JP2017051154A - 蟻駆除器具 - Google Patents

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克己 坂向
Katsumi Sakamukai
克己 坂向
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Abstract

【課題】人体、特に子供の健康に対し無害であり、かつ、蟻駆除を行った土壌等の環境に有害な影響を与えず、さらに、蟻を捕獲した後、一回で使い捨てにしない省資源化を指向した蟻駆除器具を提供する。【解決手段】 本発明の蟻駆除器具1は、円筒形状の本体部2と、該本体部2を上方から覆う半球皿状の蓋体3からなり、前記本体部2の中央に糖類を貯留するコップ状の中心部2aと、該コップ状の中心部2aの外周面と前記円筒形状の本体部2の内周面との間に油類を貯留する樋状の外周部2bとを形成して、前記糖類により蟻を前記円筒形状の本体部2内に誘引し、前記樋状の外周部2bの油類中に蟻を落下させて駆除することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、蟻(アリ)駆除器具に係り、特に、蟻駆除器具の中心部の凹部に家庭用の糖類を貯留し、また、その外周部の円環状の樋に家庭用のサラダ油等を貯留して、吸密性の蟻を糖類により外周部におびき寄せ、外周部の樋内に落下させて駆除する蟻駆除器具に関する。
従来、蟻駆除器具としては、ごきぶりホイホイ(商品名)のように、紙製、プラスティック製の容器内の底面に粘着シートを付着させて、甘い餌で蟻を誘引して捕獲駆除するもの、フマキラー(商品名)のように、直接、蟻に有毒な薬剤を噴霧して駆除するもの、があった。
また、植木鉢等の中に蟻が侵入を防止するために、植木鉢の外面側に、その全周に亘って外方向に張り出した液体を貯留した貯留部を設けて、蟻をこの貯留部で捕獲して蟻の侵入を阻止するものがあった(特許文献1参照)。
さらに、蟻が好む餌と食毒剤とを混ぜた蟻防除用ベイト剤を蟻防除装置の内ケースに設けたベイト剤収容部に収容し、この内ケースを外ケース内に収納し、外ケースの一側面のみに開口部を設けて蟻防除用ベイト剤を収納した内ケース内に蟻を誘引し、このベイト剤を蟻の巣まで運ばせて巣内の蟻を一斉に駆除するもの等(特許文献2参照)があった。
特開2000−157058号公報 特開2007−209338号公報
しかしながら、これらの従来の蟻駆除器具では、有毒な薬剤を使用するので、人体、特に子供の健康に、対しては、極めて有害であり、また、それらの蟻駆除器具を用いて蟻駆除を行った土壌等の環境に有害な影響を与えるおそれがあった。
さらに、蟻を捕獲した後、通常一回使用しただけで蟻駆除器具を使い捨てにしているので、資源、材料が無駄となる問題点があった。
また、これらの従来の蟻駆除器具は、蟻を効果的に蟻駆除器具内の誘引するのが不十分であるとともに、風雨に曝される屋外に設置して蟻駆除を行うことが極めて困難であった。
上記した課題を解決するために、本発明の蟻駆除器具は、円筒形状の本体部と、該本体部を上方から覆う半球皿状の蓋体からなり、前記本体部の中央に糖類を貯留するコップ状の中心部と、該コップ状の中心部の外周面と前記円筒形状の本体部の内周面との間に油類を貯留する樋状の外周部とを形成して、前記糖類により蟻を前記円筒形状の本体部内に誘引し、前記樋状の外周部の油類中に蟻を落下させて駆除することを特徴とする。
また、本発明の蟻駆除器具では、前記皿状の蓋体の開口端の下端周縁部に形成した篏合用凹部に、前記円筒形状の本体部の上端周縁部に半径方向延出して形成したにフランジ部を嵌入して、前記円筒形状の本体部に前記蓋体に載置することを特徴とする。
さらに、本発明の蟻駆除器具では、前記フランジ部が前記本体部の上端周縁部に半径方向延出して複数個形成されていることを特徴とする。
またさらに、本発明の蟻駆除器具では、前記本体部と前記蓋体が、薄い透明なプラスティックシート材料を真空成形、射出成形またはブロー成形して製造することを特徴とする。
本発明の蟻駆除器具では、前記中心部に貯留する糖類が、砂糖、蜂蜜、グラニュー糖、飴玉または水飴のいずれかであることを特徴とする。
また、本発明の蟻駆除器具では、前記外周部に貯留する油類が、サラダ油等の植物油または鉱物油であることを特徴とする。
本発明によれば、風雨に耐え、耐候性、耐光性に優れた蟻駆除器具が得られるとともに、有害な薬剤を一切使用しないので、人体の健康に全く影響がなく、また蟻駆除器具を設置する土壌等の周囲環境に影響を与えることがない。
また、蟻駆除器具内に貯留する砂糖等及びサラダ油等を交換すれば、蟻駆除器具を繰り返して半永久的に使用できるので、安価で利用できるようなる。
また、本発明の蟻駆除器具は風雨を防ぐ構成になっているので、雨の日でも屋外で使用でき、通年屋外に蟻駆除器具を設置して蟻の駆除を行うことができる。
さらに、本発明の蟻駆除器具は、円筒状の本体部と蓋体からなるのでその製造が極めて簡単・廉価ででき、かつ、外形形状が円筒状であるから、その設置スペースが節約されるようになる。
本発明の蟻駆除器具の全体構成の斜視図である。 蓋体を外して斜め方向から見た蟻駆除器具の全体構成の斜視図である。 本発明の蟻駆除器具の本体部と蓋体を分離した状態を示す縦断面図である。 本発明の蟻駆除器具の本体部に蓋体を嵌合した状態を示す縦断面図である。 本発明の蟻駆除器具の本体部をその上方向から見た平面図である。 図5に示した本発明の蟻駆除器具の本体部のA−A矢視断面図である。 本発明の蟻駆除器具の蓋体の斜視図である。 蟻駆除器具の蓋体を図7に示す矢視B方向から見た底面図である。 図4に示すC−C矢視方向から本体部と蓋体とを見た平面図である。
以下、本発明の蟻駆除器具の実施例を添付した図面に基いて説明する。
まず、本発明の蟻駆除器具で駆除する蟻について説明すると、蟻には、ミミズや虫の死骸を運んでくる雑食性の蟻と溶けた砂糖や植物に寄生しているアブラムシ等が分泌する密を好む吸密性の蟻がある。
ここで、朽木等の植物遺体を食べるシロアリ(白蟻)は、昆虫綱ではゴキブリ目に属するので本発明の蟻駆除器具で駆除する害虫の対象とせず、吸密性の蟻を本発明の蟻駆除器具による駆除の対象とする。
吸密性の蟻は、砂糖や蜜を好んで舐めるが、餌を持って巣穴に運ぶ習性は弱い。また、雑木林等の周辺の緑の多いところに多く生息する。特に甘い物を好み、一番好きなものに集中して集まるので、蟻が砂糖に集まっている時には、その周りにある食物に集まらないから安全である。
また、蟻はサラダ油等の油類に弱く、その中に落ち込むと溺死してしまう。そのため、巣穴の中にいる蟻を全て駆除できないが、巣穴の外で活動する働き蟻がサラダ油等の中に順次落下して全滅し、蟻の集団が弱体化し、結果として、その巣穴が崩壊することになる。
本発明の蟻駆除器具は、このような蟻の習性を考慮してなされたもので、図1に示すように、蟻駆除器具1は、円形断面の上部に開口を有する透明なプラスティック材からなる円筒状の本体部2と、この本体部2をその上面から覆って封止する透明なプラスティック材からなる蓋体3とから構成されている。
また、図2に示すように、本体部2の内側の底面から上方に延出してテーパー状の有底の筒体が形成され、その上方部に糖類Sを貯留する有底の凹状の中心部2a及びテーパー状の筒体の外周面と本体部2の内周面との間に形成された円環状の樋が形成され、サラダ油等Oを貯留する外周部2bとして機能している。
さらに、本体部2の上端面には、蟻駆除器具1を野外に設置するための雨除け用の蓋体3が載置され、本体部2の上端部に複数のフランジ部2cが形成されこの蓋体3を固定するようになっている。
この蓋体3は、透明なプラスティック材からなり、図7に示すように、上方に球面状に膨出して皿状に形成され、図8に示すように、その外周端面から4個のフランジ部3aが延出して形成されている。
これらの4個のフランジ部3aには、本発明の蟻駆除器具1を紐、杭等により地面等に固定して風雨等により飛ばされるのを阻止するのに用いる複数の貫通孔3cが設けられている。
ここで、蟻駆除器具1のサイズは、平面視で円形であって、その直径が90mm、高さが50mm程度、0.3mmから1mm程度の厚みの、透明なプラスティックシートを真空成形、射出成形またはブロー成形して製造する。なお、蟻駆除器具1の平面視の形状は、正方形等の方形状であってもよい。
本体部2の中心部2aの凹部には、駆除する蟻を蟻駆除器具1内に誘引するために、蟻が好む家庭用の砂糖、蜂蜜、グラニュー糖、飴玉、水飴等Sが貯留されている。
また、本体部2の外周部2bには、蟻駆除器具1に誘引した蟻をその中に落下させて溺死させるために、家庭用のサラダ油等の植物油Oが貯留されている。サラダ油等の植物油他に鉱物油、塩水、珈琲カスを用いることもできる。
本発明の蟻駆除器具1を蟻の駆除に用いるためには、図3に示すように、本体部1に蟻を誘引するために、中心部2aの凹部内に砂糖、蜂蜜グラニュー糖、飴玉、水飴等を貯留し、中心部2aの外周側に形成した樋状の外周部2b内に、例えば、食用のサラダ油を所定量貯留する。
そして、図4に示すように、本体部1の上方から蓋体3を被せ、蓋体3の下端縁外周部に形成した篏合用凹部3bに、本体部2のフランジ部2cを蓋体3の弾性変形を利用して嵌入させて、本体部2を蓋体3により取り付けて本体部2を封止する。
これにより、図4と図9に示すように、例えば、本体部2の最外周部の円周方向の切り込み部の本体部2のフランジ部2cと蓋体3の下端面との間隙に、例えば、4個の蟻の侵入口Iが形成されているから、本体部2の外面をよじ登った蟻は、これらの侵入口Iから蟻駆除器具1内に誘引、トラッピングされ、家庭用のサラダ油等の植物油または鉱物油が貯留されている樋状の外周部2b内に落下し、溺死して駆除されるようになる。
なお、雑食性の蟻及びダンゴムシに対しては、砂糖にチーズと鰹節をブレンド(混合)したものを利用すると駆除の効果があることが、本発明者により実証されている。
ここで、本発明の蟻駆除器具1は、家屋に蟻が侵入して困っている場合には、蟻の侵入口、通り道、巣穴のいずれかの近傍に設置する。
また、農作物に蟻が集って被害を及ぼし困っている場合には、農作物、蟻の通り道、巣穴のいずれかの近傍に設置する。
そして、本発明の蟻駆除器具に用いる、例えば、食用油は、殆ど経年により劣化しないので、捕獲した蟻が本体部の中心部に溜ったら蟻を廃棄して使用できるので、半永久的に使用可能である。
本発明の蟻駆除器具は、吸密性の蟻の他に雑食性の蟻及びダンゴムシ等の駆除にも利用できる。
1 蟻駆除器具
2 本体部
2a 中心部
2b 外周部
2c フランジ部
3 蓋体
3a フランジ部
3b 嵌合用凹部
3c 貫通孔
I 蟻の侵入口
S 砂糖
O 油

Claims (6)

  1. 円筒形状の本体部と、該本体部を上方から覆う半球皿状の蓋体からなり、前記本体部の中央に糖類を貯留するコップ状の中心部と、該コップ状の中心部の外周面と前記円筒形状の本体部の内周面との間に油類を貯留する樋状の外周部とを形成して、前記糖類により蟻を前記円筒形状の本体部内に誘引し、前記樋状の外周部の油類中に蟻を落下させて駆除することを特徴とする蟻駆除器具。
  2. 前記皿状の蓋体の開口端の下端周縁部に形成した篏合用凹部に前記円筒形状の本体部の上端周縁部に半径方向延出して形成したフランジ部を嵌入して前記円筒形状の本体部に前記蓋体を載置して取り付けることを特徴とする請求項1に記載の蟻駆除器具。
  3. 前記フランジ部が前記本体部の上端周縁部に半径方向延出して複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蟻駆除器具。
  4. 前記本体部と前記蓋体が、薄い透明なプラスティックシート材料を真空成形、射出成形またはブロー成形して製造されることを特徴とする請求項1に記載の蟻駆除器具。
  5. 前記中心部に貯留する糖類が、砂糖、蜂蜜、グラニュー糖、飴玉または水飴のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の蟻駆除器具。
  6. 前記外周部に貯留する油類が、サラダ油等の植物油または鉱物油であることを特徴とする請求項1に記載の蟻駆除器具。
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