JP2017042778A - 溶接方法 - Google Patents

溶接方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017042778A
JP2017042778A JP2015166231A JP2015166231A JP2017042778A JP 2017042778 A JP2017042778 A JP 2017042778A JP 2015166231 A JP2015166231 A JP 2015166231A JP 2015166231 A JP2015166231 A JP 2015166231A JP 2017042778 A JP2017042778 A JP 2017042778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
welding
wire
welding method
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015166231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6637272B2 (ja
Inventor
塩崎 秀男
Hideo Shiozaki
秀男 塩崎
恵良 哲生
Tetsuo Era
哲生 恵良
勇人 馬塲
Hayato Baba
勇人 馬塲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2015166231A priority Critical patent/JP6637272B2/ja
Priority to US15/753,956 priority patent/US10710187B2/en
Priority to PCT/JP2016/074690 priority patent/WO2017033978A1/ja
Priority to CN201680049906.XA priority patent/CN107949451B/zh
Priority to KR1020187005542A priority patent/KR102490672B1/ko
Priority to EP16839325.4A priority patent/EP3342523B1/en
Publication of JP2017042778A publication Critical patent/JP2017042778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6637272B2 publication Critical patent/JP6637272B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

【課題】GMA溶接によって突合せ溶接における貫通溶接を達成することにより、溶接の作業効率向上を可能とする溶接方法を提供する。【解決手段】溶接方法は、第1母材50および第2母材60を準備する工程と、第1母材50の第1端面と第2母材60の第2端面とが対向するように、第1母材50および第2母材60を配置する工程と、第1端面と第2端面とが接合されるように第1母材50と第2母材60とをGMA溶接により溶接する工程と、を備える。第1母材50と第2母材60とを溶接する工程では、溶接ワイヤ15が溶融領域12に取り囲まれる領域にまで侵入した状態でアーク11が形成されることで、溶融領域12が第1母材50および第2母材60を厚み方向に貫通するように形成される。【選択図】図3

Description

本発明は溶接方法に関するものである。
一対の母材の端面同士が対向するように配置された状態で端面同士が接合されるように溶接される突合せ溶接においては、溶接による溶融領域が母材を厚み方向に貫通するように形成されることで(貫通溶接)、溶接の作業効率を向上させることができる。貫通溶接の達成には、サブマージアーク溶接の採用が有効である。サブマージアーク溶接を採用した突合せ溶接において、溶接部の品質向上等を達成するための方策が提案されている(たとえば、特許文献1および2参照)。
特開2010−221298号公報 特開2007−260692号公報
しかし、サブマージアーク溶接においては、粒状のフラックスを溶接部に供給する必要がある。そのため、サブマージアーク溶接においては、溶接の姿勢が制限される。また、サブマージアーク溶接においては、溶接装置が大型化する傾向にある。
サブマージアーク溶接は、貫通溶接の達成が容易である反面、上記のようなデメリットも存在する。そこで、本発明は、GMA(Gas Metal Arc)溶接によって突合せ溶接における貫通溶接を達成することにより、溶接の作業効率向上を可能とする溶接方法を提供することを目的とする。
本発明に従った溶接方法は、第1母材および第2母材を準備する工程と、第1母材の第1端面と第2母材の第2端面とが対向するように、第1母材および第2母材を配置する工程と、第1端面と第2端面とが接合されるように第1母材と第2母材とを溶接する工程と、を備える。第1母材と第2母材とを溶接する工程では、溶接ワイヤと第1母材および第2母材との間にアークが形成され、アークの熱により第1母材および第2母材に溶融領域が形成されることで第1母材と第2母材とが溶接される。第1母材と第2母材とを溶接する工程では、溶接ワイヤが溶融領域に取り囲まれる領域にまで侵入した状態でアークが形成されることで、溶融領域が第1母材および第2母材を厚み方向に貫通するように形成される。
本発明者らは、GMA溶接により貫通溶接を達成する方策について検討を行った。その結果、溶接ワイヤが溶融領域に取り囲まれる領域にまで侵入した状態でアークが形成される状態(埋もれアーク状態)を維持しつつ溶接を実施することにより、貫通溶接を達成可能であることを見出した。
本発明の溶接方法においては、溶接ワイヤが溶融領域に取り囲まれる領域にまで侵入した状態でアークが形成されることで、溶融領域が第1母材および第2母材を厚み方向に貫通するように形成される。そのため、本発明の溶接方法によれば、GMA溶接によって突合せ溶接における貫通溶接を達成することにより、溶接の作業効率を向上させることができる。
上記溶接方法においては、第1母材と第2母材とを溶接する工程において、溶接ワイヤの送給速度は30m/min以上であってもよい。このようにすることにより、埋もれアーク状態を維持することが容易となる。なお、溶接ワイヤの送給速度が60m/minを超えると、溶摘の移行状態がローテーティング移行となるおそれがある。その結果、溶け込みが浅くなり、貫通溶接の達成が難しくなるおそれがある。そのため、溶接ワイヤの送給速度は60m/min以下としてもよい。また、溶け込みが浅くなることをより確実に回避する観点から、溶接ワイヤの送給速度は50m/min以下としてもよい。
上記溶接方法において、第1母材および第2母材を準備する工程では、厚みが10mm以上30mm以下の第1母材および第2母材が準備されてもよい。GMA溶接による貫通溶接の達成は、厚み10mm以上の母材において、作業効率向上の観点から特に有効である。一方、母材の厚みが30mmを超えると、貫通溶接の達成が難しくなるおそれがある。そのため、第1母材および第2母材の厚みは10mm以上30mm以下とされてもよい。
上記溶接方法において、第1母材と第2母材とを溶接する工程では、開先の形成されていない第1母材と第2母材とが溶接されてもよい。
本発明の溶接方法によれば、開先の形成されていない母材の溶接も可能である。開先が形成された場合、溶接時に開先が形成された領域を充填する必要がある。そのため、たとえば溶接部に供給される溶加材の量が増える等の理由により母材の歪みが大きくなるおそれがある。本発明の溶接方法により開先の形成されていない母材を溶接することにより、このような問題の発生を抑制することができる。
上記溶接方法において、第1母材と第2母材とを溶接する工程では、100Aの電流増加に対する電圧低下が10V以上40V以下の状態で第1母材と第2母材とが溶接されてもよい。
溶接時において電源の外部特性(出力特性)をこのように設定することにより、埋もれアーク状態を維持することが容易となる。これは、以下のような理由によるものと考えられる。上記電圧低下が10V未満の場合、外乱要因によるアーク長の変動に対して電圧の変動が小さく、電流が大きく変動する。その結果、溶融領域が大きく搖動して、埋もれアークの状態を維持することが難しくなる。上記電圧低下を10V以上とすることにより、溶融領域の搖動が抑制され、埋もれアーク状態を維持することが容易となる。
また、外乱要因によってアーク長が短くなった場合、電流値が増加して溶接ワイヤの溶融速度が増大し、アーク長が長くなる。一方、外乱要因によってアーク長が長くなった場合、電流値が減少して溶接ワイヤの溶融速度が低下し、アーク長が短くなる(アーク長の自己制御作用)。上記電圧低下が40Vを超える場合、外乱要因によるアーク長の変動に対して電流の変動が小さいため、上記アーク長の自己制御作用が小さくなる。その結果、埋もれアークの状態を維持することが難しくなる。上記電圧低下を40V以下とすることにより、上記アーク長の自己制御作用が維持され、埋もれアーク状態を維持することが容易となる。
上記溶接方法において、上記電圧低下は15V以上であってもよい。このようにすることにより、溶融領域の搖動がより抑制され、埋もれアーク状態を維持することが一層容易となる。
上記溶接方法において、上記電圧低下は25V以下であってもよい。このようにすることにより、アーク長の自己制御作用がより確実に維持され、埋もれアーク状態を維持することが一層容易となる。
上記溶接方法において、上記溶接ワイヤはソリッドワイヤであってもよい。本発明の溶接方法では、ソリッドワイヤの採用は好適である。
上記溶接方法において、溶接ワイヤの直径は1.2mm以上1.6mm以下であってもよい。これにより、溶接時に埋もれアーク状態を維持することが容易となる。
以上の説明から明らかなように、本発明の溶接方法によれば、GMA溶接によって突合せ溶接における貫通溶接を達成することにより、溶接の作業効率向上を可能とする溶接方法を提供することができる。
溶接の手順の概略を示すフローチャートである。 実施の形態1における溶接方法を説明するための概略図である。 実施の形態1における溶接方法を説明するための概略図である。 実施の形態2における溶接方法を説明するための概略図である。 実施の形態2における溶接方法を説明するための概略図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1における溶接方法について説明する。図1を参照して、実施の形態1の溶接方法においては、まず工程(S10)として母材準備工程が実施される。この工程(S10)では、溶接により接合されるべき一対の母材が準備される。具体的には、図2を参照して、第1母材50および第2母材60が準備される。第1母材50および第2母材60は、たとえば軟鋼、機械構造用炭素鋼、機械構造用合金鋼などの鋼からなる鋼板である。鋼板の厚みは、たとえば10mm以上30mm以下である。
次に、工程(S20)として母材配置工程が実施される。この工程(S20)では、図2を参照して、工程(S10)において準備された第1母材50および第2母材60が溶接装置100にセットされる。溶接装置100は、トーチ19と、電源30と、ワイヤ送給装置29とを備えている。トーチ19は、コンタクトチップ17と、コンタクトチップ17を取り囲む中空円筒形状を有するノズル18とを含む。コンタクトチップ17は、銅合金などの導電性を有する材料(金属)からなっている。コンタクトチップ17は、溶加材である溶接ワイヤ15に接触しつつ、溶接ワイヤ15を案内する。すなわち、溶接ワイヤ15とコンタクトチップ17とは電気的に接続されている。溶接ワイヤ15は、消耗電極として機能する。本実施の形態において、溶接ワイヤ15はソリッドワイヤである。溶接ワイヤ15の直径は、たとえば1.2mm以上1.6mm以下である。
ノズル18は、コンタクトチップ17との間にシールドガスを流す流路を形成する。溶接ワイヤ15は、ノズル18の中央軸を含む領域に位置する。ワイヤ送給装置29は、溶接ワイヤ15をノズル18内へと送給する。電源30は、配線34を介してコンタクトチップ17に電気的に接続されている。電源30は、配線64を介して第2母材60に電気的に接続される。
第1母材50は、一方の主表面52と、他方の主表面53と、第1端面51とを有する。第2母材60は、一方の主表面62と、他方の主表面63と、第2端面61とを有する。第1端面51と第2端面61とが対向するように、第1母材50および第2母材60は配置される。第1端面51と第2端面61とが接触するように、第1母材50および第2母材60は配置される。第1母材50および第2母材60には開先は形成されていない。すなわち、第1端面51と第2端面61とは、厚み方向の全域にわたって平行となっている。
次に、工程(S30)として溶接工程が実施される。この工程(S30)では、工程(S20)において配置された第1母材50と第2母材60とがGMA溶接により溶接される。具体的には、図3を参照して、ワイヤ送給装置29により溶接ワイヤ15が送給されつつ、電源30により第1母材50および第2母材60と溶接ワイヤ15との間に電圧が印加されると、溶接ワイヤ15と第1母材50および第2母材60との間にアーク11が形成される。このとき、たとえば炭酸ガス等のシールドガスがノズル18内に供給されて、コンタクトチップ17とノズル18の内周面との間の空間を流れる。そして、ノズル18の出口からシールドガスが矢印Gに沿って吐出され、アーク11と外気とが遮断される。このようにして形成されたアーク11の熱により第1母材および第2母材に溶融領域12が形成される。
このとき、溶接ワイヤ15が溶融領域12に取り囲まれる領域にまで侵入した状態(埋もれアーク状態)でアーク11が形成されることで、溶融領域12が第1母材50および第2母材60を厚み方向に貫通するように形成される。すなわち、第1母材50の一方の主表面52および第2母材60の一方の主表面62の側から侵入した溶接ワイヤ15の先端15Aが溶融領域12に取り囲まれる領域内に位置する状態で、アーク11が形成される。溶融領域12は、第1母材50の他方の主表面53および第2母材60の他方の主表面63において露出する。
第1母材50および第2母材60に対してトーチ19が相対的に移動することにより、溶融領域12が形成される領域が移動する。先に形成された溶融領域12は、温度の低下に伴って凝固する。溶接されるべき領域(第1端面51と第2端面61とが対向する領域)の延在方向に沿って溶融領域12が順次形成され、形成された溶融領域12が凝固することにより、本実施の形態における第1母材50と第2母材60との溶接が完了する。
本実施の形態の溶接方法では、工程(S30)において、溶接ワイヤ15が溶融領域12に取り囲まれる領域にまで侵入した状態でアーク11が形成されることで、溶融領域12が第1母材50および第2母材60を厚み方向に貫通するように形成される。そのため、本実施の形態の溶接方法によれば、GMA溶接によって突合せ溶接における貫通溶接を達成することにより、溶接の作業効率を向上させることができる。
上記工程(S30)において、溶接ワイヤの送給速度は30m/min以上とすることが好ましい。これにより、埋もれアーク状態を維持することが容易となる。
上記工程(S30)において、100Aの電流増加に対する電圧低下が10V以上40V以下の状態で第1母材50と第2母材60とが溶接されることが好ましい。電源30の外部特性(出力特性)をこのように設定することにより、埋もれアーク状態を維持することが容易となる。上記電圧低下は15V以上とすることが好ましい。また、上記電圧低下は25V以下とすることが好ましい。
(実施の形態2)
次に、本発明の他の実施の形態である実施の形態2における溶接方法について説明する。実施の形態2の溶接方法は、基本的には上記実施の形態1の場合と同様に実施され、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態2の溶接方法は、母材の端面の形状において実施の形態1の場合とは異なっている。
図4を参照して、実施の形態2における溶接方法においては、工程(S10)において、開先70が形成された第1母材50および第2母材60が準備される。開先70は、第1母材50および第2母材60の一方の主表面52,62側に形成される。開先70は、第1端面51と一方の主表面52とが接続される第1母材50の角部、および第2端面61と一方の主表面62とが接続される第2母材60の角部を除去するように形成される。そのため、工程(S20)において、第1端面51と第2端面61とが対向するように第1母材50および第2母材60が配置されると、開先70に対応する領域において、一方の主表面52,62に近づくにしたがって第1母材50と第2母材60との間隔が広がる。
そして、工程(S30)では、図5を参照して、開先70が形成された状態で第1母材50と第2母材60とが溶接される。このとき、開先70に対応する領域は、溶接によって充填される。すなわち、開先70が形成されない上記実施の形態1の場合に比べて、溶融領域12に供給される溶加材としての溶接ワイヤ15の量が多くなる。
このように、開先70を形成しておくことにより、工程(S30)において貫通溶接を達成することが容易となる。そのため、厚みの大きい第1母材50および第2母材60が溶接される場合に、本実施の形態の溶接方法は好適である。
本発明の溶接方法により、GMA溶接によって突合せ溶接における貫通溶接を達成可能であることを確認する実験を行った。具体的な実験方法は以下の通りである。
まず、母材として、厚みの異なる複数の鋼板を準備した。次に、図2を参照して、上記実施の形態1の場合と同様に、開先を形成することなく2枚の鋼板の端面同士が接触するように、同一の厚みの鋼板を溶接装置100にセットした。そして、溶接速度一定の条件の下で、埋もれアーク状態を維持しつつ溶接ワイヤの送給速度を変化させ、貫通溶接が実現可能な鋼板の厚み(貫通溶接可能な板厚)を調査した。電流値、電圧値およびワイヤ突出し長さは、各ワイヤ送給速度において埋もれアーク状態を維持するために適した値に調整した。また、電源30の外部特性である100Aの電流増加に対する電圧低下は、10〜20Vまたは20Vに設定した。溶接ワイヤ15としては、直径1.2mmのソリッドワイヤを採用した。実験の条件および結果を表1に示す。
Figure 2017042778
表1には、種々のワイヤ送給速度において埋もれアーク状態を維持することで貫通溶接可能であることが確認された鋼板の厚みが示されている。なお、表1において外部特性値が負の値となっているのは、100Aの電流増加に対して電圧が低下する状態であることを意味する。たとえば、外部特性値が−20Vである状態とは、100Aの溶接電流の増加に対して電圧が20V低下することを意味する。
表1を参照して、ワイヤ送給速度に合わせて電流値および電圧値等を調整することで埋もれアーク状態を維持し、貫通溶接が達成できることが確認される。また、ワイヤ送給速度を上昇させることで、貫通可能な板厚(母材の厚み)が大きくなっている。10mm以上の厚みの鋼板において貫通溶接を達成するためには、ワイヤ送給速度は30m/min以上とすることが好ましいといえる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の溶接方法は、作業効率の向上が求められる溶接に、特に有利に適用され得る。
11 アーク、12 溶融領域、15 溶接ワイヤ、15A 先端、17 コンタクトチップ、18 ノズル、19 トーチ、29 ワイヤ送給装置、30 電源、34 配線、50 第1母材、51 第1端面、52,53 主表面、60 第2母材、61 第2端面、62,63 主表面、63 配線、70 開先、100 溶接装置。

Claims (9)

  1. 第1母材および第2母材を準備する工程と、
    前記第1母材の第1端面と前記第2母材の第2端面とが対向するように、前記第1母材および前記第2母材を配置する工程と、
    前記第1端面と前記第2端面とが接合されるように前記第1母材と前記第2母材とをGMA溶接により溶接する工程と、を備え、
    前記第1母材と前記第2母材とを溶接する工程では、溶接ワイヤと前記第1母材および前記第2母材との間にアークが形成され、前記アークの熱により前記第1母材および前記第2母材に溶融領域が形成されることで前記第1母材と前記第2母材とが溶接され、
    前記第1母材と前記第2母材とを溶接する工程では、前記溶接ワイヤが前記溶融領域に取り囲まれる領域にまで侵入した状態で前記アークが形成されることで、前記溶融領域が前記第1母材および前記第2母材を厚み方向に貫通するように形成される、溶接方法。
  2. 前記第1母材と前記第2母材とを溶接する工程において、前記溶接ワイヤの送給速度は30m/min以上である、請求項1に記載の溶接方法。
  3. 前記第1母材および前記第2母材を準備する工程では、厚みが10mm以上30mm以下の前記第1母材および前記第2母材が準備される、請求項1または2に記載の溶接方法。
  4. 前記第1母材と前記第2母材とを溶接する工程では、開先の形成されていない前記第1母材と前記第2母材とが溶接される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶接方法。
  5. 前記第1母材と前記第2母材とを溶接する工程では、100Aの電流増加に対する電圧低下が10V以上40V以下の状態で前記第1母材と前記第2母材とが溶接される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の溶接方法。
  6. 前記電圧低下は15V以上である、請求項5に記載の溶接方法。
  7. 前記電圧低下は25V以下である、請求項5または6に記載の溶接方法。
  8. 前記溶接ワイヤはソリッドワイヤである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の溶接方法。
  9. 前記溶接ワイヤの直径は1.2mm以上1.6mm以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の溶接方法。
JP2015166231A 2015-08-25 2015-08-25 溶接方法 Active JP6637272B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166231A JP6637272B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 溶接方法
US15/753,956 US10710187B2 (en) 2015-08-25 2016-08-24 Welding method and arc welding device
PCT/JP2016/074690 WO2017033978A1 (ja) 2015-08-25 2016-08-24 溶接方法及びアーク溶接装置
CN201680049906.XA CN107949451B (zh) 2015-08-25 2016-08-24 焊接方法和电弧焊接装置
KR1020187005542A KR102490672B1 (ko) 2015-08-25 2016-08-24 용접 방법 및 아크 용접 장치
EP16839325.4A EP3342523B1 (en) 2015-08-25 2016-08-24 Welding methods and arc welding device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166231A JP6637272B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 溶接方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017042778A true JP2017042778A (ja) 2017-03-02
JP6637272B2 JP6637272B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=58210608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015166231A Active JP6637272B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6637272B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6637272B2 (ja) 2020-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9457420B2 (en) Gas tungsten arc welding with cross AC arcing twin wires
US10155276B2 (en) Method of welding surface-treated members using a welding wire
US20140027414A1 (en) Hybrid welding system and method of welding
US20140008331A1 (en) Hot-wire consumable incapable of sustaining an arc
JP6777969B2 (ja) アーク溶接方法及びアーク溶接装置
RU2440221C1 (ru) Способ лазерно-дуговой сварки плавящимся электродом алюминия и алюминиевых сплавов
EP3342523B1 (en) Welding methods and arc welding device
US20150014284A1 (en) Hybrid mig-tig or mag-tig welding device
CN104785931B (zh) 一种等离子-埋弧复合焊接***及其焊接方法
JP2007237225A (ja) 薄鋼板の高速ホットワイヤ多電極tig溶接方法
WO2018037754A1 (ja) 立向き狭開先ガスシールドアーク溶接方法
CN105960306B (zh) 多电极单面埋弧焊接方法、焊接物的制造方法
JP2014079783A (ja) レーザ・アークハイブリッド溶接方法、ハイブリッド溶接用ヘッド、及びハイブリッド溶接装置
CN108838491B (zh) 一种用于窄间隙焊接的装置及焊接方法
KR102034475B1 (ko) 다전극 편면 서브 머지 아크 용접 방법, 용접물의 제조 방법
RU2640105C1 (ru) Способ гибридной лазерно-дуговой сварки
JP6637272B2 (ja) 溶接方法
JP6581438B2 (ja) 溶接方法
JP6571450B2 (ja) 溶接方法
JP2007069256A (ja) 溶接装置
KR102633051B1 (ko) 슈퍼 티그 용접을 이용한 금속 적층 장치 및 방법
JP2018069332A (ja) アーク溶接方法
JP6624359B2 (ja) Mig溶接方法
KR101014669B1 (ko) 상태 안정화 용접장치
KR20240064271A (ko) 키홀을 이용한 클래드재의 아크 용접방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6637272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250