JP2017027332A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザ間におけるコミュニケーションをより好適な態様で継続させる。
【解決手段】相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間において、直接的な第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該複数のユーザ間における、ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御する制御部を備える、情報処理装置
【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
通信技術の進歩に伴い、遠隔地のユーザ間において、ネットワークを介して相互にコミュニケーションをとることが可能となってきている。特に、近年では、音声のみに限らず動画像等の画像データを、ネットワークを介してリアルタイムで送受信することが可能となってきており、遠隔地のユーザ間においても、対面している場合により近い状態での相互コミュニケーションが可能となってきている。
また、近年では、通信技術の進歩や各種デバイスの小型化に伴い、所謂情報処理装置と呼ばれる機器の種別も多様化してきており、PC(Personal Computer)等に限らず、スマートフォンやタブレット端末のように、ユーザが携行可能に構成された機器も普及してきている。また、近年では、ユーザが身体の一部に装着することで携行しながら使用可能に構成された、所謂ウェアラブル端末も提案されている。例えば、特許文献1には、携行可能に構成され、ネットワークを介して他のユーザと相互にコミュニケーションをとることが可能な通信端末の一例が開示されている。
特開2009−153072号公報
このように、通信技術の進歩や各種デバイスの小型化等のユーザ間のコミュニケーションに関連する技術の進歩に伴い、ユーザは、時間や場所の制約にとらわれずに、所望の相手との間での相互コミュニケーションが可能となってきている。そのため、近年では、例えば、ネットワークを介して相互にコミュニケーションをとっているユーザどうしが、現実の場において実際に対面するといった状況も想定されるようになってきている。
一方で、ユーザどうしが対面している場合には、ユーザは、相手と直接的なコミュニケーションをとることが可能なため、ネットワークを介したコミュニケーションが併存していると、当該ネットワークを介したコミュニケーションを煩わしく感じる場合がある。そのため、ユーザは、相手と対面している状況下では、当該相手との間のネットワークを介したコミュニケーションを一時的に中断する場合が想定される。
また、ユーザどうしが離隔した場合には、当該ユーザ間の直接的なコミュニケーションが困難となる場合がある。そのため、このような場合には、ユーザは、ネットワークを介したコミュニケーションを再開することで、相手とのコミュニケーションを継続させる場合も想定される。
このような状況下では、例えば、ユーザが、自身で現在の状況を判断し、必要に応じて、相手とのネットワークを介したコミュニケーションの中断や再開に係る操作を意識的に行っている場合があり、このような操作は、ユーザにとって煩わしく感じられる場合もある。
そこで、本開示では、複数のユーザ間におけるコミュニケーションをより好適な態様で継続させることが可能な、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提案する。
本開示によれば、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間において、直接的な第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該複数のユーザ間における、ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御する制御部を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサが、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間において、直接的な第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該複数のユーザ間における、ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御することを含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間において、直接的な第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該複数のユーザ間における、ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御することを実行させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、複数のユーザ間におけるコミュニケーションをより好適な態様で継続させることが可能な、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムが提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの概要的な動作の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。 同実施形態に係る情報処理システムの一連の処理の流れの一例について示したフローチャートである。 変形例1に係る情報処理システムの動作の一例に説明するための説明図である。 変形例1に係る情報処理システムにおける情報処理装置間の接続関係の一例を示している。 変形例1に係る情報処理システムにおける情報処理装置間の接続関係の他の一例を示している。 変形例2に係る情報処理システムの一例について説明するための説明図である。 変形例2に係る情報処理システムの一例について説明するための説明図である。 変形例2に係る情報処理装置の一態様について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置の形態の一例を示している。 実施例に係る情報処理装置の一態様について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概要
2.機能構成
3.処理
4.変形例
4.1.変形例1:3人以上のユーザ間におけるコミュニケーションの制御例
4.2.変形例2:コミュニケーションの状態の報知及び制御の一例
5.実施例
5.1.実施例1:情報処理装置の形態の一例
5.2.実施例2:連携対象デバイスの一例
5.3.実施例3:付加的な制御の一例
6.ハードウェア構成
7.まとめ
<1.概要>
まず、図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、複数のユーザそれぞれの情報処理装置10が、ネットワークN1を介した通信に基づき、相互に情報を送受信可能に構成されている。ネットワークN1は、例えば、インターネット、専用線、LAN(Local Area Network)、または、WAN(Wide Area Network)のように、異なる装置間を接続する電子的なネットワークであれば、その態様は限定されない。また、ネットワークN1は、無線のネットワークとして構成されている。また、より具体的な一例として、ネットワークN1は、Wi−Fi(登録商標):Wireless FidelityやBluetooth(登録商標)等のような、端末間の直接通信におけるネットワークであってもよい。なお、ネットワークN1は、複数のネットワークを含んでもよく、一部が有線のネットワークとして構成されていてもよい。
例えば、図1において、参照符号10mは、ユーザUmに対応する情報処理装置10を示している。また、参照符号10aは、ユーザUaに対応する情報処理装置10を示している。
図1に示す例において、ユーザUm及びUa間は、ネットワークN1を介して接続されたそれぞれの情報処理装置10を使用することで、互いに離隔した場所(例えば、遠隔地)に居るような状況下においても、相互にコミュニケーション(例えば、音声や映像を介したコミュニケーション)をとることが可能となる。なお、図1において、参照符号C1は、ネットワークN1を介して接続されたそれぞれの情報処理装置10を使用した、ユーザUm及びUa間のコミュニケーション(即ち、ネットワークN1を介したコミュニケーション)の経路を模式的に示している。
なお、情報処理装置10は、所謂スマートフォンやタブレット端末のように、携行可能に構成されていてもよい。このような場合には、例えば、各ユーザは、情報処理装置10を携行し、当該情報処理装置10を利用して他のユーザとコミュニケーションを取りながら移動を行うことも可能となる。このような状況下では、例えば、移動中のユーザが、情報処理装置10を利用してコミュニケーションをとっている他のユーザと、現実の場において実際に会うことで(対面することで)、当該他のユーザと直接的にコミュニケーション(即ち、情報処理装置10等の機器を使用せずに確立するコミュニケーション)をとることが可能な状態となる場合も想定され得る。
具体的な一例として、図1に示す例の場合に、ユーザUmは、情報処理装置10mを使用することで、ネットワークN1を介してユーザUaとコミュニケーションをとりながら、当該ユーザUaとの待ち合わせの場所に移動している状況が挙げられる。このような場合には、ユーザUmは、ユーザUaとの待ち合わせの場所に到達することでユーザUaと対面するため、自身が保持する情報処理装置10mを使用せずとも、当該ユーザUaと直接的にコミュニケーションをとることが可能となる場合がある。なお、図1において、参照符号C2は、ユーザUm及びUa間の直接的なコミュニケーションの経路を模式的に示している。
即ち、経路C1を介してコミュニケーション中のユーザUm及びUaが対面すると、経路C1を介したコミュニケーション(即ち、ネットワークN1を介したコミュニケーション)と、経路C2を介した直接的なコミュニケーションとが併存することとなる。このような状況下では、例えば、ユーザUmは、経路C1を介したコミュニケーションに基づき情報処理装置10mから出力されるユーザUaの音声と、経路C2を介して直接伝搬する当該ユーザUaの音声との双方を聴取することとなり、コミュニケーションが阻害される場合もある。
そのため、ユーザUmは、ユーザUaと対面した場合に、情報処理装置10mを操作して経路C1を介したコミュニケーションを一時的に停止することで、より好適な環境で、当該ユーザUaと直接的にコミュニケーションをとることが想定され得る。
これに対して、ユーザUm及びUaのうち一方が移動し、再度ユーザUm及びUaが離隔した場合には、ユーザUm及びUa間の直接的にコミュニケーションが困難となる場合もある。そのため、例えば、ユーザUmは、移動に伴いユーザUaと対面していない状態(即ち、離隔した状態)となった場合には、当該ユーザUaとのコミュニケーションを継続するために、情報処理装置10mを操作して経路C1を介したコミュニケーションを再開することが想定され得る。
即ち、ユーザUm及びUaが対面した状態と、離隔した状態とが適宜切り替わる状況下では、ユーザUmは、ユーザUaと直接的なコミュニケーションが可能か否か(即ち、ユーザUaと対面状態か否か)を自身で判断し、経路C1を介したコミュニケーションの中断や再開に係る操作を意識的に行う場合がある。
一方で、ユーザUmにとって、ユーザUaと対面状態か否かを意識的に判断し、状況に応じて、経路C1を介したコミュニケーションを中断または再開する操作を意識的に行うことは、煩わしく感じる場合がある。
本実施形態に係る情報処理システムは、このような状況を鑑みてなされたものである。即ち、本実施形態に係る情報処理システムでは、情報処理装置10は、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間において、直接的なコミュニケーション(経路C2を介したコミュニケーション)が可能か否かを判定し、判定結果に応じて、ネットワークN1を介したコミュニケーション(経路C1を介したコミュニケーション)を制御する。
ここで、図2を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの概略的な動作の一例について以下に説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理システムの概要的な動作の一例について説明するための説明図である。
図2において、参照符号S11で示された状態は、ユーザUm及びUaが離隔しており、ユーザUmとユーザUaとが、ネットワークN1を介してコミュニケーションを取っている状態を示している。また、参照符号S12は、状態S11の後に、ユーザUmとユーザUaとが対面し、直接的なコミュニケーションが可能となった状態を示している。また、参照符号S13は、状態S12の後に、ユーザUmとユーザUaとが再度離隔し、直接的なコミュニケーションが困難となった状態を示している。
例えば、ユーザUmが保持する情報処理装置10mは、ユーザUaと離隔した状態S11においては、ネットワークN1を介したコミュニケーションを有効にする。これにより、ユーザUmは、情報処理装置10mを使用することで、ネットワークN1を介してユーザUaとコミュニケーションをとることが可能となる。
次いで、情報処理装置10mは、状態S12に示すように、ユーザUmとユーザUaとが対面したこと(即ち、直接的なコミュニケーションが可能となったこと)を検知したものとする。なお、情報処理装置10mは、例えば、GPS:Global Positioning Systemや、Wi−Fi(登録商標):Wireless Fidelity等の無線LANを利用した位置検出技術等に基づき取得された、自身の位置情報と、ユーザUaが保持する情報処理装置10aの位置情報とに基づき、ユーザUmとユーザUaとが対面したか否かを認識すればよい。より具体的な一例として、情報処理装置10mは、ユーザUaが保持する情報処理装置10aとの間の距離が閾値以下であると認識した場合(例えば、音声が到達し得る距離と認識した場合)に、ユーザUmとユーザUaとが対面した状態であるものと認識してもよい。もちろん、ユーザUmとユーザUaとが対面したか否かを情報処理装置10mが認識できれば、その方法は特に限定されないことは言うまでもない。
ユーザUmとユーザUaとが対面したことを検知すると、情報処理装置10mは、ネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制する。このとき、情報処理装置10mは、例えば、ネットワークN1を介した通信を停止または切断してもよい。また、他の一例として、情報処理装置10mは、ネットワークN1を介して取得される、情報処理装置10aからの情報の少なくとも一部(例えば、音声、画像、触覚情報(例えば、振動)等)の出力を抑制してもよい。より具体的には、情報処理装置10mは、情報処理装置10aからの情報の出力レベルを下げてもよいし、ひいては、当該情報の出力を停止してもよい。また、情報処理装置10mは、情報処理装置10aからの情報に基づき、出力する情報量を少なくしてもよい。
なお、ユーザUmとユーザUaとが対面したことが検知されたときに、例えば、情報処理装置10mにおいて、情報処理装置10aからの情報の少なくとも一部の出力が抑制されれば、当該情報を抑制する主体や、当該情報の抑制方法は特に限定されない。
例えば、情報の送信側である情報処理装置10aにおける各種制御に基づき、情報処理装置10mにおいて、当該情報処理装置10aから送信される情報の少なくとも一部の出力が抑制されてもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10aは、映像や音声等の各種情報を取得するための入力デバイス(例えば、撮像デバイス、集音デバイス、各種センサ等)による情報の取得レベルを下げる(例えば、感度を下げる等)、または、当該入力デバイスの動作を停止することで、当該入力デバイスによる当該情報の取得を抑制してもよい。これにより、当該入力デバイスにより取得された情報が、情報処理装置10aから情報処理装置10mに送信される状況下において、結果として、情報処理装置10m側における、当該情報の出力を抑制することが可能となる。
また、他の一例として、情報処理装置10aが、情報処理装置10mに向けて送信する情報を制御することで、当該情報処理装置10mからの情報の出力を抑制してもよい。具体的な一例として、情報処理装置10aは、情報処理装置10mに向けて送信する情報の出力レベルを下げた後に、当該情報を情報処理装置10mに送信してもよい。また、情報処理装置10aは、情報処理装置10mに向けた情報の送信自体を停止してもよい。以上のような制御により、情報処理装置10m側における、当該情報の出力を抑制することが可能となる。
また、情報処理装置10mと情報処理装置10aとの間に他の装置(例えば、サーバ等)が介在する場合には、当該他の装置が、情報処理装置10aから情報処理装置10mに向けて送信される情報を制御することで、当該情報処理装置10mからの情報の出力を抑制してもよい。
このような制御により、情報処理装置10mは、ネットワークN1を介したコミュニケーションと、直接的なコミュニケーションとが併存するといった事態の発生を抑制することが可能となる。これにより、ユーザUmは、ユーザUaと、より好適な態様でコミュニケーションをとることが可能となる。
次いで、情報処理装置10mは、状態S13に示すように、ユーザUmとユーザUaとが再度離隔したこと(即ち、直接的なコミュニケーションが困難となったこと)を検知したものとする。なお、情報処理装置10mは、例えば、ユーザUaが保持する情報処理装置10aとの間の距離が閾値を超えたことを認識した場合に、ユーザUmとユーザUaとが離隔した状態であるものと認識してもよい。
ユーザUmとユーザUaとが離隔したことを検知すると、情報処理装置10mは、抑制していた、ネットワークN1を介したコミュニケーションを再開する。具体的な一例として、情報処理装置10mは、ネットワークN1を介した通信が停止されている場合には、当該通信を再開する。また、このとき情報処理装置10mは、ネットワークN1を介した通信が切断されている場合には、当該通信を再接続してもよい。また、他の一例として、情報処理装置10mは、ネットワークN1を介して取得される、情報処理装置10aからの情報の出力を抑制している場合には、当該情報の出力を再開してもよい。
このように、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUa間における直接的なコミュニケーションが困難となったことを検知した場合には、当該ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを再開させる。これにより、ユーザUmは、ユーザUaと離隔した状態となった場合においても、当該ユーザUaとの間のコミュニケーションを継続することが可能となる。
上記に説明したように、本実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置10は、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間が対面状態か否か(即ち、直接的なコミュニケーションが可能か否か)を判定し、判定結果に応じて、ネットワークを介したコミュニケーションを制御する。
このような制御により、ユーザは、コミュニケーションの相手との間で、対面状態か否かが随時変化するような状況下においても、当該相手と対面状態か否かを意識せずに、より好適な態様で相手とのコミュニケーションを継続することが可能となる。
なお、上記に説明した例では、ユーザUmとユーザUaとが、ネットワークN1を介して相互にコミュニケーションをとる場合を例に説明したが、ネットワークN1を介したコミュニケーションは、必ずしも相互コミュニケーションには限定されない。具体的な一例として、ユーザUmとユーザUaとのうち、一方からは情報の送信のみが行われ、他方については情報の受信のみが行われてもよい。なお、以降の説明では、本実施形態に係る情報処理システムの特徴をよりわかりやすくするために、ネットワークN1を介したコミュニケーションが、ユーザUmとユーザUaとの間の相互コミュニケーションであるものとして説明する。
以上、図2を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの概略的な動作の一例について以下に説明した。なお、以降では、本実施形態に係る情報処理システムについて、さらに詳しく説明する。
<2.機能構成>
まず、図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例について、特に、情報処理装置10の機能構成に着目して説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。なお、図3に示すように、情報処理装置10mと情報処理装置10aとは同様の構成を有している。そのため、本説明では、情報処理装置10mと情報処理装置10aとを明示的に区別しない場合には、単に情報処理装置10として説明する。
図3に示すように、情報処理装置10は、通信部101と、判定部103と、入出力制御部105と、検知部21と、入力部23と、出力部25とを含む。また、情報処理装置10は、履歴記録部107と、記憶部27とを含んでもよい。
入力部23は、情報処理装置10に対してユーザが各種情報を入力するための入力インタフェースである。例えば、入力部23は、所謂マイクロフォン等のように、ユーザが発話した音声を音響情報として集音する集音デバイスを含み得る。また、入力部23は、所定の撮像範囲に含まれる被写体(例えば、ユーザ)の画像(例えば、静止画像や動画像)を撮像する撮像部を含んでもよい。また、入力部23は、例えば、ボタン、スイッチ、及びタッチパネル等のように、ユーザが情報を入力するための入力デバイスを含んでもよい。もちろん、上記に示した例は、あくまで一例であり、情報処理装置10に対してユーザが各種情報を入力することが可能であれば、入力部23の種別や、当該入力部23により入力される情報の種別は特に限定されない。
入力部23は、ユーザから入力された入力情報を、後述する入出力制御部105に出力する。具体的な一例として、ユーザが他のユーザとの間で、動画像及び音声によるコミュニケーションを行っている場合に着目する。この場合には、入力部23は、ユーザが発話した音声の集音デバイスによる集音結果(即ち、音声入力)と、撮像部により撮像された被写体の画像(即ち、画像入力)とを、入出力制御部105に出力する。
出力部25は、情報処理装置10がユーザに対して各種情報を提示するための出力インタフェースである。出力部25は、例えば、スピーカ等のように音響情報を出力する音響デバイスを含み得る。また、出力部25は、所謂ディスプレイ等のように、静止画像や動画像のような画像情報を出力するデバイスを含んでもよい。もちろん、上記に示した例は、あくまで一例であり、情報処理装置10がユーザに対して各種情報を提示することが可能であれば、出力部25の種別や、当該出力部25により出力される情報の種別は特に限定されない。
出力部25は、入出力制御部105からの制御に基づき、当該入出力制御部105から指示された情報を出力する。具体的な一例として、ユーザが他のユーザとの間で、動画像及び音声によるコミュニケーションを行っている場合に着目する。この場合には、出力部25は、入出力制御部105からコミュニケーションの相手の音声を取得し、取得した当該音声を音響デバイスから出力する。また、出力部25は、入出力制御部105からコミュニケーションの相手の画像を取得し、取得した当該画像をディスプレイ上に表示させる。
記憶部27は、情報処理装置10が各種情報を一時的または恒常的に保持するための記憶領域である。また、記憶部27には、情報処理装置10が各種機能(例えば、アプリケーション)を実行するために使用するデータ(例えば、ライブラリ等)が、あらかじめ記憶されていてもよい。
検知部21は、後述する判定部103が、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否か(即ち、直接的なコミュニケーションが可能か否か)を判定するための情報を取得する。例えば、検知部21は、GPS等のように、情報処理装置10の位置情報を取得するデバイスを含んでもよい。
また、他の一例として、検知部21は、ユーザの外部環境(換言すると、情報処理装置10の外部環境)の各種情報を取得するための構成を含んでもよい。具体的な一例として、検知部21は、外部環境の画像(即ち、ユーザの周囲の画像)を撮像する撮像部を含んでもよい。また、検知部21は、外部環境から環境音を集音する集音デバイスを含んでもよい。
なお、上記に示した例は、あくまで一例であり、判定部103が、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かを判定できれば、検知部21の種別や、当該検知部21により取得される情報の種別は特に限定されない。また、検知部21による検知結果に基づき、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かを判定する方法の一例については、判定部103の詳細とあわせて後述する。
検知部21は、検知対象に関する情報を取得すると、検知結果として取得した当該情報を、判定部103に出力する。
なお、検知部21が、検知対象に関する情報の取得するタイミングは、特に限定されない。例えば、検知部21は、検知対象の変化を逐次監視し、監視結果を示す情報を判定部103に出力してもよい。
また、他の一例として、検知部21は、所定の処理が実行された場合に、当該処理をトリガとして、検知対象に関する情報を取得してもよい。より具体的な一例として、検知部21は、情報処理装置10が、他の外部装置との間でネットワークを介した通信を行った場合や、他のセンサが情報を検知した場合に、当該処理をトリガとして、検知対象に関する情報を取得してもよい。
通信部101は、情報処理装置10内の各構成が、外部装置(例えば、他の情報処理装置10)との間でネットワークを介した通信を確立し、当該外部装置との間で各種情報(各種データ)を送受信するための構成である。なお、以降の説明では、情報処理装置10内の各構成が、ネットワークを介して外部装置と情報の送受信を行う場合には、特に記載が無い場合においても、通信部101を介して情報の送受信を行うものとする。
判定部103は、検知部21から検知対象の検知結果を示す情報を取得し、取得した情報に基づき、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザが対面状態か否か(即ち、直接的なコミュニケーションが可能か否か)を判定する。以下に、判定部103の詳細な動作の一例について、特に、ユーザUmが保持する情報処理装置10mに含まれる判定部103の動作に着目して説明する。
例えば、判定部103は、前述したように、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間の距離(換言すると、各ユーザの保持する情報処理装置10間の距離)に基づき、当該複数のユーザが対面状態か否かを判定してもよい。
この場合には、判定部103は、例えば、検知部21から、情報処理装置10mの位置の検知結果を示す情報(以降では、「位置情報」と称する場合がある)を取得する。また、判定部103は、当該情報処理装置10mがネットワークN1を介した通信に基づき情報を送受信する情報処理装置10aの位置情報を、当該情報処理装置10aから当該通信を介して取得してもよい。判定部103は、取得した情報処理装置10m及び10aそれぞれの位置情報に基づき、当該情報処理装置10m及び10a間の距離(換言すると、ユーザUmとユーザUaとの間の距離)を算出すればよい。もちろん、上記に示す例は一例であり、情報処理装置10m及び10a間の距離を算出することが可能であれば、その方法は特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置10m及び10aが直接通信を行っている場合には、判定部103は、電波の到達時間(換言すると、遅延時間)等に基づき、情報処理装置10m及び10a間の距離を算出してもよい。また、このとき判定部103は、距離の算出に使用する電波が検知されない場合(即ち、当該電波が到達しない場合)には、情報処理装置10m及び10aの距離が閾値を超えるものと判定してもよい。
なお、判定部103は、取得した情報処理装置10mの位置の検知結果を示す情報を、ネットワークN1を介して情報処理装置10aに送信してもよい。これにより、情報処理装置10aの判定部103は、情報処理装置10mの位置情報を認識することが可能となる。
また、判定部103は、ユーザUmとユーザUaとの間の距離が閾値以下と判定し、かつ、当該ユーザUm及びUaのうち少なくとも一方が他方の方向を向いていると認識した場合に、ユーザUmとユーザUaとが対面状態であるものと認識してもよい。
より具体的には、判定部103は、各ユーザが保持する情報処理装置10の位置情報の変化(換言すると、移動方向)に基づき、各ユーザが向いている方向を推定し、当該推定結果に基づき、少なくとも一方のユーザが他方のユーザの方向を向いているか否かを判定してもよい。また、他の一例として、判定部103は、各ユーザが保持する情報処理装置10の向きの検知結果に基づき、当該情報処理装置10を保持するユーザの向いている方向を推定してもよい。もちろん、ユーザの向いている方向(または、当該ユーザが保持する情報処理装置10の向いている方向)を推定できれば、その方法は特に限定されないことは言うまでもない。具体的な一例として、判定部103は、地磁気の検出結果に基づき方位を算出し、当該方位の算出結果に基づき、ユーザが向いている方向を推定してもよい。
また、他の一例として、判定部103は、ユーザUm及びUaのうち、少なくとも一方のユーザの視界中に他方のユーザが存在していると認識した場合に、当該ユーザUm及びUaが対面状態であるものと認識してもよい。
この場合には、例えば、判定部103は、撮像部(例えば、検知部21に含まれる撮像部)等により撮像されたユーザUm及びUaそれぞれの眼前の画像を解析する。そして、判定部103は、当該解析結果に基づき、少なくとも一方のユーザに対応する画像中に、他方のユーザが含まれていることを認識した場合に、ユーザUmとユーザUaとが対面状態にあると認識してもよい。
より具体的には、例えば、判定部103は、検知部21に含まれる撮像部により撮像された、ユーザUmの眼前の画像を、当該検知部21から取得する。また、判定部103は、情報処理装置10aの検知部21に含まれる撮像部により撮像された、ユーザUaの眼前の画像を、当該情報処理装置10aからネットワークN1を介して取得する。そして、判定部103は、取得した各画像を、例えば、顔認識技術等のような個人を特定するための技術に基づき解析し、解析結果に基づき対象となるユーザが当該画像中に撮像されているか否かを判定すればよい。
また、判定部103は、ユーザUm及びUaそれぞれの周囲の環境音の集音結果に基づき、当該ユーザUm及びUaが対面状態か否かを判定してもよい。
この場合には、例えば、判定部103は、集音デバイス(例えば、検知部21に含まれる集音デバイス)等により集音されたユーザUm及びUaそれぞれの周囲の環境音の集音結果を解析する。そして、判定部103は、当該解析結果に基づき、少なくとも一方のユーザに対応する集音結果に、他方のユーザの音声が含まれている場合に、ユーザUmとユーザUaとが対面状態にあると認識してもよい。
より具体的には、例えば、判定部103は、検知部21に含まれる集音デバイスにより集音された、ユーザUmの周囲の環境音の集音結果を、当該検知部21から取得する。また、判定部103は、情報処理装置10aの検知部21に含まれる集音デバイスにより集音された、ユーザUmの周囲の環境音の集音結果を、当該情報処理装置10aからネットワークN1を介して取得する。そして、判定部103は、例えば、取得した各集音結果から音声区間を検出することで音声を抽出し、抽出された音声を、音声認証技術等のような個人を特定するための技術に基づき解析することで、当該集音結果に、対象となるユーザの音声が含まれているか否かを判定すればよい。
もちろん、ユーザUm及びUaそれぞれの周囲の環境音の集音結果に基づき、当該ユーザUm及びUaが対面状態か否かを判定できれば、その方法は特に限定されない。具体的な一例として、一方の情報処理装置10から所定のパターンで音響(例えば、非可聴領域の音響)を出力し、他方の情報処理装置10が当該音響を集音できたか否かに基づき、ユーザUm及びUaが対面状態か否かが判定されてもよい。
なお、上記に説明した、複数のユーザ間の対面状態の判定に係る処理は、あくまで一例であり、対象となる複数のユーザが対面状態か否か(換言すると、当該複数のユーザ間において直接的なコミュニケーションが可能か否か)を判定できれば、その方法は特に限定されない。
以上のようにして、判定部103は、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ(例えば、ユーザUm及びUa)が対面状態か否かを判定し、判定結果を示す情報を入出力制御部105に出力する。
入出力制御部105は、複数のユーザ間(例えば、ユーザUm及びUa間)における、ネットワークN1を介したコミュニケーションに関する動作を制御するための構成である。以下に、入出力制御部105の詳細な動作の一例について、特に、ユーザUmが保持する情報処理装置10mに含まれる入出力制御部105の動作に着目して説明する。
例えば、入出力制御部105は、ユーザUmから、ユーザUaとのネットワークN1を介したコミュニケーションの開始が、入力部23を介して指示されると、当該ユーザUaの情報処理装置10aとの間における当該ネットワークN1を介した通信を開始する。なお、このとき入出力制御部105は、ネットワークN1を介した情報処理装置10aとの通信が確立されていない場合には、当該情報処理装置10aとの間で所定の通信シーケンスを実行することで、当該通信を確立してもよい。
また、入出力制御部105は、ユーザUmから、ユーザUaとのネットワークN1を介したコミュニケーションの終了が、入力部23を介して指示された場合には、情報処理装置10aとの間におけるネットワークN1を介した通信を終了してもよい。
なお、ユーザUmが、情報処理装置10mに対して、コミュニケーションの開始や終了を指示することが可能であれば、その方法は特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置10mは、NFC(Near field radio communication)等のような所謂近距離無線通信により、情報処理装置10aの接触または近接を認識した場合に、当該認識結果に基づき、当該情報処理装置10aとの間におけるネットワークN1を介した通信(ひいては、ユーザUm及びUa間におけるコミュニケーション)を開始してもよい。
また、他の一例として、コミュニケーションの対象となる各ユーザが、自身が保持する情報処理装置10を互いに振り、振動パターンが一致する場合に、コミュニケーションが開始される(情報処理装置10間の通信が開始される)ように、情報処理装置10が構成されていてもよい。この場合には、情報処理装置10mは、加速度センサや角速度センサ(ジャイロセンサ)等に基づき自身の位置や向きの変化を検出する。また、情報処理装置10mは、情報処理装置10aの位置や向きの変化の検出結果を、当該情報処理装置10aから取得する。そして、情報処理装置10mは、自身と情報処理装置10aとの間で、振動パターンが一致する場合に、当該情報処理装置10aとの間におけるネットワークN1を介した通信(ひいては、ユーザUm及びUa間におけるコミュニケーション)を開始してもよい。
また、入出力制御部105は、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションの継続中には、ユーザUmから情報の入力、当該ユーザUmに対する情報の出力、及び、情報処理装置10aとの間の情報の送受信を制御する。
例えば、入出力制御部105は、ユーザUmが発話した音声(即ち、音声入力)や、当該ユーザUmを被写体とした画像(即ち、画像入力)を示す情報を、入力情報として入力部23から取得する。入出力制御部105は、取得した入力情報を、ネットワークN1を介した通信に基づき情報処理装置10aに送信する。
また、入出力制御部105は、ユーザUaが発話した音声(即ち、音声入力)や、当該ユーザUaを被写体とした画像(即ち、画像入力)等のユーザUaによる入力情報を、ネットワークN1を介した通信に基づき情報処理装置10bから取得する。入出力制御部105は、取得したユーザUaによる入力情報を、出力部25(例えば、音響デバイスやディスプレイ)に出力させることでユーザUmに提示する。
以上のような制御により、ユーザUm及びUa間における、ネットワークN1を介した相互コミュニケーションを確立させることが可能となる。
また、入出力制御部105は、判定部103からユーザUmとユーザUaとが対面状態か否かの判定結果を示す情報を取得し、取得した当該情報に基づき、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを制御してもよい。
具体的には、入出力制御部105は、判定部103から取得した情報に基づき、ユーザUmとユーザUaとが対面状態であることを認識した場合には、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制してもよい。
このとき、入出力制御部105は、例えば、情報処理装置10aとの間の情報の送受信を一時的に停止することで、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制してもよい。また、入出力制御部105は、情報処理装置10aとの間の通信を切断することで、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制してもよい。
また、他の一例として、入出力制御部105は、情報処理装置10aから取得したユーザUaによる入力情報の出力(即ち、ユーザUmに対する、ユーザUaによる入力情報の提示)を一時的に停止することで、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制してもよい。
このような制御により、入出力制御部105は、ユーザUm及びUa間において、直接的なコミュニケーションと、ネットワークN1を介したコミュニケーションとが併存するといった事態を防止することが可能となる。
また、入出力制御部105は、判定部103から取得した情報に基づき、ユーザUmとユーザUaとが対面状態でない(以降では、「非対面状態」と称する場合がある)ことを認識したい場合には、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを有効化してもよい。
例えば、入出力制御部105は、一時的に停止していた情報処理装置10aとの間の情報の送受信を再開することで、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを有効化してもよい。また、このとき入出力制御部105は、情報処理装置10aとの間の通信が切断されている場合には、当該通信を再度確立してもよい。
また、入出力制御部105は、情報処理装置10aから取得したユーザUaによる入力情報の出力を一時的に停止している場合には、当該入力情報の出力を再開してもよい。
このように、入出力制御部105は、ユーザUm及びUa間において、直接的なコミュニケーションが困難となった場合に、ネットワークN1を介したコミュニケーションを有効化する。これにより、ユーザUmとユーザUaとは、直接的なコミュニケーションが困難となった場合において、相互コミュニケーションを継続することが可能となる。なお、入出力制御部105は、非対面状態となった場合に、ネットワークN1を介したコミュニケーションを有効化するか否かを、ユーザから事前に指示された設定に基づき切り替えてもよい。即ち、ユーザから指示された設定に応じて、入出力制御部105は、ユーザUmとユーザUaとが非対面状態となった場合(即ち、直接的なコミュニケーションが困難となった場合)においても、当該ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを有効化しなくてもよい。
なお、入出力制御部105は、ユーザUm及びUa間におけるコミュニケーションの内容を履歴情報として、後述する履歴記録部107に記録させてもよい。履歴記録部107は、入出力制御部105から出力される情報を、履歴情報として、例えば、記憶部27に記憶させる。
具体的には、入出力制御部105は、入力部23から取得したユーザUmからの入力情報(例えば、音声入力や画像入力)を、履歴記録部107に履歴情報として記録させてもよい。なお、このとき、入出力制御部105は、取得した音声入力に対して、所謂音声認識技術や自然言語処理技術に基づく解析を施すことで、当該音声入力を文字情報に変換し、当該文字情報を履歴情報として、履歴記録部107に記録させてもよい。
また、入出力制御部105は、ユーザUaからの入力情報を、履歴記録部107に履歴情報として記録させてもよい。
具体的な一例として、入出力制御部105は、ネットワークN1を介して取得したユーザUaからの入力情報を、履歴記録部107に履歴情報として記録させてもよい。なお、この場合には、入出力制御部105は、ユーザUm及びUaが対面状態においても、ネットワークN1を介して情報処理装置10aとの間の情報の送受信を継続することで、ユーザUaからの入力情報を当該情報処理装置10aから取得可能な状態を維持してもよい。
また、他の一例として、ユーザUm及びUaが対面状態の場合には、入出力制御部105は、ユーザUaからの入力情報を直接取得してもよい。具体的な一例として、入出力制御部105は、入力部23に含まれる集音デバイスにより集音された音声から、ユーザUaの音声を抽出し、抽出結果を当該ユーザUaからの入力情報(即ち、音声入力)として取得してもよい。また、入出力制御部105は、撮像部によるユーザUmの眼前の画像の撮像結果から、顔認識技術等の個人を特定するための技術に基づき、ユーザUaの画像を抽出し、抽出結果を当該ユーザUaからの入力情報(即ち、画像入力)として取得してもよい。
なお、履歴情報として記録される内容は、必ずしも、音声入力や画像入力に限定されないことは言うまでもない。具体的な一例として、入出力制御部105は、所謂メッセージサービスのように、文字情報によるユーザ間のコミュニケーションの内容を、履歴情報として履歴記録部107に記録させてもよい。また、入出力制御部105は、各ユーザにより入力された音声、画像、及び文字等の互いに異なる種別の入力情報を、履歴情報として一元管理してもよいことは言うまでもない。
このような構成により、ユーザUmは、ユーザUaとの間におけるコミュニケーションの内容を、履歴記録部107により記録された履歴情報に基づき確認することも可能となる。
なお、上記では、入出力制御部105が、ユーザUm及びUaが対面状態か否かの判定結果に応じて、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションの有効及び無効を明示的に切り替える例について説明したが、必ずしも同制御には限定されない。
例えば、入出力制御部105は、ユーザUm及びUaが対面状態であると判定した場合においても、直ちにネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制せずに、所定の期間の経過後に、ネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制してもよい。
また、他の一例として、入出力制御部105は、ユーザUm及びUa間の距離に応じて、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションのボリューム(例えば、音声の音量)を制御することで、ネットワークN1を介したコミュニケーションと、直接的なコミュニケーションとの間を遷移させてもよい。
より具体的には、入出力制御部105は、ユーザUm及びUa間の距離が閾値以下の場合には、当該距離が短くなるほど、ネットワークN1を介して送受信される音声の音量がより小さくなるように制御する。このような制御により、ユーザUm及びUa間のコミュニケーションを、ネットワークN1を介したコミュニケーションから直接的なコミュニケーションに、シームレスに遷移させることが可能となる。
また、入出力制御部105は、ユーザUm及びUa間の距離が長くなるほど、ネットワークN1を介して送受信される音声の音量がより大きくなるように制御してもよい。このような制御により、ユーザUm及びUaが、対面状態から互いに離間するような状況下において、ユーザUm及びUa間のコミュニケーションを、直接的なコミュニケーションからネットワークN1を介したコミュニケーションに、シームレスに遷移させることが可能となる。
また、情報処理装置10は、ユーザUm及びUaが非対面状態から対面状態に遷移したものと判定する場合(即ち、ネットワークN1を介してコミュニケーションを抑制する場合)と、対面状態から非対面状態に遷移したものと判定する場合(即ち、ネットワークN1を介してコミュニケーションを再開する場合)とで、互いに異なる条件を適用してもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10は、非対面状態から対面状態に遷移したものと判定する場合と、対面状態から非対面状態に遷移したものと判定する場合とで、ユーザUm及びUa間の距離の判定に対して、互いに異なる閾値を適用してもよい。
また、情報処理装置10は、非対面状態から対面状態に遷移したものと判定する場合と、対面状態から非対面状態に遷移したものと判定する場合とで、互いに異なる条件に基づき判定を行ってもよい。より具体的な一例として、情報処理装置10は、非対面状態から対面状態に遷移したことを判定する場合には、ユーザUm及びUa間の距離の条件に加えて、少なくともいずれか一方が他方の方向を向いているか否かを、同判定のための条件として使用してもよい。これに対して、情報処理装置10は、対面状態から非対面状態に遷移したことを判定する場合には、ユーザUm及びUa間の距離の条件のみに基づき判定を行ってもよい。
また、情報処理装置10は、上記に説明した対面状態か否かの判定結果に基づくネットワークを介したコミュニケーションの制御を、所定の条件に基づき限定的に実行してもよい。具体的な一例として、情報処理装置10は、例えば、所定の施設内等のように、あらかじめ決められた領域内においてのみ、対面状態か否かの判定結果に基づくネットワークを介したコミュニケーションの制御を実行してもよい。
また、図3を参照して、上記に説明した情報処理装置10の機能構成は、あくまで一例であり、当該情報処理装置10の各機能を実現可能であれば、必ずしも同構成には限定されない。
例えば、情報処理装置10の各構成のうち、一部の構成が、当該情報処理装置10の外部に設けられていてもよい。より具体的な一例として、検知部21、入力部23、出力部25、及び記憶部27のうち、少なくともいずれかが、情報処理装置10の外部に外付けされていてもよい。
また、他の一例として、情報処理装置10の各構成のうち、一部の構成(例えば、判定部103、履歴記録部107、記憶部27の少なくともいずれか)が、ネットワークを介して接続された外部装置(例えば、サーバ)に設けられていてもよい。
より具体的な一例として、情報処理装置10m及び10a間の情報の送受信を仲介するサーバを設け、当該サーバに判定部103及び入出力制御部105に相当する構成を設けてもよい。
この場合には、例えば、当該サーバは、情報処理装置10m及び10aから、それぞれの検知部21による検知結果を示す情報を取得し、取得した情報に基づき、ユーザUmとユーザUaとが対面状態か否かを判定する。
そして、当該サーバは、ユーザUm及びUa間の判定結果に基づき、情報処理装置10m及び10a間における情報の送受信を制御することで、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを制御すればよい。具体的には、当該サーバは、ユーザUmとユーザUaとが対面状態と認識した場合には、情報処理装置10m及び10a間における情報の送受信を一時的に停止することで、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制してもよい。
以上、図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例について説明した。
<3.処理>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの一連の処理の流れの一例について説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理システムの一連の処理の流れの一例について示したフローチャートである。なお、本説明では、図1に示すようにユーザUmがユーザUaとの間でコミュニケーションをとる場合における、当該ユーザUmが保持する情報処理装置10mの動作に着目して説明する。
(ステップS101)
入出力制御部105は、ユーザUmから、ユーザUaとのネットワークN1を介したコミュニケーションの開始が、入力部23を介して指示されると、当該ユーザUaの情報処理装置10aとの間における当該ネットワークN1を介した通信を開始する。なお、このとき入出力制御部105は、ネットワークN1を介した情報処理装置10aとの通信が確立されていない場合には、当該情報処理装置10aとの間で所定の通信シーケンスを実行することで、当該通信を確立してもよい。
(ステップS103)
検知部21は、判定部103が、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間(即ち、ユーザUa及びUb)が対面状態か否かを判定するための情報を取得し、取得した情報を当該判定部103に出力する。判定部103は、検知部21から取得した情報に基づき、ユーザUmとユーザUaとが対面状態か否かを判定し、判定結果を示す情報を入出力制御部105に出力する。入出力制御部105は、判定部103からユーザUmとユーザUaとが対面状態か否かの判定結果を示す情報を取得する。
(ステップS105)
入出力制御部105は、判定部103から取得した情報に基づき、ユーザUmとユーザUaとが対面状態であることを認識した場合には(ステップS103、YES)、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを抑制してもよい。
(ステップS109)
また、入出力制御部105は、判定部103から取得した情報に基づき、ユーザUmとユーザUaとが非対面状態であることを認識した場合(ステップS103、NO、かつ、ステップS107、YES)には、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN1を介したコミュニケーションを有効化する。
(ステップS107)
なお、入出力制御部105は、ユーザUmとユーザUaとの状態に特に変化がない場合(ステップS103、NO、かつ、ステップS107、NO)には、そのときのネットワークN1を介したコミュニケーションの状態を維持する。
(ステップS111)
そして、入出力制御部105は、ユーザUmから、ユーザUaとのネットワークN1を介したコミュニケーションの終了が指示されない限り(ステップS111、NO)、ユーザUm及びUa間における対面状態の判定に係る処理と、当該判定結果に基づくネットワークN1を介したコミュニケーションの制御とを継続する。そして、ユーザUmから、ユーザUaとのネットワークN1を介したコミュニケーションの終了が、入力部23を介して指示された場合には(ステップS111、YES)、入出力制御部105は、情報処理装置10aとの間におけるネットワークN1を介した通信を終了する。
以上、図4を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの一連の処理の流れの一例について説明した。
<4.変形例>
次に、本実施形態に係る情報処理システムの変形例について説明する。
[4.1.変形例1:3人以上のユーザ間におけるコミュニケーションの制御例]
まず、変形例1として、本実施形態に係る情報処理システムが、3人以上のユーザ間における相互コミュニケーションを制御する場合の動作の一例について説明する。例えば、図5は、変形例1に係る情報処理システムの動作の一例について説明するための説明図であり、ユーザUm、Ua、及びUbが、相互コミュニケーションを行う場合の一例について示している。
図5において、参照符号N11は、ユーザUm及びUaそれぞれが保持する情報処理装置10間のネットワークを模式的に示している。また、参照符号N12は、ユーザUm及びUbそれぞれが保持する情報処理装置10間のネットワークを模式的に示している。同様に、参照符号N13は、ユーザUa及びUbそれぞれが保持する情報処理装置10間のネットワークを模式的に示している。なお、図5に示す例では、説明をわかりやすくするために、ユーザUm、Ua、及びUbそれぞれが保持する情報処理装置10の図示を省略している。また、以降の説明において、ユーザUm、Ua、及びUbそれぞれが保持する情報処理装置10を明示的に区別する場合には、情報処理装置10m、10a、及び10bと記載する場合がある。
例えば、図5において、参照符号S21で示された状態は、ユーザUm、Ua、及びUb間において、直接的なコミュニケーションが困難な状態を示している。この場合には、例えば、情報処理装置10m及び10aは、ネットワークN11を介したコミュニケーションを有効化している。これにより、ユーザUm及びUaは、それぞれ保持する情報処理装置10を使用することで、ネットワークN11を介して相互にコミュニケーションをとることが可能となる。同様に、情報処理装置10m及び10bは、ネットワークN12を介したコミュニケーションを有効化している。また、情報処理装置10a及び10bは、ネットワークN13を介したコミュニケーションを有効化している。このように、状態S21では、ユーザUm、Ua、及びUbは、ネットワークを介して相互にコミュニケーションをとっている。
次いで、参照符号S22で示された状態に着目する。状態S22は、状態S21の後にユーザUmとユーザUaとが対面し、直接的なコミュニケーションとることが可能となった状態を示している。このような場合には、情報処理装置10m及び10aは、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN11を介したコミュニケーションを抑制する。
一方で、状態S22においても、ユーザUmとユーザUbとは非対面状態が継続されている。そのため、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUb間におけるネットワークN12を介したコミュニケーションについては、有効化された状態を維持する。同様に、ユーザUaとユーザUbとは非対面状態が継続されているため、情報処理装置10aは、ユーザUa及びUb間におけるネットワークN13を介したコミュニケーションについては、有効化された状態を維持する。
なお、状態S22から、ユーザUmとユーザUaとが再度離隔した場合には、情報処理装置10m及び10aは、当該ユーザUm及びUa間における、ネットワークN11を介したコミュニケーションを再開すればよい。
また、ユーザUm及びUbが対面状態となった場合には、情報処理装置10m及び10bは、ネットワークN12を介したコミュニケーションを抑制すればよい。同様に、ユーザUa及びUbが対面状態となった場合には、情報処理装置10a及び10bは、ネットワークN13を介したコミュニケーションを抑制すればよい。このように、各情報処理装置10は、各ユーザ間が対面状態か否かに応じて、当該ユーザ間におけるネットワークを介したコミュニケーションを個々に制御すればよい。
ここで、図6を参照して、情報処理装置10m、10a、及び10bの接続関係の一例について説明する。図6は、変形例1に係る情報処理システムにおける情報処理装置10間の接続関係の一例を示している。図6に示す例では、情報処理装置10mは、情報処理装置10a及び10bのそれぞれとの間でネットワークを介した通信を確立している。
図6に示す例の場合には、情報処理装置10mは、情報処理装置10a及び10bそれぞれとの間の通信を個々に制御すればよい。具体的には、情報処理装置10mは、ユーザUmとユーザUaとが対面状態であると認識した場合には、ネットワークN11を介した情報処理装置10aとの間の通信に関する動作を制御すればよい。これにより、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUa間のネットワークN11を介したコミュニケーションを抑制することが可能となる。同様に、情報処理装置10mは、ユーザUmとユーザUbとが対面状態であると認識した場合には、ネットワークN12を介した情報処理装置10bとの間の通信に関する動作を制御すればよい。これにより、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUb間のネットワークN12を介したコミュニケーションを抑制することが可能となる。なお、上記に説明したような制御は、情報処理装置10a及び10bについても同様に適用可能であることは言うまでもない。
また、図7を参照して、情報処理装置10m、10a、及び10bの接続関係の他の一例について説明する。図7は、変形例1に係る情報処理システムにおける情報処理装置10間の接続関係の他の一例を示している。図7に示す例では、情報処理装置10m、10a、及び10b間の通信をサーバ80が仲介している。なお、図7において、参照符号N21は、情報処理装置10mとサーバ80との間のネットワークを模式的に示している。同様に、参照符号N22は、情報処理装置10aとサーバ80との間のネットワークを模式的に示している。また、参照符号N23は、情報処理装置10bとサーバ80との間のネットワークを模式的に示している。
図7に示す例の場合には、情報処理装置10mは、情報処理装置10a及び10bのそれぞれから送信されたデータ(コミュニケーションのための情報)の双方を、サーバ80から受信することとなる。そのため、例えば、情報処理装置10mは、サーバ80から受信したデータに含まれる送信元を示す情報に基づき、当該データが、情報処理装置10a及び10bのいずれから送信されたデータか(即ち、ユーザUa及びUbのいずれとのコミュニケーションのためのデータか)を判別する。
即ち、情報処理装置10mは、ユーザUmとユーザUaとが対面状態であると認識した場合には、サーバ80から受信したデータのうち、送信元が情報処理装置10aであるデータの出力を抑制すればよい。これにより、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUa間のネットワークN11を介したコミュニケーションを抑制することが可能となる。同様に、情報処理装置10mは、ユーザUmとユーザUbとが対面状態であると認識した場合には、サーバ80から受信したデータのうち、送信元が情報処理装置10bであるデータの出力を抑制すればよい。これにより、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUb間のネットワークN12を介したコミュニケーションを抑制することが可能となる。なお、上記に説明したような制御は、情報処理装置10a及び10bについても同様に適用可能であることは言うまでもない。
また、他の一例として、図7に示す例の場合には、サーバ80が主体となって、情報処理装置10m、10a、及び10b間におけるデータの送受信を制御してもよい。
具体的な一例として、サーバ80は、情報処理装置10m及び10aの少なくともいずれかからの通知に基づき、ユーザUmとユーザUaとが対面状態であると認識したものとする。この場合には、サーバ80は、情報処理装置10m及び10a間における情報の送受信を抑制してもよい。これにより、ユーザUm及びUa間のネットワークN11を介したコミュニケーションが抑制されることとなる。同様に、サーバ80は、ユーザUmとユーザUbとが対面状態であると認識した場合には、報処理装置10m及び10b間における情報の送受信を抑制してもよい。また、サーバ80は、ユーザUaとユーザUbとが対面状態であると認識した場合には、報処理装置10a及び10b間における情報の送受信を抑制してもよい。
以上のような制御により、ユーザUm、Ua、及びUbは、コミュニケーションの相手との間で対面状態と非対面状態とが随時変化するような状況下においても、自身と相手とが対面状態か否かを意識せずに、より好適な態様でコミュニケーションを継続することが可能となる。
以上、変形例1として、図5〜図7を参照して、本実施形態に係る情報処理システムが、3人以上のユーザ間における相互コミュニケーションを制御する場合の動作の一例について説明した。
[4.2.変形例2:コミュニケーションの状態の報知及び制御の一例]
次に、変形例2として、情報処理装置10による、複数のユーザ間における相互コミュニケーションの状態の報知や、当該コミュニケーションの制御に関する各種動作の他の一例について説明する。
例えば、図8は、変形例2に係る情報処理システムの一例について説明するための説明図であり、ユーザUm及びUaそれぞれが相互コミュニケーションを行う場合における、情報処理装置10m及び10aの状態を模式的に示している。
図8に示す例では、情報処理装置10m及び10aは、自身を保持するユーザが、他のユーザとの間で相互コミュニケーションを開始した場合に、LED(Light Emitting Diode)等のような発光デバイスを点灯または点滅させることで、相互コミュニケーションが実行中(換言すると、接続中)であることを報知する。換言すると、情報処理装置10m及び10aは、ユーザUm及びUa間が対面状態か否かの検出と、検出結果に応じたネットワークN11を介したコミュニケーションの制御との各処理を実行中には、発光デバイスを点灯または点滅させることで、当該処理が実行中であることを報知する。また、図8に示す例では、情報処理装置10m及び10aは、ユーザUm及びUaが対面状態か否かに応じて、例えば、発光デバイスの点灯または点滅の態様を制御することで、自身を保持するユーザに対面状態か否かを報知している。
例えば、図8において、参照符号S31で示しされた状態は、ユーザUm及びUa間において直接的なコミュニケーションが可能な状態(即ち、対面状態)を模式的に示している。また、参照符号S32は、ユーザUm及びUaが互いに離隔し、ユーザUm及びUa間において直接的なコミュニケーションが困難な状態(即ち、非対面状態)を模式的に示している。
換言すると、状態S31では、情報処理装置10m及び10aは、ユーザUm及びUaが対面状態のため、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN11を介したコミュニケーションを抑制している。また、状態S32においては、情報処理装置10m及び10aは、ユーザUm及びUaが非対面状態のため、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN11を介したコミュニケーションを有効化している。
ここで、情報処理装置10mに着目して、当該情報処理装置10mがユーザUmに対して情報を報知する動作について説明する。なお、以下に説明する動作は、情報処理装置10aがユーザUaに対して情報を報知する場合についても同様である。
例えば、図8に示す例では、当該情報処理装置10mは、状態S31(対面状態)と状態S32(非対面状態)とで、異なる態様で発光デバイスを点灯または点滅させている。これにより、ユーザUmは、発光デバイスが点灯または点滅する態様により、ユーザUaとの間のネットワークN11を介したコミュニケーションが有効か否かを判別することが可能となる。
なお、ユーザUmが状態S31及びS32のいずれの状態にあるかを判別できれば、情報処理装置10mが発光デバイスを点灯または点滅させる態様は特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置10mは、状態S31と状態S32とで、互いに異なる色で発光デバイスを点灯または点滅させてもよい。また、他の一例として、情報処理装置10mは、状態S31と状態S32とで、互いに異なる発光パターンで発光デバイスを点灯または点滅させてもよい。
また、ユーザUmが、ユーザUaとの間の相互コミュニケーションが有効か否かや、ネットワークN11を介したコミュニケーションが有効か否かを判別できれば、情報処理装置10mが、ユーザUmに対して情報を報知する方法は特に限定されない。
具体的な一例として、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUa間の相互コミュニケーションが開始された場合に、効果音やBGM(Background Music)等の音響情報を出力することで、相互コミュニケーションが実行中であることを、ユーザUmに報知してもよい。より具体的な一例として、情報処理装置10mは、相互コミュニケーションが実行中の場合には、複数のユーザ間におけるコミュニケーションが実行中であることを想起させる音響情報を出力してもよい。
なお、音響情報の出力により情報を報知する場合には、情報処理装置10mは、当該音響情報を常時出力してもよいし、所定の期間ごとに定期的に出力してもよい。
また、情報処理装置10mは、状態S31(対面状態)と状態S32(非対面状態)とで、互いに異なる音響情報を出力することで、ユーザUaとの間のネットワークN11を介したコミュニケーションが有効か否かを、ユーザUmに対して報知してもよい。
また、情報処理装置10mは、対面状態(状態S31)から非対面状態(状態S32)に遷移した場合に、ユーザUaとの間のネットワークN11を介したコミュニケーションが有効化されるか否かを、ユーザUmに対して報知してもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUaが非対面状態(状態S32)となった際に、ネットワークN11を介したコミュニケーションが有効化される設定の場合には、情報処理装置10aと同様の態様で発光デバイスを点灯または点滅させてもよい。
より具体的な一例として、情報処理装置10mは、自身の発光デバイスを、情報処理装置10aの発光デバイスと同期して発光させることで、非対面状態となった際に、ネットワークN11を介したコミュニケーションが有効化されることを、ユーザUmに報知してもよい。この場合には、ユーザUmは、ユーザUaとの対面時に、情報処理装置10m及び10aそれぞれの発光デバイスが同期して発光していることを確認することで、非対面状態となった場合においても、ユーザUaとのコミュニケーションを継続可能であることを認識することが可能となる。
次に、図9を参照して、3人以上のユーザが相互にコミュニケーションを行う場合の、情報処理装置10の動作の一例について説明する。図9は、変形例2に係る情報処理システムの一例について説明するための説明図であり、ユーザUm、Ua、及びUbそれぞれが相互コミュニケーションを行う場合における、情報処理装置10m、10a、及び10bの状態を模式的に示している。
図9に示す例では、図8に示す例と同様に、情報処理装置10は、自身を保持するユーザが、他のユーザとの間で相互コミュニケーションを開始した場合に、発光デバイスを点灯または点滅させることで、相互コミュニケーションが実行中であることを報知している。また、図9に示す例では、情報処理装置10は、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザが対面状態か否かに応じて、例えば、発光デバイスの点灯または点滅の態様を制御することで、自身を保持するユーザに対面状態か否かを報知している。
例えば、図9において、参照符号S41で示された状態は、ユーザUm、Ua、及びUb間において直接的なコミュニケーションが可能な状態(即ち、対面状態)を模式的に示している。また、参照符号S42は、ユーザUmが、ユーザUa及びUbと離隔し、ユーザUmと、ユーザUa及びUbのそれぞれとの間において、直接的なコミュニケーションが困難な状態(即ち、非対面状態)を模式的に示している。
例えば、情報処理装置10mの動作に着目すると、状態S41では、ユーザUm、Ua、及びUbが対面状態のため、当該情報処理装置10mは、ユーザUmと、ユーザUa及びUaとの間におけるネットワークを介したコミュニケーションを抑制している。また、状態S42において、情報処理装置10mは、ユーザUmと、ユーザUa及びUaのそれぞれとが非対面状態のため、ユーザUm及びUa間におけるネットワークN11を介したコミュニケーションと、ユーザUm及びUb間におけるネットワークN12を介したコミュニケーションとを有効化している。
なお、図9に示すように、情報処理装置10mは、状態S41(対面状態)と状態S42(非対面状態)とで、互いに異なる態様で発光デバイスを発光させることで、ユーザUmに対して対面状態か否か(換言すると、ネットワークを介したコミュニケーションが有効か否か)をユーザUmに報知してもよい。
また、図9に示す例では、ユーザUm、Ua、及びUb間は、非対面状態となった場合においても、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化され、コミュニケーションを継続することが可能となっている。そのため、情報処理装置10mは、少なくとも状態S41(対面状態)において、情報処理装置10a及び10bと同期して発光デバイスを発光させることで、非対面状態となった際に、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化されることを、ユーザUmに報知してもよい。
なお、情報処理装置10mは、ユーザUm、Ua、及びUb間は、非対面状態となった場合に、一部のユーザ間についてのみ、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化されるように制御してもよい。
具体的な一例として、ユーザUmとユーザUa及びUbとが離隔し非対面状態となった場合に、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUa間についてのみネットワークを介したコミュニケーション(即ち、ネットワークN11を介したコミュニケーション)を有効化してもよい。この場合には、情報処理装置10mは、状態S41(対面状態)において、情報処理装置10aとのみ同期して発光デバイスを発光させることで、非対面状態となった際に、ユーザUm及びUa間についてのみネットワークを介したコミュニケーションが有効化されることを、ユーザUmに報知してもよい。
なお、非対面状態となった場合に、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化される相手は、ユーザからの操作に基づき適宜変更できてもよい。具体的な一例として、情報処理装置10mは、ユーザUmからの指示に基づき、非対面状態となった場合に、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化される相手を、ユーザUaからユーザUbに切り替えてもよい。また、相互コミュニケーションの対象となるユーザの追加や、相互コミュニケーションの対象からの一部ユーザの除外等が適宜実行できてもよい。
また、非対面状態となった場合におけるネットワークを介したコミュニケーションが有効化される相手の切り替えや、相互コミュニケーションの対象となるユーザの追加及び除外のそれぞれに対して、互いに異なる操作が割り当てられていてもよい。具体的な一例として、複数の情報処理装置10間を接触または近接させる操作が、相互コミュニケーションの対象となるユーザの追加に係る処理に割り当てられていてもよい。また、情報処理装置10を振る操作が、非対面状態となった場合に、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化される相手の切り替えに係る処理に割り当てられていてもよい。
このような場合においても、情報処理装置10mは、例えば、発光デバイスの発光の態様等を制御することで、非対面状態においてネットワークを介したコミュニケーションが有効化される相手を、ユーザUmに報知してもよい。これにより、ユーザUmは、非対面状態においてネットワークを介したコミュニケーションが有効化される相手を状況に応じて適宜変更した場合においても、情報処理装置10mからの報知情報(例えば、発光デバイスの発光態様)に基づき、当該相手を認識することが可能となる。
以上、変形例2として、図8及び図9を参照して、情報処理装置10が、複数のユーザ間における相互コミュニケーションの状態を、自身を保持するユーザに対して報知する場合における、当該情報処理装置10の動作の一例について説明した。
[4.3.変形例3:ネットワークを介したコミュニケーションの制御例]
前述した実施形態に係る情報処理システムでは、各情報処理装置10が、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間が対面状態か否かに応じて、当該ユーザ間におけるネットワークを介したコミュニケーションを制御する場合の一例について説明した。一方で、情報処理装置10は、ユーザ間が対面状態か否かの条件のみに限らず、他の条件と組み合わせることで、当該ユーザ間のコミュニケーションをより細かく制御してもよい。そこで、以下に、ユーザUmが保持する情報処理装置10mの動作に着目して、当該情報処理装置10mが、ユーザUmと他のユーザとの間におけるネットワークを介したコミュニケーションの制御の一例について説明する。
(外部環境に応じた制御例)
例えば、ユーザUmがユーザUaと対面状態となった場合においても、ユーザUm及びUa間における直接的なコミュニケーションが困難な場合もあり得る。具体的な一例として、外部環境からの環境音(雑音)の影響が大きい場合には、ユーザUm及びUaが対面している状態においても、一方が発した音声を他方側が聞き取ることが困難な場合もある。
そのため、例えば、情報処理装置10mは、ユーザUm及びUaが対面状態であると判定した場合においても、ユーザUaから発せられた音声に対する環境音の信号対雑音比(SN比)が閾値よりも低い場合(もしくは、環境音の音量が閾値を超える場合)には、ネットワークを介したコミュニケーションを維持してもよい。このような制御により、ユーザUmは、環境音(雑音)の影響によりユーザUaが発した音声を直接聴取することが困難な状況下においても、ネットワークを介したコミュニケーションに基づき、当該ユーザUaの音声を聴取することが可能となる。
(ユーザ操作に基づく制御例)
また、ネットワークを介したコミュニケーションを、ユーザUmが、各種操作に基づき、任意のタイミングで意図的に抑制できるように、情報処理装置10mが構成されていてもよい。換言すると、情報処理装置10mは、ユーザUmからの所定の操作を受け付けた場合に、他のユーザとの間におけるネットワークを介したコミュニケーションを抑制してもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10mは、所定のデバイスに対するユーザUmからの所定の操作を検知した場合に、ネットワークを介したコミュニケーションを抑制してもよい。より具体的な一例として、情報処理装置10mは、ユーザUmにより、マイクロフォン(集音デバイス)等のような所定のデバイスに対して、「握る」または「覆い隠す」等の所定の動作が行われたことを検知した場合に、ネットワークを介したコミュニケーションを抑制してもよい。なお、情報処理装置10mは、所定のデバイスに対する「握る」または「覆い隠す」等の所定の動作を検出できれば、その方法は特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置10mは、所定のデバイスに対する所定の操作を検知するために、タッチセンサ、照度センサ、湿度センサ等の各種検知部を備えていてもよい。
もちろん、情報処理装置10mは、所定のデバイスに対するユーザUmからの所定の操作を検知した場合に、ネットワークを介したコミュニケーションを有効化(再開)してもよい。より具体的な一例として、情報処理装置10mは、ユーザUmが、マイクロフォン等の所定のデバイスを握った手(または、覆い隠した手)を、当該デバイスから離したことを検知した場合に、抑制していたネットワークを介したコミュニケーションを再開してもよい。
また、他の一例として、情報処理装置10mは、ヘッドフォン(または、イヤフォン)やマイクロフォン等の所定のデバイスが外されたこと(装着されていない状態に遷移したこと)を検知した場合に、ネットワークを介したコミュニケーションを抑制してもよい。また、情報処理装置10mは、ヘッドフォン(または、イヤフォン)やマイクロフォン等の所定のデバイスが再度装着された場合には、抑制していたネットワークを介したコミュニケーションを再開してもよい。
また、他の一例として、情報処理装置10mは、ユーザUmによる所定のジェスチャ操作を検知した場合に、ネットワークを介したコミュニケーションを抑制してもよい。もちろん、情報処理装置10mは、ユーザUmによる所定のジェスチャ操作を検知した場合に、抑制していたネットワークを介したコミュニケーションを再開してもよい。
また、情報処理装置10mは、ボタン等の所定の操作デバイスや、所定のUI(User Interface)に対するユーザ操作を受けて、ネットワークを介したコミュニケーションを抑制または有効化(再開)してもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10mは、相互コミュニケーションの相手となる他のユーザの一覧をユーザUmに提示するとともに、当該他のユーザそれぞれについて非対面状態か否かを示す情報を提示してもよい。また、このとき、情報処理装置10mは、相互コミュニケーションの相手となる他のユーザそれぞれについて、対面状態から非対面状態に遷移した場合に、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化されるか否かの設定を示す情報を提示してもよい。
また、情報処理装置10mは、ユーザUmに対して提示した、相互コミュニケーションの相手となる他のユーザに関する情報に対して、当該ユーザUmから操作を受け付けた場合に、操作対象となる他のユーザとの相互コミュニケーションに関する設定を当該操作に基づき更新してもよい。なお、相互コミュニケーションに関する設定の一例としては、前述した、対面状態から非対面状態に遷移した場合に、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化されるか否かの設定等が挙げられる。
(GUI:Graphical User Interfaceの一例)
次に、図10を参照して、情報処理装置10のGUIの一例について説明する。図10は、変形例2に係る情報処理装置10の一態様について説明するための説明図であり、当該情報処理装置10が、自身を保持するユーザに対して提示するGUIの一例を示している。
図10に示す例では、情報処理装置10は、ユーザUm、Ua、及びUb間における相互コミュニケーションの状態を操作画面v10上に提示している。なお、図10に示す例では、ユーザUaとユーザUbとが対面状態にあり、ユーザUmと、ユーザUa及びUbのそれぞれとは非対面状態にあるものとする。
図10に示す例では、情報処理装置10は、操作画面v10上に、相互コミュニケーションの対象であるユーザUm、Ua、及びUbを、ノードv11として模式的に提示している。
また、情報処理装置10は、各ノードv11を、対応するユーザが他のユーザとが対面状態及び非対面状態のいずれかに応じて、互いに異なる態様で強調表示している。例えば、図10に示す例の場合には、情報処理装置10mは、各ノードv11を、当該ノードv11に対応するユーザが他のユーザと対面状態及び非対面状態のいずれかに応じて、互いに異なる色の縁どりとして示された表示オブジェクトv13a及びv13bのいずれかにより強調表示している。なお、以降の説明では、各ノードv11を強調表示するための表示オブジェクトv13a及びv13bを特に区別しない場合には、単に「表示オブジェクトv13」と称する場合がある。
例えば、図10に示す例では、ユーザUmは、ユーザUa及びUbそれぞれと非対面状態にある。そのため、情報処理装置10は、ユーザUmに対応するノードv11を、表示オブジェクトv13aにより強調表示することで、ユーザUmと、ユーザUa及びUbのそれぞれとが、非対面状態であることを提示している。
また、図10に示す例では、ユーザUaとユーザUbとが対面状態にある。そのため、情報処理装置10は、ユーザUa及びUbそれぞれに対応するノードv11を、表示オブジェクトv13bにより強調表示することで、ユーザUaとユーザUbとが、対面状態であることを提示している。
また、情報処理装置10は、各ユーザに対応するノードv11に対応する表示オブジェクトv13の点滅パターンにより、対応するユーザ間が非対面状態となった際に、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化されるか否かを提示してもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10は、対面状態にあるユーザUa及びUbが非対面状態となった場合に、当該ユーザUa及びUb間においてネットワークを介したコミュニケーションが有効化される場合に着目する。この場合には、情報処理装置10は、ユーザUa及びUbそれぞれに対応するノードv11間において、表示オブジェクトv13を同期して点滅させる。これにより、情報処理装置10を保持するユーザは、ユーザUa及びUbが非対面状態となった場合においても、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化され、当該ユーザUa及びUb間のコミュニケーションが継続されることを認識することが可能となる。
また、情報処理装置10は、各ノードv11間を、当該ノードv11が示すユーザ間のコミュニケーションの態様に応じて、互いに異なる態様で示されたリンクv15a及びv15bのいずれかにより接続している。なお、以降の説明では、リンクv15a及びv15bを特に区別しない場合には、単に「リンクv15」と称する場合がある。
具体的には、リンクv15aは、当該リンクv15aにより接続されたユーザ間において、ネットワークを介したコミュニケーションが有効となっていることを示している。例えば、図10に示す例では、ユーザUmと、ユーザUa及びUbのそれぞれとは非対面状態にあり、当該ユーザUmとユーザUa及びUbとの間は、ネットワークを介したコミュニケーションが有効化されている。そのため、情報処理装置10は、ユーザUmを示すノードv11と、ユーザUa及びUbのそれぞれを示すノードv11とを、リンクv15aにより接続している。
また、リンクv15bは、当該リンクv15bにより接続されたユーザ間において、ネットワークを介したコミュニケーションが抑制されていることを示している。例えば、図10に示す例では、ユーザUaとユーザUbとは対面状態にあり、当該ユーザUa及びUb間は、ネットワークを介したコミュニケーションが抑制されている。そのため、情報処理装置10mは、ユーザUaを示すノードv11と、ユーザUb示すノードv11とを、リンクv15bにより接続している。
また、情報処理装置10は、操作画面v10に提示した各表示オブジェクトに対するユーザUmからの操作を受けて、当該操作の内容に基づき、各ユーザ間のコミュニケーションに係る動作を制御してもよい。
例えば、情報処理装置10は、各ユーザに対応するノードv11間を接続するリンクv15に対する操作を受けて、対応するユーザ間におけるネットワークを介したコミュニケーションに係る動作を制御してもよい。
具体的な一例として、ユーザUmが保持する情報処理装置10mが、ユーザUm及びUbそれぞれに対応するノードv11間を接続しているリンクv15a(即ち、ネットワークを介したコミュニケーションが有効であることを示すリンクv15)に対する、ユーザUmからの操作(例えば、タップ操作等)を受け付けたものとする。この場合には、例えば、情報処理装置10mは、ユーザUmとユーザUbとが非対面状態であったとしても、当該ユーザUm及びUb間におけるネットワークを介したコミュニケーションを抑制(停止)してもよい。また、このとき情報処理装置10mは、ユーザUm及びUb間におけるネットワークを介したコミュニケーションの抑制に伴い、ユーザUm及びUbそれぞれに対応するノードv11間がリンクv15b(即ち、ネットワークを介したコミュニケーションが抑制されていることを示すリンクv15)により接続されるように、表示画面v10を更新してもよい。
また、他の一例として、ユーザUaが保持する情報処理装置10aが、ユーザUa及びUbそれぞれに対応するノードv11間を接続しているリンクv15b(即ち、ネットワークを介したコミュニケーションが抑制されていることを示すリンクv15)に対するユーザUaからの操作を認識したものとする。この場合には、例えば、情報処理装置10aは、ユーザUaとユーザUbとが対面状態であったとしても、当該ユーザUa及びUb間におけるネットワークを介したコミュニケーションを有効化してもよい。また、このとき情報処理装置10aは、ユーザUa及びUb間におけるネットワークを介したコミュニケーションの有効化に伴い、ユーザUa及びUbそれぞれに対応するノードv11間がリンクv15a(即ち、ネットワークを介したコミュニケーションが有効であることを示すリンクv15)により接続されるように、表示画面v10を更新してもよい。
なお、各情報処理装置10は、操作画面v10に対する操作を受け付けた場合に、制御対象の範囲を制限してもよい。具体的な一例として、情報処理装置10は、自身を保持するユーザから操作画面v10に対する操作を受けた場合に、自身が主体的に実行する処理のみを制御対象としてもよい。より具体的な一例として、ユーザUmが保持する情報処理装置10mは、ユーザUmと、他のユーザとの間のコミュニケーションのみを制御対象とし、ユーザUm以外の他のユーザ間におけるコミュニケーションは、制御の対象から除外してもよい。
また他の一例として、情報処理装置10は、自身を保持するユーザUからの操作に基づき、相互コミュニケーションの対象となるユーザを追加または除外してもよい。
具体的な一例として、3人以上のユーザ間におけるコミュニケーションにおいては、必ずしも全ユーザが相互にコミュニケーションをとっているとは限らない。例えば、ユーザUmが、ユーザUaと相互にコミュニケーションをとっている状況下で、並行して他のユーザUcとコミュニケーションをとっていてもよい。その一方で、このとき、ユーザUaとユーザUcとは、必ずしもコミュニケーションをとっているとは限らない。
このような状況下において、例えば、ユーザUmが保持する情報処理装置10mは、当該ユーザUmからの指示に基づき、ユーザUm及びUa間の相互コミュニケーションに対して、新たに、ユーザUcを加えてもよい。この場合には、情報処理装置10mは、操作画面v10上に、ユーザUcに対応するノードv11を新たに追加するとともに、当該ユーザUcに対応するノードv11を、ユーザUm及びUaに対応するノードv11との間で、表示オブジェクトv13を同期して点滅させてもよい。これにより、ユーザUmは、ユーザUm及びUa間のコミュニケーションに対して、新たに、ユーザUcが追加されたことを認識することが可能となる。
また、ユーザUmが保持する情報処理装置10mは、当該ユーザUmから操作に基づき、ユーザUm、Ua、及びUc間の相互コミュニケーションから、ユーザUcを除外してもよい。この場合には、情報処理装置10mは、ユーザUcに対応するノードv11と、ユーザUm及びUaに対応するノードv11との間で、表示オブジェクトv13を異なる態様で点滅させてもよい(例えば、非同期的に点滅させてもよい)。これにより、ユーザUmは、ユーザUm、Ua、及びUc間におけるコミュニケーションにから、ユーザUcが除外されたことを認識することが可能となる。
以上のような構成により、各ユーザは、自身が保持する情報処理装置10により提示される操作画面v10により、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間における当該コミュニケーションの状態を確認することが可能となる。また、各ユーザは、自身が保持する情報処理装置10により提示される操作画面v10に対する操作により、当該情報処理装置10に対して、各ユーザ間におけるコミュニケーションの制御を指示することが可能となる。
以上、変形例2として、図8〜図10を参照して、情報処理装置10による、複数のユーザ間における相互コミュニケーションの状態の報知や、当該コミュニケーションの制御に関する各種動作の他の一例について説明した。
<5.実施例>
次に、本実施形態に係る情報処理システムの実施例について説明する。
[5.1.実施例1:情報処理装置の形態の一例]
まず、実施例1として、本実施形態に係る情報処理システムで利用される情報処理装置10の形態の一例について説明する。
例えば、図11は、本実施形態に係る情報処理装置10の形態の一例を示している。図11に示す例では、情報処理装置10は、本体部100と、入出力部30とを含む。
入出力部30は、ユーザUmが、例えば、ネットワークを介して他のユーザとの間でコミュニケーションをとるための、本体部100に対する各種情報の入出力インタフェース(入出力デバイス)に相当する。入出力部30は、例えば、保持部31と、イヤフォン部32とを含む。
保持部31は、ユーザUmの首に対して装着可能に構成されている。具体的な一例として、保持部31は、リングの円周の一部が開口した形状を成し、ユーザUmの首に掛けられることで、当該ユーザUmの首に装着される。
イヤフォン部32は、所謂イヤフォンやヘッドフォン等のような音響デバイスに相当する。イヤフォン部32は、音響情報を出力する出力部25aを含み、当該出力部25aがユーザUmの耳の近傍に保持されるように装着される。また、当該出力部25aは、音響情報を伝送するためのケーブルにより、保持部31に接続される。
保持部31のうち、保持部31がユーザUmに装着された場合に、当該ユーザUmの口の近傍に位置する少なくとも一部には、所謂マイクロフォンのように、音響情報を集音するための集音デバイスとして構成された入力部23が設けられている。
また、保持部31のうち、保持部31がユーザUmに装着された場合に、当該ユーザUmの耳の近傍に位置する少なくとも一部には、所謂スピーカのように、音響情報を出力するための音響デバイスとして構成された出力部25bが設けられている。なお、出力部25bは、保持部31が装着された場合に、ユーザUmの耳の方向に向けて音響情報が出力されるように指向性が制御されていてもよい。これにより、出力部25bは、音響情報の出力先が主にユーザUmとなるように(より好適には、音響情報の出力先がユーザUmに限定されるように)制御することが可能となる。
本体部100は、ユーザUmが、例えば、ネットワークを介して他のユーザとの間でコミュニケーションをとるために、各種機能を実行するための構成に相当する。例えば、図3に示した情報処理装置10の機能構成のうち、通信部101、判定部103、入出力制御部105、及び履歴記録部107が、本体部100に含まれ得る。また、本体部100は、検知部21のうち少なくとも一部(例えば、GPS等)を含んでもよい。また、本体部100は、記憶部27を含んでもよい。
また、本体部100は、所謂ディスプレイ等のように、表示情報を表示するための出力部25cが設けられていてもよい。即ち、本体部100は、例えば、報知対象となる報知情報を、出力部25cに表示情報として表示させることで、当該報知情報をユーザUmに報知してもよい。また、本体部100は、例えば、タッチセンサ等のような、ユーザが情報処理装置10を操作するための操作デバイスが設けられていてもよい。
また、本体部100は、各種状態を検知するための検知部が設けられていてもよい。具体的な一例として、本体部100は、加速度センサや角速度センサ(ジャイロセンサ)等のように、当該本体部100の位置や向きの変化を検出するためのセンサが設けられていてもよい。このような構成により、例えば、本体部100は、各センサからの出力に基づき、ユーザが移動中か否かを認識することが可能となる。
また、他の一例として、本体部100は、GPS等のような位置情報を取得するための構成が設けられていてもよい。このような構成により、例えば、本体部100は、検知された位置情報を、自身を保持するユーザの位置情報として認識することが可能となる。
なお、本体部100をユーザUmが保持することが可能であれば、当該本体部100の構成(ひいては、情報処理装置10)の構成や、ユーザUmが当該本体部100を保持する方法は、特に限定されない。
例えば、図12は、実施例に係る情報処理装置10の一態様について説明するための説明図であり、ユーザUmが本体部100を身体の一部に装着することで、当該本体部100がユーザUmにより保持される場合の一例を示している。
具体的には、図12は、情報処理装置10がユーザの首から下げるように装着される、所謂ペンダント型のウェアラブルデバイスとして構成されている場合の一例を示している。即ち、図12に示す例では、ユーザUmは、ペンダントを模した形状の本体部100を首から下げることで、当該本体部100を装着している。
なお、図11及び図12に示した情報処理装置10の形態はあくまで一例であり、ユーザが携行可能に構成され、当該情報処理装置10を使用することで、ユーザ間でコミュニケーションをとることが可能であれば、当該情報処理装置10の形態は限定されない。
具体的な一例として、情報処理装置10は、ユーザが身体の一部に装着して使用することが可能な、所謂ウェアラブルデバイスとして構成されていてもよい。より具体的な一例として、情報処理装置10は、例えば、ユーザの腕に装着可能に構成された時計型(または、リストバンド型)のウェアラブルデバイスとして構成されていてもよい。
また、他の一例として、情報処理装置10は、ユーザの頭部に装着可能に構成されていてもよい。このような情報処理装置10の一例として、例えば、所謂HMD(Head Mounted Display)が挙げられる。また、他の一例として、情報処理装置10は、アイウェア型(換言すると、メガネ型)のウェアラブルデバイスとして構成されていてもよい。また、他の一例として、情報処理装置10自体が、ヘッドフォン、イヤフォン、ヘッドセット、補聴器等として構成されていてもよい。この場合には、例えば、図11及び図12に示す例において、本体部100に相当する構成が、保持部31やイヤフォン部32に内蔵されていてもよい。
また、情報処理装置10は、所謂キーホルダー等のように、例えば、ユーザが携行する所持品に対して装着可能に構成されていてもよい。
もちろん、図1に示すように、情報処理装置10は、所謂スマートフォンやタブレット端末として構成されていてもよい。
また、情報処理装置10は、所謂ヘッドフォン(または、イヤフォン)や、外付けのマイク等のように、ユーザが、他のユーザとの間のコミュニケーションで使用するデバイスが接続可能に構成されていてもよい。
以上、本実施形態に係る情報処理システムの実施例として、図11及び図12を参照して、当該情報処理システムで利用される情報処理装置10の形態の一例について説明した。
[5.2.実施例2:連携対象デバイスの一例]
次に、実施例2として、本実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置10が連携対象とするデバイスの一例について説明する。前述した例では、情報処理装置10は、例えば、イヤフォンやマイクロフォン等を、入出力インタフェースとして利用していた。一方で、情報処理装置10を保持するユーザが、当該情報処理装置10を介して他のユーザとの間でコミュニケーションをとることが可能であれば、当該情報処理装置10に対する入出力インタフェースは、必ずしも限定されず、状況に応じて動的に切り替えられてもよい。
具体的な一例として、外出中のユーザが帰宅した場合には、情報処理装置10は、入出力デバイスを、イヤフォンやマイクロフォン等のようなユーザが装着しているデバイスから、自宅内に載置されているスピーカやマイクロフォン等に切り替えてもよい。
この場合には、例えば、情報処理装置10は、GPS等による検出されたユーザの位置情報に基づき、当該ユーザが帰宅したか否かを判定すればよい。また、他の一例として、情報処理装置10は、ユーザの自宅内に載置されたスピーカやマイクロフォンを認識した場合に、入出力デバイスを、認識した当該スピーカやマイクロフォンに切り替えてもよい。
また、他の一例として、情報処理装置10は、ユーザが車に乗ったことを認識した場合に、当該車に設置されたカーナビゲーションシステムが有するスピーカやマイクロフォンを、入出力デバイスとして利用してもよい。この場合には、例えば、情報処理装置10は、車載ネットワークに接続された場合に、ユーザが車に乗ったものと認識し、当該車載ネットワークを介して、カーナビゲーションシステムが有するスピーカやマイクロフォンに接続すればよい。
以上、実施例2として、本実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置10が連携対象とするデバイスの一例について説明した。
[5.3.実施例3:付加的な制御の一例]
上記では、本実施形態に係る情報処理装置10が、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かに応じて、ネットワークを介したコミュニケーションの態様を制御する例について説明した。一方で、情報処理装置10は、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かの判定結果に応じて、ネットワークを介したコミュニケーションの制御以外にも、他の動作の態様を制御してもよい。そこで、以下に実施例3として、情報処理装置10による、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かの判定結果に応じた動作制御の一例について説明する。
例えば、情報処理装置10は、自身を保持するユーザからの操作に基づき、撮像部に動画像や静止画像のような画像データを取得させた場合に、当該ユーザが他のユーザと対面状態か否かに応じて、取得した画像データの記録方法を切り替えてもよい。
具体的には、情報処理装置10は、自身を保持するユーザが、他のユーザと非対面状態の場合には、撮像部に取得させた画像データを、自身の記憶部(例えば、記憶部27)に記憶させる。なお、情報処理装置10は、ユーザからの明示的な指示を受けた場合に、記憶部に記憶された画像データは、他のユーザが保持する情報処理装置10との間で共有してもよい。
これに対して、自身を保持するユーザが、他のユーザと対面状態の場合には、情報処理装置10は、撮像部に取得させた画像データを、自動で、他のユーザが保持する情報処理装置10との間で共有してもよい。
このように、本実施形態に係る情報処理装置10は、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かに応じて、各種動作の態様を切り替えてもよい。なお、上記に説明した例はあくまで一例であり、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かに応じて、情報処理装置10が各種動作の態様を切り替えられれば、対象となる動作は特に限定されない。
以上、実施例3として、情報処理装置10による、相互コミュニケーションの対象となるユーザ間が対面状態か否かの判定結果に応じた動作制御の一例について説明した。
<6.ハードウェア構成>
次に、図13を参照して、本開示の一実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例について説明する。図13は、本開示の一実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。
図13に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、プロセッサ901と、メモリ903と、ストレージ905と、操作デバイス907と、報知デバイス909と、検知デバイス911と、通信デバイス915と、集音デバイス917と、バス919とを含む。また、情報処理装置10は、撮像デバイス913を含んでもよい。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)又はSoC(System on Chip)であってよく、情報処理装置10の様々な処理を実行する。プロセッサ901は、例えば、各種演算処理を実行するための電子回路により構成することが可能である。なお、前述した判定部103、入出力制御部105、及び履歴記録部107は、プロセッサ901により実現され得る。
メモリ903は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ905は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。例えば、前述した記憶部27は、メモリ903及びストレージ905の少なくともいずれか、もしくは、双方の組み合わせにより実現され得る。
操作デバイス907は、ユーザが所望の操作を行うための入力信号を生成する機能を有する。操作デバイス907は、例えば、タッチパネルとして構成され得る。また、他の一例として、操作デバイス907は、例えばボタン、スイッチ、及びキーボードなどユーザが情報を入力するための入力部と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、プロセッサ901に供給する入力制御回路などから構成されてよい。なお、前述した入力部23のうち少なくとも一部の構成が、操作デバイス907により実現されていてもよい。
報知デバイス909は、出力デバイスの一例であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどのデバイスであってよい。この場合には、報知デバイス909は、画面を表示することにより、ユーザに対して所定の情報を報知することができる。なお、前述した出力部25は、報知デバイス909により実現され得る。
また、報知デバイス909は、スピーカ等のように、所定の音響信号を出力することで、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。
なお、上記に示した報知デバイス909の例はあくまで一例であり、ユーザに対して所定の情報を報知可能であれば、報知デバイス909の態様は特に限定されない。具体的な一例として、報知デバイス909は、LED(Light Emitting Diode)のように、点灯又は点滅のパターンにより、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。なお、前述した出力部25は、報知デバイス909により実現され得る。
検知デバイス911は、各種状態を検知するためのデバイスである。検知デバイス911は、例えば、タッチセンサ、圧力センサ、照度センサ、湿度センサ等のような各種状態を検知するためのセンサにより構成さえ得る。また、検知デバイス911は、静電センサ等のように、所定の対象の接触や近接を検知するためのセンサにより構成されていてもよい。また、検知デバイス911は、加速度センサや角速度センサ等のように、所定の筐体の位置や向きの変化を検出するためのセンサにより構成されていてもよい。また、検知デバイス911は、所謂光学センサ等のように、所定の対象を検知するためのセンサにより構成されていてもよい。なお、前述した検知部21は、検知デバイス911により実現され得る。
撮像デバイス913は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の、被写体を撮像し、撮像画像のデジタルデータを得る撮像素子を含む。即ち、撮像デバイス913は、プロセッサ901の制御に従い、レンズ等の光学系を介して静止画像又は動画像を撮影する機能を有する。撮像デバイス913は、撮像した画像をメモリ903やストレージ905に記憶させてもよい。なお、前述した入力部23のうち少なくとも一部の構成が、撮像デバイス913により実現されていてもよい。
集音デバイス917は、マイクロフォン等のような、ユーザから発せられた音声や周囲の環境の音響を集音し、音響情報(音響信号)として取得するためのデバイスである。また、集音デバイス917は、集音された音声や音響を示すアナログの音響信号を示すデータを音響情報として取得してもよいし、当該アナログの音響信号をデジタルの音響信号に変換し、変換後のデジタルの音響信号を示すデータを音響情報として取得してもよい。なお、前述した入力部23のうち一部の構成は、集音デバイス917により実現され得る。
通信デバイス915は、情報処理装置10が備える通信手段であり、ネットワークを介して外部装置と通信する。通信デバイス915は、有線または無線用の通信インタフェースである。通信デバイス915を、無線通信インタフェースとして構成する場合には、当該通信デバイス915は、通信アンテナ、RF(Radio Frequency)回路、ベースバンドプロセッサなどを含んでもよい。
通信デバイス915は、外部装置から受信した信号に各種の信号処理を行う機能を有し、受信したアナログ信号から生成したデジタル信号をプロセッサ901に供給することが可能である。なお、前述した通信部101は、通信デバイス915により実現され得る。
バス919は、プロセッサ901、メモリ903、ストレージ905、操作デバイス907、報知デバイス909、検知デバイス911、及び通信デバイス915を相互に接続する。バス919は、複数の種類のバスを含んでもよい。
また、コンピュータに内蔵されるプロセッサ、メモリ、及びストレージなどのハードウェアを、上記した情報処理装置10が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能である。また、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体も提供され得る。
<7.まとめ>
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置10は、相互コミュニケーションの対象となる複数のユーザ間が対面状態か否か(即ち、直接的なコミュニケーションが可能か否か)を判定し、判定結果に応じて、ネットワークを介したコミュニケーションを制御する。
具体的な一例として、情報処理装置10は、ユーザ間が対面状態であることを検知した場合には、当該ユーザ間におけるネットワークを介したコミュニケーションを抑制する。これにより、当該湯ユーザ間において、直接的なコミュニケーションと、ネットワークを介したコミュニケーションとが併存し、一方のコミュニケーションが他方のコミュニケーションを阻害するといった事態の発生を防止することが可能となる。
また、情報処理装置10は、ユーザ間が非対面状態であることを検知した場合には、当該ユーザ間におけるネットワークを介したコミュニケーションを有効化する。これにより、ユーザは、他のユーザと離隔し、直接的なコミュニケーションが困難な状態となった場合においても、当該他のユーザとの間のコミュニケーションを継続することが可能となる。
即ち、本実施形態に係る情報処理システムに依れば、ユーザは、コミュニケーションの相手との間で対面状態と非対面状態とが随時変化するような状況下においても、当該相手と対面状態か否かを意識せずに、より好適な態様で相手とのコミュニケーションを継続することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
コミュニケーションの対象となる第1のユーザと、当該第1のユーザとは異なる第2のユーザとの間において、電子的なネットワークを介さない第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該第1のユーザと当該第2のユーザとの間における、前記ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御する制御部
を備える、情報処理装置。
(2)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、前記第2のコミュニケーションを抑制する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、当該第1のユーザと当該第2のユーザとのそれぞれの端末間において、前記ネットワークを介して送受信される情報のうち、少なくとも一部の情報の出力を抑制する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、前記一部の情報の出力レベルを下げることで、当該一部の情報の出力レベルを抑制する、前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、前記一部の情報の出力を停止することで、当該一部の情報の出力レベルを抑制する、前記(3)に記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、当該第1のユーザと当該第2のユーザとのそれぞれの端末間における、前記ネットワークを介した通信を切断する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(7)
前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する判定部を備える、前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(8)
前記判定部は、前記第1のコミュニケーションが可能と判定するための第1の条件とは異なる第2の条件に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能ではないものと判定する、前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の距離の算出結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、前記(7)または(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の距離に応じて、前記第2のコミュニケーションを制御する、前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の距離に応じて、前記第2のコミュニケーションに基づき出力される音声の音量を制御する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうち、少なくとも一部のユーザの向きが他のユーザ側を向いているか否かの判定結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、前記(7)または(8)に記載の情報処理装置。
(13)
前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうち、少なくとも一部のユーザの音声が、他のユーザに到達するか否かの判定結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、前記(7)または(8)に記載の情報処理装置。
(14)
前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうち、少なくとも一部のユーザ側に保持された検知部による、他のユーザの検知結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、前記(7)または(8)に記載の情報処理装置。
(15)
前記第2のコミュニケーションは、音声を介したコミュニケーションを含む、前記(1)〜(14)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(16)
前記制御部は、少なくとも前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、当該第1のコミュニケーションの内容を履歴情報として記録する、前記(1)〜(15)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(17)
前記制御部は、前記第1のコミュニケーションの内容と、前記第2のコミュニケーションの内容とを関連付けて、前記履歴情報として記録する、前記(16)に記載の情報処理装置。
(18)
前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうちいずれかのユーザの端末に設けられている、前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(19)
プロセッサが、
コミュニケーションの対象となる第1のユーザと、当該第1のユーザとは異なる第2のユーザとの間において、電子的なネットワークを介さない第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該第1のユーザと当該第2のユーザとの間における、前記ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御すること
を含む、情報処理方法。
(20)
コンピュータに、
コミュニケーションの対象となる第1のユーザと、当該第1のユーザとは異なる第2のユーザとの間において、電子的なネットワークを介さない第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該第1のユーザと当該第2のユーザとの間における、前記ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御すること
を実行させる、プログラム。
10 情報処理装置
21 検知部
23 入力部
24 出力部
25 出力部
27 記憶部
101 通信部
103 判定部
105 入出力制御部
107 履歴記録部

Claims (20)

  1. コミュニケーションの対象となる第1のユーザと、当該第1のユーザとは異なる第2のユーザとの間において、電子的なネットワークを介さない第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該第1のユーザと当該第2のユーザとの間における、前記ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御する制御部
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、前記第2のコミュニケーションを抑制する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、当該第1のユーザと当該第2のユーザとのそれぞれの端末間において、前記ネットワークを介して送受信される情報のうち、少なくとも一部の情報の出力を抑制する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、前記一部の情報の出力レベルを下げることで、当該一部の情報の出力レベルを抑制する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、前記一部の情報の出力を停止することで、当該一部の情報の出力レベルを抑制する、請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、当該第1のユーザと当該第2のユーザとのそれぞれの端末間における、前記ネットワークを介した通信を切断する、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間において、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する判定部を備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記判定部は、前記第1のコミュニケーションが可能と判定するための第1の条件とは異なる第2の条件に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能ではないものと判定する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の距離の算出結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の距離に応じて、前記第2のコミュニケーションを制御する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の距離に応じて、前記第2のコミュニケーションに基づき出力される音声の音量を制御する、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうち、少なくとも一部のユーザの向きが他のユーザ側を向いているか否かの判定結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、請求項7に記載の情報処理装置。
  13. 前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうち、少なくとも一部のユーザの音声が、他のユーザに到達するか否かの判定結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、請求項7に記載の情報処理装置。
  14. 前記判定部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうち、少なくとも一部のユーザ側に保持された検知部による、他のユーザの検知結果に基づき、前記第1のコミュニケーションが可能か否かを判定する、請求項7に記載の情報処理装置。
  15. 前記第2のコミュニケーションは、音声を介したコミュニケーションを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、少なくとも前記第1のコミュニケーションが可能と判定される場合には、当該第1のコミュニケーションの内容を履歴情報として記録する、請求項1に記載の情報処理装置。
  17. 前記制御部は、前記第1のコミュニケーションの内容と、前記第2のコミュニケーションの内容とを関連付けて、前記履歴情報として記録する、請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記制御部は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとのうちいずれかのユーザの端末に設けられている、請求項1に記載の情報処理装置。
  19. プロセッサが、
    コミュニケーションの対象となる第1のユーザと、当該第1のユーザとは異なる第2のユーザとの間において、電子的なネットワークを介さない第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該第1のユーザと当該第2のユーザとの間における、前記ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御すること
    を含む、情報処理方法。
  20. コンピュータに、
    コミュニケーションの対象となる第1のユーザと、当該第1のユーザとは異なる第2のユーザとの間において、電子的なネットワークを介さない第1のコミュニケーションが可能か否かの判定結果に応じて、当該第1のユーザと当該第2のユーザとの間における、前記ネットワークを介した第2のコミュニケーションの態様を制御すること
    を実行させる、プログラム。

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