JP2017044940A - データ生成装置、画像形成装置及びデータ生成方法 - Google Patents

データ生成装置、画像形成装置及びデータ生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷画像の識別性を損なうことなく、白色現像剤を節約することが可能なデータ生成装置、画像形成装置及びデータ生成方法を提供する。【解決手段】記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像を形成する第1の現像剤像作成部と、記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像を形成する第2の現像剤像作成部と、第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出部とを備えたデータ生成装置、前記第1の現像剤像と前記第2の現像剤像とを前記記録媒体上に形成する印刷部を備えた画像形成装置及び記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像作成工程と、記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像作成工程と、第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出工程とを備えたデータ生成方法。【選択図】図1

Description

本発明は、データ生成装置、画像形成装置及びデータ生成方法に関するものである。
従来のインクジェット方式のプリンタは、媒体の全面若しくは印刷画像全体の下地に白色現像剤を塗布することにより下地を形成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−038063号公報
しかしながら、従来技術では、色の薄い媒体、濃い印刷画像を媒体に印刷する等の場合においても、白色現像剤を均一に塗布するため、白色現像剤を無駄に使用してしまうといった問題があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、印刷画像の識別性を損なうことなく、白色現像剤を節約することが可能なデータ生成装置、画像形成装置及びデータ生成方法を提供することである。
上記課題を解決するために本発明に係るデータ生成装置は、記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像を形成する第1の現像剤像作成部と、前記記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像を形成する第2の現像剤像作成部と、前記第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき前記第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出部とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る画像形成装置は、記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像を形成する第1の現像剤像作成部と、前記記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像を形成する第2の現像剤像作成部と、前記第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき前記第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出部と、前記第1の現像剤像と前記第2の現像剤像とを前記記録媒体上に形成する印刷部とを備えることを特徴としている。
さらに、本発明に係るデータ生成方法は、記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像を形成する第1の現像剤像作成工程と、前記記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像を形成する第2の現像剤像作成工程と、前記第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき前記第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出工程とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、印刷画像の識別性を損なうことなく、白色現像剤を節約することが可能なデータ生成装置、画像形成装置及びデータ生成方法を提供することができる。
本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ1の概略構成図である。 プリンタ1及びプリンタ1に接続されたPC100の機能構成を説明するブロック図である。 プリンタ1におけるメイン処理を説明するフローチャートである。 図3のステップS110における下地作成処理を説明するフローチャートである。 図4のステップS204におけるグレースケール化処理を説明するフローチャートである。 白濃度値の算出に使用される係数を色紙の種類別に一覧にしたものである。 グレースケール値と白濃度値との関係をグラフに示したものである。 黒紙に濃度の異なる印刷画像を形成する場合、下地に適用する白濃度値の差異を図示化したものである。 所定濃度画像を色の異なる用紙に画像形成する場合、下地に使用する白濃度値の差異を図示したものである。 カラー画像におけるグレースケール値の算出過程を説明する図である。 カラー画像におけるグレースケール値の算出過程を説明する図である。 カラー画像におけるグレースケール値の算出過程を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ1の概略構成図である。本実施形態に係るプリンタ1は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ホワイト(W)の有色現像剤としての5色トナー対応の現像ユニットとしてのイメージドラムユニット4K、4Y、4M、4C、4W(4K〜4W、以下、IDユニットと称する)を備え、カラー印刷が可能な中間転写方式の画像形成装置である。
IDユニット4K〜4Wは、それぞれ現像剤像を形成するために設けられ、プリンタ1に対して着脱可能となるように構成されている。IDユニット4K〜4Wは、表面に静電潜像を形成する像担持体としての感光ドラム7K〜7Wと、当該感光ドラム7K〜7Wの表面を一様均一に帯電させる帯電ローラ8K〜8Wと、感光ドラム7K〜7Wの表面に形成された静電潜像を現像し、トナー像を形成する現像部としての現像ローラ9K〜9Wと、現像ローラ9K〜9Wにトナーを供給するとともに、当該トナーを摩擦帯電させる供給部としての供給ローラ10K〜10Wとを備える。
感光ドラム7K〜7Wは、導電性支持体と光導電層とによって構成され、例えば、導電性支持体としてのアルミニウム等の金属シャフトに光導電層としての電荷発生層、及び電荷輸送層が順次積層されて構成された有機感光体である。
帯電ローラ8K〜8Wは、例えば、金属シャフトと半導電性エピクロロヒドリンゴムとによって構成されている。帯電ローラ8K〜8Wは、感光ドラム7K〜7Wに対して所定の圧力をもって当接しており、後述する帯電電圧制御部342の指示に基づき図示せぬ高圧電源から印加された電圧に基づき、感光ドラム7K〜7Wの表面を一様均一に帯電させる。
現像ローラ9K〜9Wは、例えば、ステンレス等の金属シャフトの外周にカーボンブラックを分散させたウレタンゴムを配設し、その表面はイソシアネート処理が施されている。現像ローラ9K〜9Wは、感光ドラム7K〜7Wの表面に圧接するように配設され、感光ドラム7K〜7W上に形成された静電潜像にトナーを供給し、トナー像を現像する。
供給ローラ10K〜10Wは、ステンレス等の金属シャフトの外周に半導電性発泡シリコーンスポンジ層が配設されている。供給ローラ10K〜10Wは、現像ローラ9K〜9Wに対して所定の圧力をもって当接しており、摩擦帯電させたトナーを現像ローラ9K〜9Wに供給する。
ところで、感光ドラム7K〜7Wの直上には、感光ドラム7K〜7W表面に静電潜像を形成させる露光部としてのLEDヘッド6K〜6Wが設けられている。LEDヘッド6K〜6Wは、例えば、LED素子等の発光素子とレンズアレイとを有するLEDヘッドであり、画像データに基づきLED素子から出力される照射光が感光ドラム7K〜7Wの表面に結像する位置となるように配設されている。
なお、本実施形態においては、LEDヘッド6Wにおける光の照射量を変え、感光ドラム7W表面に形成される静電潜像を変更する下地の白トナー量を調整する形態として説明するが、これに限らず、帯電ローラ8W、現像ローラ9W、若しくは供給ローラ10Wの何れかに対する印加電圧を調整するものであってもよいし、これらを組み合わせる形態としてもかまわない。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12、ベルト従動ローラ13及び2次転写バックアップローラ14によって掛け渡され、駆動ローラ12の回転によって駆動する。このような中間転写ベルト11は、継目なしのエンドレス状に形成されており、高抵抗の半導電性プラスチックフィルムからなる。そして、中間転写ベルト11の上面部は、1次転写ローラ5K〜5WとIDユニット4K〜4Wとの間を移動可能に配置されている。
1次転写ローラ5K〜5Wは、感光ドラム7K〜7Wに対向して圧接するように配設されている。1次転写ローラ5K〜5Wは、図示せぬ転写電圧制御部の指示に基づき図示せぬ高圧電源から印加された電圧に基づき、感光ドラム7K〜7W表面で現像されたトナー像を中間転写ベルト11に1次転写する。
クリーニングブレード15は、中間転写ベルト11のベルト従動ローラ13に対向する位置に当接して配設されており、2次転写されずに中間転写ベルト11に残留する残留トナー等を掻き取る。クリーニングブレード15によって掻き落とされた残留トナー等は、クリーナー容器16に収容される。
2次転写ローラ21は、2次転写バックアップローラ14に対向して配設されている。2次転写ローラ21は、図示せぬ転写電圧制御部の指示に基づき図示せぬ高圧電源から印加された電圧に基づき、中間転写ベルト11に1次転写されたトナー像を記録媒体3に2次転写する。
記録媒体3としては、上質紙、コート紙、アート紙、再生紙等の各用紙を用いることができる。記録媒体3は給紙カセット2に積層した状態で収納され、給紙カセット2直上に設けられたホッピングローラ31により1枚ずつ搬送路32に繰り出される。搬送路32に繰り出された記録媒体3は、レジストローラ18、搬送ローラ19により所定のタイミングで中間転写ベルト11と2次転写ローラ21とで形成される2次転写点に搬送される。
定着器50は、ヒートローラ51と加圧ローラ52とを備える。ヒートローラ51は、例えば、アルミニウム等からなる中空円筒状の芯金にシリコーンゴムの耐熱弾性層を被覆し、その上にPFA(テトラフルオロエチレンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブを被服することによって形成されている。そして、その芯金内には、例えば、ハロゲンランプ等の図示せぬヒータが設けられている。加圧ローラ52は、例えば、アルミニウム等からなる芯金にシリコーンゴムの耐熱弾性層を被覆し、その上にPFAを被覆した構成であり、ヒートローラ51との間にニップ部が形成されるように配設されている。2次転写点においてトナー像が転写された記録媒体3が所定の温度に維持されたヒートローラ51と加圧ローラ52とから形成されるニップ部を通過することにより、記録媒体3上のトナーに熱、及び圧力が付与され、当該トナーは溶融し、トナー像が定着される。
トナー像が定着された記録媒体3は、駆動手段により駆動する搬送セパレータ33の選択動作によって、再搬送路34に搬送されるか、又は装置外に排出される。再搬送路34に搬送される場合、記録媒体3は再搬送ローラ35−1、35−2、35−3によって搬送され、搬送路32に合流する。一方、装置外に排出される場合、記録媒体3は排出ローラ36によって装置外に排出される。なお、書き出しセンサ37、排出センサ38は、記録媒体3の通過を検出するためのメカセンサであり、記録媒体3が通過する度に動作する。書き出しセンサ37又は排出センサ38から出力された検出信号は、例えば、画像形成開始タイミング又は搬送セパレータ33の駆動開始タイミング等に利用される。
図2は、プリンタ1及びプリンタ1に接続された情報処理装置としてのPC(Personal Computer)100の機能構成を説明するブロック図である。
PC100は、ユーザが画像を生成するためのアプリケーション101を搭載している。アプリケーション101は、所謂、文書作成ソフトや描画ソフトであり、ユーザが操作することにより、印刷に供するPC作成データを生成する。そして、ユーザが印刷開始の操作を実行すると、印刷を開始すべく、アプリケーション101はPC作成データをプリンタドライバ102に渡す。
プリンタドライバ102は、プリンタ1を駆動させるためのソフトウェアであり、アプリケーション101から取得したPC作成データをプリンタ1が解析可能な形式に変換する。具体的には、プリンタドライバ102は、アプリケーション101において生成されたビットマップ形式のPC作成データをPDL(Page Description Language:プリンタ記述言語)形式で表現されるスクリプト形式のPDLデータに変換する。また、プリンタドライバ102は、用紙色情報入力部103から入力された用紙色情報を当該PDLデータに付加する。
用紙色情報入力部103は、印刷物を出力させるユーザが、当該印刷物を受け取るユーザに関する情報を含む用紙色情報を入力するために使用される。例えば、用紙色情報入力部103の具体的態様としては、例えば、PC100に接続されたキーボード、マウス等を挙げることができる。用紙色情報入力部103に入力される用紙色情報は、記録媒体3たる用紙の色のことであり、以下では、「黒色・灰色・白色」の3種の何れかを選択可能とするが、選択なき場合には、「白色」が選択されているものとする。そして、用紙色情報入力部103に入力された用紙色情報は、プリンタドライバ102に渡される。プリンタドライバ102は、取得した用紙色情報をPDLデータの例えばヘッダ部分に付加し、データ送信部104に渡す。
データ送信部104は、出力ポート等のインタフェースを介してPDLデータをプリンタ1に送信する。
プリンタ1は、機能構成として、コントローラ制御部200と、プロセス制御部300と、オペレータパネル部400とを備える。
コントローラ制御部200は、データ受信部210と、ジョブ制御部220と、第1の現像剤像作成部としてのカラー画像作成部230と、下地作成部240と、記憶部250とを有する。
データ受信部210は、PC100から送信されたPDLデータを受信する。
ジョブ制御部220は、データ受信部210で受信されたPDLデータを、ジョブ単位で切り分け、プリンタジョブ言語の解析を行う。プリンタジョブ言語の代表的なものとしては、PJL(Printer Job Language)等がある。
ジョブ制御部220は、本実施形態で使用する印刷色設定をプリンタジョブ言語として取得する。ジョブ制御部220は、白色使用設定の指定コマンドがあった場合、白使用記憶部254に通知し、白色を使用する設定(白使用設定)を記憶させる。また、ジョブ制御部220は、白濃度値設定の指定コマンドがあった場合、白濃度値記憶部255に通知し、白濃度値(白濃度設定)を記憶させる。なお、白使用設定又は白濃度値設定は、プリンタジョブ言語として取得しなくとも、オペレータパネル部400が備える白使用設定部410、白濃度値設定部420を介してユーザから受け付けることにより白使用記憶部254及び白濃度値記憶部255に記憶させることもできる。また、プリンタ1は、これらの設定値を予め記憶する形態としてもよい。この場合、例えば、ジョブ制御部220は、設定値記憶部としてメモリ220aを備え、当該メモリ220aに白使用設定又は白濃度値設定を記憶させるものとする。これにより、ジョブ制御部220は、印刷データに白色使用設定又は白濃度値設定が含まれておらず、また、ユーザによりオペレータパネル部400を介して白色使用設定又は白濃度値設定が入力されない場合でも、メモリ220aに記憶された白色使用設定又は白濃度値設定を参照することで処理を継続して行うことができる。また、オペレータパネル部400を介してユーザからの入力を受け付けた場合に、メモリ220aに記憶されている設定値を変更(更新)可能となるようにジョブ制御部220を構成してもよい。さらに、ジョブ制御部220は、カラー画像作成部230に対して、1ジョブ分のPDLデータをカラー画像データに変換させるための指示を与える。この変換作業の際、PDLデータはページ単位で解析されることで、後述する印刷部330にて印刷可能なデータ形式に変換される。
カラー画像作成部230は、ジョブ制御部220からの指示に基づき、PDLデータを解析することで、第1の現像剤像としてのカラー画像データを作成する。作成されたカラー画像データは、オブジェクトごとに32Bitで構成され、同一のオブジェクトごとに描画されるべき各色の階調値が隣接したアドレスに配置される。本実施形態で使用される色空間は、例えば、CMYK色空間である。各オブジェクトのカラー画像データは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に階調値が並ぶ。すなわち、各色には8Bitずつ割り当てられ、各色の階調値は0〜255の256段階で表現される。そして、カラー画像作成部230は、1ジョブ分のカラー画像データを、ジョブ制御部220に渡す。ジョブ制御部220は取得したカラー画像データをカラー画像格納部251に格納させる。
下地作成部240は、グレースケール化部241と、グレースケール値及び用紙色に基づき、下地の白濃度値を算出する算出部としての白濃度値算出部242と、第2の現像剤像作成部としての白画像生成部243とを備え、ジョブ制御部220からの指示に基づき、カラー画像格納部251に格納されたカラー画像データを読み込み、下地用の第2の現像剤像としての白色イメージデータを作成する。
グレースケール化部241は、色データを有するカラー画像データを、明るさを示すグレースケール値に変換する濃度変換部である。なお、本実施形態においては、グレースケール値を、複数の画素を1つの塊とするオブジェクトごとに管理される値とする。例えば、グレースケール化部241は、カラー画像格納部251に格納されているカラー画像データから、各オブジェクトの色データとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各成分の階調値を読み込む。そして、グレースケール化部241は、読み込んだ階調値から、グレースケール値を算出する。そして、グレースケール化部241は、算出したグレースケール値を白濃度値算出部242に渡し、そのオブジェクトの位置する情報を白画像生成部243に渡す。
白濃度値算出部242は、グレースケール化部241にてオブジェクトごとに算出されたグレースケール値と用紙色で決定される係数の乗算で白濃度値を算出する。白濃度値の算出方法は後述する。白濃度値算出部242により算出された白濃度値は、白濃度値記憶部255に記載されるとともに白画像生成部243に渡される。
白画像生成部243は、白濃度値算出部242から取得した白濃度値をグレースケール化部241から取得したオブジェクト位置に設定することで、カラー画像データの下地を形成するための下地色イメージデータとしての白画像データを生成する。この白画像データは、2値化されたイメージデータである。そして、白画像生成部243は、生成した白画像データをジョブ制御部220に渡す。ジョブ制御部220は取得した白画像データを白画像格納部252に格納させる。
記憶部250は、カラー画像格納部251と、白画像格納部252と、用紙色情報記憶部253と、白使用記憶部254と、白濃度値記憶部255とを備える。
用紙色情報記憶部253は、PC100の用紙色情報入力部103を介して受け付けた記録媒体3たる印刷用紙の色に関する設定を記憶する。
白使用記憶部254は、下地色を使用するか否かを示す下地色使用設定としての白使用設定を記憶する。
白濃度値記憶部255は、下地色に使用する白濃度値を示す白濃度設定を記憶する。
プロセス制御部300は、コントローラ制御部200が作成した白画像データ及びカラー画像データに基づき、記録媒体3への画像形成を実行する。例えばプロセス制御部300は、記録媒体3に、白画像データで示される画像を、白色の色材(トナー)を用いて形成した後に、カラー画像データで示される画像を、各色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))の色材(トナー)を用いて形成する。このようなプロセス制御部300は、白画像階調変換部310と、カラー画像階調変換部320と、印刷部330とを備える。
白画像階調変換部310は、コントローラ制御部200が作成した白画像データを印刷部330が扱える出力解像度となるよう出力階調化を行う。
カラー画像階調変換部320は、コントローラ制御部200が作成したカラー画像データを印刷部330が扱える出力解像度となるよう出力階調化を行う。
印刷部330は、白画像階調変換部310で出力階調化された白画像データ及びカラー画像階調変換部320で出力階調化されたカラー画像データの印刷を実行する。
印刷濃度制御部340は、露光制御部341と、帯電電圧制御部342と、現像電圧制御部343と、供給電圧制御部344とを備える。
印刷濃度制御部340は、印刷部330において所定濃度での印刷が可能となるよう、白画像階調変換部310及びカラー画像階調変換部320から取得したデータに基づいて各部の出力を制御する。
露光制御部341は、LEDヘッド6K〜6Wの露光量を調整することにより、白画像データ及びカラー画像データの濃度を調整する。なお、露光制御部341は、下地部分での白画像データの濃度調整を含めて調整を行う。
帯電電圧制御部342は、帯電ローラ8K〜8Wに対する図示せぬ高圧電源からの印加電圧を調整することにより、白画像データ及びカラー画像データの濃度を調整する。
現像電圧制御部343は、現像ローラ9K〜9Wに対する図示せぬ高圧電源からの印加電圧を調整することにより、白画像データ及びカラー画像データの濃度を調整する。
供給電圧制御部344は、供給ローラ10K〜10Wに対する図示せぬ高圧電源からの印加電圧を調整することにより、白画像データ及びカラー画像データの濃度を調整する。
オペレータパネル部400は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置や、タッチパネル等の入力装置等を備え、装置情報をユーザに対して表示するとともに、ユーザからの設定入力を受け付ける。このようなオペレータパネル部400は、前述した白使用設定部410と白濃度値設定部420とを備える。
白使用設定部410は、ユーザからの下地色としの白色の使用の設定の入力を受け付け、受け付けた設定を白使用記憶部254に記憶させる。
白濃度値設定部420は、ユーザからの下地の濃度値としての白濃度値の設定の入力を受け付け、受け付けた設定を白濃度値記憶部255に記憶させる。
次に、本実施形態に係るプリンタ1の動作について説明する。図3は、プリンタ1におけるメイン処理を説明するフローチャートである。
まず、ステップS101において、データ受信部210は、印刷データたるPDLデータを受信する。PDLデータは、PC100から送信されたものである。そして、データ受信部210は、受信したPDLデータをジョブ制御部220に渡す。
ジョブ制御部220は、取得したPDLデータ内に用紙色が色紙か否かを確認する。具体的には、ジョブ制御部220は、PDLデータに含まれているプリンタジョブ言語を解析して、色紙使用の有無(プリンタドライバ102による色紙選択有無)を確認する。そして、色紙使用の場合(ステップS102 Yes)、ジョブ制御部220による処理はステップS103に移行する。一方、白紙使用の場合(ステップS102 No)、ジョブ制御部220による処理はステップS105に移行する。
ステップS103において、ジョブ制御部220は、用紙色情報記憶部253に記憶されている所定色の設定値を読み出すための指示を与える。この設定値は、下地の白濃度値を計算するために使用されるが、当該設定値については、後述する。
次に、ジョブ制御部220は白使用記憶部254に対して白使用指示、すなわち下地形成指示を通知する。通知を受けた白使用記憶部254は、白色を使用する白使用設定を記憶する(ステップS104)。
なお、白使用設定は、印刷ジョブごとの設定情報として、印刷データたるPDLデータに含めることができるようになっている。但し、PDLデータに含まれるプリンタジョブ言語にそれらを意味するコマンドが無くとも、前述したように、メモリ220aに装置設定として予め保持させることも可能であるし、又はユーザがオペレータパネル部400を介して設定することができる。
ステップS105において、ジョブ制御部220は、取得したPDLデータをカラー画像作成部230に渡し、編集処理を開始させる。カラー画像作成部230は、ページ記述言語を解析し、ページごとの図形情報、文字情報及びイメージ情報等の編集処理を開始し、1ページ分の編集処理を実行する(ステップS106)。
そして、カラー画像作成部230は、編集後の情報に基づいたカラー画像データを作成する(ステップS107)。なお、作成結果としての、カラー画像データは、色空間としてCMYKカラーモデルで表現された、256階調のイメージデータである。256階調を持つイメージデータの1画素は、1Byte(8Bit)で表現される。さらに、CMYKカラーモデルの場合は、1画素のBit数が4倍となり、1画素は4Bite(32Bit)で表現される。ここで、通常色イメージデータの1画素は、上述したように、32Bitパック形式となるため、同じ画素における各色の階調値は、隣接したアドレスに配置される。なお、グレースケール化部241は、カラー画像データの各画素の画素値からグレースケール値を算出する。また、下地作成部240は、グレースケール化部241で算出されたグレースケール値から白画像データを作成する。そして、カラー画像作成部20はカラー画像データの作成が完了すると、ジョブ制御部220に作成したカラー画像データを渡す。
ジョブ制御部220は、カラー画像作成部230から取得したカラー画像データをカラー画像格納部251に格納させる(ステップS108)。
次に、ジョブ制御部220は、用紙色情報記憶部253に記憶されている所定色の設定値を取得し、下地の白色印刷可否の判定を行う。取得した所定色の設定値が白色を示す、すなわち、下地作成指示であった場合(ステップS109 Yes)、ジョブ制御部220はその旨を下地作成部240に通知する。通知を受けた下地作成部240は、白色処理を実行し、白画像データを作成する(ステップS110)。なお、下地作成部240による下地作成処理については後述する。一方、取得した所定色の設定値が白色を示すものでない場合(ステップS109 No)、ジョブ制御部220による処理はステップS111に移行する。
ステップS111において、ジョブ制御部220はカラー画像格納部251に格納されているカラー画像データをプロセス制御部300に渡して画像形成を実行させる。例えば、プロセス制御部300では、カラー画像階調変換部141が取得したカラー画像データを出力階調に階調変換する。そして、カラー画像階調変換部141は、階調変換したカラー画像データを印刷部330に渡す。
ここで、印刷部330は、下地作成指示があり(ステップ109 Yes)、下地作成処理が行われている場合は、階調変換された白画像データと階調変換されたカラー画像データとに基づいて、記録媒体3への印刷を実行する。一方、印刷部330は、下地作成指示がなく(ステップS109 No)、下地作成処理が行われていない場合は、階調変換されたカラー画像データに基づいて、記録媒体3への印刷を実行する。
ジョブ制御部220は、カラー画像作成部230による編集処理が全てのページで終了したか否かを判断する。全てのページについて編集処理が終了した場合(ステップS112 Yes)、一連の処理を終了する。一方、全てのページについて編集処理が終了していない場合(ステップS112 No)、換言すると、下地作成部240による編集処理が終了していないページがある場合、ジョブ制御部220による処理はステップS106に戻る。
図4は、図3のステップS110における下地作成処理を説明するフローチャートである。
まず、ジョブ制御部220は、下地作成部240にカラー画像データの格納先を通知する(ステップS201)。なお、この際、ジョブ制御部220は、カラー画像データの画素配置(例えば、縦横のそれぞれの画素数)と同様の画素配置となる、白画像のテンプレートを作成し、下地作成部240に渡すものとする。
下地作成部240内のグレースケール化部241は、図3のステップS103における読出指示を受け、下地に使用する白トナーの濃度値を計算するための係数(傾き:A、切片:B)を取得する(ステップS202)。
そして、グレースケール化部241は、カラー画像格納部251において、ジョブ制御部220から通知された格納先に格納されているカラー画像データから、オブジェクト単位で画素値を取得する。前述したように、1画素分の画素値は、32Bitパック形式にて表現されている。従って、ステップS202では、グレースケール化部241は、32Bitパック形式の画素情報から、各色(ここでは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の階調値をそれぞれ8Bitで抽出する(ステップ203)。
次に、グレースケール化部241は、グレースケール化処理を実行する(ステップS204)。なお、グレースケール化処理は、取得された画素値をそれぞれグレースケール値に変換する処理である。また、グレースケール化部241は、画素値を取得した画素位置を示す情報と、当該画素値から変換されたグレースケール値を白濃度値算出部242に渡す。なお、グレースケール化処理については後述する。
白濃度値算出部242は、グレースケール化処理にて算出されたグレースケール値(X)を取得し(ステップS205)、ステップS202で取得した係数A、B及びステップS205で取得したグレースケール値(X)から白濃度値D[%]を算出する(ステップS206)。なお、白濃度値D[%]の算出方法については後述する。
そして、下地作成部240は、カラー画像データの全てのオブジェクトについて、グレースケール化処理が完了したか否かを判断する。全てのオブジェクトについてグレースケール化処理が完了した場合(ステップS207 Yes)、下地作成部240による処理は、ステップS208に移行する。一方、全てのオブジェクトについてグレースケール化処理が完了していない場合(ステップS207 No)、換言すると、グレースケール化処理が完了していないオブジェクトが存在する場合、下地作成部240による処理はステップS203に戻る。ここで、処理がステップS203に戻った場合、グレースケール化部241は、グレースケール化処理を未だ行っていないオブジェクトの画素値を取得する。
ステップS208において、下地作成部240は、生成された白画像データをジョブ制御部220に渡す。ジョブ制御部220は、当該白画像データを白画像格納部252に格納させるとともに、プロセス制御部300に渡し、画像形成を行わせる。例えば、プロセス制御部300では、白画像階調変換部310が取得した白画像データを出力階調に階調変換する(ステップS209)。そして、白画像階調変換部310は、階調変換した白画像データを印刷部330に渡す。なお、印刷部330は、図3のステップS111において、カラー画像データと白画像データとが揃ったところで印刷を開始する。
図5は、図4のステップS204におけるグレースケール化処理を説明するフローチャートである。
グレースケール化部241は、図4のステップS203で抽出した画素のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの階調値をオブジェクト単位で平均化し、それぞれの階調値をシアン平均階調値、マゼンタ平均階調値、イエロー平均階調値、及びブラック平均階調値と定義する(ステップS301)。
グレースケール化部241は、ステップS301で定義したシアン平均階調と予め設定されたシアンのグレースケール化係数値とを乗算し、シアンのグレースケール値を算出する(ステップS302)。
グレースケール化部241は、ステップS301で定義したマゼンタ平均階調と予め設定されたマゼンタのグレースケール化係数値とを乗算し、マゼンタのグレースケール値を算出する(ステップS303)。
グレースケール化部241は、ステップS301で定義したイエロー平均階調と予め設定されたイエローのグレースケール化係数値とを乗算し、イエローのグレースケール値を算出する(ステップS304)。
次に、グレースケール化部241は、ステップS302で算出したシアンのグレースケール値と、ステップS303で算出したマゼンタのグレースケール値と、ステップS304で算出したイエローのグレースケール値と、ステップS301で定義したブラック平均階調値との和でグレースケール値を算出する。そして、グレースケール化部241は、算出したグレースケール値及び当該グレースケール値を算出する際に用いた画素値が取得された画素位置を示す情報を白濃度値記憶部255に記憶させる(ステップS305)。なお、グレースケール値の詳細な算出方法は後述する。
図6は白濃度値の算出に使用される係数を色紙の種類別に一覧にしたものである。前述したように、係数には傾きA[%/レベル]と切片B[%]との2種類があり、これらの係数は、色紙の下地に使用される白濃度値を計算する際に適用される係数であり、色紙の種類別に用紙色情報記憶部253に予め記憶されるものとする。ここで、用紙として「白紙」が選択された場合には、下地に白を使用しない(A=0、B=0)係数である一方で、用紙として「黒色紙」、「灰色紙」が選択された場合には、下地に白色を使用する係数とする。本発明では、所定の印刷画像を色紙に印刷する場合、濃い色紙ほど、下地の白濃度値を濃くする思想とするため、係数A、Bは共に「黒色紙」>「灰色紙」となるような値となっている。
図7は、グレースケール値と白濃度値との関係をグラフに示したものである。図7に示されるように、白濃度値Yは傾き−A、切片B、グレースケール値(X)とする直線グラフで表される。ここで、傾き−A、切片Bは、図6で示した値が適用されるものとする。また、本発明では、所定の印刷画像を色紙に印刷する場合、印刷画像の濃度が薄いほど、下地の白濃度値を濃くする思想となっている。例えば、印刷画像の濃度が限りなく薄いと(X=0)、下地に使用する白濃度値が最大(A[%])となり、印刷画像の濃度が限りなく濃いと(X=255)、下地に白濃度値を適用しない。
図8は、黒紙に濃度の異なる印刷画像(オブジェクト1〜3)を形成する場合、下地に適用する白濃度値の差異を図示化したものである。ここで、記録媒体3たる用紙は黒紙であるため、白濃度値を計算するための係数(A、B)は、用紙色情報記憶部253から図6で示した係数が読出される。
A[%/レベル]=B/255=0.392[%/レベル], B[%]=100[%]
(1) オブジェクト1を黒紙に印刷する場合、形成される印刷画像(印刷画像1)の下地の白濃度値は以下の通りに計算される。
オブジェクト1のグレースケール値(X)は、後述する図10の値が参照される。
グレースケール値(X):8
下地の白濃度値(D) :D=−0.392×8+100=96.9[%]
(2) オブジェクト2を黒紙に印刷する場合、形成される印刷画像(印刷画像2)の下地の白濃度値は以下の通りに計算される。
オブジェクト2のグレースケール値(X)は、後述する図11の値が参照される。
グレースケール値(X):26
下地の白濃度値(D) :D=−0.392×26+100=89.8[%]
(3) オブジェクト3を黒紙に印刷する場合、形成される印刷画像(印刷画像3)の下地の白濃度値は以下の通りに計算される。
オブジェクト3のグレースケール値(X)は、後述する図12の値が参照される。
グレースケール値(X):226
下地の白濃度値(D) :D=−0.392×226+100=11.4[%]
図9は、所定濃度画像(オブジェクト1)を色の異なる用紙(黒紙、灰色紙、白紙)に画像形成する場合、下地に使用する白濃度値の差異を図示したものである。
(4) オブジェクト1を灰色紙に印刷する場合、形成される印刷画像(印刷画像4)の下地の白濃度値は以下の通りに計算される。
なお、記録媒体3たる用紙は灰色紙であるため、白濃度値を計算するための係数(A、B)は、用紙色情報記憶部253から図6で示した係数が読出される。
A[%/レベル]=B/255=0.196[%/レベル], B[%]=50[%]
オブジェクト1のグレースケール値(X)は、後述する図10の値が参照される。
グレースケール値(X):8
下地の白濃度値(D) :D=−0.196×8+50=48.4[%]
(5) オブジェクト1を白紙に印刷する場合、形成される印刷画像(印刷画像5)の下地の白濃度値は以下の通りに計算される。
なお、記録媒体3たる用紙は白紙であるため、白濃度値を計算するための係数(A、B)は、用紙色情報記憶部253から図6で示した係数が読出される。
オブジェクト1のグレースケール値(X)は、後述する図10の値が参照される。
グレースケール値(X):8
下地の白濃度値(D) :D=0×8+0=0[%]
図10、図11及び図12は、カラー画像(オブジェクト1〜3)におけるグレースケール値の算出過程を図示したものである。
カラー画像(オブジェクト1〜3)は、図8で示した濃度違いのカラー画像を使用する。
グレースケール値の算出に当たっては、下記式を使用する。
GV=CV×CC+MV×MC+YV×YC+KV
ただし、GVはグレースケール値である。CVはシアンの階調値、CCはシアンのグレースケール化係数値であり、ここでは「0.2988」である。MVはマゼンタの階調値、MCはマゼンタのグレースケール化係数値であり、ここでは「0.5868」である。YVはイエローの階調値、YCはイエローのグレースケール化係数値であり、ここでは「0.1144」である。KVはブラックの階調値である。
シアン、マゼンタ及びイエローのグレースケール化係数値は、NTSC系加重平均法で使用される数値である。なお、これらのグレースケール化係数値は、重み付け係数値であり、各色のトナー特性を加味して変更してもよい。なお、本実施形態では、上記式によりグレースケール値を算出する形態について説明しているが、他の方法でグレースケール値を算出する形態としてもよい。この場合、例えば、単純平均法、中間値法又はHDTV係数による加重平均と補正法でグレースケール値を算出することができる。
なお、上記式を適用したオブジェクト1〜3のグレースケール値の計算例は下記の通りである。
オブジェクト1
GV=0.2988×0.1×255≒8
オブジェクト2
GV=0.2988×1×255+0.5868×1×255≒226
オブジェクト3
GV=0.2988×0.1×255+0.5868×0.1×255+0.1144×0.1×255≒26
以上のように、本実施形態によれば、媒体の情報及び印刷画像の濃度に応じて、下地を形成する白トナー量(白濃度値)を変えて印刷を行うため、印刷画像の識別性を損なうことなく、白トナーを節約することができる。
本実施形態の説明においては、記録媒体の色を基準にした場合について記載したが、記録媒体の色に限らず光学濃度(OD値)等の濃度値や表面の粗さ等の形状によって各々の現像剤量を変更してもよい。また、スキャナ等を介して取得した記録媒体の情報に応じて各々の現像剤の量を変更する形態としてもかまわない。
また、本実施形態に係る下地の白濃度値制御は、処理速度やLEDヘッド露光制御の制約により、複数画素の平均を取ったオブジェクト単位で行っているが、画素単位で制御してもよい。
1 プリンタ
2 給紙カセット
3 記録媒体
4K〜4W イメージドラムユニット
5K〜5W 1次転写ローラ
6K〜6W LEDヘッド
7K〜7W 感光ドラム
8K〜8W 帯電ローラ
9K〜9W 現像ローラ
10K〜10W 供給ローラ
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 ベルト従動ローラ
14 2次転写バックアップローラ
15 クリーニングブレード
16 クリーナー容器
18 レジストローラ
19 搬送ローラ
21 2次転写ローラ
32 搬送路
33 搬送セパレータ
34 再搬送路
35−1、35−2、35−3 再搬送ローラ
36 排出ローラ
37 書き出しセンサ
38 排出センサ
50 定着器
51 ヒートローラ
52 加圧ローラ
100 PC
101 アプリケーション
102 プリンタドライバ
103 用紙色情報入力部
104 データ送信部
200 コントローラ制御部
210 データ受信部
220 ジョブ制御部
230 カラー画像作成部
240 下地作成部
241 グレースケール化部
242 白濃度値算出部
243 白画像生成部
250 記憶部
251 カラー画像格納部
252 白画像格納部
253 用紙色情報記憶部
254 白使用記憶部
255 白濃度値記憶部
300 プロセス制御部
310 白画像階調変換部
320 カラー画像階調変換部
330 印刷部
340 印刷濃度制御部
341 露光制御部
342 帯電電圧制御部
343 現像電圧制御部
344 供給電圧制御部
400 オペレータパネル部
410 白使用設定部
420 白濃度値設定部

Claims (15)

  1. 記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像を形成する第1の現像剤像作成部と、
    前記記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像を形成する第2の現像剤像作成部と、
    前記第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき前記第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出部とを備えること
    を特徴とするデータ生成装置。
  2. 前記算出部は、前記記録媒体の種類に応じて前記第2の現像剤量を決定すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ生成装置。
  3. 前記算出部は、前記記録媒体の種類に応じて予め設定された濃度係数を用いて前記第2の現像剤量を決定すること
    を特徴とする請求項2に記載のデータ生成装置。
  4. 前記算出部は、前記第1の現像剤像から得られたグレースケール値と前記濃度係数とを用いて前記第2の現像剤量を決定すること
    を特徴とする請求項3に記載のデータ生成装置。
  5. 前記記録媒体の種類は色に基づき分類されたものであること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載のデータ生成装置。
  6. 前記第2の現像剤像は前記第1の現像剤像よりも明度が高いこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のデータ生成装置。
  7. 前記第2の現像剤は白色であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のデータ生成装置。
  8. 記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像を形成する第1の現像剤像作成部と、
    前記記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像を形成する第2の現像剤像作成部と、
    前記第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき前記第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出部と、
    前記第1の現像剤像と前記第2の現像剤像とを前記記録媒体上に形成する印刷部とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 前記算出部は、前記記録媒体の種類に応じて前記第2の現像剤量を決定すること
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記算出部は、前記記録媒体の種類に応じて予め設定された濃度係数を用いて前記第2の現像剤量を決定すること
    を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記算出部は、前記第1の現像剤像から得られたグレースケール値と前記濃度係数とを用いて前記第2の現像剤量を決定すること
    を特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記記録媒体の種類は色に基づき分類されたものであること
    を特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第2の現像剤像は前記第1の現像剤像よりも明度が高いこと
    を特徴とする請求項8乃至請求項12の何れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2の現像剤は白色であること
    を特徴とする請求項8乃至請求項13の何れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 記録媒体上に転載される画像形成のための第1の現像剤像を形成する第1の現像剤像作成工程と、
    前記記録媒体上における下地形成のための第2の現像剤像を形成する第2の現像剤像作成工程と、
    前記第1の現像剤像に用いられる第1の現像剤量に基づき前記第2の現像剤像に用いられる第2の現像剤量を決定する算出工程とを備えること
    を特徴とするデータ生成方法。
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