JP2017028094A - 光電変換素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた耐久性を有する光電変換素子を提供する。【解決手段】第1外部接続端子18aと第2外部接続端子18bと、第1外部接続端子及び第2外部接続端子から電流を取り出すコネクタ92とを備える。第1導電性基板15が基板11及び基板上に設けられ、溝90を介して設けられる2つの導電部12f、12hを有する。コネクタが、コネクタ本体部97と第1コネクタ端子96aと第2コネクタ端子96bとを有し、第1外部接続端子及び第2外部接続端子が互いに離間しつつ、2つの導電部の各々の上に設けられる。第1導電性基板上には、第1絶縁部101と第2絶縁部99a、99bとが設けられ、第1導電性基板の表面を基準として、第1外部接続端子及び第2外部接続端子の表面が第2絶縁部の表面よりも低い位置にある、光電変換素子。【選択図】図2

Description

本発明は、光電変換素子に関する。
光電変換素子として、安価で、高い光電変換効率が得られることから色素を用いた光電変換素子が注目されている。
このような色素を用いた光電変換素子として、少なくとも1つの光電変換セルと、少なくとも1つの光電変換セルから電流を取出すための2つの外部接続端子と、2つの外部接続端子を接続するコネクタとを備える色素増感太陽電池素子が知られている(下記特許文献1参照)。また下記特許文献1には、2つの外部接続端子が互いに離間しつつ、基板及び基板上に溝を介して設けられる2つの導電部を有する導電性基板の2つの導電部の各々の上に設けられることも開示されている。
特開2014−211951号公報
しかし、上記特許文献1に記載の色素増感太陽電池素子は耐久性の点で改善の余地を有していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、優れた耐久性を有する光電変換素子を提供することを目的とする。
本発明者は上記特許文献1に記載の色素増感太陽電池素子において上記課題が生じる原因について検討した。その結果、本発明者は以下のことに気付いた。すなわち、まずコネクタは、コネクタ本体部と、コネクタ本体部に設けられる2つのコネクタ端子とを有している。そして、これらの2つのコネクタ端子を、上記特許文献1に記載の色素増感太陽電池素子における2つの外部接続端子の各々に接続すると、コネクタ端子と外部接続端子との接続部が剥き出しになる。このため、コネクタ端子に何らかの物体が衝突することなどによってコネクタ端子と外部接続端子との接続部に過大な応力がかかり、コネクタ端子が外部接続端子から剥離するおそれがある。また、コネクタ本体部に導電性基板側に向かう外力が加わってコネクタ本体部が大きく導電性基板側に移動し、2つのコネクタ端子に過大な応力がかかると、2つのコネクタ端子が破壊されるおそれがある。そこで、本発明者はさらに鋭意研究を重ねた結果、以下の発明により上記課題を解決し得ることを見出した。
すなわち、本発明は、少なくとも1つの光電変換セルと、前記少なくとも1つの光電変換セルから電流を取り出すための第1外部接続端子と、前記少なくとも1つの光電変換セルから電流を取り出すための第2外部接続端子と、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子から電流を取り出すコネクタとを備え、前記光電変換セルが、第1導電性基板を有し、前記第1導電性基板が、基板、及び、前記基板上に設けられ、溝を介して設けられる2つの導電部を有し、前記コネクタが、コネクタ本体部と、前記コネクタ本体部に設けられ、前記第1外部接続端子の表面に接続される第1コネクタ端子と、前記コネクタ本体部に設けられ、前記第2外部接続端子の表面に接続される第2コネクタ端子とを有し、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子が、互いに離間しつつ、前記2つの導電部の各々の上に設けられ、前記第1導電性基板上には、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の間で且つ前記コネクタ本体部と前記第1導電性基板との間に配置される第1絶縁部と、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の各々の縁部に沿って配置される第2絶縁部とが設けられ、前記第1導電性基板の表面を基準として、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の表面が前記第2絶縁部の表面よりも低い位置にある、光電変換素子である。
この光電変換素子によれば、第2絶縁部が第1外部接続端子と第2外部接続端子の縁部に沿って設けられており、第1導電性基板の表面を基準として、第1外部接続端子及び第2外部接続端子の表面が第2絶縁部の表面よりも低い位置にあるため、第2絶縁部が第1外部接続端子と第1コネクタ端子との接続部、又は、第2外部接続端子と第2コネクタ端子との接続部を保護し、第1外部接続端子と第1コネクタ端子との接続部、又は、第2外部接続端子と第2コネクタ端子との接続部に過大な応力がかかることを十分に抑制することが可能となる。また、この光電変換素子は、第1絶縁部を有しているため、コネクタ本体部に第1導電性基板側に向かう外力が加わってコネクタ本体部が第1導電性基板側に移動しても、そのコネクタ本体部の移動が、第1絶縁部によって抑制される。このため、本発明の光電変換素子によれば、第1コネクタ端子及び第2コネクタ端子自体が破壊したり、第1コネクタ端子や第2コネクタ端子が第1外部接続端子や第2外部接続端子の表面から剥離したりすることが十分に抑制される。よって、本発明の光電変換素子によれば、優れた耐久性を有することが可能となる。また第1絶縁部が第1外部接続端子と第2外部接続端子との間に設けられているので、第1コネクタ端子と第2コネクタ端子とが互いに近づいても両者の接触が第1絶縁部によって阻止され、両者の短絡が十分に抑制される。
また上記光電変換素子においては、前記第1導電性基板の表面を基準として、前記第1絶縁部の表面が、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の表面よりも高い位置にあることが好ましい。
この場合、コネクタに対して第1導電性基板側に向かう外力が加わっても、コネクタ本体部の移動が第1絶縁部によって十分に抑制される。このため、第1コネクタ端子及び第2コネクタ端子に過大な応力が加わることを十分に抑制することができる。
また上記光電変換素子においては、前記2つの導電部の間の前記溝を覆っていることが好ましい。
この場合、2つの導電部の間の溝が第1絶縁部で覆われるため、溝に導電性の異物が入り込んで2つの導電部を短絡させることが十分に防止される。
また上記光電変換素子においては、前記コネクタ本体部と前記第1絶縁部とが互いに接触していることが好ましい。
この場合、コネクタに対して第1導電性基板側に向かう外力が加わっても、コネクタ本体部の移動が第1絶縁部によって確実に防止される。このため、第1コネクタ端子及び第2コネクタ端子に過大な応力が加わることをより十分に抑制することができる。
上記光電変換素子においては、前記第1絶縁部と前記第2絶縁部とが互いに接続されて一体化していることが好ましい。
この場合、第1絶縁部と第2絶縁部とが互いに接続されて一体化しているので、第1絶縁部及び第2絶縁部が互いに補強される。
本発明によれば、優れた耐久性を有する光電変換素子が提供される。
本発明の光電変換素子の第1実施形態を示す断面図である。 本発明の光電変換素子の第1実施形態の一部を示す平面図である。 図1の光電変換素子における透明導電層のパターンを示す平面図である。 図2のIV−IV線に沿った切断面端面図である。 図2の光電変換素子の一部を示す平面図である。 本発明の光電変換素子の第2実施形態の一部を示す平面図である。 本発明の光電変換素子の第3実施形態の一部を示す平面図である。 本発明の光電変換素子の第4実施形態の一部を示す切断面端面図である。
以下、本発明の光電変換素子の好適な実施形態について図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の光電変換素子の第1実施形態を示す断面図、図2は、本発明の光電変換素子の第1実施形態の一部を示す平面図、図3は、図1の光電変換素子における透明導電層のパターンを示す平面図、図4は、図2のIV−IV線に沿った切断面端面図、図5は、図2の光電変換素子の一部を示す平面図である。
図1及び図2に示すように、光電変換素子100は、複数(図1では4つ)の光電変換セル(以下、単に「セル」と呼ぶことがある)50と、セル50から電流を取り出すための第1外部接続端子18aと、セル50から電流を取り出すための第2外部接続端子18bと、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bから電流を取り出すコネクタ92とを有している。複数のセル50は配線材60Pによって直列に接続されている。以下、説明の便宜上、光電変換素子100における4つのセル50をセル50A〜50Dと呼ぶことがある。
複数のセル50の各々は、第1導電性基板15と、第1導電性基板15上に設けられる少なくとも1つの酸化物半導体層13と、第1導電性基板15に対向する第2導電性基板20と、第1導電性基板15及び第2導電性基板20を接合させる環状の封止部30Aとを備えている。酸化物半導体層13は、環状の封止部30Aの内側に配置されている。また酸化物半導体層13には色素が担持されている。ここで、第1導電性基板15と酸化物半導体層13とによって作用極10が構成されている。第1導電性基板15と第2導電性基板20との間には電解質40が配置され、電解質40は、環状の封止部30Aによって包囲されている。
第2導電性基板20は、金属基板21と、金属基板21の第1導電性基板15側に設けられて触媒反応を促進する触媒層22とを備えている。また隣り合う2つのセル50において、第2導電性基板20同士は互いに離間している。なお、各セル50の第2導電性基板20上には、乾燥剤95が設けられていてもよい。
第1導電性基板15は、透明基板11と、透明基板11の上に設けられる透明導電層12とを有しており、第1導電性基板15の透明導電層12上には、接続端子16が設けられている。透明基板11は、セル50A〜50Dの共通の透明基板として使用されている。
図2および図3に示すように、透明導電層12は、互いに絶縁された状態で設けられる透明導電層12A〜12Fで構成されている。すなわち、透明導電層12A〜12Fは互いに溝90を介在させて配置されている。ここで、透明導電層12A〜12Dはそれぞれ複数のセル50A〜50Dの透明導電層12を構成している。また透明導電層12Eは、封止部30Aに沿って折れ曲がるようにして配置されている。透明導電層12Fは、バックシート80の周縁部80aを固定するための環状の透明導電層12である(図1参照)。
図3に示すように、透明導電層12A〜12Dはいずれも、側縁部12bを有する四角形状の本体部12aと、本体部12aの側縁部12bから側方に突出する突出部12cとを有している。
図2に示すように、透明導電層12Cの突出部12cは、セル50A〜50Dの配列方向Xに対して側方に張り出す張出し部12dと、張出し部12dから延びて、隣りのセル50Dの本体部12aに溝90を介して対向する対向部12eとを有している。
セル50Bにおいても、透明導電層12Bの突出部12cは、張出し部12dと対向部12eとを有している。セル50Aにおいても、透明導電層12Aの突出部12cは、張出し部12dと対向部12eとを有している。
なお、セル50Dは、既にセル50Cと接続されており、他に接続されるべきセル50が存在しない。このため、セル50Dにおいて、透明導電層12Dの突出部12cは対向部12eを有していない。すなわち透明導電層12Dの突出部12cは張出し部12dのみで構成される。
但し、透明導電層12Dは、光電変換素子100で発生した電流を外部に取り出すための導電部としての第1電流取出し部12fと、第1電流取出し部12fと本体部12aとを接続し、透明導電層12A〜12Cの側縁部12bに沿って延びる接続部12gとをさらに有している。第1電流取出し部12fは、透明導電層12Aに対して透明導電層12Bと反対側に配置されている。
一方、透明導電層12Eも、光電変換素子100で発生した電流を外部に取り出すための導電部としての第2電流取出し部12hを有しており、第2電流取出し部12hは、透明導電層12Aに対して透明導電層12Bと反対側に配置されている。そして、導電部としての第1電流取出し部12fおよび第2電流取出し部12hは、溝90を介して隣り合うように配置されている。ここで、溝90は、透明導電層12の本体部12aの縁部に沿って形成される第1の溝90Aと、透明導電層12のうち本体部12aを除く部分の縁部に沿って形成され、バックシート80の周縁部80aと交差する第2の溝90Bとで構成されている。第1電流取出し部12fおよび第2電流取出し部12hは、第2の溝90Bを介して配置されている。
また、透明導電層12A〜12Cの各突出部12cおよび透明導電層12Eの上には、接続端子16が設けられている。
図1に示すように、封止部30Aは、樹脂を含んでおり、第1導電性基板15と第2導電性基板20との間に設けられる環状の第1封止部31Aを有する。なお、隣り合う第1封止部31A同士は図1に示すように一体化されて第1一体化封止部を構成しているが、一体化されていなくてもよい。また封止部30Aは、図1に示すように、第1封止部31Aと重なるように設けられ、第1封止部31Aと共に第2導電性基板20の縁部20aを挟持する環状の第2封止部32Aをさらに有していてもよい。なお、隣り合う第2封止部32A同士は一体化されて第2一体化封止部を構成しているが、一体化されていなくてもよい。
また第1封止部31Aと第1導電性基板15との間には、絶縁材料からなる絶縁材部34が設けられている。絶縁材部34は、第1封止部31Aと溝90との間では、隣り合う透明導電層12A〜12F同士間の溝90に入り込み且つ隣り合う透明導電層12にまたがるように設けられている。
さらに絶縁材部34は、DSC50A〜50Dの第1封止部31Aと第1導電性基板15の外周縁との間の領域まで延在している。ここで、絶縁材部34は、第1導電性基板15の厚さ方向において、配線材60Pと重なるように配線材60Pと第1導電性基板15との間に設けられており、封止部30Aの外側に設けられる透明導電層12同士間の第2の溝90Bをも覆っている。
また絶縁材部34上には、図2に示すように、透明導電層12Dよりも低い抵抗を有する集電配線17が延びていてもよい。この場合、例えば、配線材17の一端は、透明導電層12Dに直接接続される端子部35aに接続され、配線材17の他端は、透明導電層12Dに直接接続される端子部35bに接続されている。
図2に示すように、各セル50A〜50Dにはそれぞれ、バイパスダイオード70A〜70Dが並列に接続されている。具体的には、バイパスダイオード70Aは、セル50Aとセル50Bとの間の第2一体化封止部32上に固定され、バイパスダイオード70Bは、セル50Bとセル50Cとの間の第2一体化封止部32上に固定され、バイパスダイオード70Cは、セル50Cとセル50Dとの間の第2一体化封止部32上に固定されている。バイパスダイオード70Dは、セル50Dの封止部30A上に固定されている。そして、バイパスダイオード70A〜70Dを結ぶように配線材60Qが接続され、配線材60Qは、第2導電性基板20の金属基板21に固定されている。さらにバイパスダイオード70Dは、配線材60Pを介して透明導電層12Dに接続されている。
図1に示すように、第1導電性基板15の上にはバックシート80が設けられていてもよい。バックシート80は、耐候性層及び金属層を含む積層体80Aと、積層体80Aに対し金属層と反対側に設けられ、絶縁材部34を介して第1導電性基板15と接着する接着部80Bとを含む。
図4に示すように、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bは、互いに離間しつつ、導電部としての第1電流取出し部12f及び第2電流取出し部12hの各々の上に設けられている。第1導電性基板15上には、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの間で且つコネクタ本体部97と第1導電性基板15との間に第1絶縁部101が設けられている。ここで、第1絶縁部101は第1電流取出し部12fと第2電流取出し部12hとの間に設けられる第2の溝90Bを覆っている。また第1導電性基板15上には、第1外部接続端子18aの縁部に沿って、第1外部接続端子18aを包囲するように第2絶縁部99aが設けられている。ここで、図5に示すように、第2絶縁部99aの両端は第1絶縁部101に接続されている。また第2外部接続端子18bの縁部に沿って、第2外部接続端子18bを包囲するように第2絶縁部99bが設けられている。ここで、第2絶縁部99bの両端は第1絶縁部101に接続されている。なお、本実施形態においては、絶縁材部34が第2絶縁部99a,99bを兼ねている。
コネクタ92は、コネクタ本体部97と、コネクタ本体部97に設けられ、第1外部接続端子18の表面に接続される第1コネクタ端子96aと、コネクタ本体部97に設けられ、第2外部接続端子18bの表面に接続される第2コネクタ端子96bとを有している。第1コネクタ端子96a及び第1外部接続端子18aは、固定部93aによって覆われて固定され、第2コネクタ端子96b及び第2外部接続端子18bは固定部93bによって覆われて固定されている。さらにコネクタ92は、突出部を有するコネクタ(図示せず)の突出部を差し込むための差込口98を有している。
第1絶縁部101のうち第1導電性基板15と反対側の表面は、第1導電性基板15の表面を基準として、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面よりも高い位置にある。また第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面は、第1導電性基板15の表面を基準として、第2絶縁部99a,99bのうち第1導電性基板15と反対側の表面よりも低い位置にある。さらにコネクタ本体部97と第1絶縁部101とは互いに接触している。なお、本実施形態では、絶縁材部34が第1絶縁部101及び第2絶縁部99a,99bを兼ねている。すなわち第1絶縁部101及び第2絶縁部99a,99bは絶縁材料で構成され、互いに接続されて一体化されていることになる。
この光電変換素子100によれば、第1導電性基板15の表面を基準として、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面が第2絶縁部99a,99bのうち第1導電性基板15と反対側の表面よりも低い位置にあるため、第1外部接続端子18aと第1コネクタ端子96aとの接続部、又は、第2外部接続端子18bと第2コネクタ端子96bとの接続部に過大な応力がかかることを十分に抑制することが可能となる。また、この光電変換素子100は、第1絶縁部101を有しているため、コネクタ本体部97に第1導電性基板15側に向かう外力が加わってコネクタ本体部97が第1導電性基板15側に移動しても、そのコネクタ本体部97の移動が、第1絶縁部101によって抑制される。このため、光電変換素子100によれば、第1コネクタ端子96a及び第2コネクタ端子96b自体が破壊したり、第1コネクタ端子96aや第2コネクタ端子96bが第1外部接続端子18aや第2外部接続端子18bの表面から剥離したりすることが十分に抑制される。よって、光電変換素子100によれば、優れた耐久性を有することが可能となる。
また光電変換素子100においては、第1絶縁部101が第1外部接続端子18aと第2外部接続端子18bとの間に設けられている。このため、第1コネクタ端子96aと第2コネクタ端子96bとが互いに近づいても両者の接触が第1絶縁部101によって阻止され、両者の短絡が十分に抑制される。
また光電変換素子100においては、第1導電性基板15の表面を基準として、第1絶縁部101のうち第1導電性基板15と反対側の表面が、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面よりも高い位置にあるため、コネクタ92に対して第1導電性基板15側に向かう外力が加わっても、コネクタ本体部97の移動が第1絶縁部101によって十分に抑制される。このため、第1コネクタ端子96a及び第2コネクタ端子96bに過大な応力が加わることを十分に抑制することができる。
また第1コネクタ端子96aと第2コネクタ端子96bとの間に絶縁材料で構成される第1絶縁部101があり、この第1絶縁部101のうち第1導電性基板15と反対側の表面が、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面よりも高い位置にあるため、コネクタ92のコネクタ本体部97と第1絶縁部101との間に外部から導電性の異物が入り込みにくくなり、この導電性の異物を介して第1外部接続端子18aと第2外部接続端子18bとが短絡することを十分に抑制することができる。
さらに光電変換素子100においては、コネクタ本体部97と第1絶縁部101とが互いに接触している。このため、コネクタ92に対して導電性基板15側に向かう外力が加わっても、コネクタ本体部97の移動が第1絶縁部101によって確実に防止される。このため、第1コネクタ端子96a及び第2コネクタ端子96bに過大な応力が加わることを十分に抑制することができる。
さらに光電変換素子100においては、2つの導電部である第1電流取出し部12fと第2電流取出し部12hとの間の第2の溝90Bが第1絶縁部101で覆われている。このため、第2の溝90Bに導電性の異物が入り込んで2つの導電部である第1電流取出し部12fと第2電流取出し部12hとを短絡させることが十分に防止される。
さらに光電変換素子100においては、絶縁材部34が第1絶縁部101及び第2絶縁部99a,99bを兼ねている。すなわち第1絶縁部101及び第2絶縁部99a,99bが互いに接続されて一体化されている。このため、第1絶縁部101及び第2絶縁部99a,99bが互いに補強される。
次に、第1外部接続端子18a、第2外部接続端子18b、コネクタ92、固定部93a,93b、絶縁材部34、第1導電性基板15、接続端子16、第2導電性基板20、酸化物半導体層、色素、封止部30A、電解質40、配線材60P,60Q、バックシート80及び乾燥剤95について詳細に説明する。
(第1外部接続端子)
第1外部接続端子18aは金属材料を含む。金属材料としては、例えば銀、銅およびインジウムなどが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いてもよい。
第1外部接続端子18aの表面は、第2絶縁部99aのうち第1導電性基板15と反対側の表面より低い位置にあればよく、その差(d1)は特に制限されるものではないが、0.01〜0.5mmであることが好ましく、0.015〜0.3mmであることがより好ましい。
(第2外部接続端子)
第2外部接続端子18bは金属材料を含む。金属材料としては、第1外部接続端子18aに含まれる金属材料と同様の材料を用いることができる。
第2外部接続端子18bと第2コネクタ端子96bとの界面と、第2絶縁部99bのうち第1導電性基板15と反対側の表面との間の間隔(d2)は特に制限されるものではなく、d1と同一であっても異なっていてもよいが、d1と同一であることが好ましい。
(コネクタ)
コネクタ92は、上述したようにコネクタ本体部97と、第1コネクタ端子96aと、第2コネクタ端子96bとを備える。
コネクタ本体部97は例えば絶縁材料で構成される。絶縁材料としては、ガラスなどの無機絶縁材料、および、樹脂などの有機絶縁材料が挙げられる。
コネクタ本体部97は、第1絶縁部101に対向する底部と、底部と反対側の頂部と、底部と頂部とを連結する側部とを備えている。
コネクタ本体部97は、図1では差込口98を有しているが、差込口98に代えて、回路基板に装着されたコネクタの差込口に差し込むための凸部を有していてもよい。
第1コネクタ端子96a及び第2コネクタ端子96bは、図4ではコネクタ本体部97の底部から延びているが、第1コネクタ端子96a及び第2コネクタ端子96bはそれぞれ、コネクタ本体部97の側部から延びていてもよい。
(固定部)
固定部93aは、第1コネクタ端子96a及び第1外部接続端子18aを覆って固定するものであり、導電性材料を含む。導電性材料としては、例えば銀および半田が挙げられる。
固定部93bは、第2コネクタ端子96b及び第2外部接続端子18bを覆って固定するものであり、導電性材料を含む。導電性材料としては、固定部93aに含まれる導電性材料と同様のものを用いることができる。
(絶縁材部)
第1絶縁部101及び第2絶縁部99a,99bを兼ねる絶縁材部34のうち第1導電性基板15と反対側の表面は、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面より高い位置にあればよく、その差は特に制限されるものではないが、0.01〜0.5mmであることが好ましく、0.015〜0.3mmであることがより好ましい。
絶縁材部34は、絶縁材料で構成されていればよいが、第1封止部30Aを構成する材料よりも高い融点を有する材料で構成されていることが好ましい。このため、上記絶縁材料としては、例えばガラスフリットなどの無機絶縁材料、ポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂が挙げられる。中でも、ガラスフリットなどの無機絶縁材料又は熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。この場合、封止部30Aが高温時に流動性を有するようになっても、絶縁材部34は、熱可塑性樹脂からなる場合に比べて高温時でも流動化しにくい。このため、第1導電性基板15と第2導電性基板20との接触が十分に抑制され、第1導電性基板15と第2導電性基板20との間の短絡を十分に抑制できる。この中でも、ガラスフリットなどの無機絶縁材料が好ましい。この場合、絶縁材料が有機絶縁材料である場合に比べて、第1絶縁部101の寸法変化が小さくなる。このため、光電変換素子100が高温環境下に置かれても、第1絶縁部101が膨張してコネクタ本体部97を押し上げることを通じて第1コネクタ端子96a又は第2コネクタ端子96bに過大な応力が加わることを十分に抑制することができる。これにより、第1コネクタ端子96aや第2コネクタ端子96bが第1外部接続端子18aや第2外部接続端子18bの表面から剥離したりすることがより十分に抑制される。従って、光電変換素子100はより優れた耐久性を有することが可能となる。絶縁材部34の透明基板11からの厚さは通常、10〜30μmであり、好ましくは15〜25μmである。
絶縁材部34は、着色されていても着色されていなくてもよいが、着色されていることが好ましい。絶縁材部34が着色されていると、絶縁材部34の色を酸化物半導体層13の色に近づけることが可能となり、より良好な外観が実現できる。ここで、「着色されている」とは、絶縁材部34のL色空間のL*が35未満であることを言う。ここで、Lは、CIEのD65標準光に対する700nmの分光反射率をx、546.1nmをy、435.8nmをzとしたときに下記式で定義される。
=116×(0.2126z+0.7152y+0.0722x)1/3−16
絶縁材部34の色は特に限定されるものではなく、目的に応じて種々の色を用いることが可能である。例えば第1導電性基板15に文字やデザインを表示させないのであれば、絶縁材部34の色は、酸化物半導体層13と同系統の色にすればよい。ここで、同系統の色とは、L色空間のL、a、bの差がそれぞれ±5以内になる色を言う。
絶縁材部34は、光の透過を防止する光透過防止層であることが好ましい。ここで、「光透過防止層」とは、可視光の波長領域における光の平均透過率が50%以下である層を言う。また可視光の波長領域とは、380〜800nmの波長域を言う。
(第1導電性基板)
透明基板11を構成する材料は、例えば透明な材料であればよく、このような透明な材料としては、例えばホウケイ酸ガラス、ソーダライムガラス、白板ガラス、石英ガラスなどのガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、および、ポリエーテルスルフォン(PES)などが挙げられる。透明基板11の厚さは、光電変換素子100のサイズに応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、例えば50〜10000μmの範囲にすればよい。
透明導電層12を構成する材料としては、例えばスズ添加酸化インジウム(ITO)、酸化スズ(SnO)、フッ素添加酸化スズ(FTO)などの導電性金属酸化物が挙げられる。透明導電層12は、単層でも、異なる導電性金属酸化物を含む複数の層の積層体で構成されてもよい。透明導電層12が単層で構成される場合、透明導電層12は、高い耐熱性及び耐薬品性を有することから、FTOを含むことが好ましい。透明導電層12の厚さは例えば0.01〜2μmの範囲にすればよい。
(接続端子)
接続端子16は、金属材料を含む。金属材料としては、例えば銀、銅およびインジウムなどが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いてもよい。
また接続端子16の金属材料は、配線材60Pと同一の金属材料で構成されていても異なる金属材料で構成されていてもよい。
(第2導電性基板)
第2導電性基板20は、上述したように、金属基板21と、触媒層22とを備える。
金属基板21は、金属で構成されればよいが、この金属は、不動態を形成し得る金属であることが好ましい。この場合、金属基板21が電解質40によって腐食されにくくなるため、光電変換素子100は、より優れた耐久性を有することが可能となる。不動態を形成し得る金属としては、例えばチタン、ニッケル、モリブデン、タングステン、アルミニウム、ステンレス又はこれらの合金等が挙げられる。金属基板21の厚さは、光電変換素子100のサイズに応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、例えば0.005〜0.1mmとすればよい。
触媒層22は、白金、炭素系材料又は導電性高分子などから構成される。ここで、炭素系材料としては、カーボンブラックやカーボンナノチューブが好適に用いられる。
(酸化物半導体層)
酸化物半導体層13は通常、酸化チタン(TiO)を含む。
なお、酸化物半導体層13は、酸化チタン以外の酸化物半導体粒子で構成されてもよい。このような酸化物半導体粒子としては、例えば酸化シリコン(SiO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タングステン(WO)、酸化ニオブ(Nb)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、酸化スズ(SnO)、酸化インジウム(In)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化タリウム(Ta)、酸化ランタン(La)、酸化イットリウム(Y)、酸化ホルミウム(Ho)、酸化ビスマス(Bi)、酸化セリウム(CeO)及び酸化アルミニウム(Al)が挙げられる。
酸化物半導体層13は通常、光を吸収するための吸収層で構成されるが、吸収層と吸収層を透過した光を反射して吸収層に戻す反射層とで構成されてもよい。
酸化物半導体層13の厚さは通常は、0.5〜50μmとすればよい。
(色素)
色素としては、例えばビピリジン構造、ターピリジン構造などを含む配位子を有するルテニウム錯体や、ポルフィリン、エオシン、ローダミン、メロシアニンなどの有機色素などの光増感色素や、ハロゲン化鉛系ペロブスカイト結晶などの有機−無機複合色素などが挙げられる。ハロゲン化鉛系ペロブスカイトとしては、例えばCHNHPbX(X=Cl、Br、I)が用いられる。上記色素の中でも、ビピリジン構造又はターピリジン構造を含む配位子を有するルテニウム錯体が好ましい。この場合、光電変換素子100の光電変換特性をより向上させることができる。なお、色素として光増感色素を用いる場合には、光電変換素子100は色素増感光電変換素子となる。
(封止部)
封止部30Aは、第1封止部31Aと、第2封止部32Aとで構成される。
第1封止部31Aを構成する材料としては、例えばアイオノマー、エチレン−ビニル酢酸無水物共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等を含む変性ポリオレフィン樹脂、紫外線硬化樹脂、及び、ビニルアルコール重合体などの樹脂が挙げられる。
第1封止部31Aの厚さは通常、40〜90μmであり、好ましくは60〜80μmである。
第2封止部32Aを構成する材料としては、第1封止部31Aと同様、例えばアイオノマー、エチレン−ビニル酢酸無水物共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等を含む変性ポリオレフィン樹脂、紫外線硬化樹脂、及び、ビニルアルコール重合体などの樹脂が挙げられる。第2封止部32Aを構成する材料は、第1封止部31Aを構成する材料と同一であっても異なってもよい。
第2封止部32Aの厚さは通常、20〜45μmであり、好ましくは30〜40μmである。
(電解質)
電解質40は、例えばヨウ化物イオン/ポリヨウ化物イオン(例えばI/I )などの酸化還元対と有機溶媒とを含んでいる。有機溶媒としては、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、メトキシプロピオニトリル、プロピオニトリル、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、バレロニトリル、ピバロニトリル、グルタロニトリル、メタクリロニトリル、イソブチロニトリル、フェニルアセトニトリル、アクリロニトリル、スクシノニトリル、オキサロニトリル、ペンタニトリル、アジポニトリルなどを用いることができる。酸化還元対としては、ヨウ化物イオン/ポリヨウ化物イオン(例えばI/I )のほか、臭化物イオン/ポリ臭化物イオン、亜鉛錯体、鉄錯体、コバルト錯体などのレドックス対が挙げられる。また電解質40は、有機溶媒に代えて、イオン液体を用いてもよい。イオン液体としては、例えばピリジニウム塩、イミダゾリウム塩、トリアゾリウム塩等の既知のヨウ素塩であって、室温付近で溶融状態にある常温溶融塩が用いられる。このような常温溶融塩としては、例えば、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムアイオダイド、1−エチル−3−プロピルイミダゾリウムアイオダイド、ジメチルイミダゾリウムアイオダイド、エチルメチルイミダゾリウムアイオダイド、ジメチルプロピルイミダゾリウムアイオダイド、ブチルメチルイミダゾリウムアイオダイド、又は、メチルプロピルイミダゾリウムアイオダイドが好適に用いられる。
また、電解質40は、上記有機溶媒に代えて、上記イオン液体と上記有機溶媒との混合物を用いてもよい。
また電解質40には添加剤を加えることができる。添加剤としては、LiI、I、4−t−ブチルピリジン、グアニジウムチオシアネート、1−メチルベンゾイミダゾール、1−ブチルベンゾイミダゾールなどが挙げられる。
さらに電解質40としては、上記電解質にSiO、TiO、カーボンナノチューブなどのナノ粒子を混練してゲル様となった擬固体電解質であるナノコンポジットゲル電解質を用いてもよく、また、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキサイド誘導体、アミノ酸誘導体などの有機系ゲル化剤を用いてゲル化した電解質を用いてもよい。
なお、電解質40は、ヨウ化物イオン/ポリヨウ化物イオン(例えばI/I )からなる酸化還元対を含み、ポリヨウ化物イオン(例えばI )の濃度が0.006mol/リットル以下であることが好ましい。この場合、電子を運ぶポリヨウ化物イオンの濃度が低いため、漏れ電流をより減少させることができる。このため、開放電圧をより増加させることができるため、光電変換特性をより向上させることができる。特に、ポリヨウ化物イオンの濃度は0.005mol/リットル以下であることが好ましく、0〜6×10−6mol/リットルであることがより好ましく、0〜6×10−8mol/リットルであることがさらに好ましい。この場合、光電変換素子100を第1導電性基板15の光入射側から見た場合に、電解質40の色を目立たなくすることができる。
(配線材)
配線材60Pは、少なくとも導電粒子と、バインダ樹脂とを含む。導電粒子は、導電性を有する粒子であればいかなるものでもよいが、通常は金属粒子である。金属粒子を構成する金属としては、銀などを用いることができる。
配線材60P中の導電粒子の含有率は特に制限されるものではないが、好ましくは50〜95質量%であり、より好ましくは60〜90質量%である。
バインダ樹脂は、特に制限されるものではなく、このようなバインダ樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。
(バックシート)
バックシート80は、上述したように、耐候性層と、金属層とを含む積層体80Aと、積層体80Aのセル50側の面に設けられ、積層体80Aと絶縁材部34とを接着する接着部80Bとを含む。
耐候性層は、例えばポリエチレンテレフタレート又はポリブチレンテレフタレートで構成されていればよい。
耐候性層の厚さは、例えば50〜300μmであればよい。
金属層は、例えばアルミニウムを含む金属材料で構成されていればよい。金属材料は通常、アルミニウム単体で構成されるが、アルミニウムと他の金属との合金であってもよい。他の金属としては、例えば銅、マンガン、亜鉛、マグネシウム、鉛、及び、ビスマスが挙げられる。具体的には、98%以上の純アルミニウムにその他の金属が微量添加された1000系アルミニウムが望ましい。これは、この1000系アルミニウムが、他のアルミニウム合金と比較して、安価で、加工性に優れているためである。
金属層の厚さは特に制限されるものではないが、例えば12〜30μmであればよい。
積層体80Aは、さらに樹脂層を含んでいてもよい。樹脂層を構成する材料としては、例えばブチルゴム、ニトリルゴム、熱可塑性樹脂などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。樹脂層は、金属層のうち耐候性層と反対側の表面全体に形成されていてもよいし、周縁部にのみ形成されていてもよい。
接着部80Bを構成する材料としては、例えばブチルゴム、ニトリルゴム、熱可塑性樹脂などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。接着部80Bの厚さは特に制限されるものではないが、例えば300〜1000μmであればよい。
(乾燥剤)
乾燥剤95は、シート状であっても、粒状であってもよい。乾燥剤95は、例えば水分を吸収するものであればよく、乾燥剤95としては、例えばシリカゲル、アルミナ、ゼオライトなどが挙げられる。
次に、光電変換素子100の製造方法について図3を参照しながら説明する。
まず1つの透明基板11の上に透明導電層を形成してなる積層体を用意する。
透明導電層の形成方法としては、スパッタ法、蒸着法、スプレー熱分解法又はCVD法などが用いられる。
次に、図3に示すように、透明導電層に対して溝90を形成し、互いに溝90を介在させて絶縁状態で配置される透明導電層12A〜12Fを形成する。具体的には、セル50A〜50Dに対応する4つの透明導電層12A〜12Dは、四角形状の本体部12a及び突出部12cを有するように形成する。このとき、セル50A〜50Cに対応する透明導電層12A〜12Cについては、突出部12cが張出し部12dのみならず、張出し部12dから延びて、隣りのセル50の本体部12aに対向する対向部12eをも有するように形成する。また透明導電層12Dについては、四角形状の本体部12a及び張出し部12dのみならず、第1電流取出し部12fと、第1電流取出し部12fと本体部12aとを接続する接続部12gとを有するように形成する。このとき、第1電流取出し部12fは、透明導電層12Aに対し、透明導電層12Bと反対側に配置されるように形成する。さらに、透明導電層12Eは、第2電流取出し部12hが形成されるように形成する。このとき、第2電流取出し部12hは、透明導電層12Aに対し、透明導電層12Bと反対側に配置され、且つ、第1電流取出し部12fの隣りに溝90を介して配置されるように形成する。
溝90は、例えばYAGレーザ又はCOレーザ等を光源として用いたレーザスクライブ法によって形成することができる。
こうして、透明基板11の上に透明導電層12を形成する。
次に、透明導電層12A〜12Cのうちの突出部12c上に、接続端子16の前駆体を形成する。また透明導電層12Eにも接続端子16の前駆体を形成する。接続端子16の前駆体は、例えば銀ペーストを塗布し乾燥させることで形成することができる。
さらに、透明導電層12Dの接続部12gの上には集電配線17の前駆体を形成する。集電配線17の前駆体は、例えば銀ペーストを塗布し乾燥させることで形成することができる。
また、透明導電層12Aの第1電流取出し部12f,第2電流取出し部12h上にはそれぞれ外部に電流を取り出すための第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの前駆体を形成する。第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの前駆体は、例えば銀ペーストを塗布し乾燥させることで形成することができる。
さらに、本体部12aの縁部に沿って形成される第1の溝90Aに入り込み且つ本体部12aの縁部をも覆うように、絶縁材部34の前駆体を形成する。このとき、絶縁材部34の前駆体は、バックシート80を固定するために、透明導電層12D、透明導電層12E、透明導電層12Fを通るように延在させて形成する。またこのとき、絶縁材部34の前駆体は、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの前駆体の各々を包囲するように且つ絶縁材部34の前駆体の厚さが第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの前駆体の厚さよりも大きくなるように形成する。絶縁材部34は、例えば絶縁材料を含むペーストを塗布し乾燥させることによって形成することができる。
さらに透明導電層12A〜12Dの各々の本体部12aの上に酸化物半導体層13の前駆体を形成する。
酸化物半導体層13の前駆体は、酸化物半導体層13を形成するための酸化物半導体層用ペーストを印刷した後、乾燥することによって得られる。酸化物半導体層用ペーストは、酸化チタンのほか、ポリエチレングリコール、エチルセルロースなどの樹脂及び、テルピネオールなどの溶媒を含む。
酸化物半導体層用ペーストの印刷方法としては、例えばスクリーン印刷法、ドクターブレード法、又はバーコート法などを用いることができる。
次に、接続端子16の前駆体、絶縁材部34の前駆体、酸化物半導体層13の前駆体を一括して焼成し、接続端子16、絶縁材部34、絶縁材部34、および酸化物半導体層13を形成する。
このとき、焼成温度は酸化物半導体粒子やガラスフリットの種類により異なるが、通常は350〜600℃であり、焼成時間も、酸化物半導体粒子等の種類により異なるが、通常は1〜5時間である。
こうして、絶縁材部34が形成され、第1導電性基板15を有する作用極10が得られる。このとき、絶縁材部34が形成されることに伴い、第1外部接続端子18aの縁部に沿って第2絶縁部99aが形成され、第2外部接続端子18bの縁部に沿って第2絶縁部99bが形成され、第1外部接続端子18aと第2外部接続端子18bとの間に第1電流取出し部12fと第2電流取出し部12hとの間の溝90を覆うように第1絶縁部101が形成される。
次に、作用極10の酸化物半導体層13に色素を担持させる。このためには、例えば作用極10を、色素を含有する溶液の中に浸漬させ、その色素を酸化物半導体層13に吸着させた後に上記溶液の溶媒成分で余分な色素を洗い流し、乾燥させることで、色素を酸化物半導体層13に吸着させればよい。
次に、酸化物半導体層13の上に電解質40を配置する。
次に、第1一体化封止部を形成するための第1一体化封止部形成体を準備する。第1一体化封止部形成体は、第1一体化封止部を構成する材料からなる1枚の封止用樹脂フィルムを用意し、その封止用樹脂フィルムにセル50の数に応じた四角形状の開口を形成することによって得ることができる。第1一体化封止部形成体は、複数の第1封止部形成体を一体化させてなる構造を有する。
そして、この第1一体化封止部形成体を、第1導電性基板15の上に接着させる。このとき、第1一体化封止部形成体は、絶縁材部34と重なるように接着する。第1一体化封止部形成体の第1導電性基板15への接着は、第1一体化封止部形成体を加熱溶融させることによって行うことができる。また第1一体化封止部形成体は、透明導電層12の本体部12aが第1一体化封止部形成体の内側に配置されるように第1導電性基板15に接着する。
一方、セル50の数と同数の第2導電性基板20を用意する。
第2導電性基板20は、金属基板21上に触媒層22を形成することにより得ることができる。
次に、上述した第1一体化封止部形成体をもう1つ用意する。そして、複数の第2導電性基板20の各々を、第1一体化封止部形成体の各開口を塞ぐように貼り合わせる。
次に、第2導電性基板20に接着した第1一体化封止部形成体と、作用極10に接着した第1一体化封止部形成体とを重ね合わせ、第1一体化封止部形成体を加圧しながら加熱溶融させる。こうして作用極10と第2導電性基板20との間に第1一体化封止部が形成される。第1一体化封止部の形成は、大気圧下で行っても減圧下で行ってもよいが、減圧下で行うことが好ましい。
次に、第2一体化封止部32を準備する。第2一体化封止部32は、複数の第2封止部32Aを一体化させてなる構造を有する。第2一体化封止部32は、1枚の封止用樹脂フィルムを用意し、その封止用樹脂フィルムにセル50の数に応じた四角形状の開口を形成することによって得ることができる。第2一体化封止部32は、第1一体化封止部と共に第2導電性基板20の縁部20aを挟むように第2導電性基板20に貼り合わせる。第2一体化封止部32の第2導電性基板20への接着は、第2一体化封止部32を加熱溶融させることによって行うことができる。
封止用樹脂フィルムとしては、例えばアイオノマー、エチレン−ビニル酢酸無水物共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等を含む変性ポリオレフィン樹脂、紫外線硬化樹脂、及び、ビニルアルコール重合体などの樹脂が挙げられる。
次に、第2一体化封止部32にバイパスダイオード70A〜70Dを固定する。
そして、バイパスダイオード70A〜70Dを結ぶように配線材60Qを接続する。このとき、配線材60Qは、セル50A〜50Dの各々の金属基板21上に固定する。配線材60Qは、配線材60Qを構成する材料を含むペーストを用意し、このペーストを第2導電性基板20の金属基板21上に塗布し、硬化させることによって得ることができる。
次に、セル50Aの金属基板21上に固定した配線材60Qと透明導電層12E上の接続端子16とを接続するように配線材60Pを形成する。具体的には、配線材60Pを構成する材料を含むペーストを用意し、このペーストを、配線材60Qと透明導電層12E上の接続端子16とを結ぶように塗布し、硬化させることにより、配線材60Pが得られる。
同様に、セル50Bの金属基板21上に固定した配線材60Qと透明導電層12A上の接続端子16とを接続するように配線材60Pを形成し、セル50Cの金属基板21上に固定した配線材60Qと透明導電層12B上の接続端子16とを接続するように配線材60Pを形成し、セル50Dの金属基板21上に固定した配線材60Qと透明導電層12C上の接続端子16とを接続するように配線材60Pを形成する。さらにバイパスダイオード70Dと透明導電層12Dとを接続するように配線材60Pを形成する。
次に、バックシート80を用意し、このバックシート80の周縁部80aを絶縁材部34に接着させる。
最後に、コネクタ92を用意する。そして、コネクタ92の第1コネクタ端子96aを第1外部接続端子18aに接触させるとともに、コネクタ92の第2コネクタ端子96bを第2外部接続端子18bに接触させる。このとき、コネクタ92のコネクタ本体部97を第1絶縁部101に接触させる。この状態で、第1コネクタ端子96a及び第1外部接続端子18aを覆うように低温焼成型の導電性ペーストを塗布した後、導電性ペーストを焼成させる。こうして第1コネクタ端子96a及び第1外部接続端子18aを固定する固定部93aを形成する。同様に、第2コネクタ端子96b及び第2外部接続端子18bを固定する固定部93bを形成する。
以上のようにして光電変換素子100が得られる。
なお、上述した説明では、接続端子16、絶縁材部34、および酸化物半導体層13を形成するために、接続端子16の前駆体、絶縁材部34の前駆体、酸化物半導体層13の前駆体を一括して焼成する方法を用いているが、接続端子16、絶縁材部34、および酸化物半導体層13はそれぞれ別々に前駆体を焼成して形成してもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、コネクタ92のコネクタ本体部97が第1絶縁部101に接触しているが、コネクタ本体部97は第1絶縁部101に接触していなくてもよい。すなわちコネクタ本体部97は第1絶縁部101と離間していてもよい。この場合でも、コネクタ92に対して第1導電性基板15側に向かう外力が加わっても、コネクタ本体部97が第1絶縁部101に接触した後はコネクタ本体部97の移動が第1絶縁部101によって防止される。このため、第1コネクタ端子96a及び第2コネクタ端子96bに過大な応力が加わることを十分に抑制することができる。
また上記実施形態では、第1絶縁部101のうちコネクタ92側の表面は、第1導電性基板15の表面を基準として、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面より高い位置にあるが、第1絶縁部101のうちコネクタ92側の表面は、第1導電性基板15の表面を基準として、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面より低い位置にあってもよく、第1外部接続端子18a及び第2外部接続端子18bの表面と同じ位置にあってもよい。
また上記実施形態では、光電変換素子100が絶縁材部34を有しているが、絶縁材部34を有していなくてもよい。この場合、封止部30Aは、透明基板11又は透明導電層12に直接接合されることになる。また、この場合、図6に示すように、第2絶縁部99a,99b及び第1絶縁部101は残す必要がある。なお、図6に示す実施形態では、第2絶縁部99a,99bの各々の両端が第1絶縁部101に接続されているが、第2絶縁部99a,99bの各々の両端は第1絶縁部101に接続されていなくてもよい。さらに第1導電性基板15は接続端子16を有していなくてもよい。
また上記実施形態では、溝90が第2の溝90Bを有しているが、透明導電層12Dの一部である第1電流取出し部12fと、透明導電層12Eを構成する第2電流取出し部12hとの間の溝を除き、第2の溝90Bは必ずしも形成されていなくてもよい。
また上記実施形態では、第2導電性基板20が金属基板21と触媒層22とを有しているが、光電変換素子100がバックシート80を有しないか、第1導電性基板15の第2導電性基板20と反対側にバックシート80を有するならば、金属基板21に代えて透明導電性基板を用いてもよい。この場合、第1導電性基板15の基板や導電層は必ずしも透明でなくてもよい。例えば第1導電性基板15の透明基板11や透明導電層12に代えて、不透明な基板11や不透明な導電層が用いられてもよい。
また上記実施形態では、酸化物半導体層13が第1導電性基板15上に設けられているが、酸化物半導体層13は、第2導電性基板上に設けられてもよい。但し、この場合、触媒層22は第1導電性基板15上に設けられることになる。
また上記実施形態では、バックシート80と透明導電層12とが、絶縁材部34を介して接着されているが、バックシート80と透明導電層12とは、必ずしも絶縁材部34を介して接着されている必要はない。
さらに上記実施形態では、複数のセル50が配線材60Pによって直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
さらに上記実施形態では、複数のセル50が用いられているが、図7に示す光電変換素子200のように、本発明の光電変換素子は1つのセル50Dのみを有していてもよい。
また上記実施形態では、図8に示す光電変換素子300のように、第2導電性基板20に代えて、絶縁性基板301を用いてもよい。この場合、絶縁性基板301と封止部31Aと第1導電性基板15との間の空間には構造体302が配置される。構造体302は、第1導電性基板15のうち絶縁性基板301側の面上に設けられている。構造体302は、第1導電性基板15側から順に、酸化物半導体層13、多孔質絶縁層303及び対極320で構成される。また上記空間には電解質340が配置されている。電解質340は、酸化物半導体層13及び多孔質絶縁層303の内部にまで含浸されている。電解質340としては、電解質40と同様のものを用いることができる。ここで、絶縁性基板301としては、例えばガラス基板又は樹脂フィルムなどを用いることができる。また対極320としては、第2導電性基板20と同様のものを用いることができる。あるいは、対極320は、例えばカーボン等を含む多孔質の単一の層で構成されてもよい。多孔質絶縁層303は、主として、酸化物半導体層13と対極320との物理的接触を防ぎ、電解質340を内部に含浸させるためのものである。このような多孔質絶縁層303としては、例えば酸化物の焼成体を用いることができる。なお、図8に示す光電変換素子300においては、封止部31と第1導電性基板15と絶縁性基板301との間の空間に構造体302が1つのみ設けられているが、構造体302は複数設けられていてもよい。また、多孔質絶縁層303は、酸化物半導体層13と対極320との間に設けられているが、酸化物半導体層13と対極320との間に設けず、酸化物半導体層13を囲むように、第1導電性基板15と対極320の間に設けてもよい。この構成でも、酸化物半導体層13と対極320との物理的接触を防ぐことができる。
11…透明基板(基板)
12…透明導電層
12f…第1電流取出部(導電部)
12h…第2電流取出部(導電部)
15…導電性基板
18a…第1外部接続端子
18b…第2外部接続端子
50,50A〜50D…光電変換セル
90…溝
90B…第2の溝
92…コネクタ
96a…第1コネクタ端子
96b…第2コネクタ端子
97…コネクタ本体部
99a,99b…第2絶縁部
100,200,300…光電変換素子
101…第1絶縁部

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの光電変換セルと、
    前記少なくとも1つの光電変換セルから電流を取り出すための第1外部接続端子と、
    前記少なくとも1つの光電変換セルから電流を取り出すための第2外部接続端子と、
    前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子から電流を取り出すコネクタとを備え、
    前記光電変換セルが第1導電性基板を有し、
    前記第1導電性基板が、基板、及び、前記基板上に設けられ、溝を介して設けられる2つの導電部を有し、
    前記コネクタが、
    コネクタ本体部と、
    前記コネクタ本体部に設けられ、前記第1外部接続端子の表面に接続される第1コネクタ端子と、
    前記コネクタ本体部に設けられ、前記第2外部接続端子の表面に接続される第2コネクタ端子とを有し、
    前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子が、互いに離間しつつ、前記2つの導電部の各々の上に設けられ、
    前記第1導電性基板上には、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の間で且つ前記コネクタ本体部と前記第1導電性基板との間に配置される第1絶縁部と、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の各々の縁部に沿って配置される第2絶縁部とが設けられ、
    前記第1導電性基板の表面を基準として、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の表面が前記第2絶縁部の表面よりも低い位置にある、光電変換素子。
  2. 前記第1導電性基板の表面を基準として、前記第1絶縁部の表面が、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の表面よりも高い位置にある、請求項1に記載の光電変換素子。
  3. 前記第1絶縁部が前記2つの導電部の間の前記溝を覆っている、請求項1又は2に記載の光電変換素子。
  4. 前記コネクタ本体部と前記第1絶縁部とが互いに接触している、請求項2に記載の光電変換素子。
  5. 前記第1絶縁部と前記第2絶縁部とが互いに接続されて一体化している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
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