JP2017041921A - 送電機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単なセンサを設けるだけで、共鳴系の共鳴状態に影響する1次側コイルと2次側コイルとの位置ズレ等に対応して、DC/AC変換部の損失を低減した制御を行う。
【解決手段】1次側コイル13aから、2次側コイル23a及びバッテリ22を有する受電機器21の2次側コイル23aに対して非接触で交流電力を送電可能な送電機器11において、DC/RF変換器12bは、互いに直列に接続された2つのスイッチング素子Q1〜Q4を有するハーフブリッジ回路を2つ含むフルブリッジ回路12baを備えている。DC/RF変換器12bは、スイッチング素子の温度を検知する温度センサ17を備え、送電側コントローラ15は、温度センサ17により検知したスイッチング素子の温度が、予め設定された温度より高い場合に、温度が低くなるようにDC/RF変換器12bの発振周波数を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送電機器に係り、詳しくは電源コードや送電ケーブルを用いない非接触電力伝送装置の送電機器に関する。
従来から、電源コードや送電ケーブルを用いない非接触電力伝送装置として、例えば、磁場共鳴を用いたものが知られている。非接触電力伝送装置は、交流電源と、交流電源から交流電力が入力される1次側コイルとを有する送電機器を備えている。また、非接触電力伝送装置は、1次側コイルと磁場共鳴可能な2次側コイルを有する受電機器を備えている。そして、1次側コイルと2次側コイルとが磁場共鳴することにより、送電機器から受電機器に交流電力が伝送される。
非接触電力伝送装置で、例えば、数kWの電力を伝送する場合、1次側コイルと2次側コイルの位置関係の変動により、送電機器の電源の出力インピーダンスが数Ω〜数十Ωまで変動する。1次側コイルと2次側コイルの位置ズレにより、DC/AC変換部からの出力電圧と出力電流との位相状態が変化して電力損失が発生する。電力損失が発生すると送電機器の電源が発熱する。
特許文献1には、電力伝送を行っている状況において、周波数の変動に起因した交流電源の異常を回避することができる非接触電力伝送装置の送電機器が提案されている。特許文献1の送電機器は、交流電力を出力可能な交流電源と、前記交流電力が入力される1次側コイルと、を備えている。そして、交流電源は、2次側コイルを有する受電機器に対して非接触で交流電力を送電するため、交流電源が交流電力を出力している状況において、交流電力の周波数が予め定められた許容範囲から外れた場合に、交流電力の出力が停止されるか、又は交流電力の電力値が小さくなるように制御される。
特開2014−121171号公報
特許文献1では、交流電源が出力している交流電力の周波数が予め定められた許容範囲から外れたか否かを判断するために、交流電力の周波数を測定する周波数測定器が必要になる。また、交流電力の周波数が予め定められた許容範囲から外れた場合に、交流電力の出力を継続するためには、交流電力の電力値が小さくなるように制御を行う必要があり、電力値を測定する測定装置(電力計)が必要になる。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単なセンサを設けるだけで、共鳴系の共鳴状態に影響する1次側コイルと2次側コイルとの位置ズレ等に対応して、DC/AC変換部の損失を低減した制御を行うことができる送電機器を提供することにある。
上記課題を解決する送電機器は、外部電力を予め定められた電圧値の直流電力に変換する外部電力変換部と、前記直流電力を予め定められた周波数の交流電力に変換するDC/AC変換部とを有する交流電源と、前記交流電力が入力される1次側コイルと、前記交流電源の出力電力値の可変制御を含む前記交流電源の制御を行う制御部と、を備え、前記1次側コイルから、2次側コイル及び負荷を有する受電機器の前記2次側コイルに対して非接触で前記交流電力を送電可能な送電機器において、前記DC/AC変換部は、互いに直列に接続された2つのスイッチング素子を有するハーフブリッジ回路を2つ含むフルブリッジ回路を備え、前記DC/AC変換部は、前記スイッチング素子の温度を検知する温度検知部を備え、前記制御部は、前記温度検知部により検知した前記スイッチング素子の温度が予め設定された温度より高い場合に、温度が低くなるように前記DC/AC変換部の発振周波数を調整する。ここで、「予め設定された温度」とは、1点の温度ではなく、損失として支障のない範囲の温度を含む。
本発明は、DC/AC変換部の位相状態に応じて、DC/AC変換部における電力損失が異なるという知見に基づいてなされた。詳述すると、DC/AC変換部からの出力電圧と出力電流との位相状態として、出力電圧に対して出力電流が進んでいる位相進みの状態における損失と、出力電圧に対して出力電流が遅れている位相遅れの状態における損失では、位相進みの状態における損失の方が大きいという知見に基づいてなされた。
本発明では、温度検知部によりDC/AC変換部を構成するスイッチング素子の温度が予め設定された温度より高い場合は、DC/AC変換部の位相進みの状態を軽減させるように、具体的にはDC/AC変換部の発振周波数を増加させるようにスイッチング素子のスイッチングを制御(調整)する。したがって、簡単なセンサを設けるだけで、共鳴系の共鳴状態に影響する1次側コイルと2次側コイルとの位置ズレ等に対応して、DC/AC変換部の損失を低減した制御を行うことができる。
前記温度検知部は、各ハーフブリッジ回路の温度を検知可能であり、前記制御部は、各ハーフブリッジ回路の温度差に応じて、前記DC/AC変換部の発振周波数を調整することが好ましい。小電力の電力伝送時において、1次側コイル及び2次側コイルの位置ズレなどによる位相進みの状態における各ハーフブリッジ回路の温度と、位相0の状態の温度との差は小さいため、いずれか一方のハーフブリッジ回路の温度を検知しても位相進みの状態か否かの判断は難しい。しかし、電力伝送時における2つのハーフブリッジ回路の温度差は、小電力出力であっても発生する。したがって、この発明の構成では、小電力出力であっても、DC/AC変換部の発振周波数を調整することができる。
前記温度検知部は、固定相とシフト相の各ハーフブリッジ回路の温度を検知可能であり、前記制御部は、各ハーフブリッジ回路の温度差に応じて、前記DC/AC変換部をフェーズシフト方式で制御することが好ましい。この構成では、周波数の調整が容易になる。
前記温度検知部は、前記フルブリッジ回路のハイサイド相とローサイド相の温度を検知可能であり、前記制御部は、前記ハイサイド相とローサイド相の温度差に応じて、前記DC/AC変換部をPWM方式で制御してもよい。この構成では、フェーズシフト式ではなくても、位相進みの状態を軽減させるようにスイッチング制御を行うことができる。
前記制御部は、前記DC/AC変換部が小電力出力の状態において、前記各ハーフブリッジ回路の温度差が予め設定された値となるように、前記各ハーフブリッジ回路の前記スイッチング素子のスイッチング周波数を調整した後、前記DC/AC変換部から大電力を出力することが好ましい。電力伝送時における2つのハーフブリッジ回路の温度差は、小電力出力であっても発生する。小電力で電力伝送中にスイッチング周波数の調整を行うと、その間の損失は、大電力で電力伝送中にスイッチング周波数の調整を行う場合の損失に比べて小さくなる。この構成では、小電力で電力伝送中にスイッチング周波数の調整を行った後、大電力で電力伝送を行うため、スイッチング周波数の調整を行う間の電力損失を低減することができる。
本発明によれば、簡単なセンサを設けるだけで、共鳴系の共鳴状態に影響する1次側コイルと2次側コイルとの位置ズレ等に対応して、DC/AC変換部の損失を低減した制御を行うことができる。
第1実施形態の送電機器及び非接触電力伝送装置のブロック図。 DC/RF変換器の出力の位相状態と周波数の関係を示すグラフ。 同じく位相状態と出力電圧及び出力電流の関係を示す波形図。 同じく位相状態と損失の関係を示す模式図。 第2実施形態の送電機器及び非接触電力伝送装置のブロック図。 固定相とシフト相の位相状態と、出力電圧及び出力電流との関係を示す波形図。 第3実施形態の制御を示すフローチャート。 第4実施形態のDC/RF変換器のブロック図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、非接触電力伝送装置10は、非接触で電力伝送が可能な送電機器11及び受電機器21を備えている。送電機器11は地上に設けられており、受電機器21は車両に搭載されている。
送電機器11は、交流電力を出力する交流電源12を備えている。交流電源12は、予め定められた周波数の交流電力を出力可能に構成されている。詳述すると、交流電源12は、系統電源Eから入力される外部電力としての系統電力を予め定められた電圧値の直流電力に変換する外部電力変換部としてのAC/DC変換器12aと、前記直流電力を予め定められた周波数の交流電力に変換するDC/AC変換部としてのDC/RF変換器12bとを備えている。すなわち、交流電源12は、外部電力を予め定められた電圧値の直流電力に変換する外部電力変換部と、前記直流電力を予め定められた周波数の交流電力に変換するDC/AC変換部とを有する。
交流電源12から出力された交流電力は、非接触で受電機器21に伝送され、受電機器21に設けられた負荷としてのバッテリ22の充電に用いられる。具体的には、非接触電力伝送装置10は、送電機器11及び受電機器21間の電力伝送を行うものとして、送電機器11に設けられた送電器13と、受電機器21に設けられた受電器23とを備えている。送電機器11は、送電機器11に設けられた1次側インピーダンス変換器14を介して、交流電源12から出力された交流電力が送電器13に入力されるように構成されている。受電機器21は、受電器23によって受電される交流電力を整流し、その整流された直流電力を出力する整流器24を備えている。
送電器13及び受電器23は同一の構成となっており、両者は磁場共鳴可能に構成されている。詳細には、送電器13は、互いに並列に接続された1次側コイル13a及び1次側コンデンサ13bを含む共振回路を有している。受電器23は、互いに並列に接続された2次側コイル23a及び2次側コンデンサ23bを含む共振回路を有している。両共振回路の共振周波数は同一に設定されている。すなわち、送電機器11は、1次側コイル13aから、2次側コイル23a及び負荷(バッテリ22)を有する受電機器21の2次側コイル23aに対して非接触で交流電力を送電可能に構成されている。
交流電源12から出力される交流電力の周波数は、送電器13及び受電器23間にて電力伝送が可能となるように、送電器13及び受電器23の共振周波数に対応させて設定されている。例えば、交流電力の周波数は、送電器13及び受電器23の共振周波数と同一に設定されている。なお、これに限られず、電力伝送が可能な範囲内で、交流電力の周波数と、送電器13及び受電器23の共振周波数とがずれていてもよい。
AC/DC変換器12aは、図示しないスイッチング素子を有し、当該スイッチング素子を周期的にON/OFFさせることにより直流電力を出力する。
DC/RF変換器12bは、互いに直列に接続された2つのスイッチング素子を有するハーフブリッジ回路を2つ含むフルブリッジ回路12baを備えている。詳述すると、フルブリッジ回路12baは、4つのスイッチング素子Q1〜Q4を有し、各スイッチング素子Q1〜Q4はn型のパワーMOSFETで構成されている。各スイッチング素子Q1〜Q4は、それぞれ、ボディダイオード(寄生ダイオード)D1,D2,D3,D4を有している。
フルブリッジ回路12baは、互いに直列に接続された第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2を有する第1のハーフブリッジ回路12bbと、互いに直列に接続された第3のスイッチング素子Q3及び第4のスイッチング素子Q4を有する第2のハーフブリッジ回路12bcとを含む。両ハーフブリッジ回路12bb,12bcは並列に接続されている。第1のハーフブリッジ回路12bbはシフト相を構成し、第2のハーフブリッジ回路12bcは固定相を構成する。
第1のスイッチング素子Q1のドレインは、AC/DC変換器12aの正(+)の出力端に接続されており、第2のスイッチング素子Q2のソースは、AC/DC変換器12aの負(−)の出力端に接続されている。第1のスイッチング素子Q1のソースと第2のスイッチング素子Q2のドレインとは、接続線L1を介して接続されている。
同様に、第3のスイッチング素子Q3のドレインは、AC/DC変換器12aの正(+)の出力端に接続されており、第4のスイッチング素子Q4のソースは、AC/DC変換器12aの負(−)の出力端に接続されている。第3のスイッチング素子Q3のソースと第4のスイッチング素子Q4のドレインとは、接続線L2を介して接続されている。
送電器13の一方の入力端(1次側コイル13aの一端)は、1次側インピーダンス変換器14を介して接続線L1に接続されている。送電器13の他方の入力端(1次側コイル13aの他端)は、1次側インピーダンス変換器14を介して接続線L2に接続されている。
送電機器11は、交流電源12の出力電力値の可変制御を含む交流電源12の制御を行う制御部としての送電側コントローラ15を備えている。送電側コントローラ15は、AC/DC変換器12aのスイッチング素子のON/OFF制御(スイッチング制御)を行う。また、DC/RF変換器12bは、フルブリッジ回路12ba(詳細には両ハーフブリッジ回路12bb,12bc)を動作(駆動)させるドライバ回路16を備えている。送電側コントローラ15はドライバ回路16を介してフルブリッジ回路12baのスイッチング素子Q1〜Q4のON/OFF制御(スイッチング制御)を行う。
送電側コントローラ15は、各スイッチング素子Q1〜Q4の状態が、第1状態と第2状態とに交互に切り替わるようにスイッチング制御を行う。第1状態とは、第1のスイッチング素子Q1及び第4のスイッチング素子Q4がONで、かつ、第2のスイッチング素子Q2及び第3のスイッチング素子Q3がOFFの状態である。また、第2状態とは、第1のスイッチング素子Q1及び第4のスイッチング素子Q4がOFFで、かつ、第2のスイッチング素子Q2及び第3のスイッチング素子Q3がONの状態である。
DC/RF変換器12bは、スイッチング素子の温度を検知する温度検知部としての温度センサ17を備えている。この実施形態では、温度センサ17は、固定相である第2のハーフブリッジ回路12bcのスイッチング素子Q3,Q4の温度を検知する位置に設けられている。温度センサ17としては、例えば、サーミスタやダイオードを用いた公知の構成のものが使用される。
送電側コントローラ15は、温度センサ17の検知結果に基づいて第2のハーフブリッジ回路12bcの温度を把握する。送電側コントローラ15は、温度センサ17により検知したスイッチング素子Q3,Q4の温度が、予め設定された温度より高い場合に、温度が低くなるように交流電源12の発振周波数を調整する。
詳述すると、送電側コントローラ15は、送電器13及び受電器23が適切な位置関係において交流電源12から電力伝送が行われる際の第2のハーフブリッジ回路12bcの温度の値、すなわち基準となる温度の値をメモリに記憶している。なお、交流電源12の温度は、交流電源12から出力される電力の大きさによっても変化し、出力される電力が大きくなるとそれだけでスイッチング素子の温度が高くなる。そのため、基準となる温度は、出力電力を上げたことによる温度上昇を考慮して設定され、出力電力の大きさに対応して基準温度が設定される。
送電機器11から受電機器21への非接触電力伝送が行われる際には、送電側コントローラ15は、温度センサ17により検知された第2のハーフブリッジ回路12bcの温度を把握する。送電側コントローラ15は、第2のハーフブリッジ回路12bcの温度が、基準となる温度より高い場合には、第2のハーフブリッジ回路12bcの温度が低くなるように、DC/RF変換器12bの発振周波数を大きくするように調整する。
受電機器21は、送電側コントローラ15と無線通信可能に構成された受電側コントローラ25を備えている。非接触電力伝送装置10は、送電側コントローラ15及び受電側コントローラ25間の情報の送受信を通じて、電力伝送の開始又は終了などを行う。
次に前記のように構成された非接触電力伝送装置10及び送電機器11の作用を説明する。
車両に搭載されたバッテリ22に充電を行う場合には、車両が送電機器11の近くの所定位置に停止した状態でバッテリ22への充電が行われる。車両が所定位置に停止した後、受電側コントローラ25は、送電側コントローラ15に充電要求信号を送信する。
送電側コントローラ15は、受電側コントローラ25からの充電要求信号を受信すると、電力伝送を行うための制御を開始する。
送電側コントローラ15は、先ず、温度センサ17の検知結果に基づいて第2のハーフブリッジ回路12bcの温度を把握し、温度センサ17により検知したスイッチング素子Q3,Q4の温度が、予め設定された温度(基準温度)より高い場合に、温度が低くなるように交流電源12の発振周波数を調整する。
詳述すると、DC/RF変換器12bからの出力電圧と出力電流との位相状態として、出力電圧に対して出力電流が進んでいる位相進みの状態と、出力電圧に対して出力電流が遅れている位相遅れの状態と、位相進みも位相遅れもない位相0の状態とがある。そして、交流電源12から出力される交流電力の周波数fOと位相状態との関係は、図2に示すように、位相0の状態における周波数fOより周波数fOが大きくなると位相遅れとなり、周波数fOが小さくなると位相進みとなる。
DC/RF変換器12bからの出力電圧と出力電流との関係を位相状態に対応して示すと、図3に示すようになる。
位相状態が位相進みか、位相0か、位相遅れの状態かは、出力電圧のピークと出力電流のピークの関係で判断するのではなく、出力電圧の立ち上がりのタイミングで出力電流がプラス(+)かマイナス(−)かで決まり、出力電圧の立ち上がりのタイミングで出力電流がプラスであれば位相進みとなり、マイナスであれば位相遅れとなる。したがって、図3の上側に示す状態では、出力電圧の立ち上がりのタイミングで出力電流がプラスのため、位相進みとなる。また、図3の中央に示す状態では、出力電圧の立ち上がりのタイミングと、出力電流の立ち上がりのタイミングとは、ほぼ同時となっているため、位相0となる。図3の下側に示す状態では、出力電圧の立ち上がりのタイミングで出力電流がマイナスのため、位相遅れとなる。
位相0の状態では、出力電圧の立ち上がりのタイミングにおける出力電流の値は0で、スイッチングによる電力損失が0になる。位相進みの状態では、出力電圧の立ち上がりのタイミングのときに、出力電流はプラスの値となり、電力損失が大きくなる。一方、位相遅れの状態では、出力電圧の立ち上がりのタイミングのときに、出力電流はマイナスの値となり、電力損失が小さくなる。
そして、位相状態と電力損失との関係を模式的に示すと、図4のようになる。即ち、位相0の状態では非接触電力伝送装置10の損失が最も小さく、位相0の状態から位相遅れ側へ位相状態が変化しても位相進み側へ位相状態が変化しても損失は大きくなる。しかし、位相0の状態から同じ割合で位相が変化した場合、位相進みの方が位相遅れに比べて損失が大きくなる。なお、位相0の状態でも損失が0にならないのは、スイッチングによる損失以外の損失があるためである。
送電側コントローラ15は、温度センサ17により検知された温度が予め設定された温度より高い場合は、DC/RF変換器12bの出力電流が位相進みの状態と判断し、位相進みの状態を軽減させるように、具体的にはDC/RF変換器12bの発振周波数を増加させるようにスイッチング素子のスイッチングを制御(調整)する。周波数の調整は、例えば、100Hzずつ変化させる。その結果、DC/RF変換器12bの位相進みの状態が軽減され、電力損失が軽減される。すなわち、位相検知回路を設けなくても位相状態を判断でき、位相進みの状態で電力伝送を行って電力損失が大きくなることを防止することができる。
DC/RF変換器12bの発振周波数を上げてDC/RF変換器12bの温度が下がった後は、その周波数を維持する。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)送電機器11は、外部電力を予め定められた電圧値の直流電力に変換するAC/DC変換器(外部電力変換部)12aと、直流電力を予め定められた周波数の交流電力に変換するDC/RF変換器(DC/AC変換部)12bと、を有する交流電源12と、交流電力が入力される1次側コイル13aと、交流電源12の出力電力値の可変制御を含む交流電源12の制御を行う送電側コントローラ(制御部)15と、を備え、1次側コイル13aから、2次側コイル23a及びバッテリ22を有する受電機器21の2次側コイル23aに対して非接触で交流電力を送電可能な送電機器である。そして、DC/RF変換器12bは、互いに直列に接続された2つのスイッチング素子Q1,Q2、Q3,Q4を有するハーフブリッジ回路(第1のハーフブリッジ回路12bb及び第2のハーフブリッジ回路12bc)を2つ含むフルブリッジ回路12baを備えている。DC/RF変換器12bは、スイッチング素子Q3,Q4の温度を検知する温度センサ(温度検知部)17を備え、送電側コントローラ15は、温度センサ17により検知したスイッチング素子Q3,Q4の温度が予め設定された温度より高い場合に、温度が低くなるようにDC/RF変換器12bの発振周波数を調整する。具体的には、DC/RF変換器12bの発振周波数を増加させるようにスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチングを制御(調整)する。したがって、簡単なセンサ(温度センサ17)を設けるだけで、共鳴系の共鳴状態に影響する1次側コイル13aと2次側コイル23aとの位置ズレ等に対応して、DC/RF変換器12bの損失を低減した制御を行うことができる。
(2)AC/DC変換器12aにより変換された直流電力を予め定められた周波数の交流電力に変換するDC/AC変換部としてDC/RF変換器12bが使用されている。AC/DC変換器12aにより変換された直流電力を予め定められた周波数の交流電力に変換するDC/AC変換部としては、DC/RF変換器12b以外の構成の回路もあるが、DC/RF変換器12bを使用した場合は、周波数の調整が容易になる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を図5及び図6にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、交流電源12を構成するスイッチング素子の温度を検知する温度検知部が2個設けられている点が第1の実施形態と大きく異なる。第1の実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図5に示すように、DC/RF変換器12bは、スイッチング素子の温度を検知する温度検知部として、温度センサ17に加えて、シフト相である第1のハーフブリッジ回路12bbのスイッチング素子Q1,Q2の温度を検知する位置に設けられている温度センサ18を備えている。すなわち、温度検知部は、各ハーフブリッジ回路12bb,12bcの温度を検知可能である。
送電側コントローラ15は、各ハーフブリッジ回路12bb,12bcの温度差に応じて、フェーズシフト方式でDC/RF変換器12bの各スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング制御を行い、発振周波数を調整する。詳述すると、送電側コントローラ15は、シフト相の第1のハーフブリッジ回路12bbの温度を温度センサ18の検知信号から把握し、固定相の第2のハーフブリッジ回路12bcの温度を温度センサ17の検知信号から把握する。送電側コントローラ15は、両ハーフブリッジ回路12bb,12bcの温度差から交流電源12の出力状態が位相進みの状態であるか否かを判断する。そして、位相進みの状態であれば、DC/RF変換器12bの発振周波数を増加させるように、スイッチング素子Q1〜Q4をフェーズシフト方式によりスイッチング制御する。その結果、固定相の第2のハーフブリッジ回路12bcの位相進みを軽減させる。その結果、位相進みの状態で交流電源12の駆動が継続することによる電力損失の増加が防止される。
フェーズシフト方式によりスイッチング素子Q1〜Q4のデューティ制御を行うと、シフト相の第1のハーフブリッジ回路12bb及び固定相の第2のハーフブリッジ回路12bcの位相状態と、出力電圧、出力電流及び差動出力の関係は図6に示すようになる。すなわち、固定相が位相0の状態におけるスイッチング素子Q1〜Q4のデューティに対して、デューティを小さくしてデューティ制御を行うと、固定相は位相進みの状態になり、差動出力のパルス幅が小さくなる。また、固定相が位相0の状態におけるスイッチング素子Q1〜Q4のデューティに対して、デューティを大きくしてデューティ制御を行うと、固定相は位相遅れの状態になり、差動出力のパルス幅が大きくなる。
DC/RF変換器12bでは、位相が進んでいる状態と遅れている状態では温度の上がり方が違うため、第1のハーフブリッジ回路12bbと第2のハーフブリッジ回路12bcの温度差により位相進みか位相遅れかを判断することができる。したがって、この実施形態では、第1の実施形態のように一方のハーフブリッジ回路の温度により位相状態を判断する場合に比べて、判断が容易で正確になる。その結果、損失がより少なくなり、効率良く電力伝送を行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を図7にしたがって説明する。この実施形態は、非接触電力伝送装置10において電力伝送を行う際のDC/RF変換器12bのスイッチング素子Q1〜Q4を適切な状態でスイッチング制御する方法が第2の実施形態と異なっており、非接触電力伝送装置10のハード面の構成は同じで、制御部としての送電側コントローラ15のソフトが異なっている。
詳述すると、この実施形態では、電力伝送を行う場合、送電機器11の送電側コントローラ15は、最初から目的の大電力を出力する状態で1次側コイル13aと2次側コイル23aの位置ズレなどによる位相進みの状態を抑制する制御を行うのではなく、先ず、小電力の出力状態で位相進みの状態を設定範囲に調整する。そして、位相進みの状態が電力損失の少ない状態で電力伝送が可能な設定範囲に調整された後、大電力の電力伝送を行う。ここで、大電力とは、例えば、数kWを意味し、小電力とは、例えば、数W〜数十Wを意味する。
以下、図7のフローチャートにしたがって、送電側コントローラ15による制御を説明する。
送電側コントローラ15は、ステップS1で、DC/RF変換器12bの出力を小電力出力に設定する。次に送電側コントローラ15は、ステップS2で、スイッチング周波数の調整を行う。スイッチング周波数の調整は、ステップS1で設定された小電力出力を、1次側コイル13a及び2次側コイル23aの位置ズレなどによる位相進みのない状態で電力伝送を行う場合のスイッチング制御のスイッチング周波数に設定することである。
次に送電側コントローラ15は、ステップS3で、温度センサ17,18の検知信号から第1のハーフブリッジ回路12bbの温度T1及び第2のハーフブリッジ回路12bcの温度T2を把握する。
次に送電側コントローラ15は、ステップS4で、第1のハーフブリッジ回路12bbの温度T1と第2のハーフブリッジ回路12bcの温度T2の差が、予め設定された所定の温度差ΔTより大きいか否か、すなわち、T1−T2>ΔTか否かを判断する。
送電側コントローラ15は、ステップS4で、T1−T2>ΔTであればステップS2へ戻り、スイッチング周波数の調整を行う。スイッチング周波数の調整は、現在の周波数より所定周波数大きくすることである。送電側コントローラ15は、ステップS2でスイッチング周波数の調整を行った後、ステップS3及びステップS4の動作を行う。
送電側コントローラ15は、ステップS4で、T1−T2>ΔTでなければ、すなわち、第1のハーフブリッジ回路12bbの温度T1と第2のハーフブリッジ回路12bcの温度T2の差が、予め設定された所定の温度差ΔT以下であれば、ステップS5に進み、大電力出力で電力伝送を行う。
小電力の電力伝送時において、1次側コイル13a及び2次側コイル23aの位置ズレなどによる位相進みの状態における第1のハーフブリッジ回路12bb及び第2のハーフブリッジ回路12bcの温度と、位相0の状態の温度との差は小さいため、いずれか一方のハーフブリッジ回路の温度を検知しても位相進みの状態か否かの判断は難しい。
しかし、電力伝送時における第1のハーフブリッジ回路12bb及び第2のハーフブリッジ回路12bcの温度差は、小電力出力であっても発生する。小電力で電力伝送中にスイッチング周波数の調整を行うと、その間の損失は、大電力で電力伝送中にスイッチング周波数の調整を行う場合の損失に比べて小さくなる。したがって、この実施形態では、スイッチング周波数調整の間の電力損失を低減することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態を図8にしたがって説明する。この実施形態は、フルブリッジ回路12baのハイサイド相とローサイド相の温度を把握して、ハイサイド相とローサイド相の温度差により、位相進みの状態か否かを判断する点が第2の実施形態と異なっている。2個の温度センサ17,18を設ける位置と、温度センサ17,18の検知信号に基づいて送電側コントローラ15が行うスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング制御の方法が異なる点を除き、他の構成は第2の実施形態と同様である。
詳述すると、図8に示すように、DC/RF変換器12bには、フルブリッジ回路12baのハイサイド相のスイッチング素子となる第1のスイッチング素子Q1及び第3のスイッチング素子Q3のうち、第1のスイッチング素子Q1の温度を検知する位置に温度センサ17が設けられている。また、フルブリッジ回路12baのローサイド相のスイッチング素子となる第2のスイッチング素子Q2及び第4のスイッチング素子Q4のうち、第2のスイッチング素子Q2の温度を検知する位置に温度センサ18が設けられている。
送電側コントローラ15は、ハイサイド相のスイッチング素子である第1のスイッチング素子Q1とローサイド相のスイッチング素子である第4のスイッチング素子Q4を同時にオンオフし、ローサイド相のスイッチング素子である第2のスイッチング素子Q2とハイサイド相のスイッチング素子である第3のスイッチング素子Q3を同時にオンオフする。
送電側コントローラ15は、ハイサイド相の第1のスイッチング素子Q1の温度を温度センサ17の検知信号から把握し、ローサイド相の第2のスイッチング素子Q2の温度を温度センサ18の検知信号から把握する。送電側コントローラ15は、ハイサイド相とローサイド相の温度差から交流電源12の出力状態が位相進みの状態であるか否かを判断する。そして、位相進みの状態であれば、位相進みを軽減させるように、スイッチング素子Q1〜Q4をPWM方式で制御する。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 第1の実施形態において、第2のハーフブリッジ回路12bcの温度を検知する代わりに、第1のハーフブリッジ回路12bbの温度を検知してもよい。送電側コントローラ15は、その検知信号からDC/RF変換器12bが位相進みの状態か否かを判断して、位相進みの状態では位相進みの状態を軽減させるようにスイッチング制御を行う。
○ 温度センサ17,18の検知信号から位相進みの状態と判断した場合、出力電力を調整して発振周波数を高くするようにしてもよい。
○ 外部電力は系統電源Eからの交流電力に限らず、所定の電力値の直流電力が入力されてもよい。この場合、AC/DC変換器12aに代えて、DC/DCコンバータを設けてもよい。この場合、DC/DCコンバータが外部電力変換部となる。
○ 各スイッチング素子Q1〜Q4はパワー型のMOSFETであったが、これに限られず、IGBT等他のスイッチング素子を用いてもよい。また、ボディダイオードD1〜D4に代えて、各スイッチング素子Q1〜Q4に並列に接続されるダイオードを別途設けてもよい。要は、スイッチング素子Q1〜Q4に対して並列に接続されるダイオードは、スイッチング素子Q1〜Q4に内蔵されたものであってもよいし、別途取り付けられるものであってもよい。
○ 送電器13と受電器23とは同一の構成であったが、これに限られず、異なる構成であってもよい。
○ 1次側コンデンサ13b及び2次側コンデンサ23bを省略してもよい。この場合、1次側コイル13a及び2次側コイル23aの寄生容量を用いて磁場共鳴させる。
○ 実施形態では、非接触の電力伝送を実現させるために磁場共鳴を用いたが、これに限られず、電磁誘導を用いてもよい。
○ 実施形態では、受電器23にて受電された交流電力は車両のバッテリ22の充電に用いられたが、別の用途に用いてもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)前記制御部は、前記温度検知部により検知した前記スイッチング素子の温度から、前記DC/AC変換部からの出力電圧と出力電流との位相状態が、前記出力電圧に対して前記出力電流が進んでいる位相進みであるか、前記出力電圧に対して前記出力電流が遅れている位相遅れであるかを判断し、位相進みの場合に、位相を遅らせるように、前記DC/AC変換部の発振周波数を調整する請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の送電機器。
Q1,Q2,Q3,Q4…スイッチング素子、11…送電機器、12…交流電源、12ba…フルブリッジ回路、12bb,12bc…ハーフブリッジ回路、13a…1次側コイル、21…受電機器、23a…2次側コイル。

Claims (5)

  1. 外部電力を予め定められた電圧値の直流電力に変換する外部電力変換部と、前記直流電力を予め定められた周波数の交流電力に変換するDC/AC変換部とを有する交流電源と、
    前記交流電力が入力される1次側コイルと、
    前記交流電源の出力電力値の可変制御を含む前記交流電源の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記1次側コイルから、2次側コイル及び負荷を有する受電機器の前記2次側コイルに対して非接触で前記交流電力を送電可能な送電機器において、
    前記DC/AC変換部は、互いに直列に接続された2つのスイッチング素子を有するハーフブリッジ回路を2つ含むフルブリッジ回路を備え、
    前記DC/AC変換部は、前記スイッチング素子の温度を検知する温度検知部を備え、
    前記制御部は、前記温度検知部により検知した前記スイッチング素子の温度が、予め設定された温度より高い場合に、温度が低くなるように前記DC/AC変換部の発振周波数を調整することを特徴とする送電機器。
  2. 前記温度検知部は、各ハーフブリッジ回路の温度を検知可能であり、
    前記制御部は、各ハーフブリッジ回路の温度差に応じて、前記DC/AC変換部の発振周波数を調整する請求項1に記載の送電機器。
  3. 前記温度検知部は、固定相とシフト相の各ハーフブリッジ回路の温度を検知可能であり、
    前記制御部は、各ハーフブリッジ回路の温度差に応じて、前記DC/AC変換部をフェーズシフト方式で制御する請求項2に記載の送電機器。
  4. 前記温度検知部は、前記フルブリッジ回路のハイサイド相とローサイド相の温度を検知可能であり、
    前記制御部は、前記ハイサイド相とローサイド相の温度差に応じて、前記DC/AC変換部をPWM方式で制御する請求項2に記載の送電機器。
  5. 前記制御部は、前記DC/AC変換部が小電力出力の状態において、前記各ハーフブリッジ回路の温度差が予め設定された値となるように、前記各ハーフブリッジ回路の前記スイッチング素子のスイッチング周波数を調整した後、前記DC/AC変換部から大電力を出力する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の送電機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108599389A (zh) * 2017-03-08 2018-09-28 武汉理工大学 一种植入式无线电能传输装置
JP2019103231A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 非接触送電装置及び電力伝送システム

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