JP2017050231A - 端子挿入誘導装置、ワイヤーハーネス製造治具、及び端子挿入方法 - Google Patents

端子挿入誘導装置、ワイヤーハーネス製造治具、及び端子挿入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端子の誤挿入の発生を高い確度で抑えることにある。
【解決手段】小コネクタ221(コネクタ)のハウジング221aの挿入対象の端子収容室221a−1へと、挿入すべき端子212の挿入を誘導する端子挿入誘導装置12であって、表示画面121a、及び、表示画面121aへの画像表示を制御する制御部、を有するスマートフォン121(画像表示部)と、ハウジング221aを、複数の端子収容室221a−1それぞれを通して表示画面121aが視認されるように保持する保持部122,122aと、を備え、前記制御部が、挿入対象の端子収容室221a−1を通して視認される位置の点像124a−3で挿入すべき端子212の挿入を誘導する誘導画像124を表示させるとともに、複数の挿入対象の端子収容室221a−1それぞれを通して視認される位置に、点像124a−3が順次に表示されるように誘導画像124を変化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、端子挿入誘導装置、ワイヤーハーネス製造治具、及び端子挿入方法に関する。
移動体としての車両には、多種多様な電子機器が搭載されている。これらの電子機器は、互いの間で電力や制御信号などを伝えるためにワイヤーハーネスによって接続されている。一般にワイヤーハーネスは、複数の電線が束ねられてなり、それら複数の電線の端末にはコネクタが取り付けられている。コネクタは、複数の端子収容室が設けられたハウジングと、各電線の端部に固定されて各端子収容室に収容された端子と、を備えている。
ワイヤーハーネスを製造する際には、電線の端部に固定された端子を、対応する端子収容室に挿入して収容する作業が行われる。このとき、端子を、対応するものとは別の端子収容室に誤って挿入する誤挿入の発生を抑えるために、モニター上に端子の挿入を誘導する画像を表示させることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の技術では、端子収容室の挿入口側から見たコネクタの正面図がモニター上に表示され、端子挿入の際に、その端子に対応した端子収容室が他の端子収容室と識別されるようにモニター上で点滅表示されるようになっている。作業者は、この点滅表示により、挿入対象の端子収容室へと、挿入すべき端子の挿入を誘導されて挿入作業を行うこととなる。
特開平7−169550号公報
ここで、上記の技術のようにモニター上の画像による誘導を受けていたとしても、端子数が多い程、作業者の見間違い等による誤挿入が生じる可能性は高くなる。他方、車両搭載機器の高機能化が進み、コネクタにおける端子数が増加傾向にある昨今、より高い確度での端子の誤挿入の発生を抑えることが求められている。
本発明は、上記のような求めに着目し、端子の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる端子挿入誘導装置、ワイヤーハーネス製造治具、及び端子挿入方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の端子挿入誘導装置は、コネクタのハウジングに該ハウジングを貫通して設けられた複数の端子収容室のうちの挿入対象の端子収容室へと、挿入すべき端子の挿入を誘導する端子挿入誘導装置であって、表示画面、及び、該表示画面への画像表示を制御する制御部、を有する画像表示部と、前記ハウジングを、前記複数の端子収容室それぞれを通して前記表示画面が視認されるように保持する保持部と、を備え、前記制御部が、前記表示画面において前記挿入対象の端子収容室を通して視認される位置の点像で当該挿入対象の端子収容室への前記挿入すべき端子の挿入を誘導する誘導画像を表示させるとともに、前記挿入対象の端子収容室が複数存在する場合には、それら複数の前記挿入対象の端子収容室それぞれを通して視認される位置に、前記点像が順次に表示されるように前記誘導画像を変化させることを特徴としている。
本発明の端子挿入誘導装置によれば、挿入対象の端子収容室を通して、上記の誘導画像における点像が視認されるので、作業者は、その挿入対象の端子収容室を直に認識することができる。挿入対象の端子収容室が複数ある場合にも、それら複数の挿入対象の端子収容室それぞれを通して視認される位置に、点像が順次に表示されるように誘導画像が変化するので、作業者は、それら複数の挿入対象の端子収容室を直に、かつ個別に認識することができる。作業者は、このような直接的な認識の下で挿入すべき端子の挿入を行うことができるので、端子の誤挿入の発生が高い確度で抑えられることとなる。このように、本発明の端子挿入誘導装置によれば、端子の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる。
また、本発明の端子挿入誘導装置において、前記表示画面を露出させて前記画像表示部に着脱自在に装着される装着枠を備え、前記保持部が、前記装着枠に取り付けられていることは好適である。
この好適な端子挿入誘導装置によれば、例えばスマートフォン等といった画像表示機能を有する汎用性の高い装置を、上記の画像表示部として採用するといった運用を行うことができる。
また、本発明の端子挿入誘導装置において、前記誘導画像が、前記保持部に保持された前記ハウジングを前記表示画面側とは反対側から見たときの平面視像を表すとともに、前記点像で前記挿入すべき端子の挿入が誘導される前記挿入対象の端子収容室が他の前記端子収容室よりも強調されて表され、前記点像による誘導を補助する補助画像を含む画像であることも好適である。
この好適な端子挿入誘導装置によれば、上記の補助画像による補助を受けつつ、上記の点像で挿入対象の端子収容室へと挿入すべき端子の挿入が誘導されるので、端子の誤挿入の発生を一層高い確度で抑えることができる。
また、この好適な端子挿入誘導装置において、前記挿入すべき端子が、複数色の電線の中から選択された電線に固定されたものであり、前記補助画像は、前記点像で前記挿入すべき端子の挿入が誘導される前記挿入対象の端子収容室が、前記挿入すべき端子が固定された電線の色で表された画像であることは更に好適である。
この更に好適な端子挿入誘導装置によれば、補助画像において挿入対象の端子収容室が、挿入すべき端子が固定された電線の色で表されているので、違う色の電線に固定された端子を誤って挿入するといった誤挿入の発生を抑えることができる。このように、この更に好適な端子挿入誘導装置によれば、端子の誤挿入の発生を更に高い確度で抑えることができる。
また、本発明の端子挿入誘導装置において、前記誘導画像の変化を指示する操作を作業者から受ける指示スイッチを備え、前記制御部は、前記指示スイッチが操作を受けると前記誘導画像を変化させるものであり、前記画像表示部が、前記表示画面を前記作業者が触れたときのタッチ位置を検出するタッチセンサを有しており、前記指示スイッチが、前記制御部によって、前記表示画面において前記作業者が触れることが可能な位置に表示されるスイッチ画像であり、前記制御部は、前記タッチセンサによって、前記タッチ位置として前記スイッチ画像の表示位置が検出されることを以て、前記指示スイッチが操作を受けたことを認識することは好適である。
この好適な端子挿入誘導装置によれば、作業者は、挿入すべき端子を挿入し終えてから、指示スイッチの操作により誘導画像を、次に挿入すべき端子に対応したものへと変化させることができる。このように、この好適な端子挿入誘導装置は、作業性が向上したものとなっている。
また、この好適な端子挿入誘導装置によれば、作業中に作業者の目に留まり易い表示画面に指示スイッチが配置されることとなり、この点において、この好適な端子挿入誘導装置は作業性が更に向上したものとなっている。
また、本発明の端子挿入誘導装置において、前記保持部が、前記ハウジングとして、少なくとも前記挿入対象の端子収容室が互いに異なる複数のハウジングの中から選択されたものを保持し、前記画像表示部が、前記複数のハウジングそれぞれを識別する識別情報と、前記複数のハウジングそれぞれに対する前記誘導画像と、を一対一に対応付けて記憶する記憶部と、前記保持部によって保持される前記ハウジングを識別する前記識別情報を取得する情報取得部と、を有し、前記制御部が、前記記憶部において、前記情報取得部で取得された前記識別情報に対応付けられている前記誘導画像を表示させることは好適である。
この好適な端子挿入誘導装置では、1つの画像表示部で、挿入対象の端子収容室が互いに異なる複数のハウジングそれぞれに対する誘導画像を表示可能とすることで、作業性の向上が図られている。
また、上記目的を達成するために、本発明のワイヤーハーネス製造治具は、複数本の電線が束ねられた電線束と、該電線束に取り付けられたコネクタと、を有するワイヤーハーネスを製造するためのワイヤーハーネス製造治具であって、前記コネクタのハウジングには、該ハウジングを貫通して複数の端子収容室が設けられており、前記電線束を所定経路に沿って布線された状態に保持する布線板と、前記複数本の電線のうち少なくとも一部の電線に固定されて挿入対象の端子収容室に挿入すべき端子を前記挿入対象の端子収容室に挿入する際に、前記挿入すべき端子の前記挿入対象の端子収容室への挿入を誘導する端子挿入誘導装置と、を備え、前記端子挿入誘導装置が、上述した本発明の端子挿入誘導装置であることを特徴としている。
本発明のワイヤーハーネス製造治具によれば、上述した本発明の端子挿入誘導装置により、挿入すべき端子の挿入対象の端子収容室への挿入が誘導されるので、端子の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の端子挿入方法は、コネクタのハウジングに該ハウジングを貫通して設けられた複数の端子収容室のうちの挿入対象の端子収容室へと、挿入すべき端子を挿入する端子挿入方法であって、上述した本発明の端子挿入誘導装置を用い、前記保持部に前記コネクタを保持させるコネクタ保持工程と、前記表示画面に前記誘導画像を表示させる表示工程と、前記誘導画像で挿入を誘導されている挿入対象の端子収容室に前記挿入すべき端子を挿入する挿入工程と、前記挿入工程で前記挿入すべき端子が挿入された前記挿入対象の端子収容室以外にも他の挿入対象の端子収容室が存在する場合に、該他の挿入対象の端子収容室へと挿入を誘導する画像に前記誘導画像を変化させる画像変化工程と、を備えたことを特徴としている。
本発明の端子挿入方法によれば、上述した本発明の端子挿入誘導装置により、挿入すべき端子の挿入対象の端子収容室への挿入が誘導されるので、端子の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる。
本発明の端子挿入誘導装置、ワイヤーハーネス製造治具、及び端子挿入方法によれば、端子の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる。
本発明の一実施形態としてのワイヤーハーネス製造治具を示す模式図である。 図1に示されているワイヤーハーネス製造治具が備える端子挿入誘導装置を示す模式図である。 図1や図2に示されているスマートフォンにおける、誘導画像の表示に関わる機能ブロックを、ハードウェアブロックとしての表示画面やタッチセンサとともに表すブロック図である。 図3に示されている記憶部に記憶されている対応テーブルを示す模式図である。 図1に示さている端子挿入誘導装置保持部に対する、端子挿入誘導装置が外された後の扱いを示す模式図である。 スマートフォンによるバーコードの読取り工程を示す模式図である。 図1に示されているワイヤーハーネス製造治具においてコネクタ保持工程が行われている最中を示す模式図である。 図1に示されているワイヤーハーネス製造治具においてコネクタ保持工程が行われた直後の状態を示す模式図である。 誘導画像を表示画面に表示させる表示工程を表す模式図である。 表示工程に続いて行なわれる端子の挿入工程と、その挿入工程に続いて行なわれる誘導画像の画像変化工程と、を模式的に示す図である。
本発明の一実施形態における端子挿入誘導装置、ワイヤーハーネス製造治具、及び端子挿入方法について、図1〜図10を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのワイヤーハーネス製造治具を示す模式図である。
図1に示されているワイヤーハーネス製造治具1は、次のようなワイヤーハーネス2を製造するための治具である。このワイヤーハーネス2は、複数本の電線211が束ねられた電線束21を備えている。この電線束21は、一端側が3本の枝線束21a,21b,21cに枝分かれし、他端側が1本の幹線束21dにまとめられる。そして、各枝線束21a,21b,21cの端部に小コネクタ221,222,223が取り付けられ、幹線束21dの端部に1つの大コネクタ224が取り付けられる。各電線211の端部には端子212が固定されており、各小コネクタ221,222,223のハウジング221a,222a,223aや大コネクタ224のハウジング224aの端子収容室に端子212が挿入されることで、これらのコネクタが取り付けられる。このワイヤーハーネス2を製造するためのワイヤーハーネス製造治具1は、布線板11と端子挿入誘導装置12とを備えている。
布線板11は、基板111と、電線保持部112と、コネクタ保持部113と、端子挿入誘導装置保持部114と、端子挿入誘導装置仮置き部115と、を備えている。基板111は、作業がし易いように作業者Y側に傾けられて配置された平板である。この基板111上に、電線束21を所定経路に沿って保持する電線保持部112が複数、配置されている。電線保持部112は、3本の枝線束21a,21b,21cを保持する枝線用保持部112aと、1本の幹線束21dを保持する幹線用保持部112bと、からなる。そして、各枝線束21a,21b,21cの端部に相当する位置と、幹線束21dの端部に相当する位置と、のそれぞれにコネクタ保持部113が配置されている。コネクタ保持部113は、3つの小コネクタ保持部113aと、1つの大コネクタ保持部113bと、からなる。各小コネクタ保持部113aは、各小コネクタ221,222,223のハウジング221a,222a,223aを保持し、大コネクタ保持部113bは、大コネクタ224のハウジング224aを保持する。
ここで、本実施形態では、次のような端子212の先嵌めが、このワイヤーハーネス製造治具1の外部で行われる。先嵌めでは、大コネクタ224のハウジング224aにおける全ての端子収容室に端子212が挿入され、3つの小コネクタ221,222,223のハウジング221a,222a,223aにおける一部の端子収容室に端子212が挿入される。ワイヤーハーネス2は、このような端子212の先嵌めが行われた状態で、ワイヤーハーネス製造治具1に載せられる。ワイヤーハーネス製造治具1では、先嵌め済みのワイヤーハーネス2の、電線保持部112を使った整形と、未挿入の端子212の、小コネクタ221,222,223のハウジング221a,222a,223aの端子収容室への挿入(後嵌め)とが行われる。小コネクタ221,222,223のハウジング221a,222a,223aは、その形状は共通だが、端子212が後嵌めされる端子収容室の位置や数が互いに異なっている。
3つの小コネクタ保持部113aには、後嵌めされる端子212が固定されている電線211を仮保持する仮保持部113a−1が設けられている。
本実施形態の端子挿入誘導装置12は、小コネクタ221,222,223のハウジング221a,222a,223aへの端子212の後嵌めを誘導する。この端子挿入誘導装置12は、画像表示部としてのスマートフォン121と、保持部122と、装着枠123と、を備えている。
スマートフォン121の表示画面121aには、端子212の後嵌めを誘導するための後述の誘導画像が表示される。
保持部122は、後嵌め対象の小コネクタ221,222,223のハウジング221a,222a,223aの中から選択された1つのハウジングを保持する。尚、本実施形態では、各ハウジング221a,222a,223aを専用に保持する3つの保持部122が用意されている。
装着枠123は、表示画面121aを露出させてスマートフォン121に着脱自在に装着される。3つの保持部122の中から、後嵌めを行うハウジングに対応したものが選ばれて、装着枠123に交換可能に取り付けられる。あるハウジングについての後嵌めが終了した後、別のハウジングについて後嵌めを行う際には、その別のハウジングに対応したものに保持部122が交換される。
端子挿入誘導装置保持部114は、基板111上において、作業者Yが作業し易い適宜位置に設けられており、保持部122付きの装着枠123がスマートフォン121に装着された端子挿入誘導装置12を、後嵌めの作業中保持するものである。
端子挿入誘導装置仮置き部115は、基板111上において、後嵌め以外の作業中に邪魔にならない適宜位置に設けられており、端子挿入誘導装置12、あるいはスマートフォン121から外された、保持部122付きの装着枠123が仮置きされるものである。
次に、端子挿入誘導装置12について詳細に説明する。尚、以下では、後嵌め対象として、図1中の左上隅に示されている小コネクタ221を代表的に参照しつつ説明を行う。
図2は、図1に示されているワイヤーハーネス製造治具が備える端子挿入誘導装置を示す模式図である。この図2には、端子挿入誘導装置12とともに、後嵌め対象の小コネクタ221のハウジング221aが示されている。
ここで、ハウジング221aには、このハウジング221aを貫通して複数の端子収容室221a−1が設けられている。これら複数の端子収容室221a−1のうちの幾つかは、先嵌めによって既に端子212が挿入されている。端子挿入誘導装置12は、残りの端子収容室221a−1のうちの予め定められた幾つかの端子収容室221a−1への後嵌めを誘導する。本実施形態では、後嵌めされる端子212が、本発明にいう「挿入すべき端子」の一例に相当する。また、後嵌めの対象となる端子収容室221a−1が、本発明にいう「挿入対象の端子収容室」の一例に相当する。
長方形板状のスマートフォン121に装着される装着枠123は、長方形板状の底壁123aと、底壁123aの一対の長辺から、スマートフォン121の厚みよりも若干高く立ち上がった一対の側壁123bと、を備えている。また、各側壁123bの底壁123aとは反対側の縁には、所定幅で張り出した張出し壁123cが設けられ、底壁123aの一方の短辺には、側壁123bと同じ高さに立ち上がった止め壁123dが設けられている。更に、止め壁123dの底壁123aとは反対側の一部の縁からは、保持部122を固定するための固定壁123eが、この止め壁123dに連続して延出している。保持部122は、この固定壁123eに、底壁123aとの間に、スマートフォン121の厚みよりも若干広い空間を開けて2本のネジ123fで固定されている。
上述したように本実施形態では、図1に示されている3つのハウジング221a,222a,223aそれぞれを専用に保持する3つの保持部122が用意されている。図2を参照したここでの例では、代表例としての1つのハウジング221aを保持する保持部122aが固定壁123eに固定されていることとする。
スマートフォン121は、図2中に矢印D1で示されているように、装着枠123にスライドして挿入される。スマートフォン121の挿入は、止め壁123dとは反対側から、一対の張出し壁123cと底壁123aとの間、及び、保持部122と底壁123aとの間へと止め壁123dに当接するまで行われる。この挿入により、装着枠123が、スマートフォン121に装着される。スマートフォン121の表示画面121aは、一対の張出し壁123cの間に露出する。
保持部122aは、長方形ブロック状に形成されて、一方の短辺側の側面が上記の固定壁123eに固定されて、底壁123a上に片持ち梁状に張り出している。そして、この保持部122aには、厚み方向に貫通するとともに、後嵌め対象のコネクタ221のハウジング221aが挿入されて着脱可能に保持される保持孔122a−1が設けられている。ハウジング221aは、図2中に矢印D2で示されているように、端子収容室221a−1における端子212の挿入口側を、底壁123a(即ち、スマートフォン121の表示画面121a)とは反対側に向けて保持孔122a−1に挿入されて保持される。
また、保持部122aにおける一方の長辺側の側面には、この保持部122aで保持されるハウジング221aを識別するバーコード122a−2が印刷されている。上述したように本実施形態では、図1に示されている3つのハウジング221a,222a,223aそれぞれを専用に保持する3つの保持部122が用意されている。3つのハウジング221a,222a,223aの相互間で、後嵌め対象の端子収容室の位置や数を除いて全体的な形状が共通であるため、3つの保持部122は、その外形や保持孔の形状等が共通となっている。3つの保持部122は、側面に印刷されているバーコードが互いに異なっている。ここでの例では、代表例としての1つのハウジング221aを識別するバーコード122a−2が印刷された保持部122aが、固定壁123eに固定されていることとする。
そして、スマートフォン121に上記の保持部122a付きの装着枠123が装着されてなる端子挿入誘導装置12が、布線板11の基板111に設けられた端子挿入誘導装置保持部114に保持される。端子挿入誘導装置保持部114は、基板111に立設された柱状部114aと、装着枠123における止め壁123d側の一部が、図2中に矢印D3で示されているようにスライド挿入される受け部114bと、を備えている。受け部114bは、長方形状の底壁114b−1と、底壁114b−1から立ち上がった一対の側壁114b−2と、を備えている。側壁114b−2は、装着枠123の側壁123bの高さよりも若干高く形成されており、底壁114b−1とは反対側の縁からは張出し壁114b−3が張り出している。この張出し壁114b−3は、装着枠123の張出し壁123cの幅よりも若干狭く形成されている。また、底壁114b−1の、矢印D3方向の前方の縁からは止め壁114b−4が側壁114b−2の高さと同じ高さで立ち上がっている。
端子挿入誘導装置12は、矢印D3で示されているように、受け部114bに、止め壁114b−4とは反対側から、一対の張出し壁114b−3と底壁114b−1との間へと止め壁114b−4に当接するまでスライドして挿入される。この受け部114bへの挿入により、端子挿入誘導装置12が端子挿入誘導装置保持部114に保持される。また、受け部114bにおける張出し壁114b−3は、装着枠123の張出し壁123cにのみ掛かった状態となり、スマートフォン121の表示画面121aの視認の妨げとならないように構成されている。
尚、図1に示されている端子挿入誘導装置仮置き部115は、端子挿入誘導装置保持部114の受け部114bと同じ形状に構成されている。ただし、端子挿入誘導装置保持部114の柱状部114aに相当する構成は持っておらず、その底壁が布線板11の基板111に直に固定されている。
本実施形態では、端子挿入誘導装置保持部114に上記のように保持された状態の端子挿入誘導装置12における保持部122aの保持孔122a−1に、後嵌め対象の小コネクタ221のハウジング221aが挿入される。ハウジング221aは、端子収容室221a−1の挿入口を、スマートフォン121の表示画面121aとは反対側に向けて保持孔122a−1に挿入される。端子収容室221a−1は、ハウジング221aを貫通して設けられている。このため、先嵌めされていない端子収容室221a−1、即ち、それらの幾つかとなる後嵌め対象の端子収容室221a−1を通してスマートフォン121の表示画面121aが視認される。
そして、このスマートフォン121の表示画面121aに、後嵌め対象の端子収容室221a−1への端子212の挿入を誘導する誘導画像124が表示される。
この誘導画像124は、主誘導画像124aと、補助画像124bと、指示スイッチとしてのスイッチ画像124cと、を備えている。
主誘導画像124aは、保持部122aの輪郭を模した第1枠124a−1と、保持部122aに保持されたハウジング221aの輪郭を模した第2枠124a−2と、を備えている。そして、この第2枠124a−2内に、発光する点像124a−3が1つ表示される。
本実施形態では、ハウジング221aにおける後嵌め対象の端子収容室221a−1が複数存在している。上記の点像124a−3は、それら複数の端子収容室221a−1のうちの何れか1つの端子収容室221a−1を通して視認される位置に表示される。このため、保持部122aに保持されたハウジング221aを、スマートフォン121の表示画面121aを見下ろすように見たときには、その1つの端子収容室221a−1を通してこの点像124a−3が視認される。また、この点像124a−3は発光像であるので、その端子収容室221a−1の内部が照らされることとなる。作業者Yは、このように点像124a−3が視認され、また、その点像124a−3によって内部が照らされている1つの端子収容室221a−1を、挿入すべき端子212の挿入対象として認識することとなる。つまり、誘導画像124は、挿入すべき端子212の挿入を点像124a−3で誘導する画像となっている。また、詳細については後述するが、この誘導画像124は、複数の後嵌め対象の端子収容室221a−1それぞれを通して視認される位置に、点像124a−3が順次に表示されるように、端子212を1つ挿入する度に変化するようになっている。
また、補助画像124bは、主誘導画像124aの点像124a−3による誘導を補助する画像である。補助画像124bは、保持部122aに保持されたハウジング221aを表示画面121a側とは反対側から見たときの平面視像を模式的に拡大して表している。即ち、補助画像124bは、上記の平面視像におけるハウジング221aの模式的な輪郭線124b−1の中に、端子収容室221a−1を表す模擬収容室像124b−2が表示された画像となっている。ハウジング221aでは、複数の端子収容室221a−1が2段に配列されており、補助画像124bでも、複数の模擬収容室像124b−2が2段に配列されている。また、このように配列された複数の模擬収容室像124b−2のうち、先嵌め済みの端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2aは、黒く塗りつぶされて表示される。そして、後嵌め対象の端子収容室221a−1のうち、点像124a−3で端子212の挿入が誘導される端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2bが、他の模擬収容室像124b−2よりもその輪郭線が太く描画されて強調表示される。
ここで、本実施形態では、ワイヤーハーネス2をなし各端子212に固定される電線211が、その樹脂被覆が着色された複数色の電線211の中から用途に合わせて選択されたものとなっている。そして、補助画像124bでは、点像124a−3で端子212の挿入が誘導される端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2bが次のように表されている。即ち、その模擬収容室像124b−2bが、挿入すべき端子212が固定された電線211の色で塗りつぶされて表されている。
また、この補助画像124bでは、端子212を1つ挿入する度に点像124a−3の表示位置が順次に切り替わる際に、強調表示される模擬収容室像124b−2bが、点像124a−3の表示位置の変化に応じて順次に切り替わるようになっている。
スイッチ画像124cは、表示画面121aにおいて主誘導画像124aの隣で、保持部122の直下から外れて作業者Yが操作することが可能な位置に表示される、スイッチを模した画像である。端子212を1つ挿入する度の、点像124a−3の表示位置や強調表示される模擬収容室像124b−2bの切り替わりを含む誘導画像124の変化が、このスイッチ画像124cに対する作業者Yの操作を受けて行われる。
ここで、図1に示されている3つのハウジング221a,222a,223aの相互間では、後嵌め対象の端子収容室の位置や数が異なっている。スマートフォン121には、これら3つのハウジング221a,222a,223aそれぞれに対応した3つの誘導画像が記憶されており、何れの誘導画像を表示画面121aに表示することも可能となっている。ここでの例では、保持部122aが、代表例としての1つのハウジング221aを保持しており、表示画面121aにはこのハウジング221aに対応した誘導画像124が表示されている。
このとき、保持部122aが、3つのハウジング221a,222a,223aのどれを保持しているかは、この保持部122aの側面に印刷されているバーコード122a−2で判別することができる。本実施形態では、装着枠123の装着に先立って、スマートフォン121で保持部122aのバーコード122a−2を読み取ることで、保持部122aで保持されているハウジング221aが認識される。そして、表示画面121に、その認識されたハウジング221aに対応した誘導画像124が表示される。別のハウジング222a,223aを後嵌め対象とする場合には、保持部122aが、その後嵌め対象のハウジングに対応した別の保持部122に交換される。そして、その交換後の保持部122のバーコードが読み取られることで、後嵌め対象のハウジングに対応した誘導画像が表示される。
バーコードの読取りに応じた誘導画像の表示や、表示された誘導画像の、スイッチ画像に対する操作による変化は、スマートフォン121における次のような機能ブロックによって行われる。
図3は、図1や図2に示されているスマートフォンにおける、誘導画像の表示に関わる機能ブロックを、ハードウェアブロックとしての表示画面やタッチセンサとともに表すブロック図である。
まず、スマートフォン121は、ハードウェアブロックとして、上記の表示画面121aと、表示画面121aを作業者Yが触れたときのタッチ位置を検出するタッチセンサ121bと、を有している。そして、スマートフォン121は、誘導画像の表示に関わる機能ブロックとして、制御部121cと、記憶部121dと、情報取得部121eと、を備えている。制御部121cは、スマートフォン121に搭載されている不図示のCPUがその役割を果たす。記憶部121dは、スマートフォン121に搭載されている不図示のメモリがその役割を果たす。また、情報取得部121eは、スマートフォン121に搭載されている不図示の撮像部やCPUがその役割を果たす。尚、以下では、各機能ブロックの説明を、特に断らない限り、図2に示されて代表例としての1つのハウジング221aや、このハウジング221aに対応した誘導画像124を参照して行う。
制御部121cは、表示画面121aへの画像表示を制御する。制御部121cは、表示画面121aにおいて挿入対象の端子収容室221a−1を通して視認される位置の点像124a−3でこの端子収容室221a−1への端子212の挿入を誘導する誘導画像124を表示させる。
ここで、記憶部121dには、次のような対応テーブルが記憶されている。
図4は、図3に示されている記憶部に記憶されている対応テーブルを示す模式図である。記憶部121dに記憶されている対応テーブル121d−1は、次のような3つの識別情報AAA,BBB,CCCと、3つの画像データA***,B***,C***それぞれと、を一対一に対応付けるものである。3つの識別情報AAA,BBB,CCCは、図1に示されている後嵌め対象の3つのハウジング221a,222a,223aそれぞれを識別する情報である。3つの画像データA***,B***,C***は、3つのハウジング221a,222a,223aそれぞれに対する3つの誘導画像を表す画像データである。3つのハウジング221a,222a,223aそれぞれを保持する保持部122には、各ハウジング221a,222a,223aの識別情報AAA,BBB,CCCを表すバーコードが印刷されている。
図3に示されている情報取得部121eは、装着枠123に取り付けられている保持部122で保持されるハウジングを識別する識別情報を取得する。ここでの例では、装着枠123には、代表例としての1つのハウジング221aを保持する保持部122aが取り付けられている。情報取得部121eは、保持部122aのバーコード122a−2を読み取ることで、上記のハウジング221aを識別する識別情報AAAを取得する。
制御部121cは、記憶部121dの対応テーブル121d−1において、情報取得部121eが取得した識別情報AAAに対応付けられている画像データA***に基づいて、この画像データA***が表す誘導画像124を、表示画面121aに表示させる。
また、本実施形態では、表示画面121aへの誘導画像124の表示後は、その誘導画像124の点像124a−3や補助画像124bによって誘導されて端子212を1つ挿入する度に、作業者Yがスイッチ画像124cに触れて、誘導画像124の変化を指示する。制御部121cは、タッチセンサ121bによって、スイッチ画像124cの表示位置がタッチ位置として検出されることを以て、誘導画像の変化を指示する操作が行われたことを認識する。すると、制御部121cは、誘導画像124を、次の端子収容室221a−1へと端子212の挿入を誘導する画像へと変化させる。変化後の誘導画像124では、次の端子収容室221a−1に対応した表示位置に点像124a−3が表示される。また、補助画像124bにおいてその端子収容室221a−1に対応した模擬収容室像124b−2が電線色で塗りつぶされて強調表示される。このようなスイッチ操作による誘導画像124の変化が、全ての後嵌め対象の端子収容室221a−1に端子212が挿入されるまで繰り返し行われる。
全ての後嵌め対象の端子収容室221a−1への端子212の挿入が終了すると、ハウジング221aが保持部122aから外されて、図1に示されている小コネクタ保持部113aへと戻される。また、端子挿入誘導装置12が、端子挿入誘導装置保持部114から外される。外された端子挿入誘導装置12、あるいは、端子挿入誘導装置12からスマートフォン121が外された、保持部122a付きの装着枠123が、端子挿入誘導装置仮置き部115に仮置きされる。また、他のハウジング222a,223aに対する後嵌めを行う際には、保持部122aが、それらのハウジング222a,223aに対応したものに交換される。
ここで、本実施形態では、端子挿入誘導装置12が外された端子挿入誘導装置保持部114は、例えば布線板11上での電線束21に対するテープ巻き等といった作業の邪魔とならないように、次のように扱われる。
図5は、図1に示さている端子挿入誘導装置保持部に対する、端子挿入誘導装置が外された後の扱いを示す模式図である。
端子挿入誘導装置保持部114における柱状部114aは、布線板11の基板111に対する立設方向D4について沈み込み可能に構成されている。端子挿入誘導装置12が外された後は、作業者Yによって受け部114bが上方から押し込まれて柱状部114aが沈み込む。これにより、基板111上での受け部114bの高さが、布線板11上での作業の邪魔とならない高さまで下げられる。
次に、図1〜図5を参照して説明したワイヤーハーネス製造治具1で端子挿入誘導装置12を用いて行われる、ハウジング221aへの端子挿入方法について、ここまでの説明と若干重複もあるが図6〜図10を参照して説明する。
ハウジング221aへの端子挿入方法では、まず、スマートフォン121による上記のバーコード122a−2の読取り工程が行われる。
図6は、スマートフォンによるバーコードの読取り工程を示す模式図である。図6(A)には、バーコード122a−2が読み取られる様子が示され、図6(B)には、読取直後のスマートフォン121の表示画面121aが示されている。
保持部122aのバーコード122a−2の読取りは、図6(A)に示されているように、ハウジング221aが保持部122aに取り付けられる前で、保持部122a付きの装着部123を作業者Yが自由に扱える状態で行われる。バーコード122a−2の読取りが終了すると、上記の制御部121cの制御の下で、まず、そのバーコード122a−2に対応する誘導画像124の初期画像124’が表示画面121aに表示される。
図6(B)に示されているように、初期画像124’は、点像124a−3が未表示の主誘導画像124a’と、模擬収容室像124b−2が未表示の補助画像124b’と、スイッチ画像124cとからなる。作業者Yは、この初期画像124’が表示されているスマートフォン121に装着枠123を装着して端子挿入誘導装置12を構成して、端子挿入誘導装置保持部114に保持させる。その後、端子挿入誘導装置12の保持部122aに、後嵌め対象のハウジング221aを保持させるコネクタ保持工程が行われる。
図7は、図1に示されているワイヤーハーネス製造治具においてコネクタ保持工程が行われている最中を示す模式図であり、図8は、図1に示されているワイヤーハーネス製造治具においてコネクタ保持工程が行われた直後の状態を示す模式図である。
図7及び図8に示されているように、コネクタ保持工程では、後嵌め対象のハウジング221aが小コネクタ保持部113aから外され、また、後嵌めされる端子212が固定されている電線211も仮保持部113a−1から外される。そして、このハウジング221aに先嵌めされた電線211からなる枝線束21aが、枝線用保持部112aから外されて、枝線束21aごとハウジング221aや、後嵌めされる端子212が固定されている電線211が端子挿入誘導装置12の近傍まで運ばれる。その後、ハウジング221aが、図2中にも矢印D2で示されているように、端子収容室221a−1における端子212の挿入口側を、スマートフォン121の表示画面121aとは反対側に向けて保持孔122a−1に挿入されて保持される。
このコネクタ保持工程に続いて、ここまでスマートフォン121の表示画面121aに表示されていた初期画像124’を変化させて、後嵌め対象のハウジング221aに対応した誘導画像124を表示画面121aに表示させる表示工程が行われる。
図9は、誘導画像を表示画面に表示させる表示工程を表す模式図である。図9(A)には、スマートフォン121の表示画面121aに初期画像124’が表示された状態が示されており、図9(B)には、スマートフォン121の表示画面121aに誘導画像124が表示された状態が示されている。
上述したように初期画像124’では点像124a−3が未表示なので、図9(A)に示されているように、ハウジング221aの端子収容室221a−1からは単にスマートフォン121の表示画面121aが見えているだけである。また、模擬収容室像124b−2についても未表示となっている。
表示工程では、図9(A)の初期画像124’におけるスイッチ画像124cが作業者Yによって操作される。すると、この操作を認識した制御部121cによって、図9(B)に示されているように、最初に端子212を挿入すべき端子収容室221a−1を通して見通せる位置に点像124a−3が表示される。また、補助画像124bに、模擬収容室像124b−2が表示される。また、先嵌め済みの端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2aは、黒く塗りつぶされて表示される。そして、後嵌め対象の端子収容室221a−1のうち、点像124a−3で端子212の挿入が誘導される端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2bが、他の模擬収容室像124b−2よりもその輪郭線が太く描画されて強調表示される。更に、点像124a−3で端子212の挿入が誘導される端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2bが、その挿入対象の端子収容室221a−1に誘導される端子212が固定された電線211の色で塗りつぶされて表示される。このような点像124a−3及び模擬収容室像124b−2の表示は、図6を参照して説明したバーコード122a−2の読取り工程で得られた識別情報AAAに対応する画像データA***に基づいて行なわれる。
この表示工程に続いて、誘導画像124で挿入を誘導されている挿入対象の端子収容室221a−1に端子212を挿入する挿入工程が行われる。更に、その挿入工程に続いて、次の挿入対象の端子収容室221a−1へと、次に挿入すべき端子212の挿入を誘導する画像に誘導画像124を変化させる画像変化工程が行われる。
図10は、表示工程に続いて行なわれる端子の挿入工程と、その挿入工程に続いて行なわれる誘導画像の画像変化工程と、を模式的に示す図である。図10(A)には、端子の挿入工程が示され、図10(B)には、誘導画像の画像変化工程が示されている。
まず、図10(A)に示されているように、挿入工程では、点像124a−3及び、補助画像124bにおいて強調表示された模擬収容室像124b−2bによって誘導される端子収容室221a−1へと端子212が挿入される。また、この挿入の際には、作業者Yは、強調表示された模擬収容室像124b−2bの表示色と同じ電線色の電線211を選び出し、その電線211に固定された端子212を端子収容室221a−1に挿入する。
この挿入工程に続いて図10(B)に示されている画像変化工程が行われる。画像変化工程では、まず、作業者Yが、スイッチ画像124cを操作する。すると、点像124a−3が、次の挿入対象の端子収容室221a−1を通して見通せる位置へと移動する。また、補助画像124bでは、次の挿入対象の端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2cが強調表示される。また、その模擬収容室像124b−2cが、その挿入対象の端子収容室221a−1に誘導される端子212が固定された電線211の色で塗りつぶされて表示される。このとき、先の挿入工程で端子212が挿入された端子収容室221a−1に相当する模擬収容室像124b−2bの表示色はそのままとされる。このような点像124a−3及び補助画像124bの変化による誘導画像124の変化も、図6を参照して説明したバーコード122a−2の読取り工程で得られた識別情報AAAに対応する画像データA***に基づいて行なわれる。
これ以降、挿入工程及び画像変化工程が、後嵌め対象の全ての端子収容室221a−1に端子212が挿入されるまで繰り返される。また、別のハウジング222a,223aへの後嵌めを行う際には、上述したように保持部122の交換が行われる。そして、その別のハウジング222a,223aについて、図6〜図10を参照して説明した読取り工程、コネクタ保持工程、表示工程、挿入工程、及び画像変化工程と、が行われる。
以上に説明した実施形態における端子挿入誘導装置12によれば、挿入対象の端子収容室221a−1を通して、上記の誘導画像124における点像124a−3が視認されるので、作業者Yは、その挿入対象の端子収容室221a−1を直に認識することができる。また、複数の挿入対象の端子収容室221a−1それぞれを通して視認される位置に、点像124a−3が順次に表示されるように誘導画像124が変化する。これにより、作業者Yは、それら複数の挿入対象の端子収容室221a−1を直に、かつ個別に認識することができる。作業者Yは、このような直接的な認識の下で挿入すべき端子212の挿入を行うことができるので、端子212の誤挿入の発生が高い確度で抑えられることとなる。このように、本実施形態の端子挿入誘導装置12によれば、端子212の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる。
また、本実施形態の端子挿入誘導装置12は、表示画面121aを露出させてスマートフォン121に着脱自在に装着される装着枠123を備え、保持部122aが装着枠123に取り付けられている。このような保持部122a付きの装着枠123の採用により、汎用性の高いスマートフォン121を、誘導画像124の画像表示部として採用することが実現されており、その結果、端子挿入誘導装置12自体の汎用性が高められている。
また、本実施形態の端子挿入誘導装置12では、誘導画像124が、点像124a−3による誘導を補助する補助画像124bを含む画像となっている。この補助画像124bは、保持部122aに保持されたハウジング221aの平面視像を表している。そして、補助画像124bでは、点像124a−3で端子212の挿入が誘導される端子収容室221a−1の模擬収容室像124b−2が他の模擬収容室像124b−2よりも強調されて表されている。これにより、補助画像124bによる補助を受けつつ、点像124a−3で挿入対象の端子収容室221a−1へと端子212の挿入が誘導されるので、端子212の誤挿入の発生を抑制する確度が高められている。
また、本実施形態の端子挿入誘導装置12では、補助画像124bは、点像124a−3で挿入すべき端子212の挿入が誘導される端子収容室221a−1の模擬収容室像124b−2が、その端子212が固定された電線211の色で表示されている。これにより、違う色の電線211に固定された端子212を誤って挿入するといった誤挿入の発生を抑えることができる。この点においても、本実施形態の端子挿入誘導装置12では、端子212の誤挿入の発生を抑制する確度が高められている。
また、本実施形態の端子挿入誘導装置12では、誘導画像124の変化を指示する操作を作業者Yから受けるスイッチ画像124cが表示画面121aに表示される。そして、制御部121cは、このスイッチ画像124cへの操作を認識すると誘導画像124を変化させる。これにより、作業者Yは、端子212を挿入し終えてからスイッチ画像124cへの操作により誘導画像124を、次の端子212に対応したものへと変化させることができる。このように、本実施形態の端子挿入誘導装置12は、作業性が向上したものとなっている。
また、本実施形態の端子挿入誘導装置12では、上記のようにスイッチ画像124cが表示画面121aに表示される。そして、制御部121cが、タッチセンサ121bによって、スイッチ画像124cの表示位置がタッチ位置として検出されることを以て操作を受けたことを認識する。これにより、作業中に作業者Yの目に留まり易い表示画面121aに操作のためのスイッチが配置されることとなり、この点において、本実施形態の端子挿入誘導装置12は作業性の向上が図られている。
また、本実施形態の端子挿入誘導装置12では、スマートフォン121が、記憶部121dを備えている。記憶部121dは、3つの識別情報AAA,BBB,CCCと、3つの画像データA***,B***,C***と、を一対一に対応付けて記憶する。3つの識別情報AAA,BBB,CCCは、3つのハウジング221a,222a,223aそれぞれを識別する情報である。3つの画像データA***,B***,C***は、各ハウジング221a,222a,223aに対応した誘導画像を表す画像データである。更に、スマートフォン121は、保持部122によって保持されるハウジングを識別する識別情報を取得する情報取得部121eを有している。制御部121cは、記憶部121dにおいて、情報取得部121eで取得された識別情報に対応付けられている誘導画像を表示させる。これにより、1台のスマートフォン121で、複数のハウジングそれぞれに対する誘導画像を表示可能となっており、作業性の向上が図られている。
また、本実施形態の端子挿入誘導装置12では、情報取得部121eが、保持部122aによって保持されるハウジングを識別する識別情報を表したバーコードを読み取ることで識別情報を取得するものとなっている。これにより、上記の識別情報の取得がバーコードの読取りという簡便なものとなっていることから、作業性の更なる向上が図られている。
また、以上に説明した本実施形態の端子挿入誘導装置12を備えるワイヤーハーネス製造治具1によれば、端子挿入誘導装置12により、挿入すべき端子212の挿入対象の端子収容室221a−1への挿入が誘導される。これにより、端子212の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる。
同様に、本実施形態の端子挿入誘導装置12を用いて行われる端子挿入方法によれば、端子挿入誘導装置12により、挿入すべき端子212の挿入対象の端子収容室221a−1への挿入が誘導される。これにより、端子212の誤挿入の発生を高い確度で抑えることができる。
尚、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、前述した実施形態では、本発明にいう端子挿入誘導装置の一例として、後嵌めによる端子の挿入を誘導する端子挿入誘導装置12が例示されている。しかしながら、本発明にいう端子挿入誘導装置はこれに限るものではない。本発明にいう端子挿入誘導装置は、例えば、先嵌めによる端子の挿入を誘導するものであってもよく、あるいは、先嵌めや後嵌めの区別なく端子の挿入を誘導するものであってもよい。
また、前述した実施形態では、本発明にいう端子挿入誘導装置の一例として、スマートフォン121と、着脱自在の装着枠123と、この装着枠123に固定された保持部122と、を有する端子挿入誘導装置12が例示されている。しかしながら、本発明にいう端子挿入誘導装置はこれに限るものではなく、画像表示部と、コネクタのハウジングの保持部と、が一体不離に構成されたものであってもよい。ただし、上記のようなスマートフォン121、装着枠123、及び保持部122からなる形態の採用により、端子挿入誘導装置12の汎用性が高められていることは上述したとおりである。
また、前述した実施形態では、本発明にいう端子挿入誘導装置の一例として、形状が共通で挿入対象の端子収容室221a−1の位置や数が互いに異なる3つのハウジング221a,222a,223aを対象とした端子挿入誘導装置12が例示されている。しかしながら、本発明にいう端子挿入誘導装置はこれに限るものではなく、形状についても異なるコネクタのハウジングを対象とするものであってもよい。また、対象とするハウジングの数についても、3つに限るものではなく、1つでも、あるいは4つ以上であってもよく、その具体的な数を問うものではない。
また、前述した実施形態では、本発明にいう情報取得部の一例として、スマートフォン121でのバーコードの読取りによってハウジングの識別情報を取得する情報取得部121eが例示されている。しかしながら、本発明にいう情報取得部は、これに限るものではなく、例えばキー入力等によって識別情報が入力されるもの等であってもよい。ただし、バーコードの読取りによって識別情報を取得することで、操作性の向上が図られることは上述したとおりである。また、前述した実施形態では、そのバーコードの位置として、ハウジングの保持部122が例示されているが、バーコードの位置はこの位置に限るものではない。バーコードの位置は、読取りが可能な位置であれば、例えば装着枠であってもよく、あるいは後嵌め対象のハウジングであってもよく、さらには、布線板の基板上等であってもよく、その具体的な位置を問うものではない。
また、前述した実施形態では、本発明にいう誘導画像の一例として、補助画像124bを含む誘導画像124が例示されている。しかしながら、本発明にいう誘導画像はこれに限るものではなく、補助画像を持たずに点像のみで端子の挿入を誘導するもの等であってもよい。ただし、補助画像124bを含む誘導画像124とすることで、誤挿入の発生を抑制する確度が高められていることは上述したとおりである。
また、前述した実施形態では、本発明にいう指示スイッチの一例として、スマートフォン121の表示画面121aに表示されるスイッチ画像124cが例示されている。しかしながら、本発明にいう指示スイッチはこれに限るものではなく、例えば機械的なスイッチ等であってもよい。ただし、指示スイッチを、作業者Yの目に留まり易い表示画面121aに表示されるスイッチ画像124cとすることで、作業性の向上が図られることは上述したとおりである。
1 ワイヤーハーネス製造治具
2 ワイヤーハーネス
11 布線板
12 端子挿入誘導装置
21 電線束
121 スマートフォン
121a 表示画面
121b タッチセンサ
121c 制御部
121e 情報取得部
121d 記憶部
121d−1 対応テーブル
122,122a 保持部
122a−1 保持孔
122a−2 バーコード
123 装着枠
124 誘導画像
124a−3 点像
124b 補助画像
124c スイッチ画像
211 電線
212 端子
221,222,223 小コネクタ
221a,222a,223a,224a ハウジング
221a−1 端子収容室
224 大コネクタ
AAA,BBB,CCC 識別情報

Claims (8)

  1. コネクタのハウジングに該ハウジングを貫通して設けられた複数の端子収容室のうちの挿入対象の端子収容室へと、挿入すべき端子の挿入を誘導する端子挿入誘導装置であって、
    表示画面、及び、該表示画面への画像表示を制御する制御部、を有する画像表示部と、
    前記ハウジングを、前記複数の端子収容室それぞれを通して前記表示画面が視認されるように保持する保持部と、を備え、
    前記制御部が、前記表示画面において前記挿入対象の端子収容室を通して視認される位置の点像で当該挿入対象の端子収容室への前記挿入すべき端子の挿入を誘導する誘導画像を表示させるとともに、前記挿入対象の端子収容室が複数存在する場合には、それら複数の前記挿入対象の端子収容室それぞれを通して視認される位置に、前記点像が順次に表示されるように前記誘導画像を変化させることを特徴とする端子挿入誘導装置。
  2. 前記表示画面を露出させて前記画像表示部に着脱自在に装着される装着枠を備え、
    前記保持部が、前記装着枠に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の端子挿入誘導装置。
  3. 前記誘導画像が、前記保持部に保持された前記ハウジングを前記表示画面側とは反対側から見たときの平面視像を表すとともに、前記点像で前記挿入すべき端子の挿入が誘導される前記挿入対象の端子収容室が他の前記端子収容室よりも強調されて表され、前記点像による誘導を補助する補助画像を含む画像であることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子挿入誘導装置。
  4. 前記挿入すべき端子が、複数色の電線の中から選択された電線に固定されたものであり、
    前記補助画像は、前記点像で前記挿入すべき端子の挿入が誘導される前記挿入対象の端子収容室が、前記挿入すべき端子が固定された電線の色で表された画像であることを特徴とする請求項3に記載の端子挿入誘導装置。
  5. 前記誘導画像の変化を指示する操作を作業者から受ける指示スイッチを備え、
    前記制御部は、前記指示スイッチが操作を受けると前記誘導画像を変化させるものであり、
    前記画像表示部が、前記表示画面を前記作業者が触れたときのタッチ位置を検出するタッチセンサを有しており、
    前記指示スイッチが、前記制御部によって、前記表示画面において前記作業者が触れることが可能な位置に表示されるスイッチ画像であり、
    前記制御部は、前記タッチセンサによって、前記タッチ位置として前記スイッチ画像の表示位置が検出されることを以て、前記指示スイッチが操作を受けたことを認識することを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の端子挿入誘導装置。
  6. 前記保持部が、前記ハウジングとして、少なくとも前記挿入対象の端子収容室が互いに異なる複数のハウジングの中から選択されたものを保持し、
    前記画像表示部が、
    前記複数のハウジングそれぞれを識別する識別情報と、前記複数のハウジングそれぞれに対する前記誘導画像と、を一対一に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記保持部によって保持される前記ハウジングを識別する前記識別情報を取得する情報取得部と、を有し、
    前記制御部が、前記記憶部において、前記情報取得部で取得された前記識別情報に対応付けられている前記誘導画像を表示させることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載の端子挿入誘導装置。
  7. 複数本の電線が束ねられた電線束と、該電線束に取り付けられたコネクタと、を有するワイヤーハーネスを製造するためのワイヤーハーネス製造治具であって、
    前記コネクタのハウジングには、該ハウジングを貫通して複数の端子収容室が設けられており、
    前記電線束を所定経路に沿って布線された状態に保持する布線板と、
    前記複数本の電線のうち少なくとも一部の電線に固定されて挿入対象の端子収容室に挿入すべき端子を前記挿入対象の端子収容室に挿入する際に、前記挿入すべき端子の前記挿入対象の端子収容室への挿入を誘導する端子挿入誘導装置と、を備え、
    前記端子挿入誘導装置が、請求項1〜6のうち何れか一項に記載の端子挿入誘導装置であることを特徴とするワイヤーハーネス製造治具。
  8. コネクタのハウジングに該ハウジングを貫通して設けられた複数の端子収容室のうちの挿入対象の端子収容室へと、挿入すべき端子を挿入する端子挿入方法であって、
    請求項1〜6のうち何れか一項に記載の端子挿入誘導装置を用い、
    前記保持部に前記コネクタを保持させるコネクタ保持工程と、
    前記表示画面に前記誘導画像を表示させる表示工程と、
    前記誘導画像で挿入を誘導されている挿入対象の端子収容室に前記挿入すべき端子を挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程で前記挿入すべき端子が挿入された前記挿入対象の端子収容室以外にも他の挿入対象の端子収容室が存在する場合に、該他の挿入対象の端子収容室へと挿入を誘導する画像に前記誘導画像を変化させる画像変化工程と、を備えたことを特徴とする端子挿入方法。
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