JP2017034617A - 機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法及び機器制御プログラム - Google Patents

機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法及び機器制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の設定状態及びセンサ情報からユーザの行動をきめ細かく客観的に判断し、ユーザの行動に応じて適切かつ動的に機器を制御する。
【解決手段】制御情報に基づいて制御される電気機器300の状態を表す機器状態情報330を取得する機器状態情報取得部122と、センサにより検出されたセンサ情報340を取得するセンサ情報取得部123と、取得された機器状態情報330とセンサ情報340とを用いて、ユーザの行動を判定し、判定した結果を行動判定結果1251として出力する行動判定部125と、行動判定結果1251を用いて電気機器300の制御情報に設定する設定内容を決定し、電気機器に設定内容を設定する制御設定要求1292を出力する設定内容決定部129とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法及び機器制御プログラムに関する。特に、ユーザの行動に応じて機器の制御を行う機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法及び機器制御プログラムに関する。
情報家電端末は多機能化が進み、多くはネットワーク接続が可能となっている。多機能化は機器に様々な利用価値を生み出すが、複雑化した機能の選択操作はユーザに煩わしさを与えてしまっている。機器を簡易な操作で複数同時に制御することができるシステムが望まれている。
特許文献1では、携帯端末で利用者の生体情報及び周囲環境などの各種情報を取得し、利用者の状況に応じて機器設定を行う技術が開示されている。
また、特許文献2では、人感センサと電気設備のオンオフとユーザの音声とから住人の行動を検知することによって、行動に応じた適切な生活支援情報を住人に提示するシステムが開示されている。
特開2007−158574号公報 特開2006−276283号公報
情報家電端末装置の機能及び設定におけるユーザのニーズは、ユーザの行動状況に応じて異なるものである。具体的には、「調理中は手が離せないので、電子レンジの調理完了音の通知は1回だけがよい」、「冷蔵庫清掃中は開けっ放しにするので、閉め忘れ警告音は消音したい」といったニーズがある。
特許文献1の方式では、温度、湿度、空気の汚れ度合に関する情報のみを扱う。よって、特許文献1の方式で判定可能なユーザの状況は、暑い、寒い等ユーザの主観に関わる状態に限定される。したがって、機器の設定状態及びセンサ情報からユーザの行動を客観的に判断し、ユーザの行動に応じて適切に機器を制御することはできないという課題がある。
また、特許文献2の方式では、機器の電源のオンオフ及びユーザの音声情報からユーザの行動を検知し、生活支援情報を提示しているのみである。したがって、特許文献2の方式では、機器の設定状態及びセンサ情報からユーザの行動をきめ細かく客観的に判断し、ユーザの行動に応じて適切に機器を制御することはできないという課題がある。
本発明は、機器の設定状態及びセンサ情報からユーザの行動をきめ細かく客観的に判断し、ユーザの行動に応じて適切かつ動的に機器を制御することを目的とする。
本発明に係る機器制御装置は、センサを含む電気機器であって制御情報に基づいて制御される電気機器を制御する機器制御装置において、
前記電気機器の状態を表す機器状態情報を取得する機器状態情報取得部と、 前記センサにより検出されたセンサ情報を取得するセンサ情報取得部と、
前記機器状態情報取得部により取得された前記機器状態情報と前記センサ情報取得部により取得された前記センサ情報とを用いて、前記電気機器を利用するユーザの行動を判定し、判定した結果を行動判定結果として出力する行動判定部と、
前記行動判定結果を用いて、前記電気機器の前記制御情報に設定する設定内容を決定し、前記電気機器の前記制御情報に前記設定内容を設定する要求を制御設定要求として出力する設定内容決定部とを備える。
本発明に係る機器制御装置は、制御情報に基づいて制御される電気機器の状態を表す機器状態情報を取得する機器状態情報取得部と、センサにより検出されたセンサ情報を取得するセンサ情報取得部と、取得された機器状態情報とセンサ情報とを用いて、ユーザの行動を判定し、判定した結果を行動判定結果として出力する行動判定部と、行動判定結果を用いて電気機器の制御情報に設定する設定内容を決定し、電気機器に設定内容を設定する制御設定要求を出力する設定内容決定部とを備えるので、機器状態情報及びセンサ情報からユーザの行動をきめ細かく判定し、ユーザの行動に応じて適切かつ動的に、電気機器に対して制御情報に設定内容を設定する制御設定要求を出力することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る機器制御システム10のシステム構成図。 実施の形態1に係る機器制御装置100の機能ブロック図。 実施の形態1に係る機器制御装置100の機器制御方法9100、機器制御プログラム9200の機器制御処理S100の概要を示すフロー図。 実施の形態1に係る機器設定情報取得部131の機器設定情報取得処理S200を示すフロー図。 実施の形態1に係る機器制御処理S100の詳細を示すフロー図。 実施の形態1に係る第1行動定義情報12611の構成図。 実施の形態1に係る第2行動定義情報12612の構成図。 実施の形態1に係る行動定義情報1261の構成の他の例を示す図。 実施の形態1に係る設定定義情報1301の構成図。 実施の形態2に係る機器制御装置100aのブロック構成図。 実施の形態2に係る生活パターン情報1281の構成図。 実施の形態2に係る生活パターン情報記憶処理S300を示すフロー図。 実施の形態3に係る機器制御処理S100bを示すフロー図。 機器制御装置100,100aのハードウェア構成図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係る機器制御システム10のシステム構成の概要について説明する。
機器制御システム10は、機器制御装置100、ネットワーク200、電気機器300を備える。
機器制御装置100は、センサを含む電気機器300であって制御情報320に基づいて制御される電気機器300を制御する。
電気機器300の具体例としては、情報家電端末装置311とセンサデバイス312とがある。
情報家電端末装置311の具体例としては、冷蔵庫、IHクッキングヒーター、エアーコンディショナーディショナー、電子レンジ、掃除機がある。
センサデバイス312の具体例としては、人感センサ、音センサがある。
電気機器300に含まれるセンサには、センサデバイス312と、情報家電端末装置311が備える機器センサとが含まれる。
なお、電気機器300における情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の種類及び数は、図1の具体例に限定するものではない。
ネットワーク200は、電気機器300が設備されている住空間に用いられるホームネットワークである。また、ユーザは、住空間において電気機器300を利用し、電気機器300が設備されている住空間の住人とも称される。
情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各々は、ネットワーク200を介して機器制御装置100との間で情報の送受信を行うための通信部360を有する。具体的には、情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各々は、機器制御装置100へ通信部360により機器状態情報330及びセンサ情報340を送信する。また、情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各々は、機器制御装置100からの制御設定要求を通信部360により受信し、受信した制御設定要求により制御情報320が変更される。
機器制御装置100は、電気機器300から送信される機器状態情報330及びセンサ情報340を解析して、ユーザの行動状況を判定し、その判定結果に基づき、電気機器300に対して制御情報320を変更する要求を制御設定要求として送信する。
<電気機器300の説明>
電気機器300を構成する情報家電端末装置311及びセンサデバイス312について説明する。
電気機器300は、自電気機器が有する制御情報320に基づいて制御される機器である。制御情報320は、各電気機器300が有している。なお、図示はないが、各電気機器300は制御情報320を用いて制御を行う制御部を備える。
情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各々は、電源状態及び設定状態がネットワーク200を介して取得可能及び設定可能な機器である。電源状態とは、電気機器300各々の電源のオンオフの状態である。設定状態とは、電気機器300各々における、動作モードの設定あるいは通知音のオンオフの設定などである。電源状態及び設定状態を機器状態情報330とする。機器状態情報330は、制御情報320に含まれる情報であってもよい。
また、情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各々は、情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各々に備え付けられている機器センサのセンサ情報340がネットワーク200を介して取得可能な機器である。
情報家電端末装置311及びセンサデバイス312は、各々に機器設定情報350が定義されている。
機器設定情報350は、情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各々において、制御情報320に設定可能な項目及び設定可能な値の範囲を定義する情報である。機器設定情報350は、各電気機器300が備えている。
機器設定情報350は、ネットワーク200を介して他の機器より取得可能である。
なお、電気機器300各々の機器状態情報330、センサ情報340及び機器設定情報350は、ネットワーク200に接続されている電気機器300及び機器制御装置100の各々が能動的に取得してもよい。また、電気機器300各々の機器状態情報330、センサ情報340及び機器設定情報350は、電気機器300の各々が自らリアルタイムに機器制御装置100へ送信してもよい。
図1を用いて、電気機器300、すなわち情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の具体例について説明する。
冷蔵庫は、庫内を撮影するカメラと、扉が開いているが閉じているかを示す扉の開閉状態を検出可能なセンサとを備えている。冷蔵庫は、カメラで撮影した画像データと扉の開閉状態とを機器制御装置100へ送信する。また、冷蔵庫は、機器制御装置100からの要求に応じて、扉の閉め忘れ警告音のオンオフ及び音量の大小の設定の変更が可能である。
IHクッキングヒーターは、複数のコンロを備え、各コンロの加熱状態を機器制御装置100へ送信する。加熱状態とは、加熱している、加熱していない、弱火、中火、強火などの出力状態である。
エアーコンディショナーは、周囲を撮影可能なカメラを備えており、カメラで撮影した画像データを機器制御装置100へ送信する。
電子レンジは、機器制御装置100からの要求に応じて、調理完了時の通知音の通知頻度の設定の変更が可能である。通知頻度の設定とは、定期的に通知する、1回だけ通知するなどの設定である。
なお、上述した電気機器300が備えるセンサ及びカメラは機器センサの例である。
情報家電端末装置311には、上述した家電の他に、照明、インターホン、掃除機、テレビ、オーディオ機器などが含まれる。それらの電気機器300についても通信機能を備え、機器制御装置100へ情報を送信すると共に、機器制御装置100からの要求に応じて設定状態を変更する機能を有する。
人感センサは、周囲の人体の有無を検出可能なセンサである。
音センサは、周囲の音量を計測可能なセンサである。
これらセンサデバイス312は、情報家電端末装置311に搭載されていてもよいし、単独で設置されていてもよい。
<機器制御装置100の説明>
図2を用いて、本実施の形態に係る機器制御装置100の機能ブロックについて説明する。
機器制御装置100は、通信制御部121、機器状態情報取得部122、センサ情報取得部123、行動判定部125、設定内容決定部129、機器設定情報取得部131を備える。
また、機器制御装置100は、機器情報記憶部124、行動定義情報記憶部126、設定定義情報記憶部130、機器設定情報記憶部132を備える。
機器情報記憶部124は、機器情報1241を記憶する。行動定義情報記憶部126は、行動定義情報1261を記憶する。設定定義情報記憶部130は、設定定義情報1301を記憶する。機器設定情報記憶部132は、機器設定情報350を記憶する。
機器制御装置100は、機器制御サーバともいう。
<通信制御部121>
通信制御部121は、ネットワーク200を介して電気機器300と通信する。
<機器状態情報取得部122>
機器状態情報取得部122は、電気機器300の状態を表す機器状態情報330を取得する。機器状態情報取得部122は、通信制御部121を介して、電気機器300の機器状態情報330を取得する。
機器状態情報330とは、情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各機器が他の機器より取得可能な設定項目及び設定値である。より具体的には、機器状態情報330とは、機器の電源のオンオフを表す電源状態、機器において選択されている動作モード、機器の通知音のオンオフの設定などの機器の現在の状態である。
情報家電端末装置311の機器状態情報330の例としては、エアーコンディショナーであれば暖房モードあるいは冷房モードなどを示す動作モード、設定温度の設定値などである。また、冷蔵庫であれば、扉が開いているかあるいは閉まっているかを示す開閉状態、閉め忘れ警告音のオンオフの状態、閉め忘れ警告音の音量の大小などである。
センサデバイス312の機器状態情報330の例としては、検知閾値レベルの設定値などである。
<センサ情報取得部123>
センサ情報取得部123は、センサにより検出されたセンサ情報340を取得する。センサ情報取得部123は、通信制御部121を介して、電気機器300のセンサ情報340を取得する。
センサ情報340とは、情報家電端末装置311及びセンサデバイス312の各機器に備えられたセンサより取得可能な映像データ、音声データ、人体の検出有無などのデータである。
情報家電端末装置311のセンサ情報340の例としては、エアーコンディショナーに取り付けたカメラが撮影する映像データなどである。
センサデバイス312のセンサ情報340の例としては、人感センサが検出した人の有無、音センサが検出した周囲の音量などである。
機器情報記憶部124は、機器状態情報330が機器状態情報取得部122により取得された時刻と機器状態情報330とが対応付けられると共に、センサ情報340がセンサ情報取得部123により取得された時刻とセンサ情報340とが対応付けられた機器情報1241を記憶する。機器情報記憶部124は、機器状態情報取得部122が取得した機器状態情報330と、センサ情報取得部123が取得したセンサ情報340とを、各々取得した時刻と対応付けて一時的に記憶機器に蓄積する。
機器状態情報取得部122は、取得した機器状態情報330を現在時刻情報と対応付けて機器情報1241として機器情報記憶部124に記憶する。ここで、現在時刻情報とは、機器状態情報330が機器状態情報取得部122により取得された時刻を表す情報である。
センサ情報取得部123は、取得したセンサ情報340を現在時刻情報と対応付けて機器情報1241として機器情報記憶部124に記憶する。ここで、現在時刻情報とは、センサ情報340がセンサ情報取得部123により取得された時刻を表す情報である。
機器情報1241は、一時的に蓄積される一時蓄積データともいう。また、機器情報記憶部124は、一時蓄積データを記憶する一時蓄積データ記憶部ともいう。
機器情報1241は、後述する行動判定部125が行動判定処理を行う際に使用される。
機器情報1241の蓄積期間に限定は無く、物理的な資源が枯渇しない限り蓄積を続けてもよい。週単位、あるいは月単位などの長期間蓄積する事が望ましい。そうすることで、週単位、あるいは月単位などの住人の生活パターンが検出できるためである。
<行動判定部125>
行動判定部125は、機器状態情報取得部122により取得された機器状態情報330とセンサ情報取得部123により取得されたセンサ情報340とを用いて、電気機器300を利用するユーザの行動を判定する。行動判定部125は、判定した結果を行動判定結果1251として出力する。
行動判定部125は、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340を用いて、ユーザの行動を判定する。
行動定義情報記憶部126は、ユーザの行動を定義する条件と、ユーザの行動を識別する行動識別子IDとが対応付けられた行動定義情報1261を記憶する。
ユーザの行動を定義する条件とは、ユーザによる電気機器300の利用状況を含む条件である。
行動識別子IDは、条件により定義されるユーザの行動を識別する識別子である。
また、行動定義情報記憶部126は、行動定義情報1261として、第1行動定義情報12611と第2行動定義情報12612とを備えていてもよい。
行動定義情報1261の詳細については後述する。
行動判定部125は、行動定義情報1261から、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340の各々に合致する条件に対応付けられた行動識別子IDを抽出する。
行動判定部125は、抽出した行動識別子IDを行動判定結果1251として出力する。
<設定内容決定部129>
設定内容決定部129は、行動判定結果1251を用いて、電気機器300の制御情報320に設定する設定内容1291を決定する。設定内容決定部129は、電気機器300の制御情報320に設定内容1291を設定する要求を制御設定要求1292として出力する。
設定内容決定部129は、行動判定部125により判定された住人、すなわちユーザの行動に応じた電気機器300の設定内容1291を決定する。設定内容決定部129は、電気機器300に対して、決定した設定内容1291に機器設定を変更する要求である制御設定要求1292を出力する。
制御設定要求1292は、通信制御部121を介して電気機器300に送信される。設定内容1291とは、制御情報320に設定を行う対象の電気機器300と、その電気機器300の制御情報320に設定する設定項目及び設定値とを含む。
設定定義情報記憶部130は、行動識別子IDと、電気機器300の制御情報320に設定する内容である機器設定内容13012とが対応付けられた設定定義情報1301を記憶する。
設定定義情報1301の詳細については後述する。
設定内容決定部129は、設定定義情報1301から、行動判定結果1251として出力された行動識別子IDに対応付けられた機器設定内容13012を抽出し、抽出した機器設定内容13012を設定内容1291として決定する。
<機器設定情報取得部131>
機器設定情報取得部131は、電気機器300の制御情報320に設定する設定値の設定範囲を定義する機器設定情報350を取得する。機器設定情報取得部131は、通信制御部121を介して、電気機器300の機器設定情報350を取得し、機器設定情報記憶部132に記憶する。
機器設定情報350とは、上述したように、各電気機器300に対して他の機器より設定可能な設定項目及び設定可能な設定値の範囲を示すものであり、各電気機器300に定義されている。
同一種類の電気機器300であっても、メーカーあるいは機種毎に制御方法は異なるものである。機器設定情報取得部131は、電気機器300毎に機器設定情報350を管理しており、電気機器300毎に機器設定情報350の読み出し及び書き出しが可能である。
設定内容決定部129は、設定定義情報1301と機器設定情報350とに基づいて、設定内容1291の決定を行う。
設定内容決定部129は、機器設定内容13012が機器設定情報350に定義された設定範囲内であるか否かを判定し、機器設定内容13012が設定範囲内である場合に機器設定内容13012を設定内容1291として決定する。
設定内容決定部129は、設定内容1291の決定に際して、機器設定情報350を用いて、設定定義情報1301から導き出した機器設定内容13012が対象の電気機器300に設定可能であるか否かを判断する。設定内容決定部129は、設定定義情報1301から導き出した機器設定内容13012が対象の電気機器300に設定不可能な場合は別の設定内容で代替する。
具体的には、設定定義情報記憶部130は、機器設定内容13012の代替となる代替設定内容13013を設定定義情報1301に記憶する。
設定内容決定部129は、機器設定内容13012が設定範囲内にない場合に代替設定内容13013を設定内容1291として決定する。
***動作の説明***
図3を用いて、本実施の形態に係る機器制御装置100の機器制御方法9100、機器制御プログラム9200の機器制御処理S100の概要について説明する。
機器状態情報取得部122は、電気機器300の状態を表す機器状態情報330を取得する機器状態情報取得処理S110を実行する。
センサ情報取得部123は、電気機器300が有するセンサにより検出されたセンサ情報340を取得するセンサ情報取得処理S120を実行する。
行動判定部125は、機器状態情報取得処理S110により取得された機器状態情報330とセンサ情報取得処理S120により取得されたセンサ情報340とを用いて、電気機器300を利用するユーザの行動を判定する。そして、行動判定部125は、判定した結果を行動判定結果1251として出力する行動判定処理S130を実行する。
設定内容決定処理129は、行動判定結果1251を用いて、電気機器300の制御情報320に設定する設定内容1291を決定する。そして、設定内容決定処理129は、電気機器300の制御情報320に設定内容1291を設定する要求を制御設定要求1292として出力する設定内容決定処理S140を実行する。
なお、図3の機器制御処理S100では、機器状態情報取得処理S110の次にセンサ情報取得処理S120を実行しているが、センサ情報取得処理S120の次に機器状態情報取得処理S110を実行してもよいし、機器状態情報取得処理S110とセンサ情報取得処理S120とを並行して実行してもよい。
図4を用いて、本実施の形態に係る機器設定情報取得部131による機器設定情報取得処理S200について説明する。図4では、機器制御装置100の機器設定情報取得部131が、機器設定情報350を取得し、機器設定情報記憶部132に蓄積する際の一連の動作を示している。
S210において、機器設定情報取得部131は、通信制御部121を介して、ネットワーク200に接続されている電気機器300の機器設定情報350を取得する。機器設定情報取得部131は、ネットワーク200に対して新たに電気機器300が接続されたことを検出したタイミングで、新たに接続された電気機器300に対して機器設定情報350の取得を行う。また、機器設定情報取得部131は、電気機器300の機器設定情報350に変化があったことを検出したタイミングで、機器設定情報350に変化があった電気機器300に対して機器設定情報350の取得を行う。
S220において、機器設定情報取得部131は、取得した機器設定情報350を機器設定情報記憶部132に蓄積する。
図5を用いて、本実施の形態に係る機器制御処理S100の動作の詳細について説明する。図5は、機器制御装置100が機器状態情報330及びセンサ情報340を取得してから電気機器300に対して制御設定要求1292を出力するまでの一連の動作を示している。
<機器状態情報取得処理S110,センサ情報取得処理S120>
S1001において、機器状態情報取得部122は、通信制御部121を介して、電気機器300の機器状態情報330を取得する。また、センサ情報取得部123は、通信制御部121を介して、電気機器300のセンサ情報340を取得する。
S1002において、機器情報記憶部124は、機器状態情報取得部122が取得した機器状態情報330と、センサ情報取得部123が取得したセンサ情報340とを、各々取得した時刻、すなわち現在時刻情報と対応付けて一時的に記憶機器に蓄積する。
機器状態情報取得部122とセンサ情報取得部123とは、機器情報記憶部124の機器情報1241に新たに情報を記録した際に、行動判定部125に機器情報1241の更新を通知する。
<行動判定処理S130>
行動判定部125は、機器情報1241の更新通知を受け取ると、機器情報1241を解析してユーザの行動を判定する(S1003)(S1004)(S1005)。具体的には、行動判定部125は、行動定義情報1261を利用してユーザの行動を判定する。
図6は、本実施の形態に係る第1行動定義情報12611の構成の例を示す図である。
図7は、本実施の形態に係る第2行動定義情報12612の構成の例を示す図である。
ここでは、行動定義情報記憶部126は、行動定義情報1261として、第1行動定義情報12611と第2行動定義情報12612とを記憶しているものとする。
図6及び図7を用いて、行動定義情報記憶部126に記憶された行動定義情報1261について説明する。
第1行動定義情報12611は、ユーザの一次行動を定義する条件12611aと、ユーザの一次行動を識別する一次行動識別子ID1とが対応付けられた情報である。
第1行動定義情報12611は、機器状態情報330あるいはセンサ情報340の入力元である入力元電気機器と、入力元電気機器から入力される入力情報と、条件12611aと、ユーザの一次行動判定結果と、一次行動識別子ID1とが対応付けられている。
入力元電気機器から入力される入力情報とは、入力元の電気機器300から取得された機器状態情報330あるいはセンサ情報340である。
条件12611aとは、ユーザによる電気機器300の利用状況を含む条件である。
第2行動定義情報12612は、複数の一次行動識別子ID1と、複数の一次行動識別子ID1により識別される複数の一次行動から決定されるユーザの行動を識別する行動識別子IDとが対応付けられた情報である。複数の一次行動から決定されるユーザの行動は、最終判定結果12612bとして第2行動定義情報12612に設定されている。
S1003において、行動判定部125は、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340を解析する。行動判定部125は、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340からユーザによる電気機器300の利用状況を解析する。
S1004において、行動判定部125は、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340を解析した結果と、第1行動定義情報12611とを用いて、ユーザの一次行動を決定する。行動判定部125は、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340を解析した解析結果が、ユーザの一次行動を定義する条件12611aに合致するか否かを判定する。
行動判定部125は、合致する場合に合致する条件12611aに対応付けられた一次行動識別子を、第1行動定義情報12611から複数抽出する。機器状態情報330及びセンサ情報340の各々に合致する条件12611aとは、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340の各々を解析した解析結果と合致する条件である。なお、第1行動定義情報12611から抽出される一次行動識別子ID1は、複数でなくてもよく、1つでも構わない。
行動判定部125は、抽出した複数の一次行動識別子ID1と、第2行動定義情報12612とを用いて、ユーザの行動を最終決定する。行動判定部125は、第2行動定義情報から、抽出した複数の一次行動識別子ID1に対応付けられた行動識別子IDを抽出する。行動判定部125は、抽出した行動識別子IDを行動判定結果1251として出力する。
図6及び図7を用いて、具体例について説明する。
行動判定部125は、機器情報1241に蓄積されている機器状態情報330及びセンサ情報340の例として、図6に記載されている冷蔵庫の開閉状態、冷蔵庫前の人感センサの人体検知状態、冷蔵庫内のカメラの画像データについて解析するものとする。すなわち、行動判定部125は、冷蔵庫の開閉状態、冷蔵庫前の人感センサの人体検知状態、冷蔵庫内のカメラの画像データから、ユーザによる各電気機器300の利用状況を含む情報を解析する。
行動判定部125は、冷蔵庫内カメラの画像データを解析して、一定時間以上継続して人物の腕の動作があるか否かを判定する。行動判定部125は、一定時間以上継続して人物の腕の動作があると判定した場合、冷蔵庫内を住人が清掃中であるというユーザの一次行動判定結果を導き出す。一次行動判定結果にはユーザの行動の種類を一意に特定する一次行動識別子ID1が割り振られている。
図6の例では、冷蔵庫の開閉状態と、冷蔵庫付近の人感センサが検出した人体検知状態と、冷蔵庫内カメラからの画像データとの3種類の機器状態情報330及びセンサ情報340により、3種類の一次行動判定結果が導き出される。3種類の一次行動判定結果とは、一次行動識別子ID1が1aまたは1bのいずれか、2aまたは2bのいずれか、3aまたは3bのいずれかである。
次に、行動判定部125は、図7の第2行動定義情報12612から、複数の一次行動識別子ID1の組み合わせを用いて最終的な最終判定結果12612bを導き出す。
具体的には、冷蔵庫の開閉状態による一次行動判定結果が一次行動識別子ID1「1b」である「閉め忘れ」と判定される。また、人感センサの人体検知状態による一次行動判定結果が一次行動識別子ID1「2a」である「冷蔵庫前に人がいる」と判定される。また、冷蔵庫内カメラからの画像データによる一次行動判定結果が一次行動識別子ID1「3a」である「庫内清掃中である」である判定される。行動判定部125は、一次行動識別子ID1として「1b,2a,3a」を抽出する。そして、行動判定部125は、図7の第2行動定義情報12612から、一次行動識別子ID1が「1b,2a,3a」に対応する最終判定結果12612bを抽出する。すなわち、行動判定部125は、「宅内の住人が庫内を清掃中である。ドアは開いているが、閉め忘れでは無い。」という最終判定結果12612bと、この最終判定結果12612bに対応する行動識別子IDとを抽出する。上記具体例では、行動識別子IDは「4」である。
行動判定部125は、抽出した行動識別子ID「4」を行動判定結果1251として設定内容決定部129に出力する。
このように、行動判定部125は、複数の機器状態情報330及びセンサ情報340を入力情報として複合的に利用することにより、ユーザの行動をきめ細かく判定する。
行動判定部125は、複数の機器状態情報330及びセンサ情報340を入力情報として複合的に利用することにより、電気機器300と関連付けられたユーザの行動を適切に判定する。
なお、図8の行動定義情報1261に示すように、単一の入力情報のみ最終的なユーザの行動である最終判定結果1261bを判定してもよい。
図8は、本実施の形態に係る行動定義情報1261の構成の他の例を示す図である。
図8の行動定義情報1261は、ユーザの行動を定義する条件1261aと、ユーザの最終的な行動である最終判定結果1261bを識別する行動識別子IDとが対応付けられた情報である。
行動判定部125は、図8の行動定義情報1261から、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340の各々に合致する条件1261aに対応付けられた行動識別子IDを抽出する。そして、行動判定部125は、抽出した行動識別子IDを行動判定結果1251として出力する。
図6の第1行動定義情報12611と同様に、図8の行動定義情報1261は、ユーザの行動を定義する条件1261aとして、ユーザによる電気機器300の利用状況を含む情報が設定されている。
行動判定部125は、機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340からユーザによる電気機器300の利用状況を解析し、解析結果がユーザの行動を定義する条件1261aに合致するか否かを判定する。行動判定部125は、合致する場合に合致する条件1261aに対応付けられた行動識別子IDを抽出する。
図6及び図7の説明では、行動判定部125が、機器情報1241の解析を実行し(S1003)、第1行動定義情報12611から一次行動を決定し(S1004)、第2行動定義情報12612から最終行動を決定した(S1005)。しかし、行動判定部125は、図8に示す行動定義情報1261を用いて、機器情報1241の解析を実行し(S1003)、図8の行動定義情報1261から最終行動を決定(S1005)してもよい。
行動判定部125は、最終的な行動識別子IDを行動判定結果1251として導き出すと、設定内容決定部129に行動判定結果1251を通知する。
なお、行動定義情報1261は、図6、図7、図8に示した構成に限定されるものでは無い。また、条件12611a,1261aには、ユーザによる電気機器300の利用状況が含まれていなくても構わない。利用状況とは、ユーザが実際に電気機器300を利用している際の状況だけではなく、ユーザが電気機器300からどのくらいの距離にいるか、ユーザが電気機器300から特定範囲内で何をしているかなど、ユーザの行動が電気機器300との関係で定義される状況であればよい。
<設定内容決定処理S140>
S1006において、設定内容決定部129は、行動判定結果1251を受け取ると、ユーザの行動に応じた電気機器300の設定内容1291を決定する。
具体的には、設定内容決定部129は、設定定義情報1301及び機器設定情報350を利用して、設定内容1291を決定する。
図9は、本実施の形態に係る設定定義情報1301の構成の一例を示す図である。
設定定義情報1301は、行動識別子IDと、電気機器300の制御情報320に設定する内容である機器設定内容13012とが対応付けられた情報である。
設定定義情報1301では、行動識別子IDと、設定の対象となる電気機器300を表す設定対象機器13011と、機器設定内容13012とが対応付けられている。
設定内容決定部129は、設定定義情報1301から、行動判定結果1251として出力された行動識別子IDに対応付けられた設定対象機器13011と機器設定内容13012とを設定内容1291として決定する。
設定内容決定部129は、設定定義情報1301を用いて、行動判定結果1251に対応した設定対象機器13011と機器設定内容13012とを特定する。機器設定内容13012には、設定項目、設定値が含まれる。
図6及び図7の説明で用いた具体例、すなわち最終判定結果12612bが「宅内の住人が庫内を清掃中である。ドアは開いているが、閉め忘れでは無い。」の場合について説明する。
この場合、行動識別子IDは「4」である。設定内容決定部129は、行動識別子ID「4」に対応する設定対象機器13011と機器設定内容13012とを特定する。このとき、設定対象機器13011は、冷蔵庫である。機器設定内容13012「設定項目:設定値」は、「閉め忘れ警告音:オフ」及び「閉め忘れ警告音の音量:変更なし」である。
次に、設定内容決定部129は、機器設定内容13012が設定対象機器13011に設定可能であるか否かを機器設定情報取得部131に問い合わせる。機器設定情報取得部131は、機器設定情報記憶部132に記憶された機器設定情報350を参照し、設定内容決定部129から渡された機器設定内容13012が設定対象機器13011に設定可能か否かを設定内容決定部129に応答する。
設定内容決定部129は、機器設定情報取得部131からの応答結果が設定可能であった場合は、設定対象機器13011と機器設定内容13012とを設定内容1291とする。設定内容決定部129は、通信制御部121を介して、設定対象機器13011に対して、設定内容1291に変更する要求を行う制御設定要求1292を送信する。
設定内容決定部129は、機器設定情報取得部131からの応答結果が設定不可能であった場合は、機器設定内容13012ではなく別の設定内容1291を決定し、設定対象機器13011に対して、設定内容1291に応じた制御設定要求1292を送信する。
具体的には、設定定義情報記憶部130は、機器設定内容13012の代替となる代替設定内容13013を設定定義情報1301に記憶している。
設定内容決定部129は、機器設定内容13012が設定範囲内にない場合に代替設定内容13013を設定内容1291として決定する。
このように、機器制御装置100は電気機器300に対して設定可能な内容を機器設定情報350として管理することにより、制御内容が実現不可能な場合に、代替設定内容13013を用いることができる。具体的には、ユーザの周囲の音量が大きい場合には、インターホンの音が聞こえにくい状態のため、インターホンの音量設定を大に変更するという設定変更を行うとする。もし住宅のインターホンが音量設定変更できない機器であった場合にはこの設定変更は実行できない。しかし、本実施の形態に係る機器制御システム10では、住人の近くのディスプレイに来客があったことを表示する、住人の近くの機器に音を鳴らすなどの設定項目及び設定値を代替設定内容13013として設定定義情報1301に設定しておくことができる。よって、このような代替設定内容13013を用いることにより、来客があったということを住人に知らせるという目的を達成することができる。
S1007において、設定内容決定部129は、設定対象機器13011に対して設定内容1291に機器設定を変更する要求である制御設定要求1292を出力する。
通信制御部121は、ネットワーク200を介して、設定内容決定部129から出力された制御設定要求1292を設定対象機器13011である電気機器300に対して送信する。
以上で機器制御装置100による機器制御処理S100についての説明を終わる。
***本実施の形態に係る効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る機器制御装置100によれば、電気機器の電源のオンオフを示す電源状態だけでなく、選択されている動作モード、通知音のオンオフ設定、通知オンの音量などの電気機器の現在の機器状態情報と、カメラの映像データ、音声データ、人体の検出有無などのセンサ情報とを複合的に利用して住人の行動を判定することができる。よって、機器制御装置100によれば、「ユーザが冷蔵庫内を清掃中」などの、ユーザと電気機器とが関連付けられたユーザの行動を適切かつきめ細かく判定することができる。
また、本実施の形態に係る機器制御装置100によれば、電気機器と関連付けられたユーザの行動と、ユーザの行動に対して適切な電気機器の設定内容とを対応付けることができるので、ユーザにとって快適な住環境を実現することができる。
また、本実施の形態に係る機器制御装置100によれば、自動的に電気機器より情報を取得して、行動の判定と行動に応じた電気機器への設定変更とを行うことができる。よって、ユーザが発話あるいは定められたアクションを行うことにより電気機器の制御を行う必要がない。したがって、発話あるいはアクションをすることが難しいハンディキャップを持つ住人あるいは自ら発話あるいはアクションを行うことに煩わしさを感じる住人にとっても、より快適な住環境を提供することができる。
このように、本実施の形態に係る機器制御装置100によれば、ユーザは発話あるいは手動作、テキストの入力など、一切の入力動作を行うことなく、自分の行動に応じた適切な機器の設定変更が自動的に行われる。したがって、本実施の形態に係る機器制御システムはユーザにとって快適なものである。
***他の構成***
なお、本実施の形態では、設定内容決定部129により自動的に電気機器の設定変更が実行される場合について説明した。しかし、機器制御装置100は、設定変更の内容を一旦電気機器300の出力部から住人に提示し、住人が了承するか否かを選択するための問い合わせ機能を備えてもよい。機器制御装置100は、住人から設定変更を了承するとの応答を受信した場合に制御設定要求を電気機器に送信する。また、機器制御装置100は、住人から設定変更を否認するとの応答を受信した場合には、別の設定変更内容を提示して、さらに問い合わせてもよい。あるいは、機器制御装置100は、住人が設定変更は実行しないという選択ができるように、住人に問い合わせてもよい。機器制御装置100は、住人への問い合わせには、画面を用いて問合せを表示してもよいし、音声を用いてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1で説明した構成と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
***構成の説明***
図10を用いて、本実施の形態に係る機器制御装置100aのブロック構成について説明する。
図10は、実施の形態1で説明した図2に対応する図である。図10に示す機器制御装置100aは、図2の機器制御装置100のブロック構成に加え、生活パターン管理部127と生活パターン情報記憶部128とを備える。
生活パターン管理部127は、行動判定部125により行動判定結果1251が出力された時刻に対応する機器状態情報330とセンサ情報340とを機器情報1241から抽出する。生活パターン管理部127は、抽出した機器状態情報330とセンサ情報340とを、行動判定結果1251が示す最終判定結果と行動識別子IDと、行動判定結果1251が出力された時刻とに対応付けて生活パターン情報1281として生成する。
生活パターン管理部127は、生成した生活パターン情報1281を生活パターン情報記憶部128に記憶する。
図11は、本実施の形態に係る生活パターン情報1281の構成の一例を示す図である。
生活パターン情報1281では、最終判定結果と、この最終判定結果を識別する行動識別子IDと、生活パターンデータ12811とが対応付けられている。生活パターンデータ12811は、現在時刻、すなわち行動判定部125により行動判定結果1251が出力された時刻を表す時刻情報と、その時刻情報に対応する機器状態情報330とセンサ情報340とを含む。
生活パターン管理部127は、行動判定部125により判定された行動の行動識別子IDと、その行動が判定された時点の時刻情報と、機器状態情報330及びセンサ情報340とを生活パターン情報1281に記録する。また、生活パターン管理部127は、記録した生活パターン情報1281の任意のデータを取り出す機能を有する。
***動作の説明***
図12を用いて、本実施の形態に係る生活パターン情報記憶処理S300について説明する。図12は、機器制御装置100aが生活パターン情報1281を記録する際の一連の動作を示すフローチャートである。
図12において、S1001、S1002の処理は、図5で説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
S1005aにおいて、行動判定部125は、行動判定結果1251を設定内容決定部129に通知すると共に、生活パターン管理部127に通知する。
S1008において、生活パターン管理部127は、行動判定部125からの行動判定結果1251を受けた通知受領時点で、機器情報1241から、その通知受領時点の機器状態情報330及びセンサ情報340を取得する。そして、生活パターン管理部127は、行動判定結果1251に含まれる行動識別子IDと、その通知受領時点を表す時刻情報、機器状態情報330及びセンサ情報340を対応付けて生活パターン情報1281を生成する。生活パターン管理部127は、生成した生活パターン情報1281を生活パターン情報記憶部128に記憶する。
図11を用いて、生活パターン情報1281の具体例を説明する。
図11では、行動判定部125により判定された食事中という最終判定結果及び食事中を識別する行動識別子IDと、食事中であると判定した時点の時刻情報及びその時刻情報におけるリビングの照明の色の対応を示している。このように生活パターン情報1281は、住人がある行動を、どの時間帯に行うか、またその行動を行う際に、どのような電気機器300の設定を好んでいるか、という情報を記録しているものである。なお、生活パターン情報1281は図11に示した内容に限定するものでは無い。
本実施の形態では、生活パターン情報1281は、生活パターン管理部127により自動的に蓄積されるものとしている。しかし、生活パターン管理部127に生活パターン情報1281のデータ編集機能を備えていてもよい。生活パターン情報1281のデータ編集機能により、住人自らが生活パターン情報1281を編集してもよい。
***本実施の形態に係る効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る機器制御装置100aによれば、行動と対応付けられた時刻、機器状態情報、センサ情報を記録することができ、住人がある行動をどの時間帯に行うか、またその行動を行う際に、どのような電気機器の設定を好んでいるかの情報を記録することができる。よって、本実施の形態に係る機器制御装置によれば、住人にとってより快適な機器設定を実行することができる。
なお、生活パターン情報1281は、1つの行動に対応する生活パターンデータ12811を複数記憶していてもよい。すなわち、1つの行動識別子IDに対して、時刻情報及び設定情報を1つだけでなく複数記録してよい。具体的には、ある週の夕食という行動を判定した時刻が、月曜日は19:00、火曜日は19:05、水曜日は18:50、木曜日は19:10、金曜日は19:05、土曜日は18:55、日曜日は19:00であったとする。生活パターン情報1281は、夕食という行動に対して、一週間分の時刻情報を保持してもよい。それにより、本実施の形態に係る機器制御装置100aは、住人の夕食時間帯は19:00前後であるという傾向を生活パターン情報1281に記録することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に、実施の形態1,2と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1,2で説明した構成と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
***構成の説明***
本実施の形態では、実施の形態2で説明した機器制御装置100aが、行動判定処理及び設定内容決定処理を実行する際に、生活パターン情報1281を用いる方式について説明する。したがって、本実施の形態に係る機器制御装置100aのブロック構成は、実施の形態2の図10で説明したブロック構成と同様であるため説明を省略する。
本実施の形態に係る行動判定部125は、生活パターン情報1281と機器情報1241に含まれる機器状態情報330及びセンサ情報340とを用いて、行動定義情報1261からユーザの行動を判定する。
また、設定内容決定部129は、行動判定部125による行動判定結果1251と生活パターン情報1281と設定定義情報1301とを用いて、設定内容1291を決定する。
***動作の説明***
図13を用いて、本実施の形態に係る機器制御処理S100bについて説明する。
図13は、機器制御装置100aが機器状態情報330及びセンサ情報340を取得してから、生活パターン情報1281を利用して、電気機器300に対して設定変更の要求を行うまでの一連の動作を示すフローチャートである。
なお、図13における符号S1001、S1002,S1003,S1007は、実施の形態1の図5で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
S1009において、生活パターン管理部127は、現在時刻と生活パターン情報1281とを参照し、生活パターン情報1281の時刻情報に現在時刻に対応する時刻情報が存在するか否かを判定する。生活パターン管理部127は、現在時刻に対応する時刻情報が存在する場合には、その時刻情報に対応する行動の行動識別子IDと時刻情報とをパターン情報1271として通知する。
具体的には、図11に示すように、生活パターン情報1281の中に、食事中という行動が、19:00前後であるというデータが記録されているとする。この場合、生活パターン管理部127は、現在時刻が19:00になると、行動判定部125に、現在時刻が食事の時間帯であるとするパターン情報1271を通知する。
S1005bにおいて、行動判定部125は、生活パターン管理部127から通知されたパターン情報1271と、機器情報1241に蓄積されている機器状態情報330及びセンサ情報340と、図8の行動定義情報1261とを用いて、ユーザの行動を判定する。
図8に示すように、行動定義情報1261には、入力元電気機器として生活パターン管理部が設定され、入力情報に時間帯が設定され、時間帯の条件1261aが設定されている行が存在する。この生活パターン管理部の行に設定されている時間帯の条件1261aと、もう1つの入力情報の条件1261aとから定義される最終判定結果1261bが設定されている。
具体的には、「食事中」という最終判定結果1261bは、エアーコンディショナーのカメラの入力情報の条件1261aaと、生活パターン管理部の時間帯の入力情報の条件1261abとから定義される。条件1261aaは、エアーコンディショナーのカメラの画像データの「一定時間人物を検知した」という情報であり、条件1261abは、時間帯が食事時間帯であるという情報である。
行動判定部125は、パターン情報1271が通知されると、パターン情報1271に含まれる時刻情報を用いて行動定義情報1261を検索する。行動判定部125は、パターン情報1271に含まれる時刻情報に当てはまる条件1261aaがあるか否かを判定する。行動判定部125は、パターン情報1271に含まれる時刻情報に当てはまる条件1261aaがあると判定した場合に、その条件1261aaと共に定義されている他の条件1261abを満たしているか否かを判定する。この判定は、行動判定部125が、パターン情報1271に示された時刻情報における機器状態情報330あるいはセンサ情報340が他の条件1261abを満たしているか否かを判定することによりなされる。
行動判定部125は、パターン情報1271に当てはまる条件1261aaと、他の条件1261abとの両方が満たされた場合に、対応する最終判定結果1261bを行動判定結果1251として決定する。
実施の形態1では、行動判定部125は、複数の機器状態情報330及びセンサ情報340から複数の一次行動を判定し、複数の一次行動からユーザの最終的な行動を判定していた。しかし、本実施の形態では、行動判定部125は、生活パターン情報1281を用いて行動判定処理を実行することで、実施の形態1より少ない入力情報で行動の判定が可能になる。
具体的には、実施の形態1の場合では、食事中という住人の行動を判定する為には、人がキッチンからリビングに移動したこと、IHクッキングヒーターが加熱オン状態からオフ状態に変化したことなどを検出する必要がある。しかし、本実施の形態では、現在時刻が食事の時間帯であるという情報と、人がリビングにいるという最低限のセンサ情報とを用いて、食事中という行動を判定することができるようになる。
行動判定部125は、判定した行動判定結果1251を設定内容決定部129に通知する。
S1006bにおいて、設定内容決定部129は、行動判定部125による行動判定結果1251と、生活パターン情報1281と、設定定義情報1301とを用いて、設定内容1291を決定する。
設定内容決定部129は、行動判定結果1251を受け取ると、生活パターン管理部127に、行動判定結果1251に含まれる行動識別子IDに対応する生活パターンデータ12811が存在するか否かを問い合わせる。
生活パターン管理部127は、行動判定結果1251に含まれる行動識別子IDを用いて生活パターン情報1281を参照し、行動判定結果1251に含まれる行動識別子IDに対応する生活パターンデータ12811が存在するか否かを判定する。生活パターン管理部127は、行動判定結果1251に含まれる行動識別子IDに対応する生活パターンデータ12811が存在する場合には、その生活パターンデータ12811を設定内容決定部129に渡す。
設定内容決定部129は、生活パターンデータ12811が渡された場合、設定内容1291を生活パターンデータ12811に基づいて決定する。
具体的には、図11の例のように、食事中はリビング照明の光色設定が橙色、という生活パターンデータ12811が記録されている場合、設定内容決定部129は、設定内容1291「設定対機器、設定項目、設定値」を、「リビングの照明、光色設定、橙色」に決定する。
S1006b以降の動作は実施の形態1と同じであるため、ここでは説明を省略する。
なお、機器制御装置100aに住人を特定する認証機能を備えてもよい。機器制御装置100aは、予め住人を認証した状態では、生活パターン情報1281を記録する際に、認証した人物と関連付けてデータを記憶する。また、機器制御装置100aは、生活パターン情報1281からデータを読み出す際に、認証されている人物が読み出しを行う場合はその人物と関連付けられたデータを読み出す。
このように、機器制御装置100aは、人物固有の生活パターン情報1281を記憶し、人物に応じた設定内容を決定する処理を行ってもよい。
***本実施の形態に係る効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る機器制御装置100aによれば、生活パターン情報を用いることにより、実施の形態1より少ない入力情報から住人の行動を判定することができる。つまり、機器制御装置100aにおいて、日々の暮らしの中で住人の生活パターン情報が蓄積されると、住人の行動が判定し易くなり、次に住人が行うであろう行動を予測するということも実現可能になる。
また、本実施の形態では、機器制御装置100aは生活パターン情報に基づいて電気機器の設定を行うため、住人にとっては好みの設定が自動的に再現され、生活パターン情報が蓄積するほどに住人にとって住み心地のよい住空間になる。
***ハードウェア構成例の説明***
最後に、図14を用いて、機器制御装置100,100aのハードウェア構成の一例について説明する。
機器制御装置100,100aはコンピュータである。
機器制御装置100,100aは、プロセッサ901、補助記憶装置902、メモリ903、通信装置904、入力インタフェース905、ディスプレイインタフェース906といったハードウェアを備える。
プロセッサ901は、信号線910を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
入力インタフェース905は、入力装置907に接続されている。
ディスプレイインタフェース906は、ディスプレイ908に接続されている。
プロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ901は、具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
補助記憶装置902は、具体例は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。
メモリ903は、具体例は、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904は、データを受信するレシーバー9041及びデータを送信するトランスミッター9042を含む。
通信装置904は、具体例は、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
入力インタフェース905は、入力装置907のケーブル911が接続されるポートである。
入力インタフェース905は、具体例は、USB(Universal Serial
Bus)端子である。
ディスプレイインタフェース906は、ディスプレイ908のケーブル912が接続されるポートである。
ディスプレイインタフェース906は、具体例は、USB端子又はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。
入力装置907は、具体例は、マウス、キーボード又はタッチパネルである。
ディスプレイ908は、具体例は、LCD(Liquid Crystal Display)である。
補助記憶装置902には、図2に示す通信制御部、機器状態情報取得部、センサ情報取得部、行動判定部、生活パターン管理部、設定内容決定部、機器設定情報取得部の機能を実現するプログラムが記憶されている。以下、通信制御部、機器状態情報取得部、センサ情報取得部、行動判定部、生活パターン管理部、設定内容決定部、機器設定情報取得部をまとめて「部」と表記する。
上述した「部」の機能を実現するプログラムは、機器制御プログラム9200とも称される。「部」の機能を実現するプログラムは、1つのプログラムであってもよいし、複数のプログラムから構成されていてもよい。
このプログラムは、メモリ903にロードされ、プロセッサ901に読み込まれ、プロセッサ901によって実行される。
更に、補助記憶装置902には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がメモリ903にロードされ、プロセッサ901はOSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
図14では、1つのプロセッサ901が図示されているが、機器制御装置100,100aが複数のプロセッサ901を備えていてもよい。
そして、複数のプロセッサ901が「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
また、「部」の処理の結果を示す情報とデータと信号値と変数値との少なくともいずれかが、メモリ903、補助記憶装置902、又は、プロセッサ901内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の記憶媒体に記憶される。
「部」を「プロセッシングサーキットリー」で提供してもよい。
また、「部」を「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
「回路」及び「プロセッシングサーキットリー」は、プロセッサ901だけでなく、ロジックIC又はGA(Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field−Programmable Gate Array)といった他の種類の処理回路をも包含する概念である。
なお、機器制御プログラムプロダクトと称されるものは、「部」として説明している機能を実現するプログラムが記録された記憶媒体及び記憶装置であり、見た目の形式に関わらず、コンピュータ読み取り可能なプログラムをロードしているものである。
また、電気機器300も上述したようなコンピュータを備えている。
上記の実施の形態では、「部」の各々が独立した機能ブロックとして機器制御装置100,100aを構成している。しかし、機器制御装置100,100aは上記のような構成でなくてもよく、機器制御装置100,100aの構成は任意である。
機器状態情報取得部とセンサ情報取得部とを1つの機能ブロックとしてもよい。また、行動判定部と設定内容決定部とを1つの機能ブロックとしてもよい。機器制御装置100,100aの機能ブロックは、上記の実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせ、あるいは任意のブロック構成で機器制御装置100,100aを構成しても構わない。
また、機器制御装置100,100aは、1つの装置でなく、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
また、実施の形態1から3について説明したが、これらの3つの実施の形態のうち、複数を部分的に組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの3つの実施の形態のうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。その他、これらの3つの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物及び用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 機器制御システム、100,100a 機器制御装置、121 通信制御部、122 機器状態情報取得部、123 センサ情報取得部、125 行動判定部、127 生活パターン管理部、129 設定内容決定部、131 機器設定情報取得部、124 機器情報記憶部、1241 機器情報、126 行動定義情報記憶部、1261 行動定義情報、12611 第1行動定義情報、1261a,1261aa,1261ab,12611a 条件、12612 第2行動定義情報、1261b,12612b 最終判定結果、127 生活パターン管理部、1271 パターン情報、128 生活パターン情報記憶部、1281 生活パターン情報、12811 生活パターンデータ、130 設定定義情報記憶部、1301 設定定義情報、13011 設定対象機器、13012 機器設定内容、13013 代替設定内容、132 機器設定情報記憶部、200 ネットワーク、300 電気機器、311 情報家電端末装置、312 センサデバイス、320 制御情報、330 機器状態情報、340 センサ情報、350 機器設定情報、360 通信部、1251 行動判定結果、1291 設定内容、1292 制御設定要求、901 プロセッサ、902 補助記憶装置、903 メモリ、904 通信装置、905 入力インタフェース、906 ディスプレイインタフェース、907 入力装置、908 ディスプレイ、910 信号線、911,912 ケーブル、9041 レシーバー、9042 トランスミッター、9100 機器制御方法、9200 機器制御プログラム、ID1 一次行動識別子、ID 行動識別子、S100,S100b 機器制御処理、S110 機器状態情報取得処理、S120 センサ情報取得処理、S130 行動判定処理、S140 設定内容決定処理。

Claims (13)

  1. センサを含む電気機器であって制御情報に基づいて制御される電気機器を制御する機器制御装置において、
    前記電気機器の状態を表す機器状態情報を取得する機器状態情報取得部と、
    前記センサにより検出されたセンサ情報を取得するセンサ情報取得部と、
    前記機器状態情報取得部により取得された前記機器状態情報と前記センサ情報取得部により取得された前記センサ情報とを用いて、前記電気機器を利用するユーザの行動を判定し、判定した結果を行動判定結果として出力する行動判定部と、
    前記行動判定結果を用いて、前記電気機器の前記制御情報に設定する設定内容を決定し、前記電気機器の前記制御情報に前記設定内容を設定する要求を制御設定要求として出力する設定内容決定部と
    を備える機器制御装置。
  2. 前記機器制御装置は、
    前記機器状態情報が前記機器状態情報取得部により取得された時刻と前記機器状態情報とが対応付けられると共に、前記センサ情報が前記センサ情報取得部により取得された時刻と前記センサ情報とが対応付けられた機器情報を記憶する機器情報記憶部と、
    前記ユーザの行動を定義する条件と、前記ユーザの行動を識別する行動識別子とが対応付けられた行動定義情報を記憶する行動定義情報記憶部と
    を備え、
    前記行動判定部は、
    前記行動定義情報から、前記機器情報に含まれる前記機器状態情報及び前記センサ情報の各々に合致する条件に対応付けられた前記行動識別子を抽出し、抽出した前記行動識別子を前記行動判定結果として出力する請求項1に記載の機器制御装置。
  3. 前記行動定義情報記憶部は、
    前記ユーザの行動を定義する条件として、前記ユーザによる前記電気機器の利用状況を含む情報を設定し、
    前記行動判定部は、
    前記機器情報に含まれる前記機器状態情報及び前記センサ情報から前記ユーザによる前記電気機器の利用状況を解析し、解析結果が前記ユーザの行動を定義する条件に合致するか否かを判定し、合致する場合に合致する条件に対応付けられた前記行動識別子を抽出する請求項2に記載の機器制御装置。
  4. 前記機器制御装置は、
    前記機器状態情報が前記機器状態情報取得部により取得された時刻と前記機器状態情報とが対応付けられると共に、前記センサ情報が前記センサ情報取得部により取得された時刻と前記センサ情報とが対応付けられた機器情報を記憶する機器情報記憶部と、
    前記ユーザの一次行動を定義する条件と前記ユーザの一次行動を識別する一次行動識別子とが対応付けられた第1行動定義情報と、複数の一次行動識別子と前記複数の一次行動識別子により識別される複数の一次行動から定義される前記ユーザの行動を識別する行動識別子とが対応付けられた第2行動定義情報とを行動定義情報として記憶する行動定義情報記憶部と
    を備え、
    前記行動判定部は、
    前記第1行動定義情報から、前記機器情報に含まれる前記機器状態情報及び前記センサ情報の各々に合致する条件に対応付けられた前記一次行動識別子を複数抽出し、前記第2行動定義情報から、抽出した複数の一次行動識別子に対応付けられた前記行動識別子を抽出し、抽出した前記行動識別子を前記行動判定結果として出力する請求項1に記載の機器制御装置。
  5. 前記行動定義情報記憶部は、
    前記ユーザの一次行動を定義する条件として、前記ユーザによる前記電気機器の利用状況を含む情報を設定し、
    前記行動判定部は、
    前記機器情報に含まれる前記機器状態情報及び前記センサ情報から前記ユーザによる前記電気機器の利用状況を解析し、解析結果が前記ユーザの一次行動を定義する条件に合致するか否かを判定し、合致する場合に合致する条件に対応付けられた前記一次行動識別子を複数抽出する請求項4に記載の機器制御装置。
  6. 前記機器制御装置は、
    前記行動識別子と、前記電気機器の前記制御情報に設定する内容である機器設定内容とが対応付けられた設定定義情報を記憶する設定定義情報記憶部を備え、
    前記設定内容決定部は、
    前記設定定義情報から、前記行動判定結果として出力された前記行動識別子に対応付けられた前記機器設定内容を前記設定内容として決定する請求項2から5のいずれか1項に記載の機器制御装置。
  7. 前記機器制御装置は、
    前記電気機器の前記制御情報に設定する設定値の設定範囲を定義する機器設定情報を取得する機器設定情報取得部を備え、
    前記設定内容決定部は、
    前記機器設定内容が前記機器設定情報に定義された設定範囲内であるか否かを判定し、前記機器設定内容が設定範囲内である場合に前記機器設定内容を前記設定内容として決定する請求項6に記載の機器制御装置。
  8. 前記設定定義情報記憶部は、さらに、
    前記機器設定内容の代替となる代替設定内容を前記設定定義情報に記憶し、
    前記設定内容決定部は、
    前記機器設定内容が設定範囲内にない場合に前記代替設定内容を前記設定内容として決定する請求項7に記載の機器制御装置。
  9. 前記機器制御装置は、
    前記行動判定部により前記行動判定結果が出力された時刻に対応する前記機器状態情報と前記センサ情報とを前記機器情報から抽出し、抽出した前記機器状態情報と前記センサ情報とを、前記行動判定結果と前記行動判定結果が出力された時刻とに対応付けて生活パターン情報として生成する生活パターン管理部と、
    前記生活パターン管理部により生成された前記生活パターン情報を記憶する生活パターン情報記憶部と
    を備える請求項2から8のいずれか1項に記載の機器制御装置。
  10. 前記行動判定部は、
    前記生活パターン情報と、前記機器情報に含まれる前記機器状態情報及び前記センサ情報とを用いて、前記ユーザの行動を判定する請求項9に記載の機器制御装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の機器制御装置と、
    前記機器制御装置とネットワークで接続された電気機器と
    を備える機器制御システム。
  12. センサを含む電気機器であって制御情報に基づいて制御される電気機器を制御する機器制御方法において、
    機器状態情報取得部が、前記電気機器の状態を表す機器状態情報を取得し、
    センサ情報取得部が、前記センサにより検出されたセンサ情報を取得し、
    行動判定部が、前記機器状態情報取得部により取得された前記機器状態情報と前記センサ情報取得部により取得された前記センサ情報とを用いて、前記電気機器を利用するユーザの行動を判定し、判定した結果を行動判定結果として出力し、
    設定内容決定部が、前記行動判定結果を用いて、前記電気機器の前記制御情報に設定する設定内容を決定し、前記電気機器の前記制御情報に前記設定内容を設定する要求を制御設定要求として出力する機器制御方法。
  13. センサを含む電気機器であって制御情報に基づいて制御される電気機器を制御する機器制御装置の機器制御プログラムにおいて、
    前記電気機器の状態を表す機器状態情報を取得する機器状態情報取得処理と、
    前記センサにより検出されたセンサ情報を取得するセンサ情報取得処理と、
    前記機器状態情報取得処理により取得された前記機器状態情報と前記センサ情報取得処理により取得された前記センサ情報とを用いて、前記電気機器を利用するユーザの行動を判定し、判定した結果を行動判定結果として出力する行動判定処理と、
    前記行動判定結果を用いて、前記電気機器の前記制御情報に設定する設定内容を決定し、前記電気機器の前記制御情報に前記設定内容を設定する要求を制御設定要求として出力する設定内容決定処理と
    をコンピュータに実行させる機器制御プログラム。
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