JP2017046112A - 無線端末,無線通信システム,制御装置,及び基地局選択方法 - Google Patents

無線端末,無線通信システム,制御装置,及び基地局選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信環境に応じて無線端末が最適な信頼性のある無線方式で通信を行うことで、安定した通信品質を確保する。
【解決手段】複数の無線方式を使用可能な無線端末であって、前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する制御部を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線端末,無線通信システム,制御装置,及び基地局選択方法に関する。
近年、無線ネットワークの分野では、携帯電話システムとして、例えば、3rd Generation Partnership Project(3GPP)にて規格化されたLong Term Evolution(LTE)
が使用されている。一方、家庭内や商業施設、公共交通機関などでは、無線LAN(Wireless Local Area Network:WLAN)が主に使用されている。また、スマートフォンの
ような、携帯電話端末と無線LAN端末との双方の機能を備えた無線端末が普及している。
近年のトラヒック急増などに対応するため、無線ネットワークにおいて様々な対応策が検討されている。LTEとWLANとのような、複数の無線アクセス方式(Radio Access Technology: RAT)を状況に応じて組み合わせて使用することが有力な方法の一つと考
えられている。オフロードなどの目的で、LTEとWLANを組み合わせて使用する方法が、3GPPなどで検討されている。無線LANのアクセスポイントは、LTEの基地局より安価であること、LTEの基地局よりも手軽に設置できることから、混雑が予想されるエリアにおいては今後さらに積極的に増設されることが予想される。
特開2004−88592号公報 特開2004−120080号公報 特表2007−508720号公報 特開2008−113073号公報 特開2009−130754号公報 特開2010−81118号公報
携帯電話システムでは、サービスエリアにおいて、携帯電話端末のネットワークへの接続性や通信品質などについて、時間や位置に拘わらず所定の信頼性が確保されるように、厳密なエリア設計の元、基地局が設置されている。これに対し、無線LANシステムは、携帯電話システムに比べて厳密に基地局(アクセスポイント(Access Point))が設置されているわけではない。例えば、ラッシュ時の駅ホームでは利用者が多いため、無線端末が無線LANのアクセスポイントに接続できても通信できない、或いは通信速度が遅い等の状況が発生することがある。このように、無線LANシステムでは、通信環境によって通信品質にばらつきが発生し、携帯電話システムと同等の信頼性が保証されているとは言いがたい。
したがって、現状では、携帯電話端末のユーザが携帯電話システムと無線LANシステムとを組み合わせて使用しようとしても、通信環境によって通信品質にばらつきが生じてしまうことがある。
本発明は、通信環境に応じて無線端末が最適な無線方式で通信を行うことで、安定した通信品質を確保できる技術を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、複数の無線方式を使用可能な無線端末である。この無線端末は、少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する制御部を含む。
本発明によれば、通信環境に応じて無線端末が最適な信頼性のある無線方式で通信を行うことで、安定した通信品質を確保することができる。
図1は、実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。 図2は、無線端末のハードウェア構成例を示す。 図3は、制御装置のハードウェア構成例を示す。 図4は、図1に示したネットワークシステム(無線通信システム)の実施形態1における処理を示すフローチャートである。 図5は、過去の通信実績情報のデータ構造例を示す。 図6は、実施形態2の動作例の説明図である。 図7は、実施形態2に係る端末の機能を模式的に示す図である。 図8は、実施形態2における端末(のCPU)の処理例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態3の動作例の説明図である。 図10は、実施形態3における無線端末(のCPU)の処理例を示すフローチャートである。 図11は、実施形態4の動作例の説明図である。 図12は、実施形態4における制御装置の機能を模式的に示す。 図13は、実施形態4における制御装置(のCPU)の処理例を示すフローチャートである。 図14は、実施形態5の動作例の説明図である。 図15は、実施形態5における無線端末の機能を模式的に示す。 図16は、実施形態5における制御装置の機能を模式的に示す。 図17は、実施形態5における制御装置(のCPU)の処理例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、実施形態の構成に限定されない。
実施形態では、複数の無線方式を使用可能な無線端末について説明する。当該無線端末は、少なくとも当該無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する制御部を含む。
複数の無線方式は、例えば、複数の無線アクセス方式(RAT)を含む。RATは、例えば、LTE,Wideband Code Division Multiple Access(W−CDMA)やGlobal System for Mobile communications(GSM)などの無線通信規格を含む。さらに、RAT
は、WLAN(IEEE802.11シリーズ),WiMAX,Bluetooth(IEEE802.15.1)などを含むことができる。
「少なくとも無線端末の位置に係る」とは、無線端末の位置に関係することを意味する。このため、「過去の通信実績情報」は、例えば、無線端末の位置に対応する情報であっても、無線端末の位置及び時間に対応する情報であっても良い。また、「位置」の代わり
に、その位置で取得される基地局の識別情報が用いられても良い。基地局の識別情報は、例えば、eNB3に割り当てられるE-UTRAN Cell Global ID (ECGI)や物理セルI
D(Physical Cell ID:PCI)、WLANのAP5が有するBasic Service Set Identifier(BSSID)などである。また、「位置」として、例えば、無線端末の現在の位置や時間が使用される。但し、現在位置や現在時間以外の位置や時刻が使用される場合もあり得る。
「過去の通信実績情報」は、無線端末の通信実績情報であっても良く、無線端末以外の無線端末などの通信実績情報であっても良い。「過去の通信実績情報」は、複数の無線方式のうちの少なくとも一つについての通信実績情報であれば良く、複数の無線方式の全てについて通信実績情報が取得されることは要しない。
「基地局」は、携帯電話システムの基地局,WLANのアクセスポイント,Bluetooth
の基地局などを含む。「通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択」は、例えば、或る無線方式に係る過去の通信実績情報がある場合に或る無線方式の基地局を選択することを含む。或いは、「通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択」は、或る無線方式に係る過去の通信実績情報がない場合に或る無線方式以外の無線方式の基地局を選択することを含む。「制御部」は、プロセッサ(CPUなど)及びメモリによって実現されても良く、集積回路などのハードウェアで実現されても良い。
〔ネットワークシステム(無線通信システム)〕
図1は、実施形態に係るネットワークシステム(無線通信システム)の構成例を示す。図1において、ネットワークシステムは、LTE網と、無線LAN(WLAN)網とがインターネット1に接続されている。LTE網は、無線端末(移動局)2と無線通信される基地局(eNB)3と、eNB3が接続されたコアネットワーク(CN)4とを含み、CN3がインターネット1に接続されている。WLANは、無線端末2(以下「端末2」と表記)と無線通信可能なアクセスポイント(AP)5を含み、AP5はインターネット1に接続されている。
インターネット1には、端末2がLTE網又はWLANを介して通信するコンテンツサーバ6(以下「サーバ6」)が接続されている。サーバ6は、端末2の通信相手の一例である。
また、ネットワークシステムは、サーバ6と端末2との通信にLTE網とWLANとのいずれを使用するかを制御する制御装置7を含むことができる。但し、制御装置7は、必須の構成ではない。図1の例では、制御装置7は、インターネット1に接続されている。制御装置7は、サーバ6から端末2へ送信されるデータを中継する機能を有し、データをLTE網経由のリンクと、WLAN経由のリンクとのいずれで送信するかの制御(リンク制御と呼ぶ)を行う。制御装置7は、「無線端末が使用可能な複数の無線方式から前記無線端末が使用する無線方式に対応する基地局を選択し、前記無線端末に選択結果を通知する選択装置」の一例である。
また、ネットワークシステムは、AP5を用いた過去の通信実績情報が記憶されるデータベース(DB)8を含むことができる。但し、DB8は必須の構成ではない。図1の例では、制御装置7は、AP5を用いた過去の通信実績情報が記憶されるデータベース(DB)8と接続されている。
端末2は、複数の無線アクセス方式(RAT、以下「無線方式」と称する)を使用可能な無線端末の一例である。図1の例では、複数の無線方式として、端末2はLTEとWLAN(IEEE802.11シリーズ)とを使用することができる。但し、RATは、LTE及びW
LANに制限されない。
端末2は、複数の無線方式の中から、通信に使用する基地局を選択することができる。図1の例では、eNB3及びAP5が「基地局」の一例である。実施形態に係る端末2は、少なくとも端末2の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する基地局(eNB3とAP5との一方)を選択する。図1に示すように、複数のAP5(AP5a,AP5b)を使用可能な場合には、端末2は、eNB3,AP5a,AP5bから通信に使用する基地局を選択することができる。
図2は、端末2のハードウェア構成例を示す。図2において、端末2は、Central Processing Unit(CPU)21と、CPU21とバスを介して接続されたRandom Access Memory(RAM)22と、Read Only Memory(ROM)23と、メモリ(記憶装置)24と
を含む。CPU21は、WLAN用のRadio Frequency(RF)回路25と、LTE用の
RF回路26と接続されている。RF回路25及びRF回路26のそれぞれは、対応する送受信アンテナ25A,26Aに接続されている。
RAM22は、CPU21の作業領域,データの記憶領域,通信データのバッファ領域として使用される。ROM23は、CPU21によって実行されるプログラムやプログラムの実行に際して使用されるデータを記憶する。メモリ24は、プログラムやデータの記憶領域として使用される。メモリ24として、例えば、ハードディスクドライブ(HDD),Solid State Drive(SSD),フラッシュメモリ,Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM)などを適用できる。メモリ24には、端末2で得られた「過去の通信実績情報」が記憶される。
RF回路25及びRF回路26のそれぞれは、ベースバンド信号(BB信号)と無線信号との変換処理などを行う。送受信アンテナ25A(26A)で受信される無線信号は、対応するRF回路25(26)でBB信号に変換されCPU21に入力される。CPU21からのBB信号は、RF回路25(26)で無線信号に変換され、送受信アンテナ25A(26A)から送信される。BB信号の処理は、Digital Signal Processor(DSP)やField Programmable Gate Array(FPGA)を用いて行うこともできる。RF回路2
5及び送受信アンテナ25Aを「WLANモジュール」と呼び、RF回路26及び送受信アンテナ26Aを「LTEモジュール」と呼ぶ。
CPU21は、ROM23に記憶されたプログラムをRAM22にロードして実行することにより、端末2の動作を制御する。すなわち、CPU21は、端末2の制御部として動作し、端末2の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて通信に使用する基地局を選択する。CPU21は、「制御部」の一例である。
図3は、制御装置7のハードウェア構成例を示す。図3において、制御装置7は、CPU71と、RAM72と、ROM73と、メモリ74と、ネットワークインタフェース(NW I/F)75とを含む。
CPU71は、ROM73に記憶されたプログラムをRAM72にロードして実行することで、制御部として動作し、所定の処理を行う。例えば、CPU71は、端末2からの要求に応じて、DB8に記憶されている過去の通信実績情報を取得して端末2に転送する処理を行う。或いは、CPU71は、DB8に記憶されている過去の通信実績情報に基づいて、端末2が使用する無線方式を決定し、決定した無線方式の基地局に端末2が接続することを促す。CPU71は、「無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、前記無線端末が通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択し、選択した基地局を示す情報を無線端末に送信する制御部」の一例である。
DB8は、例えば、メモリ74に記憶される。もっとも、DB8は、制御装置7と接続されたデータベースサーバ(図示せず)に記憶され、制御装置7がアクセス可能となっていても良い。制御装置7(CPU71)は、端末2からの通信実績情報の記憶要求に応じて、端末2から受信された通信実績情報をDB8に記憶する。
NW I/F75は、CPU71で扱われるデータとパケットとの間の交換などの処理を行う。パケットは、制御装置7と基地局(eNB3やAP5)で送受信可能なフォーマットを有する。
〔実施形態1〕
実施形態1として、図1に示すようなネットワークシステムにおいて、WLANの使用不使用を端末2の現在の位置及び時間における過去の通信実績情報に基づいて判定する形態について説明する。
図4は、図1に示したネットワークシステムの実施形態1における処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示す処理の実行主体は、端末2であっても良く、端末2と通信する制御装置7であっても良い。以下の説明では、一例として、実行主体が端末2である場合について説明する。端末2が実行主体である場合、図4に示す各処理は、端末2のCPU21によって行われる。制御装置7が実行主体である場合、図4に示す各処理は、制御装置7のCPU71によって行われる。
01では、端末2のCPU21は、端末2の通信実績を集計する。「通信実績」は、実際に端末2がAP5を介してデータを伝送できた場合に、「通信実績あり」とされる。このため、例えば、端末2とAP5との間の無線品質が良好で両者間に無線リンクが確立できた場合であっても、有線ネットワークの輻輳などによってデータ伝送が行えなかった場合には「通信実績なし」とされる。
「通信実績」は、例えば、次のようにして記録、集計することができる。端末2は、AP5から電波を受信した場合に、電波に含まれるAP5のBSSIDが端末2の使用可能なAPのBSSIDである場合には、当該AP5との接続処理を行う。無線リンクの確立により、AP5との接続が完了すると、端末2は、接続完了後の一定時間内にデータを伝送できたか否かを判定する。端末2は、データを伝送できた場合には、「通信成功」と判定し、データを伝送できなった場合には、「通信失敗」と判定する。端末2は、判定結果を「過去の通信実績情報」としてメモリ24に記憶する。
なお、メモリ24には、端末2以外の無線端末の通信実績情報を「過去の通信実績情報」として記憶する場合もある。この場合、自端末の通信実績がない場合でも、WLANを使用するかの判定が可能となる。
端末2は、通信が失敗の場合には、LTE網へ接続しても良い。また、端末2は、通信成功の場合に、WLANを用いた通信を継続してもよく、通信を終了(切断)しても良い。
図5は、過去の通信実績情報のデータ構造例を示す。図5に示すように、過去の通信実績情報は、テーブル形式で記憶することができる。テーブルは、時刻(時間)、位置、BSSIDに対応する通信の成功回数及び失敗回数が格納される1以上のレコードで形成される。図5に示すような過去の通信実績情報は、メモリ24及びDB8の少なくとも一方に記憶される。
時刻(時間)及び時間として、例えば、端末2とAP5との接続が完了したときの位置及び時刻が記憶される。端末2とAP5との接続が完了時の位置及び時刻は、「現在の位置及び時間」の一例である。但し、完了時の時刻と前後の時刻及び当該時刻における位置が現在の位置及び時間として扱われる場合もあり得る。
位置は、例えば、端末2の位置座標である。位置座標は、例えばGlobal Positioning System(GPS)を用いて測定される。BSSIDは、端末2と接続されたAP5のBS
SIDを示す。成功回数は、AP5との接続完了から一定時間内のデータ伝送が成功したときにインクリメントされる。失敗回数は、AP5との接続完了から一定時間内のデータ伝送が失敗したときにインクリメントされる。
テーブルに記憶される時刻,位置,及びBSSIDは、対応する成功回数及び失敗回数を検索するためのインデックスとして使用される。但し、位置とBSSIDとの双方を記憶することは必須要件ではなく、何れか一方が記憶されるようにしても良い。また、時刻の記憶も、必ずしも必須ではない。また、図5の例では、成功回数と失敗回数とが記憶される例を示しているが、データ伝送の成功又は失敗を示すフラグ(2値の一方)であっても良い。
通信実績情報(テーブル)の更新の契機は、例えば、端末2がAP5を発見した場合である。テーブルに記憶された通信実績情報は、定期的に、或いはレコードの数が一定値に達した場合にリセットされるようにしても良い。或るAP5の周辺に他のAP5が新たに設置されるなど、AP5に係る環境が変化する可能性を考慮するためである。或いは、テーブルに記憶される各レコードに有効期限が設定され、有効期限を経過したレコードは削除されるようにしても良い。
図3に示す02〜05の処理は、例えば、端末2とLTE網との接続中に実行される。但し、端末2がLTE網と接続されていない状態で実行されても良い。LTE網と接続されていない状態で02〜05の処理が実行される場合には、メモリ24に記憶された過去の通信実績情報が使用される。02〜05の処理がLTE網と接続中に実行される場合には、端末2は、メモリ24に記憶された過去の通信実績情報と、DB8に記憶された過去の通信実績情報との何れか一方を使用することができる。以下の実施形態1の説明では、メモリ24に記憶された過去の通信実績情報を使用する例について説明する。
02では、端末2は、接続可能なWLANがあるか否かを判定する。すなわち、端末2は、電波を受信できており、且つ端末2の使用が許可されているWLANのAP5が存在するか否かを判定する。AP5が存在する場合には(02,YES)、処理が03に進む。AP5が存在しない場合には(02,NO)処理が06に進む。
03では、端末2は、02で存在が確認されたAP5との過去の通信実績情報が存在するか否かを判定する。当該判定は、例えば、端末2がAP5から受信したBSSIDを含むレコードが過去の通信実績情報のテーブルに記憶されているか否かの判定を以て行うことができる。過去の通信実績情報が存在する場合には(03,YES)、処理が04に進む。過去の通信実績情報が存在しない場合には(03,NO)、処理が05に進む。
04では、端末2は、端末2の現在の位置、時間における過去の通信実績情報があるか否かを判定する。すなわち、端末2は、現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報のレコードを参照する。このとき、成功回数が失敗回数より多い場合には(04,YES)、通信実績があるものとして処理が05に進む。成功回数が失敗回数以下である場合には(04,NO)、通信実績がないものとして処理が06へ進む。
このように、CPU21(制御部)は、過去の通信実績情報において、前記複数の無線方式のうち、前記無線端末の通信の成功数が通信の失敗数よりも多い無線方式に対応する基地局を選択する。
なお、04の判定処理は、単に、現在の位置及び時間に対応する過去の通信の成功を示す通信実績情報が存在する(記憶されている)か否かによって実行されても良い。すなわち、CPU21(制御部)は、複数の無線方式のうち、通信が成功したことを示す前記過去の通信実績情報がある無線方式に対応する基地局を選択しても良い。この場合、通信実績情報は、通信の成功又は失敗を示す情報(フラグ)であっても良い。
05では、端末2は、WLANのAP5(基地局)との接続を行う。すなわち、端末2は、WLANのAP5を通信に使用する無線方式に対応する基地局として選択する。なお、04の判定処理において、複数の該当するレコードがテーブルから検出された場合には、成功回数が多い方のレコードに対応する(BSSIDが記憶されている)AP5が、通信に使用する無線方式に対応する基地局として選択される。
なお、03の処理にてテーブルに該当するAP5のレコードが記憶されていない場合には、端末2は、05にて、当該AP5への接続を行い、接続完了から一定時間内にデータ伝送を完了できたか否かの判定を行う。判定結果に基づき、当該AP5に対応する通信実績情報のレコードをテーブル(メモリ24)に追加する。
06では、端末2は、LTEのeNB3との接続を行う。eNB3(セル)の選択は、例えば、端末2に予め設定されたセル選択方法に従って行われる。例えば、電波が受信されたeNB3のうち受信電波強度が最も強いeNB3を端末2は選択し、当該eNB3との接続を行う。
このようにして、端末2の現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報がある場合には、端末2は、WLANの基地局(AP5)を選択し、WLANを用いた通信を行う。従って、端末2は、接続完了後一定時間内にデータ伝送が成功した実績のある位置及び時間でWLANを使用した通信を行うことができる。このため、信頼性のあるWLANを用いた通信を行うことができる。
一方、過去の通信実情報がない場合には、端末2は、WLANを使用せず、LTEの基地局(eNB3)を選択し、LTE網を用いた通信を行う。LTE網は、WLANよりも計画的に基地局が設置されているため、WLANよりも信頼性のある通信を行うことができる。すなわち、端末2は、信頼性のあるLTE網を用いた通信を行うことができる。
なお、01〜05の処理の実行主体が制御装置7である場合、01の処理は、端末2から受信される通信実績情報を制御装置7がDB8に記憶する処理となる。制御装置7は、複数の端末2からの通信実績情報をDB8に記憶することができる。この場合、通信実績情報は、端末2毎に管理されても良く、複数の端末間で一元的に管理されても良い。通信実績情報は、所定のエリア毎に、且つ所定の時間単位で管理される。
02の処理は、端末2が行い、接続可能なWLAN(AP5)が存在する場合に、そのAP5のBSSIDと、現在の位置及び時間と、BSSIDを有するIDを使用可能な旨とを制御装置7へ送信する。制御装置7は、端末2から受信される情報と、DB8に記憶された情報を用いて03及び04の処理を制御装置7が行う。03及び04の判定結果は制御装置7から端末2に通知され、端末2は、05又は06の処理を行う。なお、BSSIDがテーブルに記憶されない場合、03の処理は省略される。
実施形態1によると、無線端末である端末2が、現在の位置及び時間における(無線端末の位置に係る)過去の通信実績情報に基づいて、複数の無線方式(LTE,WLAN)のうちから通信に使用する無線方式に対応する基地局(eNB3,AP5)を選択する。これにより、LTEよりも信頼性が低いとされるWLANについては、端末2の現在の位置及び時間における過去の通信実績情報があればAP5(WLAN)が選択され、そうでなければeNB3(LTE)が選択される。よって、端末2(無線端末)は、信頼性のある無線方式(LTE,WLAN)で通信を行うことができる。このように、通信環境に応じて無線端末が最適な信頼性のある無線方式で通信を行うことで、安定した通信品質を確保することができる。
以下、実施形態2以降の実施形態において、図1〜図3に示したネットワークシステムに係る構成を用いた基地局の選択方法について説明する。実施形態2以降は、実施形態1と同様の構成を有するので、主として相違点について説明し、共通点については説明を省略する。以降の説明では、一例として、通信実績情報として、図5に示した内容の情報が記憶され、端末2の現在の位置、及び時間に対応する過去の通信実績情報に基づいて基地局が選択される例について説明する。
〔実施形態2〕
実施形態2では、通勤、通学中などの、端末2のユーザが普段よく利用する場所(位置)でWLANの使用を判定するようなケースが想定される。図6は、実施形態2の動作例の説明図である。
図6に示すように、端末2は、以下のような動作を行う。
(1)端末2の現在の位置(又はAP5のBBSID)、時間における過去の通信実績の情報をメモリ24から読み出す。
(2)端末2は、実績情報に基づいて、LTEとWLANのどちらのリンクを使用するかを判定する。
(3)端末2は、実績情報に基づき、WLANのリンクを使用すると判定した場合には、WLANの基地局(AP5)との接続を行い、例えばコンテンツサーバ6と通信する。この場合、端末2は、使用しない無線方式(LTE)のリンクを切断する。逆に、LTEのリンクを使用すると判定した場合には、WLANとの切断を行い、LTEの基地局(eNB3)との接続を行い、コンテンツサーバ6と通信する。
過去の通信実績の情報は、端末2がDB8から取得しても良い。DB8は、端末2を含む複数の無線端末毎の通信実績情報を一括して管理している。すなわち、DB8は、端末2(無線端末)の過去の通信実績情報を蓄積することができ、さらに、端末2(無線端末)以外の無線端末によって得られた過去の通信実績情報を蓄積することもできる。
端末2はLTE回線を介してDB8の管理装置(例えば制御装置7や制御装置7以外のデータベースサーバ(DBサーバ))と通信する。これによって、端末2(自端末)の過去の通信実績の情報(無線端末の過去の通信実績情報の一例)をDB8に格納したり取得したりすることができる。
端末2と管理装置との通信は、アプリケーションレイヤの通信であっても良い。或いは、端末2とeNBとの間で、無線レイヤ(例えばRRC)のシグナリングを用いた情報の伝達を行ってもよい。この場合、eNB3が管理装置と通信を行い、通信実績情報をDB8に格納したり、DB8中の通信実績情報を管理装置から取得して端末2へ送信したりする。以降の説明では、一例として、端末2は、DB8の管理装置である制御装置7との通信によって、DB8に記憶された情報を取得する例について説明する。
図7は、実施形態2における端末2の機能を模式的に示す図である。端末2は、図2に示したハードウェア構成を有している。CPU21がプログラムを実行することによって、端末2は、以下を備える装置として動作する。すなわち、端末2は、時間情報取得部201と、位置情報取得部202と、通信実績記憶部203と、アプリケーション処理部204と、通信方式選択部205と、WLAN送受信部206と、LTE送受信部207とを備える。
時間情報取得部201は、端末2が備える図示しない時計から時間情報、例えば現在時刻を取得する。位置情報取得部202は、例えば、端末2が備えるGlobal Positioning System(GPS)受信機(図示せず)を用いて得られた端末2の位置座標データを取得する
。位置情報取得部202は、WLAN送受信部206で受信されるAP5のBSSIDを位置座標データの代わりに取得しても良い。
通信実績記憶部203は、時間情報取得部201からの時間情報(現在の時間)と位置情報取得部202からの位置情報(現在の位置)とに対応する過去の通信実績情報をメモリ24から読み出して、アプリケーション処理部204に供給する。
アプリケーション処理部204は、時間情報及び位置情報に対応する通信実績情報を、通信方式選択部205に供給する。通信方式選択部205は、通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する。通信方式選択部205は、選択した基地局に対応するWLAN送受信部206とLTE送受信部207との一方に、選択した基地局との接続を指示する。
時間情報取得部201,位置情報取得部202,通信実績記憶部203,アプリケーション処理部204,通信方式選択部205は、例えば、CPU21がプログラムを実行することによって実現されるCPU21の機能である。
WLAN送受信部206は、図2に示したWLAN用の無線モジュール(RF回路25及び送受信アンテナ25A)に相当する。LTE送受信部207は、図2に示したLTE用の無線モジュール(RF回路26及び送受信アンテナ26A)に相当する。WLAN送受信部206及びLTE送受信部207のそれぞれは、通信方式選択部205からの指示に従って、対応する基地局との接続処理や切断処理を行う。
図8は、実施形態2における端末2(のCPU21)の処理例を示すフローチャートである。図8における21では、端末2は、送信対象のデータ(送信データ)があるか否かを判定する。送信データがある場合には(21,YES)、処理が22に進む。送信データがない場合には(21,NO)、図8の処理は終了する。
22では、端末2は、例えば、過去の通信実績情報をメモリ24から読み出す。または、端末2は、制御装置7に対し、過去の通信実績情報を問い合わせる。これらの一方によって、端末2は、通信実績情報を取得する。
23では、端末2は、接続可能なWLANのAP5があるか否かを判定する。例えば、端末2が接続可能な(端末2の利用が許可されている)AP5があれば(23,YES)、処理が24に進む。端末2が接続可能なAP5がなければ(23,NO)、処理が27に進む。
24では、端末2は、23で特定されたAP5についての過去の通信実績情報があるか否かを判定する。過去の通信実績情報があれば(24,YES)、処理が25に進む。過去の通信実績情報がなければ(24,NO)、処理が27に進む。
25では、端末2は、23の処理で特定されたAP5について、端末2の現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報があるか否かを判定する。現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報があれば(25,YES)、処理が26に進む。現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報がなければ(25,NO)、処理が27に進む。
26の処理は、図4の05の処理と同様であり、27の処理は、図4の06の処理と同様であるので、重ねての説明は省略する。26及び27の処理によって、端末2の現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報がある場合には、端末2は、WLANの基地局(AP5)を選択し、WLANを用いた通信を行う。従って、端末2は、接続完了後一定時間内にデータ伝送が成功した実績のある位置及び時間でWLANを使用した通信を行うことができる。このため、信頼性のあるWLANを用いた通信を行うことができる。一方、過去の通信実情報がない場合には、端末2は、WLANを使用せず、LTEの基地局(eNB3)を選択し、LTE網を用いた通信を行う。以上のように、実施形態2は、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3について説明する。実施形態3では、コーヒーショップや喫茶店などのような、端末2のユーザが比較的長時間滞在する場所や、端末2のユーザが初めて訪れる場所を想定している。すなわち、ユーザの端末2が過去の通信実績情報を保持していない、又は利用し難い場合を想定する。
実施形態3では、ネットワーク上の制御装置7に予め蓄積されたエリア毎、時間毎の実績情報と、端末2の位置及び時間に基づいて、端末2がWLANの使用・不使用を判定する例について説明する。
図9は、実施形態3の動作例の説明図である。図9に示すように、実施形態3における端末2は、以下のような動作を行う。
(1)端末2は、現在の位置及び時間における通信実績の情報をDB8から取得する。すなわち、端末2は、現在の位置及び時間における過去の通信実績情報を制御装置7(図6では不図示)に問い合わせ、制御装置7は、問い合わせに対応する過去の通信実績情報をDB8から読み出し、端末2に送信する。
このため、実施形態3では、端末2は、予めLTE網に接続されており、LTE網を介して制御装置7と通信する。DB8には、端末2以外の端末によって得られた過去の通信実績情報が蓄積されている。過去の通信実績情報は、例えば、エリア毎に、且つ時間毎に蓄積することができる。制御装置7は、端末2から得られた位置及び時間とエリア及び時間が合致する過去の通信実績情報をDB8から取得して、端末2へ送信する。
(2)端末2は、通信実績情報に基づいて、LTEのリンクとWLANのリンクとのどちらを使用するかを判定する。
(3)端末2は、判定結果に基づき、基地局を選択して通信を行う。図9に示す例では、端末2は、WLANを使用すると判定し、WLANのAP5を選択してAP5に接続し、通信を行う。この場合、LTE網(eNB3)との接続は切断する。
実施形態3における端末2の機能は、実施形態2(図7)と同様である。但し、実施形態3では、アプリケーション処理部204は、時間情報取得部201からの時間情報(現在の時間)及び位置情報取得部202からの位置情報(現在の位置)を、LTE送受信部207を用いて制御装置7宛に送信する。LTE送受信部207は、制御装置7における無線方式の選択結果(WLANとLTE網との一方)を受信し、アプリケーション処理部
204に渡す。アプリケーション処理部204は、選択結果を通信方式選択部205に渡す。通信方式選択部205は、選択結果に従って、WLAN送受信部206及びLTE送受信部207の動作を制御する。
選択結果がWLANの使用を示す場合には、通信方式選択部205は、通信に使用するAP5を選択し、当該AP5との接続をWLAN送受信部206に指示する。AP5との接続の後、通信(データ送受信)が行われる。また、通信方式選択部205は、LTE送受信部207に対して、LTE網(eNB3)との切断を指示する。
図10は、実施形態3における端末2(のCPU21)の処理例を示すフローチャートである。図10に示す処理は、22Aの処理が図8に示した22の処理と異なる点を除き、図8に示した処理と同じである。22Aの処理では、端末2は、端末2の現在の位置及び時間を取得し、制御装置7に、対応する過去の通信実績情報の提供を問い合わせる。なお、端末2において、制御装置7のアドレスは既知であり、制御装置7は、例えば、端末2から問い合わせに含まれた端末2のアドレスを用いて、過去の通信実績情報を端末2に送信することができる。端末2のCPU21は、制御装置7から過去の通信実績情報を受信することができる。このように、端末2(無線端末の一例)のCPU21(制御部の一例)は、LTE(複数の無線方式の一つの一例)を用いて、過去の通信実績情報を受信する。
22Aの処理を除き、端末2における処理は、実施形態2と同じであるので説明は省略する。図10に示す処理によって、端末2は、DB8に蓄積された端末2以外の端末によって得られた過去の通信実績情報を元に、WLANを使用するかLTEを使用するか(通信に用いる基地局としてAP5を選択するかeNBを選択するか)を判定することができる。すなわち、実施形態2と同様の作用効果を得ることができる。
〔実施形態4〕
実施形態4では、ネットワーク側に制御装置7を配置し、端末2からの指示に基づき制御装置7がWLANを使用するか否かを判定する例について説明する。図11は、実施形態4の動作例の説明図である。
制御装置7は、端末2とサーバ6との通信にLTE網のリンクとWLANのリンクとのいずれを用いるかの判定を行う。実施形態4において、端末2及び制御装置7は以下のように動作する。
(1)LTE網(eNB3)を用いてサーバ6と通信している端末2は、WLANのAP5が発見されると、現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報をメモリ24から読み出す。当該AP5は、「選択候補の基地局」の一例である。
(2)端末2は、現在の位置(「無線端末の位置に係る情報」の一例)及び対応する過去の通信実績情報をLTE網を介して制御装置7へ送信する。このとき、制御装置7へ送られる情報には、AP5のアドレス情報(IPアドレス)が含まれる。端末2は、例えば、AP5の報知情報から、AP5のアドレス情報を入手することができる。なお、報知情報以外からアドレス情報が入手されても良い。また、制御装置7へ送られる情報には、AP5のBSSIDが含まれていても良い。
(3)制御装置7は、端末2から受信されたAP5のアドレス情報を用いて、当該AP5の混雑度(単位時間当たりの接続端末数)を示す情報を入手する。即ち、制御装置7は、アドレス情報を用いてAP5と通信し、混雑度を示す情報を受信する。
混雑度を示す情報において、接続端末数が制御装置7で予め用意された閾値以下である
場合には、制御装置7は、AP5の使用(選択)を決定する。これに対し、接続端末数が閾値を超過する場合には、制御装置7は、LTE網の使用の継続(eNB3の選択)を決定する。
制御装置7は、決定結果(判定結果)を端末2へ送る、すなわち、制御装置7は、AP5を使用すると判定した場合には、AP5への接続の旨を、LTE網経由で端末2へ送る。これにより、端末2は、AP5との接続を行い、LTE網との切断処理を行う。制御装置7は、端末2とサーバ6との間で送受信されるデータ(パケット)を中継しており、サーバ6から端末2へ送られるデータをWLANのAP5へ中継する。
これに対し、制御装置7は、AP5を使用しないと判定した場合には、AP5の不使用の旨を端末2へLTE網経由で送る。この結果、LTE網経由での端末2とサーバ6との通信が継続され、制御装置7は、サーバ6から端末2へ中継するデータをLTE網(eNB3)へ中継する。なお、混雑度の考慮は、オプションであり、必須の構成ではない。
実施形態4の動作例において、端末2は、現在の位置の情報と、過去の通信実績情報とを送り、時間の情報は、制御装置7で取得するようにしても良い。また、端末2は、位置、又は位置及び時間の情報を制御装置7に送り、制御装置7が、位置又は位置及び時間に対応する過去の通信実績情報をDB8から取得するようにしても良い。
実施形態4において、端末2は、図2に示したハードウェア構成を有し、図7に示した機能を有する。このため、これらの説明は省略する。一方、制御装置7は、図3に示したハードウェア構成を有する。図12は、制御装置7の機能を模式的に示す。図12において、制御装置7は、時間情報取得部301と、通信実績記憶部302と、通信方式選択部303とを含む。
時間情報取得部301は、制御装置7に備えられた図示しない時計から時間を取得する。通信実績記憶部302は、端末2からの位置、及び通信実績情報を受信して記憶する。通信実績記憶部302は、時間情報取得部301で取得された時間を得る。通信方式選択部303は、位置及び時間に対応する過去の通信実績情報と、対応するAP5の混雑度とに基づいて、AP5の使用・不使用の判定を行う。そして、通信方式選択部303は、サーバ6からのデータ(上位ネットワークからのアプリケーションデータの一例)を、選択した側(LTE及びWLAN)のリンクへ送信する。時間情報取得部301,通信実績記憶部302,通信方式選択部303は、CPU71がプログラムを実行することによって実現されるCPU71の機能である。
図13は、実施形態4における制御装置7(のCPU71)の処理例を示すフローチャートである。図13の41において、制御装置7は、サーバ6から端末2へ中継するデータ(送信データ)があるか否かを判定する。送信データがある場合には(41,YES)、処理が42に進む。送信データがない場合には(41,NO)、図13の処理は終了する。
42では、制御装置7は、端末2の現在の位置の情報、過去の通信実績情報などの情報(端末関連情報と称する)の送信を促す通知をLTE網経由で端末2に送り、端末関連情報を受信する。端末関連情報は、位置及び通信実績情報以外に、端末2が接続可能なWLAN(AP5)を示す情報や、AP5のアドレス情報も受信する。
43では、制御装置7は、端末関連情報を用いて、接続可能なWLANがあるか否かを判定する。例えば、制御装置7は、端末関連情報が、端末2が接続可能なAP5を示す情報が含まれているか否かを判定する。そのような情報が含まれている場合には(43,Y
ES)、処理が44に進み、そうでない場合(43,NO)には、処理が48に進む。なお、43の判定は、制御装置7が予め端末2が利用可能な(接続が許可された)WLAN(複数のAP5)のエリア情報を記憶し、端末2の位置情報から、端末2が通信可能なAP5の有無を判定するようにしても良い。
44では、制御装置7は、43で存在が確認されたAP5との通信実績情報が端末2からの端末関連情報中に存在するか否かを判定する。通信実績情報が存在する場合には(44,YES)、処理が45へ進む。通信実績情報が存在しない場合には(44,NO)、処理が47に進む。その端末2の位置での通信実績情報を生成するためである。
45では、制御装置7は、端末関連情報中のアドレス情報を用いて当該AP5の混雑度(すなわち、単位時間におけるAP5への端末の接続数)を取得し、接続数が所定値N(Nは正の整数)未満か否か(接続数が所定範囲内か否か)を判定する。所定値Nは、予め設定された端末数の閾値である。端末数がN未満であれば(45,YES)、処理が46に進む。端末数がN以上であれば(45,NO)、処理が48に進む。
46では、制御装置7は、43の処理で特定されたAP5について、端末2の現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報があるか否かを判定する。現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報があれば(46,YES)、処理が47に進む。現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報がなければ(46,NO)、処理が48に進む。
47では、制御装置7は、端末2に対し、AP5との接続を促す指示(「通信に使用する無線方式に対応する基地局を示す情報」の一例)を送信(通知)する。指示を受信した端末2は、AP5との接続を行い、LTE網(eNB3)との切断処理を行う。制御装置7は、端末2向けのデータ(送信データ)をWLAN経由で端末2へ送信する。
48では、制御装置7は、LTE網(eNB3)と端末2との接続の維持を決定する。このとき、制御装置7は、AP5の不使用を端末2に通知しても、しなくても良い。制御装置7は、端末2向けのデータ(送信データ)をLTE網経由で端末2へ送信する。なお、端末2は、WLANを使用しない場合に、WLANとの接続状態を維持していても、切断しても良い。
実施形態4によれば、端末2のCPU21(「無線端末の制御部」の一例)は、LTE(「複数の無線方式の一つ」の一例)を用いて、現在の位置及び時間に対応する過去の通信実績情報(「無線端末に位置に係る過去の通信実績情報」の一例)を制御装置7へ送信する。
制御装置7(のCPU71(制御部))は、端末2向けのデータ(送信データ)がある場合に、端末2から位置情報と、位置情報に対応する過去の通信実績情報と(「無線端末の位置に係る通信実績情報」の一例)を受信する。制御装置7は、過去の通信実績があり、且つ使用・不使用の判定対象のAP5の混雑度が閾値未満であれば、AP5を使用すると判定する。このとき、AP5との接続指示が、端末2へ送信され、端末2で受信される。すなわち、端末2のCPU21は、LTEを用いて、AP5との接続指示(「通信に使用する無線方式に対応する基地局を示す情報」の一例)を受信する。
従って、制御装置7は、サーバ6と端末2との通信経路(LTE網を経由する経路、WLANを経由する経路)を、端末2の位置及び時間に応じて動的に変更する(切り換える)ことができる。さらに、AP5(WLAN)の選択に当たっては、AP5の混雑度が考慮されるので、信頼性の向上した状態でWLANを使用することができる。
なお、制御装置7は、例えば、AP5の混雑度と端末2の現在位置とを監視し、端末2の現在位置に変更がなく、且つ混雑度が所定値N未満となった場合に、LTEからWLANに通信リンクを切り換えるようにしても良い。すなわち、端末2とサーバ6との通信中におけるWLANの通信状態の変化に応じて、端末2が通信に使用する基地局が制御装置7によって切り換えられるようにしても良い。
以上説明したように、実施形態4は、過去の通信実績情報に基づき、端末2の通信に使用する無線方式に対応する基地局が選択される点で、実施形態1〜3にて説明した作用効果と同様の作用効果を得ることができる。さらに、実施形態4によれば、AP5の混雑度を考慮して、WLAN(AP5)の使用・不使用が判定される。このため、端末2は、単に過去の通信実績がある場合よりも信頼性が向上した状態でAP5を用いた通信を行うことができる。
〔実施形態5〕
実施形態5では、ネットワーク側に制御装置7を配置し、端末2からの情報を用いて、制御装置7がLTE(eNB)とWLAN(AP5)のいずれを選択するかを判定する。但し、実施形態5では、端末2から受信される通信実績情報ではなく、DB8に蓄積された通信実績情報が判定に使用される点で、実施形態4と異なる。
図14は、実施形態5の動作例の説明図である。制御装置7は、端末2とサーバ6との通信にLTE網のリンクとWLANのリンクとのいずれを用いるかの判定を行う。実施形態5において、端末2及び制御装置7は以下のように動作する。
(1)端末2(無線端末の制御部)は、端末2自身の位置情報(「無線端末の位置に係る情報」の一例)を制御装置7にLTE網経由で(複数の無線方式の一つを用いて)送信する。実施形態5では、端末2は、過去の通信実績情報の送信は行わない。
(2)制御装置7は、端末2の位置情報と、制御装置7で取得した時間情報に対応する過去の通信実績情報をDB8から取得する。
(3)制御装置7は、通信実績情報に基づき、LTE網とWLANとのどちらを選択するかを判定する。
(4)制御装置7は、選択結果に従ってデータを送信する。制御装置7は、選択結果を、端末2に通知し、端末2(無線端末の制御部)は、選択結果(「通信に使用する無線方式に対応する基地局を示す情報」の一例)を受信する。
但し、実施形態5において、制御装置7が、DB8を有する制御装置7以外の装置(DBサーバと呼ぶ)に対し、位置及び時間情報を通知しても良い。この場合、DBサーバは、位置及び時間情報に対応する通信実績情報があるか否かに基づき、WLANとLTE網とのいずれを使用するかを判定する。DBサーバは、当該装置の判定結果を制御装置7に通知し、制御装置7は、判定結果に従った経路(WLANとLTE網との一方)でデータを送信する。WLANでデータを送信する場合には、制御装置7は、WLAN(AP5)への接続を端末2に促す。
実施形態5における端末2は、図2に示したハードウェア構成を有する。図15は、実施形態5における端末2の機能を示す。実施形態5では、端末2が時間情報取得部201を有しない点で、実施形態2(図7)と異なる。位置情報取得部202で取得された位置情報は、通信実績記憶部203を介してアプリケーション処理部204に供給される。アプリケーション処理部204は、位置情報を含む端末関連情報をLTE送受信部207へ供給し、LTE送受信部207は、端末関連情報をeNB3へ送信する。端末関連情報は、位置情報以外に、AP5のBSSIDやAP5のアドレス情報を含むことができる。
LTE送受信部207は、制御装置7からの指示を受信し、アプリケーション処理部204へ渡す。アプリケーション処理部204は、指示を通信方式選択部205に渡す。通信方式選択部205は、指示がWLANの使用(AP5との接続)を示す場合には、WLAN送受信部206の動作を制御して、AP5との接続を行う。
実施形態5における制御装置7は、図3に示したハードウェア構成を有する。図16は、実施形態5における制御装置7の機能を模式的に示す。時間情報取得部301,通信実績記憶部302,通信方式選択部303を有する点は、実施形態4と同じである。但し、実施形態4では、通信実績記憶部302が、端末2から供給される通信実績情報を取得する。
これに対し、実施形態5では、通信実績記憶部302は、端末2からの位置情報と、時間情報取得部301からの時間情報とに対応する通信実績情報をDB8から取得する。なお、実施形態5の通信実績記憶部302は、例えば、複数の端末2と通信を行い、各端末2の通信実績情報を収集(集計)してDB8に記憶する処理を行う。
通信方式選択部303は、DB8から取得された通信実績情報に基づいて、WLAN(AP5)とLTE網(eNB3)との一方を選択し、選択結果を端末2へ送る。また、通信方式選択部303は、端末2向けのデータ(サーバ6からのデータ)を選択結果に応じた通信経路(リンク)へ送信する。
図17は、実施形態5における制御装置7(のCPU71)の処理例を示すフローチャートである。図17に示す処理は、実施形態4の処理例(図13)における42の処理の代わりに、42A及び42Bの処理を行う点で、実施形態4と異なる。
42Aでは、制御装置7は、端末2の現在の位置の情報などを含む端末関連情報の送信を促す通知をLTE網経由で端末2に送り、端末2から、現在の位置の情報(無線端末の位置に係る情報)を含む端末関連情報を受信する。
42Bでは、制御装置7のCPU71(制御部)は、端末2からの位置情報と、制御装置7内で得た時間情報に対応する通信実績情報(無線端末の位置に係る過去の通信実績情報)をDB8から取得する。過去の通信実績情報の取得にあたり、少なくとも端末2からの位置情報(無線端末の位置に係る情報)が用いられる。43以降の処理は、実施形態4(図13)と同じであるので説明を省略する。
実施形態5は、実施形態4と同様に、制御装置7がネットワーク側に配置されていることで、端末2向けのデータを送信する通信経路(リンク)を、端末2の位置及びWLAN(AP5)の通信状況に応じて、LTE網からWLANに切り換えることができる。すなわち、実施形態5は、実施形態4と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明した実施形態1〜5における端末2によれば、通信環境に応じて無線端末である端末2が最適な信頼性のある無線方式で通信を行うことで、安定した通信品質を確保することができる。実施形態では、端末2は、WLANへ切り換えても或る程度の信頼性が確保できる場合に、LTE網からWLANへの切り替えを行う。これによって、LTE網を用いて実施されていた通信の品質が切り替えに伴い急激に低下するのを回避することができる。このとき、WLANの利用が無料、或いはWLANの利用コストがLTE網の利用コストより低い場合には、端末2のユーザは、通信サービスの享受に要するコストを低減することができる。
また、実施形態1〜3では、端末2が、自身が利用可能な(接続が許可された)AP5が発見された(AP5からの報知情報が受信された)ことを契機として自動的にWLANへの切り替えを試行する。このため、端末2のユーザは、特に意識することなく、信頼性の高い環境下において、WLANを利用することができる。
制御装置7が適用された実施形態4、5においては、制御装置7が端末2の通信を監視し、端末2の位置に対するWLANの状況を考慮して、LTE網とWLANとの切り換えを動的に実行することができる。これによっても、端末2では、WLANへの切り替えにより品質が急激に低下するのを回避でき、通信サービス享受に要するコスト低減を図ることができる。以上説明した実施形態の構成は、適宜組み合わせることができる。
上述した実施形態は、以下の付記を開示する。以下の付記は、適宜組み合わせることができる。
(付記1)複数の無線方式を使用可能な無線端末であって、
少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する制御部
を含む無線端末。(1)
(付記2)前記過去の通信実績情報を記憶したメモリをさらに含み、
前記制御部は、前記メモリから前記過去の通信実績情報を取得する
付記1に記載の無線端末。
(付記3)前記制御部は、前記複数の無線方式の一つを用いて、前記過去の通信実績情報を受信する
付記1に記載の無線端末。
(付記4)前記制御部は、前記複数の無線方式の一つを用いて、前記無線端末の位置に係る通信実績情報を送信するとともに、前記通信に使用する無線方式に対応する基地局を示す情報を受信する
付記1に記載の無線端末。
(付記5)前記制御部は、前記複数の無線方式の一つを用いて、前記無線端末の位置に係る情報を送信するとともに、前記通信に使用する無線方式に対応する基地局を示す情報を受信する
付記1に記載の無線端末。
(付記6)複数の無線方式を使用可能な無線端末と、
前記無線端末と通信し、少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、前記無線端末が通信に使用する無線方式に対応する基地局を示す情報を前記無線端末に送信する制御装置と、
を含む無線通信システム。(2)
(付記7)複数の無線方式を使用可能な無線端末と通信する制御装置であって、
少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、前記無線端末が通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択し、選択した基地局を示す情報を前記無線端末に送信する制御部
を含む制御装置。(3)
(付記8)前記制御部は、前記無線端末から、前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報を受信する
付記7に記載の制御装置。
(付記9)前記制御部は、前記無線端末から、前記無線端末の位置に係る情報を受信し、前記無線端末の位置に係る情報を少なくとも用いて前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報を取得する
付記7に記載の制御装置。
(付記10)前記制御部は、選択候補の基地局についての過去の通信実績情報があり、且つ前記選択候補の基地局に対する無線端末の接続数が所定範囲内であるときに、前記選択候補の基地局を選択する
付記7から9の何れか1項に記載の制御装置。(4)
(付記11)複数の無線方式を使用可能な無線端末が、
少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する
ことを含む無線端末の基地局選択方法。(5)
(付記12)複数の無線方式を使用可能な無線端末と通信する制御装置が、
少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、前記無線端末が通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択し、
選択した基地局を示す情報を前記無線端末に送信する
ことを含む制御装置の基地局選択方法。(6)
2・・・無線端末(移動局)
3・・・eNB(LTEの基地局)
4・・・アクセスポイント(AP:WLANの基地局)
7・・・制御装置
8・・・データベース

Claims (6)

  1. 複数の無線方式を使用可能な無線端末であって、
    少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する制御部
    を含む無線端末。
  2. 複数の無線方式を使用可能な無線端末と、
    前記無線端末と通信し、少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、前記無線端末が通信に使用する無線方式に対応する基地局を示す情報を前記無線端末に送信する制御装置と、
    を含む無線通信システム。
  3. 複数の無線方式を使用可能な無線端末と通信する制御装置であって、
    少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、前記無線端末が通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択し、選択した基地局を示す情報を前記無線端末に送信する制御部
    を含む制御装置。
  4. 前記制御部は、選択候補の基地局についての過去の通信実績情報があり、且つ前記選択候補の基地局に対する無線端末の接続数が所定範囲内であるときに、前記選択候補の基地局を、前記通信に使用する無線方式に対応する基地局として選択する
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 複数の無線方式を使用可能な無線端末が、
    少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択する
    ことを含む無線端末の基地局選択方法。
  6. 複数の無線方式を使用可能な無線端末と通信する制御装置が、
    少なくとも前記無線端末の位置に係る過去の通信実績情報に基づいて、前記無線端末が通信に使用する無線方式に対応する基地局を選択し、
    選択した基地局を示す情報を前記無線端末に送信する
    ことを含む制御装置の基地局選択方法。
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