よりもリフレクタ27の光軸とプロジェクタの設置面との成す角度が大きくなるような姿勢とは、縦置き投射時の光源ユニット1の姿勢である。
このとき、風向制御手段29は、第1の方向であるときよりも、設置面から離れた位置に第1のダクト構造からの流体が導かれるように導風手段28を制御する。さらに、第2の方向であるときよりも設置面から離れた位置に第2のダクト構造からの流体が導かれるように、導風手段28を制御する。
プロジェクタが、このような構成を取ることによってダクト部材を交換することなく、第1のダクト構造および第2のダクト構造からの風向をプロジェクタの姿勢によって調整することが可能となる。その結果、縦置き投射時の光源の劣化を低減するとともに、より小型なプロジェクタを実現することが可能となる。
1 ランプ(光源ユニット)
4 ランプ冷却ファン(送風手段)
17 光源冷却ダクトA(第1のダクト)
18 光源冷却ダクトB(第3のダクト)
19 光源冷却ダクトC(第2のダクト)
20 光源冷却ダクトD(第4のダクト)
26 発光管

Claims (9)

  1. 発光管を備える光源ユニットと、
    送風手段と、
    前記送風手段からの流体を前記光源ユニットの方向へ導く第1のダクトと、
    前記送風手段からの流体を前記光源ユニットの方向へ導く第2のダクトと、
    前記第1のダクトの前記光源ユニット側の開口と対向することが可能な開口を有し、前記第1のダクトからの流体を前記発光管に導く第3のダクトと、
    前記第2のダクトの前記光源ユニット側の開口と対向することが可能な開口を有し、前記第2のダクトからの流体を前記発光管に導く第4のダクトと、を備える投射型表示装置であって、
    前記光源ユニットは、前記投射型表示装置に対して着脱可能な構成であり、
    前記第3のダクトおよび前記第4のダクトは、前記光源ユニットに対して着脱可能な構成であり、
    前記光源ユニットが前記投射型表示装置から取り外されるのに伴って、前記第1のダクトの前記光源ユニット側の開口と前記第3のダクトの前記第1のダクト側の開口が対向している状態と、前記第2のダクトの前記光源ユニット側の開口と前記第4のダクトの前記第2のダクト側の開口が対向している状態が解除されるように構成されている、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記光源ユニットは、前記第3のダクトおよび前記第4のダクトに代わり、前記光源ユニットに対して着脱可能であるとともに、前記第1のダクトからの流体を、前記第3のダクトが前記第1のダクトからの流体を前記発光管に導く方向とは異なる方向で前記発光管に導くことが可能な第5のダクトと、前記光源ユニットに対して着脱可能であるとともに、前記第2のダクトからの流体を、前記第4のダクトが前記第2のダクトからの流体を前記発光管に導く方向とは異なる方向で前記発光管に導くことが可能な第6のダクトと、を前記光源ユニットに取り付け可能なように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記光源ユニットは、前記発光管からの光を反射するリフレクタを備え、
    前記リフレクタの光軸方向視において、前記第3のダクトの前記光源ユニット側の開口と、前記第4のダクトの前記光源ユニット側の開口とが対向するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記光軸方向視において、前記第3のダクトの前記光源ユニット側の端面と前記投射型表示装置の底面との成す角度をθ1とし、前記第4のダクトの前記光源ユニット側の端面と前記投射型表示装置の底面との成す角度をθ2とするとき、
    35≦θ1≦55°
    35≦θ2≦55°
    を満足することを特徴とする請求項3に記載の投射型表示装置。
  5. 前記光源ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    前記姿勢検出手段からの情報に基づいて、前記送風手段を制御する風量制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  6. 前記送風手段は、前記第1のダクトに流体を導く第1のファンと、前記第2のダクトに流体を導く第2のファンとを備え、
    前記風量制御手段は、前記第1のファンと前記第2のファンのうちより高い位置にある一方の回転数が他方の回転数よりも大きくなるように前記第1のファンおよび前記第2のファンを制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の投射型表示装置。
  7. 前記第1のファンおよび前記第2のファンはシロッコファンである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の投射型表示装置。
  8. 光源ユニットと、
    前記光源ユニットの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    送風手段と、
    前記送風手段からの流体を前記光源ユニットの方向へ導く第1のダクト構造と、
    前記送風手段からの流体を前記光源ユニットの方向へ導く第2のダクト構造と、
    前記第1のダクト構造が前記送風手段からの流体を前記光源ユニットに導く方向と、前記第2のダクト構造が前記送風手段からの流体を前記光源ユニットに導く方向とを変更可能な導風手段と、
    前記姿勢検出手段からの情報に基づいて、前記導風手段を制御する風向制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
  9. 前記光源ユニットは、発光管と、前記発光管からの光を反射するリフレクタとを備え、
    前記光源ユニットが所定の姿勢であるときに、前記第1のダクト構造からの流体が前記光源ユニットに導かれる方向を第1の方向と、前記第2のダクト構造からの流体が前記光源ユニットに導かれる方向を第2の方向とし、
    前記姿勢検出手段が、前記光源ユニットが前記所定の姿勢よりも前記リフレクタの光軸と前記投射型表示装置の設置面との成す角度が大きくなるような姿勢であると判断したととき、
    前記風向制御手段は、前記第1の方向であるときよりも、前記設置面から離れた位置に前記第1のダクト構造からの流体が導かれるとともに、前記第2の方向であるときよりも前記設置面から離れた位置に前記第2のダクト構造からの流体が導かれるように、前記導風手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の投射型表示装置。
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