JP2017042355A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示器の前方に配置され、それぞれ異なる画像情報を出力可能な複数の導光板を備える遊技機を提供する。【解決手段】 端面851〜853から入射される光を前方に導く複数の導光板85a〜85cと、所定の表示領域を有する表示器と、を備える遊技機において、複数の導光板85a〜85cは、表示領域の少なくとも一部を覆うように表示器の前方に配置されるとともに、前後に重なることなく、平面状に並べて配置される構成としてある。【選択図】 図8

Description

本発明は、端面から入射される光を前方に導く複数の導光板と、所定の表示領域を有する表示器と、を備える遊技機に関する。
端面から入射される光を前方に導く複数の導光板と、所定の表示領域を有する表示器と、を備える遊技機として、パチンコ機やスロットマシンがある。
例えば、特許文献1には、端面から入射されるLEDの光を前方に導く複数の導光板をリールの前方に設けたスロットマシンが提案されている。
特開2000−140202号公報
ところが、このような従来の遊技機には、改善の余地があった。
上記課題を解決するため、本発明の遊技機は、端面から入射される光を前方に導く複数の導光板と、所定の表示領域を有する表示器と、を備える遊技機において、前記複数の導光板は、前記表示領域の少なくとも一部を覆うように前記表示器の前方に配置されるとともに、前後に重なることなく、平面状に並べて配置される構成としてある。
遊技機の外観を示す概略正面図である。 遊技機の内部構成を示す概略斜視図である。 遊技機の制御構成を示すブロック図である。 表示ユニットの図であり、(a)は上面図、(b)は正面図(ただし、装飾シート84、導光板85,87を外した状態の図)、(c)は右側面図、(d)は斜視図である。 表示ユニット全体の分解斜視図である。 表示ユニットの一部の分解斜視図である。 (a)導光板用LED基板の正面図、(b)は表示ユニットのA−A断面図である。 遮蔽部と非遮蔽部とを備える区画部の動作原理を説明するための図である。
本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
スロットマシン1は、複数の導光板及び表示器を備える遊技機の一例であり、従来のスロットマシンと同様に、スロットマシン1に備えられた複数のリール41a,41b,41cを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン1は、筐体1bと、筐体1b前面側を覆う前扉1aとから構成されている。
前扉1aは、図1、図2に示すように、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体で、この正面には、遊技者に操作される複数の操作手段などが設けられている。
例えば、操作手段として、機内にメダルを投入するためのメダル投入口2が設けられ、所定数(例えば、3枚)のメダルがメダル投入口2から投入されることで、メダル投入口2と連通するメダルセレクタ2bによってメダルが検出され、ゲーム開始可能な状態となる。
また、押下操作可能なベットボタン2a(例えば、マックスベットボタン)が設けられ、操作に応じて内部的に記憶したクレジットメダルからデータ形式のメダルをゲームに投入することもできる。
また、リール41a,41b,41cの回転を始動させるスタートレバー3が設けられ、ゲーム開始可能な状態において遊技者により操作されることで、スロットマシン遊技が開始され、リール41a,41b,41cが回転を開始する。
また、各リール41に対応して停止ボタン5a,5b,5cが設けられており、遊技者により各停止ボタン5が押下操作されることで、回転している各リール41を停止させることができる。
また、前扉1aには、操作手段の他にも様々な装置が設けられ、例えば、停止状態にある各リール41に表された縦方向に連続する3つの図柄が視認可能な表示窓6、メダルが払い出されるメダル払出口7bなどが設けられている。
また、所定の画像情報を表示する表示ユニット8、LED等の発光手段を備えるランプ11が設けられている。
さらに、前扉1aには、所定の音声を出力するスピーカ9なども設けられている。
一方、筐体1bは、筐体構造を有し、スロットマシン遊技に必要な様々な機械、装置などが収納されている。
例えば、リール41a,41b,41c、各リール41を回転させる図示しないステッピングモータ及び回転位置を検出するセンサなどを備えるドラムユニット4が設けられている。
また、メダルの貯留・払い出し行うメダル払出装置7が設けられ、払い出されたメダルはメダル払出口7bを介して遊技者に提供される。
また、メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルがメダルセレクタ2bを介してホッパー7aに誘導される。
また、筐体1bには、スタートレバー3、停止ボタン5などの操作手段からの操作信号に基づいて、ドラムユニット4、メダル払出装置7などの各装置を制御することでスロットマシン遊技を実行可能な主制御部10が設けられている(図3参照)。
主制御部10は、CPUなどを備えるコンピュータとして構成され、例えば、ゲーム開始可能な状態において、スタートレバー3に対する操作を検知すると、各リール41の回転を開始させる。
また、これと同時に、再遊技役、小役、ボーナスなどの当選役を抽選により決定する内部抽選処理を実行し、各リール41の回転中において、各停止ボタン5に対する押下操作を検知すると、抽選結果に対応した図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41の停止制御を行う。
また、主制御部10は、停止した各リール41に表された縦方向に連続する3つの図柄の組合せを判定し、小役に対応する図柄の組合せでの停止を判定したときには、所定数のメダルを払い出すようにメダル払出装置7を制御する。
また、筐体1bには、スロットマシン遊技に同期した演出を実行可能な副制御部20が設けられている。
副制御部20は、主制御部10と同様にCPUなどを備えるコンピュータとして構成され、主制御部10から送信される制御コマンドに基づいて表示ユニット8、スピーカ9、ランプ11などの演出出力手段を制御して(図3参照)、スロットマシン遊技に同期した演出を行わせる。例えば、主制御部10からボーナスの当選を示す制御コマンドを受信すると、表示ユニット8を制御して「777」の数字を表示させる。
このような構成を有するスロットマシン1は、図4〜図8に示すように、複数の導光板及び表示器の内蔵された表示ユニット8を備えている。
[表示ユニット]
表示ユニット8は、図1、2に示すように、表示面が前方(遊技者側)を臨むように前扉1aの裏面側に配置され、スロットマシン遊技に関する所定の画像情報を表示する表示装置として構成されている。
このような表示ユニット8は、複数の部材から構成され、例えば、図5、6に示すように、後方カバー部材80、装飾シート用LED基板81、表示領域区画部材82、導光板用LED基板83、装飾シート84、後方側導光板85(85a〜85c)、スペーサ86、前方側導光板87、装飾フレーム88、前方カバー部材89などを備えている。
後方カバー部材80は、本発明に係る収容部材の一部であり、図6に示す収容部801に、部材81〜87を収容可能に凹設形成されている。
また、導光板用LED基板83の後端部83bをユニット外に臨ませるスリット状の切欠部802を備えている(図7(b)参照)。
装飾シート用LED基板81は、図6に示すように、基板本体810、LED811〜815を備えている。LED811〜815は、例えば、RGBそれぞれの発光素子の内蔵されたフルカラーLEDからなり、装飾シート84に向けて光を出射するように基板本体810に実装されている。なお、以下の説明において、LED811〜815とはそれぞれ、図6において、同じ点線内に属する一つ一つのLED、又は同じ点線内に属するLEDの集合体のいずれかを意味する。
表示領域区画部材82は、図6に示すように、それぞれが壁面により囲まれた複数の貫通孔を有し、各貫通孔が、LED811〜815からの光を装飾シート84に導くための光路として形成されている。
例えば、貫通孔821は、正面視略矩形状に形成され、LED811からの光を装飾シート84(84a)に導くように構成されている。
貫通孔825は、貫通孔821と同様、正面視略矩形状に形成され、LED815からの光を装飾シート84(84c)に導くように構成されている。
また、貫通孔822は、7つの貫通孔を有している。各貫通孔は、数字の「8」を7つのセグメントに分解したときの各セグメントに対応する形状に開口されるとともに、LED812を構成する7つのLEDそれぞれに対応して設けられており、これによりLED812からの光を装飾シート84(84b−L)に導きながらも、LED812を左7セグメントLED(以下、左7セグという)として機能させるようになっている。
貫通孔823は、貫通孔822と同様、7セグメントにおける各セグメントに対応する形状に開口されるとともに、LED813を構成する7つのLEDそれぞれに対応して設けられており、これによりLED813からの光を装飾シート84(84b−M)に導きながらも、LED813を中7セグメントLED(以下、中7セグという)として機能させるようになっている。
貫通孔824は、貫通孔822と同様、7セグメントにおける各セグメントに対応する形状に開口されるとともに、LED814を構成する7つのLEDそれぞれに対応して設けられており、これによりLED814からの光を装飾シート84(84b−R)に導きながらも、LED814を右7セグメントLED(以下、右7セグという)として機能させるようになっている。
また、表示領域区画部材82は、貫通孔821と貫通孔822〜824との間に、区画部826を備え、貫通孔822〜824と貫通孔825との間に、区画部827を備えている。
各区画部826,827は、各貫通孔間を区画するリブ状に形成された遮蔽部826a,827aと、各貫通孔間を区画しない非遮蔽部826b,827bとから構成されており、これらの動作原理については後述する。
導光板用LED基板83は、図6、図7(a)に示すように、基板本体830、LED831,832を備え、LED831,832を構成する複数のLEDは平行な二つの直線上に並んで配置されている。なお、以下の説明において、LED831,832とはそれぞれ、図6又は図7(a)において、同じ点線内に属する一つ一つのLED、又は同じ点線内に属するLEDの集合体のいずれかを意味する。
導光板用LED基板83は、図7(b)に示すように、後方側導光板85、前方側導光板87に対して直交配置されるとともに、LED831及びLED832が、後方側導光板85及び前方側導光板87それぞれの端面に対向配置されている。
このような構成により、LED831及びLED832から出射される光は、後方側導光板85及び前方側導光板87それぞれの端面から入射され、後方側導光板85及び前方側導光板87内を伝播することになる。
LED831とLED832は、それぞれ独立して点灯(点滅も含む、以下同じ)制御されることが好ましい。また、LED831を構成する複数のLEDはそれぞれ独立して点灯制御され、LED832を構成する複数のLEDもそれぞれ独立して点灯制御されることが好ましい。
このような好ましい点灯制御を実現しつつも、表示ユニット8全体の奥行(厚み)を薄くするためには、前端部83aと後端部83bとで規定される基板本体830の幅が狭い方が好ましい。
そこで、LED831,832は、図7(a)に示すように、カソード及びアノードなどの入電用端子831a,832a同士がそれぞれ対向するように、基板本体830に配置してある。また、LED831,832は、配線の引き回しが容易なように、図7(a)の縦方向において、直線上に並ばないように千鳥状に配置してある。このような構成により、基板本体830の幅をなるべく狭くすることができ、表示ユニット8全体の奥行(厚み)を薄くすることができる。これにより、表示ユニット8とこれの後方に位置するリール41等との干渉が回避される(図2参照)。
また、LED831,832は、例えば、RGBそれぞれの発光素子の内蔵されたフルカラーLEDを用いることができる。このような複数の発光素子を内蔵するLEDを用いるときには、後方側導光板85及び前方側導光板87それぞれの端面の板厚方向中心部分が、各発光素子の位置関係から特定されるこれらの中心部分に対応する位置に配置されることが好ましい。
例えば、3つの発光素子が図7(a)の縦方向に沿ってRGBの順で、等間隔で配置されている場合には、中心にあるG発光素子に対応する位置に、端面の板厚方向中心部分が対向するように、導光板85,87を配置することが好ましい。
また、3つの発光素子が正三角形の頂点となるように配置される場合には、正三角形の重心に対応する位置に、端面の板厚方向中心部分が対向するように、導光板85,87を配置することが好ましい。
このような構成により、LED831,832からの光を後方側導光板85及び前方側導光板87それぞれに均等に入射させることができる。
装飾シート84は、装飾シート用LED基板81のLED811〜815からの光に照射されるシート部材であり、LED811〜81から出射される光に所定の装飾効果を付与する。
装飾シート84は、図5に示すように、複数の表示領域84a〜84cに区画されており、表示領域84a〜84cごとに異なる装飾効果を付与する。
例えば、表示領域84a,84cには、所定の画像情報(例えば、「CHANCE」の文字)が印刷されており、LED811,815により照射されることにより、LED811,815から出射される光に当該画像情報が合成され、この画像情報が発光するように視認される。
また、表示領域84bの各領域84b−L,84b−M,84b−Rには、半透明な乳白色が付されるなどの光を透過しながら拡散するための印刷処理が施されている。各領域84b−L,84b−M,84b−Rにおける印刷処理は、貫通孔822〜824それぞれの形状に対応して設けられており、LED812〜814により照射されることにより、当該印刷処理を有する部分が面状に発光する7セグメントを構成する各セグメントとなるように視認される。
また、装飾シート84の導光板85、87側の面は、画像情報、乳白色の印刷処理が施される部分を除いて、光を前方に反射可能な印刷処理(例えば、白色の塗布など)が施されていることが好ましい。
また、装飾シート84には、表示領域84a〜84cを区画可能な切込み部841a,842aと、表示領域84a〜84c間をつなぐ繋ぎ目部841b,842bが形成され、装飾シート84を表示領域区画部材82に載置したときに、各切込み部841a,842aの間に遮蔽部826a,827aが配置されるようになっている。
そして、本実施形態では、装飾シート用LED基板81、表示領域区画部材82及び装飾シート84の組合せからなる構造物を、所定の表示領域を有する表示器というものとする。
後方側導光板85は、本発明に係る複数の導光板の一例であり、図5、図8に示すように、表示領域84a〜84cを覆うように表示器の前方に配置されるとともに、前後に重なることなく、平面状に並べて配置される。
例えば、後方側導光板85は、表示領域84a〜84cにそれぞれ対応するように配置される三つの導光板85a〜85cを備えている。
各後方側導光板85a〜85cは、透明な樹脂板(例えば、アクリル板)により形成され、各端面851〜853から入射するLED831からの光を遊技者側(前方)に導くように構成されている。例えば、前述したように装飾シート84は光を前方に反射可能な印刷処理が施されていることから、各端面851〜853から入射され各後方側導光板85a〜85c内を伝播する光は装飾シート84に反射して各後方側導光板85a〜85cの表面から前方(遊技者側)に向けて出射されることになる。
また、後方側導光板85a〜85cは、所定の画像情報を出力可能に構成されている。
具体的には、各後方側導光板85a〜85cは、表面に所定の凹凸加工が施されており、凹凸加工部分に照射された光によって所定の画像情報が発光するように視認される。
例えば、導光板85a,85cは、所定の画像情報(例えば、「お着替え中」の文字)が造形加工されており、LED831により照射されることにより、当該画像情報が発光するように視認される。
また、導光板85bは、所定の画像情報(例えば、「CARNIVAL CHANCE」の文字)が造形加工されており、LED831により照射されることにより、当該画像情報が発光するように視認される。
また、LED831を構成する複数のLEDはそれぞれ独立して点灯制御可能であることから、各後方側導光板85a〜85cそれぞれに対応するLEDのみを点灯することで、該当する上記の画像情報のみが発光するように視認させることもできる。
なお、LED831が点灯しないときには、これらの画像情報は視認不能な状態となり、後方側導光板85a〜85cは単に透明な板として機能する。
また、後方側導光板85a〜85cの間には、図8に示すように、区画部826,827が配置される。
区画部826,827は、遮蔽部826a,827aと非遮蔽部826b,827bを備えている。
遮蔽部826a,827aは、端面851〜853を始端部とし、LED831からの光の伝播方向に沿って延設され、後方側導光板85a〜85cの表面と同じ又はこれよりも高く形成された壁部(リブ)であり、非遮蔽部826b,827bは、遮蔽部826a,827aの終端部側、すなわち、一方の側部に寄った一側寄りに配置され、遮蔽部を有しない部分となっている。
このような遮蔽部826a,827aにより、一の導光板に対応する光(一の導光板内を伝播する光)が隣接する他の導光板に伝播することが抑制されることになる。
例えば、遮蔽部826aは、後方側導光板85aの端面851から入射する光をこれに隣接する後方側導光板85bに伝播することを抑制するとともに、反対に、後方側導光板85bの端面852から入射する光をこれに隣接する後方側導光板85aに伝播することを抑制する。
また、遮蔽部826a,827aの光の伝播方向に沿った長さは、遮蔽部826a,827aの終端部が貫通孔822〜824それぞれを構成する複数の貫通孔(7セグメント)のうち最下部に位置する貫通孔(dセグメント)を超える長さが好ましい。
一方、非遮蔽部826b,827bは、一の導光板内を伝播する光が隣接する他の導光板に伝播することを妨げないものの、遮蔽部826a,827aの終端部側に配置されていることから、一の導光板内を伝播する光が他の導光板に与える影響を最小限に抑えることができる。
また、前述した装飾シート84は本来3枚のシートに分割されるべきものであるが、非遮蔽部826b,827bを形成することで、これらに対応した部分に繋ぎ目部841b,842bを設けることができる。これにより、装飾シート84を1枚のシートとして形成することができ、取り扱いが容易となる。
また、非遮蔽部826b,827bを設けない場合には、遮蔽部826a,827aの上に装飾シート84を載置することになり、この場合には、装飾シート84と装飾シート用LED基板との距離がその分長くなるため、装飾シート84に照射される光の強度が低下することになるが、非遮蔽部826b,827bを設けることで、このような光の強度低下が解消される。
スペーサ86は、後方側導光板85と前方側導光板87とにより挟持され、これらの導光板の間隔を一定に保つように機能する枠部材である。
スペーサ86は、LED831とLED832の間の距離に対応する厚みを有し、これにより、後方側導光板85と前方側導光板87との間の間隔を一定に保持する。また、スペーサ86は、例えば、LED831からの光の前方側導光板87への入射などの、一方のLEDの光が対応しない他方の導光板に入射されることの防止や、光漏れを防止するために、黒色の樹脂により構成することが好ましい。
前方側導光板87は、透明な樹脂板(例えば、アクリル板)により形成され、端面871から入射するLED832からの光を遊技者側(前方)に導くように構成されている。
例えば、前述したように装飾シート84は光を前方に反射可能な処理が施されていることから、端面871から入射され前方側導光板87内を伝播する光は装飾シート84に反射して前方側導光板87の表面から前方(遊技者側)に向けて出射されることになる。
また、前方側導光板87は、所定の画像情報を出力可能に構成されている。
具体的には、前方側導光板87は、表面に所定の凹凸加工が施されており、凹凸加工部分に照射された光によって所定の画像情報が発光するように視認される。
例えば、所定の画像情報(例えば、女の子の絵柄)が造形加工されており、LED832により照射されることにより、当該画像情報が発光するように視認される。
なお、LED832が点灯しないときには、この画像情報は視認不能な状態となり、前方側導光板87は単に透明な板として機能する。
装飾フレーム88は、メッキ加工が施され、前方側導光板87全面をユニット外に臨ませる窓枠部材である。
また、装飾フレーム88は、後方カバー部材80に取り付け可能に構成され、当該装飾フレーム88と後方カバー部材80との間に各部材81〜87,89を挟持することにより、すべての部材80〜89が一体となった表示ユニット8が形成されるようになっている。
また、装飾フレーム88は、図4(d)に示すように、装飾部材881,882を備えている。
装飾部材881は、遮蔽部826aの始端部を覆う上部装飾部材881aと、非遮蔽部826bを覆う下部装飾部材881bから構成され、装飾部材882は、遮蔽部827aの始端部を覆う上部装飾部材882aと、非遮蔽部827bを覆う下部装飾部材882bから構成されている。
上部装飾部材881aと下部装飾部材881b、及び上部装飾部材882aと下部装飾部材882bは、LED831からの光の出射方向に沿って延設された遮蔽部826a,827aと直交する線を挟んで線対称な形状を有している(図8参照)。
例えば、上部装飾部材881aと下部装飾部材881bは遮蔽部826aと直交する線を挟んで線対称な形状を有している。これにより、表示ユニット8を正面から見たときに、非遮蔽部826b,827bの存在を自然な形で覆い隠すことができる。
前方カバー部材89は、本発明に係る収容部材の一部であり、図7(b)に示すように、導光板用LED基板83の前端部83aをユニット外に臨ませるスリット状の切欠部891(薄肉部)を備えている。このような構成により、後方カバー部材80に形成された切欠部802とともに、以下のような効果を発揮する。
切欠部802,891を設けない場合、後方カバー部材80及び後方カバー部材89の肉厚分、表示ユニット8全体の奥行が厚くなるが、切欠部802,891を設けた場合では、それぞれの肉厚分だけ表示ユニット8全体の奥行が薄くなる。これにより、表示ユニット8とこれの後方に位置するリール41等との干渉が回避される。
このように構成される表示ユニット8は、副制御部20により制御されて以下のように動作する。
具体的には、再遊技役、小役、ボーナスなどの当選役を抽選により決定する内部抽選処理の結果に基づいて様々な演出を行うことができる。
例えば、リール41の変動開始とともに、左7セグ、中7セグ及び右7セグにおいて、0〜9の図柄が変動するような表示を行い、ボーナスに当選したときには、「000」〜「999」のぞろ目のうちの一つのぞろ目を表示させることもできる。また、複数のボーナスのうち遊技者に最も有利なボーナス(ビッグボーナス)に当選したときには、「777」を表示することもできる。
また、複数通りある停止ボタン5の操作順序のうち特定の操作順序により停止ボタン5が操作されたときに再遊技や小役に入賞する場合において、その操作順序を7セグにより表示することもできる。
例えば、左停止ボタン5a、中停止ボタン5b、右停止ボタン5cの順に停止ボタン5を操作することにより所定の小役に入賞する場合には、左7セグ、中7セグ及び右7セグにおいて、「123」の数字を表示させることもできる。
このような左7セグ、中7セグ及び右7セグを点灯制御するときに、導光板用LED基板83に実装されたLED831,832を点灯させるときには時間をずらして点灯させるか、点灯させない方が好ましい。
なお、後方側導光板85a,85cに対応するLED831に関しては、表示領域が異なることから、7セグ点灯制御時に点灯させることもできる。
また、所定の遊技タイミングにおいては、装飾シート用LED基板81に実装されたLED811〜815を消灯させ、導光板用LED基板83に実装されたLED831,832のいずれか一方を点灯又は時間をずらして交互に点灯させることもできる。これにより、後方方側導光板85と前方側導光板87に施された画像情報を表示させることができる。特に、後方方側導光板85は、それぞれ画像情報の異なる複数の導光板85a〜85cにより構成されており、これらに対応するLED831を独立して点灯させることで、それぞれの画像情報を独立して視認可能に発光させることができる。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1は、複数の導光板85a〜85cが表示領域84a〜84cを覆うように表示器の前方に配置されるとともに、前後に重なることなく、平面状に並べて配置されるので、同じ表示領域において、表示器から出力される画像情報と導光板85a〜85cから出力される画像情報の双方を視認することができ、特に、複数の導光板85a〜85cからは、それぞれ異なる画像情報を出力することができるので、遊技演出の幅を広げることができる。
一方、従来のスロットマシンでは、端面から入射されるLEDの光を前方に導く複数の導光板をリールの前方に設けているものの、それぞれ異なる画像情報を出力するように構成されておらず、興趣に欠けていた。
本実施形態のスロットマシン1によれば、従来のスロットマシンが改善すべきこのような課題の全部又は一部などを解決することができる。
以上、本発明の遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、後方側導光板85と前方側導光板87を同時に発光させることで、一の画像情報を表示させることもできる。
具体的には、例えば、後方側導光板85の左側に男の子の画像情報を造形加工し、前方側導光板87の右側に女の子の画像情報を造形加工し、これらの導光板85,87に同時に光を入射させると、左側に男の子、右側に女の子の配置される画像情報を表示させることもできる。
また、後方側導光板85又は前方側導光板87に、左7セグ、中7セグ及び右7セグの各7セグを構成するうちの一部のセグメントの機能を持たせることもできる。
すなわち、後方側導光板85又は前方側導光板87において、7セグに対応する領域に1又は2以上のセグメントに対応する造形加工を施すことにより、装飾シート用LED基板81に実装されたLED812〜813の一部の発光と、導光板用LED基板83に実装されたLED831,832の発光とにより、一つの数字を表示させることもできる。
このとき、LED812〜813とLED831,832とで発光色を変えることもできる。
これをさらに発展させ、後方及び前方の導光板を、例えば、7枚設けるとともに、それぞれの導光板に7セグメントを構成するセグメントを一つずつ造形加工により形成し、これらを前後に重ねるように配置することにより、7枚の導光板からなる7セグ表示装置を作製することができる。
また、7セグのドット「.」を、装飾シート84に印刷するとともに、これに対応するLEDを装飾シート用LED基板81に設けることで、LEDの点灯時にドット「.」を表示させることもできる。
また、本実施形態では、本発明をスロットマシンに適用したがパチンコ(例えば、玉スロ)などその他の遊技機に適用することもできる。
また、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機にも、本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、装飾シート用LED基板81、表示領域区画部材82及び装飾シート84の組合せからなる構造物を、表示器としたが、液晶TVやリール41を表示器とすることもできる。
また、後方側導光板85を3つの導光板85a〜85cにより構成したが、1つの導光板により構成することもできる。この場合の後方側導光板85は、装飾シート84と同様な形状を備えることが好ましい。すなわち、各導光板85a〜85cが切込み部(841a,842a)によって区分けされながらも、繋ぎ目部(841b,842b)によりつながれた1枚の導光板として構成することができる。
この場合の後方側導光板85は、一枚の板状部材からなり、線状に繋がる切込み又は切欠きによりそれぞれ区分けされた複数の導光領域(85a〜85c)を有し、表示器の表示領域(84a〜84c)の少なくとも一部を覆うように表示器の前方に配置されるという特徴を備えることになる。
1 スロットマシン
3 スタートレバー
5 停止ボタン
8 表示ユニット
81 装飾シート用LED基板(表示器)
82 表示領域区画部材(表示器)
83 導光板用LED基板
84 装飾シート(表示器)
85 (85a〜85c)後方側導光板(複数の導光板)
10 主制御部
20 副制御部
41 リール

Claims (7)

  1. 端面から入射される光を前方に導く複数の導光板と、所定の表示領域を有する表示器と、を備える遊技機において、
    前記複数の導光板は、
    前記表示領域の少なくとも一部を覆うように前記表示器の前方に配置されるとともに、
    前後に重なることなく、平面状に並べて配置される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記複数の導光板それぞれに対応する位置に、前記表示器から照射される光に所定の装飾効果を付与する装飾シートを設ける
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数の導光板の間には、一の導光板に対応する光が隣接する他の導光板に伝播することを抑制するように形成される遮蔽部と、前記遮蔽部が形成されない非遮蔽部と、を備える区画部が設けられ、
    前記非遮蔽部は、前記遮蔽部の一側寄りに配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記遮蔽部は、前記端面側を始端部として、前記端面から入射される光の入射方向に沿って延設され、
    前記非遮蔽部は、前記遮蔽部の終端部側に配置される
    ことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記遮蔽部の始端部と、前記非遮蔽部とをそれぞれ覆う装飾部材を備え、
    各装飾部材は、前記遮蔽部と直交する線を挟んで線対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記端面から入射される光は、複数の発光素子を内蔵する発光手段から照射される光であり、
    前記端面の板厚方向中心部分は、各発光素子の位置関係から特定されるこれらの中心部分に対応する位置に配置され、
    前記発光手段は、一の基板上において複数設けられるとともに、各発光手段の有する入電用端子部が対向するように配置される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記複数の導光板と、前記表示器と、前記端面から入射される光を照射する発光手段を備える基板と、を収容する収容部材を備え、
    前記基板は、前記導光板に対して直交配置され、
    前記収容部材は、前記基板の前後方向における端部を外部に露出可能な切欠部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技機。
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