JP2017041712A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】送信機の消費電力を少なくできる無線通信システムを提供する。【解決手段】無線信号を送信する複数の送信機と、送信機から送信された無線信号を受信する受信機と、を備える無線通信システムにおいて、無線信号は、送信期間Tonと非送信期間Toffとを繰り返す所定パターンで送信される情報データDa、Db、Dcと、情報データDaの直前に直前非送信期間Tof1を設けて送信機ごとに予め設定された周波数F1の搬送波によって送信されるデータ開始信号STと、情報データDcの直後に直後非送信期間Tof2を設けて送信されるデータ終了信号SOと、を含み、受信機は、周波数F1のデータ開始信号STを受信した後に予め保管された所定パターンに同期して受信し、データ終了信号SOを受信するまでに受信した情報データDa、Db、Dcを、受信情報として出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、複数の送信機からの無線信号を受信機に伝送する無線通信システムに関する。
近年、遠隔地点に設置された各種機器の状態監視や測定機器からの測定データ等を、送信機からの無線信号として受信機に伝送する無線通信システムが普及している。この種の無線通信システムでは、1台の受信機が複数の送信機からの無線信号を受信する構成となっていることが多く、受信した無線信号が自システムの、どの送信機からの無線信号であるかを検出するための情報を送受信している(例えば、特許文献1)。
図5は、特許文献1に記載された無線通信システム100の構成を示すブロック図である。図6は、従来の無線通信システム100の無線信号のフォーマットを示す概略図である。無線通信システム100は、複数の無線チャンネルを択一的に選択して無線信号を送信する複数の送信器120と、無線信号を受信する受信器110とを備える。
各送信器120は、例えば特定小電力無線局からなる送信部121をそれぞれ備えており、各送信器120の種別や所属するシステムの種別に応じた情報を含む無線信号を、受信器110に送信している。受信器110は、例えばマイコンなどからなる制御部111と、例えば特定小電力無線局からなる受信部112と、不揮発性の半導体メモリからなる記憶部113と、液晶パネルやスイッチなどからなる操作入力部114とを備えている。受信部112は、制御部111の制御に応じて動作し、測定した信号強度が所定の閾値よりも高い場合には、その無線チャンネルに流れる無線信号を受信して制御部111に出力する。
送信器120が受信器110に送信する無線信号は、図6に示すようなフォーマットが採用されており、プリアンブルPA、ユニークワードUW、データDA、及び、誤り検出符号CRで構成されている。プリアンブルPAは、例えば「0」と「1」を交互に繰り返すビット同期パターンからなるビット列であり、先頭ビットは「0」、最終ビットは「1」に設定され、このビット列が64ビット以上連続した場合に限ってそのビット列をプリアンブルPAとしてみなすことができる。ユニークワードUWは、プリアンブルPAとは異なるビットからなり、32ビットの長さに設定されている。データDAは、送信した送信器120の識別用アドレス、及び、送信器120が送信を行う送信情報を含むビット列であり、送信する送信情報の内容に応じて、ビット長を可変とすることができる。誤り検出符号CRはCRCからなるビット列であり、送受信時において、少なくともデータDAを構成するビット列にビット反転などの異常を検出することができるように設定されている。受信器110は所定のスキャン周期ごとに、時分割によって各無線チャンネルをスキャンし、ビット同期パターンを含むプリアンブルPAを検出すると続くデータを受信する。
特開2011−066530号公報
しかしながら、従来の無線通信システムでは、送信器の識別用アドレス及び送信する送信情報の送信時間よりプリアンブル等の送信時間が長くなってしまう問題があった。例えば、遠隔地点に設置された機器の送信機が小容量のバッテリーや環境発電装置を電源とする場合には、できるだけ低消費電力であることが要求される。送信機における消費電力は無線送信電力が大半を占めるため、送信時間が長い無線通信システムは送信機の消費電力が多くなってしまうという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、送信機の消費電力を少なくできる無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の無線通信システムは、無線信号を送信する複数の送信機と、前記送信機から送信された前記無線信号を受信する受信機と、を備える無線通信システムにおいて、前記無線信号は、送信期間と非送信期間とを繰り返す所定パターンで送信される情報データと、前記情報データの直前に直前非送信期間を設けて前記送信機ごとに予め設定された周波数の搬送波によって送信されるデータ開始信号と、前記情報データの直後に直後非送信期間を設けて送信されるデータ終了信号と、を含み、前記受信機は、前記周波数の前記データ開始信号を受信した後に予め保管された前記所定パターンに同期して受信し、前記データ終了信号を受信するまでに受信した前記情報データを、受信情報として出力することを特徴とする。
この構成によれば、送信機ごとに予め設定された周波数の搬送波によって送信されるデータ開始信号を受信し、送信機と受信機で予め保管された所定パターン及び周波数にて、データ開始信号に続いて所定パターンで送信される情報データを受信機で同期して受信するため、送信機が最短のデータ開始信号と情報データを送信するだけで誤動作せずに受信機で受信でき、送信機の消費電力を低減できる。
また、本発明の無線通信システムにおいて、前記データ開始信号は、前記周波数が前記送信機ごとに異なる1ビット信号に設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、データ開始信号の周波数が各送信機で異なるので、受信機がデータ開始信号を受信するだけで、送信機から所定パターンで送信される情報データを受信する通信準備ができる。
また、本発明の無線通信システムにおいて、前記送信機から送信される前記無線信号の前記情報データは、該送信機から送信される前記データ開始信号の周波数とは異なる周波数の搬送波によって前記送信期間ごとにホッピングさせていることを特徴とする。
この構成によれば、周波数をホッピングさせて送受信するので、妨害電波に強いものにできる。
また、本発明の無線通信システムにおいて、前記無線信号は、前記周波数の搬送波によって送信される前記データ開始信号と、前記直前非送信期間を設けて前記所定パターンで送信される前記情報データと、前記情報データの直後に前記直後非送信期間を設けて送信される前記データ終了信号と、からなり、複数回繰り返されて送信されることを特徴とする。
この構成によれば、無線信号は複数回繰り返されて送信されるので、受信機が受信できる確率を向上させることができる。とくに、短い無線信号で送信できるので、送信機の電力が少ない場合であっても繰り返す回数を増やすことができる。
また、本発明の無線通信システムにおいて、前記無線信号は、搬送波をオンオフすることによる1ビット通信信号であることを特徴とする。
この構成によれば、搬送波が所定の送信期間にオンであるときに1、オフであるときに0、とする1ビット通信とすることによって、少ない電力で送信できる。
また、本発明の無線通信システムにおいて、前記送信機の電源は、電磁誘導による誘導起電力であることを特徴とする。
この構成によれば、誘導起電力によって送信機の電力をまかなうので、送信機にバッテリーや受電用の配線を接続しなくてもよい。このため、小型軽量で、設置自在にすることができる。
本発明によれば、送信機ごとに予め設定された周波数の搬送波によって送信されるデータ開始信号を受信し、送信機と受信機で予め保管された所定パターン及び周波数にて、データ開始信号に続いて所定パターンで送信される情報データを受信機で同期して受信する。このため、送信機が最短のデータ開始信号と情報データを送信するだけで誤動作せずに受信機で受信でき、送信機の消費電力を低減できる。したがって、送信機の消費電力を少なくできる無線通信システムを提供することができる。
本発明の実施形態の無線通信システムを示すブロック図である。 送信機の構成を示すブロック図である。 送信機から送信される無線信号を説明するタイムチャートであり、図3(a)は送信電力のタイムチャートであり、図3(b)は搬送波の周波数のタイムチャートである。 受信機の受信信号強度を説明するタイムチャートである。 従来の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 従来の無線通信システムの無線信号のフォーマットを示す概略図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態の無線通信システム1を示すブロック図である。図2は、送信機20の構成を示すブロック図である。図3は、送信機20から送信される無線信号を説明するタイムチャートであり、図3(a)は送信電力のタイムチャートであり、図3(b)は搬送波の周波数のタイムチャートである。図4は、受信機の受信信号強度を説明するタイムチャートである。
本実施形態の無線通信システム1は、図1に示すように、無線信号を送信する複数の送信機20と、送信機20から送信された無線信号を受信する受信機10と、を備えている。受信機10は、送信機20から送信された無線信号を受信可能な受信部10aを備え、受信部10aが受信した無線信号から情報データを得て、受信情報として出力する。受信システム50は、複数の受信機10と情報処理部40とを備え、受信情報を無線通信システム1の目的に応じて処理する。
送信機20は、図2に示すように、送信部20a、制御部20b、及び電源部20cを備えている。送信部20aは、無線信号を送信する機能を有する電子回路とアンテナからなる。制御部20bは、情報データを含む無線信号を準備する機能を有する電子回路であり、図示しない演算処理部や記憶部を備えている。電源部20cは、送信部20a及び制御部20bに必要な電力を供給する機能を有し、本実施形態では、発電部20dと電源回路部20eとを備えている。発電部20dは、電磁誘導による誘導起電力を発生させる環境発電装置である。電源回路部20eは、発電部20dが発生した電力を所望の状態に調整する電子回路である。
本実施形態の無線通信システム1に用いられている発電部20dは、駆動軸の移動によって永久磁石がコイルに対して相対移動し、コイルに電流を発生させるものである。なお、発電部20dは、電磁誘導方式の環境発電装置に限らず、例えば圧電方式のものであってもよい。これらの場合、発生する電力が一定でなく、電源回路部20eによって所望の直流電圧に整流されてから供給される。また、発生する電力が比較的一定であるような環境発電装置を用いる場合には、電源回路部20eがより簡単になり、例えば、定電圧回路と呼ばれるものでよい。本実施形態では発電部20dを有する電源部20cを備えている構成としたが、バッテリーを内蔵した電源部を備えている場合であっても、以下に説明する無線信号は同じである。
本実施形態の無線通信システム1では、図3に示す無線信号が送信機20の送信部20aから送信される。無線信号はデータ開始信号ST、情報データDa、Db、Dc、及びデータ終了信号SOを含んでいる。
図3(a)に示すように、無線信号は、送信期間Tonと非送信期間Toffとを繰り返す所定パターンTaで送信される。図3(a)に示す事例では、最初の送信期間Tonでデータ開始信号STが送信される。直前非送信期間Tof1経過後、情報データDa、Db、Dcが、それぞれ、送信期間Tonと非送信期間Toffとを繰り返す所定パターンTaで送信される。直後非送信期間Tof2に続く送信期間Tonでは、データ終了信号SOが送信される。このとき、図3(b)に示すように、最初の送信期間Tonでは搬送波の周波数が予め設定された周波数F1であり、その後の送信期間Tonで、順にF1a、F1b、F1c、F1dの周波数にホッピングさせる。なお、図3(a)の情報データDbでは送信電力がゼロであり、図3(b)の周波数F1bの搬送波は送信されていない仮想のものである。
無線信号は、搬送波をオンオフすることによる1ビット通信信号である。すなわち、搬送波が所定の送信期間Tonにオンであるときに1、オフであるときに0である。情報データDa、Db、Dcは、3ビットのデジタル情報を意味している。図3(a)の事例では、(101)を表している。所定パターンTaの繰り返し回数で情報量を増やすことができ、例えば8回の場合には8ビットのデジタル情報を送信できる。しかしながら、従来の無線信号は、このような3ビット〜8ビットの情報量が比較的少ないデジタル情報を送信する場合であっても、プリアンブル等の送信時間が長くなってしまう問題があった。
本実施形態の無線通信システム1では、情報データDaの直前に直前非送信期間Tof1を設けてデータ開始信号STが送信される。データ開始信号STは、周波数F1の搬送波で送信される。図3(a)の事例では、データ開始信号STが1ビット信号に設定されている。ただし、送信可能なデータ開始信号STはデジタル値が「1」の1ビット信号であり、デジタル値が「0」の1ビット信号ではない。
また、情報データDcの直後に、直後非送信期間Tof2を設けてデータ終了信号SOが送信される。図3(a)の事例では、データ終了信号SOが1ビット信号に設定されている。ただし、送信可能なデータ終了信号SOはデジタル値が「1」の1ビット信号であり、デジタル値が「0」の1ビット信号ではない。
なお、直前非送信期間Tof1及び直後非送信期間Tof2は、非送信期間Toffと等しい。以上の無線信号は、データの送信開始と送信終了を認識させるための送信時間が最短であり、これによって、情報量の少ないデジタル情報を送信する場合に必要な送信時間が大幅に短縮される。
さらに、情報データDa、Db、Dcの搬送波が、図3(b)に示すように、データ開始信号STの搬送波の周波数F1からホッピングさせた周波数F1a、F1b、F1cに変化している。さらに、データ終了信号SOは、周波数F1と異なる周波数F1dにホッピングさせている。
本実施形態の無線通信システム1では、無線信号が、図3(a)に示す送信期間Tonと非送信期間Toffとを繰り返す所定パターンTaで送信され、続いて、非送信期間Toffより間隔を空けてから、再び図3(a)に示す繰り返しパターンTbで繰り返し送信される。この無線信号は、発電部20dの発生電力によって送信部20aに必要な電力が供給されている限り繰り返すことが可能であるが、予め繰り返し回数を設定しておくことが好ましい。
本実施形態の無線通信システム1では、図1に示す送信機20ごとに、図3に示すデータ開始信号STの搬送波の周波数F1が異なるように予め設定されている。搬送波の第1周波数F1が異なる送信機20ごとに対応して、送信機20の台数分の受信機10が用意されている。
それぞれの受信機10は、それぞれ異なる周波数F1を受信できる状態に予め設定され、対応する送信機20からのデータ開始信号STを待ち受けている。
受信機10は、周波数F1の受信信号強度(RSSI)が検出閾値を超えたときに、所定パターンTaで無線信号を受信できるように同期する。図4は図3(a)に示す無線信号を受信した場合の受信機10の受信信号強度(RSSI)を示すタイムチャートである。
送信機20からの無線信号が図3に示す所定パターンTaで繰り返されるので、受信機10の受信信号強度(RSSI)も送信期間Tonに対応する期間に検出される。さらに、データ開始信号STの搬送波の周波数F1からホッピングさせた周波数F1a、F1b、F1cに変化するので、受信機10の受信周波数を対応させて変化させることによって受信信号強度(RSSI)が検出される。もし、周波数F1の受信信号が送信機20からの無線信号でない妨害電波であれば、その後に予め保管された所定パターンTaでの繰り返し及び周波数ホッピングを受信することはあり得ない。したがって、図4に示すように、予め保管された所定パターンTaに同期して受信信号強度(RSSI)を受信した場合には、送信機20からの無線信号であることが明らかである。したがって、データ開始信号STに続いて送信された情報データDa、Db、Dcを3ビットのデジタル情報の受信情報として出力する。
本実施形態の無線通信システム1では、無線信号が、非送信期間Toffより間隔を空けてから繰り返しパターンTbで繰り返し送信される。無線信号は複数回繰り返されて送信されるので、受信機10が受信できる確率を向上させることができる。とくに、短い無線信号で送信できるので、送信機20の電力が少ない場合であっても繰り返す回数を増やすことができる。そして、受信機10は繰り返しパターンTbで受信した後は、その繰り返しの無線信号を受信情報として繰り返し出力することとなる。図1に示す情報処理部40では、繰り返される無線信号をいったん記憶して比較し、正しい情報を選択することができる。
なお、より正しい信号を選択することができるようにするため、送信すべき情報データDa、Db、Dcに加えて、その後にパリティ信号を送信するように追加してもよい。
また、受信システム50は複数の受信機10と情報処理部40とを備えるとしたが、複数の受信機10がそれぞれ情報処理部を備えるものであってもよい。また、図1を参照して、受信機10を複数台備えた受信システム50として説明したが、これに限らず、例えば、受信部を複数個備え、複数の受信部に対応して複数の出力が得られる受信機で無線通信システムを構成してもよい。
本実施形態の無線通信システム1では、図3(a)に示すように、送信電力が送信期間Tonの合計時間以内の時間であるので、非送信期間Toffを含む繰り返しパターンTbの時間に比べて送信機20の電力は少なくできる。さらに、データ開始信号STとデータ終了信号SOを1ビット信号に設定しているため、それらに要する送信電力が最小で済む。また、送信機20ごとにデータ開始信号STの搬送波の周波数F1を変えているので、受信機10がデータ開始信号STを受信するだけで、送信機20から所定パターンTaで送信される情報データDa、Db、Dcを受信する通信準備ができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の無線通信システム1は、無線信号を送信する複数の送信機20と、送信機20から送信された無線信号を受信する受信機10と、を備える。無線信号は、送信期間Tonと非送信期間Toffとを繰り返す所定パターンTaで送信される情報データDa、Db、Dcと、情報データDaの直前に直前非送信期間Tof1を設けて送信機20ごとに予め設定された周波数F1の搬送波によって送信されるデータ開始信号STと、情報データDcの直後に直後非送信期間Tof2を設けて送信されるデータ終了信号SOと、を含む。受信機10は、周波数F1のデータ開始信号STを受信した後に予め保管された所定パターンTaに同期して受信し、データ終了信号SOを受信するまでに受信した情報データDa、Db、Dcを、受信情報として出力する。
この構成によれば、送信機20ごとに予め設定された周波数F1の搬送波によって送信されるデータ開始信号STを受信する。そして、送信機20と受信機10で予め保管された所定パターンTa及び周波数にて、データ開始信号STに続いて所定パターンTaで送信される情報データDa、Db、Dcを受信機10で同期して受信する。このため、送信機20が最短のデータ開始信号STと情報データDa、Db、Dcを送信するだけで誤動作せずに受信機10で受信でき、送信機20の消費電力を低減できる。
また、本実施形態の無線通信システム1において、データ開始信号STは、周波数F1が送信機20ごとに異なる1ビット信号に設定されている。
この構成によれば、データ開始信号STの周波数F1が各送信機20で異なるので、受信機10が1ビット信号であるデータ開始信号STを受信するだけで、送信機20から所定パターンTaで送信される情報データDa、Db、Dcを受信する通信準備ができる。
また、本実施形態の無線通信システム1において、送信機20から送信される無線信号の情報データDa、Db、Dcは、送信機20から送信されるデータ開始信号STの周波数F1とは異なる周波数の搬送波によって送信期間Tonごとにホッピングさせている。
この構成によれば、周波数をホッピングさせて送受信するので、妨害電波に強いものにできる。
また、本実施形態の無線通信システム1において、無線信号は、周波数F1の搬送波によって送信されるデータ開始信号STと、直前非送信期間Tof1を設けて所定パターンTaで送信される情報データDa、Db、Dcと、情報データDa、Db、Dcの直後に直後非送信期間Tof2を設けて送信されるデータ終了信号SOと、からなり、複数回繰り返されて送信される。
この構成によれば、無線信号は複数回繰り返されて送信されるので、受信機10が受信できる確率を向上させることができる。とくに、短い無線信号で送信できるので、送信機20の電力が少ない場合であっても繰り返す回数を増やすことができる。
また、本実施形態の無線通信システム1において、無線信号は、搬送波をオンオフすることによる1ビット通信信号である。
この構成によれば、搬送波が所定の送信期間Tonにオンであるときに1、オフであるときに0、とする1ビット通信とすることによって、少ない電力で送信できる。
また、本実施形態の無線通信システム1において、送信機20の電源は、電磁誘導による誘導起電力である。
この構成によれば、誘導起電力によって送信機20の電力をまかなうので、送信機20にバッテリーや受電用の配線を接続しなくてもよい。このため、小型軽量で、設置自在にすることができる。
以上のように、本発明の実施形態の無線通信システム1を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、データ開始信号STは、周波数F1が送信機20ごとに異なる1ビット信号に設定されているとしたが、複数の送信機20から送信される時刻が予め決まっている場合には周波数F1が同じであってもよい。また、1ビット信号でなく2ビットまたは3ビットの信号で構成して、データ開始信号STの送信で周波数ホッピングさせて、その検出を確実なものとするように変更してもよい。
(2)本実施形態において、情報データDa、Db、Dcは、周波数F1とは異なる周波数の搬送波によって送信期間Tonごとにホッピングさせているとしたが、妨害電波の影響が少ない環境下であれば、周波数ホッピングしないものであってもよい。この場合は、妨害電波があったタイミングでは検出困難となるが、繰り返して送信することによって、その確率を少なくすることができる。
(3)本実施形態において、無線信号は、搬送波をオンオフすることによる1ビット通信信号であるとしたが、上記のように周波数ホッピングを行わない場合には、搬送波が繰り返しパターンTbの時間にわたって連続送信されるものであってもよい。この場合、データ開始信号ST、情報データDa、Db、Dc、及びデータ終了信号SOを変調信号として送信する。
1 無線通信システム
10 受信機
10a 受信部
20 送信機
20a 送信部
20b 制御部
20c 電源部
20d 発電部
20e 電源回路部
40 情報処理部
50 受信システム
Da 情報データ
Db 情報データ
Dc 情報データ
F1 周波数
SO データ終了信号
ST データ開始信号
Ta 所定パターン
Tb 繰り返しパターン
Toff 非送信期間
Tof1 直前非送信期間
Tof2 直後非送信期間
Ton 送信期間

Claims (6)

  1. 無線信号を送信する複数の送信機と、
    前記送信機から送信された前記無線信号を受信する受信機と、を備える無線通信システムにおいて、
    前記無線信号は、送信期間と非送信期間とを繰り返す所定パターンで送信される情報データと、前記情報データの直前に直前非送信期間を設けて前記送信機ごとに予め設定された周波数の搬送波によって送信されるデータ開始信号と、前記情報データの直後に直後非送信期間を設けて送信されるデータ終了信号と、を含み、
    前記受信機は、前記周波数の前記データ開始信号を受信した後に予め保管された前記所定パターンに同期して受信し、前記データ終了信号を受信するまでに受信した前記情報データを、受信情報として出力することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記データ開始信号は、前記周波数が前記送信機ごとに異なる1ビット信号に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記送信機から送信される前記無線信号の前記情報データは、該送信機から送信される前記データ開始信号の前記周波数とは異なる周波数の搬送波によって前記送信期間ごとにホッピングさせていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線信号は、前記周波数の搬送波によって送信される前記データ開始信号と、前記直前非送信期間を設けて前記所定パターンで送信される前記情報データと、前記情報データの直後に前記直後非送信期間を設けて送信される前記データ終了信号と、からなり、複数回繰り返されて送信されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記無線信号は、搬送波をオンオフすることによる1ビット通信信号であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記送信機の電源は、電磁誘導による誘導起電力であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の無線通信システム。

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