JP2017042299A - 化粧料の塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体内の化粧料に浸すことにより塗布体に付着させた化粧料を最大限余すことなく使用できるようにする。
【解決手段】柄11及び膨張可能な領域(正面21)を備える塗布体20Aを有する化粧料Aの塗布具10Aであって、塗布体20A内部に流体Bを有し、塗布体20A内の流体Bを押圧する加圧機構40を有する。加圧機構40としては、例えばジャバラ式押圧部41を設ける。
【選択図】図1A

Description

本発明は、化粧料の塗布具に関する。
従来、液状又はペースト状のマスカラ、アイライナー、口紅、リップグロス等の化粧料は、それを充填した容器本体と、容器本体のキャップと一体になった塗布具とが組み合わされた化粧品の形態で広く使用されている。通常、このような化粧料の塗布具は、軸体の一端に容器本体に挿入可能に形成されたブラシ、刷毛、チップ等の塗布体を有し、容器本体内に挿入されているときに化粧料に浸る。容器本体は、該容器本体から抜き出した塗布体及び柄に付着している余分な化粧料をしごき落とせるように口部近傍にしごき部を有する。そのため、殆どの塗布体は円柱形状、浅い凹部を有する板状形状等のしごき部を通る形状及び大きさに成形されている。
これに対し、塗布体を撓ませてその外形に曲線部や屈曲部を形成可能とすることで、まつ毛全体へのマスカラの塗布だけでなく、細かい塗布作業を容易にすることが提案されている(特許文献1、2)。
特開2012−170569号公報 特開2014−200507号公報
ところで、柄の径より塗布体の径の方が大きい塗布具において、柄に付着している化粧料をしごき部によって取り除こうとする場合、塗布体表面に残存している化粧料もそれ以上に取り除かれてしまうため、塗布体に多量の化粧料を残存させることができない。また、塗布体表面に凹部を形成し、該凹部に化粧料を残存させることが行われているが、この場合、凹部を深くすればするほど、化粧料の残存量は多くなるものの凹部に入り込んだ化粧料を塗布時に取り出すことが困難となるため、結局化粧品のユーザーが引き続き化粧料を被塗布部に塗布したい場合には、塗布体を再度容器本体内に挿入して塗布体に化粧料を付着させる操作が必要になる。
これに対し、本発明は、容器本体内の化粧料に浸すことにより塗布体に付着させた化粧料を最大限余すことなく使用できるようにすることを課題とする。
本発明者は、液状ないしペースト状の化粧料を付着させる塗布体を膨張可能に形成しておき、非膨張状態で塗布体表面に付着している化粧料を塗布した後に塗布体内部に流体を押し込むことで塗布体を膨張させると、塗布体に残存している化粧料が使用しやすくなることを見出し、本発明を想到した。
即ち、本発明は、柄及び膨張可能な領域を備える塗布体を有する化粧料の塗布具であって、塗布体内部に流体を有し、塗布体内の流体を押圧する加圧機構を有する塗布具に関する。
また本発明は、有底筒状の容器本体、容器本体内に設けられたしごき部、及び容器本体のキャップを備えた化粧料容器であって、キャップが上述の塗布具を有する化粧料容器に関する。
本発明によれば、塗布体表面に付着している化粧料を塗布体の非膨張状態で被塗布部に塗布した後、塗布体の凹部、溝等に残存するが使用しにくい化粧料を、塗布体を膨張させることで使用し易くする。したがって、塗布体に付着した化粧料を最大限余すことなく使用することが可能となる。
図1Aは、実施例の化粧料容器1Aの断面図である。 図1Bは、非膨張状態の塗布体20Aの斜視図である。 図2は、容器本体からキャップを外した状態の化粧料容器1Aの、塗布体20Aが非膨張状態の斜視図である。 図3Aは、塗布具10Aの塗布体20Aの膨張状態の斜視図である。 図3Bは、膨張状態の塗布体20Aの斜視図である。 図4Aは、実施例の塗布体20Bの非膨張状態の断面図である。 図4Bは、実施例の塗布体20Bの非膨張状態の斜視図である。 図5Aは、実施例の塗布体20Bの膨張状態の断面図である。 図5Bは、実施例の塗布体20Bの膨張状態の斜視図である。 図6Aは、実施例の塗布体20Cの非膨張状態の断面図である。 図6Bは、実施例の塗布体20Cの非膨張状態の斜視図である。 図7Aは、実施例の塗布体20Cの膨張状態の断面図である。 図7Bは、実施例の塗布体20Cの膨張状態の斜視図である。 図8Aは、実施例の塗布体20Dの非膨張状態の断面図である。 図8Bは、実施例の塗布体20Dの非膨張状態の斜視図である。 図9Aは、実施例の塗布体20Dの膨張状態の断面図である。 図9Bは、実施例の塗布体20Dの膨張状態の斜視図である。 図10Aは、実施例の塗布具10Bの塗布体20Aが非膨張状態の断面図である。 図10Bは、実施例の塗布具10Bの塗布体20Aが膨張状態の断面図である。 図11Aは、実施例の塗布具10Cの塗布体20Aが非膨張状態の部分切欠き断面図である。 図11Bは、実施例の塗布具10Cの塗布体20Aが膨張状態の部分切欠き断面図である。 図12Aは、実施例の塗布具10Dの塗布体20Aが非膨張状態の断面図である。 図12Bは、実施例の塗布具10Dの塗布体20Aが膨張状態の断面図である。 図13Aは、実施例の塗布具10Eの塗布体20Aが非膨張状態の断面図である。 図13Bは、実施例の塗布具10Eの塗布体20Aが膨張状態の断面図である。 図14は、実施例の化粧料容器1Bの断面図である。 図15Aは、実施例の化粧料容器1Cの塗布体20Aの非膨張状態の断面図である。 図15Bは、実施例の化粧料容器1Cの塗布体20Aの膨張状態の断面図である。 図16は、ジャー容器に収容された塗布具の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中同一符号は、同一又は同等の構成要素を表している。
図1Aは、本発明の一実施例の化粧料容器1Aであって、化粧料Aが充填されている容器本体2をキャップ4で閉じた状態の断面図であり、図1Bは、化粧料容器1Aに設けられた、非膨張状態の塗布体20Aの斜視図である。図2は、容器本体2からキャップ4を外した状態の化粧料容器1Aの、塗布体20Aが非膨張状態の斜視図である。図3Aは、塗布体20Aが膨張状態の塗布具10Aの断面図であり、図3Bは、その塗布体20Aの斜視図である。
この化粧料容器1Aは、液状口紅、リップグロス等の液状又はペースト状の化粧料Aが収容される有底筒状の容器本体2、容器本体2内に設けられたしごき部3、及び容器本体2に着脱自在に取り付けられたキャップ4を備える。キャップ4は化粧料の塗布具10Aを有し、キャップ4と塗布具10Aとが一体になっている。
塗布具10Aは、筒状の柄11、柄11の一端に設けられた塗布体20A、柄11の他端に設けられた加圧機構40を備え、塗布体20A及び柄11の内部に水、油等の流体Bが充填されており、好ましくは満充填されている。
より具体的には、塗布体20Aは、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等の弾性材料で一体成形された中空の成形品である。塗布体20Aの外形はチップ状で、正面21は湾曲して凹部となっている。
正面21は塗布体20Aにおける膨張可能な領域となっており、塗布体20Aの背面22や側面23に比して薄肉で、例えば厚さ0.05〜1.0mmに成形されている。そのため、加圧機構40により塗布体20Aの内圧が高められると、図3A、図3Bに示すように膨張する。一方、背面22及び側面23は正面21に比して肉厚で、例えば厚さ0.1〜2.0mmに成形されており、塗布体20Aの内圧が、正面21が膨張する大きさになっても背面22及び側面23は当初の形状を維持する非膨張部分となっている。また正面21の材料と、背面22及び側面23の材料を異なるものとし、正面21を、背面22及び側面23よりも柔らかい材料とすることで、背面22及び側面23は当初の形状を維持した状態で、正面21を膨張させることも可能であり、この場合は、正面21と、背面22及び側面23とを同じ厚さとすることも可能である。
塗布体20Aの正面21、背面22及び側面23の表面には、化粧料Aの保持性を高めるため、皺加工、フロッキー加工、ディンプル加工等の表面加工が施されていることが好ましい。これにより、容器本体2に充填されている化粧料Aへの塗布体20Aの一度の浸漬により、塗布体20Aが非膨張状態において被塗布部に塗布可能となる化粧料Aの量を増加できるだけでなく、塗布体20Aが膨張状態において塗布可能となる化粧料Aの量を増加させることができる。また、このような表面加工が施されていなくても、塗布体20Aの非膨張状態において、表面が収縮することにより皺(溝)が形成されるものも好ましい態様としてあげることができる。
塗布体20Aの柄11側の端部24は筒状の柄11の一端に挿入され、固定されている。
一方、この塗布具10Aにおいて、加圧機構40としては、ジャバラ式ピペット球と同様のジャバラ式押圧部41が設けられている。ジャバラ式押圧部41は、塗布具10Aの軸L1方向に加圧することによりジャバラが縮み、加圧を解除することにより縮んでいたジャバラが元の長さに復元するもので、ポリエチレン等の可撓性樹脂から形成することができる。ジャバラ式押圧部41の内容積は、塗布体20Aの内容積を上回ることが好ましい。
なお、本実施例においてジャバラ式押圧部41は、筒状の柄11と一体成形されているが、ジャバラ式押圧部41と柄11を別部材から構成してもよい。
塗布体20A及び柄11内に充填される流体Bとしては、水、油等の液体、空気等の気体をあげることができ、好ましくは、圧力損失の点から水、油をあげることができ、特に好ましくは、油をあげることができる。これらは、液体若しくは気体単独、又は液体及び気体を混合した状態で塗布体20A及び柄11内に充填される。
この化粧料容器1Aにおいて、容器本体2、しごき部3及びキャップ4については、化粧料を容器本体に収容し、塗布具を有するキャップで容器本体を閉じる公知の化粧料容器と同様にすることができる。
この化粧料容器1Aは、次のように使用することができる。
まず、図1Aに示すように、化粧料Aが充填された容器本体2をキャップ4で閉じることにより、キャップ4に設けられている塗布具10Aの塗布体20Aを、容器本体2内の化粧料Aに浸漬させる。次に、図2に示すように容器本体2からキャップ4を外し、塗布具10Aを引き抜く。これにより、容器本体2の口部近傍にあるしごき部3によって塗布具10Aの柄11及び塗布体20Aに付着していた余分な化粧料Aが扱き落とされ、塗布体20Aの表面に適量の化粧料Aが残されるので、ユーザーはこれを被塗布部に塗布する。この化粧料Aの塗布後にも塗布体20Aの凹部や溝部には化粧料Aが残存し易く、特に本実施例の塗布体20Aでは凹部になっている正面21に化粧Aが残存し易いが、通常の塗布方法では凹部や溝部に残存している化粧料Aを被塗布部への塗布に使用することは困難である。そこで、図3A、図3Bに示すように、ジャバラ式押圧部41を押し込み、塗布体20Aの内圧を高め、凹んでいた薄肉の正面21を膨張させる。これにより、塗布体20Aの正面21の凹みに溜まっていた化粧料Aを容易に使用することができる。よって、塗布体20Aに化粧料Aを付着させるために、塗布体20Aを容器本体2内に挿入する頻度を減らすことができる。
本発明において、塗布体や加圧機構はそれぞれ種々の構成をとることができる。
例えば図4A、図4Bに示す塗布体20Bは、膨張可能な領域として形成された表面部材25と、表面部材25の内部に設けられた非膨張性の芯材26から形成したものである。
表面部材25は、塗布体20Bの表面全体をなし、例えば厚さ0.05〜1.0mmのポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等の弾性材料から形成することができる。また表面部材25には、全体的に化粧料の保持性を高める皺加工、フロッキー加工、ディンプル加工等の表面加工が施される。
非膨張性の芯材26は、外形がチップ状であり、非膨張状態の塗布体20Bの外形を規定している。芯材26には、表面部材25の内部と加圧機構(図示せず)とを連通させる流路27が一体に形成されている。
塗布体20B内部には上述の塗布体20Aと同様に流体が充填されている。加圧機構により塗布体20B内にさらに流体Bを押し込んで塗布体20Bの内圧を高めると、図5A、図5Bに示したように表面部材25が全体的に膨張する。そこで、膨張前には表面部材25の表面加工の溝に保持されていた化粧料Aが膨張後には露出し、被塗布部への塗布に容易に使用できるようになる。
図6A、図6Bに示す塗布体20Cは、正面に開口部28を有する非膨張性の外側部材29と、該外側部材29の内側に取り付けられた膨張可能な内側部材30から形成されており、開口部28において内側部材30が露出している。この内側部材30は、図1Aに示した塗布体20Aの正面21と同様の薄肉の弾性材料から形成することができる。また、外側部材29と内側部材30は、それらが重なり合っている部分で接着されている。尚、ここで接着とは、融着、溶着、接着剤等の粘着性の物質を介した接着、嵌合、カシメ等により複数の部材を固定することをいう。
塗布体20Cの内部には流体が充填されており、加圧機構により塗布体20Cの内圧を高めると、図7A、図7Bに示したように開口部28において内側部材30が膨張する。そこで、膨張前に内側部材30の溝、凹部等に保持されており、容易に使用できなかった化粧料Aが、膨張後には被塗布部への塗布に容易に使用できるようになる。
なお、この塗布体20Cは、図1Aに示した塗布体20Aと膨張前及び膨張後の外形がそれぞれ似ているが、塗布体20Cを外側部材29と内側部材30の2部品から形成することで、膨張可能部分と非膨張部分の膨張性の差異を大きくすることができる。
図8A、図8Bに示す塗布体20Dは、図6A、図6Bに示した塗布体20Cにおいて、外側部材29の正面に開口部28を設けただけでなく、背面にも開口部31を設けることにより外側部材を枠状とし、これらの開口部28、31で内側部材を露出させたものである。
この塗布体20Dの内圧を加圧機構により高めると、図9A、図9Bに示したように開口部28、31において内側部材30が膨張し、膨張前に内側部材30の凹部、溝等に保持されて容易に使用できなかった化粧料Aが、膨張後には容易に使用できるようになる。
このように塗布体20Dの正面及び背面を膨張可能とすると、両面を用いることができるため、1回の動作でより多くの化粧料Aを塗布することができる。
図10Aに示す塗布具10Bは、図1Aに示した塗布具10Aにおいて、キャップ4の周壁をジャバラ式押圧部41の軸方向に筒状に延長し、その延長した周壁5でジャバラ式押圧部41からなる加圧機構40の周面を囲んだものである。この塗布具10Bでは、塗布体20Aを膨張させるときには周壁5の上部開口からジャバラ式押圧部41を押し込み、図10Bに示したように、ジャバラ式押圧部41を周壁5内で縮める。このように加圧機構40の周面をキャップ4の周壁5で囲むとジャバラ式押圧部41にかかる外力をその軸方向に規制できることにより押し込み方向が安定するので好ましい。
図11Aに示す塗布具10Cは、図1Aに示した塗布具10Aにおいて、キャップ4の周壁をジャバラ式押圧部41の軸方向に延長し、その延長した周壁5でジャバラ式押圧部41の周面を囲むと共に、ジャバラ式押圧部41の上面を天壁6で囲み、天壁6から横断面が略半円状の摺動壁7を延設させ、一方、ジャバラ式押圧部41の上面に、天壁6を貫通するピストン状の押圧棒42を起立させ、押圧棒42の上端にフランジ43を設け、フランジ43が摺動壁7に沿ってジャバラ式押圧部41の軸方向に移動できるように、摺動壁7に溝7aを設けたものである。
この塗布具10Cによれば、図11Bに示したように、ジャバラ式押圧部41を押し込むフランジ43が天壁6の外側にあるので、フランジ43を押し込み易く、且つ、フランジ43は摺動壁7に沿って移動するので押し込み方向が安定する。
図12Aに示す塗布具10Dは、図1Aに示した塗布具10Aにおいて、キャップ4の周壁をジャバラ式押圧部41の軸方向に延長し、その延長した周壁5でジャバラ式押圧部41の周面を囲むと共に、ジャバラ式押圧部41の上面を天壁6で囲み、周壁5にジャバラ式押圧部41の軸方向に延びたスリット5aを設け、一方、ジャバラ式押圧部41の上面に、押圧用釦44を有するスライダー45を設け、スライダー45の押圧用釦44をスリット5aから周壁5の外側に突出させたものである。
この塗布具10Dによれば、図12Bに示すように、周壁5の外側に突出した押圧用釦44をスリット5aに沿って押し下げることによりジャバラ式押圧部41を周壁5内で縮めることができる。よって、この塗布具10Dにおいても押圧用釦44を押し下げ易く、また、押し込み方向が安定する。
図13Aに示す塗布具10Eは、柄11に対してジャバラ式押圧部41を、その押し込み方向が略直交するように取り付け、キャップ4の周壁を延長した周壁5と天壁6でジャバラ式押圧部41の柄11に対する取り付け部分を覆い、その周壁5にジャバラ式押圧部41を突出させる開口5bを設けたものである。
この塗布具10Eによれば、柄11に対してジャバラ式押圧部41の押し込み方向を直交させているので、塗布具10E全体としての長手方向の寸法を短尺にすることができ、携帯性に優れ、また操作性においても優れる。
一方、本発明の塗布具に設ける加圧機構としては、前述のジャバラ式押圧部41に代えて、例えば図14に示す化粧料容器1Bのように、ゴム球式ピペット球と同様のゴム球式押圧部46を設けてもよく、図15A、図15Bに示す化粧料容器1Cのように、ピストン式押圧部50を設けてもよい。なお、図14、図15A、図15Bには、図1に示した化粧料容器1Aにおいて、ジャバラ式押圧部41をゴム球式押圧部46、ピストン式押圧部50に変更した例を示した。
ピストン式押圧部50では、塗布体20A内が過度に加圧されて塗布体20Aが破損することを防止するため、柄11内におけるピストン51の可動域52が、筒状の柄11の内径の広狭により規制されている。
また、ピストン51の可動域52には、ピストン51を押し込み前の位置に戻す方向に付勢するバネ材53が設けられている。これにより、図15Bに示すように、ピストン51を塗布体20A側に押し込んだ後、押し込みを解除すると、ピストン51は図15Aに示した押し込み前の位置に速やかに戻る。
ピストン式押圧部50には、ピストン51の押し込み状態を保持するロック機構を設けてもよい。
この他、加圧機構として、繰り出し機構、ポンプ機構などにより塗布体内に流体を押し込む機構を設けてもよい。
本発明の塗布具は、塗布体自体の大きさに制限はなく、口紅、リップグロス、コンシーラー、美容液、マッサージクリーム、マッサージオイル、エッセンスオイル、マスカラ、アイライナー、アイシャドー等種々の液状又はペースト状化粧料の塗布具として有用である。例えば、図16に示すように、ペースト状マッサージクリームが充填されているジャー容器60の内蓋61と外蓋62の間に本発明の塗布具10を収容し、マッサージクリームの塗布に使用することができる。
ジャー容器60に充填されている化粧料の塗布に本発明の塗布具10を使用する場合、例えば、まず塗布体20を化粧料に浸して塗布体20に化粧料を付着させ、ジャー容器の口部の壁になどに擦りつけて塗布体20から余分な化粧料を落とし、塗布体20の表面に残った化粧料を使用する。そして、引き続き化粧料を使用するときには、加圧機構40で塗布体20を膨張させることにより、塗布体20の凹部や溝などに残っている化粧料を使用することができる。
1A、1B、1C 化粧料容器
2 容器本体
3 しごき部
4 キャップ
5 周壁
5a スリット
5b 開口
6 天壁
7 摺動壁
7a 溝
10、10A、10B、10C、10D、10E 塗布具
11 柄
20、20A、20B、20C 塗布体
21 湾曲面(正面)
22 背面
23 側面
24 端部
25 表面部材
26 芯材
27 流路
28、31 開口部
29 外側部材
30 内側部材
40 加圧機構
41 ジャバラ式押圧部
42 押圧棒
43 フランジ
44 押圧用釦
45 スライダー
46 ゴム球式押圧部
50 ピストン式押圧部
51 ピストン
52 可動域
53 バネ材
60 ジャー容器
61 内蓋
62 外蓋
A 化粧料
B 流体
L1 軸

Claims (8)

  1. 柄及び膨張可能な領域を備える塗布体を有する化粧料の塗布具であって、塗布体内部に流体を有し、塗布体内の流体を押圧する加圧機構を有する塗布具。
  2. 塗布体が膨張可能部分と非膨張部分を備える中空部材である請求項1記載の塗布具。
  3. 非膨張部分の厚さが、膨張可能部分の厚さより肉厚である請求項2記載の塗布具。
  4. 膨張可能部分の材料が、非膨張部分の材料より柔らかい請求項2又は3記載の塗布具。
  5. 塗布体が、膨張可能な表面部材と、非膨張性の芯材を有する請求項1記載の塗布具。
  6. 塗布体が、開口部を有する非膨張性の外側部材と、該外側部材の内側に取り付けられた膨張可能な内側部材を有し、内側部材内に流体を有している請求項1記載の塗布具。
  7. 塗布体が、非膨張性の枠状の外側部材と、該枠状の外側部材の内側に取り付けられた膨張可能な内側部材を有し、内側部材内に流体を有している請求項1記載の塗布具。
  8. 有底筒状の容器本体、容器本体内に設けられたしごき部、及び容器本体のキャップを備えた化粧料容器であって、キャップが請求項1〜7のいずれかに記載の塗布具を有する化粧料容器。
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