JP2017028382A - 電気音響変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で、大きな駆動力が得られ、連通口を設けるスペースを確保できる電気音響変換器を提供する。
【解決手段】磁気回路150は、マグネット151と、第1底部153a,第1筒部153bを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状をなす共に、フレーム180の一部分となる第1ヨーク153と、第1ヨーク153の第1底部153a、第1筒部153bと対向する第2底部159a、第2筒部159bを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状の第2ヨーク159とからなる。フレーム180は、第1ヨーク153と、つば部155とからなり、連通口155aはつば部155に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、音信号により駆動され、音を放出するドライバ電気音響変換器に関し、例えば、イヤホンに適用して好適な電気音響変換器に関する。
近年、モバイルオーディオにおいて、イヤホンはカナル(外耳道挿入)型が主流になっている。
カナル型イヤホンは、電気信号が入力されると、振動板から音響エネルギを放射する電気音響変換器(ドライバ)と、電気音響変換器を収める筐体と、振動板から放射された音響エネルギを外耳道に導く音響管と、音響管を外耳道に保持するイヤピースとで構成される。尚、電気音響変換器の一例として、マグネット,ヨークからなり、磁気ギャップを有する磁気回路と、磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、ボイスコイルが取り付けられる振動板とからなるダイナミック型がある。
電気音響変換器や筐体は、製品として要求される性能や用途に応じてそれぞれ設計されるが、装着状態の安定性や音楽鑑賞用途での音質の良さは特に重要視されている。そのために、筐体の外形寸法設計と筐体の内部空間の設計、電気音響変換器の適正な駆動力,振動板,振動板前後のフレームの空間,連通口(振動板の裏面側の空気を外部へ排気するための穴)の設計等が重要となる。
従来、カナル型で十分な出力特性と装着性とを考慮したイヤホンとして、下記特許文献1,2に記載されたものがある
特許文献1に記載されたイヤホン装置は、ハウジング(筐体)を耳甲介腔と外耳道の位置関係に合わせた形状とすることでドライバユニット(電気音響変換器)を小型化することなく耳甲介腔内にハウジング(筐体)が収まるようにしている。
特許文献2に記載されたイヤホンは、電気音響変換器を音導管放射方向に対して垂直方向に配置することで、振動板面積を確保したものである。
特許第4709017号公報 特開2009−55248号公報
特許文献1に記載されたイヤホン装置、特許文献2に記載されたイヤホンは、いずれも形状を人体の装着部の形状に合わせることで、大型の電気音響変換器(ドライバ)を使用可能としている。
特許文献1に記載されたイヤホン装置、特許文献2に記載されたイヤホンには、以下のような短所がある。
(1) 質量が大きくなり、長時間使用や、ジョギング時のように頭部の動きが激しい使用には向いていない。
(2) 形状を人体の装着部の形状に合わせたことにより、左右の筐体の形状が異なる。よって、部品点数,部品コストが増え、更に部品、製品の管理コストも上昇する。
上記短所を解決するために、イヤホンの筐体を小型化すれば、左右共通の筐体であっても装着性が良好なものができる。その場合、電気音響変換器(ドライバ)を小径化しなくてはならず、以下のような問題点がある。
(1) 電気音響変換器(ドライバ)を小型化しようとすると、磁気回路も小さくせざるを得ず、適正な駆動力を得られず、性能の低下を招く。
電気音響変換器のボイスコイルに発生する駆動力Fは、以下の式で表される。
F=Bg×Ic×I
Bg:磁気ギャップGでの磁束密度
Ic:ボイスコイルのコイルの有効長(コイルの磁気ギャップGの磁気が作用する部分の長さ)
I:コイルに流れる電流
駆動力Fを大きくするためには、Bg,Icを大きくする必要がある。
Bgを大きくするためには、磁気発生源であるマグネットを大きくすること、特に、磁極面の面積を大きくすることが効果的である。即ち、マグネットが円柱状の場合は、径を大きくすることが効果的である。また、ヨーク(磁路)の断面積を大きく取ることも効果的である。断面積が小さいと漏洩磁束が増加し、また、磁路の磁気抵抗の増加によりマグネットの動作点が低下することにより、マグネットの能力を効果的に磁気ギャップで利用することができない。
Icは長いほどよいが、接続する電力供給源(アンプ)とのマッチングにより所定の抵抗値の要求に合わせる必要や、振動要素としての質量の効果も加味する必要があるので、単純に長くすることはできない。しかし、駆動力を重視する場合は、ボイスコイル径を大きく取り、コイルの線径を大きくすることで抵抗を増加させることなく、Icを長くすることができる。
磁気回路のボイスコイルに発生する駆動力を大きくするためにボイスコイル径を大きくしたり、マグネットの径を大きくしたり、ヨークの磁路の断面積を大きくしたりすることは、すべて磁気回路の外径を大きくすることとなる。
(2) 電気音響変換器(ドライバ)の振動板の裏面側が密閉空間であると振動板の動きを阻害する。よって振動板の裏面側の空間の空気を外部へ排気する連通口が必要となる。電気音響変換器(ドライバ)が小型化されると、連通口を設けるスペースが確保できない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、小型で、大きな駆動力が得られ、連通口を設けるスペースを確保できる電気音響変換器を提供することにある。
課題を解決する請求項1に係る発明の電気音響変換器は、
磁気ギャップを有する磁気回路と、
該磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、
中心部に前記ボイスコイルに取り付けられ、外縁部がフレームに取り付けられた振動板と、
前記フレームに設けられ、前記振動板の裏面側の空気を前記フレームの外部へ排気する連通口と、
を有する電気音響変換器であって、
前記磁気回路は、
マグネットと、
該マグネットの底面に接合する第1底部,該第1底部に連設され前記マグネットの外周面に対して、前記磁気ギャップとなる隙間を介して対向する内周面を具備する第1筒部を有し、一方の端面が開放面となった有底筒状をなす共に、前記フレームの一部分となる第1ヨークと、
該第1ヨークの第1底部の外面と対向する第2底部,該第2底部に連設され、前記第1ヨークの第1筒部の外周面と対向する第2筒部を有し、一方の端面が開放面となった有底筒状の第2ヨークと、
からなり、
前記フレームは、
前記第1ヨークと、
前記第1ヨークの第1筒部の開放面側の周部から外側に向けて延出するように形成され、前記振動板の外縁部が取り付けられるつば部と、
からなり、
前記連通口は、
前記つば部に形成されていることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本発明の電気音響変換器によれば、
前記磁気回路は、
マグネットと、
該マグネットの底面に接合する第1底部,該第1底部に連設され前記マグネットの外周面に対して、前記磁気ギャップとなる隙間を介して対向する内周面を具備する第1筒部を有し、一方の端面が開放面となった有底筒状をなす共に、前記フレームの一部分となる第1ヨークと、
該第1ヨークの第1底部の外面と対向する第2底部,該第2底部に連設され、前記第1ヨークの第1筒部の外周面と対向する第2筒部を有し、一方の端面が開放面となった有底筒状の第2ヨークと、
からなることにより、
磁気回路の磁路の断面積が広くなり、磁束密度を大きくすることができるので、大きな駆動力を確保できる。
第2ヨークの形状を適宜設定することで、連通口が設けられるフレームのつば部のスペースを大きく確保できる。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
第1実施形態の電気音響変換器を有したイヤホンの断面図である図2の電気音響変換器の拡大図である。 第1実施形態の電気音響変換器を有したイヤホンの断面図である。 第2実施形態の電気音響変換器の断面図である。
<第1実施形態>
図面を用いて第1実施形態を説明する。
図1は第1実施形態の電気音響変換器を有したイヤホンの断面図である図2の電気音響変換器の拡大図、図2は第1実施形態の電気音響変換器を有したイヤホンの断面図である。
最初に、図2を用いて第1実施形態の電気音響変換器を有したイヤホンの全体構成を説明する。
図2において、イヤホン102のハウジング101は、開放面103aと底部103bを有した椀形状のフロントハウジング103と、開放面105aと天部105bを有した椀形状のリアハウジング105とからなっている。
そして、フロントハウジング103とリアハウジング105とは、各ハウジングの開放面103aと開放面105aとが重なるように組み付けられ、内部に空間が形成されている。
フロントハウジング103内の底部103b側には、音信号により駆動され、フロントハウジング103の底部103bに向かって音を放出するドライバ(電気音響変換器)107が設けられている。
ハウジング101内において、ドライバ107のリアハウジング103側の空間(ドライバ107の背部空間)は、音響特性の調整を行うキャビティCとなっている。
リアハウジング105には、周面から半径方向に延出する円筒状のコード取り込み部105cが形成されている。このコード取り込み部105cには、リアハウジング105の内壁面に開口を有する貫通穴105dが形成されている。この貫通穴105dを介して、コード113がイヤホン102の外部からリアハウジング105の内部へ取り込まれている。
イヤホン102の外部からリアハウジング105内へ取り込まれたコード113は、結びされて、リアハウジング105内で玉結び玉部113aが形成されている。この結び玉部113aの径は、貫通穴105dの径より大きく、コード取り込み部105cからリアハウジング103内へ取り込まれたコード113の抜け止めとなっている。
フロントハウジング103には、底部103bから外部に向かって延出する音導管103cが形成されている。音導管103cは、フロントハウジング103の内壁面に開口を有する貫通穴103dが形成されている。
音導管103cの外周面には、ウレタン樹脂、シリコンゴム等でなるイヤピース117が設けられている。
音導管103cの先端には、貫通穴103dの開口を塞ぐように設けられたスクリーン119が設けられる。
次に、図1を用いて、ドライバ(電気音響変換器)107の説明を行う。
本実施形態のドライバ107は、磁気回路150と、ボイスコイル170と、振動板190とからなっている。
(磁気回路)
磁気回路150は、円柱状で、着磁方向が円柱の高さ方向であるのマグネット151と、第1ヨーク153と、プレート157と、第2ヨーク159とからなっている。
第1ヨーク153は、強磁性体でなり、マグネット151の底面に接合する第1底部153a,第1底部153aに連設されマグネット151の外周面に対して、磁気ギャップGとなる隙間を介して対向する内周面を具備する第1筒部153bを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状をなしている。
そして、第1ヨーク153には、第1筒部153bの開放面側の周部から外側に向けて延出するようにつば部155が形成され、第1ヨーク153とつば部155とでフレーム180が構成されている。
プレート157は、強磁性体でなり、マグネット151の天面に設けられている。
第2ヨーク159は、強磁性体でなり、第1ヨーク153の第1底部153aの外面に接合する第2底部159aと、第2底部159aに連設され、第1ヨーク153の第1筒部153bの外周面と微少な空間を介して対向する第2筒部159bとを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状となっている。
尚、本実施形態では、第1ヨーク153を有するフレーム180と、第2ヨーク159とは、強磁性を有する材料の板材をプレス絞り加工することにより形成した。
(ボイスコイル、振動板)
一般に、ボイスコイルとして、円筒状のボビンと、該ボビンの外周面に巻回されたコイルとからなるものや、線材を円筒状に巻回したコイルがある。
本実施形態のボイスコイル170は、導電性を有する線材を円筒状に巻回したコイルである。
そして、ボイスコイル170が磁気回路150の磁気ギャップGに位置するように、ボイスコイル170の一方の端部は、振動板190の中央部に取り付けられている。
このボイスコイル170には、コード113が接続され、コード113を介して音声信号が供給されるようになっている。
振動板190の外縁部はフレーム180のつば部155に取りけられている。
更に、フレーム180のつば部155には、振動板190の裏面側の空間(振動板190とフレーム180とで囲まれた空間)の空気を外部へ排気する連通口155aが形成されている。
本実施形態では、磁気回路150の第2ヨーク159の第2筒部159bの開放面側の端面159cは、つば部155に当接せず、第2ヨーク159の端面159cとつば部155との間には、空間が形成されている。
次に、上記構成のドライバ(電気音響変換器)107の作動を説明する。
マグネット151と、第1ヨーク153,第2ヨーク159と、プレート157とからなる磁気回路150の磁気ギャップGには、磁界が発生している。この磁気ギャップ1Gに配置されたボイスコイル170にコード113を介して音声信号を流すと、フレミングの左手の法則に起因してボイスコイル170に駆動力(推進力)が発生し、これによって振動板190が振動し、音が放出される。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 磁気回路150は、マグネット151と、マグネット151の底面に接合する第1底部153a,第1底部153aに連設されマグネット151の外周面に対して、磁気ギャップGとなる隙間を介して対向する内周面を具備する第1筒部153bを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状をなす共に、フレーム180の一部分となる第1ヨーク153と、第1ヨーク153の第1底部153aの外面に接合する第2底部159aと、第2底部159aに連設され、第1ヨーク153の第1筒部153bの外周面と微少な空間を介して対向する第2筒部159bとを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状の第2ヨーク159と、からなることにより、第1ヨーク153と第2ヨーク159とからなる磁路の断面積が広くなり、磁束密度を大きくすることができるので、大きな駆動力を確保できる。
特に、本実施形態では、フレーム180の一部分となる第1ヨーク153の厚さを組立上最低限の機械強度が確保できる厚さに設定することで、フレーム180の軽量化を図ることができる。
(2) 磁気回路150の第2ヨーク159の第2筒部159bの開放面側の端面159cは、つば部155に当接せず、第2ヨーク159の端面159cとつば部155との間には、空間が形成されるように構成したことにより、連通口155aが設けられるつば部155のスペースを大きく確保できる。
特に、本実施形態では、フレーム180の一部分となる第1ヨーク153の厚さを組立上最低限の機械強度が確保できる厚さに設定することで、つば部155のスペースを更に大きく確保できる。
そして、つば部155に設けられる連通口155aの開口面積や連通口155aに設けられる音響抵抗を適宜設定することにより、適切な音響インピーダンスが得られる。
尚、本実施形態において、第1ヨーク153と第2ヨーク159とは接着等により固定されなくても良いが、マグネット151からの磁束を第1ヨーク153、第2ヨーク159へ確実に誘導するために、マグネット151の底部付近と、第2ヨーク159の第2筒部159bの開口付近の第1ヨーク153、第2ヨーク159間の隙間は極力無くすことが望ましい。
<第2実施形態>
図面を用いて第2実施形態を説明する。図3は第2実施形態の電気音響変換器の断面図である。
尚、本実施形態と第1実施形態との相違点は、磁気回路、更に詳しく言えば、第2ヨークであり、他の部分は同一である。よって、同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の磁気回路250の第2ヨーク259は、強磁性体でなり、第1ヨーク153の底部153aの外面に接合する第2底部259aと、第2底部259aに連設され、第1ヨーク153の第1筒部153bの外周面と微少な空間を介して対向する第2筒部259bとを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状となっている。
尚、本実施形態では、第1ヨーク153を有するフレーム180と、第2ヨーク259とは、強磁性を有する材料の板材をプレス絞り加工することにより形成した。
本実施形態では、磁気回路250の第2ヨーク259の第2筒部259bの開放面側の端面259cは、つば部155に当接している。
そして、つば部155に形成された連通口155aは、第2筒部259bの外周面より外側に形成されている。
このような構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 磁気回路250は、マグネット151と、マグネット151の底面に接合する第1底部153a,第1底部153aに連設されマグネット151の外周面に対して、磁気ギャップGとなる隙間を介して対向する内周面を具備する第1筒部153bを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状をなす共に、フレーム180の一部分となる第1ヨーク153と、第1ヨーク153の第1底部153aの外面に接合する第2底部259aと、第2底部259aに連設され、第1ヨーク153の第1筒部153bの外周面と微少な空間を介して対向する第2筒部259bとを有し、一方の端面が開放面となった有底筒状の第2ヨーク259と、からなることにより、第1ヨーク153と第2ヨーク259とからなる磁路の断面積が広くなり、磁束密度を大きくすることができるので、大きな駆動力を確保できる。
特に、本実施形態では、フレーム180の一部分となる第1ヨーク153の厚さを組立上最低限の機械強度が確保できる厚さに設定することで、フレーム180の軽量化を図ることができる。
(2) 磁気回路250の第2ヨーク259の第2筒部259の開放面側の端面259cは、つば部155に当接し、つば部155に形成された連通口155aは、第2筒部259bの外周面より外側に形成されていることにより、連通口155aの開口を確実に確保できる。
本実施形態でも、フレーム180の一部分となる第1ヨーク153の厚さを組立上最低限の機械強度が確保できる厚さに設定することで、つば部155のスペースを大きく確保できる。
そして、つば部155に設けられる連通口155aの開口面積や連通口155aに設けられる音響抵抗を適宜設定することにより、適切な音響インピーダンスが得られる。
尚、本実施形態において、第1ヨーク153と第2ヨーク159とは接着等により固定されなくても良いが、マグネット151からの磁束を第1ヨーク153、第2ヨーク259へ確実に誘導するために、マグネット151の底部付近と、第2ヨーク259の第2筒部259bの開口付近の第1ヨーク153、第2ヨーク259間の隙間は極力無くすことが望ましい。
150 磁気回路
151 マグネット
153 第1ヨーク
153a 第1底部
153b 第1筒部
155 つば部
159 第2ヨーク
159a 第2底部
159b 第2筒部
180 フレーム

Claims (3)

  1. 磁気ギャップを有する磁気回路と、
    該磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、
    中心部に前記ボイスコイルに取り付けられ、外縁部がフレームに取り付けられた振動板と、
    前記フレームに設けられ、前記振動板の裏面側の空気を前記フレームの外部へ排気する連通口と、
    を有する電気音響変換器であって、
    前記磁気回路は、
    マグネットと、
    該マグネットの底面に接合する第1底部,該第1底部に連設され前記マグネットの外周面に対して、前記磁気ギャップとなる隙間を介して対向する内周面を具備する第1筒部を有し、一方の端面が開放面となった有底筒状をなす共に、前記フレームの一部分となる第1ヨークと、
    該第1ヨークの第1底部の外面と対向する第2底部,該第2底部に連設され、前記第1ヨークの第1筒部の外周面と対向する第2筒部を有し、一方の端面が開放面となった有底筒状の第2ヨークと、
    からなり、
    前記フレームは、
    前記第1ヨークと、
    前記第1ヨークの第1筒部の開放面側の周部から外側に向けて延出するように形成され、前記振動板の外縁部が取り付けられるつば部と、
    からなり、
    前記連通口は、
    前記つば部に形成されていることを特徴とする電気音響変換器。
  2. 前記第2ヨークの第2筒部の開放面側の端面と、前記つば部との間には隙間が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。
  3. 前記第2ヨークの第2筒部の開放面側の端面は、前記フレームのつば部に当接し、
    前記連通口は、前記第2筒部の外周面より外側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。
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