JP2017028780A - ワイヤレス伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】素子の発熱を抑制しつつ適正に短絡を検知することができるワイヤレス伝送装置を提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤレス伝送装置は、コイルと電気的に接続され電力を蓄電可能でありコイルを介して電力を伝送する際に当該コイルと共に電力伝送周波数に応じた共振回路を構成する共振蓄電素子モジュール5、22、34とを備え、共振蓄電素子モジュール5、22、34は、複数の蓄電素子Cが並列接続されることで並列群51を構成し、複数の並列群51が直列接続されることで並列直列群52を構成し、複数の並列直列群52が並列接続されることで構成されることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、ワイヤレス伝送装置に関する。
従来のワイヤレス給電システムとして、例えば、特許文献1には、乗物本体に設けられた電源と、乗物本体のパネルに設けられ且つ電源に接続された電力供給手段と、電力供給手段からの電力を受け取る電力受取手段と、電力受取手段からの電力で動作する補助電子装置を備える乗物用補助電子装置への電力供給装置が開示されている。そして、この電力供給装置において、電力供給手段は、電源からの電力を高周波に変換する変換手段と、変換手段からの高周波が供給される一次コイルを備え、電力受取手段は、一次コイルからの高周波を受け取る二次コイルを備え、補助電子装置の電源は二次コイルの高周波による電力を受けて動作可能に設けられている。
ところで、上述の特許文献1に記載の電力供給装置は、例えば、コイルと共に共振回路を構成する共振コンデンサ群を備える場合があるが、コンデンサ素子の短絡検知の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、素子の発熱を抑制しつつ適正に短絡を検知することができるワイヤレス伝送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤレス伝送装置は、磁界を発生させるコイルと、前記コイルと電気的に接続され電力を蓄電可能であり前記コイルを介して電力を伝送する際に当該コイルと共に電力伝送周波数に応じた共振回路を構成する共振蓄電素子モジュールとを備え、前記共振蓄電素子モジュールは、複数の蓄電素子が並列接続されることで並列群を構成し、複数の前記並列群が直列接続されることで並列直列群を構成し、複数の前記並列直列群が並列接続されることで構成されることを特徴とする。
また、上記ワイヤレス伝送装置は、前記共振回路のリアクタンスの変化に基づいて、前記蓄電素子の短絡が検知されるものとすることができる。
本発明に係るワイヤレス伝送装置は、共振蓄電素子モジュールを構成する複数の蓄電素子のうちのいずれかが短絡した場合、システム上の電気特性の変化を十分に大きくすることができ、当該蓄電素子の短絡を確実に検知することができる一方、短絡した蓄電素子に流れる電流を相対的に小さく抑えることができるので、当該蓄電素子での発熱量を抑制することができる。この結果、ワイヤレス伝送装置は、素子の発熱を抑制しつつ適正に短絡を検知することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係るワイヤレス給電システムの概略構成を表すブロック図である。図2は、実施形態に係るワイヤレス給電システムの共振コンデンサモジュールの概略構成を表す模式的なブロック図である。
図1は、実施形態に係るワイヤレス給電システムの概略構成を表すブロック図である。図2は、実施形態に係るワイヤレス給電システムの共振コンデンサモジュールの概略構成を表す模式的なブロック図である。
図1に示す本実施形態に係るワイヤレス給電システム1は、電源21からの電力を種々の電気負荷35に伝送する際に、少なくとも一部分をワイヤレスで伝送する非接触給電システムである。本実施形態のワイヤレス給電システム1は、例えば、車両等に搭載され、当該車両の車内に配置される種々の電気負荷35との間の電気的な接続をワイヤレス化し、非接触電力伝送とするものである。
具体的には、ワイヤレス給電システム1は、ワイヤレス伝送装置としての送電装置2と、ワイヤレス伝送装置としての受電装置3とを備える。
送電装置2は、電源21と、共振蓄電素子モジュールとしての共振コンデンサモジュール22と、送電コイル25と、電力計26とを含んで構成される。電源21は、例えば、車両に搭載されたバッテリを電源として高周波電力を生成して、共振コンデンサモジュール22、送電コイル25に供給する。共振コンデンサモジュール22、送電コイル25は、電源21に対して直列で電気的に接続される。共振コンデンサモジュール22は、一方の端子が電源21の陽極(+)と電気的に接続され、他方の端子が送電コイル25の一方の端子と電気的に接続される。なおここで、抵抗23、24は、回路の抵抗成分(例えば、送電コイル25のなかの抵抗成分)を模式的に表したものであり、典型的には、抵抗23は、DC抵抗成分(Rdc)を表し、抵抗24は、高周波による抵抗成分(Rac)を表している。送電コイル25は、他方の端子が電源21の陰極(−)と電気的に接続される。電源21は、陰極(−)が接地される。送電コイル25は、磁界を発生させるものである。共振コンデンサモジュール22は、送電コイル25と電気的に接続され電力を蓄電可能である。共振コンデンサモジュール22は、送電コイル25を介して電力を伝送する際に当該送電コイル25と共に予め定められた電力伝送周波数(共振周波数)に応じた共振回路(LC共振回路)27を構成する。共振回路27は、電力伝送周波数で振動する電力を蓄えることができる。ここでは、共振コンデンサモジュール22は、送電コイル25に対して直列接続されているが、並列接続であってもよい。電力計26は、共振コンデンサモジュール22、送電コイル25に対して直列と並列とで電気的に接続され、共振回路27における電力(電流、電圧)を計測する。なお、共振コンデンサモジュール22の構成については、後で詳細に説明する。
受電装置3は、受電コイル31と、共振蓄電素子モジュールとしての共振コンデンサモジュール34と、電気負荷35と、電力計36とを含んで構成される。受電コイル31、共振コンデンサモジュール34、電気負荷35は、直列で電気的に接続される。受電コイル31は、一方の端子が共振コンデンサモジュール34の一方の端子と電気的に接続される。なおここで、抵抗32、33は、回路の抵抗成分(例えば、受電コイル31のなかの抵抗成分)を模式的に表したものであり、典型的には、抵抗32は、DC抵抗成分(Rdc)を表し、抵抗33は、高周波による抵抗成分(Rac)を表している。共振コンデンサモジュール34は、他方の端子が電気負荷35の一方の端子と電気的に接続される。電気負荷35は、他方の端子が受電コイル31の他方の端子と電気的に接続される。電気負荷35は、ワイヤレス給電システム1から供給された電力を消費して駆動する種々の電気機器であり、複数が直列、あるいは、並列で接続されてもよい。受電コイル31は、他方の端子が接地される。受電コイル31は、磁界を発生させるものである。共振コンデンサモジュール34は、受電コイル31と電気的に接続され電力を蓄電可能である。共振コンデンサモジュール34は、受電コイル31を介して電力を伝送する際に当該受電コイル31と共に予め定められた電力伝送周波数(共振周波数)に応じた共振回路(LC共振回路)37を構成する。共振回路37は、電力伝送周波数で振動する電力を蓄えることができる。ここでは、共振コンデンサモジュール34は、受電コイル31に対して直列接続されているが、並列接続であってもよい。電力計36は、受電コイル31、共振コンデンサモジュール34に対して直列と並列とで電気的に接続され、共振回路37における電力(電流、電圧)を計測する。なお、共振コンデンサモジュール34の構成については、後で詳細に説明する。
送電装置2の送電コイル25は、電源21から供給された電力を受電コイル31に伝送する。受電装置3の受電コイル31は、送電コイル25からの電力を非接触で受電する。一対の送電コイル25と受電コイル31とは、例えば、ともに渦巻き状、あるいは、螺旋状に巻かれた導体コイルによって構成され、軸方向に互いに対向することで、1組の非接触給電用トランス4を構成する。非接触給電用トランス4は、例えば、電磁界共鳴方式(磁界結合方式)によって送電コイル25から受電コイル31に非接触で電力を伝送することができる。ここで、電磁界共鳴方式とは、送電コイル25に交流電流を流すことで送電コイル25と受電コイル31とを特定の電力伝送周波数で共鳴させ、当該電磁界の共鳴現象を用いて送電コイル25から受電コイル31に電力を伝送する方式である。
より詳細には、非接触給電用トランス4は、送電コイル25から受電コイル31に電力を伝送する場合、送電コイル25と受電コイル31とが軸方向に互いに間隔をあけて対向した状態で、電源21から電力伝送周波数に応じた高周波数の交流電流が送電コイル25に供給される。非接触給電用トランス4は、送電コイル25に交流電流が供給されると、例えば、送電コイル25と受電コイル31とが電磁結合し、送電コイル25からの電力が電磁界共鳴により非接触で受電コイル31に受電される。受電コイル31が受電した電力は、電気負荷35で利用される。なお、ワイヤレス給電システム1は、受電コイル31と電気負荷35との間に整流平滑回路等が介在していてもよい。
そして、本実施形態の共振コンデンサモジュール22、34は、図2に示すように、当該共振コンデンサモジュール22、34を構成する蓄電素子としての複数のコンデンサ素子Cを、所定の配列で電気的に接続することで、素子の発熱を抑制しつつ適正に短絡(ショート)を検知することができる構成としている。本実施形態の共振コンデンサモジュール22、34は、大電流、大電圧に耐えるべく、複数のコンデンサ素子Cが直列と並列とで相互に接続された素子アレイを構成して実装される。
なお、共振コンデンサモジュール22と共振コンデンサモジュール34とは、厳密に言えば、コンデンサ素子Cの数や容量が異なる場合があるが、ほぼ同等の構成であるので以下では共通の構成として説明する。以下の説明では、共振コンデンサモジュール22、共振コンデンサモジュール34を特に区別して説明する必要がない場合には、単に共振コンデンサモジュール5という。
本実施形態の共振コンデンサモジュール5は、複数のコンデンサ素子Cが並列接続されることで並列群51を構成し、複数の並列群51が直列接続されることで並列直列群52を構成し、当該複数の並列直列群52が並列接続されることで構成される。ここでは、共振コンデンサモジュール5は、複数のコンデンサ素子Cとして、コンデンサ素子Cs1〜Cs20の合計20個を含んで構成され、これらによって素子アレイが構成される。なお、以下の説明では、コンデンサ素子Cs1〜Cs20を特に区別して説明する必要がない場合には、単にコンデンサ素子Cという。
具体的には、共振コンデンサモジュール5は、コンデンサ素子Cs1とコンデンサ素子Cs10とが並列接続され並列群51aを構成し、コンデンサ素子Cs2とコンデンサ素子Cs9とが並列接続され並列群51bを構成し、コンデンサ素子Cs3とコンデンサ素子Cs8とが並列接続され並列群51cを構成し、コンデンサ素子Cs4とコンデンサ素子Cs7とが並列接続され並列群51dを構成し、コンデンサ素子Cs5とコンデンサ素子Cs6とが並列接続され並列群51eを構成し、コンデンサ素子Cs11とコンデンサ素子Cs20とが並列接続され並列群51fを構成し、コンデンサ素子Cs12とコンデンサ素子Cs19とが並列接続され並列群51gを構成し、コンデンサ素子Cs13とコンデンサ素子Cs18とが並列接続され並列群51hを構成し、コンデンサ素子Cs14とコンデンサ素子Cs17とが並列接続され並列群51iを構成し、コンデンサ素子Cs15とコンデンサ素子Cs16とが並列接続され並列群51jを構成する。
そして、共振コンデンサモジュール5は、並列群51a、並列群51b、並列群51c、並列群51d、及び、並列群51eが直列接続されることで並列直列群52aを構成し、並列群51f、並列群51g、並列群51h、並列群51i、及び、並列群51jが直列接続されることで並列直列群52bを構成する。
そして、共振コンデンサモジュール5は、上記のように構成される並列直列群52aと並列直列群52bとが並列接続されることで素子アレイが構成される。
共振コンデンサモジュール5は、上記のように構成されることで、素子の発熱を抑制しつつ適正に短絡を検知することができる構成となる。
ここで、図3、図4は、比較例に係る共振コンデンサモジュールの概略構成を表す模式的なブロック図である。
図3に示す比較例に係る共振コンデンサモジュール205は、複数のコンデンサ素子Cが直列接続されることで直列群251を構成し、複数の直列群251が並列接続されることで構成される。ここでは、共振コンデンサモジュール205は、コンデンサ素子Cs1〜Cs5が直列接続されることで直列群251aを構成し、コンデンサ素子Cs10〜Cs6が直列接続されることで直列群251bを構成し、コンデンサ素子Cs11〜Cs15が直列接続されることで直列群251cを構成し、コンデンサ素子Cs20〜Cs16が直列接続されることで直列群251dを構成する。そして、共振コンデンサモジュール205は、直列群251a、直列群251b、直列群251c、及び、直列群251dが並列接続されることで素子アレイが構成される。
図4に示す比較例に係る共振コンデンサモジュール305は、複数のコンデンサ素子Cが並列接続されることで並列群351を構成し、複数の並列群351が直列接続されることで構成される。ここでは、共振コンデンサモジュール305は、コンデンサ素子Cs1、コンデンサ素子Cs10、コンデンサ素子Cs11、及び、コンデンサ素子Cs20が並列接続されることで並列群351aを構成し、コンデンサ素子Cs2、コンデンサ素子Cs9、コンデンサ素子Cs12、及び、コンデンサ素子Cs19が並列接続されることで並列群351bを構成し、コンデンサ素子Cs3、コンデンサ素子Cs8、コンデンサ素子Cs13、及び、コンデンサ素子Cs18が並列接続されることで並列群351cを構成し、コンデンサ素子Cs4、コンデンサ素子Cs7、コンデンサ素子Cs14、及び、コンデンサ素子Cs17が並列接続されることで並列群351dを構成し、コンデンサ素子Cs5、コンデンサ素子Cs6、コンデンサ素子Cs15、及び、コンデンサ素子Cs16が並列接続されることで並列群351eを構成する。そして、共振コンデンサモジュール305は、並列群351a、並列群351b、並列群351c、及び、並列群351d、及び、並列群351eが直列接続されることで素子アレイが構成される。
以下では、複数のコンデンサ素子Cのうちコンデンサ素子Cs20が短絡した場合を例にして作用の違いを説明する。
比較例に係る共振コンデンサモジュール205は、コンデンサ素子Cs20が短絡した場合、電気特性の変化(容量、電流と電圧)が相対的に小さいことから、当該コンデンサ素子Cs20の短絡を検知しにくい傾向にある。一方、比較例に係る共振コンデンサモジュール305は、コンデンサ素子Cs20が短絡した場合、電気特性の変化(容量、電流と電圧)が相対的に大きいことから、当該コンデンサ素子Cs20の短絡を検知しやすい傾向にあるが、その反面、故障素子であるコンデンサ素子Cs20に流れる電流が相対的に大きくなり、当該コンデンサ素子Cs20での発熱量が相対的に大きくなる傾向にある。
これに対して、本実施形態に係る共振コンデンサモジュール5は、コンデンサ素子Cs20が短絡した場合、共振コンデンサモジュール205等と比較して、電気特性の変化(容量、電流と電圧)を十分に大きくすることができるので、当該コンデンサ素子Cs20の短絡を確実に検知することができる。一例として、共振コンデンサモジュール5は、共振回路27、37のリアクタンスの変化に基づいて、コンデンサ素子Cの短絡が検知される。例えば、共振コンデンサモジュール5は、不図示の制御装置によって電力計26、36の計測値が監視され、当該電力計26、36の計測値に基づいて、コンデンサ素子Cの短絡が検知される。ワイヤレス給電システム1は、コンデンサ素子Cの短絡が検知されると、例えば、不図示の制御装置によって電力伝送が停止される。その上で、共振コンデンサモジュール5は、コンデンサ素子Cs20が短絡した場合、共振コンデンサモジュール305等と比較して、故障素子であるコンデンサ素子Cs20に流れる電流を相対的に小さく抑えることができるので、当該コンデンサ素子Cs20での発熱量を抑制することができる。ここでは、共振コンデンサモジュール5は、共振コンデンサモジュール5を構成する並列直列群52の数、各並列直列群52を構成する並列群51の数、各並列群51を構成するコンデンサ素子Cの数、各コンデンサ素子Cの容量が複数のコンデンサ素子Cのいずれかが短絡した際に1つのコンデンサ素子Cに流れる電流が許容電流以上にならないように設定されることが好ましい。
以上で説明した送電装置2、受電装置3によれば、磁界を発生させる送電コイル25、受電コイル31と、送電コイル25、受電コイル31と電気的に接続され電力を蓄電可能であり送電コイル25、受電コイル31を介して電力を伝送する際に当該送電コイル25、受電コイル31と共に電力伝送周波数に応じた共振回路27、37を構成する共振蓄電素子モジュール22、34とを備え、共振蓄電素子モジュール22、34は、複数のコンデンサ素子Cが並列接続されることで並列群51を構成し、複数の並列群51が直列接続されることで並列直列群52を構成し、複数の並列直列群52が並列接続されることで構成される。
したがって、送電装置2、受電装置3は、共振蓄電素子モジュール22、34を構成する複数のコンデンサ素子Cのうちのいずれかが短絡した場合、システム上の電気特性の変化(容量、電流と電圧)を十分に大きくすることができ、当該コンデンサ素子Cの短絡を確実に検知することができる一方、短絡したコンデンサ素子Cに流れる電流を相対的に小さく抑えることができるので、当該コンデンサ素子Cでの発熱量を抑制することができる。この結果、共振コンデンサモジュール5は、素子の発熱を抑制しつつ適正に短絡を検知することができ、例えば、素子の許容電流の範囲内で適正に短絡を検知することができる。
さらに、以上で説明した送電装置2、受電装置3によれば、共振回路27、37のリアクタンスの変化に基づいて、コンデンサ素子Cの短絡が検知されることから、複数のコンデンサ素子Cのうちのいずれかが短絡した場合に簡易な構成で早期に当該短絡を検知することができ、例えば、確実に電力伝送の停止等の処置を施すことができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るワイヤレス伝送装置は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明したワイヤレス伝送装置を含むワイヤレス給電システム1は、車両に搭載されるものとして説明したがこれに限らない。
以上で説明した共振コンデンサモジュール(共振蓄電素子モジュール)5、22、34は、共振コンデンサモジュール5、22、34を構成する並列直列群52の数、各並列直列群52を構成する並列群51の数、各並列群51を構成するコンデンサ素子Cの数が上記の数には限られない。また、複数の並列群51は、各並列群51を構成するコンデンサ素子Cの数が相互に異なっていてもよい。同様に、複数の並列直列群52は、各並列直列群52を構成する並列群51の数が相互に異なっていてもよい。また、各コンデンサ素子Cの容量は、全てが同等でなくてもよい。
以上の説明では、上記のような配列の共振コンデンサモジュール5を、送電装置2と受電装置3との両方に適用するものとして説明したがこれに限らず、いずれか一方だけであってもよい。
1 ワイヤレス給電システム
2 送電装置(ワイヤレス伝送装置)
3 受電装置(ワイヤレス伝送装置)
5、22、34 共振コンデンサモジュール(共振蓄電素子モジュール)
25 送電コイル(コイル)
27、37 共振回路
31 受電コイル(コイル)
51、51a、51b、51c、51d、51e、51f、51g、51h、51i、51j 並列群
52、52a、52b 並列直列群
C、Cs1、Cs2、Cs3、Cs4、Cs5、Cs6、Cs7、Cs8、Cs9、Cs10、Cs11、Cs12、Cs13、Cs14、Cs15、Cs16、Cs17、Cs18、Cs19、Cs20 コンデンサ素子(蓄電素子)
2 送電装置(ワイヤレス伝送装置)
3 受電装置(ワイヤレス伝送装置)
5、22、34 共振コンデンサモジュール(共振蓄電素子モジュール)
25 送電コイル(コイル)
27、37 共振回路
31 受電コイル(コイル)
51、51a、51b、51c、51d、51e、51f、51g、51h、51i、51j 並列群
52、52a、52b 並列直列群
C、Cs1、Cs2、Cs3、Cs4、Cs5、Cs6、Cs7、Cs8、Cs9、Cs10、Cs11、Cs12、Cs13、Cs14、Cs15、Cs16、Cs17、Cs18、Cs19、Cs20 コンデンサ素子(蓄電素子)
Claims (2)
- 磁界を発生させるコイルと、
前記コイルと電気的に接続され電力を蓄電可能であり前記コイルを介して電力を伝送する際に当該コイルと共に電力伝送周波数に応じた共振回路を構成する共振蓄電素子モジュールとを備え、
前記共振蓄電素子モジュールは、複数の蓄電素子が並列接続されることで並列群を構成し、複数の前記並列群が直列接続されることで並列直列群を構成し、複数の前記並列直列群が並列接続されることで構成されることを特徴とする、
ワイヤレス伝送装置。 - 前記共振回路のリアクタンスの変化に基づいて、前記蓄電素子の短絡が検知される、
請求項1に記載のワイヤレス伝送装置。
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Patent Citations (2)
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